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平成21年  環境建設委員会(6月10日)

1.開会日時

平成21年6月10日(金曜日)
  午後1時29分 開会
  午後4時31分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)
委員長 鷲頭 隆史
副委員長 小坂 和輝
委員 押田 まり子
委員 鈴木 久雄
委員 中嶋 寛明
委員 中島 賢治
委員 田辺 七郎
議長 石島 秀起

4.出席説明員

(17人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長
宮本環境部長
小川環境保全課長
園田清掃リサイクル課長
遠藤中央清掃事務所長
越地土木部長
有賀土木部管理課長
近江道路課長
石田公園緑地課長
室木都市整備部長
田村都市計画課長
望月地域整備課長
中野副参事(都市計画事業・特命担当)
平野住宅課長
平野建築課長

5.議会局職員

奥田議会局長
土谷議事係長
村上書記
武藤書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時29分 開会)

○鷲頭委員長
 それでは、環境建設委員会を開会いたします。

 本日、新たに委員が選任され、実質的に初めての委員会でございますので、私より一言ごあいさつをさせていただきます。

 (あいさつ)

 では、最初でございますので、議長、あいさつをお願いいたします。

○石島議長
 (あいさつ)

○鷲頭委員長
 ありがとうございます。

 では、区長、お願いいたします。

○矢田区長
 (あいさつ)

○鷲頭委員長
 ありがとうございました。

 それでは、次に夏季委員会における服装等についてのお話でございますが、6月から9月まで、議員記章のはい用、上着、ネクタイの着用を略して出席することができることを確認させていただきます。また、理事者におかれましても上着、ネクタイの着用を省略されて差し支えありませんので、そのように御承知おきください。

 それでは、新しく構成をされたメンバーですので、理事者紹介をお願いいたします。

○髙橋副区長
 (理事者紹介)

○鷲頭委員長
 ありがとうございました。

 それでは、常時出席以外の理事者の方は退室をお願いいたします。

 なお、本日は理事者報告の関係で中央清掃事務所長、公園緑地課長、都市整備部副参事、住宅課長及び建築課長が出席しますので、御了承を願います。

 それでは、前委員会からの引き継ぎをしたいと思います。中嶋寛明前委員長、お願いいたします。

○中嶋前委員長
 それでは、貴重なお時間をいただきまして、御報告いたします。

 前委員会は4月22日に開会し、4月1日付人事異動に伴う議会局職員及び関係理事者の紹介の後、理事者より、平成20年度揮発性有機化合物調査結果について、中央区版二酸化炭素排出抑制システムについて、平成21年度中央区一般廃棄物処理実施計画について、コミュニティバスの検討状況について、中央区緑の基本計画の改定について、まちづくり協議会の報告、銀座地区客待ちタクシー実証実験の結果について、平成21年春の全国交通安全運動の実施結果について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 なお、付託事件であります環境保全及び建設行政の調査については継続審査となりました。

 以上であります。

○鷲頭委員長
 ただいまの引き継ぎにつきましては、これを了承することでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 それでは、そのようにさせていただきます。

 では、理事者報告に移りますが、昨日の委員会で、違う委員会なんですが、委員長のほうから声が聞こえにくいというようなお話がありましたので、皆さん、大き目の声で、質問も同じように大き目の声でやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 では、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境部長

 1 平成20年度歩きたばこ及びポイ捨て対策の取組み状況について(資料1)

 2 クリーンデー及び環境月間の取組みについて(資料2)

 3 大気汚染常時測定結果について(資料3)

 4 清掃事業に係る車両交通事故の損害賠償について(資料4)

 5 中央清掃工場の操業状況等(平成20年度)について(資料5)

 6 中央清掃工場の排ガス等調査結果について(資料6)

 7 中央清掃工場廃プラスチック混合可燃ごみの焼却実証確認実施報告(資料7)

 8 「豊洲新市場建設事業」に係る環境影響評価調査計画書(再実施)に対する区長意見(追加資料1)

○越地土木部長

 9 乗合自動車(コミュニティバス車両)の仕様について(資料8)

 10 環状第2号線橋りょうの景観意匠検討委員会の検討結果について(資料9)

 11 朝潮運河歩行者専用橋の検討結果について(資料10)

○室木都市整備部長

 12 まちづくり支援用施設(従前居住者住宅)の設置について(資料11)

 13 月島警察署移転計画について(資料12)

 14 勝どき駅前地区第一種市街地再開発事業に係る公共施設整備のスケジュール変更について(資料13)

 15 平成21年度再開発事業等の取組み状況(資料14)

 16 区民住宅の入居者募集について(資料15)

 17 長期優良住宅建築等計画の認定に係る申請手数料の設定について(資料16)

 18 地区計画の区域内における制限規定の追加について(資料17)

以上18件報告

○鷲頭委員長
 報告御苦労さまでございました。

 それでは、発言時間の持ち時間制につきましては、皆さん既に御承知だと思いますので、お時間を申し上げたいと思います。ただいまの時間は午後2時31分でございますので、自民党さんが52分、それから公明党さん28分、日本共産党さん28分、友愛中央さん28分ということでございます。

 それでは、発言のほう、よろしくお願いいたします。

○鈴木(久)委員
 私の主たる目的を本日の質問の前に1つ。

 環状2号線の橋りょうの景観意匠検討委員会の検討結果、これでいくと鷲頭委員長は従来から、隅田川の河口にもう1本橋をかけるのは大反対だと。かけるなら、勝鬨橋の向こうからこっちに向かって、あそこで思う存分開けばいいんだと。私も同じ考えなんですけれども、それはそれとして、この絵の中に、イメージ図だからあれだけれども、何年か前から中央区と東京都と江東区を交えてかな、LRTについて検討してきていますよね。私も予算特別委員会でちょっと言ったけれども、どうも東京都は中央区をばかにして、LRTだ、LRTだと中央区は要望しているのにBRTだなんて、しゃあしゃあと出している。とんでもないと言いましたよね。BRTもここにないんだよね。乗用車だけ。LRTは、やはり中央区としてはまだ目標は掲げているのかどうか。LRTなら線路をかけなくちゃならないけれども、かいていないでしょう。BRTなら線路がなくてもいいけれども、この辺を教えてください。

○越地土木部長
 ただいまの御質問に対してお答えいたします。

 現在、東京都並びに江東区さんにも実はオブザーバーとして入っていただきまして、検討会をやっているところでございます。その検討会の中ではLRT、BRT、それぞれ新交通システムというような範疇で考えておりまして、具体的にどちらがということでの結論はまだ出ておらないんですが、幅広く、今、江東区も含めた形での検討をしているところでございます。私どもとしましては、環状2号線に新しい交通システムとしてLRT等を導入したいということで考えてございまして、東京都の中のこの絵には確かに載ってございませんが、橋りょうの設計並びに高架橋の設計の中では当然LRTが入っても大丈夫な形での設計、荷重並びにスペース的なものも入っても大丈夫だということでの検討をしているということで認識してございます。

 ただし、入ってくる導入空間につきましては、まだ東京都との調整が調っていないということもありまして、この絵の中ではまだ記載できていない状況でございます。今後とも精力的に東京都といろいろと調整をしてまいりたいということで考えてございます。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 ありがとうございました。

 ぜひ、私は個人的にはLRTで頑張っていただきたいという思いが強いので、これは申し上げておきます。お願いします。

 次に、本題に入ります。

 朝潮運河の人道橋ですけれども、これは予算特別委員会でも聞いたんですけれども、先ほど土木部長の報告にもありました反対運動が起きているということですが、その辺どういうふうな状況なのか教えてください。

○近江道路課長
 今回、この委員会におきまして、橋りょう形式をX型橋ということで御提案させていただいてございます。反対の方のお声が強いのは、月島の四丁目と勝どきの二丁目の主にマンションに居住している方たちから反対の声をちょうだいしてございます。まだ住民の皆様には橋りょうの形式をお示ししていませんので、月島側、勝どき側、どちらに橋をかけるということも具体的にはお答えしてございません。お答えにつきましては、この委員会の後に説明をするという段取りを踏んでいるところでございます。

 また、反対の推移、それぞれのマンションにつきましては、月島側のマンションにつきましては、理事長を初めとする役員の方が毎月のようにこちらのほうにお見えになりますので、そのときに進捗状況、また考え方等について説明させていただいております。また、勝どき側のマンションにつきましては、昨年12月の第1回を皮切りに全体の説明会をこれまでに1回、役員さんがかわっていただいたときの説明会を1回開催してございます。全体会の説明は、まちづくり協議会が終わった後にまたやる予定でございますが、それとは別に、引き続き、月島側の理事会、また勝どき側の全体会についても説明会を開催するということで地域の方とお話し合いを進めているところでございます。

 以上です。

○鈴木(久)委員
 ありがとうございます。

 まだ合意はできていないんだろうと思うんですが、確かに、今、道路課長がおっしゃったように具体的な絵が示せないと、なかなか住民の皆さんも納得できないなということは確かにわかりますね。今回、こういうふうにして明確な、明瞭な考え方、絵が出てきたということは大変、一つの前へ進むきっかけになるので、いいかなと思っておりますし、同時に、この4案、X型に決まったということで本当に私としてはやはりいいな、景観もいいし、ロマンがあるね。非常に評価したいと思っております。

