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平成22年  環境建設委員会(6月28日)

1.開会日時

平成22年6月28日(月曜日)
  午後1時30分 開会
  午後2時40分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)
委員長 増渕 一孝
副委員長 中島 賢治
委員 矢吹 和重
委員 石田 英朗
委員 田辺 七郎
委員 小坂 和輝
委員 二瓶 文隆
議長 中嶋 ひろあき

4.出席説明員

(12人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長(都市整備部長事務取扱)
田中環境部長
小川環境保全課長
園田清掃リサイクル課長
宮本土木部長
有賀土木部管理課長
近江道路課長
田村都市計画課長
望月地域整備課長
中野副参事(都市計画事業・特命担当)

5.議会局職員

奥田議会局長
横山議事係長
武藤書記
長田書記

6.議題

  • (1)議案第50号 中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例
  • (2)議案第51号 中央区立まちづくり支援用施設条例の一部を改正する条例

(午後1時30分 開会)

○増渕委員長
 それでは、環境建設委員会を始めさせていただきます。

 去る6月22日の本会議におきまして、本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。

 なお、本日、議案の関係で都市整備部副参事が出席しますので、御了承を願います。

 審査方法については、付託された各議案について一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり」〕

○増渕委員長
 ありがとうございます。さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、理事者の説明を願います。

○宮本土木部長

 1 議案第50号 中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例(資料1)

○吉田副区長

 2 議案第51号 中央区立まちづくり支援用施設条例の一部を改正する条例(資料2)

以上2件報告

○増渕委員長
 ありがとうございました。

 発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻、午後1時33分でございます。自民党さん62分、公明党さん34分、日本共産党さん34分、友愛中央さん34分、日本創新党さん20分となっております。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○田辺委員
 それでは、質問をさせていただきます。

 最初に、議案第50号に関連して質問します。

 昨年10月の決算特別委員会で、駐輪場の有料化問題の議論がございました。その際に、土木部長あるいは副区長は、有料化は検討していかなければならない課題とか、有料化という問題は長年の課題という趣旨の発言をしていましたけれども、今もそのような考えを持っておられるのかどうか、有料化の検討を具体的に進めているのかどうか、その点をお聞かせいただきたいと思います。

 それから、ICカードを使われるということでありますけれども、2年ごとに抽せんで利用者を決めるということになっていますね。2年ごとに抽せんでありますから、さらに今回当せんした方が引き続き2年後の抽せんで当せんした場合には、引き続きカードを使われるわけでありますけれども、落せん者のカードについてはどのような扱いをされるんでしょうか。その点をお聞かせいただきたいと思います。

 それから、ICカードということでありまして、お話を伺いますと、長期の利用に耐え得るものだというふうに話されております。であるならば、利用を終えた人、抽せんに外れた人、あるいは途中でこの利用をやめる人、いろいろいるでしょうけれども、利用を終えた人から返還をしていただいて、他の利用者に供するべきではないのかなと、このように思います。このことが可能であるならば、利用登録時に1,000円の徴収を行うのではなく、貸与という形でカードを渡して、利用終了時に返還を受ける、こういうことも可能だというふうに思いますけれども、どう考えますか、お聞かせいただきたいと思います。

 最初に、議案第50号について質問をいたします。よろしくお願いします。

○吉田副区長
 有料化については、随分前から議論になっていることでございまして、事実として、長年の課題でございます。

 それから、実はこれから、むしろ道路の主人公はやはり人であり、あるいは自転車であるというような時代が到来すると思っておりますので、そういうときに現実の問題として、駐輪場の整備、そして駐輪場をどういうふうな形にするかというのは、今後ますます検討しなければならない重要な課題であるというふうに認識しております。

○有賀土木部管理課長
 ICカードについてのお尋ねでございますけれども、駐輪場は2年ごとに更新という形に現在なっておりますけれども、実際に現在の駐輪場の利用実態を見てみますと、2年ごとに更新ではありますけれども、更新時にかつて抽せんをやったことはございませんで、こちらにつきましては、いずれも2年後御利用したい方については、当初、御利用できますという形になるかと。ただ、現状幾つかの駐輪場は利用状況が厳しい状況にありまして、例えば八丁堀ですとか人形町の一部の駐輪場については、募集時には満杯になっていませんけれども、現在、若干、5人から20人程度利用を待っている方がいらっしゃるというような状況ですが、落せん者というものは今まで過去に出たことはございません。

 ですので、そういった意味では、落せんされた場合どうするかということですが、もしもそういうような方が出た場合には、今回はあくまでもこれは実費費用の一部をいただくという形ですので、カードはその方御自身のものとして帰属されるということで、仮に落せんして2年後に当せんしたというような場合には、そのカードを持っていていただければ、再び使うことはできるという状況でございます。

 それから、もしも仮に何かの理由で一度利用を中断された方、この方のカードを回収してはどうかということでございますけれども、今お話ししましたとおり、ほとんど現実にはそういうような方は発生していないという状況がございます。それから、もう一つとしましては、やはり今回かなりカードが高額であるということで、きちんと大切に扱っていただくことも含めまして、また費用の一部を実費として、その部分については負担をお願いするというものでございます。

