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平成21年  環境建設委員会(9月8日)

1.開会日時

平成21年9月8日(火曜日)
  午後1時30分 開会
  午後4時32分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)
委員長 鷲頭 隆史
副委員長 小坂 和輝
委員 押田 まり子
委員 鈴木 久雄
委員 中嶋 寛明
委員 中島 賢治
委員 田辺 七郎
議長 石島 秀起

4.出席説明員

(15人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長
宮本環境部長
小川環境保全課長
園田清掃リサイクル課長
越地土木部長
有賀土木部管理課長
近江道路課長
石田公園緑地課長
室木都市整備部長
田村都市計画課長
望月地域整備課長
中野副参事(都市計画事業・特命担当)

5.議会局職員

奥田議会局長
土谷議事係長
村上書記
武藤書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○鷲頭委員長
 それでは、環境建設委員会を開会いたします。

 本日、区長は公務のためにおくれて出席をいたします。

 また、理事者報告の関係で土木部副参事、公園緑地課長及び都市整備部副参事が出席しますので、あわせて御了承を願います。

 まず、最初に、地下鉄建設促進五区協議会の活動について御報告をいたします。

 7月28日に同協議会総会が葛飾区で開会をされまして、私と小坂副委員長及び奥田議会局長が出席をいたしました。議事内容は、前年度の活動状況の報告を受け了承し、今後の活動方針について協議を行うとともに、意見交換を行いました。

 以上でございます。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境部長

 1 平成20年度河川水質調査結果について(資料1)

 2 平成20年度自動車公害調査結果について(資料2)

 3 電気自動車の急速充電スタンド設置について(資料3)

 4 環境マネジメントシステムの取組状況について(資料4)

 5 平成20年度中央区役所温室効果ガス排出量等について(資料5)

 6 平成20年度ごみ量及び資源回収量等について(資料6)

 7 温浴プラザの指定管理者の評価結果について(資料7)

○越地土木部長

 8 人形町通り駐輪場の増設について(資料8)

 9 児童・幼児用自転車ヘルメット購入費用助成の期間延長について(資料9)

 10 特別区道の路線の認定及び変更について(資料10)

 11 朝潮運河歩行者専用橋の整備検討会の設置及び橋梁の景観意匠検討の実施について(資料11)

 12 街路樹の枝落下に伴う車両損傷事故及び区立公園における事故の損害賠償について(資料12)

 13 平成21年度における公共施設緑化の取り組み状況について(資料13)

○室木都市整備部長

 14 まちづくり協議会の報告(資料14)

 15 京橋三丁目1地区の都市計画について(資料15)

 16 勝どき五丁目地区の都市計画について(資料16)

 17 財団法人中央区都市整備公社の運営状況について(資料17)

以上17件報告

○鷲頭委員長
 御苦労さまでした。

 それでは、理事者報告が終わりましたので、質問及び発言等に移りたいと思いますが、ただいまの時刻が午後2時38分でございますので、それぞれの持ち時間を申し上げますと、自民党さん48分、公明党さん27分、日本共産党さん27分、友愛中央さん27分ということになっております。

 では、発言。

○鈴木(久)委員
 始まる前に冗談で環境問題には造詣が深いと言ったんですが、実は造詣が深くないので教えていただきたい。初歩的な質問で申しわけないんですが、教えていただきたい。

 最初、資料4です。環境マネジメントシステムの取組状況。

 これの裏面のほうで、いずれも20年度目標に対して22年度目標をそれぞれ見ると、さらに上を目指すという姿勢で、大変にこれは高く評価できる姿勢であると、まず前もって申し上げたいと思います。

 それで、表に戻りまして、一つ一つちょっと細かいことで申しわけないんですが、都市ガス30%削減、これが16年度比較で20年度の実績が、計算しますと40.8%削減と。これは非常に高い数値であると思いますね。年々これ、17年度マイナス20%、18年度マイナス30%、19年度がマイナス39%で、20年度が40.8%とずっと上がってきているんだけれども、10%というのはかなりの数字だろうなと私は思うんですけれども、実際にこうやって、もちろん努力しているんだけれども、ガスって庁内のお湯を沸かすだけですか。そうじゃないですか。お湯を沸かすだけで10%、冬の寒いときでも水を飲むとか、そういうことなのか、素人ですから教えてください。大変結構なことなんですが、ぜひ教えていただきたいと思います。

 それから、電気はもちろん、これは8.1%削減。これはいいですよね。

 資料5を見ると、区の事業活動による温室効果ガスを削減するためには、温室効果ガス排出の大部分を占める電気及び都市ガス使用量をできる限り抑制する必要があると、こういうふうにうたわれているので、これを見ると非常に目的にかなったことを着実に実行しているということで大変すばらしいなと思うんですが、ガスはどういうことなのか教えてもらいたいと思います。

 それから、用紙類が8%、平成16年度比較で増加ということなので、これは結果的に0.8%削減されたということで、これも年度を追ってみると17年度が2.8%の増、18年度が5.3%の増、平成19年度になって突然23%の増になった。それくらいになっちゃったんでしょう。急増したんでしょう、これね。それで、急増した理由と、それが20年度になってがくっと落ちて目標0.8%削減になった。これはどういうぐあいなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。

 あと、その次のごみ(廃棄量)のところ、ごみって何と何か、全部ひっくるめた内容を教えてください。ごみと書いてありますから。これだけバツなんだよね。どういうことなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。

 それから、資料6です。

 数字的なものについて直接は関係ないんですけれども、関連をしまして、ことしの4月から、懸案であったサーマルリサイクルがスタートして、これまで可燃ごみと言われていたものを燃やすごみというふうにしまして、可燃ごみの中に生ごみとかプラスチックとかいろいろなものをまぜていたんでしたよね。それをきっちりと分けるということになったのかな。汚れているプラスチック製の包装容器、包装やそれ以外のプラスチックを、要するにこれは燃やすごみだ。汚れているものをまぜていいんだよね。洗ってきれいになれば、ここへやるんだけれども、そういうことでスタートした。今までの不燃ごみというのを燃やさないごみだと、こういうふうに仕分けて、さらにプラマークと、こういうふうにしたんですね。で、実施をされてきているわけだけれども、これ、私もなれないものだから、最初のうちはこれを張りつけて、かみさんと一緒に、ああだ、こうだ、毎日、これは燃えるとか燃えないとか、洗えとか洗わないとか、結構夫婦の会話をそこでやっているんだけれども、結構楽しくやっています。しかし、果たしてこれ、どれくらいの定着率、まだそんなに何か月かしかたっていないけれども、実際ねらっていた目標よりどうなのかなということをちょっと教えてください。

 それから、朝潮運河の歩行者専用橋。

 まちづくり協議会の議事録を見ると、ほとんどが反対ということはないんですね。促進しろとか、もっとこういうふうに工夫したほうがいいんじゃないかと非常に前向きなやりとりばかり書いてある。ところが、これを見ると、子供の遊び場不足や防犯上などの理由から、一部の住民から理解を得られていない状況にあるとも書いてあるんですね。だから、やはりこういうことも、これからせっかく検討委員会を設けるわけだから、もちろん景観意匠検討についてもやっていくわけだけれども、遊び場不足ということは十分に話し合えば、いろいろと工夫すれば理解してもらえる問題だろうと思うし、防犯上というのはちょっとわからないんだけれども、暗いところを明るくすればいいのかな。そんなふうに思うし、じっくり話し合えば理解してもらえる問題かなと私は思っているので。

 ただ、私は当初、この話が出てきたときに、私も予算委員会の一人としてこれに賛成したものですから、あれなんだけれども、当初聞いた話だと、いきなりまちに入って、ボーリングをやりますからというようなことで来たので、むっとしたなんていう人から直接話を聞いたんだけれども、それは確かに導入部で親切な説明がなかったから、そういうことになったのかなと思います。今後はこうやって検討会を設けるわけですから、十分にじっくりと地元の人たちと話し合いをして、できるだけスムーズに、早く着工できるようにしていただきたいということです。

 以上です。

○小川環境保全課長
 まず、資料4にかかわりまして、ガスの使用量の変化でございます。

 こちらに関しましては、大きな理由といたしまして、18年度から19年度にかけて本庁舎で改修工事を実施いたしました。その改修工事におきまして、高効率の冷温水発生機というものを設置したところでございます。そのために、旧来の給湯設備に比べて数字が一気に効率よく給湯ができるということになったということが理由でございます。

 続きまして、用紙に関してでございます。

 用紙に関しましては、実は、こちらは目標設定の仕方といたしまして、当初新規事業も入れていたところなんですけれども、事業がふえてまいりました。そうした中で、新たな事業ということで新規事業をそのまま用紙類を算定いたしますと、数字が非常に大きなものになってしまう。具体的に、例えば20年度の新規事業といたしまして、商工観光課相談融資にかかわって緊急の融資チラシということで、こちらが4,000枚というようなものを急遽作成したというようなことで、これだけでなくて、押しなべて新規事業にかかわって用紙の消費というものが非常にふえてくる。それだけ事業がふえてきている。そうした中で、一つの見方といたしまして、新規事業にかかわる用紙に関しては算定をしないということで、こちらの目標を設定する、もしくは結果を見るということでございます。それは資料4の欄外にも米印で、平成20年度用紙類については新規事業分を除いた数字であるということを書いているところでございます。先ほども言いましたように、商工観光課の緊急融資チラシであったりだとか、ほかの部局だけ言うのは申しわけないので環境部で言いますと、環境情報紙というもの、タブロイド版のものを年2回発行するようにいたしました。そうしたものは数字を押し上げるということでございますので、新規分に関しては算定をしないという方式をとったということでございます。

