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平成24年 環境建設委員会(2月14日)

1.開会日時

平成24年2月14日(火)

午後1時30分 開会

午後4時17分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 礒野 忠

副委員長 田中 広一

委員 中嶋 ひろあき

委員 染谷 眞人

委員 河井 志帆

委員 小栗 智恵子

委員 石島 秀起

議長 石田 英朗

4.出席説明員

(14人)

矢田区長

吉田副区長

宮本環境土木部長

有賀環境政策課長

柳沼副参事(計画調整・特命担当)

石田水とみどりの課長

中野道路課長

元國副参事(交通安全対策・特命担当)

園田中央清掃事務所長

岸田都市整備部長

田村都市計画課長

望月地域整備課長

平野住宅課長

永沢建築課長

5.議会局職員

田中議会局長

横山議事係長

岡野書記

渡邊書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○礒野委員長
 ただいまより、環境建設委員会を開会させていただきます。よろしくお願いいたします。

 本日、理事者報告の関係で、柳沼副参事、元國副参事、住宅課長及び建築課長が出席いたしますので、御了承願います。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境土木部長
 

 1 中央区エコタウン構想(中間のまとめ)について(資料1)

 2 都市計画案の中央区都市計画審議会への諮問について(資料2)

 3 地下鉄駅におけるエレベーターの設置状況について(資料3)

 4 平成23年度大気中のアスベスト濃度調査結果について(資料4)

 5 道路法施行令の一部改正に伴う中央区道路占用料等徴収条例の規定整備について(資料5)

 6 「中央区の森環境ふれあい村構想」の取り組みについて(資料6)

 7 公園等の新設について(資料7)

 8 区立月島第二児童公園内公衆便所の位置変更について(資料8)

 9 中央区道路愛称名の設定について(資料9)

 10 平成23年中の交通事故発生状況について(資料10)

 11 特別区道の路線の認定及び変更について(資料11)

 12 新島橋架替に係る児童遊園及び公衆便所の廃止について(資料12)

 13 環境土木部所管車両の交通事故に係る損害賠償について(資料13)

 14 女川町からの災害廃棄物の清掃工場への受け入れについて(区民説明会において、区、東京都、清掃一組が、それぞれ説明を行い、女川町と中央区との関係、女川町以外の受け入れの予定があるのか、放射能の測定場所や頻度、清掃工場への搬入時期や量、ルートなどの質問と、受け入れ後のきめ細かい情報提供の要望があった。)

○岸田都市整備部長

 15 介護保険法の一部改正に伴うまちづくり基本条例の規定整備について(資料14)

 16 まちづくり協議会の報告(資料15)

 17 区立住宅、区営住宅等からの暴力団員の排除について(資料16)

 18 租税特別措置法改正に伴う中央区事務手数料条例の規定整備について(資料17)

 19 地区計画の区域内における制限規定の追加について(資料18)

以上19件報告

○礒野委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後2時19分です。自民党さん44分、公明党さん28分、みんなの党さん28分、日本共産党さん28分、絆さん20分となります。

 それでは、理事者説明に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○中嶋委員
 多岐にありますのですが、私のほうは1点だけ御質問させていただきまして、あとは染谷委員にお願いいたします。

 きょうの報告の資料12の中に、大変ありがたいことで新島橋をいよいよかけかえると。私に言わせれば大変残念で、平成21年にはすべて完了するという過去の報告があったんですけれども、多少延びて29年度ということで平成30年3月までということですが、きょう御報告のあった児童遊園及び公衆便所の廃止とあるんですが、ずばりお尋ねしますけれども、この新島橋のかけかえが終わった後に、今、南西と北西の2つの児童遊園と公衆便所と、もう一カ所、水道管の地中へ潜らせるというのがあるんですけれども、これは廃止をしてしまって、新島橋のかけかえを終わっても、すべて廃止するかどうか、その1点だけ、まずお聞かせくださいませ。

○石田水とみどりの課長
 新島橋についてお答えいたします。

 環境土木部長のほうからも御説明がありましたとおり、図面の裏面になりますけれども、青い部分が現在の新島橋になっております。都市計画にあわせて新島橋をかけかえますので、施工後、拡幅した形、赤いラインになるということで、すべてなくなって、面積的にはほとんどなくなってしまうということで、簡単に申しますと、公衆便所も含めて、もとに戻すということはなかなか難しいということで廃止にしていきたいというふうに考えております。

○中嶋委員
 実は、重要なことがございまして、勝どき三丁目の新島橋の北西児童遊園がありますよね。あそこが、実は地域にとっては大変重要な場所なんですよね。もう御存じだと思うんですが、実は7月になりますと、御先祖様を迎えるために、供養するために、あそこに町会の皆さん方の御尽力でお迎えする場所があるわけですよね。これを見てみますと、裏面を見ると、正直言ってほとんどなくなっちゃうんだよね。やはり日本というのは仏教の国だと思うんだよね。そういう面からいって、そういう大事な場所を何とかどこかで確保するということは僕は必要だと思うんだけれども、いかがですか。

○吉田副区長
 大変恐縮でございますが、この図面をごらんいただきまして、新島橋の北西児童遊園のところだけなんですが、周りのほかのところは結構かたい建物が建っているんですが、北西児童遊園の部分については、この北西児童遊園の上側の部分が木造の長屋になっているんです。これが実は、正直なところを申しますと、工事の部分で、わかりやすく言うと、工事をやっておりますと陥没する危険性とか何かというものがありますので、そこの長屋部分については、この工事に伴って、私どもは基本的には買収をしていくというような方向性を持っております。現実に、それは安全性の問題からいっても、避難をしていただかなきゃならないというような部分がございますので、そういった作業をしてまいりました上で、最終的には現在の北西児童遊園と同じものを実質的に復元するというようなことを考えておりまして、町の伝統として水難水没者に対する慰霊を含めて、いろいろおやりになっているのはよく承知しておりますから、その部分は配慮していきたいというふうに考えております。

○中嶋委員
 どうもありがとうございました。それを聞きたかったんだよね。お盆になりますと、地域の大変重要な場所になってくるわけですよ。これを見ると、ほとんどもうありませんからね。今、副区長の御答弁で、そういう計画があるなら私は大いに進めていただきたいということです。

 それから、もう一点なんですけれども、公衆便所がなくなりますよね。あそこも結構、今、運転手さんがとめてするということは少なくなったんですが、でも、やはりあの地域を見ますと、豊海運動公園と、それから勝どき五丁目のシャンボールのところにある緑地帯というのも1つありますよね。比較的少ないわけですよ。ですから、要望にとどめますけれども、この辺にも公衆便所を何とか設けるようなお考えを持っていただきたい。

 それから、これはちょっとよくわからないんですけれども、ここ、少し余ってありますよね。そこはどうするんですか。それを最後に1点だけ。図面を見ていると、41メートル、36メートルとあるんですけれども、少し計画的に広場ができるんじゃないかなというような、広場までいかないかもしれないけれども、その辺はどういう計画をしていますか。

○石田水とみどりの課長
 また、裏面の図面でいいますと、濃い緑の児童遊園のほうに赤い線がありまして、その上に緑が若干余るという御指摘だと思うんですけれども、現在、東京都港湾局のほうで新島橋の下になります新月島運河で3メートルの沖出しの計画なども進められているところです。そのような遊歩道にアクセスする重要な部分ではないかなというふうに考えている場所でございます。また、面積的にも、水とみどりの課では緑地帯という位置づけで管理をしている部分もございますので、そのような方向で今後、維持管理をしていきたいというふうに考えております。

○中嶋委員
 わかりました。どうもありがとうございました。

 これで終わりますけれども、新島橋のかけかえの詳細は、また委員会に報告があると思うんですよね。そのときにまたお話をしますけれども、我々としてみると、私が当選して、あの新島橋は大変耐震性に問題があるという結論で、私どもは一刻も早くかけかえてもらいたいという御提案をしましたところ、環状2号線が近かったら、もうとっくにあの橋がかかっていたと思うんですけれども、地上高架になってから東京都でかけかえるのか、中央区でかけかえるのかという問題が出て、現在に至ったことは承知しておりますが、やはりあの地域は大変な人口増もありますので、その辺を踏まえて、工事も私の考えているところでは五、六カ所あるのではないか等含めて、そういうこともありますので、ぜひ安心・安全ということで工事を進めていただきたいということで、きょうはこれにとどめますけれども、今後、新島橋のかけかえ等については詳細について質問させていただくことといたしまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。

○染谷委員
 よろしくお願いいたします。

 まず初めに、中央区エコタウン構想(中間のまとめ)から順次質問させていただきたいと思います。

 まず、中間報告ということで資料を拝見させていただきまして、大変よくまとまっているな、すばらしいなと私なりに思っております。中央区はやはり水辺のまちといいますか、他区とまた違う環境でございますので、エネルギー、特に緑と水辺、交通機関の大切さ、まちづくり、この分野について整理して、ましてや、また事業系のモデル地区の東京駅前を中心として、また人口が増加している晴海地区についての分析というのは、本当によくまとまっているなというふうに感心しております。

