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平成22年  環境建設委員会(4月19日)

1.開会日時

平成22年4月19日(月曜日)
  午後1時30分 開会
  午後3時50分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(7人)
委員長 鷲頭 隆史
副委員長 小坂 和輝
委員 鈴木 久雄
委員 中嶋 寛明
委員 中島 賢治
委員 田辺 七郎
副議長 植原 恭子

4.欠席者

(2人)
議長 石島 秀起
委員 押田 まり子

5.出席説明員

(12人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長(都市整備部長事務取扱)
田中環境部長
小川環境保全課長
園田清掃リサイクル課長
宮本土木部長
有賀土木部管理課長
近江道路課長
田村都市計画課長
望月地域整備課長
中野副参事(都市計画事業・特命担当)

6.議会局職員

奥田議会局長
横山議事係長
村上書記
武藤書記

7.議題

  • (1) 環境保全及び建設行政の調査について
  • (2) 住民との合意を無視する横暴なマンション建設工事に関する請願

(午後1時30分 開会)

○鷲頭委員長
 それでは、環境建設委員会を開会いたします。

 本日、議長は、公務のために欠席をいたします。また、押田委員から欠席の申し出がありました。さらに、区長も公務のために、途中退席いたしますので、あわせて御了承を願います。

 4月1日付で人事異動がございましたので、議会局職員の紹介をお願いいたします。

○奥田議会局長
 (4月1日付人事異動に伴う議会局職員紹介)

○鷲頭委員長
 それでは、同じように4月1日付人事異動がございましたので、理事者紹介をお願いいたします。

○髙橋副区長
 (4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介)

○鷲頭委員長
 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○田中環境部長

 1 平成22年度中央区一般廃棄物処理実施計画の策定について(資料1)

 2 土のリサイクルモデル事業の実施について(資料2)

 3 東京エコサービス株式会社の電力供給について(資料3)

○宮本土木部長

 4 下水道工事に伴う区道の一部通行止めについて(資料4)

○吉田副区長

 5 晴海二丁目児童館等複合施設(仮称)建設計画について(資料5)

以上5件報告

○鷲頭委員長
 それでは、審査に入りますが、発言の時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いをいたします。今、午後1時44分でございますので、自民党さんが80分、公明党さん35分、日本共産党さん35分、友愛中央さん35分ということでございます。

 では、理事者報告について御質問をどうぞ。

○中島委員
 幾つか質問させていただきます。

 まず、資料2の土のリサイクルモデル事業に関して。

 大変いい試みだなと思うんですが、ただ、回収場所がリサイクルハウスかざぐるま箱崎1カ所というのがどうかなと。園芸をやられている多くの方は、やはり年配の方が多くて、なかなか20リッター、30キロを背負って行くだけの体力はないかなというふうに思っております。そうやって考えたときに、地域の園芸をやっている方からよく言われるのは、近所の公園でどうにかできないかというのをよく言われて、よく言われているというか、基本的には要らない土は公園に夜な夜な行って捨ててくるというのが一般かなと思うんです。それは理にかなっているなというふうに思っています。やはり土を使っている場所に土を置いてくる。別にそれがマイナスになるわけではないですから。回収の方法として、箱崎というのは、リサイクルハウスかざぐるま箱崎ですから、そうなのかもしれないですけれども、ぜひ公園での回収をうまく考えていただければ、スムーズな循環ができるのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。それについてのお答えもお願いいたします。

 資料3について、これは以前お聞きしたんですけれども、御回答がなかったというのもあって、これをお話しいただいたときに、このシステムを見る限り、基本的には東京電力から買うよりも東京エコサービスから買うほうが値段が安いということで、区にとっての費用負担は軽減される。東京エコサービスに関しては、東京電力に売るよりは直接私たちの需要者に売ったほうが利益が出るからという形で、商売として、効率性としてもやはり納得するところなんですが、そうなったときに、東京エコサービスの利益が出てくる。以前に、東京エコサービスの利益に関して、黒字になったとき、以前はたしか2億とか2億5,000万ぐらいのマイナスからスタートして、5,000万の黒字で、去年が1億の黒字で、今、幾らかなと思って、きょうインターネットで確認しようと思ったら接続できないんですね、ホームページが。きょうの時点で接続できなかったので、詳しくは見てこれなかったんですが、もうそろそろ黒字になってくるというふうに思います。この事業が進めば、基本的には黒字になるのは間違いないかなというふうに思っていますので、そのときにエコサービスに費用というか、黒字になったときの処理はどのように、これは1区が申し上げることではないかと思いますが、やはり区民としては、それで利益を上げている以上、黒字になれば還元も考えていただきたいと思いますが、その方向性に関してどのようにお考えになっているかもお聞かせいただきたいと思います。

 資料5に関してなんですが、この取り組み、地域においては保育園や児童館は以前からの要望であったので、大変ありがたいというふうに思っているんですが、地域の方から言われているのは、場所が川沿いなものですから、晴海通りというか、三つ目通りというか、あの通りが50メーターぐらいあって、お子さんが通るには大変危ないというふうに皆さんが言われていたんです。現在、どう見ても晴海一丁目のほうのお子さんが主に通うようになるだろうなというふうに考えると、あそこだけでも人数として5,000人以上の方が住んでいて、そのお子さんがかなりいらっしゃいます。そういうお子さんが、大人がついて渡る分にはどうにかなるとは思うんですが、子供が50メーターのところを渡っていたときに信号の判断をどれほどできるかなと。さらに、児童館、保育園の子は行かないとしても、児童館に行く子に関しては小さい子ですので、そうなったときの安全性ですね。場所的には閑静というか、割と静かな場所にあるんですが、そこに行くまでの道路に対する安全性をどのように考えているかお聞かせいただきたいというのと、もう一つネックは、晴海通りの橋を渡るための信号と1つ手前の信号が抜け道になるような信号アクセスになっているんです。青になったと同時に、先が赤になる。そのために、今、建設しようとしている児童館、保育園のほうをトラックとかみんな、知っている人は入ってくるんです、タクシーとかトラックとか。そうなったときに、そういった信号との交通アクセスのタイミングの問題も考慮に入れていただきたいというふうに考えていますが、その辺のお考えもお聞かせいただきたいと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。

○園田清掃リサイクル課長
 まず、土のリサイクルについてお答えさせていただきます。

 委員がおっしゃるように、土は大変重いということは承知しておりますが、主として、目的として、清掃リサイクル課でこのたび行う土のリサイクルは、区民の方々に土を廃棄物ではなく還元できるというところをより知っていただくために、見えるところでリサイクルをしたいというところがスタートでございます。リサイクルハウスかざぐるま箱崎町には日曜日収集車が入らないため、そこで、ふるいを使って土を寝かせて、そういったことを一通り見ていただきながら、御家庭でもできますよというところをより強く知っていただきたいというところが主たる目的でございます。そのために、今回のモデル実施とさせていただいていますが、そうはいっても、収集量が多かったり、皆さんの声が高くなってくれば、公園緑地課とも相談しながら検討を進めていきたいと思っております。

 次に、エコサービスについてですが、以前にも一度お答えを関連でしたことがあると思いますが、エコサービスの収益につきましては、各区に分配するということが予定されておりません。明確にはなっておりませんが、エコサービスの設立によって、ただいま平成19、20年度について検証しますと、中央区においては約5,500万ぐらいの分担金の減額が計算されます。というのは、操業委託、運転委託とか、電気を販売することによって、もしエコサービスに販売したり操業委託しなければ、これだけかかるという経費を算出して約5,500万というふうに算出されているところでございます。

 以上です。

○有賀土木部管理課長
 晴海一丁目、三丁目の交通安全対策についてでございますけれども、委員から御指摘がありましたとおり、晴海通り、三つ目通りといいますか、については広幅員ということで、これまでも高齢者の方の横断等でいろいろと地域から御意見等をいただいておりますが、確かに、広幅員ということで青信号の長さをどのくらいにするかというのが一つの問題かと思います。ただ、これにつきましては、これまでも御答弁させていただいていますとおり、その一方で円滑な車両の通行という問題もございますので、こちらにつきましては交通管理者、警察とまだ具体的に、どこまで今回の再開発の中でこの地域の交通体系といいますか、そういった問題について対応していくかということは具体的に詰めておりませんので、今後その点は詰めさせていただきたいというふうに考えております。同じように、今回、児童館あるいは認定こども園といったようなものが地域にできるわけですので、晴海二丁目の地域の中の交通体系につきましても、あわせて交通管理者と協議をさせていただきたいというふうに考えております。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 土のリサイクルはモデルケースということで、わかるんですが、取り組みとしてまだ始まっていないので、なかなか文句をつけるのはなんですが、ぜひ多くの方が見て御理解いただけるような取り組みをお願いしたいなというふうに思っております。

 東京エコサービスに関しては、なかなか不明確な点があって、なかなか難しい面はあるんですが、ただ、区としてはそういったことでしっかり経費を削減できるということはプラス以外の何でもないなと思いますので、区としてお願いすることは、しっかり監視をしていただきたいということです。区民のためになるように監視をしていただきたいということをお願いしたいと思います。

 資料5に関しては、認定こども園と児童館という話ですので、いろいろな事情はあるかと思うんですが、ただ、子供が危険にさらされるということで、今後、いろいろな機関と打ち合わせて考えていくという話ですが、人の命、子供の命ですので、しっかり守ることを前提に考えていただきたいなと思います。つくるのはいいんですけれども、そこで毎年お子さんが亡くなるという交通事故だけは起こしてはいけないというふうに思っておりますので、ぜひ安全に力を入れた開発、取り組みをお願いさせていただいて、私の質問を終わりたいと思います。

