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平成22年  環境建設委員会(7月14日)

1.開会日時

平成22年7月14日(水曜日)
  午前10時 開会
  午後3時47分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)
委員長 増渕 一孝
副委員長 中島 賢治
委員 矢吹 和重
委員 石田 英朗
委員 田辺 七郎
委員 小坂 和輝
委員 二瓶 文隆
議長 中嶋 ひろあき

4.出席説明員

(14人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長
田中環境部長
小川環境保全課長
園田清掃リサイクル課長
宮本土木部長
有賀土木部管理課長
近江道路課長
田村都市計画課長
望月地域整備課長
平野住宅課長

5.議会局職員

奥田議会局長
横山議事係長
武藤書記
長田書記

6.議題

  • (1)環境保全及び建設行政の調査について
  • (2)史跡「月島の渡し」の保存を求める請願

(午前10時 開会)

○増渕委員長
 おはようございます。それでは、環境建設委員会を開会いたします。

 それでは、まず初めに、7月1日付で幹部職員の異動がございましたので、髙橋副区長より御紹介を願います。

○髙橋副区長
 (理事者紹介)

○増渕委員長
 ありがとうございました。

 なお、本日は、理事者報告の関係で公園緑地課長及び住宅課長が出席しますので、御了承願います。

 それでは、議事の進め方について、理事者報告並びに議題(1)を後にし、議題(2)の新規請願を先に審議したいと存じますが、いかがでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○増渕委員長
 ありがとうございます。

 それでは、議題(2)史跡「月島の渡し」の保存を求める請願について、審査に入ります。請願代表者の入室を願います。

〔請願代表者入室〕

○増渕委員長
 それでは、請願文の朗読をお願いします。

○横山議事係長
 (請願文朗読)

○増渕委員長
 ありがとうございました。

 それでは、紹介議員の趣旨説明を願います。

○志村議員
 おはようございます。貴重な時間を割いていただき、ありがとうございます。

 本請願は、史跡「月島の渡し」を区議会における採択のとおり保存してほしいというものです。

 平成15年10月6日付をもって提出された三角形の区道を、史跡および緑地としての活用を求める請願は、平成19年3月1日の区議会で史跡を紹介する案内板の設置と緑地としての活用の継続を認めて一部採択されたものです。この史跡「月島の渡し」の隣地において10階建てのマンション計画があり、工事説明会の資料によると、工事中は史跡の敷地内に工事用の水槽、発電機、仮設トイレ、流しを設置するとしています。また、建築された建物の1階の出入り口はバス通り側に設けるとともに、2階以上の出入り口は史跡「月島の渡し」側につくるとして、史跡「月島の渡し」をバス通り方向からマンション入り口に向かって削る計画になっています。

 マンション建設の波に史跡が踏みにじられることに驚いた明石町資料室室長を長年務めてきた清水正雄先生が、史跡を守ろうとの本請願を提出するに当たって、2,000筆以上の署名が集まりました。現在、松井建設と隣接住民との話し合いが進められていますが、その最中の7月8日木曜日に準備作業を通知しただけで、工事内容や工事期間を知らせずにマンション建設予定地に隣接する永谷コーポラス敷地内に無断で侵入して作業を始めたため、警察ざたになり、松井建設が謝罪をするという事件が起きました。さらに、休み明けの12日月曜日には重機を入れた作業を行い、またもや警察が出動するという騒ぎになったと聞いております。強引とも言える松井建設のやり方に、史跡「月島の渡し」に関心を寄せる区民の中に、このままでは史跡「月島の渡し」の緑地が踏みにじられてしまうのではないかという不安が広がっています。

 今、この時期に、区議会が3年前に全会一致で採択した史跡の敷地を緑地として活用するという趣旨を貫いて、本請願を採択していただくことが重要と考えます。よろしくお願いします。

 以上で請願の趣旨説明を終わります。

○増渕委員長
 ありがとうございました。

 それでは、請願代表者の補足説明を願います。

 なお、発言に当たり、住所、氏名を先に述べていただいてから説明を願います。

 一言申し上げますが、説明はなるべく簡潔にお願いいたします。

 どうぞ。

○****
 私は、中央区築地7-18-28、永谷コーポラス***の****と申します。今回は、請願代表者である清水先生の請願の補足説明を代読させていただきます。

 私は、明石町資料室の元室長を務めていました清水正雄です。住所は、鎌倉市西鎌倉2-8-2です。今回、請願にお手数をおかけいたします。そして、その本人である私が出席できぬことをおわび申し上げます。何とか出席したいものと考えておりましたが、前回の7年前と異なり、よわい90歳になんなんとし、難聴とも重なり、手足のリハビリもはかどらず、一日ごとに衰えを感じられる情けない次第であります。本日は、****氏に代読していただきます。

 さて、今回のお願いにつきましては、7年前の平成15年の請願における補足説明の折、申し上げましたごとく、とにかく渡し船のなした功績に見合う立派なものをとの思いでお願いいたしました。が、事志と違い、区での展示ということで、小さなプレートでございました。しかし、これもいたし方ないことと受けとめるとともに、史跡の緑地として残していただくことをお決めいただいた区議会の皆様に感謝をしておりました。

 そこに、このたび、隣接のマンション計画において、工事中はプレートや桜の記念樹、緑の植栽を移設し、発電機、水槽、仮設トイレ、流しを設置し、さらにバス通り側の1階の出入り口とは別に2階以上のためのマンションの出入り口をつくるために、史跡「月島の渡し」を削るという話があることをお聞きしました。マンションの出入り口をバス通りの側1カ所にすれば、史跡を削る必要はありません。工事のときに史跡が踏みにじられるだけでなしに、1つのマンションのために半永久的に史跡を削り取られることは絶対許されないと考えます。矢田区長様、教育委員会様に資料としてお渡ししたとおり、3月1日に懇願書を提出した次第でございます。

 この地は史跡の地であるとともに、緑地として保存することの認知を区議会から受けております。地元の名称はどうであれ、区議会で認められたものをどうして一方的に変更して使用できるのか、疑問に思っております。今回、この請願の署名につきましても、たった1か月ほどにもかかわらず、現在2,225名の人々の賛同を得ております。多くの方々が史跡の碑をそのままにという私の思いを共有してくださったものと考えており、大変心強く感じております。

 御存じかとは思いますが、私は長年中央区で研究を続けてまいりました。築地や明石町にはまだまだ研究し尽くされていない多くの貴重なものが埋もれております。資料室を退いたとは申せ、居留地研究は健在であり、また、その活動も多くの会員に支えられております。その一例として、ことしの10月に築地居留地に関する大イベントを予定しております。去年は函館で、一昨年は神戸にて、それぞれ大きな催しがありました。ことしの東京イベントは、かの地に劣らぬ盛大なものにしたく、今、懸命です。

 史跡の月島の渡しを守っていただきますよう、どうかどうかよろしくお願い申し上げます。

 以上、代読いたしました。ありがとうございました。

○増渕委員長
 ありがとうございました。

 ほかに補足説明ございますでしょうか。

〔「いいえ、これで結構でございます」と呼ぶ者あり〕

○増渕委員長
 よろしいですか。

 それでは、委員より、請願代表者に対する質問はございますか。

○田辺委員
 せっかくの機会ですから、伺いたいと思います。

 私も現場を見てきましたけれども、今の現状は金網のフェンスがあり、工事現場のテントが張られて、その間に三角形の緑地帯があって、大変、緑豊かな場所になっているというふうに思います。記念植樹もすくすくと育っております。大変、立派な緑地帯であり、月島の渡しの跡の教育委員会のプレートがわかりやすく、すっきりと立っているということであります。

