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平成22年 環境建設委員会(11月10日)

1.開会日時

平成22年11月10日(水)

午後1時30分 開会

午後4時34分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 増渕 一孝

副委員長 中島 賢治

委員 矢吹 和重

委員 石田 英朗

委員 田辺 七郎

委員 小坂 和輝

委員 二瓶 文隆

議長 中嶋 ひろあき

4.出席説明員

(17人)

矢田区長

髙橋副区長

吉田副区長

田中環境部長

小川環境保全課長

園田清掃リサイクル課長

遠藤中央清掃事務所長

宮本土木部長

有賀土木部管理課長

近江道路課長

石田公園緑地課長

岸田都市整備部長

田村都市計画課長

望月地域整備課長

中野副参事(都市計画事業・特命担当)

平野住宅課長

永沢建築課長

5.議会局職員

奥田議会局長

横山議事係長

武藤書記

長田書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○増渕委員長
 それでは、環境建設委員会を始めさせていただきます。

 本日、理事者報告の関係で中央清掃事務所長、公園緑地課長、都市整備部副参事、住宅課長及び建築課長が出席しますので、御了承願います。

 また、過日、行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えています。

 なお、内容につきましては、第四回区議会定例会での委員長報告で報告させていただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。

 それでは、理事者報告をお願いします。

○田中環境部長

 1 平成22年度中央区「行政評価」(環境部・土木部・都市整備部)(資料1)

 2 環境部と土木部の組織整備について(資料2)

 3 中央区一般廃棄物処理基本計画中間報告について(資料3)

 4 年末年始のごみ・資源の収集について(資料4)

 5 中央清掃工場の操業状況等(平成22年度上半期)について(資料5)

 6 中央清掃工場の排ガス等調査結果(平成22年度上半期)について(資料6)

 7 東京エコサービス株式会社の経営状況について(資料7)

○宮本土木部長

 8 中央区立清杉通り駐輪場の開設について(資料8)

 9 江戸バスの運行改善等について(資料9)

 10 朝潮運河歩行者専用橋の詳細設計について(資料10)

○岸田都市整備部長

 11 晴海地区まちづくり協議会の報告(資料11)

 12 建物(区立まちづくり支援用施設)明渡し請求に係る訴えの提起について(資料12)

 13 区民住宅の入居者募集について(資料13)

 14 地区計画の区域内における制限規定の追加について(資料14)

以上14件報告

○増渕委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻、午後2時3分でございます。自民党さん53分、公明党さん31分、共産党さん31分、友愛中央さん31分、日本創新党さんが20分ということになっております。

 発言を願います。

○矢吹委員
 阪神・淡路大震災のことについては、非常に我々は御同情申し上げて、後遺症その他について本当に心配し、なおかつ我々のできることだけはみんなでやろうよということで受け入れたわけであります。それはまことにありがたいことであります。

 さて、そこで質問は、中央区に被災者の方たちを受け入れたという実数、それは昔のことを調べれば、すぐわかると思いますよね。それと、その人たちがいつごろ御退去なさったかということ、また、その人たちの中で問題点があったかどうか、御希望があったかどうか、それをまず承りたいと思います。どうぞ。

○望月地域整備課長
 阪神・淡路の際に受け入れた被災者等の数ということでございます。

 区立まちづくり支援施設のほうに7世帯の方が御入居を最初されたということでございます。その後、3カ月程度で出られた方が3世帯あったと。また、その後1年程度で出られた方が3世帯、残り1世帯という形で、現在のものが今回の対象となっているものでございます。

 以上でございます。

○矢吹委員
 さて、そこでございます。私は、3カ月か1年云々ということは本当によかったなということを感じております。なぜならば、行き場所があり、元へ戻って、きっとお元気でお働きになっているかなと思うわけでありますけれども、私はこの件について非常に疑問に思うのには、何回も長期間にわたって延期、延期という問題であります。それ自体について、当然、担当者の方は大変だと思うわけですよね。

 これについても、例えば平成7年11月22日からという問題なんですが、それは平成7年11月、それで平成11年9月までということで訪問を繰り返し、リピートなさったわけでありますけれども、そのときの対応、内容、実態をおっしゃってもらいたい。

○望月地域整備課長
 入居されたときの状況あるいはその後の区の対応ということでございます。

 まず最初にお入りになられたときは、当然、阪神・淡路大震災での罹災者ということで区の施設を提供したものでございますが、その際は当初5月から11月まで半年という期間でお入りいただいたものでございます。その後、お話によって11月から12月、年内という形で期間を延長しております。これは相手の方のお申し出により、そういった時間の確保ということで12月までという形で使用許可をいたしたものでございます。

 その後、退去されることなく、何のお話もなく、手続もされずに11年9月まで至っております。その際も来庁を促す、あるいは訪問を繰り返すなどしておりましたけれども、手続のほうはされておらなかった。そういったことを受けまして、当事者の方から平成11年9月に使用許可の申し出がやっと出てまいったということでございます。その際に、9月から翌年3月まで半年間の期限でというお申し出がございましたので、そういった使用許可を与えたということでございます。区のほうとしましても、そういった際には相手の方の御事情、またお申し出の内容等を踏まえた上で使用許可というものをしておりますので、その時点ではそういった形で努めていたと考えております。

 以上でございます。

○矢吹委員
 ありがとうございます。

 決して鬼になれというんじゃないんですよ、私の言うのは。そのときの実態をもう少し詳しく知りたいんですよ。相手様はいろいろ理由はあるんでしょう、御事情がね。きっとその担当者は聞いていると思うわけでありますけれども、1回目のときの内容、2回目のときの内容、3回目のときの内容というのはリピートであるのか、それとも各回によって違った内容が出ているのか、それで非常に同情すべきものありということで、中央区の場合には非常に区長さんがよろしいから、非常に人間味のある善処をなさると思うので、これ自体は私、本当に結構なことだと思うんですよ。その実態をお知らせ願いたい。

○望月地域整備課長
 御入居された状況あるいは実態ということでございます。

 最初にお入りになられたときは、こちらのほうの施設、当初平成7年5月のときはお2人で申し込みがありまして、お住いになられています。その後、お子様が生まれているという状況がございまして、そういった中を含めて、相手の方からの御事情も含めまして、当時も伺っており、そういった中身を踏まえた上で使用許可をしております。その後、お子様につきましては3人現在おられるということになっておりまして、その都度、お子様が生まれている状況があったというふうに聞いてございますので、そういったことも踏まえながら、区としては使用の許可をしてきておるということでございます。また、相手の方からの使用許可の申し出につきましては、行く先が見つからないという状況で使用許可のほうの申し出がされているという、それは変わっていない状況でございました。

 以上でございます。

○矢吹委員
 さて、そこで、それ自体はいいと思うんですよ。私はそういう最初の要件があった場合において、やはり温情というものは必要で結構だと思うんですよ。ただし、ある意味においては毅然とした態度が必要ではないのかと思うわけであります。

 具体的になりますけれども、その世帯と交渉した人は、ごめんなさい、係長ですか、課長ですか。一般職員ですか。専門職の人かお聞きしたい。どうぞ。

○望月地域整備課長
 対応をだれがしたのかということでございますけれども、その当時の資料には担当あるいは課長、係長を含め、だれが対応したという記録までは残っておりません。ただ、私どもが相手の方とお話しする際は、もちろん課長を含めてですけれども、担当係長、それから担当を含めてお話を聞くような形になっておりますので、当時も当然そういう対応をしていたというふうに考えてございます。

 また、そういった中でいきますと、必ず使用許可の申し出をされるときは区役所のほうへ来ていただき、お話をしていますので、課長を含めて対応しているというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○矢吹委員
 ごめんなさいね。決して私、検事でも何でもないのでね。ただ、私は物事の交渉というものは本当に対応する人が非常に大切だなと。相手の立場を思って、本当に住居がなければ、逆に住居をお世話するぐらいな、もしくは今の住居はやはりお約束どおりの期間、またその他があれば中央区でも使わざるを得ないということで、そこにいらっしゃること自体が必ずしもその人のお幸せではないんじゃないかと。むしろ、その人たちの行き場所、その他のことを考慮してお話しするのが、私はやはり施設管理者として必要ではないのかなと思うわけであります。

 と同時に、先ほどちょっと私の聞き間違えかもわからないけれども、3者でお話、相手さんが2人、それを区に呼んで、課長さん、係長さん、担当職員さんと3人でお話ししたということですか。

○望月地域整備課長
 退去に向けての区のほうの対応と、先ほどのお話の対応した件でございますけれども、まず私どもも相手の方とお話をして、住む場所、やはりこういったものが一番大事な生活の基盤でございますので、相手の方の住む場所をどのように確保できるのか、福祉の部署と連携しながら、まず御相談をしていただく、そういったことに、今、努めております。

 ただ、これは相手の方が区のほうにおいでいただき、御相談をしていただかなくてはなりませんので、そういったことも含めて、今回もこちらのほうでは交渉打ち切りという形でしてございますけれども、今も粘り強く相手の方とお話しする、そうしたことに努めております。先月には1度お会いできまして、来庁の約束をいたしました。その際に、約束した日にちは来れませんと御連絡が入りまして、その次の約束をいたしました。ところが、その約束をした日にはおいでいただけませんでした。その後、区のほうに、ほかの部署においでいただけたということで連絡がありましたので、連携を図って福祉の相談部署のほうに御案内申し上げまして、相談をしていただいております。現在もその部分は継続させていただいております。当然、区のほうとしましても最大限できることの配慮、努力はしてまいりたいと考えておりまして、粘り強く最後まで継続させていただきたいと思っております。

 また、先ほど区のほうにおいでいただいたときの対応ということでございますけれども、区のほうにおいでいただいた方というのは、使用許可について申し込まれている方でございますが、お1人かお2人か記録は残っておりませんけれども、その方に対しまして区のほうとしては、課長を含め、お会いしてお話をするというのが一般的でございますので、そういった対応が図れたのではないかということを考えてございます。

