平成24年 少子高齢化対策特別委員会(9月14日)
1.開会日時
平成24年9月14日(金)
午後1時30分 開会
午後2時45分 閉会
2.開会場所
第二委員会室
3.出席者
(8人)
委員長 小栗 智恵子
副委員長 高橋 伸治
委員 増渕 一孝
委員 染谷 眞人
委員 富永 一
委員 墨谷 浩一
委員 青木 かの
議長 石田 英朗
4.出席説明員
(13人)
小泉副区長
齊藤教育長
平林福祉保健部長
古田島福祉保健部管理課長
来島子育て支援課長
田中子ども家庭支援センター所長
小倉高齢者施策推進室長
小林高齢者福祉課長
吉田介護保険課長
和田保健所長
尾本健康推進課長
新治教育委員会次長
林学務課長
5.議会局職員
荻原議事係長
渡邊書記
武藤書記
6.議題
- 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること
(午後1時30分 開会)
○小栗委員長
ただいまより少子高齢化対策特別委員会を開会いたします。
本日、区長は公務のため欠席いたしますので、御了承願います。
議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり理事者報告に対する質問とあわせて行いますので、よろしくお願いします。
初めに、理事者報告を願います。
○平林福祉保健部長
1 京橋こども園の設置及び指定管理者候補事業者の公募について(資料1)
2 八丁堀保育園指定管理者候補事業者の公募について(資料2)
3 中央区子どもの医療費の助成に関する条例等の規定整備について(資料3)
4 新川児童館指定管理者候補事業者の公募について(資料4)
○小倉高齢者施策推進室長
5 定期巡回・随時対応型訪問介護看護の実施について(資料5)
以上5件報告
○小栗委員長
理事者報告が終わりました。
発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時48分です。自民党さん76分、公明党さん34分、日本共産党さん34分、みんなの党さんが34分となります。
それでは、質疑に入ります。
発言をお願いします。
○増渕委員
きょうは区長さんがいらっしゃらないので、70歳就労社会の実現について、区長が提唱されていることをもうちょっと掘り下げて質問させていただこうと思っていたんですけれども、残念でございます。
今、私が区民の方から相談を受けます、おいしいものとか買い物とか何とかランキングとやっているんですけれども、私が相談を受けるランキングで一番多いのが、はっきり申し上げまして70歳以上の方の就労社会。その相談を受けるときに、区のほうではすばらしい事業をやっておりますと。これはシルバー人材センターとシルバーワーク中央でございますけれども、まずお聞きするのは、大変事務的なお話で申しわけないんですけれども、1カ月どの程度の収入を得たいのでしょうかと、まずそこからお聞きしております。はっきり申し上げまして、シルバー人材センターの役割というのは仕事を通して生きがいづくり、何を求めるか、70歳からでも働いてみようという意識ですね。そこの中から生きがいを見つけてくださいという事業だというふうに私は解釈しております。
最近の例なんですけれども、66歳の方、一流会社にお勤めで65歳まで再雇用されていまして、シルバー人材センターに行かれました。登録されました。その方の希望された月収が、はっきり申し上げまして15万円から20万円ということでございました。これはどう考えてもシルバー人材センターのほうでは、そういう仕事が幾つあるか、多分ないだろうなということで、シルバーワーク中央のほうに行ってみたらどうですかと。まことに幸運というか、キャッチしまして、シルバーワーク中央のほうで今、月収15万円の仕事について働いておられます。京華スクエアの中にそういった、一つはハローワークの出店というふうに私は紹介しているんですけれども、実に連携のとれた、いいシステムになっているなと感心しているところでございます。
そこまでは感心しているんですけれども、これから質問に入っていくんですが、この前、福祉保健委員会で資料として出ましたシルバー人材センターの運営状況について、ちょっと細かいんですけれども、お聞きしたいと思います。
公益社団法人へ移行となりまして、事業の公益性及び運営の公正・公平性が強く求められていると。この前段がございまして、後ろのほうに、特に家庭を含めた民間からの受託が毎年大幅な増加をみせているのは、シルバー人材センターが“地域の方々の役に立つ存在”として認知されてきた云々、ここははっきりとわかります。そして、その下のほうに、就業希望者全員を対象とした接遇研修、それから就業の適正化・公平化を図るため、長期継続業務に係る就業者の公募制、就業年限の設定・交替制の導入など、新たな仕組みとございます。まず、これについてお伺いいたしたいと思います。
今申し上げました接遇研修、それから長期継続云々、公募制、就業年限の設定・交替制の導入、これは公益社団法人へ移行に伴う新たな仕組みとなったということで理解していいのか。申しわけないんですけれども、一つ一つ、できれば簡単に御説明を願いたい。
それから、家庭を含めた民間という記載ございますけれども、この家庭というのは仕事の受託ですよね。その内容を、おわかりの中の範囲でお教え願いたいと思います。