 続きまして、3点目、ごみでございます。

 ごみに関しましては、今回ISO14001の環境マネジメントの中で唯一目標を達成できなかった項目でございますが、これに関しましては、実は、昨年度10月から12月にかけまして本庁舎におきましてクリーンオフィスということで徹底的にやろうじゃないかということで、旧来といいますか、おおむね倉庫等に累積していたごみ、文字どおり使わなくなった用具であったりだとか、使わなくなったものということなんですけれども、それを徹底的に、20年度ですけれども、整理しようじゃないかということにいたしまして、実はISOのサイドでありますほかの出張所等に関しましては、ごみの減量に関しても達成していたんですけれども、本庁舎がそのようにクリーンオフィスの徹底ということで、今まで、それこそ10年、20年の単位で埋もれていたごみを整理したということでございます。具体的には、今言いましたように文房具の用具であったりとか、そういったようなもろもろのごみであったということでございます。

 以上でございます。

○園田清掃リサイクル課長
 昨年のプラスチック製容器包装の回収量、定着率についてお答えいたします。

 平成20年度はモデル実施をいたしまして、半年間集積所で一部の地域でやりましたが、そのときの平均は月に4.8トン、今年度4月から全集積所で回収を始めておりますが、それが月平均31トン、最初25トンから始まり、徐々に今、向上しておりますので、さらなる努力でもっと目標値に近づけたいと思っています。

 以上です。

○近江道路課長
 資料11の朝潮運河歩行者専用橋の検討会のことでございます。

 この1年余り、地域の方とは幾度となくお話し合いを重ねてまいりましたけれども、依然、一部の方からは強い反対を示されているという状況にございます。このたび検討会を立ち上げまして、第三者による座長のもと、よく話し合いを進めまして、架橋の必要性等を十分に御理解を得ていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 ありがとうございます。

 そうすると、新規の事業に使う用紙類はカウントしないということだけれども、22年度の目標でも同じような考え方でいくのかな、資料では20年度実績より削減だね。だから、8%、これは変わらないのかな。やはりそのままの状況で、新しい事業、突発的な事業についてはカウントしないんだと。出ちゃうと、やはりいろいろ新しい事業が必要だから、そういう考え方でいいのかな。ちょっとよくわからないんだけれども、答えられたら答えてください。なかなかわかりにくくて申しわけない。

 古い所帯になるとごみはたくさんたまるから、どこも引っ越しなんかすると大変なので、よくわかります。これを丸にするようにね。丸になるわけでしょう、これ。古いのがなくなっちゃうから、新しい所帯になると。

 それから、サーマルリサイクル。また、時に触れ、折に触れPRもして努力をしていただきたいと思います。

 それから、歩道橋。頑張ってやってくださいね。

○小川環境保全課長
 資料4の裏面をごらんいただきたいと思うんですけれども、こちらは21年度の目標ということで、用紙に関しまして20年度実績より削減ということでございますので、それに関しましては20年度実績、数量で21年度出てきた総体の数量と比較して20年度実績よりも少なくするということで考えているところでございます。ですから、新規分も含めてということで考えているところでございます。

 以上です。

○鈴木(久)委員
 終わります。

○中嶋委員
 資料16、勝どき五丁目地区の都市計画についてということで、ずばり聞きます。

 この計画の今後の予定ということで、定めようとしていることが2つあるわけですよね。今後の予定ということで、これは副区長にお答えをいただきたいと思います。10月、12月、1月、要するに22年1月に中央区の都市計画審議会と書いてございますよね。22年2月に都市計画決定・公示と。この計画は間違いございませんか。このようにするんですか。

○吉田副区長
 今後の予定で、平成22年1月に中央区都市計画審議会にかけて、これを議論していただくという予定については間違いない、そういう事務的な運びでおります。

○中嶋委員
 ありがとうございました。それを聞いて、ちょっとほっといたしました。

 実は、この勝どき五丁目、六丁目、豊海町というのは、私が昭和27年に、昔の月島十二丁目6番だったね。今は勝どき五丁目4番というんですけれども、そこに引っ越しをしてから、特に月島地区でもちょっと外れた土地だなということは言われていたんです。ところが、ここ近年、おかげさまで勝どき六丁目にはトウキョウ・タワーズで2,700弱と。まだすべて入居していないんですが、それから勝どき五丁目でゴールドクレストシティさんが500弱ということで、近年3,300弱の住宅が建設をされたということでございます。

 実は、これだけは私、はっきり申し上げておきたいんですが、近隣でいろいろなうわさがございまして、私も耳にするんですが、私はこの勝どき五丁目4番10に実家があるわけです。ですから、この計画に対しては権利がゼロではないということなんです。ですけれども、経過を見ますと、昨年の9月に準備組合を立ち上げてから、私は理事になったこともありませんし、組合の説明会にも一回も出たことがないんです。なぜ出ないかというと、いろいろ批判をされても嫌だし、実際に私の実家がここにあるということは事実でございますので、その辺を含めて、今後もこの開発に対しまして私は一切参加いたしませんということをはっきり委員会で申し上げたいんですよ。そういううわさも立っているわけです。ですから、そういうことをやはりこの委員会でも御理解をいただきたいということを、まず今の質問の冒頭でお願いしたい。

 確かに、勝どき六丁目のトウキョウ・タワーズの方から、いろいろなお考えがあることは私も承知しておりますが、その中で電話をいただきまして、あなたもこのほうに回ってくれ、お話を聞いてくれないかというお話があったときに、私は電話ではっきり申し上げました。仮にAさんとしましょう。Aさん、私が勝どき5-4-10に実家があることを御存じですかと言ったら、知らないと言うんですよ。ああ、そうですか。実は、私はその実家があるために、今の再開発にも一切顔も出しておりませんし、お話し合いもどういう話をしているか知りませんと。ですから、申しわけないんですが、勝どき六丁目の皆さん方のお考えの中に入るわけにはいかないということをはっきり申し上げた経緯があるんです。

 私がなぜこの計画を進めてもらいたいかというと、はっきり申し上げまして、そのまちにはまちの歴史があるんですよね。そうですね。今、中央区でも26カ所、たしか私の記憶の中では再開発のいろいろ計画があることは事実でございます。その中で、私が長年住んだ勝どき5-4-10、ここに小さな土地を持っているんですが、そこもやはり戦前戦後、現在という長い歴史があることは事実なんですよ。その中で、ここのトウキョウ・タワーズさんにしろ、クレストシティさんにしろ、新しい住民の方がいろいろな御意見を言うのは私は結構だと思うんですよね。これは当然権利がありますから、賛成、反対もあるでしょう。だけれども、最終的に見ていただきたいのは、議員も含めて歴史というものをきちっと認識をしてもらいたい。その地域の経緯も認識をしてもらいたいということを私はこの委員会で強く言いたいわけです。ですから、そういう面で、私もこの開発をもう一回見詰め直しますけれども、確かにここに書いてある18年10月から勉強会をした。それから、現在に至っている経緯も、ある程度はうわさでは聞いていますけれども、真にこういうデータが出ているのも知らないわけですよ。それは私は一切知らない、計画は山内理事長さんのもとでやっていただきたいということを常々言っているわけです。

 それで、確かにこの地域に50数年住んでおりますけれども、そういうことをなぜこの委員会で言わなきゃいけないかというと、本当に私の耳の中に入ってくるうわさが、おまえは区議会議員だろう、特に環境建設委員会が長いじゃないか、何かあるんじゃないかというようなうわさもゼロではないということを聞いているわけですよ。ですから、私は今回あえて発言をさせていただきますが、私の今の勝どき五丁目もありますけれども、豊海町もそういう計画が持ち上がっていることも事実なんですね。これから再開発をするか、再整備をするかと。今現在、私は豊海町に住んでおります。でも、この勝どき五丁目4番10号は私の実家であることも事実なんですよ。ですから、いろいろな方がいろいろなお話し合いをするのは結構ですけれども、もうちょっと地域の歴史、それから地域がどうしてここまで来たのか、なぜここで再開発をしなきゃいけないのかということをしっかり認識をしてもらいたいと、私はこれを強く申し上げたいと思います。

 きょうの質問はたった1つでございましたので、私の持論になって申しわけないんですが、あらぬ火の粉は受けたくございませんので、あえてこの大事な委員会の時間をおかりして私の立場を少し述べさせていただきましたが、今後ともこの再開発に加わるつもりは一切ございません。