 また、対応する人間が大切であるということでございます。今回おいでいただいたときも、その方からは担当の係長が今お話をしておりますけれども、対応を親切にしていただいた、お話がしやすいというふうにも伺っておりますので、現在、担当の係長が直接そういった対応をしておるところでございます。

 以上でございます。

○矢吹委員
 私は、7世帯の方がいらっしゃって、他の6世帯の方は本当に感謝しながら御退去いただいたと確信するわけでありますよ。本当によかったなと思うわけで、1世帯の方はここまで云々というのは、はっきり言えば善悪で言うのならよくないということですよね。

 ただし、私はこう思うんですよ。こういうことについては、人間的な解決しかないんですね。それでは最後の質問であります。一体、このとおりにやって、いつごろ片がつくんですか。御退去は実際問題できるんですか。

 という問題を出しながら、私はこういうことについては、実は、自分のことでありますけれども、病院でも同じなんですよ。お金を払わないで突然いなくなっちゃった人もいるわけなんですよ。その場合、鬼のように取りに行かれないですよね。それで、私は、やはりこういうことについては人間的な対応が必要なのかなと。先ほどちょっとお話にあった係長さんが非常によければ、本当にそういう方の御努力に私は感謝を申し上げたいと思います。結論は、どうか人間的な対応で、やはりここまで来たわけでありますから。ただ、法的なことも当然必要ですよ。でも、最後まで人間的な温かみのある対応で、どうぞ御解決を願いたい。

 と同時に、そのような解決が一体いつ、私はわかりませんと言われると困るんだけれども、予想として、どうなんでしょうか。これだけ聞いておきます。どうぞ。

○望月地域整備課長
 訴訟の提起から、実際いつ退去をしていただけるのか、またいつそういう形になるのかということでございます。

 まず、この訴訟の提起は12月中旬予定という形で、現在予定しておりますけれども、そこで判決が出たといたしましても、実際に退去していただくに際しては、やはりお子様がいらっしゃるということで、教育上への配慮、教育環境の配慮、お子様への配慮、そういったものが必要だろうと考えています。例えば、年度末であるとか、学期末であるとか、そういった時期に合わせて御退去いただければ一番よろしいのかなと。また、その際には、先ほど申しました福祉との連携を図って、区としてできることを最大限努力した上でのそういったお話になろうかと思いますけれども、まずはその点を最大限区として努力しました上で、そういった退去に向けてお話をさせていただきたい。最終的に、できなければ、やはり退去をしていただくしかないというふうに考えています。

 また、時期については、訴訟の判決が出ました後で、また実態、そういった部分でいつ、そういう形で退去いただけるかも、教育上の配慮を含めて検討した上で実施してまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○矢吹委員
 それでは、最後に、本当に御苦労さまでございました。特に、担当者の皆さんが本当に嫌な思いをして、それでもって一生懸命やったにもかかわらず、本人が面談に来ないとか約束を守らないということで非常に嫌な思いをしながらも、よくここまでなさったなと思います。

 その場合の御注意することは、やはり初期においての対応が一番大事なのかなと私は思っております。ですから、7世帯あって6世帯の人は本当に感謝して、お幸せに次の場所へ移られたと私は思うわけであります。ですから、そういうことを基点にして、余りこういう災害があっては困るんだけれども、あった場合も心して御対処願えればありがたいかなと思います。これは希望でございます。

 終わります。

○石田委員
 それでは、私のほうは簡単な質問で2点ばかり。

 1点は、駐輪場の件なんですが、清杉通りに駐輪場ができるということで、大変整備が進んでおりますが、人形町の通り、それから清杉通りと歩道上に歩道を確保して、そこに駐輪場ということで、土地のない中央区、余裕がないところで、歩道のこういうところに駐輪施設ということは、まちとしても、整然と自転車が並んでいるというのは大変きれいであるし、雑然とした状態は改善されているなというふうには思っているところです。

 さて、この駐輪施設なんですが、人形町の駐輪施設のほう、同じもので既にできて利用されているわけなんですが、利用の登録制になっている実態ですね。清杉通りができるに当たって人形町のほうを参考にしたいというふうに思うので、その辺の質問なんですが、登録の実態、そして、登録に当たっては何メートル以遠でないといけないとか、登録していただく基準がいろいろあるんじゃないかなと思うんですが、このあたりについてお知らせいただきたいなということと、それから清杉通りもできてきて、同じことなんですが、1つは駅に向かって、夕方まで、あるいは深夜まで、夜まで置いておくというような形になってくるんだろうと思うんですが、置きっ放しの場合に何か荷札のようなものがついていたりということで整理はしているんだなというふうには見受けられるんですが、このあたりの、今後、清杉でこれだけの広い範囲でずっと監視していかなくてはいけないので、広い範囲で監視していくに当たって、どのような監視の体制というか、整理をしていく体制を考えているのか。そして、延べどのぐらいの人数を要して、どの程度の金額が、年間でいいんですが、かかっていくのかということを知りたいと思っております。

 それから、同じことで言いますが、近くに商店が、目の前にあったり、いろいろ商店街が、こちらもそうですし、人形町もあるんですが、せっかくこういう施設があるんですが、とめられない、そこにとめちゃうと、たまたま通りかかった監視の人に注意を受けたということで、例えば商店にお買い物にちょっとといって乗ってきて、ほんのちょっとの駐輪についての何か工夫というものは考えられないのかなということが地元でも出ております。そこのところの管理というのは難しいんだろうとは思うんですが、工夫ができるものかどうか、このあたりのことをお聞きしたいと思います。

 それから、もう1点は、今度は駐輪場から離れまして事務事業評価、行政評価です。

 事務事業の評価の部分で、先ほどちょっとお話がありました17ページの件なんですが、工場等監視指導ということで、中を読んでみますと、実際に工場等による公害ということの基準、大気汚染防止法だとか騒音規制法だとかということで、この根拠というのはそういった工場あるいは工場以外のもの、マンション建設もここに入ってくるのか、建設の事業所として。書いてある内容を読むと、もう一つ理解がしにくい部分があるものですから、お聞きしたいと思います。

 そして、繊維問屋街とか築地市場周辺にもマンションが建設されたことによりと、これはどちらがどちらに公害というか、問題が生じてくるのか、具体的にお話しいただけたらというふうに思います。

○有賀土木部管理課長
 駐輪場の整備についてのお尋ねでございます。

 今回清杉通りに駐輪場を路上に整備をさせていただくということでございますけれども、これまで中央区で路上に整備しましたのは、委員からお話がありましたとおり、人形町通りあるいは人形町三丁目、それから蛎殻町の駐輪場等がございます。

 今お尋ねの件でございますけれども、人形町通りにつきましては、これまで約1年間にわたって整備してきまして、その中で113台ほど駐輪場を整備してございますが、現在、その駐輪場につきましては、満車状態ということでございまして、お待ちいただいている方がございます。中央区の駐輪場、人形町に限りませんけれども、利用につきましては駅を利用している通勤・通学者の方用の駐輪場ということで、現在、整備を進めさせていただいておりますので、利用の条件としましては、当該駅をお使いになりまして、お勤め先がある、あるいは住居があるということで300メートル以上離れているということが条件というふうになっております。

 その中で、ただいま委員から御指摘のありました、例えばそれ以外の方等をどうするかという問題があろうかと思います。実際に各駐輪場につきましては、登録自転車のみしか使えないわけでございますけれども、中には駐輪場に、例えばお買い物に来た方等の短時間的な利用等の自転車等も入っているかというふうに思いますけれども、そういうものにつきましては、現在、シールの張っていない自転車につきましては、毎日、シルバー人材センターのほうに頼みまして、基本的には駐輪場から出して、わきのほうに整理をさせていただいている。さらに、シールを張った自転車で5日以上経過しているものについては、定期的にほかの場所に、保管場所等へ撤去あるいは移送させていただいているというような状況でございます。

 それにかかる費用でございますけれども、現在、中央区のすべての駐輪場で、委託費用として、駐輪場の整備費用として2,700万円強かかっております。これは全部で16カ所でございますけれども、今回新たに清杉通りにつきましてもシルバー人材センター等に委託しまして、定期的な撤去あるいは見回り等を実施していきたいというふうに考えております。

 また、商店等の利用者への工夫ということでございますけれども、こちらにつきまして、今の段階では駐輪場の利用形態が通勤・通学ということで、なかなか難しい面はありますけれども、実態としては、例えば人形町等は商店等の利用者の方も多いと思いますので、今、自転車利用のあり方についての調査・検討というものも始めておりますので、その中で、例えば通勤・通学だけではなくて短時間利用の方、他区では例えば時間制の導入とか、そういうものも行っておりますので、そういうことも含めて総合的に検討をさせていただきたい、そのように考えております。

 以上です。

○小川環境保全課長
 事務事業評価、工場等監視にかかわっての御質問でございます。

 マンション建設等に関しましては、こちらの工場等監視指導の中には特定建設作業ということで建築現場で削岩機、バックホーなどの特定機材を使って大きな騒音、振動等を発生するものに関しては対象としてございますので、それに伴う苦情等が出てきた場合には職員を派遣し、仲介等をするということはよくあることでございます。

 続きまして、2点目でございます。

 こちらの書き方が余りよくなかったということで反省してございますが、繊維問屋街、築地市場周辺にもマンションが建設されたことによりということで、どういう形態の公害なのかという御質問でございますが、これに関しましては、マンションに居住していらっしゃる方々が騒音、さらには振動、さらには最近ですと法規制の基準にはないんですけれども、低周波的な苦情等が出てまいります。そうしたものに対応しているということで、今まで商業地域だったところに常時居住者がいらっしゃることによる日常生活に伴っての生活公害的なものが出てきているという記述でございます。

 以上でございます。

○石田委員
 駐輪場の件はわかりましたが、1点、整備費用が2,700万円、区内16カ所あるというのは、その後の維持管理という意味での2,700万円なのか、建設にかかわっているものも入っているのか、このあたりのことを詳しく。

