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平成23年 環境建設委員会(6月8日)

1.開会日時

平成23年6月8日(水)

午後1時30分 開会

午後4時18分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 礒野 忠

副委員長 田中 広一

委員 中嶋 ひろあき

委員 染谷 眞人

委員 河井 志帆

委員 小栗 智恵子

委員 石島 秀起

議長 石田 英朗

4.出席説明員

(13人)

矢田区長

吉田副区長

宮本環境土木部長

有賀環境政策課長

石田水とみどりの課長

中野道路課長

園田中央清掃事務所長

岸田都市整備部長

田村都市計画課長

望月地域整備課長

遠藤副参事(都市計画事業・特命担当)

平野住宅課長

永沢建築課長

5.議会局職員

田中議会局長

横山議事係長

岡野書記

渡邊書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○礒野委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 初めに、私より一言ごあいさつさせていただきます。

 (あいさつ)

 続きまして、議長、ごあいさつをよろしくお願いいたします。

○石田議長
 (あいさつ)

○礒野委員長
 続きまして、区長、ごあいさつをよろしくお願いいたします。

○矢田区長
 (あいさつ)

○礒野委員長
 続きまして、理事者の紹介を吉田副区長、よろしくお願いいたします。

○吉田副区長
 (理事者紹介)

○礒野委員長
 それでは、常時出席以外の理事者の方は御退席をお願いいたします。

 なお、本日、区長は公務のため、途中退席をいたします。

 また、理事者報告の関係で都市整備部副参事、住宅課長及び建築課長が出席いたしますので、あわせて御了承願います。

 それでは、理事者報告を願います。

○宮本環境土木部長

 1 平成22年度江戸バス乗車実績等について(資料1)

 2 平成22年度大気汚染常時測定結果について(資料2)

 3 平成22年度自動車公害調査結果について(資料3)

 4 平成22年度河川水質調査結果について(資料4)

 5 明石町防災船着場平常時利用の開始について(資料5)

 6 道路のくぼみに伴う車両損傷事故の損害賠償について(資料6)

 7 朝潮運河歩行者専用橋等の検討状況について(中間報告)(資料7)

 8 中央清掃工場の操業状況等について(資料8)

 9 中央清掃工場の排ガス等調査結果について(資料9)

○岸田都市整備部長

 10 都営地下鉄大江戸線勝どき駅出入口の新設等に関する基本協定の締結について(資料10)

 11 日本橋二丁目地区の都市計画について(資料11)

 12 銀座六丁目地区の都市計画について(資料12)

 13 平成23年度再開発事業等の取組(資料13)

 14 まちづくり協議会の報告(資料14)

 15 区民住宅の入居者募集について(資料15)

 16 特定緊急輸送道路の指定について(資料16)

以上16件報告

○礒野委員長
 発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、各会派の基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて各会派に割り振られる持ち時間といたしますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後2時18分です。自民党さん44分、公明党さん28分、みんなの党さん28分、日本共産党さん28分、絆さん20分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○染谷委員
 理事者の方の報告、まことにありがとうございます。私、自由民主党の染谷と申します。どうかよろしくお願いいたします。

 まず初めに、資料1から5につきましてと、それから7、8、9、そして最後に10、11、14、16と質問をさせていただきたいと思います。

 まず、資料1、江戸バス乗車実績のことについてなんですけれども、大変区民の方にとっては足の便の中で本当に有効利用していらっしゃるというお話を伺っております。ただ、土日利用の乗車人数が平日と比べて約6割にとどまっているというお話でございますけれども、例えば今、乗りかえする場所のポイントが何カ所かあると思います。できれば、その乗りかえする方がどのくらい1日当たりいらっしゃるのかとか、また、1回当たり100円ということですけれども、1日乗車券300円ということが、どれだけ浸透していらっしゃるのか、このデータの中でわからないんですけれども。もしも1日乗車券がもう少し中央区の観光協会さんと何かしら協力関係といいますか、せっかく江戸バスマップには観光協会さんの内容が裏面に出ておりますので、わかりやすいんですけれども、ただ、観光協会さんが独自に出しているほうには、江戸バスのことが表示されていないような気がしておりますので、その辺どうなのかなということをお尋ねしたいと思います。

 そして、また江戸バスの運行計画の想定人数におきまして1,093人ということで、ほぼそれを上回っているということですので、順調に運営されているのではないかなというふうに感じております。

 続きまして、資料2は大気汚染のことなんですけれども、先ほど御説明ありました光化学オキシダントの環境基準が達成できなかったということなんですけれども、前回の資料、中央区政年鑑平成21年版のほうも同じような結果でございますけれども、ほかの基準測定結果は大体右下がりのデータが出ておりまして、いろいろな大気汚染、車とかエコ関係とか、いろいろビルからの排気、それが少なくなったのかなと感じています。ただ、光化学オキシダントは、資料のデータの4ページを見ますと、平成9年になぜか下がっておるんですけれども、近年悪化しているのはなぜなのかなというのがありまして、これは中央区だけではないと思うんですけれども、対策とか改善の見込みを考えていらっしゃるのかということをお尋ねしたいと思います。

 続きまして、資料3の自動車公害調査結果なんですけれども、先ほど御説明いただきました昭和通りにおける環境基準、これも前年では限度内だったように見受けられるんですけれども、今回、こちらの9ページの調査結果によりますと、環境基準を超過していることが示されております。こちらには、戸数が載っていてマンションだと思うんですけれども、夜間、中央区を多くのトラックが通行していらっしゃるのではないかと思うんですけれども、住民の方は何か苦情といいますか、そういうのがあるのか、参考にお伺いできればなというふうに感じております。

 資料4の水質調査の件なんでございますけれども、確かに高速道路の下にある日本橋川とか神田川とか、その辺は光が入らないということで酸素量が悪いと言うんですけれども、隅田川の中央大橋で調査した酸素量も同じように余りいい結果ではないので、ただ、全般的には、資料によりますと昭和50年代から平成21年を比べますと、大変すばらしく改善されていらっしゃるんだなというふうに感じております。

 こちらの水質を浄化する取り組みも何かされていらっしゃるのかと思いますけれども、この連絡会を設置されているということなんですけれども、ただ、他区によりますと、自然のヨシを植栽しまして、水の浄化を取り入れてということなんですけれども、中央区もスーパー堤防にされまして、以前はかみそり堤防だったんですけれども、スーパー堤防にされた経緯の中にヨシを利用することは考えたことはなかったのでしょうか。特に、聞くところによりますと、私のほうの新川一丁目、二丁目で国交省のほうからスーパー堤防、日本で初めてですか、広めたのが中央区だということで、中央区から他区の河川の開発といいますか、いろいろと広がっていったと思うんですけれども、今回政権がかわった関係で、何かその予算を縮小されてしまったというふうにお伺いしているんですけれども、今回、地震等もありましたので、またその辺、水辺の関係が、水質もそうですけれども、災害と絡み合うんじゃないかなというふうに感じております。

 あと、資料5は、私どもは明石町防災船着場ということで説明を受けまして、こちらの防災船着場というのは中央区に幾つかあるかと思いますけれども、私どもは箱崎町にたまたま防災船着場がございますけれども、その辺の活用とかも考えることはないのでしょうか。

 よろしくお願いいたします。

○有賀環境政策課長
 私からは、資料1から3まで3点についてお答えさせていただきます。

 まず、一番最初の江戸バスの乗り継ぎ乗車券の件でございますけれども、江戸バスは御存じのとおり一昨年12月から運行しまして、区内で乗り継げる場所は中央区役所前と、あと北循環の八重洲通り東、それから南循環の聖路加国際病院、それと、ことしの1月からは新川二丁目とマイホーム新川でも乗り継げるようになっております。1日の乗り継ぎ券の発行枚数ですけれども、これは運行当初からほぼ変わりませんで、1日大体60枚から70枚程度ですので、60人から70人程度の方がこれらのバス停で乗り継いでいただいています。

 ただ、バスの運行ダイヤの関係で、少しバス停でお待ちいただくというようなこともございまして、現在、乗り継ぎの方が日増しに多くなっているというような状況ではありませんで、ほぼ頭打ち状況というような形になっております。

 それから、資料2の光化学オキシダントについてでございますけれども、大気汚染については、大気汚染防止法の施行によりまして、日増しに大気汚染については、よくなっているわけでございますけれども、ただ、光化学オキシダントについては、ただいま委員から御指摘がありましたとおり、なかなか改善されていないということで、これについては、平成17年度に東京都が光化学オキシダント対策検討会の報告を出しておりまして、その中では主に車から出る窒素酸化物ですとか、ちょっと難しいんですけれども、非メタン炭化水素、こういうものが発生原因なんですが、この中で窒素酸化物についてはかなり減ってきているんですが、もう一方の非メタン炭化水素、これは名称で言うとトルエンとかキシレン、ベンゼンとか、こういうものがなかなか減っていなくて、結果的にこの濃度が高いといいますか、相対的に高くなってしまっているというような状況で、その中で紫外線と化学反応を起こしまして、現在、なかなか光化学オキシダントについては減少していないというような状況がございます。

 これについては、今申し上げました東京都の対策検討会等で今後どうしていくかということについて検討を進めているということで、まだ成果は出ていませんが、本区としましても、できることがあれば、あわせて実施して光化学オキシダントの低下に努めていきたいというふうに考えております。