 それだけは申し上げまして、私の質問を終わります。質問にはならなかったんですけれども、すみません。

○鷲頭委員長
 ほかに自民党さんはないですね。でしたら、時間が来ましたので、休憩をとりたいと思います。午後3時10分に再開をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(午後3時 休憩)

―――――――――― ◇ ――――――――――

(午後3時10分 再開)

○鷲頭委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

 では、理事者報告について御意見のある方、どうぞ。

○中島委員
 私からは幾つか質問をさせていただきます。

 まず、一番最初に水質の調査の結果ということで、資料1に水域類型ということで、類型指定なしというふうに入っていたんです。これがなぜ入っていないかということと、汚染の浄化に関しての質問もずっと今までさせていただいていたんですが、なかなか現状きれいにならないということで、やはりこの中の象徴である築地川が一番汚い。これをいろいろ見ていたら、指定がないということが一番問題なのかなという気もしないでもないんですが、まず指定がない理由をお聞かせいただきたいというふうに思います。

 次に、3番の電気自動車の急速充電スタンド設置についてなんですが、このスタンドの設置に関しては、電気自動車の促進を図るという意味だというふうに思うんですが、現実、地域からの要望を受けてこれを設置するのか。卵が先かニワトリが先かの世界になるかと思うんですが、現実に具体的に要望があって設置するのかどうかをお聞かせいただきたいと思います。

 次は5番目なんですが、資料5に関して、これで数値をオーバーしているというのが用紙類や廃棄物、ガソリンということで、これに対して今後具体的にどのような取り組みをされるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それと、さらに含めて、一番上の電気使用量、二酸化炭素排出、温暖化ガス排出の一番の決め手は、やはり先ほども御説明あったとおり都市ガスと電気量で98.3%と言われる。その中でやはり最大の使用という形で見れば、電気の使用ですね。これが2.2%削減ということで、現実は達成目標に到達していないと。これに対しては今後どのように取り組んでいくのか。これに対しての反省もあったらお聞かせいただきたいと思います。

 次に、8番目の人形町の駐輪場の件なんですが、これは以前から、行きたい場所のそばに駐輪場があることはとてもいい取り組みだというふうに思っております。昔、駐輪場の質問をさせていただいたときも、大きいところに、駐輪場ができるところにつくるんじゃなくて、みんなが利用しやすいところに駐輪場をつくるべきだという質問をさせていただいて、そういうふうに考えたときに、この人形町のこういった道路側に少数の自転車を置いていくという形は私も提案を前にさせていただいたので、いい取り組みだというふうに思っておりますが、今後これを区内として拡大をどのようにお考えになっているかお聞かせいただきたいと思います。

 次に、13番の公共の施設の緑化の取り組みについてなんですが、相生の里もやはりこういう形でつるをやって、いかにも最初の説明のときは図面が緑でわっと覆われていて、自動散水機をつけてしっかりやりますみたいな形で御報告いただいて、いまだに当初のままというか、当初よりも悪くなったというか、いつ緑に覆われるんだろうという気にもなっております。この計画は本当に緑で写真もすばらしいなと。では、これの管理はだれが主体になってしていくのかということと、水やりに対してはどのようにお考えになっているかもお聞かせいただきたいと思います。

 14番、まちづくり協議会の報告ということで、八重洲の開発に関しての地下道の設置の話なんですが、やはりあそこのにぎわいを取り戻すには京橋と銀座一丁目との地下道が必要なのではないかというふうに思うんです。八重洲、京橋、日本橋の循環だけで考えると、一つの趣旨としていいのかなと思うんですが、ただ、多くの人間が銀座方面から来ることを考えれば、そこの地下道の設置も1つ議題として上げるべきではなかったかなと思うんですが、その件に関して、地域の方のまちづくりですので、区議会なので、地域の方のそういった声がなかったかどうかということと、区としてはその件に関してはどういうふうにお考えになっているかをお聞かせいただきたいと思います。

 15番の京橋三丁目についての開発の件なんですが、これで一番いいなと思ったのは中央エフエムが引っ越されるというような、前に長岡の例を出して、やはり中越地震で一番最初に地域に対して情報を提供できたのはコミュニティラジオだったという、コミュニティ放送局ですね。そういう意味では、やはり本区で、中央区にある中央エフエム、東京都内では5カ所しかない1つを私どもは持っておりますので、それをやはり大切に使うことが重要なんですが、区役所は情報拠点になるというふうには思いますが、移転した場合、区役所と中央エフエムの事務所との連絡方法はどのように考えているかということと、現在アンテナはたしか銀座六丁目についていたと思うんですが、アンテナの移転もお考えになっているかということです。それと、それに伴う発電機。いつも防災のときにはいろいろお話をさせていただいたんですが、現在ですと5時間分の蓄電池、発電システムしかないということなので、それを考えたときに、その発電、電気に対してどのようにお考えになっているかもお聞かせいただきたいと思います。

 最後に、17番目なんですが、地域の方から銀座でのオートバイの駐車違反に対していろいろクレームをよく聞きまして、最近は銀座の歩道にとめていて罰金を取られたというふうに言われるんです。それの根拠になっているのが都市整備公社が行っているオートバイの駐車場ということで、京橋プラザと銀座七丁目に設置しているということなのですが、現在その時間貸しの稼働率が機能しているかどうかもお聞かせいただきたいと思います。

 以上、少なかったですが、よろしくお願いします。

○小川環境保全課長
 私のほうは3点、まず水質にかかわって、類型指定なしということでございます。

 こちらに関しまして、その理由でございますが、環境基本法の第16条2項におきまして水域の類型指定ということで、都道府県知事ということになってございます。類型指定に関しまして、本件のような亀島川、さらには築地川というような支川に関しましては、今までも類型指定はしていなかったということがございます。具体的に、ではどうしてかということになりますと、これは東京都のほうに確認をしていきたいと思っております。今までも支川等の小さな川といいましょうか、支川に関しては類型されておりませんでした。

 続きまして、急速充電器、こちらに関しまして住民の方もしくは区民の方の要望でということかということでございますが、これに関しましては要望ではございませんで、区の二酸化炭素排出抑制のための一つの施策として、低公害車の普及、電気自動車の普及ということを目的といたしまして、急速充電器を資料のように3カ所設置するという判断をしたものでございます。

 3点目でございます。

 都市ガス、電気、特に電気等の今後、反省を含めての取り組みということでございますが、まずこちらに関しましては区の全施設での取り組みということで、それに伴う排出量ということでございます。まず、全職員に向けて、パソコンのグループウエアがございますが、今回の資料に準じたような資料を出しまして、今現在どういう状況になっているのか、使用量がどういう状況になっているのか、そして今後職員としてできることはどういうことなのかということを記載した記事をグループウエアで全職員あてに配付したところでございます。そこにはパソコンを小まめに切るとか、場合によってはトイレの電気も使用していない場合には半分切るとかというようなことを細かく書いているものもつけて提示しているところでございます。さらには、そうした日常の行動だけでなく、こちらにも書いてございますように施設改修のときの高効率な省エネ機器の設置等、機会をとらえて実施していきたいというところで考えているところでございます。

 以上です。

○有賀土木部管理課長
 私のほうからは路上の駐輪場とオートバイ駐車についてお答えさせていただきます。

 まず、路上の駐輪場でございますけれども、路上の駐輪場につきましては、御存じのとおり平成17年に道路法施行令の改正がありまして、路上に駐輪場を設置できるということになりました。それまではできなかったのが法律改正でできるようになりまして、そういった背景に基づきまして、本区でも人形町の駅前、こちらのほうに駐輪場を現在順次設置させていただいているという状況でございます。

 路上に駐輪場をつくるということは、歩行者との錯綜が当然予想されるわけでございまして、そういった意味から安全な歩行空間が確保できる、そういった前提のもとにつくっているという状況でございまして、今後の予定につきましては、現在、東日本橋地域、清杉通りの整備を今後予定しておりますけれども、そういった中でも路上の駐輪場がつくれないかどうか検討しているという状況でございます。さらに、この先につきましても、今お話をしましたような歩行者の安全、歩道の円滑な交通が確保できるという前提、そういったことを踏まえまして、どういう地域でできるか、そういうことを検討しながら拡大についてなるべく進めていきたい、そのように考えているところでございます。

 それから、もう一つ、オートバイの駐車場の問題でございますけれども、オートバイの駐車場につきましては、今、委員からございましたように、京橋プラザあるいは銀座、そういったところにオートバイの駐車場を区でも順次設置しておりまして、最近の状況ですと、自動車の駐車よりもオートバイの駐車のほうが需要が強いといいますか、現在、定期駐車については待っている人が多いという状況になっております。ただ、時間貸しにつきましては、大変申しわけございません。今、具体的な数字を持っておりませんけれども、常時満車という状況ではございませんけれども、時間貸しについてもかなりの稼働率があるという状況でございます。

