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一般質問・答弁の要旨

中央区民クラブ 松川 たけゆき議員

新基本構想を問う

 新たに策定される基本構想で示された5つの基本的な方向性の中で、「歴史と伝統を継承し、多彩な魅力が溢れる美しいまちを形成」や「誰もがあこがれ、住みたい・働きたい都心の実現」が掲げられている。⑴新たな基本構想の策定にあたり、まちづくりのあるべき姿を打ち出す必要があるが、本区がイメージするまちづくりのあるべき姿は。⑵月島のまちづくりにおける中長期的な課題や視点について、本区の見解は。⑶月島・勝どきエリアに住む方々にとって、土地利用のあり方も含めて、どのようなまちづくりをイメージしていくべきか。

区長 (1)新しい基本構想の策定にあたり、区としては、まちの将来像やまちづくりの考え方について、区民等と共有しながら、今後とも協議型のまちづくりを実践していくことが、まちづくりのあるべき姿であると認識。⑵都の地域危険度測定調査において、区内唯一の総合危険度4となっている月島三丁目をはじめ、不燃化の促進と防災広場や避難経路整備など、防災性の強化が何より重要な課題であると認識。地区計画を活用した個別更新や再開発事業など面的な整備により、着実に防災性の向上を進める中長期的なまちづくりが不可欠。⑶月島西仲通り商店街や勝どき駅周辺をにぎわい軸として、生活関連施設を充実し、公園や広場、水辺テラスなどのコミュニティ空間をネットワーク化することで、まちの回遊性の向上とにぎわいを創出していくことが必要。さらに、お祭りなどを通じて地域に根ざし、長年育まれてきた地域コミュニティを大切にし、それを生かしながら、多様な人々が交流する場づくりを進めていく。また、今後、地区計画を改定し、来街者の受け皿となるホテル機能の導入を図ることにより、一層のにぎわいと活気あるまちづくりの形成につながるものと考えている。

 本区内には日本最大と第二位の戸数のマンションをはじめ、多くのマンションが立ち並び、これらのマンションの価値は大きく下がることなく、高い資産価値を維持している。また、再開発により公共施設の充実や生活に必要なショッピング施設などもそろい、本区内の商業施設などを回遊することにより、「快適な都心環境を謳歌する」という言葉が似合うまちに進化を遂げたと言える。本区のまちの将来像は、「まちとしての人気」や権利者が保有する「良質な資産価値としての住宅」につながるものと考える。理想的なまちづくりを行うことが区民の財産を守り、最大化することにつながると考えるが、財産を最大化するまちづくりについて、本区の見解は。

区長 本区では、まちの個性を大切にしながら、協議型のまちづくりを進めており、区内の約8割に導入している地区計画による個別更新と再開発事業等の面的な整備を両輪として、地域課題の改善や公共施設の整備を図ってきた。今後、地域社会がより豊かになり、成熟していく過程において、公共施設や都市基盤の整備を進め、後世に継承できる良質な社会資本ストックを残していくことが区としての使命であると認識。

 行政や開発事業者、地権者などにより進められる再開発であるが、区では地元の方々と協議をしながら「月島地区まちづくりガイドライン」と「勝どき・豊海地区まちづくりガイドライン」を昨年9月に策定している。現在のガイドラインの記述を更にもう一歩も二歩も踏み込んだ形にすることにより、統一されたまちのイメージを打ち出していくことが良いと考える。今後のまちづくりの動向や社会情勢の変化などの機会を捉えながら、昨年策定した「ガイドライン」の充実や拡充など積極的な改定を行っていくべきでは。

区長 ガイドラインは、今後のまちづくりの進展や社会状況の変化、上位計画の策定等に柔軟に対応し、必要に応じて見直しを図るべきものと認識。今後とも地域の方々からの要請等を受け止め、協議を重ねながら、中長期的な視点により、ガイドラインの内容について、具体的なまちづくり方策等の充実や拡充を図っていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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