 ただ、経済産業省のほうのゼロエミッション構想で、資源循環型社会、リユース、リデュース、リサイクル、よく3Rと言っているんですけれども、中央区の場合もいろいろな分野で生産というか、消費のほうが多いと思うんですけれども、このエコタウン構想と国の考えているところと似ているのかなとは思うんですけれども、私、まだまだ勉強不足なんですけれども、特に中央区東京駅前地区の中で12ページのところで短期の1〜3年程度のところ、下水熱、河川水など未利用エネルギーの利用可能性調査とか高効率の街路灯、LED、中央区側だと思うんですけれども、星印から点印、想定されるものということですけれども、優先順位といいますか、想定されるほうが先なんでしょうか、その辺もお尋ねしたい。

 それと、先ほど経済産業省の資源循環型の中でエコタウン事業というのがよく言われているんですが、エコタウン構想とその辺の簡単な違いといいますか、ありましたら、まず先に教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○柳沼副参事(計画調整・特命担当)
 御質問の件を順を追って説明させていただきます。

 まず、12ページの短期的取り組みの中の優先順位なんですが、下線が引いてあるものが既に取り組まれているものでございます。未利用エネルギー調査は現在やっておりまして、中央区全体の未利用エネルギーの可能性の調査をしております。その中で、こういった河川なんかの活用はどうだろうというのも本年度検討していることでございまして、これらは今年度まとめ上げて御報告をさせていただきたいと考えています。それと、高効率のLED化ですが、これは順次現在行っているものです。この優先順位なんですけれども、これから継続的にワークショップの方々と話し合ってきたことをこれから継続的にまた話し合っていくんですが、その中でどれから先にやるかということも、区民や事業者様と一緒に話し合っていきたいと考えています。

 もう一つ、経済産業省のゼロエミッションなんですけれども、エコタウンという言葉がいろいろなところで使われていまして、いろいろな自治体でも使っていますし、経済産業省でも使っていますし、その定義がまちまちなんですが、中央区としてエコタウンという言葉を使った位置づけというのをワークショップで話し合ったんですけれども、やはり環境に優しいまちとともに、潤いのある、環境がいいから潤いのあるまち、プラス地域の活性化というか、にぎわいを創出できるような魅力あるまちにしたいというところを、広くエコというところをとらえて、環境というキーワードで地域がつながっていこうではないかということでエコタウンというところを定義づけてございますので、経済産業省が掲げる資源循環型のエコタウンとは、厳密に言うと違う定義になってございます。

○染谷委員
 よくわかりました。説明ありがとうございます。

 中央区としては、エネルギーのこれからの可能性ということで、ぜひとも進めていただきたいと思います。ただ、LEDも何か低く明るくないというふうに、でも、これから技術はどんどんよくなるのかなと思うんですけれども、またコストのほうが高いということを聞いておりますけれども、その辺も、販売量といいますか、生産量によって変わってくるのかなというふうに期待しております。

 後ろの52ページのアンケートを見ますと、皆さん、環境アンケート、家庭もそうですけれども、もう一つの、中間のまとめの晴海地区においてですけれども、特に54ページあたりの非常用電源とか、地域の方は今回、自然エネルギーの中で太陽光設備といいますか、ただ、中央区の場合、狭いので太陽光がどうなるかというのはわかりませんけれども、何しろ今回の3・11以降、電源に対する心配とか、やはり企業活動にとっては、どうしてもエネルギーがなければ生産活動が落ちてしまいますので、中央区は今回の場合は特例措置があったんですけれども、やはりみずからエネルギーを進めていただきたいと思います。

 それと、先ほどの13ページの中でもう一つ気になるのが、最近、緑化でマンション等でもエコ、中央区の本庁舎のほうも壁面緑化、いい取り組みだとは思うんですけれども、最近、私、まちのほうで、下のほう、花壇といいますか、空間のところに緑の環境をしていますと、どうしてもネズミの巣になってしまうということがあったそうです。どうしても中央区は食料もあれば、住み心地がいいといいますか、その辺、環境をよくしようとすると、どうしてもネズミにも環境がよくなっちゃうみたいで、でも、行政のほうだと私有地ということで手が入れられないということで、ただ、やはり行政のほうから緑被率ですか、将来的に50%を目指しているそうなんですけれども、緑化をすると、いろいろな生物が住みやすくなる場合といいますか、ただ、ネズミだけがふえてしまっては困るということで心配しておりますので、その辺の取り組みのほうを今後とも何か考えていただきたいと思っております。

 それと、次の資料2に移るんですが、自走式と機械式ということがありますけれども、ランニングコストはどちらもお金がかかると思うんですが、今現在、自走式が5カ所というふうにありまして、今度、機械式は何カ所になるんでしょうか。

 それと、資料3、先ほど中央区のほうはエレベーター化を進めて、すべてなのかもしれないんですけれども、ただ、11番の銀座一丁目、有楽町線のところは備考欄に特に何も明記されていないんですけれども、これは土地の問題とかいろいろあるかと思うんですけれども、その辺、何かお知らせすることがありましたら、よろしくお願いいたします。

 それと、資料4の大気中のアスベスト濃度調査結果についてなんですが、アスベストは本区だけの問題ではなくて、他区とも大変影響があるかと思うんですけれども、これもまちの方で、近年、法律でアスベストの報告をしてから解体するのですが、中には違法解体があるんじゃないかと不安の方もいらっしゃいまして、ましてや、これから震災対策で300棟ぐらい、解体じゃなくて増改築だと思うんですけれども、アスベストが発生する可能性が、それに対して届け出とか整備、違法ではないと私は思っているんですけれども、その辺、きちんと何か報告とかを受けていらっしゃるのか、その辺わかりましたら、教えていただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

○有賀環境政策課長
 まず、一番最初の駐車場の件でございますけれども、今回の駐車場の整備につきましては、都市計画駐車場でございます。これは民間が現在整備している駐車場でございまして、中央区が整備を行う駐車場ではございません。既に整備されている駐車場なんですけれども、今回、建物の建てかえ、具体的には東芝ビルでございますけれども、こちらを解体して、新しい建物を建てるに当たりまして、これまでは自走式の駐車場を整備しておりましたが、附置義務駐車場等で今ある駐車場よりも数をふやさなくてはいけないということで、機械式を導入させていただくというものでございます。

 それとは別に、中央区では、現在、例えば銀座の地下駐車場ですとか、あるいは京橋プラザなど、区としては機械式駐車場を整備させていただいているという状況にございます。

 次が、今回の資料3のエレベーターの設置についてでございますけれども、資料3の中の11番、銀座一丁目地区については、バツということで、エレベーターの設置が現在計画ございませんけれども、東京メトロに私どものほうで、ふだんお話をお伺いしている中で、東京メトロにはこのほかに京橋駅ですとか、日比谷線、東西線の茅場町駅等ございますけれども、基本的に現在、銀座一丁目につきましては、エレベーター用地の整備をする場所の取得を現在進行中ということでございますので、基本的な東京メトロの考え方としては、平成28年度までにできる限り整備をしていきたいということですので、今回の資料には具体的にいつまでにどうこうということはお示ししておりませんが、現在、銀座一丁目については、用地を取得して整備ができる方向性はある程度見えてきたというようにお話を聞いております。

 続きまして、資料4のアスベストでございますけれども、ただいま委員から御指摘がありましたとおり、ふだんの建物の解体作業あるいは改修作業の中で、アスベストの飛散等が発生することが考えられます。それで、アスベスト使用の建物につきましては、解体工事に伴う計画書を中央区のほうに出すようになっております。これに基づいて中央区のほうでは現場立ち入り等を行いまして指導をしているという現状でございます。これまで、指導の中で、実際に解体するに当たっては、アスベストの飛散量等を計測していただいておりますが、規制値を上回るといいますか、健康被害が出るような数字がこれまで出たことは一切ございません。また、業者によっては、過去に何件か、こういう制度を知らないで解体等をしたというようなこともありましたけれども、そういうものについては、私どものほうでパトロールをしたり、あるいは周辺住民の方からの通報等によって判明し次第、直ちに指導しているという状況でございます。

 以上です。

○染谷委員
 ありがとうございます。

 先ほど自走式、民間の力でやっているということなんですけれども、ただ、車の出入り口、歩道もしくは車道との接合部分が大きく変わるのかどうかわかりませんけれども、区民にとって安全な出入りがあればいいかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 あと、エレベーターのほうについても、今、説明をいただきました、将来的にということで、確かに、お年寄りにというか、ベビーカーの方にとっても大変ありがたいエレベーターかなと思いまして、中央区は交通機関、なるべく公共機関を利用できる環境にしていけば環境にも優しいんじゃないかなと、ありがたく感じます。

 それと、先ほどの違法というか、それはないと思うんですけれども、ただ、現実に過去に何件かあったと感じております。これからも内装、外装、いろいろなことがありましたら、必ず標識といいますか、その辺について、行政側に申請が、標識か何か、こういうのは届け出があるのでしょうか。一応その辺を確認させていただきます。よろしくお願いいたします。

