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平成26年 環境建設委員会(9月5日)

1.開会日時

平成26年9月5日(金)

午後1時30分 開会

午後3時49分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 高橋 伸治

委員 原田 賢一

委員 瓜生 正高

委員 墨谷 浩一

委員 奥村 暁子

委員 富永 一

議長 (原田 賢一)

4.出席説明員

(12人)

矢田区長       

吉田副区長      

宮本環境土木部長   

望月環境政策課長   

来島環境推進課長   

溝口水とみどりの課長 

中野道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

松村地域整備課長

竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

川口書記

笠井書記

6.議題

  • (1)環境保全及び建設行政の調査について
  • (2)都バス「東12」路線廃止により生じた日常生活の不便の解消を求める請願

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で竹内都市整備部副参事が出席いたしますので、御了承願います。

 次に、地下鉄建設促進五区協議会の活動について報告をいたします。7月22日に同協議会総会が葛飾区で開会され、私と高橋副委員長及び田野議会局長が出席をいたしました。当日は、前年度の活動状況等の報告を受け了承し、今後の活動方針及び地下鉄8・11号線の建設促進に関する要望書(案)について協議を行うとともに、意見交換を行いました。さらに、本区委員から、本区議会においても議員連盟を設立し、地下鉄整備促進に向けた取り組みを行っている旨、報告を行いました。

 以上でございます。

 では、次に理事者報告を願います。

○宮本環境土木部長

 1 温浴プラザの指定管理者の評価結果について(資料1)

 2 駐輪場の有料化及び自転車撤去・保管手数料の徴収について(資料2)

 3 環境マネジメントシステムの見直しについて(資料3)

 4 平成25年度中央区役所温室効果ガス排出量等について(資料4)

 5 中央区緑化表彰制度の創設について(資料5)

 6 平成25年度ごみ量及び資源回収量について(資料6)

○田村都市整備部長

 7 築地新市場入居者内定後の進捗について(資料7)

 8 まちづくり協議会の報告(資料8)

 9 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(都市計画区域マスタープラン)の見直しに係る意見照会について(資料9)

 10 一般財団法人中央区都市整備公社の運営状況について(資料10)

 以上10件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでした。

 それでは、発言の時間制について。発言の持ち時間制については、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いします。ただいまの時刻は午後2時17分でございます。自民党50分、公明党30分、区民の会30分、日本共産党30分、無所属クラブ10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○瓜生委員
 私のほうからは、資料2、駐輪場の有料化及び自転車撤去・保管手数料の徴収についてと、資料7の築地新市場入居者内定後の進捗についての質問をさせていただきます。

 まず、資料2、駐輪場の有料化及び自転車撤去・保管手数料の徴収について、これは昨今の受益者負担の観点、また我が会派も常々政策要望でこの点について御指摘をさせていただきましたけれども、本区でも始まると。他区では、撤去料の徴収、そして保管手数料の徴収というのがもう始まっているところ、また駐輪場の有料化も行っているところが多いと思います。その中において、今回、本年1月から、その準備というべき放置禁止区域内での即日撤去、従来は翌日撤去だったと思うんですが、即日撤去を開始いたしました。

 まず、1点目、即日撤去が1月から始まって、どのような、目に見える効果があったのかということを、まず御説明いただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 本年1月から実施しました即日撤去についてでございます。

 これまでは、先ほど委員の御指摘のとおり翌日撤去だったものを即日に撤去したということで、実施した当初は、区民の方からも撤去された自転車があったとしますと、苦情等が多く寄せられたという状況がございました。当然、撤去に際しては、撤去を始めるというようなアナウンスをしながら実施したわけでございますが、やはりそういった部分での苦情が多かったところでございますし、例えば1日の撤去台数も100台以上、当初のころはございましたが、最近では数が減ってきておりまして、50台程度に減ってきているというような状況もございます。周知が図られてきて、そういった駅周辺での放置禁止区域内での即日撤去に関して、大分浸透してきたのかなと思っております。

 ただ、そういった面で、それ以外の地域はこれまでどおりの撤去でございますので、注意、警告、一定の時間を要した後での撤去という形になっております。こちらについての数は、これまでとそれほど大きな変化はないというふうには感じておりますが、こういったこともあわせて行いながら、放置自転車対策というものを進めてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○瓜生委員
 ありがとうございました。今のお話を聞くと、少しずつですけれども、目に見える効果が出てきたということだと思います。

 放置自転車の問題は中央区だけの問題ではなくて、都心部特有の、そしてみんなの共通の課題だと思うんですが、その中において有料化をするということに当たって、いま一度確認をさせていただきたいんですが、駐輪場の整備、自転車に対する整理整頓とか、そういうことに関しては、シルバー人材センターの派遣の高齢者の方で、その仕事に従事をされる方がやっていると。撤去に関しては、区が委託をした事業者が行っているという認識で正しいのかどうか、お答えをお願いいたします。

○望月環境政策課長
 駐輪場の業務の関係のお話でございます。

 今、委員から御指摘のありました、例えば駐輪場の整理というような中で、駅前での放置自転車の整理をしていただくようなものにつきましては、シルバー人材センターを活用しまして業務委託を行っております。ただ、今、委員からお話のありました撤去ということになりますと、これにつきましては、専門の業者さんのほうに撤去、運搬、それから保管場所への移送ということまでを行っていただいております。撤去に際しましては、最初に写真を撮る、状況を確認した上で、自転車を適切に保管場所に運ぶというようなことを民間の事業者さんに委託して行っているところでございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 ありがとうございました。現時点で無料なんですが、そのようにしっかりと対応なさっているということは理解をいたしました。

 それで、前回言ったこととちょっと矛盾をするのかもしれないんですが、受益者負担という観点からいえば、駐輪場の有料化、そして撤去・保管料の徴収というのは当たり

前のことかもしれないんですが、今まで無料で、来年の4月から条例で決めて、条例の上限からは少ない形で、例えば一月千八百幾らという条例だったと思うんですけれども、この中の一般だと1,500円を徴収していく形にすると。今までただであったものが急に有料化、撤去をされても無料で引き取れたものが3,000円取られるという話になると、これは行政の説明を十二分にしていただく必要があって、我々議会もしっかりとまちの人にお伝えをしていく責任があるということを痛感しております。

 そうなると、お金を払っているんだからということで、例えば私の住む月島地域の駐輪場が一番利用されていると思うんですが、もともと撤去自転車を保管していた場所が耐震補強の工事の関係で月島駅前第一駐輪場のほうに自転車を移送してきていたりして、きょうも朝行ってきたんですけれども、結構ひどい状況というか、とめられるスペースに勝手に敷居がなっていたりとか、大げさに言えば、従来とめられる台数の半分ぐらいしか自転車がとめられない状況になっている。撤去されている業者の方も、多分トラックで撤去してきた自転車を運んできて、駐輪場に車を乗り入れておろしていくという、便宜的な面もあると思うんですけれども、4月から有料化をするということに当たって、月島駅前第一駐輪場というところは使い勝手が一番いいんですね。そこに関して、しっかりととめられる部分。今、朝6時、7時と僕は段階的に行っているととめられるんですけれども、例えば9時を過ぎちゃったり、8時後半のほうになると、もうとめる場所がない。