 以上です。

○田辺委員
 それでは、最初に資料1からお尋ねしますけれども、資料1の1ページに、燃やすごみと持込ごみというところがありますね。これは中央清掃工場に持ち込まれるんだろうというふうに思いますけれども、日量を見ますと、21年度ではこの2つを合わせると401トン、そして22年度は360トンということで、ほぼ10%の減でございます。

 そこで、清掃工場の稼働日数は、割算しますと大体312日間ですか、正確に後で教えていただきたいんですけれども、その関係で、窯が2つあるわけでありますけれども、十分に対応できるのかどうか、この点を1つお聞かせいただきたいと思います。

 それから、実施計画の策定については、条例、規則に基づいてやられているんだと、こういう話ですけれども、私もこの際ですから、条例、規則をぱらっと見させていただきましたが、19条に基づいて、19条第1項で1、2、3、4、5、6と、こういう番号が使われてる。提案されているのは、その中の5までは書かれているのかなと思いますけれども、6については、その他一般廃棄物の処理に関し必要な事項ということで6が書かれておりますけれども、この項については特別に書くことはなかったんでしょうか。それを教えていただきたいと思います。

 それから、もう1点は、同じく19条第2項についても記述があるわけでありますけれども、この第2項については、この計画の策定について記述がないのはどういうわけなのか、これもお聞かせいただきたいなと思います。

 それから、資料2の関係でありますけれども、今もお話ありましたが、持ち込みの土はどれぐらいの量を想定されているのか。先ほど具体的な数字の表示はなかったわけでありますけれども、どれぐらい想定しているのかということ。どのような精製過程を経て、どれぐらいの再生土を無料配布するのか、これは何か試算があれば示していただきたいなと思います。

 先ほどの委員からもお話しされましたように、場所としては遠いところもかなりあるわけですから、区民の立場に立った対応が求められているのではないかと思います。お聞かせをいただきたいなと思います。

 それから、東京エコサービスの問題でありますけれども、対象校、学校の選択というのは基準は何を考えられたのかということが1つ。

 もう1点は、3年後には300の学校に電力供給を拡大すると言っておりますけれども、そうしますと、発電量をふやしていくということになるんでしょうか。今は約1万キロワットを100校程度に供給するということですけれども、そうしますと、ごみを減らしましょうということを言っているわけでありますから、そうした視点からしますと、ごみをふやして発電量をふやすというふうに進んでいくのかなということで、ごみの減量との関係で大変心配されますね。その点についてお知らせをいただきたいと思います。

 それから、資料4の下水道工事に伴う区道の一部通行どめについてでありますけれども、路線についてはわかりましたけれども、結局、汐留ポンプ場については、これをなくすということなんですね。環2の道路計画との関係で、あそこの汐留ポンプ場をなくすということと、あの地域の雨水を勝どきのポンプ場まで送る、そういう輸送管を設置するということになるんだと思いますけれども、立坑を掘って、ここではどういう作業がやられるのか、それをお聞かせいただきたいと思います。

 とりあえず、そこまでお聞かせください。よろしくどうぞ。

○園田清掃リサイクル課長
 委員より御質問のあったことについて、順次お答えします。

 まず、資料1のごみ量についてですが、中央清掃工場の日量処理能力は1日600トンでございます。それを操業停止しない限りは、1週間で4,200トン、1日に持ち込める限度として700トンと規定されておりますので、したがって4,200トン同士ということで、それを上回ることはございません。

 それから、すみませんが、条例について、申しわけございませんが、今手元にないので、記述については追ってお調べします。

 資料2の土のリサイクルについてですが、こちらのほうは、持ち込み量については今のところ試算ができません。どれぐらいの方が御協力いただけるのかということが見えませんので、ただ、参考にしたのは目黒区で昨年度イベントで実施したときに、1日で2立米、107人の方がイベントで持ち込んだということから、毎週1回その程度来ても処理できる能力というふうに考えております。

 精製過程につきましては、モデル実施ということで、具体的に、ふるいをかけた後に日に当てる機会を多く持ち、それから腐葉土を入れてみたり、先ほど部長が申し上げましたように生ごみを一部使ってみたり、いろいろ試行錯誤しながら、いろいろなパターンを見ていただきたいと思っております。

 それから、エコサービスの学校の選択についてですが、これは事前にエコサービスのほうが資料を調べたものから、中央区にとって一番効率のよい、契約電力に対して電気を一番使っているところで経済効果がはっきり見えるところというふうなところで上限500キロワットアワー以内で抑えるように計算して選定したものでございます。

 以上です。

○田中環境部長
 先ほど委員から御質問のありました条例と規則の第19条の関係でございますが、正確な条文は、申しわけございません、把握はしてございませんが、これにつきましては資料1に掲げました4月1日付で告示をしております実施計画の中にすべて要件は記載されているものというふうに認識をしてございます。また、あえて言えば、別表のごみの収集曜日等が恐らくその他必要な事項ということになろうかと思いますが、通常、その他必要な事項という場合には、当初規則等の各号列記で想定しているもの以外に特段の状況変化等があれば、それを付記していくというものでつける条項でございますので、その都度、状況に応じて内容を告示しているというふうに理解しているところでございます。

 以上でございます。

○園田清掃リサイクル課長
 1点質問を漏らして申しわけございません。

 エコサービスが今100校程度というところで、ごみ量ということですが、エコサービスが今、一部事務組合から電気を買っている工場数は、21年度は7工場で、その中の2工場分だけが小学校への小売として供給されるものであります。ですから、現状のごみ量の中においても、まだエコサービスが小学校に供給できる余力はあります。ただ、小売ということで、全部小売にしてしまうと、エコサービスのこれからの経営が急激にバランスを欠くということで、順次計算しながらやっていくということでございます。

 以上です。

○有賀土木部管理課長
 下水道工事についてでございますけれども、下水道工事につきましては、ただいま委員のほうからありましたとおり、今回のこの工事につきましては、環状2号線との関係もございます。

 実際に、今回この工事を掘るに当たりましては、まず、一番最初に立坑を掘るということ、そして、その次にもう一本、今後の勝どきポンプ場ができるところ、こちらのほうにも立坑を掘りまして、その後、その2つの立坑を結ぶ形でシールドで隅田川の下を通るということで、このポンプ場ができる前、実際に工事が始まった後に、ある一定の時期に、ただいま委員からありましたとおり汐留のポンプ場につきましては、こちらを廃止いたしまして、当面は汐留ポンプ場の機能は勝どきポンプ場ができるまでの間は周辺の桜橋第2ですとか汐留第2といったようなポンプ場に現在の汐留ポンプ場の機能は振り分ける、そういうような形になっております。

 以上です。

○田辺委員
 答弁ありがとうございました。

 それで、田中環境部長さんからお話ありましたけれども、第19条第1項の6については、既に5までのところでいろいろ述べられているので、その他ということで述べることはないから、この項目については述べていないんだというようなことでありますけれども、しかし、それならそれで第6として特記すべきことなしとか、そういうふうになるんじゃないですか。だって、ずっと1から順番に書いていっていますでしょう、規則に基づいて。5までは来ているんですけれども、6がないということでありますので、きょうはそこまでにしますけれども、ぜひ今後の問題として検討していただきたいということと、それから第2項については全く記述がないのはどういうことですか。第2項は、読み上げましょう。一般廃棄物処理計画には、条例第47条第1項の規定に基づき区長が一般廃棄物と併せて処理する産業廃棄物の処理に関し必要な事項を定めるものとすると、こういうふうになっていますけれども、この項目については、この計画に定める事項はないと、そういうふうにお考えなんでしょうか、お聞かせください。

 それから、土のリサイクルの問題ですが、初めて実施するということで先行の目黒区の例を参考にされているということであります。この問題も、今言われたように大変遠い場所でありますから、したがって、住民のニーズに応じて積極的にこれからの対応を検討していただきたい、こう思います。

 それから、エコサービスの関連では、今お話しされましたけれども、27工場のうち2工場分が小売されるんだという話ですね、この100校については。そうしますと、300校を目標にしているということでありますけれども、これは今、どれぐらいの工場の発電を小売されるというふうに検討されているのか、そういう検討があれば教えていただきたいと思います。

 それから、下水道工事についてはわかりました。

 さらに質問しますけれども、資料5に関連してであります。

 晴海二丁目の児童館の複合施設の建設計画ですけれども、この施設の規模と利用者、大変多目的の建物であるということで、利用者が多いと予想されますが、駐輪場は40台分ですね。駐輪場が40台分、駐車場が2台分、そのうち1台は障害者用でしたか、そういう割り振りになっていましたけれども、これでは足りないんじゃないでしょうか。これで十分に足りるというふうに考えていますでしょうか。新しい施設というのは、やはりこうした自転車の社会になっております中で十分な対応が求められるだろうと思いますけれども、これで十分なのか、お聞かせいただきたいということです。

 それから、この建物の横の、地図の上ではちらっと見えますが、公園1号について、改めて、晴海公園の面積と同等だというお話だったかなというふうに思うんですけれども、晴海公園との比較で面積はどうなのか、教えていただきたいと思います。