 以上でございます。

○石田公園緑地課長
 相生の里についてお答えいたします。

 相生の里の水のことなんですけれども、現在、相生の里のほうで自動かん水は行われて、調べたところ、十分機能しているということでございます。しかし、あの場所は非常に風が強いということと余り日が当たらないということで壁面緑化をするには非常に厳しい条件の場所だと考えております。しかし、肥料や土を入れかえるなどして、また、より過酷な条件ででも育つ植物を試験的に、今のところ、琉球アサガオを考えているんですけれども、早急に対応して、なるべく早い時期にあそこが緑豊かな壁面緑化となるように公園緑地課として対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○望月地域整備課長
 私のほうからは、資料14のまちづくり協議会の報告と15の京橋三丁目1地区についてお答えいたします。

 まず、ガイドラインにおけます地下のネットワークということでの御質問でございますけれども、今回ガイドラインを定めておるのは先ほど御説明いたしました約39ヘクタールの外堀通り、永代通り、昭和通り、鍛冶橋通りに囲まれた区域でのガイドラインを示してございます。その中での地上、地下のネットワークの構築という意味で、こちらの地下のネットワーク構築の中で逆Uの字の形の既存の地下施設あるいはそういったものをつなぐ施設ということでのイメージを今回示させていただいております。そういった中で、まちづくり協議会のほうで御説明させていただいた中では、地域の方からは特に銀座との連携といったお話は出てございません。

 また、連携という意味で言いますれば、日本橋、京橋、銀座といったところ、中央通りのにぎわい骨格軸というふうに出ておりますが、そういった連続性は、地上の歩行空間のところ等によりましても連続性の担保というふうに考えてございます。

 また、中央通りにつきましては、既存の地下鉄の関係がございまして、技術的に大分、浅いところを走っている地下鉄がございまして、そういったところでの地下のネットワークの構築は技術的に非常に難しいかとは考えてございます。

 それから、もう1点でございます。京橋三丁目1地区での中央エフエムさんの整備についてでございます。

 まず、中央エフエムさんと中央区との情報の連絡をどのような形でやるかということでございますけれども、これにつきましては、今後も詳細な検討の中におきまして中央区あるいは地域、そういった部分に対してどういった情報が発信できるのかも含めて関係部署と今後協議させていただきたいと考えております。

 また、アンテナの移設ということと発電機というお話がございました。このたびの事業の中では事業者のほうにおきまして、中央エフエムさんとの協議の上、アンテナをどのようにするかを今後詰めていきたいというふうに聞いてございますので、そういった部分も今後の対応というふうに考えてございます。

 以上でございます。

○石田公園緑地課長
 どうも申しわけございません。資料13のほうの裏面を見ていただきたいんですけれども、今回の公共施設の緑化のかん水装置のことについてなんですけれども、3の整備概要の右側にかん水装置のありなしが書いてありまして、本庁舎については自動かん水を行います。2の銀座ブロッサムについても自動かん水を行います。3の浜町集会施設(仮称)についても行います。4の明石区民館についてもかん水装置で行います。ということで、ほかの3つにつきましてはかん水装置なしで維持管理をしていきたいと、そのように考えています。

 以上です。

○中島委員
 まず、水質の浄化に関しての築地川、やはり何本も川がある中で、東京都が今回指定していないから、今回だけじゃなくても指定していないから基準的な数値が持たれていないというお話なんですが、浜離宮自体はやはり中央区として大変重要な文化の象徴的な場所だし、自然にもすごく恵まれている場所ですよね。昨年はリュウゼツランが15年ぶりに8メーターの花を咲かせたということで話題にもなりましたが、もう皆さんもごらんになっていることと思います。さらに、浜離宮の植生は関東での植生、この辺の南側の関東での植生の中心となって、この種はいろいろなところで栽培されて、そこの地域に植えられるという、本当に区にとっても大変重要な場所だというふうに思っております。そんな中で、やはり観光客も多いですし、諏訪流の放鷹術なども文化の継承として行っていたりして、やはり区としても力を入れている場所にもかかわらず、そこに行くと、その中は確かにすばらしいんですが、大手門の橋を渡るときの白い濁った川が匂いをぷんぷんとさせながら、そこを通って浜離宮の中へ入っていくという姿を想像したときに、本当にこのままでいいんだろうかというふうに思ったんです。

 東京都が指定している、していないにかかわらず、うちの河川の中で一番汚い状況ということがやはり問題だろうというふうに思っております。それはどういうふうにきれいにしたらいいんだということなんです。いろいろな方法があるかと思うんですが、基本的には技術的な面ですから、なかなか私の知り得るところではないんですが、そんな中で、隣に芝浦第二ポンプ場という雨水ポンプ場があるので、せめてそこの排水を大手門橋の下あたりに出していただいて水の流れを雨のときだけでも出していただいて、少しでも水の流れをつくっていただくということも、何もしないよりはまだそのほうがいいだろうというふうに思いますので、それは常々思っていることなので、お願いさせていただきます。

 次に、電気自動車の普及、これはよくわかりました。やはり先ほども言ったように卵が先かニワトリが先かの世界だというふうに思っています。今後は区として環境を取り上げていく面で、やはりそういった設備がないと電気自動車の普及も図れないということで、大変ありがたい取り組みだというふうに感じております。

 5番の区の排出量に関して具体的にどうするんだという話をさせていただいたんですが、現実には精神論で、皆さんに告知してこれから問題点をしっかり追求してというお話だったんですが、いろいろな面で指摘していただいてもなかなか難しいと思いますが、やはり区としてしっかり電気を減らしていく、電気の使用量を減らしていくという気持ちがまず重要なんだというふうに思うんです。日本全国すべてそうだと思うんですが、人工衛星、スペースシャトルから見ると日本だけはこうこうと明るく映っている画像をよく見るんですが、そうやって考えたときに、やはり私たちの生活の中で電気をいかに減らしていくか、それは率先して公である役所が取り組まない限り進んでいかないだろうというふうに思いますので、ぜひその数値に対しては厳しい目を持って取り組んでいただきたいというのを要望させていただきます。

 人形町の駐輪場の件は、本当によくわかりました。ただ、スピードがいつもゆっくりなものですから。駐輪で困っているところは大変多くありますので、その辺も状況を見て、できるところからというよりも、やはりこちらの提案型で昭和通りはなかなか都道で難しいのかもしれないですけれども、ああいったところなんかはやはり横断歩道橋があったり、地下駐の入り口があったりで、よどみ点もかなりたくさんある。そんなよどみ点となる場所にはいろいろな形で駐輪スペースを設けたり、植木を設けたりとかいう形で具体的な提案もうちの区からはしていただきたいというふうに思っております。

 相生の里の自動散水の件なんですが、稼働しているのにもかかわらずあの状態は、もっと厳しいんじゃないかと逆に思うんです。では、あの自動散水がどういうふうに考えられて設置されているのかなと。水をあげれば本当に成長するのかという話だと思うんです。それを踏まえると、今回の公共施設でやるのも同じことじゃないですか。自動散水で4カ所やって、あとは管理して水をまく形にはなると思うんですが、そうなったときに、決して相生の里は日が当たらない場所というふうには思っていないんです。壁面は南向きですし、窓側は西向きですから、かなり日差しとしては当たっていますので。風に対しては夏の風が一番強いんですが、それに関しては背を向けているわけですから、そういった条件の中でできない理由を挙げていただくと、ほかのところの施設も本当にできるのかというふうに疑いたくなってしまうので、ぜひその辺は、植物は本当に大切に扱えばしっかり伸びていきますので、その辺もよく手入れをしてあげて、壁面緑化、屋上緑化を成功させていただくようによろしくお願いしたいと思います。

 あと、京橋三丁目の件なんですが、やはり現在は京橋、日本橋、あの区画だけの考察なので、そのにぎわいに関しての移動までは考えていないというお話だったかと思うんですが、地上で行ければいいんですが、実を言うと、あの地下というのはすごく長くて茅場町から東銀座まで地下をずっと歩いていける。私も小さいころ、ずっと地下を歩いて行ったんですが、そういう意味で、現在本当はつながっているんです。けれども、そういう道を皆さん知らないわけで、もう少しわかりやすい、地域としてあのにぎわいへ初めて来た人が楽しめる空間をということで、雨が降るとどうしても人の流れというのは途絶えますので、そういったときにあの地下通路も有効だというふうに思いますので、これからの開発の中では地下の活用も十分考えていただきたいというふうに思っております。

 最後に、中央エフエムの件なんですが、アンテナや発電機をどうするという話にされてしまうと、では防災は何だったんだという話になってしまうので、やはり電波を発信するところと電源と、それを発信するアンテナは一緒でなきゃいけないだろうというふうに思っております。それを分けてしまうと、片方の電源が落ちたときに発信ができなくなる。その可能性も小さくするという意味では、やはりなるべくコンパクトに、さらに区との情報もスムーズに行えるということが第一だというふうに考えております。

 そうやって考えたときに、これからというお話もいただいているんですが、ぜひ区民のためにも中央エフエムが防災時に最大限活用できるようなシステムを考えた上で判断を下していただきたいというのを要望させていただいて、私の質問を終わります。ありがとうございました。

○田辺委員
 最初に、きょうの委員会の仕方なんですけれども、これほどたくさんの資料を出される、持っている委員会ですから、ぜひ午前中から委員会を開くように検討していただきたい。それは委員長と副委員長に今は要望しておきます。検討いただきたいと思います。

