一般質問・答弁の要旨
中央区議会公明党 田中 広一議員
京橋図書館の移転整備を問う
問 来年度示される基本計画に中央区らしい図書館構想を明示し、今後区民及び有識者などによる検討を重ねる中で、「新中央図書館基本構想」を策定していくべきでは。
教育長 図書館の今後のあり方は、施策評価及び基本計画策定の中で検討し、施策の方向性を定める予定。移転整備については改定される基本計画の中に位置づけ、区民の意見や要望を反映するしくみも検討し具体化を図る。ITの活用や利用者のニーズに応える「未来図書館」として整備していく。
問 マーケティング的観点等を持った司書の配置など、サービス提供には図書館の文化情報資源全体を扱える人材確保や養成が必要では。
教育長 職員の研修、司書等の資格取得講習会へ参加させている。専門職に加え、マーケティング的観点からの運営も担える人材の確保も課題と認識している。
問 読み聞かせなどを充実させた子ども室の設置とともに、保護者も図書館を活用できるよう子ども室「一時預かり」サービスの導入を。また、学校図書館、児童館などと連携し、読書・読み聞かせ環境の支援体制を強化すべきでは。
教育長 親が参加しやすい環境づくりに努め、総合的に検討する。関係部局と協議を進め、充実に努める。
問 経済の中心拠点である本区図書館の特徴として中小零細企業に対するビジネス支援策を強化し、専門的な司書の確保、開館時間の見直し等のサービス拡充を図っては。
教育長 整備に際し、ビジネス支援の充実や、ニーズに応えるサービスのあり方を調査・検討していく。
労働スクエア東京跡地を問う
問 土地取得及び建設工事予算の確保と今後の土地取得スケジュールは。
区長 一時的に多額な経費を要するため、財政運営に支障が生じないよう国や都の補助金、基金や起債、PFIの活用など多角的に検討し対処する。今後は、都の計画と調整を図り、土地取得に努める。
問 図書館と男女共同参画センター等の複合的な整備により、相乗効果を発揮し、区民サービスの向上と施策の普及啓発にも大きく貢献する、現在検討中の整備構想にこうした複合施設の整備を。また、交通量が多い場所にある社会福祉協議会の移転と地域憩いの場の確保とともに、障害者の就労支援と地域交流を促進する施設の設置を。
区長 跡地においては、課題解決に向けた施設整備を行い、複合施設としての相乗効果が発揮できるよう検討を進める。交流施設などは複合化が可能か検討していく。
地域循環バスの早期導入を問う
問 区内公共交通のあり方調査の進捗状況と、地域循環バス導入実現に向けた検討状況は。
区長 今後の区内公共施設を総合的に検討するための調査を実施。また、関係部署の検討会により、公共交通と施設の組み合わせ等の調査を実施。循環バス導入について、あらゆる角度から検討していく。
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