○有賀環境政策課長
 アスベストにつきましては、先ほども申し上げましたとおり届出書がございます。その届出書に基づいて、私どものほうで立入検査をさせていただいて、それから事業者さんが実際にアスベスト解体工事に伴ってサンプルをとりまして、そのサンプルについての数値も私どものほうで確認をさせていただいておりますので、これまでのところ、健康に被害が出るような数値は出たことはございません。繰り返しになりますけれども、そのほか、今、委員からもありましたけれども、ごくまれにそういうことを知らないで実際に解体したりとか、あるいはアスベストの存在そのものがよくわからないで解体しているというような事例もありますので、そういうものはパトロール等によって、なるべくないような形で対応していきたいというふうに思っております。

 以上です。

○染谷委員
 では、その辺ひとつよろしく御指導といいますか、説明のほうをよろしくお願いいたします。

 続きまして、資料6の中央区の森環境ふれあい村構想の取り組みについて、新しい南郷地区が開設されるという説明を承りまして、また、中央区にとっても森林浴といいますか、セラピー効果がある大変すばらしい中央区の森の近くで、特に中央区としても、中央区の森の事業の中に、よりよいコミュニティセンターを活用した、また区民に親しまれるような交流ができることに期待したいと思います。

 ただ、間伐材の利用の中で、最近、地方の学校なんかだと学校の廊下の壁に木材を利用されているケースとか、全部木材というのはなかなかできないと思うんですけれども、中央区の学校関係も、防火上の問題があるかと思うんですが、何かそういうようなことがあれば、今後そういうことを考えることはございますでしょうか。

 それと、次の資料7のほう、こちらは公園が新しく500メートルぐらいあるということですけれども、これについて、難しいかと思うんですけれども、例えば自転車の公園というんですか、初めて練習するような設備とか、そういう可能性はないでしょうか。また、よくインラインスケート、ローラースケートが最近またブームになっておりまして、スケートボードを夜間、よく学生さんが、大人の方も迷惑にならない時間帯に橋の上とかでやっている方がいらっしゃるんですが、中央区としても、住民への迷惑がなければ、そういうスポーツ環境ができればなというふうに考えるんですけれども、その辺いかがでしょうか。

 次に、資料10の高齢者の方の事故が見受けられるんですけれども、最近、70代の方の免許所有率も年々高くなっていまして、自動車運転でブレーキとアクセルを間違えたり、多々あるかと思います。先日、急にバックしてきた車に高齢者の方のマークがついていたんです。ぶつからなかったんですけれども、うっかり大惨事になるケースが多々あるかと思うんですが、免許証をお持ちの方にとっては何か身分証明書がわりにしている方も結構多いんですけれども、中央区のほうで身分証明、住基カードですか、何かそういうものと同じように対応できるのか、その辺お尋ねしたいなと思います。

 とりあえず、先にそちらのほうを。

○石田水とみどりの課長
 まず、中央区の森の間伐材の活用についてお答えいたします。

 これから森林保全活動をふやしていきますと、当然、間伐材がふえてくるというふうに考えております。委員御指摘のとおり、中央区の場合、防火区域などの建物に導入する場合に制約がございますけれども、公共施設に関しては、環境土木部と関係部局と連携を図りながら、間伐材の活用に、什器類も含めまして検討を今後進めていきたいというふうに考えているところです。また、中央区には数多くの企業がありますので、民間施設に対しても導入ができないか、働きかけしていきたいというふうに考えているところでございます。

 次に、晴海二丁目でございますけれども、環境土木部長のほうから話がありましたけれども、今後、晴海四丁目のほうにも臨海公園が広がっていく予定となっております。そういう状況を踏まえまして、歩行者の安全確保等を検討しながら自転車の利用もできるように、自転車で公園も使えるのかどうか、その辺も検討しながら、公園内の自転車についても考えていきたいというように考えております。

 また、スケートボードも含めたストリートスポーツなんですけれども、近年、非常にその辺が盛んになっているところでございます。大きい音が出たり、そばにいると公園の利用者が非常に危険を感じたりするところもありますので、そういう利用がふえてきているということも考えながら、今後、スケートボード等の対応も検討していきたいというように考えております。

 以上です。

○染谷委員
 ありがとうございます。

 間伐材の利用、中央区はせっかく中央区の森がありますので、利用できれば本当にありがたいと思います。

 それと、先ほどのインラインスケートの件、事故はないんですけれども、ただ、夜間、大変危険かというふうに思いますので、なるべく集中した場所でできるような環境整備ができればなというふうに思っております。

 先ほど高齢者の免許の件は、こちらはもう一回。先ほどの質問とちょっとつながるんですけれども、資料13、こちらは交通事故ですね。これは大事に至らなくて、確かに被害者の方はびっくりされたんじゃないかなと思います。ただ、一応仕事といえども、多分これは後方のドアということで3名以上の方が乗ってらっしゃったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、車は乗用車ですか、それとも軽トラックでしょうか。その辺をお尋ねしたいと思います。

 それと、あともう一つ、資料15の女川町の災害廃棄物の受け入れ、5万トンについてなんですけれども、私も先ほど説明のあったとおり、月島区民センターの2月8日の住民説明会に出席させていただきまして、会場の大方の方は受け入れの気持ちがあったんじゃないかなというふうに思っております。最後の、私も、専門的にわかりませんが、バグフィルターですね、たしか200度だったかなと思うんですけれども、何か新しい機械だということで、あれが200度だったのか、その辺を確認したいなと思います。何しろ瓦れき、国難であるこのことについては、やはり中央区も積極的に、清掃工場に負担のない中で着実に協力していただきたいなというふうに思っております。

 では、よろしくお願いいたします。

○元國副参事(交通安全対策・特命担当)
 失礼しました。先ほどの高齢者の運転免許証の関係で、免許証の返納制度のことかと思います。このことについてお話をいたします。

 確かに、免許証を返納した場合のカードがあるんですけれども、免許証のようなカードなんですが、住基カードほどの身分証明にはならないですけれども、これまでは、たしか1年だったと思うんですけれども、有効期限があったんですが、これが5年に延長されたり、また身分証のかわりにいろいろなところで使えますよというような周知がこれからなされるというふうに聞いてございます。運転に自信のない方、または、もう免許証は必要ないという方、そういう身分証のかわりにもどんどんなっていくようでございますので、区といたしましても、免許証の返納制度の周知を図っていきたいと思っております。

 以上です。

○中野道路課長
 私からは、資料13の車両事故についてでございます。

 当日はトラックでございまして、荷台にスコップがあり、材料が積めるようなトラックでございまして、運転者を含めまして3人の職員が同乗しておりました。そこで、本来であれば運転者とうまく連携をとって後方確認をすればよかったということでございますけれども、そこら辺の確認が至らなく、今回の事故につながったということでございます。

 以上でございます。

○園田中央清掃事務所長
 バグフィルターの温度ですが、フィルターの入り口で150度から170度に温度管理されるということになっています。

 以上です。

○染谷委員
 御説明ありがとうございます。

 まず、高齢者免許証のことです。高齢者の方は安全運転している方は大変多くいらっしゃいますので、何歳ということはなかなか申し上げられないんですけれども、やはり御自身、どうしても申し上げれば目の見える範囲が厳しくなってくると思いますので、区としても住基カードの利用の仕方ですとか、これからエコの自転車の活用とか、その辺もいろいろと含めた中で免許証返納の施策というか、何か取り組みができればなというふうに思っております。そうすると、交通事故も中央区としては少なくなるかなというふうに感じております。

 それと、先ほどの事故の件です。やはり3人いらして、トラックということだと高い位置からですけれども、これは3人の方全員が集中して、東京マラソンのためということだと思いますけれども、これからも、これだけでなくて、やはり区民の安全といいますか、ましてや先ほどの自転車ロードをもしも将来的に考えた場合、このような事故は一般の方でも起こり得ることですので、他区によっては自転車専用道路は結構広いんですが、中央区はどうしても土地の面積が限られていますので。ただ、いずれにしろ、自転車のサイクリングロードを考えていかなくちゃいけないというふうに、やはりこういう事故がないような研究といいますか、周知徹底する方法をまた考えていきたいなというふうに感じております。

 女川町については、これから計画的に、区民の方は本当に協力的でございますので、ぜひとも進めていただきたいと感じております。

 最後に、資料16の区営住宅の暴力団の排除についてでありますけれども、過去に誤って入居したそれらしい方というのはあったんでしょうか。

○平野住宅課長
 暴力団の排除についてでございます。

 中央区の既存の入居者の方については、現在そういった方々がいらっしゃるということについては、私どもは認識をしてございません。今回、この条例を整備してまいりますのは、全国的な暴力団排除の流れの中で、やはり区民住宅の使用者の方々の安全の確保のために入り口のところで、そういう危ない方々については御入居を御遠慮いただくということで規制するものでございます。