 それでは、たくさん資料がありますが、幾つかに絞って聞きたいと思います。

 1つは、資料2に関連してでありますけれども、いろいろ努力をされてきているわけでありますけれども、特にきょうは8日ですから、あした9月9日には環境省が微小粒子物質、いわゆるPM2.5の基準値を発表する、こういうことになりましたね。それで、前回も私、質問していると思いますけれども、区の対応はどういうふうにする予定なのか、これを簡潔にお答えいただきたいと思います。

 それから、資料11に関連してでありますけれども、私、前回の委員会で資料をお願いしました、会議録をいただきたいということで、いただきました。まちづくり協議会とはまた違ったやりとりがここではあります。私もこの説明会に参加をさせていただきましたけれども、そうした点では区のほうの対応としては、これから検討会を設けて何次にもわたって話し合いを持つと。それは積極的な対応だというふうに思います。ぜひその検討会が実を結ぶことを望むわけでありますけれども、同時に、この検討会とあわせて意匠景観を同時に検討していくということは、果たしてこの検討会にいい影響を与えるのかどうか。今までの話し合いの経過を見ても、私はそうは思えないんです。だから、順序を考えて対応しなければ、この問題はなかなか難しくなるんじゃないですかと、こういう思いがありますけれども、見解はどうなのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料13です。

 先ほどもお話ありましたけれども、緑化する壁面緑化などはこれから試行錯誤しながら、よりいい方法を見つけていただきたいなと思います。その上で、相生の里を前の委員は話されましたけれども、相生の里の管理はどこが責任を持っているのか。区が責任を持っているのか。僕にはそう思えないんだけれども、そうなると、区はやはりどういう対応をするのかというのはまた考えなくちゃいかんだろうと思うんです。積極的な指導、援助というのもあるでしょうし、そうした点で区はどういう対応をするのかお聞かせいただければと思います。

 それから、十思保育園の緑化を私も見てきましたけれども、大変寂しいですね。寂しいです。あの炎天下、アスファルトの屋上であれだけの緑化というのは大変寂しいことですので、ぜひもっと工夫してほしいと、これは意見として申し上げておきます。お答えは要りませんけれども、工夫してほしいというふうに言っておきたいと思います。

 それから、まちづくり協議会の関連でありますけれども、私も一生懸命まちづくり協議会には出て、まちの人たちの意見、そして理事者の皆さん方のお答えを聞いて、できる限り詳細なメモをとるようにしておりますけれども、きょうのまちづくり協議会の中にも6月23日の勝どき・豊海地区のまちづくり協議会でのやりとりが書かれています。

 ここにはかなり正確に書かれていると思いますけれども、ここでは築地市場移転に反対する声が大きくなっていると。政治情勢が変わり、築地市場が移転しないようになったら、環状2号線の計画はどうなるのかと、こういう質問でしたね。それに対して理事者は、政治情勢の変化は仮定の話でしかないので、この質問は御遠慮いただきたい、こういうお答えをしていました。たしか、別のまちづくり協議会でもそんなやりとりがあって、同じような答弁をしておられたと思うんですけれども、私はこれは率直に言って大変乱暴な答弁だったのではないのかなと、こういうふうに思っています。7月の都議会選挙があって、8月の衆議院選挙があったわけですが、事態は今、大きく変わったという状況の中で、今であればこうした問題についてどのように答弁されるのか、簡潔にお答えいただきたいと思います。

 それから、東京駅前地域のまちづくりガイドライン2009の案、私も一生懸命読ませていただきました。この計画の中で、私は、欠けているのは定住人口をここでどう回復していくのかという視点について目標が示されていないということは大変寂しい思いをします。区長はいつも人が住まなければまちではないよというふうに言っておられますけれども、やはりこの計画自体、定住人口をどうするのかと。これは業務地区に特化しているから、そんなものは問題ないんだというふうに考えてはいけないことだと私は思います。かつて日本橋本石町の日銀のところにも定住人口があり、有権者がいた時代がありましたけれども、やはりこの地域でも定住人口をふやしていくという目標を、これからでも遅くないですから、積極的に取り入れていくべきじゃないか、こういうふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 それから、このガイドラインの中に、メリハリのある景観形成ということが言われております。この委員会でも何度もメリハリのあるというやりとりがやられてきましたけれども、率直に言って、メリハリのある景観というのは間違えた用語の使い方じゃないのかと思います。私も一生懸命国語辞典を引いてきましたけれども、全く別の意味ですね。メリハリのあるという、そういう表現が今、まちづくりの中でどこでも使われている言葉なのかもしれないわけですけれども、少なくとも中央区でこういう誤った使い方はしてほしくない。これは意見として申し述べておりますから、お答えは要りません。

 それから、資料15に関連してでありますけれども、ここでも率直に申して、巨大な再開発計画が出されておりますけれども、またしても都市再生特別地区の活用ということで、ここでは区道のつけかえですね。従来からあったのは貫通道路として残すということで道路のつけかえを行う、こういうことです。このことによって巨大ビルの建設が可能となるわけでありますけれども、私はこの文章をよく読むと、大手町、丸ノ内、有楽町に比べて小規模宅地が多く存在し、多くの建物が更新期を迎えているんだと、こういうふうに表現をしておりますけれども、私はこんなことをやっていったら、指定されておられる丸ノ内側と同じような再開発、そういうことになっていくのではないかと、こういうふうに心配をしております。同じ方向ではないかと心配しておりますけれども、どのように考えるかお答えいただきたいと思います。

 それから、この区道のつけかえで道路の機能、道路の機能はいろいろありますよね。防災上もあるし、風の通り道だというのは大変重要な、道路が持っている機能の一つだと思いますけれども、この風の道がここで貫通道路に変えられちゃうわけです。まともに風が通らなくなるということは、もうはっきりしている。そして、こういう手法が中央通りを挟んで高速道路側にまた同じような、番地で言いますと京橋三丁目の5番地から10番地ですか、ここにも同じようなことを今考えておられるのかどうか、お答えいただきたいと思います。

 それから、CO2の削減のモデルビルだと言っておりますけれども、しかし、このビルの建設によってCO2の発生というのは相当なものだろうというふうに思いますが、一体年間何トンのCO2の発生を見ておられるのか、これをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料16に関連してですが、この問題では、今、政治的な動きが大変激しくなってきております。都議会議員選挙が終わって、そして総選挙が終わって、総選挙が終わった後の9月2日の朝日新聞でしたか、区長はアンケート、民主政権に期待することはと、こういうことに答えて、築地市場の現在地再整備と、こういうふうに答えております。きょうはこの話を区長に聞いたら、私の質問時間がなくなりますから、区長の答弁を求めませんけれども、やはりこの姿勢をこれから区長あるいは行政の皆さん方も貫いてほしいということです。築地市場の現在地再整備、これを本当に貫いてほしい。どこでも貫いてほしい。こういうふうに、まず意見として述べておきたいと思います。

 そこで、勝どき五丁目の問題でありますけれども、これは環状2号線の問題絡みでこの再開発計画というのが検討された。当初、区は環状2号線の地上化に伴って、区のほうが、都市整備部のほうが地域の住民に対して説明会を行っているんですね。環状2号線の都市計画変更案及び勝どき五丁目地区のまちづくりの考え方について、こういうことで説明会を開いております。私の手元にあるのは、平成18年9月16日午後7時から勝どきコミュニティルームで開かれた説明会の中で配付された資料でありますけれども、ここにありますように、東京都が築地市場は現在地で再整備ということを前提にして、そして環状2号線の道路の当初の地下化の計画を地上化にしたということですね。地上化にした上で、中央区もいろいろ中央区として考えられる改善案を提案して、今の計画になっているわけですけれども、区のほうはあそこの再開発については環状2号線だけではだめですよと。地域の再開発がセットで協議しようということを東京都とやってきたわけです。その上で、今度の問題がついに出てきたわけでありますけれども、やはり都議会でも築地市場の移転反対だという会派が多数を占めております。今度の総選挙でも築地市場の移転反対だと、こういうふうに訴えた人が地域から国会議員として当選している。こういう状況を踏まえて、やはり築地市場の現在地再整備という方向がいよいよ固まってきたなと、そういう認識で行政を担当している皆さん方は積極的に対応する必要があるだろう、こういうふうに思います。築地市場の移転計画は、頓挫した。移転前提の環状2号線の地上化の見直しもいよいよ検討の段階に入ってきている。こういうふうに思います。

 そういう中で、今、急いでこの勝どき五丁目の再開発問題について都市計画決定の手続に入る、これは極めて重大な問題だというふうに思います。説明資料でも、環状2号線の地上化ということが何度も何度も出てきますけれども、やはり環状2号線についての今の都市計画決定されている地上化から、また地下に戻せということだってあり得るわけでありますから、こうした立場で見ていかなければならない。状況の変化で根本から見直しが求められるのではないでしょうかというのが私の質問です。お答えいただきたいと思います。