 それと、私自身も住民の皆さんが不安になっていた要素というのは、確かにあるんですよ。行きどまり道路で今まで自由に使えていた。子供が安心して遊んでいた。静寂も保たれていた。これはよくわかる。反対したい気持ちはよくわかるんですが、要するに、さっきも言ったように全然絵がわからなかった。ここに出てきたX橋になると、1本とか2本とかいう形だと、どうしても自分のマンションのところにスロープが結構長く行くわけですよ、20何メートルとかね。それは嫌ですよ。そういうことを恐らく想像していたのかなというふうに私は思うんだけれども、私もそんなふうに考えていたので、これは何かいい方法があるのかなと思っていましたら、何とここに5メートルの張り出しというのがあるんだよね、従来からの計画で朝潮運河の両岸で。ここを活用して、スロープを川に沿った形で持っていくというのは、これはまさに私は全然気がつかなかったんだけれども、こういうふうになると、マンションへの影響というのは、ほとんどスロープに対しての影響はないわけだから、こうなってきますと状況は変わってくるんだろうなというふうに、私はいい方向に行くのかなと。これを進めるためのね。そうすると、やはり天下の公道ですから、マンションに住む人たちだって、人が通るのまでだめだとは言えないでしょう。言えないと思いますよね。ただ、若干人が多く通るから困ったなという気持ちはあるけれども、だからといって反対はできないだろうと私は思っておりますので、このX橋とスロープについては大変歓迎すべき計画である、すばらしい計画であると思っております。防災面でもそうだし、人の行き来、地域の活性化においても、大変すばらしいものだと思っておりますので、ぜひとも今月末のまちづくり協議会と、それから地元説明をやる中で、これはもうここまで来たら何としても理解をしていただくように努力していただいて、頑張っていただきたいなと思っております。景観的にも、朝潮小橋なんていうのは、東京都のでっかい船が通らなきゃいけないから、あれだけ高くなっているけれども、あれね。だから、スロープもうんと長い。晴海側はね。あんなことはないわけで、これは長くたって21メートルでしょう、スロープが月島側でね。これぐらいなら何とかいいんじゃないかなと思っておりますので、くれぐれも頑張って、反対している方々に対して誠意を持って説明に当たって御理解をいただくように努力をしていただきたいということをお願いしたいと思います。そして、計画どおり22年度、23年度整備に向けて頑張っていただきたいとエールを送っていきたいと思います。

 それにちなんでもう一つ、トリトン前の小型船発着所、この絵がここにあるんだけれども、ちょっと教えてもらいたいんだけれども、ここに囲いがあるでしょう、こういうふうに。この囲いの中の堀というのは何なんでしょうかね。ちょっと教えていただきたいということと、前の資料だけれども、区の資料にも書いてある、要するに将来的にはこれは小型船舶発着所ができた後には区が一体的に管理をするように、今、東京都のほうが一回向こうへ行って、また戻ってきて、行き来する桟橋をかけて、浮きドック、浮桟橋をかけて、それを区が一体的に将来的に管理し、そのための調整を都とやっているというようなことが書いてありましたけれども、今、状況はどうなっていますか。

 その2つ、説明してください。お願いします。

○越地土木部長
 お尋ねの件でございます。

 先ほど委員も見ていただきました、このパースの横の、資料1の図面をお開きいただきたいと思います。この中で、実は、トリトンブリッジと書いてございますが、そこを横断するような形で下に伸びている線、これは黎明橋公園前の船着場と一体となって行き来ができるような形の、水面に浮いたような形の遊歩道を考えてございます。それと、橋の下にも同じように上に伸びてございますが、これ、実は橋をぎりぎりのところにかけてまいりますので、橋台のところでなかなかこのクリアランスがうまくとれないかなと。要するに、頭がつかえちゃうような状況がありますので、やはり少し沖に出した形での遊歩道が連続して、この絵でいきますと上のほうにも遊歩道がずっとつながるようにということで考えているものでございます。

 ただし、まだこの位置は仮置きで、まさに絵にしたものでございますので、今年度設計をする中で詳細の形はまた詰めていきたいと思ってございます。

 また、この中でブルーで着色したところ、これは待合所というような形で、乗り合いの船を待つときの待合所あるいは屋形船の待合所等にも使っていきたいというものでございます。東京都ともいろいろと調整をしてございまして、港湾局の工事等の調整も、今、進んでおるところでございまして、当初計画と工程的なずれはございません。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 では、そうすると浮桟橋、通路の中の内側の水面空間というかな、水面は何か活用しないともったいない。何メートルぐらいの幅になるんだろうね。何か活用することを工夫したらどうですか。ただの水辺というよりは。昔、相生橋のところにこういう囲ったところがあって、何も使われていないんだよね。何かいきさつがあってね。どこかの船宿さんと何かあったとか。ああいうままでは、おもしろくもなんともないじゃないですかね。これ、よく考えていただきたいと思います。まだ間がありますから、お願いをしておきたいと思います。

 それと、計画でいくと、小型船の待合所がある。区の計画だと、X橋がかかって平成24年度以降整備ということに今の計画ではなっていますよね、昨年までの計画。なっていますが、私は、御存じだと思いますが、どこか月島側で区の小型船発着所と相対峙するような、相対立するような、何となくそんな計画もあると聞いておりますが、そうなると、平成24年なんていうことじゃなくて、X橋をかける22年、23年ぐらいの途中あたりから食い込んでいく、前倒しして、X橋はかちっと23年度末で終わって、また24年度に、予算の関係もあるかもしれないけれども、そこから入っていくというのはいかにも役所的な感覚だと私は思っているので、同時並行的にいいころを見計らって、さっきの月島第二児童公園の前倒しの一部供用なんて、あれと同じで、もっと柔軟性のある考え方を持ってやっていくこと、そうすると、今みたいな相対峙するような計画に対して歯どめがかかるような気がするんだけれども、その辺についてぜひやっていただきたいと思うんだけれども、何か見解がありますか。

○吉田副区長
 この点については、基本的には、今、設計の骨格がようやくX橋ということで決まったわけですので、今後、工事の手順等を調整させていただきながら、設計させていただきます。そういうときに具体的にそれは同時でやったほうがいいのかどうかということについても、あわせて検討させていただきますので、これはいずれにしても23年度の作業をどういうふうにするかということになろうかと思いますので、今後御指摘の点も含めて検討させていただきたいと思います。

○鈴木(久)委員
 幾つかの質問の中でかなり期待を込めて申し上げましたので、かなり希望の持てるような答弁があったように記憶いたしまして、終わります。

○中嶋委員
 2点ばかりなんですけれども、1点は要望なんですけれども、クリーンデーなんですけれども、これは教育委員会とも話さなきゃいけないと思うんですが、毎年5月の最終日曜日ということは認識しているんですけれども、これは中央区全体の行事だと思うんですよね。ところが、ことしも小学校が運動会をやっているんですよね、その日に。そうすると、通常クリーンデーは9時からですよね。うちのほうは8時半からやったので、お知らせをしたんですけれども、なかなか出てこないわけですよね、8時半では。クリーンデーも大切ですよ、でも、まちの運動会というのも大切なわけですよ。だから、これは要望にとどめておきますけれども、教育委員会としっかり話して、なるべく中央区全体の行事があるときには日にちをずらしてもらうとか、それを要望しておきます。よろしくお願いします。

 鈴木委員が大分質問したので、私は1点だけ、これはまちの安心・安全なんですけれども、月島警察が移転を計画しているということが今回初めて出てきたんですが、これは4~5年前から月島地区の町会長を集めて説明会をしているというのは、私も水面下の話は聞いていましたし、いよいよ正式にきょう、環境建設委員会にこの問題が取り上げられましたものですから、少し時間があるかと思うので、何点か質問いたします。

 この問題を中央区はどうとらえているか、まず1点はね。まちの安心・安全で、私も月島からこっちの勝どき六丁目に来たときに、いいのかなと、たしか思ったんですよね、移転してきてね。一番端ですから。月島にあったときはほぼ真ん中だから、佃に行こうと晴海に行こうと比較的行くことができたんですけれども、これがこっちに来たときに、いいのかなと。その事情もちょっと聞いたことはあるんですけれども、今はそこまでは言いません。これがやはりまちの安心・安全の中で区が考え、とらえているか、まずそこから聞きたいと思います。

○吉田副区長
 委員御指摘のとおり、月島警察については、現在、私どもの再開発支援用施設があります月島センターの向かい側、区民センターの向かい側に以前はあったわけです。大規模な建てかえ計画があったんですが、その大規模な建てかえ計画については、近隣からの御判断もあってということで、豊海に移った。豊海に移ったんですが、今度はいろいろ現実問題、手狭になってきたということも含めて、今回、晴海のほうに移っていくと。現実には、今、委員が御指摘のように、実は月島の方たちも最初に豊海に行ったときに、近隣に御反対はありながらも、おい、まちはどうなるんだよというような御意見があって、御反対をしながら交番をつくれというような大変矛盾した御要求も出たことがあるのは、私どももよく承知をしているところでございます。

 ただ、現在の月島地域全体のやはり人口の規模とか、まちが持っている機能とかというものを考えましたときに、警察の機能の充実というのも非常に重要でございますので、そういった点から、今回の機能整備というのは必要であろうということで、そういった用地が晴海にしか求められないとか、そういう規模が晴海にしか求められないということで、今回移動になったということであろうかと思います。