 やはりこの緑地を守り、史跡を守ってほしいという清水先生の先ほどの切々としたお手紙、文書の代読をされましたけれども、近隣住民の皆さん方の熱意を感じました。短期間のうちに2,200を超える署名が寄せられた。この小さな三角地帯を守るために、それだけの人が署名に応じてくれたというのは、皆さん方の熱意のあらわれだと、そういうふうに思います。そうした点でも、区議会の請願趣旨をこの短期間で2,200を超える署名を集めて添えられたというのは、特筆されることではないかと思っております。

 そこで、私、お聞きをしておきたいのは、署名に協力された皆さん方の声です。一筆一筆それぞれ声があったと思います。

 きょう、この請願提出をされた請願審査の場面に添えて出していただく署名された皆さんの声がありましたら、ぜひ紹介していただきたいと思います。よろしくお願いします。

○増渕委員長
 それでは、すみません、氏名と住所を述べてからお答えをどうぞ。

○****
 私、東京都中央区築地7-18-28の****の****でございます。よろしくお願いします。

 今の御質問ですが、私どももこの請願を清水先生からいただきましたときに全部読んだ人たちが、これはもっともなことではないかと。それから、史跡の地を大事に残す、緑と花を標榜する中央区だから、こんなことってあるんでしょうかねというようなお声がありました。

 それで、そのほかにもいろいろ御意見がありまして、その中の一部に、史跡の地を売るのかなと。そうではないと思います。私も、そのことはまだ知りませんので、お売りになるのではなくて、計画で道だから、道にするというんじゃないでしょうかと。そんなことはないよ、例えば、商店の方々が道に、補修のために屋根など直したいとか壁などを直したいというときに区のほうへ申し出ると、区道だから道路のお金を取られるよと。そんなふうにしているのに、この一人の人に、例えば一つのマンションのために、ただみたいな、ただでしょうと言うから、ただというよりも道を直すというだけお聞きしているかわかりませんと。でも、それはあり得ないから、そういうことは売るなり貸すなりでお金を取るならまだしも、でも、そんなことよりも、敷地の中が小さくなってしまって本当に緑が少なくなる。お金のこともですけれども、そういう意味で、皆さんのお声が怒っていらっしゃる。町内を回るときに皆さんがそうおっしゃって、100人以上の方が携わってくださいました。いろいろな親戚を回ってみるとか、自分の友達に会って。ですから、あらゆる方に声をかけてくださって、それで、これだけの署名が集まったような状態です。

 もっといろいろいっぱいありますが、余りお時間もなさそうなので、その代表的なことは、それをどうして使えるのかということが一番疑問だったみたいです。ですから、私もそのとき、余りわかりませんので、ただ、区議会で決めていただいた緑地としての認知というのは申し上げて、それはもとへ戻るんじゃないでしょうかと思っておりました。ですけれども、完成後も使うというようなお話なので、そうですかと。それは納得はいたしませんけれども、一応承ってはおります。ただ、正式にこういうことを討論したとか、そういうことがございませんので、清水先生の請願どおりの状態でございます。

 ただ、多くの方々が本当に一生懸命歩いてくださったり、路傍の方にも声をかけたり、そういうことがいっぱいありました。よろしくお願いいたします。

○小坂委員
 では、1つお伺いさせていただきます。

 皆様の大変な御努力、請願の説明にもありましたが、築地や明石町、そこには守るべき史跡や貴重なものがたくさんあるということは、私も重々理解いたします。築地市場や、今、建てかえで問題になっている明石小学校、さまざまな守っていくべき大切なものがあそこには込められております。それらをぜひとも今後とも皆様も守っていっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。

 この敷地、5坪弱ですか、これをもし守った場合に、将来像として、将来的にはどのようにこの5坪の場所を保存し、また将来残すためにどのような形にしていきたいという何か夢みたいなものはありますでしょうか。これは清水先生の懇願書にも書かれてはいるんですけれども、そのあたり、また言っていただければと思うんです。すなわち、史跡などを立てて、よりここは歴史的な地であるというのを目指していきたいというふうなことかとは思いますが、いかがでしょう。

○****
 **が申し上げます。

 先生の御胸中は、二十何年間、本当に中央区に御自分の手弁当で通われて、資料室をお借りして、先生のたくさんの著書もございます。いろいろな碑も何十となく手がけていらっしゃって、この月島の渡しの碑については、ほかの会等もございますが、学校だとか病院だとか、それから御商売だとかとは違って、たった1人で船頭さんが手こぎでやったということがすごく胸におありになるそうで、それがどうしても離れないそうです。それで、おかしなことだけれども、僕に霊がくっついたんじゃないかみたいな、どうしてもこれはやっておかなきゃいけないと。だから、自分で立派なものをなんて思いましたそうですが、それは区長様やら皆さんの御意見に従ってということで。

 ただ、御自分の夢というのは、ここに書いてございますでしょうか、よくお話で伺ったことなんですが、私、書いてなければ申し上げようと。というのは、余り憶測なので、あれですけれども、できたら、あそこの地を皆さんで守りながら、守るというのは草を抜いたり、今でもしております。皆さんが草を抜いたり、お水はこのところ、定期的にはやっていませんが、雨が降っていますので、いいんですが、これが削られちゃったら本当に桜の木も植えられないねとか、いろいろなそういうお声もあります。だから、削られない場合を想定しましたら、先生のお心のうちにはもっと自分の夢をかなえるような立派なものを考えていらっしゃるんじゃないかなと。その準備はされているそうです。ですから、それは私が事細かく聞いたことではないので、よくわかりませんが、同志の方々を募って、そういう計画を立てて、しかるべき石工さんとか、そういうようなところも当たってみたとかみないとかというお話はちらっと伺いました。

 ですから、私だけの考えでこれを申し上げてはいけないので、詳しく、また、もしあれでしたら、お調べいたします。よろしくお願いいたします。

○増渕委員長
 よろしいですか。

○小坂委員
 はい。

○増渕委員長
 説明及び請願者への質問は終了しました。

 請願代表者の方々で本委員会の傍聴の手続をされている方は、傍聴席へ移動をお願いいたします。

〔請願代表者移動〕

○増渕委員長
 本請願の取り扱いについては、ただいま紹介議員の趣旨説明及び請願代表者の補足説明を受けたところであります。本請願について、理事者に対する質問はございますか。

○田辺委員
 以前出された請願がありましたけれども、その際には都市整備部に対する質問を行いました。あの時点では、業者の方と住民の方の間に入って、田村都市計画課長がさまざまな努力をされた、そういうお話を伺っております。その後、田村都市計画課長の努力もずっとされているんだと思いますけれども、きょうは田村都市計画課長への質問ではなくて、土木部への質問をさせていただきます。

 土木部は、先ほど私たちも資料としていただきました3月1日付の清水正雄さんの懇願書、これに対する土木部長名で、3月12日付ですか、土木部長名で清水さんにお答えを出しておられますけれども、その中で、今はこの場所は道路として認定していますけれども、形状が不成形で行きどまりであるため、現在、緑地として活用しているというふうに言われております。そのために、土木部としては、道路本来の目的として利用する必要性が生じた場合には道路としての機能を回復させることもあり得ると考えていると、こういうふうに言っております。さらに、この場合でも、御指摘のありましたとおり、渡し跡として歴史的経緯を踏まえ、月島の渡し跡の碑につきましては、極力、現在地に残していきたいと考えております。こういうお答えを出しております。