 それから、自転車利用のあり方検討会、今言われてはっと気がついて、大変申しわけありません。質問しておいてあれなんですが、商業地区の商店街の中で大変きれいにはなってきているな、乱雑に置かれていた自転車が大分整理されたなという印象はあるんですが、ちょっとの買い物だからというので通行の邪魔になる置き方をしていく、それが2台、3台と重なってくると大変危険な、以前の通りと変わらなくなっちゃうななんていうこともありまして、地元の商店街からも何かいい工夫がないかなということで、これは要望なんですが、そういったものを今後のあり方の検討の中で議論していただけたらありがたいなというふうに思うので、要望しておきます。

 それから、今の事務事業評価のほうの話ですが、そうすると建設にかかわる振動、騒音だけが対象になるということですかね。例えば解体の作業の最中には、例えばほこりだとか、さまざまなクレームが出てくるだろうと思うんですが、そういったこともこの範囲で対処してやっているのか、全く別の話なのか、そのあたりが私の頭の中でごっちゃになっていて整理がついていないので、教えていただけたらと思うのと、それから繊維問屋街で考えてみると、繊維問屋街のところに道路上の段ボールが問題になるとか、そういうことはあるけれども、今、騒音、振動という、そういった公害にかかわるような何か問題があの地域にあるのかなと。築地市場の周辺ということになってくると、振動というのはトラックの出入りであるとか、それから大型の冷蔵庫であるとか、この辺は理由が明確に、言われてみれば、ああ、そういうことがあるんだなということなんですが、繊維問屋街のほうがいまいち何が具体的に出てきているのか、事務事業評価表に問屋街と出ているものですから、そこを知りたいというふうに思います。

 それで、実際これは環境保全課のほうの問題ではなく、区の全体のほうの問題ということでいえば、一事が万事こういうふうに、いわゆる商業地区にマンションが続々とできてしまって、マンションからのクレームで今度は商売がやりにくくなる、事業が継承できなくなってくるというような問題が発生してくる。これが一番大問題だというふうに思います。

 このあたりについて環境保全課の方にどうなのというふうに聞くつもりはございませんが、ぜひともこのあたりのことを今後整理していただいて、以前、網かけをしていただいたりして大分中心街にはマンションは入り込めない状況にはなってきたりしていますが、それでも1、2階事務所で、あとは上がマンションという形態もたくさんあります。そうすると、歩道上の段ボールが邪魔になるとか、子供の通学に危ないとか、確かに、それは言われればそうなのだけれども、後からできたところに対して商業地区が大変危機に瀕してくるという実態がありますので、この辺は要望で、今後しっかりと区の皆さん、幹部の皆さんにお聞きいただいていますので、このあたりは整理をしていただきたいというふうに、このことは要望としておきます。

 それでは、2点ばかりお答えいただきます。

○有賀土木部管理課長
 大変失礼しました。

 駐輪場2,700万円でございますが、これは整備ではなくて整理ということで、駐輪場の中、あるいはその周辺をシルバー人材センターに頼みまして、毎日午前中、朝7時から10時半までの間、整理をしております。その整理にかかる年間の費用が2,700万円ということでございますので、御了承いただきたいと思います。

 以上です。

○小川環境保全課長
 建設作業にかかわって、クレームにほこりなども入るのかということでございますが、委員おっしゃいましたようにクレームに関してはいろいろなものが入ってまいります。騒音、振動だけ仕切ってクレームというようなことはございません。ですから、そうしたものも話としてさせていただいているということでございます。

 また、繊維問屋街に関して、言葉が足らずに申しわけございませんでした。段ボールというようなお話でございましたが、段ボールというようなことではなく、やはり地区の騒音であるとか振動であるとかということで、御商売の方と居住の方との関係の中で、いろいろな生活型の公害といいますか、クレームが出てきているというようなことで、これに関しましては、最後、要望ということで言っていただきましたけれども、やはりこの事務事業評価にも書いてあるように、工場等、その場合には繊維問屋街の御商売をなさっている方々等も入るかと思いますが、こうした方々と区民の方々、居住者の方々と言ってもいいと思いますが、そうした方々の共存していく地域づくりということを今後目指していかなければいけないということは間違いないところでございまして、そうしたことに関連してのクレーム、生活型公害へのクレームに関しても環境保全課として対応していきたいと、かように考えているところでございます。

 以上です。

○田村都市計画課長
 建設工事等におけるほこり等の関係でございます。

 こちらにつきましては、建設工事に伴う近隣の方々の苦情あるいは相談というのは幅広いものがございますので、そういった連絡等をいただいた際には、私ども都市計画課の相隣担当と、それから環境部環境保全課のほうと連携をとりながら、現場へ伺う等して状況等を確認しながら、例えば規制値内におさまっているような内容でありましても、できるだけ改善するように事業者のほうをそれぞれの部から指導をさせていただいておるところでございます。こういった内容については、環境は環境の規制の中での評価ということかと思いますけれども、取り組みとしては今お答えさせていただいたような、できるだけきめ細かく対応できるような取り組みをしているところでございますので、御理解いただければと思います。

 以上でございます。

○石田委員
 それぞれありがとうございます。

 今、相隣のほうでも対応するということで、相隣なのか環境保全なのかということで、地元の方々が、ほこりがすごいわ、あるいは騒音がすごいとか、その都度いろいろ解体作業に大体発生してくることなんですが、建設現場でいろいろ初期のころ、そういったことが多く出てきますから、これはそれぞれのセクションがばらばらの対応じゃなくて、ぜひとも縦割りじゃなくて、うまく連携して作業といいますか、処理をしていただきたいというふうに要望させていただきます。

 それから、先ほどの2,700万円の維持費、シルバー人材センターに払っているお金が2,700万円ということなんですね。随分かかるんだなと一瞬思っているところなんですが、これからも、まちのためにきれいな景観を保つ、それから多くの来街者に来ていただくためのまちづくりという意味では、このお金を惜しんではいけないなというふうに率直に思います。

 ただ、中央区がすべてこれをやれば済むのかということになってくると、東京メトロだとか、こういった先ほどの駅利用者の通勤・通学の方々に限るというお話でしたので、そういうことに限ってこういうことをやっているんですよということで、やはり話し合いをきちっとしていく必要があるんじゃないのかと。ほかにも駅周辺で整備をきちっとしてお金をかけているわけですから、やはり事業者のほうにもそれ相応の負担といいますか、理解を求めていくということは、ぜひとも今後してほしいなというふうに思います。

 この2,700万円、これはもっともっとお金がかかってもしようがないんだなということは、今申し上げましたように、きれいなまち、また訪ねてみたいまちという中央区の特色からしたら、ぜひともこれはしておかなくてはいけない、かけなくてはいけないお金だなというふうに思いますので、そこは理解いたしました。

 以上で質問を終わります。

○田辺委員
 それでは、限られた時間ですが、質問させていただきます。第四回定例会で議案として出される内容の重なっているものもありますので、そのときはまたそのときで配慮したいと思っています。

 資料2に関連してです。

 環境部と土木部の組織整備についてということですけれども、提案の文章の中には、環境問題が非常に課題になっているというふうに書かれております。地球環境問題では国際的な取り組みが今やられているわけですし、区長も環境重視ということを所信として繰り返し表明しております。環境部の取り組みの強化が今、求められているときに、なぜ2つの部の合体なのか、まずこれはおかしいなと私は驚いています。

 そこで、質問しますが、指導、規制する部局である環境部と事業を進める土木部とを合体させるということは、環境部の持っている独自の役割をなくしてしまうのではないかと大変心配をしております。これについてどう考えるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料要求をお願いします。

 提案内容の検討のために、ここでは部課までしか書かれておりませんが、現行組織の部課あるいは係とその所掌事務、配置人員及び整備後というふうに書かれています、検討されている部課、係とその所掌事務、配置人員、これを示した資料を早急にいただきたいと考えておりますけれども、第四回定例会の委員会でも議論しなければなりませんので、できれば5日以内に提出をしていただければと思います。

 それから、資料3に関連することでありますけれども、膨大な内容です。これをわずか3週間のパブリックコメントで区民の皆さん方、関係者の皆様方の意見を聞くというのは大変酷なことじゃないのかと思いますけれども、期間が短過ぎる、もっと延長しなさいというのが私の主張であります。

 もう一つは、この膨大な内容を区民、事業者あるいは関係者の皆さん方に知らせ、そして区のほうは援助、指導するということで、たくさんの人員を必要としますけれども、その矢先の環境部消滅でありますから、大問題というふうに思いますが、それで対応できるんでしょうか。これから10年間対応できるのか。私は大変心配しておりますけれども、どうですか。お聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料5に関連してでありますけれども、この文書の中には一組発表と、こういうふうに表現がなされています。ほかの文書では東京二十三区清掃一部事務組合、こういう表現もありますし、清掃一組と、そういう表現もありますけれども、せめて清掃一組という表現にしておくべきじゃないでしょうかね、こういう文書は。これは要請でありますけれども。

 その上で、ごみの搬入、灰の搬出の車両は合わせまして1日412台ですね。これはあの周辺の環境負荷が大きいと思いますけれども、軽減対策はどうされているのか。この車両の搬入についての軽減対策はどうなのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料6に関連してですけれども、ここではことしの6月、7月でしたか、水銀の問題で焼却炉が停止をしたと。大変な被害をこうむったわけでありますけれども、この焼却による有毒ガスの発生ということで焼却炉が相次いで停止に追い込まれたということですが、中央区の対応はどうだったのか、それから、もう一つは焼却前にこうした水銀などの検知、検出する仕組みというのは今までなかったのか、あったけれども作動しなかったのか、そういうことで、これからはこの検知についてどういうふうにしていくのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料7は東京エコサービス株式会社です。

 いろいろ問題を抱えている株式会社だと私たちは考えておりますけれども、これを見ますと、これから事業を拡大していくと、こういうことですね。先ほど港区から新たに業務委託を受けたということですが、清掃工場運転管理等業務受託事業をもっとふやしていくんだ、それから電気販売事業をこれからもふやしていくんだというふうに言っておりますけれども、燃やすごみを減らしていくというのが私たち、行政の取り組んでいる課題じゃないですか。燃やすごみを減らしていく、稼働している焼却炉を縮小していく、工場を減少させていく、少なくしていくという考えのもとで、今、対応しているんじゃないですか。その考え方からすると、この事業拡大のために、また燃やすものを集める、そういうことになっていくじゃありませんか。この点についてどう思うのかお聞かせいただきたいと思います。

