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平成22年第四回定例会会議録(第5日 12月6日)

1.会期

十八日(第五日)

十二月六日(月曜日)

2.開議並びに閉会

午後二時開議

午後二時三十九分閉会

3.出席議員

(二十九名)

一番 志村 孝美議員

二番 二瓶 文隆議員

三番 木村 克一議員

四番 礒野 忠議員

五番 増渕 一孝議員

六番 田中 広一議員

七番 中島 賢治議員

八番 田中 耕太郎議員

九番 田辺 七郎議員

十番 鷲頭 隆史議員

十一番 石田 英朗議員

十二番 石島 秀起議員

十三番 今野 弘美議員

十四番 鈴木 久雄議員

十五番 植原 恭子議員

十六番 鈴木 幸子議員

十七番 小坂 和輝議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 鞠子 勝彦議員

二十一番 中嶋 ひろあき議員

二十二番 神林 烈議員

二十三番 押田 まり子議員

二十四番 原田 賢一議員

二十五番 矢吹 和重議員

二十六番 田畑 五十二議員

二十七番 青木 幸子議員

二十八番 高橋 伸治議員

二十九番 渡部 博年議員

三十番 守本 利雄議員

4.出席説明員

区長 矢田 美英君

副区長 髙橋 邦夫君

副区長 吉田 不曇君

教育長 髙橋 春雄君

企画部長 斎藤 裕文君

総務部長 斉藤進君

防災危機管理室長 平沢 康裕君

区民部長 齋藤弘君

福祉保健部長 島田 勝敏君

高齢者施策推進室長 小倉草君

保健所長 東海林 文夫君

環境部長 田中武君

土木部長 宮本 恭介君

都市整備部長 岸田 里佳子君

会計管理者 西川 昭男君

教育委員会事務局次長 新治満君

監査事務局長 小泉 典久君

企画財政課長 平林 治樹君

広報課長 信坂 留吉君

総務課長 中島 佳久君

5.議会局出席職員

議会局長 奥田 春光君

庶務係長 渡辺 忠之君

議事係長 横山 信一君

調査係長 金田 敏明君

書記 村上 和夫君


6.議事日程

日程第一 諸般の報告

日程第二
請願第九号 住民との合意を無視し強行する朝潮運河歩行者専用橋の詳細設計見送りを求める請願
請願第十号 『まちづくり協議会』に自治会参画及び運営の見直し改善 『まちづくり基本条例』運用基準の明確化及び補完に関する請願

日程第三
議案第七十三号 平成二十二年度中央区一般会計補正予算

(十一月二十四日企画総務委員会付託に続いて)

日程第四
議案第七十四号 中央区組織条例の一部を改正する条例

(十一月二十四日企画総務委員会付託に続いて)

日程第五
議案第七十八号 指定管理者の指定について(区立中央会館)

議案第 八十号 指定管理者の指定について(区立月島運動場及び区立晴海運動場)

(十一月二十四日区民文教委員会付託に続いて)

日程第六
議案第七十九号 指定管理者の指定について(区立敬老館)

(十一月二十四日福祉保健委員会付託に続いて)

日程第七
議案第七十五号 中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例

議案第七十六号 中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

議案第七十七号 訴えの提起について

(十一月二十四日環境建設委員会付託に続いて)

日程第八
人権擁護委員の候補者の推薦について

日程第九
議員提出議案第七号 「首都高速晴海線計画の見直しを求める意見書」の提出について

日程第十
議員提出議案第八号 「尖閣諸島沖における中国漁船衝突事件に関する意見書」の提出について

日程第十一
議会閉会中の継続審査


午後二時 開議

○議長(中嶋ひろあき議員)
 ただいまより、本日の会議を開きます。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 これより本日の日程に入ります。

 日程第一、「諸般の報告」を行います。

〔奥田議会局長朗読〕


十、委員会報告書(企画総務委員会)

十一、委員会報告書(企画総務委員会)

十二、委員会報告書(区民文教委員会)