 そこで、お聞きしておきたいのは、道路本来の目的として利用する必要性が生じた場合、道路としての機能を回復させることもあり得ると言うんですけれども、これはどのような場合を考えておられるのか、その考え方を教えていただきたいというふうに思います。あの三角形は、ちょうど道路と、それから隣接地の間にきれいにおさまった土地でもあります。そうした点で、今質問しましたけれども、どのようなことが考えられるか、お答えいただきたいと思います。

 それから、もう一つ、この中で、渡し場としての歴史的経緯を踏まえて、月島の渡し跡の碑については極力、現在地に残していきたい、こういうふうに書いてありますね。これは、極力、現在地に残していきたいと言っているのは、現在ある、先ほど来、話されている三角地、三角緑地の中でということで考えているのかどうか、これも2つ目の質問としてお答えいただければと思います。よろしくお願いします。

○有賀土木部管理課長
 2つ御質問いただきました。

 まず、一番最初の、どのような形で本来の機能を回復させるかということでございますけれども、私どものほうに正式に事業者のほうからお話があったわけではございませんけれども、図面等を見る限りにおいて、現在、接道している部分のちょうど裏側に玄関等、非常階段等が設置されるというようにお聞きしております。その場合、表の道路までの避難路というものは確保しないと建物が建たないということでございまして、敷地内で完全にその避難経路が確保されれば結構ですけれども、そうでない場合には、隣接する私どもの現在の三角形の今回問題になっている緑地の部分の一部が避難経路にかかる可能性がございますので、そういう場合には、私どもとしましても事業者さんと協議をさせていただいて、避難経路の設置については検討していかなくてはいけないという、そういうことでございます。

 もう一つ、三角形の緑地の中で現在の月島の渡しの碑を確保できるかということですが、こちらについては、私どもとしましては、避難経路がもしも三角形の緑地にかかった場合でも極力最小限にとどめていただくということで、現在の碑あるいは桜の木については残していくという方向で現在考えております。

 以上です。

○田辺委員
 以前の請願のときに、私、図面を見ながら、これはマンション建設側の一方的な図面だなということでお話ししましたけれども、今、お話がありましたけれども、現に緑地として使われている道路だけれども、これは地目としては道路ですということで、そのことを理由にして業者の人たちはこれを使わせろということを言ってきているんでしょう。区のほうも、いや、道路だから、道路敷だから、それぐらいの対応はやむを得ないのかと、そういう考え方なんでしょうかね。私は、このマンション建設の施主あるいは業者が、やはり自分たちの敷地の中で必要な通路を確保するということをやらせることではないですか。避難通路として、今の三角の緑地の一部を削ってでも提供しましょうという区の考え方なんでしょうか。それはやはり、いかにもマンション建設の立場に立った区の対応ではないか、こう思いますけれども、どういうふうにお考えですか。

 2つ目の質問では、仮に削られたとしても、三角緑地内で碑も確保できるだろう、記念植樹もその場に確保できるだろう、こういうふうに言われておりますけれども、そうすると、私も業者が出した図面を持っていますけれども、これを全部一たん取り払っちゃうという考えなんでしょうか。私も先ほど三角地を見てきましたけれども、今、きちっと建設現場にはフェンスが張ってある。こちらには網のフェンスが張ってある。そういうことで、三角地というのはきれいに緑地として見栄えもよく存在していると思いますけれども、そういうことで全部移設させて、業者のかいている図面どおり、トイレもよし、流しもよし、2段式の水槽もよし、発電機もよしという考えなんでしょうか。お答えください。

○有賀土木部管理課長
 まず、1点目の御質問ですけれども、もちろん、私どもとしましても、避難経路を御自分の敷地内で確保していただくということが第一番だというふうに考えております。ただ、この土地、非常に狭い土地でございますし、避難経路自体を実際に確保した場合には、例えば建物を建てる面積が小さくなってしまうですとか、いろいろな問題があろうかと思いますが、その中で、これはゼロか100か、全部敷地の中で処理するのか、全部避難路を外に出すかという話ではなくて、その部分については、もともと道路敷であるということも考慮して、その上でお互いの話し合いの中で決めさせていただきたいということでございます。

 それから、2点目の、現在工事をするに当たって、この三角形の土地がどのように使われるかということでございますけれども、私どもとしましては、必要最小限で使っていただきたいということは申し上げておりますけれども、現在のところ、この碑を撤去するですとか、桜の木を撤去しないでも工事ができるのではないかということで、事業者に対してはそのようにお話をさせていただいておりまして、事業者としましては、現在、その方向で検討しているというふうに聞いております。

 以上です。

○田辺委員
 次の委員会の報告等もありますから、私も終わろうかと思いますけれども、やはり自分の敷地内に避難通路を確保する、これは大原則ですよね。そのことによって敷地が狭くなるというのは、施主側のほうの都合であって、このことについて、どうぞ緑地もお使いください、今、道路敷ですから、どうぞお使いくださいという姿勢で中央区は臨むべきじゃないと思います。もう一度その点、姿勢を明確にしていただきたいと思います。

 それから、工事現場で、今、この三角緑地を使わない方向で協議をしているということでありますから、そうした方向、今まで業者がかいてきた図面とは違う方向で、やはり区のほうが積極的に対応するということを改めて求めておきたいと思います。

 最初の点についてお答えください。

○宮本土木部長
 三角地については、今、緑地帯という形で植栽をしておりますけれども、あくまで道路敷というふうな位置づけになっておりまして、工事のための道路法に基づく占用とか、あるいは通路というふうな部分については、道路敷という性格上、設定することができるというものになってございます。

 そうはいいながら、私どもも緑を大事にするというふうな立場から、あそこのところにツツジを植えて緑化をしているところでございますので、業者との話し合いの中ではできる限り緑地をなくさないような形でお話をしてきた経緯もございますし、これからもそういうふうにしていきたいとは考えていますけれども、あくまでも道路敷というところについては御理解をいただきたいと思います。なるべくそういう中で、月島の渡しがあった場所というふうなこととか、あるいは記念のプレートがついているというところは、私どももそれは深くわかっておりますので、そういうところを踏まえて、これから業者のほうと話し合いをしていきたいと考えております。

 以上でございます。

○田辺委員
 最後にお聞きしますけれども、今の道路敷を緑地として地目を変更する、そのことは考えているんですか、どうですか。

○宮本土木部長
 私ども、緑地というふうな形で位置づけているところがありますけれども、地目は緑地として変更するわけではなくて、例えば、今、緑道とか緑地帯とかいうふうな形になっているところは、あくまでも地目は道路になってございます。ですから、それがゆえに変えるということはございません。

○田辺委員
 終わります。

○小坂委員
 3点質問させていただきます。

 まず、先ほどの緑地に関してなんですけれども、これはやはり、今、現状において緑地ということで使用しているのであれば、これが最優先されるべきものであり、それがたとえ道路敷であっても、現状が緑地というもので長年経過している以上、こちらが法的にも優位に立つのではなかろうかと。もしそこで人が占有していたら、それはその人の土地となっていくように、道路を緑地として使用しているのであれば、それは今後も、たとえ法的には正しくは敷地であったとしても、緑地として使ったという事実が何年かある以上、緑地ということのほうが最優先される考え方があるのではないかと思いますが、そのあたりの考え方を教えてください。

