一般質問・答弁の要旨
中央区民クラブ 渡部 恵子 議員
基本計画2023が示す「プロアクティブコミュニティ※」について
問 発災後に防災拠点が担う課題は非常に多く、防災拠点運営委員会の参加者だけでは拠点運営が厳しいと考える。さまざまな防災訓練を通じ、地域コミュニティの醸成を推進していく考えは。
答 多世代参加型訓練の導入や小中学生の参加による拠点訓練の充実を図る予定。こうした場の創出は、区民同士、マンション間などさまざまな形での交流を活発にし、人々のつながりや顔の見える関係づくりに結び付くものと考えている。地域で支え合い、助け合う環境が一層広がるよう、防災拠点運営委員会の活動を積極的に支援し、さまざまな取り組みを展開することで、地域防災力の向上とともに地域コミュニティの醸成に努めていく。
問 晴海地区での新しいコミュニティの拠点となる「はるみらい」を活用した、新たなまちにおけるコミュニティ形成について区の考えを。
答 既存コミュニティとの融合を着実に実践していくため、さまざまな方に本施設を活用していただくことで新たなコミュニティ形成の機会を創出していく。そのため、スタジオを活用した教室やイベントの開催を積極的に検討することや、新たな住民、企業にも運営協議会への参画を促し、一体となって良好なコミュニティ形成に取り組んでもらうよう努めていく。
「新しい学び」の進化に向けて
問 AIが人間知能を超える、シンギュラリティを迎える時代が想定されるが、学習指導要領改訂で示された、新しい時代に育成すべき資質・能力の三つの柱について、現在の取り組み状況は。
答 三つの柱を軸とした学習活動を展開するほか、タブレットを活用しながら情報を収集し、整理・分析する情報活用能力の習得や、協働して解決策を見いだす探究的な活動による問題発見・解決能力等を育んでいる。答えが一つでない課題を協働しながら多角的に考察し解決する力を身に付け、予測困難な時代や状況にも対応できる資質・能力を備えた子どもたちの育成に邁進していく。
用語解説
※プロアクティブコミュニティとは?
自ら率先して地域における課題を解決し、快適な暮らしを実現していく社会のこと。
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559