 以上です。

○田辺委員
 駐輪場の有料化問題というのは、事あるたびに出てくるわけでありますけれども、我が党は有料化はやるべきではないというふうに主張してまいりました。かつて、大江戸線の開通がちょうど2000年、平成12年にありましたけれども、その際にも有料化の問題が出ました。しかし、区のほうは無料でいくという決断を下して、今日まで来ている。23区の中で唯一と言われているわけでありますけれども、やはりこの無料の制度というのは維持をする、このことを私は強く申し述べておきたいと思います。

 今、副区長さんから、道路の主人公は人であるという、そうした視点からも、これからもこの問題については重要課題として検討していきたいというふうに言われていましたけれども、地球温暖化対策ということ、車が主人公ではなく人である、自転車もその中の一つということになると思いますけれども、やはりエコなまちをつくっていくという視点からも、そうした人、自転車の環境をきっちりと区の施策として整理をしていくということが必要だろうと思いますので、その視点で取り組んでいただく、このことを強く申し述べておきたいと思います。

 それから、2年ごとの抽せんで利用者を決めていくことについては、今、八丁堀、人形町で若干名の人たちが待っているということでありますけれども、今度の人形町の開設に当たっては、どのような推計をされているんでしょう。204台というキャパシティーがあるわけですけれども、それをちょうど満たすのか、あるいはオーバーするのか、その点をどういうふうに見ておられるんでしょうか、お話をいただきたいと思います。

 それから、ICカードについては、今、お話がありましたけれども、カードは高額であると。原価が3,200円というお話でありますけれども、そういうことを考えますと、しかも、そのICカードは長期の利用に耐え得るというものであるならば、やはり利用が終わったときには返還を受ける、そういう方向を考えておいてもいいのではないのかなと思います。もう一度見解をお聞かせいただきたいと思います。よろしくどうぞ。

○有賀土木部管理課長
 今回の人形町の駐輪場の、人形町地域での204台という台数の問題でございますけれども、こちらにつきましては、現在、人形町では駐輪場の整備、今回204台の地下式駐輪場の前に人形町通りの駐輪場整備で113台等、整備しております。そういった中で、放置自転車台数を毎年地域で調査しておりますが、人形町地域につきましては、おととし500台近い放置自転車がありましたが、昨年はそういったことで人形町通りの駐輪場を整備した、そのような経緯もありまして、約半数の250台程度に減っております。ですので、今後につきましては、さらにこの204台でこの250台分の放置自転車を吸収することと、あわせて地域で自転車の指導等を徹底する中で吸収できるのではないかというふうに考えております。

 それから、利用を終えたカードを回収してはどうかということでございますけれども、確かに、それも一つの方法ではあろうかと思います。この点につきましては、繰り返しになりますけれども、カードをきちんと管理していただく、意識を持って管理していただく、そういうような中で、今回は1,000円を実費という形でいただくというふうにしておりますので、これをまた区に返すということについては、法務部門の当局とも私どものほうで検討はいたしましたが、やはり今の段階では、1度1,000円を取ってお渡ししたものを返してもらうとか、そういうようなことはなかなか制度的に難しいだろうと。ただ、将来的にはどういう方法が可能かについては引き続き検討させていただきたい、そのように思っております。

 以上です。

○田辺委員
 貸与、返還という関係で私が言っているのは、1,000円を取らないでやれるんじゃないですかということを言っているんです。今のお話ですと、1,000円をいただいた上で、なおかつ返還というふうに言われましたけれども、私の提案しているのはそうじゃなくて、お金はいただかないと。しかし、これについては貸与して、もちろん無料ですよ、貸与して返還を受ける、こういうことを検討されてきたのかどうか、そのことをもう一度お聞かせください。

○有賀土木部管理課長
 貸与というものも一つの方法として成り立つことは事実でありますけれども、例えば、現在、駐車場のカードを無料、これは磁気カードですので、それほど高価なものではありませんけれども、そういうものを御本人にお渡ししていますけれども、実際に利用が終わったときにどれだけ返ってくるかといいますと、やはりかなりの枚数はなかなか戻ってこないというような状況がありまして、無料にすることのメリット、デメリットというのは当然あると思いますけれども、今回はやはりそうではなくて、こちらにつきましてはある程度の値段のものですので、一定の実費をいただいて、それできちんと管理していただくということを、まずは私どもとしては考えたいというふうに思っております。

 以上です。

○田辺委員
 実費、実費と言われますけれども、実費は3,200円だと言っているんでしょう。そのうちの1,000円を負担してくださいよ、大変大まけですよと。そういうことじゃないですか。私は、そういう方法を導入するのではなくて、貸与、返還という方法を検討すべきだというふうに思います。

 結論的に言いますと、1,000円をいただくというのは有料化そのものなんですよ。有料そのもの、私たちの考えでは。だから、それはやめるべきだというのが結論であります。したがって、この議案には後ほど態度表明しますけれども、反対です。こういう方法で1,000円の利用料、カード代をいただくというのは反対です。ですから、後ほど意見を述べたいと思います。

 次に、議案第51号について伺いますけれども、説明ですと、賃貸人の組合、民法組合と言っておられますけれども、この組合と中央区は協定を結んで住宅を借りるということですね。その際に、民法組合と言われておりますけれども、構成員は何人になるんでしょうか。これをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、2つ目は、借家の面積と家賃設定、これはどういう設定になるのか。これは、規則の中に必ず書き込むようになっていますよね。今、規則が出ていませんから、私たちもわからないわけですけれども、この規則の中に書き込もうとしている借家の面積と家賃設定、それはどれほどの計算がされているのか。それから、予定家賃の合計は幾らになるのか、これもお答えいただきたいと思います。

