平成24年 地域活性化対策特別委員会(2月16日)
1.開会日時
平成24年2月16日(木)
午後1時30分 開会
午後2時30分 閉会
2.開会場所
第二委員会室
3.出席者
(8人)
委員長 小栗 智恵子
副委員長 中嶋 ひろあき
委員 鈴木 久雄
委員 染谷 眞人
委員 富永 一
委員 堀田 弥生
委員 山本 理恵
議長 石田 英朗
4.出席説明員
(8人)
小泉副区長
斎藤企画部長
黒川企画財政課長
齋藤区民部長
鈴木文化・生涯学習課長
濱田地域振興課長
守谷商工観光課長
金平副参事(観光・文化振興・特命担当)
5.議会局職員
田中議会局長
横山議事係長
武藤書記
岡野書記
6.議題
- 地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関すること
(午後1時30分 開会)
○小栗委員長
ただいまより、地域活性化対策特別委員会を開会いたします。
本日、区長は公務のため、欠席いたします。
また、理事者報告の関係で文化・生涯学習課長及び区民部副参事が出席しますので、あわせて御了承願います。
議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり理事者報告に対する質問とあわせて行いますので、よろしくお願いします。
初めに、理事者報告をお願いします。
○齋藤区民部長
1 平成23年度中央区まちかど展示館の認定について(資料1)
2 平成23年度中央区文化事業助成対象事業の選定について(資料2)
3 中央区観光振興ビジョン2012(案)中間のまとめについて(資料3)
以上3件報告
○小栗委員長
ありがとうございました。
発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いします。ただいまの時刻は午後1時48分です。自民党さん76分、公明党さん34分、みんなの党さん34分、日本共産党さん34分となります。
それでは、質疑に入ります。
発言をお願いします。
○染谷委員
私から、資料1と資料2から質問させていただきたいと思います。
まず、中央区まちかど展示館、大変このような応募がありまして、本当にありがたく感じております。また、地域のすばらしい伝統的な技術といいますか、区外または区内の方も関心を持って施設を伺えるような仕組みづくり、本当に結構だなと。
ただ、私、この中で気になっているというか、これは仕方ないかなと思うんですけれども、どうしても営業時間というのが平日中心になっていまして、土日というか、ましてや日曜日や何かは難しいのかなと感じております。多分、事業をするに当たって、各展示館の経営者の方またスタッフの方、特別に人材を養成するわけになかなかいかないと思うんです。結局、土日が少ないということになると、もう少し平日に集中、でも、規模が小さいから、この辺でいいかなというふうに私も思うんですけれども、別に問題というわけではないんですけれども、ただ、施設の中を案内する方もしくは、よく博物館へ行くとテープ案内とかあるかと思うんですけれども、そういうことも考えることがあるのかどうか、お尋ねしたいなと思います。
例えば、店主が一軒一軒、最初のころは話とかいろいろとされると思うんですが、何人見えるかわからないんですけれども、せっかくこういう施設にいらしていただいたのに正確な情報が伝わらなければ、見るだけだとなかなかわかりづらい。また、今、携帯電話で情報ネットワークの中で、もう少しわかりやすい、何かダウンロードできる仕組みがあれば、いらした方が携帯を見て内容を確認するとか、そういうことができればなというふうに感じました。
あと、その中の下のほうの既に公開している中で、まずミズノプリンティングミュージアム、印刷機械の会社の番号8番は月曜から金曜日、予約制で、現在も予約制で開催していらっしゃるということで、多分、貴重品とかがあるので常時というわけではないと思うんですけれども、ただ、予約制というのは当日予約できるのか、数日前の予約なのか、その辺がわからないなと。もしもおわかりになれば、教えていただきたいなと思います。
それと、箱崎町、私も箱崎町の住民なんですけれども、大変すばらしいみこしなんです。ただ、ゆっくり見るに当たっても、どうしても道路幅が狭いところにありまして、最初から、できる範囲だったと思うんですけれども、許すことができるなら道路を、あそこは交通量はそんなに多いわけじゃないです。ただ、駐車場の出入りの車がありますので、余り飛び出すと問題なのかもしれないですけれども、何かその辺、今の倍といいますか、もう少し面積がとれれば。大勢の方はそんなに見えないと思うんですけれども、どうしても歩道の幅が狭いなというふうに感じています。
