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一般質問・答弁の要旨

新生自民党 富永 一議員

まちの安全・安心に関しての区内デジタル網の構築を問う

 (1)予期せぬ大地震など万一の時に行政がまずやるべきことはパニックを「起こさせない」「抑えること」そして避難誘導など正確な情報を多くの人に伝えることである。そのためには、区が防災や防犯向けのしっかりした安心・安全なコンテンツを創り上げ、万一の時にはデジタル画面に区からの情報が流れるシステムづくりが必要と考えるが、既存の民間分を含めデジタルサイネージへリンクできるシステム構築について見解は。(2)飲料の自動販売機と防犯カメラ、デジタルサイネージが一体となった防犯自販機のメリットは「まちの見守り」、有事の際の防災情報の配信、日常では観光案内、広告などを流せ、設置費用も掛からないことにある。防犯自販機型システムを研究し、行政での導入や町会、自治会、商店会などへの推奨について見解は。

区長 (1)デジタルサイネージは災害時の有効な情報提供手段と考え、区役所本庁舎など区の施設4カ所で既に導入している。今後施設での運用状況を見ながら、他の区施設への拡大を検討するとともに、民間設置のデジタルサイネージとの接続については、技術やセキュリティ等の課題を整理しながら今後研究する。(2)デジタルサイネージや防犯カメラを設置した飲料用自動販売機は、複数の企業で開発が行われ、現在、普及の初期段階にあることから、今後の開発動向を見据えながら導入や推奨について研究する。

勝どき・晴海・豊海地区の交通インフラの整備を問う

 勝どき・晴海・豊海地区へつながる地下鉄の整備に向けた今後の可能性と本区にとって最良の路線イメージは。

区長 地下鉄整備には、国の整備計画への位置付けが必要なほか、整備主体の検討や事業採算性など様々な課題があると認識しており、長期的な目標として検討する。ルートについては、晴海・勝どき地区はもとより、東京オリンピック・パラリンピックでさらなるまちづくりの進展が予想される台場・有明地区で交通需要の増加が見込まれることから、これら臨海地域と都心部とを結ぶルートが望ましいと考える。

まちの防犯・安全・安心を問う

 多くの繁華街を有する本区において、景気低迷の中、どの事業者も売り上げを稼ぐために苦労している。客引きをはじめ、公道上の立て看板や路上弁当販売など地域が抱える問題は大きく、区内でも多くの地域でパトロール隊が組織されて活動している状況から、まちの安全・安心への見守り、環境浄化に向けた本区の率先した取り組みとして、青色パトカーの導入時期にきていると考えるが。

区長 区内では、久松防犯協会が青色パトカーを所有しパトロールを実施しているが、これは民間警備業団体からの寄贈によるもので、区は駐車場提供で支援している。現在、区あるいは地域の方々による様々なパトロールが行われ、今後も、環境浄化に向けて地域の防犯関係等の団体と協議する中で、青色パトカーについても費用問題を含めて研究していく。

ファミリービジネスを問う

 永続してきたファミリービジネス、いわゆる家庭内企業支援は、地域に深く根付き世代を超えて地域とともに歩みながら、経済や文化の継承など多方面にわたって地域に貢献しており、地域活性化への取り組みにおいては、地元または隣まちとの調整役およびリーダーとして地域に対して大きな役割を担ってきた。このファミリービジネスの貢献を深彫りして地域活性化におけるファミリービジネスの役割、重要性を明らかにするとともに、ファミリービジネスを核とした地域活性化の在り方、可能性をさらに検証、認識していく必要がある。しかし、低迷する経済のあおりを受けて、事業継承が困難に陥っているファミリービジネスも少なくない。
事業継承のための資金調達や円滑な事業継承のための相続の負担軽減など中小企業とは違う括りで守る必要があると思うが、支援について見解は。

区長 小規模なファミリービジネスは、後継者の育成や相続税負担などの課題を抱えていると認識しており、こうした事業所の経営を支援するため、本区ならではの手厚くきめ細かい14種類におよぶ融資をはじめ、中小企業診断士による出張経営相談などの取り組みも展開している。今後とも、東京商工会議所や各種業界団体と連携しながら、継続的な事業運営に向け幅広い観点から支援していく。

自らの手できれいで誇れる中央区を作る取り組みを問う

 本区でも綺麗なまちづくりの実現に向け、ここで暮らす方々に声を大きくして、本区が世界に誇れるまちへ、つまり安全で安心なまちの実現に向けて「自らの意識と手で!」という取り組みを依頼することについて見解は。

区長 区では、綺麗で安全・安心なまちの形成を図るため、平成元年に「花の都中央区宣言」、平成10年の「クリーン・リサイクル宣言」を行い、両宣言に基づき、まちの清掃や緑化活動を推進するとともに、道路等の違法看板の指導や放置自転車の撤去などを区民や事業者との連携のもと、実施してきた。その結果、区内全域で一斉清掃を行うクリーンデーや中央通りにおける花壇の管理など多くの活動が実施されている。また、地域住民や商店街による環境浄化パトロールなども行われている。区民による環境活動は、良好な生活環境の確保のみならず、まちの魅力や価値の向上にも資するものであり、今後は区のおしらせ中央やホームページなどによる幅広い呼びかけをはじめ、区民一人ひとりの自主的な参加を促進することで、綺麗で安全・安心なまちの実現を図っていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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