十三、委員会報告書(福祉保健委員会)

十四、委員会報告書(環境建設委員会)

十五、議案の提出について


○議長(中嶋ひろあき議員)
 報告を終わります。

 ここで、ただいま報告のありました議員提出議案二件につきましては、本日の日程に掲載いたしました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第二を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第二

請願第九号 住民との合意を無視し強行する朝潮運河歩行者専用橋の詳細設計見送りを求める請願

請願第十号 『まちづくり協議会』に自治会参画及び運営の見直し改善 『まちづくり基本条例』運用基準の明確化及び補完 に関する請願


○二十三番(押田まり子議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 ただいま上程されました請願第九号及び第十号は、それぞれ内容の朗読を省略し、環境建設委員会に付託されますようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、ただいまの動議のごとく決します。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第三を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第三

議案第七十三号 平成二十二年度中央区一般会計補正予算

(十一月二十四日企画総務委員会付託に続いて)


○議長(中嶋ひろあき議員)
 本案について、鷲頭企画総務委員会委員長の報告を願います。

〔十番 鷲頭隆史議員登壇〕

○十番(鷲頭隆史議員)
 ただいまより、去る十一月二十四日の本会議において、本委員会に付託を受けました議案第七十三号「平成二十二年度中央区一般会計補正予算」につきまして、審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 今回の補正は、新型インフルエンザワクチン接種費用の助成に要する経費の計上で三千三百六十六万三千円を追加し、予算総額を七百十億三千六百八十二万二千円とするものであります。

 付託を受けました議案の審査に当たり、本委員会は十一月二十九日に開会し、理事者より歳入歳出を一括して説明を受け、一括して質疑を行いました。

 審査終了後、議案第七十三号「平成二十二年度中央区一般会計補正予算」について、起立により採決したところ、全員賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本委員会の決定のとおり御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(中嶋ひろあき議員)
 報告を終わります。

 議案第七十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第七十三号は原案のとおり可決されました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第四を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第四

議案第七十四号 中央区組織条例の一部を改正する条例

(十一月二十四日企画総務委員会付託に続いて)


○議長(中嶋ひろあき議員)
 本案について、鷲頭企画総務委員会委員長の報告を願います。

〔十番 鷲頭隆史議員登壇〕

○十番(鷲頭隆史議員)
 ただいまより、去る十一月二十四日の本会議において、本委員会に付託を受けました議案第七十四号「中央区組織条例の一部を改正する条例」につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、十一月二十五日に委員会を開会し、慎重な質疑を行いました。

 本議案につきましては、志村委員から、次のような意見がなされました。

 議案第七十四号「中央区組織条例の一部を改正する条例」に対する反対の意見を述べます。

 本条例案は、環境部及び土木部を統合し、新たに、環境土木部を設置するとともに、当該部の分掌事務を定めるために提出されたものです。私は、環境部という大事な部署を環境土木部の中の一つのセクションにするということは、環境対策にとって重大な問題を生み出し、チェック機能を弱めると考えます。

 そもそも、環境部と土木部が統合される矛盾は審議の中でも明らかにしましたが、環状2号線の地上化計画について、環境部は騒音、排気ガス、振動等の影響が住民に及ぼすという見解を持たざるを得ません。一方、土木部の見解は、道路行政にとって必要との認識を持たざるを得ません。また、区は、渋滞をなくすために幹線道路は必要との立場をとっていますが、道路ができれば自動車が流れ込むのは必至です。環境負荷を増大させるのは、幹線道路を通過する大量の自動車から排出される排気ガスです。

 土木部と環境部との見解が相違しているのに、組織を統合するということは、アクセルとブレーキを同時に踏むようなものではないでしょうか。現在の政治状況から見れば、道路建設推進という急な下り坂の途中で、アクセルとブレーキを踏むわけですから、ブレーキの効果が薄れてしまいます。環境部と土木部が統合した場合、ブレーキ役の環境部よりも、道路建設促進の土木部が優位に立つのは目に見えているのではないでしょうか。