まして、屋内外でも結構年輩の方が、平日、関心を持って見学にいらっしゃる方が多いかと思います。そのときに見学者の専用のいすというのは難しいかと思うんですけれども、1人がけのいすを各施設に幾つか、常時しているところもあると思うんです。外の場合、特に箱崎もそうですけれども、簡単なベンチとか、中央区の森の間伐材でつくるようないすを設けていただくと、ゆっくりあそこで座りながら鑑賞できるかなというふうに思います。現状でも鑑賞はできるんですけれども、ただ、あそこは私も最初のころ、子供たちを連れて鑑賞していても、年配の方も、どうしてもお年寄りの方は足腰が弱いですので、せっかくの展示施設なのに、いらしても座るところがない、ましてやガードレールに座るわけにいかないんです。子供たちがあそこでガードレールに座ったこともありまして大変危険かなというふうに思っていますので、その辺、何か対策があれば教えていただきたいなと。
それと、番号が戻るんですけれども、1番の佃まちかど展示館、こちらのほうも同じような神輿で期待するんですけれども、ただ、今度公園ということで佃公園内に常時設立するということになると、町会内の面積とか位置とか、その辺は大体決まっていらっしゃるのかどうか、また、遊び場ということを考えたり防災上の問題とか、その辺に対して影響がないような施策をされていらっしゃるのか、その辺もお尋ねさせていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
○鈴木文化・生涯学習課長
まちかど展示館についてでございます。
現在のところ、申請をいただきまして、認定を行ったところでございます。今後、それぞれの展示管理者が整備をそれぞれ進めていく、そういった流れで今、進めているところでございます。
その中で、まず営業時間というお尋ねがございました。この中で、既存の店舗に協力いただきながら整備しているところについては、お店の中に整備を予定してございますので、基本としてはお店の営業時間が基本になってくるというところで協力をお願いしているものであります。確かに、見ていますと平日が多いところであるんですが、既存の営業をしている中で、その一角を使いながら活用していく、整備をしていくところでありますので、こちらはやはりそれぞれのお店が基本にならざるを得ないのかなと思っているところでございます。
また、案内についてなんですが、やはりこちらも既存の店の中が中心になってくるところでありますので、当然お店の方に御案内をいただく、こういった計画でございます。ただ、常時ついているということはございませんので、展示に当たりましては、それぞれの説明、紹介ができるような仕組みをしていただくように調整をしているところでございます。
また、8番のミズノプリンティングミュージアムについてなんでございますが、こちらについて、現在でも予約制かという御質問でございます。こちらにつきましては、現在、会社の中、上に設けているわけであるんですが、実際にいろいろなものが展示をしてございます。当然、説明が必要なものではあるんですが、現在、それを説明できる体制としまして、社長と総務課長さんとお2人ということでありますので、基本的には事前に御予約をいただいて御案内をさせていただく、こういったような仕組みで引き続きお願いをしているところであります。こちらについては、今回、まちかど展示館ということでありますので、もうちょっと工夫ができないかどうか、調整をしてまいりたいと思ってございます。
また、7番の箱崎のところの道幅、歩道ということでございますが、これは既に設置をされている、ある程度区道の道幅が決まっているというところもありますので、こちらについては、なかなか難しいのかなと思っております。
ただ、それでも、展示館の中でいすですとか休めるスペース、そういったところの御提案でございますが、例えば3番の伊場仙ミュージアム、右側に写真が載せてございますが、こういった通路を使いながらギャラリーを設けている。この中では通路のところにじっくり座って御覧いただけるようないすを設けてやっていくというような計画もあります。ただ、ほかのところにつきましては、店舗の中ということもありますので、スペースの問題もあります。整備の中でそういった工夫ができないか、さらに相談をしてまいりたいと思ってございます。
1番の佃まちかど展示館なんですが、右側の写真のところなんですが、今、整備の予定場所としましては、佃小橋を渡って隅田川の堤防沿いに行って、そこの突き当たったところを予定してございます。こちらについては、こういった新たに展示施設の整備と場所の確保というのはなかなか難しゅうございますので、このあたりは区の中でも協力をしながら整備に向けて協力をしていくところでございます。