 その時々において、しかし、地域の安全性という意味ではいろいろ、例えば移転した後にも問題が出てくるかもしれない。これらの問題については、私どもも随時協議をしておりまして、例えばちょっと御指摘するのもおかしい話ですけれども、リバーシティなんかについても、あれだけの団地ができたんだからということで都心型の駐在所を、そういう意味でつくらせていただいたり、そういうことでネットワークをつくらせていただいたようなこともございますので、今後この整備が済んだ後でも、この地域の環境というものについて、やはり今後とも引き続き私ども区と警察の間で協議をしていくようなところを我々として留意してつくっていかなければいけないなというふうに考えているところでございます。

○中嶋委員
 ありがとうございます。

 今、副区長から、確かに警察と区だと言いますけれども、そこに地域の皆さんにも入っていただくということだと思うんですよ。実は、きょう、正式に初めて見ました。うわさはありました。我々が平成9年に清掃工場の問題でやったときに、あの清掃工場、5,000平米残っているんですよね。たしか、あそこへ警察が行くという報告があったかに、何となくそういう記憶しています。ところが、これを見たら、海員会館の前の土地になって、第1期工事も入るということなんですけれども、そうしますと、ちょっと話があれですけれども、あの5,000平米はどうなっているんですか。それを聞かせてください。

○吉田副区長
 それは私もよく承知しているところでございますが、5,000平米のところに移転するという話は、率直に申し上げますと、2代前の署長さんが地元にお話しになったことでございまして、ヘリコプターの遊覧飛行までついて、御説明があったということは聞いておりますけれども、公式には私どもにはお話はないわけでございます、現実問題として。

 この5,000平米については、実は清掃工場問題をやったときの0.5ヘクタールというお話になってございますし、その分を本格的にどうするんだということについては、我々としても関心を持たざるを得ない。当初3ヘクタールと言ってきたものが2.5ヘクタールに減っていった中で生じてきた0.5ヘクタールですから。ただ、これが現実の問題として、今、オリンピック問題を抱えて、この5,000平米についても、今、現実の問題として計画書などで詳細には触れられておりませんが、やはりバスの停留所の一部に活用するだとか、そういった部分の話がございますので、今すぐおいそれと行く末が決まるものではないと思いますけれども、やはり我々としては非常に重大な関心を持って、私どもの区のさまざまな行政領域の中で、やはり広場というものはまだまだ必要でございますので、そういった点も含めて東京都と折衝していきたいというふうに考えているところです。

○中嶋委員
 ありがとうございました。

 ということは、あの当時、相当いろいろなお話で、清掃工場も、東京都はうそばっかりついてという地域のいろいろな言葉があったんですが、ただ、やはりいまだにあの地域は、0.5ヘクタールは関心があったのは事実なんですよ。広場をつくりますとか、いろいろ案があったんですけれども、今の副区長の御答弁の中で、やはりきちんと、確かにオリンピックがあるということは我々も承知しています。しかし、これは短期間ですよね。その期間だけですよ。2016年、その期間の中で終わるわけですよ。だけれども、あの5,000平米は延々とあるわけですよね。ですから、そういうことを考えて、やはりもう一度原点に戻って、きちっと東京都と話をしなきゃいかんのじゃないかと思うんです。ですから、それは強く要望しておきます。

 それで、最初に戻りますけれども、実は月島警察の跡地も、私も隣が警察署でございますので、いろいろな話し合いの中で、当時の署長さんとも機会があると会いますので、大変心配しているんだという話をしましたら、月島警察署も当然ですと。我々は、申しわけないけれども、もう計画で出ていますから、向こうへ行かせていただきますと。でも、それはまちの安全を考えた場合、晴海でもどこでも我々は決してやぶさかじゃないんですけれども、ただ、地域の心配は、やはり今まで私の記憶の中ではあそこで犯罪があったのは1件だけなんですよ。1件あるんですよ、あの地域でね。要するに、勝どき五丁目、六丁目、豊海町で事件が1件だけあったと。これは、晴海に泳いで逃げて捕まってしまった。それ以外にないんですよ、大きな事件は。

 ですから、今、冒頭に副区長が言ったように、当然、警察とも話す、東京都とも話してくれるでしょう。しかし、最終的には地域の、今、4町会ありますから、そこの町会長にも私なりにお伝えはしているんですが、今、佃の件もお話がありましたけれども、私の感触の中で月島警察は跡地の問題、非常に近隣の皆さん方の気持ちは十分わかると理解をしてくれているわけですよ。それを一緒に地域、それから警察、それから行政も入れて話しましょうという前向きな姿勢を持っておりますので、それを含めて、副区長が担当部署だと思いますけれども、しっかり地域の要望を聞きながら、この計画の跡地の問題を進めてもらいたい。恐らくこれは補助314号線の道路計画に入っていると思うんです。ですから、確かにそういう面もあって移転をするということは、私自身は認識はしているんですが、地域の方々はまだまだ、消防も行っちゃうのと。臨港消防も移転するわけですよね。月島警察も移転しますので、それを含めてしっかり地域と連携をとっていただいて、また警察、東京都と連携をとっていただきまして、まちの安心・安全のためによりよい方向を見つけていただきたい。

 それだけを要望いたしまして、終わります。

○鷲頭委員長
 それでは、ただいま審議半ばでございますが、休憩をとりたいと思います。午後3時10分に再開したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(午後2時58分 休憩)

―――――――――― ◇ ――――――――――

(午後3時10分 再開)

○鷲頭委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

 それでは、発言者の方。

○中島委員
 環境建設委員会ということで、ことし1年よろしくお願いいたします。

 まず、資料の2番から、クリーンデーということで、比較的いつも疑問に思うのは、クリーンデーのときに掃除用具をたくさんいただくんですが、それは各自治会とか町会から申請されてということだと思うんですが、それに関して無駄がないのかどうか、どういうふうに区でお考えになっているかお聞きしたいと思います。

 それと、今、区民の、集合住宅に住んでいる方は86%ということで、かなり掃除する場所が限定されている。今回、クリーンデーについて思うんですが、やはりコミュニティとしての位置づけもかなり高くて、私もガーデンコートに住んでいると、最初のころはやはりワンフロア9世帯いると半分以上の世帯が出ているんですけれども、今回は2世帯しか出ていない。結局、行っても、やる場所がないんですね。今回も、やりますと大体100人ぐらいの人が集まっていて、では始めますと言うと10分でもうやる場所がない。クリーンデー自体に反対するわけではないんですが、集合住宅に住んでいる方が86%として、昔ながらのクリーンデーの取り組み方でいいのかなというふうに疑問に思うので、掃除用具の件と取り組みの件についてお聞かせいただきたいと思います。

 それと、資料3の大気汚染の測定ということで、3ページには本当に基準値よりも随分下になってきれいになったという表現の仕方なんですね。本当に私も、昔に比べれば随分きれいになったというふうには感じるんですが、これはあくまでも基準値からの表現の方法だというふうに考えています。今思うのは、私たちが生活する中で理想大気というような考え方で、私たちが本当に生活する中でいい環境、例えば青森の緑がいっぱいの中の大気と中央区を比べたときにどのぐらい差があって、私たちの大気はどういうところだという位置づけがないと、なかなか本当にこれがきれいになって、私たちが暮らす大気の状態なのかどうかというのがわからないと思うんです。行政としては、基準値以下だからきれいですよという表現の仕方なんですけれども、今、この時代に至って環境がこれだけ言われている以上、やはりいかに自然の状態に近いか、それに持っていけるかというのがこれからの指針になってくるのではないかと思うので、なかなか無理な話だとは思いますが、そういう取り組みに関しての御意見をお聞かせいただければと思います。

 それと、中央清掃工場で発電ということで、たしかこの発電、売電に関しては、うちの区に利益としては上がってこないというふうに思っているんですが、そうなったときに、これを売電という形で、こういった数字で幾ら売電していますよということが、うちの区に対してどれだけのメリットがあるのかなと。これは清掃一部事務組合のほうの資産として入ってしまうんだと思うんですが、地元の区として、それだけ電気を発電して、それに対してのメリットはどういうものがあるのかということを教えていただきたいと思います。

 それと、もう一つそれに付随して、2年前の江戸川の送電線の切断で日本橋地域が停電になり、ただ月島とか晴海地域は全然電気が切れなかったということを考えると、災害時、この焼却場の発電機能で中央区の電力というのは優先的にもらえるのかどうかということです。何が言いたいかというと、せっかく区内に発電所があって、災害時の電力として、その電気を供給できるようになっているのか。実際の災害時に一切使えなかったりすると、何のためにあるのかなというふうにも思っていますので、それに関してお答えできるようでしたら、よろしくお願いしたいと思います。

 とりあえず環境絡みの件で、そこまでよろしくお願いいたします。

○小川環境保全課長
 クリーンデーで配布しております掃除道具でございますけれども、こちらに関しましては、各団体さんの要望に基づきまして配布しているわけでございます。これに関しましては、クリーンデー1日では当然なくて、それ以降1年間、またさらに言えばそれ以降、ある限り有効に、そうした団体の皆様方はクリーンデーだけでなく日々活動していただいているわけでございますので、そうした中で有効にお使いいただければということで配布しているところでございます。また、私どももそのような形で、無駄なく活用いただいているのかなというふうに考えているところでございます。ただし、軍手とかそういったもの、タオルとか配っているんですけれども、そうしたものは今言ったものとはちょっと形が変わってくるのかなと。その日にお使いいただいても、それはそれでいいのかな、有効な活用かなというふうに考えているところでございます。ですから、掃除道具に関しましては、以降の日々の活動で有効にお使いいただいているというふうに考えているところでございます。

