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平成26年 地域活性化対策特別委員会(9月16日)

1.開会日時

平成26年9月16日(火)

午後1時30分 開会

午後3時5分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 小栗 智恵子

副委員長 瓜生 正高

委員 石田 英朗

委員 木村 克一

委員 中島 賢治

委員 青木 かの

委員 河井 志帆

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(14人)

小泉副区長

齊藤教育長

田中企画部長

黒川企画財政課長(参事)

梅澤副参事(都心再生・計画担当)

新治区民部長

高橋区民生活課長

濱田地域振興課長

吉原文化・生涯学習課長

森下スポーツ課長

田中商工観光課長

石川日本橋特別出張所長

坂田教育委員会次長

俣野図書文化財課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

笠井書記

鎌田書記

6.議題

  • 地域振興、文化振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○小栗委員長
 ただいまより地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 本日、区長は公務のため、欠席いたします。

 また、理事者報告の関係で区民生活課長、スポーツ課長及び日本橋特別出張所長が出席しますので、あわせて御了承願います。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えています。なお、内容につきましては、第三回定例会での委員長報告で報告させていただきたいと存じます。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり理事者報告に対する質問とあわせて行いますので、よろしくお願いします。

 初めに、理事者報告をお願いします。

○新治区民部長

 1 区民施設等の指定管理者の評価結果について(資料1)

 2 第26回東京湾大華火祭について(資料2)

 3 「中央区まるごとミュージアム2014」の実施について(資料3)

 4 第62回中央区観光商業まつりの実施について(資料4)

 5 第18回中央区産業文化展の実施について(資料5)

○坂田教育委員会次長

 6 中央区近代建築物調査の結果報告について(資料6)

以上6件報告

○小栗委員長
 報告が終わりました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いします。ただいまの時刻は午後1時47分です。自民党さん65分、公明党さん35分、区民の会さん35分、日本共産党さん35分、新無所属さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いします。

○木村委員
 それでは、私から何点か質問させていただきます。

 まず最初に、資料1と資料2について質問させていただきます。

 資料1に関しては、区民施設等の指定管理者の評価、これは毎年行っている評価だと思っております。そこで思うんですが、今回33施設、12指定管理者が評価対象になって、ここに評価が出ているところであるんですけれども、この評価を見せていただくと、ほとんどのところが総合評価はAという結果になっています。その中で、各施設ごとに見ていくと、大体の評価がAになっているところも、(3)の施設の管理に関しては結構B評価が多いところに目を引かれました。

 その段階で、内容を読んでいると、そこそこの評価をしている。例えば、中央会館にしても、貸しホールや婚礼など多用途の施設であるが、各部署間で積極的に連携を図っており、施設の管理は適切である。個々の職員による省エネ対策への取組みも、徹底されているというような形で、これだけの文章を読んでいるとA評価でもおかしくないのかなというところですが、評価的にはBになっている。ほかの施設に関してもそうなんです。それぞれの評価の理由・課題等々を読んでいると、ほとんどみんないいことが書いてあるんですが、どのような点がAに至らなかったのか、B評価になっているのかというところをもう少し詳しく御説明いただければと思います。まず、こちらに関してはその1点、お願いいたします。

 次に、資料2、第26回東京湾大華火祭について質問させていただきます。

 皆さんも御承知のとおり、この日は台風が近づいていて大雨があるというようなことがあって、速やかな対応で中止が報告されました。議員にもそれぞれの関係部署のところにも速やかな中止報告が来て、対応がスムーズだったなというふうに考えています。そのことで混乱も生じなかったということもあるんですけれども、実際に東京湾大華火祭が中止になったのは過去にもあって、1回は保険金を掛けてなくて大きな損害を中央区が被ったということもあって、それからはあるなしにかかわらず、ちゃんとした形で区は保障として保険金を掛けるようになったということで、今回はまさに保険金を掛けていたことによって区の対応はよかったのかなというふうに評価します。

 その際ですが、実際に掛けている保険金額並びに、ここにも書いてあるんですが、興行中止に伴う保険金の請求を行うということで、その対応として、どのようなものがどのような保険金額になって区に補塡されるのか。補塡されるのは対象経費の90%となっていますが、その点を詳しく御説明していただきたいと思います。

 また、東京湾大華火祭に関しては、今回は中止ということで、本区の計画としては来年度までは実際の晴海会場を使って行うということは御報告をされていると思います。また、東京湾大華火祭に関しては、区長と議長の連名で東京都知事宛ての2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会に伴う本区の影響などに関する要望として、この大華火祭のこともうたってあります。その内容としては、花火大会の開催について、うちはもう25年もの期間、中央区で東京湾大華火祭をやっているんだけれども、区民にも親しまれているということも考えて、今後の東京湾の活性化や商業観光にもこの花火大会は大いに寄与しているんですよと。そのために、今後この花火大会は中央区ではなくて東京都がやるべきではないかということで投げかけたことに対しての東京都の回答が出てきています。

 その回答の内容を見ると、東京湾大華火祭の開催について、東京都主催として継続実施するのは困難であるということがまず東京都から返ってきて、それによって、貴区における事業を推進する際には情報提供などの支援を行っていきたいと考えていると。また、平成27年の花火大会開催に向けて、会場希望も含め貴区との調整ということになっているんですけれども、今後、中央区と東京都はこの花火大会に関してどのようなことを、膝を詰めて話し合っていかなくてはいけないのか、まず本区のお考えをお聞きしたいと思います。

 まず、大きくこの2つの項目についてお願いいたします。

○濱田地域振興課長
 まず、指定管理者についてでございます。

 地域振興課の所管が多いということもございますので、私のほうからお答えをさせていただきます。

 委員御指摘のとおり、施設の管理という観点につきましては、全体を通しましてB評価が多くなっております。評価の仕方の別紙1のほうをごらんいただきたいと思うんですけれども、評価の基準といたしまして、5段階評価で3、真ん中の評価が当然達成すべき水準を満たしていて、おおむね適切な状況であると。この評価は、実は各施設の管理の小さい項目の中で多くなっております。

 施設の管理という観点でございますけれども、私ども、自己評価をするに当たりまして、A評価にいくまでの印象を与えるのがなかなか難しい項目になっております。といいますのは、施設の管理ということで最低限施設の管理はしなきゃならない部分がございますので、よほど施設の管理をするに当たって工夫をされているとか、たまたまこれはとっぴ的なことですけれども、事故が起こってすばらしい対応をしたとか、そういう要素がないとA評価をつけるというのが難しい項目になっていると認識しております。そうした中、例えばヴィラ本栖につきましては、今回A評価をつけさせていただきましたけれども、これは昨年度大規模改修がありまして、それに伴う例えば備品の調達ですとか管理について、指定管理者として責任を持ってすばらしい対応をしていただいたというところを評価させていただきまして、ヴィラ本栖につきましてはA評価とさせていただいたところでございます。

