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一般質問・答弁の要旨

日本共産党中央区議会議員団 奥村 暁子議員

安全保障関連法案を問う

 安保関連法案は憲法違反では。また、立憲主義に反するのでは。

区長 政府見解によれば、憲法解釈との論理的な整合性が保たれており、憲法の平和主義の理念や立憲主義に反するものではないとしているが、今後も国会で議論が重ねられるものと認識している。

 国民への説明は十分と考えるか。

区長 政府は親切かつ丁寧な説明に努め、国会で慎重かつ十分な審議を尽くしたうえで、国の責任において決定されるものと考える。

 区長の考える「平和」とは。

区長 平和とは、その道のりがどんなに険しくとも、常にその実現に向けて歩み続けることであり、本区は積極的に平和施策を推進。

 平和と安保関連法案は共存できるか。また、その根拠は。

区長 法案は、わが国の平和と安全を維持するための安全保障のあり方を問うものと認識。

 まず友好関係を築く外交努力が必要では。

区長 国際協調に基づく平和外交の努力を重視すべきことは言うまでもない。

 法案が可決されれば子どもたちを再び戦争に行かせることになるのでは。首長として反対の表明をすべきでは。

区長 未来を担う子どもたちが再び戦渦にまみえることのないよう、平和の灯(ともしび)を次世代にしっかりと手渡していく。

オスプレイ横田基地配備を問う

 オスプレイの危険性をどう認識するか。

区長 国は他の航空機と比べ特に危険と考える根拠は見出せないとしている。

 今後、中央区の上空を飛行しない保証はない。配備撤回を求めるべきでは。

区長 地元自治体は、基地周辺住民の声をしっかり受け止め、安全対策や環境への配慮などについて要望がなされると認識している。

 住民が安全・安心に暮らせるよう尽くすことが行政の仕事では。

区長 本区でも区民の安全・安心を最優先することが行政の責務であると考える。

 強引な配備は究極の対米従属の姿ではないか。

区長 抑止力・対処力の向上や地域の安定に資するとともに、災害時の人道支援や災害救助活動に役立つものと国が判断し、配備するものであると理解する。

マイナンバー制度を問う

 マイナンバー制度運用にあたり、個人情報を扱う非正規職員数は。また民間企業に外部委託することの危険性は。

区長 4月1日現在で89名の非常勤職員等が従事している。委託事業者には情報セキュリティポリシーを遵守するよう厳格に義務付け、適正な情報管理を行っている。

 (1)個人情報流出の抑止策は。(2)個人情報を取り扱うパソコンはインターネットと遮断するのか。(3)個人情報の一元管理が流出リスクを高めるのではないか。(4)人が関わる以上、情報漏えいは有り得るのでは。(5)漏えいした個人情報は取り返しがつかないのでは。

区長 (1)(2)(3)(4)(5)個人番号の取り扱いに係る安全管理措置について教育指導を強化するとともに、専門事業者の知見と技術を活用し、漏えいリスクの回避と個人情報の保護に万全を期していく。

 長期入院中や住民票を移せないDV被害者など番号通知の手続きで困難なケースはどれぐらいあるか。

区長 個々の事情に丁寧に対応し、事務手続きが着実に行われるよう、体制の整備に努めていく。

 憲法が保障するプライバシー権にも抵触しかねないマイナンバー制度は中止すべきではないか。

区長 個人情報の保護に最大限配慮し、区民福祉の向上に資する仕組みとなるよう努めていく。

有料化された区立駐輪場を問う

 区立駐輪場の登録割合は5月末で約58%だが、伸びない理由は。

区長 上限台数に達するなど利用率が高い駐輪場もある。

 放置自転車や駐輪状況、台数の変化などどう分析しているか。

区長 一部駐輪場では増加しており、注意・撤去の強化を図っている。

 放置自転車の撤去台数の推移は。

区長 放置禁止区域内での即日撤去台数は、周知により減少している。

 (1)コミュニティサイクル事業のサイクルポートの設置場所、設置数は。(2)駐輪場は作れなくともサイクルポートは作れるのか。

区長 (1)ポートは20カ所を予定、設置は協議中。(2)コミュニティサイクルポートは小規模な台数を分散して整備するが、駐輪場はまとまった台数を駅周辺に整備する必要があり、場所が限定される。

 (1)区民の合意が得られない中での一方的な有料化に不満を持つ区民から区施策への協力が得られると考えるか。(2)「放置自転車防止の積極的啓発活動」には、駐輪場を無料に戻し、駐輪場を増やすことが一番の解決策ではないか。

区長 (1)駐輪場有料化は利用者等への幅広い周知を行ってきた。(2)放置自転車防止の啓発、シェアサイクルの促進なども、区民の協力が得られるよう周知徹底していく。

子育て支援を問う

 認可保育所の増設で待機児童を解消すべきでは。

区長 認可保育所の整備を中心とするが、地域型保育事業なども効果的に組み合わせ、早期解消を図る。

 学童クラブも待機児童数が深刻となっている。増設が必要では。

区長 プレディと連携しながら児童の放課後の居場所を確保する。

 集会施設整備の考えは。

区長 マンション集会室等も含めた情報交換ができる仕組みを設け、サークル活動の場の提供を支援していく。

 江戸バスの逆ルート運行について、検討の進捗状況は。

区長 新たな車両の導入経費などの課題があり、実施は難しい。南北路線をつなぐ新たなルートについては引き続き検討していく。

 子どもが多い佃地区に新たなジャブジャブ池を整備すべきでは。

区長 遊具や広場など他の様々な公園施設も必要なことから、現在のところ整備は考えていない。

 区立幼稚園で、給食へ移行することへの考えは。

教育長 園児・児童数の急増で保育室・教室数の確保が求められる中、調理室確保や改修等を伴う給食実施は当面考えていない。

 月島幼稚園園庭の開放の考えは。

教育長 開園日は当該園児に開放。日曜・休日は芝生の養生や管理上の問題があり、現在考えていない。

 子どもたちの受動喫煙を防ぐために何が必要と考えるか。

区長 今後も通学路や子育て施設周辺の道路点検を通じて指導・要請を行う。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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