 それから、3つ目は、区の補助金額は幾らになるのか。月額と年額を教えていただきたいと思います。

 そして、4つ目に、この住宅の入居はいつになるのか、いつからを予定されているのか、それをお聞かせください。よろしくお願いします。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 4点ほどいただきまして、順次お答えいたします。

 まず、組合でございます。俗に民法組合という内容でございまして、構成員といたしましては79名ほど。これは、従前の権利者のすべての方ではなくて、中には参加されていない方もいらっしゃいまして、私どもがこれから建物の賃貸借契約を締結するのは79名の民法組合という内容でございます。

 それから、これからの借家の面積と家賃設定ということでございまして、まず面積につきましては、従前40平米程度の従前の面積がございましたので、従後も相応の面積ということで、大体平均しますと四十二、三平米という内容でございます。

 それから、家賃でございますけれども、これもこれから民法組合のほうと具体的に家賃について協議して決めていくという内容でございまして、まだ確定した数字ではございませんけれども、年間として2,600万円ほどの家賃になるかなということでございます。ただ、これもまだ確定した数字ではございません。

 それから、家賃補助とCFの関連でございますけれども、これについては、これから入居される方の年収等いろいろありますので、そこで幾らになっていくかという額が決まってくるということでございまして、まだこれも確定した数字ではございませんけれども、年額としては1,500万円ほどかなというふうに想定をしているところでございます。

 最後、4点目でございます。入居はいつかということでございますが、今、施設建築中で、ことしの11月末に建物が竣工ということでございますので、そちらから私どもが建物の引き渡しを受けて入居ということになりますので、12月、1月というのが入居の時期かなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 民法組合の構成は79人になるだろうということですけれども、今までの地権者の人数とは、今のお話ですと、それより少ないと。参加していない人もいるということですよね。それでは、地権者は何人なのかということを教えてください。そして、参加していない人がいるということですけれども、この人数の中では例外的になるのかなと思いますけれども、参加しない理由もあるんだと思います。それもお聞かせいただきたいなと思います。

 それから、借家の面積と家賃設定ということですけれども、これは年間2,600万円程度ということでありますけれども、そうしますと、これを割り算するとよろしいんでしょうか。42から43平米ということですが、平米につき幾らと、そういうような契約を結ぶんでしょうかね。それとも、トータルで2,600万円ですよと、そういう契約を結ぶんでしょうかね。その点はどういう方法でこれを算出するのか教えていただきたいなと思います。

 それから、区の補助金額は年収によって違うんですということでございますけれども、これは従前居住者への区の補助ということで、今言われた数字はよろしいんでしょうか。1,500万円ですということですね。これは、当然1世帯当たりではないですよね。今、何世帯でこういう数字が検討されているのか、こういうことを教えていただきたいと思います。

 入居については11月末の竣工で12月から1月にかけての入居になるだろうと。これは、わかりました。

 今、改めてお聞きした問題についてお答えいただければなと思います。よろしくお願いします。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 まず、地権者は今、何人かということでございますけれども、現時点では土地、建物所有者、権利者といわれるものが120名おります。これは従前、土地を持っていた方というものもございますけれども、借地権から所有権に変わるとか、そういうものを含んでございますので、120名ということでございます。

 それから、民法組合に参加しない理由でございますけれども、先ほど申しましたとおり、協力はなかなかしたくないという方もいらっしゃったり、ほかの理由もありまして、最終的には79名という構成になってございます。

 それから、契約については、トータルで契約するのか、平米で契約するのかというお話でございますけれども、今考えてございますのは平米幾らということで賃貸借契約を締結しようかなというように考えているところでございます。

 それから、これから入られる方ということでございますけれども、今17世帯が入居するという予定でございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 79人という人の数でありますけれども、この人たちは従来そこに住んでいて、住んでいない人もいると思いますけれども、なおかつ家を貸していた人たちもいますよね。そこには住んでいなくて家を貸していたとか、自分の家の半分を貸していたとか、いろいろな形態があるんだと思いますけれども、この79人というのはみんな従来お家を貸していたという、そういう人たちばかりではないんですね。自分たちが住んでいたけれども、なおかつ一部を提供するということで床面積を提供している人も中にはいるということなんでしょうか。わかったら、教えていただきたいと思います。

 それで、最後になりますけれども、賃貸借契約をいつ結ぶんでしょうか。そのことと、もう一つは、賃貸借契約、この貸借人の組合、民法組合と中央区が結ぶわけでありますけれども、その賃貸借契約については、結ばれた段階で、私たち、区議会の当委員会に資料として提出をしていただきたい。このことをお願いしたいんですけれども、いかがですか。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 まず、民法組合79名の方が従来、家を貸しているか否かということでございますけれども、聞いている中では、従前お貸ししていた方が各権利を分け足して従前の借家人の方の面積に合うようにというふうに聞いてございます。

 それから、賃貸借契約をいつ締結するかということでございますけれども、今のところ、10月を目途に賃貸借契約を締結したいなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○吉田副区長
 資料については、詳細を含めて整理をいたしまして、正副委員長と相談して提出させていただきます。