 区のほうの行政側の意見としては、地下駐輪場があるじゃないかと。地下駐輪場に自転車を入れるというのは、毎日のことになると結構大変なんですよね。そういう意味では、一番使用勝手がいいところに撤去自転車を置いておくのではなくて、区民の方の自転車を置いていただいて、駅と直結できる形をとっていただく。今、地下の駐輪場のほうに撤去の自転車を移送していただくという方式が、今後4月に向けて、私の中では求められていくのではないかと思いますが、その辺について御意見をお聞かせください。

○望月環境政策課長
 駐輪場の利用のされ方といいますか、撤去した自転車の置き方といいますか、場所の工夫というお話かと思っております。

 現在、これまでの保管場所でありましたところが、橋の耐震補強工事という形の中で一部制限をされておりますので、さまざまな工夫を図りながら保管場所を確保している状況でございます。確保できる場所としましては、例えば地上部の駐輪場の部分もございますし、地下の部分、空きスペースがあれば、そういったところも活用するというようなお話の中で工夫をしながら、今現在行っているところでございます。使用料の徴収をしていく形になった際には、区民の方の利用ということが第一であろうという部分のお話と、駐輪場だけではなく保管場所の確保を組み合わせた形で、さまざまな工夫を重ねながら、皆様が利用しやすい、あるいは引き取りにも来やすい、そういった部分も含めまして検討はしてまいりたいと考えております。

 ただ、工事上の制限で、どうしても一時的にはそういった部分に御負担をかける場合があるかと思っておりますが、それについては丁寧に詳しく説明を、現地に注意看板等を立てるなり、そういったことで啓発させていただき、お知らせをしていきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○瓜生委員
 そういった中で、今のお答えにあったとおり、しっかり運用するために努力をしていくというような話だと思うんですけれども、今後についても、今その部分が多分一番求められていると思いますので、お金を取る以上はしっかりと、そういった部分での行政サービスの一環というふうな側面もありますので、お願いをしたいと思います。

 駐輪場の有料化については、これはしようがないのかなと。しようがないというか、これは基礎的自治体、地方自治体の流れの中で、中央区は今までそれがある種の行政サービスとなって、区民の方のニーズに応えていたなと。それが今、限界と言ったらいけないですけれども、有料化にしていく時期に来たということを理解いたしました。

 これは、全体的に多分委託業者の方に任される部分が多いと思いますが、その中において、これは所管が違うので、深くは聞きませんけれども、シルバー人材センターの方が駐輪場内で自転車の整理・移動等をされている中で、今後、その方たちの仕事が減るとか人員が減るとか、そういった変化があるのかどうか、その辺のことをお話しいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 自転車の業務の関係とシルバー人材センターの活用という観点からのお話だと認識しておりますが、今後、有料化をしていく際に、例えば受付業務を今回、地下の駐輪場を含めまして4カ所程度、築地、日本橋浜町、月島、勝どきといったところで始めることになります。そういった際に業務委託はシルバー人材センターとは別の民間の事業者さんに受付業務等を含め、委託をしていくことになります。その際には駐輪場内の整理といったものも委託をしていく考えでございます。これは、来年度予算の中での整理となりますので、まだ今後でございますが、今の時点ではそういった考えでございますので、月島駅の地下の駐輪場と勝どき駅の地下の駐輪場につきましては、現在、シルバー人材センターに委託している部分が若干減ってまいります。ただ、それ以外にも駐輪場の整理業務というのは、ほかの14カ所程度で行っておるものがございまして、それはシルバー人材センターのほうに引き続きお願いをしていくことを考えてございます。

 それと、来年の4月以降というお話でございますが、当然、駐輪場の中に、例えば正規の手続を踏まないでとめられているような自転車があった際の整理業務というものも、これは4月実施当初はなるべく細かく数を重ねていく必要があるというふうにも考えています。ですから、そういった新たにシルバー人材センターへお願いする部分も含めて、そういったところも考えながら、来年度予算の中で整理をさせていただければというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 ありがとうございました。シルバー人材センターの方も毎朝一生懸命、接遇とかで多々問題になるところもあると思うんですが、しっかり活用していただけるというお話だと受けとめましたので、その辺も4月に入ってからも、徐々に若干人員が少なくなってくるのはいたし方ない部分があると思うんですが、極力そういった方々への影響も最小限に済むように、さまざまな機関と協力をして対処していっていただきたいなと思います。

 駐輪場の利用の中において、下の附則にも書いているんですけれども、減免規定、さまざまな収入状況、経済状況の中で大変な方もいらっしゃると思うんですが、生活困窮者というのは生活保護世帯という認識でよろしいのか。また、例えば身体障害者の方を証明するのは身体障害者手帳だとか、そういったもので証明していただいて減免の措置ができる、無料の措置ができるとか、さまざまあると思うんですけれども、今決まっているのであれば、生活困窮者に当たっては、どのような対応をとっていくのかな、どういうふうに証明をしていただくのかなということを疑問に思いましたので、まずその1点を。

○望月環境政策課長
 駐輪場の利用料に関しての減免規定でございます。

 こちらにつきましては、生活困窮者の方あるいは障害者、自立支援の関係での方あるいはその他という形があるかとは思うんですけれども、内容につきましては、例えば生活困窮者の方でいきますと、受給者証が区のほうから渡されていると思いますので、そういったものの提示、また先ほども手帳のお話がありましたけれども、東京都の愛の手帳もございます。そういったものの提示をしていただくことによって、その確認を受付窓口でさせていただくという方法を今現在は考えてございます。

 こちらにつきましては、今後、委託の中身として、十分に委託業者さんのほうと連携を図ることが必要だと考えております。必要最小限の提示とするなど、トラブルがないような形での円滑な手続に移行できるように、今後、事業者さんと連絡をとり、対応してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 今の答えでよくわかりました。

 委託の方に受付を任せるということですので、役所に受給者証を見せる分には全然構わないと思うんですけれども、さまざまな、プライバシーとかその辺もありますので、十分に十分を重ねたぐらい配慮していただきたいと思います。

 続いて、利用申請についてなんですが、現行のとおり、たしか300メートル以上離れたところでないと申請ができないというお話ですけれども、それは従来引き続いて、今の利用登録の考え方でいくのかどうか、また改めて範囲を、これも4月になってみないと利用状況とかがはっきりわかってこない。4月ではわからないですよね。例えば半年ぐらい運用してみないとわからない部分があると思いますので、そこからまた利用申請について変更の観点があるのかどうか、その辺について、お聞かせをいただければと思います。

○望月環境政策課長
 駐輪場利用の現在の登録の関係でいきますと、委員からお話がございました、駅から例えば300メーター以上離れているというような要件が必要でございます。現在の要件につきましては、変更の予定はございません。と申しますのは、今回有料化するに当たりましては、混乱をなるべく避けたいというようなことも考えておりまして、今手続をして登録されている方が、有料化をしてもそのまま移行していただける。条件等を変えますと、また混乱も生じますので、まずはそういった部分はそのままにしておいた上で、今回有料化という形の変更をさせていただければと思っております。

 ただ、有料化した後の利用のされ方として、数が減るとか、そういったことが生じるようになった際には、規定の中身の検討というものも必要になる場合もあるかもしれません。ただ、今現在はそういった部分で、そのまま移行した形で現在と変わらない規定の中で極力行ってまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 極力区民の方が混乱しないような形でやっていくというのが一番正しい方法なのかと、今のお話の中で考えましたので、ぜひその点をしっかりやっていっていただきたいと思います。