この中で、公園の中ということであるんですが、大体30平米ぐらいの平屋建ての建物を予定してございます。その中で公園としての機能、完全にふさいでしまうわけではありませんので、そのあたりは注意をしながら公園とも協議をしながら整備を進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
○染谷委員
説明ありがとうございました。
確かに、時間については、各お店のできる範囲内だというふうに思っておりますけれども、ただ、せっかく中央区には観光の検定がありまして、観光ボランティアの方がいらっしゃると思うんですけれども、もしも今、地域である程度のお仕事を終えられた方、ボランティアの中で積極的な方もいらっしゃるかと思いますけれども、そういう方もこういうまちかど展示館の、例えば説明員に協力していただくとか、何かそういう仕組みづくりができれば、いろいろな方がお見えになったときにも、社長さん、また総務の方が対応するのもなかなか大変かと思うんですけれども、そういう連携が構築できればいいかなというふうに感じております。
それと、先ほどの予約制のところも従来どおりにしていくということで、理解いたしました。
それと、箱崎のみこしの道路です。確かに、公道であり、なかなか難しいかなと。ただ、できる範囲内で、いすか何かを置く場所が確保できれば、その辺検討していただければなというふうに改めて思います。
あと、佃公園内の面積で別に今のところ問題ないということで承りましたので、楽しみにして見学者が伺えるような施設にしていただきたいと存じ上げます。
次、資料の2番に移りますけれども、こちらも応募が17件、大変すばらしいなというふうに感じております。こちらは中央区文化事業の助成をするに当たって、まず順番から言うと2つ目の、小・中学生とともに、中央区の川と運河をということで、私も以前、小学生とともに、あるボランティアの方と神田川、日本橋川、隅田川を見学したことがございまして、川から見る目線でまちを見ると、また雰囲気が違うなというふうに感じております。ですから、いい経験かなというふうに感じております。
ただ、以前乗った船も漁船を改良したといいますか、いろいろと船も船籍というのはあると思うんですが、新しい船だと大体6年ぐらいまでだというふうに聞いているんですが、船というのはどのような船なのか。移動する乗り物、その辺、わかる範囲内で結構でございますけれども、やはり安全面が当然、今、地方なんかでよくライフジャケット、私が前回乗船させていただいたときもライフジャケットがありましたので、子供たちもつけてはおりますけれども、その辺のことは当然だと思うんですけれども、船の船籍とか、やはり船というのは火が出たりすると大変なことになりますので、その辺気になるなと感じています。
それと、4つ目のアート、こちらも芸術家ですね。中央区、特に東日本橋かいわいというのは昔からにぎわいのある、本当に歴史のある場所だということなんですけれども、結局、中央区も芸術家が、せっかく環境が、日本橋という立地条件の中でそういう育成ができれば、Art Autonomy Networkさんですか、この方のネットワークの中でいろいろな方が集まると思うんですけれども、中央区にはベンチャービジネス、商工会議所なんかだと協力的にしているんですけれども、やはり産業育成という意味で、まち全体がベンチャービジネス育成に力を入れていただけるのか、もしくは今回この事業をするに当たっては、こちらの町会の協力が全面的なのかどうか、お尋ねしたいなというふうに思います。
よろしくお願いいたします。
○鈴木文化・生涯学習課長
まず、すみません、まちかど展示館について補足をさせていただきます。
委員、観光ボランティア等々、観光特派員のお尋ねがございました。今後、整備をした後なんですが、まち歩きですとか、そういったような活用でどんどん紹介の機会を設けていきたいと考えてございますので、そうしたところでは観光特派員ですとか、そういった方々の御協力をいただきながら進めていきたいと考えているところでございます。
文化事業についてでございます。この中で、わくわく・すいすい・Kidsクラブ、子供さんたちを船から中央区を見て、それで学んで、まちづくりに生かしてもらう、事業の仕組みはそういったようなものでございます。使う船につきましては、屋根のないオープンデッキの船、定員35人乗りの船を予定しているというふうに聞いてございます。やはり広く屋根もなく、ガイドをつけながら見ていただく、こういった内容で実施をしていきたいというような計画で聞いているところでございます。