それから、裏面の平成24年度の課題・重点項目の中にございます業績の急激な伸長により、苦情など種々のトラブルが増加とあります。これも本当に少しの例で結構なんですけれども、一番顕著なトラブルの例がわかれば教えていただきたいと思います。
それから、これが一番問題なんですけれども、3カ月ルールの徹底、これをわかりやすく御説明願いたいと思います。
○小林高齢者福祉課長
公益法人化、平成23年度になったわけなんですけれども、特に公益法人化した中では、やはり公平性、仕事の就業等、偏りなく、すべての会員の方に仕事が行くような形にする、この部分は、まさに公益法人化していく中で必要となっている部分です。
そのほか、接遇研修ですけれども、こちらは必ずしも公益化に伴ってということではないんですけれども、トラブルの部分ともかかわってくるわけですけれども、やはり業務をやっていく中でトラブル等をなくしていこうと。そのトラブルの中には、やはり区民の方への接遇上の問題とか態度とか応対とか、そういったものも多々ございますので、そういった意味からやっているものでございます。
それから、家庭の仕事につきましては、例えばふすま張りであったり、あるいはちょっとした家事援助、こういったものが中心になっているというふうに聞いております。
それから、3カ月ルールのお話をさせていただきますけれども、こちらのほうは、適正化を行っていく中で、これまでともすると一回ある仕事に従事すると、同一業務に10年以上ついているような状態もございました。こういった中では、新規に会員になられた方がなかなか仕事につけないというような状況もございました。そういった中で、公益法人化した中で公平性を保つ仕組みをつくっていこうということで行われていたものなんですけれども、基本的には1つの仕事について原則3カ月という形にして、特に支障がなければ1年そのまま継続できると。さらに、そのままうまくいければ3年は同じ仕事につけるといったような仕組みになっております。
それから、トラブルの例なんですけれども、これも先ほど申しましたが、先ほどの接遇研修を行っている理由にもなっています。やはり利用者の方との応対等、あるいは仕事をすっぽかしてしまったというようなこともなくはなかったんですけれども、そういったことを含めて苦情等が多少あったといったような状況になっております。
以上です。
○増渕委員
聞きたいことにお答えになっていないみたいなんですけれども、それでは具体的に聞きます。
よくわからないのが就業者の公募制、イメージがわかない。それから、就業年限の設定、これははっきり申し上げて、何歳以上の方はしばらく御遠慮願うと、このような聞き方のほうがいいのかなと。これは、はっきり言って私が言っているのではございません。区民の方々からの声でございます。
それから、家庭の受託がふすま張りとか、そういうのは結構なんですけれども、家事援助ということであると、社会福祉協議会の虹のサービスのほうとの連携をおとりになっているのかどうか、そこら辺をお伺いしたい。
それから、3カ月ルールは公益法人へなる前から行われていたものなのか、公益法人へ移行されてから行われ始めたのか、この点の確認をお願いいたします。
○小林高齢者福祉課長
公募制につきましては、先ほどの3カ月ルールを今年度の4月から正式に動かしていくために、昨年の12月ぐらいから準備という形で始めております。こちらにつきましては、公募制というのは、会員の方々に第3希望まで、やりたい仕事について出していただいて、それを確認しながらいろいろと審査して、実際、仕事のほうについていただくといったような仕組みになっております。
それから、就業年限で、実は現状で80歳以上の方につきまして、炎天下で行う仕事であったり、寒い中で仕事を行う、こういったものもございますので、一つの区切りとして80歳に到達した方については、すべての仕事ができるというわけではなくて、やはり体調上余り問題がないようなもの、例えばリサイクル物品の回収であるとか、こういったものに限らせていただいているといったような状況がございます。
それから、家事の受託なんですけれども、虹のサービスと特に連携という形はとっておりませんので、こちらについては、会員にならなくても利用できるということで単発的なものであれば、こちらのほうが安くできるという部分もあるのかというふうに考えております。
それから、3カ月ルールにつきましては、先ほど申しましたようにことしの4月から正式に始めておりますので、公益法人になってからのルールという形になります。
○増渕委員
公募制については、これは私の想像するところなんですけれども、今度新規で箱崎町のリサイクルハウスかざぐるまがシルバー人材センターのほうに仕事をお願いして、多分このとき、区民の方から若干御相談というか、あったんです。その方は、はっきり申し上げて80歳は超えていらっしゃいました。そのとき、私は今、高齢者福祉課長がおっしゃったように、そこら辺のところは実によくわかるんですけれども、何でも事業というものはそうなんですけれども、こういう大幅な変更が行われるとき、やはり物すごく混乱が生じるんです。とりわけ、高齢者の方であると、3カ月ルールというのがよくわからない。