 今後につきましても、どこまで管理を適切にやればBなのかAなのかはなかなか難しいところがございますけれども、どこの施設も最低限の施設の管理が行われているということで、決してB評価というのは悪い評価ではございませんので、御理解いただければと思います。

 それから、東京湾大華火祭についてでございます。

 まず、保険金額というお尋ねがございました。

 今回、いわゆるイベント保険といたしまして、興行中止保険に掛けた保険料の金額でございますけれども、519万8,000円でございます。これが、いわゆるイベント保険の保険料ということで、どのようなものがその保険の対象になるのかというのが次の質問だったと思いますけれども、基本的には支出です。

 東京湾大華火祭の実行委員会のベースで申し上げますと、花火代ですとか、警備に係る警備員とか安全施設のお金、それから管理費、そうした支出に対してのものが対象ということになってございます。ただ、一部対象除外がはっきりしたものがございまして、当然でございますけれども、掛金の保険料は対象外ということになります。その保険料以外の支出するお金に対しまして、基本的には90%の保険金がおりるという保険に加入してございます。今、保険会社のほうとるる協議中でございまして、基本的には90%おりるという前提でございますけれども、これから査定等が入ってきますので、正式な金額は今申し上げられませんけれども、支出した金額のおおむね9割程度が戻ってくるということを予定してございます。

 それから、今後の東京湾大華火祭のお話でございます。

 委員おっしゃるとおり、東京都のほうから先日回答が参りました。その回答には、東京都が主催となっての継続実施は難しいといった文面がございまして、なかなか厳しい回答だと受けとめてございます。ただ、それをもって中央区のほうで諦めるということではなく、文面的には東京都のほうで主催していただけないかということに対しましては難しいよという回答と受けとめておりますので、例えば東京都も当然巻き込みまして、周辺区も巻き込みまして、何らかの形で花火大会は継続して実施できないかといった協議には乗っていただけるものと受けとめております。そうしたことから、今回この回答を受けまして、近いうちに東京都のほうに、まず私どもの花火の現状とこれからの考え方を御説明させていただいて、関係局を巻き込みながら継続実施の道を探っていきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○木村委員
 ありがとうございます。

 まず最初に、先ほどのAランクになっていました区民健康村ヴィラ本栖なんですけれども、実際に私も新しくなってから、この8月でしたか、7月でしたか、1回行かせていただきました。まず、申し込みが急だったこともあって、事前のはがき申し込みではなくて、あいているところのキャンセルの対応で直接ヴィラ本栖と電話交渉という対応をとらせていただいたんですが、電話口に出たホテルの担当者もすごく丁寧なわかりやすい対応をしていただいたので、スムーズに事が次から次へと進み、申し込むことができたというところは、やはりヴィラ本栖がA評価になっているところだなと評価いたします。

 それと、先ほど地域振興課長からの答弁の中で、何点かが、3項目以上で5項目全てに至らなかったというところでB評価というところなんですが、実際この評価結果を考えるのであれば、いいところはいいところで、こういうところがよかったんだけれども、実際この施設の中のどこがどういうふうに悪かったので、今後この部分を改善していかなくてはいけないというところが、ここの課題というところでは、抜けているんじゃないかな、いいところだけが出ていて、こういう評価だったんだけれども、Bでしたというところではなくて、いいところはこういうところがあったんだけれども、こういう点がB評価になったところなので、ここを今後課題として改善すべきだというのが本来の評価であり、そのような書類ができてこないと、このままみんなのところに回っても、この施設のどこがどう悪かったのかというのがわからないんじゃないかなと思いますので、その点に関してもう一度御答弁をお願いします。

 それから、東京湾の花火に関しては、おおむねわかりました。当然、中央区に関しても、これは中央区の一大イベントなので、今後も続けていかなくてはいけないということも考えています。それに伴って、519万8,000円の掛金で済んでいるということに対して、それ以上の経費がかかっているのかなというところがあるので、補塡されるのは支出部分の9割というお返事だったんですが、実際のアバウトな金額的にはどうだったのかという、そこが一番の評価じゃないかなと。これだけの保険を掛けたことによって、これだけかかったものがこれだけでおさまったんですよというところの数字の90%ではなくて、実質の金額的にはどうだったかというところも詳しく聞かせていただければと思います。

 それと、今後は東京都とも相談をしてということで、ぜひそのような形で行っていっていただきたいと思うんですが、東京都とお話を進めるに当たって、本区の考えとしては、東京湾大華火祭を今後どのように継続していくことを考えているのか、その点に関しても区の考えという根底になるところを基本にして対応していっていただきたいと思いますので、その点、本区の考えをもう一度お示ししていただければと思います。よろしくお願いいたします。

○濱田地域振興課長
 まず、指定管理者の件でございます。

 先ほども申し上げましたけれども、5段階で各項目を、特に施設の管理につきましては、別紙1にございますように建物の保守管理から管理記録までの7項目につきまして、それぞれ評価をしてまいります。5段階評価をしてまいりますけれども、どこかの1カ所でも2という低い評価がつけば、これは総合評価のほうでもC、課題ありという形で上がってまいります。逆に申し上げますと、みんなB評価であれば、全て3以上の点数の評価を受けているということで、特に大きな課題はないといった評価内容でございます。とはいえ、委員のおっしゃる意味、非常によく受けとめさせていただきますので、今後この報告の仕方については、改めまして検討させていただければと思っております。

 それから、東京湾大華火祭についてでございます。

 実行委員会の今年度の予算規模が大体4億3,000万円ほどでございます。そのうち一部、先ほど申し上げました保険料ですとか、あとは予備費とかも計上してございます。そういうところは対象になりませんけれども、ことし4億円近くが対象になるかと考えております。

 ちなみに、保険の限度額でございますけれども、3億9,832万1,000円が対象経費としての限度額でございます。これから決算のほうを積み上げてまいりますけれども、ここまではいかないと思いますが、ただ、間違いなく3億円台後半はいくだろうと踏んでおりまして、それの90%ということは大体3億何千万円かは補塡されるといった計算になる予定でございます。

 それから、継続実施に向けての本区の考え方でございます。

 今まで26回、ことしは残念ながら中止になってしまいましたけれども、四半世紀実施する中で、全国的にも有数な花火大会として成長いたしてございます。当然でございますけれども、全国に数多くのファンを持っているということで、今回は非常に多くの方にお楽しみいただけなかったということはまことに残念に思っております。そうした伝統ある花火大会を本区としては続けていきたいということでございますけれども、当然これがさまざまな地域を潤す経済効果ですとか、それを多くの方に楽しんでいただいて満足して帰っていただく点などを考えますと、やはりオリンピックが来たからイコール即中止ということではなく、何かしらの形で継続実施の道を歩んでいきたいと考えているところでございます。