 よろしくどうぞ。

○園田清掃リサイクル課長
 資料1に関してですが、第19条第2項の産業廃棄物につきましては、いわゆる合わせ算法といいまして、持ち込みごみの中に算定されております。一般廃棄物と一緒に処理していい特例が設けられておりまして、事業系の弁当がらとか、そういったもので持ち込みごみの中に算定されているものでございます。

 それから、エコサービスにつきましては、すみません、私のさっき発音が悪くてよくわからなかったのかもしれませんが、一組がエコサービスに売っている電気は、現在6工場分です。22年度から7工場になります。そのうちの2工場分だけが小学校に供給されるというもので、現時点で例えば300校になっても、それは対応は可能だということでございます。

 以上です。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 晴海二丁目児童館についてでございます。

 規模と多目的ということで駐輪場台数、駐車場台数で足りるのかということでございますけれども、施設として児童館、認定こども園ということでございますので、車を持ってこちらの施設ということではないというふうに考えておりまして、駐輪場が40台、駐車場、身障者用1台が入ってございますけれども、この程度で足りるのではないかというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○宮本土木部長
 これに伴います公園の関係でございますけれども、都の海上公園でございました晴海橋公園、本区の部分でございます晴海二丁目の部分ですね、委員おっしゃいますように、それと同面積のものを公園1号というものにつけかえるというものでございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 最後の公園1号というのをつけかえということでありますけれども、これは、例えば晴海三丁目のちびっこ広場というのがありますけれども、黎明橋の横のちびっこ広場、これをここに移設するような計画を聞いておりますけれども、そうしますと、公園の面積というのはどのようになるんですか。晴海公園と等積だというふうに言われましたけれども、ちびっこ広場は公園に計算するんですか。違うでしょう。どういうふうになりますか。

 お願いします。

○宮本土木部長
 面積につきましては、前にございました東京都の海上公園の晴海橋公園の面積をこの、1号公園と称していますけれども、そういうところで確保するというところでございます。委員のお話にございました晴海三丁目の黎明橋公園の中のちびっこ広場でございますけれども、それについては、この1号公園の中の使い勝手として、運動機能といいますか、そのものをこちらの中で計画の中に盛り込んでいるというものでございまして、面積を移すとかいうことではなくて、あの広場機能をこの1号公園の今のプランの中に、野球とか、あるいはサッカーとかできる機能をこちらの中に、今、区として計画をしているということでございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 今の問題については、また検討する機会もあるかと思いますけれども、いろいろ意見も出ているというふうに私、聞いております。もともとは晴海橋公園の同等の面積だったんじゃないのと。そこにちびっこ広場としてその面積をとられると、公園の機能としてはどうなんだろうかと、そういう意見も、今、出ているようでありますから、私もまた改めてこの問題を議論したいと思います。

 報告に対する質問は終わります。

○小坂委員
 では、よろしくお願いします。

 資料1の平成22年度中央区一般廃棄物処理実施計画の策定についてというところで、平成22年度の実施計画が実際載せられております。ここで、発生抑制の方策に関する事項、3番目ですね、その8で一般廃棄物処理基本計画の改定がなされるというふうになっておりますので、これに関連して3点御質問させていただきます。

 まず、1点目は、この基本計画を策定していくに当たり、どのようにしていくか。すなわち、協議会等を立ち上げて、それで公開の討議のもと、それらをつくっていくというふうに理解してよろしいのかどうか、これが1つ目。

 2つ目は、このような大きな基本計画をつくるに当たりましては、何でもそうですけれども、パブリックコメント等を実施して区民の皆様の意見を聞いていく必要があろうかと思いますけれども、そのようなパブリックコメントを実施されるのかどうか。

 3点目は、このような一般廃棄物、ごみの処理ということと、エコタウンということとは非常に強いつながりがあろうかと思います。すなわち、エコタウンであれば、ごみは余り出さないまちであるというふうな関連で、エコタウン構想と非常に強いつながりがあろうかと思います。本区は、本年度エコタウン構想として地域を指定して、構想をつくっていくというところでありますけれども、エコタウン構想をつくるということとこの基本計画との整合性、エコタウン構想で言っていることをうまく取り込んでいけるような考え方があるのかどうか、この3点を御質問いたします。

○園田清掃リサイクル課長
 一般廃棄物処理基本計画につきましては、今年度検討して、来年度からの計画を立てるものでございますが、原則公開で行います。

 それから、清掃リサイクル推進協議会という会議体がありまして、こちらのほうで学識経験者の方々、それから区民の方々に入っていただいて検討を進めていく予定でございます。

 パブリックコメントも秋口にはかける予定でおります。

 ごみの処理とエコタウン構想の連携ですが、ここでやります一般廃棄物処理計画というのは、ごみの排出量を見据えて、今後ごみ減量に対してどういう計画を立てていくかとか、取り組みとしては割と個別具体的なことでございます。エコタウン構想と直接的な連携がどの程度図れるかということは今すぐお示しできませんが、もちろん区としてエコタウン構想を足元に置きながら進めていくつもりでございます。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれありがとうございます。

 ぜひともエコタウン構想のところとこの基本計画がうまく整合していけばいいんじゃないかなと思っております。出たごみを利用しながら、ごみの減量になるし、循環型社会がつくれるというふうな発想ができると思うんです。例えば、もう実際にされていますけれども、てんぷら油をうまく再生して、それを車の燃料に使うというようなことを実際にもう事業としてなされているので、このエコタウン構想ではそういうふうなことができるまちとし、そうしたら、油の処理に関してはどうするかとなってくると、一般廃棄物処理基本計画の中で、エコタウンにおいてはそのようにして資源をうまく使うとかいうふうなことで、うまく整合性をとってエコタウン構想をうまく運営するための一般廃棄物処理基本計画であってほしいなと思っております。このあたり、また検討の経過を見させていただく中で、また検査していただければと思います。

 私のこの場所での質問は終わります。

○鷲頭委員長
 理事者報告に関する質問は、ほかにございませんね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 それでは、議題に入ります。

 環境保全及び建設行政の調査について、御質問ございますか。

○鈴木(久)委員
 吉田副区長さんが都市整備部長を兼ねるということで、久々にまたこの場でまちづくりについて丁々発止と直にやれることになったので、大変楽しみにしています。これから私、質問していく中で、特に議題(1)の中では吉田副区長さんとのあれはないんですが、きょうは議題の(2)について本格的にやるつもりでおりますが、その前に、せっかくですから、議題(1)で若干触れておきたいことがありまして、蛇足とは言いませんが、議題(2)が本題だとすれば、これはそのまくらというかな、そんな感じで私の見解を述べさせていただきますので、吉田副区長、議題(2)を含めて、関係なければ担当課長さんでよろしいんですが、何もこだわらなくていいですから、まずお断りをしておきます。

 まず、ここで東西南北とよく言いますよね。よく言うじゃなく、東西南北というんだけれども、東西南北というのは、私は東西南北と言っているんだけれども、例えば西を取り上げてみましょう、東西南北の西。これはだれに聞いてみようかな。国語の時間じゃないんだけれども、有賀管理課長さん。突然で悪い。東西南北の西。西でしょう。有賀さんなら何と言いますか。何と発音する。当たり前に言ってくれればいい。

○有賀土木部管理課長
 にし。

○鈴木(久)委員
 ごめんなさい、なぞかけみたいなことを言って悪いんだけれども、そうですよね、「にし」ですよね。大体東京では「にし」と言うと思うんだけれども、実はこの間、いわゆる猫バス、評判のいい江戸バス、あれに乗ってきたんですよ。勝どき駅前で1回とまるでしょう。その次が勝どき橋をおりて、よく中嶋委員も言っていたけれども、あれが何で勝どき橋西なんだと言っているけれども、それはそれとして、きょうはそのことはいいんだけれども、勝どき駅を通過して発車すると、すぐ女性のアナウンスで、とてもすばらしい声で、若い女性だと思うんだけれども、車内放送をしますよね。次は勝どき橋西ですと言いますよね。なぜか私の耳のせいか、勝どき橋西ニチレイ本社前と言うんですよね。タニシの親戚でもないし、例えば西ニチレイ本社という会社があるのかなと思うんだけれども、あそこはニチレイ本社だし、考えちゃってね。

 思い出したら、昔、私、かみさんの親戚のおばあちゃんが伊豆の大島だったので、若いころ、海水浴へ行ったとき、「にしは何ていう名前だい」なんて、そのおばあちゃんに言われて、「鈴木久雄です」と、「ああ、そうですか。よろしく」とやったんだけれども、伊豆のあっちのほうへ行くと、「にし」はというのは「ぬし」ということなんだね。主とか、お主とか、お前とか、なんじとかね。それはそれでいいんだけれども、それとも違う。「にし」。

 ちょっとだれか、小耳に挟んだんだけれども、ああいったアナウンスはやはり、私は若い女性がやっているんだなと思って、きれいな声だなと思っていたんだけれども、あれは機械合成でできるのかな。そんなことも聞いたんだけれども、例えば機械合成だとすれば、発音が若干機械的にああいうふうになることはやむを得ないんだろうけれども、これも直せることは直せるんだと思うんだけれども、あれは機械合成か。

○有賀土木部管理課長
 コミュニティバスのアナウンスにつきましてでございますけれども、こちらにつきましては毎回協賛企業さん等が集まった時点で録音し直すというふうなことを私どものほうで受けておりますので、基本的には機械ではなくて、どなたかが録音しているというふうに考えております。