 それから、資料3の昭和通りの騒音ですけれども、こちらにつきましては、やはり車の交通量が減っているという事実がありますが、その一方で、委員からもありましたとおりトラック等の大型車がふえているということがありまして、そういった中で、なかなか環境基準をクリアできないところがふえているということかと思います。

 苦情等については、特に今、こちらのほうに直接伺っておりませんけれども、区としましては低騒音舗装等をやりながら騒音の低下に努めているという状況でございます。

 それから、答弁漏れがありました。観光協会との関係でございますけれども、こちらにつきましては、今現在、観光協会のホームページに出ていないということでございますので、こちらにつきましては、いろいろな媒体を使って広報していきたいというふうに考えております。また、現在、例えば民間の旅行会社ですとか、ホテル等のホームページに出していただいたりしておりまして、区としては、やはり土日の利用というのを、これからどんどん拡大していかないと、なかなか利用者の増につながらないというふうに考えておりますので、土日の利用に力を入れていきたいというふうに考えております。

 それから、1日乗車券の浸透でございますけれども、現在、1日乗車券については、やはり土日利用が中心で、割合として全体の売上の1.6%程度ということでございます。こちらにつきましても、今、1日乗車券は300円でございますけれども、PRをすることによって売上を伸ばしていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○石田水とみどりの課長
 まず、スーパー堤防の水生植物についてお答えしたいと思います。

 現在、佃島小学校とともに、環境教育の一環としまして中央区水とみどりの課と協力して、パリ広場から相生橋の下流部分の水辺に関して、ヨシ、アシを植えて水質の浄化等に寄与するために整備を行っているところでございます。中央区の中にはスーパー堤防もございますけれども、正直申し上げまして、構造的になかなかそういうものを植える構造になっていないので、非常に難しいところはあると思いますけれども、水質浄化というのは非常に重要な部門だと思っておりますので、今後拡大について検討していきたいというふうに考えております。

 次に、箱崎防災船着場についてでございますけれども、今回の明石町の船着場の運航に関しては、需要や採算や背後地への影響など、船着場をオープンしますと、いろいろな問題や課題が出てくるということも考えられるところでございます。今回、そういうことで試験的に中央区という割と繁華街に近いところで、越中島とはまた違うロケーションのところでオープンするわけでございますので、そこで試験的に行うことによって問題や課題をその中で解決していきまして、そういう問題等がなければ段階的に東京都のほうでは実施に向けて、箱崎も含めて、ほかの防災船着場についても平時の利用を考えていきたいというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○染谷委員
 ありがとうございました。

 江戸バスにつきましては、1日乗車券300円の売り上げが全体の1.6%ということですけれども、ぜひとももう少し、1割とは言いませんけれども、改善するような方向で何か取り組んでいただければ、区民に中央区を知っていただくということも必要ではないかなと思っています。

 あと、環境につきましては、先ほどの御説明がありました自動車の交通量は、データによりますと随分減っている状態というのは認識しております。ただ、大きなトラックというのがいろいろな原因で、物流がふえるということは悪くないんですけれども、中央区だけ通過していく可能性が多いのかなというふうに感じております。

 それでは、続きまして、資料7の質問にいかせていただきます。

 朝潮運河の歩行者専用橋のことで御説明いただきまして、今現在、晴海通りの朝の出勤、また御自宅から都心に向かう方が、駅の前を見ていまして、私も大変混雑しているなというふうに感じております。特に、お子さんを連れたベビーカーのお母さんが大変な苦労をしながら通行している次第でございますので、こちらは要望といいますか、ぜひとも前向きに取り組んで早急に実現できればなというふうに感じております。

 ただ、1つ、バリアフリーのところで最大の縦断勾配について、6%以下と5%以下の違いは何か。構造的な問題なのかなというふうには感じるんですけれども、なぜこういうふうになっているのかなというふうに感じた次第でございます。

 そして、次は資料8の中央清掃工場の操業状況についてでございますけれども、確かにごみの量は、バロメーターがあるんですけれども、私がお尋ねしたいのは3の発電状況の中におきまして、総発電量に対して所内の消費されている内容と売電のことなんですけれども、資料の2枚目の後ろの発電状況になりますと、平成22年、23年にかけまして、売電はどちらに売却するのかがわからなかったんですけれども、ただ、東京二十三区清掃一部事務組合の事業概要の中に全工場で11億60万キロワットを発電したと書いてあります。これは、昨年度、22年度なんですけれども、5億980万キロワットの電力を東京電力に売電し、53億8,908万円の収入を得たというふうに記載してあります。ただ、これは清掃工場7カ所の合計だそうなんですけれども、中央区の売電しているのは、また、この売電された金額は何か経常に使っているのかどうか、私もわからないので教えていただければと思っております。

 それと、次に、中央区の清掃工場の排ガスの調査結果なんですけれども、数字的には大変すばらしいと感じているんです。ただ、騒音、振動とかいう項目で分かれているんですけれども、調査の中で振動とか何か、揺れることはないと思うんですが、何かそういう可能性があるから振動とかが項目にあるのかなというのがあります。

 あと、臭気調査結果の中に10未満というのが表示されていまして、7ページの真ん中あたりにゼロ、1、2という臭気強度がありますね。1がやっと感知できるにおい、2が何のにおいかがわかる弱いにおいというふうに記載しているんですけれども、中央区の場合は臭気指数が10ということですので、臭気強度数が2と3の間ということなんですけれども、この辺、こういう調査の発表の説明が一般的なのかどうかお尋ねしたいなというふうに思います。なぜかといいますと、11ページと12ページのダイオキシンの表によりますと、夏のダイオキシンの調査結果の数値と、冬の調査結果と結構開きがあるんですけれども、夏より冬の値が大きいんですが、その理由が何かわかれば教えていただきたいなというふうに感じております。

 以上です。

○中野道路課長
 私からは、朝潮運河歩行者専用橋についてお答えいたします。

 委員御指摘ありました橋の進め方でございますけれども、これは私どもの基本計画に定められている事業でございまして、きょうの中間報告等ございますので、これらを踏まえまして、地域の皆様方により一層御理解をいただきながら進めさせていただきたいというふうに思ってございます。

 それから、バリアフリーの最大縦断勾配について5%、6%の違いは何かということかと思いますけれども、恐れ入りますが、資料−1、右肩でございますけれども、変形X型、O型ということがございまして、うっすらと丸であったり、楕円の丸みたいなものがございますけれども、これが橋脚になります。この5%と6%というのは、実は橋のけた下といいましてAP幾つ以上とらなければいけないというものがございまして、そちらに合わせると、柱の関係で、変形X型だと、どうしても高い位置になってしまうということがありますので、6%以下という表記がなされております。一方、O型については、その部分が均等に柱があるものですから、5%以内でおさまるという内容でございます。

 以上でございます。

○園田中央清掃事務所長
 私のほうから、資料8の中央清掃工場の売電の流れについてお答えします。

 売電につきましては、現在20工場ですが、20工場で発電した電気を一括して清掃一部事務組合が管理しております。その中の現在7工場分を東京エコサービスのほうに売却し、残る工場分を東京電力に販売しているものです。中央清掃工場は東京エコサービスのほうに売却をされて、現在ではその中の一部を中央区の小学校4校において東京電力よりも安い価格で販売しているものです。そのほかの売却の金額は、全部清掃一部事務組合の歳入となっております。

 続いて、排ガスの臭気調査についてでありますが、臭気調査の方法ですが、もちろん法律は悪臭防止法に基づいておりますが、これは法律というよりも人間が実際に鼻で感知して、その度合いをここに表記して参考値として目安を出しているものですが、例年、操業時からほとんどにおいがはっきりわからないような状況という数値で変わらないということをここにお示ししているものです。

 それから、ダイオキシンにつきましては、一般的に大気中の測定ですので、やはり大気が滞留しやすい冬のほうが夏よりは高いという測定結果が例年出ております。

 以上です。

○染谷委員
 大変ありがとうございます。理解することができました。

 中央清掃工場の操業当初から、特にあの地域で私もスポーツ関係でよくかかわるんですけれども、工場の排気のにおいを感じたことは一度もございません。これからも安全管理で工場を運営していただければと思っております。

 ただ、今回、電力がいろいろと心配されていまして、自家電力といいますか、もしも工場のほうで、電気供給をするのは、むしろ地域の病院とかに活用すれば、何か被災のときだったら助かるかなというように個人的には思っております。

 次の質問に参りまして、資料10の勝どき駅の出入り口につきましてお尋ねさせていただきます。

 こちらも要望なんですけれども、どちらかというと、先ほどの橋との関係がありまして、勝どき駅の混雑緩和です。やはり住民がふえていますので、速やかに実現していただきたいなというふうに感じています。

 地下空間なんですけれども、ちなみに自転車は何台ぐらい収納されているのかなと、確認だけです。

 それと、あと資料11、日本橋二丁目地区の都市計画なんですけれども、こちらは資料の防災対策への取組みの下のほうで何点か。

 まず、防災対策ですけれども、5,000人を確保するスペースと記載されているんですけれども、こちらのビルは北が33階、南35階とあります。また、地域からのにぎわいということだと人口予想が何万人かと思うんですけれども、防災対策として、例えば先ほど銀座六丁目地区の説明によりますと、防災情報センターを設立するという説明を受けましたけれども、日本橋二丁目地区にはそういう指揮するところが決まっているのか。これからだと思うんですけれども、その辺の対策をよろしくお願いいたします。