○田辺委員
 質問を終わります。

○小坂委員
 まず最初に、全体的なところから入らせていただきます。

 今回の環境建設委員会の資料1と2は、これは我々に前もって配付という形ではなかったのか、ここに置いておくという配付だったのか、そのあたりはどういうふうな配付で本委員会が行われるに至ったのか。というのは、前もって配付していただいたほうが、法律の文案を見ることができるんです。この辺、いかがなものでしょうか。

○奥田議会局長
 資料については、当日席上配付という形で、議案そのものにつきましては、事前に、一斉に配付しているものでございますので、そちらのほうを見ていただくという形になります。ですから、議案については再度交付しておりませんので、今回の委員会について、それぞれの委員の方がお持ちいただくという形になってございます。

 以上です。

○小坂委員
 そうしたら、法律の文面も前もって配付していただければわかりやすいんじゃないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。

○奥田議会局長
 それについては、各会派の幹事長さんのほうから提案していただければと思います。

 以上です。

○小坂委員
 わかりました。

 では、質問に入らせていただきます。

 まず、駐輪場の件なんですけれども、前委員の質問では、放置自転車の調査が毎年行われているということで、このことは前回も駐輪場関係で私も質問しているんですけれども、一番最近のデータがあるのであれば、それはまた委員会のほうに資料請求させていただければと思いますけれども、1点お願いします。前回もここで同じようなことを聞いていて、前回と同じ資料であるのであれば、それは構いませんが、毎年毎年調査されているのであれば、一番新しい調査結果をいただきたく、質問させていただきます。

 2点目は、このような駐輪場の施設整備計画というのがある中で進められているところかと思います。この整備計画に関しては、今後、改定とか、その辺のことはあるのかどうか。やはり施設整備計画に沿って駐輪場をふやしていく必要がありますので、中央区自転車駐車場施設整備計画の改定の予定とか、あるのかどうか教えていただければと思います。計画に沿って、駐輪場もふやしていく必要があると思いますので、お伺いさせていただいております。

 3点目は、念のための確認ですけれども、この人形町の駐輪場、建設費が大体幾らで、維持費が年間幾らか。カードの作成費は1枚3,200円ということはわかりましたが、建設費及び1年間の維持費に関して教えてください。

 4点目は、結構、聞く限り危なそうな感じを受けます。自転車が入っていって、それがすとんと地下に入っていくというふうなイメージを持っているんですけれども、子供たちがその中に入っちゃって挟まる事故が生じるとか、そういうふうな安全性の部分は大丈夫なのかどうか教えてください。

 5点目として、そのような駐輪場は、実際、中央区でも似たようなものがどこかにあれば、それを見れば、これは安全とか安全でないとかわかるんですけれども、似たようなものをこの近くで見ることができるのであれば、参考までに教えていただければと思います。

 とりあえず、お願いします。

○宮本土木部長
 資料のほうは、正副委員長と相談させていただきながら提出させていただきます。

 それから、2点目の整備計画でございますけれども、中央区においては、全体の整備計画ということではなくて、人形町あるいは水天宮駅前、それから茅場町と、過去において駅に特定して整備計画を立ててきてございます。それに基づき、人形町、水天宮などを順次整備を図っているところでございますけれども、茅場町を含めて、まだ整備していないところがその計画の中でございますので、今後については、まずは整備を検討していきたいというふうに考えております。

 また、全体としての駐輪場の計画でございますけれども、こうしたものもやはり必要かというふうに考えています。自転車利用のあり方という点で、こういう自転車駐車場のみならず、自転車専用ゾーンとか自転車が走行する専用帯だとか、そういったものも含めて、中央区の中でどういう形で自転車利用をしていく必要があるのかという点についても、今後検討していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○有賀土木部管理課長
 整備に係る費用でございますけれども、人形町駐輪場そのものに係る費用は約1億7,000万円程度ということでございます。それから、年間の維持費、ランニングコストでございますけれども、主には保守代、それから、あとは部品交換ですとか、それから電気代を含めて、今現在の推定で年間220万円程度かかるという推定になっております。

 あと、安全性についてでございますけれども、実際の機械を見ていただきますと、おわかりになろうかと思いますけれども、自転車を入れるときには扉が左右に開いて、その中に自転車を収納するという形で地下のほうにおりていくという、エレベーターのちょうどドアが開くような形になるんですけれども、実際にはセンサーがついておりまして、まず一番最初に自転車の前輪部分を所定の場所に合わせていただいて、それで機械本体から離れていただいてボタンを押す、そうしないと機械そのものの扉部分は開かないというような形になっておりまして、操作する人が自転車のすぐ近くにいたのでは自転車を収納する機械本体の扉は開きませんということですので、安全性については非常にすぐれているというふうに私どもでは考えております。

 それから、同じようなものがどちらにあるかということでございますけれども、私自身は同じような機械を三鷹のほうで見ましたけれども、そのほかに、この近くですと江戸川区葛西、このあたりに同じような機械式の駐輪場が設置されているという状況でございます。