 ただ、以前から申し上げているかもしれませんけれども、選手村の工事が本格的に始まれば、中央区内の会場がほとんどなくなってしまうといったことで、中央区民が見られる会場がないのに今と同じような形で中央区がほとんどの経費を捻出して続けていくのは難しいといった考えでございますけれども、これを広く、ある意味東京湾周辺の大きなイベント、広域的なイベントとして位置づけさせていただいて、それに関係する臨海部を中心とした各区及び東京都に御理解をいただきながら、それぞれ応分の負担をしていただく中で、東京湾大華火祭を前身とする花火大会を継続して実施していきたいというのが私どもの考え方でございます。

 以上でございます。

○木村委員
 いずれも御答弁ありがとうございました。

 指定管理者の件に関しても十分わかりましたので、ぜひ今後、課題としてどこがどう悪いんだというところを、この評価表を見てみんながわかるような、施設に行ったときに、ここがこう変わっていたねというのがわかるような資料にしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、東京湾大華火祭に関して、519万8,000円の保険で約4億円かかっている経費に対して3億9,000万円を限度にほとんどが補塡されるということに関しては、本当に中央区にとっては無駄な経費をここで使わなくて済むということになってくると思います。そのようなことに関しての評価は大だと思いますので、そういうところは今後ともぜひお願いしたいと思います。

 それから、この花火大会に関しては、中央区民以外の多くのファンもいらっしゃると先ほど地域振興課長がおっしゃっていました。まさに、そのとおりだと思います。この花火大会を行うことによって、多くの人たちが中央区に集まってきてくれる。そして、来るとき、帰るときは中央区の地域貢献に絶大なる還元をしていっていただけるんだということを念頭に置きながら、東京都とも話し合いながら、中央区で継続できるような方向性の今後の対応策をぜひ考えていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。これは要望として、お願いいたします。

 続きまして、今度は資料3、4、5、中央区まるごとミュージアム、中央区観光商業まつり、中央区産業文化展について質問させていただきます。いずれにしても、それぞれ個別というよりは、中央区のイベントとして大きくまとめたような形での質問をさせていただきます。

 まず、1つ、まるごとミュージアム、私はすごく注目して毎回楽しみにしているイベントなんですけれども、今回は2年に一遍の年になりますので、産業文化展と一緒にオープニングセレモニーを晴海トリトンで行うという形で、中央区の大きな2つのイベントが同時期間に開催されているという形になります。さらに、10月1日から観光商業まつりが始まって、11月2日がまるごとミュージアムという形になっていると思うんですけれども、そのときに、1つは、今回それぞれのイベントの目玉は一体何なのかというところをお聞きしたいと思います。まるごとミュージアムに関しても、今回幾つかの新規項目がこれだけ出てきているということは、区民にとっても、あるいはまるごとミュージアムを楽しみにしていた方に関しても、注目度が高いところになってくるのかなというところもあると思いますので、今回の目玉は何なのかというところをお聞きいたします。

 それと、先ほども区民部長のほうからお話をいただいているんですが、箱崎から浜町の防災船着場に場所が変わったということは、今までの箱崎の防災船着場よりも浜町の防災船着場に行ったほうが、日本橋地域、特に浜町地域のイベントに活用大だというお話だったんですが、この点について、もう少し深く御説明をしていただければと思っております。

 こちらに関しては、まずその点についてお伺いいたします。

 それから、資料4、中央区観光商業まつりに関してです。昨年、私は区民文教委員会の委員長をしていたので、オープニングセレモニーにも参加させていただいたんですが、毎年、ミス中央の一番最初のお仕事がこれになるのかなということも考えています。そのようなことを行いながら、中央区のイベントとして盛り上げていくことになっているんですけれども、ここに関して、ミス中央の紹介や区内商店会の名産品の配布、東日本大震災の復興支援を継続的に行うための募金をお願いするということなんですけれども、中央区が幾つかこういうイベントをやっているときに、必ず今回はまた東日本大震災ということで、これは3年目になるかもしれませんが、イベントを行う際には日本国内で起こってしまった災害時における義援金というのを常にワンセットにしてやっているというのはどうなのか。今、ここでは東日本大震災をうたっていますけれども、この間起こった広島の土砂災害では、まだ身元不明者もたくさんいらっしゃいますので、そういう地域の義援金という形で中央区でやっていくというのはいかがなものかという問いで質問させていただきます。

 それから、資料5、産業文化展に関しては、まるごとミュージアムと合併ということで一大イベントになると思うんですが、これに関しても今回の目玉的なものは何なのかというところも含めて、イベントという形で御答弁していただければと思います。よろしくお願いします。

○吉原文化・生涯学習課長
 まず、まるごとミュージアム2014の件についてでございます。

 目玉事業でございますけれども、まるごとミュージアムは、第7回目を迎えまして、昨年よりも新規事業が9もふえまして、39の事業所に参加をいただいているところでございます。こういった観点から見てみますと、まるごとミュージアムも区の事業として定着してきたという感があるところでございます。こういった観点からいきますと、私どもはやはりこの全体が区の魅力を発信する重要な文化イベントというふうに考えております。ですから、まるごとミュージアム全体が目玉というふうに考えておりまして、そういった観点からいきますと、広報の仕方をいかに充実していくかというところ、区民のみならず、いかに来街者の方にも来ていただけるように工夫していくかというところかというふうに考えているところでございます。

 それから、箱崎の防災船着場を浜町の防災船着場に変えた件でございます。

 これにつきましては、地元の皆様からの御要望ということで、もう既に御承知のこととは存じますけれども、1つ、浜町に変えたところでメリットが出てまいりました。そのメリットと申しますのが、大型バスの運行が可能になったというところでございます。そういったことで、少しでも回遊性を高めることができるというメリットも、波及効果で出てきたところでございます。

 以上でございます。

○田中商工観光課長
 私のほうから、観光商業まつりと産業文化展についてお答えさせていただきます。

 まず、観光商業まつりの今回の目玉といいますか、ポイントとなります一番大きなところとしましては、これまで宝探しというようなイベントを行ってまいりましたが、これまでの部分、観光商業まつりの目先を変えるではないですけれども、マンネリ化の打破的なイメージから違うイベントをやっていこうということ、あと宝探しには賞金総額500万円ということで相当な金額の経費もかかっておりましたので、そういったものの節減も含めまして検討を行った結果、今年度につきましては、新たな取り組みとしまして、ハッピーハロウィンウィークというようなものを実施したいというふうに考えてございます。

 これにつきましては、区内の商店街が一定の時期、10月25日を中心とする期間になるんですけれども、この時期にハッピーハロウィン、要はハロウィンというものをテーマとして、共通のテーマで各商店街がイベントを打つことで一体感を醸し出しながら区内の全体のにぎわいをつくり出していきたい。できれば、それを1枚のチラシ等で周知しながら、区民の方あるいは来街者の方に回遊をしていただきたいということで、そういったイベントを企画したというのが1つ大きな目玉となってございます。