 ただ、その一方、これはコミュニティバスに限ったことではないですけれども、パーツパーツを録音して組み合わせたりということがもしかしたらあるかと思いますので、そうすると、いろいろなところでいろいろな放送をしていると、一々そのたびに録音するんじゃなくて、部分ごとに組み合わせたりしているような場合ももしかしたらあるのではないかということで、そういったところで前後でつながりが悪かったりとか、そういうこともあろうかというふうに思っておりますが、原則的には人の声で録音しているということで御理解いただきたいと思います。

○鈴木(久)委員
 よくわかりました。

 私は、若いころ、鍛冶屋をやって鉄板を引っぱたいていたものですから、耳がちょっとおかしいもんだから、私の聞き違いと思ったので、けさ、中嶋委員さんに乗ってきてもらったら、やはり「にし」と言っていると言うので、自信を持って言ったんだけれども、そんなわけで、有賀管理課長さん、一回乗ってみてください。

 終わります。

○田辺委員
 2月12日に当委員会がありました。その後、第一回定例会が行われて、予算特別委員会が設置をされて、私もそのメンバーの一人でしたから、いろいろな質問をしてまいりました。そこで、その続きのような話になりますけれども、2月12日に私、茅場町のビル建設問題で資料の提出をお願いいたしました。その資料が、3月31日付であったと思いますけれども、届いてまいりました。その届いた内容を読ませていただきましたが、これは前任の都市整備部長さんの時代でございまして、4月1日からは吉田副区長さんが兼務されているということでございますので、多分この内容については御存じかなというふうに思います。

 この内容を見ますと、イーストインタービルの建築確認の問題でありますけれども、この文書をちょっと読ませていただきますと、本件は、地上4階の計画で確認を受け、工事を行いながら協定等をとり、地区計画及び協定等の活用により適法とするための努力を建築確認の申請者が行っていたと、こういうふうになっています。さらに、当時は、ここが大変重要だと思っているんですけれども、当時は確認申請(法6条)と実際の建築物が整合していない場合には手続違反となるが、当該建物が建築基準法関係規定に適合していれば、実態違反のない建物として検査済証(法6条)を交付することができるとの考えがあったということですね。との考えがあったと。

 ここで、私、お聞きをしたいのは、この考え方があったというのは、この文書では、今はないような表現でありますけれども、実際にはこの考え方がいつからいつまであって、建物に適用されていたのか、その点をお聞きしたいと思います。それが1点です。

 もう1点は、そうしますと、今は実態違反のない建物として検査済み証の交付を行うことはないということなのかどうか。

 その2点について、まずお聞きをしておきたいなと思います。よろしくどうぞ。

○田村都市計画課長
 今の御質問の部分でございます。

 建築確認申請と、それから建物との関係でございますけれども、建築基準法の考え方の中に、確認申請については当該計画場所の計画敷地内における建物が基準法に定める各規定において適合であるかどうかを審査し、確認をするというものでございまして、仮に確認取得した建物計画と異なる建物が当該計画場所で建設されたとしても、その建設された建物が基準法に照らし適合な状態であれば、確認申請書の手続違反というものは残りますけれども、建物そのものに対して実態的な違反行為はない、違反性はないということで判断をするというのが基準法の考え方にございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 いや、これは私が資料要求して、あなたたちが作成した文書でしょう。その中に、との考え方があったと、こう言っているんです。あったと。だから、これはかつてのことで、今あなたが言われたのは、今もそういうことですよというふうに言われているようですけれども、しかし、この表現というのは、かつてそういう考えがありましたよということですよね。しかし、今はそうじゃないということで、私は総括質問でのやりとりの中でも、隣地に新しい空き地が出れば、そこのほうと協議をしてというお話をされていたじゃないですか。そうしますと、今はそういうことはないんであって、かつてそういうことがやられていたと、こういうことになるじゃないですか、この文書からすると。それはいつまでのことでしたかということです。

○田村都市計画課長
 申しわけございません。今の現状の基準について私が勉強不足なところがございまして、今、基準法等も改正されてございまして、審査機関においても行政による審査から民間審査機関というような形、それから一連の建築基準にかかわる問題等々が幾つかあった中で手続上の関係も変わってございますので、今現在、この規定がどのような形になっているか、詳細についてはお答えできないところでございます。

 ただ、ここに書いてございますように、当時の部分でいえば、こういった規定であったということ、それから特別委員会において、この建物についての是正処理の方法として、近隣等の方々との一体的な計画あるいは土地の取得等の関係についてお答えした部分があったというふうに記憶をしてございますが、これらについては、現状の建物を適法な形にしていくための違法処理の方法論として、1つ考えられるものとしてお答えをさせていただいたものであろうというふうに認識しているものでございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 いただいた文書は、あなたの手元にはあるんですか。見ておられるんですね。

 それで、実は私、1月27日にうちの議員団が当時の室木都市整備部長と平野建築課長さんから事情聴取したことがございました。そのときに、今の当該の建物については建築基準法違法状況にあるというふうに認めた上で、5階以上の建築申請が出ていない、手続違反の状況が残っていると、こういうふうに言われて、さらに、手続違反は残るが、実質的には、かぎ括弧の合法とされると。というのは、これまでそういうふうに法解釈してきたんだと、こういうことです。それで、さらに、違法状況を認識してもらう、つまり建主のほうに違法状況を認識してもらって、完了検査の申請があれば、区は対応せざるを得ないと、当時そういうふうに私たちの疑問、質問に答えておられましたけれども、これは今も同じですか。いや、それはちょっと違うんじゃないかと、そういう認識でしょうか。どうでしょう。

○田村都市計画課長
 こちらについて、現状の当該建物に関しての部分でございますが、今現在建っている建物そのものが手続をされていないというところについては、実態的な違反部分は存在している。手続上の違反はある。今、現実に建っている建物が適法なものなのかどうなのかという部分については、検査をして、その上での判断ということになる部分と、それから、もう既に地域地区等々からいって違反が明らかになっているというものについて、当然ながら対応方法というのは変わってくるのであろうというふうに思います。1月27日の段階におけるやりとり、私は内容等について認識してございませんので、どういうやりとりの中で、今、委員からの御質問のようなお答えをさせていただいたことについては、申しわけございませんけれども、私のほうから、その内容等についてのお答えはできないということで御理解いただければと思います。

○田辺委員
 もう建物自体は御存じだと思いますけれども、用途別容積型地区計画制度が適用される場合には、一団地の認定、さらに周辺の合意、協定、そういうことが必要だったわけですよね。ところが、そういうことが現にやられなかった、到達しなかったと、こういう状況でありますから、そうしますと、手続ばかりじゃなくて、今ある建物そのものが違法状況に置かれている。手続もそうですけれども、建物そのものも違法状況に置かれている。そういうふうに言えますか。どうでしょう。

○田村都市計画課長
 実態的な建物が違法状況に置かれているかどうかということでございます。

 こちらについても、この間の特別委員会での建築課長並びに都市整備部長のほうからのお答えを聞いている中においては、そういった部分があるということで、それに向けての是正の取り組みとして、土地の取得であるとか隣接地との共同化というようなことを建築主の方に対して指導しているという、そういったものだというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 次の議題との関連がありますので、この問題はまた引き続き次にやるとして、きょうはこれで終わります。

○小坂委員
 では、まず1点目ですけれども、歩行者専用橋に関して御質問させていただきます。

 まず、1点目なんですけれども、今、検討会が開催されているわけなんですけれども、歩行環境を整えるための検討会が今後どのように開催されていくのか、その方向性を教えてください。

 2つ目は、住民側がトリトンのところの晴海通りに横断歩道をつくってはどうかというふうな提案をされております。それの分析が甘いのではないかと思われますけれども、そのあたり、いかがでしょうか。

 3番目は、これは本当に将来的な話なんですけれども、もし歩行者専用橋が万が一できたとします。できたとして、それで歩行者が本当に減ったかどうかの検証を、また検討委員会が考えて、それで結局、その答申として歩行者専用橋をつくってはどうかというふうな話の流れになっていくかもしれない。しなくてよいというふうになるのかもしれませんけれども、いずれにしろ、検討会が出した答申のことを行った後も、その結果をもう一度この検討会に返すという、そのことやっていただきたいと考えますけれども、いかがでしょうか。

 4点目は、歩行環境の改善ということで関連してくるので、ここにふれますけれども、高速晴海線が今後延長してくるわけですけれども、この延長部分がトリトンの近くでどのように連結する計画になっているのか、このあたり、御存じでしたら教えてください。

 5点目は、検討会の中で、歩行者専用橋を朝潮運河にかけた場合に景観が損なわれるのではないかというふうな考え方が出されています。おっしゃっていることは、確かにそうだと思います。私自身も、あのところにそのような橋をかけてしまうと、結構景観が損なわれてしまうと思われます。ただ、これはもしかして要らない心配かもしれないし、そうなった場合に、今、コンピューターグラフィックスの技術というのがあるわけですので、かける橋のイメージをコンピューターグラフィックスできちんと一回出してみて、それで検討委員会に出してみて、景観が本当に損なわれるのか、もしくは損なわれないのか、このあたりをもうちょっと根拠のあるデータを出しながら話してみたらいかがでしょうか。それによって、1つ、景観問題については解消する。住民間の対立はそれで解消されるかもしれないので、何かみんな不安に思って言っているわけですよ。もしかして景観は壊されないかもしれない。でも、コンピューターグラフィックスにおいて壊されることがないかもしれないというふうな納得ができるかもしれませんので、そのあたり、今の技術を駆使して、資料を検討会に提出してみてはいかがでしょうか。

