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平成21年  環境建設委員会(12月10日)

1.開会日時

平成21年12月10日(木曜日)
  午後1時30分 開会
  午後4時11分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)
委員長 鷲頭 隆史
副委員長 小坂 和輝
委員 押田 まり子
委員 鈴木 久雄
委員 中嶋 寛明
委員 中島 賢治
委員 田辺 七郎
議長 石島 秀起

4.出席説明員

(14人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長
宮本環境部長
小川環境保全課長
園田清掃リサイクル課長
越地土木部長
有賀土木部管理課長
近江道路課長
石田公園緑地課長
室木都市整備部長
田村都市計画課長
望月地域整備課長
中野副参事(都市計画事業・特命担当)

5.議会局職員

奥田議会局長
土谷議事係長
村上書記
武藤書記

6.議題

  • (1) 環境保全及び建設行政の調査について
  • (2) 請願第6号 住民との合意を無視する横暴なマンション建設工事に関する請願

(午後1時30分 開会)

○鷲頭委員長
 こんにちは。それでは、環境建設委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で公園緑地課長及び都市整備部副参事が出席をいたしますので、御了承願います。

 議事の進め方についてですが、理事者報告並びに議題(1)を後にして、議題(2)の新規請願を先に審議することでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 それでは、議題(2)の住民との合意を無視する横暴なマンション建設工事に関する請願について、審査に入ります。

 請願者代表の方の入室を願います。

〔請願代表者入室〕

○鷲頭委員長
 それでは、請願文の朗読をお願いいたします。

○土谷議事係長
 (請願文朗読)

○鷲頭委員長
 紹介議員の趣旨説明をお願いいたします。

○志村議員
 貴重な時間を拝借いたします。どうもありがとうございます。

 ただいまから、請願の趣旨の説明をさせていただきます。

 きょうお配りしております資料をごらんいただきたいんですけれども、資料1の上の地図の真ん中辺に丸で囲んであるところ、斜線が引いてあるところが建設の予定地になっております。敷地面積が131.87平米、建築面積が83.94平米、10階建てのマンションになります。その左下のところに築地永谷コーポラスがあります。そして、この永谷コーポラスの右側のベランダからは隅田川が見え、左手のほうにはあかつき公園の緑が見えるという、この眺望が大変魅力の場所だと聞いております。ここに10階建てのマンションが建つということで緑の眺望が遮られてしまう、こういうふうになっています。

 この斜線の右上のところに白く小さな三角形が隣接してあります。これが三角形の区道でありまして、月島の渡しの跡になっております。ここには現在プレートが設置されており、またツツジが三角形で植えてありまして、桜の記念樹がプレートと寄り添って立っている、こういう場所でございます。

 この中で、下の図が説明会で出された図なんですけれども、今回、建物が黒く塗りつぶされている中で、入り口が2カ所あります。上の歩道に面したところが1階の入り口、右側が2階以上の方が入る入り口になっております。ここの黒い台形で囲まれた右側の三角形のところが、さっきの月島の渡しの史跡の部分なんですけれども、ここを1.5メートルの幅で2階の入り口に使うというような計画で設計がされているということです。ということで、左側の建物敷地が1メーター、いわゆる史跡の部分が1.5メーター、2.5メーターの誘導でもって2階の入り口に入る、こういうことになっております。

 次のページは建築のときの図なんですけれども、今度は同じ場所で右側の三角形は横線で埋めてありますけれども、月島の渡しの史跡のところに仮設のトイレと流しを設置する、また水槽とか発電所に使用するということになっております。この仮設のトイレがある場所にプレート、また桜の木が植えてあるということで、この工事が着工されるとなれば、ここのツツジの植え込み、さらには桜の記念樹、またこのプレートというのを外して工事をしなければならないというような計画になっております。

 また、ここにはないんですけれども、鉄骨組みをする場合は、上の、交差点と書いてあるんですけれども、この大体4分の1、ここはバスが通る場所なんですけれども、ほぼ道路の3分の2ぐらいを閉鎖して、大きな重機をもって鉄骨建設をしていくという図も別にあります。

 そういうようなことで、この建設自体が、計画、設計もそうなんですけれども、中央区とか、また月島の渡しの史跡に尽力された関係者の皆さん、また近隣住民の皆さんの理解と協力がなければ実現できない建設計画になっていると思います。

 6年ほど前に計画が出されました。そして、ここ数年、表立った動きはなかったということです。突然建設会社が変更されて、これまでの経緯を無視して工事説明会が強行させられてきていると。近隣住民にとっては寝耳に水でびっくりして、さらには建設会社の横暴な態度にもびっくりしているということです。話し合いを望む近隣住民の願いは当然のことだと思います。

 ぜひ委員の皆様に御理解いただきまして、この請願を採択していただきますようお願い申し上げまして、私からの説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○鷲頭委員長
 それでは、次に、請願代表者の皆さん方から補足説明をお願いいたします。

 なお、発言に当たりまして、住所、氏名を先に述べてからお願いいたします。

○****
 住所は、東京都中央区築地7-18-28-****(永谷コーポラス)に住んでおります****と申します。きょうは、本当にお忙しいところをいろいろありがとうございます。よろしくお願いいたします。

 まず、今、志村先生から御説明があったんですが、そうではない具体的な意味で、ここに書いてございます請願の具体的な例とか、そういうものをお話で聞いていただきたいなと思いまして、住民の思いを少しでもお伝えできたらと思います。

 ごらんのとおり、うちのマンションは老人が物すごく多いマンションです。マンションも古くて、ただ眺望だけは全くすばらしいところということで、今までは売り買いもいろいろございました。それが6年半ほど前にこの建設の話が出てきてからは、そういう売買とか、借りてお住みになる方の数も激減しまして、みんな、年をとってからお1人の方が多いんです。そして、このマンションだけが財産という方が多いです。このマンションを売って老人ホームにお入りになる資金にしたいなと思われている方が何人もいらっしゃいます。

 この6年間、私どもも何とかそういう方のお力になりたいなと思いまして、いろいろお話し合いをしてきたんですが、なかなかそれがうまくいかなくて6年半たってしまいました。その間に、ひとり暮らししていらっしゃった御老人の方が3人亡くなりました。それでも、やはり息子のところは事情があって行けないとか、全くの独身でいらっしゃったとか、それから御主人がお亡くなりになって1人でお暮らしになっている方とか、年金がある方はよろしいんですが、年金もなくて自分でもう、60歳ではまだ若いですけれども、65歳過ぎの方がいっぱいいらっしゃいます。働ける方はいいんですが、本当に細々で、ここを売らなければお金がないという方が多いものですから、この問題が起こったときは、ぜひお話し合いだけでもして、建てるのに反対というのではないんです。ぜひ、このマンションにいる間は少しでもこちらの要望が入れられるようにという運動でやってまいりました。

 お話し合いというのがこの数年なかったものですから、風聞で聞いて、今度建設会社がかわったよということを伺いました。前の建設会社も全部、何もおっしゃってくださらないんです。それで、お役所に伺ったら、それもまだはっきり決まっていないからということで、私どもがいろいろ調べまして、松井建設さんということだったんでございます。

 それで、私もそちらに御連絡をして、そうしたら、何で知っているんだとか、すごかったんですよ、お電話で。だから、あなた方のほうが、もしおかわりになったんだったらお知らせいただくのが筋じゃないでしょうかと申し上げても、そんなことはおれたちは知らないと言うんですよね。それで、説明会の案内を配布するから、それをいついつすると強引にお持ちいただいたんです。私どもは500世帯ありますので、理事会というものがございまして、ビラだとかも、やたらに入れると物すごいごみの山になりますから、そういうことで、理事会か管理室にお断りになってから入れてくださいと申し上げたりしたんです。それなのに、断られたから帰ると言ってお名刺を置いていったときに、とにかくうちが説明書を入れさせないというような形でお帰りになりました。それは、まず一例でございます。まだ説明会が開かれる前です。

 私どもも、説明会をなさるというので、地権者がいらっしゃるから、うちのほうでは県外にいらっしゃる方のために2週間は欲しいと。出席だとか、ここに来いと書いてございます。それが2週間欲しいと申し上げても、そういうことはあんたたちでやりなさいとか、それを電話でやりなさいよとか、とにかくそういうようなやりとりがありまして、11月18日に第1回の説明会ということで開きました。

 そのときの状態が、第1回が本当にすごかったんです。こちらのほうで、6年間の積み重ねがありますから、懸案事項を少し検討していただいて、それから説明会に入ってほしいと申し上げましても、工事説明に来たんだから、もう工事の説明しかしない、何もほかのものはしないとおっしゃって、男性がいましたので、それではおかしいじゃないか、そういう経緯も踏まえて、あなたたちは来たんだろうから、それから先にしてくれというふうに申し上げたんですが、ちっとも聞かないで、怒号で、その日はそれで物別れになりました。

 それで、私どもも2回目の説明会におきましても、いろいろなことがございまして少しは穏やかになったかなと思ったんですが、話し合いの最中に、懸案事項を先に聞くから、みんな出せと言うんです。そうすると、はい、これ、次、はい、次、これ、もうこれで終わりましたかというような感じだったんです。口で申し上げても、文字で書いてもおわかりにならないと思いますが、説明会の状態は出た人でなければわからないと思います。ですから、本日、この委員会に一緒に出席しているこの方々は本当に肝をつぶしちゃったんです。

 それで、どうしたらいいかということで、寄り寄り相談いたしまして、区のほうに請願でもお出ししたほうがいいんじゃないかということもありまして、それで、きょうの結果になりました。

 私どもが2回目の説明会のときに、こういう経緯があって6年間の間にこうやって亡くなった方もいるんですよということを申し上げたら、そんなことは3回も聞いた、こうなんです。そうすると、お話の接ぎ穂が本当にもうなくなっちゃうんですよ。眺望だけが財産ですから、せめてこちら側に窓はつけないでほしいとか、いろいろな意味で申し上げるのは本当にささやかですよね。ただ、そういう話までいかないうちに、とにかく態度が悪いから、みんなが、謝れ、こんな態度でどうだとか男の方はおっしゃいまして、それでも一応2回目は説明会というような形、1回目は流会になりましたので、初めての説明会ですよね。

 そういうことで、私どもも本当にこういうひとり暮らしの高齢者の方々のために少しでもお力になってあげたいなと思っているんです。それで、施主様も中央区の方ですし、ぜひお話もしたいと思って6年間頑張ってまいりましたが、お会いすることもできないし、それから中に入った方も、セッティングをなさっているとは思うんですが、何も聞いてくださらなかったものですから、そのままになってしまいました。今度の方は、前の方とちょっとお違いになって、まず物すごく高圧的なんです。上から物を言うような感じで、そして、そういうような感じですから、皆さんにもしこりが残ったかなと思って。私も、説明会の前に個人的というか、1人でしか会えないときがありまして、向こう様6人でずらっと並んだとき、私、参りまして、帰り際に少し、うちは年寄りが多いから少し優しい言葉でおっしゃってくださいと申し上げたのにもかかわらず、最初から本当にすごかったんです。きょうは工事説明に来たんだからと、これだけなんです。