 また、もう一つは、オープニングイベントの中でございますけれども、開催の初めに、まずプリエール少年少女合唱団による合唱をオープニングセレモニーとあわせて実施しまして、区内にお住まいのお子さんたちの活動の発表の場を設けるとともに、イベントの盛り上げにしていきたいというふうに考えているところでございます。

 こういったものが、観光商業まつりのほうの今回のポイントになってございます。

 なお、今、委員のほうからございました義援金の御提案についてでございますが、これまで東日本大震災の復興支援ということで実行委員会のほうでもいろいろなお話し合いの中から継続的に行っているところでございます。確かに、その後も日本各地、さまざまな悲惨な災害が起こっているところでもございまして、義援金につきましては大変重要な趣旨だとは思っております。今後、イベントを開催する際に、そういったものをどういう形であわせてやっていくことができるかにつきましては、検討していきたいというふうに考えてございます。

 もう一点、産業文化展の今回の重点項目についてでございます。

 まず、1つにつきましては、先ほど区民部長の説明の中にもございましたが、開催テーマが、つどい・ふれあい・生み出す。まんなか中央区。~中央区‘はつ’の産業と文化~ということで、初めての初という字と発信するということの発という2つの意味を込めまして平仮名で、はつという表現をさせていただいています。これにつきまして、改めて中央区発祥のものに目を向けまして中央区ブランドを再構築し、世界に向けて発信していきたいということで実行委員会のほうで考えてやっているものでございます。この辺が今回のテーマの1つの売りとなっているものでございます。

 それから、もう一点が、中高生を対象とした企業体験プログラム、これにつきましても先ほどの説明の中で概略を御説明させていただきましたが、この産業文化展の一つの大きな役割として持っています青少年に対する地域産業教育に役立てるというようなことも含めまして、そういったプログラムをつくっているところでございます。これは区内等にお住まいの中学生、高校生を対象に、実際に起業する、要は事業を起こすところから最終的には決算を経て分配をするところまでの経験をすることになります。その中で、この産業文化展の1日にあわせまして、トリトンスクエアの中では難しくて外になってしまうんですけれども、会場で実際に自分たちでつくったものを販売して、それで利益となったものをまた分配するといったような経験をするということで、今までになかった中学生、高校生が運営するブースというのも生まれてきます。

 こういったものが、今回の産業文化展のほうの一つのポイントになろうかというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○新治区民部長
 まるごとミュージアムの船着場のところで少し補足をさせていただきます。

 資料としてつけましたものの中に別紙2というカラーの折り込みの地図が入っております。区内全域の地図でございます。まるごとミュージアムのバス、船の運行ルート(案)ということでお示ししてございますが、この中で船のルートは、実線で隅田川のところに太く描いてございます。浜町の防災船着場に船をつけますことによって、この地図の中に囲みでピンク色で番号がついているものがございます。これはイベントが行われる会場でございますので、浜町周辺で行われます薬研堀だとか浜町周辺の散策だとか、お手を上げていただいたイベントとつながっていくというようなメリットがございます。残念ながら、箱崎周辺ではイベント等がございませんので、回遊性が途切れるおそれもあるということで、今回浜町のほうのお申し出をいただいているイベントとつなげていこうということで、こちらに延伸したところでございます。

 以上でございます。

○木村委員
 いずれも御答弁ありがとうございました。

 まるごとミュージアムに関しては、一番おもしろいのが、中央区内を大型バスが走る、コミュニティバスも走る、それから船に乗ることもできる、いろいろなイベントに参加することができるという、1日をかけても回り切れないほどの大変楽しいイベントだと思っております。今言ったように、浜町の船着場、38番地区と印がついているイベント会場に歩いて行けるような距離であることは、この地図を見れば一目瞭然で、なおかつ違うイベントに行くに関しても、少し歩けば違うルートの路線バスも走っているということがありますので、それであれば、もっと早くこのような発想ができてしかるべきなのかなとも思います。

 その反面、前回行っていた浜町は、ここは2ルートの大型バスの乗り継ぎ場所になっていたので、今度来るバスはどっちなんだ、どっちなんだというようなわからないところもあったものですから、実際経験してみて初めてわかるところで、乗り継ぎ等々に関しても、一般の方はその日限りで区内に訪れる方も多いものですから、そういうところをよりよく説明できて、お客様が混乱しないような対応策をぜひとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 観光商業まつりに関しては、悲しいかな、私が一番楽しみにしていた、毎年イベントでやっていた宝探し、これはその地図をもらうと、議員の中でも何人かお目にかかって、今、何カ所探しましたと、区内を歩いている議員の方とも会うぐらい、地図を片手に楽しんでいる方がいらっしゃったんですが、それにとらわれることなく、今回はハッピーハロウィンウィークというような新しいイベントを持ってくるのも1つだと思っております。賞金をそんなにかけなくても、500万円という賞金をかけなくても、今までの宝探しという一つのイベントということであれば、地図を片手に中央区内を親子で回っている姿も結構見かけましたので、高額商品をかけなくても、参加賞プラスアルファ、謎解きに対する何かというものでも、結構このイベントは長い期間かけて親子で、あるいは彼女とといったイベントになるものじゃないかなというので、来年以降もまた検討していただければと思っておりますので、よろしくお願いします。

 それと、今回、区内の団体による合唱ステージを行うと。これは、私も何かで聞いたことがあるんですが、区内の小・中学生を集めてやるというのをもっとアピールしたほうがいいのかなと。余り知られていないところが多い部分もあると思いますので、そういう合唱団を中央区でつくったので、ぜひ皆さん、そういうものにも参加しながら、このイベントを見て、もっと入ってもらいたいというところもつけ加えて持ってこられるような形になればと思いますので、その点も要望しておきます。

 それから、産業文化展に関しては、青少年を取り込んで、今後の未来を背負っていく中央区の中高校生に対しても、実際、区のイベントでこういうことをやっているんだ、自分が参加できるイベントとしてやっていただけたというのは大いに評価するところであります。今後、こういうイベントが中央区内でももっと多く取り上げられていって、中央区内に住んでいる小さなお子さんからお年寄りまでが何かできるようなイベントというのも、それぞれのイベントの中に取り入れていってもいいのではないかと思いますので、その点も今後要望しておきますので、対応をよろしくお願いいたします。

 私の質問は以上で終わらせていただきます。

○中島委員
 私からは、資料3の中央区まるごとミュージアムのことです。

 概要のところに民間事業者等が行うさまざまな文化イベントに参加し、本区のさまざまな文化的な魅力を理解していただけるようというふうに書いてあるんですが、民間事業者がやるということで、それは理解するんですが、では区としてはこれに関してどのように関与しているか。バスの運行とか船の運行とかいうのはわかるんですが、まるごとミュージアムという中央区全体をミュージアムと捉えたときに、区としての取り組みをどのようにお考えになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。