 以上、とりあえずのところ、5点お願いします。

○近江道路課長
 それでは、ただいまいただきました5点の質問につきまして、順次お答えしてまいります。高速晴海線につきましては、後ほど管理課長より御答弁させていただきます。

 1点目、会の今後の方向性ということでございます。

 おおむね半年ほど前から始めております検討会でございますが、大方の意見は大分出てきたというように感じております。先々月の検討会より、座長が結びの言葉のあたりで、あと1~2回をもって検討会を終わりにしたいということが3月の検討会で示されているところでございます。区長への最終的な報告の形といたしまして、区長は、検討会としての意見というものに加えまして、これまで半年間行ってきた検討内容、また各構成員の意見というものをつけることで、会としての方向性というものを区長のほうにお示ししたいということでございますので、区のほうは事務局を引き受けてございますので、それをサポートする形で進めていこうということを考えてございます。

 それから、トリトン前の横断歩道設置について、詰めが甘いのではないかということでございますが、トリトン前につきましては、現在、横断歩道橋が設置されてございまして、それがまた通学路にも指定をされているということでございます。前回の検討会におきまして、横断歩道橋の位置をずらす、または別の場所に横断歩道をかくということで歩行者交通量の緩和が図れるのではないかというプレゼンテーションによる御提案をいただいたところでございます。そちらの場所につきましては、コンサルタント会社が専門的な見地から検証しましたところ、横断歩道を設置した場合に車両をさばくための信号機のサイクルタイムを確保できないということが明らかになりまして、今のところ、いただいた御提案については実現性がかなり厳しいものであるというふうに感じているところでございます。

 それから、橋ができたとして、交通量が減ったのかどうか検証を行って、会のほうに返したらどうだということでございますが、検討会の存続につきましては、区長のほうに検討会として座長から報告また答申が出された後につきましてのあり方は、今後、検討会として決めていくものであるというふうに考えております。

 最後でございますが、景観についての言及が検討会においてなされたということでございます。

 橋をかけることで水辺の景観が損なわれるのではないかということで、コンピューターグラフィックスを使うことで心配している方の気苦労というようなものが解消できるかもしれないということで、お話をいただいたところでございます。本検討会におきましては、架橋の必要性というものに一歩立ち返ったところから皆さんで確認をしていこうという趣旨のもとに会を開催してございますので、架橋した場合の景観への影響というものにつきましては、本検討会での検討項目というふうには直接は考えてございません。まずは、橋が必要なものであるのかどうかといったところを確認させていくものというところに主眼を置きまして進めていきたいと考えているところでございます。橋の必要性というものが検討会のまとめとして行われました暁には、そういったものの作業が必要となってくるものであろうというふうには考えております。

 以上でございます。

○有賀土木部管理課長
 高速晴海線についてでございますけれども、高速晴海線につきましては、御存じのとおり、現在は江東区の有明から中央区晴海二丁目ということで工事に着手している状況でございます。その先でございますけれども、今後につきまして明確に今の時点でお話しできることはございませんけれども、基本的には、御存じのとおり勝どきの交差点がございますけれども、大江戸線の下をくぐるというような計画だというふうに聞いておりますので、晴海地区から地下に潜って、そのまま築地方面に抜けるというふうに考えております。

 以上です。

○宮本土木部長
 若干訂正させていただきます。

 高速晴海線については、御存じのとおり、豊洲までが昨年開業しております。事業認可については、晴海二丁目までおりているところでございますけれども、豊洲以降、晴海までは工事は着手されていないという状況でございます。

○小坂委員
 今後の歩行者専用橋の会の方向性で、あと1~2回というのが2月にあったということは、そこから1回がこの前開催されておりますので、3月でしたか、開催されて、あと1回か、もしくは2回というふうに理解していいんでしょうか。それにしては、まだ住民の皆様の合意形成が足りないのではないかと私は考えますけれども、もう少し合意形成をきちんととってから終了してはいかがなものでしょうか。

 なぜ足りていないかというと、例えば2つ目の質問で出しました歩道橋の下に横断歩道をつくるという案への分析が甘いのではないかと私は言いましたが、そのあたりが、コンサルはそのように言ったということですけれども、そのコンサルの言ったことに対しての、どちらの分析が、住民側の考え方が正しいのか、座長はそれに対してどのように分析しているのか、このあたり、さらなる分析をする必要があるのではないかと思います。コンサルの一考え方、そのプロセスの中で誤りがあって、サイクルが確保できないというふうな結論を出してきているのかもしれません。ここが一コンサルの考え方で済ませてしまっている。このコンサルの分析に対して住民側が納得していないわけですので、せっかく住民がプレゼンまでしたわけであり、20分間ぐらいですか、それを一コンサルのそのようなもので却下して本当にいいのか、ここをもう少し分析してみてはいかがでしょうか。そんなことをすると、あと1回で閉めるということは、住民の合意形成からはほど遠いと思われますので、もう少しだけ会を延ばす必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。そのあたり、もし委員の皆様がある程度納得しているという根拠があれば、それはそれでいいんですけれども、私は、せっかく時間をつぶして参加している委員の皆様からすると、今閉めてしまうのにはまだ早いというふうなことを感じております。このあたりも、閉めてしまって本当にいいのかどうか、もう一度御答弁をお願いします。

 できた後の検証に関しては、会の中で決めるということですので、このような意見が環境建設委員会であったんですが、どうですかと座長に届けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 コンピューターグラフィックスを使っての景観への影響を評価すること、これは実際に景観への影響というのが住民側から不安が出ているわけですので、この不安を解消するために、まずこの検討会でなすべきだと思われます。そのためのコンサルを置いているわけであり、そのコンサルはこれぐらいの技術は持っていると思うんです。なので、もう一度コンピューターグラフィックスをきちんと検討会で出すということをやっていただけないか、もう一度お願いなんですけれども、いかがでしょうか。

 高速晴海線の先の話は、あるのかないのかわからなかったんですけれども、こんなふうにするというふうな青写真なりがもし区に届いているなら、そのあたり、資料要求できないのかどうか。

○近江道路課長
 まず、横断歩道の分析ということでございます。

 現在、あそこの信号機の処理につきましては、150秒の時間を要して一連の流れを処理しているわけでございますが、横断歩道を新たに設置したときには180秒、約3分間、一連の流れを処理するのに1サイクル3分間を要するということでございます。晴海通りの今後の交通量が増加するという報告書もございますので、そこで車の流れを遮断するということは、渋滞を招くということから難しいということ、また、御提案いただきました横断歩道の設置場所につきましては、車両間の事故が年に数回起こっているということでございまして、交通管理者からも、事故が起こっているところにあえて歩行者を渡らせることは望ましくないという御意見もちょうだいしているところでございますので、検討会としては、その辺に重きを置いて考えているところでございます。

 2点目のコンピューターグラフィックスの絵を検討会に出してはどうかという御提案をいただいたところでございます。

 コンピューターグラフィックスの絵をかくというのは、今契約をしているコンサルタント会社では能力は確かにございますが、コンピューターグラフィックスによる絵を出すということは、架橋前提ありきというふうにもとられかねないという懸念がございますので、まずは検討会の目的としている架橋の必要性というところを構成員の皆様で十分に確認し合っていただいて、その後の作業であるというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○宮本土木部長
 高速晴海線でございますが、高速晴海線は、先ほど管理課長がお答えしましたように、晴海から先については、都心環状線まで計画がされておりますけれども、地下を通っていくというふうな構造になっておりますが、先ほども申しましたように、晴海二丁目の先の事業認可がまだおりていないというふうな状況もありますし、都心環状線との接続についてもまだ不透明なところがありますので、地下を通るというふうな計画づけにはなっていますけれども、どういう形で通るかというところはまだ示されていないところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれありがとうございます。

 高速晴海線のほうは、もしそれ以降、何らかの都からの資料があれば、また早目に出していただければと思います。

 歩行者専用橋に関して、そうしたら、あと1回か2回で閉めてしまうということは変わらないということでよろしいんでしょうか。

○近江道路課長
 検討会をあと1回、2回で閉めるかということにつきましては、座長のお考えになるところ、また構成員の方たちがどのようにお考えになっているかということで、来週も第6回目の検討会が予定されておりますけれども、その中でだんだん絞られてくるものであるというふうに考えてございます。今現在、私どもは事務局として中立な立場で皆様の検討の推移を見守っているということでございますので、事務局のほうから、あと1回、2回で閉めるというようなことの御提案はしないというようなつもりでございます。

 また、前回、3月に行われました検討会では、座長から、2月に出されました指示に基づきまして、区長への報告の原案の原案というものを皆様のほうにお示ししたところでございます。それにつきまして、皆様から200字程度の御意見をちょうだいして、報告書にすべて添付するというようなことをしてございます。その一連のお話の中でも特に異論は出ていないというようなところを見ておりますので、進捗状況を見ますと、やはり座長の御発言どおり、あと1~2回でまとめていくものなのかというようなところは感じているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 来週開かれるということで新たな情報が出たんですけれども、そのような情報を、きょう私もホームページでそのところを確認していますけれども、きょうのホームページでは載っていないんですよ。ですから、開催ということがわかっていると思うので、早目早目でホームページに載せていって、次回、歩行者専用橋の会が開催されるということを出していっていただければと思います。

 また、存続に関しては、また十分に委員の皆様方との議論の上、決めていっていただければと思います。

 では、次の話題に移ります。

 築地市場の現在地再整備に関して御質問させていただきます。

 まず1点目は、新しい築地をつくる会が先日開催されました。では、築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会というのは、いつ開催される予定なのか教えてください。

