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平成21年  環境建設委員会(2月20日)

1.開会日時

平成21年2月20日(金曜日)
  午後1時30分 開会
  午後4時26分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(7人)
委員長 中嶋 寛明
副委員長 田中 広一
委員 今野 弘美
委員 石田 英朗
委員 木村 克一
委員 田辺 七郎
委員 小坂 和輝
議長 (今野 弘美)

4.出席説明員

(16人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長
能瀬環境部長
渡辺環境保全課長
小栗清掃リサイクル課長
古田島中央清掃事務所長
越地土木部長
弦間土木部管理課長
小倉土木部副参事(交通安全対策・特命担当)
近江道路課長
宮本公園緑地課長(参事)
室木都市整備部長
田村都市計画課長
望月地域整備課長
高橋住宅課長

5.議会局職員

土屋議会局長
土谷議事係長
斎藤書記
武藤書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 お疲れさまでございます。ただいまより、環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いします。

 本日、区長は公務のため、おくれて出席をいたします。

 また、理事者報告の関係で中央清掃事務所長、土木部参事、土木部副参事及び住宅課長が出席いたしますので、あわせて御了承を願います。

 では、次に理事者報告を願います。

○能瀬環境部長

 1 平成20年度大気中のアスベスト濃度調査結果について(資料1)

 2 河川等の水生生物調査結果について(資料2)

 3 ごみの呼称変更について(資料3)

 4 資源持ち去り防止対策について(資料4)

 5 プラスチック製容器包装集積所回収のモデル実施状況および本格実施について(資料5)

○越地土木部長

 6 平成20年中の交通事故発生状況について(資料6)

 7 コミュニティバス導入実施計画(案)等について(資料7)

 8 清杉通り歩道部における自転車通行調査結果について(資料8)

 9 中央区におけるオリンピックムーブメント共同推進事業について(資料9)

 10 環状第2号線橋りょうの景観意匠検討委員会における検討状況等について(資料10)

 11 地下鉄駅におけるエレベーター設置について(資料11)

○室木都市整備部長

 12 平成20年度再開発事業等の取組状況(資料12)

 13 銀座地区まちづくり協議会の報告(資料13)

 14 区民住宅の入居収入基準等の変更について(資料14)

 15 中央区マンションの適正な管理を推進するための新たな取組について(資料15)

以上15件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでございました。それでは、理事者報告を終了いたします。

 発言の持ち時間制につきましては既に御承知のとおりですので、よろしくお願いを申し上げます。ただいまの時刻は午後2時28分でございます。自民党さん52分、公明党さん28分、日本共産党さん28分、友愛中央さん28分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○石田委員
 それでは、私のほうからは3点だけお伺いいたします。

 資料4でございます。

 資源の持ち去り防止対策ということで、独自のパトロールをするということと、それから禁止の看板を全集積所に設置するというような形をとられるということで、あともう1点は独自の新聞回収袋を区民に配布するということで腰を上げようということなので、このことに関して、実際、私なんかも子供たちが登校班に出ている時間帯ですから、7時半ごろですかね、出ていって自分のところで出た資源を持ち出しておくんですけれども、その時間帯、子供たちが登校で集まってくる時間で、大体15分から20分ぐらいの間、同じところに立っているんですけれども、必ずその時間帯でもぐるぐるトラックが回っておりまして、民間人が注意をするといっても、これはトラブルになったり何かして、なかなか難しいのかなと思いつつ、元気のいい御近所の奥さんなんかは、それは区に持っていってもらうんだから、持っていっちゃだめだよ、なんて大きい声を出しているのも平気で、どんどんトラックに積んで、さっと行っちゃうというようなことが出ております。これが実際、こういうことでパトロールをしたり、看板を設置したり、それから回収袋を区民に出すということで、どの程度実効性があるのか、実際上、資源としてどの程度の金額が抜かれているのかなと。主にはアルミ缶と、それから新聞、段ボールは置きっ放しのことが多いですね。新聞が中心ですけれども。ですから、そのあたり、今現在、どの程度の被害を中央区で被っているというふうにお考えになっているのか、そして、こういうことをやることで実際問題どの程度の実効性といいますか、上がってくるのかなというのが、実際にお金をかけてやることの意味、持っていかれちゃうことの苦々しさだけを解消するということだけなのか、もうちょっと実効性をしっかりとということがあるのかどうか。あと、集積所に看板を置く、そして新聞の袋に中央区の所有物だというと、例えばどんなデザインなのか、私、まだ見ていないので、まだわからないんですが、そういうものを入れて、例えば置きます。実際、道路上でありますけれども、これを持ち去るということは窃盗になるのか、どういう刑事的な罪がかかってくるのか。そんなものをやっていたって、これはただ、いけませんよというだけの話なのか、もうちょっと、きちんとそういうふうに表示してあるわけですから、意味があるのか、そのあたりのことをお聞かせ願いたいと思います。

 それから、自転車のことですが、東日本橋の清杉通りの自転車通行帯の調査をされたということで、これは調査をされて、ここの場所を線引きして自転車と歩行者とを分けるということの意味なんですね。中央区のほかの地区へのあれに対する参考の調査ということではなくて、ここの場所をやってみようということでございますか。そのあたりを確認させていただきたいのと、あと、駅の出入り口だとか、駐輪のスペースをつくるということで半分納得したんですが、あそこのところは横断歩道橋もありますし、そういう意味では大変通行しにくい、自転車に乗っていてもそうだし、人も混乱していて、そこに果たして線を引っ張って、そこをうまく整理ができ切れるのかなと。一定の広さがずっと続いていればいいんですけれども、そのあたり、私も不安があるんですが、そのあたりをどういうふうにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。

 マンションのほうの問題、資料15ですけれども、新築の場合は指導を新たにということで、強固にといいますか、指導が今後はできるだろうということで期待をしているんですが、相当もう建ってしまっていますので、既存の、今、新旧、もう既に建っているのも対象になりますよというお話が報告の中にありましたが、どういうふうな指導を今後、既存の特にワンルームのマンションというのは非常にそこのあたりが、町会とのコミュニケーションがなかなかとりにくいとか、廃棄物の問題とか、いろいろ苦労されているということを聞いておりまして、このあたりの指導というものをこの条例を使って、どういうふうに具体的に指導をしていくのか、アプローチとして何から入っていくのかということを、段取りといいますか、手続、このあたりのことをお聞かせいただけたらと思います。

○小栗清掃リサイクル課長
 資源の持ち去りについてでございます。

 委員御指摘のとおり、持ち去り業者につきましては、回収日、回収時間帯等を調べておりまして、回収時間に合わせた形で持ち去っているというのが現状でございます。

 どの程度の抜き去りがあるのかというお話でございます。大変申しわけありません。実態としては、つかんでございません。これは、各区どこも皆同じことかと思っております。仄聞するに、そのような形でもって、どこの区も答えているのかなと思っております。

 抜き去られているものでございますが、私どもの区の場合は、まず抜き去りでもって多いのが新聞でございます。それから、雑誌、アルミ缶の順番となってございます。新聞、雑誌につきましては、業者の持ち去りがほとんどかと思っております。これが6割程度占めていると思っております。残りにつきましては、アルミ缶等につきましてはホームレスの方が多いのかなというふうに考えているところでございます。

 今回、条例化をして持ち去りの防止をやろうというものでございますが、今までも、他区の例でございますが、警察でもって現場を押さえても処分保留となって釈放というような事例がございました。また、ただ罰則もなく条例で規定したものを、今まで窃盗で起訴されることもなく、そんな状況の中で警察に取り締まってもらえないという状況でございました。ただ、世田谷でもって先般、有罪判決が確定しましたので、条例でもって規定することによっての効果が出るというふうに私ども期待しているところでございます。私どもの区のほうでも条例でもって持ち去りを禁止することによって、効果があるものと思っております。要するに、窃盗というお話でございましたけれども、禁止命令を出して、その禁止命令に従わないことでもって、私どもは悪質な業者について、それでもやめない場合は公表していこうというものでございます。

 私のほうからは以上でございます。

○近江道路課長
 清杉通り歩道部における自転車通行調査結果についての御質問にお答えいたします。

 まず、場所の選定でございますけれども、清杉通りでやってみようということでございますが、御指摘のとおりでございまして、こちらにつきましては歩道の拡幅整備を今後予定していることと、自転車の混入率が21%ほどございまして、意外と歩道を走る自転車が多いということで、こちらの場所を選定いたしました。