その一つの例を挙げますと、今現在66歳の女性なんですけれども、その方は月曜から金曜まで1日10時から3時までお仕事をなさって、今現在パートです。大体6万から7万円収入を得ていらっしゃるんです。ただ、66歳になったので、今現在の仕事場ももうそろそろ解雇されるかなということで、シルバー人材センターのほうに登録なさったんです。登録して数カ月たった時点で電話で、仕事が見つかりそうですよということで、喜んでいました。この3カ月ルールを聞いて、すごく不安になっちゃったんですね。今勤めている仕事先をやめて、この仕事につくと。そうすると、3カ月でやめて、また次の仕事を探さなきゃいけないのかなと。話をよく聞けば、よくわかる。通常であれば、3カ月間一生懸命その仕事を頑張れば、今、高齢者福祉課長がおっしゃったように継続、それから長期間雇用というふうにつながっていくんでしょうけれども、一つのことしかりで、その方に関しますと、物すごくシルバー人材センターに関して電話のやりとりに不信感を抱いたんですね。そのとき、なおかつ、あなたはこの仕事を今やろうという気にならないと、後ろで1,200名ぐらいの方が仕事を待っていらっしゃるよとおっしゃったんです。会員数から見たって、そういう単純なことではないでしょうけれども、1,200名待っていらっしゃると言われたと。そうすると、いや、この仕事を受けなきゃいけないのかというような気持ちにもなったんだと。だから、そのようなことがございました。
それで、はっきり申し上げまして、事業の大幅な変更と先ほど申し上げましたけれども、こういった例にあるとおり、今、大変シルバー人材センターの価値というのが、先ほどの文面にもあるとおり地域に認知された、地域の役に立つという事業である以上、今度は常務理事の佐藤マツ子さんの下にお1人強力なアシスタントをお入れになったようなことも書いてございます。これからそういった布陣でいかれるんでしょうけれども、今が一番大事です、この過渡期が。この過渡期を乗り切らないと、本当に不信感を持ったまま、シルバー人材センターそのものの存在が問われると私は思っているんですけれども、早急なるそのような区民との応対、そのほか、周知の徹底を改めてお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。
○小泉副区長
シルバー人材センターでございますけれども、これまで仕事を行政から、あるいは民間からなるべく多くとって会員さんにということで、そういった重点が置かれながら、ずっと今日まで来て、公益の社団になったことを契機として、今まで一部の方に長く仕事が割り当てられたり、その中でも、やはりなぜという不満もいろいろ渦巻いていた状況もあったということを聞いております。今回の公益の社団になるに当たって、やはり会員の方々に公平に、しかも御高齢の方々が多いわけで、やはり健康といった面にも十分配慮しながら、これは個人差が相当ございますけれども、そういう点に注意しながら、今回こういった3カ月ルールというようなことと同時に、公平にシルバー人材センターの趣旨を生かすようなことで、多くの方に仕事をやっていただく、そういう考え方で方向を歩み始めておりますので、この方向については、ある意味で今まで怠ってきた部分が若干あるんじゃないかというふうに思いますので、そういう意味では方向としては正しい方向に歩んでいるというふうに思います。
ただ、やはりこういう急激なルールの変わり目でございますので、丁寧にきちんとわかるように説明をということで、シルバー人材センターのほうには十分お願いをして、説明会等も開催を重ねたり、また一つの判断をしていただくにも委員会をつくって、公平に判断をしていくというような組織もつくって行っているところでございますので、この推移はきちんと見守ってまいりたいというふうに思いますけれども、十分にそういったお声があるということを、また管理者にも伝えて、きちんとした適正な、しかも納得してもらえるようなきちんとした説明をしながら、一歩ずつ変えていくという方向を歩んでもらうよう、指導をこちらとしてもしていきたいというふうに思いますので、いましばらくこういった推移をぜひ見守っていただきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○増渕委員
ありがとうございました。余り生々しい例を挙げて説明をするのは嫌だったんですけれども、一番わかりやすいかなと思って、させていただきました。
登録するには一回シルバー人材センターのほうに行って講習を受けなきゃいけない。その講習のときに、本当によくやってください。
それで、シルバー人材センターの役割というのは本当に変わってきたと思うんですよ。前は本当に生きがい、高齢者の生きがいということに重点を置けばよかったんですけれども、こういうような経済状態になってくると、そうも言っていられない部分がふえてきた。その谷間に入って、行政側が大変苦労をなさっていることはよくわかります。そのような中での無理なお願いですけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。
ただ、言葉一つ足りませんでしたけれども、若年層の雇用も絶対に大事です。我が会派はこれからあらゆる機会に、先輩議員ほか、質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
