一般質問・答弁の要旨
中央区議会公明党 田中 広一 議員
18歳までの医療費助成制度の拡大について
問 コロナ禍の重要な子育て支援策となる医療費助成の拡大について、都と早急に協議を進め、所得制限を設けることなく令和5年度より実施すべきと考えるが、見解を。
答 都は令和5年4月を目標に実施すると発表しており、区としては費用負担のあり方や所得制限の撤廃などについて協議・調整を行いながら、対象年齢の拡大に向け速やかに検討を進めていく。
「本の森ちゅうおう」および子ども読書活動の推進について
問 「本の森ちゅうおう」の魅力を発信するオープニングイベントの開催や、今後の事業展開について見解を。
答 本年12月3日に開設する「本の森ちゅうおう」では、植栽豊かな広場のほか、芝生を敷き詰めた屋上庭園、カフェや多目的ホール、自然採光を感じられる閲覧席など、誰もが心地よいと感じられる空間づくりを進める。開設から2カ月間をオープニング期間と捉え、館内ツアーや著名人の講演会など、読書の魅力や本区の歴史文化を知っていただける機会となるよう準備を進める。
問 広報体制の強化や本が選びやすい配架コーナーの設置、スタッフによる温かい対応など、本を手に取りやすい工夫の検討は。
答 広報は、区のおしらせなどを活用した情報発信や図書館独自のSNSによる発信とともに、タブレット端末を通じた児童・生徒への周知などに取り組む。わかりやすい配架構成や推薦図書の紹介に加え、懇切丁寧な対応を行うレファレンスカウンターを各フロアに設置するなど、誰もが利用しやすくわかりやすい図書館サービスに取り組む。
問 子どもたちの見学会も重要と考えるが、実施について見解を。
答 施設に親しみを持ちながら子どもたちが楽しく過ごし、本への興味につながる見学会を企画していきたいと考えている。
問 図書館と郷土資料館の併設による複合施設としての機能を活かした取り組みについて見解を。
答 生涯学習拠点として整備する「本の森ちゅうおう」では、例えば、文明開化に関する郷土資料展示の際に、図書館においても連携テーマに沿った事業を実施することで相乗効果を図り、施設の回遊性につなげていく。そのほか、展示室では区内外の美術館や博物館などとタイアップし、本の森美術館や本の森博物館と称した貴重資料の展示企画を行っていく。さらに、ボランティア交流活動室を設置し、交流の場を提供する。こうしたことにより、本区の歴史や伝統、地域で育まれてきた文化に誰もが興味・関心を持つことができる拠点としていく。
その他質問項目
①新型コロナウイルス感染症対策について
②子どもの体験活動の充実について
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559