 それと、日本橋グリーンテラスの連続というふうに記載されているんですけれども、どのような形で連携するのか御説明いただければと思います。あと、ヘリポートはこちらに設置されるのかも伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

 次は、資料14のまちづくり協議会の報告の件でございますけれども、私も5月18日の勝どき地区の説明会に出席させていただきまして、新島橋のかけかえのこと、住民の方は交通不便とかいろいろと心配しておりまして、こちらも早期実現できれば本当に住民のためになるのかなというふうに感じます。

 ただ、環状3号線と2号線との関係で、幅があるのかなと図面で見受けられるんですけれども、いずれにしても要望で、新島橋のかけかえを速やかに実現できればなというふうに思います。

 一番最後の資料16の特定緊急輸送道路の件でございますけれども、これは今月予定ということで説明を受けまして、条件の中で高速道路に隣接する建物は該当するのでしょうか。例えば、沿道でないので対象外なのかどうか。特に、高速道路沿いだと、茅場町とか中洲とか箱崎町はマンションが、昭和56年6月以前の建物がありまして、その辺になると、何か対策を立てなくてはいけないのか。

 また、こちらの中央通りとメーンの新大橋通りには古い建物があるかと思うんですが、そうしますと、区としては耐震診断費用を所有者の負担のない助成制度とか、こちらの耐震改修費用について軽減するということで予定されていらっしゃると思いますけれども、どのくらいの戸数を考えていらっしゃるか、また調査されたでしょうか。

 以上です。

○有賀環境政策課長
 勝どき駅の地下空間の利用についてお答えさせていただきます。

 勝どき駅の地下につきましては、現在、中央区の勝どき駅地下駐輪場がございまして、695台ほど駐輪スペースがございます。今回予定されています新たな空間でございますけれども、こちらにつきましては、今、概算でございますけれども、おおむね500平米程度になろうかというふうに考えております。これより大きくなるか小さくなるかということは当然ございますけれども、この面積で駐輪台数を計算しますと、ざっとプラス200台程度の駐輪スペースが確保できるのではないかというふうに考えておりまして、こちらにつきましては、すべてを駐輪場として利用するのか、あるいはほかの、例えば防災関係の施設を入れるのか等もございます。それから、自転車利用で活用するとしましても、単なる駐輪スペースではなくてレンタサイクルですとか、そういうようなもののポート、基地として活用するなど、こちらにつきましては、今後、施設の建設にあわせて考えていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○遠藤副参事(都市計画事業・特命担当)
 勝どき駅の改良に伴い、今後新たな出入り口を設置するというものでございますが、先ほどX橋のお話もありましたが、少しでも晴海通りの歩行環境の改善になるような形で進めていきたいと考えております。

 また、この工事につきましては、改良工事が平成23年度から準備工事も含めて着工しますが、27年度の完成ということです。ただし、新設の出入り口については、それより早い段階で供用ができるように、今後東京都とも交渉しながら、協議しながら進めてまいりたいと考えております。

 以上です。

○望月地域整備課長
 私のほうから、資料11の日本橋二丁目地区の開発計画についてということでお答えをさせていただきます。

 まず、銀座六丁目地区の資料には情報センターというのが入っている、こちらのほうではどうかということでございます。

 今回、日本橋二丁目地区のほうにつきましては、まず都市計画を今回定めるということで手続を行ってまいりまして、都市計画が定まった後に詳細な計画、具体的な計画になってきます。その中でいきますと、今回、資料の5ページのところに上の段に防災への取組みということで書かせていただいておりますけれども、南地区のところの右側にグリーンのところで災害対策機能を集約ということで想定しておるところが、そういった形で機能を集約しながら、こちらの地区での防災対応という形になろうかと思います。

 いずれにしましても、今回の東日本大震災を受けまして帰宅困難者対応というのが、より一層開発計画には求められているところがございますので、今後も事業者を含めまして、こういった対応についてはよりきめ細やかに対応できるように指導してまいりたいというふうに考えてございます。

 また、日本橋グリーンテラスの連続ということでの御質問でございますけれども、こちらにつきましては、屋上部分での渡り廊下のようなもので連携できないかということで、現在想定しております。また、こちらにつきましても、当然詳細設計を重ねる中で、道路管理者でありますとか協議をした上で、その方策等についても考えてまいりたいというふうに考えてございます。

 また、ヘリポートはということでございますけれども、先ほどの都市計画を定めた後の詳細設計の中で可能かどうかという話も当然ございます。また、周辺の状況によりまして、進入角度によりましてはヘリポート等が設けられないという状況もございますので、そういった点、今の時点で確認できておりませんけれども、今後の詳細の中で確認をさせていただければと思います。

 それから、資料14のまちづくり協議会の資料ということでございます。

 先ほど早期の実現という形でのお話があったということでございます。こちらのほうでも、先ほど都市整備部長のほうからも説明があったように、一日も早い橋のかけかえ工事についてと、それと工事期間中の安全対策、こういったものについて御質問があったというふうに記憶してございます。いずれにつきましても、安全第一に工事を、また、ほかの工事もございますので、調整しながら、工事のほうについては進めてまいりたいというふうなことで御質問にお答えしたいと思います。

 以上でございます。

○永沢建築課長
 特定緊急輸送道路の沿道建築物についての御質問でございますが、沿道建築物につきましては、条例の中で高さが道路幅員の約2分の1以上、それから緊急輸送道路にその敷地が接するものという定義がございまして、首都高速道路につきましては、直接敷地に接する、あるいは高架になっている、あるいは掘り割りになっているとか、いろいろなケースがありまして、今現在、細部については東京都と再度詰めているところでございますが、都の今までの説明では、直接首都高速道路に接する敷地の建築物という定義になってございます。

 それから、今回の特定緊急輸送道路の指定に伴う沿道建築物の耐震診断、それから補強の対象になる建築物の棟数でございますが、東京都からいただいている資料では三百数十棟という数字になっておりまして、ここにつきましても、今後精査して対応していきたいと思っております。

 以上です。

○染谷委員
 それぞれ本当にありがとうございます。

 一番最後の資料16の緊急輸送道路につきまして、今、300棟ぐらいあるということで、今回、震災の後でございますので、区民の方、また所有者の方もそれなりに対応していただけるかと信じております。区としても、生命、財産を守ることを、特に命を守ることを前提としますと、地元の方々に御協力いただけるように、また説明を速やかに、建てかえというか補強できるように進めていただければと思っています。

 私からの質問は以上です。ありがとうございました。

○礒野委員長
 ここで一たん休憩を入れます。再開は午後3時5分です。御参集をお願いいたします。

 それでは、休憩に入ります。

(午後2時55分 休憩)


(午後3時5分 再開)

○礒野委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。

 発言を願います。

○河井委員
 中央区議会みんなの党の河井志帆です。今までは入り口側のつい立ての向こうでいろいろな思いをしながら皆様のお話を伺ってまいりましたが、本日このように直接質問させていただく機会をいただきましたことをうれしく思っております。よろしくお願いします。

 16項目のうち、幾つかに絞って質問させていただきたいと思います。

 まず最初に、資料1と5について質問をさせていただきます。

 まず、資料1の江戸バスの乗車実績等についてでございます。

 当初の見込みよりも実績の乗車人数が多いということは、本当に皆様の御努力のおかげだと非常にうれしく思っておりますけれども、やはり多くの皆様の期待で開始された事業でございますので、江戸バス自体がビジネスとして回っていくような仕組みを将来的に目指していかないと、と私は考えております。今後、補助金のほうも当初の予定よりは少ないということでありますけれども、これをさらにゼロに近づけていくようなプランとして、何か具体的に今後取り組んでいきたいと思っていることがあれば、お聞かせいただきたいと思います。

 また、資料5についてなんですけれども、明石町の防災船着場ですが、屋形船など一般の船舶の利用を開始するということなんですけれども、屋形船といいますと、週末ですとか夜間ですとかの御利用が非常に多いと思います。そこで、利用日時については、午前10時から午後5時までの平日のみということになっておりますけれども、本当にその時間帯に屋形船を初めとする一般船舶の利用があるとお考えなのか、屋形船以外の何かほかの船舶の利用を想定されているのか、そのあたりについてお聞かせいただきたいと思います。

 とりあえず、以上でお願いいたします。

○有賀環境政策課長
 江戸バスの今後の利用者数の拡大等について、具体的に何かプランがありますかという御質問でございますけれども、江戸バスのそもそもの運行のコンセプトにつきましては、既存の公共交通機関を補完する、また区内の交通不便エリアの解消、さらには公共施設へのアクセス向上等が挙げられております。その中で、江戸バスというものは既存の公共交通との調和を図りながら運行しているという現状がございまして、例えば収益の上がる路線に特化して走らせるとか、そういうことではなくて、やはり既存の公共交通を補完するというのが最大の目的であろうかというふうに考えております。

 ただ、今、委員からもありましたとおり、だからといいまして、必ずしも収益は二の次だということであっては、なかなかこういった厳しい財政状況の中で将来安定的な運行はできないというふうに考えております。今、一番問題になっておりますのは、区としましては、平日は通勤ですとか通学の方の御利用がございますけれども、土曜・日曜、祝日になりますと、それがかなり落ち込んでしまうというような状況がありまして、当然区民の方の日常の足として御利用いただくということは必要なことであるというふうに認識しておりますけれども、プラス、やはり中央区は観光ですとか商業のまちですので、区外から来られた方等への利用拡大というのが今後の江戸バスを運行していく上に当たっては非常に大事なことだというふうに考えております。それで、ことしの1月にも、例えば商業施設、ホテルですとか、あるいは人形町の甘酒横町のような繁華街等へのアクセスをさせていただきましたけれども、今後につきましても、これまでの基本的な考え方を踏まえつつ、さらに土日を含めてどういう形で運行していけば、皆さんにさらに御利用いただけるか考えていきたいというふうに思っております。