終わります。
○染谷委員
私は、資料1から順次質問させていただきたいと思います。
まず初めに、京橋こども園の設置及び指定管理者候補事業者の公募についてです。
まず、説明の中で建物の構造について確認したいんですけれども、5階建てで地下1階でということなんですけれども、特に延べ床面積が2,650平米、そのうち認定こども園が1,570平米なんですけれども、差の1,080平米は駐車場とか、その辺なんでしょうか。
それと、こちらは類型が保育所型ということで、こちらのこども園というのは幼児教育との兼ね合いがありますけれども、選定委員の中に教育委員会の指導室長がいらっしゃいますけれども、3歳から5歳のお子さんは保育と幼児教育、この時間帯は一緒に同時並行で兼ねるということでよろしいでしょうか、確認をしておきます。
○来島子育て支援課長
京橋二丁目の認定こども園ですけれども、認定こども園のほかに、先ほど言われたように駐車場の部分とか、あと地域の防災のための防災倉庫等が入っていますので、全部がこども園ということではないということでございます。
それと、短期時間保育のお子さんと長時間保育のお子さんなんですけれども、こども園においては同じ時間で同じ教育を受けるというような形で、短時間、長時間とこの表では分かれているんですけれども、実際のところは同じような形で、同じ教室の中で教育を受けるというような形で考えております。
以上です。
○染谷委員
ありがとうございました。
そうしますと、5階建ての中で実際にこども園としては何階から5階、どういうふうに設置するかわかりませんけれども、何しろお子さんをこちらのビル全体の中で保育と教育ということなんですけれども、駐車場43台もありますし、あと荷さばき場、これはこども園と直接関係なくて防災のためにある、もしくは区民のために貸し出すとか、指定管理者がこの駐車場も管理されるんでしょうか。
それと、先ほどの保育と幼児教育です。
2ページの子育て支援事業の中で一時預かり保育の実施なんですけれども、指定管理者を募集する際の応募要件とされるということです。保育園と幼稚園の事業はわかるんですけれども、一時的に預かるということは、例えば子ども家庭支援センター、私の記憶では一時保育の、例えば冠婚葬祭とか緊急に、保護者の方が病気になったとか入院されたとか、そういう場合でも利用することが可能なシステムにされるんでしょうか。
○来島子育て支援課長
まず、駐車場の件です。
こちらに関しては、先ほど説明がありましたようにA棟、B棟、すべて合わせて清水建設の本社ビルと子育て支援施設をあわせて附置義務駐車場というのを用意していかなければならないんですけれども、A棟、B棟、すべてあわせた部分の数として、こちらの子育て支援施設のほうの駐車場も入っているというような形です。基本的には、清水建設のほうで管理するような形というふうに考えております。
続きまして、一時預かり保育の件です。
こちらに関しましては、まず、こども園の機能としては、先ほど申し上げましたように短時間保育、長時間保育といって保育と幼稚園をあわせた機能ということなんですけれども、それとは別に子育て支援機能というものをやっていかなければならないということが決まっておりまして、こちらに関しては、その中で一時預かり保育とか相談支援事業とか、それから地域の子育ての支援に関する情報提供とか、そういったことをやっていくような形になります。その中で、非常にニーズの高い一時預かり保育を実施していただくというようなことを考えています。
今のところ、緊急の預かり事業等については、自主事業という形で進めておりまして、事業者の提案等を受けていかなければならないので、その辺をよく提案等も聞きながら進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○染谷委員
説明ありがとうございます。
駐車場の件については、清水建設さんが管理されるということで、理解することができました。
それと、先ほどの一時預かり保育のほうです。
特に、表題の目的及び経過の中に、全ての子育て世帯を対象とした一時預かり保育などの子育て支援事業を実施するためと、ここにうたっていますけれども、そうなると、中央区全体ということで考えていいのかなというふうに思います。
また、区民の方というか、例えば私は箱崎町なんですが、箱崎町にお住まいの方が京橋地区のこども園に普通の幼児教育でお願いするということをした場合に、職場が近くの方が中心になるんですけれども、そのニーズというのが長時間保育の中の3歳児から5歳児まで12名とか、また短時間2名となっていますけれども、どちらかというと区に在住の方が基本だと思いますけれども、子育て世帯対象ということで、例えば選定するときに、第1回選定委員会での選定基準の検討のほかに一時保育も、できるかできないかはちょっとわからないですが、できない可能性もあるというふうに考えたほうがよろしいんでしょうか。
○来島子育て支援課長