 2点目は、現状において三角形の緑地としている部分の広さはどれだけの広さがあり、工事後にその広さはどれだけに削られるのか、現段階でわかっている計画の広さの削られ方を教えてください。

 3点目は、いずれにしろ、これは合意形成もつくっていく必要があると思うんです。住民の方々や請願を出された方々がどのような形で残していくかという、工事の施工会社の人たちと住民との合意形成のもと、計画を進めていく必要がありますので、最悪、削るとなったとしても、そのあたりの合意形成をつくっていくという区の姿勢をどのようにお考えでしょうか。

○有賀土木部管理課長
 まず、何が一番最優先されるかということでございますけれども、こちらについては、実際問題何が最優先になるか、今ある緑地が最優先になるというふうに私ども自体では考えてはおりません。それは、現在、道路敷というものでございますので、道路として本来使わなくてはならないという方がいるのであれば、道路として通れるような形にするという立場に立っておりますので、基本的には道路として、その部分がもともと道路敷としてあるわけなので、今お話ししましたとおり、回復するというのは一つの方法ではありますけれども、先ほど来、申しておりますとおり、それは隣地の方とのお話の中で必要最小限度にするべきだというふうに思っております。

 それから、面積でございますけれども、面積につきましては13.9平方メートルでございます。この中でどのくらい削られるのか、これについては、民地側で何メートル、何平米確保できるのか、その話との相関関係の中にございますので、今、これだけ削られますというようなお話ではございません。ですので、仮に削られるとしましたら、今後の地主側さんとのお話の中で決めていく話というふうに認識しております。

 それから、合意形成でございますけれども、合意形成につきましては、その中に住民の方を入れるかどうか、もちろん、住民の方の御意見も参考にしながら中央区として判断させていただきたいというふうに考えております。

 以上です。

○小坂委員
 最初の質問ですけれども、今、緑地として使用しているわけですよね。すなわちプレートが立ち、植樹もあるということで、だれが見てもあれは道路と見ないはずなんですよ。万人は、あれを見て道路というよりも緑地と必ず言うでしょう。そうであるのに、あれを道路敷というふうに言ってしまう考えを持っているんでしょうか。今、緑地として使用している以上、これは法的には、法的にというのか、裁判にした場合に現状で何に使用されているかということが最優先されるのではないでしょうか。すなわち、緑地という考え方で、万人が見て、あれは何もない三角地で、フェンスでくくっているだけであれば、それは区の考え方も通るかもしれませんけれども、実際物が立っている以上、それは緑地と判断すべきものと思いますが、いかがですか。

 合意形成に関しては、これはきちんともう少し前向きな工事会社と住民との話し合いの場をセッティングするというふうなことで、もう一度御答弁いただけますか。

○有賀土木部管理課長
 現状、緑地として使われているので、それが最優先されるのではないかということでございますけれども、ほかにもそういった土地はたくさんありまして、例えば橋台敷のようなところもございます。そういったところも、現状は道路として使っていないですけれども、橋がかかるときには橋台敷は当然道路あるいは橋の一部として使わなくてはいけないということで、今回の場合、三角形の非常に不成形な土地ですので、基本的にはこれまで道路としての使い道というのが特になかったということで緑地にしておりますが、本来の道路敷、道路の一部である部分を自分の建物へ接道するために使いたいんだという御要望があれば、それに対して区としては、全くそれはできませんよという話では、先ほど裁判というお話がありましたけれども、仮にそれが裁判になったときにはどうなるかということについては、私どもは100%勝てるというものかどうかはわからないということでございますので、私どもとしましては、話し合いの中で解決していきたいというふうに考えております。

 それから、住民の方との合意形成でございますけれども、住民の方の御意見は十分私どもとしてもお聞きしながら対応をさせていただくということで、全く住民の方の御意見を無視して事業者と区の間だけで話をするということではございません。ただし、やはりその中で区として最終的には判断をさせていただきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

 以上です。

○吉田副区長
 若干誤解があるようでございますので、それは議論させていただきたいんですが、建築物と避難道路との関係でございますけれども、例えば、建築物が一定規模以上になりますと、2方向避難、2方向以上で避難をしなさいということを求められます。そのときに敷地が2つ以上の道路に接している場合には、2本の道路に自然に出たほうが安全だというのが基本的な原則なんですよ。例えば、表と裏に道路がありますよと。敷地があった場合に、2方向避難からいえば、当然のこと、表の道路と裏の道路にそれぞれ避難していただいたほうが安全だというのが基本的な建築物を設置するときの考え方なんです。L字についているときも同じでございまして、L字も両方の道路をうまく使いなさいというのが基本的な原則なんです。

 それで、先ほど前委員のお話にございましたけれども、避難通路は敷地内で確保するのが当然だというのは原則ではございませんで、2方向避難が可能な場合は道路に避難するのが基本的に原則でございまして、敷地内で確保するのが大原則だというのは、実は、一方だけ道路に接している敷地がございます。1面だけ道路に接している敷地がございます。そのときに2方向避難を確保する意味で、直接道路に飛び出す経路と、別に裏側に持っている、例えば、階段や何かから敷地の中を通って表に出る経路を確保するというのが、その部分のときにおいて初めて敷地内通路を確保するのが大原則ということになるわけでございまして、建築物に関して申し上げるならば、2方向避難はそれぞれ別の道路に出るのが安全だというのが基本的な考え方です。それは消防活動と避難活動が重複するというような観点からしても、そういうことでございますので、その辺の原則と、道路を使わせてくれということが出てきた場合に調整が、現実、法的には我々の部分としてはそれに応じざるを得ないというのが基本的には前提であるということを踏まえて議論をしていただかなければいけないということでございますので、御理解をいただきたいと思います。

○小坂委員
 時間もあれですので終わりますけれども、住民との合意形成のもと、最小限に削るという手法を、最悪、目指すべきであろうかと思います。確かに、避難の経路としても大事ですけれども、ただ、やはり建物は今、緑地となっている以上は、それを再度道路へ戻すのはおかしな話であろうかと私は考えておりますので、区としての姿勢は、住民の合意形成も持つし、また緑地は緑地として保存していくという姿勢であるべきだと思っております。よろしく御検討のほど申し上げます。

○二瓶委員
 1点だけ質問、確認をさせていただきます。

 今回の請願は、今、マンションの建設の反対の請願なのではなくて、あくまでも史跡としての月島の渡しの保存ということだと思っております。改めて確認をさせていただきますが、佃の渡し、月島の渡し、勝鬨の渡しと、月島周辺には渡し船がありまして、佃の渡しは昭和38年、39年ですか、佃大橋開通と同時に終わりを遂げて、その当時の渡し船は今の明治村に保存されていますが、そういう面で1点だけ確認です。月島の渡しは残すという方向で区はお考えですか。その点だけお聞かせいただきたいと思います。

○有賀土木部管理課長
 現在の案内板といいますか、この碑につきましては、現在の三角地内で残していくという方向で現在考えております。

 以上です。

○二瓶委員
 終わります。

○増渕委員長
 質問も終わったと思います。本請願について、今後慎重に審議を進める必要があると思われますので、本日のところは継続審査とすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○増渕委員長
 ありがとうございます。