 それから、B-1の街区で1,300戸の共同住宅、地上54階地下2階、高さ176メートル、こういう計画ですけれども、この巨大な建物によって、巨大な建物自体が大変周辺に大きな影響を与える。さらに、発生、集中する交通量が多くなる。こういうことで環境への負荷というのは大変なものだと思います。再開発準備組合で住民説明が行われましたけれども、出された資料によりますと、区道を挟んで隣接しているクレストシティレジデンスあるいはプラネ勝どき、この日影というのは、冬至で3時間から5時間日影になる。こういう資料が一緒につけられております。きょうの説明資料にはそれが載っていませんから、ぜひその資料を当委員会に提出することを私は求めておきたいと思います。

 それで、こういう日影になるわけでありますけれども、この説明文書では当地区は日影規制指定区域外です、こういうふうにわざわざ説明をしております。しかし、近隣住民からは不安の声が出ていることは明らかでありますけれども、担当者の耳に入っているのかどうか、これをお聞かせいただきたいと思います。近隣の同意を得るには大変無理ではないのか、今の状況、今の計画では無理だ、こう思います。そういう点に立って、先ほど出ていました日程は、本当に住民の皆さん方の意見を入れない、検討しない、そういうタイトな日程が出されてきておりますけれども、これはもう一度検討する必要があるのではないか、こう思います。

 それから、1,320戸の住宅でありますけれども、居住人口の予想はどうなるかお答えいただきたいと思います。

 それから、権利者としての国と東京都は、この再開発でどの場所にどれほどの床を確保する計画なのかお聞かせいただきたい。保育園の設置がかかっておりますけれども、認可か、庭園はどうなのか、こうした点についてお聞かせをいただきたいと思います。

 先ほど自民党の中嶋委員がいろいろ自分の思いを語られましたけれども、地権者である中嶋さんですから、積極的にこれに参加をして、いいまちづくりを進めていく、そうした力を発揮すべきじゃないかと私はつけ加えておきたいと思います。お答えは要りません。私の意見です。

 以上、御答弁ください。

○鷲頭委員長
 時間がありませんので、簡略にお願いいたします。

○小川環境保全課長
 微小粒子状物質PM2.5に関しての御質問でございます。

 中央環境審議会の答申に基づいて環境基準が設定されるということでございますが、東京都のほうにおきまして、既に従前からPM2.5を設定してございます。東京都のほうは21年度以降も測定を継続して、さらに発生源や性質の仕組みについて調査・検討していくということでございます。そうした動きを踏まえまして、東京都と連携をしていきたいと思っています。特に、その後、具体的に発生源対策を行うようになった場合には、既にディーゼル車で浮遊粒子状物質の装置の助成のようにしておりますので、そうした動きもあれば、区として行えることは積極的に行っていきたいと思っております。

 以上です。

○近江道路課長
 資料11番、朝潮運河歩行者専用橋の意匠検討会についてでございます。

 委員御指摘のとおり、意匠検討会の設置が大変重大な問題を投げかけているというふうに認識してございます。そこで、設置に当たりましては、諸般の状況を慎重に見きわめながら進めてまいりたい、そのように考えてございます。

○越地土木部長
 私からは2点お答えいたします。

 まず、相生の里の緑化でございます。

 私ども、実は相生の里の管理者ではございませんので、区としましては技術指導というような立場から、試験植栽を3槽ぐらい新たなもので行ってみたいと思っております。その結果がよければ管理者のほうに働きかけてまいりたいと考えてございます。

 それと、環状2号線でございます。

 先ほど委員の御質問、前半と後半にわたって環状2号線についての質問がございました。区として、その整備についてどう考えるかということでお答えしたいと思います。私どもとしては、都市計画として、現在、環状2号線があのような形で、いわゆる市場の中では掘割へ出て、その後、高架で行くと。地上化になっているという状況でございますので、東京都はあの形の整備を進めてくるというふうに考えてございますので、私どもとしましては単なる道路整備ではなくて、まちづくりの中で区民の生活への影響がなるべく少ない形で、いろいろと東京都に対して注文をつけていきたいと考えております。

 以上でございます。

○望月地域整備課長
 何点か御質問がございました。順次お答えいたします。

 まず、ガイドラインの中での定住人口、住宅機能ということかと思います。

 そちらにつきましては、ガイドラインの中でも導入機能の例示としまして、6ページ、生活・コミュニティ機能の中で居住機能としてうたってございます。何もうたっていないわけではございませんで、そうした部分での配慮はされているところでございます。

 また、メリハリについては御意見ということで、回答はいたしません。

 また、区道のつけかえを行うことになるということでの丸ノ内、大手町と同じような形での開発になるのではないかということについてでございますけれども、区として丸ノ内、大手町と同じようなまちづくりというものを行っていくというふうには考えてございません。やはり中央区は地域それぞれの個性、特色がございます。そういった中で面的な開発が行われるところと、やはり個別での建てかえが行われるところ、そういったところがうまく整合しながら中央区のまちづくりが行われていく、そういったことを区としては、先ほどもちょっと御意見をいただいておりますけれども、メリハリという表現を使わせていただきながら考えているところでございます。

 また、道路の機能ということで防災上あるいは風の通り道がそこで途絶えることになるのではないかということでございますが、今回の区道等につきましては、当然、柳通りと区道中京544号線のほうに等面積でつけかえるということを基本としております。その中で従前区道がございました場所に、同幅員の8メーターの貫通通路を整備すると。こういったものにつきましては、区道がつけかえられる場所につきましては、一体として歩道上空地の整備を図り、さらに空間の確保を図るという、そういった状態になってございます。そういった中で、この全体の計画範囲が示されているところでございますので、風の道ということでの中身で、そういった皇居につながる鍛冶橋通りというところにおきましては、そういったもので連続性の確保というものは十分に行われているのではないかというふうに考えてございます。

 また、CO2のモデル事業、今回のCO2の発生量ということでございます。

 詳細につきましては、まだ今後詰まっていくと思いますけれども、今現在聞いておりますところでは約6,200トン程度というものが今回の新しい建物で発生するCO2の発生量というふうに聞いてございます。

 以上でございます。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 資料16についてのお尋ねでございます。

 まず、第1点目でございますけれども、急いでこの都市計画をやるのはいかがなものかということかと思いますけれども、こちらの地区については、資料で御説明させていただいたとおり、周辺でその土地の、事業の多くが転換ということで着手がなされたということがありまして、こういう中で、地区の方が発起いたしまして、まちづくりを進めましょうという検討をしてきたということでございますので、環状2号線がないというだけでこの計画をとどめるということではないということでございます。

 2点目でございますけれども、日影の資料の提出ということでございますので、これは準備組合のほうに資料を確認いたしまして、委員長と相談しながら提出するような形で進めさせていただきたいと思います。

 それから、日影の話につきまして、担当者の耳に入っているかという御質問でございますけれども、こちらは準備組合を通じまして、クレストシティレジデンスさんから、その辺のお問い合わせがあったということで、準備組合とクレストシティレジデンスさんとで何回かお話をされているというような報告を受けておりまして、当然区のほうの担当者にもその辺の報告は入ってございます。

 それから、4点目で、タイトな日程なので検討されたらどうかということでございますけれども、繰り返し申し上げますけれども、この地区の方がまちづくりに対する強い思いがあるということを感じておりまして、そういった意味からも、区としてもよりまちづくり、その思いにこたえるべく整備促進を図りたいというふうに考えておりますので、これは決してタイトなということではなく、その思いにこたえるような事務の流れかなというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

 それから、居住人口でございますけれども、約1,300ほど住戸を構えるということですので、周辺の世帯からカウントいたしまして約2,900人ほどが居住されるのではないかというふうに想定してございます。

 それから、国と都の権利のお話でございまして、今、土地の所有の割合といたしまして、国が全体の約26%ほど、都が59%ほど土地を持っておりますので、そこら辺の割合の権利になっていくのかなと考えています。

 それから、保育園の認可、認証でございますけれども、現時点ではまだ認可、認証ということがまだ決まっておりませんで、今後の保育需要だとか、もろもろを検討いたしまして決めていくということになるかと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○田辺委員
 質問を終わります。

○小坂委員
 まず、報告のほうから3点御質問させていただきます。

 資料16の勝どき五丁目地区の都市計画に関してです。

 これは、第一種市街地再開発事業と地区計画(再開発等促進区を定める地区計画)の手法を用いて、飛び地のA街区とB-2街区を加えて区域面積約1.9ヘクタールとし、B-1街区に54階、高さ約176メートル、容積率がここの部分で1,080%の超高層建築物を建てる計画です。

 このことに関して1つ目の質問は、このことにかかわっている事業者名を教えてください。

 2つ目は、周辺住民との話し合い、合意形成というのがとても大事になってくると思います。この周辺住民との合意形成に向けた今後の話し合いの計画があれば教えてください。

 3つ目は、高層マンション建設による影響、先ほど日影のことが出ましたけれども、今回もまた風害というのも出てくると思います。また、高層建築の乱立によって豊海が地盤沈下を起こしてくる可能性もあります。環境アセスメントは実際実施するのかどうか教えてください。