 また、今後、事業化したときにうまくいくかということでございます。

 アンケート結果等はお手元の資料に別添とさせていただいてございますが、通行の調査につきましては、通行帯を設置する前と後とで自転車が歩道のどのあたりを走るかということをカウントさせていただいてございます。実験開始前には車道側をルールどおり走る自転車が59%でございましたが、実験開始後につきましては、車道側を走る自転車、ルールにのっとった走り方は68.4%ということで、9.4%のアップということでございました。そういったことから、通行帯の設置は今後ともうまくいくものだというふうに考えてございます。

 ほかの地区への整備の展開ということでございますが、シンボルロード等、まだ整備が終わっていないところがございますので、今後の整備結果等を踏まえながら、良好なものについてはどんどん広げていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○高橋住宅課長
 マンション条例に関しまして、既存マンションにはどういうような指導をしていくかということに関するお尋ねでございます。

 今回、条例の中で、マンションについては適切な維持管理であるとか、コミュニティの形成というのが大変重要であるということで、そういうことに努めてくださいということを規定いたしまして、区の姿勢を明確にしたところでございます。今後は、こういうことを積極的にPRして、管理組合や居住者の方、そしてマンションの管理業者などに対して意識を啓発して指導していくことが重要であるというふうに考えております。具体的には、区のおしらせやホームページへの掲載はもちろんのこと、管理組合の理事長あてに周知のためのパンフレットを送付いたしましたり、それから分譲マンションの管理組合交流会ですとか分譲マンション管理セミナー、そういうところにおいて意識の啓発を図って指導していきたい。また、分譲マンションについては、特に中央区の場合、さまざまな支援事業を行っておりますので、そういう申し込みに来た管理組合等については、実施状況等をよく確認して指導していきたいと思っております。また、マンションに関しては、特に管理会社というのが重要な役割を占めておりますので、管理会社向けにも説明会を開催し、PRしていくとともに、マンションの支援事業ですとか条例についてよく説明をして、管理組合理事長、それから区分所有者、居住者に対して周知をするように徹底してまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○石田委員
 それぞれ、資源ごみの持ち去りの条例、それからマンションの適正な管理、新たなる取り組みということで、試みとしては区民の、ふだんから、こんなことはいいのかというような思いをしっかりと条例なりに反映していただいているなというふうに思って評価をさせていただいているんですが、今の御答弁、私、実効性というか、実際どうなんだという部分をむしろお聞きしておりまして、条例とか内容的には皆さんしっかりと、別に皮肉を言うわけではないんですが、内容的にすぐれたものを出してこられるなというふうに思っているんです。ただ、やはりふだんから、これは他の委員からも指摘は大分ある話ですけれども、とにかくまちに出てくれ、まちを見てくれという話につながっていくんですが、いかにいい条例とか、そういうものをつくっても、実際に実効性を上げていかないと何の意味も持たない。つくっただけで満足していたら何の意味も持たないんだというふうに思うので、これからこういうものをつくるとなおさら仕事量は大変な仕事がいっぱい出てきて、これを把握していくのは大変だなというふうに思うんですが、そこのところの決定というか、どういうふうにしていくんだというお話のお伺いを実はしたかったんです。現実に、今、例えば町会のこの地点でひどいよと。資源ごみの持ち去りがひどいよという一報が入ったり何かして、そういうことからこういうものができたと思うんですが、ではその時点で定点で観測をして、同じ日の何時ごろ出すというのがわかっているんですから、何時、何キロ分ぐらい持っていっちゃったと。それで、トラック1台分どのぐらいの時間帯で満杯になっているんだということを見たら、何トン、どれだけの抜き去りをされているよということ、それが毎週同じ時間帯、だから、区の回収の時間というのは、ずれてきますから、人形町あたりをくるくる回っていたと思ったら、今度は蛎殻町をくるくる回って、同じ日の同じ時間帯くるくる回ることによって満杯になっているんですよね。実は、そういうことを見て、みんないらいらしているわけですよ。どの程度の被害額があるんですかというふうに私がお伺いしたのは、そういう調査をきちんとされていますかと聞きたかったんです。実際に、それは何万円程度のことなのかもしれません。内容的にはそれほど、トラック1台持っていったってどれだけの金額になるのかなと、こちらは思うんですが、お金をかけてでも、それはいけないんですよという形をとるんだとしたら、実際の抜き去りのお金と差はこれぐらい程度のことで、むしろマイナスになっていることが多いんですよと。だけれども、やはり区民感情として、資源をしっかりと区分けをしていくという環境保全の、そこにつなげていくという姿勢を環境部のほうでしっかりとそこのところはみんなに説得してもらわないと。今のお話だけでは、何かやるだけやりましたよという話に私は聞こえちゃうんですが、どんなものでしょう。

 それから、住宅課長の御答弁、大変内容的にはそのとおりだなと思うんですが、これもやはり同じことだと思うんですよ。やはりせっかくやったら、どこからアプローチしていくのと私はお聞きしているんです。例えば、今、現行のマンションがあります。賃貸マンションがたくさん建っているところ、ワンルームマンションがたくさん建っている地域があります。例えば、その町会にアプローチをする。どのマンションも区報を配るのに苦労していますよと。どういう問題がありますよと、いろいろな調査をして、それで、そこから、では今度はどういうものを、例えばここの中にもあります、住んでいる方へ、どこに連絡したらというものをつくるわけでしょう、実際に。実際につくるものがあるわけですから、そういうものを設置させてくださいとかいうことが起きてくるわけですから、まず、この条例ができました。どういうところにアプローチをして、どういう内容を聴取して、それに対して、この条例を使ってどういう動きをしていくのか、そういう具体的なところにもう既にかかっていないと、実際にこの条例ができました。半年、1年間検討していました。そんなのでは何の意味もないわけですから、今現在、もう条例をつくろうと思っているわけですから、条例に対する動きをしっかりと知らせてくれというふうに私は問うているわけです。

 もう一度お願いします。

○能瀬環境部長
 資源の持ち去りでございます。

 条例化をしただけでは実効性は上がらないということは重々そのとおり認識してございますので、やはりそのために、お金はかかりますけれども、パトロールをやって、区はちゃんとやっているんだという姿勢を業者にも見せるとともに、区民の皆様にも、皆様方が出した資源につきましては、盗まれないように、とられないようにきちんと区が集めていくんですという姿勢を見せることが重要であるというふうに認識しております。現在もパトロールはしておるんですが、そのパトロールの効果は全然ないわけではございませんで、やはりパトロールがおりますと、そこをうろうろしていたり、ほかのところに行ってしまって持っていっていないということもございます。今は徒歩でパトロールをしておりますので、持ち去りをしているところを実際に見たというところが、やはりなかなか押さえられないんです。今回は車でもって、そういう怪しい車がいたら、その車についていくとか、それから持ち去り現場をカメラで撮影するとか、そのようなこともやってまいりますので、実際にそういうことをやっている現場を押さえた上で、区のほうで禁止命令を出しまして、その命令に従わない場合には氏名を公表していく。氏名を公表するというのは、やはり社会的な信用失墜になりますので、業者さんにとってもかなりの痛い思いをするのではないかというようなところもございます。

 それから、もう1点、先ほど、持ち去るのは窃盗になるのかというお尋ねでございましたけれども、世田谷区の例を見ましても、資源を持っていくのを窃盗罪では起訴できないというような状況でございますので、世田谷区のほうも持ち去り禁止命令に違反したということで罰金をかけているというようなことで、窃盗罪にはなかなか持っていけないだろうと。持ち去ったものの価値と、それからその罪をてんびんにかけますと、窃盗罪にはなりにくいというような判断でございます。そのようなことで、お金をかけてやるからには、しっかりと持ち去られないように、また区民の方々がせっかく区に出したということと、その意識と皆様方の思いを裏切らないように、しっかり対応してまいりたいと思います。

 以上です。

○室木都市整備部長
 先ほどの質問でございますけれども、現在、マンション居住世帯率が86%ということでございます。そういう中で、新築物件だけを対象とした条例をつくるのがいいのか、あるいは既存を含めてつくるのがいいかということで、中で議論をしたわけでございますが、やはり86%の方が住まわれているという事実を考えれば、その方々に対しても区の姿勢を明確に示す必要があるということで、今回やらさせていただいたものでございます。それの実効性ということに関しまして、先ほど御説明申し上げましたPRあるいは普及、指導を行ってまいりますけれども、一方におきまして、分譲住宅の実態調査につきましては、平成19年度実施し、ある程度把握をしているところでございます。賃貸マンションにつきまして、本年度調査を実施しまして、現在、集計をしているところでございます。したがいまして、分譲マンションの実態、さらに賃貸マンションの実態を分析いたしまして、先ほどのPR、普及、指導に加えて、新たな効果的な施策を講じてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○石田委員
 それぞれありがとうございました。

