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平成27年 環境建設委員会(6月8日)

1.開会日時

平成27年6月8日(月)

午後1時30分 開会

午後3時57分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中島 賢治

副委員長 瓜生 正高

委員 押田 まり子

委員 鈴木 久雄

委員 志村 孝美

委員 松川 たけゆき

委員 塚田 秀伸

委員 富永 一

議長(鈴木 久雄)

4.出席説明員

(15人)

矢田区長        

吉田副区長       

宮本環境土木部長    

望月環境政策課長    

中野環境推進課長    

溝口水とみどりの課長  

三留道路課長      

遠藤中央清掃事務所長  

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

菅沼副参事(都市計画事業・特命担当)

竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)

平野住宅課長

暮田建築課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

笠井書記

秋山書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中島委員長
 皆さん、こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日は、区長は公務のため、おくれて出席いたしますので、御了承をお願いいたします。

 では、まず初めに、委員長の挨拶ということで、私より挨拶をさせていただきます。

(挨拶)

 続きまして、議長より挨拶をいただきます。

○鈴木議長
 (挨拶)

○中島委員長
 続きまして、副区長より挨拶をお願いいたします。

○吉田副区長
 (挨拶)

○中島委員長
 続きまして、理事者紹介をお願いいたします。

○吉田副区長
 (理事者紹介)

○中島委員長
 では、常時出席者以外の理事者の方は退室をお願いいたします。

 なお、本日、理事者報告の関係で菅沼都市整備部副参事、竹内都市整備部副参事、住宅課長及び建築課長が出席しますので、御了承をお願いいたします。

 では、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境土木部長

 1 平成26年度江戸バス乗車実績等について(資料1)

 2 集会施設における適正利用促進制度の創設について(資料2)

 3 平成26年度大気汚染常時測定結果について(資料3)

 4 平成26年度自動車公害調査結果について(資料4)

 5 平成26年度河川水質調査結果について(資料5)

 6 羽田空港の機能強化について(資料6)

 7 都心部と臨海部を結ぶ地下鉄新線の整備に向けた検討調査について(資料7)

 8 晴海五丁目防潮堤整備工事等について(資料8)

 9 中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について(資料9)

○田村都市整備部長

 10 平成27年度再開発事業等の取組(資料10)

 11 まちづくり協議会の報告(資料11)

 12 東京駅前地域における八重洲バスターミナルの整備推進について(資料12)

 13 (仮称)晴海五丁目西地区の都市計画について(資料13)

 14 築地新市場の建設工期変更及び整備に係る取組状況について(資料14)

 15 区立住宅及び区営住宅の入居者募集について(資料15)

 16 地区計画の区域内における制限の追加について(資料16)

以上16件報告

○中島委員長
 どうも御苦労さまでした。

 発言の時間制について。発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派の委員数を乗じて算出された時間を加えて各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間については10分となりますので、よろしくお願いいたします。

 ただいまの時刻は午後2時16分です。自民党さん47分、公明党29分、日本共産党さん29分、維新の党さん29分、止水さん10分、無所属クラブさん10分ということになります。

 では、理事者報告に対する質疑を始めたいと思います。

 質問のある方。

○押田委員
 それでは、報告に対しては、まず3、4点質問をさせていただきます。

 資料1の江戸バスの件なんですけれども、努力なさってふえてきたというのは非常にいいことだなと思っています。昔、特には言いませんけれども、バスの問題で乗車人数がほとんどいなくて大変な思いをしたこともあるので、今でも江戸バスが走っておりますと、何人乗っているかなとか思って、1人や2人だとがっかりして、5、6人乗っていると、ああ、よかったななんていうふうに思いながら江戸バスを見ているんです。そうしましたら、今の御報告で非常に乗車人数もふえてきたというお話も聞きますし、補助金の交付額も減ってきているんですよね。ということは、営業努力をしていらっしゃるのかなという気もするんです。

 ただ、細かいことなんだけれども、支出のほうで144万8,000円人件費の補助金がふえているというのは、働いていらっしゃる方がふえたというふうに捉えればいいのか、わからないので、その内容はどうなのかなと思い、伺わせていただきます。

 それと、協賛企業とか広告ということで、協賛コースの中でラッピングバスとかバス停のネーミングライツとかバスマップの掲載など、この協賛企業のラッピングバスも1社ふえるということは、これから先も努力をして、もっと収入をふやしていきたいというふうに何らかの努力をなさっていくんでしょうか。

 それから、バス停のネーミングライツなんですけれども、これはこれまでに7カ所、今度6カ所ふやしていくということは、これも収入がふえていく一つの財源だと思うんですが、バス停の屋根をつけるのは、どんな基準というか、ただ思いつきでここにつけるよというのではなくて、何らかの基準があるんでしょうかね。その辺、どういう形で順番を決めて、バス停に上屋をつけていかれるのかということを教えていただきたいと思います。