 この質問の中で、最後に、実際に登録をされるときの受付時間です。午前7時から午後10時ということでよろしいんですよね。午後10時まで毎日、当初は業者委託の係員の方に残っていただくというような認識でよろしいんですか。一定の時期だけという考えでおられるのかどうか、その辺についてお知らせいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 受付の時間でございますが、本庁舎のほうは勤務時間の関係もございますので、午前8時半から午後5時というふうにさせていただいておりますが、それ以外の4カ所の駐輪場においては、現在もこういった時間の範囲の中で仕事をお願いしている部分もございます。そういった意味からも、午前7時から午後10時というのは、その中で十分に行っていただけるだろうという時間の想定をしてございます。地下鉄が隣接している場所になってございますので、実際にはそれより若干幅がある形での勤務形態となってございますが、そういった中で、できる範囲の7時から10時ということを規定させていただければと思っております。

 以上でございます。

○瓜生委員
 ありがとうございました。

 全般的に質問をさせていただいたんですが、区民の方も保管料を取ることに関しては一定の理解を示していくものだと思いますけれども、そのためには私たちがしっかり、行政も議会もそうですが、まちの人にしっかりと説明をして理解を得ていくということが一番大事ですので、この制度をしっかりと軌道に乗せ、恣意的な運用がないように、しっかりと対応していっていただきたいと思います。

 この件に関しては、これで質問を終わります。

 次は、資料7、築地新市場入居者内定後の進捗について。

 今、理事者の方から説明をいただいたとおり、しっかりと進捗をしてきているんだなというふうに推察をしますが、その中で若干、今度築地新市場ができるに当たって、入居者の方、また利用者の方が何点か懸念している状況があったと思います。その中で、例えば駐車場の問題だとか、荷さばきの問題だとか、海水はどうするんだろうとか、入居者の方が懸念をしているような材料がさまざまあったと思うんですけれども、その辺について、今、どのように対策を練っているのか、もしクリアできているのであれば、その辺についてお聞かせをいただきたいと思います。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 これまで3回、入居内定者の方々にお集まりいただき、話し合う機会を持ったところでございます。その中で出された御意見、また御質問などにつきましては、ただいま瓜生委員のお話のとおり、自分たちの通勤の駐車場、それから買い物客の駐車場、荷の積みかえ場所、現在築地にある海水の供給についてどうなっているか、それから、もう一つが波除通りの車種を限定しての相互通行などの利便を高めることなどが出されたものでございます。

 私どもといたしましては、まず駐車場と荷さばき場のスペースにつきましては、市場移転後の東京都の敷地を借用させていただくよう、ただいま東京都と協議中であるというふうにお答えし、それから海水の設備につきましては、私どもでは設備することを考えていないと。築地は隅田川の河口にあり、そのようなろ過海水の設備をつくることができておりますけれども、ほかの市場ではそういったものがあると聞いた覚えはございません。それは皆様方で手当てをしていただきたいと、そういうふうにお話をしたところでございます。

 以上です。

○瓜生委員
 ありがとうございます。海水の問題以外は東京都としっかりと話し合って、ぜひ利便性の高い市場にするために、何とか勝ち取っていただきたい部分だと思います。

 その中において、使用区画の決定の中で留保していた3区画について、3事業者の内定を繰り上げた中、その後、内定辞退が1事業者あったというんですけれども、もし言えなかったら結構ですが、今言える範囲であれば、どのようなことが理由で内定辞退に至ったのかということをお知らせいただきたいと思います。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 7月に区画の割りつけを行いまして、その後、8月に1カ月以上過ぎた後に内定の辞退の申し出がございました。内容につきましては、経営上の理由、その一言だけが記載されているところでございました。

 以上です。

○瓜生委員
 辞退になったものはしようがないというか、先方さんの事情もあると思うんですけれども、多分こういったことは酷だと思うんですが、中央区も委託をされて審査をされていたと思うんです。辞退に至る経営状況が悪化をするのであれば、審査の段階で決算書等を提出してヒアリングをした段階でわからなかったのかなとか、何か推察されなかったのかなという話もありますけれども、判断をする材料をつくる会社に委託をしていると思うんですけれども、そこからその辺について区のほうに、お話というのは何かありましたでしょうか。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 辞退者につきましては、特に委託業者のほうには問い合わせることはなく、自分で出された調書の内容であるとか、それからヒアリングのときの模様などをメモに書いているところで、検証はしてみたところなんですけれども、どのような理由があり辞退というふうになったというのは、私どもではっきりつかむことはできておりませんでした。

 以上です。

○吉田副区長
 実は、経営上の理由ということなんですが、それは瓜生委員おっしゃるように事前の財務審査の中で、当然、経営が危ないようなものは振り落としているではないかというお話かと思います。実は、そういう部分についての基本的な審査を経て振り落としはしているんです。経営上は一定程度安定しているということを確認しながら入居者を決めているわけですが、実は、中にお入りになった方に、これは現実に複数の方からも言われているんですが、やはり実際は築地市場の中の市場使用料が非常に安いわけですよ。それに比べると私どもの床単価は結構高いものですから、その床単価の高さの中でどうやって稼ぐのかという経営の工夫を相当していったときに、相当苦しいものがあるよということで、結局、市場使用料が非常に安過ぎるといえば安いですが、市中価格に比べれば安いにしても、築地市場の中の市場使用料からすれば倍に近いというようなことで、経営の展開が難しいということでの経営上の理由でございますので、その企業の経営の中身で辞退をされたということではなくて、そこでの業務展開のあり方が難しいということで辞退をされているということでございますので、御理解をいただきたいと思います。

○瓜生委員
 わかりました。応募をしてきたときの第1回の経営状況ということではなくて、今後自分のところが事業展開をしていくに当たっての見通しがなかなかつきづらくなってきたというような認識でいますので、その辺に関しては残念だなという一言しかありませんけれども、以上で、これに関して私の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。

○墨谷委員
 私のほうからは、資料2と資料3の中から質問させていただきたいと思います。

 まず、資料2の駐輪場の有料化及び自転車撤去・保管手数料の徴収についての中から、今回、明年4月に向けて有料化ということで、確認の意味で、他区の状況はどうなっているのか。今回、学生の料金や減免規定などを設けるということについては一定の評価をさせていただきたいと思います。また、当然、施設を使用している方に負担をしていただくということに関しても、私は評価します。まず、他区の有料の状況について教えていただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 他区の駐輪場の利用料金等の内容でございますが、本区のみが基本的に無料であったと。他の区において無料の駐輪場というのが、もう有料制をとっているんですけれども、一部あるというところはあったんですけれども、完全に無料だったものは中央区のみであったというふうに認識してございます。また、他区においては、多くのところが月額制みたいなものをとられておりますので、本区もそれに倣って月額制という形で、今回月ごとのお支払いもできる形で対応させていただいております。

 また、資料の中でも課題で書かせていただきましたが、一時利用というものもほかの区ではされている状況が多くございますので、本区におきましても、今後の状況、地域特性を踏まえた上で、一時利用的なものも考えてまいりたいというようなところは資料の中で記載させていただいたところでございます。