 以上でございます。

○染谷委員
 ありがとうございます。

 私も、不動産の説明の中で契約書、重要事項説明書の中にも、10年ぐらい前かな、やはり暴力団の関係の方とわかった場合、契約解除ということが契約にもうたっておりますけれども、暴力団の場合は法的なことで暴対法がありまして対応できるんですけれども、最近、ぐれ集団という、ぐれ集団というのは、失礼ですけれども、ぐれた集団なんですけれども、個人がキーマンになっていまして、その中に構成メンバーがピラミッド形式なんだそうですが、実際、そのピラミッドのトップと下の方はつながっていないそうなんです。ぐれ集団によると、暴力団ではないんですけれども、入り込みやすいといいますか、区営住宅にはいないと思いますが、一番多いのはおれおれ詐欺のキーマンだそうです。ただ、検挙するのはなかなか難しいそうなんですけれども、審査の段階で暴力団構成員もしくは、そういうのを受付の時点で面接とか何か、書類審査だけで行政のほうは受け入れていらっしゃるのか、それとも面接をしていらっしゃるのでしょうか。

 よろしくお願いいたします。

○平野住宅課長
 今度の新しい条例に基づきまして、私ども中央区と警視庁と合意文書を交わすことになってございます。その中で、応募をいただいて、最終的に抽せんをした上で資格審査に入る方々について、申込書で警視庁のほうに身元照会をすることに御同意をいただきまして、暴力団構成員であるのかどうかということについて今後行っていくものでございますので、今までのものにつきましても資格審査の段階で一人一人の方とお会いをしながら、そういったお話をさせていただきながら御入居の決定をしてございます。

 以上でございます。

○染谷委員
 ありがとうございます。

 なかなか書類審査だと発見できないこともありますけれども、面接されて相手の目を見てお話しされると、大体つかめることもあるようでございますので、これからもこちらのほう、しっかりと対応していただきたいなと思います。

 私から、要望と提案を含めて質問を終わります。ありがとうございます。

○礒野委員長
 ただいま理事者報告の質疑の半ばでございますが、ここで休憩とさせていただきます。再開は午後3時10分とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(午後2時58分 休憩)


(午後3時10分 再開)

○礒野委員長
 それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 発言を願います。

○河井委員
 それでは、私のほうから、まず中央区エコタウン構想についてお尋ねをいたしたいと思います。

 まず、この構想の位置づけといいますか、このあたりをお伺いしたいんですけれども、今、業務系のモデル地区の東京駅前地区と住宅系のモデル地区の晴海地区において方向性を検討しているということなんですけれども、将来的には地域を広げて中央区全域でそういう構想をまとめる予定があるのかについてお伺いしたいと思います。また、スケジュールで来月下旬には構想を策定するということでしたけれども、PDCAサイクルを回すということなんですが、これのスケジュールですね。例えば、年に1回回すのか、そういう何かスケジュールみたいなものが見えていたら教えていただきたいと思います。

 また、エコタウン構想ということで、計画というわけではないとは思うんですけれども、今回も短い期間と5年ぐらいと10年ぐらいという3つに分かれていますけれども、例えば何年かたったら、その見直しをしたりとか、そういったことを考えていらっしゃるのかについて教えていただきたいと思います。

 以上、お願いします。

○柳沼副参事(計画調整・特命担当)
 それでは、順を追ってお答えいたします。

 エコタウン構想の位置づけですけれども、モデル地区として業務地区、住宅地区ということで2地区、現在、構想をつくってございます。こちらの構想を今後動かしていくというのは、地域の区民や事業者とこれからまたワークショップのような形で話し合っていって、継続的にまちづくりをしていくということを考えていまして、これを成功させるためには区の役割は非常に大きいと考えております。そこで、モデルの中で将来はエリアマネジメントなんですが、そういった芽をつくれるかどうかというところが1つポイントだと思っていまして、そこができれば、ほかの地域、いろいろ地域によってグループといいますか、パターンがあると思うんですけれども、そういうところに応用できるのではないかと考えています。なので、将来的に、もしこれがほかの地域に活用できるのであれば、ぜひやっていきたいというふうに考えております。

 スケジュールですけれども、PDCAサイクルで、現在、環境計画推進委員会というのが中央区環境行動計画に基づいて設置されているんですが、それは年度前半と後半に必ず進捗状況を報告しまして、外部の先生に評価をいただくという仕組みになっています。エコタウン構想は、実は既にその中で報告をしておりまして、このように進めていますよというのがもう報告されているんですが、実際、この細かい内容はまだ委員の先生方にはお示ししていないんですけれども、これから明らかにしていく中で、順次このように進めておりますというのを年度2回、定期的な委員会において説明を申し上げたいと思っています。

 見直しなんですけれども、このエコタウン構想は地域の総意といいますか、行政計画とは違いまして、みんなでこういう将来になったらいいねという、いわゆる将来イメージですので、よりよい方向に変えるのであれば、それは見直しをしてもいいのではないかなと考えております。

 以上です。

○河井委員
 ありがとうございました。位置づけについてはわかりました。

 そんな中で、今回、住宅系のモデル地区とされている晴海地区のほうの構想について、1点だけお伺いをしたいと思います。

 晴海地区でかねてからいろいろ課題とされている交通の面についてなんですけれども、先日、晴海二丁目に新しくできる住宅のモデルルームを見に行ってまいりまして、そこで何か将来このまちはこうなっていくみたいな展示があったんですけれども、それにまだ決まっていることではありませんとか、確定させるものではないという注意書きがあったにもかかわらず、ゆりかもめがここを走って、ここの辺に駅ができてというのが堂々と掲示されていたりとかしたので、それを見て、そうなるんだろうなと思いながら御購入されて引っ越してこられる方も少なからずいらっしゃるのかなという点は不安には思ったところではあるんです。

 今回、以前から委員会でも御報告いただいています基幹的交通システムについてなんですが、1〜3年程度で導入に向けた協議、5年程度で必要性の検討を受けた導入区間、形態等の検討、10年以上となっているんですけれども、運行ということになっているんです。そんなにすぐ進むものでないことは理解しているんですけれども、運行自体がここから、またさらに10年以上も後なのかなというのは、やはりその間に人口もどんどんふえてまいりますし、晴海地区の交通アクセスの向上というのはもっと急いで、BRT、LRTに限らず、早急に進めていくべきじゃないかなと、新しく引っ越してこられる住民の方のことを思えばこそ、思うんですけれども、このあたりのスケジュール感についてどのようにお考えかをお知らせいただきたいと思います。

 お願いします。

○有賀環境政策課長
 晴海地区の交通についてでございますけれども、晴海の交通につきましては、ただいま委員のほうから御指摘ありましたとおり、住宅開発、まちの開発が進む中で交通アクセスが不十分ということもありまして、それに対して10年の計画では長いのではないかという御指摘ですが、現実の問題としましては、私どもとしましては、都営交通等に対しまして、現在、都バスのアクセス改善等についてお願いをしているところでございます。また、そのほかにも一部民間の事業者等が晴海等につきまして新しいバス等の運行等についても、現在、検討しているというように聞いておりますので、今の段階では既存の交通機関を充実していくということ、それともう一つ、将来的には地域からの御要望もありますし、定時性、速達性にすぐれました基幹的交通システムのようなものを将来的には導入していきたいというふうに考えております。その間のつなぎとしまして、おおよそ5年くらいの中で、今ありましたBRTのようなものを導入できれば、導入することによって、つなぎ的なイメージになってしまいますけれども、そういった形で段階的に整備することによって、ある程度まちの発展に、完全な形では対応できないかもしれませんけれども、ある程度、時間軸の中でも対応しつつ、サービスのレベルの面でも、ある程度対応させていただくということで、最終的にはLRT、さらに今後のまちの発展状況によりますけれども、地域の中から御要望がある地下鉄などについても、さらにその先の話というふうになってしまうかもしれませんけれども、そのときのまちの状況、交通の状況によっては、また検討していく必要があるのではないかというふうに考えております。

 以上です。

○河井委員
 どうもありがとうございました。

 エコタウン構想については、住民の方と区と事業者の方が入ったワークショップという、すごく建設的なまちづくりの方向性の取り組みだとして非常に注目をしておりますので、今後も期待しながら見ていきたいなと思います。

 続きまして、資料2のほうの駐車場の都市計画案の変更についてお尋ねをしたいと思います。

 西銀座駐車場というのは、私もよく利用するんですけれども、銀座近辺においては、あれだけの台数を収容できる貴重な駐車場だと思うんですけれども、今回、あの周辺の建物も老朽化していく中で、建物の下、建物の下でばらばら変えていくということが今後続いていくのか、それとも外堀通りの下を全体的に、いつか時期が来たら、がらっと新しい駐車場にしていくのかとか、これは民間のものだと思うので、なかなかわからないところもあると思うんですけれども、西銀座駐車場の将来について何かわかっている点があれば教えていただきたいと思います。