 それと、先ほど言っていた船の件なんですが、船が走っていますけれども、船を導入する理由をお聞かせいただきたいと思います。一般的にはバスのほうが全然速いし、機能的だなというふうに思っているんです。結局、船着場もないですから、限られた土地しかおりることができないということを考えたときに、船を利用する理由ですね。

 それと、日本橋の船着場は、この地図を見ると、どこもおりずに往復して戻ってくる。なぜそういうコースをつくっているのかという考え方をお聞かせいただきたいと思います。

 それと、去年のパンフレットを見せていただくと、中央区まるごとミュージアムの左上に歴史と文化が出会う街というような標語がついているんです。ことしはこの標語がまた生きているのかどうかというのと、歴史と文化が出会うという考え方はどのような考え方に基づいて実際行われているのかなと。去年のイベントを見せていただくと、ほとんど歴史に関係しないようなイベントばかりですね。どこで歴史と文化が融合しているんだろうという思いもあります。どちらかというと、歴史が我が区の象徴的な文化だというふうに思っていますので、その歴史を表に出すような取り組みをどうやって区はしているのかなというのが一番の疑問で、その辺に関してお答えいただければと思います。

○吉原文化・生涯学習課長
 まるごとミュージアムにおけます区の取り組みでございます。

 これは、もう既に委員御案内のとおりでございますが、平成20年3月に策定されました中央区文化振興プランに基づき実施している事業でございます。そういった中で、やはり文化の発信というのは、中央区だけではなくて、中央区全体で発信をすることが重要であるというふうに考えております。そういった中で、事業者の皆様方にボランティアとしての協力をいただいて、御参加いただいているところでございますが、区の取り組みといたしましては、そうした区の事業者の皆様のさまざまな会場に効率よく足を運べるように、さまざまな手段を用意するなど、まずは回遊性の確保、それから先ほどの委員の御質問の答弁と重複して申しわけございませんが、広報の充実といった部分で区のさまざまな魅力を発信していけるように努力をしているところでございます。そういった中で、さまざまな区の事業者さんのイベントに効率よく参加していただけるものというふうに考えております。

 船の導入理由でございますけれども、中央区には豊富な水辺環境がございます。文化振興プランに基づきまして、そういったところをぜひ区民、また来街者の方にも知っていただきたいというところで船の導入をしたところでございます。船から見る中央区の景観といったものもぜひ味わっていただきたいという趣旨でございます。

 それから、日本橋船着場の短距離の回遊というところでございますけれども、これにつきましては、明石町防災船着場も同様に回遊ルートとなっております。運行ルートで行っておりますのが、本年ですと、浜町から朝潮運河船着場まで、昨年ですと箱崎の防災船着場から朝潮運河船着場というルートでございます。それ以外は、水辺の環境を楽しんでいただく、知っていただくということを主眼に置きました回遊ルートとさせていただいているところでございます。

 それから、歴史と文化というところでございますけれども、歴史と文化をどうやってアピールをしていくのかというようなところもございます。確かに、そういった観点でまいりますと、文化の発信というところはございます。また、文化の発信の中で見ていただく、例えば小津和紙の博物館であるとか、ああいった部分でございますと、まちかど展示館の参画もいただいておりますので、そういった中で歴史といった伝統的な文化に触れ合っていただけるというふうに認識しておりまして、歴史と文化が出会う街というようなフレーズをつけさせていただいたところでございます。ことしも、歴史と文化が出会う街というフレーズは使う予定で検討しているところでございます。

 以上でございます。

○中島委員
 どうもありがとうございました。

 いろいろ考え方はあるというふうに思っていますけれども、まず船の回遊に関しては、やはり中央区というのはもともとは水運、今は全部高速道路になってしまったり、埋め立ててしまったりということがあるので、決して日本橋の短いルートがどうのという話ではなくて、もともとの歴史をもっと宣揚してほしいという意味での質問なんです。水運というのがすごく盛んだったということで、その一端として水路を通るというふうに私はイメージをしていたんです。だとしたら、その中にもう少しアナウンスとして、歴史的な水運の利用のことも本当は話していただければなというふうに思っているんです。このコースはもう少し先を延ばしていただいて、亀島川まで延ばして、あそこは実際桜川という旧名でして、皇居というか、江戸城をつくるときに資材を運んだと言われる水路でもあるわけですから、そういった歴史的な語りもそのアナウンスの中に入れていただいて、水路がいかに重要だったかと。その先には本当は酒河岸とか大根河岸とか、いろいろな河岸まであるわけです。現在、そこまで水辺がつながっているわけではないので、こういう形で運搬をされたということを、歴史の宣揚という意味では、ぜひアナウンスとして入れていただきたいなと思います。

 それと、歴史的なものがこのイベントにはかなり少ないなと。確かに、まちかど展示館等で出ているところはあるんですが、それでもやはり、例えば佃二丁目の石川島資料館などは日曜日休みですので、入ることができないですし、かといって16番のバスのとまる郷土資料館、そこは常設展示しかしていない。せっかく皆さんをお迎えするのに当たって、郷土資料館などももう少しそれにあわせた形でイベントなども組むべきではないかなというふうに思っているんです。

 所管が違うかとは思うんですが、そういった意味で、中央区には大変いろいろな隠された歴史的な資材がたくさんある。ぜひまるごとミュージアムの中でも皆さんにそういったところで足をとめていただけるような取り組みが必要なのではないかなと思っているんです。この路線を見ると、どうしてもイベントをやるところを中心に回られるということで、できましたら、皆さんにお配りするような資料の中には歴史的な碑とか場所とか、そういったものも記載していただいて、少しでも中央区の歴史を知っていただいて、皆さんが1日楽しめるような取り組みをしていただきたいなと。現在でも、高齢の方などはかなり地図を持っていろいろなところを歩いていたり、観光ガイドじゃないんですけれども、歴史ガイドの宣伝もあったりして、多くの方が佃近辺とかを歩いていたり、鉄砲洲の公園とかを歩いていたりしますので、ぜひまるごとミュージアムでもそういったことを取り入れていただけないかと思うんですが、それについてお聞かせいただきたいと思います。

○吉原文化・生涯学習課長
 現在、委員おっしゃったように事業者をめぐるようなルートになっていると。これは事業者の連絡会なども行う中で、やはり自分の出展しているところにどうしても来てもらいたいという意向がございまして、そういった会議体の中でも要望を受けて、こういったルートをとっているところでございます。ただ、委員おっしゃるように、やはり中央区の魅力というのを積極的に発信していく必要があると考えております。歴史的要素が薄いといった部分をどういうふうにクリアしていくか、ぜひ検討課題とさせていただきまして、今後につなげさせていただければというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

○中島委員
 前向きなお答え、どうもありがとうございます。

 なかなか区民でも知らない史跡等々もありますので、ぜひ注記にかかわるパンフレット、皆さんが持って歩くのに、イベントだけではなく、そういった区の碑などもしっかり記載していただいて中央区の魅力を発信していただきたいというのを希望しまして、質問を終わります。ありがとうございました。