 あわせて、清掃一部事務組合の定例総会、6月でしたか、開かれたということですけれども、ここには中央区からだれが参加して、どういう発言をしたのか、あるいは発言しなかったのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、清杉通りの駐輪場の問題でありますけれども、ここで書かれているのは71台の収容ということであります。この供用開始直前のこの周辺の放置自転車というのはどれほどの台数だったのかお聞かせいただきたいということと、それから、この駐輪場の設置場所は地下鉄の出入り口を十分に考慮した配置になっているのかどうか、これもお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料9の江戸バスの運行改善等の問題でありますけれども、要求、要望を取り入れて改善を図るということ、積極的な対応だというふうに思います。

 そこで、いろいろ意見が出ていた月島一丁目西仲通り付近のバス停の新設の可能性です。なかなか近隣の住宅が設置をオーケーしてくれないんだというお話も聞いておりますけれども、しかし、どう考えても、あそこは間隔として、中間点として必要な場所だと考えておりますけれども、その可能性はどうなのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、新川の南北乗り継ぎ、これは乗り継ぎの券を出すということですね。しかし、地図上で直線で見ますと、大体300メートルぐらい離れているんじゃないでしょうか。そういうふうに私には地図上では見えました。これは、もっとどっちも接近するようなルートを考えるべきじゃないですか。どっちも接近をして交差するようなことを考えるべきじゃないですかね。いろいろ意見が出ていると思いますけれども、そうした考えを本格的にこの問題ではやるべきじゃないですかね、そのまちを一周するということも含めて。これでは、券を渡して300メートル歩いてくださいと。区民からしかられるんじゃないでしょうかね。その点についてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料10に関連してですけれども、これは大変議論されてきた問題ではありますが、朝潮運河の歩行者専用橋の詳細設計問題です。これは、その前にやるべきことがあるんではないのというのが私の意見です。

 そこで、この文章を見ますと、検討結果が示されているということですけれども、検討結果で課題が出されているわけですね。その課題の検討が先じゃないですか。まずその前に、同時といいますか、その前にといいますか、詳細設計を進めるというのは、検討会に参加された皆さん方の意見がまた沸騰するんじゃないでしょうかね。私は、ここで出されている課題について、つまり横断歩道の問題ですね。黎明橋公園からトリトンに至る横断歩道、あるいはエスカレーターつきの歩道橋の設置の問題、こういうことはどうなんだということで再度十分な検討を進めるということが必要なんだろうと思うんです。そういうこともやらないうちに、そういうことも我々に報告しないうちに、内部検討組織を設けて詳細設計を進めるというのは、順番としてまずいんじゃないかと私は思います。その点についてお聞かせいただきたいと思うんです。

 それで、私は前回の委員会でも提案しておりますけれども、晴海通りからトリトンスクエアなどへの動線として、黎明橋公園からトリトンへの車の信号がありますけれども、ここに横断歩道を設置するということを、今、急いでやらなければならない。いろいろ、できない、できないと言っておりますけれども、できない、できないと言っているその背景には、車優先という考え方が支配的じゃないですか。やはり人間を優先させるという視点から、あの信号場所については人間優先の交通施策を進めるべきだ、横断歩道をつけるべきだと考えますけれども、見解をお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料11ですけれども、まちづくり協議会、私もまちづくり協議会はできる限り欠席しないように傍聴させていただいておりますけれども、このときはまちづくり協議会の構成メンバーについての意見が傍聴者の中から出て、都市整備部長さんが直接対応されていたように私には見えましたけれども、やはり構成メンバーについて、今、改めて検討する必要があるのではないかというふうに思うんです。どのような基準でまちづくり協議会のメンバーが選出されているのかということは検討すべきであるというふうに考えます。

 そこで、きょうは資料をお願いしたいと思います。

 直近のすべてのまちづくり協議会のすべての構成メンバーについて、氏名はAさん、Bさんで結構ですけれども、そのメンバー、それから選出母体と、その選出母体の役職、このことについて明らかにした一覧といいますか、資料を提出していただきたい、このように思います。お願いしたい。

 それから、資料12についてですけれども、これは判断が大変難しい問題だというふうに思います。前々委員の方もいろいろ述べられました。私が2つお聞きしておきたいのは、1つは3人の子供さんを抱えた生活というのは、考えるだけでも大変なことだなと、こういうふうに思います。同時に、この経過を詳細に書かれておりますけれども、担当部局の努力も私はよく見えてきているように思います。

 そこで、お聞きしますが、平成12年3月31日に使用許可の期限が切れていますけれども、平成12年4月以降、仮に申請があれば許可を出したのでしょうか。この点についてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、もう1点は、お母さんも含めて3人の子供たちの生活と学業への影響です。これは、当然ないと言えばうそになるでしょう。あると思うんです。この点について考慮をしているのかどうかということをお聞かせいただきたいというふうに思うんです。

 これは議会の議決事項になりますから、委員会での採決というのは12月の初めになりましょうか。本会議での議決というのも、それに続くわけですけれども、そうした時点で、また私たちは当委員会で議案として審議する、こういう段階を迎えるわけでありますけれども、きょうは11月10日であります。11月中には円満な解決を私は望みますけれども、区のほうの努力もこれからまた大変なことだというふうに察しますけれども、ぜひいろいろな配慮ある対応を私は求めておきたいと思いますので、考えをお聞かせいただきたいと思います。

 私の時間はあとこれしかありませんから、答弁は簡潔にひとつお願いします。

○田中環境部長
 まず、私のほうから組織に関する点で幾つか答弁をさせていただきます。

 委員おっしゃられましたように、これからの区政はすべての施策の根幹に環境という概念を置いて、そういった施策を充実していくということでございまして、まさにその趣旨に沿った組織統合ということでございます。新たな環境土木部になったとしても、これまで土木部で担っておりましたインフラ整備は快適な都心居住あるいはにぎわいとか、そういったものを維持するのに必要不可欠なものでございますので、それを新たな組織で一丸となって、検討の段階から環境に配慮したものとしていくということで、今まで以上に効率的、またスピーディーな環境に配慮した基盤整備が進むものというふうに考えております。

 また、資料要求でございますけれども、職員団体等との調整等もございますけれども、現時点の到達点というのは本日お示しをさせていただいていますが、現行の組織の所掌事務ですとか人員という資料は、5日以内に可能かとも思いますけれども、新たなものとセットということですと、まだそこまで庁内でも固まっておりませんので、大変申しわけないんですが、それが固まるまでは資料の調整のしようがないという状況ですので、御理解をいただきたいと存じます。

 また、パブリックコメントの関係でございます。一般廃棄物処理基本計画です。

 3週間というのは、もともと本区のパブリックコメントの制度で原則3週間ということで、今回はその期間をとってございます。また、こういった計画を進めるに当たっても、新たな組織で大丈夫かというお尋ねでございますが、これは土木部の技術系と環境部の事務系、技術系もおりますけれども、そういったことが連携を深めることによって、これから新年度以降取り組もうとしているさまざまな事業をより効率的かつスピーディーに行えるものというふうに考えているところでございます。

 私からは以上でございます。

○園田清掃リサイクル課長
 資料5についてですが、操業状況の中で搬入・搬出車両による環境への負荷という御指摘ですが、搬入量につきましては、昨年の上期と比べて変化はございません。もとより、稼働計画によって1日に運び込まれるごみの量というのも上限が決められておりますし、また近年は許可業者も区収集においてもCNG車とか低公害車の積極的な導入により負荷は極めて低いというふうに認識しております。

 続いて、資料6の水銀ごみでの中央区の対応ですが、中央区独自としてはホームページのほうでごみの不適正な排出をやめてくださるようにお願いをしています。また、清掃一部事務組合と一緒にですが、収集運搬業者や排出事業者に対する調査等を実施しております。検出の仕組みについては、やはり日常の適正な排出の指導とか啓発が必要かと思いますが、工場自体としては集じん機とか排煙設備などを機能させて延焼を防いでおります。

 資料7の東京エコサービス株式会社についてですが、もちろん燃やすごみを減少させるということは23区同じ思いですが、事業拡大については、現在21清掃工場の発電を7工場分だけ東京エコサービスが販売をしております。そういう意味では、今、7工場分の電気を使って販売、事業拡大をしていくということで、特段、逆行しているものではないと認識しています。

 それから、株主総会については、中央区からの参加はなく、清掃一部事務組合が23区の代表株主として参加しております。

 以上です。

○有賀土木部管理課長
 まず初めに、清杉通り周辺の放置自転車の状況でございますが、昨年11月に本区のほうで調査をしておりまして、そのときに台数としましては、清杉通り最寄り駅の都営地下鉄の東日本橋と、JR馬喰町、都営新宿線の馬喰横山、この3カ所合計ということでございますけれども、自転車で490台、そのほかに原動付自転車と自動二輪で16台、合計506台が駐輪されて、20年度に比べてプラス1台というような状況になっておりまして、区内の駅の中では、これは3駅合計ですけれども、地域としては上位3位以内に入るような放置台数ということでございました。

 それから、江戸バスのバス停の問題ですが、まず1つ目に、月島地域の区民センターとスポーツセンターの間、非常に距離が長いということでございまして、こちらにつきましては、先日来答弁させていただいていますとおり、なかなか適地がない、地域の方の御了解が得られないということで、今後も引き続き交渉をして、なるべくバス停を設置していきたいというふうに考えております。

 さらに、新川エリアでの乗り継ぎの問題でございますけれども、現在、バスが南高橋で右折をしておりますけれども、これを例えば高橋まで延ばせないかということで今回のルート検討の中でも検討してまいりましたが、バス停を設置するには側道からそれぞれ5メートルずつ、安全のために余裕をとってバス停をつくらなくてはいけないとか、いろいろと細かい規則がございまして、その中でなかなか適地が見つからない。また、辛うじてとめられるようなところがあっても、なかなか地先の了解が得られないということで今回実施に至りませんでしたが、今後も引き続き、皆さんの御要望がありますので、この辺についても、どういう方法になるかわかりませんが、検討させていただきたいというふうに考えております。