まず、長時間、短時間の先ほど定員を言われたんですけれども、こちらに関しては、要は認可保育所ということで、まず認可保育所ベースのこども園ということになります。それと、一時預かり保育のほうは、委員言われたとおり、京橋こども園に入っていない方を対象に、全地域でもって入所することが可能と。特に、京橋地域、ここの場所については比較的他の地域からも利用しやすい場所というふうに考えていますので、こちらについては全地域でもってやっていくというふうに考えております。
それと、募集する際に要件として出しますので、基本的には、まず一時預かりで見ていると、やらないところが逆に少ないような状況ですので、この辺はニーズが高いというところもあって、そういったところはまずないのではないかというふうに考えております。
以上です。
○染谷委員
御説明いただき、ありがとうございました。理解することができました。
ただ、地元の日本橋地区のある老舗の経営者の方なんですけれども、これは以前、お話だけだったんですけれども、参考に、例えば区民以外の方は、例えば他区から日本橋地区、京橋地区にお勤めの方が、長年勤めていた優秀な社員の方、女性の方なんですけれども、その方が御結婚されて、お子さんが生まれまして、通いたいんだけれども、どうしてもお預けする場所がなかなかなくて、地元のほうでということなんです。ただ、企業の中ではその人材の方がそのまま地元にお預けして、また会社のほうに出勤していただければ一番ありがたいんですけれども、どうしても御家族の事情でお子さんを中心に考えた場合、会社の近くに預かる場所があればということで退職されたんです。ただ、そういう方が結構、日本橋は、居住する方は年々ふえていますけれども、企業のほうはそういう優秀な人材を、お子さんを育てる環境のもとで、どうしても退職するということで、企業にとっても残念なんですが、そういうニーズ、そういうことがございました。
ただ、今回、中央区の住民も仕事をしながらお子さんを育てる、区民のための施設ですので、京橋地区にこども園ができることで本当に大変期待しております。
次の質問に参ります。
次は、資料3の子どもの医療費の助成に関する条例等の規定整備です。
障害児通所支援の創設等ということで、今までの通所サービスが都から区へ変更されて、利用されるということらしいんですけれども、例えば相談支援とかを引き受けて、行政が行うということで、先ほどの説明では区民に影響はないということなんですけれども、その業務自体は今までと同じようにされるのか、それとも決定することによって若干何か違いがあるのでしょうか。
それと、あと資料4の新川児童館の件です。
今度、日曜日も開館するということで、地域にとって大変ありがたいことだと思うんですが、特に私の認識だと面積が広くなるということで、先ほど面積が4倍強になるということなんですけれども、多目的ホールが使えるということで聞いています。ただ、小学校の屋上広場とか、その辺も利用することはできるのでしょうか。
○平林福祉保健部長
子ども医療費の関係でございます。
今回のつなぎ法の中で障害者という定義の中で児童の部分についても児童福祉法に規定をしましょう、それ以外の障害者、18歳以上の者については障害者総合支援法のほうに規定をしますということで、児童とはっきり分けたというだけでございまして、基本的なサービスの体系は変わらない。今回の条例に関しましても、医療費に関する条例ですので、この規定のこれに該当する場合はという、その例示の条文でございますので、実質、区民に対して影響はないし、障害者のサービスについても基本的には児童と分かれたということで御理解をいただければというふうに思います。
○田中子ども家庭支援センター所長
新川児童館につきましての質問にお答えします。
まず、日曜開館についてでございますが、日曜日につきましては、私ども子ども家庭支援センターのほうにもあかちゃん天国がございますが、最近、日曜日にお父さんと一緒にお子さんが利用する例が非常にふえております。今回、新川児童館、規模の拡大とあわせまして、乳幼児のスペースを充実しまして、あかちゃん天国も設置する予定でおりますので、そういった方々に広く御利用いただければと思いまして、日曜日開館という形を考えております。
それから、多目的ホールを設置しまして、ミニバスケットボール等ができるようなスペースを児童館の中に独自に設けさせていただいております。学校とのスペースの共用につきましては、児童館が学区域ということではなくて全区対応であるということ、それからゼロ歳から18歳までのお子さんが使うということで、学校との管理上の問題もあるということから、基本的には児童館の中で完結するようなことを考えておりますが、ただ、学校との交流というのは、開設後、調整をしながら行っていきたいというふうに考えているところです。
以上です。
○染谷委員
御説明ありがとうございます。
まず、障害児、種別に分かれているということで、理解することができました。ありがとうございます。
次に、先ほどの新川児童館です。
あかちゃん天国がその中心になっていくのかなと思いますけれども、例えばこの施設、日曜日は機械警備なのか、その辺、児童館のときだけ管理するんでしょうか。普通の月曜日から土曜日までは別なんでしょうか。その辺を確認させていただきたいと思います。
○田中子ども家庭支援センター所長