 それから、資料2の集会施設における適正利用促進制度の創設、これは中身でいうと区民部なのかな、区民館とか、それともこちらで説明ができるんでしょうかね。中身について、例えば企業がこういう違反が多いとか、区民がどうだとかという中身については、ここではなくて区民部のほうですかね。こちらで答えていただけるんですか。

 ということは、公共施設予約システムができて非常に便利になってきているんですけれども、こういう場合に、違反をしてしまう、これは住民のほうが多いのか、企業や何かで申し込まれているのが多いのか、どちらかおわかりになったら教えてください。というのは、このごろ、締め切りの後、区民館に申し込みに行っても、満室です、満室ですというのが非常に多いんですよ。区民の方たちの利用はある程度限られているので、やはり企業の利用が非常に多くなってきているんです。ですから、そういう中でこういうことが起きるのかどうか、その辺は把握していらっしゃるのかどうか、教えていただきたいと思います。

 あと、地下鉄新線の件に関しましては、これは非常に限りなく実現に近い調査と捉えていいんでしょうか。やはりこの地域の方にとっては悲願ですから、こういう立派な調査ができ上がっているので、これは確認なんですが、限りなく実現に近いのかどうか、その辺のところもお答えをいただければいいと思います。

 あと、もう一つ確認で、築地の地中障害により、5カ月おくれるということなんですが、どんなものが出てきてしまって、5カ月おくれることになったのか。今聞いたら、営業もちゃんとできるし、問題はないということですよね。そこだけ、詳しく教えてください。

 最後に、空き家募集。空き家がずっと出てきていますけれども、これは滞納とかそういうことではなくて、単純に引っ越していかれる方の空き家募集なのか。それから、わかれば、滞納や何かでもし困っていることがあったら、それも報告していただければと思います。

 報告に関しては以上です。よろしくお願いします。

○望月環境政策課長
 幾つか質問をいただいております。私のほうから順次お答えいたします。

 まず、江戸バスについてでございます。

 江戸バスの人件費の点ということで御質問をいただきましたけれども、こちらのほうにつきましては、それぞれ具体の部分の増あるいは減があるわけでございますけれども、人件費のところにつきましては、ベースアップがありまして増になったということで、日立交通のほうからは聞いてございます。単純にいきますと、これは乗車人数が増加になっておりますということの御報告になるわけでございますが、実は、実質の運送収入がそれほどふえていないという状況がございまして、これは消費税が8%になった際に運賃のほうはそのまま据え置いております。そういった部分の負担がございまして、直接収入はそれほど伸びていないという状況がございます。そういった状況の中で、多少人件費のほうはアップしてしまったという状況がございます。

 それから、ラッピングバスの増の件でございまして、今年度に入りまして1社ふえて3社という形で、中外製薬さんですか、ふえたんですけれども、できれば、こういった形のものがふえていくということは望ましいというふうに考えてございますので、実は、そういったお声がけを私も実際にさせていただいたところもございます。ただ、なかなかこれまでの状況ですと難しかったんでございますが、やはり景気の状況等を踏まえ、あるいは江戸バスがマスコミ等でも取り上げられまして、そういった広告媒体としても、ひとつ検討いただけるような状況もあるのかなというふうには思っております。ただ、全てをそういう形にということになりますと、今のなれ親しんだ赤色の江戸バスがなくなってしまうということもいかがなものかと思っておりまして、その辺は兼ね合いで、多少まだふえていく要素というのはあるというふうに考えてございます。

 それから、ネーミングライツで、バス停の件だというふうに考えてございますが、ネーミングライツ等を行っているものは、そちらの例えば企業さんの何々本社前ですとか、そういう形で広告等をさせていただいていると。

 もう一つ、片方で、今、上屋のほうをふやしておりますけれども、上屋のほうにつきましては、中身的にはバス事業者さんがバス停の上屋を広告媒体として使用する会社と直接契約していただいて、それで設置していただくという形をとっておりまして、区のほうの負担が一切ないという形の中で、今、整備をしておるものでございます。

 昨年、報告をさせていただいておりますけれども、可能な箇所数が約18カ所ございますというふうに昨年お話をさせていただいた中の7カ所につきまして、まず整備をさせていただき、今年度6カ所という形でございます。これの順位づけのお話でございますけれども、なるべく人の乗り降りが多い箇所を最初にやっていくという形で考えてございます。ただ、実際には、例えばその前が開発等で工事がされている状況になりますと、なかなか今の時点ですぐに整備をしても、また整備をしなくてはいけないという状況もありますので、そういったところは多少変更させていただきながらと考えてございます。

 いずれにしましても、昨年御報告した18カ所について、3年程度での整備ということでございますので、今年度、また来年度という形で、可能なところから整備をさせていただきたいというふうに考えてございます。