 それで、いろいろ私も考えたんですが、その2回目も、住民の合意がなくても工事は絶対やる、こうおっしゃるんです。そして、そういう発言を撤回してくれと言うと、そんなことは区役所に行って聞け、合意がなくてもできることだからとか、こういうふうに、話し合いが全然つかないというか、こちらの話を聞いてくださらないんです。そんなものですから、私どもはもうどこにも頼るところがなくて、区の相隣調整のほうにも何回かお電話をしても、お忙しくていらっしゃるから余り御迷惑をおかけしたくないなという思いもありまして、それで、私どもは請願という形で各会派の方々にお願いに参りました。

 私たち、もっとたくさんいらっしゃいますが、こんなことを御本人方の前で言うのもおかしいですが、行く末の短い人たちのために、何とか穏やかな話し合いをしていただきたい、一つでも二つでもいいから私どもの要望を聞いていただければありがたいと思って、そのお話し合いを進めていただきたいなと思いまして、きょう参りました。本当にありがとうございます。そのような事情ですので、ぜひお酌み取りいただきまして、中央区民のこの人たちにも何か少しでも老後幸せが来るようにと願っております。よろしくお願いいたします、皆様。よろしくお願いいたします。

 よろしゅうございますでしょうか。もっといっぱいございますが、骨子だけ。穏やかなお話し合いを進めていただきたい、これでございます。ありがとうございました。

○鷲頭委員長
 お一人だけでよろしいですか。

○****
 はい。お声が出ない方もおりますので。

○鷲頭委員長
 では、今、補足説明をしていただきましたが、委員の方より、請願代表者の皆さんに対する何か質問がございましたら、どうぞ。

○田辺委員
 私も請願の紹介議員の一人でありますけれども、せっかく来ていただきましたから、お話を伺いたいと思います。

 私も現場を何度か見に行ってまいりました。ちょうど三角地帯でございまして、なかなか建物を建てるというのは難しい土地だなというふうに思いましたし、既に、先ほどもお話ありましたように、区道と言われる場所には月島の渡しの跡の教育委員会の表示が出されていますし、さらに記念樹も植えられている。こういう場所ですから、これは大切にしなけりゃならんなというふうに私も思います。

 皆さん方が今まで穏やかな話し合いで事を進めたい、決着したい、そういう思いでこれまでさまざまな機会に相手方と交渉されてきたという、そのことは今のお話を伺いまして、大変な努力だなというふうに私も思います。しかし、中央区のあっせんがあったにもかかわらず、松井建設との話し合いの途中で松井建設が強硬的な姿勢になっているということで、今、私もお話を伺う中で、これはきちっと行政も含めて対応しなけりゃならんなというふうに思ったところです。

 そこで、せっかくですから、中央区の行政に対して、きょう、区長さんを初め、担当の課長さんまで並んでおられますけれども、今、区の行政に対してどういうことを望んでおられるのか、そこのところを具体的にお話しいただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。後ほど、私も理事者の皆さん方に質問する予定でありますけれども、どうぞお願いします。

○****
 **です。よろしくお願いいたします。

 この6年半の間、相隣担当の課長様が4人かわられました。私どもは、その1人目の豊田様、それから2番目の島田様、3番目の田野様、それから、今、田村様がいらっしゃっておりますけれども、本当にこの6年間のうちの3年ぐらいは日参するぐらい相隣様へ参りました。そして、その間、双方の話をセッティングして区役所でお会いくださるとか、いろいろなことがございましたが、今回は余りにも長くブランクがあったものですから、相手様が全然何もおっしゃってこないので、3年近くは電話でどうですか、建てますか、建てませんかとか、そのような建設会社からのお電話があるぐらいで、私どもには何も一切入ってきませんでした。

 それで、最初に風聞でどこかかわったらしいということを聞きましたので、まず一番最初は相隣様にお電話を差し上げました。そうしたら、相隣の田村様が、いや、うちのほうではうわさでは聞いているけれども、正式にはまだ聞いていないから、もしわかったらお知らせしますというお話だったんですが、それから、こういう会社だという御通知をいただいて、そのときに、初めてのあれですので、どういう会社かもわからないので、ぜひ間に立って区役所でお会いして、お話し合いをしたい、今までの経緯もお話ししたいということを申し上げましたら、とてもお忙しいそうで、こちらが最初から間に立ってやるよりも当事者同士でお話をしたらということがありました。

 私、申しおくれましたが、本日この委員会に一緒に出席しているこの方々の窓口になっております。それで、電話とかファクスの受け付けとか、それを理事会に出して指示を仰ぐとか、そういうことをやっております。それで、私が電話をいたしましたら、最初、あんた何者だと、本当にこうなんです。最初から何か本当に脅かされちゃったというような気がしたんです。ですから、お隣にお建てになる会社ですよね、一度お話し合いをしたいんですがと言ったら、ああ、役所から言ってきたあれかというような感じだったんです。

 それでも、昼間は皆さん、理事会にいらっしゃる会長さんを初め、お仕事をしておりますから、では昼間しか会えないと言うなら、私が管理会社の者を連れて参りますということでお会いしたんですが、そのときにもびっくりしました。男の方が6人か7人並んでいて、私どもは2人、うちの主人が心配しまして、病気上がりでちょっと口をきけない人ですが、おまえの性格上、けんかになったりするといけないからと心配してついてきてくれたんですが、そんなことはなくて話し合いという気持ちで行きましたが、スケジュール表をまず見せられました。それが、11月8日に初めてお会いした日です。そうしたら、11月13日からもうボーリングが入っているから、これは何としてもやらせますと。

○鷲頭委員長
 お話の途中なんですが、時間もありますので。

○****
 はい、わかりました。

○鷲頭委員長
 今、田辺委員の質問にあるように、行政のほうに希望があったらということで。

○****
 行政のほうにですね。ですから、私は行政の方に、お忙しいでしょうけれども、今までのように間に立ってお話し合いの機会をつくってほしいなと。それから、何か私どものほうから見ると、これは忌憚なく申し上げますが、何となく私どもが阻害されているんじゃないかなんて、それはひがみかもしれません。そうかもしれませんが、こういう年寄りもみんな、東京都のために、ひいては日本のために一生懸命やってきた方々ですよね。だから、そういう人たちのことも少し、法律はクリアしていらしても、少し心情的にもこちらにも歩み寄っていただきたいなと。そういう場を少しでもと思って、御協力くださったらありがたいと思います。ですから、法律だけではなくて、何か少しおもんぱかっていただけたらありがたいと思います。そういうことでございます。

 よろしくお願いいたします。どうもすみません、田辺さん。よろしくお願いいたします。

○田辺委員
 どうもありがとうございます。

 それで、ここで理事者の皆様方にお聞きしたいんですけれども、私も現場を見てきまして、建築計画のお知らせというのが表示されておりましたけれども……。

○鷲頭委員長
 理事者に対する質疑はもう少し後になってからです。

○田辺委員
 前にも自民党の議員さんが請願代表者がおられる前で理事者の皆さん方に質問して、理事者の皆さん方も答弁されたでしょう。そういうこともありましたでしょう。

○鷲頭委員長
 私は、きょうはとりあえず、まず請願者の方の質問をということで議事進行しておりまして、その後、また続きますから、今は請願者の方に対する質問ならいいんですよ。

○田辺委員
 そういう前提もあって、そういう前例もあるんですから、請願代表者の皆さん方も知りたいことを私は理事者の皆さん方に質問しようとしているんですから、いいじゃないですか。

○鷲頭委員長
 いや、それは私の仕切りとは別ですから。前例はどうか、今、私が判断することではございません。私は、今、請願者の方に質問していただきたい。こちらの質問はまた別に時間を。

○田辺委員
 私に質問をやめろと言っているわけですか。

○鷲頭委員長
 そうです。理事者に対する質問は、また別の時間を設けますから。

○田辺委員
 これが終わった後ですか。

○鷲頭委員長
 ええ、終わった後です。とりあえず、今は請願者の方に趣旨をもう少し補足して聞いていただきたいと。

○田辺委員
 きょうの仕切りはわかりましたけれども、以前にそういうことがあって、そういうやり方もあるなと、みんな納得していたじゃないですか。

○鷲頭委員長
 私の記憶にはないので。本日はそのように。

○田辺委員
 あなたの会派の人がやったんですよ。

○鷲頭委員長
 ええ。でも、本日はとにかく、まずそちらの方に質問してください。

○田辺委員
 わかりました。きょうはあなたの仕切りに従って、請願代表者へ再度質問が終わって、後ほど理事者の皆さんに質問します。よろしく。

○小坂委員
 確認の質問をさせていただきます。

 住民の合意形成のもと、いくべきであるというのは私も大切だと思っておりますし、住民の合意形成がなくて再開発がなされ、それによって同じような例で大変困っている住民の声を私も多々聞いておるところです。

 確認させていただきたい点は、この文章にも書いておるんですけれども、最後のほうの要旨のところで、せめてこちらの要望を一つでも多く聞き入れてもらいたいと。そちらの要望というのがあるはずなんですね。先ほどの御説明の中にも懸案事項というのがあったというふうに述べていらっしゃいます。その懸案事項や要望が何点あって、余りずらずらと言うと、また時間の関係もありますので、何点ぐらいあって、通したい部分は何なのか、それは窓をつけてほしくない、それだけなのでしょうか。そのあたりを、時間もあれですので、簡潔に教えていただければと思います。

○****
 わかりました。

 こちらでは、前の相隣様からも伺っていて、金銭の問題とかそういうものはこちらにはお話しできないと思います。まず、補償の問題とかそういうのもございますが、それはまだ持ち出してございません。

 ただ、私どもがもうちょっとこちらの話を聞いてもらって、そして、せめてこちら側に窓をつけるなということもそうです。施主さんのルーフバルコニーも、みんなこちらへ向いているんです。とにかく、まず方位の問題だとか、それからもうちょっと離してもらえないかと。そういう建築のほうではクリアしているでしょうけれども、余りにも、境界線から50センチ、うちの敷地があるじゃないかというような言い方もされました。でも、私どもの駐車場の入り口がありますので、それは私どもの問題で、お宅様が隣接するマンション、本当に上から、向かい合うような形になるんです。だから、そういう意味で、まずそういうことと、それから、例えばごみ置き場を置いてくれとか、粗大ごみ置き場を置いてくださいとか、それから、こちらに書いてないんですが、6つか7つあります。それは住民の切実なる願いとして、そういうことを申してありました。

 そういうことで一つ一つ、要望としては、せめてということなんですが、最初からのあれですと、高さ制限が12階では高過ぎるんじゃないかと。最初は12階だったんです。それで、区の規制がございまして10階になったということで、私どもの要望が入れられたわけではなかったんです。

 それから、窓の向き、らせん階段の向き、**さんという施主様のお宅が9階、10階につくられる予定です。

 それから、駐車場をワンルームマンションといったら、本当に引っ越しが多いと思うんです。そうすると、交差点の角で、今でも宅急便の車さえ、とまっても、うちの車もですが、通る車のすごく邪魔になります。ですので、引っ越しが多いなら、せめて1階をつぶして駐車場と入り口、エントランスはそこにしてほしいというようなことも申し上げました。

 ごみ置き場、それから階数は言いました。それから、これはお金のことになりますから、それは結構です。お金というのは郵便料の支払いがございました。それから、高さ制限など、その程度で7つです。