 土木部の所管である緑化などの事業は、排出されたCO2を削減するという対症療法であり、受け身の温暖化対策です。区の条例案の説明でも認めているように、中央区は活発な経済活動やまちの機能更新により、大きな環境負荷を日々増産しています。

 区の資料でも、再開発によるCO2発生量の建てかえ前と建てかえ後の比較で六地区で一三五%増加しています。しかし、資料は他の大規模開発のすべてが網羅されていません。一部地区だけでも、こうした推計となっています。大型開発行為がCO2発生を今後も大きく増加させることが明らかです。

 日経グローカルのサステナブル効率指標ランキングの結果を見ると、環境、経済、社会の指標によるサステナブル度上位の大半は低炭素都市であるにもかかわらず、中央区は、サステナブルは一位ながら、低炭素度の順位が二百七十六位という状況であり、環境負荷を極めて大きく与えている都市になっています。今、求められている環境対策は、二酸化炭素を大量に排出する超高層ビル中心のまちの機能更新、大規模再開発を改めることです。

 また、企業の利益のために、区道を廃止する事例が後を絶ちません。このような道路行政を環境の面からチェックするのが、環境部の役割です。土木部は、道路について風通しや日照などの重要性をこれまで主張しています。都市整備部は、区道を廃止しながら超高層ビル中心の大型開発を促進しています。このような意見が分かれるときに、環境部が中央区環境行動計画に沿って独自性を発揮できるポジションにあることが必要だと考えます。これまでの都市整備部が推進するまちづくりに対し、ブレーキをかけ、環境負荷を軽減させるまちづくりを求めるのが環境部の役割です。環境部と土木部との統合は、環境部独自の役割を弱め、環境部の権限を低めるものにつながります。

 道路、公園などの土木関係は、区民に身近なので、さまざまな具体的な要望が出ます。それに対応する職員も必要です。統合によって、人員配置が土木に比重が偏ることも危惧されます。

 環境行政部門である環境部は、区のすべての施策が中央区環境行動計画に沿ったものとなっているかを厳しくチェックし、施策が行動計画に反する場合、その施策の是正を求めるということが、本来あるべき中心的役割だと考えます。区長が環境問題を全庁的に真剣に取り組むのであれば、都市整備部や土木部をはじめ、区のすべての施策の上位に環境を据えることが重要だと考えます。そのためにも、区長は、担当行政部門を指揮すべきです。

 今回の環境部と土木部の組織統合では、区の環境行政が土木部、都市整備部など開発関連部門の影響を強く受ける懸念があり、行政内部で行政各部門の施策を環境面からアセスメントする役割を果たすことはできないと考えます。環境行政は、独立性を確保し、持続可能な中央区のまちづくりを進めるために力を尽くすべきです。

 以上の理由で、議案第七十四号「中央区組織条例の一部を改正する条例」に日本共産党は反対します。

 志村委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(中嶋ひろあき議員)
 報告を終わります。

 議案第七十四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第四、議案第七十四号は原案のとおり可決されました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第五を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第五

議案第七十八号 指定管理者の指定について(区立中央会館)

議案第八十号 指定管理者の指定について(区立月島運動場及び区立晴海運動場)

(十一月二十四日区民文教委員会付託に続いて)


○議長(中嶋ひろあき議員)
 本案について、青木区民文教委員会委員長の報告を願います。

〔二十七番 青木幸子議員登壇〕

○二十七番(青木幸子議員)
 ただいまより、去る十一月二十四日の本会議において、本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、十一月三十日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第七十八号「指定管理者の指定について(区立中央会館)」、議案第八十号「指定管理者の指定について(区立月島運動場及び区立晴海運動場)」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(中嶋ひろあき議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第七十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第七十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第八十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第八十号は原案のとおり可決されました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第六を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第六

議案第七十九号 指定管理者の指定について(区立敬老館)