 4番目は、超高層建築物をこの形でつくるということなんですけれども、銀座の場合はデザイン協議会とかあったんですけれども、佃、月島、勝どき、豊海、晴海エリアのデザイン協議会とか景観審議会とか、そのような協議会は存在しているのか、そのあたりのことを教えてください。

 2つ目の話題に移ります。

 資料11、朝潮運河歩行者専用橋の整備検討委員会の設置に関してです。

 1つ目は、委員選定では架橋地点の関係住民の代表も入れるべきと考えますが、いかがですか。入れるのでしょうか、教えてください。

 2つ目は、整備検討計画の検討を経て、今回の3月の予算特別委員会で話された詳細設計の予算が使われていく運びになると思います。その流れでいいと思うんですけれども、この中で、詳細設計に関しては実際業者に発注をかけているとか、そういうことは行っていないと認識してよろしいですか。そのあたり、順番ですね。整備検討委員会の検討結果を経た後に、最終報告が出た後に予算執行に移るべきだと考えますけれども、そのあたりの順番に関して教えてください。

 3つ目は、この整備検討委員会では区民からの意見募集、パブリックコメントも実施すべきと考えます。なぜならば、8億円という巨額の区の税金を使うので、パブリックコメントを実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 4つ目は、会は、何回もほかの部分でも言っていますけれども、公開で行われ、かつ議事録も公表されるべきと考えますが、このあたり考えているでしょうか。

 次の話題に移ります。

 資料14、東京駅等地域のまちづくりガイドラインに関してです。

 これに関しては非常に簡単な質問なんですけれども、このガイドラインをつくるに当たっては、どこかのコンサルティング会社とかそういうのを入れてつくっているのか、これは純正な、区でつくったのか、このあたりを教えてください。

 以上です。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 資料16についてお答えいたします。

 まず、4点ございます1点目、事業者名ということでございますけれども、権利者さんの方で構成されております準備組合をつくっておりますので、そちらがお尋ねの事業者名に当たるのかなと考えます。

 2つ目といたしまして、これからの周辺住民の合意形成ということでございますけれども、先般、6月24日に準備組合によりまして地域の説明会というのが実施されております。今後、準備組合も同じような説明会をするという予定があるとは聞いてございません。区としても、説明会を開催するということはございません。しかし、今後、まちづくり協議会の中で意見交換を行ったり、都市計画の手続の中で都市計画案の説明というのもございますけれども、こちらのほうで説明をさせていただければというふうに考えてございます。

 3つ目として、高層の影響ということで、これがアセスにかかるかかからないかというお尋ねかと思いますけれども、こちらについてはアセスにかからないという案件でございます。

 4つ目といたしまして、銀座ではデザイン協議会があるけれども、こちらにはあるかということでの御質問かと思いますけれども、ここについては、銀座のようなデザイン協議会というのは存在しておりませんので、同じようなことはないということでございます。

 以上でございます。

○近江道路課長
 朝潮運河歩行者専用橋の検討会についてのお尋ねでございます。

 1つ目の委員の選定に当たっては、架橋地点の住民さんを入れるかということでございますけれども、現在、入っていただくという方向で考えてございます。

 2点目の検討会を経てから詳細設計を発注するのか、また発注はしていないのかという件でございますけれども、現在、発注はしてございません。また、検討会の運営というものにつきましては、平成20年度に今年度予算を要望する時点では検討会を考慮してございませんでしたので、検討会の運営という部分につきましては、やはりコンサルタント会社に発注をしたいというふうに考えてございます。

 3点目の検討会につきましてパブリックコメントを実施すべきと考えるということでございます。

 朝潮運河歩行者専用橋につきましては、基本計画2008に上程いたしましたとき、パブリックコメントを実施してございますので、本検討会の中でのパブリックコメントの実施というものは現在考えていないところでございます。

 4点目の検討会を公開するのか、また検討会の議事録を公開するのかということでございます。

 こちらにつきましては、新しく決まる座長の方と打ち合わせの上、決めていきたい、そのように考えてございます。

 以上でございます。

○望月地域整備課長
 まちづくり協議会の御報告で御説明しておりますガイドラインについてでございます。

 ガイドラインの作成につきましては、本区のほうが作成をしておるところでございます。ただ、これまでのいろいろな開発での資料、そういったものの活用である、そういったものについては区のほうで資料もございますので、そういったものの活用はさせていただいてはおりますが、基本的に区のほうで作成したガイドラインでございます。

 以上でございます。

○越地土木部長
 今、道路課長がお答えした中で、地元との検討会、歩行者専用橋でございますが、その検討を経た後に詳細設計をやるのかというお尋ねについてのところのお答えがなかったものですから、私のほうから補足させていただきます。

 私どもの考え方としては、地元との検討会と同時並行でやはりやっていくべきだろうというふうに考えてございます。今年度の予算として詳細設計をやるということで議会の御承認をいただいているというふうに認識してございますので、当然話し合いをしながらこういった橋の意匠検討並びに景観検討、これもあわせて行っていきたいと考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 越地土木部長がおっしゃったことが矛盾があるのではないかと私は思います。なぜならば、意匠検討の最終報告は最後の最後に出るわけですよね。それからどんな橋を、実施設計がつくられるわけなので、それを参考にしてつくられるしかないと思うんです。となってくると、やはりこれは最終報告が出た後に発注をかけ、それで計画をつくっていくということをとらざるを得ないんじゃないかなと。また、言えば、最初おっしゃったようにこの橋の必要性に関して検討する。必要ということは、必要か必要でないかということを検討するということだと思います。すなわち、かけるかかけないか、根本的なところから私は検討していくべきものだと思います。これは、先ほど田辺委員もおっしゃいましたように、地元周辺住民への説明会において非常にたくさんの、不要じゃないかというふうな意見がたくさん出たわけですよね。そういうところから考えると、やはりこれはかける必要があるか、ないかから検討していくものであり、そのような結論が出た場合はそれ以降の予算も必要なくなるということで考えられると思うんですけれども、いかがでしょうか。

○越地土木部長
 資料11をごらんになっていただきたいと思うんですが、そこでの検討会のスケジュールでございますけれども、私どもは、まず必要性についてはとことん議論させていただきたいと考えてございまして、当然、ここで書いてございますように第1回目、第2回目、先ほど私が説明の中で、必要があれば第3回ぐらいのことは行った上で、必要性についてはやはり地元の方ときっちりお話をして御理解を得たいと考えてございます。その上で、この年度の中で、やはり橋の形ですとか、先ほど委員が御質問の中では、まず必要性等についてのところは認識は合っていたんですけれども、この結論が出た上で詳細設計に入るんだということではなくて、どういう橋がいいんだろうというようなことを検討しながら、ではそれは構造的に大丈夫なのかどうなのか、それはやはりフィードバックしながら、やはりそれで専門家の検討も踏まえながら、この年度の中で合意形成を図っていくんだと。どういう形の橋というデザインが、地元がこういうものがいいよとおっしゃられれば、それが構造的に大丈夫なのかどうなのかという裏づけをするというようなキャッチボールをしながら、年度の中で詳細設計まで仕上げていきたい。これは、あくまでも希望ですので、当然必要性のところで議論が長引けば、それは時間はかかるものというふうに承知してございますけれども、あくまでも何か結論が出た上で、では詳細設計だというわけではなくて、それは形と詳細設計という構造的な裏づけというものは同時並行でいかない限り、いいものにならないというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 わかりました。

 恐らくある部分までは一致した考えだと思うんですけれども、すなわち必要性があるかどうかを判断する、その判断ができてから詳細設計に発注をかけるということで理解してよろしいんでしょうか、今おっしゃっていたのは。

○越地土木部長
 詳細設計だけではなくて、今の意匠検討、デザインあるいは景観のもの、それもあわせて詳細設計と同時並行でやっていこうという考え方でおります。

 以上でございます。

○小坂委員
 では、別の聞き方ですけれども、必要性をとことん議論するということでありました。この必要性をとことん議論して、不要であるという結論はやはりあると思うんです。必要性ですから。必要であるか、ないかですから。これがもしないという結論が出れば、出ることもやはりこの検討会ではあり得ると思うんですけれども、でないと検討会、結論ありきの検討会じゃないですかということになります。そんな結論ありきの検討会をする予定ではないということで理解してよろしいですか。

○越地土木部長
 私どもは必要だというふうに考えてございますが、当然地元の皆様との話し合いの中で、一致して必要ないんだということになれば、それは今、委員のおっしゃったようなことになるかもしれませんけれども、架橋地点以外の方は早くかけていただきたいというような要望も私どもはいただいておりますし、区議会の中でも御質問等の中で区長が御答弁しているとおりでございますので、この橋は私どもとしては必要な橋だというふうに考えてございます。

 当然、橋をかけるからには、景観的にもいいものにして、地域の方から親しまれるような非常にビュースポットとなるような、その橋の上に立つと非常に気持ちがいいとか、眺めでも非常にいい橋だというような、あるいは歩きやすいいい橋だというふうに皆さんに思われるような、いい橋をかけていきたいということで、デザインもやりながら構造的な検討もしなきゃならない。詳細設計というのは、やはり構造的な検討というふうに理解していただきたいと思うんですけれども、デザインもやりながら、構造もやりながらという形でキャッチボールしながら、いい橋としていきたいという考えでございますので、ぜひとも御理解いただきたいと思います。