 2点目は、築地場外市場で駐車場を整備するというふうなことを出されておりますけれども、その青写真がもしあれば、この委員会に提出していただきたいと思います。

 3点目は、鮮魚マーケット構想というのが言われているわけで、それも我々に配られた平成19年の報告書に載せられております。これも実際に検討して、両にらみで検討していかなくてはならないということで、これに関しても実際にもっと突っ込んで分析しなくてはならない。鮮魚マーケット構想では、200ユニットの店舗を確保するというふうになっておりますけれども、鮮魚マーケットの建設費用はどれくらいになるものなのか教えていただければと思います。

 4点目は、これは予算特別委員会でも出てきましたけれども、現在地再整備に向けた調査費を800万円ぐらい持っているということをお伺いさせていただきました。そうしたら、この調査費をどのように使う計画なのか、そのあたりを教えていただければと思います。

 最後ですけれども、実証実験の現場を見学できるというふうになっているわけですけれども、その見学におきまして都議会の経済・港湾委員会で参考人招致された科学者の皆様が、そこに実際の実証実験の見学に参加できないという事態が、今、起こっております。これはおかしいんじゃないかなと思われます。我々は、反対する、疑義を唱える科学者もぜひとも現地調査に参加していただきたいと思います。それによって、より安全性が確保できていくわけですので、そのあたりを中央区からも要望として届けていただきたいんですけれども、ぜひとも経済・港湾委員会で呼んだ科学者の皆様も見学会に参加できるように要望を届けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 以上です。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 御質問を何点かいただきまして、私のほうからは3点ほどお答えいたします。

 まず、築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会の開催はいつかというお尋ねでございますけれども、昨年の7月に開催しておるところでありまして、今年度においても、まだ具体的な日にちは決まっておりませんけれども、開催したいというふうに考えております。

 それから、場外の整備についての青写真ということでございますけれども、今年度まだ、設計の業者が決まった段階ですので、まだ具体的にそういうものは、現状ないということでございます。

 それから、3点目の鮮魚マーケットについてでございますけれども、建設費用ということでございますが、平成16年12月にビジョンというものをつくっておりますけれども、そのときに基本的なものを、具体的にはまだ出していないということでございます。

 以上でございます。

○吉田副区長
 幾つかお尋ねがございましたけれども、まず調査費の関係でございますが、これは今年度現在地再整備をめぐってさまざまな動きが出てまいりますので、そういった動きに合わせて、随時調査費等の活用で検討しなければならないところについて、区として独自に調査をいたそうというものでございまして、状況に的確に対応しようと考えておりますので、現在これとこれをということで決め込んで調査費を留保しているわけではございませんので、その点を御理解いただきたいと思います。

 それから、実証実験についてでございますが、これにつきましては、公開実験と東京都は言っておるわけでございますので、これははっきり皆さんにもというか、あらゆる人に開かれているはずでございますので、それがどういう経過でそういうお話になっているかわかりませんけれども、私ども中央区の関係者としても、公開実験というものについてはやはり確認をしなければならないだろうと思っておりますし、そういった点で、その公開実験の公開という趣旨をきちっと東京都が守っていただけるように、それは要請をさせていただきたいというふうに思っております。

○小坂委員
 それぞれありがとうございます。

 鮮魚マーケット構想は、平成19年が最終的な一番新しい報告書なのかもしれませんけれども、大体の建設費用はあるんじゃないんですか。これがなければ、どうなんですかね。なくて建てられるのかなと。費用と別に考えるという、そういう思考があるはずがないと思うんですけれども、幾らぐらいかかるものか、もし御存じであれば教えてください。

 2つ目は、調査費です。

 調査費をとっていると。それを今後どのように有効に使うかということですが、ぜひとも今、東京都のほうから現在地再整備の案を募集するようなことになってきているわけです。であれば、以前、平成12年12月に我々が現在地のほうを検討するように都に仕向けるようにやった築地市場現在地再整備促進基礎調査のような調査をやはりやるべきかと思いますが、今ようやくその時期が来たんだと思いますので、その調査費をぜひともこのような調査をすることに使っていただけないかと再度質問させてください。

 実証実験のことに関しては、ぜひとも我々区議会も、また、行政の皆様も、そして疑問を持つ科学者の皆様も実際にその場を見ることができるように、限られた抽せんで当たった人だけしか公開しませんよとか、そんな閉鎖的なやり方ではなくて、オープンな形で公開できるように都に要望していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 以上です。

○吉田副区長
 ちょっと誤解があるようでございますが、まず調査費についてでございますけれども、委員から東京都もアイデアの募集をしているというふうなお話もございましたが、アイデア募集をしているのは民主党がアイデア募集をしているのでございまして、実際のところ、今現在は東京都のほうが、16日発令で、現在地再整備について知事本局と、それから議会局にサポートの組織をつくって、議会の現在地再整備の調査を支援するという形で、東京都の内部できちっと検討をし、東京都ももちろん大家であり、地主であるわけでございますから、そこの事業者の方ともお話し合いをしながら具体的な検証をしていくわけでございますので、私どもがその部分について地元区として、地元区ではあっても、そういう部分については内部のきちんとした検証というものについて、私どもとしては待ちたいというふうに思っているところでございます。

 それから、実証実験については、先ほど申し上げておりますように、公開だということで言っておりますので、この部分については私どもも区議会の皆様も含めて、やはりいろいろ公開の場に立ち会うというようなこともあってもいいのかというふうに私ども考えておりますので、そういったところは議会とも御相談をさせていただきながら、公開の実を東京都に示してもらうように働きかけていきたいというふうに思っております。

 それから、経費でございますが、これは鮮魚マーケットというふうなものを検討しておりますときに、実際にせいぜい2層の鉄骨の建築でございますので、現時点でいろいろさまざまな検討をしていく上で、実態的に建築経費が大きな問題の要素になるというふうに私ども特段考えてございません。率直に申し上げれば、今の時点での概算ということであれば、そこで検討をされている延べ床面積に対して平米当たり、例えば25万円のっけておきなさいというような程度の話でございまして、現実の問題として、それを精査しているわけではございません。前提として、我々は上部の建築物の建築経費よりも、先ほどいろいろお話がございましたように地下の高速晴海線の取りつきでございますとか、さまざまな要素の中で、地下の部分をどうつくっていくかというようなところがまだ未定の部分がさまざまございますので、そういったところが処理できないと、きちっとした計算ができませんので、その部分は計算をしておらないということでございますので、御理解をいただきたいと思います。

○小坂委員
 ありがとうございます。

 私も、民主党が募集しているというのは存じ上げておりますけれども、民主党のを待つのではなくて、中央区としてはこうあるべきだというのは言うべきだと思うんです。民主党の案に中央区が応募するというのは、それはおかしな話ですけれども、そうではなくて、そのような募集を、募集といいますか、そういう案があるということを都知事に、この時期だからこそ示すということが、募集していないでこのような報告書をつくっているわけですし、やはり断固反対する中央区としては、その立場にある中央区としては、再整備案を調査する、再整備案の参考となる調査、そういった意味ですけれども、それをするべきだと強く思っておりますので、ぜひとも御検討のほどお願い申し上げます。

 あわせて言えば、跡地ですね。もし移転した場合の跡地の再開発に関しても、アイデアを我々は持っておかなくてはならないので、そのアイデアもあわせて持っておく必要があろうかと思いますので、ぜひとも築地の場所を再整備するのであれば、このような案があるじゃないか、できるじゃないかと。万が一移転していけば、場外市場の部分だけではなくて、移転したその跡の使い道、そのあたりをいかに考えていくか、その考え方を我々中央区が主導権をとり得るような準備をぜひともこの調査費を使って行っていただきたいと思っております。

 また、実証実験に関しましては、実際に一般公開がこの土曜日に行われます。ですので、その機会に国から議員なり科学者ももっともっと参加できるように、もう少し要望を言っていただければと思いますが、よろしくお願いします。

 では、ここの質問においては、私はここで終わります。

○鷲頭委員長
 議題(1)の環境保全及び建設行政の調査について、ほかに御意見はございますか。では、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鷲頭委員長
 議題(2)、住民との合意を無視する横暴なマンション建設工事に関する請願の審査について、御意見ありますか。おありでしたら休憩を入れます。

 では、ここで暫時休憩を入れますので、午後3時20分にお集まりをいただきたいと思います。

(午後3時11分 休憩)

—————————— ◇ ——————————

(午後3時20分 再開)

○鷲頭委員長
 それでは、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。

 議題(2)、住民との合意を無視する横暴なマンション建設工事に関する請願の審査について、御意見のある方はどうぞ。

○鈴木(久)委員
 この請願について、住民との合意を無視する横暴なマンション建設工事に関する請願、請願第6号、平成21年11月30日に受理ですよね。この件ですが、請願者が中央区築地7−18−28−239、築地永谷コーポラス管理組合理事長、加藤道夫さんが代表として請願が出されております。そして、この委員会に付託をされているということでございますが、さらに紹介議員は田辺七郎議員、鞠子勝彦議員、小栗智恵子議員、志村孝美議員と、こういうことになっております。

 請願の趣旨ですが、松井建設株式会社東京支店が築地七丁目19番1号で行うマンション建設工事は、近隣住民との話し合いを踏みにじって強行しているため、施主と近隣住民の双方合意のもとで工事を進めていただきますよう御指導をお願いしますということで、提出をされております。