(十一月二十四日福祉保健委員会付託に続いて)


○議長(中嶋ひろあき議員)
 本案について、鈴木福祉保健委員会委員長の報告を願います。

〔十六番 鈴木幸子議員登壇〕

○十六番(鈴木幸子議員)
 ただいまより、去る十一月二十四日の本会議において、本委員会に付託を受けました議案第七十九号「指定管理者の指定について(区立敬老館)」につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、十二月一日に委員会を開会し、慎重な質疑を行いました。

 本議案につきましては、小栗委員から、次のような意見がなされました。

 議案第七十九号「指定管理者の指定について(区立敬老館)」に対する反対意見を述べます。

 本議案は、区立の三つの敬老館を指定管理者、アクティオ株式会社に指定するものです。

 日本共産党区議団は、指定管理者制度について、これまでも公の施設の管理を営利企業に開放する制度自体の問題点を指摘してきました。ことし六月の第二回定例会では、敬老館への指定管理者制度導入は、高齢者の健康保持と福祉の増進を図るという施設の理念から逸脱するおそれがあるとして反対しました。

 日本共産党区議団は、敬老館の指定管理者にアクティオ株式会社を指定し、営利企業に運営を任せる本議案に反対いたします。

 以下、その理由を述べます。

 一、○八年一月の中央区高齢者生きがいづくり推進検討会報告書によると、敬老館についてのアンケート結果では、認知度は約五割だが、実際の利用者は五%以下となっています。そして、社会参加活動・生きがい活動のコミュニティ拠点としての機能の充実を図る必要があるとしています。今後は高齢者による自主的な運営を検討するとしており、それならばなおさら、区の直営で、区が責任を持って支援する体制が求められています。

 また、現在、ひとり暮らし高齢者や高齢世帯が増加する中で、地域全体で見守りネットワークの強化を図ることが重要になってきています。介護保険導入以降、自治体は福祉サービスをケアマネジャーなど外部に任せるようになり、高齢者の実態を把握する機能が低下しています。高齢者の命と暮らしを守るため、行政の機能を再構築することこそ求められています。敬老館は、その拠点施設としての役割を果たすことが重要です。職員は、利用者との継続的な関係の中で信頼関係を築き、専門性を持った職員集団としてチームワークを発揮して、さまざまな福祉施策と連携しながら利用者の生活全体を支えていく視点で活動することが、これからは、より一層求められていると考えます。そうした仕事は、全体の奉仕者である公務員こそ、できる仕事ではないでしょうか。

 二、今回の募集要項を見ると、管理運営の基本方針の中に、利用者のニーズ等を把握し、利用者サービスの向上を図るとともに、公の施設として公平な施設運営を行うこと、区や関係機関の施策等を把握・理解し、必要な協力や連携を図ることなどが挙げられています。健康保持と福祉の増進を図るという施設の設置目的を最大限果たすため、ニーズの把握や関係機関との連携は、本来、区が責任を持って取り組むべきことです。それを指定管理者に丸投げし、新たな講座や自主事業は、受講料を徴収し、事業者の収入にするとしています。行政は主に、管理運営を監視する立場となります。

 民間事業者にとっては、指定管理者制度のもとで運営に携わることになると、指定期間ごとに選考されるので、事業者は継続が保証されず、しかもコスト削減が要求されるため、指定期間に合わせた有期雇用や、臨時・短時間の勤務形態など、非正規雇用が常態化し、官製ワーキングプアとして問題になっています。実際、指定管理者に選ばれたアクティオ株式会社は、企業概要を見ると、全国で百十九施設、うち指定管理者制度では六十七施設の管理運営を行っていますが、役員・社員は五十五名、契約スタッフ五百六十三名となっています。従業員として働く労働者は、不安定雇用である契約社員が大半を占め、非正規雇用が常態化している実態があります。