 続きまして、確かに、私ごとで申しわけございませんが、私も5月31日には日本橋地域を中心に回りましたけれども、自転車で全域を回ると、最後のほうになると終わっているという状況も確かにございまして、委員のおっしゃるような、なかなか掃除をする場所がないのかな、ないというか、すぐに終わってしまうのかなという現実もあるのかなというふうに考えているところでございます。現在、クリーンデーが車道、公園、私有地、特に空き地は対象としないという形で皆様方に御説明させていただいているところでございます。いろいろな難しい問題もあろうかと思うんですけれども、今、委員のおっしゃいましたように、それ以外の場所で、特に集合住宅の方々は、いらっしゃると短い時間で終わってしまう。そうすると、せっかくのコミュニティ形成のいい機会も短い時間で終わってしまうというようなこともあろうかと思います。いろいろ考えていかなければいけない難しい、例えば私有地、空き地に入り込むことはどうなのかということもあろうかと思いますけれども、そうした部分を含めてクリーンデーの取り組み方に関しましては、今後ともこれでいいんだということではなく、いろいろ考えていき、少しずつでも実行に移せればなというふうに考えているところでございます。

 3点目でございます。

 大気汚染の理想の大気との相対比較ということでございます。

 確かに、今現在は大気汚染の状況ということは環境省の基準値を中心に考えているところでございます。委員のおっしゃいましたように、例えば里山だとかいうような非常にいいと言われる空気との比較というようなことは現在しておりません。また、なかなか技術的にもそうしたものは難しいのかなというふうに考えているところでございます。ただし、ちょっと方法は違ってくるのかなとは思いますけれども、中央区の場合、中央区の森を檜原村に持ってございます。また、そちらの檜原のバスツアーというものを年2回開催してございますので、そうしたものに参加していただいて実感をしていただくというような方法もあるのかなと。これは牽強付会なところもあろうかと思いますけれども、現在はそうしたところで環境基準を文字どおり基準としながら評価をさせていただいているという状況でございます。

 以上でございます。

○園田清掃リサイクル課長
 清掃工場の売電についてお答えします。

 売電については、資料のほうで平成19年度5億1,000万程度、平成20年度については約5億9,000万ぐらいになるだろうと概算をいただいています。全清掃工場44億程度の13%程度が中央清掃工場での売電額になる予定ですが、ずっと一部事務組合の歳入というふうになっています。直接的に中央区でのメリットといいますと、ほっとプラザのほうでは東電よりは低価格で入札によって供給されています。一部事務組合で歳入したものがどういうふうに区に対しほかにというと、一部事務組合全体で歳入額を得るときに各区の負担金の中からそれを差し引いて負担金を算出していますので、全体的に軽減されているということになります。

 以上です。

○宮本環境部長
 中央清掃工場で発電をしているわけですけれども、そのあたりの災害時の使い方については、申しわけございませんが、まだそのあたりは把握しておりません。ただ、今、一部事務組合のほうでは平成22年度から電気について、売電したものについて各区、23区の小学校で使っていただくような計画を持ってございます。そのあたりが、たまたま本区の場合、小学校が防災拠点になっているというところなどもありますので、そういう中で災害時の供給がどういうふうな形で織り込みができるのかについて、今後一部事務組合のほうなどに問い合わせて協議していきたいと考えております。

 以上でございます。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 クリーンデーに関しては、掃除用具はもともとそういう予定で配布されているんですね。1年間使っていただく。現実、それがそのようになっていないという認識でいるわけです。結局、今回の掃除をやるときにも去年の用具が出てきたりして、新しいものはまたとっておいたりとかいうような形で、だから、その辺無駄がないんですかという話で、配れば皆さん喜んで要求はしてくると思うんですが、その辺も、1年に1回こういう形でお出しするから、前もって持っていこうというふうになってしまうのかもしれないので、できたら、公共的なところを掃除する場合は御連絡いただければいつでも出すようにすれば、もうちょっと無駄がないのかなというふうにも思っていますので、今後そういうふうにしてくださいという意味ではないんですが、その辺、無駄のない取り組みをお願いしたいというふうに思っております。せっかく環境期間にクリーンデーという形で実施していますので、なるべく無駄をなくしたような取り組みでお願いしたいなというふうに考えております。

 大気汚染に関しては、比較ということですと基準値をもう随分下回っているんですよ。ですから、一見すると、もうきれいだなという話にしかならないので。ただ、本当は中央区の森も最初から出そうかと思ったんですけれども、檜原村の大気と比べて、こんなに中央区はきれいなんですよということをアピールする意味でも、理想大気ではないんですけれども、そういう表現のほうが皆さんわかりやすいんじゃないですかというお話で、それをするかしないかというのはまた今後検討していただければと思います。そのほうが区民にとってもわかりやすいかなというふうに思います。さらに、アピール性もあるかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 発電に関してなんですけれども、売電に関しては1キロワット21円が通常、クリーン発電で行われている金額だというふうに思っているんですけれども、ただ発電方法によって5段階で随分値段が違うというふうに言われています。今回、環境省のほうから太陽光なんかは売電を48円、今の倍ぐらいにというような話もしていますが、今後やはり売電ということに関して、発電方法がクリーンであれば、それなりの額が発生してくるというふうになったときに、本区の中にこういう形で焼却用の売電という形ではあるんですが、今後、環境部として、太陽光だったり、風力発電だったりしたときに、せめて中央区の電気として供給できるような体制を組んでいただければと思います。それを売電によって供給するのか、直接供給するのか方法があるかと思うんですが、その中に、先ほど環境部長のほうから小学校などに私どもの区の発電した電気を供給するようなことを考えていきたいというお話をいただいた。これは、やはり災害時に電気というのは私どもの区には大変重要な資源だというふうに考えておりますので、今後やはり一部事務組合と協議した上で、優先的に私どもの病院や防災拠点なんかには供給できるような話し合いも進めていただければというふうに思っております。その辺は今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 その話の中で、結局、焼却場の電力は運営に関してのお金が削減されるだけで、大きく区に対して利益をもたらさないというお話だったんですよね。残念に思っておりますが、やはり区内で焼却施設を持っている以上、今後一部事務組合に区としての要求も、しっかり利益のとれるような形で要求していっていただきたいなというふうに思っております。

 次に、10番の資料の朝潮運河の歩行者専用橋なんですけれども、これは随分前から晴海側として、清月橋を乳母車でおりられないとか、車いすの方が通れないということで、大変地域からは要求が出ていたことなので、本当に取り組みとしてはありがたいなというふうに思っております。

 ただ、この中のデザインの中で、屋根がつくような図面が出ているんですけれども、これはまだイメージ図だということで決定ではないという話なんですが、現実、やはりできる限り屋根とか、普通の橋のような形のほうが解放感があっていいというふうに私も感じております。トリトンブリッジは機械仕掛けで動く歩道という形で、一見すると楽なように見えるんですが、解放感という意味ではすがすがしさを余り感じないという思いもしますので、できれば、私の個人的な意見になってしまいますけれども、あえて屋根をつけずに、もっと普通の橋のようにしていただければ。そうするとコスト面でもかなり下がって、経済性も高いのかなというふうに思いますので、その辺もよろしくお願いしたいと思います。

 あと、1つお聞きしたいのは、資料12番の月島警察署移転なんですけれども、先ほど前委員からもいろいろお話があったので、私は違う観点でお聞きしたいんですが、この中で、防災時に関しても非常時の増員に対応できるような施設の整備をというような話、災害時にも対応できるようなというような話を書いてあるんですが、あそこの位置は防潮堤の外側に位置する場所だというふうに思っているんです。なぜ防潮堤の中じゃなくて外なんだろうと。災害時に対応できるようにというふうにうたいつつも、高潮のための防潮堤のわざわざ外側に位置する場所に置いたというのが私には解せないんです。そうすると、今まであった防潮堤は何の役にも立たなかったという意味なのかなというふうに思うんですが、もしその辺の御見解がありましたら教えていただければと思います。

 それと、最後に資料15番の区民住宅の入居者募集というお話をいただいているんですが、この入居者募集に関してこれだけの区立住宅、高齢者住宅にあきが出ている。その理由というのを一つ一つ確認されているんでしょうか。今後、区内の住宅政策において、私どもの区立住宅とか区営住宅が今の内容で合っているのかどうかということです。入っている方が家賃が払えなくて出ていくということであれば、基本的には家賃が高過ぎる設定なのかなと。逆に、滞納されている人が多ければ、またそれなりの理由があって、改善をするべきではないかというようなことにもなると思うんです。ですから、一つ一つこれだけあいた中の理由というのは住宅課のほうで把握されているのかどうかもお聞かせいただきたいと思います。

 では、質問としては以上2点、よろしくお願いいたします。

○室木都市整備部長
 まず、1点目の月島警察署の関係でございますけれども、ここの記載にございます非常時の増員にも対応できるという点でございますけれども、これは例えば大きな事件があって、そういう場合に大きな本部を立ち上げなければならない。そういう大きな本部をつくる位置がなかなかないものですから、今回の月島警察署の整備に当たっては、そういうスペースも確保した機能の庁舎にしていこうということでございます。例えば、具体的に申し上げますと、姉歯事件のときに姉歯調査本部を築地署でつくったと聞いてございますが、そういう本部機能をこの中にも持たせておこうというふうな意味合いでございます。