 以上です。

○近江道路課長
 それでは、私のほうから清杉通りの駐輪場所の配置の件と、朝潮運河歩行者専用橋の詳細設計の件と、2点お答えをいたします。

 まず、清杉通りの自転車駐輪場の配置の仕方についてでございます。

 配置の仕方につきましては、現在、放置自転車が多くなされている場所、また駅利用者が駅を使いやすい場所、さらに沿道の土地利用を考えまして、車の出入りがないですとか、荷さばきの支障にならない、かつ沿道の方の理解が得られる、そういったもろもろのことを勘案いたしまして、場所については決定をしているということでございます。

 次に、朝潮運河歩行者専用橋の詳細設計についてでございます。

 まず、区長への報告の中にもろもろの検討課題が示されたことから、それらの課題処理が先で、詳細設計は後ではないかという御質問でございます。

 まず、報告につきましては、架橋の必要性があるというような報告がなされておりますので、もろもろの検討課題と並行して詳細設計も進めていくべきというふうにとらえておりまして、このたび詳細設計に着手ということでございます。

 次に、黎明橋公園前に横断歩道を先につけるという御意見でございます。これにつきましては、車優先と考えているがゆえに、それがなかなか進まないのではないかというような御意見かと承っております。

 こちらにつきましては、私どもは車優先というよりも、むしろ人優先ということで考えまして、慎重な対応が必要と考えております。と申しますのが、トリトン前の今回問題となっている場所につきましては、かつて横断歩道がございましたが、こちらにつきましては事故が絶えず、やがて子供が事故に巻き込まれるということが発生いたしまして、余りにも危険ということで横断歩道を撤去したという経緯がある場所でございます。したがいまして、ここの場所に横断歩道をかき、車と平面交差するようなところに人を渡すということについては、より一層慎重な対応をしていくべきというふうに考えてございます。また、ここの場所につきましては、通学路にも指定されているということと、トリトンには5,000平米を超える公園がございまして、放課後にはたくさんのお子さんが集まってくるという場所でもございますので、やはり車と人を平面交差させるということについては慎重に検討を重ねていきたいと、そのように考えてございます。

 以上でございます。

○岸田都市整備部長
 まちづくり協議会の構成メンバーについての資料要求の件についてでございます。

 委員のお話の中でもございましたとおり、個人情報への配慮が必要でございます。正副委員長と提出方法等について調整させていただきたいと思います。

 以上でございます。

○望月地域整備課長
 資料12、訴えの提起に係るお尋ねでございます。

 まず1点目に、平成12年3月以降について、申請があれば許可をしたのかどうかということでございます。

 この件につきましては、まず申請がされた状況の中で相手の方と面談をし、その状況をお聞きした上で判断していくというのが本来の考え方でございますので、使用許可の提出がなく、その時点で面談をしてお話を伺った状況ではありませんが、それに基づき判断したものと考えます。

 また、3人のお子様の関係ということでございますけれども、私どももお子様の教育環境への配慮、これは最大限配慮すべきだというふうに考えてございます。当然、教育委員会との連携が必要であろうと考えます。先ほど具体的にお話ししました、例えばということで年度末あるいは学期末という時期をとらえるということもひとつの配慮ということになろうかと思いますけれども、これについては、その際に再度検討してまいりたいと思います。また、教育委員会だけではなく、今は生活の再建、本当に本人の生活再建という意味で、福祉との連携を図りながら、今、御本人から相談をさせていただいている状況でございますので、そういったことも含めて、区としてできることを最大限配慮してまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 どうもありがとうございました。

 時間もありませんので、絞ってお聞きしますが、環境部と土木部の組織整備について、環境部長からああした発言が出ようとは、私もまたびっくりです。環境を担当する部長として、やはり環境を守っていく立場から、この合併については意見を申すのかと思ったら、何も申さない。それどころか環境の仕事もこれでさらに進むんだということを言われているので、びっくりしました。職員団体の交渉もあるので、係や人員等は固まっていないというお話ですけれども、我々議案としてこれから審議するときに資料を出してもらわなければ困るじゃないですか。比較できないじゃないですか。そこのところをきちんと対応してもらいたい。これは、お答えをいただきたいと思います。

 それから、朝潮運河の歩行者専用橋の問題でありますけれども、これもきょうは時間がないから議論できませんが、やはり私は改めて先ほど提案したことを主張していくつもりです。よろしくお願いしたいと思います。

 それから、晴海まちづくり協議会の関連で、個人情報への配慮で資料については委員長、副委員長と相談したいということですが、ぜひ最大限状態が把握できるように資料を提出していただきたい。よろしくどうぞお願いします。

 以上です。

○田中環境部長
 条例では、各部の分掌事務について御審議をいただくということでございまして、必ずしも各課の係あるいは人員については必要ないものというふうに考えております。また、実態としても、現時点ではまだ調整中ということでございますので、御理解をいただきたいと存じます。

○田辺委員
 それでは実態がわからないで、この組織がいいですか、どうかという比較ができないじゃないですか。ですから、どの課、どの係でどういう仕事を所掌するのか、それはきちんとしていただきたい。ですから、5日以内にぜひ出していただきたいという主張は、私は変わりませんので、御検討ください。

○増渕委員長
 委員会半ばでございますが、ここで暫時休憩を入れさせていただきます。午後3時25分再開でございます。

(午後3時14分 休憩)


(午後3時25分 再開)

○増渕委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

 先ほどの田辺委員の資料要求につきましては、理事者と相談の上、決定させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、次の質問者の発言をどうぞ。

○小坂委員
 では、よろしくお願いします。

 まず1点目は、環境土木部が新たにできるわけですけれども、環境の考え方はすべての施策に反映させていかなければならない。これは前委員からの議論、また他の委員会の委員の意見からも考えられることです。そこからすると、1つには環境土木部、環境の政策ですね、それが例えば教育の現場にどのように生かしていくということを考えているのか、そのあたり、教育との連携、反映のあり方をどのように考えているのか、その考え方を教えていただければと思います。

 2点目は、アダプト制度に関してです。

 行政評価の中でアダプト制度というのが出ておりますけれども、ここに関して、例えば小学校の芝生というのが、今、3校にできてきております。この芝生の管理におきまして地域住民も一緒になってそれを管理していく、アダプト制度の考え方を用いながら、それらを管理していく、そのような考え方につながらないのかどうか、そのあたり、連携ができていかないのか。これは私が6月の第二回定例会でも質問したときに、教育長のほうから、芝生の管理におきましては学校のPTAだけでなくて地域も入れながら管理していくというような答弁もありましたので、であればアダプト制度の考え方を用いながら芝生も管理できないのかどうか、そのあたり、何か考え方を教えていただければと思います。

 3点目は、まちづくり協議会に関してです。

 これも行政評価の中で書かれておりますけれども、まちづくり協議会でとても大切なこととして、地域住民と情報の共有化を図りつつ、地域課題に対応し、地域特性を踏まえたまちづくりを進めているということで、まちづくり協議会のあり方が書かれているわけでございます。そのことからすると、どのように地域住民との情報の共有化を図っていくのか、その課題というのはないのかあるのか、このあたり、考え方を教えていただければと思います。

 また、先ほどの委員とも関連しますけれども、まちづくり協議会のメンバー関連ですが、この前行われた晴海地区まちづくり協議会におきましても、新たにできたマンションの住民の方々が構成メンバーとして入るべきじゃないかなと思うんです。このあたり、入ることも想定に入れて進めるべきではないかと思うんですけれども、今の考え方を教えていただければと思います。

 4点目が橋です。歩行者専用橋に関してです。

 これに関しましては、1つ目は予算です。本年度の予算は5万円だったと思うんですけれども、詳細設計のほうは幾らかかり、その予算措置はどのようにするのか。

 2つ目は、地元への説明はどのように今後進めていくのか。

 3つ目は、トリトンの交通の混雑の原因となるトリトンにある会社です。あの中の会社の大きな組織なり会社なりが結構撤退していくような話は聞いていないでしょうか。ある商事会社は、大きくどこかに移転するというふうなことをうわさでは漏れ聞いているわけなんですけれども、そうなった場合に、歩行者混雑のほうも緩和されていくのではなかろうかと思いますが、トリトンの内部の会社のそういう大きな変動があるのかないのか教えていただければと思います。

 4つ目は、その結果、時差通勤もしてくれるし、トリトンの中の会社のほうの組織も変わってくるという中で、もしかして歩行者数の混雑は結構減ってきているのではないか。そうなった場合に、橋よりもほかのやり方というのも考えていくこともできますので、現時点における歩行者数の調査をもう一度すべきではないかなと思われます。結構、混雑しているという時間帯における歩行者数が減ってきていると、それは地元の人も言っているんです。どうでしょうか。昔のデータを用いながら歩行者混雑をおっしゃっていないでしょうか。歩行者数を再度調査すべきと考えますが、お願いします。

 引き続き、橋関連の5つ目としては、黎明橋付近で横断歩道をつくることを考えてもいいのではないかと。前委員はずっと先の部分を言っていましたけれども、黎明橋の付着付近に横断歩道をつくることは難しいのか、そのあたりの考え方を教えていただければと思います。

 5点目は、晴海地区まちづくり協議会の中での話に出ておりますところの朝潮運河護岸整備に関してです。

 この朝潮運河の内容にあります晴海一丁目内部護岸地盤改良工事というのがあるんですけれども、結構ここの部分というのはしっかりとした護岸の部分だけれども、何を改良したいと東京都は考えているのか、そのあたりを教えていただければと思います。