 三、今回、指定管理者に選ばれたアクティオ株式会社は、候補事業者の選定結果を見ると、上位三事業者の中で、「基本方針」、「収支計画」、「サービス拡充の提案」で一番低い点数でした。「施設の管理運営等業務実績」が四十五点満点で四十四点という高得点で、既に受託している実績が大きく評価される評価方式となっています。アクティオは、既に区立産業会館の指定管理者となっていますが、本年八月の指定管理者評価委員会による評価結果では、「施設によるサービス提供」、「事業」、「施設の管理」の三つの観点で、それぞれB評価となっています。

 結局、本議案は、自治体の財産である公の施設で、しかも福祉の分野を担う敬老館が、特定の民間企業の営利目的に提供される結果となるものであり、容認できません。

 以上の理由から、議案第七十九号「指定管理者の指定について(区立敬老館)」に対し、反対の態度を表明します。

 小栗委員からの発言後、本議案について、採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(中嶋ひろあき議員)
 報告を終わります。

 議案第七十九号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第七十九号は原案のとおり可決されました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第七を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第七

議案第七十五号 中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例

議案第七十六号 中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

議案第七十七号 訴えの提起について

(十一月二十四日環境建設委員会付託に続いて)


○議長(中嶋ひろあき議員)
 本案について、増渕環境建設委員会委員長の報告を願います。

〔五番 増渕一孝議員登壇〕

○五番(増渕一孝議員)
 ただいまより、去る十一月二十四日の本会議において、本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、十二月二日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第七十五号「中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例」、議案第七十六号「中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」、議案第七十七号「訴えの提起について」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(中嶋ひろあき議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第七十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第七十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第七十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第七十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第七十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第七十七号は原案のとおり可決されました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第八を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第八

人権擁護委員の候補者の推薦について


○議長(中嶋ひろあき議員)
 お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第八は、同意することと決しました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第九を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第九

議員提出議案第七号 「首都高速晴海線計画の見直しを求める意見書」の提出について


○議長(中嶋ひろあき議員)
 提案者の説明を願います。

〔二十四番 原田賢一議員登壇〕

○二十四番(原田賢一議員)
 ただいま上程されました議員提出議案第七号「首都高速晴海線計画の見直しを求める意見書」の提出について、提案者を代表して、文案の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。

 首都高速晴海線計画の見直しを求める意見書

 首都高速晴海線は、平成五年七月に「江東区有明?中央区築地」区間の約五・一キロメートルが都市計画決定されており、「有明?晴海」区間については平成十四年二月に事業許可がなされ、現在、「有明?豊洲」出入口まで完成しているところです。

 「豊洲?晴海」区間については、晴海仮入出路が晴海大橋の中央に設置予定となっているため、晴海三丁目交差点における歩行環境の悪化や、周辺地域の大気汚染、騒音、振動などの環境問題が懸念されるところであります。また、平成十五年当時、「有明?晴海」区間の総事業費は三百二十六億円とされていたところ、現在の事業許可内容における工事予算では「有明?豊洲」区間二百八十四億円、「豊洲?晴海」区間が九十八億五千万円となっており、当初の総事業費を大きく超過し、合理的な都市基盤整備とはいえない状況となっています。

 また、この先の「晴海?築地」区間については、地下構造となり、首都高速都心環状線銀座に合流するラインと、新大橋通りへ曲がり築地市場正門の手前に入出路をつくるライン、首都高速都心環状線新富へつなげるラインとされていますが、これらについては、現在何らの動きもなく、事業化の見通しが立っていない状況にあります。このため、築地場外市場地区においては、都市計画の制限により個々の建て替えが困難な区域が存在し、場外市場地区の整備へ多大な影響が出ています。

 こうした状況を踏まえ、中央区議会は、合理的な都市基盤の整備を求める見地から、以下の点について、首都高速晴海線の実態に合わせた計画の見直しを強く求めます。

 一 事業許可済である「有明?晴海」区間については、現在整備済の豊洲出入口で工事を終了すべきであること

 二 「晴海?築地」区間については、実現の可能性が低いことを踏まえ、都市計画の見直しを行うこと

 右、地方自治法第九十九条の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。

 平成二十二年十二月六日

東京都中央区議会議長 中嶋 ひろあき

 東京都知事あて

 以上、よろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。(拍手)