 環境部長、ありがとうございました。やはりお聞きしたいのは、プラスチックのあれもそうですね、プラマークのね。これ、私、自分でやっていたんだけれども、大変なんです。実は、ほとんどがみんな銀色なんですよ。銀色って、銀のものはだめだと僕は勘違いしていまして、全部燃えないごみに、燃やさないごみか、今度ね、そういうふうに出してあれしていたら、置いてあったんです、混入しているということで。あっと思ってよく見たらプラマークが全部ついていたりするんですよ。これを区分けしていくというのは、自分でやってよくわかったんですが、意外と神経が相当、これを皆さんに強いていくというのは、御家庭でも区分けをしていくというのは大変なことだと思うんです。それと、新聞や何かでもそうです。みんな一生懸命、ペットボトルもあれをはがして、区分けをしてやっている。その中で、新聞が象徴的なあれなんですけれども、環境を考えた区の指導に対して区民が一生懸命やっているというところを、そういう形で持っていかれちゃうんだということで、実際に数字を私がお伺いしたというのは、実際には持ち去りで被害額としたら、それほどでもないんだろうと。それに対して、これをやはり、それでもやっていくんですよという形を区が示していくことによって、区民に対して、ありがとうございます、これからもよろしくという姿勢をしっかり見せてくださいという話なんだと思うんですよ。だから、やはりこの内容については、これからも区のほうもしっかりと監視、管理してまいりますのでということを区民に対して頭を下げて、持っていかれちゃうのは腹立たしいでしょうから、それは区のほうでも努力をしますよということなんだろうと思うんです。だから、せっかくつくったものをどうアピールしていくのかというところで、少々難しい話だなというふうに思います。

 今の都市整備の条例もそうです。既にある、86%の人たちがそこに住んでいらっしゃるということで、かなりマンション住まいの方々というのは協力的なところも多いんですよね。ちゃんと中央区のルールにのっとって生活してくださっていると思います。だけれども、やはりそうじゃないところがあって、町会や何かは大変苦労されている。そうすると、そういう情報は既に入っているんだろうと思うんですよ、相隣の問題やら何やらでね。だから、そういうところに対してちゃんと、どうなんでしょうかと。この庁内ではこういう問題というのはないんですかと。こういうことがありますよと。じゃあ、そういうマンションに対して、きっちりと指導していく、要するに、管理組合あるいは賃貸の場合は持ち主に対して指導をしていくんだということで、PRするということは、むしろもっと実効性を上げてくれと私は申し上げたいんです。これからPRをされたって、手をつけなきゃ何の意味もないわけですから、PRをすることよりも実際に実効性を上げていく。やはり一つ一つつぶしていくという、いい方法にしていくための条例だと思いますので、ぜひそういう方向を今からお考えいただきたいなと思っております。

 それでは、質問は終わります。

○中嶋委員長
 それでは、質疑半ばではございますが、暫時休憩いたします。再開を3時10分ということで、よろしくお願いいたします。

 では、暫時休憩をいたします。

(午後2時58分 休憩)


(午後3時10分 再開)

○中嶋委員長
 それでは、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。

 発言を願います。

○木村委員
 それでは、私のほうから何点か御質問させていただきます。

 まず初めに、前委員のほうからも少し出たんですが、プラスチック製容器、その関連ということで、この中のパンフレットにもございます中の乾電池に関してなんですけれども、今回、乾電池の回収に関しましては、小学校において土曜日も回収するという形で窓口を広げていただきました。そのことに関しては大変よろしいんですけれども、乾電池を多く使っているところというと、中央区ではかなり企業が使っているというふうに考えられます。実際、私の友人関係も中央区の企業で働いているんですけれども、実際に小学校へ持っていこうと思っているんだけれども、距離的にやはり拠点の小学校という形になってしまうと、かなり遠いという形になった場合に、区民館をもう少し有効利用できないかと。区民館を有効利用できれば、身近にある地域でかなり、中央区内では17の区民館がございますので、そのような区民館で回収ボックス1個置いておいていただけるだけでもかなり出せるんだというような意見も聞いております。区民の中で関心が大変高く、このような形で今回のプラスチックの容器に関しても回収量がかなり出てきているという形にもなっておりますので、身近な部分でそのような回収ボックスを区民館に設けていただくことによって、乾電池の回収量もかなりふえるのではないかと思っておりますので、その辺の御意見を聞かせてください。

 続きまして、7番目のコミュニティバス導入計画について御質問させていただきます。

 このコミュニティバスに関しましては、実際に何回か検討会もありまして、私も実際出させていただいております。大変貴重な区民の声も、今回のコミュニティバスのパブリックコメントに全40通、135項目の意見が寄せられたということは、やはり区民がかなりコミュニティバスには関心を持っているというふうに考えられると思います。

 コミュニティバスのコンセプトというか、それは区民の不便地域の解消ということ、あるいは高齢者や子育てをされている若いお母様たちの地域の利便性、あるいは地下鉄の階段昇降における問題の解消という形で、フラットな面で考えられるような形ということで、コミュニティバスを利用される方々がかなりいらっしゃると思います。私のほうも、コミュニティバスのルートを実際に車で走ってみました。そのようなことを考えたときに、確かに中洲や豊海地域に関してはマンション、アパート、そして高齢者や夜間人口に関してはかなり多くの方々がこの地域にいるのではないかという考え方で、まさに区の意見と一致して、このルートに変更していただいたということは大いに賛成できることだと思っております。

 また、スクールバスも、私たちの会派の中でもかなり問題が出ていたんですけれども、スクールバスを運行するということによって、今回のルート変更、三越の裏側を通って常盤小学校のほうから、また中央通りに出るというショートカットができる形に関しても、大いに賛成できることだと思っております。

 それで、今後の課題として、私自身がパブリックコメントを読んでいる中で共通した意見を何点か述べさせていただきますので、その点についてお示しをしていただければと思っております。

 まず、今回、北ルート、南ルートという形で回る路線ができているんですけれども、その中で私が思っているのは、約1時間に3本、20分おきに待っていれば何とか乗り継ぎができるというか、回ってくると次のバスが来るというふうに、この図からも解説で読み取れることはできるんですけれども、そうなったときに、やはり地域が外れている方々、これを利用するのはお年寄りとか赤ちゃんを抱えている人というふうに考えた場合に、時間帯に応じても必要だとは思うんですけれども、1時間に例えば1本、あるいは何時から何時までの間に何本という形で南北直通できるような巡回バスルートも、時間帯に応じては持ってきていただくことによって、もっと利便性が出てくるのではないかなと。お年寄りがやはり、中央区役所において、あるいは一般の停留所において乗り継ぎ地点はあるんですけれども、できれば必要な時間帯において1時間に1本でも南北共通時間、うまくこの時間帯を合わせることによって、これは解消できるのかなと。何時間に1本、この時間帯に関しては南北直通ルートがありますよということであれば、例えば晴海地区で乗った方が人形町まで乗り降りなしで使えるような形もできるのではないかなと。そのようなことで考えておりますので、その点のお考えをお聞かせください。

 また、高齢者や障害者、それから今も言いましたように子育てをされているお母様たちに対しての無料のチケットの考え方についてお聞きします。

 現在、パブリックコメントの中でも、シルバーの方々に対しては東京都からパスが出ていますというお話も出ているんですけれども、東京都のシルバーパス券に関しては70歳以上という形になっております。中央区の考え方も、このシルバーパスだけで限られているのかどうか。中央区では、特に高齢者に関しては、福祉の面において銭湯券という形で65歳以上の方々には100円で使える福祉入浴券という形で出していると思います。そのような、例えば高齢者の方でもふろ券を持っていれば、銭湯と同じように無料とは言わずにしても100円で使えるとか、そのような形で控除ができるようにしていただければ、もっと多くの方々に利用していただけるのかなと、そのようにも考えておりますので、その点についてお考えをお示しください。

 それから、当然、今後の検討会においての話だとは思うんですけれども、実際、私も行政視察をこの間、鹿児島においてさせていただきました。鹿児島では、皆さんも御存じのように、市電という形で結構中心地を市電が走っています。それと並行して、市が行っている市バス、要はシティビューという市バスが鹿児島では走っていて、これは、逆に言うと明確な意図がありまして、今回特に、昨年なんですが、「篤姫」のテレビ放映があったことによってかなりの観光客の方に来ていただいた。また、鹿児島において観光施設を回る巡回バスという形で、シティビューというバスが出ていました。それに関しては回数券のほかに1日券が出ておりましたので、今後、このコミュニティバスに関しても、要は何回の乗り継ぎをすることによって一々お金を払うよりも、1日券を買ったほうが利用が高いということになれば、1日券も視野に入れて考えるべきではないかなと、そのようなことも考えていますが、お考えを教えていただきたいと思います。