 それから、バス停の屋根を整備する基準ということでございますけれども、こちらのほうにつきましても、今申しましたように、人の乗り降りの多い場所については優先的に、早目に整備したいというふうに考えてございますが、先ほど言ったような敷地の周囲の状況あるいは工事等もございますので、そういったことを考慮しながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。

 それから、資料2の集会施設の件でございます。

 集会施設の件につきましては、今回の部分でいきますと、企業の方が多いというようなデータがあるようには聞いております。ただ、本日、私どものほうで報告させていただいておりますのは、ほっとプラザはるみでございまして、そちらでは、そういった形でいきますと、やはり区民の方というよりも、企業の方の御利用が多いと。ただ、ほっとプラザはるみにつきましては、位置的な状況もございまして、まだ集会施設が埋まっているという状況ではございませんので、そういった中でいきますと、まだまだ御利用いただける状況にはあるというふうには考えてございます。ただ、こちらのほうが、公共施設予約システムの中で、ほかの区民館を含めて同じ施設のグループになっていますので、そういった中で今回お出ししているという状況になってございます。

 それから、資料7の地下鉄の件でございます。

 実現の可能性ということでございますが、まず私どもがお話ししなくてはならないのは、今行っております調査・検討につきましては、今年度予定されております国の交通政策審議会のほうに必ず位置づけていただけるように、今、最大限の努力をしているところでございます。まず、最初のステップが、こちらの答申に位置づけられることであるというふうに考えておりまして、そのために、今、調査・検討を、今年度も引き続きでございますが、行っていくものでございます。やっている立場からいたしますと、必ず載せていただきたい、そのために最大限努力しているということでございます。

 私のほうからの説明は以上でございます。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
  私からは、築地新市場の建設工期変更についてお答えさせていただきます。

 まず、地中障害物でどのようなものが出てきたかというところでございますけれども、ここは以前、埋め立て前は川でございまして、当然、川に護岸というものがつけられております。この施設はくいを打って基礎とするという工法で進めておりまして、そのくいを打つ箇所に、たまたま護岸のコンクリートのかなり厚いものが当たってしまったというところが一つと、もう一つは、埋め立てたところでございます。何が埋まっているかわからないというところもありまして、どうやら埋立工事の際に余ったコンクリートを捨ててしまったというようなことがわかりまして、そういった埋め立て時の残置物、このようなものが障害となったということでございます。

 そして、このように工期を5カ月延伸することによる開業についての影響でございますけれども、この施設の開業は、もともとは東京都の豊洲市場の竣工が平成28年3月で、どんなに早くても築地の移転は28年5月であろうというところを仮の目標としてスケジュールを置いてきたものでございます。昨年の暮れですけれども、東京都が豊洲市場の開業は28年11月というふうに発表いたしました。それによりまして、築地新市場の工期が28年3月いっぱいにスライドしたとしても、築地が閉場になる前には開業にこぎ着けることが十分に可能であるというところを考えているところでございます。

 以上でございます。

○平野住宅課長
 空き家募集に伴う住宅についてのお答えでございます。

 住宅の空き家は、今回、滞納とかそういう形ではなくて、一般的な退去でございます。実は、お住まいになられている方がどんどんと高齢化していく中で、御親戚の、息子さんであるとか、そういった方々のところに御同居するというようなことの退去であったり、御入院といったものが最近多いのかなというふうに思っているところでございます。御高齢の方々の問題がふえてきているということで、私ども住宅課だけではなくて、福祉保健部のほうとも連携をとりながら、皆さんと御相談をさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○押田委員
 どうも。江戸バスの件なんですけれども、理由をちゃんと説明しなきゃならない場合があるんですよ。例えば、屋根がついているというのは非常に便利じゃないですか、雨が降っても。そうすると、まちの人が、何であそこの停留所は屋根があるのに、うちのほうはないのと。いや、ここは乗り降りが少ないからねというのもちょっと言いにくくはあるんですが、それも理由の一つかもしれません。だけれども、できれば、民間の方が交渉しておやりになるというんだけれども、中央区の中を走っているバスですから、区としても、できれば全体に公平に屋根をつけてあげようよぐらいの申し入れをしてくだされば、利用者の方たちにも非常に喜ばれるのではないかなと思いますので、今後ともそういった努力をしていただければ。せっかく乗降の人がふえてきたんですから。雨の日は、あそこは屋根がないから、江戸バスに乗るのをやめようという人も出るかもしれない。その辺も考えて、やはり申し入れとか努力をしていただけるとありがたいなというふうに思います。

 築地市場とか地下鉄の件は、納得しました。築地は、それだけ余裕を持ってやっていらしたから、これだけのことが起きても大丈夫だよということですよね。理解いたします。

 それから、地下鉄の件は、これは希望なんですよ。やはりこれだけ立派なものを出されたんだから、何とか審議会に載って新線の導入に、非常に細かいことまで決めていらっしゃるわけですから、これが実現されていくといいなというふうには思います。