 ごみ置き場というのは今でも困りまして、御近所から、うちのマンションは大きいものですから、入ってきて捨てていく人がいるんです。塀の向こうから投げるとか、そういうこともございますので、ぜひごみ置き場と粗大ごみ置き場は設置してほしいとか、そういうことなんです。

 ですから、一番私どもが望んでいるのは、少しでも階数を減らしていただければ、私どもの要求が入れられたということで、とても好感を持って受けられると思うんですが、その件についてもお話し合いも何もない。今の方々は、まだそこまで話をしておりませんので、前の建設会社のときにはそういうことでいろいろ少しずつ歩み寄って、施主さんとの間もちょっと狭くなってきたかなと思うときにかわられたものですから、最初からお話し合いということじゃなくて、もう決まってある、会社のスケジュールだから全部こちらでやりますというだけの話だったんです。ですから、要求を出すところまで、まだいっておりません。何か前とは、引き継いでいるとはおっしゃっても、聞く耳を持たないというんですか、そういうようなことがございましたので、それで、こちらにお願いすることになったんです。

 ですから、7つです。そのぐらいございます。よろしくお願いいたします。

○小坂委員
 わかりました。以上です。

○鷲頭委員長
 ほかに質問はよろしいですね。

 それでは、質問も終了したと思いますので、請願者の代表の皆様には御退席をお願いいたします。

〔請願代表者退室〕

○鷲頭委員長
 それでは、本請願の取り扱いについてですが、ただいま紹介議員の趣旨説明及び請願代表者の補足説明あるいは質問をして内容を受けとめたところでありますが、今後、本請願については慎重に審議を進める必要があると思われますので、本日のところは継続審査とすることにしたいと思うんですが、いかがでしょうか。

〔「委員長」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 田辺委員。

○田辺委員
 せっかくですから、お聞かせいただきたいと思うんですけれども、1つは、中央区のあっせんということを言われていました。大変期待をかけているわけですよね、こういう状況の中で。相隣のほうもなかなか忙しそうだということで、余り十分に相談者の皆さん方の相談に乗れていないようにも思えるんですけれども、その点で区の努力というのはどういうふうにされているのか、お聞かせいただきたいと思います。松井建設といえば、中央区のいろいろな仕事をこれまでも請け負ってきた会社でもありますし、中央区内の企業でもありますから、そうした点では話しやすいという面もあるだろうと思うんです。それはどうなっているのかが1点です。

 それから、建築計画のお知らせの標識を私、見てきましたけれども、標識の設定は10月13日付でした。それで、そこに書かれているんですけれども、着工予定が22年1月15日ということです。もう来月の1月15日にも着工しますよという計画が載せられております。この問題では、余りにも期間が短過ぎはしないかということです。当然、この間に近隣住民との協議というのがあるわけで、建築計画のお知らせというのはそういうことを想定して表示を出すわけでありますから、そうした点で、近隣住民との協議時間は当然必要になるだろうというふうに思います。きょうのお話を伺うと、なかなか協議の場にきちっと静かに対応してくれない、こういう話が出ていますから、協議時間がさらに必要ではないかと考えますけれども、どうお考えかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、建築設計図では、先ほど最初に資料の説明がありましたけれども、三角地帯のこの場所、月島の渡しの跡だとか記念樹だとか、そういうものが置かれているところに、いわば建築工事の足場を全体的につくると。しかも、ここには御丁寧に仮設トイレと流しをつけますというふうになっているんですけれども、これは既に中央区との協議の結果、この方向でいいでしょうという許可を出しているんですか。そのことについてお聞かせいただきたいと思います。

 よろしくどうぞ。

○田村都市計画課長
 ただいま区の努力はということ、それから区のあっせんというようなお話もございました。

 まず、松井建設に事業者がかわりましてから、区としてはあっせんということはまだ対応してございません。実は、こちらについては、施工会社が元の北野建設から松井建設にかわったということがございまして、区にその正式な届け出がございました。それを受けまして、私どもは、当然ながら、近隣の方々への説明をまずするようにということで指導、対応をしているというところでございます。

 本件につきましては、平成15年だったかと思いますけれども、現状の建物計画が確認を取得してございます。しかしながら、近隣とのお話、基本的には永谷コーポラスマンションの方々ですけれども、方々とのお話の継続ということで、そのお話がつくまでは強硬に工事に着手することのないようにということで事業者を指導してきておりまして、6年半に及んで工事が着手されずに来ているということでございます。そうした中で、前施工会社については辞退をするというようなお話が施主との間にあったように聞いてございますが、新しく松井建設になったというところを受けまして、区のほうの指導といたしましては、建築確認取得後、大分期間もたっている状況もありますので、もう一度初めから行政手続等をやり直すようにということで、先ほど御指摘ございましたけれども、21年、ことしの10月13日に新たに標識設置、建築計画のお知らせを設置させ、その届け出をさせた後に、今、要綱等に基づく手続をしているという状況でございます。

 工事の着工時期が1月15日ということで記載をされた標識にはなってございますけれども、それは、施主側においてもう既に現計画については確認取得をしているという状況を踏まえて、希望としての着工日を記載されたものだというふうに考えてございますが、まだ新しい手続の確認取得、確認手続もまだなされておりませんので、当然ながら、この1月15日の工事着手ということは実質上は難しいかなというふうには思ってございます。

 我々としては、当然、お話し合いの必要性というのは十分認識してございまして、これまでも住民説明会等を実施させるように事業者を指導してきてございますし、現在も指導してございます。ただ、今回お話し合いの場にということで私どものほうにお話をいただいた中身につきましても、計画上のお話し合いというよりも、先ほども若干お話が出ましたけれども、区が直接かかわることのできない内容を中心とする御意見というようなことがあったものですから、そういった状況であれば、当事者間でまずはお話をしていただくことが必要だということで、そういった対応をさせていただいたものでございますので、ぜひその点については御理解をいただければというふうに思います。

 本件については、当然ながら、お話し合いの場を設ける、または建築計画等あるいは工事に起因するような工事協定の締結等については、これまでと同様に区といたしましては相隣調整の立場で事業者を指導していく考えでございます。

 以上でございます。

○有賀土木部管理課長
 当然、工事をする場合には工事現場以外、区の土地、道路を使う場合には道路占用を出すという形になりますが、現在、私どもでは道路占用を受けているというようなことはございません。

○田辺委員
 田村都市計画課長は、大変大切なことをいろいろ話されたというふうに思うんです。初めから建築の手続をやり直すつもりで指導しているんだということですけれども、それは松井建設のほう、あるいは**さんは了解していることなんでしょうか。それとも、これからの話なんでしょうか。それをお聞かせいただきたいということと、それから、その意味では確認の手続を終えてないんだということですよね。

 私も、きょう、掲示板を見てきましたけれども、ばんそうこうのようにたくさん張って新しい文字が書き込まれている。こういうことですから、長い間、日にちがたっているなということはそれでもわかりますけれども、確認手続が済んでいないにもかかわらず、着工予定日を1月15日、完成予定日はその翌年の1月15日と、こういうふうに書かれていますよね。やはりそうした点について、区の対応に対する不信というのが近隣住民の中からも出ているんじゃないでしょうかね。そういうことについて、区のほうは近隣住民の人に、今、松井建設とはこういう話をしているよということで話はしているんですか、いないんですか。きょう、ここで初めてそうした区の対応が明らかにされたんでしょうか。これをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、工事現場では区の道路を使用したり何かするということは多々あることですけれども、これはいつの図面でしょうね、既にもうこういう形でやりますよということを公示、表明しているわけです。こうしたことについては、やはりこれはまだ相談も受けていないのに、こういうことを勝手にやられては困るよということを松井建設には頑として言うべきじゃないですか、今の段階で。そう思いますけれども、お答えいただきたいと思います。

 よろしくどうぞ。

○田村都市計画課長
 まず、手続を新たに取り直すことについて施主等が了解をしているかということでございますけれども、標識設置がことしの10月13日に新たな設置日として表示されているという状況がございまして、それに基づいて、新しく届け出、これには施主の印も押された形で届け出がなされております。そういったことから、当然ながら、施主についてもそのことについては承知している、了解しているということで私どもは受けとめてございますし、理解しています。

 着工の予定日及び完成予定日についてでございますけれども、これはあくまでも予定の記載ということで、そういった標識については様式を定めて、そこに各建築主、事業者に記入をいただいているところでございますので、それはその手続等々の関係を見ながら、事業サイドのほうが立てたスケジュールに基づいて記入されているところであろうというふうに思います。ただ、そこに記入されているからといって、建築確認等の手続が終わらない限りにおいては工事はできないということは当然のことだというふうに思ってございます。

 また、近隣に対して話しているかということでございますけれども、新たに本件について手続等の出し直し等を含めて、新たな手続を開始させましたということについて、御近隣の方々に対して区からお話をしているということでは必ずしもございませんけれども、新たに説明会をさせておりまして、このマンションの方々以外にも近隣の方々には別の日で説明会を事業者、松井建設のほうでしてございます。その中で、当然こういった経緯については説明されているものというふうに認識しているものでございます。

 以上でございます。

○有賀土木部管理課長
 今回の道路占用につきまして、事前に区のほうへ相談をすべきではないかということでございますけれども、ケースによっていろいろなケースがあるというふうに思います。事前にある程度の相談をされているところもあれば、今回のこの図面がどういうような条件のもとに示されたかについて詳細を存じているわけではないので、なかなかお答えしづらい部分はありますが、ただ、これがあくまでもこのような計画に基づいて今後進めていきたいということで、住民の方への説明資料の一部であって、もしもこれで住民の方と一定程度の合意がとれるのであれば、今後、詳細については区と詰めていくというような、そういうレベルのものであれば、必ずしも100%すべて区との合意がとれた上で、こういった図面を地域の方に示していかなくてはいけないという、そういう制約までつけられているものではないというふうに認識しております。

 以上です。

○田辺委員
 10月13日に表示されたということですよね。それは、田村都市計画課長が言われたように、新たに建築の手続を始めるんだというもののはずだと、こう言われていますけれども、しかし、その後の11月18日の説明会では、今までの経過はともかく、もうきょうは工事説明だと言って近隣住民との間でトラブルが起きているわけでしょう。全然松井建設と区の指導内容とは違うじゃないですか。このままやられたのでは、住民のほうだってたまらない、そういう思いがあるのは当たり前だというふうに思うんです。

 ですから、私は、施主あるいは施工者のほうにきちっと区の対応はこうだよということを明確にするということがまず1つ重要だと。その上で、住民の人たち、近隣住民の人たちにも、こういうことで最初からやり直しですよということを明確にするということが必要じゃないでしょうか。このことをもう一度お答えいただきたい、こういうふうに思います。

 それから、区道の利用の問題については、やはり向こうは向こうで勝手に絵をかいて、こういう計画だということを示しているようでありますけれども、そういう絵がかかれているわけですよ。現実に絵がかかれているということですから、これは建築の担当している方と道路を担当している方と、この問題については共同してきちっと対応しなければまずいんだろう、こういうふうに思います。一方が先に進んで、後から、しようがないなということで道路使用許可を出すというようなことであっては、この問題はだめだろうというふうに思うんです。

