一般質問・答弁の要旨
中央区議会みんなの党 河井 志帆議員
中央区基本計画の改定を問う
問 (1)基本計画2008策定当初想定との相違点は。(2)行政サービスの量から質への転換は。(3)2013年から目指すべき中央区の姿は。
区長 (1)最大は東日本大震災による安全・安心に対する意識の変化。(2)人口増加は、住環境整備を中心とした総合的施策に加え、区民生活の質向上や快適な都心居住を目指し、区民サービスを質・量ともに充実させた結果。(3)新しい基本計画で具体的目標を示す。
問 (1)現状、施設整備を含めた行政サービスは十分行きわたっていると思うか。(2)今後の人口予測に伴う行政需要、その対応と財政的裏付けを踏まえ、区が提供しうる行政サービスの限界は。(3)基本計画の中に人口施策についての区の考えを盛り込むべきでは。
区長 (1)子育て世帯急増には、待機児童解消のための緊急対策をはじめ、子育て・教育施策の充実を図ったほか、まちづくり基本条例により、開発事業を通じ地域の実情に応じた施設整備に取り組んでいる。(2)改定に際し改めて人口推計を行い、将来の施設需要や行政サービスを把握し、健全財政を堅持しながら、どう対処するか明らかにする。(3)人の集いは都市の活力の根幹であり、定住人口の確保・維持は引き続き重要と考える。
問 (1)基本計画とエコタウン構想との整合性について見解は。(2)基幹的交通システム導入に向けたタイムスケジュールにオリンピック・パラリンピック招致計画が与える影響は何を想定しているか。(3)築地市場など都有地の跡地利用に対する区のグランドデザインは。
区長 (1)環境・エネルギー等の問題に対応し魅力ある地域づくりのためのエコタウン構想は、できる限り基本計画に反映する。(2)基幹的交通システムは、選手村計画により、晴海地区の土地利用が大きく変化する機会も捉え具体化させる。(3)市場跡地の計画の一体的な検討を都に要望している。今後、希少かつ大規模な公有地が都心の魅力向上や区の将来に資する形で利用されるよう都に働きかける。
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