 以上です。

○小坂委員
 資料のほうはよろしくお願いします。

 2点目の中央区自転車駐車場施設整備計画に関してなんですけれども、そういう計画自体はあるということでいいんですよね。その計画は、読んでみると、各駅ごとに整備するというような書き方をしているというふうな考えで理解してよろしいのかどうか。私自身、その計画を実は読んでいないので、すみません、そういう計画があるというのは区政年鑑にも書かれているんですけれども、今後、副区長もおっしゃっていたように駐輪場をどのようにふやしていくかというのも大きな問題でありますし、また、今、土木部長の御答弁にありましたように自転車道を整備して、自転車も使える区であるというふうなことの整備をしていく中で、やはり総合的にまちづくりの中で自転車のあり方を考えていかなくてはならないので、単にこの施設1件だけでは足らないわけであり、土木部長がおっしゃったような検討の仕方がまさに大切だとは思うんですけれども、この中央区自転車駐車場施設整備計画というものがあり、それが今後は改定されるのかどうか、そのあたりをもう一度教えてください。

 3点目の建設費、維持費というところでいえば、結構安く維持保守できるんだなというのがわかりました。220万円なので、それはそれでわかりました。

 安全性に関しては、子供がかくれんぼとかするときにそこに入らないかなとか思うんですけれども、そういうことは余りにも心配し過ぎということでいいんですよね。子供が中で挟まれるとか、そういうことはあり得ないということですね。あり得ないということをもう一度お伺いして、御答弁いただければもっと安心できるので、お願いします。

 これは新たな質問ですけれども、前委員がおっしゃっていたように、このICカード、3,200円のカードは、やはり再利用できる形でやっていくというのがエコな中央区を考えるのであれば、一つ一つそういうものは使い捨てではなく、再利用できるものはやっていくという姿勢が大事かと思います。そういう点では、私も前委員がおっしゃっていたところは非常に感じるところがあるわけです。

 何回も質問が前委員からされているわけでありますけれども、3,200円のカードを区から借りたというので1,000円ですよね。それを返す、カードをまた区に戻せば、保証金という形での1,000円という、そういうような検討はなされたのかどうか。似たような質問になっちゃいますけれども、カードは区のものであると。保証金として預かっておいて、返してもらったら返すということでいけば、わざわざ3,200円を2年おきに何枚も区が出費する必要がなくなりますので、よろしいかと思いますけれども、似たような質問かもしれませんけれども、よろしくお願いします。

○有賀土木部管理課長
 まず、駐輪場の整備計画でございますけれども、駐輪場の整備計画につきまして、委員のイメージの全体計画といいますか、中央区全体として大きな計画があるというわけではございませんで、個別計画に基づいて駐輪場は整備しております。その個別計画の中で、先ほど土木部長のほうからもお話がありましたとおり、実際に中央区の駐輪状況、放置自転車状況等を見ていて、その中でどの地域が一番駐輪需要が逼迫しているかということを検討しまして、その中で優先順位をつけまして、それぞれの地域につきまして、何々駅周辺ということで駐輪場の整備計画をつくっているという状況でございます。それがただいま申し上げましたとおり、茅場町であったり、水天宮前駅あるいは人形町という、現在そういう状況の中で、まだ完全に整備されておりませんので、こちらについて、現在具体的な整備計画を順次作成して整備をする予定でございます。

 それから、安全性の問題でございますけれども、安全性の問題につきましては、子供が近くに寄って危険ではないかということでございますけれども、こちらにつきましてはICタグが自転車についていて、そのICタグを読み込んで、なおかつ自転車を所定の場所にきちんとおさめた場合でなければ扉は開きませんので、そういった意味では安全というふうに御理解していただいて結構だというふうに思います。

 それと、保証金のお話でございますけれども、保証金につきましては、いわゆるデポジットという形かと思いますけれども、こちらにつきましては、私どもも検討をいたしました。検討をいたしましたけれども、現在の法制度の中で、今すぐに保証金を取ってカードをお貸しするということは、若干、保証金というものの性格上難しい問題があるというふうに理解しておりまして、例えば保証金というのは何か契約を結んだ中で損失をこうむるというようなことが想定されている場合、その想定されている損失を補てんするための一部として保証金のようなものをあらかじめつけるというような形になっておりまして、今回のこの駐輪場につきましては、カードをお貸しすることに対して区のほうで何か大きな損失をこうむるようなケースが想定されないので、なかなか保証金制度というものは無理ではないかという見解をいただいておりますが、こちらにつきましては、今後、委員からも御指摘がありますけれども、私どもとしましては、もっといい方法がないかについては検討をさせていただきたいというふうに考えております。

 以上です。

○小坂委員
 わかりました。

 すみません、しつこくて。区政年鑑に、その箇所を読みますね。歩行者や緊急車両の通行の妨げになる駅周辺を中心とした放置自転車化問題の解消を図るため、中央区自転車駐車場施設整備計画を策定し、駐輪場の整備を進めているというふうにして、進められているんです、区は。ですので、この計画のことをお互い言っているということで理解していいんでしょうか。もし、よろしければ、後ほどこの計画のほうは、資料請求とまでは言いませんけれども、また後ほど見させていただければと思いますけれども、この計画のことをお互い述べ合っているのかどうか、その認識の共有をしたく、お願いします。