 それでは、次に、理事者報告をお願いします。

○田中環境部長

 1 ダイオキシン類の調査結果について(資料1)

 2 エコタウン構想の策定について(資料2)

○宮本土木部長

 3 江戸バス利用促進キャンペーンについて(資料3)

 4 「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会」の検討結果について(資料4)

 5 道路の陥没に伴う車両損傷事故の損害賠償について(資料5)

 6 平和モニュメントの設置について(資料6)

○岸田都市整備部長

 7 まちづくり協議会の報告(資料7)

 8 建物(区立住宅)明渡し等請求訴訟判決について(資料8)

以上8件報告

○増渕委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございます。よろしくお願いします。ただいまの時刻、午前11時9分、自民党さん10分、公明党さん10分、日本共産党さん10分、友愛中央さん10分、日本創新党さん10分となっております。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言をお願いします。

○矢吹委員
 それでは、10分間の中で御質問をさせていただきます。質問は簡単にいたしますから、どうぞ明快なお答え、御説明をいただければありがたいと思います。

 資料4でございます。

 この過程についていろいろ問題が生じ、また改良が行われたように聞いております。そこで、現時点では、やはり区の対応というのは、もう結論が出ていると思うんですけれども、いかがでございますか。これは簡単な質問でありますが、重要なことだと思うので、よろしくどうぞお願いします。

 それから、エコタウン構想の、これはすばらしいことで、新しくワークショップを活用していくことがこれから必要であるということで私も全く同感であります。

 さて、そこで、東京駅前の地区においては、日本橋、京橋みんな絡んでおりますから、各界の地域の人がお集まりになって対応すると。まことに結構であります。さて、晴海地区についての質問は月島地域の月島地区、晴海地区、この対応について明快なお答えをいただきたい。なぜならば、晴海地区はどんどん本当に新しいまちづくりが行われています。

 ある考え方として、月島地域という問題は、実は晴海地区も入るわけであります。と同時に、やはり古き人たちが知っている、また月島のこれからのエコタウン、いろいろな意味でまちづくりが形成されると思うので、そういう場合の基本的な晴海地区の中のメンバーというか、そういうものについてはいかがなものかなと。これは決して嫌な質問でないですから、どうぞ、お答えいただければありがたいと思います。

 以上です。お願いします。

○近江道路課長
 1点目の朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会の結果についてでございます。

 報告を受けまして、区のほうといたしましては、先月、本会議におきまして区長からも御答弁させていただきましたが、報告書には架橋の必要性が認められるものの、ほかに反対の方からも歩道橋の設置の提案ですとか、護岸の耐震化についての東京都との協議を進めることとか、幾つか宿題をいただいてございますので、区といたしましては、まずできることから進めていくということで、現在のところ結論づけてございます。

 以上でございます。

○小川環境保全課長
 晴海地区のワークショップでございます。

 こちらに関しましては、モデル地区として晴海地区ということで設定してございますので、ワークショップのメンバーに関しましても、資料に書いてございますように晴海連合町会、晴海をよくする会の皆さん、またさらにその他のNPO、事業者等で構成していく予定でございます。

 以上でございます。

○矢吹委員
 前者の質問については、そのとおり、わかりました。

 後者は、やはり晴海地区、よくわかっております。知った上での質問であります。中央区においては日本橋地域、京橋地域、月島地域という3つの大きな分け方があるわけであります。ですから、それに対して、基本的な考え、歴史というものあっての新興都市、ニュータウンということだと私は思うわけであります。どうかお答えをお願いいたします。

 さて、もう一つ、実は道路陥没に関する件であります。

 先ほど中央区道は、これを言っては失礼な言い方ですけれども、パーフェクトに大丈夫だということは100%ではありませんよというお答えはわかるんですよ。でも、決してこれはまだいいかという意味ではないけれども、万が一のときに、すなわち水害、雨降り、豪雨が降ったときの沈没とか、そのときに人が流れて死ぬとか、子供さんが死ぬとか、そういう問題は大変な問題になるなと。危機管理というものは、あらぬ予想をするのが危機管理でありますよ。ということで、ひとつ区道においての御意見と、私は非常に期待していた国から優秀な方がいらっしゃったということで、中央区においては、実は区道だけではないわけです。都道、国道もあるわけですよ。ですから、そういう意味で、この席でどうかということではなくして、やはり陥没、水害等々のことは区民にとって大事なことだし、ということで、ひとつお答えをいただければありがたいと思います。

 以上です。

○田中環境部長
 エコタウン構想につきましては、先ほど環境保全課長から御答弁申し上げましたが、メンバーは、モデル地区ということで晴海地区の方々にお願いをしてございますが、当然、委員御発言のとおり月島地域の一部でございますので、今後のエコタウンの取り組みの発展あるいは波及を視野に入れて、月島地域のみならず、区内全域を視野に入れて今後は検討を進めてまいりたいというふうに考えます。

 以上でございます。

○近江道路課長
 陥没、水害等、区民にとって大切な関心事ということの問題でございます。

 陥没につきましては、車道につきましては、一般的にはアスファルトの舗装が、地中に空洞がございましても耐えているという状況がございますので、重量車両が乗ったときに陥没を引き起こすということが多うございます。また、歩道につきましては、そういった丈夫なアスファルトの舗装というところが少ないことから、一般的に人が巻き込まれやすいということから、今現在、区といたしましては、地中探査データを用いまして早期に地中の空洞を発見し、発見し次第、それを手当てをしていくということを行っております。そういったことで、区民が陥没に巻き込まれるということを最小限に努めていこうとしているところでございます。

 以上でございます。

○矢吹委員
 エコタウン構想、どうぞよろしくお願いします。

 それで、2番目の陥没の件につきましては、どうぞ区道はさることながら、都道、国道、全部ひとつ中央区として再チェックというか、もちろん自分でやるのでなくて、国なり都なりに聞いて完全を期してやっていただきたいということを要望して終わります。

 以上です。

○田辺委員
 時間の制約がありますから絞りますが、資料4に関連してであります。

 朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会の検討結果と。こういう検討会というのは大変有効だなというふうに私は思っております。座長から報告が出されたのが6月8日でありますから、既に1か月が過ぎております。さまざまな課題が提起されているということで、報告書の中の、今後の予定では、これから詳細な検討を行うというふうに表現されておりますけれども、これはいつまでに終えるのか、1点お聞かせいただきたいと思うんです。

 2点目は、いろいろ私もこの検討会を傍聴させていただきましたけれども、私もこの委員会でも述べてきておりますけれども、当面する最大のかぎは、やはり黎明橋公園横の交差点に歩行者用の横断歩道を設置すること、このことは極めて重要な緊急の課題だろうというふうに思います。この問題では、車の流れ云々ということが検討会でも言われてきましたけれども、やはり人優先で設置に向けて考えるべきだということで関係者との協議をこの問題で精力的に行うべきだと考えますけれども、見解をお聞かせください。

 それから、3つ目には水辺の景観の問題です。

 この報告書の中でも景観の問題が書かれておりますけれども、やはり月島川と朝潮運河の交差部の水辺空間というのは、月島橋から見ても、トリトン側から眺めても、大変美しいものです。そうした点で、この景観というのは大切にすべきだと考えますけれども、見解をお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料7の関係でありますけれども、まちづくり協議会の報告がされました。この報告に関連して、環状2号線工事の説明会が7月2日と7日に豊海小学校で行われました。私も参加をし、発言をしました。まず、会場に行って驚いたことは、あいさつ、説明、質疑応答合わせて1時間という設定で、この説明会が開かれたということです。あいさつ、説明に40分使って、残り20分で質疑応答、こういう大変ひどいもので、私の経験でもこんな説明会は今まで見たことがないです。これは、区は事前に相談を受けていると思いますけれども、意見を述べたのかお聞かせいただきたいと思うんです。