 お願いします。

○有賀環境政策課長
 西銀座駐車場につきましては、ただいま委員からもありましたとおり民間の駐車場ですので、これを将来どのようにしていくかは、ただいま区のほうでは、こういう方向性ですということはお聞きしておりませんし、お答えすることはできないわけでございますけれども、いずれにしろ、現状では都市計画の駐車場ということになっておりまして、今回、東芝ビルの改築によって現状を維持したいということで事業者から出てきております。ただ、いろいろと今回のこの駐車場の整備に当たりまして、経営状況というと大げさになりますが、利用状況等についてお聞きすると、やはり一時のころから比べると、若干利用等が落ちておりますし、今後この地域のビルの建てかえ等によって新たな需要等があれば、将来またそれぞれのビル等で駐車場の整備ということもあろうかと思いますけれども、今、エコタウンの話もありましたけれども、中央区としては環境にやさしいまちとか、そういうようなものを目指しておりますので、これを何か新しい方法で整備するとしても、駐車場としてこのまま整備していくのか、あるいは銀座に合った新しいものにしていくかということについては、今後、事業者等の提案等も聞きながら、区としても協力できるところは協力していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○河井委員
 どうもありがとうございました。

 資料9の道路愛称名について、わからない点が幾つかあるので、お尋ねをしたいと思います。

 今回、八重洲地区にまちの通りができるということで、このあたりは来街者も非常に多い地域でございますので、愛称ができることは非常に地元区として歓迎すべきことだと思うんですけれども、愛称を決めるに当たって開かれる中央区道路愛称名選定委員会というのは、どのくらいの頻度で開かれているものなのかですとか、どのような方がメンバーになっていらっしゃるのかとか、このあたりを、もしよろしければ教えていただきたいと思います。

 お願いします。

○中野道路課長
 愛称名についてでございます。

 まず、どういった委員会があるかということでございますけれども、区のほうで要綱を定めておりまして、構成としては、区の職員、区民部長をはじめとしまして、環境土木部長、教育委員会事務局次長、その他でございます。それから、住民を代表する方といたしましては、京橋・日本橋・月島各地域の連合町会長、それから商工団体を代表する方としまして中央区商店街連合会会長、中央区工業団体連合会長、それから警察関係では、中央署、久松署、築地署、月島署の各交通課長がメンバーとなってございます。

 頻度といたしましては、定期的に開催するということではなくて、やはり地元からこういう愛称名をつけたいという申請がなされた後に開会されております。直近では平成21年度に開催しておりまして、そのときには3路線ほど設定されたという経緯がございます。

 以上でございます。

○河井委員
 ありがとうございました。

 道路に愛称をつけるに当たって、今回の八日通りは、申請があって、今回、委員会で協議が調って名称を決定したということなんですけれども、申請というのは、上げたら上げた分だけ受け入れてもらえるものなのか、何かルールがあって、ある条件が整えば申請して受けるとか、要綱を見れば載っているかもしれないんですけれども、そのあたりがわからなかったので、もしおわかりでしたら教えていただきたいと思います。

○中野道路課長
 この要綱の中に、きっちりとしたものではないんですけれども、例えば広く一般に慣用されているものだとか、それから路線として余り短い路線としては、つけてしまいますと単発になってしまいますので、ある程度長いスパンが必要というようなものがございます。名称の形としては、○○通りだとか、そういうものを定めてほしいということが記載されておりまして、まず申請の前に事前相談がありますので、その辺の中で申請された方と私どもがお話し合いをしまして、こういうものでは地域にふさわしい名前でないとか、その辺のことを御相談の上、正式に申請していただくということになってございます。

 以上でございます。

○河井委員
 ありがとうございました。

 あとは、さきの委員からも質問があった点で確認をさせていただきたい点がございまして、区立住宅の暴力団員排除について確認をしたいんですけれども、現状、条例が変わることによって影響を受ける住戸はゼロということでよろしいんでしょうか。

 以上です。

○平野住宅課長
 現状、そういった方々はお住まいになってございませんので、ゼロということでございます。今後、募集した方々に対してそういった審査をしていくということでございます。

○河井委員
 わかりました。どうもありがとうございました。

 以上で終わります。

○小栗委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 まず、資料12についてですが、先ほど質疑ありましたが、新島橋の北西児童遊園は近隣のところも買収して復活するというようなお話がありましたけれども、それであれば、公衆便所も一緒にこの場所でできないものかなというふうに思ったんですけれども、やはり今まであったトイレがなくなるというと利便性の上でも支障が出ると思いますし、この平面図で近隣にあるトイレも載っていますけれども、場所的にはここにあると大変便利ではないかというふうに思われるので、そういう計画は検討の余地があるのかないのか、その辺をお尋ねしたいと思います。

 それと、資料15で御説明いただいたまちづくり協議会、女川町の災害廃棄物の受け入れについてですが、まちづくり協議会でも住民説明会でも、皆さん、おおむね理解が得られているという御報告でしたが、やはり放射能の影響がないかということは、どうしても皆さんいろいろ心配なところがあるというふうに思います。きちんと測定もして、その結果も情報として提供するということではありますけれども、近隣の方で協力していただける方に放射線量の測定器を貸し出しして、モニタリングの調査をしてもらうとか、そういうことも考えて、安全だということを住民の方も含めて確認し合う、そういうことも大切ではないかというふうに考えるんですけれども、その辺のことについてお考えがないかどうか伺いたいと思います。

○石田水とみどりの課長
 公衆便所についてお答えいたします。

 新島橋際の公衆便所なんですけれども、この半径約400メートルぐらいの範囲にトイレが5つほどある状況になっております。また、東京都の指針なんですけれども、歩いて10分ぐらい、半径400から500メートルぐらいに公衆便所があれば、おおむねいいのではないかという指針があるところでございます。また、この地域については、勝どき五丁目の緑地の公衆便所を平成21年3月に設置して充実に努めているところでございます。こういうところで、実際、一時撤去することになってしまうと思いますけれども、タクシードライバーの利用も多いところなどもありまして、そういうものもいろいろ考えながら、また今後、閉鎖した後、モニタリングというか、見続けていきながら、今後のこの地域の公衆便所のあり方について検討していきたいというふうに考えております。

○園田中央清掃事務所長
 放射能のモニタリングということですが、説明会でもお話ししましたように、現地からは測定した上で気密性の高いコンテナで来るということと、それから区においては、定点観測を3カ所でやっているということ、それから清掃工場の敷地境界、東西南北で毎週調査をして、それをホームページに公表していくということから、区としては、積極的に区民から募集して調査をしていくという考えは、今のところありません。

 ただ、測定器を保健所のほうで貸し出しをしていますので、そういったことで御利用いただいて、万が一、放射能レベルが上がるような数値が確認できれば、それは工場との関連性も調査をしていくというふうに考えています。

 以上です。

○小栗委員
 新島橋の公衆便所については、これからの需要も見てという御答弁でしたけれども、ぜひ場所的にもつくれそうな場所が、ちょっと希望がわいてきましたし、また勝どき五丁目の再開発の地区のところにも緑の小さい公園みたいなものがあるんですけれども、私はここができると思っていなかったので、そういう場所でも公衆トイレとかの検討はできないものかというふうに思ったんですけれども、そういうことも含めて、ぜひ前向きに検討をお願いしたいというふうに思います。

 あと、放射能の測定については、もちろんそういうふうにきちんと測定はするということはわかりますけれども、やはり実際に住民の方も一緒になって測定して、大丈夫だというふうになれば、とても安心感が広がるということもあると思いますので、今、測定器の貸し出しをやっていることはもちろん承知していますけれども、それはそれで全域で貸し出しているわけですので、それと別に1台か2台確保して定期的に毎日でも、はかってもらう、そういうことも大変意義のあることではないかというふうに思いますので、ぜひその点も検討していただけるように要望したいと思います。

 次に、エコタウン構想についてですが、エコタウン構想についてというところで書いてあるように、地球温暖化をはじめとする環境問題への対応は近年ますます重要度を増し、喫緊の課題となっていると。この認識のもとに、特にCO2の排出などが多い都心区でどういうふうにエコのまちをつくっていくかという視点で、こういう構想をつくり上げていくということは大変重要なことだというふうに思います。それと、ここにも書いてありますけれども、東日本大震災の中で原発のああいう事故が起きて、エネルギーをどのように確保し、どのように使うのかという課題も私たちに突きつけられましたというふうに述べられていますけれども、そういう意味でも、エネルギーを、ほかの地域に危険な原発を押しつけて、そうやってできた電力を消費するだけ消費するみたいな、そういうエネルギーの問題というのも本当にこれから考えていかなくちゃいけない、そういう認識のもとで構想がつくられたということは大変重要だというふうに私も思います。

 その上で、東京駅前地区は、これまであった東京駅前地域のまちづくりガイドライン2009に基づき、まちづくりが進められている地域を含む、それよりも少し広い地域を今回の検討の対象として、さまざまな検討、今、活用可能な資産はどういうふうにあるのか、検討すべき課題は何なのかというふうにしてまとめているという点で、私も大変興味深く読みましたが、特にこの地域で課題なのはCO2の削減の取り組みだと思います。それはそういうふうに書いてあるんですけれども、私もそのとおりだというふうに思います。