 私はもうこの質問を終わりますけれども、松井建設、中央区の企業です。中央区にある企業で、区の仕事もいろいろ請け負っている。こういう状況でありますから、やはり区のほうはきちっと原則に基づいて指導するということを最後にお願いしておきたいと思うんです。

 質問の部分はお答えいただきたいと思います。よろしくどうぞ。

○田村都市計画課長
 私どもは、先ほど申しましたように、手続については最初からということで指導しているところでございます。説明会の場で、松井建設のほうからの工事説明というようなお話だったということでございます。その点については、当然ながら、計画内容等の説明もその場には設計者も同席をしている、出席をしているということで報告を受けておりますので、そういった予定であったのであろうというふうに思っておりますけれども、そういったようなことであれば、再度事業者に対してはそこの部分はしっかりと指導してまいりたいというふうに考えてございます。

 ただ、先ほども申しましたけれども、なかなか工事の説明にいく以前の段階でいろいろと近隣の方々、マンション側の方々と事業者側でのお話し合いが整理がついていないというような状況もございまして、その部分については、なかなか区が直接かかわることのできないような内容だということで、これはマンション側の方からのお話の中でも、区としては理解をし、その旨をお伝えしているところでございますので、それ以外の建築に関する部分に関しては、当然区として調整の場等を設けながら、事業者を指導する部分については指導してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 いろいろやりとりの中でわかったことは、区のほうは建築会社のほうのいろいろ手続などで意見を聞く機会がある。そのときにいろいろ聞いているんでしょうけれども、しかし、住民の方々から聞く話とは全く違うという状況ですね。食い違いが出ているということでありますから、一方の建築会社のほうの、施工者のほうの意見ばかり聞くのではなくて、住民の人たちの意見をきちっと聞いて、どこに本当のことがあるのか、そこを見きわめた上で、これからの指導を進めていただきたい、このことを要望して、私のこの問題についての発言を終わります。

○鷲頭委員長
 それでは、本請願につきましては、本日のところ、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 それでは、次に、理事者報告に入りたいと思います。

○越地土木部長

 1 中央区道路愛称名の設定について(資料1)

 2 晴海地区における公園の整備及び改修について(資料2)

○室木都市整備部長

 3 都営大江戸線勝どき駅の都市計画について(資料3)

以上3件報告

○鷲頭委員長
 御苦労さまでした。

 それでは、発言時間の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いをいたします。ただいまの時刻は午後2時39分ですので、自民党さん48分、それから公明党さん27分、日本共産党さん27分、友愛中央さん27分ということです。

 それでは、理事者報告に対する質問に入りますので、発言を願います。

○鈴木(久)委員
 すみません、1点、資料3についてです。

 中央区の努力で、ホームの新設と、あわせてコンコースを一体化する等の改良。今まで不便でしようがなかったですね。晴海通りのところなんか非常に使い勝手が悪かったんだけれども、これでようやく解決をするということで、中央区の努力には敬意を表します。

 具体的に教えてもらいたいんですけれども、コンコースのことなんですが、長年にわたって開業以来、あれがつながらなかった理由というのは、私の認識違いかもわからないんだけれども、環状3号線が晴海通りに出て、あそこで交差する。平面交差だと大変だというので、晴海通りがアンダーパスになるんだということでコンコースができなかったというふうに私の認識としてはあったんですが、それが間違いだったら後で教えてもらいたいんだけれども、そういう理由だとすると、今度ここにコンコースができるということになると、アンダーパスの関係はどうなってくるのか。

 ただ、グラウンドからこのコンコースの、アップの、てっぺんのところから見ると、図面でいくと大体7メーターぐらいあるわけですよね。アンダーパスが依然として生きているとすると、この7メートルの高さで果たしてアンダーパスは可能なのかどうか、それともアンダーパス計画はなくなっちゃって環状3号線も通らないということで解釈していいのか、その辺を教えていただきたい。

○越地土木部長
 今のアンダーパスの計画の件でございます。

 かねてから、このコンコースを何とかつなげないかという形で、私ども、東京都に申し入れていたところでございます。端的に申しますと、アンダーパスの計画は残ってございます。それでは、残ったままで本当に整備の空間が保てるのかということを確認しましたところ、かなり工事上は難しいけれども、残りの空間でできるんだという形で、そこの検討に大分時間がかかったようでございます。まだ詳細は、私ども、図面で確認したわけでございませんけれども、本当に接着するような形で工事を行えば空間的には可能だということがわかったので、実はこういう形のホームの増設工事の中でコンコースをつくることにしたんだという説明を受けてございます。

○鈴木(久)委員
 わかりました。ありがとうございました。

 では、それは既存の計画どおりでいいということがわかりましたので、要はそれで結構だと思います。クレームをつけるつもりはありません。とにかくコンコースがつながれば地元としては大変ありがたい話なので、ぜひよろしくお願いします。

 以上です。

○中島委員
 資料3について、今、前委員がお聞きになったので、引き続いて。

 先ほど、もう一つの出口ができるというふうに言われていたんですが、その出口に関して、わかる範囲で新設の場所がわかるようでしたら教えていただければと思うんです。

 それと、あと一つ懸念しているのは、結局、地下を掘り下げていくとなると、シールド工法か何かでやっていくとなると、やぐらを建てなきゃいけないとなったときに、その位置によっては大変な混雑を逆に生む。この期間は1年ぐらいかかるのかもしれないですけれども、そのせいで車線が2車線減るとなれば、かなりの渋滞というふうになったときに、区としては、そのやぐらを建てる位置なんかも検討に入っているのかどうか。今後の渋滞に関してどのようにお考えになっているのかお聞かせいただきたいと思います。

 それと、資料2に関してなんですが、以前からいろいろお話をしてはいるんですが、区として親水ということに関してどのようにお考えになっているか。辞書で調べると、水を触れて親しむというふうになっていますので、親水公園ですから、水に触れられるような構造を考えていらっしゃるんだというふうに思っているんですが、それに関して区がどのようにお考えになっているかお聞かせいただきたいと思います。

 それと、(3)の晴海二丁目の公園整備に関して8,700平米。前にしていただいていた春海橋海上公園が8,800平米ですから、ほとんどつけかえという形にはなるんですが、緑被としては、面積ですから変わらないというふうに思うんですが、ただ、質に関してどのように考えているか。春海橋に関しては40~50年たった樹木がずっと一つの並木道みたいな形で生えている。今度新しくなるところは外枠だけが高木という形で書いてありましたけれども、そのほかはほとんど芝とか、子供が遊べるようにと考えているんだろうと思うんです。それも重要な視点だなと思いますが、ただ、緑という面で、緑の質に関してどのようにお考えになっているかお聞かせいただきたいと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 都営大江戸線勝どき駅の改良についてでございます。

 まず、1点目が、新設出入り口ということでございますけれども、別紙をごらんいただきたいんですけれども、平面図がございまして、こちらに東日本銀行という記載がございます。この辺に新しい出口として要望していくということで、まだ具体的な箇所というのは定まっておりません。

 もう一つですけれども、工事によって、さらに混雑するだとか、そういう御質問でございますけれども、まだ現段階は都市計画の変更という段階でございますので、今後どういう工法でやるか、仮設道路でやるかということになっていくというように考えられますので、その時点において混雑がさらにふえないようにというふうな形で区からお願いしていきたいなというふうに考えております。

 以上でございます。

○石田公園緑地課長
 2点についてお答えしたいと思います。

 まず、親水公園の親水に対する区の考え方でございますけれども、水辺をただ見るだけの親水ではなくて、もちろん水に触れる親水というところまで、できるだけ考えていきたいというふうに考えておるところですけれども、12月1日に晴海三丁目に朝潮運河親水公園を皆さんの御支援のもと、オープンすることができましたけれども、そこにはカニとかが住める護岸、通常、愛称でカニ護岸と言っておりますけれども、そのような施設も整備することによりまして、親水性の高い、なるべく水に触れるところまで行けるような親水性を持った公園を整備していきたいというふうに考えております。

 2点目の8,700平米のほうなんですけれども、既存の春海橋公園の緑を高木で、ちょっと年数がたっているもので、すべての樹木はもちろん確保できないところでございますけれども、晴海のまちづくりの考え方で3分の1は確保すると言っているので、それ以上の緑が残せるように、既存の緑についても確保していきたいというふうに考えている一方、新しい8,700平米の区画整理事業においても、この地域で必要な施設を整備しながら、あわせて緑被率という量の確保だけではなくて、緑の質も高めた上で、緑の確保を残りの土地とうまくバランスをとった形で、なるべく緑を濃く残していきたいと、そのように考えております。

 以上でございます。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 最初の大江戸線の駅に関しては、よくわかりました。工法に関しては、うちはどちらかというと受け身のほうなので、なかなか難しいかと思うんですが、ただ、要望として、やはりしっかり事前に想定できることなので、その辺はこっちから伝えていくべきだろうというふうに思いますので、問題意識を持つべきだろうと思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 親水公園に関してお話しいただいたんですが、以前に(4)の公園のイメージ図をいただいたときには、あそこも親水公園という意味合いでずっとイメージ図を私は見た記憶がありまして、そのときにやはり水に親しめるということで書いてあったんですが、現実は3メーターぐらいの高さの護岸ができてという形になっているんです。いつも思うんですが、言葉にすごく惑わされるということを思います。ぜひ正しい表現で、イメージじゃなくて本当に情報として提供していただきたいなと。親水公園だと、いかにも本当に私たちが水に親しめるという気になってしまうんですが、言葉が先行している割には現実とかけ離れたような環境整備になってしまう。なかなか東京都との問題もあって難しいとは思うんですが、やはり地域に住む者として、ぜひ私たちの願いをかなえていただければと思います。

 それと、(3)に関してお答えをいただいたんですが、はっきり言って余りお答えになっていないなという気がしました。現実、春海橋公園の、あそこは15メーターが6メーター残されるというのは、それだけでもありがたいなというふうには思っていますが、やはり新しくできる公園も、タイムラグがあるものですから、できるだけ早く木を植えて大きな木にしていただきたいという願いがありまして、通常ですと、全部整地した上で最後に10年ものとか8年ものの木を植えて、それからさらに20年とかかからないと今みたいな木は育たないというふうになっています。ですから、前にもお話ししたんですが、やはり公園整備というのは時間とともに木が成長して一つの形をつくり上げていくということがありますので、そういった時間がかかるものに関しては、前もってわかるのであれば少しでも早く植えて、整った環境をいち早く実現できればというのを要望させていただきたいと思いますので、今後も中央区に住む私としても強く要望しますので、ぜひお願いいたします。

 以上で終わります。

○鷲頭委員長
 ただいま審議半ばでございますが、暫時休憩をとりたいと思います。

 午後3時5分に再開したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(午後2時52分 休憩)

―――――――――― ◇ ――――――――――

(午後3時5分 再開)

○鷲頭委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 それでは、発言者の方は発言をどうぞ。

○田辺委員
 最初に、資料1に関連してお聞きします。まちの人たちのいろいろな思いがこの愛称名の中に出ているのかなと思います。私も、この3つの提案について賛成でございます。