 このことについて、幾つか私は確認を含めて質問をさせていただきます。

 初めに、1点目ですが、区はこの対象建物については、こういう請願も出ていることでありますから、相隣問題として当然取り組んでおられると思います。現状はどのような状況になっているかお聞かせをいただきたいと思います。

 まず、1点目、お願いします。

○田村都市計画課長
 築地における建築計画に対してのお尋ねでございます。

 現状はということでございます。

 こちらの計画につきましては、事業者側と、それから陳情者のマンション住人の方々、請願をお出しになられた方々でございますけれども、昨年末に一度話し合いを持つということで計画をしてございましたけれども、双方の都合によりまして、一たん話し合いが流れてございます。

 年が明けまして、ことしでございますけれども、区が立ち会いのもとで日程調整等をさせていただきまして、双方に区役所のほうにおいでいただいてお話し合いを実施してございます。その中で、このお話の中身ですけれども、私ども、区とすれば計画の中身を住民の方に説明をし、理解を求めるようにということで業者を指導してございますが、住民の方々からの申し出といたしましては、そういった計画の説明を受ける前に、前提といたしまして、これまでも事業者側、建築主の方あるいは施工者の方々の対応等あるいは言葉遣い等について乱暴な部分があったということで、それらについて書面による謝罪を求めるというような状況になってございまして、事業者のほうから内容等について書面をもって謝罪をするということで、2月の段階だったんでございますけれども、住民の方々にお答えをさせていただいた。

 その後、その書面の内容等についてまだまだ不十分であるということから、マンションの住民の方々から、それら内容についてまだ不十分であるし、誠意も感じられないというようなことで、改めて書面によってそれらを、例えば謝罪に当たる部分がどこなのかを具体的に例示しながら謝罪をするようにというような求め等がございまして、先週末にそれらについて事業者側のほうから、また住民の方のほうに書面をもってお答えをさせていただいているという状況でございます。今、こういうようなやりとりを住民の方々と事業者側、区の指導を含めて取り組みをしてございまして、また、今、事業者からの住民の方のお求めに対する再度の回答等が先週末に行われたという状況の報告を受けてございますので、これをもって、また一度区のほうにお集まりいただいて、お話し合いについては継続をしていただくようにも指導をするという、そういった予定にいるところでございます。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 なるほど。詳しく説明していただいてありがとうございます。現状がそういうことだということがわかりました。

 先週末、住民側にしてみれば施工業者の対応が悪い、けしからんということで、謝罪をしろというようなことを言って、それについて謝罪文が出た。それについて、住民側からは、またさらに出た。今、そこまでですよね。それからまた、あれかな。それらのやりとりについては、田村さんも内容について把握はされている。

○田村都市計画課長
 はい。

○鈴木(久)委員
 わかりました。

 その中で、いろいろとそういった文書のやりとりの中で、管理組合側の考えというものを田村さんとしても大体把握されているだろうと思いますが、それはまた後ほどお伺いをすることといたしまして、その前に1つ、請願趣旨にありますように、先ほど読み上げました請願趣旨が、近隣住民との話し合いを踏みにじって建設工事を強行しているというような表現がされておりますが、この間、私、あそこの場所を自転車で通った折にちょっと見てみましたが、実際にそのような様子が全く見られない。囲いがあって、草が生えているような、建築の看板は立っていましたけれどもね。そのように見えたわけなんですが、その辺が私の感覚とこの文書が違うのかなというふうにとらえたんですが、どうなんでしょうか。実際に、請願の趣旨にあるように、工事が強行されているといことなのかどうか教えていただきたい。

○田村都市計画課長
 本件の対象計画につきましては、平成15年からの継続的な課題となってございます。平成16年に一度確認申請を取得してございますけれども、その確認取得後も建築工事そのものについては着手してございません。また、その確認も、平成20年4月に地区計画等の改正が行われましたものですから、新たに確認をとる必要がございまして、その確認の再取得についてもまだ手続等はなされてございません。したがいまして、現場において建築工事については行われていないというふうに認識してございますが、ただ、昨年、一度ボーリング調査をしてございます。これは、地盤の状況、建物あるいは周囲の状況を安全に確保し、工事を進めるために必要な行為でございますけれども、これをした経緯がございますが、これについては建築工事という位置づけではないものと認識してございまして、その意味で建築工事については、現場においては行われていないというふうに考えているものでございます。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 なるほど、わかりました。

 その辺のとらえ方の違い、ボーリング工事は前段のそういった調査をするための行為であって、だから、実際本体工事というものはされていないと。基礎を打つとか、そういうことはされていないということでよろしいわけですね。わかりました。

 今、新たな建築確認申請も区の指導でとめている、申請されていないという状況です。実際に請願が出され、文書でやりとりしている状況も混乱している中で、話し合いが一定のいい方向が、進展の方向が見られるまでは、区の指導で業者が建築確認の再度の手続をしていないという、区の指導のもとでやっているということについては、私はこれは住民の皆さんにとってはとてもありがたいことであり、そして区の対応については、私は高く評価すべきものだと、そういうふうに思っております。

 思い出しますが、吉田副区長さんの顔を見て思い出したけれども、20年ぐらい前、私がちょうど区議会議員になって2期目のしっぱなのころ、ワンワンニャンニャンマンションで売り出していた司建物か、あれが後にツカサという名前に変わりましたけれども、黎明橋の手前、左側、今は通常のマンションが建っていますが、あそこが空き地になったときに、それを買って建てるところが、当時、売れっ子の40何歳のばりばりの社長で、名前は忘れましたけれども、その人が建てるということで、ワンルームマンションというのは当時、盛んに会社の売りだったんですが、あの土地に、どれくらいあったか知らないけれども、15階建てで偏平の建物になる。833室で15階建てで駐車場が29台だと思ったな。そういう計画だった。

 私は、正直言って、まだまだほやほやの議員だったものですから、あの近隣一帯から、鈴木、手をかせと言われたんだけれども、相当やりましたよ、区民館で何回も。あの社長も出てきましたけれどもね。そのときに、吉田さんに手をかりて、どう対応していいものか、そういうところに入ったのは初めてですから、相隣問題ね。それで、困って、吉田さん、地域整備課長ぐらいだったかな、もっとあれだったかわからない。そんなことで、吉田さんもその説明会に一緒にもぐり込んでくれて、業者は吉田課長だと思わないものだから、坊主頭が2人いるなと思う程度だったんだけれども、お互いに示し合わせて、業者に対して、「こらっ、今言ったことは何だ」とかやったんだけれども、そんなことを含めて、結果的には、今のこれと同じように、これは工事していないですけれども、当時、工事としても、掘削重機とか何とかをわっと立てて、鉄板を敷いて、始めていた、大手ゼネコンですよね。その大手ゼネコンが悪いんじゃない。計画が悪いんだよね。それで、それが始まったところをとめちゃったんですね。しばらくとめちゃった。これ、とめておけば、逆に区が訴えられる。我々は訴えられる状況だったけれども、それは箝口している。それを指導してくれたのが吉田さんだった。

 おかげさまで、すったもんだして、向こうがとうとう根を上げて、もちろん当時、請願も出ていましたけれども、結果的に、これはかなわないと思って、そのワンワンニャンニャンの社長はこれを取り下げたんです。工事をやめましたよ。相当の損失だったと思う。これは、明らかにあの計画がめちゃくちゃだった。さっき言ったように、833室29台の駐車場、畳2畳分の部屋ですよ。それが833室って、賃貸か何かでやってみなさいよ。表現は悪いけれども、ちょっと違う世界の人がどんどん入ってきて、電話一本で商売ができるような、いわゆる小割りのオフィス何とかですよね。そういうことなんです。

 これは余談ですが、その後、数か月後、私ちょっと大手町の登記所へ行ったんですよ。大手町のあそこへ行って、向こうから3人組でかばんを抱えてきている若い人とすれ違ったら何となくこっちを見ているから、「こんにちは」と言ったら、にらんでいるんですよ。当時、つぶされたほうの会社の若い人だった。こういう恨みも買っている。吉田さんに手ほどきしてもらって。それは余談でしたが、そのときの建物の計画は全くむちゃくちゃだったから、結局、彼らもあきらめて、建築業者もあきらめて、それを引っ込めたんだろうと。

 それはそれとして、そこでお聞きをしますが、これまでの文書の、気に入った、気に入らない、許せない、おわびしろ、しないです、そんな文書の内容も含めて、住民の方々の要望も含めて、そういったものがどんな内容なのか、お聞かせ願いたいと思います。

○田村都市計画課長
 住民の方々の要望の中身でございますけれども、基本的には、まず説明会等におけます不適切な言葉遣い、これを改めてほしいというような内容でございましたりとか、あとは説明会の際の録音についても、断りなく録音をしたというようなことであるとか、あるいは説明会の資料等を送付するに当たっての郵便代の支払いの関係、支払うという約束だったけれども、それが履行されなかった。もうこれは現にお支払いは済んでいるというふうに報告を受けてございますが、そういった関係でございますとか、あるいは、こちらは平成15年からこの問題が継続していますけれども、当初の施工会社から、今現在、施工会社が変更になってございますが、それらの変更の経緯であるとか、変更理由についての説明に偽りがあったんじゃないかというようなことですとか、そういった内容等が謝罪の対象として求められているということでございます。