○青木委員
 それでは、私からは資料1、2、そして3、4、5をまとめまして、あと議題も絡めまして質問してまいります。よろしくお願いいたします。

 まず、区民施設指定管理者の評価についてです。

 私も評価を詳しく見ました。私の場合、気になりましたのが、各ページ上段になりますが、区民館についてです。前年度の課題は特になかったが、その次のページも前年度の課題は特になかったがというような表現が見られます。私も中央区内、各区民館をよく講演会や勉強会などで利用しているんですけれども、1つだけ気になることがありまして、アンケートにも書いたんですけれども、圧倒的にPA機器がおくれているということです。

 具体的に言いますと、例えば、講演会ができるような広いところでもマイクの本数が1本しかないとか、ワイヤレスマイクがないとか、音源がCD、カセットテープしか使えないとか外部入力ができない。あと、プロジェクターをお借りできるようになったんですけれども、パソコンしかつなげない。最近、講演者の方でiPadなどのタブレットを持ってきたりとか、スマートフォンを使う方もいらっしゃるので、そのような端末がつなげないというような問題も不便さを感じております。それがここにある評価項目の、3にありました施設の管理の設備・備品の管理というところに反映されて評価がBになっているのかなとも思うんですけれども、いずれにしましても、中央区内の区民館の利用者の特徴として、事業者の方、区内の企業の方もかなり使っていらっしゃいますので、そのような点で機器の不備について御質問とか要望はないのか、あるいは、それも含めまして、今後アップデートしていく予定などがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。

 それから、花火につきましては、前委員の質問に対し、いろいろお答えいただきました。その中で気になったのが、私の手元にありますのは、あくまでも花火実行委員会で配られました予算案ですので、この後変更があったことはわかるんですけれども、ことしの保険料が予算案の中では1,782万6千円となっているものが、今お答えにありましたように519万8千円とかなり違いがありますので、この数字について御説明いただければと思います。

 あと、保険を掛けていたことで、区が支出します4億円のうち、3億9,000万円を限度に90%近くが戻ってくるということは理解いたしました。

 今回中止になったということで、各種協賛金の払い戻しについて、ここにも今後の対応ということで、協賛金については、各協賛者へ返還する。今、その手続が進められているようで、ホームページのほうに当初予定していた8月25日までの払い戻し期間を9月30日まで延長するというふうにありましたので、現在、その払い戻しの手続といいますか、順調に進んでいるのかどうか、状況をお聞かせいただければと思います。

 それから、もう一点、イベントです。まるごとミュージアム、観光商業まつり、中央区産業文化展、この3つまとめまして、秋の文化祭シーズン、中央区にとっても文化の祭典ということで、私も大変期待しております。その中で9月1日に始まりましたフェイスブック、先ほどのお答えの中に、今後もホームページなどを活用して区民に発信していくとありましたが、せっかく9月から中央区公式フェイスブックも始まっておりますので、このような新しいSNS媒体をどう使っていくかという点についてもお聞かせいただければと思います。

 まずは、以上お願いいたします。

○濱田地域振興課長
 まず、区民館におけます機器の充実の御質問でございます。

 さまざまな団体の方が区民館を利用しておりまして、委員がおっしゃった講演会の方もいらっしゃいますし、趣味、サークル活動等で活動する方、さまざまな形でいらっしゃいます。そうした中で、御要望の声の数に応じて充実を図っていくというスタンスで施設の管理をさせていただいておりますけれども、委員がおっしゃったマイクですとか音源の関係の要望というのは、私のほうは今まで聞いたことがない要望でございます。例えば、お年寄りの方がなかなか座ることが難しいので、座椅子を用意していただきたいとか、そういう声が上がるたびに検討させていただきまして、どうしてもこれは指定管理者のほうに買わせるわけにいきませんので、年に1回予算要求をさせていただいて、さまざまな区民館の利用者の御要望に応えるといった形で対応してございます。そういった声が上がってくるようであれば、今、予算時期ですので、精査させていただきまして、予算のほうをつけて充実していきたいと考えております。

 それから、次に花火の御質問でございます。

 委員おっしゃいますように、確かに実行委員会の当初予算では保険の金額の予算が1,700万円ほどございました。こちらにつきましては、近年、いわゆるゲリラ豪雨ですとか気象状況の変化に伴いまして、保険業界のほうで悪天候に対するリスクがかなり高いという判定をされた時期がございまして、この予算は昨年の時期に予算要求している額をそのまま載せておりますけれども、そのときの見積もりでは、保険代はこのぐらいかかるだろうという見込みでございました。その後、実行委員会におきまして見積合わせ等を行いまして、結果的に言えば、ここまでかからなかったということなんでございますけれども、先ほど申し上げましたのは、いわゆる興行中止保険のイベント保険金が500万円強でございまして、このほかに賠償責任保険、それから傷害保険という保険にも加入しております。それらを合わせますと、保険の支払った金額は今回900万円強ということになってございますが、いずれにしても800万円ぐらいが見積合わせの結果、保険の残金として発生している状況ということでございます。

 それから、協賛金の返還についてのお尋ねでございます。

 大きく言いますと、協賛金につきましては、朝日新聞社さんですとか、それから港区さんは、当然、返金は行ってまいっております。それから、企業協賛のほうも、口座を会社から聞きまして、そちらの企業の口座へ返還するといった手順で進めております。それから、船の協賛というのがございまして、標旗協賛と私どもは呼んでおりますけれども、こちらも各組合や個人の口座に順次返還ということで進めております。それから、委員からありました個人協賛のほうでございますけれども、こちらはチケットぴあのほうに、発券もそうでしたけれども、返還のほうも委託をしてございまして、チケットぴあで購入された方がみずからセブンイレブン等のコンビニあるいはチケットぴあのほうに問い合わせをして返金の手続をするといった形でございます。まだ最終的な数字はもちろん聞いておりませんけれども、先日聞いた数字によりますと、全体で1万2,000席ほど完売して、それを全部返金するという流れになりますけれども、おおむね9,000から1万ぐらい、今のところ返金をされたことがわかっているところでございます。

 以上でございます。

○田中企画部長
 区のフェイスブックでございます。

 9月1日から、今年度内は試行といたしまして実施をさせていただいているわけでございますが、これまでのツイッターと同様、SNSのさらなる活用ということでございます。ベースとなるのは、区のおしらせに載ったさまざまな区からのお知らせということになっておりますが、この時期に試行を始めましたのも、まさに委員御指摘のこの秋からのさまざまな区がかかわるイベントを広く周知させていただきたいという趣旨もございますので、所管課のほうとよく連携をとって、より広く各イベントの周知が図れる、あるいはその期間中、多くの方にリピーターになっていただいたり、そういったつながりが拡散していくような取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 まず、機器の整備につきましては、私は出したんですけれども、具体的には要望は出ていないということで、区の施設ですので、その分、民間とすみ分けといいますか、最新の設備が必要な場合は民間の施設を借りる、通常の会議では区民館をというすみ分けもある程度必要だとは思いますが、先ほども言いましたように、中央区の場合、かなり企業さんも使っていらっしゃるので、逆に、こういう設備が整ってくれば、企業の方の使用率もまたふえるのではないかと思いました。