 それから、2点目は、質疑応答の中で、都の職員が言ったことで、私も耳にしましたが、平成19年、つまり2007年にこの環状2号線道路計画について33通の意見書が提出されたということですね。それがわかりました。そして、これは都の職員の発言です。残念ながらと発言した。残念ながら、整備促進は1通だけでしたということです。そういう発言をしたものですから、私は大変怒りました。残念ながらなどという発言を私は厳しく批判しました。都側は謝罪をしましたけれども、そうした発言について謝罪をしましたが、明らかになったことは33分の32の意見がここでは切り捨てられたということですね。こうした都の強引なやり方に批判が出るのは、私は当然だと思いますけれども、区の見解を改めてお聞きをしておきたい。

 以上です。よろしくどうぞ。

○近江道路課長
 まず、検討会についての御質問でございます。

 まず、1点目のいつまでに検討を終えるのかということでございます。

 検討すべき内容につきましては、協議先が警視庁であったり、東京都であったりしますものですから、先方とのバランスをとりながら、なるべく速やかに検討を進めてまいりたいと考えてございます。したがいまして、明確に何月何日という目標を持っているというところではございません。

 2点目、横断歩道の設置が最大の課題であるということでございます。

 精力的に関係所管と協議を進めているところでございます。そちらにつきましても、区としては、横断歩道の設置につきまして警視庁等と精力的に協議を引き続き重ねていきたいというふうに考えてございます。

 3点目の景観についてでございます。

 景観につきましては、委員御指摘のとおり報告書にも記されているところでございます。また、検討会の中におきましても、橋について賛成をする、反対をするを問わず、どういったデザインになるのかといったところの絵がない中での議論というものも進めにくいという御意見がございましたことから、そういったことにつきましても、お示しできるような形をとりながら、景観についても検討を進めてまいりたい、そのように考えてございます。

 以上でございます。

○有賀土木部管理課長
 まず、環状2号線の工事の説明会についてでございますけれども、こちらについては、私どもとしましては、事前に何月何日説明会をやるというお話を聞いておりましたけれども、具体的にその進め方については聞き及んでいたところではございません。第1回目の説明会の中で、非常に短い時間だったということを聞いた時点で、第2回目の説明会につきましては、時間を長くとって、区民の方からの御意見、御要望を聞いてくださいということで東京都のほうに申し入れをしたところでございます。

 それから、2つ目の、その会場で東京都の職員のほうから、残念ながら32通が反対意見であったという発言でございますけれども、そちらにつきましては、基本的には、東京都としてはよかれと思って提案したことに対して区民の方から合意が得られなくて残念だったと、そういう発言かなということで、言葉のあやというような節があるかと思いますけれども、誤解を与えた点につきましては、大変申しわけないというふうにその場でも発言しておりましたので、そのように理解しておりますが、全体の進め方としましては、今後、東京都に対しては私どもも申し上げておりますけれども、環状2号線の工事を進めるに当たりましては、区民の方からの御意見、御要望については今後もお聞きして実施するように要請してまいります。

 以上です。

○田辺委員
 資料4に関連してでありますけれども、詳細な検討はいろいろ相手側もあることでしょうけれども、でも、おおむね、いつまでにということも明らかにできないんですか。いろいろな課題があって、喫緊の課題だとか、いろいろ言われておりますけれども、そうした点ではいつまでに上げるつもりでいるのか、そこを明らかにしていただきたいと思います。

 それから、黎明橋公園横の歩行者用横断歩道の問題、これはエスカレーターつきの陸橋の問題もありましたけれども、やはり重要な課題、急がなければならない課題だと思いますので、ぜひ詰めた話をしていただきたいと、こういうふうに思います。

 景観の問題は、やはり大切だというふうに思いますし、重視して対応していただきたい、このことは申し述べておきたいと思います。

 それから、まちづくり協議会については、宮本部長から、6月28日付で資料の送付ということで来たわけですけれども、これはよく見ると、やはり19時から20時と書いてあるんですね。この時点で、やはり区のほうは、これはちょっとひどいんじゃないのという話はされたんでしょうかね。お聞かせをいただきたいと思います。

 よろしくお願いします。

○近江道路課長
 検討についての時期の御質問でございます。

 現在、検討会を進めるに当たりまして、私どものほうで契約をしてございますコンサルタント会社との契約が11月末ということから、それは一つのめどとして考えてございます。

 以上でございます。

○宮本土木部長
 工事説明会の関係でございます。

 私どものほうも、これを東京第一建設事務所のほうから送ってきたわけでございますけれども、短いということで申し上げております。できるだけ会場の時間の中で延ばしてやっていただくようにということで申し上げております。

○小坂委員
 では、お願いします。

 歩行者専用橋に関してです。

 それに関して、晴海通りの現状における歩行者量の一番最近の区の把握はいつでしょうか。1点目です。

 2点目は、エコタウン構想に関してです。

 この検討委員会もしくはワークショップは公開か否か。

 3点目です。まちづくり協議会において、豊海・勝どきの分科会を設置します。この分科会は公開か否か。

 以上です。

○近江道路課長
 交通量調査でございますが、本検討会におきまして交通シミュレーションをする上で使いました最新のものは平成19年6月に実施したものでございます。

 以上でございます。

○小川環境保全課長
 エコタウン構想のワークショップでございます。

 原則的に公開でございます。しかしながら、先ほど説明もありましたように、フィールドワーク的に現地視察等が考えられます。そのような場合に、場合によっては随行は御遠慮いただくというようなこともあるかもしれませんが、最初に申しましたように、原則公開ということで考えているところでございます。

 以上です。

○望月地域整備課長
 まちづくり協議会の下部組織として勝どき・豊海のほうで分科会の設置ということでございます。

 そのことにつきまして、今、構成員のほうを前回のまちづくり協議会で決めさせていただいたというところで、開催等については今後という形になります。その公開の可否についてでございますけれども、会場等の都合も、当然、大きさ等の都合もございます。これまでのまちづくり協議会ですと、オブザーバーの参加というのは認めておりまたので、そういったことも可能かどうか、今後、構成員とも御相談しながら考えてみたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 単純な質問だったんだけれども、回答が残念です。

 まず、歩行者量は現状において把握すべきだと思います。そこから対策を立てるべきです。なぜならば、資料4に書いていますように、企業は何社か時差通勤しているわけで、歩行量は減っているはずなんです。現在、196社のうち102社が時差通勤をやっているので、歩行量は減っているはずです。だから、その辺、歩行量をもう一度調査した後に、橋が必要かどうか、それとも、もっと有効な方法がないかを検討すべきだと思いますが、このあたりは要望しておきます。

 まず、歩行量は現状において、平成19年6月は古過ぎます。きちんと現状における歩行量を再度把握してから橋をつくるなり、ほかの改善点を考えるなりすべきだと考えますので、どうかよろしく御検討していただきたい。歩行量は再度調査すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 2つ目、豊海・勝どきの分科会、これはまちのことを考えるんですから、簡単じゃないですか。公開が当たり前の結果だと思うんですけれども、公開すべきものだと思いますが、何で明確な答えが返ってこないんですか。公開すべきと考えますが、いかがですか。