 あと、集会施設は、だから、おかしいかなと思ったんです。環境建設委員会に出てくるのもどうかなと。これは区民部の区民館とかだから、そうじゃないかなと思ったから、最初に、聞いていいんですかというのを聞いたのですが、ほっとプラザはるみということなんですね。区民館や何かは非常に申し込みが安易になったために、問題があるんです。ですが、これは違う委員会で聞いてもらうことにいたします。

 あと、住宅に関してですけれども、そうすると、今、滞納とか、そういう方たちの問題は余りないんでしょうかね。そのことだけ。困っていらっしゃる問題があると、やはり区立住宅は公平であるべきなので、その辺を含めて、住宅課長のほうからお答えいただければありがたいです。

○平野住宅課長
 申しわけございません。滞納のことについて答弁が漏れました。

 滞納のことについては、やはり先ほども申しましたように、高齢化であるとか、そういったことで、なかなかお支払いになれないというような方々も出てきてございます。私ども、滞納が起きたときに、なぜ払えないのか、払えないときに、今後どういうふうに払っていただけるのかというようなことを、実は平成26年度、全ての滞納者の方々とお会いをして、御相談をさせていただいている状況でございます。やはり住宅の使用料につきましては、入っている以上はお支払いいただくというのが大前提だと思ってございます。入れない方々もいらっしゃるわけでございますので、そこのところはきちんとお支払いいただきたいわけでございますけれども、例えば何カ月分かためてしまっているので、それを一遍に払ってくださいというのはなかなか難しいだろうというふうに思ってございまして、では月々の収入の中で幾らまでなら払えるのかというようなことを、何回も何回も来ていただいて、お話をさせていただきながら、お支払いをいただいているというような状況でございます。

 以上でございます。

○押田委員
 おっしゃっていることは、よくわかるのね。だけれども、どうしても無理なものを払えと言ったって、それは無理だから、いろいろ相談に乗ってあげるということは大事なことだと思うけれども、今の段階では、それでは払えないのではなくて、払わない人というのはいませんか。

 それと、もう一つ聞きたいのは、例えば滞納でも、うんとためてしまって無理だと。それは言いわけにならない。うんとためる前に、それは何とか手を打つべきでしょう。その辺のところについても、住宅課はどのように判断をなさっているのか、もう一回お答えいただけますか。

○平野住宅課長
 もちろん、うんとためてしまう前に、たまる前に、声かけであるとか、そういったことをきちんとしていくというのは当然のことでございます。職員のほうでも、3カ月ぐらいたまった段階で臨戸をしたりといった形をとっています。当然、1カ月分の滞納が出た段階で通知書等はお送りするんですけれども、通知書を送った段階で、うっかりの方々はその段階でお支払いがいただける。うっかりではなくて本当に厳しい方だとか、うまくいけばいいやと思われているような方々も、中にはいらっしゃるように思ってはおりますけれども、そういった方々に対しては、臨戸等もして、強い形で文書もお送りして、平成26年度から、ほかの区でも例えば弁護士さんに依頼をしたり、そういった形で徴収をしているところもございます。そういった先行事例等を研究させていただきながら、中央区でどういう形のものが、区によって滞納者の方々の年齢層であるとか、そういったことが違っている部分もございますので、中央区ではどういった形で滞納の慢性化を防げるかということで、昨年度から引き続き検討しているところでございます。

 以上でございます。

○押田委員
 努力していらっしゃるのはよくわかりますので、今後とも努力をしていただきたいなと思います。どうしてかというと、今も住宅課長がおっしゃったように、区立住宅に入れる人は選ばれた人なんですよ。何倍もの中をくぐって入っていて、それなりのインセンティブを受けているわけじゃないですか。入れない人に比べると非常に恵まれているわけだから、そこは入れない人、入れた人の公平性を保つために、非常に大変なのはよくわかりますけれども、今後ともきちんとした努力をしていっていただきたいということを申し上げて、報告に対する質問を終わります。ありがとうございました。

○志村委員
 久々の環境建設委員会です。よろしくお願いいたします。

 まず、江戸バスですけれども、上屋の設置です。

 対象となるのが18カ所あって、可能なところが18カ所で、今回は13カ所が具体となっておりますので、予定では今度の平成28年度には5カ所ということですけれども、この場所を具体的に、どこが可能な箇所なのか教えていただきたいと思います。