 それから、花火につきましては、数値について、さまざま理解いたしました。

 それから、フェイスブックの活用についてお聞きしましたのは、今後の対応は期待できるんですけれども、今、試用期間ということで6カ月あるんですが、特に花火のときに、今回、皆さん、いろいろな警報は出ていても、あの時間、実際に雨は降っていなかったということで、大変お問い合わせが集中したと思うんです。チェックしましたところ、ツイッターで3万3,000回、リツイートされています。中央区史上、一番多いリツイートではないかと思うんです。一方、フェイスブックは、これは統計をとったわけではないんですが、私のところに入ってきたいろいろな区民の皆さんからの御意見としては、なかなかつながりづらかったという意見も聞いております。タイミングにもよるんでしょうが、10時に決定しますということだったんですが、30分後の10時半近くになってもつながらなかったというようなこともありまして、この点、災害のときに明らかになったようにフェイスブックのほうがつながりやすいという状況もありますので、そういった意味でもフェイスブックのホームページ、大変期待できると思います。

 企画部長もいらっしゃいますので、具体的にお聞きしたいんですが、今後、この秋もフェイスブックをごらんになる方、けさの時点で私がちょうど300人目のいいね!で、これからどんどんふえると思います。

 中央区に大変興味を持っていらっしゃる方がフェイスブックをチェックする上で、ここにも書いてあるんですが、公式ページに対するコメントへの返信も行わないということですね。これまでのところ、ちょうどデング熱のニュースが上がっていました。最初は新宿区で起こりましたけれども、広がるにつれて、やはり中央区民の方もこの問題については大変気になさっていまして、そこでタイミングよくデング熱に関する情報がフェイスブックに上がっております。そうすると、女性の方が、小・中学校についてはどうですかと質問をなさっているんですが、この説明にありましたように質問、コメントに対しては答えを出さないというような方針は変わらないようです。

 例えば、今後まるごとミュージアムですとか、多分皆さんそこまで御存じないので、何々のイベントは何時からですかとか、雨になったときにこのイベントはどうなるんですかというような質問が入ると思うんです。ですから、質問あるいはコメントに返答がないということに対し、今後どのように対応していくかということをお聞かせください。

○田中企画部長
 今回、フェイスブックを導入いたしましたのは、ツイッターと同じでございますが、区の情報発信能力を強化していこうというのが主眼でございます。一般的には双方向ということで個人対個人でやりとりをしていくという形態が一般的だろうかと思いますが、今回の導入に当たりまして、先行している各自治体にも聞きましたが、いずれも発信がメーンということでございます。

 私も先ほども見てまいりましたが、けさ発信したときにちょうど300人フォロワーといいますか、いいね!をいただいていたところでございますが、デング熱も含めて、区のおしらせに載っているもの、あるいは区のホームページとの連携というものを考えておりますので、そういった問い合わせにつきましては、全てフェイスブックで対応できる、あるいはツイッターで対応できるというよりは、ホームページを中心にツイッターやフェイスブックも活用していくというスタンスでございまして、ツイッターもフェイスブックも両方ともそうなんですが、広報課の職員が担当するということで、勤務している時間に制限もありますし、当初、本来ですとデング熱あるいは花火の中止につきましても、例えば花火でしたら、何時ごろに、どういう媒体を使って中止の広報をいたします、デング熱につきましては、通常、情報量もかなり多いということもありまして、保健所からの区のホームページからの情報提供がメーンになろうかと思います。

 いずれにいたしましても、フェイスブックあるいはツイッターにつきましては、区のおしらせあるいは区の公式ホームページを補完するということで、当面運用させていただきたいというふうに考えているところでございまして、工夫も含めて、今年度フェイスブックは皆様方のいろいろな意見を頂戴しながら柔軟にやっていこうということで、試行期間ということで年度内いっぱい設けさせていただいているということもありますので、さまざまな御意見や他団体の状況を見ながら、運用について改善を重ねていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 わかりました。フェイスブックあるいはSNSでいいますと、今お答えにありましたように、一般の方には双方向というイメージがあるんですが、まずは情報発信の媒体として利用していくというところは理解いたします。

 職員の方が対応なさるということで、随時ずっとにらめっこしていくわけにはいきませんが、例えば今後の対応というお話がありましたので、最後に30分でも1日分を見て、デング熱に対する対応ですとか、個人的ではなく広く区民一般の方に対する情報として、必要な質問に対してはお答えしていく、1日に1回でもお答えをしていくというような対応もできればいいなと、これは要望しておきます。よろしくお願いします。

 それでは、議題でもう一点なんですけれども、全く区とは別の情報源としてお誘いいただきまして、先日、子育てと地域の未来ダイアローグセッションというのに参加してまいりました。これは2つの意味で大変興味深く、内容的にも地域から子育てを中心に新しいコミュニティをつくっていこう、しかも、それはママだけではなくパパも一緒にです。

 その取り組み自体が大変興味深いということと、行われた場所がフーダーズスタジオという、今いろいろ取り上げられておりますが、勝どきの倉庫を再利用した形となっていて、ロケーション的にも今後活用できるような大変すばらしい場所だったんですけれども、それに参加しまして、その後、主催者の方とお話をしましてわかったんですけれども、これが中央区のアイデアコンテストから生まれたものであると。実行するに当たって協働ステーションの方も随分相談に乗ってくださったということで、中央区アイデアコンテストのことは前回の委員会で聞いておりましたので、これは1ついい形で大変実を結んでいるなと感激したんです。

 このような中央区アイデアコンテストあるいは中央区の協働ステーションが中心となってやっているもので、ちょっと首をかしげていらっしゃいますが、ほかにも実を結びそうなものがありましたら、ぜひお知らせいただければと思います。

○小栗委員長
 青木委員、そのイベントの名前をもう一回言ってもらっていいですか。

○青木委員
 イベントは、子育てと地域の未来ダイアローグセッションです。

○濱田地域振興課長
 大変申しわけございません。そのイベントそのものを私のほうで認識をしておりませんで、協働ステーションがかかわっていたのかもしれませんけれども、協働ステーションのほうが築き上げた事業ではないと思います。もしかしたら、協働ステーションのほうがNPOサポートセンターというところに委託をしているNPOサポートセンターがNPO団体としてかかわっているのかもしれませんけれども、私ども区の事業ではないというふうに受けとめてございます。

○青木委員
 わかりました。

 いずれにしても、中央区のアイデアコンテストがきっかけになっているということですので、区を離れて民間の方あるいはNPOを中心として、地域でこのような活動が根づいて大きくなっていくということは大変すばらしいことだと思いますので、私も応援していきたいと思います。