今回、明正小学校と新川児童館の複合施設につきましては、まず建物は一体になっているんですけれども、入り口部分を小学校、幼稚園の入り口と児童館の入り口を明確に区分けしてございまして、児童館のほうにつきましては、日曜日まで開館するということですので、すべて職員を配置して管理を行うというふうに考えております。
以上です。
○染谷委員
理解することができました。
ただ、平日、月曜から土曜日までたしかプレディが予定されていたんじゃないかなと思うんですが、その辺の影響はないのでございましょうか。
それと、もう一つ、資料5の、まずサービス利用が2社から選択することはできるんでしょうか。例えば、8月28日、ケアマネジャーさんに説明会を実施されたということなんですけれども、それに対して9月21日に区のおしらせも出るようですけれども、それに対してのマネジャーさんからのアドバイスとか体制とか、その辺は順調に進んでいらっしゃるんでしょうか。
○新治教育委員会次長
新しい明正小学校の中にはプレディのスペースも確保するように設計されております。当然、プレディにつきましては、土曜日も運営しているところでございますので、こちらについての警備体制につきましては、委託等の中で的確に子どもたちが利用できるような人的配置等もお願いし、またプレディ自体の運営の事業者にもそのような体制をとっていただくことで、学校の中で支障なくプレディが運営できるように考えてまいりたいと思っております。現に、9校で運営している中では、もう機械警備等が入っている学校もありますので、その中でも現在も支障なくプレディが運営されているということでございますので、同様に対応してまいります。
○吉田介護保険課長
定期巡回・随時対応型訪問介護看護でございます。
2つの事業者が申請を行っておりまして、こちらの指定を行った際、利用者の方の御希望をお聞きいたしまして、どちらの事業所にするかということはケアマネジャーと相談しつつ決定していくことができます。
また、ケアマネジャーについての周知でございますが、説明会には44名のケアマネジャーが参加いたしました。欠席した事業者につきましては、研修の資料をお送りいたしまして、同じように周知を図っているところでございます。
以上でございます。
○染谷委員
先ほどのプレディと学童クラブ、両方併設されるということで、ただ、利用する区民から見れば便利かなというふうに思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
それと、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の件なんですけれども、大変これからの介護保険の中で、私も一時介護にかかわったことで、システムが本当にこれから大変必要かなというふうに感じておりまして、大変期待しております。特に、連携型ということなんですけれども、私もグラフィスさんと中央区佃高齢者介護福祉サービスさんに期待しつつ、ぜひとも成功していただきたいと思います。
では、私からの質問を終わります。
○富永委員
シルバー人材センターについてもう少しお聞きしたいんですけれども、行政からシルバー人材センターに依頼しているお仕事の内容と、民間から派遣を依頼されている主なお仕事の内容というのをお教えいただきたいんですが。
○小林高齢者福祉課長
区におきましては、現在、委託の中でもシルバー人材センターでできるものがあれば、極力そちらのほうに回していただきたいということで、各所管にお願いしながらやっているところでございます。大きな事業の中では、例えば放置自転車の管理だったり、あるいはリサイクルハウスの運営、こういったものが大きなもので、そのほかに小さい業務としては、封筒への封入・封緘業務、こういった細かいものから大きいものまで、できる限りやらせていただいているといったような状況がございます。
それから、民間のほうなんですけれども、こちらにつきましては、例えば駐車場の管理であったりとか、調理に関するものであったり、スーパーに係るような業務、こちらも多岐にわたっているように聞いているところでございます。
以上でございます。
○富永委員
今お答えにありました放置自転車のことを、毎日私もまちの中を走りながら見るんですけれども、そこに駐輪場として定められている場所であれば、例えばそこをきちんと自転車を整理して歩いたりとか、暑い中とかお天気が悪い中、大変ですけれども、簡単な業務につかれる場合にはいいと思うんですけれども、放置禁止区域や何かのところによくシルバー人材センターの方を見るんですけれども、そこにとめる人に対してなかなか強く言えない場面があったりというのを見かける中で、禁止区域に何で人間を派遣するかといったら、やはりきちんと、だめなものはだめというようなところを徹底するために多分置かれていると思うので、そういうような中で、シルバー人材センターの方をそこに配置されるのであれば、割としっかりした、まだ体力の残っている方とか、その場にふさわしいような人を配置していただいて、ちょっとでも放置自転車が減るような方向に働いてもらわないと、せっかくシルバー人材センターの方がそこでお仕事をされていても、ただ自転車を整然と並べているだけでは放置の問題もなかなかなくならないんじゃないかなと、日常のまちの中を見ていて感じたものですから。