 そこで、この際ですから、私も愛称名設定要綱というのがあるということがわかって、読ませていただきました。この愛称名を決めるに当たっては、設定委員会が立ち上げられて、そこで決められたということでありますが、きょう、私、ここでお聞きしたいのは、この要綱の第5条の関連で愛称名選定基準というのがございます。7項目挙げられておりますけれども、その中で、きょうは、企業名などの名称は原則として用いないことという表示がございます。私、ホームページを開きまして、愛称名一覧表を出してみました。幾つか企業名を冠した道路名がありますけれども、これは要綱がつくられる前の経過もあるだろうというふうに思いますけれども、あえて言えばソニー通りというのがありますけれども、そうした企業名を冠した道路名については、この規定からすると検討する必要があるのかなと、こう思います。原則に戻るということで検討する必要があるだろう、こういうふうに思いますが、その点について1点お聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料2に関連してでありますけれども、いよいよ黎明橋公園の拡張と新しいスタイルでのお目見えがそんなに遠くない時期にあるということで、楽しみにしておりますけれども、この公園は、今度はちびっこ広場というのと一緒に公園をつくるということですから、ちびっこ広場の代替措置として晴海二丁目の運動公園ということになるかと思いますけれども、この代替される運動公園はちびっこ広場と比べて面積的にはどうなのか、そして、これは当然移行していくわけですけれども、最初に晴海二丁目のほうがつくられるわけですが、切れ目なく運用できるのかどうかということが1つです。

 そして、もう一つは、この黎明橋公園には記念碑もありますね。平和の礎でしたか。いろいろな思いを込めて創設者の名前も刻まれておりますけれども、こうしたものをやはり大切にしていかなけりゃならんだろう、こう思いますけれども、どうされるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それと、もう一つは都有地、昔、今もそうなのかな、環境局の測定する場所であります。今も測定しているんでしょうかね。大事な測定場所だというふうに私は思うんですけれども、代替の場所があるのか、公園の中にそのまま測定場所については取り込んでいくのか、今、協議中ということですけれども、その方向性はどうなのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、大江戸線の問題でありますけれども、先ほど来の議論がありますが、この資料には都市計画決定まではおおむねの日程が出ているんですけれども、その後の工事日程はどうなるのか、そこのところが全く触れられていないんですけれども、今、大まかなことは検討されているんでしょうか。いつごろこういう改善ができるのか、それらも明らかにしていただきたいと思いますし、新たな出入り口、今の東日本銀行のあたりを考えているということですけれども、どのあたりにできるのか、新しいビル建設の計画があって、その中に取り込むのか、そのあたりをひとつお聞かせいただきたいなと思います。

 よろしくどうぞ。

○有賀土木部管理課長
 道路愛称名についてお答えいたします。

 ただいま委員のほうから道路愛称名のうち、選定基準では企業名については原則として用いないことになっているが、実際には使っているということでございますが、道路愛称名につきましては、昭和62年から63年にかけまして私ども中央区のほうで基準をつくりまして、その当時、ある程度一括して道路愛称名について決定させていただいたというような経緯があります。今ありましたソニー通りを初め、例えば松屋通りというようなものも、この当時、一番最初の段階で一括してお名前をつけさせていただきました。これにつきましては、その当時、例えば、そもそも何らかの形でそこに通りがあって、皆さんがそういったソニー通りですとか松屋通りというような、そういうお名前で呼んでいて、従前からそのような形で呼ばれていたものに対しまして、私どものほうで町会長さん、あるいはまちの方たちに御意見を伺って、その中で決定させていただいた経緯があるということで、以前から長い歴史の中でそういうお名前をつけさせていただいたというようなものでございます。ですので、この愛称名につきましては、今回もそうですが、基本的にはまちの方々が自主的にお申し出いただきまして、その中でつけさせていただくというような形をとっておりますので、もしも現在の愛称名について、またまちの中から、やはりそれは違うのではないのかとか、もっと別の名前のほうがいいというような御意見があれば、私どもとしましても、まちの御意見を尊重して、その中で検討していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○石田公園緑地課長
 まず、ちびっこ広場の面積についてお答えいたします。

 まだ具体的な検討には入っておりませんし、8,700平米という晴海二丁目のほうの面積にも制約がありますけれども、現在のちびっこ広場と同程度以上を確保する方向で検討していきたいと、そのように考えております。

 記念碑についても、皆さんいろいろな思いがあるということで大切なものだということは認識しているところです。ただ、今後は区民のそのような意見をいろいろ聞いた上で、その辺を現在の場所でそのまま存続するのがいいのか、動かしたらいいのかとか、そういうことも含めまして今後検討していきたいと、そのように考えております。

 環境局の観測場所についてなんですけれども、現在、環境局としては大気質の観測については現在の場所で存続したいというふうに考えております。まだ話し合いの段階ですけれども、そのような意向等も踏まえて、公園の拡張、対岸の耐震護岸と一体的に整備しなければいけないと思いますので、その辺、邪魔にならないようなところで今後検討して整備、拡張できればいいかなというふうに考えているところです。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 資料3、勝どき駅の都市計画についての関連でございます。

 1点目が、まず都市計画のスケジュールは示されているが、具体的な工事スケジュール等が示されていないというお尋ねかと思います。今、まだ都市計画の段階ということでございまして、東京都から具体的にいつ着工して、いつ竣工ということが示されておりませんけれども、先般、残念な結果でございましたが、東京オリンピックの立候補ファイルにはオリンピックの前には完成させるという記載がございましたので、それから換算しますと、東京オリンピックが2016年でしたから、2015年、2016年ぐらいに完成するというふうに考えてございます。

 いずれにしても、資料にも示しましたとおりホーム増設ということでございまして、地下鉄を通しながらという工事と、あと民地に接近しているということもございますので、通常の工事に比較してかなり期間がかかるのではないかというふうに考えております。

 それから、2点目ですけれども、出入り口の位置は建物の中かということのお尋ねかと思いますけれども、まだ現状は、先ほど東日本銀行の前あたりということで答えさせていただきまして、その前の歩道上のどこかの辺ということで、今、考えてございまして、まだ現時点では具体的にこの場所、向き等も決まっているということではございません。

 以上でございます。

○石田公園緑地課長
 すみません、1つ答弁が漏れていました。申しわけございません。

 ちびっこ広場の件なんですけれども、晴海二丁目の整備が完了して使えるようになってから、黎明橋公園の整備にかかっていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○田辺委員
 それぞれありがとうございました。

 それで、愛称名の問題では、昭和63年に区の基準を設けたときに一括して名前をつけたということですけれども、中央区がこういう要綱をもって対応しているんですよということは、やはりそういう方々にも知らせなければならんことだと、こういうふうに思うんです。知らせなければ、いや、企業の名前をつけたからって別に問題ないんじゃないのという考えの人もおられるでしょう。しかし、原則は企業の名前をつけないんですよと、そういうふうに決めたわけですから、その原則に沿って今後の検討、対応が求められているんだというふうに思います。最近の例では、そういう規定から、仮にそういう名前が出てきたとしても、これはだめですというふうに対応、指導しているかもしれませんけれども、やはり道路に関連するところについてはこういう要綱があって、こういう対応をしているんです、それは知らないというのではなくて、やはり知らせてあげなければいかんだろうと思いますけれども、ぜひそうしていただきたい。見解をお聞かせください。

 それから、公園の問題でありますけれども、記念碑、平和の礎は木立のちょうど真ん中にあるというか、そういう意味では木立を走り回るにとっては場所的には余りいい場所じゃないなと思いますけれども、しかし、設立した方々の思いもありますから、協議をしていただいて、同時に公園の使い勝手をよく考えて配置をしていただきたい。このことをお願いしておきたいと思うんです。

 それから、ちびっこ広場と運動広場の面積というのはわかりますか。わかったら教えてください。

 それから、都有地の関係では、大気質の観測場所はそのままだと。やはり必要な施設ですから、幹線道路沿いの一つの重要な観測だというふうに思いますけれども、そうした点で、観測目的をそがないような協議、対応をしていただきたい。このことを申し上げておきたいと思います。

 それから、大江戸線の勝どき駅の改築の問題でありますけれども、なるほど立候補ファイルには、あそこの駅を利用するんだということが書かれておりますから、オリンピック前ということですけれども、しかし、余りあと年数はないですけれども、今の技術をもってしては、このあたり2016年のオリンピック前というんですから、2015年ぐらいに完成する予定で工期の検討をしているのかどうか、それをお聞かせいただきたいなと思います。

 新たな出入り口は建物の中ではなくて、今の清澄通りのどこかということで検討されるということですので、了解しました。

 質問にお答えいただければと思います。

○有賀土木部管理課長
 道路愛称名の命名についてでございますが、道路愛称名については地域の方たちも大変関心の深いことでありますし、まず現状をお話ししますと、現在、愛称名をつける場合にはそれぞれの地域からこういう名前をつけたいという要望をいただきまして、その時点で私どもとしましても、その内容については歴史的経緯等を踏まえまして、十分事務局のほうでも審議しております。さらに、設定要綱につきましても、地域の方々にお渡ししまして設定要綱に沿うような形でお願いしますということもお話ししておりますので、今後につきまして、基本的にはこの要綱に沿った形で命名していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○石田公園緑地課長
 ちびっこ広場等の面積についてお答えいたします。

 約52メーター掛ける59メーターで、約3,000平米の面積となっております。繰り返しになりますけれども、晴海二丁目のほうにも同程度または同程度以上の規模を検討しているところでございます。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 勝どき駅の工期の検討ということでございますけれども、先ほどもお答えしましたとおり、まだ具体的な工期がどうなるかということが都から示されておりませんけれども、一般的にこういう工事をやるに当たっては、安全で短期で安くということを考えていくと思いますので、今回、今以上の混雑にならないように、仮設についても検討していくと思いますので、その辺を総合して短期的にやられていくのかなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 それでは、確定していない、東京都からも話がないということでありますけれども、都と区が協議をしながら進めているんでしょうけれども、これはいつ確定するんですか。工期、いつ完成か。それはいつごろ決まるんでしょう。教えてください。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 繰り返しになりますけれども、まだ都から詳しくお聞きはしておりませんので、資料にありますとおり夏ごろに都市計画決定告示ということでありますので、このぐらいにはおおよそのスケジュールは出てくるのかなというようには個人的には思っていますけれども、繰り返しになって大変恐縮でございますけれども、まだ示されていないということでございます。

○田辺委員
 終わります。

○小坂委員
 大江戸線勝どき駅の都市計画について御質問させていただきます。

 これに関して、この計画は9月17日の日経新聞で出ていて、都が100億円で大規模改修をするというふうなことが報道では発表されております。これが9月17日なんです。我々に出されてきたのが12月10日のこの委員会であると。ちょっとタイムラグが開き過ぎではないかなと思われまして、もう少し報道関係者のリークよりも、出されたのであれば、もうちょっと早く我々に出していただけないかなと。このタイムラグの理由がもしあれば教えていただければと思います。これが1点です。