 以上でございます。

○墨谷委員
 本区のみということで、今お聞きして、わかりました。

 次に、明年4月に向けて周知徹底はしっかりとお願いしたいなというふうに思います。

 また、この資料によりますと、コミュニティサイクルということで、区としても今後コミュニティサイクルを導入していくというのも以前からずっとお話があったと思います。来年4月に有料化されるというところとあわせて、例えば導入していくとかということに関して、区はどのようにお考えになるか教えていただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 コミュニティサイクルの関係の御質問でございます。

 コミュニティサイクルにつきまして、まず周辺区の状況から御説明させていただければと思っております。千代田区では、この秋からコミュニティサイクルの実験を開始するというような形で行っていく予定と聞いております。また、お隣の港区でも、この秋から実証実験を一部の地域で始められると。千代田区は区内全域というふうに聞いております。また、江東区におきましては、既に実証実験がされておりまして、来年3月までの期間だったかと聞いております。

 そういった中で、本区はまだ実証実験もしていないというような状況でございますが、これまでもコミュニティサイクルについては検討してまいりました。ただ、引き続きこれらの周辺区等の状況も踏まえて検討を深めていかなくてはならないと考えておりますが、最大の課題は場所の確保、駐輪場もそうでございますが、コミュニティサイクルも自転車の置き場が必要になります。それにつきまして、可能性のあるところといいますと、道路等になってしまうわけでございますが、広幅員の歩道のあるところが東京都の道路というような状況の中で、なかなか難しい状況もございますので、こういった課題を解決し、コミュニティサイクル等の実証実験をなるべく早い時期に検討を行った上で進めてまいりたいというふうには考えてございます。

 以上でございます。

○墨谷委員
 早期に導入をしていただきたいというふうに思います。

 続きまして、駐輪場の有料化という中で、資料の真ん中あたりに書いてあったんですけれども、今後、新規の駐輪場や有料化実施後の各駐輪場の利用特性などを検証しながら、先ほどもお話がありましたが、一時利用について導入を図っていくということなんですけれども、その辺のスケジュールのイメージをお聞かせいただければと思うんですけれども。

○望月環境政策課長
 自転車の一時利用の置き場に関してでございます。

 こちらの資料でも書かせていただきましたが、今年度、東京駅前におきまして民設民営の駐輪場の導入を予定してございます。こちらにつきましては、時間貸しというような形のものを想定しておるところでございます。こういった民設民営の駐輪場につきましても、今後他の地域でも設置可能かどうかを含めて検討し、拡大をしていきたいというふうには考えてございます。

 また、新規の駐輪場と申しますものは、まちづくり基本条例等で区営の駐輪場みたいなものが設けられる予定にもなっておりますので、そういったところの利用については、例えば時間貸し的な部分も可能になってくる、形状によって、そういう部分の設置も可能であろうということで、今後考えてまいりたいと。

 また、各駐輪場の利用特性などを検証しながらと申しますのは、今回有料化を行う駐輪場においても、例えば一部あきが生じるとか、そういった可能性もあるかと考えますので、そういった部分において今後検討しながら導入を図りたいと。例えば、商店街でありますところ等については、そういった需要もあるかと考えますので、今後そういった点で考えてまいりたいと思っております。

 以上です。

○墨谷委員
 ありがとうございます。一時利用については、一定のニーズがあると思いますので、今後スケジュールを早めていただけるとありがたいというふうに思います。

 次に、(4)の今後の予定ということで、平成27年3月、駐輪場利用申請受付開始ということでありますが、年度末ということもあったりするので、例えば前倒しをしたほうがいいんじゃないかなと。私、周知徹底ということで質問をしたいんですけれども、3月の受付開始というのは、この1カ月間で今までの方が一巡できるのかということなんですけれども、その辺についてどのようにお考えなのか教えていただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 今年度末に予定しております駐輪場利用申請受付についてでございますが、現在の駐輪場の登録が2年に1度行われておりました。その時期がちょうど来年の3月に迎える形になっております。これまでも年明けの1月に区のおしらせに掲載しまして、その後、3月に駐輪場の受付開始という形の中で、これまで登録がされております。今回、有料化に移行するに当たりましても、同様のスケジュールで対応が可能というふうに考えてございます。ただ、周知徹底という意味でいきますと、11月と1月という2回の区のおしらせを含めて、現地で看板等も立てながら、そういった部分の周知は図ってまいりたいと思っております。なるべく混乱が少ない形でできればいいわけでございますけれども、そういった部分の周知を図る中で、混乱を少なくさせていただければと思っております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 周知徹底をお願いしたいと思います。資料にはホームページに掲載するとは書かれていないと思いますけれども、多分やられるのかなというふうに思います。しっかりと皆さんにお伝えできるように、私も協力していきたいというふうに思います。

 かわりまして資料3、環境マネジメントシステムの見直しについての中からお聞きをさせていただきたいと思います。

 平成23年度より中央区環境マネジメントシステムに変更がされていたと思います。今まではISO14001であったと思います。その理由と、また他区の自治体の動向と、中央区環境マネジメントシステムが本区独自の策定なのか、この3点を教えていただきたいと思います。

○来島環境推進課長
 EMSのお問い合わせの件についてでございます。

 まず、平成10年からISOについては導入を図ってやってきたところです。ただ、こちらにつきましては、本庁と2支所の複合施設と中央区保健所の複合施設の4施設が対象となっていました。それで、平成22年に国の省エネ法と都の環境確保条例が改正されまして、エネルギー使用の管理というところが強化されて、いろいろ各施設ごとの状況を報告したり、そういったところが多くなってきたところで、まず4カ所であった対象を、学校も含め、あと指定管理を行っている施設も、区がかかわっている施設についてはふやさなくてはならなくて、今現在160カ所になるんですけれども、そちらを対象としていくためには、いろいろな小さい施設の職場もあることなので、そういったいろいろな職場が対応できることや、ISOのときには、一部なんですけれども、結構重複したような書類を提出したりしなければならなかったこともあって、そういったところの無駄というか、効率性を追求して、エネルギー管理により重点を置くような体制を整えるために、ISOを返上して中央区の独自のEMS、環境マネジメントシステムを導入したというような理由になっています。

 それと、他区の状況ですけれども、現在まだISO14001を行っている区は4区ありまして、新宿区、品川区、中野区、板橋区で、かつてISO14001をやっていたんだけれども、本区と同じように返上した区が、中央区、千代田区、港区など、合計で9区というふうになっていて、大体23区もそういった本区が考えているようなことで変えていっている傾向にあるというふうに考えております。

 以上です。

○墨谷委員
 いろいろと御丁寧にありがとうございます。

 環境マネジメントシステムについては、環境省が策定したエコアクション21、国際規格であるISO14001があります。また、ほかに今、中央区独自のものとか自治体がやっているもの、NPO、中間法人等が策定したものがあるということで私も調べさせていただきました。

 最後に、私も前、仕事でエコアクション21の責任者をやっていたときがありまして、仕事の中で環境システムの取り組み、ここにもたくさんの取り組みが書いてあると思います。そういった中で、いろいろ皆さんに負担がかかってくると思うんですけれども、今回は優良事項については水平的な展開を図っていくというふうに書いてありますが、皆さん、仕事の片手間ではくて、本当に環境ということを捉えて、どうしたら環境負荷が少なくなるかということを皆さん一人一人が考えてやられているのではないかなというふうに思います。優良事項については、当然水平展開というのも大切じゃないかなと思います。