 それで、これまでも何回となく私たちも取り上げてきましたけれども、今回対象になっているこの地域だけでも都市再生の事業が4つ動いていますね。明治屋を含む再開発、京橋の再開発と清水建設本社ビル、そして京橋の丘という名前の環境ステーションを設置するビル、そして高島屋の周辺も巨大な再開発が、今、動いているわけですけれども、この4つの事業だけでもCO2が5万4,895トンというのが前からいただいている資料、都市再生の事業のときに計算して出してもらう数字に基づいた資料なんですね。5万4,000トンですから、大変な量をこの4つの事業だけでも出していくことになる。既存の建物との差でいいますと1万3,000トンもふえるということで、この4つの事業だけでも1.3倍にCO2がふえるような、そういう再開発が進められているということです。ですから、CO2をどうやって削減していくのかということを考える上では、いろいろな都市再生などの制度を使って巨大なビルをどんどんつくっていく、そういうことを何とか規制をかけてCO2を抑えていかないと、なかなかCO2の削減というのはできないのではないかというふうに考えますけれども、この辺の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。

○柳沼副参事(計画調整・特命担当)
 委員の御指摘、開発が伴うとCO2がふえるのではないかということで、開発に対する規制が必要なのではないかという御質問だったと思いますが、中央区というのは、やはり日本の中でも首都の真ん中といいますか、首都を先導していくような先進的な都市としての役割が1つありまして、経済的発展というところは、中央区としてここを逃すわけにはいかないのかなというのがあります。一方で、そういった経済的な発展を維持しつつCO2を減らす仕組みというのを考えていかなきゃいけないというのがエコタウン構想のワークショップで出てきたものです。にぎわいを創出したい、そのまま衰退といいますか、発展がとまってしまうのは困るという意見と、ただCO2をふやしてしまうというのも環境の問題だよねという話が出ました。

 その中で、環境ステーションとか、そういったところを核としまして、新たな先進的なエネルギーの取り組みというのをどんどん取り入れて、ITの技術もエネルギー管理にこれから使えるのではないかという話も出ていますので、そうした先進的な取り組みを先導していく都市になっていこうではないかというのがエコタウンの考えでございます。

○小栗委員
 私も、別に再開発が悪いということでなくて、やはり建物も年数がたてば更新しなくちゃいけない、建てかえも必要になる、そういうことはわかりますし、古くて朽ちていくのを待っているということはもちろんないと思いますけれども、やはりCO2をどうやって減らして環境にも配慮したまちにしていくかという点では、今も説明ありましたけれども、省エネの技術とか、そういうものも取り入れて、ビルを建設するときにも高効率なものを使いながらやっていくということになると思いますけれども、例えば京橋環境ステーションが入る京橋の丘の計画でも、そういういろいろなものを使って省エネカルテ、テナントビルの平均値よりも抑えて、排出量の原単価が半分ぐらいになるような、そういう技術も取り入れてビルを建てますというのが売りになっていますけれども、それでも、巨大なものを建てちゃえば、そうやって一生懸命高エネルギーのものに省エネのものを使っても、結局CO2がすごくふえちゃうんですよね。だから、それはそういう技術を使って、今よりも効率のいい、排出量の原単価が小さいビルにして、少しは大きくなるけれども、今よりもCO2がふえないような規模に抑える、そういうことが必要ではないかというふうに考えますけれども、この辺の、そういうことは余り考えにくい、まちづくりはどんどん超高層のものを含めて建てていかないとにぎわいがなくなるというふうに考えているのか、もう一度御答弁をいただきたいというふうに思います。

 それと、この中にも書いてありますけれども、36ページに年間電力消費量と延べ床面積の関係ということで、やはり延べ床面積が大きければ年間の電力消費量が大きいという関係は、この調査でも出ているわけで、やはり規模が大きくなれば電力の消費量も多くなるし、環境への負荷も大きくなるし、エネルギーを使う量もふえるというのは、今回のこの中でも示されていますけれども、そういう意味でも、やはり建物の規模をある程度のルールをつくって抑えていく、そういうまちづくりを進めていかないと、いつまでたってもCO2の削減というのはできないんじゃないかというふうに思いますけれども、電力との関係も含めて御答弁いただきたいというふうに思います。

○柳沼副参事(計画調整・特命担当)
 非常に大きな課題で、エコタウンというのがワークショップで区民の方々とまち方の方々と話し合って、その総意ででき上がっているものなので、区の施策とか、あるいは大きな国の方向性とか、そういったことも踏まえてはいるんですけれども、まちづくり、開発に当たって延べ床をふやすべきではないのではないかとか、そういうことは実は議論にはなっていなかったので、区としての考えを述べるとしましたら、先ほどの繰り返しになりますが、やはりそこは民間事業者さんの開発に当たっての申請ということと、中央区として経済的な発展というところも維持していきたい。一方で、CO2の削減というのは考えていかなければならないんですけれども、そこはやはり新しい技術とか、そういったものに目を向けていきたいと考えております。国のほうの流れでも、これから省エネ法の改正なども考えていまして、新しく建物を建てる際には今まで以上に厳しいといいますか、要求をしていくような動きもありますので、そういった動きをとらえながら、一方でまちのにぎわいというのを維持しながらやっていきたいというのが、エコタウンというよりは区の立場として考えているものでございます。

 以上です。

○小栗委員
 このエコタウン構想自体が民間の人たちも交えて、この地域では5,000社ある事業所も含めて、こういうまちにしていこうというワークショップをやりながら、みんなでイメージを描いてきたものだという御説明はありましたけれども、やはり本当にCO2を減らしていくにはどういうことが必要なのかということを、区の姿勢として、そういう規制とか誘導とかをやっていく立場に立つのかどうかというのが1つかぎを握っているのではないかというふうに思います。だから、今のところ、民間の事業者さんがやることで延べ床面積を抑えようとかという合意はできていないということだと思いますけれども、それでは本当にエコタウンが実現できるかという点を考えて、これからもっと区の姿勢として最先端の技術を取り入れて高効率の機器を使い、そして、なお既存よりもCO2を減らす方向で建物の更新も考えていきましょうという姿勢を持つべきではないかというふうに思いますので、そういう考えはないのかどうか、もう一度お願いをしたいと思います。

 それと、地区内の自転車による配送とか自動車利用を抑制していく、そういう考え方も出ていて、方向としては大変重要ではないかというふうに思いますけれども、地区内のこれからの交通体系を考える上でも、前からいろいろなところでも行われていますけれども、パーク・アンド・ライドとか、どこかに駐車場を置いて、地区内は公共交通機関で移動する。あと、歩くまちにしようということで、区長も歩くまちとよくおっしゃいますけれども、この地域も歩いて楽しめるまちにするという方向も出ていますけれども、自動車をなるべく入れない、そういう発想で考えていくことも重要ではないかというふうに思いますけれども、その点のお考え方をお伺いしたいというふうに思います。

○柳沼副参事(計画調整・特命担当)
 繰り返しになってしまいますけれども、延べ床の規制については、現在は考えてございません。今後は、そういった最先端技術の取り入れというのは現実的に可能だと考えておりますので、そういったところは積極的に取り組んでいきたいというのが環境土木部所管としての考えでございます。

○有賀環境政策課長
 交通問題についてでございますけれども、交通問題といった場合、人を運ぶということと、もう一つ物流の問題とかありますけれども、特に東京駅前とか商業地域においては、人の輸送もさることながら、物流をどうしていくのかというのが非常に大きな問題で、日本のいろいろなところ、共同配送だとか、いろいろなものが今、社会実験的にやられております。今後、このエコタウンを地域の方とお話を進める中で、特に物流を中心に、どういうような形で車の依存度を低くしていくようなまちづくりができるかについて検討、お話をしていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○小栗委員
 区の考えとして、延べ床面積を抑えていくような考えに立っていないということは大変残念です。やはり超高層ビルを乱立させるようなまちづくりというのは転換が必要ではないかというふうに私は考えますので、この点は再度強調をしておきたいというふうに思います。

 それと、今後の取り組みとしては、パブリックコメントをかけて、これを一構想として今年度中にまとめるというようなことになっているようですけれども、やはりこういう将来像に向けて、5,000社ある事業所も含めて、どういうふうに合意形成を進めていくのかというのが、これからのエコタウンを実現していくために不可欠だというふうに思いますけれども、その点はどのように考えているのかという点を東京駅前については最後に伺いたいというふうに思います。

 それと、晴海地区については、これは住居系ということで、これも大変興味深い内容がいろいろ載っていますけれども、1つは、やはり晴海地区の課題としては、鉄道とかがないということも含めて交通に大きな課題があるというようなことも載っていますし、また、自転車の利用、カーシェアリングやレンタサイクルなどの活用ということも、この中に取り込まれております。それで、資料7で公園の新設ということで、晴海二丁目の今回の計画が出ていますけれども、ここは前回の委員会で報告があった自転車利用のあり方検討の中では、防潮堤上部への自転車走行空間の確保なども検討していきたいというような方向性も出ていましたけれども、これとの関係で、今回はそういうふうにはなっていないわけですよね。自転車道みたいにはなっていないですよね。まだ、自転車のあり方検討も検討の段階で、これからいろいろ具体化については、もちろん時間もかかるとは思いますけれども、将来的にここを自転車専用道にしていくという方向性を考えた上で整備されているのかどうか、その点もあわせて伺いたいというふうに思います。

