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一般質問・答弁の要旨

友愛中央 高橋 伸治議員

幸福度調査を問う

 無縁社会の中で、(1)区民の幸福度は達成されていると考えるか。(2)中央区版の幸福度調査を実施する必要があると考えるが。

区長 (1)本年実施の世論調査では本区への愛着心を感じるが8割、住み続けたいが9割と高く、多くの区民が幸福と感じていると推測できる。(2)結果をどう具体的に施策に反映していくかなど実施については今後研究していく。

国勢調査現場の現状を問う

 今回の国勢調査では郵送方式等による提出方法を採用したが、調査精度の低下、第三者による自宅訪問には限界がある。抜本的見直しを求める意見はあるが(1)現場の実態は。(2)今後の各種調査の対策は。

区長 (1)郵送やインターネットによる回答方式を推奨する独自のチラシを全所帯に配布。大きな混乱や事故はなかったが、オートロックマンションに居住する調査対象世帯の把握などに大変苦慮したと聞く。(2)インターネットによる回答の有効性を改めて確認し、既に導入している統計調査でも利用の普及促進に取り組む。また、効率化や人材確保を図るため、民間事業者の活用拡大を検討する。今後は、現場の具体的な実態や課題を把握するとともに、検証結果を区議会など関係機関に報告する。

 住民には、調査の意義や利点などが理解されなければ、関心を持たれない。義務教育の中で国勢調査の意義を教育するべきでは。

教育長 中学校では、社会科授業で国勢調査の意義や結果の活用などを学んでいる。小学校では、教材として統計的な学習を進めている。今後も統計調査を活用した学習とあわせて、国勢調査など統計調査に協力する態度の育成を指導する。

訪問薬剤師制度の導入を問う

 在宅患者に飲み方の指導等を行う「訪問薬剤師」が在宅医療を支えようと「全国薬剤師・在宅療養支援連絡会」を設立したことで(1)本区にも訪問薬剤師制度が必要では。(2)介護保険制度における訪問薬剤師の認知度は。

区長 (1)訪問薬剤師の役割は重要。本区も制度の活用が必要と考えている。(2)薬剤師訪問指導実績は170人。医師や歯科医師の訪問指導と比べ認知度は低い。今後、在宅療養支援協議会でかかりつけ医マップへの薬局情報の掲載や医療関係者との連携強化策について協議を行い、さらに周知していく。

医療相談の充実を問う

 電話やインターネットによる24時間対応の健康相談サービスは患者の不安解消や救急医の負担軽減にもなっているが(1)区の医療相談制度の周知度は。(2)民間事業者の力を借りて、24時間の医療相談体制を確立すべきだと考えるが。

区長 (1)専任の看護師による健康相談や医療機関案内など年間400件を超える相談を受けている。同時に区内医療機関には医療安全に関する情報の提供を行っている。今後も、医療相談窓口の利用については周知徹底を図り、利用実態や区民の要望の把握に努める。(2)本区の相談のほか、休日・夜間には都が電話相談やホームページによる情報提供を行っている。また、東京都医療機関サービス「ひまわり」で医療機関を常時案内し、緊急時は救急相談センターが対応するなど24時間体制は確保できている。

名古屋議定書を問う

 多様な生き物を守りつつ持続的に利用することを目指している名古屋議定書の趣旨を生かすために(1)区の役割は。(2)河川区域を利用した生物多様性への取り組みは。

区長 (1)生物多様性を保全していくうえで重要な役割があると認識。野鳥など生き物に配慮した緑化やビオトープの整備に取り組んできたが、今後も国や都の動きを注視しながら、時機を失することなく適切に対応していく。(2)区内公園の2カ所で生息場所となるアシの植え付けを実地。さらに朝潮運河での干潟の回復を都に要請している。今後も国や都と連携し、水辺環境の改善に取り組み、生物多様性の保全を図る。

子育て支援を問う

 「生活ガイド」の利用で全市区の行政サービスが共通の物差しで比較できる。行政サービスに関心を持つ子育て世代にとっては、教育や医療サービスの充実度によって生活コストに差がつく。区の子育て支援の最終目標は何か。

区長 基本計画2008で掲げた「まちには子どもたちの声があふれ、子育て家庭が地域の中で安心して子どもを産み、自信と喜びを持って子育てを行っている。」10年後の姿を目標に、次世代を担う子どもの成長に応じた、きめ細やかな施策を推進し、子育て自治体ナンバーワンを実現する

 夜間保育や早朝保育の充実についての考えは。

区長 認可保育園では1時間の延長保育を、認証保育園では夜10時までの夜間保育、「きらら中央」では夕方5時から夜10時までのトワイライトステイ事業を行っている。しかし、乳幼児期は可能な限り親と一緒に過ごすべきとの考えもあり、夜間保育や早朝保育の拡充は、区民の要望やライフスタイルに応じた多様な働き方などを十分に見極め検討する。

 幼稚園の時間延長に対する現状の取り組みは。

区長 幼稚園の教育時間は幼稚園教育要領で4時間が標準、そのまま集団教育としての時間延長は難しい。しかし、明石幼稚園他2幼稚園では、午睡室の設置、保育士の配置などで保護者の要望に対応。幼稚園の学級数は年々増加し、預かり保育室の新規確保や拡大は厳しい。国では幼稚園、保育所の一本化を検討しており、その動向も注視しながら、本区幼稚園のあり方について検討する。

優秀マンション表彰制度を問う

 区でもマンション対策を行っているが、地域との接点が無いマンションが多く見られる。マンション管理会社の社会貢献や地域との連携が望まれており、区独自の基準による優秀マンション表彰制度を創設すべきだと考えるが。

区長 集合住宅の適切な管理や地域住民との連携の推進は、良好な地域コミュニティの形成に向けて、重要な課題と認識。情報提供は、マンション居住者や管理会社などへの普及啓発に効果が期待できる。今後は、有効な情報提供の方法や支援方策について、表彰制度を含めて検討する。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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