 2点目は、このコンコース、すばらしいと思いますけれども、私は前からも言っておりますけれども、このコンコースをその高さで晴海通りをずっと行って、黎明橋付近で出口をつくるというふうな地下歩道をつくっていただけると、晴海通り沿いの歩行者の混雑は減るのではないか。この考え方は、大江戸線月島駅でそういうふうな地下道をつくり、それが月島特別出張所まで地下歩道が続いている。そのようなものをここに掘れば、歩行者混雑は緩和できるのではないかと思われますけれども、このあたりの考え方も100億円の中で触れていただけないかなというところが2つ目の質問です。

 3点目の質問は、今、この駅の周辺に関して、朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会というのが開催されておりますけれども、このような勝どき駅の計画をぜひともこの検討会のほうにも報告していただき、この検討会はそのエリアの周辺の状況をすべてかんがみて歩行環境を整備していくというふうな考え方を持って進めているわけですので、この検討会にもこのような報告を届けていただけるのかどうか、これが私の3点目の質問です。

 お願いします。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 私のほうから2点ほどお答えさせていただきます。

 まず、9月17日の日経新聞に載っているものと今回と非常にタイムラグがあるというお話でございますけれども、私ども、これまで東京都に対して早く改良の検討結果を教えていただきたいというのは常々言ってきておりまして、ただ、東京都としても、今回交通局で検討を重ねてきましたけれども、手続としては都市整備局ということになっておりまして、その辺で東京都の中でなかなか調整がつかなかったのかなという感じがありまして、こういうタイムラグになっているというふうに考えてございます。

 それから、もう一つ、コンコースの関連で整備費100億円の中にもうちょっと地下歩道というんですか、それを延長できないかというお話ですけれども、今回、都の交通局の事業ということでやられているということですので、その辺の地下の歩道空間というんですか、それの延長というのはちょっと難しいのかなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○近江道路課長
 晴海通りの地下道の件と、歩行者環境の検討会に出すかどうかという2点についてお答え申し上げます。

 晴海通りの地下道ということにつきましては、第1回目の検討会でそのような御意見が出されまして、現在、地下道をつくるに当たりましての施工費用ですとか期間について算定中でございます。

 また、2点目の歩行者環境の検討会に出すかということでございますが、こちらにつきましては、座長と相談の上、皆様に情報提供していきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 では、参考までにお伺いさせていただきますが、月島駅から月島出張所までの地下歩道というのは、どこがつくったものであり、それは大体幾らぐらいでつくられたものなのか。それと同じような考え方で、今回も勝どき駅から黎明橋付近まで地下歩道を掘れば、歩行者混雑は十分緩和できると考えますが、このあたりの何か資料があれば出していただければと思います。

 それと、新たな質問になりますけれども、この新聞記事の中で、区が約10億円を投じて整備するというふうなことも書かれていますけれども、このような記事の10億円は、我々の区はどこを負担するためにこのようなことを載せているのか、もしおわかりでしたら、この10億円、文章では、当面の混雑緩和策として新たな地上出入り口を設ける。国や中央区などが進める再開発事業の一環で、区などが約10億円を投じて整備するというふうな文章で、この100億円の記事のところで10億円という区のお金が出すことを決められて書かれているんですけれども、このあたりの10億円の情報が何かわかれば教えてください。

○室木都市整備部長
 先ほどの答弁を補足させていただきたいと存じます。

 9月17日の日経新聞におきまして出た問題は、オリンピックの立候補ファイルからその内容を新聞社が実際に取材をして記事にしたという内容でございます。したがいまして、私どもが委員会にできるだけ早くということに関しては、ちょっと性格が違うのかなと。立候補ファイルをもとに取材を重ねたというものでございます。

 2点目の10億円程度という問題でございますが、これは記事の間違いが一部ございます。現在、勝どき駅前地区で再開発事業を実施してございます。その中でA4出入り口というものをつくっているものでございます。このA4出入り口について約10億円程度かかるというふうな取材をし、それが記載されたという内容でございます。

 私からは以上でございます。

○近江道路課長
 月島駅コンコースの施主と費用というお話でございますが、晴海通りの地下道の計画等、算定とあわせまして現在調査中ということでございます。申しわけございません。

 以上でございます。

○小坂委員
 もしそのあたりの資料があれば教えていただければありがたいし、実際、座長とも相談して、検討会の座長はあらゆる情報を得て歩行環境を改善したいと申しておりましたので、ぜひともこのような計画は座長に伝えていただければと思います。そのあたりは御協力をさせていただければと思います。

 ここでは終わります。

○鷲頭委員長
 ほかに理事者報告については質問ありませんね。

 それでは、議題のほうに入ります。環境保全及び建設行政の調査について、質問者の発言を願います。

○押田委員
 それでは、議題のほうで、勝どき一丁目の東京都のPFI事業についてお尋ねをさせていただきたいと思います。

 実は、これ、調べてみましたら3年ぐらい前ですかね、平成18年の委員会に報告がされておるわけでございます。まず、確認の意味で伺わせていただきたいんですが、本件PFI事業が今はどうなっているか、現在までの進捗状況あるいはいつごろ完成をするのか、その時期についてお知らせいただけますでしょうか。

 よろしくお願いします。

○室木都市整備部長
 勝どき一丁目地区プロジェクト新築工事に関します進捗状況でございます。

 当該工事につきまして、全体の工事期間でございますが、平成20年5月下旬から工事をスタートしておりまして、平成23年2月末日までの予定として工事を進めているものでございます。このうち、建物の本体の関係でございますけれども、本体は20年6月から23年1月末日ということで工事を進めているという報告を伺ってございます。

 それから、進捗状況でございますけれども、現在、建物の約半分程度ができているという状況でございまして、具体的な数字は把握してございませんけれども、全体の半分ということであれば30%程度の進捗かなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○押田委員
 わかりました。

 今回、PFI事業というのは都心部において子育てをしやすい環境の整備というのを目指して子育てを支援するための施設などを建設していくというふうに理解していますし、そういうふうに聞いております。本区も、区長さんを初め、多くの方々の御努力で非常に目覚ましく人口回復が実現いたしました。それによりまして、やはり乳幼児も非常に急増しておりますから、子育て支援ということに関してはとても力を入れておりますし、それをしなければならないという状況があると思っています。そういった中で、今、お話を伺いますと、1年余り先に完成するというこの施設は、とても私たちにとっても待ち遠しいし、期待されるものだなというふうに考えています。

 そこで、お尋ねをしたいんですが、子育て支援施設というものの内容はどんなものがあるか、おわかりになっていらしたらお答えいただきたいと思います。

○室木都市整備部長
 お尋ねの子育て支援用の施設の内容でございますけれども、これにつきましては2つあろうかと存じます。

 1点目は、子育て世帯向けの住宅としまして100戸を供給するというふうな内容がございます。また、2点目でございますが、子育て支援施設というものがございまして、これの内容でございますが、認定こども園、子育て広場、プレイホール、学童スペース、クリニックモール、多目的スペース等ということで考えているものでございます。おおむねこの2点が子育て支援用の施設と考えられます。

 以上でございます。

○押田委員
 ありがとうございました。

 今伺っていたら、子育て支援用の住宅とか認定こども園とか、さまざまな施設が計画されているわけで、やはり本区にとりましても一カ所でも多く、一つでも多く欲しいなと思う施設だろうというふうに思っています。区民の皆さんも期待しているんだと思うんですが、今おっしゃった中で、クリニックモールというのがありましたけれども、言葉からは大体想像できます。クリニックモールですから。ただ、クリニックじゃなくてクリニックモールになると、どんなものがこの中にあるのか、その辺についておわかりになっていらしたら詳しく教えていただけますか。

○室木都市整備部長
 今回の勝どき一丁目地区プロジェクト事業者募集要項によりますと、募集の前提として小児科を中心とする複数の診療所を設けることを応募の必須条件という形になっているわけでございます。したがいまして、小児科、それから今回の事業者のほうで複数という診療科目でございますが、これにつきましては、小児科に加えまして眼科と歯科という3つの科目を持ってございます。この小児科、眼科、歯科あわせた診療所を事業者のほうでクリニックモールというふうに称しているものでございます。

 以上でございます。

○押田委員
 子育ての世代にとりましては、子供さんが急にぐあい悪くなったりとか、また日ごろの健康管理などということでドクターがそばにいらっしゃるということは非常に心強いことだというふうには思っています。

 ただ、今、世間的にお医者様が非常に足りないとか、そういう話がありまして、特に産科、小児科のお医者様というのは足りなくて確保するのも非常に大変だというお話を伺っているんですが、ここに確保して、誘致をして入っていただくということに当たっては、何かインセンティブがあるんでしょうか。その辺もしわかっていらしたらお答えいただけますか。

○室木都市整備部長
 先ほども申し上げました小児科を中心とする複数の診療所を設けることを必須というふうに募集要項では記載しているわけでございます。したがいまして、小児科を必ず入れたいということでございますから、多少なりとものインセンティブが働いているのかなというふうに考えます。

 私どもが把握してございますのは、賃料を引き下げるということを伺っているところでございます。具体的には、小児科につきましては、月、坪当たりでございますけれども、約6,000円ということで事業者から伺ったところでございます。では、世間的にはどれくらいかということでございますが、現在建物自体が竣工しました晴海三丁目の2階につくります保育園でございますけれども、ここについてはURのほうからは1万2,500円前後になるのかなというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○押田委員
 わかりました。1万2,500円、そこが6,000円になるというと、周辺の相場の大体半額以下ということになるわけですよね。そうすると、これはかなり優遇だなというふうに思います。

 どうしてこういうふうに申し上げているかというと、民間の事業、PFI事業ではあっても、都有地を活用して、いわば公共性のあるような事業でございますから、お医者様とかそういうのをこうやって優遇措置があるということであれば、選考とかそういうのも非常に公平に行わなければいけないのではないかなというふうに感じるんですよ。ですから、その辺の、どういう形でお医者様を選んでいったのかというのは、もしお答えになれたら教えていただけますか。

○室木都市整備部長
 先ほども御説明申し上げました勝どき一丁目地区プロジェクト事業者募集要項によりますと、子育て支援施設の計画に当たりましては、事業者は診療所につきましては地元医師会とそれぞれ事前に協議を行いなさいというふうな記載を前提にした募集要項になっているわけでございます。事前に協議を行わなければ、この事業提案ができないという形がこの条件でございます。したがいまして、協議の過程でお医者さんが推薦されたのかなというふうに考えているところでございます。時期的には、この推薦の提案時期が平成18年4月でございますので、それ以前に医師会より小児科さんのほうが推薦を受けたのかなというふうに考えるところでございます。また、ほかの歯科と眼科のお医者さんについても、医師会から推薦を受けて、今、いろいろと詰めているというふうなことは伺っているところでございます。

 以上でございます。

○押田委員
 わかりました。いろいろありがとうございました。

 どうしてこんなことを伺っているかというと、私だってなかなか質問しにくいところもあるんですけれども、ただ、これは全くうわさですよ。うわさで聞こえるところによると、その小児科の部分に現職の区議会議員さんがお入りになるということを聞き及んでいるんですよ。今、時系列で説明をしていただいたら平成18年に決定されたということであれば、区議会議員選挙は19年でしたから、その前に決定をされていたということで、選ばれた医師会とか選ばれた方に別に問題がその時点ではあるわけではなかったというふうに、全く公平に選ばれたんだというふうに私は理解をしています。