 そのほかには、建物の施設計画の中で、これまでの積み重ねになってまいりますけれども、例えば高さの問題、当初12階建てだった計画が、今、10階建てに変更してございますが、そういった高さの問題であるとか、あるいはプライバシーの関係、窓が向かい合うということで、見合ってしまうので、それをプライバシー上何とかならないかというようなお話、あるいは眺望のお話であるとか、風害の関係等々が御意見として出されていると。

 そのほかには、区のほうからは住民の方にもお伝えはしてございますが、工事に伴ってさまざまなことが起こりますので、それらに対しての、区が直接かかわれないような部分についてのお話し合い、それらをお話し合いでということも申し出の中身になってきてございますが、これら施設計画上については、これまで長い時間やりとりをしてございますので、今回の見直しの中においても、事業者サイドとしてはできるだけそういったものを反映させる形で施設づくりをして、まとめているのかなというような印象を持ってございます。

 住民の方々の内容、要望等については、おおむねそういったような内容かというふうに思ってございます。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 わかりました。

 区としては、入り込めないような住民の方々の要望というものなんですが、こういった相隣問題は、私も数々、実際議員として一番嫌なのは、こういう相隣問題に駆り出されるのが一番嫌なんですよ。しかし、これは避けて通れないことで、私も数々しましたけれども、とにかく相隣問題で、こんなことを言ってはなんだけれども、皆さん経験しているだろうけれども、必ず話の中に出てくるのは、住民サイドからは、いわゆる迷惑料、補償、風害とかいろいろなもの、安全の問題とか、そういったものについては当然出るんだけれども、高さとか日影とか、出るんですけれども、必ず出るのは、大きい建物、小さい建物、規模は別にしても、必ず出るのはお金の問題が出てくる。そのときに、必ず私は、わかりましたと責任持って首を突っ込んだ以上は責任を持って工事協定までは私は責任を持って判こを押すまで、調印するまでやりますよと。しかし、あと個別の補償だとかお金の問題、迷惑料については、一切私は首を突っ込まない。あとは個人でやる分には構いませんよということで、時には管理組合に対してトータルで、そういった管理組合に対しての誠意は見せさせたこともあります、正直言ってね。

 しかし、そんなことがあったので、今何となく、皆さんの要望、意見の中に区が立ち入れない部分がありますと言ったことについて、よくわからないんだけれども、もし答えられたらでいいけれども、若干そういう迷惑料とか、眺望権はさっき言いましたね。お金にかかわる要望も若干出ているのかどうか、差しさわりのないところで答えてもらえれば。

○田村都市計画課長
 先ほど区がかかわれない内容ということで申し上げました。具体的には、補償であるとか迷惑料ということもお話の中には出てございますが、この件については、住民の方々も行政が関与できないことは十分承知しているということで、お話をちょうだいしてございます。ただ、それらも含めてトータル的なお話し合いとして望まれているという印象は持ってございます。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 そういうことだろうと思いますが、これは全く私の考え方、とらえ方なんですが、風害とか問題、これはいろいろ、規模にもよるんだけれども、風洞実験をやる場合もあるし、やらない場合もある。実際に建ってみなきゃわからない場合もある。日影の問題もそうですが、そういった問題において、あそこの場所には日影問題というのは余りかかわらないんだろうけれども、そういった近隣の皆さん、当事者の皆さんの心配はよくわかるんです。ただ、果たしてあそこで眺望権とかそういったものが取り上げられるのが、何となく私にとってはよくわからないところなんです。これはあくまで私の考えですから。当事者にすれば、そういうことなんだろうかもわからないけれども、そこに若干同じように補償とか迷惑料というのが出てくるのは、どうなのかなというふうに私は思っておりますが、これは私の考え方ですから。どうなんでしょうね。

 そこで、さらにお聞きをしたいと思います。区としては、建築主や施工業者がマンションの住民との話し合いを今後とも続行していく考えを持っているととらえているのか、その辺についてはお答えいただきたいと思います。

○田村都市計画課長
 建築主と、それから施工者ということでございますけれども、建築主側についても、お話し合いそのものについては、当然今後の工事のこともございますので、継続をするということは明確に区に対しても話をしてございます。なおかつ、工事協定等についても、当然ながら締結して工事に臨むということについても明確に示しているというところでございますので、当然ながら、区も継続的にお話し合いをしていただくように指導しているところでございますし、今後もその部分は指導していくという考えでおります。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 ありがとうございました。

 区の指導のもとで、施工者側の姿勢については当然のことだと思いますし、そのように理解をいたしました。

 今、お答えもありましたが、さらに今後の区の対応についてお聞きしますが、今後、区はこの建築計画、対象建物に関する相隣問題について、具体的にさらにどのように対応し、どのように取り組んでいくのか、もう一度確認のため、お答え願いたいと思います。

○田村都市計画課長
 今後の対応の考え方でございますけれども、先ほど来からの重ねてのということになってしまいますが、住民の方もそういったお話し合いを望まれている。事業者もそれには対応するということを明確にしている部分がある。区は、当然お話し合いは継続をしてほしいということを伝えているというところでございます。施設計画等についても、これまでの意見を反映しているというようなところも見られるというふうに認識してございますので、我々としては、また区立ち会いのもとでのお話し合いの場を設ける、そういったことをさせていただきたいというふうに考えてございまして、その中でこれまでの経緯についてしっかりと整理をし、やはり継続的に話をしていくものについては継続的に、また、できる、できないということの中で事業者の考え方等を明確にしていただきながら、これは双方の歩み寄りというのが必要だというふうに思ってございますので、何とか歩み寄れるような形で、この件について計画等が進められ、住民の方々とのお話し合いが今後も継続できるような、そういったことをしてまいりたいというふうに考えてございます。

 ただ、先ほどもちょっと御報告をさせていただいかと思いますけれども、例えば謝罪文等についても、その内容等が不十分であるとか誠意が感じられないというような内容になってきますと、正直申しまして、なかなか形としてあらわすのが困難、それぞれ受けとめ方が出てくる部分かというふうに思ってございます。これらについて、なかなか歩み寄りが見られない、平行線のままということになりますと、正直申しまして事業者を指導する区の立場としても、なかなかこれは難しい状況になってしまうのかなというふうに考えている部分がございまして、話し合いのそれらの状況等によっては、これについては区としてのかかわりはもうこれ以上難しいということを判断せざるを得ない、そういった事態もあり得るのかという認識も持っているところでございます。

 以上でございます。

○鈴木(久)委員
 わかりました。区として、なかなか難しい対応を迫られているなというのがよくわかりました。基本的には、これまでのやりとり、田村さんが言ったような形での対応で私は区はいいというふうに思っております。

 そこで、最後になるんですが、ただいまのこれまでのやりとりで何点かについてはっきりしたことがあります。もう一度ここで明確にさせておきます。

 まず、先ほども申しましたように、ボーリング等はやったけれども、実際本体工事は始まっていないということが1つはっきりいたしました。また、平成20年4月の地区計画改正によって、再度の建築確認取得が必要であるが、現在、区の指導もあって申請手続は行われていない。これもはっきりしたところであります。さらには、建築主側とマンション住民との話し合いも、区の立ち会いのもとで再開をされているし、今のようなきちんとした、継続した区の対応もされているというようなことが、今のやりとりではっきりいたしました。

 これらのことを踏まえた上で、私は申し上げますが、請願趣旨に記載をされている事項については、既に区は十分に対応されているというふうに私はとらえます。したがいまして、私は本請願については不採択とすべきということをここではっきりと申し上げまして、本委員会において直ちに採決をされるようお願いをいたしまして、私の意見の締めくくりといたします。

 以上です。

○鷲頭委員長
 今、議題(2)につきまして採決をするようにという自民党さんからの御意見でしたが、ほかに御意見ございますか。

○田辺委員
 今、鈴木委員からの質問等で、区の対応についても積極的に対応されているということがわかりました。話し合いそのものについても継続する。工事協定も話し合って、工事協定を結んで交渉に臨む。そういうことで区のほうは努力されてきているわけですね。そうした点からすると、請願の趣旨、先ほど鈴木委員が読み上げられましたけれども、請願の趣旨に基づいて、平和裏に、平和的に話し合いが行われているということでありますから、この請願を出されたのは昨年の11月30日でありますけれども、きょう今日ただいま、今言われたような方向で進んでいるということでは、請願の趣旨が生かされて、双方の協議が行われているなと、こういうふうに考えます。

 したがって、私は鈴木委員の結論というのは、大変乱暴にも不採択とすべきだというふうに言われましたけれども、こうした経過からすると、当然これは採択して、請願者の意思を積極的に生かしていく、これからもこの立場で区は努力してもらう、こういうことになるのではないかと思います。

 したがって、私は採決するのはやぶさかではありませんけれども、不採択すべきではない、積極的に採択していくべきだと。区民の願い、願意を実現していくべきだと考えますので、そういう議論はぜひこれからもしていただきたい。よろしくお願いします。

○鷲頭委員長
 そうすると、採決することには、田辺委員は別に反対ではないわけですね。

○田辺委員
 はい。採択すべきだと。

○鷲頭委員長
 ほかに御意見はいいですか。

 それでは、本請願の審査を終了し、採決することといたします。

 本請願につきまして採択することに賛成の方は御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○鷲頭委員長
 起立少数と認めます。——御着席を願います。

 よって、本請願を不採択することと決しました。

 なお、今回の審査結果につきましては、次回の定例会で報告することといたします。

 では、本日の委員会はこれにて閉会といたします。

 御苦労さまでした。

(午後3時50分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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