○小坂委員
 では、私自身もその橋の必要性、必要であるというメリットもわかります。8億円をかけるべきか、それによって基本計画2008に書かれているような晴海通りの歩行者の混雑が解決できるか。ここですよね。そこも、基本計画2008で書かれているのは、晴海通りの歩行者混雑を解決する目的で橋をかけるということだと思うんです。防災や地域の改善はそこには書かれていない。基本計画2008のことはそういうところでありますから、必要性を十分検討していただき、結論を出していっていただきたいと思います。

 では、発注をかけるというタイミング自体は、明らかに、我々に教えていただけるんですか。検討会において、ある程度の結論が出てから、これから発注をかけますということを検討会へ御報告いただけるのかどうか、そこを1つお願いします。

○越地土木部長
 もう一度先ほどの資料に戻っていただきたいと思います。私どもで考えている工程がここに書いてございます。2段目のところ、検討会での検討内容ということで、ここに青で2本書いてございますが、橋と、そこに接続する道路の整備の考え方、こういった整理をするつもりでございます。それと、それの意匠検討、先ほど言いました詳細設計等もこのブルーで書いたラインで行っていこうと考えているところでございます。それは、上のところの検討会との関連で見ますと、まずは第1回目、第2回目、これは必要性等についてとことん地元の方とお話し合いをしようというものでございます。2回で結論がついたとすれば、当然2回目のところで最終的に座長が、それでは橋が必要だということになったので、きちっと検討したものを第3回には出してくださいよ、案を出してくださいよということの方向が出れば、第3回目ではどういう橋にするのか、接続する道路はどういうふうにするのかというような案を出さなきゃいけないものですから、そういった作業が必要となってきますので、ブルーのラインで発注をかけていきたいなというところで考えてございます。それが2回で済まなかったということであれば、このところのラインがずっと、何回か地元との検討会が進んでくる。したがって、このブルーのラインは少し後ろになってくるというようなことでお考えいただきたいと思います。

 ですから、そういうタイミングでしか我々としては発注はできないなと思ってございますけれども、当然、年度の中でやるということでの予算をいただいているものですから、私どもはその前提で今後考えていくということでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 わかりました。

 まちづくりの基本は住民の合意形成ですので、そのあたりをきちんとして進めていっていただきたい。そのためには、この検討会も徹底的に公開していくという方針で、座長が嫌だからやめたとかいうのではなくて、やはりこれは本当に必要なのか必要でないのか徹底的に議論して、それで結論を導いていくべきものであると思いますので、公開のもと、会議をしていただきたい。私も別に反対、賛成は住民の意向やこの検討会の中で出た結論に従っていきたいと思っておりますので、徹底的に公開し、住民の合意形成をつくっていっていただければと思います。発注のタイミングも十分理解いたしましたので、もし橋がこの検討会で必要ないという結論が出れば、それはそれでそういうものだと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 では、これで質問は終わります。

○鷲頭委員長
 理事者報告に対する質問は終わったと思いますので、議題に入りたいと思います。

 環境保全及び建設行政の審査について御質問の方。

○小坂委員
 では、築地市場現在地再整備について御質問させていただきます。

 まず、区の方針を確認させていただきたいんですけれども、区は現在地再整備を目指しているということで理解してよろしいんでしょうか。これはそうだと思うんですけれども、区長も朝日新聞、2009年9月2日のところで民主党政権に期待することとして、築地市場の現在地再整備というふうに書かれていらっしゃいます。これは田辺委員もおっしゃったことですけれども、区の方針としては築地市場現在地再整備を目指しているということで理解してよろしいでしょうか。

○髙橋副区長
 従来から、区長、私どもも一貫して御答弁いたしておりますように、現在地再整備ということは常に考え方は変わっておりません。

○小坂委員
 では、非常に状況も現在地再整備に向けて好転してきたと思っております。都議会も、そして国会のほうも勢力図として変わってきて、政治的な環境が整ってきたと。その中で、やはり現在地再整備を目指していく本区としては、では現在地再整備へ向けてどのような方法で進んでいけばいいのか。区でとれることは、やはり今から行動を起こすべきことは幾つもあろうかと思っております。1つには、やはり世論を盛り上げていくということや、新しい築地をつくる会を開催することや、以前、平成12年12月につくられた築地市場現在地再整備促進基礎調査のようなものをまたつくり、現在地再整備に向けた方向で区も動いていくべきかと思いますが、先ほどの方針にありますように、そのような方針を持っているわけですから、実際に動き出していくべきときかと思います。このあたりの動きをとるはずだと思うんですが、このあたりの考え方をお聞かせいただければと思います。

 また、2つ目として、築地の再整備には種地が必要でありますけれども、種地の提供は現時点でも可能と考えてよろしいんでしょうか。

 以上、2点お願いします。

○吉田副区長
 いずれにしても、全体的に状況が急激に動いておりますので、そういった状況をきちっと見定めながら進んでいきたいと思います。

 それから、種地の提供の問題でございますけれども、これは私どもは昭和60年のときから、現実に何度も申し上げておりますけれども、東支川埋め立て等を含めて、いわゆる種地の提供に努めるべく、外郭の部分でずっと我々は努力をしてまいりまして、東支川下流部も市場の内部で埋め立てるようなことも、現実にそれでもって可能になったというような歴史的な経過もあるわけでございます。私どもとしては、そういった市場の周辺における種地の提供というところは我々、残余の部分で1ヘクタールあるわけですから、そういうことは現状においても可能であるというふうに思っております。

○小坂委員
 非常に重要な御発言かと思うんですよ。種地、その部分は、区としては提供すると考えてよろしいわけでしょうか。民主党や他の党もいかに再整備していくかということで再整備計画案を考えているところでありますので、そのようなことも考えた場合、本当に種地提供というのが非常に一つの重大なポイントですので、これはよろしいですね。

○吉田副区長
 これまでも現在地再整備ということで、私どもは市場橋の公園等については貸していたんですよ、区として既に。ですから、区としては周辺にございますところについて当然に、駐輪場や何かになっている部分もあるわけですけれども、そういったところを含めて東京都と協議しながら共有するのは当然であるというふうに思っております。

○小坂委員
 では、そこまでおっしゃるのであれば、この部分は種地として提供できるということを書面に出していただくことはできますか。

○吉田副区長
 我々が現在地再整備ということについてずっと、先ほどもお答えしているように、区内全体で言っているわけですから、その部分については区の姿勢は東京都も十分承知しているわけですから。そこのところはもう十分に協議済みのことですから、その点については。何も事改めて文書にしてどうのこうのという話し合いではないわけでございまして、その点十分理解しているはずです。現在地再整備が進まない状況の中で、ようやく市場橋のところを返してきたわけですから、この間。そういう経過もあるわけですから、ずっと。

○小坂委員
 この部分は使えるというのを、やりとりだけでなくて地図で出していただけますか。

○吉田副区長
 築地の場外の関係者を含めて、その辺についてはお互い皆さん了解しておりますから、そこのところについて文書を特に出すとか何かということではございません。

○小坂委員
 どの部分が出せると書いている書類を資料提出していただきたいと思いますけれども。

○吉田副区長
 既にこの件については何度か築地の場外の中で我々は仮設とか何とかいうことを含めて、ビジョンを含めて資料を既に出してあるはずでございますので、特段この件について新たな資料の提出はいたしません。

○小坂委員
 しつこく聞いたのは、4月29日に開催の築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会の議事の中で築地場外地区のにぎわい施設の基本的考え方と進め方において、また今回の予算でも出されてくる地質調査とか、そういうのがされるわけですけれども、そのような地質調査に時間をかけるのであれば、いかに種地を提供していくかということをもっと、現在地再整備に向けていかにサポートしていけるかということに予算配分したほうがよろしいかと思いますけれども、いかがですか。

○吉田副区長
 その部分については、市場内のターレットにしても、バイクにしても、現在のところ東支川のところに相当累積して混雑極まりない状況になっていますから、ある意味で、そういう駐車場施設を整備することも、現在地再整備であろうと築地場外のためであろうと必要なことですから、そういう部分について建造物を駐車場としてつくっていて、マルチパーパスで使っていくというために地質調査というものが必要だということで考えております。

○小坂委員
 終わります。

○鷲頭委員長
 では、質疑も終了したということで、議題については継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 では、そのように取り扱わせていただきます。

 では、本日の委員会はこれにて閉会といたします。

 なお、委員の皆さんと担当部長の方はお残りをいただきたいと思います。

(午後4時32分 閉会)

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 ―委員会を閉じた後―

 環境建設委員会行政視察は10月20日から22日で、視察目的として、福岡市北九州市では環境モデル都市について、熊本県熊本市では魅力ある熊本駅周辺のまちづくりについて、それぞれ実施することを協議し、決定した。

(午前9時46分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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