○平野住宅課長
 御質問のありました退去理由のことにつきましては、各退去者の方から退去理由書を徴しております。その理由を分析いたしますと、新しい住居の取得をされたということが主な内容になっておりまして、世帯でお住まいになっていらっしゃる方々で年齢経過に伴いまして、より大きな住宅、より利便性の高いところに移られるという方が多うございます。なので、それから勘案いたしますと、従前の区立・区営・高齢者住宅の機能は十分果たしていると。その中で世帯の社会、経済状況の変化に応じた住みかえをされているということなので、これまでの住宅施策の目的の範囲内にある移転だということだと考えられます。

 それと、確かに委員御指摘のとおり、今回多くなっておりますが、今回多くなっているのは必ずしも滞納とか家賃が払えないからというものではないということを改めて申し述べさせていただければと思います。

 以上です。

○吉田副区長
 防潮堤の件でございますが、現状ですと防潮堤は十分機能しているわけでございまして、重要な施設だと思っております。ただ、晴海地区につきましては、現在計画をされている地域は、今、二丁目、四丁目のところで防潮護岸を焦りがちでつくっておりますから、その上で晴海五丁目は、今、オリンピックの計画がありますから若干流動化しておりますけれども、五丁目そのものについては盛土をするということになっています。4.5メーターの盛土をして、勝どき側の防潮護岸と継接して、全体として防潮区域をつくるということになっておりますので、将来的には当然、今の月島警察のエリアは防潮護岸の中に入るという計画があるわけです。ただ、その辺につきまして、特にオリンピックのスタジアムの計画等がございましたときに、防潮堤をどういうふうに配置するか、回していくのか、スタジアムそのものを防潮堤にしてしまうとか、そういう計画もあるわけでございますので、そういったところを調整の中で、具体的な調整はさせていただかなきゃなりませんが、この警察署については防潮堤の中に入る。どういうふうな計画であろうとも中に入る、必ず安全に機能すべき、そういうものになるということでございます。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 防潮堤に関しては大した問題じゃないなと思ってはいるんですが、実を言うと、東京湾はそんなに高い波が来ないというふうに私は前から主張していますので。ただ、東京都が言っていることと現実やっていることが違うんじゃないかなと思ったものですから、お聞きする上で、こういうことも聞いてみようかなということで聞いてみました。

 警察は、本来やはり住民の中にあるべきだろうというふうに思っております。そうやって考えたときに、やはり大きいものを1つ今回つくるのであれば、私なんかの考えであれば、今の豊海の場所と、あと機動部隊というか、佃大橋のわきにある、あそこの2カ所でも別に構わないんじゃないかな、1カ所に集める必要はないんじゃないかなと思うんですが、それはもう決まってしまっていることなので。ただ、これからの考え方として、1カ所に集約するということではなくて、地域のことを思えば、やはりもう少し分散してあったほうが地域の安全・安心を守れるのではないかということもつけ加えて要望させていただきたいと思います。

 住宅に関しては、今のお話を聞いて、当初の目的はやはり住みかえの中間施設ということでお聞きしております。そんな中で、やはりそういうことが多いということで、区のねらいどおりの働きをしているかなと思います。ただ、一つ一つ行政の仕事というのは、やっていく中でいろいろな状況で変わっていくと思うんです。そのときに1つのことをずっと守り通すんじゃなくて、その状況の変化した形で対応していただくことを、住宅課だけではないんですが、皆さんにお願いさせていただいて、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。

○田辺委員
 それでは、幾つか質問をさせていただきます。

 資料3に関連してでありますけれども、中央区の公害患者は、私の見るところではふえているようですね。中央区の公害患者の推移はどうなのかということ、それから幹線道路沿いなど、居住場所による患者発生の傾向、そうしたことについて区のほうでも検証されているのかどうか、これをお聞かせいただきたいということです。

 それから、公害裁判でも問題になったわけでありますけれども、微小の粒子、PM2.5問題ということが、今、日本でも検討課題に入っておりますけれども、この検討課題について中央区の行政はどう対応しているのか。当然推進の立場に立っていると思いますけれども、お聞かせいただきたい。

 それから、区は、今、機材をいろいろ持っておられると思いますけれども、PM2.5に対応して測定できる機材を持っているのかどうか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料4に関連してでありますけれども、清掃事業に係る車両交通事故の損害賠償ということで、この事故が起こったのは大変残念でありますけれども、私の見るところ、ここは右左折の際に歩行者がストップされていない。車がね。分離されていない。ここが一番問題じゃないのかなというふうに思うんです。しかも、牽引していた車の流れは、今、トリトンのほうに客待ちタクシーが大行列しておりますけれども、清澄通りを月島のほうまで曲がっているんですよね。そういう状況にも現在ありますが、この歩車分離という問題では私も何度か委員会でも取り上げてまいりましたし、通行者の安全を守るにはスクランブルが最も有効だと、こういう話を2年前ですよね、予算委員会でも担当課長のお話ありましたけれども、この問題については、先日、6月3日付の東京新聞の記事に載っていましたね。そこで、やはり勝どき駅前の交差点については、スクランブル化して完全に歩車分離をする必要がある、こう思いますけれども、見解をお聞かせいただきたいと思います。

 それから、清掃工場の操業状況等についての資料5でありますけれども、この資料でごみの組成状況の調査があるわけです。資料5の3ページですけれども、しかし、これはパーセンテージですよね。パーセンテージしか書いていないんですけれども、実数はどうなのか。当然、パーセンテージを出す上で実数を持っておられると思うんですけれども、それをきょう、あれこれ説明してくれと言いません。全部このパーセンテージの裏づけになる数値をあらわした一覧表を持っておられると思うんですけれども、それを資料として提出していただきたい。そのことをお願いしたいと思います。

 それから、資料7ですが、廃プラ混合の可燃ごみの焼却について第3回の調査を行ったけれども、前回、前々回と同じように焼却した影響は見られなかったということが書かれております。この焼却の組成、ごみの組成は、資料5に廃プラ類については13.32%の混入だと、こういう数字が記載されていますけれども、この混入率も大体そういう状況だというふうに思われますが、そう考えていいのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料9に関連してでありますけれども、環状2号線の橋りょうの景観意匠検討会の検討結果が出たということでありますが、我が会派は環状2号線はもとの地下化に戻せという主張は変わっておりませんし、これから闘われる政治戦というのはその問題についても重要な争点として闘われるだろう、こう考えておりますが、この新しく出された、これが検討結果だと言っておりますけれども、建設コストについてはどのように見積もっておられるのか、これをお聞かせいただきたいと思うんです。よろしくお願いします。かつてというか、今から2年前、07年ごろには地下化の場合には1,600億円ぐらいでしょうと言っていました。そして、地上化の場合には1,300億円ぐらいでしょうと言っておりましたけれども、いろいろ技術革新や何かがあるでしょうから、どういうコストを計算されているのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料10についてでありますけれども、晴海の居住者及び事業所利用者の現状と将来予測、そして今ある晴海通りの利用状況など、いろいろ将来予測を持っておられると思うんですけれども、そうした調査資料を今お持ちなのかどうか、お持ちであれば、私たちに資料として提出をお願いしたい、こう思っておりますけれども、いかがなのかということです。

 それから、ここの問題では私も前から提案をしておりますけれども、黎明橋の南側、勝どきから黎明橋を渡って晴海に入りますけれども、そこを渡ったところに信号があります。これは車のための信号になっておりますけれども、そこに横断歩道をつけてはどうかということをこれまでに言ってきましたけれども、その検討はされているのかどうか。そうすれば人の流れも当然変わってくるでしょう。晴海通りの右側、左側、変わってくると思いますけれども、検討されているのかどうかお聞かせをいただきたいと思います。

 それから、月島警察の移転計画の問題でありますけれども、これは先ほどほかの委員からも質問がありましたけれども、オリンピックの絡みも当然あって、ああいう措置をとっていることも私、わかりますけれども、勝どき六丁目の跡地、お話ありましたけれども、補助314号線の計画、道路の形状を変える道路計画がつい先日私たちに示されました。豊海の運動公園の突っ切り方も以前とは違った計画が出されておりますけれども、この問題について、今、区と都の協議がやられているのかどうか。当然、そういう道路計画が出てくれば、豊海の運動公園ばかりじゃなくて豊海区民館も移転あるいはつぶす、こういうことになるわけでありますけれども、そうした問題についても、今、検討されているのかどうかお聞かせをいただきたいと思います。

 それから、質問の最後の項目になりますけれども、資料14に関連して、平成21年度の再開発事業等の取組み状況、この問題では13の事業地区で区道を含む複数の街区の再開発事業とされております。私が特に聞きたいのは、ナンバー16の勝どき二丁目と四丁目の再開発です。準備組合がつい最近つくられた、こういうことでありますけれども、この二丁目と四丁目の開発計画の中には朝潮運河に接する区道がありますね。その区道については、防災上の視点からもしっかりと区道として確保しておかなきゃいけない、こう思いますけれども、この問題については、今、どういう検討をされているのかお聞かせいただきたい、こう思います。

 質問を終わりますが、私の持ち時間は大変少ないので、的確に御答弁いただきたい。よろしくどうぞ。

○宮本環境部長
 今お話がありました資料5のごみの組成状況の重さにつきましては、委員長と相談して資料として出せるか検討をいたします。

 それから、初めにありました大気汚染の関係でございます。

 公害患者でございますけれども、中央区政年鑑の中で大気汚染の健康障害者の認定者数が出ております。19年3月31日現在は321人、20年3月31日266人となっております。ただ、東京大気汚染の訴訟の関係で、いろいろと年齢制限が20年8月1日から変わるようなところもありますので、いろいろな要因がございますので、その点については今後変わる要素があるなと考えております。