 安全性に関しては、ICタグを自転車につけるというふうな話が出てきたんですけれども、ということは、ICカードとICタグと、物は2つ必要になってくるということですよね。ということは、そこでカードを返しても、そのタグが自転車についたままになってくるということであれば、カードを返したらお金が返ってくるというところが、今のやり方では若干難しいのかなと。ICタグとカードが一対一で対応しているということは、自転車につけているICタグを返さなくてはならないというふうになってくるところで、制度的にはクリアできるんじゃないかなと思うんですけれども、技術的に自転車のICタグも返さなくてはならないという話になっていくのかどうか教えていただければと思います。

○宮本土木部長
 委員からお話のございます中央区自転車駐車場施設整備計画、これについては、先ほど来、言っておりますように、全体としての計画ではなくて、個別の駅ごとに整備計画をつくっているというふうなことでございまして、私どもと委員と同じところでお話ししているわけでございますけれども、内容的にはこの計画については駅ごとの計画というふうなことで御理解いただきたいと思います。

 以上です。

○有賀土木部管理課長
 ICカードとICタグでございますけれども、こちらにつきましては、一対一で対応しているものでございますので、どちらか片方だけでは機能しないということで、もしも、例えばカードだけお返しいただくということになると、タグは別途またつくらなくてはいけない、そのような形になります。タグの内容とカードの内容をすり合わせするという形になります。

 以上です。

○小坂委員
 わかりました。

 カードを返すだけでは難しいという話が見えてきましたので、また、このあたりは、ただ何とかならないのかというところはあるんですけれども、また検討していただければと思います。

 自転車駐車場施設整備計画に関しては、わかりました。同じことを言っているところでありますけれども、ただ、駅ごとというのであれば、今は駅だけでなくて住居周辺の放置自転車の問題もまた多々出てきていると思いますので、駅だけではなくて、もっと幅広く中央区全体で自転車の駐輪場をどのようにつくっていくかというようなことの定めは、やはり必要かと思います。その点では、この施設整備計画を駅だけでなくて、もっと広い範囲の中で、放置自転車の多い箇所は、駅周辺だけではない部分がありますので、その辺も見ながら、駅だけでない計画を立てていただければと思います。これは要望させていただきます。

 次に、移らさせていただきます。

 まちづくり支援施設に関してです。

 これに関しては、前委員の答弁で理解したところですけれども、一応念のために確認ですけれども、まちづくり支援施設は17戸準備すると。戸数は17戸でよいのかどうか、念のために確認させてください。

 そうなってきた場合に、御答弁の中で聞いておりましたけれども、40平米であると。2,600万円で区は一たん借りる。年2,600万円。17戸であれば、大体1か月12万円から13万円ぐらいということで、40平米が13万円ぐらいでの形で区が借りて、それをもう一度区民に貸すというふうなお金の流れでいいのかどうか、念のため、確認させてください。

 3点目は、この案の説明のときに副区長が申しておりましたけれども、国の補助金も入ってということは、この開発自体に国の補助金が入っているという意味なのか、まちづくり支援用施設をつくるために国の補助金も使っているという意味なのか、このあたり、国の補助金と言っているところの理解を深めたいがために、念のために確認させてください。

 4点目は、このようなまちづくり支援用施設を実際につくるに至った経緯は、この開発において、この施設をつくるに至った経緯を御説明していただければと思います。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 4点についてお答えします。

 言葉足らずで大変恐縮でございまして、17戸というよりは、19戸借り上げる予定でございまして、当初19世帯あったものが、現時点では2世帯減って17世帯ということでございますので、17戸ということでございます。

 2点目といたしまして、40平米で年間2,600万円、単純に割ると、このぐらいかということでありますけれども、それが17戸ではなく19戸ということでございまして、先ほども申しましたとおり、まだ確定した数字ではございませんで、想定ではこのぐらいいくかなという数字でございます。

 それから、国の補助という話でございますけれども、まず再開発事業に当たっては国の補助がございますけれども、冒頭の副区長の説明にありました国の補助というのは、区として居住継続援助事業ということで、従前借家人の方に家賃補助ということはありますけれども、その一部に国の補助金が充てられるという内容でございます。

 それから、4点目の、設置に当たっての経緯ということでございますけれども、この勝どきにつきましては、平成2年から、公式的にはもう協議会というのが立ち上がって、ずっと、約20年ほどたっているわけでございますけれども、本来であれば、従前の大家さんと借家人の方の話かとは思いますけれども、開発によりまして建物が変わってしまった中で、従前の大家さんと、お借りする方の関係がなかなか継続できないということがありまして、そういう中で再開発をやるに当たって、住み続けられる、働き続けられるという趣旨のもと、再開発によって外に出ていかなければならないというのは本末転倒という話でございますので、区が大家になって従前の借家人の方の援助をしていくという内容でございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 19戸か17戸かというのは、ちょっとふらふらしているところはあるんですけれども、これはどっちですか。17戸用意するんですか、それとも19戸用意するのか、どちらか、それは出たとこ勝負なのか、そのあたりがとりあえず、はっきりするものではないのかなと思うんですけれども。すなわち19戸準備して、2戸入らなければ、2戸はまたほかの用途で使えるわけですから、19戸準備するということで理解していいのかどうか、はっきりと言っていただけますでしょうか。