○柳沼副参事(計画調整・特命担当)
 今後の取り組み、東京駅前についてですけれども、今後、3月23日に環境区民会議を開く予定です。現在、環境区民会議のメンバー、区民と企業も含めて69件の方に登録していただいているんですけれども、まず区民会議でエコタウン構想について報告をする予定です。それぞれの地区がそうなんですけれども、ワークショップをまず引き続き継続して、そこを核として賛同されたい方あるいは企業の方というのを募っていきたいと思います。このエコタウン構想を一緒に進めていきましょうという呼びかけをしていって、来年度は定期的に、ワークショップのような形と言ったらあれなんですけれども、を開いて、現実的に、例えばイベントとか、そういうものはお金をかけずにすぐできるものがあると思うので、そういうものから着手して、つながりをまず強めていきたいと。そのつながりの中で次のステップに進めていきたいと考えています。

 以上でございます。

○宮本環境土木部長
 自転車のあり方の中で、自転車の走行空間をできる限り確保していきたいというふうな方向性を出させていただいております。そういう中で、晴海地区におきましては、広幅員の歩道が区道でありましたり、運河沿いの晴海トリトンの前の自転車・歩行者道などもありますので、晴海地区については、比較的走行空間が確保しやすい状況があるのかなというふうに考えております。そうしたところを踏まえまして、今回の晴海臨海公園なども含めまして、走行空間的なものが確保できるか検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上です。

○小栗委員
 今回、晴海臨海公園で水辺のテラスのところの細長い、前に自転車利用のあり方検討で出た防潮堤上部の自転車走行空間というのは、ここのことを言っているのか、そうじゃないのか、それだけ確認をさせていただきたいというふうに思います。

 いろいろな検討が進められて、また観光の面でも観光振興ビジョンなんかも検討されていますけれども、いろいろな計画が重なっている部分がいろいろあると思うので、そういうのも取り入れながら考えていくということが大変必要だというふうに思いますので、その点だけ確認をさせていただきたいと思います。

○宮本環境土木部長
 今、この断面でお示ししておりますけれども、50メートルの堤防の幅員の中でテラス際は除きまして、上の天端の部分のところと、それから陸地寄りのおりてきたところに歩く空間が確保される予定になっております。地域のまちづくりの進捗状況によって、どういうふうな利用形態になるのかというところは、わからないところが若干まだありますけれども、そういう状況を見ながら、いずれにしても公園でございますので、基本的には利用する人たちが多少散策しながらでも安全に散策できなくちゃいけないと思っていますので、そういう中で自転車というのが入れられるのかどうかというふうなところを今後検討していきたいと考えております。

○小栗委員
 エコタウン構想ということは大変重要だと思いますので、これからもいろいろ私も提案も含めてさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 以上で終わります。

○石島委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 各委員さん、質疑をなされていましたけれども、私も中央区エコタウン構想について若干確認も含めてお尋ねをさせていただきたいと思います。

 前委員の方々のやりとりの中での答弁ですが、今回は住居系のモデル地区として晴海地区、そして業務系のモデル地区として東京駅前地区を選んで、2つのそれぞれのモデル地区でエコタウン構想の実現を図っていくと。具体的には、この構想自体は特にこれから地域割りをして全区的に広げていくというような構想をつくっていくというよりは、この2地区の内容を踏まえた上で徐々に浸透させていく、そういった答弁があったかと思いますが、私自身、その答弁を伺って聞いて感じたことは、東京駅前地区というのは業務機能が集積をした地域で、晴海地区については、報告にありましたとおり住居地域ということで、ある意味では中央区の平均的なまちの姿ではないと思うんです。業務か住居か、どっちかに偏ったと。全体的な中央区のまちということを考えると、やはり商業、住居が混在をしたというまちが普通の中央区のまちのあり方だというふうに感じるわけですが、そういう意味では、そういったモデル地区を新たに加えて、平均的な形でこの構想を策定していくのも今後考えていく必要があるのかなというふうに考えるんですが、この点について御意見をお聞かせいただければと思います。

 それから、あわせて、特に東京駅前地区なんですが、ここはいわゆる業務系の機能が集積した地域であるということから、業務系の地域に見合ったエコタウン構想を策定していくということで、先ほど開発のやりとり等、いろいろありましたけれども、この構想の策定に当たっては、ワークショップ、地域の区民の方々を中心として、この構想策定を進めていくというような状況の中で、実際このエコタウン構想、東京駅前地区のワークショップのメンバーを拝見すると、やはり連合町会、商店街連合会ということで、事業者として入っているのは東京電力、東京ガスだけであって、実際この地域のほとんどを占める業務系、民間事業者がこのワークショップに参画していないというのが実態だと思います。確かに、晴海地区と比較しますと、この構想策定についてのアンケート調査も業務系を中心にサンプルを多くしてやっていますけれども、実際にはアンケートの回収率が22%しかない。こういった状況を見ますと、本当に業務系の方、事業者を中心とした、この地域に見合ったエコタウン構想が果たして策定できるのかなというような思いもあるわけですが、その点についてお考えをお聞かせいただければと思います。

○柳沼副参事(計画調整・特命担当)
 エコタウン構想、業務系、住居系というのは、中央区の平均的なまちの姿ではないので、混在しているのが中央区の平均的な姿なので、そこでエコタウン構想というものをつくるべきではないかという委員の御意見だったかと思うんですけれども、まず東京駅前地区と晴海地区というのは、それぞれ問題というか、課題が多いところだと考えておりまして、東京駅前地区はやはり企業が集積して顔となる地域だと考えています。晴海地区というのは未利用地があって、これから開発できる可能性がある。そこをとらえて2地区のモデル地区を設定したというのは、すごく意味があると考えておりまして、そこで進めていたノウハウを培って混在地域に広げることもできるのではないかなと考えております。

 こういった地域の構想の策定というのはどうなのかという御意見をいただいて、私自身非常にうれしいんですけれども、象徴的な地区割りといいますか、そういうところも考えなければなりませんし、今後、委員の御意見を参考に、どのように広めていけるのか、2地区以外にどのように広められる手法があるのかという中で、新たにそういった地域の構想を打ち立てていくというのも一つの手法と考えて、参考まで、今後広めるに当たっての手法の一つとして御意見を賜りたいと考えております。

 東京駅前のワークショップの参加に企業がないではないか、主体となる企業の数が少ないではないかという話だと思うんですけれども、実際、京橋三丁目のエリアの開発に当たっては、非常に環境に対する取り組みも既にやっていこうという機運が出ていますので、エコタウンについてもそういった企業さんを相手に御説明をして、今後検討していく取り組みにぜひ参加していただくようにお声がけをしていきたいと考えています。

 以上です。

○石島委員
 東京駅前地区は問題を内包している地域であると。晴海地区については未利用地が多いと。ある意味では、繰り返しになりますけれども、やはり中央区の平均的なまちの姿ではないというのは御理解をいただいていると思いますので、今後、双方での実績等を踏まえて平均的なところに取り入れをしていくのがいいのか、あるいはやはり平均的なまちのスタイルのところにこういった同じようなモデル地区をつくって、そこで検証を深めていくほうがいいのかというと、私はどちらかというと後者のほうだというふうに思っていますので、そういう意味では、これは特別なモデル地区だけということではなくて、中央区全体のエコタウン構想をどうしようかというのが最終的な目的であるというふうに思っていますので、そういったことを踏まえて、今後この構想の実現に向けては努力をしていただきたいというふうに思います。

 それから、企業の参加についてなんですが、特に晴海地区は未利用地が多いということで大規模開発が今後さらに想定をされると。東京駅前地区におきましても、進行中の大規模開発であるとか、これから開発をしようということで、いろいろな構想があるわけです。そんな中で、やはり大規模事業所の協力というのは絶対不可欠だと思うんです。当然、ワークショップを中心として、皆さんがいろんな環境に対して問題点を話し合いながら、その形を積み上げていくということは必要ですけれども、やはりそれだけでは不足してくる部分がある。

 例えば、先ほどもお話がありましたけれども、東日本大震災が発生してから、やはりエネルギー政策そのものを見直さなくてはいけないということで、実際、丸の内のほうでは自律分散型電源の導入とか、エネルギーの受給のコントロールをしようと。東京都においては、それこそ大規模事業所の排出量の総量義務化ですか、そんなことをやっていこうということで、今、動き出しているわけですから、当然、丸の内側と八重洲側とを比べれば、まちのあり方自体が違いますけれども、今回の構想自体が短期、中期、長期と3段階に分けて構想を立てていると。中期とか長期的視野においては、そこら辺のことも、いろいろな開発の動向なども踏まえながら、当然、区のほうで業務の集中している地域については誘導していく必要もあると思いますし、逆に、ワークショップ等を通じて皆さんの協力を仰いでいくという必要があるかと思いますけれども、この点について御意見をお聞かせください。