 また、やる気を高めるというか、施策というか、例えば優良事項のところについて表彰するとか検証するとか、そういったことによって、皆さんのやる気が高まるんじゃないかというふうに私は考えるんですけれども、どのように考えますでしょうか。

○来島環境推進課長
 表彰とか、そういったところでモチベーションを高めてはどうかという御質問かと思うんですけれども、まず私ども区は民間業者と同じような形で、一大規模事業者としてEMSに取り組んでいるんですけれども、やはり民間と違うのは、区が環境保全の施策とか、区民の方とか民間事業者の方とかに御協力をいただいて、区だけではできないところで御協力をいただいていく上には、やはり率先して区がやっていく必要があるという使命感でもってやっていくべきものかなというふうに私は思っていて、特に表彰とかというところは今まで考えてはいないというようなところです。

 以上です。

○墨谷委員
 区としての考えは、そういった皆さんのお気持ちが高いということなので、現状、表彰とかは必要ではないんじゃないかというふうに私は捉えたんですけれども、でも、いいことをどんどんやっていくということに関しては、評価というか、多分今も社内の評価というのはあると思います。ですので、私はそれを1つ表彰とか、そういった形で区長さんからの表彰とか、そういったものがあると、もっと皆さんがやる気じゃないですけれども、高まるんじゃないかなというふうに思いまして、私の質問を終了させていただきます。

 以上です。

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 ただいま審議半ばですが、暫時休憩をいたします。

 再開を午後3時10分といたしますので、よろしくお願いします。午後3時10分に御集合願います。

(午後2時59分 休憩)


(午後3時10分 再開)

○中嶋委員長
 それでは、休憩前に引き続きまして委員会を再開いたします。

 発言を願います。

○奥村委員
 最初に、資料2の駐輪場の有料化についてお聞きします。

 駐輪場整理をしているシルバー人材センターの方のお話だと、駐輪場がどこにあるかを知らない方もまだまだ多いということなので、粘り強く丁寧に知らせて、駐輪場があるということを知らせていくということが、放置自転車を少しでも減らしていくために非常に大事だと思いますが、シルバー人材センターには駐輪場への誘導ということをどう位置づけて指導しているのか。これは環境土木部との連携というのも非常に大事だと思いますので、そのあたりの見解についてお聞きします。

 それと、駐輪場の存在そのものの周知はどうなっているのかという点です。

 区のおしらせやホームページで周知しているということなんですけれども、それを見ない方もたくさんいると思うので、もっと積極的に周知をしていくべきだと思いますので、お考えを示していただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 駐輪場の周知とシルバー人材センターとの関係という形になろうかと思います。

 まず、シルバー人材センターの活用の際のお話でございますけれども、駐輪場の案内といいますか、駐輪場がどこにあるかについては、当然御存じのお話であるかと思っております。ただ、ここにありますよという、例えば場所を書いた地図のようなものが渡っていれば、もう少しお話もできるかなと思っていますので、そういった点は工夫をしながら、またお話、連携しながら取り組ませていただければと思っております。

 また、周知の徹底ということでございますけれども、駐輪場につきましては、ホームページ、区のおしらせ等も含めて、これまでも何回かそういった部分のお知らせをしてございますし、例えば現場で撤去整理の際にそういった部分のお話もさせていただいています。ただ、まだ知らない方がいらっしゃるというような状況であれば、さらに何か工夫ができること、例えば今回の制度が変わることについても、2回区のおしらせで11月と来年の1月に周知をしていこうと思っておりますが、そういった部分の工夫については、重ねてまいりたいと思っております。

 駐輪場につきましては、立て看板等あるいはペーパーと申しますか、表示、掲示等について徹底をしてまいりたいと考えておりますが、そういった点もさらに工夫を重ねていきたいと思っております。

 以上でございます。

○奥村委員
 やはり粘り強く周知していく、丁寧に区民の方、自転車利用者に対して教えていくということが大事だと思うので、力を入れていただきたいということを要望します。

 次に、事前にいただいた資料で東京都が出している平成25年度の駅前放置自転車の現況と対策という資料がありますけれども、この中で各自治体の料金が示されています。これを正確に見ると、先ほど環境政策課長も御答弁されましたけれども、完全に無料だったのは中央区だけということで、ほかも、港区や杉並区、板橋区などは、場所によっては、例えば駅前は有料だけれども、ちょっと離れたところは無料とか、実際には区立で無料の駐輪場もあるということがわかります。

 きょう初めて完全に無料だったのは中央区だけという御説明をいただいたかなと思うんですけれども、これまでの説明では一貫して、23区で無料なのは中央区だけなんだという説明が続いてきたと思います。これまでのそういった説明は、こういう現実に照らしてみれば不正確だった、間違っていたと私は思うんです。全ての区立の駐輪場が無料なのは中央区だけだという説明がこれまでずっとされてきたということであれば、それは正確だと思いますけれども、正確ではなかったと思うので、その点についてのお考えをお示しいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 東京都がまとめております資料の中で、確かに他の区においても無料の駐輪場が存在するとなってございます。ただ、これまで私どもが申し上げてきた、駐輪場の唯一無料の区は中央区のみであったというのは、ほかの区では既に有料化をしておるわけです。その中で、例えば場所等によって一部、駅から遠いとか、そういうことを含めて、そういった場所があるのではないかと、それは私の想像でございますので、正確なところは申し上げられませんが、そういった意味の中で、我々中央区は唯一無料であったというふうな言い方をしてきたわけです。

 今つけ加えた、例えば区の施設として完全に無料だというのが中央区と、正確に言えば、確かにそのとおりのお話になるわけでございます。ただ、大きな意味でいけば、既に有料化されておりますので、そういった意味で無料であったのは中央区のみというふうな認識でおります。

 以上でございます。

○奥村委員
 これまでの説明を聞いていれば、普通に考えれば、他区では駐輪場というのは全て有料なんだなというふうに思うものだと思うんです。私はこれまでそう受け取っていましたから、そういう説明であったということでは、これまでの説明では十分ではなかったということは言えると思います。

 それと、これまでの御答弁でも中央区だけが無料だから、他区の人が中央区で乗り捨てしている実情があるということも聞いていますけれども、他区の人が実際に中央区でどれだけ乗り捨てをしているのかという調査をしているのか、また、そういう角度で見れば、区民が他区で乗り捨てしている実態がどの程度あるのかという調査も、私はあわせて必要だと思うんですが、そのあたりの御見解について示していただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 本区の場合と他区での状況というようなお話でございますが、他区の状況というのは我々のほうでつかみ切れないお話でございますので、その点は資料等、別にあるわけではございません。