 国の補助金が入るということですけれども、その補助金名を教えていただき、かつ、この部分における国の補助金は幾ら入るのか教えていただければと思います。

 まちづくり支援用施設というものの理解ですけれども、これは区がそういう箱を準備していて、その地域の人がとりあえずどこかへ移っているうちに建てかえられて、また戻ってこれるような施設というふうなことで御説明はあったと思うんですけれども、それ以上に広い意味での施設と理解してよいのかどうかお伺いさせていただきます。すなわち、そこに区として部屋を準備していて、どこかの再開発があった場合に、そこの人たちは住居を移らなくてはならないというときに、建てかえの間にこの場所を利用しながら建てかえるのを待って、建てかえた後にまた建て直した、もとのところに帰ることができる、そういうふうな意味の施設利用もあり得るのかどうか教えてください。

○吉田副区長
 まず、経緯を含めて再開発住宅というものについて説明をさせていただきます。

 ここでつくっておりますのは、数字としては19戸でございます。現状、確定している現在地借家人、現在地の借家人の方に供するものが17戸でございまして、他地区用が2戸でございます。その上で、総合計としては19戸でつくるということでございます。この再開発用住宅でございますが、委員が御指摘のように、再開発の中で、再開発を進めるために再開発の仮住居として活用する場合もございます。ここで申し上げております17戸につきましては、実は再開発地域内の借家人の方々にお住まいいただく住宅でございます。これは、借家人をこの地域から追い出さないという形のためにつくっているものでございまして、先ほど申し上げましたように権利者が79人いて民法組合をつくっているわけでございますが、79世帯いるということは、実は1戸当たりでは2坪、3坪でお貸しになっている方がいらっしゃって、全部で79人の方がみんな1坪運動みたいな形でお出しいただいて、現実の問題として、19戸の住宅をつくっているということでございます。

 基本的に、そういった民法組合をつくって小規模の方々をと言っている部分につきましては、再開発の地域の中で居住をされている権利者の方で高齢化されている方も大変たくさんいらっしゃるわけでございまして、その方々が現実に毎月毎月、実は高層住宅にかわった途端に、修繕積立金と管理費というものがかかっていくわけです。高齢者権利者の方は、なかなか、そこのところが実は負担になってくるというようなことがございまして、再開発の際に2坪、3坪借り上げると。家賃として2坪、3坪をお支払いすることによって、従前の高齢者の方々を中心とする権利者の方々が修繕積立金や管理費のことを不安に思わずに参画できるということも含めて、こういうふうにやらさせていただいているわけでございます。

 補助金の細かい金額がどういう形で出てくるかということについては、後ほど副参事のほうからお答えをいたしますけれども、これを借り上げ型で再開発用住宅をやることもできますし、買い取ることもできますが、その借り上げていく過程についても、家賃補助を含めて、これは国土交通省の補助事業の中になっておりまして、我々が家賃補助をして借家人の方々に従前と大体同じような家賃で住んでもらおうと。それは、所得に応じてなわけでございますが、そこに家賃補助をする際にもその家賃補助について国土交通省からも補助金が出てくるという仕組みになっているということでございます。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 国庫補助金についてでございます。

 名称といたしましては、公的賃貸住宅家賃対策調整補助金という名称でございまして、本件につきましては、年間約400万円ほど補助金が得られるのではないかという想定をしているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 わかりました。住み続けられることができる手法だという理解をさせていただきます。非常によい手法かと思います。

 恐らく高齢者の方々が入ってくるんだというのはわかります。そういう権利は、その本人が亡くなられたら、そこで終わってしまうものなのか、高齢者でも家族もいるということで、それはずっと続いていくものなのか、そのあたりの考え方はどうなっているのか。やはり長く住んできた高齢者の方は住み続けてほしいけれども、その本人が亡くなられた後、その施設というのは区民の今後の利用の施設という考え方もありますから、その施設は近隣の再開発のための仮住居として使えるわけですから、やはりそういうふうに利用できる形ということも考える必要があるんですけれども、このあたりの、その御本人さんが亡くなられた後のことはどのように整理されているのか教えていただければと思います。

 また、お金の流れのことはわかりましたが、予算特別委員会で出ていた、この箇所における予算措置としては、どの部分で幾らぐらい本区はとっていたんでしょうか。もし国交省の補助金であれば、そういうものを利用する場合は、国が出した分の半分は区が持つ、もしくは都が4分の1、区が4分の1という事業費の考え方になってくるのか、そのあたりの、国も出すけれども、区もやはり出さなくては補助金をもらえないと思うんですけれども、そのあたりの予算の構成はどのように考えているのか教えてください。

○中野副参事(都市計画事業・特命担当)
 まず、1点目の入居された方が亡くなった後、どうなるかというお話でございまして、まず中央区の居住継続援助事業においては、30年という決まりがございまして、それは世帯に対してということでございますので、その世帯の構成の方が亡くなられて、世帯分離されている方がいらっしゃれば、それはまたそういうときには、ここで援助事業がなくなるということになります。

 あと、予算の関連でございますけれども、基本的に区の出している補助の約半分ぐらいは国庫補助があてがわれるのかなというふうには考えてございますけれども、これからの入居者の家賃の補助によりまして、その項目によって多少パーセンテージは変わってくるかなというふうに思っております。