 取り急ぎ、お願いします。

○増渕委員長
 すみません、小坂委員に先に申し上げます。

 お聞きしていると、議題のほうにかかわってくると考えられますので、その辺、理事者の方、お伺いになってお答えのほうをお願いします。

○小川環境保全課長
 環境の教育への連携、教育委員会への連携についての御質問でございます。

 環境学習、環境教育というのは、環境施策の中でも欠かすことのできない施策ということは間違いございません。ですから、環境土木部になったからといって環境教育、環境学習が変わることは一切ございませんで、より一層、技術職の知識も含めて、教育委員会との連携を深めながら実施していく。さらには、エコスクールの推進ということで、児童・生徒の環境教育への活用をしますということは環境行動計画にも載っているところでございますので、来年度以降も教育委員会、さらには関係部局、全庁を挙げて連携を図っていく予定でございます。

 以上でございます。

○宮本土木部長
 私のほうからは、アダプト制度等です。

 アダプト制度につきましては、土木部が公園とか道路において実施しているものでございますので、学校の校庭の芝生については所管外でございます。

 それから、朝潮運河の内部護岸部地盤改良でございますけれども、現在の護岸については耐震性がなされていないという状況でございます。その耐震性を確保するために、やはり土壌の地盤改良が必要ということでございます。

 以上でございます。

○望月地域整備課長
 まちづくり協議会についてのお尋ねでございます。

 まず1点、情報の共有化ということでございますけれども、これまでも昭和62年からまちづくり協議会を重ねておりますけれども、その中では構成員の方に、まず開催の御通知をして御参加いただくと。その際には、オブザーバーの方も参加できるという形になっておりまして、オブザーバーの方にも当日の資料配付をしております。オブザーバーの方が情報を知っているということは、構成員の方からのお話があったというふうに考えてございますので、そういった中で情報が伝わっていく、また会議の開催後にもそういった資料が共有化されているものと考えております。

 また、まちづくり協議会の晴海での新しい構成員の参加ということでございますけれども、これまで晴海のまちづくり協議会におきましては、構成員の方から新しいマンションができた際に新たな構成員の参加の御提案がございまして、それを構成員の方で御了承いただき、新しく参加されるということがこれまでの晴海のまちづくり協議会で行われていたことでございます。

 お尋ねのありましたマンションについては、まちづくり協議会への参加については、現在、自治会は構成されているそうですけれども、まだ体制を構築されている状況であると。また、連合町会の加入もオブザーバー的に参加されている状況であるというふうにお聞きしておりますので、そういった状況も踏まえながら、また構成員とも御相談しながら参加について検討してまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○近江道路課長
 それでは、朝潮運河歩行者専用橋の御質問について、順次お答え申し上げます。

 まず、今年度予算5万円で詳細設計費はどうなのかということでございますが、詳細設計費につきましては、昨年度予算で5,000万円上程させていただきまして、予算特別委員会で委員からも御審議いただいた後、決議いただいたものでございます。22年度で使用するに当たりましては、流用、繰越明許等をかけまして本年度に継続しているということでございます。

 2点目の地元説明会はどう進めるかということでございます。

 詳細設計に当たりましては、デザイン等、前検討会からいただいた課題を解決する中で、だんだん形を定めていきたいと考えてございます。その後、まちづくり協議会等、機会をとらえまして、地元の方には御説明を申し上げていきたいというふうに考えてございます。

 3点目のトリトン内の会社が撤退するという話を聞いていないかということでございます。

 先月、前検討会の検討委員の方からそのような内容のお電話をいただいたところでございますが、私どものほうといたしましては、トリトン内の商事さんが移転するですとか、そういったようなことは直接聞いてはおりませんので、混雑緩和につながるかどうかというところまでは判断できない状況でございます。

 4点目の時差通勤の進捗等によって混雑度が変わってくると思うか、再度、交通量調査をすべきだという御意見でございます。

 こちらにつきましては、先月14日午前7時から午後11時までの16時間、交通量調査を行いまして、現在集計中でございます。したがいまして、まだ結論のデータは来ておりませんけれども、いずれお伝えできるときが来るかと思います。

 5点目の黎明橋付近の勝どき駅側に横断歩道をつくることを考えてみてはどうだと。つくることは難しいのかという御質問でございますが、こちらにつきましては、道路管理者が東京都ということと、横断歩道を設置するのが公安委員会ということで、直接区のほうで携わっていくのは難しいのでございますけれども、本件につきましては、東京都及び公安委員会に、この場所についての協議または相談、依頼、要望というものを区からそれぞれ出しておりませんので、それぞれの管理者の方がどのように判断していくかというところは、現在、未知数でございます。したがいまして、設置をしていくことが難しいかについては、現在のところ不明な状況でございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 わかりました。

 1番目、2番目に関しては、では視点を変えて質問させていただきますけれども、行政評価のところで、7ページです。6の今後の方向性の施策4、緑化の普及・啓発におきまして、2つ目のポツで小学校等の区有施設を対象に、季節性の緑化を進め、温暖化防止に努めるとともに、児童の環境学習の教材として活用し、緑化の普及・啓発を図るというふうなことが書いておりますし、その上におきましては、22年度は、月島特別出張所や日本橋小学校など4カ所で壁面緑化を整備する。今後もすべての区有施設を対象に屋上や壁面の緑化を推進することで緑豊かな施設にするとともに、緑化の普及・啓発を図るということで書かれておりますので、その考え方からすると、芝生化のことも緑化関連ではないかなと思うんですけれども、これ以上ここでもし無理であれば、議題に移しますけれども、この考え方からすると、芝生は緑化でないというような考え方にもなってくるし、いかがでしょうか。

 まちづくり協議会に関してのところで、地域住民との情報の共有ということが出されておりますが、ここで何が話されているかということを広く区民に知っていただくことは必要であろうかと思います。それで、例えば築地市場の移転の問題に関しても、まちづくりの考え方が出されたわけなんですけれども、これらの考え方をまちづくり協議会等で扱って、そして地域住民に知らせていくということは必要かと思われます。これがなされていない状況があるんですが、今後どのような感じでまちづくり協議会でどのようなテーマを扱い、地域住民に知らしめていくのか、何か考え方があれば教えていただければと思います。

 橋に関してなんですけれども、黎明橋近辺のところで横断歩道を引くということは、歩行者混雑を緩和する一つの方策かと思われます。であれば、そのような考え方を公安委員会なりに届けていくというのは必要かと思いますが、届けていただけないものかお願いします。

 現在の交通量を調べたということですが、まとまり次第、そのデータはこちらの委員会に提出していただくように資料要求をさせていただきます。

 護岸整備に関しましては、朝潮運河の晴海一丁目内部護岸地盤改良工事ということで、一丁目の部分の結構しっかりしているところだと思うんですけれども、ここは耐震性がないということでありますけれども、もう少し急ぐべきところもあるのではなかろうかと。すなわち勝どき二丁目あたりの護岸を、全然そちらのほうが耐震性も何もない部分でありますので、緊急性から考えた場合に、ある程度護岸整備をしているところよりも、もっと弱い部分から護岸整備していくなり、区としても東京都にそのあたりを要望していく必要があるのではなかろうかと思われますけれども、考え方を教えていただければと思います。

○吉田副区長
 先ほどの件も含めてお答えをいたしますが、先ほど委員がお尋ねだったのは、学校の芝生化という観点におけるアダプト制度の話だったものですから、これについては教育費のほうで当然議論すべきことであろうということであって、芝生化ということで質問をお断りしたわけではございません。その点については委員も教育長の答弁云々というお話がございましたけれども、そういう教育費に係る部分については、私どもとしてはお答えはできませんというふうに申し上げている。ですから、今、行政評価に絡んで緑化の方法でというお話であれば、緑化の方向性ということについて御質問であるということであれば、お答えをさせていただきたいというように考えております。

 それから、築地のまちづくりビジョンについても、まちづくり協議会でというのは、きょう提出している資料というものでの資料審議ではございませんので、なかなかこの質疑の中でお答えするのは難しいことでございますが、まちづくり協議会というものが本来持っている情報の伝達機能ということからすれば、当然今後そういったものについては必要であろうというところでお答えをとめさせていただきます。

○宮本土木部長
 護岸整備についてお答えいたします。基本的に、朝潮運河の内部護岸、委員おっしゃいます勝どき二丁目も含めまして、平成27年度までに整備するというふうな形で東京都は計画を持ってございます。護岸工事、上の遊歩道になる部分、公園になる部分を含めまして、3年ぐらいは足かけかかるものでございまして、そういう中で支障のないところから東京都としては事業化を着手していくというところで、この赤の部分が、晴海一丁目だけではなくて、佃のほうも含めて整備をしていこうという形で計画ができているものでございます。

 以上でございます。

○近江道路課長
 横断歩道の設置について、東京都に伝えられないかという御質問でございますが、こちらにつきましては、当委員会におきまして委員よりそのような意見があったということを東京都のほうにお伝え申し上げます。

 交通量調査の資料につきましては、後ほど正副委員長と相談の上、提出させていただきたいと考えます。

 以上でございます。

○小坂委員
 副区長、どうもありがとうございました。

 この行政評価のところでアダプト制度のほうでも書かれているわけなんですけれども、であれば、その考え方と学校の芝生化のところは、芝生の管理におきましても、そのことを使うことができないのかというふうな感じで、アダプト制度を使って学校の芝生を管理するということも一つ考慮していただければと思います。このあたり、よろしくお願いできればと思いますが、要望として終わらせていただきたいと思います。

 歩行者専用橋の問題に関しましても、これは歩行者混雑を緩和する一つの方策としては、歩行者専用橋をつくるということも案としては考えられるということでありますけれども、その他もろもろの課題が出されているわけですので、早急にそれら課題の検討もしていただきたいと思いますが、そのあたりは要望として述べさせていただきます。

 ぜひとも地元へのこの経過説明を丁寧にしていくべきだと思います。であれば、まちづくり協議会を待つだけでなく、もっと丁寧に、このような方法で進めていくということを、地元の方にも説明会を開くなどして、この方向性を示していけるように御努力いただければと思いますが、このあたりも要望とさせていただきます。