 あわせて、今説明があって、バスの事業者が設置するという内容なんですけれども、例えば湊三丁目のバス停があります。ここは都バスと一緒に共通のバス停なんですが、屋根はついているんですけれども、囲いがない場所です。すぐ目の前にタワーマンションが建っておりまして、風、雨、暴風雨のときはびしょびしょになってしまう場所です。歩道が狭いという中で、なかなか大変なんですけれども、今回の江戸バスの上屋の設置という事業の中で、湊三丁目は多分同じような形では設置できないと思うんですけれども、今回のところは歩道のところに広告のパネルがずっと、写真にありますように、バスに直角に向けてありますけれども、湊三丁目のバス停など、歩道が狭いところは、せめてバスが着く、そこに平行に何か防風の板的に、広告を含めたパネルといいますか、風よけなどをつけていただければなと。近くの住民の方たちも、あの場所での風、ビル風を含めてですけれども、激しいところですので、そういう要望もこれまでありましたので、この機会に、そういうことの検討が可能かどうか、これをお聞かせいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 まず、江戸バスの上屋についてでございますが、江戸バスの上屋は道路上に設置する形になります。歩道も道路でございますので。歩道に設置する際には基準がございまして、例えば、上屋を設置する際には歩道の有効幅員が3.5メートル以上という基準がございます。これに合致するということでの可能性のある場所が先ほどの18カ所ということでありまして、まず江戸バスのバス停全てにできるということではございません。そういった中で可能性のあるのが18カ所ということで、昨年度7カ所、今年度6カ所という形でやってございます。こちらは、先ほど申し上げましたように、人の乗り降りの多いところから優先的に整備をしたいという中で、事業者さんともお話ししながら、その箇所を選んでまいりました。実は、今年度まだ残る部分、来年度に繰り延べている部分につきましては、工事の箇所であったり、今お話がございましたけれども、バス停が都バスさんと共用しているような場所では、その設置について、場所も含めて、道路管理者、交通管理者、それから警察を含めたところの協議というものがございます。それらを踏まえた上で、やっと実現という形になりますので、そういったことに時間を要する部分について残ってしまっているというような状況でございます。

 今お話のありました湊三丁目につきましては、今の検討の対象とはなっておりません。というのは、歩道が多分狭いというような状況だと思いますので、そちらにつきましては、まだ今の時点で可能という形にはなりません。

 また、道路上でございますので、設置できる上屋についても基準が厳しく定められておりまして、今ないところに壁のようなものをつけるということもかなわない状況でございますので、基準等がもし緩和されるようなことになれば、むしろ積極的にやっていくお話かなと思っておりますが、そういうことについては、やはりアンテナを張って、そういった状況を踏まえながら検討はしていきたいと思っております。

 以上でございます。

○志村委員
 これからの設置の予定については、わかりました。

 それから、湊三丁目はもう屋根がついておりまして、ただ、屋根自体が歩道いっぱいという感じで、もちろんタワーマンションの空地というのはあるんですけれども、そこは歩道ではないので、ですから、屋根にぱっとつけてしまうと、歩道がほとんど遮断されてしまうので、こっち側のバスがとまるあたりにパネルをということで、今、御検討をいただくということですので、ぜひ現地も見ていただきまして、今後御検討いただければと思います。

 それから、以前も南北を含めた新しいルートを検討するということでしたけれども、今の検討状況をお知らせいただきたく、また、その実現のめどをいつごろに設定しているのかもお聞かせください。

○望月環境政策課長
 江戸バスの新規ルートということでございます。

 こちらについては、まだ現在も検討を続けているという状況でございます。江戸バスにつきましての外的な要因といいますか、検討していく中身として、大きな要因として考えられますものが、まず環状2号線の開通、これによってルートの検討が必要だろうというふうに思っております。それと、今、東京都さんのほうで検討されておりますが、本区もかかわりながらやっておりますが、BRTという形の基幹的な交通システム、これはバスでございますけれども、そういった形のものが通るというような状況になった際の交通の結節的な部分でどうなるのかといった大きな要素が待ち構えている状況がございます。ただ、直近でいきますと、環状2号線については、市場の移転の際に概成して、築地のあたりの部分が仮で開通するというふうには、今のところ、聞いておりますので、その際にどうできるのかというのが1つあります。その時点では、まだ環状2号線が本格開通ということではありませんので、どういう対応が図れるのかというのは、状況を見ながらだというふうに考えでございます。

 ただ、いずれにしましても、引き続いて江戸バスのルートについては、今後も検討してまいりたいというふうに考えてございます。これは、以前、委員会等でもお話をしてございます。今、利用者の方のアンケート等によっての一番多い回答あるいは区長への手紙等でも御意見がございますが、反対のルートが一番望ましいというようなお声はいただくところでございます。ただ、反対ルートといいますと、簡単に言えば今の赤字が倍になるという形になるので、非常に難しいことだというふうに考えてございます。そういった中で、より効果的、効率的な形でのルートの検討を今後も引き続きしてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○志村委員
 環状2号線、BRTにかかわらず、今ありました反対ルートが欲しいということから、区としては、南北をつなげるような、いわゆるだんごの串みたいなルートの検討というのもされていたと思うんです。それは、環状2号線とかBRTとは直接関係ない、利便性の意味であるんですが、そのあたりの検討はという質問なんですけれども、いかがですか。