 あと、もう1点、コミュニティバスに関しては、一番最後のページ、資料6なんですけれども、こちらで体験乗車アンケートが出ております。私も地元の区民の方々や周りの区民の方々に、今後、4月からはコミュニティバスが試運転されますよというお話をさせていただきます。かなりの区民の方が関心を持っていて、ぜひ乗りたいんだと言っているんですけれども、実際、私は4月から仮運行でも必ず運行するのかなと思ったら、そうではないですよというお話だったもので、ちょっとあれだったんですけれども、実際、体験乗車アンケートというのはどのような形で、どのような人たちを対象にして行われるものなのか、そこら辺についてお考えがあればお示しをしていただければと思っております。

 コミュニティバスに関しては、以上でございます。

 続いて、資料11、地下鉄駅におけるエレベーター設置でございます。

 こちらに関しては、特に今回、清水建設が本社地域へ戻ってくることによって、地元の人たちが一番難解に思っていた長い階段が解消できるということで、地元の人たちが一番喜んでいることなんです。今まで東銀座駅で、自分が一番近い駅にもかかわらず、あの階段を見たら、とてもおりられない、とてもじゃないけれども上れないという方々の意見が多くあって、それぞれ1駅延ばしてエレベーターがあるところから上がって戻ってくるというような区民の方も多くいらっしゃいました。これができることによって、駅の改札までそのままエレベーターでおりられるという形になっているので、これは大いに喜ばしいことだと思っております。

 それとともに、こちらの資料で、現在28ある中央区内の地下鉄、都営線、それからJRの駅に関して、実際に整備済みなのが13駅、そしてまだ未整備が11駅あるという形で資料は出ているんですけれども、実際、私もこの中の資料を見させていただいた結果、何点か今後の完成予定が組み込まれていますので、この11がどんどん解消されると。それに伴って、京橋駅、それから東銀座駅に関しては、今後の再開発に伴って、ここに地下鉄へおりられるアクセスができるという形になっていて、こちらも解消できるだろうというふうに考えています。また、その中で、人形町の日比谷線、これは浅草線とのタイアップによって、おり口のエレベーターをうまく使っていくことによれば、これも両駅が1つで解消できるのではないかというように考えていくと、八丁堀の京葉線のところにも、日比谷線にはエレベーターがついているけれども、京葉線には地上に出る通路がないということで考えれば、現在ある京葉線と日比谷線の通路にある階段の部分を一部改良してスロープにすることによって、何らかの形でスムーズな地上へのアクセスがとれるような形になります。ですから、大きな問題として考えると、地下鉄におけるエレベーターに関しては、銀座線の銀座駅の地下にはホームまでおりる部分のアクセス、それから茅場町の北千住方面、それと日本橋の浅草線、それからJRの東日本橋、馬喰町という、大体大きく5つぐらいに絞られるのかなというふうに考えています。そこで、今後、区としてのこのような、一番難解な地域であります5つの駅に関しての今後の見通しについて、お考えがあればお示しをしていただければと思います。

 また、駅につながるエレベーターに関しては、当然、地下鉄会社、それと企業がタイアップしてやっていくんだとは思うんですけれども、エレベーターをつくる形になったときに補助は区としても行っているのかどうか、その点だけ教えてください。

 以上の3点なんですが、よろしくお願いいたします。

○小栗清掃リサイクル課長
 乾電池の回収についてでございます。

 拠点での回収につきましては、家庭ごみを対象にさせていただいているところでございます。現在、区役所の別館を初めとしまして、乾電池の回収箱を設置したのは6カ所ございます。小学校での拠点回収の中で乾電池を持ち込まれる方が多かったことから、小学校での拠点回収へ拡大したところでございます。今後、様子を見ながら、必要ならばさらに拡大をしてまいりたいと思います。

 以上でございます。

○能瀬環境部長
 区で回収しているごみは、基本的に家庭ごみでございまして、そのうち中小事業所の日量50キログラム以下のごみを出す事業所には有料シールを張って出していただいております。ですから、委員お尋ねの企業の方というのがどのぐらいの規模の方かわかりませんけれども、もし余り乾電池が出るのであれば、やはり事業者としてきちんと処理をしていただくのが原則かというふうに考えてございます。区民館におきましては、牛乳パックの回収箱と、それから発泡スチロールの回収箱を置いてございまして、それでぎりぎりというところもございます。家庭ではそんなに乾電池は出ないだろうということで、現在6カ所で集めているわけでございますが、やはり少なくても何本かは出るという御意見もございましたので、発泡スチロール、牛乳パック、油等と一緒に毎週土曜日に小学校で回収をさせていただくというふうに今回考えたものでございます。

 以上でございます。

○弦間土木部管理課長
 それでは、まず最初にコミュニティバスについての何点かについてお答えいたします。

 南北直通便ができないかというお尋ねでございますが、当初、素案の段階では南北を1つで回るということも考えていたところでございますけれども、その後、ルートが延長になってきた関係上、南北を1回で回りますと、1つのバスが戻ってくるまでに2時間以上かかってしまうとか、そういう問題もございまして、今回につきましては、南と北を分けて3台ずつ循環にしたほうが、それで役所のところで乗りかえというところで運行もスムーズにいくという判断でございます。

 それから、運賃の関係で無料のチケットだとか、そういった考えはどうかということでございます。この資料の中でも運賃に対する考え方の中で4点ほどございまして、既存の補助制度、都バスではシルバーパス、それから都バスも都営交通無料パス、こういったものもありますので、そういったものは十分同じような考えは配慮していこうという考えは持っているところでございます。

 それと、高齢者に広げるかという問題につきましては、これはやはり一般旅客輸送という形になりまして、料金を取るという問題がございますので、どこまで広げるかというのは余り、運行事業者との問題にもかかわってきますので、多く広げていくというのは大変難しい状況ではないかと。他区のコミュニティバスの状況を見ても、大体100円の場合はシルバーパスも使えないということでワンコインでお願いしているとか、200円の場合にはシルバーパスは使えるようにしているとかというような状況でございます。

 それから、もう一つ、1日乗車券についてのお尋ねがございました。こういった便利でなるべくコミュニティバスを利用していただく、それから観光で訪れた方も乗りやすい、そういったようなことでの1日乗車券というのは、一つとしては大変有効な手段になり得るというふうな考えでございます。これについては、今後どういった料金、それからチケットの中での考えを検討していくという状況でございます。

 それから、体験乗車の関係でございますが、こちらのほうは数回程度を予定しておりまして、どういった方法で皆さんに乗っていただいて親しみを持っていただけるかというような方法は今後考えていきたいというふうに思います。

 コミュニティバスにつきましては以上でございまして、次に、エレベーターの関係でございます。

 今後、区として、どういうふうにエレベーターが設置されていくか、見通しについての考えということでございますが、先ほど説明の中でもありましたが、今後とも区といたしましても鉄道事業者に対して、協力を要請していきたいというふうに考えておるところでございます。

 それから、地下鉄へエレベーターを設置する場合の区の補助はということでございますが、今回馬喰町のほうで、こちらのほうでは載ってございませんけれども、エレベーターの補助の関係の高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づいての補助がございまして、こちらのほうは7,000万円、来年度の予算で補助をするというようなことで、福祉保健部のほうで予算を計上しているところでございます。

 以上でございます。

○木村委員
 御答弁ありがとうございました。

 先ほど言った乾電池に関してなんですが、やはりこれは大企業ではなくて、2~3人でやっている小さな企業ということで考えてください。その場合、身近なところで出せるような形を少し考えていただければと思いますので、箱1つという形でも気軽に出せるのではないかなと思いますので、お願いいたします。

 それから、もう1点、コミュニティバスに関してなんですが、やはり中央区の高齢者の方でもわざわざシルバーパスを申請していなかった方々もいらっしゃると思います。コミュニティバスができることによって、ぜひ使ってみたいんだと。それで、例えばふろ券を持っていて、銭湯に入るのと同じような形で、100円出してもいいから、どうなんだというような形の控除的なものも考えていただければと思います。今後、皆さんに御検討をしていただいた結果、また第2回、今月の末にまたあると思いますが、コミュニティバスの検討会でもそのような意見が出てきたときに対応をしていただければと思います。