 以上です。

○石田水とみどりの課長
 船着場についてお答えいたします。

 まず、屋形船以外の利用ということでございますけれども、現在、東京都公園協会のほうで両国とお台場の海浜公園を結んでいる定期航路がございます。今回、7月下旬にここの船着場をオープンしたときには、ここを発着の場所にして定期航路の一船着場にしていきたいというふうに聞いているところでございます。1往復を1便というふうに考えますと、3便は必ず運航するということで、乗客等多い夏場などは最大で5便を運航すると聞いているところでございます。また、屋形船は余り利用を考えられないのではないかという話なんですけれども、例えば出発を明石町にしまして、帰りはほかの船着場にするなど工夫すれば、屋形船の利用も考えられるというふうに考えているところでございます。また、背後地の飲食店のランチ等をそういうものとうまく結びつけて昼間のクルーズみたいなものも考えられるところではないかということで、業者にヒアリングをして回答をいただいているところでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 それぞれ御回答いただきまして、ありがとうございました。

 船着場につきましても、江戸バスにつきましても、本当に区民に愛されるようなものに今後なっていっていただきたいと思いますので、今後ともぜひ御努力いただきたいと思います。

 続きまして、資料7、朝潮運河歩行者専用橋についてお伺いしたいと思います。

 今までもさんざん長いこと皆様で議論されてきたことと思いますが、改めて朝潮運河歩行者専用橋の目的の一つとしては、晴海通りにおける歩行者の混雑の緩和というのがあると思うんですけれども、混雑の緩和に向けて、X橋である理由を改めてひとつ確認させていただきたいと思います。お願いいたします。

○中野道路課長
 橋について、当初は1本ということで基本計画上では想定したということでございますけれども、この橋の架橋の目的といたしまして、晴海通りの混雑緩和ということもございますけれども、防災性の向上ということでございまして、やはり晴海地区と月島、勝どき地区、こちらを結ぶということで、単に1本の橋ではなくXという形が出てきたということでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 ありがとうございます。

 前回のプランでは、Xの交わるところがもっと真ん中に近いところにあったかと思うんですけれども、それは多分月島、勝どき側の住民の皆様のプライバシーの面などを考慮して、今のように交わるところが晴海側に移っていることと思います。

 ところで、右側のO型の案なんですけれども、非常に珍しい形で、拝見して驚いたところがあるんですけれども、O型の橋を案として取り上げました理由、どこかにO型の橋で通行する方々の利便性が向上されたですとか、水辺の空間の親水性ですとかが向上したなどの何か具体的なことで観光となる例が、もしあれば教えていただきたいと思います。お願いします。

○中野道路課長
 O型というふうに言わせていただいていますけれども、やはりこれはプライバシーの配慮という点で、いろいろな案の中で出てきた一つかなというふうに考えておりまして、こういう線型をすることによって人の視線がそれていくという中で、こういう形が出てきたということを聞いてございます。こういった橋は、具体的な例として聞いてございませんで、そういうことからして、こういう橋をつくったときの評価等々は聞いていないというところでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 御回答ありがとうございました。

 あと1点、また質問なんですけれども、当初の予算といいますか、かかる経費が8億円程度という話を伺っていたかなと思うんですけれども、それが10億円程度になったのはどの辺に理由があるのか。例えば、コンクリートの材質が変わったことなのか、デザイン的なものから来るものなのか、そのあたりの御説明をいただけたらと思います。よろしくお願いします。

○中野道路課長
 費用についてということでございますけれども、実は基本計画上ではもう少し安い金額で計上しておりました。それは、先ほど申しましたとおり1本の橋をかけるという内容でございまして、委員御指摘の8億円というのは、当初、基本計画の中で出してきた数字かと思いますけれども、今の段階ではもう少し具体的に詰めている話でございますので、その部分で多少金額が膨れたのかなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○河井委員
 御回答ありがとうございました。

 来月以降、まちづくり協議会及び検討会などに報告されて、意見が取りまとめられるということですけれども、近隣住民の皆様の声をしっかりと生かした形で、より多くの皆様に利用され、愛されるような橋になればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 続きまして、資料8について質問をさせていただきたいと思います。

 中央清掃工場の操業状況等についてなんですけれども、まず、ごみの搬入状況について1点だけ質問をさせていただきます。

 区の収集ごみについてなんですけれども、区内での分が非常に、ごみ減らしの努力のおかげで減っておりますけれども、千代田区、新宿区、文京区、台東区からのごみのほうが非常に多くなっている点が1点気になっておりまして、他区がふえている原因をもし把握されているのであれば、お聞かせいただきたいのと、ごみを減らしていく活動などの働きかけを他区に今後どのように行っていくのかなど、お考えがあればお知らせください。お願いいたします。

○園田中央清掃事務所長
 搬入状況についてですが、23区全体では、ごみ量は可燃についても1.7%減っております。ただ、中央清掃工場において平成21年度比で他区のごみが6.7%ふえているというのは、まず前提として、23区に20清掃工場があって、その20清掃工場に対して各区のごみの行き先を搬入調整している清掃一部事務組合があります。その組合が搬入調整をいろいろ行っているところですが、平成22年度は足立清掃工場とか葛飾清掃工場の中間点検がずれたことから、搬入調整によって中央区のほうに多く持ち込まれていること、それから6月以降の足立清掃工場で水銀混入があったことから、工場の操業が停止されたこと、9月に葛飾清掃工場のオーバーホールが例年よりも早く起こったことなどから、搬入調整によって中央区のほうに多く持ち込まれるようになったということです。ただし、建設協議会のときの本稼働計画で他区ごみを1日当たり185トンという協定は守られてきておりますので、例年に比べては多いですが、過剰になっているわけではありません。

 以上です。

○河井委員
 解説いただきまして、ありがとうございました。勉強不足の部分もありましたことをおわび申し上げたいと思います。今後もごみを収集・搬出、この清掃工場は私が暮らしております勝どきからも近い状況でありますので、今後とも地域の皆様のことを考えながら操業していただきたいと思っております。ありがとうございました。

 続きまして、資料10、勝どき駅の出入り口の新設についてお伺いをしたいと思います。

 まず、出入り口の場所なんですけれども、地図で青く丸がつけられている勝どき駅の交差点寄りのところに出入り口が設置されることになりました経緯などについて、ざっくり教えていただきたいと思います。いろいろな場所につくっていただきたいという住民の皆様の声があったかと思うんですが、最終的にこの場所に落ち着いたという経緯について、もしお話しいただけることがあれば、お聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。

○遠藤副参事(都市計画事業・特命担当)
 勝どき駅の出入り口新設の場所でございます。

 こちらにつきましては、先ほど御案内した地図の中でお示ししますと、今、反対側、晴海通りを渡った側に2カ所ございます。そういうことで、今回は1カ所しかないA3出入り口の側ということで設置を考えているところでございます。また、A1出入り口でございますが、晴海通りにつきましては歩道の拡幅が、狭いということで、これまでの駅もすべて清澄通り側に位置してございます。また、ほかの出入り口につきましては、すべてエスカレーター、エレベーターというのが直接コンコースからつながっているという状況もございまして、A3出入り口の既存のところは階段になってございます。そういう意味でも、今後コンコースから直接エスカレーターで上がれる、そういう入り口をつくることによってバリアフリーの観点からも利便性、安全性が向上するものと考えております。

 以上です。

○河井委員
 御説明いただきまして、ありがとうございました。

 私も勝どき駅をよく利用する者として、朝の混雑などは、通勤の方々、通学の方々の安全面でも非常に心配であるところでございますので、新しい出入り口ができますことで、それが若干緩和できればと、本当に地元の住民として期待するところでございます。

 また、地下空間について質問させていただきたいと思います。

 まだ検討段階であるということなんですけれども、地下空間で駐輪場を中心とした活用を検討されているということなんですけれども、今、勝どきビュータワー側のほうでは非常に路上駐輪が多くなっていまして、路上駐輪を防止するようなスタッフの方々が、朝、声がけをしてくださっていることは承知しておるんですけれども、そういった方々への一時利用的な駐輪場の役割として検討はされているのかどうかについてお聞かせください。お願いします。

○有賀環境政策課長
 駐輪場利用の問題でございますけれども、現在、中央区では自転車利用のあり方ということで検討をしておりまして、その中で中央区は無料ということで皆さんに御利用いただいておりますけれども、今後、駐輪場の利用もさまざまな形が出てくると思います。そういった中で、例えば短時間利用の方ですとか買い物だけとか、そのような方もいらっしゃいますし、いろいろな利用の形態があると思います。それから、もう一つ、先ほどお答えさせていただきましたけれども、例えば自転車を持つだけではなくてシェアするとかレンタルするとか、そういうような形もございます。今、さまざまな取り組みがされておりますので、そういったようなものを参考に、どういう自転車の需要があって、どういう形でここを整備すればいいか、今後検討していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○河井委員
 御回答いただきまして、ありがとうございました。