 こちらでの審議は、ここで終わります。

○二瓶委員
 それでは、質問させていただきます。

 まず、行政視察は本当に市民との協働というのがテーマで福岡市と宇部市を選定していただいた委員長には、すばらしい視察先を選んでいただいたなと思って感謝申し上げたいと思います。当日どうしても御都合がつかなかった先生とか後から来た先生には、すばらしい視察でしたから、委員長のほうから多分御説明、報告がされるんじゃないかなと思っております。

 そんな中で、今回3部の、環境部、土木部、都市整備部の平成22年度の行政評価の報告をいただきましたけれども、今、国会のほうでは国民には人気があると言われている事業仕分けが行われておりますけれども、こちらは第三者機関が入ってなくて内部での事務事業評価だと思いますが、例えばこれがああいう形で蓮舫大臣が座られて、これを見た場合に、何か指摘がされることがあるのかなと思いながらの視点で見てきましたけれども、その点、例えばこれは3部ありますけれども、都市整備部長などはどのような感じでこの評価を御自身で評価されますか。

○岸田都市整備部長
 非常に難しい御質問でございます。私も、着任いたしまして初めて区の行政評価ということで評価をいただく機会がございました。項目につきまして、達成に向けた取組み状況、そして体系別の評価、そして今後の方向性ということで、自己評価という形では真剣に取り組まさせていただいたつもりでございます。

 以上でございます。

○二瓶委員
 ありがとうございます。

 本当に、逆にこれはすごく大切なことで、何か施策を行う面では、自分たちでもまずやってみて、検証して、やってみて初めて課題が出てくると思いますし、例えば都市整備部の施策評価表などを見ますと、きのうも日本橋ルネッサンス100年委員会がありましたけれども、やはり日本橋の高速道路撤去を含めた日本橋そのもののまちづくりの景観というものが大きなテーマだったと思います。

 そういう面では、ただ単に日本橋の上の高速道路を撤去するんじゃなくて総合的にまちづくりというのが行われて、ここにも出ておりますけれども、日本橋川の両端なり、そういうところのまち全体が変わっていく。そのためには、どうしても今、既存の川に背を向けた建物がどこかに移転しなければいけないということで、中央区内であれば、ここにも書いてありますけれども、東京駅前地区とか、そういうところがモデル地区になるのかなというような形で課題を提案されています。ただ、そうなってくると、東京駅の丸の内口というのは皇居に近いせいか、一定のレベルでの景観が保たれているような条例があるのか、申し合わせなのか、私、不勉強でわかりませんけれども、そんな中で、東京駅周辺というのは、そういう面では景観という、またそこにもかかわってくる話なのかなと。

 一方では、風を通すためのまちづくり、風の道をつくってあげるということも大切で、こういう容積の移転というものが大きな課題になってくるというのがここで挙げられておりますし、そういうのは非常に評価するところで、だから景観に強い都市整備部長さんがいらっしゃったのかなと思いながら、非常に期待をしているところでございます。

 一方では、土木部のほうの評価でも、今まさに事業仕分けで評判になりましたスーパー堤防、これは若干、東京都が進めている隅田川のスーパー堤防と国交省が進めようとしているスーパー堤防とは若干の違いはあるにしても、水害というのは本当に100年、200年たって起こるかもしれませんし、時の政治というのはローマの時代から、いや、その前から水を管理していく治水というのが大きな課題であるし、答弁するほうも、400年かかるなんていうのは、徳川家康の時代から続いてやっと今完成するのですかという、あり得ない答弁をされるので、まさに事業仕分けも一定の評価を私もしているところです。

 徳川家康といえば、横十間川、縦十間川というような治水はもう自分の代にやっていますし、桜上水とかを含めた導水路もしっかりと整備しておりますから、400年かかるというのでは困るんですけれども、確かに100年、200年に1度しか起こらない水害というのもありますけれども、利根川を含めて、かつては坂東太郎と言われたように大きな水害が多数発生してきたものですから、そういうものに備えるというのは時の政治の大きな役割かなと思っています。一方では、100年、200年、ただ、かみそり堤防のように覆ってしまって治水は大丈夫ですよというよりも、ふだんは水辺に親しめるまちをつくらなきゃいけないということで護岸整備をしていくんだなということであります。

 ですから、隅田川は、かつて水害を防ぐためにかみそり堤防ができてしまいましたけれども、それに伴って都民が水辺に触れることがないような状態になって、あのように本当に墨のような川になってしまった。それが今ではスーパー堤防を含めた新しい形での治水を進めることによって、水辺にふだんは親しめて、しかも治水がそこに備わるということで、かみそり堤防を早く撤去したいというのが多くの都民、そして中央区民の願いであるということは御理解いただいて、ここにも将来にも課題とありますから、自分たちで評価されたことを踏まえて、今後も展開していっていただきたいなと思います。

 もう一つ、先ほど来、出ておりますけれども、朝潮運河の歩行者専用橋について御質問させていただきます。

 今回、委員会視察を終えた後、私も個人視察をさせていただきまして、北九州の紫川を視察させていただきました。昭和28年に、九州では大水害、二八水害というような大きな水害があって、当然、北九州、小倉周辺も大水害があって、大きな被害を出したということでありました。そのために、どうしても紫川という主要河川を広げなければいけないということですが、1つの市や1つの県の予算規模ではなかなかできないということで進まなかったところ、国交省、当時の建設省のマイタウン・マイリバー整備事業ということで都心の隅田川と名古屋の堀川と北九州の紫川が第1号に認定されて、まちづくりと一体になった治水というものが進められ、今のような川幅が広がっていったということであります。

 特色的なものは、川幅が広がれば、当然、橋もかけかえなければいけないということで、北九州では10のそれぞれシンボルを持たせた橋がかかっておりまして、そこで何が起こったかというと、やはり川によって分断されていたまちが、小倉の駅の南側地区と北側地区、市役所のあるほうと駅側の市街化地区が橋によって、まちとまちが結ばれて活性化できたというお話を聞きました。実際に、橋の上でオープンカフェが開かれたり、水辺に親しめるステージがつくられたり、それも市民のアイデアによって行われたということをお聞きして、まさに川というものが一つの媒体になって新たなまちづくりが展開されるんだなということで視察をさせていただいたところであります。

 朝潮運河歩行者専用橋に関しましては、議論が混雑緩和というところからスタートしているかに思えますけれども、そもそもやはり朝潮運河というものが、朝潮運河ルネッサンスに認定されて運河を中心としたまちづくりを考えようよというところで、やはりこれから晴海というものが地区計画が変更になり、いろいろと再開発が進み、国際ゾーンを含めてそういうまちが展開されていく中で、やはり朝潮運河によってまちとまちが分断されているところを月島地区の人たちの交流の場であり、つなぐところであるという観点が検討会でも報告されて、そこに関しては多分多くの区民の方は御納得されたんじゃないかなと思うんですが、その点、検討会のそういう視点というのは出てきたのかどうか、改めてお聞かせいただきたいと思います。

○近江道路課長
 では、朝潮運河歩行者専用橋について申し上げます。

 委員御指摘のように、混雑緩和という側面が強調されている嫌いは確かにございます。月島地域におきましては、区といたしましては8カ所の行きどまり区道について避難路の確保を図っていくべきと、そのように考えてございます。8カ所のうち、どこから着手するかという優先順位をつける過程におきまして、混雑の緩和を図るべき路線がたまたま今回議論になっている場所ということで、優先順位を1番としたものでございまして、もともとは防災性の向上というところからスタートしているということでございます。

 橋をかけることによりまして、まちとまちがつながるということでございます。

 私どもも、このたび内部検討組織を設けましたけれども、その中でも地域振興、観光振興、防災性の向上、あとは福祉の向上、そういった多方面の視点を取り入れるということでメンバー構成をしてございまして、委員御指摘のまちとまちが結ばれて、地元の方に喜んでいただける、そのようなツールの一つになるような橋をデザインしていきたいと、そのように考えてございます。

 以上でございます。

○二瓶委員
 当初は、確かに晴海トリトンに通勤する方々とか、晴海にこれから多くの人たちが住んでこられますから、混雑というものも確かにあると思いますし、その施策としては一つの有効な手段かもしれませんけれども、私たち、地域で要望書を、朝潮運河歩行者専用橋を早くつくってくれと連合町会として提案させていただいたことは、1つはやはり晴海地区と月島地区をこの橋によって結んでもらいたいという要望が多分強かったと私、認識しております。

 そういう面では、北九州の橋の1つは、通常、橋ですと歩行者の道路としての扱いになりますけれども、橋の上でイベントをするために知恵を絞って、一部を公園として登録したというお話を聞きました。公園ですから、市区町村の権限で一定のいろいろなイベントができたり、そこで何かができたりということがありますから、今後詳細設計を行うということですけれども、これは内部でのまた検討会なんですか。それとも外部の有識者を含めた詳細設計に、要するにどういう橋をかけようかという段階でも区民のアイデアとか学識経験者のアイデアとか、橋のデザインを含めた、専門家の意見を聞くような検討会を開かれる予定なのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。

○近江道路課長
 内部検討会についての御質問でございます。

 学識経験者につきましては、内部検討会ではございますけれども、お招きをいたしまして、お知恵を拝借するということで考えてございます。

 以上でございます。

○二瓶委員
 ぜひ、区民の方々、パブリックコメントというのはどうしても、いわゆるプロ市民と言われている関心のある方々とか、逆に、反対だよとかそういう意見が多いと思うんです。それよりも少し前向きな、この橋を通じてどうやったらもっと区民、中央区が活性化するんだろうというアイデアをぜひいただいて、よりすばらしい橋をつくってもらいたいと思うんです。

 ここにも、いろいろ検討会があると、とかく地域の町会長さんとか、いつも顔ぶれが一緒の方ですから、これだけ新しい方が来ていますし、今、裁判員制度なんかをやっても不特定多数の人を選出して、いろいろそこから選ばれていきますけれども、日本人の特質として多分、多分ですよ、ちゃんと皆さん意見を持っていらっしゃって、ただ、あえてこちらからわあわあ言う方は日本人に少ないですね。ただ、聞かれればちゃんとしたお考えを持って発揮できるというのは、まさに裁判員制度を見ていてもよく理解できますから、そういう形で、新しく中央区に住まれて、晴海地区に新しく越された方、月島地区に新しく越された方とか、年齢、性別問わず、パブリックコメントという一方的な形でなくて、広く小さい意見を吸い上げられるような方策をぜひ考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○近江道路課長
 より多くの意見を取り入れられるようにということでございます。