 以上で終わります。

○田辺委員
 それでは、幾つか質問をさせていただきます。資料の順番どおりいきますので、よろしくお願いします。

 1つは、最初の資料のアスベスト濃度調査でありますけれども、いずれの数値も0.056とみんな一致だったということですが、大変疑問であります。この調査は1分間に10リットルの流量で4時間吸引するということは、10リットル掛ける60分掛ける4ですよね。2,400リットルということになります。この2,400リットルを顕微鏡で調べると、これはどういうことになるかというと、逆算すると、それぞれで134.4本のアスベストが見えた、こういうことになりますね。しかし、3日間6カ所でやったわけでありますが、こういう数字が果たして出るんでしょうか。とても科学的とは思えませんけれども、その根拠になるものがもしあるんだとすれば、説明を受けた後、後ほど資料を出していただきたいということです。よろしくどうぞお願いします。

 それから、資料2の河川の調査ですけれども、5年ぶりの調査でいろいろなことが新たにわかったということで、水質などが改善されているところも出てきているということは大変結構なことだというふうに思います。ところが、日本橋、日本橋川、大手門橋、築地川、ここは依然として深刻な事態になっていると報告をされています。前回の底生生物、マクロベントスに加えて、今回はさらに細かいメイオベントスを調査したということでありますけれども、そうした調査をさらに充実されたということは結構なことだというふうに思います。

 ここで、大手門橋ではマクロベントスもメイオベントスも検出されなかった。深刻なことだということで、この調査報告にも、底生生物が見られないことは、魚類の主要なえさの欠落を意味しており、当調査点が生息環境としてほとんど機能していないことを示すものである。水質底質の改善により、生息環境の回復が強く望まれる水域と位置づけられる。こう指摘しておりますけれども、大変重要な指摘だというふうに思います。これは5年前と変わっていない。ここの点については、さらに3回とも変わっていないんだという指摘がありますけれども、この間3回、つまり10年たっていますけれども、どのような検討と対策がとられてきたのか、お答えいただきたいと思います。

 それから、4番目の資源の抜き取りの問題でありますけれども、これは先ほど来議論されておりますけれども、今後、警察権力の介入も視野に入れているのかどうか、これは私、大変重大な問題だというふうに考えますので、実効あるものにするためにはそうしたことが必要だと考えておられるのか、お答えいただきたいと思います。

 それから、資料5ですけれども、プラスチックの容器包装集積所回収問題です。これは、住民の皆さん方の要望もあって、身近なところで処理できるというふうに歓迎されていると思います。そこで、この問題では、先日、毎日新聞の報道もありました。暴落廃ペット山積み、高値売却、一転、引き渡し有償と、こういう報道をされて、いろいろ資料もつけられておりますけれども、今、どういう状況なのか。そして、プラスチックの回収をして、処理によって区の収入あるいは区の持ち出しはどういう現状にあるのか、これをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料6に関連してですけれども、これは私、意見をしておくだけにしますが、痛ましい4件の死亡事故があったということですね。この概要には、発生時間、先ほど夜中の11時から3時というふうに言われましたけれども、発生時間とそのときの気象条件が記載されていないわけです。今後、こういう報告については、どういう条件だったのか、あるいは発生時間もびしっと記載をしていただきたい。このことは意見として述べておきたいと思います。

 それから、資料7のコミュニティバスの導入実施計画の問題でありますけれども、先ほど来お話ありますように、たくさんのパブリックコメントが寄せられたということです。これは、区民の期待が大きいということのあらわれだというふうに思います。これからさらにルートの検討、料金に関する検討が行われると思うんですけれども、大変たくさんのこうしたことについて意見が出されています。私は、さらに検討が必要だというふうに思います。

 1つは、晴海に入るルートの問題でありますけれども、晴海はL字型に曲がるだけということであります。これは、やはりもっと改善すべきではないかなと思いますね。どういう改善をするかというと、ほっとプラザはるみが有効に活用できるようにする必要があるだろうと。その意味では、まっすぐ晴海に入ってきて、清掃工場、ほっとプラザはるみを周回して黎明橋のほうに戻っていく、そういうコースを検討すべきだ、こう考えますけれども、ぜひこの提案を生かす方向で検討していただきたいということです。

 それから、料金については、やはりワンコインで区民の皆さん方が利用できる、そしてたくさんの人が利用できる、そういう対応をすべきだろう、こう思います。ぜひこの問題について見解をお聞かせいただくとともに、これからの検討、第3回の検討会が開かれるということでありますから、ここでも検討いただきたいと思います。

 それから、資料8の清杉通りの歩道部での自転車の歩行問題でありますけれども、やはり歩道での自転車走行は、死亡事故も現に起こっているわけですね。歩く人のスピードと自転車のスピードは全然違うわけでありますから、きちっとした分離帯もなく、こうした歩道上に自転車走行スペースをつくるというのは、やはりこれらの危険が伴う、こういうふうに思います。これは意見として申し上げておきますけれども、これからはやはり車道を広げる。車道を広げて、車道の中に自転車道をつくる、そういう道路構造にすべきだと思いますので、これから検討をお願いしたい、こう思います。

 それから、資料9でありますけれども、いろいろ問題があるというふうに私は思います。石原知事がにわかに平和を口に出しておりますけれども、しかし、彼の信条は以前とそんなに変わるものではないと私は思います。日本共産党は、オリンピック招致自体、それをてこにして膨大な都民の税金を使うということでは、これはやめなければならんということを主張しているところであります。いろいろな招致と、それをてこにした9兆円の無駄遣い、そうした点で、私たちはこれはやめるべきだというふうに考えますし、例えばオリンピック基金の1,000億円、毎年1,000億円を基金として積んでおりますけれども、このお金を使うならば、100万人分の緊急雇用創出ができる、あるいは75歳以上の医療費の自己負担を半額にすることができる、あるいは1,000戸の都営住宅の新規建設ができる。さらには、公立小・中学校の30人学級への移行などが実現できる。こういうことにこそ、今、お金を使うべきだろう、こう考えています。

 そこで、2つ資料をお願いしたいんですけれども、1つは1月30日に設立した中央区オリンピックムーブメント実行委員会の規約と役員構成、これについて当委員会に資料として提出いただきたい。もう一つは、この問題に関連して晴海連合町会が区長に要望書を提出した、こう聞いております。それも当委員会へ資料として提出をお願いしたい、こう思います。

 続きまして、質問しますが、4月18日ころ、IOC委員が視察に来ると聞いております。これにあわせて各種イベントが計画されておりますけれども、この文書の中でも効果的な演出と、そういう表現をされておりますが、都区一体のいわば、これは押しつけだなというふうに私には思えてなりません。1,000万円を使って晴海通りに250基のフラワーポットを設置する。300万円使って勝鬨橋を中心に清掃活動を行う。横断幕、懸垂幕を設置する。こういうことであります。花の管理はだれが行うのか。晴海通りは、みんな横断禁止の通りになっておりますけれども、分離帯にフラワーポットを置くということになりますと、その管理は一体だれがやるのか。この点についてはどういうことを考えておられるのか、お答えをいただきたいと思います。

 それから、資料10についてです。

 大分話が前に進んでいるようでありますけれども、私は環状2号線の橋りょう化、高架化の問題については、もともと築地市場は現在地で再整備するという方針のもとでは地下での計画であったということは、皆さん方もよく御存じのことだと思うんです。そこで、今度のこの景観意匠検討委員会でありますけれども、私は今、築地市場問題というのは荒れに荒れている。大荒れという状況でありますから、私はきっぱりと中止すべきだ、こう考えております。現在地で再整備を求める声というのは、築地市場の中の業者の中でも大きく広がっていますし、地域の中でも広がっている。こういう実態からも、この計画は取りやめるべきだ、こういうふうに考えております。

 そこで、ここでも私、資料をお願いしたいと思うんですけれども、先日の企画総務委員会に提出されました築地市場関係資料、大変膨大なもので東京都から出された資料でありますけれども、この内容は、環境の問題、土木の問題、都市計画の問題、当委員会が扱う問題がここには詰まっているわけです。そういう点からも、こうした資料が当委員会に提出されないこと自体、私は大変疑問に思っているんですけれども、きょうのところは資料として当委員会に提出をしていただきたい。このことを求めたいと思います。

 それから、資料12。

 これは再開発の問題で一覧表が出されております。私は、まず資料として提出していただきたいと思っておりますのは、この27の事業、区道を含む計画地がかなりですね。区道を含む計画地の詳細を地図上に示す資料の提出をお願いしたい。私たちは、区道の廃止問題について、原則だめです、こういうことを言ってまいりましたけれども、しかし、この計画の中には区道があちこちに入っているということもまた明らかでありますから、この計画の中での、今お話ししました資料を提出いただきたい、こういうふうに思います。

 そこで、さらに個別の案件でありますけれども、11の湊二丁目東地区の再開発問題に関連をしますけれども、ここの計画は昨年の12月17日に都市計画審議会で審議が行われ、我が党は反対をしましたけれども、他の党は附帯意見をつけて、その附帯意見が都市計画審議会の結論となりました。