○望月環境政策課長
 当然、もともと検討している部分がございますし、今、さらにそういった要素も加わっている状況の中で、今後検討していく中には、今言っているルート、単純にそれだけでいいのかどうか、あるいは将来的な部分を見据えた形でルートの検討を行わなくてはいけないのか、そういったことも絡んでくるということでございます。ですから、ルートの検討そのものは、これまでもしてきておりますが、今後も引き続き、そういった状況も踏まえながら検討していきたいということでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 以前、本の森ちゅうおうができなくなったということでの何か後退なのかなと。以前だと、もう具体化するスケジュール感、南北を通るルートというのは、すぐにでも具体化の検討が始まるのかなと思ったんですが、今ですと、環状2号線とかBRT、つまりオリンピック近くにならなければ実現できないような、はっきりしないような今の答弁でした。利用者の方、区民の方は新しいルート、月島地域、晴海から日本橋のほうに行けるようなルートというのを望んでおりますし、都バスの廃止などの中で、そういうルートへの期待というのがずっと高まっている中ですので、そういう声を積極的に受けとめていただきたいと思います。今の話ですと、新しい要素のために計画もおくれているというふうに感じますので、ぜひそこら辺はしっかり、環状2号線、BRTにかかわる新しいルートというのはあるかもしれませんけれども、南北の利便性を強化するという意味でのルートの検討を早急に進めていただきたいというふうに思います。

 次に、資料5で、これは簡単にお聞きしたいんですけれども、亀島川のBOD、生物化学的酸素要求量が改善傾向になっていると。築地川のDO、溶存酸素量も改善傾向にあるということで、この要因を、簡単で結構ですけれども、教えてください。

○望月環境政策課長
 資料の水質調査結果の中身でございます。

 確かに、水質のほうについては、先ほど環境土木部長も御説明しておりますが、ここ最近は大きな数字の変化がないということでございます。そういった中で、水質調査を行ったときの条件、要はその前のときの気象条件、雨が降ったとか、あるいは雨水等の流れ込みがあったとか、そういった条件によって水質の状況は変わりますので、一概には申せませんが、大きな点からいきますと、水質というのは大分よくなってきて、近年は横ばい傾向と。ただ、小さな数字のぶれは、そういった気象条件、雨が降った後ですとか、そういった部分の影響を受けやすいという形になっておるかと思っております。今お尋ねの部分でいきますと、出しております数字につきましては、隅田川と日本橋川という部分が溶存酸素量においては基準値を満たしていなかったというような状況でございます。築地川のほうにつきましては、今の時点では満たしている状況でございます。

 ただ、先日、台風の後でございますけれども、築地川に一部雨水等の流入等によっての影響があったというふうに聞いておりますが、その後の経過も観察して、今は改善されているという状況でございます。こちらのほうについても、勝どきのポンプ場の完成によって、その後の状況改善のお話も伺っておるところがございますので、そういった点は、引き続き関係機関とも連携しながら状況の確認はさせていただきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○志村委員
 私は別に批判しているのではなくて、改善傾向だから、いい方向ですし、酸素など、生物にとってはプラスになってきているから、なぜ改善傾向になってきたか、その要因をもっともっと膨らませていって、さらに改善してほしいという意味ですので、ぜひ、今も若干わかったんですけれども、さらにそこら辺は研究していただいて、水質改善傾向をさらにもっと大きなものにしていただきたいというふうに思っています。

 続いて、資料6の羽田空港の機能強化です。

 ここでは、国土交通省が現在の飛行経路に内陸部上空も活用した飛行経路を加えるという形でありますけれども、今回、資料として出された北風時の2の見直し案図には、新飛行経路と現行飛行経路が示されております。南風時、1ページですけれども、ここでは新飛行経路というのがありまして、ここにはC滑走路の出発経路がないんです。先ほどの左の現行飛行経路に新しく内陸部の上空を活用したことを加えるという中で、C滑走路の出発経路、左の現行飛行経路だと、ぐっと右側に回っていく経路が、右側の新飛行経路ではなくて、C滑走路からは全然出発がないんですけれども、これの説明をしていただきたいと思います。

 あわせて、これまで内陸部ではなくて東京湾の上空を利用して離着陸、飛行経路をつくっていたわけです。内陸部を通らなかったのは、都民への騒音とか落下物、事故も含めたリスクを回避するために東京湾のほうを使っていたと私は思うんですけれども、これまでの東京湾の上空を利用していたということの区の認識もお聞かせください。