 地下の空間の利用についても、区民の皆様、そして来街者の皆様のお役に立つような空間になっていただきたいと思っております。

 続きまして、資料12について質問をさせていただきたいと思います。

 銀座六丁目地区の都市計画についてなんですけれども、銀座五丁目から八丁目のまちの起爆剤となるような施設になることを本当に区民として期待しておるところではあるんですけれども、新聞等でこの開発の事業者としましてJ.フロント、大丸松阪屋と森ビルということで報道されておったんですけれども、森ビルがどのような役割を担うのか、どのような役割を区として期待するのか、そのあたりについてお聞かせいただければと思います。お願いします。

○望月地域整備課長
 銀座六丁目地区の都市計画についてでございますけれども、今回計画をしておりますのは、まず地域の皆様が共同して行う市街地再開発事業という手法をとってまいります。これは、地域の権利者の皆様で構成される組合というものをつくりまして、その方が事業者になられるわけでございます。森ビルさんについては、今回こちらの部分で、J.フロントから検討を行うということでの依頼を受けている事務局として、今回活動されているところでございます。まちづくりそのものの中では、当然権利者である皆さんが主体となって活動されるわけですけれども、そういった形の中で森ビルさんも一員となって、その中で活動されているということでございます。

 今回、いろいろ新聞報道で発表されている部分がございますけれども、まだ内容については、都市計画の段階でございますので、今後ということでございますけれども、銀座五丁目から銀座八丁目の最近の状況を見ますと、人の通りが少なくなってきているようなところもあるし、回遊性もないというようなところもございまして、やはり地域の方の声としましても、五丁目から八丁目の中で活気とにぎわいをもたらす、そういった商業施設としての期待は大きいというふうに感じておるところでございます。

 今後、また時期等につきましても、再開発事業でございますので、段階を踏みながら行われるものでございますので、そういった中を経ました上で、着工あるいは竣工となりますので、行程については、まだ今現在は確定はしておりませんけれども、事業者の思いが新聞発表等にされているところでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 御回答ありがとうございました。

 私、震災のときにちょうど銀座におりまして、このような防災的な機能を持った開発事業というのは本当に大事だと思っておりますので、地域の核となる施設となりますことを期待しております。

 最後に、資料15について質問をさせていただきたいと思います。

 区民住宅の入居者募集についてなんですけれども、かねてより私、一区民として疑問に思っておったんですけれども、区立住宅の応募に関して条件が世帯の年間所得が189万円から1,440万円という条件がついておりまして、私のように一般生活者から見ると、年間所得1,440万円で住居に困っている方というのは少ないのではないかと思うんですけれども、上限の年間所得が1,440万円である理由が何かしらあるのであればお知らせいただきたいと思います。お願いします。

○平野住宅課長
 上限の月額120万円という数字でございますが、これは非常に古い基準で、今は生きていない基準なんでございます。当時の中間所得者という定義のときにそういう数字を過去に使っていた例があります。それを引用したものでございます。現実の話として、月額120万円という方はなかなかいらっしゃいませんので、私どもの考え方としては、区民住宅、公営住宅よりも上の層の方で、できるだけ幅広く募集をしたいということで、この数字を使っているものでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 回答ありがとうございました。

 調べてみましたところ、ほかの区でも区営住宅と区立住宅、低所得者層と中間所得者層に分けている区がいろいろありまして、例えば港区ですと上限が1,151万円であったり、荒川区ですと873万円であったり、今の時代でも納得していただける金額に設定されている自治体はあると思いますので、1,440万円は今、現実に即していない数字であるということは御共有いただいたと思いますので、このあたりの数字の変更なども今後検討していただけるようでしたら、あわせて要望してまいりたいと思います。

 質問は以上になります。

○小栗委員
 それでは、質問させていただきます。

 最初に、資料2です。

 大気汚染の測定結果が示されていますが、今、微小粒子状物質、PM2.5、これが大変健康にも悪いということで、ことしから都内23カ所で測定局が新設されたという情報もあるんですけれども、この測定というのは中央区ではされていないのかお示しいただきたいというふうに思います。

 次に、資料3です。

 自動車公害調査で騒音が基準値を超えている箇所が出ております。先ほどの御答弁の中では低騒音舗装などもということもありましたけれども、今回騒音が基準値以上出ている、この場所は低騒音舗装になっていない場所なのか、なっている場所なのか、その辺をお示しいただきたいというふうに思います。

 資料7ですが、朝潮運河の歩行者専用橋については、これまでもいろいろな経過がありました。昨年の環境建設委員会でもずっと議論されて、12月には請願の審査が行われました。それについては、2月8日の前の期の環境建設委員会で継続審査ということになっておりますけれども、そのときの請願の内容というのは、歩行者専用橋の再考を願うという趣旨だったと思いますけれども、特に、一たん検討会が行われた後、話し合いの機会が全然持たれていなかったというような話もありましたけれども、この間、その辺の話し合いはされているのかお示しをいただきたいというふうに思います。

 次に、資料10ですけれども、勝どき駅の出入り口の新設の問題では、これも今までいろいろな場面で報告があり、昨年のまちづくり協議会でも議論になっておりましたけれども、特に新島橋方向のほうにも、ぜひ出入り口をつくってほしいというような要望などが出されていたわけですけれども、今回は晴海トリトンスクエアに向かっての交差点付近ということになっておりますけれども、この辺の検討状況について御説明をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。

○有賀環境政策課長
 まず、大気汚染についてでございますけれども、PM2.5が新しくはかられるということでございますけれども、現在、区内に東京都の観測場所は新川と、もう1カ所、晴海にございますけれども、大変申しわけございませんけれども、現在そこで実際にPM2.5をはかっているかどうかについては、私どもで承知しておりませんので、これにつきましては、早急に調べまして御報告をさせていただきます。

 それと、もう一つ、低騒音の舗装でございますけれども、今回それぞれ環境基準を上回っているところは、ほとんどが都道でございまして、都道につきましても、一部低騒音舗装等をやられているというふうに認識しておりますけれども、今回の調査地点がそれに該当しているかどうか、こちらのほうにつきましても、調査して御報告させていただきます。

 以上です。

○中野道路課長
 朝潮運河の歩行者専用橋についてでございます。

 昨年12月に請願があって、その後、その話し合いが持たれたかということでございますけれども、本日の資料7に朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討会の報告がございまして、恐れ入りますが、裏面のほうでございますけれども、その中で検討会が示した課題等でございまして、これまで横断歩道、エスカレーターについては御報告したということでございます。今回御報告したのは、赤くしたところが検討内容ということでございますので、こちらをスケジュールのとおりまちづくり協議会、またこちらの実現に向けた検討会に報告していく内容でございまして、これまでなかったというよりは検討してきたということでございますので、これからこれについて報告していくという内容でございます。

 以上でございます。

○宮本環境土木部長
 今お答えした朝潮運河の歩行者専用橋の件でございますけれども、課題が出されまして、課題の中で横断歩道等、それからエスカレーターつきの横断歩道橋を検討してきたと。今回、この検討を行ったというところでございますけれども、検討会のメンバーの方々には、まだ報告はいたしておりません。今後、このものを含めまして御報告いたしまして、7月以降の中で報告していきたい、そういうふうに考えております。

 以上でございます。

○遠藤副参事(都市計画・特命担当)
 勝どき駅の新設の出入り口でございます。

 こちらにつきましては、今回A4出入り口というのが勝どきの今回の反対側でございますが、こちらに勝どきビュータワーの完成とともにできたという環境がございます。新島橋方面につきましては、これとあわせて、今回の駅につきましても晴海通りに近い清澄通りでございますが、方向的には新島橋のほうを向いた方向でございますので、こちらのほうの利用には役に立っていくものと考えてございます。そうした中で、位置につきましては、今回、駅の改良工事、これがホームの増設と、コンコースにつきましても増設という形で進められます。これと連動した形で、実際に今回の工事とともに設置できる場所ということで検討してきたところでございますが、その中で、やはり方向的には晴海通り、この交通環境にも利便性を高める位置として、今回設置位置とさせていただいたところでございます。

 以上です。

○小栗委員
 まず、大気汚染の関係ですが、区内にある施設ですから、ぜひちゃんとその辺は連携をとって、調査しているものであれば、きちんとこういう場でも示していただけるように、これは強く要望しておきたいというふうに思います。

 今、二酸化窒素自体は環境基準をクリアしてきているというようなお話もありますけれども、光化学オキシダントも環境基準が達成できていないと。そういう中で、ぜんそくの方も大変ふえているというのが実態だというふうに思います。学校の保健統計でも、この5年間で小・中学生のぜんそく罹患者数が中央区で平成22年で475名、18年、5年前と比べますと1.2倍になっております。そして、大気汚染の医療費助成にかかわる認定状況を見ますと、平成18年度321人が22年度712人ということで2.2倍になっております。これは、平成20年から年齢制限が撤廃されたということに伴って、対象の方がふえたということもあると思いますけれども、こういう状態を見ると、大気汚染にかかわる健康被害、ぜんそくというのは減るどころかふえているというふうなことが実態だと思いますので、測定はもちろん大切ですけれども、測定するだけでなく健康被害がなくなる方向に持っていくように、自動車の総量を減らしていくということも含めて、担当の環境の面からも、ぜひきちんとした対策をとっていただきたいというふうに思います。

 自動車の騒音の面も、東京都のやっていることですからみたいな話だと残念なので、そういう調査をしていて、ここは騒音が出ているんだけれどもということで、きちんと対策をとってもらえるように東京都とも調整して取り組んでいただけるようにしていただきたいと思います。その点で、もう一度東京都との連携をとった対策について御答弁をいただきたいというふうに思います。