 そこで、お聞きしたいことは、このまちで、今、ポスターが張られています。私も見てまいりましたけれども、こういうポスターですね。関係している人は見られたと思いますけれども、町内仲よく湊の暮らしと。URよ、まちを壊すな。そして、さらに、こういうポスターもある。中央区は都市計画審議会の附帯意見を遵守、履行せよ。これが1点。2、中央区とURは住民の疑問と意見に対して説明責任を果たせ。これが2つ目です。3つ目に、今の暮らしを継続できる保証が事業協力の最低条件だ。これが3つ目です。4つ目、ライオンズ住民を含め、すべての個人権利者を平等に扱え。こういう内容ですね。この方々のこうしたスローガン、そして訴えというのは大変切実なものだというふうに思います。たくさんの場所に張られていますね。こういう状況を見ますと、現在、まちで進んでいることが、こうした方々の意に沿わない方向で事が進んでいるのかな、こういうふうにも思えるんです。そこで、この計画を主導している区行政はどのような対応をしていくのか、お答えをいただきたいと思います。

 次に、13番目の資料です。

 これは、私もまちづくり協議会を傍聴させていただきました。ここには説明の中に意見書の提出というのがありましたけれども、意見書の提出はあったでしょうか。あったとすれば、それを全文、すべての文章を資料として当委員会に提出をしていただきたいと思います。

 14番目の資料ですけれども、今、深刻な経済状況の中にあって、区民の生活は大変です。そうした中で、新たな負担となるような家賃の値上げを行うべきでない、こう考えております。基準変更による家賃増額世帯は、今、何世帯になるのか。そして、現行家賃と激変緩和措置終了時の家賃の差はどれほどになるのか、もし試算があるならば、資料として提出をしていただきたいと思います。

 それから、最後になりますけれども、15番の資料です。

 中央区マンションの適正な管理を推進するための新たな取組についてということでありますが、3月の定例会に条例案が出されるということで、これはその骨子だということであります。いろいろ注目すべき内容もございますけれども、私は特にここで取り上げたいのは、条例案文中の12、これは条をつければ12条になるんですかね、12条、コミュニティ形成への協力ということと、17のコミュニティの振興等というところで、規則において定める内容として、幾つか例示されております。こんなことを考えているんですよということが書かれておりますけれども、これは大変考えなければならない、配慮しなければならない、そういう内容を持っているんだというふうに思います。例えば、地域行事、町会、町会連合会への参加、こういう表現があります。これは規則で定めると、こう言っていますね。そういうことですね。こういうことは、居住者あるいは管理組合あるいは自治会の義務的なものとして強制してはならないことなのではないか、こういうふうに思います。そういうような規則をつくってはならないと私たちは考えていますけれども、もう既に、当然、規則の内容についても検討されているから、ここに提示してある内容、案が示されていると思います。案の段階でも結構ですけれども、検討している規則について、資料として提出を求めたい、こう思います。

 以上、質問、資料の提出、たくさんお願いしたけれども、よろしくお願いしたいと思います。

○渡辺環境保全課長
 アスベストの測定方法です。

 これは、全部0.056というのは不自然というお話でございましたけれども、0.056というのは、この吸引によりましてアスベスト繊維がそれぞれで1本見つかったということでございます。この計算式ですけれども、手短に申しますと、有効ろ過面積、これは吸い込み口のところです。それ掛ける計測した繊維数、これが1本です。それを顕微鏡の視野面積、これは7.07掛ける0.0001センチメートルという形になるんですけれども、それ掛ける視野数、これは有効ろ過面積を100回見ます。掛ける採気量、先ほどお話しいただいた2,400リットル、これで計算しますと0.056という数字になってきます。これがたまたますべてのところで1本検出されたということでございます。そして、これは業者委託していますけれども、この業者自体は環境省のほうに登録している作業環境測定士という資格も持っているところでございますので、信憑性は高いというふうに考えております。

 次に、河川の築地川の関係でございますけれども、築地川につきましては、あそこはもう完全な閉鎖水域、出入り口は1カ所で、あとはぐるっと浜離宮の周りを取り巻いているところでございます。そういうような状況の中で、非常に水質は悪いということは事実でございまして、これを改善するには、まず流れをつくらなくてはいけない。さらに、機械的にやるとしましたら、高濃度酸素を吹き込んだりするような大々的な工事をする。そして、次に考えられるのがしゅんせつでございます。水底のヘドロをとる。このしゅんせつにつきましては、東京都が実施するわけでございますけれども、18年1月から3月にかけて、大手門付近で実施し、あと築地川の中間付近もあわせて実施をしたところでございます。そのときに総面積で1回目で3,100平米、2回目で4,800平米のしゅんせつを18年1月から3月にして、その後、現在、水質がこのような状況になっています。今後も、すぐできる内容は、東京都に対する要望ということが、まず第1になってきますので、そのようにしていきたいというふうに考えています。

 以上です。

○越地土木部長
 土木部関連で資料要求がございました3点、まずオリンピック実行委員会の規約、構成員、それにつきましては実行委員会等と協議いたしまして、また晴海連合町会からの要望書、これも提出者と協議をいたしまして、また、もう1点の資料でございますが、企画総務委員会に出された市場関連の資料でございますが、それは関係部署と協議いたしまして、なおかつ正副委員長と御相談の上、提出する方向で調整させていただきたいと思います。

○弦間土木部管理課長
 コミュニティバスにつきまして、2点質問がございました。

 まず1点、ほっとプラザはるみのルートということでございます。

 本日の資料の中のパブリックコメントに寄せられた意見の中でも4件ほど出ております。こちらの区の考え方ということで整理させていただきまして、今現在、指定管理者が行っております無料送迎バスがございますので、そちらとコミュニティバスで連携をしていきたいという考えでございます。ただ、今後、環状2号線の橋が開通という部分がございますので、その時点では検討していきたいということでございます。

 それから、料金、ワンコインについてでございますけれども、これも資料の3で運賃の考え方ということで載せさせていただいております。第3回検討会での議論、それから、それをまた受けてのパブリックコメント、さらに運行事業者の提案、この3要素により今後検討をしていきまして、第4回で決定していきたいという考えでございます。

 以上でございます。

○中嶋委員長
 簡潔に御答弁をお願いします。

○宮本公園緑地課長(参事)
 中央分離帯のフラワーポットでございますけれども、基本的にはある程度、3月から4月ですと雨が降るものですから、基本的にはノーメンテナンスでいけると考えておりますが、おっしゃるように、中央分離帯の環境はよくないところがございますので、今、保水剤を、これは40倍ぐらいの水を吸着して、乾燥したときに上がってくるというものでございますが、それを混ぜるような形で花を維持していきたいと考えています。

 以上です。

○中嶋委員長
 答弁の半ばでございますが、時間でございます。

 なお、資料要求につきましては、検討させていただきますので、よろしくお願いいたします。

○小坂委員
 私、先ほどの共産党、田辺委員のをちゃんと聞きたく考えますので、その続きの発言を続けてください。

○中嶋委員長
 もう一度御答弁いただくということですか。

○小坂委員
 共産党の田辺委員の御回答が途中で切られたので、私はそれを聞きたいと考えておりますので、その御回答をお願いします。

○中嶋委員長
 それは、今、共産党の田辺委員からの御発言でございますので、小坂委員の御発言をお願いしたいと思います。

○小坂委員
 わかりました。

 では、私の質問をします。

 まず、1番目ですが、一般的な話で聞きます。

 今、15件、大変重要な御報告が環境建設委員会に出されました。この15件の中で、まちづくり協議会に御報告していただける案件はどれなのか、どれをお考えなのか、それをお答えください。これが1点目です。

 2点目の質問ですが、13番、銀座地区まちづくり協議会に関しまして、歌舞伎座の外観の保存に関してです。

 これに関しまして、これはここにいらっしゃる委員も、また前回の第四回定例会におきましても、外観は保存すべきだという意見が多々出ておりまして、区長にも非常に前向きな答弁をいただいております。区長の回答によりますと、今後、詳細な検討の中で外観や意匠など、現状の面影を残す工夫を図るよう要請してまいりたいと考えておりますということで回答をいただいておりますが、このことでどのような要請をなされたのか、実際にその後、都市計画(案)というふうに計画が進んでおりますので、その過程におきまして、区長はどのような形でこのあたり要請されたのかというのを教えていただければと思います。

 また、これも第四回定例会で守本議員が話題にされました話ですけれども、日本建築学会が2006年4月18日に歌舞伎座の保存に関する要望書というのを区長あて、及び歌舞伎座代表取締役社長、大谷信義様に提出しております。株式会社のほうの民間に出されたものは置いといても、区に出された要望書に対して、どのように区は返答を返したのか、それを教えていただければと思います。これが私の質問です。