○望月環境政策課長
 まず、飛行経路の中の図示のC滑走路の利用ということでは、済みません、私どももこれは国の資料を用いてやっておりますが、そこの部分で記載がないという認識がなかったものですから、そのままお出ししている状況で、説明が十分にできないという部分があるんですけれども、ただ、今の北風と南風の部分でいきますと、これも説明を受けている範囲でございますが、北が6、南が4程度という割合の中で、この経路が考えられているということでございます。

 また、これまで確かに都心上空のルートというのはなかったのでございますが、国のほうの説明でいきますと、羽田空港の機能強化ということでの飛行ルート、新経路というのをいろいろ検討されている中で、最終的にこちらの部分になっているという状況であり、今後説明をしていくということで、今回こういった御報告をさせていただくという形になってございます。

 済みません。資料のほうの最初の御質問のところが、私のほうで十分理解できていないという状況がございます。そちらは今後調べた上で、もし回答できるようであれば、その時点で御回答させていただければと思います。

 以上です。

○志村委員
 ぜひそれは国土交通省にでも聞いて、ちゃんと調べて、正確なものを出していただきたいと思います。現行に、左の図と右の図を足した経路になるんですよというのは、それはそれでわかるんですけれども、その裏面が違っていますからね。同じ資料で、裏面の場合は新経路は新と現の図表になっているはずなんですよ、この説明ですと、右の凡例ですか、矢印の説明では。だから、そこら辺はもう一度ちゃんと確認していただいて、もしこれが正確でなければ、正確な資料として委員会に出していただきたいというふうに思います。

 直接中央区の上を通っていないんですけれども、中央区への影響をどう考えているのか、認識をお聞かせいただきたいと思います。

 降下中、3,000フィートから1,500、港区で1,500フィート、約457メートルということです。ずっと南風が吹いているわけではないですけれども、南風がずっと何時間の間吹いているとして、離着陸で90回だから、1日に最大45回だとします。そうすると、このそばに、例えば晴海、勝どきには200メートルのタワーマンションがある。離れた港区や品川区のあたり、それからずっと、500メートルから降下するわけです。200メートルのタワーマンションから見れば、200メートルぐらい上のところからだんだん下がってきて、南風に乗ってジェットのお尻のほうがこっちへ向いてくるという状況になります。タワーマンションの、例えば勝どき、晴海、選手村のあたりですけれども、飛行機の騒音というのはどのくらいのデシベルを想定しているのか、お聞かせいただきたいと思います。

 2014年8月に首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会が設置されました。この協議会には、いろいろありますけれども、区長も、特別区長会会長……。区長は入っていないですね。これは区長は入っていないんですけれども、次の、羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会が設置されたとあります。これがいつ設置されて、中央区からは誰が出席して、どのような発言をしているのか、あわせてお聞かせください。

○中島委員長
 資料要求に関して、お答えを。

○宮本環境土木部長
 今、志村委員からございました資料要求の内容を国に確認しまして、C滑走路出発というものがありましたら、正副委員長の御了解の上、資料を提供したいと思っております。

○中島委員長
 わかりました。お願いします。

○望月環境政策課長
 今回の飛行ルートの変更について、まず勝どき、晴海のデシベルということでございますが、まだ具体の数字が区のほうに説明されている状況ではございません。私どもでそのデータを持っているという状況ではございませんので、数字についてお答えできる状況ではございませんが、国のホームページ等で見る限りは、影響のあるところについての騒音の考え方のようなものは示されております。この範囲がどの程度という形で、地図上でございますが、そういった部分のホームページでの発表はあったかというふうに記憶をしてございます。

 また、その部分で協議会についてということでございますが、こちらの都区の連絡会、協議会につきましては、副区長級の会議という形になってございます。その下に幹事会で部長級、それからワーキンググループで課長級ということで、5月22日までの時点でワーキンググループが6回だったかと思うんですけれども、それと幹事会が5回程度という形で、これまでお話はされてきている状況でございます。

 以上でございます。

○志村委員
 副区長がメンバーになっているということで、出席されて発言しているのかどうかもあわせて、御答弁がなかったので、その点をお聞かせいただきたい。その点はいかがでしょうか。

○望月環境政策課長
 これまで副区長級の正式な会議はまだ開催されていないということで聞いております。ただ、当然、ワーキンググループなり幹事会という形の中で、これまで区の意見ということでお話し申し上げておりますのは、なるべく具体的な数字を用いて、わかりやすく丁寧な説明をお願いしたいと。このことは最初から一貫して申し上げております。この辺は東京都を通じての形になりますが、区の姿勢としては、そういう形で意見等を申し上げている状況でございます。