また、MachiTen2012なんですが、こちらについては、2003年から東日本橋を中心に活動しておりましたセントラルイースト東京という若手のアーチストの集団がございました。その流れを継いでいる団体でございます。この中で、この期間、東日本橋、また日本橋の大伝馬町、小伝馬町のあたりを使いながら、展示会ですとか、広くアートイベントを繰り広げたいというような計画でございます。この中で、当然、自分たちだけではありませんので、まちの方を一緒にという計画でございます。この中で、聞いていますのは、それぞれ地元の町会の方、まちの方にはお声をかけながら、現在でも協力をしながらやっているというようなことは聞いてございます。
目的なんですが、この団体は文化を中心に地元のコミュニティを活性化させるというような目的で実施してございます。これが直ちにベンチャービジネス、起業ということではなくて、それぞれが事業をやりながら文化事業を行っているというような形で実施をしてございます。
すみません。ちょっと漏れてしまいました。先ほどのわくわく・すいすい・Kidsクラブのところなんですが、35人乗りのオープンデッキの船を使うと申し上げました。その中では当然ライフジャケットを着用しながら、子供たちが乗りますので、安全には最大限注意しながら実施していくというような計画であることは聞いてございます。
○染谷委員
説明ありがとうございます。
子供たちが乗る船、35人定員をオーバーしないような形で、あるいは、また安全も確保されて、安心して進めていただきたいと思います。
それと、アートについてなんですけれども、やはり中央区は商業のまちでございますので、こういう新しい芸術的な方が産業というか、仕事に結びつくような最初のきっかけになれば、またまちの活性化になるのかなというふうに感じておりますので、よろしくお願いいたします。
ただ、選定に至らなかった事業の中で、参考なんですが、産後フラクラス開設というものですが、どのような事業なんでしょうか。わかれば教えてください。
お願いいたします。
○鈴木文化・生涯学習課長
選定に至らなかった事業の中での産後フラクラスの開設という事業でございます。
これは、出産後のお母さんを対象にしながら、フラダンスを使いながら皆さんと一緒にやっていきましょうという、そのような事業でございます。こうした内容からしまして、こちらにありますように子育て中の親、そういった人たちの交流は期待ができるんですが、フラダンスは特に助成をしながら行っていくよりも、今現在でも実施しておりますので、そういった意味から助成の必要性が低いというような、そういった事情で選定に至らなかった、審査会の中ではそのような意見が出ているところでございます。
以上です。
○染谷委員
御説明ありがとうございます。理解することができました。ありがとうございます。
では、私からの質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
○富永委員
私は、資料3の中間のまとめの報告書のほうから何点か質問させていただきたいと思います。
資料の12ページに、これから求められる都市観光での戦略というところで、いろいろな方にアンケート調査をしたところ、一番多かった答えが水辺を生かしたことで、次いで案内所の整備ということが出ておるんですけれども、今、京橋三丁目に建設中の東京建物のビルの中に区営の観光拠点ができ上がるというお話ですけれども、規模とか、それからどのようなイメージ、あと中央エフエムがこの施設内に移るという話も聞いておりますけれども、その観光拠点の中に同居する形になるんでしょうか、それとも中央エフエムはまた別のところなんでしょうか。その辺を教えていただければ。お願いします。
○守谷商工観光課長
京橋二丁目の再開発のところに計画しております中央区の観光拠点、仮称でございますけれども、こちらの状況でございます。
現在、まだ内部が設計中ということもありまして、多少動く可能性がありますけれども、面積的にはおおむね2,000平米ということでございます。地下鉄のコンコースから入れるようになってございまして、6階建てのフロアをとってございますけれども、中間が細くなっていたりとか、多少変形ということもございまして、主なメーンフロアは3面ぐらいということでございます。機能としては、ただの観光案内所にとどまらず、最新の設備を使って情報を発信していく、また情報を集約する機能も含めるということでございまして、その中には案内機能のみならず人材を育成する機能ですとか、そういったものも含めて計画しているところでございます。
○黒川企画財政課長
中央エフエムが入居予定のビルでございますけれども、こちらは観光拠点が入るビルとは別に、京橋三丁目の計画の中にございます。
以上でございます。
○富永委員
私の認識の中では京橋三丁目に観光拠点が入るのかと思ったんです。では、ビルは別ですか。そうですか。観光拠点のほうは無償で借りることができる、ランニングコストについては実費負担というような形で聞いておるんですけれども、拠点のほうは3フロアに分かれるんですか。お願いします。
○守谷商工観光課長