あと、私がたまに行くゴルフ場などで、おふろ場を管理しているおじさんが、ちゃんとシルバーという腕章を巻いているので、シルバー人材センターの方ですかと言ったら、そうなんですと言って、やはり目に見えるところでシルバー人材センターの方が活躍されているというのを、こういう仕事についているから目につくのかもしれないけれども、多分まちのあちらこちらでそうやってきちんと、楽しみながらシルバー人材センターに登録してよかったなと思って働いている方の姿が見れるということは、今後もっとふえていくべきだと思います。
また、観光の話などもありますけれども、せっかく中央区で長い間御苦労されている方々というのは、この土地の歴史とか今までの流れというのを、やはり知識と経験の中で、物すごくある方が多いと思うので、それらをまた観光に生かせるような何かシステム、よく地方へ行くと、例えばお城の中の観光ガイドというのはその土地のお年寄りの方々がTシャツとか帽子をかぶってガイドしてくれたりするのをよく見かけるので、中央区の中でも、例えば銀座のエリアだったら、そこに住まわれた方が銀座の歴史などをうまく観光の方にガイドできるとか、人形町でも日本橋でも月島でもみんな同じなんですけれども、そういうところでももっと今後、商工観光の立場と一緒になって、お年寄りがそういうところで活躍できると、もっとお年寄りの方が楽しみながら毎日を過ごせるかなと思います。
それを要望させてもらいまして、終わります。よろしくお願いします。
○墨谷委員
私のほうから、資料5から大きく2点質問させていただきたいと思います。
1点目は、概要についてでございますが、要介護者の在宅介護を支えるための取り組みとして、本年より開始される事業です。最近、いろいろなところに電話をしていて気がついたことがありまして、少しお待ちくださいとか、また、わからないことがあると営業から折り返し電話させますというようなことが何回かありました。この中で24時間通報対応のオペレーターと書いてありますが、24時間ということなので、当然何かの専門性がないと対応ができないと思うんですけれども、その辺について、オペレーターという方はどういう方が対応されるのか教えていただければと思います。
○吉田介護保険課長
こちらのオペレーターは、在宅版のナースコールのようなものでございまして、在宅の方から24時間通報を受けまして、その方の基本情報ですとか緊急時の対応、過去の経緯などを確認しながらコール内容を的確に判断して、必要に応じてヘルパーの訪問介護や看護師等の対応の相談を行うということで、かなり重要な役割となっております。
こちらの資格要件といたしましては、医師、保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士等の有資格者ということになってございます。
以上でございます。
○墨谷委員
ありがとうございます。安心しました。しっかりとした、そういった方々がついているということで、何かオペレーターと聞いたので心配して質問させていただきました。
続きまして、区民等への周知ということで、周知というのはいろいろ大変御苦労がたくさんあると思います。
8月28日にケアマネジャーへの説明会の開催ということで説明があったと思います。また、私も先般、ひとり暮らしの認知症のお父さんを抱える娘さんからいろいろと御相談事をいただきまして、お父さんが1人で暮らしていて、火をつけっ放しでやかんを焦がしちゃったとか、火事になったら地域の方に顔向けもできないというような御相談でした。ケアマネジャーさんにも御相談はしているんですけれども、一向に対応がされないので、心配で私に連絡をいただいたんです。結論から言うと、この件については、その後すぐに対応していただきまして、問題は解決のほうに進んでいったんですけれども、このようにケアマネジャーさんというのはすごく大切なポジションにいらっしゃるんじゃないかなというふうに私は思っております。
ここで質問なんですけれども、ケアマネジャーさんというのは、対象者は本区内に何人ぐらいいらっしゃるのかと、今回、当然すべての方が参加して聞いていらっしゃればいいんですけれども、参加されていない方に対しての周知徹底等について教えていただきたいと思います。
○吉田介護保険課長
ケアマネジャーについてでございます。
ケアマネジャーが所属いたします居宅介護支援事業者につきましては、主に活動しているところが、現在、区内25カ所、区外16カ所、合計41カ所程度ございまして、ケアマネジャーの数といたしましては、60人前後で推移しているところでございます。
こちらの60人前後のうち、今回の説明会に参加いたしましたのが44人ということで、主に区内で活動しています事業所はほとんど参加いたしております。参加しなかった事業所につきましては、この説明会の資料等をお送りいたしまして、この新サービスが十分有効にケアプランの中に入れられて、利用できるようにということで周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。
○墨谷委員
ありがとうございます。
事業所が41カ所、大体60人前後のケアマネジャーがいらっしゃって、説明会には44人が参加したということで、しっかりとまた今後についても周知徹底について、されていると思いますが、漏れのないように要望して、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