 しかし、現時点では現職の区議会議員さんが東京都のやるプロジェクトにかなりの優遇でお入りになるということになると、区民感情からいっても、周りから見た目からいっても、これは余り適当とは言えない、不適当なのではないかなというのが私自身の考えでございます。ですから、私は、本来であれば、立場が非常に変わられたのであるから、そこで辞退をなさるとか、ほかのお医者様にかわられるとかということが非常に望ましいというふうに思っています。でも、それがなされないのであれば、区のほうもやはり医師会のほうともいろいろなお話し合いをなさるとか調整とか指導をなさることができるのか、その意思がおありになるのか、その辺も含めてもう一回お答えいただけますでしょうか。

○室木都市整備部長
 ただいま委員からいろいろ申された内容でございますが、区といたしましても、まだ事実関係を十分把握しているところも少ない部分もございます。そういう点で、具体的な事実関係を再度確認させていただきまして、私どもの福祉保健部あるいは事業を推進しております東京都、そういうところとも相談をさせていただきながら、事業者あるいは医師会と協議、調整を図りながら適切に対応してまいりたいというふうに思います。

○押田委員
 いろいろお答えになりにくいところを伺ってきたなというふうに思います。私、区議会議員もやはり区民の一人であるから、区民と同じといえば同じなんですよ。全く皆さんと同じだと思っています。だけれども、やはり公人としての部分ってすごく大きいのかなと思うわけですよ。ですから、そこにはちょっと窮屈だなと思えるような決まり事とか縛りもあるし、人様から見たときに疑問を持たれたりとか誤解をされたりするようなことは極力避けていかなければならないというふうに思っています。

 ですから、先ほどから申し上げたというのは、東京都のプロジェクト、有利な状況で現職の方、公人がお入りになるということ、そこでボランティアをなさるわけじゃないですよね。そこで事業をなさるわけじゃないですか。お医者様のお仕事が事業という言葉が適切かどうかわかりませんけれども、事業をなさるわけですよね。そうすると、ほかのほとんどの皆様方は高い賃料を払っても、そこで一生懸命自分で医療活動を続けていらっしゃる方が大多数なわけです。ですから、それがほかの人に聞かれたりとか見られたときに、医師会も東京都も、そして事業があるこの中央区も、すばらしい事業だけに、疑義を持たれることがないように、これから先も公平性とかいろいろなものに心がけながら、これから先のこういうものに対して当たっていただきたいということを要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。

 本当にありがとうございました。

○田辺委員
 それでは、せっかくでございますけれども、私、まだ10分珍しく残りましたものですから、質問させていただきます。

 1つは、コミュニティバス、江戸バスです。

 スタートして、いい滑り出しをしているんじゃないのかなと思っております。私たち、我が区議団もそれぞれ大いにこの江戸バスを利用して、大いに意見を出そう、改善の意見を出そうと、こう区民に呼びかけておりますので、そうした意見も来ているのかなと思います。

 私の気づいたことを1点だけ申しますと、バスの中に時計がない。大抵どこでもバスというのは時計がついているものですけれども、時計がない。これはぜひ、あの正面のパネルを活用すれば時計を設定できるのかなというふうに思いますけれども、それはどのような改善をされるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、勝どき五丁目の再開発の問題でありますけれども、今晩6時半から区役所8階の大会議室で説明会が予定されておりますけれども、これはどういうことでこの会場の設定になったのか、勝どき五丁目の近くで説明会を設定すべきではないのかなというふうに思いますが、同時に、時間の心配なくここで十分な議論をしてほしいということを考えてのことなのか、どういうことでここの会場の設定になったのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、新聞報道では、3日に区への要請も、この地域の隣接する人たちからあったというふうに聞いています。区の対応はどうだったのか、そして要請内容について当委員会に資料として提出していただきたい。要請内容をお願いしたいと思います。

 それから、3つ目に、湊二丁目の東地区の再開発問題です。これも近々この区役所の8階で説明会がやられるということでありますけれども、この件についても来年の1月の中央区の都市計画決定の変更の手続が行われ、決定されようとしておりますけれども、地域住民との間では、この問題については合意に達しているのかどうかお聞かせいただきたいということと、合意に達しているのであれば、どういう合意の文書を中央区と取り交わしたのか、それを私たちの委員会に資料として示していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それから、もう1点は勝どき駅前の再開発の問題なんです。52階、総戸数712戸、非分譲戸数384戸、総販売戸数328戸。きょう、私、大変すごい広告を、皆さんのうちにも配られましたでしょう、びっくりするような広告。これは広告ですから、皆さんに示しますけれども、多分皆さん方も見ておられると思うんです。いろいろ細かいことを書いてありますけれども、この売りはゴールドクレストのタワーマンション、こういうことで名を売って大販売宣伝を始めた。まだ値段は決まっておりませんと、こういうことで、これはごあいさつなんでしょうけれども、ゴールドクレストのタワーマンション、そういう名前で大宣伝を始めたということです。この地域は、皆さん方も御存じのようにUR機構の仕事ということで住民の同意を得てやられています。勝どき駅前の工事現場の壁はURの大宣伝ですね。中央区でURが手がけた事業について大々的に宣伝をしているということで、あの建物自体はURの建物、URが対応しているんだと、こういうことだと思うんです。

 したがって、私がきょうお聞きしたいのは、住民の中から、いつ、どこでゴールドクレストにかわったんだと、こういうような批判の声が出てきているということでありますけれども、このことについて、これでいいのかということで区の考え方をお聞かせいただきたいと思います。

 よろしくどうぞ。

○有賀土木部管理課長
 コミュニティバスの時計のお話でございますけれども、バスを運行してから、きょうで10日目になりますが、その中で幾つか住民の方からも御要望を伺っておりまして、その中に時計というものもございました。これにつきましては、事業者と既に一部協議しましたが、ただいま委員からありました液晶画面の中に時計を映し込むといいますか、それは技術的に少し難しいということで、別づけで、どこかバスの中に時計をつけられないか等について検討をさせていただいております。ただ、バスが大型ではなくて中型で、なかなかスペースがないということで、結果についてはもう少しお待ちいただきたいと思います。

 以上です。

○室木都市整備部長
 まちづくりに関係します資料要求の関係でございます。

 まず、1点目の勝どき五丁目に関します3日に要請された内容の資料要求でございます。これにつきましては、早速調製し、提出させていただきたいと思っております。

 次に、湊二丁目関係の文書でございますが、当然ながら、合意文書の中には他の方の名前も入っているということもございます。そういう点で先方に確認しないと、なかなか難しいところもございますので、それらを踏まえながら正副委員長さんと御相談させていただき、対応させていただきたいと存じます。

 私からは以上でございます。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 勝どき五丁目再開発に関しての説明会でございます。

 本日開催いたします説明会は、都市計画法第17条に基づくということでございます。前回10月27日は16条ということでございまして、土地を持っている方等の関係者の方ということなので、限定的なのかなということで、豊海区民館ということで設定させていただきました。今回は第17条ということで、広く中央区民及び利害関係人ということでありますので、かなり数が来られるのではないかということで、本日この区役所8階で会場を設定させていただいているということでございます。

 それから、3日の要請という内容でございますけれども、多くの署名を携えて、重みというのを感じているところでございますけれども、ちょっと誤解をされている点もございまして、あわせて質問書もいただいておりますので、それに対して正確にお答えしていきたいなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○望月地域整備課長
 先ほどの湊二丁目東地区のまちづくりにつきまして、住民の方との合意ということでございます。

 こちらにつきましては、区のほうとしましては、地域の方、住民の方の一定の理解があるというふうに認識しておるところでございます。

 それと、勝どき駅前のゴールドクレストのかかわりということでございますけれども、こちらにつきましては、保留床を取得したということで、こちらのほうの建物の中での保留床を取得したということでの参加というふうに聞いております。

 以上でございます。

○田辺委員
 ぜひ住民の皆さん方の重みをしっかりと受けとめて積極的な対応をお願いしたい、こう思います。

 資料については、湊二丁目のほうは個人的な名前が入るということであれば、その部分は消していただいて、隠していただいて出していただければと思います。資料をよろしくお願いします。

 終わります。

○小坂委員
 では、まず1点目、いきます。

 勝どき一丁目プロジェクトの話が出たので、その引き続きとして私も述べさせていただきます。区議会議員の中で医者が入るとなると、何か私のことを言っているのかもしれませんけれども、私も後ろめたいことはしたくないので、ぜひとも区民の公開の場で、いかにして医者が選ばれたかというところを、せっかく出たのであれば、ぜひとも明らかにしてほしいと思います。このままですと、私があそこの場所に入っちゃうと、区議会議員の地位を利用して入ったのではないか、そのように思われてしまう、誤解する区民もいらっしゃるかもしれません。これは区議会としても不名誉なことになってしまいますから、区議会の一人の特権でそういうことで入ってしまうとかいうことになれば。そういうことはなく、これは私が区議になろうが、なるまいが、以前から話があったことで、それで決められたことですので、そういうところをやはり誤解のなきように、せっかく出た話ですから、であればオープンにして、これがいかに決定されたのか、私が入るのが本当に適切なのか、不適切であれば私は出ますので、それはそういうものですから、そのあたりの覚悟で私はこの事業に臨んでおりますので、それでやっていただければと思っております。

 どこの建設会社か忘れたんですけれども、パーティーにも呼ばれたんです。私は行ったんです。本当にその建設会社の人はすごいですよね。今、もうかることばっかり考えている中で、子育てを充実させるものをつくろうとするあなたたちの意思は大変立派だ、私はその事業にぜひとも協力させていただきたい、そういうことで私はその事業に協力させていただきました。あの建物において子育て支援のメッカをつくろうと私は目指させていただきました。その事業をやった皆さんと、そういうことで今は臨んでいるわけですので、ぜひともあの場所が一つの、日本の子育て支援の中心となるような場所を私は目指したく、それに参加させていただいたのでありますけれども、何らかの不透明な部分、密室で決められたような部分があれば、それはすべてオープンにして議論をやっていただければと思っております。

 その場所には子育てクリニックやがんの子供たちを支援する、そういうものも入ってくる。病後児保育をやる施設かな、いや、もっと高度な病児保育をやる施設を入れるとか言っておりましたし、その当時ですよ、あと認定こども園もやるという画期的な取り組みをやると。また、地域に子育て支援をするということを働きかけるNPOも入れると、そのようなことで、これほど子育て支援を考えたマンションはないわけですので、その志向性があって私も協力させていただきましたので、そのあたり、もし不透明な部分があれば、ぜひともそういうのがなきように区のほうもやっていただければと思いますけれども、いかがでしょうか。

○室木都市整備部長
 先ほど申し上げましたように、これから具体的な事実関係を確認させていただきまして、いずれにしましても東京都あるいは事業者あるいは医師会と相談をしながらやっていかなきゃいけない内容かと思います。そういう点で、私から区民の公開の場ということについては答弁できないものというふうに考えます。

 以上でございます。

○小坂委員
 次の話題に移ります。

 まちづくり基本条例を考えているということがこの前の第四回定例会の区長答弁でございました。このまちづくり基本条例を考えるに至った背景や、その目的は一体どのようなものでしょうか。

