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平成23年 福祉保健委員会(7月25日)

1.開会日時

平成23年7月25日(月)

午前9時49分 開会

午後3時11分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中島 賢治

副委員長 木村 克一

委員 石田 英朗

委員 瓜生 正高

委員 墨谷 浩一

委員 山本 理恵

委員 加藤 博司

委員 渡部 恵子

議長 (石田 英朗)

4.出席説明員

(10人)

矢田区長

小泉副区長

平林福祉保健部長

長嶋福祉保健部管理課長

来島子育て支援課長

小倉高齢者施策推進室長

小林高齢者福祉課長

吉田介護保険課長

東海林保健所長

鈴木生活衛生課長

5.議会局職員

田中議会局長

横山議事係長

長田書記

武藤書記

6.議題

  • 区内全保育所・全区立学校における給食の安全に関する請願のうち、区内全保育所に関すること

(午前9時49分 開会)

○中島委員長
 おはようございます。ただいまより、福祉保健委員会を開会いたします。

 本日は、午前10時より、区内全保育所・全区立学校における給食の安全に関する請願について、区民文教委員会との合同委員会を第1委員会室において開会いたしますので、御参集をお願いいたします。

 なお、合同委員会における質問の順番は、構成員の多い会派の順といたします。また、各会派の質疑の持ち時間制は、これまでの委員会の例にならい、算出される持ち時間で行います。さらに、会派の持ち時間の時間表示につきましては、通常の委員会と同様に行いますので、議事進行に当たり御協力のほど、よろしくお願いいたします。

 以上で、ここで本委員会は暫時休憩といたします。

 ありがとうございました。

(午前9時50分 休憩)


(午後3時5分 再開)

○中島委員長
 午前中に引き続き、福祉保健委員会を再開いたします。

 区内全保育所・全区立学校における給食の安全に関する請願のうち、区内全保育所に関することの審査も尽くされたと思いますので、採決に入ります。

〔「委員長、動議」と呼ぶ者あり〕

○木村委員
 本請願については、その趣旨を了とし、趣旨採択とすることをお諮り願います。

 その理由を述べます。

 請願の趣旨にあるように、今回の東京電力福島第一原子力発電所の深刻な原子力事故は、現在も予断を許さず、健康への被害の影響が特に大きいとされる乳幼児、児童・生徒への放射性被害の懸念や保育所、学校施設における給食の安全性に万全を期することについては、まさにその思いを同じくするものであります。

 しかしながら、請願事項1、給食食材の産地等情報開示については、既に保育園では、各保育園において給食食材の産地情報が公表されております。

 次に、請願事項2、安全な給食食材の使用と放射性物質の測定については、食品流通の安全性の確保は、国及び都道府県において万全を期するべきものであり、区市町村において日々15品目以上に及ぶ給食食材のすべてを事前に検査することは、現時点において現実的でなく、また、食材の一部サンプル検査では保護者の不安を払拭できるものではありません。

 請願事項3、給食・弁当の選択制の導入については、給食は単に栄養補給のためだけではなく、望ましい食習慣を養うことなど、多様な保育の一環として実施されるものであることから、給食か弁当かとの選択制にはなじまないものであります。

 以上、個々の請願事項には意を同じくすることができないところですが、次の意見を付すことにより中央区議会の意思を明確にし、趣旨採択することが適当であると考えます。

 以下、意見を申し上げます。

 今回の東京電力福島第一原子力発電所の放射能事故については、年齢の低い者ほど、その影響を受けるおそれがあり、その影響が長期間にわたるとされていることから、乳幼児、児童・生徒の保護者の不安に対して真摯に対応すること。

 放射線問題については、今後の変化にも迅速に対応した、区民にわかりやすい情報提供を行うこと。また、国や関係都県の公表する情報についても、区の責任において一元的な情報提供に努めること。

 食品流通における安全性の確保は、基本的に国及び都道府県の責務である。国及び都道府県と区市町村との食品流通の安全性についての連携がとれていない現状においては、各区市町村が個々に給食食材の放射線測定を行うことは、必ずしも合理的でないと考えます。また、給食食材は日々15品目から20品目程度使用されているものであり、これらすべてを事前に検査することは現実的でないと考えます。さらに、食材の一部についてサンプル検査を行うことは乳幼児の安全確保に直接結びつくものではないことから、食材の放射量測定については慎重に対応されたいこと。

 保育園給食は、栄養補給の側面だけではなく、栄養バランスや望ましい食習慣など、食育としての保育の中に位置づけ、実施されているものであり、使用されている食材は安全なものと認められていることから、弁当持参と給食との選択制を導入することは適当でないと考えます。保護者の食材に対する不安が払拭されない場合には、弁当持参についても配慮すること。

 給食の安全性についての具体的な内容や食育の重要性などについて、ホームページなど区の広報媒体で十分な周知に努めるとともに、保護者に対する説明会を開催するなど、保育園給食への理解が深まるよう取り組みを充実すること。

 以上、お諮りいただきますようお願いいたします。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 ほかによろしいですか。

〔「委員長」と呼ぶ者あり〕

○山本委員
 中央区議会みんなの党から、中央区議会自由民主党議員団の趣旨採択に反対させていただきます。

○中島委員長
 ほかによろしいですか。

 では、ただいま木村委員の動議につきまして、直ちにお諮りいたします。

 本請願を趣旨採択することについて賛成の方は御起立をお願いいたします。

〔賛成者起立〕

○中島委員長
 賛成多数と認めます。——お座りください。

 本請願は趣旨採択とすることと決しました。

 なお、今回の審査結果につきましては、第三回区議会定例会で報告することといたします。第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 ありがとうございます。

 以上で本委員会を閉会いたします。

 御苦労さまでした。

(午後3時11分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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