 あわせて、朝潮運河の件ですけれども、前に請願が出されたときも順を追って説明もして、検討会も持ってやっているんですからというようなことに対して、やはりもっときちんとした住民の皆さんからの要望もぜひ考えてほしいということで、詳細設計や実施設計に入る前によく話し合う場も持ってほしいと、そういうことも請願されていましたけれども、そういう場はこれから持つんだというようなことで、行われていないというのは大変残念だと思います。これは、議会としても、全然メンバーはかわってしまいましたけれども、継続ということですから、この請願を取り上げないとか賛成するとかしないとかという結論が出ないで来ている問題ですから、そういう面でもきちんとした対応をしていくことが必要ではないかというふうに思います。この点で、もう一度御答弁をいただきたいというふうに思います。

 それと、勝どき駅の件については、朝潮運河の関係もありますけれども、晴海トリトンスクエアと東京駅を結ぶバスも今度つくると。あと、出入り口が晴海トリトンスクエアのほうに向かって右側に出ますよね、勝どきの駅。そうすると、前からずっと提案していますけれども、そのまま真っすぐ行って歩道橋のところに横断歩道があれば人を流せる、そういうルートをもっと工夫するということも、改めて出入り口が新しくまたできるわけですから、そういうことも含めて検討するということは価値があるのではないかと思いますけれども、その辺も含めて御答弁をいただきたいというふうに思います。

○吉田副区長
 幾つか御質問ございましたけれども、全体が関連することだと思いますので、私のほうで答弁させていただきます。

 議会における請願の問題ですが、これは前議会の扱いの案件でございまして、前議会において継続審議になって、議会は解散をされたわけですから、そのことを踏まえて考えなければいかん問題であって、そのことで我々がいろいろ行動について制約があるということではないと思っております。

 それから、もう一つ、この部分について、基本的には私どもとしては、いろいろと御指摘があったことについて逐次検討をしながら、検討会というところで検討してきたわけです。きょうお示しした資料についても、検討会でさらに先に検討を進めていくについて、検討すべき事項が幾つかある。その中で、詳細設計に入る前に、プライバシーの問題とか何かというものも配慮した橋梁の形状を含めて、それも一緒に検討しろよということでございますので、そういうものを含めて総括的にもう一回検討会に持ち込んで、検討会で話をしようということでございます。

 私どもとしては、委員も御承知だと思いますけれども、あの検討会につきましても、晴海地区の委員は基本的に、晴海地区はかけてくれという側でございますけれども、晴海地区の委員を結構絞り込みながら、勝どきの自治会のメンバーは、つまり地元の方々はほとんど参加していただくような形で検討会をつくりまして、そういう中でも、実は御案内のとおりかと思いますが、地域では橋をかけるべきだという御意見は14対8だったわけでございます。14対8で、橋をかけるべきだ、具体的な検討をすべきだという話だったわけです。そのことを踏まえながら、さらに検討をしろといった内容を、今、道路課長等からるるお話をいたしておりますように、その途中の経過を含めて検討させていただいて、話を直接させていただいているわけでございます。その点は、私どもとしては、今後検討会を通じたり、まちづくり協議会を通じたりして地元の御意見も聞き、かつ、実はこの件については議会にもいろいろ御意見があるところでございますから、突然このO型が出てきたのはおかしいと言う人もいらっしゃるわけでございますから、そういったものも含めて、議会の御意見も聞きながら、私どもとしては意思決定をしていこうと思っておりまして、当初の予定よりはまた半年ずらしておりまして、御案内のとおり当初9月の末ぐらいにと思っておりましたけれども、こういった検討結果も踏まえながら、私どもとしては次のステップに進むのは来年度本予算というようなことを前提に置きながら、全体の合意形成というものを十分丁寧にやっていこうという姿勢でやっておりますので、その点は御理解をいただきたいというふうに思っております。

 それから、出入り口の関係でございますが、この出入り口の関係につきましては、先ほど遠藤副参事のほうから申し上げましたように、反対側のところでも同じ位置に出入り口はあるということを含めて、ある意味で対照的に、交通関係者についてわかりやすいように出入り口を設定しようというようなことも含めて、A3出入り口の並びにエスカレーター状の出入り口を設けるものでございます。実態的に、私どもとしては東京都のほうに、出入り口については、こういう点が望ましいという部分については、私どもとして東京都交通局に対しては幾つかの地点を申し入れておりまして、とりわけ御要望のあった新島橋近くの出入り口というような問題についても、私どもも十分承知をしておりますし、東京都とも協議をさせていただいております。

 ただ、御案内のように、実は地下鉄という事業者は、出入り口等についてつくれと言いますと、東京メトロなので、そういう言い方ですけれども、請願出入り口という言い方をしまして、地元がつくってくれとお願いをした出入り口なんだから、お金は出せというスタイルでございます。基本的にはそういうスタイルです。交通事業者として、全体の地上の交通機関も含めて連携を図ってなんていうことは毛頭考えていないわけです。ですから、そこのところについて、私どももむやみにふやすわけにもいかんということもありまして、確かに新島橋の近くに出入り口が欲しいというところはございますけれども、そこには、御案内のとおり駐輪場の出入り口等も実際にございますので、そういったところも含めて、あわせてどう活用していくのか考えていかなきゃならないと思っております。

 先ほど河井委員の御質問にもありましたし、話はございますけれども、基本的には私どもとしては、ここにできます地下空間を含めて700台の容量の駐輪場というものは、かなり大きな基地だと思っております。これからのうちの区の中の交通のあり方として、車というよりは駐輪の大きな基地だと思っていますから、これから自転車交通のあり方を検討するときに重要なポイントだと思っておりますので、そういうことをさらに検討していく中で、この出入り口の問題については、先ほど申し上げた請願でお金を出せよという話も含めて、さらにどういう増設ができるのか引き続き検討させていただきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

○小栗委員
 すみません。御答弁いただきましたが、時間が大変限られているので、短目に要点でお願いしたいと思います。

 いろいろお話ありましたけれども、これだけ朝潮運河の歩行者専用橋がいろいろ意見が出る、こういう状態になっているのは、十分丁寧にやっているというお話がありましたけれども、その辺でその十分さがどうしても、いろいろな点でいろいろな意見が出てきているという現状を見れば、そういう場を持っても意見が取り入れられていないということも含めて、こういうふうになってきているわけですから、その辺はきちんととらまえて、議会でも報告しているし、ちゃんとやっているんだということで開き直られても私は困りますので、きちんと合意が得られるようにしていただきたいというふうに思います。

 次に、資料11についてですけれども、日本橋二丁目地区の都市計画の手続に入りたいということでお話がありました。この対象区域を見ますと、昭和通り沿いの一角が対象区域に入っていませんけれども、これはどういう理由なのかという点と、この場所の現行の容積率はどれくらいなのか。今回の計画では1300%以上を目標にするというような巨大な目標になっておりますけれども、この辺との関係をお示しいただきたい。

 そして、これは高島屋区域も入っているわけですけれども、その上空はこのまま保存するということで、この上の容積率もほかの地域に乗せて、33階でしたか、そういう巨大なものが建てられるようにする、そういう計画なのかという点をお示しいただきたいというふうに思います。

 そして、環境対策について、いろいろ出ておりますけれども、この計画で今までの現状と新しくつくった超高層のビルも含めて、できた段階でのCO2の排出量というのは、現状よりどのくらい削減する計画になっているのか、お示しをいただきたいというふうに思います。

○望月地域整備課長
 日本橋二丁目地区の計画についてでございます。

 まず、区域に入っていない昭和通り側のところということでの御質問でございますけれども、こちらのほうの地域のまちづくりについては、それぞれ事業者の方が地域の方とお声がけをしながら作成されてきたところでございます。そういった中で、なかなか地域のほうの計画にお入りにならなかったということで、現在の地域で残っている部分があるということと聞いております。こちらのほうのまちづくりは、区のほうで特に勉強会等を開催してやったということではございませんので、あくまでも地域の方がそういったことで自主的にまちづくりの検討を始められ、今回の区域になっているというところでございます。

 また、現在の容積と今後ということでございますけれども、現在の容積率につきましては、中央通り側のところが800%の区域、それから一部後背地につきましては700%という形になっておりますけれども、現在は全体で何%という手持ちの資料が今ございませんけれども、部分での容積と今回の今1300%以上を目標という形で、当然容積のアップというものは特区を活用した上で行われるという形になろうかと思います。

 また、こちらのほうにつきましては、既存の地区計画の中でも高度利用地区という形での指定がございますので、それを使った場合には、中央通りなどでは最大300%という部分で容積の緩和というのがありますので、そういった部分よりは、特区を使った形でいけば、多少上回った形での容積が今回想定されるところでございます。

 また、高島屋の上空ということでございますけれども、今回の計画につきましては、地域全体で容積そのものをどの程度ということを今、協議してございます。ただ、基本的には全体の中での1300%という形になろうかと思いますので、そういった部分での活用は当然図られる部分があるかと思います。ただ、既存の高島屋さんについては、当然重要文化財になってございますので、保存・活用という形で現在の状況でそのまま御利用になられると。ただ、一部につきましては、屋上部分に緑の植栽でありますとか、上階のほうにホールを設けるとか、そういった形での一部改修は行うというふうになってございます。