○議長(中嶋ひろあき議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第九、議員提出議案第七号は原案のとおり可決されました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第十を議題といたします。

〔奥田議会局長朗読〕


日程第十

議員提出議案第八号 「尖閣諸島沖における中国漁船衝突事件に関する意見書」の提出について


○議長(中嶋ひろあき議員)
 提案者の説明を願います。

〔二十四番 原田賢一議員登壇〕

○二十四番(原田賢一議員)
 ただいま上程されました議員提出議案第八号「尖閣諸島沖における中国漁船衝突事件に関する意見書」の提出について、提案者を代表して、文案の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。

 尖閣諸島沖における中国漁船衝突事件に関する意見書

 去る本年九月七日、尖閣諸島の日本領海内で中国漁船衝突事件が発生し、那覇地方検察庁は二十四日、公務執行妨害容疑で逮捕された中国人船長を処分保留のまま釈放した。

 「尖閣諸島は日本固有の領土で領有権の問題は存在しない」というのが政府の見解である。過去の経緯を見ても中国や台湾が領有権について独自の主張を行うようになったのは、一九七○年以降であり、それ以前はどの国も異議を唱えたことはなかった。

 尖閣諸島は、沖縄県石垣市に属する我が国固有の領土であることは国際法からも歴史的にも疑問の余地がないところである。今後、中国が尖閣諸島及び周辺海域の領有権を強硬に主張し、中国漁船が尖閣諸島周辺海域で操業することが予想され、我が国漁船と中国漁船との間で操業をめぐるトラブルが発生したり、衝突事件が再発するなど、安全な航行が阻害されることが懸念される。

 よって、本区議会は、国民の生命、安全及び領土・領海を守る立場から、左記の事項を実現し、毅然とした外交姿勢を確立されることを求める。

 一 「尖閣諸島は日本固有の領土である」との態度を明確に中国及び諸外国に示し、今後同様の事件が起こった際は、国内法に基づき厳正に対処すること

 二 尖閣諸島周辺海域において、我が国の漁業者が自由かつ安全に操業・航行できるよう適切な措置を講じるとともに、警備体制を充実・強化すること

 三 中国政府に対し、今回の事件に関して厳重に抗議するとともに、日中両政府は、冷静な外交を通し再発防止策を講じること

 右、地方自治法第九十九条の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。

 平成二十二年十二月六日

東京都中央区議会議長 中嶋 ひろあき

 衆議院議長

 参議院議長

 内閣総理大臣

 外務大臣

 法務大臣

 国土交通大臣

 内閣官房長官 あて

 以上、よろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。(拍手)

○議長(中嶋ひろあき議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第十、議員提出議案第八号は原案のとおり可決されました。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 次に、日程第十一、「議会閉会中の継続審査」について。

 ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件及び請願について、議会閉会中の継続審査の申し出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。

〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 お諮りいたします。本件の申し出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、本件の申し出をそれぞれ承認することに決しました。


○二十三番(押田まり子議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 今期定例会に提出されました案件は、すべて終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中嶋ひろあき議員)
 御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 ここで矢田区長よりあいさつがあります。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 区議会終了に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

 去る十一月十九日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定をいただき、心から感謝申し上げます。

 この間、平成二十二年度本区一般会計補正予算のほか、条例案件、訴えの提起及び指定管理者の指定につきましては、付託されました各常任委員会において、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。

 今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、ごあいさつといたします。

 まことにありがとうございました。

○議長(中嶋ひろあき議員)
 あいさつを終わります。


○議長(中嶋ひろあき議員)
 これをもって、平成二十二年第四回中央区議会定例会を閉会いたします。

午後二時三十九分 閉会


署名議員
議長 中嶋 ひろあき
議員 今野 弘美
議員 渡部 博年

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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