 ただ、本区の場合、全ての場所での統計ではないのでございますが、例えば3カ所程度の駐輪場の中で区民の利用割合がどの程度かという形で数字を押さえたものがございますので、それでいきますと、区民の利用につきましては、約8割という形になってございます。それと、撤去している自転車の防犯登録の関係でございます。これについては、データ、数字として押さえているわけではないんですけれども、例えばそういったものの情報の中からは、江東区のほうにあります警察署の防犯登録のお名前が入ったものがある程度見受けられる、そういった状況がございますので、先ほどの2割程度は区外の方というような状況が、場所によってこれも違うので一概には言えませんが、そういった傾向にあるのではないかというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 全部の駐輪場、中央区は19カ所ありますけれども、それを全て調べた結果ということではないので、評価するのも難しいんですけれども、有料化が先にありきで、他区の人の乗り捨てが多いということも放置が多い理由として、それをさらに有料化につなげる理由の一つとして挙げていくというのは、私はおかしいのではないかというふうに思います。結局、お互い、近隣区でいろいろと乗り入れがあって、乗り捨てがされているということでは、ある意味お互いさまという部分もあって、中央区民の方も近隣区で駐輪をして御迷惑をおかけしているということもあるわけですから、そのあたりは慎重に考えていかなくてはいけないのではないかというふうに思います。

 次に、有料化によって放置自転車が減っていくというふうに考える根拠というのがどこにあるのか。ほかの自治体で有料化にしたときに、以前と比べて放置自転車がどう減っていったかとか、そういう検証ということをしているのかどうかという点についても伺いたいと思います。

○望月環境政策課長
 有料化による放置自転車等の減少等、影響についてということかと思っております。

 実際に、例えば今回、本区、これまで無料だったものが有料化された中で、放置自転車がどういう数になるのか、これは実際にはやってみないと、はっきりした数字は出てこないと思っております。ただ、我々として、今回有料化しますけれども、自転車対策というのは当然これだけではございませんで、さまざまな総合的な部分があるかと思います。また、自転車利用のあり方でも施策を幾つか示しておりますが、例えば駐輪場の確保、それからコミュニティサイクルの推進あるいはルール・マナーの徹底、それから自転車走行レーンの確保など、自転車対策についてはさまざまあるかと思っております。駐輪場の有料化をするに当たりましても、さらにそういった部分で総合的に取り組んで、前に進めていく必要があると考えておりますので、今後ともそういった部分を着実に推進して、自転車対策については取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○奥村委員
 はっきりと減っていくという結果が得られるという保証がないのであれば、他区が有料化しているからといって、あえて追従していく必要はないというふうに私は考えています。

 有料化についてのこれまでの検討のプロセスですけれども、現段階に至るまで協議会のようなものを立ち上げて、区民の方もその中に入れて話し合いを進めるとか、そういうことはされてきたのか。実際に負担をすることになるのは区民なわけですから、区民の意向を事前にきちんと把握して施策を進めていくというのが本筋だと思うんですけれども、そのあたりについても、これまでの経緯を、区民がどうかかわってきたかということについてお聞きしたいと思います。

○宮本環境土木部長
 先ほどから有料化と区外の利用者の関係とか、お話をいただいておりますけれども、私どもは駐輪場の有料化については、やはり受益者負担というところに立ってございます。放置自転車の減少については、どちらかというと、撤去・保管手数料の徴収ですね。その前に即日撤去をしていくというところがございますけれども、それに撤去・保管手数料を徴収することによって放置自転車の減少を図っていけるものかなと思っています。ですから、決して区外からの自転車が来ているために取るということではなくて、あくまでも受益者負担というところに立っております。

 これまでは中央区に19カ所の駐輪場を整備して運営してきましたけれども、やはり人口の増加で放置自転車がふえているという状況がございまして、そういうところを踏まえますと、駐輪場の整備をしっかりと図っていかなくてはいけない。最近においては、日本橋人形町二丁目などで地下に機械式の駐輪場を設けたりしてきました。ことしについては、東京駅前に、民設民営とはいいながら、有料の、初めの1時間、2時間ぐらいは無料だと思いますけれども、その後は時間制をとっていくという形で進めていく。今後も、区外の方々あるいは商店街へ買い物に来る方々の利用も考え一時利用の駐輪場なども整えていきたいということを考えておりまして、そういうことも考えますと、やはり一定時間で有料、100円とか取っていく有料化というところもありますので、駐輪場においてもそういう部分、それから、それ以外に放置自転車撤去の強化なども図っていく中で、やはり放置自転車対策事業の費用がかなりかかっていくというところの中で、駐輪場については有料としたいという考え方に立っているものでございますので、御理解をいただければと思います。

○奥村委員
 受益者負担という観点で見直していくんだということを強調されているんですけれども、負担するのはやはり区民なわけですから、事前に意見を聞き取るということは、私は大事だと思います。

 それと、自転車利用のあり方という冊子が出ていますけれども、区でまとめたものです。この中でも、変更に当たっては、利用者のみならず、広く区民に周知して合意を図っていくとの文言もあります。事前の説明や意見を聞かないということは、この説明、方針にも反していると思いますので、このあり方に書かれた方針との整合性についてお聞きしたいと思います。

 それとあわせて、撤去も強化するということが出てきたわけですけれども、撤去を強化して、撤去された自転車が持ち主のもとに戻ったとしても、結局は駐輪場のキャパシティーを自転車の数が超えている、自転車に対してキャパシティーが足りないということが根本原因なわけなので、有料化してもイタチごっこになるだけで、自転車は減っていかないというふうに私は考えます。

 ついきのうの企画総務委員会でも、中央区政世論調査が資料として出されましたけれども、この中で区の施策の満足度という項目で、不満足のトップが駐車場・駐輪場の整備というふうになっています。やはり有料化よりも、もともと数が、キャパシティーが足りていないわけだから、駐輪場を整備するということが先決だというふうに私は考えますけれども、この世論調査にあらわれている民意というものをどのように捉えているのかという認識についてもお聞きしたいと思います。

○望月環境政策課長
 まず、自転車利用のあり方の中で示されている周知という形でございますけれども、こちらについては十分な周知を図っていく中で、自転車利用のあり方の中でも、平成24年に定めてございますが、その際に既に駐輪場の有料化というものは施策の一つとして出されております。それ以降、検討を続けてきた中で、今回、来年度からの有料化という形で実施していくという形になってございますので、これについては、当然広く周知を図っていきたいというふうに考えてございます。

 それと同時に、世論調査との関係ということでございますけれども、先ほど来お答えしていますとおり、駐輪場の数が足りているとは、私どもも思ってはおりません。まだ駐輪場は不足していると考えてございます。ですから、先ほどから申し上げているように、自転車対策につきましては、駐輪場の確保と撤去の強化あるいは撤去手数料の徴収、それと、これは現実にはまだできておりませんが、コミュニティサイクルの推進を含めた内容のもの、また自転車ルール・マナーの徹底、走行レーンの確保など、自転車対策については、施策としてさまざまあると考えてございます。先ほど申したように、それらを着実に進めていく必要があると考えてございまして、この有料化というのは、ある意味、再スタートだと私も思っております。これまでにやってきた施策の中身が変わるわけではございません。引き続いていくわけでございますけれども、さらに今回そうした部分で有料化というスタートを切るわけでございますので、そういった総合的な取り組みを今後も続けてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○奥村委員
 再スタートということで、何か肯定的な前向きなイメージを持つような言葉なんですけれども、有料化していくということが前進していくことなのか。私は、むしろ自転車に乗る人の利用の機会をだんだんと奪っていくとか、そういう後退にもつながる可能性があるというふうに考えています。