○宮本環境土木部長
 東京駅前地区について、事業系という形で取り組んでございますけれども、なかなか事業の方々のアンケート調査を見ても、それぞれ環境活動をしていただいているところもありますけれども、協力の度合いが少し低かったところがございます。先ほども副参事が答弁いたしましたように、今後におきましては、京橋三丁目に環境情報ステーションができますので、そういうものを通じて、当然、企業の方々は省エネあるいは創エネにしっかりと取り組んでいこうという機運が3・11以降できておりますので、そういうものを通じて働きかけるとともに、私どもにおきましても、京橋三丁目に、来年になりますけれども、環境情報ステーションを開設するとかございますので、環境行動計画の中で環境区民会議というのを立ち上げてございまして、それを積極的に展開することによりまして、特に東京駅前あたりの企業の方々、大企業の方々に参加していただきながら、環境問題について考えていただきながら、省エネとか、そういった取り組みをしっかりしていただくように、これから積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○石島委員
 了解しました。

 いずれにしましても、いろいろやりとりがありましたけれども、エコタウン構想を実現していくためには、やはり事業者の協力なしには、できない部分が多々ありますので、そういった意味では再開発等を通じて、当然、関係事業者に協力をいただく、あるいは小規模事業者等にも積極的に参画をしていただくような仕組みをつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 それでは、次に、女川町の瓦れきの件でお尋ねをさせていただきたいと思います。

 私も、まちづくり協議会そして住民説明会に参加させていただく中で、おおむねほかの参加者も非常に積極的にこの受け入れについては評価をしてくれたというふうに思っています。放射能に対しての心配がなかったかというと、そういった意味では、そういった心配の質問もありましたけれども、やはり清掃一組のほうも中央区のほうもきちっと今回は説明をしてくださって、それなりに科学的にこれはきちっと御理解をいただいたのではないかというふうに思っているんですが、その中で、説明を聞いていてわからなかったところがあるんですが、確認を含めてなんですけれども、焼却炉での災害瓦れきの受け入れの焼却は、ごみの全体の10%焼却するということで話をしたと思うんですけれども、清掃一組の中で今後、搬入計画、長期的なものは月間の受け入れ計画が前月の20日前でしたか、細かなものは前週の金曜日に立てて、翌週の搬入計画を立てるという話でしたけれども、その中で中央区にどのぐらいの災害瓦れき受け入れを予定していますかという質疑の中で、これからの搬入計画を立てた中で数字は明らかになってくるけれども、中央清掃工場は600トンだから60トンですよという説明を清掃一組の方がされていたと思うんですけれども、通常、フル稼働して600トンの話ですから、混入率が10%ということになると、当然、混入量に見合った搬入をして、そこで焼却をしていくと。また、焼却予定以上の瓦れきが搬入された場合は、当然それをどこかにストックしておくという話になるかと思うですが、そこら辺の関係をいま一度教えていただきたいというふうに思います。

○園田中央清掃事務所長
 女川町からの災害廃棄物については、委員おっしゃるとおり10%を混入して通常の焼却分と一緒に焼却するということに決められています。現地から出発する1日当たりの災害瓦れきは150トンがマックスですが、現地の作業の進行状況とかにもよるので、それから輸送するコンテナがまだ製作段階で、今、どんどんつくっている状況なので、それが全部整ったときに1日150トン送り出すこともできる、受け入れることもできるという状況にあります。なので、当初は1日当たり150トンはちょっと無理な状況です。

 それから、中央清掃工場においては、1日600トンを焼却することができるんですけれども、おっしゃるとおり1日マックスで600トンで、バンカーに入れる量の調整は全部、清掃一組がコントロールをしています。通常の作業計画に基づいて中央清掃事務所が搬入する分、それから許可業者が搬入する分、そういったものを総体的に全部コントロールしているのが清掃一組なんですが、19清掃工場の中でそれぞれオーバーホールもあり、それから中間点検もあり、そういったことを全部調整しながら、きょうはここの清掃工場に入れる、来週はここに入れるというコントロールをすることになります。よろしいでしょうか。

○石島委員
 そうすると、燃やす量の10%というのは、清掃一組のほうで一般収集したものと廃棄物業者が持ち込んだもの、その総量の10%を事前に搬出する段階で数値がわかっていて、それに見合った10%をそれぞれの清掃工場に持ってくると。だから、清掃工場のどこかにストックをしておくというわけではないという解釈でよろしいんですか。

○園田中央清掃事務所長
 ストックはしません。1つのコンテナにおよそ4トンから5トンと言っていますが、約4トン入るコンテナが来ます。清掃一組のほうでは清掃工場のバンカーに今どれぐらいの量が入っているかということを把握していますので、現地から輸送されるときに鉄道貨物に着いたときに、その何コンテナを中央清掃工場に、何コンテナを品川清掃工場にとか、そういう調整を、コントロールをするということで、平地にコンテナを置くということはありません。即、焼却炉に、バンカーに入れるということになっています。

 以上です。

○石島委員
 そうすると、もう一回確認ですけれども、バンカー内に残っているごみの総量は、清掃一組のほうが把握をしていると。その総量に応じて1コンテナ4トンほどの災害瓦れきをトラックで搬入をしてきて、そこで10%の範囲で混在をさせて焼却をすると。そういうことでいいわけですね。わかりました。ありがとうございます。

 それから、もう一点なんですが、説明会の中で、どこの説明会でも話が出ていたと思うんですけれども、焼却の状況等の放射能の、そういったものは清掃一組のホームページで随時公表していくという説明の中で、やはりホームページを見られる環境の方ばかりではないので、具体的にはペーパーベースでの公開の要求等がありまして、それも今後、検討されていくという答弁をされていましたが、そこら辺は今後どういう方針でいらっしゃるのか、お聞かせをいただければと思います。

○園田中央清掃事務所長
 まちづくり協議会や説明会でも、そのような要望がありましたので、一番最初の搬入については、モニタリングをやるために2週間連続で入れるので、その結果を区のおしらせを使って、こういうデータでしたということを公表したいというふうに考えています。

○石島委員
 では、その後の中央清掃工場で燃やしたものは、ずっと随時、区の報告でお知らせをしていく、そういう方向でいいか。

○園田中央清掃事務所長
 当初の2週間は、データをとるために継続的に入れることが約束されていますが、その後は、先ほど申し上げた搬入調整で、きょうは入るけれども、あしたは入らないとかいうことも起こり得るので、それをその都度お知らせするということは、区のおしらせのスケジュールで非常に困難かと思われます。

○石島委員
 そうすると、当初の2週間連続投入の分については、区のおしらせで広報するけれども、それ以外の搬入調整で断続的に入ってくるものについては、特に区のほうがペーパーベースで公表することはなくて、清掃一組のホームページと、そういう解釈でよろしいでしょうか。

○園田中央清掃事務所長
 異変があれば別ですけれども、異変がないということを前提に、そのように考えています。

○石島委員
 よく理解できました。そこら辺は、本当に要望事項として、どこの会でも出たことですから、今後どういった形でまた出てくるかわかりませんが、可能である限り臨機応変に対応していただきたいというふうに思います。

 終わります。

○礒野委員長
 それでは、次に、議題に移らせていただきます。環境保全及び建設行政の調査について、質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。

○河井委員
 1点だけ質問させていただきたいんですけれども、10月18日に佃のまちづくり協議会で報告のあった川俣正・東京インプログレスについてなんですけれども、まち協のときに非常にたくさん御意見が出て、その後、何か若干計画が変わったかのようなお話を伺っておったんですけれども、それについての近隣住民への周知の方法についてどのようにされているかなどの経緯をお知らせいただけたらと思います。

 お願いします。

○吉田副区長
 佃のまちづくり協議会の後、そのときの経過でも、町会レベルの町の代表の方々は趣旨に賛成なので、一応これについてはもう賛成するから具体的な協議については、パリ広場を取り囲む団地の自治会のほうと協議をしていただきたいという御要請であったので、そういうレベルで協議、調整をさせていただいておるところでございます。実際のところは、こういうふうに積み上げた形の形状のものを、風に飛んでしまうとか、いろいろ懸念を示されたり、お子様のけがのもとであるというような懸念も示されたりしましたので、形状を大胆に芸術家さんがお変えになったようでございまして、今、それらの絵と、それからパリ広場の取り合いについての最終の調整をさせていただいておりますので、そこら辺については、早急に御報告をさせていただくようにしたいと思っております。

○河井委員
 話のほうが進みましたら、委員会のほうに御報告いただきたいですし、また住民の皆様への周知も図っていただきたいと思います。

 以上で終わります。

○礒野委員長
 ほかに質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 それでは、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 それでは、本日の環境建設委員会を終了させていただきます。

 ありがとうございました。

(午後4時17分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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