 また、建物のCO2の排出量ということでございますけれども、こちらにつきましては、現在までで確認できている数字でございますけれども、既存の建物のCO2の排出量につきましては、年当たり2万7,700トンという形になってございます。そちらの既存の数字が計画建物では約3万8,100トン程度という形で増加するところでございます。

 また、こちらのCO2の排出については、当然これまでもお答えを何回もしておりますけれども、高効率の機器の採用、自然エネルギーの採用などを十分に指導しておりまして、その中で排出面の単位も当然事業用途では低減される形で、今回資料のほうでもお示ししているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 ここの計画で、発生交通量というのはどのくらいを見込んでいるのか、あわせて伺いたいというふうに思います。

 既存で2万7,000トン、新しくできると3万8,000トンということですけれども、今、これだけ環境問題が言われている中、そして電力の問題でも本当にもっと省エネの方向が目指されなければならないときに、またこういう巨大な開発で環境に大変な負荷を与えるというのは大変問題だというふうに思います。特別区の温室効果ガスの資料を前にいただいていますけれども、それを見ますと、中央区は基準の年、1990年よりもCO2の削減どころか、25.3%もふやしてしまっている状態が続いております。この報告書を見ましても、エネルギー消費の増加の要因は延べ床面積の増加ということがはっきり書いてあります。そういう点で、一つ一つのこういう計画でCO2がふえてもしようがないということで認めていってしまったら、いつまでたっても削減はできないわけで、どうやって温暖化ガスを減らしていく目標を達成するつもりなのか、その辺、環境の対策にもなると思いますけれども、お聞かせをいただきたいというふうに思います。

 そして、こういう超過密の形で高層の住宅を建てて、そこにまた働く人たちや大会社がふえる、そういう計画をどんどん進めていけば、震災時、災害時にも大変大きな危険を増してしまうというふうに私は思います。そういう点で、どういうふうなこれからのまちづくりを考えているのかという点をお聞かせいただきたいと思います。資料13を見ても、再開発事業、大規模な事業がメジロ押しという状況ですから、環境対策をどう進めていくのかというのは本当に大きな課題だと思いますけれども、その点で端的にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

○望月地域整備課長
 発生交通量ということでございますけれども、今、手持ちの資料でそれほど細かい資料を持ち合わせておりません。発生交通量については、当然、交差点等の飽和度ということで、交通管理者であります警視庁と協議を行った上で、問題ないという形での結果ということになりますので、そちらにつきましては、そういった形での対応をしてまいります。

 また、CO2の対策ということでございますけれども、こちらにつきましては、先ほども御説明しておりますけれども、当然今回の認定のDHCということで地域冷暖房のほうの設置もしておりますし、こういった取り組みをさらに重ねること、またここだけでの対応ということでは原単位という形での縮小はされますけれども、総量は確かに委員のおっしゃるようにふえているという状況はございます。ただ、本区で行っておりますCO2の取り組みにつきましては、これらの大規模開発におけるCO2の削減等を含めまして、敷地面積100平米以上につきましては、市街地開発事業指導要綱によりまして環境計画書の提出を義務づけ、CO2の削減にも取り組んでおります。こうした総合的な取り組みによってCO2の削減を図ってまいるというのが本区の取り組みであろうというふうに考えてございます。

 また、先ほどのその他の開発の動向ということでお示ししておりますものでも、大規模なものが予定されているということでございますけれども、こちらにつきましても、当然大規模な開発になれば、昨年10月1日で施行しておりますまちづくり基本条例に基づき、CO2の削減に積極的に取り組むということで指導を行いますので、そういった中でも、まちづくりの中でCO2削減に積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 きょうは取り上げられませんでしたけれども、銀座六丁目地区も容積率1400%ということで大変巨大な開発が予定されております。今、エネルギー消費を増大させて環境に大変負荷のあるやり方は見直すことが必要だと思いますので、その点を述べて終わります。ありがとうございました。

○石島委員
 久しぶりに環境建設委員会に所属させていただきますので、1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 私の持ち時間は20分でございますので、たくさんの理事者報告をいただきましたが、何点かに絞って質問をさせていただきたいと思います。

 まず初めに、資料4、河川の水質調査結果についてです。

 ちょうどこの時期の委員会には大気汚染の常時測定結果、自動車の公害の測定結果、河川の水質調査結果等が示されて、区内の状況がどういうことであるかということで御報告をいただいております。今回の福島第一原子力発電所の放射能問題もそうですけれども、こういった環境にかかわる数値、測定をするということは技術的には可能かと思いますが、それを改善していくということは、本当にその一地方自治体の取り組みというよりは、大きく言えば地球環境的な規模の取り組みをしていかなくてはならない、こういったことを考えております。

 この考え方を前提にしながらも、水質汚染のことについてお尋ねをしたいと思いますが、今回の資料でも御報告がありました。特に、神田川水系、神田川、日本橋川についてですが、過去10年間の傾向ということで、日本橋川のDOは年平均値すべて環境基準を満たしていなかった。BODについては、年平均値をすべて満たしていたという報告がありまして、これは大体例年同じような報告内容になっております。この中で、特にお伺いをしたいということは、日本橋川につきましては、当然、上部の高速道路の撤去は、流域の再開発など、さまざまな意味でまちづくりを進めていって、河川の浄化というのも地域が積極的に取り組んでいるというのが現実だと思います。

 そういった状況の中で、2006年12月ですか、名橋日本橋保存会を中心として、地域の町会と約28団体が中心となって、日本橋川に清流をよみがえらせる会というのをつくりまして、これは御承知のとおりですけれども、ちょうど西神田地区の堀留橋付近に、いわゆるEM培養装置ですか、プラントをつくって、毎週10トンぐらい放流をしていると。また、さらには各種イベントのときにはEMだんごを投入して、積極的に河川の浄化を図っているということなんですが、残念ながら数値としては改善をされていないというのが現状です。

 当然、今までのやりとりの中では、日本橋川、神田川は水の流れがないということと、上部に高速道路が覆いかぶさっているということで、非常に環境浄化が難しいという御答弁をいただいているところですが、積極的な取り組みをしているにもかかわらず、この状況であるということは少し残念な気がするんです。そういった意味では、本当に官民挙げてのプロジェクトということで大きく報道された環境浄化活動ですから、これの取り組みについて、今後区のほうでどのようなお考えをお持ちか、それについてお聞かせをいただければと思います。逆に、このプラントをつくらずに、こういった浄化活動をしなければ、もっと悪化をしていたのか、プラントをふやせば浄化が進んでいくのか、さまざまな考え方があると思うんです。この点についてお聞かせをいただきたいと思います。

 それから、次に、清掃工場の操業状況等についてですが、先ほど発電の売電のことについては、前委員とのやりとりでありました。具体的には、所内で消費をした以外、売電をしているのが約5,160万キロワットということですが、本来的には清掃工場設置の経緯を考えると、この売電の費用というのは区の自主財源になるべきかなというふうに思っておりますが、いろいろな過程の中で、今、清掃一部事務組合が管理をしているということは、決して現時点では否定するわけではありませんが、ただ、この5,160万キロワットというのは、具体的に電力需要の中で、例えば一般世帯に供給した場合、どのぐらいの電力量になるのか、それを目安として教えていただきたいなというふうに思いますので、お願いをしたいと思います。

 なぜ、そういったことをお伺いするかというと、いろいろ今、原発の問題で、これから電力需要の問題も出てきますし、東京電力1社体制のままで今後も続いていくのか、あるいは電力の自由化という話も出てくる中で、ある意味では中央区内で発電される、決して大きな量ではないと思いますけれども、希少な発電だというふうに思っていますので、その点についてお聞かせをいただきたいと思います。

 それから、次に、資料11から13、再開発関係で一括してお伺いをさせていただきたいと思いますが、きょう新たに日本橋二丁目、そして銀座六丁目地区ということで、大きな都市計画案が2つ示されました。特に、銀座六丁目地区につきましては、以前は銀座の町並みに合わず、超高層ということで、なかなかその調整が進まなかった経緯がありまして、まさに銀座ルールに基づいた計画案が出てきたということは、歓迎すべきことだというふうに思っています。

 それぞれの計画案の中で、最後のページの中で、新たに策定をされたまちづくり基本条例、開発計画に反映する事項の適用一覧表というのをそれぞれ添付していただきまして、具体的にまちづくり基本条例にのっとった形で、この再開発が地域貢献、公共貢献がどのように行われているかということが示されたことは、大変わかりやすくて結構なことだと思っています。

 ただ、この中で感じたことは、日本橋二丁目地区の都市計画については、交通結節機能の強化、にぎわいの創出、それから防災対策、環境対策への配慮、同じく銀座六丁目地区につきましても、観光・商業、にぎわい、快適な歩行空間、防災、環境ということで、どちらかというと建物のハード的にかかわる公共貢献といいますか、地域貢献が主になっているというのが現実だと思います。