 そういう中で、幹線道路について区が公害の状況を検証しているのかということでございますけれども、東京都あるいは中央区において一般局、あるいは自動車の幹線道路のところで測定をしてございます。そういう中では、やはり二酸化窒素だとか、そういったSPM、いわゆる車由来の大気汚染物質はやはり高い傾向がございます。そういった状況と認識しております。

 それから、PM2.5でございますけれども、こちらについては環境省がことしの秋に環境基準を設定するというふうな報道が先日ありました。東京都におきましても、昨年、17カ所でPM2.5の測定をしております。今年度、来年度にかけて発生源調査をしながら、22年度から対策をしていくと聞いております。私どももSPMを、もう少し粗いものをとらえる調査はしておりますけれども、PM2.5については今後どのような形で測定ができるのか、そのあたりのところを検証してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○鷲頭委員長
 資料請求がありますが、いかがですか。

○近江道路課長
 晴海の交通量算出に用いました人口予測でございますけれども、私どもデータを持っておりますので、委員長等と調整しながら提出したいと思います。

○越地土木部長
 私のほうから、まず勝どき交差点のスクランブル化についてのお答えをいたします。

 以前から、委員から御要望、御指摘いただいている件でございます。これにつきましては、警視庁ともいろいろと協議をしているところでございますが、やはり晴海通りの交通量のさばき等を考えますと、現状ではスクランブル化は難しいという結論でございます。

 2点目の環状2号線の関係のコストでございます。

 地下から地上化になったときの試算を東京都のほうで出してございます。今回の景観意匠検討会に基づいてコストがどうなるのかというような試算は、現在のところまだ出ておりません。今、詳細の設計の中で今後出てくるものというふうに認識してございます。

 それから、晴海通りの黎明橋を渡ったところの横断歩道でございます。

 ここには横断歩道橋が現在かかってございます。横断歩道橋と横断歩道を併設という形のものは、なかなか道路管理者、交通管理者双方とも、併設というのは難しいというような認識を持ってございます。今後、晴海三丁目の開発等を考えながら、横断歩道がいいのか、それとも横断歩道橋をそのまま存置するのがいいのか、いろいろと協議してまいりたいと考えてございます。

 それと、補助314号線の線形が真っすぐになったということの御指摘でございます。

 これは、オリンピック招致本部のほうが立候補ファイルの中に、ある意味で私どもも知らない中で線形を真っすぐにするという形をかいてきているものでございます。私どもも承知してございますが、今後どのように整備していくのか、また都市計画変更も当然必要ですので、今後東京都と十分調整してまいります。

 以上でございます。

○園田清掃リサイクル課長
 ごみの中での廃プラスチックの割合ですけれども、資料7の2ページですが、こちらで1日の平均をおよそ500トンとしますと、この中に事業者持ち込みごみ分を除いて区集ごみの中だけにプラスチックが搬入されておりますので、その割合からいくと、およそ25トン、15%程度というふうに思っております。

 以上です。

○望月地域整備課長
 平成21年度再開発事業等の取組み状況の中の16番、勝どき東地区ということでのお尋ねでございます。

 こちらのほうは資料に書いてございますように、準備組合が先月設立されたばかりでございまして、具体的に今後、準備組合におきまして計画の検討等がなされていくということでございますけれども、区道の改廃につきましては、今、街区を含んだ状況の地区であるというお示しでございます。今後の計画の中でどういうふうになっていくかというのは、まだ先の話かと考えておりますし、区道の改廃はやはり慎重にしていかなければいけないという基本的な考え方は変わってございません。そういった中で、区のほうも指導をしてまいりたいと考えております。

 以上です。

○田辺委員
 それぞれお答えありがとうございました。

 大気汚染の問題では、ぜひどの地域に患者さんがおられるのかというのは区のほうのデータでおわかりだと思うので、やはりそうした状況について、ちゃんとどの地域に何人いるのかというデータをしっかりとつくっていただきたいと思うんです。そして、大気汚染の対策については、そうしたことを踏まえて進めていただきたい、このことを要望しておきたいと思います。

 そして、PM2.5の問題については国のほうでも基準をつくるということですので、ぜひ区のほうも積極的な対応をしていただきたい、こう思います。

 さらに、清掃事業に係る車両事故の問題では、やはりあの交差点は、今、人もふえて車もふえている、そういう状況です。そういう中でああした問題が起こっている。100%区のほうの対応が悪かったということでありますけれども、あそこはよく人身事故が起こっております。私の身近な人も、10年たってやっとつえを離して歩けるようになったという人がいます。そういう状況でありますから、車の流れということも考えられているんでしょうけれども、やはりスクランブル化を積極的に中央区の行政としても進める、そういう姿勢で臨んでいただきたいということを述べておきたいと思います。

 それから、売電の問題でありますけれども、5億数千万円入ってくるということですよね。5億数千万円の売電だということで、一部事務組合の分担金に充当しているんだということでありますけれども、一部事務組合の分担金が幾らで、売電の充当額は幾らで、その比率は何%になるか、今、資料をお持ちでしたらお聞かせいただきたいと思います。

 それから、廃プラの混合ごみを焼却した影響は見られなかったという問題で、私はそうした結果について大変疑問を持っております。

 そこで、もう一つ聞きたいのは、混合ではなく廃プラスチックの焼却では排出ガスの成分はどうなるのか。それだけで焼却するとですね。そうしたことについてサンプル的なデータはお持ちなんでしょうか。もしお持ちでしたら、いただきたいなと思いますけれども、お聞かせいただきたいと思います。

 それから、環状2号線の地上化、高架化による建設コストはいかほどかということについては、これからの試算だということでありますけれども、東京都から、平成19年ですから2年前の12月20日に、環状2号線の事業に着手します、こういうお知らせが出ておりますが、見られたことはございますか。ここには事業費が書かれておりますけれども、見ておられるでしょうかね。それをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、黎明橋の左側のところに私は横断歩道を設置すべきだと、こういう提案を繰り返ししておりますけれども、歩道橋よりも横断歩道を渡るほうが人は大変楽になりますよね。同じ場所でありますけれども、車はストッパーがついて信号がありますけれども、やはりここにも歩道をつけるというのは大変有効な方法だと思いますけれども、有効な方法だと思わないですか。もう一度お聞かせいただきたいと思います。

 それから、再開発問題では、区道の廃止問題については慎重に対応したい、こういうことでありますけれども、今までナンバー16の再開発計画について区のほうはいろいろアドバイスだとか事情聴取だとか、そういうことをやっていますか。その中で道路の改廃の問題については、準備組合のほうから問題は出されているんですか、いないんですか、そこを聞かせていただきたいと思います。

 よろしくお願いします。

○越地土木部長
 環状2号線のコストの御質問でございます。

 当初、着手時点での試算は、私の手元には数字はございませんが、地上化での標準的なコストを計算したものだというふうに考えてございます。現在は、景観等の意匠検討を行った上での詳細設計に基づくコストは、今、東京都が試算中だということでございます。

 それから、横断歩道橋と横断歩道の件でございますが、東京都も横断歩道を設置するに当たっては、当時それなりの理由があって、また安全性の面からも横断歩道橋を設置したものでございます。それを撤去して横断歩道に変えるということにはそれ相当の理由づけが必要だということで、東京都の考えは持ってございます。当然、両方あったほうがいいというような議論もあるわけでございますが、なかなか今ある横断歩道橋を撤去して横断歩道を設置するということは、いろいろな角度から検討しなきゃならないというふうに考えてございます。今後とも東京都と検討してまいります。

 以上でございます。

○園田清掃リサイクル課長
 廃プラスチックだけを燃焼するとどうなるかということにつきましては、データは手に持っておりませんが、発電率は高まるので、売電量がふえるというふうに認識しています。

 それから、分担金の軽減についてですが、21工場のすべての相殺でやっておりますので、一部事務組合の予算としてはサーマルの実施に伴い運営費等は削減が確かにされておりますが、工場全体の経年劣化とかに伴う工事請負費、それから組合債の償還等で目に見えた形で削減というふうにはなっておりません。

 以上です。

○望月地域整備課長
 21年度の再開発事業の取り組みの16番の件でございますけれども、まだ具体的なお話としてなっているものはないというふうなことで、さまざまな考え方を当然準備組合の中で御検討されていく中でのお話かと思っていますし、先ほどお答えしましたように区道の改廃につきましては慎重に対応してまいりたいということは基本的に変わってございませんので、今後の計画の中でその辺は努めたいと、そのように考えております。

 以上でございます。

○田辺委員
 もう時間がありませんが、今お話しされましたナンバー16の再開発計画の問題で、あそこの区道については朝潮運河に接するという大変貴重な区道でありますから、しっかりと確保するように要求しておきたいと思います。

 それから、環状2号線の事業費の問題では19年12月20日の建設局の文書が出ていまして、事業費1,156億円という数字が私の手元にもあります。その中で絵がかかれておりますけれども、最近発表された意匠の検討の結果についてという、それと同じ絵が当時既に出されているということです。こうしたことを見ますと、事業費が今、これから計算だということですけれども、しかし、概算はもう既に出ているんじゃないでしょうかね。私の手元に資料があるということを言っておきたいと思います。具体的な数字が出ているということも言っておきたい。

