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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 礒野 忠議員

「命と健康を守る」取り組みを問う

 今年中に本区の人口が12万人に達すると予測され、喜ばしい反面、転出人口も多い。家賃や物価の高さなどがあると思うが、地代部分以外で、いかに住環境・生活環境を整えられるかが本区の課題。新年度予算案で乳がん検診の対象拡大や子宮頸がん予防ワクチン接種費用全額助成の対象を高校3年生まで拡大するなどの充実が図られているなかで、子宮頸がん予防ワクチン接種率向上に向けたこれまでの取り組み内容、接種状況、区民から意見・要望は。また、新たな対象となる高校3年生までの女性の接種率向上にどう取り組むか。

区長 昨年7月の接種開始に先立ち、出前講座や中学生とその保護者への予診票及びパンフレットの個別送付など、ワクチン接種や検診の必要性を周知のうえ、全額公費助成とした結果、中学3年生の接種率は71・9%と高い実績だった。区民からの要望もふまえ、助成対象を高校3年生まで拡大することとし、新たな対象者への予診票の個別送付も考えており、引き続き出前講座や保護者向けの講座の実施、区のおしらせやホームページによる案内で接種率の向上に取り組む。

 在宅療養中の方が病状急変時に入院できる病床の確保が必要。(1)区長は所信表明で在宅療養の基盤整備を目指すとしているが、今後、どのように構築し区民の命と健康を守るのか。(2)在宅療養支援のために確保した病床を今後どのように活用するのか。

区長 (1)安心して在宅療養できる基盤づくりを進めるには、24時間往診可能な「在宅療養支援診療所」などかかりつけ医制度の充実が必要。これまでも医師会や歯科医師会、薬剤師会とも協力して普及に努めてきており、今後も区内にある36の在宅療養支援診療所のさらなる拡充と活性化を図るなど、制度を定着させ、在宅療養を支えるためのネットワーク化を進め、区民が住み慣れた地域で安心して生活できる基盤づくりに努める。(2)今回新たに確保する3病床は在宅療養の方の病状が急変した際の活用が中心となるが、今後、さらに在宅療養する要介護高齢者やその家族を支えるため、ショートステイなど幅広い活用方法について「在宅療養支援協議会」の中で協議する。

築地市場移転問題を問う

 ほとんどの方が移転に反対しているが、声を出して反対できない苦しい立場の方々も多い。あくまで移転反対の態度を表明しながら、万が一の移転強行時の策を構築してきたことには、地元の人間として感謝している。現在、都議会で審議中だが、(1)現在地再整備の可能性と区の考えは。(2)移転が強行された時のための中央区案の進捗状況と可能性は。(3)場外市場や今後の街づくりにも影響を与えている「首都高速晴海線の豊洲入出路で止め、その先の計画の廃案」についての進捗状況は。

区長 (1)都議会で示された案は、仮移転用地確保や順調でも十数年の期間を要するなどの課題が指摘されており、引き続き審議の行方を注視する。(2)都は築地地区の将来のまちづくり検討費用を来年度一般会計予算案に計上するとともに、先日の都議会代表質問の答弁で「築地市場が場外市場などとの関わりの中で独特の伝統・文化を継承してきたという特質を踏まえて検討する」との考えを表明しており、本区の要望の趣旨は十分伝わっていると認識。どのような結論になろうとも本区は「断固築地を守る」ため、全力で取り組む。(3)都は現在も臨海部の交通の利便性向上や開発促進に必要な路線との立場を変えておらず、区は都に提出した賑わい施設の協議の機会などを捉えて、計画見直しの働きかけを強める。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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