 自転車に乗ること自体は、環境に負荷もかけないし、健康にもいいし、非常に便利な乗り物であるということ、それに交通事情ですとか、経済的な事情から自転車に乗らざるを得ないという人もいるわけですし、災害時にも役に立つということも、さきの震災でわかっていますし、やはり気軽に自転車に乗れる環境というものを提供していく責務が中央区にはあるのではないかというふうに考えますので、その認識、見解についてもお聞きしたいと思います。

 そして、区のさまざまな施策がありますけれども、健康増進という保健・医療の施策ですとか、環境保全といった施策とも、自転車に乗る人に料金を課していくということは矛盾するというふうに私は考えます。中央区自転車利用のあり方にも、中央区の目指す将来像という大見出しで、安全・安心・快適な自転車利用によるエコシティ中央の実現とうたっています。この中には、もちろんコミュニティサイクルだとかレンタサイクルというものも含まれますけれども、日常的に個人が持っていて身近な乗り物として利用している自転車の利用の可能性を狭めていくようなものになってはいけないと思いますので、その点についてもお聞きしたいと思います。

 現在はコミュニティサイクルというものが区内に存在していないわけですから、まずはコミュニティサイクルを導入して普及させていくということ、そして商業施設などの事業者にはきちんと駐輪場の整備をすることを指導すること、そして開発業者などにもマンションの中などできちんと駐輪場を整備していくということを指導していくということが、有料化よりも先にやられるべきことだというふうに思います。開発の中では指導要綱として駐輪場の整備というものも入れているようですけれども、開発の中で駐輪場がふえても、またそこで人口がふえるわけですし、そのマンションの中に駐輪場があっても、そこから出かけた先では、結局、やはり駐輪場が足りないということになるわけです。決算特別委員会、予算特別委員会などで出された資料を見ても、撤去される台数というのは、今現在の中央区の収容台数とほぼ同じですから、やはりそれだけの数、今の19カ所と同じだけの数の自転車を収容できる駐輪場を新たにつくっていくという方針が、まず先にとられるべきだと思うので、その点についての御見解もお示しいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 まず、先ほども御答弁いたしましたが、自転車利用のあり方でも示しておるところの内容につきましては、我々も着実に推進していく必要があるというふうに考えてございます。これまでも駐輪場の整備を19カ所でやってきておるわけでございますが、さらにその整備については進めていく必要があると感じております。ただ、今回、今年度、東京駅前で500台ということで駐輪場の整備を民設民営で行ってまいりますが、こうした方法も一つの駐輪場の整備でございますので、こういったものをあわせながら、駐輪場の整備の確保というものは進めてまいりたいと思っております。

 また、先ほどコミュニティサイクルのお話、確かに、まだ本区ではやっておりませんが、これについても、その必要性という部分と内容については認識をしておるところでございますので、これもこれまで御答弁しておりますが、本区でも実証実験を先にまずやらせていただいて、その後でという形で考えてございます。

 ただ、先ほどもお話ししましたように、駐輪場もコミュニティサイクルにつきましても、置き場、場所の確保が難しいというのが中央区の最大の課題でございます。これを解決しませんと、なかなかそこの部分でつくっていけるというお話になりませんので、そういったことをあわせて検討しながら、実現に向けて取り組んでまいりたいと。ですから、自転車利用のあり方そのものは、我々が今取り組んでいる部分でいけば、これを着実に推進することを目標としていますので、その中で実現を図っていきたいというふうに考えてございます。

 それと、先ほど、要綱の中で整備されていく、住宅系のものですと指導要綱で整備されていますし、ただ、出かけた先に駐輪場がないというようなお話がございましたが、これにつきましても、まちづくり基本条例等では、大規模な開発の際に駐輪場を設けていただくという形で、例えば松坂屋さんの開発では、今後400台の整備がされる、あるいは日本橋方面でもそういった一定の台数が確保されるという中でいけば、出かけた先での駐輪場の確保も区の指導で実現してくるものがございますので、そういったものとあわせながら、さまざまな方策を含めて総合的に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 商業施設でとか日本橋の開発の中でもあわせて整備をしていくということなんですけれども、例えばコレド日本橋などでは30台ぐらいのスペースか何かにぎゅうぎゅうに自転車が詰まっていて、実際にとめようとすると、とめられないということもあります。まずは駐輪場を整備していくということが先決だというふうに思います。場所の確保に課題があるということは承知しているんですけれども、やはり順序が違うのではないかというふうに思います。

 そして、予算特別委員会の資料で19カ所の駐輪場の利用状況というものも出ていまして、事前にお聞きしたところだと、登録台数は駐輪場の収容台数の約1.2倍くらいということで、多目に登録はしているということなんですけれども、駐輪できないということがないように登録者数も調整しているということですが、この表で見ると、八丁堀第二駐輪場や茅場町、勝どき駅地下、人形町三丁目、人形町通り、清杉通りなどでは登録台数が収容台数の約2倍ですとか、あるいはそれ以上になっているということがあって、今でも既にキャパシティーを超えていて、現実に断られているという状況もあるわけですよね。現実に断られているという状況があるのかということも確認をしたいと思います。

 これからの開発等々で、さらに人口もふえて、自転車もふえていく中で、最初から、はなから登録もできない、断られるということが当然あると思うんですけれども、そういうときにはどうしていけばいいのかということについても示していただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 まず、駐輪場の台数と、例えば登録というようなお話でいきますと、確かにお断りをする、目いっぱいになっているという状況の駐輪場があることも事実でございます。これにつきましては、ことしの1月から放置禁止区内の即日撤去を始めたところ、新たな駐輪場の御要望というのがございまして、そういった部分で非常にふえた要素の部分もございます。そういった中で、お断りする例が出てきているというような状況でございます。

 ただ、一部の駐輪場ではまだあきもあるというような状況になっています。そういった中で、御利用いただけるかどうかというお話は差し上げているところでございます。

 また、予算特別委員会の資料の中で利用状況のお話がございました。先ほども申しましたように、駐輪場が既に満足できる形で整備されているかといえば、まだ足らないという認識を区は持っております。ですから、先ほどの民設民営の駐輪場も含めて、また区の駐輪場も含めて、今後も整備は必要だという認識には立っております。ただ、最大の課題として場所の確保というのが一つございますので、まずそういった部分がどうクリアできるのか、これについてもさまざまな検討が必要だと思っております。また、関係機関との協議も必要だと思っておりますが、そういうことも含めて、今後も取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。

○奥村委員
 いっぱいのところもあれば、あいているところもあるんだということなんですけれども、あいているところがあるといっても、例えば人形町がいっぱいだからといって築地でとめるとか、そういうことにはならないわけですから、区民一人一人の生活状況や移動も違うわけですから、そういう状況を考えれば、ある地域ではあいているところがあるから大丈夫だという理論は成り立たないと思うので、そのあたりはやはり駐輪場を先にきちんと整備するということが、まずやられるべきだというふうに思います。

 資料2の説明を読んでも、余り説明文に連関が感じられなくて、コミュニティサイクルを導入することで放置自転車が減っていくということであれば連関があるんですけれども、やはり放置自転車とかコミュニティサイクルの導入というものと有料化ということにつながりがないと思うので、私は資料としても十分に納得いくものではないということを述べて、質問を終わります。