以上です。
○青木委員
よろしくお願いします。
先日、福祉保健委員会のほうで質問させていただきましたので、きょうは議題ということでポリオの不活化ワクチンのことを1点だけお聞かせください。
9月1日以降、ポリオの不活化ワクチン、中央区でも導入になりまして、その接種状況といいますか、前回までの集団接種とは違い、個別接種ということになりましたので、対象者に対する告知も含めまして、今後の予定あるいは現在の実施状況などをお聞かせください。
○尾本健康推進課長
不活化ポリオワクチンでございますが、委員おっしゃられましたように9月1日から不活化ポリオの個別接種になっております。
この個別接種の実施に当たりましては、8月末に対象となりますお子様、御家庭に個別の接種票をお送りし、その中に保護者の皆様へお知らせ、それから医療機関名簿等を添えた中で、さまざまな注意事項を添えてお送りいたしております。特に、始まる当初は不足するのではないか等の心配がございましたので、慌てずに必要回数の接種を受けてくださいということをさまざまな機会に、この用紙も含めて御家庭に周知したところでございます。
また、各接種医療機関に対しましては、これも8月末でございますが、講習会、講演会、説明会を開きました。不活化ポリオワクチンの話に加えて四種混合ワクチンの話もありまして、四種混合に向けての打ち控え等がないように、あるいは先ほども申しましたが、初期に不足等の問題が起こるかもしれないけれども、十分量は確保されているということを厚生労働省が言っておるというようなことをお伝えし、安定して区民の皆様が安心して接種していただけるように、各医療機関にもお伝えしたところでございます。
各報道でも言われておりますが、今のところ、心配された初期の不足、混乱等はなく経過しております。保健所・保健センターへの特に混乱のための御相談等は、医療機関からも、それから区民からも、今のところ、来ていない状況でございます。全国的にも、比較的順調に進んでおるというふうに把握しております。
以上です。
○青木委員
私のところにもうちの子は不活化を接種することができましたというようなお礼といいますか、御報告もいただいております。そのことはお伝えしておきます。
生ワクチンの場合、費用が300円の2回接種だったのが、今回、不活化になりまして5,450円、しかも4回ということで、1人当たり2万円という大変高い費用がかかるということで、地方自治体もこれを捻出しなければいけないわけなんですが、今回の9月の補正予算で中央区の場合1億円が計上されておりますが、内訳など、わかりましたら教えてください。
○尾本健康推進課長
医療機関への委託料、それから種々の事務費等も含めまして1億321万円ほどの補正予算の予定をしております。
申しわけありません。すぐに内訳が出ませんので、後ほどお答えさせていただいてもよろしいでしょうか。
○青木委員
それでは、補正予算に係るということで、また企画総務委員会のほうでも機会があると思いますので、その中で、またうちの党からも質問させていただきます。
私が特にお聞きをしたいのが、今回1人当たり幾ら、そこに手数料が入りまして、事務手数料なども入り、そこにかけられる人数なんですけれども、対象者のうち何%とか。そこで、私が疑問に思っているのが、今回1本当たり5,450円で大変金額が高い。製造元のサノフィパスツールというところが、金額が高いことの理由に、先ほど御説明にもありました、間もなく四種混合に切りかわると。四種混合ワクチンが普及するまでの期間限定的な製品になるというのを理由に挙げております。あと、厚生労働省のほうでも平成24年、ことし8月以降に生まれるお子様に対しては三種混合プラス不活化ではなく、四種混合ワクチンの定期接種を予定しておりますとなっておりますので、その辺の、この不活化ワクチンを受ける子供の数をどの程度予想していらっしゃるのか。そして、その後、四種混合にどのように移行していくのか。金額が1億円という大きい金額ですので、その辺の内訳を、できましたら日本橋医師会、中央区医師会に支払われる委託料を含めまして教えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
○小栗委員長
今は答弁はなくてもいいんですね。
○青木委員
はい。後ほど内訳を出していただいて、質問については企画総務委員会のほうで。
○小栗委員長
では、その辺の準備をお願いしておきたいと思います。
それでは、議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小栗委員長
第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小栗委員長
それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、これをもちまして本日の少子高齢化対策特別委員会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
(午後2時45分 閉会)
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