○田村都市計画課長
 まちづくり基本条例に関しましては、今、地域の中でさまざまな開発が進められ、あるいは検討されているという状況がございます。その中で、こういった計画に対してはさまざまな御意見をいただいているということがございますので、それらを基本的に整理をしながら、今後、区としてどういった方向性を持ってこういったまちづくりに取り組むべきかということを少し位置づけをしていきたいなというふうに思ってございます。

 具体的な内容等については、今現在、検討をしている状況でございまして、どういった内容になるのかということについては、今後またしかるべき段階において御報告をさせていただければというふうに思ってございますけれども、中央区の中ではさまざまな計画等が現に都心区であるということも踏まえて行われている状況もありますので、それらを踏まえた形でまちづくりの考え方、あるいは区としてどういった形でそういった開発に臨んでいくのかというようなことを整理させていただければというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 では、それらのまちづくり基本条例をどのようなプロセスで、いつまでにつくるお考えなのか。つくるに当たっては、ぜひとも区民の声を反映させたり、まちづくりに関係する建築学の専門家の皆様や都市計画の専門家の皆様、学識経験者の皆様を入れて、また区民も入れて公開の場で議論してつくっていただきたい。そのような検討会を設けてつくっていただきたいと思いますし、少なくともパブリックコメント等もやってつくっていっていただきたいと思いますけれども、そのようなプロセスの考え方、また期限をいつまでにつくろうというあたりを質問させていただきます。

○田村都市計画課長
 先ほどお答えをさせていただきましたように、どういった内容のものとしてまとめ上げられるのかというようなことを、今、整理をさせていただいているところでございます。具体的にいつまでかということでございますけれども、できるだけ早く我々としてはまとめていきたいというふうに考えてございますけれども、その内容等によって必要に応じて、今の御意見等も参考にさせていただきながら取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 では、少なくともこのような条例ができましたといって、この委員会に出されるのでなくて、まずこういう考え方であるよとか、そういうのはワンクッション置いていただけるものなのかどうかということと、区民の声をその条例をつくるに当たっていかに反映させるのかというところ、そのあたりの基本的な考え方があれば教えてください。

○田村都市計画課長
 先ほどもお答えさせていただきましたけれども、現状、検討させていただいている内容、おおよそこういうような中身で取り組んでいきたいというような段階において、議会に対しても御報告をさせていただきたいというふうに考えてございます。当然ながら、こういうふうに決まりましたということでの御報告にはならないものと考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 では、前もってこういうふうな感じでというところで、決まって確固たるものとして出してくるわけではなく、その経過の中で我々と相談していただくというふうに理解させていただきましたので、ぜひとも方向性がかちっと決まるのではなく、方向性は見出していただいているかもしれませんけれども、その中でいろいろな知恵を足せるような段階で、ぜひとも環境建設委員会に出していただき、また予算特別委員会等にも出していただき、いいものをつくっていただければと思っております。この法律によって、今度はまたまちづくりのやり方が縛られてしまいますので、これこそが大変足かせになってはならないし、これによって先ほどもあったような住民同士のまちづくりにおいての、せっかくいいものを建てようとしているのに、近隣住民での争いが出ちゃうとか、そういうことがなきようにあればいいと思っておりますので、そのあたり、住民の合意形成をいかに持つかという、そのプロセスをきちんとうたうところが一つのポイントかと思いますが、住民の合意形成のあり方等もいかに住民の合意形成を持つのか、住民の合意形成を持つにおいては何を大切にする必要があるのか、そのあたりの住民の合意形成のあり方についての考え方をその条例の中に入れるのかどうか、ひとつお伺いさせていただければと思います。

 また、2つ目として、ある計画ができたと。できた後に何らかの問題が出てくるわけです。例えば、風害とかです。それに対して対処していくということも条例の中でうたってほしいんです。風害が出ました、さあ、終わりというところで問題を放ったらかしにしてしまえば、大変地域が困ってしまいますので、そのあたりのことまで、建物ができた後の影響をかんがみ、それが問題であればそれを解決するようにするというようなことの、できた後のことも対処するというふうなことの強制力が生まれるような条例になるのか、すなわち住民の合意形成とできた後のこと、このあたりの考え方を条例の中に入れるのかどうか、お考えをお聞かせください。

○田村都市計画課長
 まちづくりにおいて住民の合意を形成しながら進めていくということは、ある意味当然のことであろうというふうに思ってございます。現にそういった取り組みもしているというふうに考えてございますけれども、今回定めようと思っておりますまちづくりの基本条例の中、先ほど申しましたように、今どういった方向性のものにするのか、どういった内容にするのかということを検討中でございます。その中にこういった項目が位置づけられる、そういった内容になるのかどうかについても、今後の中で整理をさせていただきたいというふうに考えてございます。

 それから、計画ができた後の対処についてでございますけれども、これについてももう既に現在、私どもとしては開発が終わった後も、その開発によって地域に起きている状況等について、例えば風害等があれば新たな管理組合に対して植栽を求める等の取り組みは現にしているところでございます。そういった中でございますので、これらについても、今後ともやっていく、当然ながら継続をしていくつもりでございます。それらをこの条例の中にどういった形で位置づけることになるのかということについては、先ほど来からの重ねてのお答えになりますけれども、検討をさせていただく中で、ある程度の内容がまとまりましたら御報告をさせていただければというふうに考えているものでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 一歩もとに戻りますけれども、このまちづくり基本条例というのはどれぐらいの位置づけの条例となるんでしょうか。すべてのまちづくりの考え方を大ざっぱにとらえる条例になると思うんです。そうなった場合に住民の合意形成の部分を落としたらだめだし、今まで既にあると言われても、計画を立てた後にそれに対して対処するという考え方も、恐らくこのまちづくり基本条例というのは結構上位な部分の条例になるわけですので、すべてのまちづくりにとって大切な核のことは落としてはだめだと思うんです。だから、今以上に、しつこいですけれども、こういうところもぜひ落とさないように入れてくださいというのを述べているわけなんですけれども、まちづくり基本条例というふうな名前がつくわけですから、区の中の条例の位置づけとしてはかなり上位な条例になると考えますが、それで理解は正しいのでしょうか。

○田村都市計画課長
 まちづくりに関しましては、当然ながら、本区基本構想もございます。基本計画もございます。そのほかに都市計画に関するマスタープラン等々も、東京都で定めたもの、さまざまございます。そういったものを踏まえながらそれぞれの地域で計画してございますし、また中央区本区においては8割がもう既に地区計画が導入をされているということの中で、まちづくりの基本的な考え方は一定の整理がなされているものと認識してございます。そういった中で行われるまちづくりに対して、区としてどういうふうに取り組んでいくのか、あるいは開発に対してどういったことを求めていくのか、そういったことを整理させていただくものが今回の条例というふうになっていくのかなというふうに、おおよその考えではございますけれども、そういった認識を持っているところでございます。

 内容等につきましては、先ほど来から申し上げていますように今後検討させていただきまして、またここの議会の場にも御報告をさせていただいて、形としてまとめてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 大変詳しく御解説ありがとうございました。大変抽象的な話になりましたが、ぜひともまちづくり基本条例で中央区のまちづくりが非常に豊かなものとしてつくられていくように、住民福祉をまず最優先したまちづくりがなされていくようなものになるようにぜひともよい整理をお願いしたく、要望いたします。

 では、具体的な話に入っていきますけれども、まず1点目は勝どき五丁目の再開発に関してです。

 これは東京新聞で読んだんですけれども、12月4日の東京新聞で2,158人の署名が再開発計画変更をと求めた要望書が区長あてに出されたということなんですけれども、これは、そうしたら区長までは届いていて、何か要望書の中には質問事項が書いていたということですけれども、それに対して文書をお返しする形をとるのでしょうか。そのあたりの、2,158名の署名、再開発計画変更というのは非常に大きな数なので、ないがしろにはできないと思いますので、お伺いさせていただきます。

 それと、まちづくり協議会において、勝どき五丁目等々のまちづくり協議会の議事録というのはもう我々に出していただいたんでしょうか。そのあたりが、もしまだ出していないのであれば出していただきたいと思いますのと、まちづくり協議会においては、ある町会長さんから、まちづくりには地域活性化のため賛成であるが、当町会の近隣マンションから要望が出ている。近隣の住民の立場に立って計画をしてほしい、話し合いを十分に持って計画を進めてほしいというふうな貴重な意見も出されているようですので、ぜひともまちづくり協議会の議事録も出していただいて、出された町会長の声も挙げながらまちづくり、勝どき五丁目再開発をやっていただければと思います。このあたりのことをお伺いさせていただきます。

 次に、歩行者専用橋、別名を朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会に関してなんですけれども、この議事録というのはホームページにアップされているのかどうか。

 2つ目に、次回はいつごろ開催されるのかどうか、考え方を聞かせてください。

 3点目はコミュニティバスです。

 次回のこの環境建設委員会は2月になりますけれども、ぜひとも12月、1月の実績というのを早く見たいと考えますけれども、そのあたりの実績を次回の2月の環境建設委員会へ出していただけないかなということです。

 以上。

○近江道路課長
 第1回検討会の議事録のホームページへのアップということでございます。

 こちらにつきましては、録音の状況がよくなく、テープ起こしには時間がかかりましたが、ホームページに速報版という形でアップするということで、今、準備のほうは終盤を迎えてございます。

 2点目の次回はいつかということでございます。次回は第3回目ということになりますが、何とか今月下旬には開きたいということで、今、座長を含め、日程調整の最後の詰めを行っているところでございます。

 以上でございます。

○室木都市整備部長
 勝どき五丁目の関係でございます。

 去る12月3日に提出されました2,100名相当の要望の署名でございますが、これにつきまして、そういう要望が出たことは区長には報告はさせていただいております。

 質問書が出てございますが、これについては回答を今後予定しているところでございます。

 2点目でございますが、まちづくり協議会の議事録を出したのかということでございますが、現在、調製をしてございまして、調製が終わり次第出させていただこうというふうに考えているところでございます。

 3点目、隣接マンションと話し合いをということでございますが、これは既に実施しておりまして、私どもも、あるいは地元の組合も誠意を持って対応しているというふうに理解しているところでございます。

 以上でございます。

○有賀土木部管理課長
 コミュニティバス、江戸バスの運行状況につきましてでございます。

 こちらにつきましては、区民の方の関心も非常に高いというふうに私どもも認識しておりますので、ある程度お示しできるようなデータがそろい次第、次回の環境建設委員会等に報告させていただく方向で検討していきたいというふうに思っております。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれ大切な部分の御回答ありがとうございました。

 いずれにしろ、そのプロセスを明らかにしていくのはとても大事でありまして、まちづくり協議会でどのようなことが話されたか、歩行環境の実現、改善に向けた検討会でどのようなことが話されたか、あとはコミュニティバスがどのような経営状況になっているか、そのあたりをオープンにして、区民にわかりやすくお知らせしながら、また区民の皆様と一緒に考えていければと思いますので、そのあたり、もっともっとよろしくお願い申し上げます。

 では、私の質問は終わります。以上です。

○鷲頭委員長
 本日の審査も終了したと思われますが、議題につきましては継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 それでは、本日の環境建設委員会を閉会とさせていただきます。

 御苦労さまでした。

(午後4時11分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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