○富永委員
 私も自転車に関してです。

 今、再三理事者側の御答弁にあるように、中央区で抱えている自転車の問題というのがだんだん厳しくなってくる。それに対応するためには、やはり駐輪場の確保ということが必要不可欠なところではありますけれども、中央区の平均坪単価が全国一高いということは、やはり駐輪場のまとまった用地を取得するのにも大きな費用がかかる。そんな中で、これからコミュニティサイクルの導入等々を含めて、中央区内における自転車のあり方に対しての施策を拡充していくためには、いよいよ受益者負担というところで駐輪場に対しての費用を受益者からもらうと決めたということは、いよいよそこまで来たかなというところで、私自身、よその区にも、これは出おくれたということではなくて、よく今まで無料でやっていたなというところで大変評価したいと思います。

 私からの質問なんですけれども、資料2に、自転車の走行空間の確保や走行ルール・マナー遵守の徹底についても東京都や区内警察署と連携した取組を進めていくとあります。今までもこうしたことは再三言われていると思うんですけれども、自分がまちの中を毎日自転車で走ってみて、書かれていることが余り実感できないんです。それを今後どのように、さらに自転車の、それから歩行者にとって安全な走行空間を確保していくのか、その辺をお聞かせください。

○望月環境政策課長
 まず、自転車のルール・マナーの徹底ということでのお話でございます。

 これまでも当然、春と秋の交通安全運動週間等においても、各警察署と連携しながら、自転車の走行のルール・マナーの徹底というのは、キャンペーンを行ったり、周知を図ったり、さまざまな工夫をしてきたところでございます。今のところ、そういった部分を粘り強く続けていく、またお子様の教育の場でもそういったことをお知らせしながら、早いうちからルール・マナーについて認識していただく、こういったことに取り組みながらやっていく状況でございます。新しく何かがということではございませんが、こういったものを粘り強く続けてやっていくことが必要だと考えております。

 また、自転車の走行空間の確保についてでございます。

 走行空間の確保につきましても、本区の状況、特性を踏まえた場合に、車道の左側というのが荷さばきの車あるいはバス、タクシー、それからコインパーキングといったような状況の中で、なかなか道路空間の左側の部分の確保というのは難しい状況がございます。そうしますと、やはり歩道の広い場所で色分けをし、認識ができる形での走行空間の確保というのが現実的なお話だと思っています。

 ただ、これにつきましても、やはり整備できる部分については、一定の幅が必要な状況もございまして、当然、そうなると東京都の都道というふうな状況もございまして、こういった中で、やはり東京都とも連携しながら、また交通管理者とも連携しながら、そういった部分の拡大についてはお話を続けていく必要があると思っています。東京都のほうにつきましては、オリンピックを迎えるに当たっても、そういった検討が必要だというふうに考えられているようでございますので、今後も連携を図って、そういった走行空間の確保のお話をさせていただきたいと考えてございます。

○富永委員
 ありがとうございます。

 中央通りは国道ですね。あそこなどは、特に銀座地区に入ると、自転車は一切歩道を通ってはいけないということで、車道通行になっております。でも、銀座は余り自転車が通行するようなことはないと思うんですけれども、永代通りとか地下鉄の駅があったりすると、特に朝とか夕方のラッシュや何かで人が行き来する時間になると、大勢の人が歩道をもちろん歩く。一応自転車の通行帯となっているところも、歩行者優先ですから、歩行者があふれて、自転車が通行できないような状況になるんです。そうすると車道を走るわけですけれども、大きな開発が行われている地区が多い関係で、大きなダンプカーがところどころ幹線道路にとまっていまして、普通の乗用車と違って大型ですから、車道を全部塞がれて、四、五台とまっているところもあるんです。そうすると、当然、朝のラッシュの時間ですから車も多い。その中を自転車がすり抜けて通っているようなところもある。そのような中で、それをどう今後改善していくのか、安全を確保していくのか。

 それをクリアしたとしまして、今度、歩道を自転車が走るとなったときに、やはり車道と違って、歩道は滑るところが多いんですよ。雨の日などは両方の手でちゃんと両手運転をしていても、ちょっとブレーキをかけたりして一回タイヤが滑り出すと、本当に危険なんです。自分で転倒してしまう分には、まだ自分だけで済むんですけれども、それがお年寄りに当たっちゃったり、人に当たったりすると、無防備なところに当たってくるわけだから、自転車が当たったときのダメージよりも、すとんと転んで地面に打ったときのダメージのほうが大きいと思うんです。今後、自転車の走行空間ということを考えるのであれば、中央区だけではなくて、東京都等にもきちんと話をしていただきたいと思います。今、歩道が物すごくでこぼこしていて、震災の後もあって、自転車が走りにくいだけじゃなくて、例えばれんがが出っ張っていたりすると、白いつえをついた方のつえがひっかかったりというのも目の当たりにしています。今後、オリンピックが6年後、もう6年はないか、来るわけですけれども、あさってで東京オリンピックの開催が決まってから1年がたって、その間に何が進んできたのかなというと、まだ調整の段階だと思うので、目に見えて、まちの中で例えば道路が変わっているとか、人が歩きやすいように変わっているとかということが、まだ見えていない状況で、いろいろ難しいとは思うんですけれども、やはりオリンピックの中心として選手村ができる、そして選手村の後、さっきも説明にありましたけれども、今後、晴海をどうしていこうか、また築地もあります。やはり本区としては、人に優しい空間づくりを、施設の周り、移動空間を全部含めて、オリンピックが来る前に何とかしていくのが望ましいかなと思います。

 自転車の問題は本当に大変です。ありがたいことに東京駅前に今年度駐輪場ができるということですけれども、それも再開発の中でまとまった規模の自転車置き場ができるまでの暫定ということですよね。今後、コミュニティサイクルを含めて、また前から何回も言っていますようにIC化をすることによってコミュニティサイクルの動きだとか、いろいろなものが、自分の勝手な考えで言っているわけですけれども、うまく動きながら、受益者負担というところでも、まず試行的にやってみて、これから先、様子を見ながら、改善するところは改善しながら、やはり受益者にとって一番納得のできる自転車のあり方というのを中央区として進めていったらいいかなと思います。

 これで質問を終わります。よろしくお願いします。

○中嶋委員長
 ほかの皆さんはよろしいですか。

 次に、議題に移ります。議題1、環境保全及び建設行政の調査について御質問ございますか。

 よろしいですか。それでは、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 次に、議題2、「都バス「東12」路線廃止により生じた日常生活の不便の解消を求める請願」の審査について、御質問ございますか。よろしいですか。

 では、継続審査ということでよろしいですか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございました。では、そのようにいたします。

 次に、第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 以上をもちまして環境建設委員会を閉会といたします。

 どうも長時間ありがとうございました。

 なお、委員の方と担当部長はお残りいただきまして、あとの理事者の方は御退席をお願いいたします。

(午後3時49分 閉会)


-委員会を閉じた後-

 環境建設委員会行政視察は10月28日から30日で、視察目的として、大阪府大阪市では淀屋橋地区第一種市街地再開発事業について、兵庫県三田市では連節バス「オレンジアロー 連 SANDA号」について、徳島県徳島市ではひょうたん島川の駅ネットワーク

推進事業について、それぞれ実施することを協議し、決定した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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