 次に移ります。

 オリンピック関連におきまして、9番です。オリンピックムーブメント、オリンピックに関してです。

 このようなオリンピックムーブメント、オリンピックを盛り上げていこうという、その姿勢はわかりました。まず大事なのは、このオリンピックというのはどのようなオリンピックであるのかというのを、計画を東京都は我々に提示すべきだと思います。それがないまま、何かみんなが考えるオリンピックというイメージをそれぞれ持っておきながら、何かいいのかなというイメージが恐らくあるなら、そのイメージの中でムーブメントに入っていこうということになったんだと思いますけれども、2016年に行われる東京オリンピックというのがどのような計画でなされているものなのか、そのあたりをちゃんと東京都は区へ説明すべきだと思いますし、また、まず最初に、ムーブメントをする前に、こんな説明を受けたからと議会に報告すべきだと思います。どのようなオリンピックの計画があるから、だから、こういうムーブメントをしましょうと。そのもとのオリンピックのイメージ像が見えていないまま、このムーブメントに乗れないじゃないですか。そのあたり、実際に立候補ファイルも提出されたわけですし、私もそれに目は通しておりますけれども、このあたり、東京都は丁寧に説明すべきだと。まず、説明を受けているんでしょうか。受けているのであれば、どのような説明を受けたのか、そのあたり、簡単でいいんですが、教えていただければと思います。

 次に移ります。

 コミュニティバスに関してですが、7番の資料です。

 これに関しまして、まず1点目は、いきなりスクールバス直行便の考え方が出てきたと私は受けます。それは、第四回定例会の議論を見ればわかると思うんですけれども、区としては、コミュニティバスのルートとスクールバスのルートは一緒だと考えていたんですね、その時点までは。でしたら、スクールバス直行便の考え方というのはいつ生じたのか、まず1点目、それを教えてください。

 2点目は、今後もパブリックコメントを募集されるということですけれども、これに関しては、まだこれは全般的な、ルートの変更は少々あったと、そういうふうなことで、運賃だけでなく全般的なことまでもう一度聞くのかどうか教えてください。

 3点目は、このパブリックコメントにおきまして、パブリックコメントの中で読んだ中にも書かれているんですけれども、パブリックコメントを募集するのであれば、ルートをきちんと区民にわかりやすく表示して、それをわざわざ区に見に来るとか、ホームページを開くんじゃなくて、これはやはり紙ベースでルートはこうだから、こういうふうになるからということをきちんと区民に明示してパブリックコメントを募集するべきだと思うんですけれども、ルートをきちんと今回は区民に明らかにしてパブリックコメントを募集すべきだと思うんですけれども、そのあたりのパブリックコメントを募集するに当たって、どのような形でするか教えてください。

 次は、バスの台数ですけれども、営業時間が短くなって、スクールバス直行便が3便できるようになって、バスが1台ふえています。民間の考え方なら、そんな経費をかけないと思います。民間というか、本当にやるのであれば、これは当初の計画でいいと思うんですけれども、1台本当にふやす必要があるのか、それによって今後バスのスペースも必要になるでしょうし、このあたりもやはり経費を節減するのであれば、バスは1台多いんじゃないかなと思いますけれども、このあたり、考え方があれば教えてください。

 とりあえず、このあたりをお願いします。

○望月地域整備課長
 まず、まちづくり協議会への報告ということでのお尋ねでございますけれども、まちづくり協議会につきましては、区と地域の代表の方が開発などのまちづくりについて意見交換を行う場として設置しておるものでございます。そういったところにかかわる内容であれば、まちづくり協議会で御報告なり御意見を伺うというような形でやっておりますので、この中からどれかということではなく、そういった場合にはまちづくり協議会において説明なり報告があるというふうに考えております。

 また、歌舞伎座の保存ということでございます。

 歌舞伎座の保存につきましては、事業者のほうで耐震性あるいはバリアフリーの観点から検討を重ねた結果、現在地での建てかえということを選択されたというふうに聞いてございます。ただ、区といたしましても、そういった意味ではランドマークとして長年親しまれてきたものでございますので、意匠、外観等につきまして工夫ができるところはないかとか、あるいは利用できるものがあったら、そちらの新しい建物の中で、調査検討上になりますでしょうけれども利用できないか、そうしたことについてはお話をさせていただいておるところです。

 以上です。

○越地土木部長
 オリンピック関連の御質問に対してお答えいたします。

 委員のほうからは、都からオリンピックのイメージ、オリンピックの考え方について説明を受けているのかというような御質問でございますが、私どもは2月17日にオリンピック招致議連に対して東京都が来て御説明をされた内容につきましては、私どもも承知をしているところでございます。2月12日の立候補ファイルの概要等につきまして説明を受けたものでございます。その中身につきましては、東京都がつくっている、こういったパンフレットの内容と同じ内容でございました。

 以上でございます。

○弦間土木部管理課長
 コミュニティバスについての4点の質問でございます。

 まず、スクールバス直行便の案が一体いつ生じたのかというようなお尋ねでございますが、前回の基本計画の中では、スクールバス対応として南北直行便ということで考えてございました。その後、パブコメの中でも意見がございましたが、スクールバスはその機能に特化すべきというような意見もございます。それから、その中で問題を含んでいたのは、帰りのルートが大分遠くなってしまうというのが一番問題を抱えておりまして、その辺も考えあわせまして、何かいい方法というところで考えたところでございます。

 台数が1台ふえているという、4番目の質問とも関連してくるわけでございますが、台数を1台ふやすことによってスクールバスの直行便が運行できるという考えに至ったところでございます。では、1台ふえることによって経費がふえるのかというところ、その辺も検討したところでございます。1台ふえるわけでございますけれども、このバスの償却5年というスパンを考えてイニシャルコストを計算いたしました。例えば、前みたいにコミュニティバスの中で運行するとなると、例えば添乗員を乗せなければいけない問題とか、そういうものがございます。今回、直行便にすると、そういったところは必要ないというような経費の比較をしてございまして、結果的には1台ふやすことによって、比較いたしますと年間で480万円ほど安くなるということで、こちらのほうが経費的にも効率的という判断に至りまして、1台ふやしたという経過でございます。これは、1番と4番目の質問一緒にお答えをいたしました。

 それから、2番目の、これからパブコメは、また全体的に聞くのかということでございますが、今回、第3回目を開いた後に実施計画(案)としてお示しして、全体的にまた意見をお聞きしてみたいと考えているものでございます。

 それから、パブコメの場合に、ルートを区民に対してホームページではアップをしているわけでございますけれども、なかなかホームページを見られないという問題、確かにパブコメの中の意見でもいただいております。出先等にも置きまして、そこで見ていただくという方法もとっておるわけでございますけれども、そこまで行かなければ見られないとかというような厳しい御意見もいただいております。何かこのルート図を、例えば新聞の折り込みで全部に配るということもなかなか難しいような状況でございますので、御要望があればお送りするということは当然できる形をとってまいりたいと思いますし、第3回の検討委員会でも、これも公表で行っておりますので、傍聴していただければ資料はその場でお渡しするということも行っておりますので、そんな形で工夫してまいりたいというふうに思います。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれありがとうございました。

 まちづくり協議会でどの報告を出すのかということですけれども、これとこれとこれは出すと言っていただきたかったんですけれども、どうでしょう。4番の資源持ち去りの話とか、コミュニティバス導入実施計画の話とか、環状2号線橋りょうの話とか、また中央区マンション適正な管理を推進するための新たな取組とか、このあたりはまちづくり協議会で出して、早目に協議すべき、こういうことをしますということで意見を聞くべき話だと思いますが、このあたり、出すべきだと思うんですけれども、いかがお考えでしょうか。もう一度、そのあたりの考え方をお聞かせいただければと思います。

 また、次に、歌舞伎座の件に関しましては、私の、もう一歩そこから踏み込んだ質問をさせていただいたんですけれども、すなわち外観の保存ができないというのは、一つの考え方によれば、耐震性やバリアフリーということと何回も説明は受けていますけれども、そういう中でも区長から要請するというふうに答えられているので、どのような要請をされたのか、される考えがあるのか、このまま何も見ず、放っておくのか、そのあたりの考え方を聞きたくてお伺いしているわけです。

