一般質問・答弁の要旨
中央区議会自由民主党議員団 瓜生正高議員
コロナ禍における地域経済の振興および事業者支援について
問 コロナの収束を見据えながら、国や都が実施する消費喚起および景気浮揚を目的とした経済支援策に加えて、本区としても地域経済支援を戦略的に実施していくべきでは。
答 国や都の支援策の動向を踏まえながら、それらとの相乗的な効果をもたらす対策を総合的に検討し、区内経済の下支えに資するよう積極的に取り組んでいく。
問 効果的に区内経済を刺激し、空白期間を作らずに、来年度当初から速やかに経済振興策を実施できるよう、あらかじめ11月の補正予算でその道筋を明らかにする必要があるのでは。
答 来年度当初から支援策を講じられるよう、11月議会における補正予算の計上も念頭に入れ、今後の経済対策を検討し実施していく。そのため、関係団体との意見交換や各種経済指標などを踏まえ、区内事業者のほか、商店街や商工団体等に対する適切な支援策の構築に向け、早急に検討していく。
介護を担う子ども・若年者の現状について
問 さまざまな観点から人生の成長期と呼べる中学生、高校生、大学生が、ヤングケアラー※1として自己犠牲を伴い、将来の選択肢を狭められている状況は社会のあり方としても歪んでいると考える。ヤングケアラーについて、正確な状況を把握する必要があると思うが、本区の見解は。
答 現在、要保護児童対策地域協議会において把握に努めているが、家庭内のデリケートな問題で表面化しにくいことや、社会的認知度が低く周囲が気付けないこともあり、正確な実態把握は難しい。今後は、研修会等を通じて、区の各福祉部門や学校、警察、民生・児童委員などの関係機関等の認知度向上を図りつつ、地域が一体となった見守り体制を構築し、状況の把握に努めていく。
問 ヤングケアラーの具体的な支援策について本区の見解は。
答 今後、毎年小中学生に配布している、困ったときの相談先を記載したカード「相談してね」に、ヤングケアラーの相談窓口を明記するなど周知を図っていく。また、ケアラーが何に困っているのかは、それぞれの状況によって異なることから、関係機関と連携しながら、健康状態や生活環境に応じて必要なサービスを提供するなど、生活の改善に向けた適切な支援に努めていく。
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