○近江道路課長
 最新データを再度とり直すという御質問でございます。

 シミュレーションにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、平成19年に交通量調査をしたものでございます。晴海通りの混雑につきましては、平成13年ごろより区長への手紙等で混雑がひどいというお声を住民の方からいただくようになってございます。今現在、既に晴海通りの歩道は人が自由に歩くことができないという状況に陥ってございまして、また晴海地区の今後の開発を考えますと、さらに数万人規模の人口が増加することが予想されてございます。架橋に当たりましては、橋の幅員等を考える上では最新の歩行者通行量を調査する必要は将来的には出てくるかと思いますけれども、喫緊に通行量調査をするという必要性は今のところはないかというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○望月地域整備課長
 先ほどの勝どき・豊海の分科会での公開・非公開の話でございますけれども、現在のまちづくり協議会につきましては、オブザーバーの方の参加ができます。その下部組織として分科会を設置しておりますので、その下部組織で検討され、お話をされたことは、またまちづくり協議会に戻しますので、そういった部分で公開されないということではございません。また、会場等、またメンバー構成もございますので、そういった中でどういうふうにできるのか、まちづくり協議会と同じようにオブザーバーの参加が可能かどうか、そういったことは今後検討してまいりたいと考えております。

 以上です。

○小坂委員
 ここでの質問は終わります。

○二瓶委員
 それでは、何点か質問をさせていただきます。

 エコタウン構想につきましては、私もさきの一般質問で行わせていただいて、区長さんから非常にすばらしい御答弁をいただきまして、ありがとうございます。

 銀座の脱車社会とか、そういうことを提案させていただきましたが、今回は2つの地区をモデル地区という形で行われているということでありますが、ワークショップというのは非常にこれからのまちづくりには有効な手段だと思うんですが、その一つとして、やはり構成メンバーというのが大きな要因だと思うんです。この構成メンバーを見ると、地域の方は連合町会とか、そういう関係者が入っていらっしゃるし、業者さんも入っているんですけれども、これからのまちというのはこれからの若い人たちが将来住んでいきたいなという夢のあるエコなまちを目指すのであれば、多少なりとも、例えば、横山町の繊維街では産学連携で非常に活性化が進みましたように、中央区には大学は少ないかもしれませんが、環境に携わっている学生とか、まちづくりに携わっている学生なり大学院生を含めて、非常に新しい視点でワークショップに入ると、いい意見が出ると思います。

 ただ、私もいつも言いますけれども、まちを活性化する3大要素は、よそ者、若者、ばか者の3つがトライアングルをうまく組んだときに初めてできるということでありますから、地域の本当に情熱を持った自分たちのまちをよくしていこうという、ばか者というような例えは悪いですけれども、情熱を持った自分のまちを愛する人たちは、このメンバーでは入っていますよね、連合町会とか町会の方が入っている。あとは若者というところが多分欠けているんだと思うんです。そういう面では、ワークショップの構成メンバーというのをもう少ししっかりと、形だけ、形式的じゃなくて、本当にこれを活用していくためには、そういう新しい人たち、また町会からでも、役員が形だけ入るんじゃなくて、役員の中じゃなくても、まちの中から少し若い人たちで環境に関心がある人たち、エコタウンに関心のある人たちをぜひ今後は入れていただきたいと思っております。

 ここの検討メニューの中で、緑と水辺ということで、水辺は朝潮運河、日本橋川の水辺空間のあり方、魅力向上とかあるんですけれども、そうなってくると、この構成メンバーは日本橋では日本橋の活性化をされている日本橋地域の100年委員会とかルネッサンス委員会とかありますし、朝潮運河なんかは東京都が認定した朝潮運河ルネッサンス協議会というものもありますが、そういうメンバーの方々がここに入っていないんですよね。やはり水辺は水辺をよく知っている方に入っていただいたほうが、よりいいとも思いますが、その点をお聞かせいただきたいなと思います。

 ということは、関連づけてくるんですけれども、例えば、朝潮運河の、先ほど来の橋の話ですけれども、1つは、交通の歩行者環境の整備という大きな課題からスタートしたとは思うんですけれども、将来的には月島のまちをどうしようか、晴海のまちをどうしようかという一体の中で考えていく話だと思います。月島の1周はまだ歩けませんよね。ぐるっとは歩けないんですよね。月島側の隅田川とリバーシティのほうは一体になって歩けますけれども、朝潮運河に関しては、もうすべての路地がどん詰まりになっていて歩けない。ただ、中央区の構想では、将来的には石垣護岸はまだ耐震的には関東大震災にもったとはいえ、今後の耐震強度を増すためにはあそこを整備していかなきゃいけない。それを契機に何らかの形で月島をぐるっと川沿い、水辺沿いを歩けるような周遊歩道環境を整備しようという考えだというふうには認識しておりますが、その一環として、橋のあり方というのが一つの検討課題に上がってもらいたいなと思っています。

 隅田川の上にかかっている、桜橋というのは歩行者専用の橋ですし、江東区の小名木川と横十間川にかかっているクローバー橋、扇橋のところの橋も、本当にあれは車が走らない、人と人と、まちとまちを結ぶ橋であります。今後、晴海がどんどん再開発が進んで人が多くなる。企業は、晴海の住友商事さんはいついなくなるかわかりませんよね。本社機能を、ああいう企業は、もう晴海ではなくて、どこかへ行っちゃうとなれば、また企業の関係というのから、渋滞はいろいろなことで変化をしますけれども、住民というのは中央区にこれから、晴海地区も月島地区も住んでくるわけですから、そういう人たちの、今、まちが分断されてしまっているということを恐れている意見もある中で、橋というのは非常にコミュニティをつくっていくとか、まちとまちをつなぐ、人と人とをつなぐ上では非常に重要な課題だと思います。

 今はできることから1つずつ、歩行の整備や渋滞緩和は進めていくんですけれども、もう一歩先に、この橋のあり方というものを、景観という話も出ますけれども、実際に今ある朝潮運河にかかっている東京電力のインフラの橋のほうがよっぽど景観が悪いですから、そういう中を埋め込んでもらうとか、船に乗っていると、普通の歩行者が歩いている橋というのは、船から手を振っても、上から下を見ていないんですけれども、クローバー橋とか隅田川の桜橋とかは、その下を通ると必ず歩行者の人が川を見ていたり、水辺を見ていたり、手を振る人たちはそういうところなんですね。ということは、やはり橋のあり方というのは、朝潮運河に余分な橋がかからないほうがいいのかもしれませんけれども、つくるときには、これからなんでしょうけれども、ユニバーサルデザインも含めてですが、そういう視点で、朝潮運河の上から日の出が見える、日の入りが見える、スカイツリーが見える、そこで何か人が集まる、要するに橋というのは人と人とをつなぐ、かけはしなわけですから、ただ何かを解決するためのツールじゃなくて、一つの、もう少し一歩先んじた形での検討も、これからされるんでしょうけれども、していただきたいなと思いますが、お考えはいかがでしょうか。

 2点お聞かせください。

○小川環境保全課長
 エコタウンのワークショップのメンバーでございます。

 こちらに関しましては、まず町会、商店街等に依頼に行っているときにも、私及び環境部長のほうから、依頼に行くのは各会長ですけれども、メンバーとして選出していただくのは若い世代の方がありがたいんですけれどもということを十分言っております。エコタウンの趣旨を話した上で、会長の方ということではなく、若い世代、環境、エコに意見のある方ということで言っていることが、まず1点目。