 それが1つと、また2006年の日本建築学会から来た要望書、区長あてに来ておりますが、有名な建築家がつくられた文化的・歴史的価値の高い歌舞伎座でございますので、ぜひその伝統的意匠を継承した建築計画がなされるようにお願いすると。本会は建物の保存に関して、でき得る限り協力させていただく所存でありますというふうにして要望書が来ているわけなんですけれども、ぜひ積極的に中央区がもっともっと強力に歌舞伎座の外観を保存するように訴えていくべきじゃないかなと。この要望書に関して、要望書を出してきた日本建築学会にどのようなお答えをなさったのか、これをもう一度教えてください。

 オリンピックに関しましては、一部議員、招致する議員には説明したということかもしれませんけれども、これは全体で都の考え方をすべての議員に、招致する積極的な議員だけでなく、すべての議員に説明すべきものではないんでしょうか。ですから、例えば全員協議会等でオリンピックファイルの説明をする場を持つとか、それが筋じゃないですかね。なぜなら、こういうところでオリンピックムーブメントをしようと。区全体の考え方の中で進めている行事であるのであれば、区のそういう説明はすべての議員が聞くべきものだと私は考えますけれども、一部議員だけ聞く場を持つというのはいかがなものかなと思いますが、このあたり、考え方をお聞かせください。

 コミュニティバスに関しましては、バス1台がふえることによって経費が安くなっているという計算でありますので、それはそれで、一応この場ではよしとしておきますけれども、どう考えても1台多かったら駐車場代とかかかるでしょうし、本当に大丈夫なのか、本当は不安です。

 また、スクールバス直行便はいきなり出てきた考え方で、ささっと線を引いたようなものを出してこられているので、このようなルートの安易な決め方で、途中で頓挫しないのかなというのが不安ではあるんですけれども、このあたり、パブリックコメント等もまた募集されるわけなので、また、運行が開始されてからも検討の会を持つとかいうこともパブリックコメントの回答に書かれているし、また、第5回の検討会もするわけですので、そのところを待ちながら分析させていただきたいと思います。

 とりあえず回答をお願いします。

○吉田副区長
 歌舞伎座の件でございますが、委員御指摘の建築学会の要請書がございました時点におきまして、これは松竹と歌舞伎座が現実の建てかえ問題についての委員会を設立いたしまして、現実にあの建物が、現在の建物の構造耐力上残せるのかどうかということを中心としながら検討委員会を設置いたしました。その検討委員会には、事業者から招請を受けまして、国、東京都、そして私ども区も参加をしたわけでございますが、同時に、委員が今御指摘いただきました建築学会のほうも御参加をいただきまして、構造耐力、それからバリアフリーの問題、さまざまな観点から、建築物として残せるかどうかも検討を行ったわけでございます。そういった委員会の検討の中で、具体的には実はあの歌舞伎座、真ん中の部分に非常に大きな大屋根が戦前からはあったわけでございますが、戦災を受けておりまして、真ん中の屋根が落ちたものを昭和26年に修復したりしておりますので、耐震上かなり深刻な問題を含んでおりますので、現実には建てかえせざるを得ないというのが建築学会を含めた、建築学者を含めた議論の中で結論が出て、現在地での再建となったわけでございまして、その過程の中で、建築学会長も、その要請を出してきたところの建築学会長も含めて議論をしながら、現在地の建てかえという方向性が打ち出されてきたわけです。そういう中で、現在、区としては、それであってもなおかつランドマークであるということからして、現在の基本的なスタイル、つまり桃山調の大屋根という形のスタイルを変えないでほしいということで要請をしながら、現在の絵姿に一応収れんをしているということでございまして、その部分については、このデザインのあり方については、銀座地区のデザイン協議会の中でも、地域の方々が十分御審議をいただき、そして銀座のデザイン協議会の方々とも区とも協議をして、今現在のデザインに至っているところでございますので、そういう部分においては、現在のデザインを基本的には区としても、地元としても受け入れていくということになろうかというふうに思っているところでございます。

○越地土木部長
 オリンピックに関連した御質問についてお答えいたします。

 この招致議連に対するオリンピックの関連に関しての説明でございますが、東京都のほうから、区の中で招致を推進する議員の皆さんに、そういう御要望があるなら東京都のほうで説明しましょうということで、我々、そういう申し出を受けて説明を受けたものでございまして、同じように、区長も東京招致に関する区長声明という形でオリンピック、パラリンピックの競技大会に対しての招致についての御発言をされていますので、私どもも同様の内容で東京都から説明を受けたものでございます。東京都の判断で、そのような形での御説明を受けたというふうに理解してございます。

○望月地域整備課長
 先ほどのまちづくり協議会の説明についてということでございますけれども、まず各所管とそれぞれ状況といいますか、内容につきまして相談しながら、案件を提出していくということが今までのまち協の中での案件という形でやってございます。今回、都市整備部の案件としては、まち協への報告というのは、この中身においては予定をしておりません。

○小坂委員
 それぞれありがとうございました。

 では、歌舞伎座に関しまして、吉田副区長がおっしゃられた検討委員会なんですけれども、それは何年から何年まで開催された、どのような名前の検討委員会であったのかお知らせください。これは後ほどで構いません。時間がありませんので。

 この資料で載せられている検討会の年月日を見れば、歌舞伎座再生検討委員会は2005年の資料として出されております。そこから、この建築学会が出している要望書は2006年ですので、そちらの検討会の後に考えて出されていると思いますので、時間的には検討会の後の考えが日本建築学会でありますので、そのあたり、問題があるんじゃないかな、だれも納得していないんじゃないかなと思います。

 ある方から意見をいただきましたけれども、松竹が提示したデザイン化は、和風の形を申しわけ程度にくっつけただけで、到底外観の保存とは言えません。斎場みたいと言った知人さえいます。あのような外観になってしまったら、もはや歌舞伎座は東京の名所ではなくなります。この前で写真を撮る観光客も一人もいなくなってしまうでしょう。事の重大さに多くの人が気づいていないような不安を感じています。歌舞伎座ほど愛されている劇場はありません。時代の趨勢で建てかえざるを得ないとしても、せめて現在の外観は保存してほしいと切に願っていますということです。

 内部は難しいかもしれませんが、現在の建築手法を使えば外観は保存できますので、そのあたり、もう一度申し述べるべきであると思いますし、大変シンプルな今提示されているような外観では、銀座の顔をつぶす話になりますので、それはやめていただきたいと思います。このあたりはまた予算特別委員会に移したいと思いますので、とりあえず私の考えを述べさせていただきましたが、ぜひもう一度区のほうも、これは本当に中央区銀座の顔ですので、もう一度御検討いただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

 また、オリンピックに関しましての姿勢といたしましては、賛成、反対とか、招致を頑張っているとかいうのではなく、すべての議員に説明するのが東京都のあるべき姿だと思いますので、そのあたりは非常に私、納得はいかないんですけれども、これはこれで終わります。置いておきます。

 では、とりあえず質問は、この段階では終わります。

○中嶋委員長
 ほかにございますか。よろしいですか。

 それでは、次に議題に移ります。

 環境保全及び建設行政の調査について、御質問ございますか。

○小坂委員
 まず、築地市場に関しましてお伺いさせていただきます。

 現在、技術会議の報告が出て、東京都は2014年に移転させるというふうに知事のほうも言っております。技術会議の方針もはっきりした現段階におきまして、区長の断固反対の考え方は変わらないのかどうか、これをまず確認させてください。

○矢田区長
 技術会議が結論を出して、東京都もああいう格好で出たわけですけれども、私の見解は先日も委員会で質問が出まして、ちょうど毎日新聞の社説ですか、大体ああいうことで、消費者の疑念があれでぬぐえたかというと、そうではないのではないかという社説でありましたけれども、私もほぼ同じ認識でございまして、議会の皆さんと進めている断固反対ですね、まだまだそういう姿勢である、こういうことで、東京都はどんどん向こうでの整備をしようとするわけですけれども、大丈夫なのかなという疑いはまだ残っているところであります。

○小坂委員
 築地を守るために、新しい築地をつくる会や築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会の開催は、いつを検討されておりますでしょうか、教えてください。

○中嶋委員長
 答弁は簡潔にお願いします。

○吉田副区長
 いずれにしても、技術者会議の結論、それから今後の方向について東京都から具体的にやはり聞かなきゃいけませんし、その内容については議会の方々にも一緒に聞いていただかなきゃいけないと思っております。そういう内容をやはり明らかにした上で、今お話がございました新しい築地をつくる会を初め、もろもろの会議というものを設定していきたいと考えておりますので、その辺については今後の議会の日程等をにらみながら、日程を定めていきたいというふうに考えているところでございます。

○小坂委員
 以上で終わります。

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 ほかにございますか。よろしいですか。

 それでは議題につきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 次に、第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 以上をもちまして、環境建設委員会を閉会といたします。

 どうも長時間ありがとうございました。

(午後4時26分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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