 時間ですね。発言を終わります。

○小坂委員
 私もこの委員会にことしも所属することができまして、大変うれしく思っております。1年間よろしくお願い申し上げます。

 では、質問に移らさせていただきます。

 まず、理事者側からの報告に関しましては4点あります。

 まず1点目は、歩きたばこの指導員に関してです。

 この指導員の役柄は、歩きたばこ及びポイ捨ての注意のみと考えてよいのか、放置自転車の問題やアイドリングの問題や資源ごみ持ち去り問題や防犯の問題や交通安全指導など、これはすべてやってくださる人と考えてよろしいのか、このあたりの考え方をもう一度確認させてください。

 2点目です。朝潮運河歩行者専用橋に関してです。

 この目的は、1つには、書かれておりますように、どうしても晴海通りの歩行者の混雑を何とかしなくちゃならないということで、これは絶対解決しなくちゃならない問題でありますので、それに役立てばよい橋になると考えております。

 そこで、以前も1度確認させていただいたことはあるんですけれども、この橋をかけることによってどれだけ歩行者数が減るかというシミュレーションを、もう一度確認ですけれども、やられるおつもりはあるのか、もしくはやられているのか。この前の予算特別委員会でおっしゃったことは、そちら側の仮定率、何%減ると仮定するという理事者側の仮定であって、シミュレーションではないわけです。よく都計審とかでも言われますけれども、あるビルが建てば交通量がどうなるというシミュレーションは出してくださっているわけなので、橋ができることにより歩行者の交通量がどのようになるかのシミュレーションぐらいはできるんじゃないかなと私は思うんですけれども、ぜひシミュレーションをやっていただいて、どれだけ減るというのがわかれば、周りの住民も説得しやすいじゃないですか。問題解決できるんですから、このあたりの、その橋ができることによって、問題の歩行者の混雑をどれだけ改善できるか、このあたりをはっきりと述べてください。

 それと関連して3つ目ですけれども、緊急の課題として、晴海通りの歩行者の混雑は解決しなくてはならないと思います。これは橋ができるのを待つのではなくて、今にでも解決しなくちゃならないと思っております。そうなった場合に、どうやって解決するかということですけれども、1番目に御質問させていただきました指導員です。その指導員にそこに立ってもらって、それでとりあえずの誘導することによって、晴海通りから来る歩行者の通路をきちんとあけてもらう。東京の方というのは非常にマナーのよろしい方々が多いですから、そういうことにきちんと従ってくださると思いますので、そのあたりの指導員に立っていただくということで、橋ができるまで、もしつくるとしてですよ、それが一つの問題の解決になりますので、このあたりの考え方があれば教えてください。

 4つ目ですけれども、環状2号線の橋りょうに関してです。

 これももしできると仮定しての話ですけれども、このバリアフリーに関して若干どのような考え方になっているのか。非常にデザインはよく考えられたということですけれども、バリアフリーの考え方が気になります。といいますのは、勝どきのところから入っていくほうのバリアフリー、エレベーターをつけるとかつけないとか、そのあたりはどうなったのか。勝どき側から橋りょうへのアプローチとして、エレベーターをつけるのかつけないのか。非常に高い橋りょうになりますので、車いすで渡るには非常に困難なわけですので、そのあたり、バリアフリーをきちんとやっていただきたいと考えており、御質問させていただきました。

 以上4点お願いします。

○小川環境保全課長
 歩きたばこパトロールの指導員の業務でございますが、今年度に関しましては、歩きたばこの指導、さらにアイドリングストップに関しての指導をしているところでございます。

 なお、昨年度に関しましては、資源の持ち去りに関してのパトロールも実施しているところでございます。

 以上でございます。

○近江道路課長
 晴海通りの歩道の混雑の、通行量の制限についてシミュレーションをやるのかどうかということでございますが、予算特別委員会のときにお渡しした私どもの資料がシミュレーション結果であるというふうに考えてございますので、今はそれをもってシミュレーション結果ですということにさせていただきたいと思います。

 それから、晴海通りの混雑緩和について指導員を立てるというような考え方はあるかという御質問ですが、歩行者専用橋をかけますと、シミュレーションにお示ししたとおり歩行者の分散化が図られますので、指導員を立てることなく混雑が解消されていくものというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○越地土木部長
 環状2号線の勝どき側のエレベーター設置の件でございます。

 これにつきましては、バリアフリーの対策が必要だということで私どもも考えてございまして、現在東京都のほうでエレベーター設置も含めて検討しているということで、まだ結論は出てございません。

 それから、先ほど道路課長がお答えいたしましたが、人道橋ができるまでの間、指導員に立ってもらうというような方法も一つの方法ではないかということでございます。

 私どもも多少は指導員ということも考えられないことではないかと思ってございますが、やはり抜本的な解決は、もう一つの動線を確保すること、これが一番重要だろうということで考えてございます。一日でも早く人道橋を建設できるように、地元調整あるいは工事調整等を進めてまいりたいと考えてございます。

○小坂委員
 それぞれありがとうございました。

 指導員に関しましては、1つや2つの仕事だけじゃなくて、ほかもやっていただけたらありがたいなと思いますので、そのあたりはその人の仕事のモチベーションの持ち方だと思うんですけれども、すべてチェックすればいいわけですよね。たばこも見ていて、交通安全もやって、自分の使命感というか、区を守るという使命感を持つようなお仕事です、よろしくお願いしますと一言言えば、そんな何々と何々とか言わずともやってくださる、そういう高い精神を持たれた方々が指導員をされていると思いますので、一度頼んでみられたらどうでしょうかと思いますが、これは希望といいますか、要望です。

 2点目の晴海通り沿い、歩道に関しての晴海通りの歩行者量ですよね。これが、橋ができることによってどれだけ減るとお考えかというのを聞いているんですけれども、そうしたら何%減るのか、もう一度言ってください。

 もう一つのほうの晴海通り沿いの今の混雑をやはり今、近々に解決すべきかと思いますので、ぜひ、これは強く要望ですけれども、指導員を立てることで今困っている人を解決できますので、そのあたり、歩きたばこのポイ捨て指導員はアイドリングチェックだけというのであれば、新たにこの歩行者の混雑を緩和するために指導員を立てる等、新たな仕事をつくればいいわけですので、そのあたりを考えていただけないでしょうか。考えていただけるかどうか、要望も含め、もう一度お伺いさせてください。

 最後のバリアフリーに関しては、ぜひ、エレベーターを検討してくださっているということですので、もし、環状2号線の橋りょうができるとなれば、バリアフリーのきちんとなされた橋になるようにエレベーター設置のほうをよろしくお願い申し上げます。こちらのほうは要望にかえさせていただきます。

○越地土木部長
 晴海通りの歩行者混雑の解消についてのシミュレーションの考え方ということでの再度のお尋ねでございます。

 私ども、人道橋をかけることによりまして、なるべく人道橋のほうに人を迂回してもらいたいという考えでございます。この出入り口のつくり方によっては、例えばそちらのほうが便利であれば人道橋のほうに向かう方がふえるわけです。ですから、最大考えると、晴海通りにそのまま出るか、あるいは今の人道橋のほうに出るか、半々のところまでは同じような出入り口をつくれば、シミュレーションとしては2分の1、2分の1の確率で出るようになるかなと思っております。私ども、今の出入り口であって、なおかつ追加で人道橋のほうに出る出入り口をつくることによって、そちらにどのくらい回るかというふうに考えたときに、今、一つの試算として3割の人が回るだろうということで考えたときに、どのぐらい混雑緩和が図れるかということでお出ししたのがこの前のデータでございます。それが5割の方が行くということになれば、もっと混雑緩和が図れるというふうに考えます。例えば、5割の方が行っても十分なように橋のほうは設計してございますから、あるいは9割の方が行っても、まだ橋は十分渡れるような設計を私どもはしてございますので、それは余り御心配いただかなくても結構かなと思っています。私どもは今の段階では3割の方が回れば、大分晴海通りの混雑緩和は図れるということをシミュレーションとして、この前お出ししたものでございます。

 また、指導員の方によって少し混雑緩和等に役立ってもらえるのではないかという御指摘でございますが、やはり基本的には歩くスペースをきちっと確保してあげること、これが重要だろうと考えてございます。先ほども申したとおり、何とか人道橋を早く整備をして、歩行者の動線をきちっと確保してあげること、それが重要だろうというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 やや平行線の部分もあるんですけれども、最初のシミュレーション関連に関しては、でしたら、理事者側は3割から5割減るだろうということのお考えですので、それを住民にも納得できるように説明していただければと思います。ただ、私は減るかなという疑問はありまして、そのことのなきようにやっていただければ。1割減ってというところじゃないかなと思います。有効なことをやっていただければと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 平行線と言ったのは、近々の、橋ができるまで待ってという、そちらのお考えと、現在ある問題を何とか解決しませんかという御提案なので、このあたりをまた考えていただければと思います。数年待てばできる。だけれども、今こうなっている、これをどうするのかということで、私はお伺いさせていただいているので、このあたりを考えていただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