フロアのほうは6層になってございまして、地下1階から入るところを含めまして、そこは細い面積で、主に入り口の機能といいますか、アンテナショップをつくったりとか、そういったことがある。吹き抜けて2層をとってございますので、全体としては6フロアで計画してございますけれども、上部の階層につきましては会議室のみというような機能で、現在、計画が進んでいるところで、必ずしも全部のフロアが同じ広さではございません。変形になりますけれども、一応吹き抜けを合わせて6層ということで現在は計画をしてございます。
○富永委員
それは、東京都の土地というのとはまた別の、ちょっと私が聞いた話によると、今、東京建物が開発している京橋三丁目のビルの中に約60平米中央区にお貸しして、その中で観光拠点ができるという話を聞いたんですけれども。
○小泉副区長
環境のほうですね。環境の情報拠点と観光拠点と場所が違います。
京橋三丁目の東京建物の、たしか6階だったかと思いますが、それについては開発の中で床を使用できるようにということで東京建物との整理がついていまして、それを来年度、新年度の予算の中で環境情報施設の開設準備ということで経費を書かせていただいていますが、実は京橋二丁目の明治屋さんがあるところの一角がまた開発が進んでおります。もうちょっと日本橋寄りでございますが、そちらのほうで観光の拠点を整備すると。それは4年後ぐらいになりますけれども、時期がもう少しずれるということでございます。場所が違いますので、御理解いただきたいと思います。
○富永委員
すみません。こちらの勉強不足というか、認識不足で、全部京橋三丁目のほうに観光拠点が入って、そのことかと思っていましたので、わかりました。すみません。
その中で、いろいろ観光情報ということが大切になってくるんですけれども、ほとんどの方がインターネットを通じて観光の情報を収集していると。2番目にテレビが来るんですけれども、例えばこの間もテレビで「麒麟の翼」を宣伝を兼ねてやっていて、日本橋はおもしろいなと思って見ようと思ったときに、そこからさらにインターネットだということだと思うんですけれども、また、インターネット、今、中央区の観光協会等のホームページもある中で、余りアクセス数が多くないというようなことで、そういう原因というのは何なんでしょうか。
中央区のことというのは、中央区が一番多く知っているはずなんだけれども、やはりよその情報サイトにアクセスが向いてしまうということは、何か弱いものがあるというんでしょうか、やはり行政ということよりももっと細かい、例えばインターネットの口コミのサイトみたいな細かいようなものを一般のユーザーが求めているのか。中央区の場合、例えば人形町とか銀座、日本橋、月島、いろいろな地域地域にそれぞれの特色があって、割と全部をまとめて中央区ということよりも、その地域地域が独立しちゃっているような感じがするんです。そうすると、全部をまとめて中央区の観光ということをうたおうとしたときに、やはりあっちこっちに散ってしまう。
先日、弘前市のほうに行政視察に行ったときに、まちと行政が一体となってまちおこしの取り組みをしているというのが目で見てわかるんです。考えると、東京の中央区と違って、まちでもってこれを推していこうという、弘前城という大きな観光の施設があったり、あと農産物のリンゴであったり、それは地元の人からも、外の人からも見ても、一発で弘前が宣伝にしているものだというのがわかるんです。
中央区の場合は、まとまればそれが大きなものにはなるんですけれども、どうしても個別に散りがち。だから、今後、もっと観光ということを大きくしていくのであれば、行政がもちろん主になるんですけれども、それぞれの地域にお願いして、何か結びつけていくようなことをやらないと、多分いつまでたってもずっと同じような感じで、1つ観光ということになかなか結びつくのが難しいかなと思うんですけれども、その辺をどのように今後お考えになるんでしょうか、お聞かせください。
お願いします。
○金平副参事(観光・文化振興・特命担当)
まず最初に、インターネット、まさにほとんどの人がインターネットを使っております。この中にもちょっとうたっているんですけれども、やはり第三者の口コミ、こちらがこんなにいいところですよと言っても、それも行政が言っても、特に観光協会、私も外国のいろいろ経験しているんですけれども、こちらが言うよりも、どうやってほかの人に言わせるか、そこら辺が一番キーだと思います。
今の観光協会のサイトも、私も毎日のように見ていますけれども、すごくいろいろ網羅しているんですけれども、やはり外国人の視点に立つと普通の翻訳になってしまう。自動翻訳ですね。ですので、私どもが自動翻訳の日本語を見たら、言っていることはわかるけれども、モチベーションがわくようなふうには至っていないということで、外国人を含めまして、協会側のをすごくみんなが見られているかというと、いま一つのところがあると思います。ただ、見ていると、本当に立派な情報はいろいろあるので、これをどうやってみんなに、こういういいサイトがあるんだということを今後伝えていくということも大事かと思います。