 そんな中で、きょう御報告をいただいた資料13の一番最後のところで、京橋二丁目プロジェクト、清水建設本社の建てかえですが、この中で、ちょうどこのとき、私、平成20年7月、都市計画審議会委員でおりまして、この附帯決議にかかわったメンバーでもありますので、よく承知をしておるんですが、ハード部分の公共貢献ということではなくて、まさに下に下線が引いてあるように障害者雇用の推進などということで、再開発事業で初めてソフト部分に踏み込んだ地域貢献というのを清水建設の本社、京橋二丁目プロジェクトでは提示をしていただいたわけですが、具体的には就労機会の提供ということで社会福祉協議会が運営する障害者就労継続支援施設さわやかワーク中央との連携とか、あるいは安定的な雇用機会の提供ということで、清水建設の従業員として障害者を雇用すると。これは、本当に区のほうが附帯決議を遵守してよくやってくれているなということで感謝を申し上げるところですが、こういったソフト部分の地域貢献というのを、複合施設だとか個別の企業の建てかえ等で若干条件は異なってくるかと思いますが、今後進めていく必要は当然あるだろうというふうに認識をするところですが、まず、きょう御報告があった中での清水建設の従業員として障害者を雇用する、これはどういうことなのか具体的に御説明をいただきたいというふうに思います。

 以上です。

○吉田副区長
 環境浄化のお話でございますが、特に、あそこでEMだんごを投げたからいいのかとかいうような非常に難しい御質問でございますが、実は汚染の原因が結構複合的でございまして、特に日本橋川等については、雨が降るたびに数値が悪くなるという結果がございまして、つまり、ある意味で死んだ川になっております内堀の水が溢水をして日本橋川に入ってきてしまうと、日本橋川の数値がよりがくんと落ちるというようなことが続いております。

 そういう意味で、そのときに実際に今、流域でEMだんごなどをやっている方々にとっては、ハゼも釣れるようになったよ、魚もふえてきたよというふうに喜んでいらっしゃいますので、私はそのことは一概に否定できないと思いますけれども、やはりそういった部分だけの努力ではなくて、もうちょっと別の意味での努力も必要なんだろうと。浄化は、そういう意味では単純ではないと思います。私どもも、実はもう一つ悪臭で困っております築地の南支川の部分の浄化にも取り組んで、石などを、この石はいいんだとかいって、結構とったんですけれども、顕著な改善もなかなかなくて、やはりもう一回かき回すかとか、中でやっていくわけです。ただ、私は、そういうものについて、一つ一つではなくて総合的なもので努力、組み合わせていくことが必要なんだと思いまして、今後とも、申しわけありませんが、地域の方々の努力と、あわせて私どもも努力は重ねていきながら、浄化に貢献できればというふうに考えているところでございますので、ぜひ御協力いただければというふうに思っているところでございます。

○園田中央清掃事務所長
 申しわけありませんが、1世帯当たりのキロワット数が十分に把握できていませんので、戻りまして資料を見て、後ほどお答えしたいと思いますが、総発電量に占めるほっとプラザはるみのほうへの電力が1.4%なので、相当量の家庭を賄える電力を発電しているというふうには認識しています。

 以上です。

○望月地域整備課長
 清水建設さんのところでの障害者の雇用ということでございます。

 具体的に、ハードとソフトということのまちづくりの中で、今回はソフトの対応ということで、これまで事業者と話をしてきたわけでございますけれども、事業者さんのほうでもいろいろ検討していただきました。その中で、最終的に今回報告がなされておりますけれども、障害者の方の就労の機会の提供と安定的な雇用の機会の提供、2種類考えられるということで、まず安定的な雇用の機会の提供としましては、障害者の雇用の促進等に関する法律ということで定められている数字がございます。そういった中での数字よりも、今回多目な形で、そういった方を採用したいと。ただ、障害者の雇用の促進等に関する法律の中では相当数という形で数が数えられるようでして、その中では実際に雇用される方と相当数みたいな形の差が多少あるようでございますけれども、昨日の6月6日現在で55名の方を清水建設さんは本社のほうで採用されているそうです。それを今回60名以上という形で採用したいと。また、就労機会の提供としましては、平成24年度から業務委託をするということで、月曜から金曜日までの作業を毎回三、四名程度に機会の提供をしたいということでございますけれども、これについては状況を見まして、雇用の機会の提供をまたふやすというようなことも検討したいというふうに考えておられるようでございますので、その状況によっては、また雇用機会の提供ができるのではないかというふうに考えてございます。

 いずれにいたしましても、まちづくりの中で我々が行うところが、何分私の部署がハード的な部分の整備になってございますけれども、こういったこともまちづくりの中で、今後検討の一つの材料、また質疑をする際の材料として検討してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○石島委員
 それぞれありがとうございます。

 まず最初に、水質浄化の件なんですが、なかなかそう簡単にいかないというのは、過去のやりとりで承知しているんですが、特にここに記載してあるように、神田川水系流域では組織、協議会をつくって、東京都に具体的に要望している、行政機関でも動いているというかかわり、実績があるわけです。そんな中で、民間団体が自分たちで費用を投じて一生懸命やっている。残念ながら、その結果が出ていないというのは本当に寂しい限りなんですが、やはりそういった積極的にかかわっているところについては、行政も一緒になって、手を差し伸べて、さらに一緒に活動していく必要があるのではないかなと、そういう思いがあるわけで、さっき単純にバイオのプラントを倍にすれば、もう少しきれいになるのかと。そういう問題ではないようですけれども、やはりいろいろな方法でそういった取り組みを複合的にすることによって改善は図られるというふうに思いますので、その点について、いま一度お考えがあればお願いをしたいと思います。

 それから、発電量のことですが、質問の趣旨としては、中央区が今、清掃一部事務組合のほうに持っていかれているという言い方をしていいのかどうか、そういう思いがあるんですけれども、やはりその発電を、例えば災害時や何か協定等を結ぶことによって、当然、送電の問題とか技術的な問題があるかもしれませんけれども、やはり自区に還元するような利用の仕方ができないのか。例えば、今回、計画停電の区域には中央区、千代田区、いわゆる都心区は商業機能、業務機能に与える影響が大きいということから、そういった対象にはなっていなかったですけれども、例えばもっと大きな災害が起こったとき、中央区の電力がダウンする。そのとき、例えば病院であるとか区役所であるとか、重要施設に、今売電しているものをフィードバックできないかどうかというのは、今後、清掃一部事務組合としても考えていかなくてはいけないことだと思うんです。今までのエネルギー政策とは抜本的に考えを変えて、どうするんだというのがこれからの議論になるはずですから。ですから、そういう意味では、ちょっと唐突な質問ですので、いろいろ御答弁のほうも複雑になるかと思いますが、やはり電力のあり方について、今後当然清掃一部事務組合とも協議をしていただくような、提案をしていただくような、そういった機会はぜひ中央区からも発信していってもらいたいなというふうに思うんですが、その点についてはいかがお考えか。細かい数値は結構ですから、御答弁をお願いしたいと思います。

 それから、公共貢献、地域貢献ですけれども、清水建設さんのほうが積極的にやってくださったというのは、今のお話で理解できました。確かに、障害者の雇用の関係で、なかなか雇用が進まないということで、障害者を抱えていらっしゃる保護者の方にとっては、子供の自立ということを考えると、苦慮をされているところですが、先ほどあった清水建設さんの障害者雇用ということで、さらに地域整備課のほうで申しわけないんですが、承知していればで結構なので、お答えを願いたいんですが、中央区民としての障害者の雇用なのか、あるいは一般的にいう障害者の人数を満たしているということなのか。ある意味では、この再開発、区道のつけかえも含めて、区民の共有財産を拠出することによって進行している開発ですから、やはり区民に対しての還元が必要だと思うんですが、その点についてお聞かせいただきたいということが1点。

 あとは、京橋三丁目のプロジェクトの関係で、今回そこには大型の医療機関が入るということで、地域医療との関係から、地元医師会とのさまざまな調整が続いているというのはお伺いしておりますけれども、今回、日本橋二丁目地区、銀座六丁目地区のそれぞれのプロジェクトの中で、都市整備のハードの部分だけではなくてソフトの中身の部分で地域の方々と協議、調整をしなくてはいけない場面も出てくる可能性もあると思うんですけれども、開発の都市計画と同時進行的に、いわゆる地域調整のほうは今後懸念される内容が含まれているのかどうか、あるいはどういった形で進められていくのか、それについてもお答えをいただきたいと思います。

○吉田副区長
 いずれにしても、水質の浄化ということについて、実は私どもの区は水の都と言われていたんですが、実際、水の都の部分が震災、戦災、オリンピックでどんどん減少したわけです。私は、水を浄化させていくと同時に、水を使うということが大事だと思っていまして、そういう部分を何とかきちんとやらせていきたいというふうに思っておりますので、多段階的なアプローチになると同時に、水を使うということを積極的にやっていきたいというふうに思っております。

 それから、清掃工場の問題ですが、清掃工場は、実は委員がおっしゃるように、何か持っていかれた印象があるわけです。地元で売電は享受しなさいというお約束があったにもかかわらず、平成12年の制度改正でなくなった。そうなった今の時点で、23区全体から、私どもの区にというふうな態度ができるかというと、なかなか今のところは難しい。そうすると、我々として何を考えるべきかというと、今の清掃工場が完全にエネルギープラントとしてきちんと使われているのかどうか、そういった部分も含めて我々は検証しながら、新しくもう一度清掃工場を地域の資源としてとらえ直して、何ができるかということを検討しようと思っておりまして、その段階で、ある意味でぶつかっていきたいというふうに思っております。

○礒野委員長
 すみません。お時間になりましたので、答弁はこの次の委員会のときに、よろしくお願いいたします。

 理事者報告に対する質問はよろしいでしょうか。

 それでは、議題の環境保全及び建設行政の調査について御質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 それでは、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 これをもちまして、本日の環境建設委員会を閉会とさせていただきます。

 どうもありがとうございました。

(午後4時18分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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