 以上で終わります。

○河井委員
 限られた時間でございますので、端的に質問をします。

 まず、資料3、まるごとミュージアムについてお伺いをしたいと思います。

 今回、へそ展とオープニングセレモニーを合同開催、しかも、これから非常に中央区でも変化が予想される晴海の地で行われるということを大歓迎したいと思います。先ほど質疑の中でもあったんですけれども、7番(3)まるごとミュージアム参加事業者による連絡会議を3回開催と出ているんですが、どのような議論がされ、既にされたんだと思うんですけれども、いつごろ、こんな議題で、いつごろ、こんな議題でという3回の経過について教えていただきたいと思います。

 また、昨年11月のこの委員会でも質問させていただいたんですが、昨年の参加者の方が集まって検証する会議がありまして、そこでクイズラリーか何か、外れなしくじがあって、これが終了しましたというのが非常に多かったという御意見をいただいていたようなんですけれども、このあたりは何か反省して、どうことしに生かされたのかなども、もしあれば、教えていただきたいと思います。

 まず、以上お願いします。

○吉原文化・生涯学習課長
 まず、連絡会議、3回行われる議題でございますけれども、第1回目は、今回ですとまるごとミュージアム2014の説明、どういう形で行うのか、あるいはどういった企画を出展されるのかといったようなことの、まずは説明をさせていただくのと、事業者さん同士の連携、ネットワークをするための顔つなぎの場所ということで第1回目を開催いたしました。

 第2回目につきましては、これからの開催となりますけれども、直前の開催ということでございまして、円滑に進めるための最終の打合会という形で行ってまいりたいというふうに考えております。

 それから、3回目の打合会でございますが、今回のまるごとミュージアム2014のそれぞれの事業者さんの課題であるとか、あるいはまるごとミュージアム全体の課題、そういったものの抽出、洗い出しをして、今後につなげていくための会議でございます。

 それから、委員から御指摘いただきましたクイズラリーの会場での景品切れの件でございますが、申しわけございません。私は把握してございません。ただ、昨年のミュージアムのアンケート結果においても、そういった記載はございません。私、漏れているのかもしれませんが、済みません、今、データがございません。

 以上でございます。

○河井委員
 ありがとうございます。ここまでつないできている事業ですので、前回の反省を生かして、よりよい形にして、区民や来街者の皆様に満足いただけるイベントになることを期待したいと思います。

 続いて、資料4の観光商業まつりについてお伺いをいたします。

 こちらは常任委員会のほうでも御報告があったんですけれども、その日に築地のある場所で、もう立派なチラシができているのを拝見しまして、まずこの目玉として、オープニングイベントで区内商店会の名産品の配布があります。これには本当に毎回多くの方々が期待をして、すごい行列ができている様子を毎年拝見しているんですけれども、確認のために、これはそれぞれの会場で何個配られているのかと、この名産品については、中央区でそれぞれのお店から買って、それを袋詰めしてお配りしているのか。買うときも、お店に出ている定価と中央区が買い取る値段の違いなどもあれば、教えていただきたいと思います。

 あと、配布にあわせて募金をお願いしているとあるんですけれども、募金のことしの見込みと今までの大体の実績などがわかれば教えていただきたいと思います。

 以上お願いします。

○田中商工観光課長
 毎回、オープニングで大変御好評をいただいている各地域の物産についてでございますが、これにつきましては、基本的には各商店街のほうからの御協力という形で行っているものでございまして、金額によるところの差はございません。

 各会場で配られる数でございますが、現在、最終的な調整を行っているところでして、済みません、今、手元に明確な数がございません。

 それから、募金の金額につきましても、済みません、今、手元に資料がないので、申しわけございません。

 以上です。

○河井委員
 ありがとうございます。後で結構ですので、教えていただきたいと思います。

 今回の品物もいろいろな商品が入った袋を多分お配りすることになると思うんですけれども、銘柄数でいうと、すごい商品がたくさん入っていて、多くの皆様が期待して早い時間から並ばれている方もたくさんいらっしゃると思うんです。これからのことを考えると、何かこれも1袋の商品を減らして多くの方にあげるとか、いろいろ考え方が出てくると思うんですけれども、今までどおりの方向性でしばらくやっていくおつもりなのかについて、その点を確認させてください。お願いします。

○田中商工観光課長
 この数をふやして、いろいろな方に対応をという部分でございますが、実態といたしまして、それぞれ皆さん大変御希望といいますか、非常に期待が高いようでして、各会場を回られて、全ての会場でいただいていらっしゃる方もいらっしゃるようです。いろいろな形でたくさんの方にというところでございますが、若干最後の場面では足りない部分もあるんですけれども、今のところ何とか対応できているのかなというふうに思っているところです。ただ、公平性という意味で、少しでも多くの方々に行き渡るような仕組みというのは必要だと思いますので、今後とも実態を見ながら検討していきたいというふうに思っております。

 以上です。

○河井委員
 ありがとうございました。

 では、最後に、近代建築物調査について1点だけお伺いをさせていただきたいと思います。

 今回、調査については工学院大学に委託をしているということなんですけれども、工学院大学に委託をした理由と、この委託費というのがかかっているかどうか、あれば、その金額について教えてください。お願いします。

○俣野図書文化財課長
 委託先の工学院大学の件でございます。

 工学院大学工学部の後藤教授という方にお願いしているわけでございますけれども、こちらは古民家の専門家ということで、近代建築については大変お詳しいということで委託をさせていただいたところでございます。

 また、経費でございますけれども、平成23年度から3カ年となりまして、年間約600万円掛ける3年ということで1,800万円ほどの経費を掛けさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 ありがとうございます。

 600万円は小さいお金ではないと思うんですけれども、今回工学院大学に委託をしたのは、後藤教授が非常に詳しいということは理解できますが、例えばほかのところにも委託の検討はされたんでしょうか。それとも随意契約というか、工学院大学に最初からお願いするつもりでお願いしたんでしょうか。そのあたりを、わかれば教えてください。

○俣野図書文化財課長
 こちらにつきましては、私ども、さまざまな建造物に対する専門家というものが、学芸員ですとか文化財保護審議会委員におります。そういった皆様方の御推薦によりまして、こちらがよかろうということでお願いをした次第でございます。

 以上でございます。

○河井委員
 よく理解できました。ありがとうございます。

 このあたりもしっかりと調査の結果も見て、さまざまな地域の活性につながるような素材がたくさんある中央区ですので、これから期待していきたいと思います。

 以上で終わります。

○小栗委員長
 それでは、発言も終わったと思いますので、議題、地域振興、文化振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについてですが、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 それでは、そのようにさせていただきます。

 それでは、これをもちまして本日の地域活性化対策特別委員会を閉会といたします。

 御苦労さまでした。

(午後3時5分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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