 今回の内部検討組織につきましては、単なるデザインということに加えまして、橋の基本構造に基づく応力計算ですとか、そういった専門的な部分が大変多く含まれることから、職員のみによる検討ということでございますが、今後まちづくり協議会等の機会をとらえまして、デザインについてはお伝えをしていくということでございます。それが最終的な報告または発表ということではなく、それをもとに、また御意見をちょうだいして、詳細設計に修正をかけていきたいと、そのように考えてございます。

 以上でございます。

○二瓶委員
 ありがとうございます。

 そういう面では、学生さんたちとか、日本橋地区では産学連携をやっていますけれども、学生さんとか、逆にこの橋のコンペを募集するとか、せっかくつくるわけですから、評判のある、そこににぎわう橋をつくっていただきたいと思いますので、今後さらに、詳細設計に入った段階からでいいですから、そのようなアイデアを出していただければと思います。

 終わります。

○増渕委員長
 理事者報告について、ほかにございませんでしょうか。

 それでは、理事者報告に対する質問も終わったところで、議題、環境保全及び建設行政の調査について御質問があれば、どうぞ。

○小坂委員
 築地の、特に場外市場を含め、まちづくりについて御質問させていただきます。

 10月27日に場外市場と一体的なにぎわいを形成するにぎわい施設の計画案等が都知事に届けられたわけなんですけれども、これに関しまして御質問させていただきます。

 まず、昔は3.5ヘクタールのにぎわい施設、マーケットだったと思うんですが、それが10ヘクタールにいつ考え方を変更したのか。

 2つ目は、それら3.5ヘクタールのものを検討するに当たっては、築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書をきちんとつくって、分厚いものをつくって、それで検討してきた経緯がありますけれども、そのような調査報告書は存在するのか存在しないのか教えていただければと思います。

 3つ目は、マーケットゾーンをつくるということですけれども、これは市場を考えているのか、単なる売る場所であるのか、そのあたりの考え方があれば教えていただければと思います。すなわち、地方市場をつくるのか、中央市場をつくるのか、中央市場を中央区がつくるのか、このあたりの考え方があれば教えていただければと思います。

○増渕委員長
 お伺いしますけれども、まちづくりという視点で質問されていますけれども、理事者のほうはどうでしょう。

○吉田副区長
 大変恐縮ですが、この問題については、当然、企画総務委員会で御論議いただく事項だと思っておりますし、また特別委員会も設置されておりまして、金曜日にも予定をされているところでございますから、その場で議論すべき課題かなと思っております。

○小坂委員
 では、築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書、これはこの関連の部署でつくられたものではないんですか。ちょっと教えてください。

○吉田副区長
 基本的には、最終的な整理は企画部のほうでやっておりますので。もちろん、活気とにぎわいビジョンについては、当然のことながら区として全体的な部局がかかわっておるわけでございまして、この環境建設委員会にかかわる部局も、土木部にせよ、都市整備部にせよ、当然かかわっています。例えば区民部もかかわっているわけでございます。ただ、それら全体を集約して整理をさせていただいているのは企画部でございますので、その辺はその場所でしかるべき議論をすべきかというふうに思っております。

○小坂委員
 入り口のところでつまずいたので、あれですけれども、この報告書は、財源はどこから出たのか教えていただけますか。都市整備部ではないんでしょうか。

○吉田副区長
 個々の、例えば築地地区の場外市場整備についての、例えば東支川における施設の整備とか何かというような部分については、都市整備部が要求をさせていただいております。にぎわいビジョンについては、企画部で全体としての要求はさせていただいているものでございます。

○小坂委員
 3.5ヘクタールの鮮魚マーケット案は、こちらにも書かれているんです。これとの関連で10ヘクタールにしているわけなんですが、このあたりは答えていただけますか。どういう考えで3.5ヘクタールの今まで検討してきたことをなくしたのか。この予算はここから出されたものでありますので、担当課の考え方というのはあるんじゃないかなと思うんですが。

○吉田副区長
 何度もお答えいたしますけれども、そういった部分については企画総務委員会及び築地市場等街づくり対策特別委員会で議論をすべき内容かと存じます。

○増渕委員長
 すみません。それでは、暫時休憩を入れさせていただきます。10分間。

(午後4時8分 休憩)


(午後4時26分 再開)

○増渕委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

 質問者の発言をどうぞ。

○小坂委員
 行政評価の13ページにおきましては、2番、計画事業の状況、計画事業名で築地市場地区の再整備、事業目標として、区有地を活用した鮮魚マーケットの整備とか都有地を活用したにぎわい施設の整備というふうなことが書かれております。その中で、答えられる範囲で、築地のまちづくりに関して今後どのように考えていくのか、区の考え方をお聞かせいただければと思います。

○吉田副区長
 築地地区のまちづくりについては、私どもが第一に考えなきゃいけないのは、やはり市場内外の事業者の方々がこれから安心してあの地で営業を続けられるということであって、特に市場内業者のこれからのあり方については、東京都が責任を持って考えるべきでしょうけれども、私どものほうは400店舗の場外市場の方々がどういうふうに存続して、あの地で将来に向かって明るく営業していけるのか、それがやはり最大の課題であろうというふうに思っております。

 それと、これは東京都にぜひ考えていただきたいことですが、私どものまちというものが、いろいろまちそれぞれで多様な個性を持っておりますけれども、とりわけ築地の市場のそばに日本一の小売商業地である銀座がある。銀座の隣に築地がある。相互に醸し出している雰囲気の中で、東京で最高の観光地というものをつくっているわけでございまして、そういった部分を東京都みずからが壊すことがないようにという歯どめを我々地元区がきちっとしなきゃいかん。それがやはり2番目の課題であろうというふうに思っております。我々としては、築地のブランドを守り、それから築地のにぎわいを守れということをずっと言ってきたわけでございますが、そういったことが私どもの築地地区における全体のまちづくりの基本になっていくだろうというふうに考えているところでございます。

○小坂委員
 築地のにぎわいを守るためにということで、400店舗の個店を守っていくことを考えられていると。また、観光地としての築地も守っていくということでありますけれども、東京都のほうは移転を断言してきているわけで、その中で現在地再整備というのが、まず区の考え方であったと。その考え方はまだ変わっていないわけであり、この文章にもありますけれども、まず出されたものとしては、文章の中では築地市場問題については、本区は今でも現在地再整備を強く望んでいると。このことが一番重要なことであり、このことの実現をまず目指していく必要があるということだと思います。

 現在地再整備を目指すためにということで、東京都がやっていないことの附帯決議を守るということ、都議会の附帯決議を守って行政は動く、知事が動くということを積極的に言っていく必要があろうかと思いますし、また移転先、豊洲の土壌汚染問題も全く解決されていない。そのあたりのことに関しても、地元区に土壌汚染対策がどれだけうまくいくのかというふうなことの説明を都が地元区にしてくるということが必要かと思います。そういう説明の場をぜひきっちりと東京都から我々地元区につくっていただくように、また都民につくっていただくように要望していただきたいと思っております。

 附帯決議を守ることと都の説明、それをするように都に働きかけをよろしくお願い申し上げて、終わります。

○二瓶委員
 1点だけ。

 来年度、日本橋架橋100年で日本橋のたもとに船着場が建設されて、いよいよ運航を開始するというお話ですけれども、日本橋川に日本橋の船着場ができれば、常磐橋の防災船着場も今、暫定的にいろいろ地域とかNPOに貸し出していただいておりますけれども、その点のバランスとか利用の、例えば利用料を日本橋の船着場が取る場合には常磐橋はどうするんだとか、もし利用料を両方とも発生させるんだったら、地域の今、暫定的にある朝潮の船着場とか、思い浮かぶのは越中島の船着場とか墨田区の船着場なんかはどのような利用形態で、利用料がどのくらいのバランスでやられているのか、わかれば教えていただきたいと思います。

○有賀土木部管理課長
 船着場の管理運営等についてでございますけれども、現在、中央区では朝潮運河の船着場を管理しておりますけれども、こちらについては、越中島の船着場と同じような感じで横並びというような形で行っております。その一方で、常磐橋の船着場につきましては、これは防災船着場という位置づけですので、お金を取ってお貸しするようなものではございません。現在の使われ方はいろいろと調査・研究ですとかNPO活動、ボランティア活動のようなものについては例外的にお使いいただいているということなので、この常磐橋の使い方については、今後も変える必要は考えておりませんので、無料でそういった方にはお使いいただく。

 日本橋の船着場につきましては、どのような運営形態でいくかについては、現在検討中でございますけれども、基本的には地域の活性化等もありますので、朝潮運河あるいは越中島等と同じような形で一定のお金をいただいて、例えば屋形船とか、そういうような方にもお使いいただきたいというふうに思っておりますけれども、ただ、いずれにしろ、前回もお答えしましたとおり航路が非常に狭いので、その辺につきましては一定のルールを設けて、御利用される方についても、ある程度制限をつけさせていただきたいというふうに考えております。

 以上です。

○二瓶委員
 そういう面で多分バランスが非常に難しくて、せっかく日本橋に船着場ができた以上は、日本橋の運営がうまくいくような形で、常磐橋を使うなとは言いませんけれども、常磐橋がただだから、そっちに流れちゃうという、バランスが崩れちゃうと、せっかくできたメーンの船着場の活性化が進まないんじゃないかと思っての質問です。今答弁いただいたように川が狭いですから、運航のルールづくりというものもあわせて、日本橋川の船着場ができる前に、ある程度ルールづくりを進めておかないと、事故とかその対象になりかねないと思いますので、よろしくお願いします。

 終わります。

○増渕委員長
 ほかに、議題について。

 継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○増渕委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○増渕委員長
 それでは、これにて委員会を閉会いたします。

(午後4時34分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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