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一般質問・答弁の要旨

新青会 原田 賢一議員

新たな中央区基本構想による本区の将来像への考察を問う

 前回の基本構想が策定された平成10年は人口が7万2387人で、長期にわたり人口減少が続いていた頃である。現在の人口は15万人を超え、比較すると隔世の感があるが、今回の基本構想と前回の基本構想の主な違いは何か。

区長 現在の基本構想は、都心再生を旗印に、定住人口10万人を目指し取り組んできた。新基本構想は都心再生を経て、更なる飛躍に向けた一歩を踏み出すために策定するもので、様々な行政需要に的確に対応していく指針を示した。また、東京2020大会の開催や築地地区の活気とにぎわいの維持・発展にも配慮している。

 これまで以上に充実した行政サービスを提供していくために、現在、そして未来に向けた新しい中央区の姿を見据えて行政運営を行っていくことが必要と考えるが、今回の基本構想の核となる考え方、方向性はどのようなものか。

区長 今回の基本構想で描いた将来像の実現に向け、核となる考え方として5つの基本的な方向性を示した。中でも、最先端都市モデルを構築し、さまざまな分野でオンリーワンとなる「中央区スタイル」の確立や、町会・自治会、企業やNPO、ボランティア団体など多様な絆が融合した「プロアクティブ・コミュニティ」の確立などの取り組みで、すべての人々が幸せを実感し誇りを持てる都心中央区をつくり、世界一の都市を目指す東京の牽引役として更なる発展を期していく。

 新たな基本計画の策定にあたっては、本区のおかれた現状をしっかりと分析し、それに基づき行政が解決すべき課題を洗い出していかなければならないが、新たな基本計画の策定にあたり、区政の課題をどのように認識しているか。

区長 定住人口の増加に伴い、区民ニーズも多様化しており、すべての人々が安心できるまちを目指していかなければならない。また、快適で安全な生活を送れる都市環境の整備、地域経済の活性化、新たなにぎわいの創出や子どもたちが主体性を発揮し、協働しながら未来を切り拓く力を培う機会と環境の構築も必要と認識。

 本区の将来像を確実に描くためには、近年の変化・動向に適切に対応し、今後の発展につなげていかなければならないが、基本計画に盛り込むべき施策の考え方、方向性をどのように考えているか。

区長 今回策定する基本計画では、施策のみちすじとして、「一人一人の生き方が大切にされた安心できるまち」、「快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまち」、「輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまち」の3つのまちづくりの視点で策定したいと考えている。これらを着実に推進していくために、今後も健全で持続可能な財政基盤を堅持しながら、本区の輝かしい未来を築き上げていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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