 以上でございます。

○小坂委員
 この事業は、そうしたら30年間は借りた人が、世帯を持つ限り利用できるというふうに理解していいのか、もう一度お願いします。

○吉田副区長
 基本的には、再開発住宅に居住されている方の基本的な部分の家賃補助体系については、コミュニティファンドに準じておりますけれども、居住者が亡くなって、前からその居住者と一緒に住んでいる方がいらっしゃる場合は30年家賃補助しますよという仕組みになっています。その方がお亡くなりになって、だれもいないときに、ほかの地域からわざわざ引っ張ってきて住んでくださいというようなことを言っている制度ではありませんので、その点は誤解のないようにしていただきたいと思います。

 それから、権利者の方が、例えば2坪、3坪供出されている方がお亡くなりになったときには、当然にそれは私有財産でございますから、私有財産について継承されているものでございますので、区としてはそれを継承された形において、我々は借り続けるという形になるものでございます。

○小坂委員
 終わります。

○増渕委員長
 それでは、質疑のほうは終了いたしましたので、これより採決に入らせていただきます。

 それでは、まず議案第50号、中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例について、起立による採決をいたします。

〔「委員長」と呼ぶ者あり〕

○田辺委員
 採決の前に態度表明を述べさせていただきます。

 議案第50号、中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例に対する反対意見を述べます。

 本条例改定は、新たに機械式の区立人形町二丁目駐輪場を設置し、当該駐輪場の利用者に交付する利用者識別カード等に要した費用の徴収等を定めるとともに、駐輪場の利用登録の制限に自転車の構造または規格が駐輪場に適しない場合等を追加するほか、規定を整備するためとされています。

 まず、述べなければならないことは、地形がほぼ平坦な中央区では、自転車は区民生活の必需品です。老いも若きも自転車を活用し、生活圏を拡大しています。また、国際的な地球温暖化対策の強化は、待ったなしの避けて通れない喫緊の課題となっている今日、化石燃料依存の車社会からの脱出に寄与する自転車利用の生活スタイルを定着、増進するために、駐輪場や自転車専用道路などの自転車利用環境を整備していくことは、自治体の重要な任務と考えます。

 本条例は、今から22年前、1988年、昭和63年11月30日、全会派一致で採択され、89年4月1日から施行されました。条例施行当初から、使用料は無料とするの条文が掲げられ、今日に至っています。この間、特に2000年、都営地下鉄大江戸線の区内駅舎に併設された駐輪場の設置の際に、維持管理コストがかかる、あるいは屋根なし駐輪場との対比で利用者の利用は受益が大きいなどの理由で有料にすべきとの議論もありました。我が党は、有料化すれば放置自転車が増加し、条例の目的が達成できないと厳しく指摘し、有料化に反対してきました。今日まで無料化を維持してきたことは、中央区の誇るべき施策ではないでしょうか。我が党議員団は、これからも使用料は無料の施策をしっかりと堅持すべきだと考えます。

 本条例提案の説明では、使用料は無料、ただし利用登録時、ICカード、ICタグ代として1,000円徴収とされています。このことは、使用料は無料と言いつつも、利用に際して1,000円を徴収する有料化そのものであると考えます。区は、この駐輪場は機械式だからランニングコストが高くつく、他の駐輪場と比べ、よりよく管理されるから、その受益を負担すべきだという趣旨の説明をしてきました。しかし、収容台数が204台の機械式の立体構造の駐輪場になったのは、狭い敷地でより効率のよい駐輪場を検討した結果の構築物であり、ランニングコストがかかるのは初めからわかっていたことです。

 この駐輪場の利用形態は、原則2年の定期制で登録し、2年ごとに抽せんを行い、利用者を決めるとしています。利用者識別カードは、磁気カードで耐久性があり、抽せんに外れたら、このカードセットは、それまでの利用者に保管してもらい、次の登録のチャンスがあったときにそれをまた利用できるとされています。この利用者識別カード等は1セットの購入原価は約3,200円とされています。そのうち1,000円を徴収すると、204セットで20万4,000円が区の収入となりますが、一般会計が600億円を優に超える中央区の財政の中ではわずかな増収です。区は、昨年の決算特別委員会でも有料化は検討していかなければならない課題、あるいは有料化という問題は長年の課題と述べてきましたが、今度の1,000円の徴収は、その具体化です。有料化はやめるべきです。

 また、このカードセットは耐久性があり、長期の使用に耐え得るものと説明されました。そうであるならば、このカードセットは利用者に無料で貸し出す、つまり貸与とし、利用が済んだら返還してもらうという制度にすべきと考えます。利用の募集は9月中旬で、供用開始は12月1日です。提案されている条例の第17条の2第3項では、利用者から徴収することができると、「できる」規定ですから、施行規則の検討の際に我が党の提案を十分に検討し、駐輪場は無料の施策を継続することを強く求めます。

 以上の理由から、本議案に反対の態度を表明します。

 以上です。

○増渕委員長
 それでは、採決に入ります。よろしいでしょうか。

 議案第50号、中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例について、起立による採決をいたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○増渕委員長
 起立多数と認めます。——御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第51号、中央区立まちづくり支援用施設条例の一部を改正する条例について、起立による採決をいたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立をお願いいたします。

〔賛成者起立〕

○増渕委員長
 全員起立と認めます。——御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 それでは、本会議における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○増渕委員長
 ありがとうございます。さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、これにて本日の会議を閉会させていただきます。

 ありがとうございました。

(午後2時40分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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