 では、ここでの質問は終わります。

○鷲頭委員長
 それでは、理事者報告に対して、ほかに質問はございませんか。

 なければ、次に議題のほうにいきたいと思います。環境保全及び建設行政の調査について何かありますか。

○小坂委員
 では、何点か御質問させていただきます。

 まず、一番の近々の課題でありますところの築地市場の移転問題に関して御質問させていただきます。

 まさにこの夏が本当に天王山となったという感を私は受けております。ここで、改めて区の姿勢を確認させていただきたいわけなんですけれども、築地市場の移転問題、これは2月から、考えてみれば土壌汚染の対策法が改正されて、それによって新市場建設予定地は土壌汚染の指定区域、要措置区域となるというふうになってまいりました。そういう状況であり、非常に土壌汚染の問題を抱えた地域です。そこに新市場をつくるという計画が進められているところでありますけれども、東京新聞の6月8日の報道によりますと、築地市場を豊洲地域に移転する計画については、支持すると答えた人は26.4%、支持しないが60%だったという状況です。市場の中の方々も非常に危機感なり問題意識を持っておられまして、きちんと都が自分たち、市場内関係者に説明するとともに、都民に説明しろというふうなことを言っているのに、全然説明してくれないというふうなこともあり、何度も都のほうに申し入れをしているという段階であります。

 もう一度、区の姿勢というのを明らかにしていただきたいわけなんですけれども、区長の断固反対の姿勢に関しまして、これは平成21年2月20日、私がお伺いさせていただきました。区長の発言では、技術会議が結論を出して、東京都もああいう格好で出たわけですけれども、私の見解は先日も委員会で質問が出まして、ちょうど毎日新聞の社説ですか、大体ああいうことで、消費者の疑念があれでぬぐえたかというと、そうではないのではないかという社説でありましたけれども、私もほぼ同じ認識でございまして、議会の皆さんと進めている断固反対ですね、まだまだそういう姿勢である、こういうことで、東京都はどんどん向こうでの整備をしようとするわけですけれども、大丈夫なのかなという疑いはまだ残っているところでありますと、断固反対ということをきちんと明言されているわけであります。大事な時期になってまいりましたけれども、区としては、やはり区長ですね、区長の考えは断固反対であると2月20日この委員会で明言していただいたような形で、断固反対であるということには変わりがないのかどうか、そこをまず御確認させていただきたいと。よろしくお願い申し上げます。

○矢田区長
 この問題、何年も何年も同じことを言っていますけれども、現在地整備、これが本区の考え方であります。残念ながら、東京都はそうじゃない方向に行っているということで、また土壌汚染問題が出てきているということでありまして、移転賛成の皆さんまで、まず土壌汚染、あそこを解決してほしい、安全宣言をしてほしいという御意見が出ているわけでありまして、本区はそれ以前に断固反対であると、こういうことであります。

 以上です。

○小坂委員
 ありがとうございました。区長のそのお言葉をお伺いし、私も断固反対ということで、また現在地再整備で今後とも頑張っていきたいと心新たにさせていただきました。ありがとうございます。

 今後、区としてどのように臨んでいくかというところで数点お伺いさせていただきますけれども、まず1点目は、2月20日にもお伺いさせていただいたんですけれども、築地を守るために新しい築地をつくる会や築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会の開催の予定は、その後、都の動きを見て考えるという答えだったんですけれども、その後どうなったのか、その動きを教えてください。

 2つ目ですけれども、専門家会議、技術会議等の報告は出ても、一向に都民への説明がなされていないという状況で、区として、先ほど追加で出していただいた環境影響評価調査計画書への意見書でも十分な説明を行うようにということでございますけれども、このあたり、本当に行ってほしいわけです。都民にきちんと都は説明するように区の働きかけをもっともっと積極的にやっていただけないかなと思っております。まず、説明ですよ。それが全然ないので、それをぜひお願いしたく、何らかの行動をとれないんでしょうか。よろしくお願いします。

 3つ目ですけれども、東京都の環境影響評価条例に基づく基本的な手続が進められているところでありますけれども、この計画書、我々に配られたんですが、前回も配られて、これは平成18年10月にあったものが再実施されたということであります。この影響評価の調査計画書は非常に問題点の多い調査計画書だと私も認識しており、区の部長も意見書で述べられているようなところも含め、非常に問題点も多い。一番の問題点は何か。土壌汚染対策に対して実施した、その土壌汚染対策をするという行為によって、どれだけ環境が汚されるかということの評価を一切していないんです。ちょっと土壌汚染対策をするという、前の計画に土壌汚染対策をするという文章をつけ足しただけの計画なんですよ、これって。本質的にやる気があるのかなと非常に疑いたくなるような調査計画書であります。本当に本気で考える気があるのかなと私は思っております。

 このことに関連してお伺いさせていただきたいのは、現在、環境確保条例で土壌汚染を調査中であるから、本来であればその調査結果を待って、その結果が出てからこういう計画書を出すのが本来のあり方じゃないでしょうか。これはもう、まだ調査段階で、ボーリングしているという段階において何でこういうものが出せるのか。このあたり、誤りじゃないかなと私は思いますが、何らかのお考えがあれば教えてください。

 それと、もう一つは、この調査計画書は都が書いています。事業者が都になっていますけれども、この事業はPFIですよね。PFIの事業者は民間じゃないですか。となると、建設事業を行うPFI事業者がこういうものを立てるのが筋じゃないですか。このあたり、もしお考えがあれば教えていただければと思います。

 とりあえず、そこをお願いします。

○吉田副区長
 先ほど御指摘ございました活気とにぎわいづくりビジョン検討委員会については、これは場外の方々を中心として、周辺の方々との話し合いをやっているわけでございますけれども、こちらについては、近々そういった地域の中で具体的に場外地区を再活性化していくための施策を中心として会合を開かせていただきたいと思っておりますけれども、新しい築地をつくる会のことについては、今現在進められているさまざまな作業の全体の状況を見定めながら、これはいろいろ各界の方々ともお話をさせていただいておりますけれども、構成員の方々と個別にお話をさせていただいておりますけれども、そういった状況を見定めながら開催をしたいと、慎重に検討しているところでございます。

○宮本環境部長
 幾つか御質問をいただきましたが、専門家会議とか技術会議でいろいろな方向性が出されても都民に説明されていないというふうなことでございます。

 私どもとしましては、この環境影響評価の今回の区長の意見の中で、やはり土壌汚染対策に端を発して、今回のやり直しというふうなところ、その中で十分な説明ができていないというふうに、当然ながら認識していますので、全般事項の中で書いていましたように、きちっとした説明をしてほしいというようなことで東京都に対応を強く求めているものでございます。環境影響評価の中では、このような形でしか対応はできないものと考えております。

 それから、このものについて再実施がされて問題点が多いということでございますけれども、東京都のほうでは、以前、平成18年10月に出された調査計画書の中で、やはりきちんと調べたら土壌汚染が見つかったという中で、変更していかなくてはいけない、事業計画も変わってしまったというふうな形で行っているものでございます。この調査計画書については、調査項目を決めて、それへの対応としてどのような形で調べていくのかというふうな内容が主になってございますので、このところはいろいろと認識の違うところはあるかと思うんですけれども、私どもとしては、意見は出しておりますけれども、決してそれほど問題点というふうなことを考えているわけではなくて、今後において環境影響評価書(案)とか、そういう段階の中でいろいろとまた意見を言う機会というのがあるのかなというふうに考えております。

 あと、その調査結果が、まだやっている中で、待ってからやるべきじゃないかという部分ですけれども、東京都のほうにつきましては、今までの詳細調査をしてきた中で方針が決まったというところでやり直しという形で動いていますので、それは東京都の考え方がそういうものになっているというふうに認識をしております。

 環境影響評価につきましては、こちらは東京都の中では環境局のほうが評価書案をつくっていまして、事業者としましては、PFIというお話もございますけれども、中央卸売市場という形になっていますので、それが事業者というふうな形で進められているものというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 ぜひ確認していただきたいんですけれども、本当にこれでいいのかなと。東京都が自分の評価調査計画書をつくるのは。都が建てればいいんです。でも、これはPFIの中のBTOという方式で建てるわけで、事業者は民間なわけなので、その民間がこの調査計画書をつくるべきじゃないかなと私は思います。そのあたり、確認していただければと思います。

 副区長がおっしゃったように、地元との話し合いを進めているということですけれども、私が1つ不安なのは、鮮魚マーケットです。かつてつくられた計画の中では鮮魚マーケットをつくると言っていた。それから非常に時間があいて、そのプランがまだ生きるのかなと。今の経済状況や人の流れからして、そのプランで本当に大丈夫なのかというのが非常に不安です。仲卸が1つ新市場のところにあって、もう一つそこに出す仲卸が本当にあるのかというのが非常に不安でして、そういうことをする力が本当に仲卸にあるのかなということもありますので、鮮魚マーケットで築地のまちを守れるのかというのが非常に不安なんです。このあたり、本当にマーケティングの専門家の方々とか中心市街地活性化に詳しい方々を含め、本当にそれで守れるのかなというところを、私はそれが非常に心配なので、そのあたりをまた検討していっていただければと思います。近々、活気とにぎわいづくりビジョン検討委員会が開催なさるということですので、万が一の場合は、そこで検討された施策によって場外地区を守っていく。ただ、きちんと、都民もわかってきておりますので、あの場所、豊洲では絶対に市場なんかつくってはだめだと多くの声が、悲願がかかってきておりますので、きっとこれは覆すことができると思っております。万が一の場合は、検討のほどをよろしくお願い申し上げます。

 私のほうの質問はこれで終わりにさせていただきます。ありがとうございました。

○鷲頭委員長
 そのほかに御質問ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 それでは、議題につきましては継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 では、第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いにつきまして、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 ありがとうございます。

 それでは、本日の委員会はこれにて閉会をさせていただきます。

 どうも御苦労さまでした。

(午後4時31分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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