 続きまして、大学院生、大学生、さらには水辺と緑の関係で水にかかわっている方々というようなことをメンバーにというような御意見かと思います。

 これに関しましては、資料2のほうにも書いてございます。注2でございますが、その他、関連技術を有する民間事業者等の出席を適宜求めるということがございます。これは、当該地域の開発事業者ということもありますが、委員がおっしゃいましたような水辺の関係で活動を実際していらっしゃる方々、さらには大学院生なんていうのも場合によってはあるのかなというふうに考えてございます。適宜に出席を求めることができるということで設定してございますので、そのような形で対応していきたいと考えているところです。

 以上です。

○宮本土木部長
 朝潮運河につきましては、東京都のほうの耐震護岸にあわせて中央区が緑道の整備をしています。その際には、全体の中で連続性だとか快適性だとか、そういうのに十分配慮して進めていきたいと。あわせて、やはり月島地域は河川とか運河で分断されておりますので、橋については、混雑緩和だとか防災性という側面もありますけれども、やはり地域をつなぐというところは非常に大事でございますので、そういう緑道の回遊性の確保とあわせて、月島地域全体の中でどういうふうなまちにしていくのかというふうな考えに立って、行きどまり道路なんかを中心にして、橋の必要性などについても検討していきたいと考えております。

○二瓶委員
 それぞれ御答弁ありがとうございました。

 エコタウンのワークショップは、ぜひそういう形で、これは今度受け皿の問題になってくると思いますので、よろしくお願いします。

 橋は、そういう面では晴海の人たちと月島側の人たちがあの橋の中心に割と広いテラスをつくってもらって、そこで、アイデアはよくありませんけれども、もちつきをやるとか、日の出・日の入りを見る会をやるとか、何かそこで少しぐらい橋の上でイベントができるぐらいの、これから検討なんでしょうけれども、そういう夢のあるかけはしをつくっていただきたいなと思いますので、一つ一つ渋滞緩和を含めて御検討いただければと思います。

 終わります。

○増渕委員長
 理事者報告に対する質問が終わりましたので、議題に入ります。

 環境保全及び建設行政の調査について、何か御質問ございますか。

○小坂委員
 では、質問します。

 このたび、国土交通省より岸田都市整備部長が来られたこと、景観法制定に深くかかわられた部長が来られたことを本当に私、うれしく思っております。本当に期待しているところですし、景観法というのは本当にすばらしい精神が入った法律かと思っております。そこには住民の合意形成をきちんとする、地域文献をきちんとつくっていく、また、景観、重要建造物をきちんと特定し、それを守っていく。それらのすばらしい精神が入った景観法をつくられた部長が来られたということで期待しているところですが、部長にお伺いいたしますけれども、ここで中央区に来られて、中央区のまちづくりの課題や、部長としてどのようなことをなしていきたいか、その抱負などを述べていただければと思います。

○岸田都市整備部長
 7月より都市整備部長を拝命いたしました岸田でございます。先ほど小坂委員より過分なお言葉をちょうだいいたしまして、大変恐縮しておるところでございます。

 私、平成5年に役所に入りましてから、まちづくり関係、都市計画関係、再開発関係、PFI関係など、さまざまな業務を行ってきているところでございまして、国の立場から、さまざまなまちづくりに関する法制度について取り組んでまいったところでございます。さらに、平成12年から京都市役所のほうに出向いたしまして、京都の都市のまちづくりについて、現場でかかわらせていただいた機会もございました。こうした中で、東京の、それも都心中央区のまちづくりに、今回、都市整備部長として携わることができるようになるという機会をいただきましたことを非常にうれしく、また感謝をしておるところでございます。

 実際に、東京の都心についてどのように考えるかということ、これは区の住民の皆さん方にとっても大きな問題であると同時に、東京都、そして日本の国全体としても非常に大きい問題だと考えております。私といたしましては、まずは実際に地元の状況をよく拝見をしてから、その中でじっくりと物事を進めていきたいと考えているところでございます。今、先走って、あれこれ、あれこれと申し上げるのも、現場の状況もわからない中で申し上げるのもかえって失礼に当たるかと思っておりまして、まずはじっくりと現場の状況を見定めさせていただきながら、その中で、先ほど住民の御意見も聞きながらということもお話ございました。私のこれまでのまちづくりに関する取り組み、先ほどよそ者の話もございました。私、全くそういう意味ではよそ者でございます。そういった者が一つ職場に入ることで、地域の活性化につなげていければと考えておるところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○小坂委員
 部長はよそ者だけでなく、若者かと思っております。実際に、私、第二回定例会の一般質問で景観法に関して触れさせていただきましたけれども、区の回答はちょっと残念だったんです。すなわち、景観審議会を置くべきだ、それは都市計画審議会で十分兼ねるというふうな回答だったんです。そうではないと思うんです。やはり景観法は景観審議会や景観計画をきちんとつくりつつ、景観行政団体として我が区もなっていくようなことをしながら景観を守っていく必要があろうかと思っております。

 都市整備部長も本で書かれておりますけれども、単にデザイン的に美しいだけでなくて、その中で生きている人たちがいると。その人たちがどれだけ生活が豊かになっていく、その中で美しさが入っているというふうなことを述べられております。建築家のまちへの中では、シンポジウムの中で述べられているんですけれども、本当に美しいまちづくりを、私はどちらかというと、先ほどの私の話にもありましたけれども、どうかなと。開発一辺倒な、敷地内をそこだけビルを建てたらいいんじゃないか、それで終わりじゃないかということじゃないと思います。中央区のまちづくりをぜひとも美しいまちづくりにしていただけますように期待しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上です。

○増渕委員長
 ほかにございますでしょうか。

 それでは、御質問もないと思われますので、議題について継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○増渕委員長
 ありがとうございます。

 それでは、視察について御案内申し上げます。

 午後は芝浦水再生センター及び芝浦アイランドの視察を実施いたしますので、午後1時15分、正面玄関前に集合願います。

 それでは、午後1時15分まで休憩といたします。

 なお、委員の方と担当部長さんはお残り願います。

(午前11時48分 休憩)

―――――――――― ◇ ――――――――――

-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬の2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。

―――――――――― ◇ ――――――――――

(午後1時13分 再開)

○増渕委員長
 再開(車中)

〔視察等日程は別紙のとおり〕

○増渕委員長
 閉会(車中)

(午後3時47分 閉会)

――――――――――――――――――――――――――――――――

「別紙」

環境建設委員会視察等日程

○日程

    委員会開会 10:00

    (請願審査・理事者報告・質疑)

         ↓

       [休憩]

         ↓

    区役所出発 13:13

    委員会再開

         ↓

    芝浦水再生センター 13:40~14:35

         ↓

    芝浦アイランド 14:48~15:33

         ↓

    委員会閉会(車中) 15:47

    区役所到着 15:51

○視察概要

・芝浦水再生センター (同センター会議室)

 委員長あいさつの後、下水道事業の説明を受け、質疑応答の後、つぶさに視察を行った。

・芝浦アイランド (同敷地内施設)

 委員長あいさつの後、芝浦アイランド地区プロジェクトの概要の説明を受け、質疑応答の後、つぶさに視察を行った。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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