次に、中央区の魅力なんですけれども、おっしゃるように本当に点なんですね。どなたかが委員会で言ったんですが、有名なショッピングの銀座とか食とか築地とか日本橋とか、いろいろあって、富士山みたいにどかんと、おっしゃったような弘前のお城みたいなものでなくて、いろいろあって、でも、それが連峰型で、それもまたすばらしいと。山をずっと登るのもいいし、1つで今回はやめたり、今度は2つとか、いろいろ中央区ならではの魅力があると思います。物見遊山と言うとネガティブな言い方ではないんですけれども、何か1つどんと見るのではなく、中央区にはいろいろないいところがある、それぞれが全部違うというのをどうやって面でとらえるか。また、まちと、江戸と東京を結ぶループですとか、昔の道に匹敵する川、それから路地をどうやって結びつけるか、その辺をどうやって情報発信していくかということが非常に重要かと思います。
それと、やはり大都会である。都心の観光というところが、ほかの、もちろん弘前にもいろいろありますけれども、そこにはまねのできない大都会のど真ん中で、ここまで綿々と続いてきた文化というのを、どうやって都市観光の魅力というのを伝えていくか、これがキーになってくるかと思います。
以上です。
○富永委員
ありがとうございます。
先ほども「麒麟の翼」というお話をしましたけれども、あの映画が公開されるに当たって、人形町ということよりも日本橋ということで話が世間に広まっているせいか、毎日、僕は近いので、日本橋近辺を通るんですけれども、今までよりも大勢の方があの麒麟の写真を撮っているんです。すごくいいことだなと思って、あれだけちょっとマスコミでわっとやれば、今まで日本橋に麒麟があることすら知らない、麒麟って何なんですか、何でこの麒麟は羽が生えちゃっているのというところから、インターネットで探っていくと、実はあれは伝説上の動物であって、江戸を守るためにそこに置いてあるんですよみたいな情報が入って、ああ、なるほどなというところで、みんな楽しみながらまちを回遊していく。
その中で、今、観光の案内標識が16カ所あると、この資料に書いてあったんですけれども、私、前、一般質問で防災の話をしたときに、デジタルサイネージを自動販売機や何かと一緒になってやったらいいというのが、まさにこれと結びつくと思うんですよ。外国の方などは、とにかくいろいろなところで道を聞かれる。八重洲でもって、例えばホテルの宿泊地が人形町のほうで、ただ日本橋と書いてあるだけで日本橋の日本橋一丁目なのか日本橋の人形町なのか、それが外国の方には物すごくわかりづらいし、小さな地図を見せられても、こっちは見てわかるんだけれども、説明できない。これからまたIMFもあり、海外のお客様を迎え入れるとなったときに、まちかどで外国の方が最低自分が行きたい場所への表示がすぐわかる、その場所へ行けば、そこには地域を網羅した情報の伝達システムがあるというようなことも今後もっとしっかりやっていかなきゃ、東京駅の前という、中央区ということが世界に対して観光というものを配信していくのであれば、そういうところの面をもっとしっかり行政でやってもらいたいなと。
同時に、これは最後、要望になるんですけれども、観光ということをうたうには、まちが汚過ぎます。幾ら観光でお客さんを呼んでも、ごみはそのままだし、看板はあっちこっち出ていて歩きづらい。客引きはすごい。この委員会で言うことではないと思うんですけれども、外国に向けての観光ということが出ているので、関連づけて、そういうことも要望させてもらいますけれども、観光は観光、道路は道路、清掃は清掃ということではなくて、地域全体として、せっかく海外に向けて、持っている地元の宝を使って海外のお客さんも地域外のお客さんも、それからさらに高いリピート率を何とか確保していこうというのであれば、そういうところももっとしっかり全部が連携してやっていってほしいというのが要望です。
これをもちまして、終わらせていただきます。ありがとうございました。
○堀田委員
どうぞよろしくお願いします。
私から、資料3のことで若干お伺いさせていただきます。
今後のスケジュールということで、3月の下旬にビジョン策定というところまでは書かれてあるんですけれども、その後、具体的にどのような形で展開していくのか。平たく言いますと、公表、発表などをどう考えていらっしゃるのかなど、お聞かせいただければと思います。
また、さまざまな戦略プランを丁寧にというか、細かく策定されていて、本当にすばらしいなと思いながら、この中間のまとめを拝見していたんですけれども、その中で、いろいろなプランを実行させていくというところで53ページに記載されている都市観光推進協議会(仮称)の体制というところでイメージのイラストがあるんですが、こちらを拝見しておりまして、また、この報告全体を拝見しておりまして、例えば中央区観光拠点というところに、またこの協議会そのものに中央区観光協会というのが見当たらないといいますか、これは観光拠点の運営を観光協会がするのかとか、全然無関係のものなのかとか、その辺をお知らせいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
○金平副参事(観光・文化振興・特命担当)
まず、今後のスケジュールなんですけれども、2月21日から3月12日までパブリックコメントということで、パブリックのほうに訴えていきます。それから、一番最後の策定委員会、これは本委員会になっていますけれども、3月21日に第5回ということで、そこで最終的な合意ということで、3月の下旬にいよいよ完成というふうに考えております。
次に、どういうふうにして今後運営していくかということと、それから観光協会との絡みです。
都市観光というのが一つのキーワードとなっておりますので、都市観光推進協議会(仮称)というふうに名づけておりますけれども、都市観光を確立するために、区民、それから商店街、事業者、行政など、もちろん観光協会も入って、分野の担い手が横断的に、くし刺し的に今後のビジョンの方向性を確認して、都市観光を協議、推進していくというふうに考えております。ことしは、この会を中心に、組織のあり方とか、いろいろ今後の取り組みとか、どんなところを今後やっていかなきゃいけないかということも含めまして、いろいろな人の意見を聞きながらやっていこうと思っております。都市観光推進拠点というのは、最終的には先ほどの観光拠点なんですけれども、そこにいくまでの準備ということで、そういう場所もどこか考えております。
観光協会は、これまで中央区の観光というのを一手に担ってきていただいたんですけれども、観光協会と今後も一緒になって、彼らにはいろいろなベースがありまして、いろいろマップとか、そういうのをつくっていたんですけれども、今後は、先ほどちょっとお話があったんですけれども、いろいろなツアーを実際に造成するとか、法人化すれば第三種の旅行業というのがとれますので、そういったようなことを彼らもどんどん売っていくような形、それに対して、こちらはどことタイアップしたらいいのか、国とか都とかのタイアップを考えたりして支援をしていく、そういうふうに考えております。
以上です。
○堀田委員
ありがとうございます。
まず、観光協会については、表面には出ていませんけれども、しっかりとかかわって、推進していく一部としてというイメージでよろしいでしょうか。承知しました。
それと、すみません。1点目のほうの私の説明が悪かったのかと思うんですが、3月下旬に策定ということで、その後、例えばこの内容を、せっかくすごくいい内容にまとまっていますので、プレス発表をするとか、何かそのようなことはお考えではございませんでしょうか。
お願いいたします。
○金平副参事(観光・文化振興・特命担当)
予定をしております。詳しい日程とかはまだなんですけれども、当然、ほかに負けないようなものを、せっかくできたわけですから、たくさんアピールしていきたいと。いろいろな機会をとらえてアピールしていきたいと考えております。
以上です。
○堀田委員
ありがとうございました。
では、また実際に具体的な発表のことなどが決まりましたら、お知らせ願えればと思います。
あと、最終的に決まった内容を、例えばホームページに掲載する、リンクさせるというようなことも考えていけるかなと思いますし、しっかりアピールをお願いできればと思います。どうぞよろしくお願いします。
以上です。
○小栗委員長
ほかに、ありませんか。
それでは、議題、地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関することについては継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小栗委員長
それでは、そのようにさせていただきます。
第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小栗委員長
そのようにさせていただきます。
それでは、以上で本日の地域活性化対策特別委員会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
(午後2時30分 閉会)
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559