○志村委員
 私は、佃に住んでいますけれども、今の飛行経路でも、天気が悪くて雲が低いときは結構大きな音がするんです。多分これは飛行機の音だと思うんです。それ以外、やはり爆音みたいな音が響きます。そんなにデシベルは大きくないとは思うんですけれども、それが長く響きます。今回、上空を通っていないとしても、とりわけ超高層の住宅の方たちへの影響ということもちゃんと加味して、区のほうからも積極的に意見を言う、または問題があれば問題だということで、具体的な根拠も示しながら、もちろん相手は国ですから、やらなくてはいけないんですけれども、その点、しっかり区民の立場に立って対応していただきたいというふうに思っております。

 以前、8月ですか、去年出されたとき、一部報道もあったんですけれども、品川区とか、すごく上空を飛ぶということで一時話題にもなりましたけれども、中央区でも、後で、決まってから、例えば高層住宅の方たちがそんなところを飛ぶとは知らなかったというふうにならないように、今回の動き、今お話を聞いても、ワーキンググループとか幹事会ということで直接区の参加はないみたいですけれども、ホームページだけの対応とか、今みたいに資料を見て十分説明ができないような状況というのをなくさなくてはいけないと思います。そういう点で、これから得られる、また区で調べた状況などを議会とか区民へどう告知というか、知らせるというか、議会、区民にどう対応していくのか、この進捗状況など、その点どうお考えですか。

○望月環境政策課長
 当然、こういった部分での情報、新しいものが入るというような状況になりましたら、必要に応じまして議会のほうにも報告させていただきたいというふうに考えてございます。

 また、区民の方への情報提供をどうするかということでございますが、本日以降、もう既に検討しておるんですけれども、ホームページに国と都、そういった部分のリンクを張りまして、そういった情報については掲載していくということで既に検討しております。

 以上でございます。

○志村委員
 わかりました。

 では、次に、地下鉄の新線で、もう時間もないんですけれども、これを読みながら、ゆりかもめとの競合ですね。ちょうど、ゆりかもめと競合する部分がある。ここについて、都の認識がどうなのか。あわせて、ここでは2025年度を想定した数値も出ておりますけれども、順調にいった場合、地下鉄新線の実現というのは、早くて2025年という、そういうあたりで考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 地下鉄についてでございますが、まず、ゆりかもめとの競合といいますか、そういった部分のお話でございますが、東京都のほうがどう考えているかは私どもに入ってきておりませんので、わかりませんが、当然そういった部分への影響も、路線の検討の中ではやっていかなくてはならないお話ですので、それも含めて検討をしているところでございます。その中では、開発に伴って、ゆりかもめのほうも現在よりも利用者数は増加する、そういった想定はできてはおりますが、そのことによる東京都の反応というのは、直接私どもには入ってきておりません。

 それと、地下鉄の新線開通がいつごろかというようなお話かと思いますが、私どもが今やっております調査・検討は、先ほども申しましたように、今の時点で何かを決定したというお話ではございません。あくまでも交通政策審議会に位置づけていただくための調査・検討でございます。そのためには、事業性であるとか需要というものも検討しなくてはならない。その中で想定した数字が、先ほどの2015年なり何年なりという数字で、しかも、それを数字としてお示ししていく必要がありますので、想定をしたということでございます。我々も地域の声を伺っておりますので、なるべく早くという声も当然いただいております。そういった思いを受けながら、まず位置づけをしていただき、また、その後に向けて地域とも一体となって取り組んでいく、そういう状況でございます。

 以上です。

○志村委員
 その点、確認させていただきました。

 続いて、集会施設における適正利用促進制度について、ほっとプラザはるみでの無断不来場利用予約者というのは年間にどのくらいあるのか、そしてまたほっとプラザはるみで頻繁に無断の不来場をする利用者の数とか、しょっちゅうやっているというようだったら、平均の回数など、そのあたりがわかれば教えてください。

○望月環境政策課長
 適正利用に関してでございます。

 昨年の数字でございますが、不来場の件数が7件という形になっております。こちらについては、同じ方が2回というのが1社だけあったというような形になっておりまして、不来場の率が実は0.83%と。ほっとプラザはるみに関しては、先ほどもお話ししましたが、集会室の利用そのものはまだ十分余裕があるという状況の中でのお話でございまして、そういった部分で悪質と思えるような部分はないのかなというふうには感じておりますが、こういったことが抑止効果につながればというふうに考えてございます。

 以上です。

○志村委員
 そのくらいの率でしたら、周知徹底を図れると思うんですけれども、特定の方に独自に手立てもとって、御理解もいただくという丁寧な対応もしていただければと思います。

 以上で質問を終わります。

○中島委員長
 御苦労さまでした。

 質疑の半ばではございますが、休憩に入りたいと思います。再開を午後3時15分とさせていただきます。

 では、休憩に入ります。

(午後3時5分 休憩)


(午後3時15分 再開)

○中島委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。

 理事者報告に対する質疑を再開いたします。

 質疑のある方。

○松川委員
 私のほうからは、資料1、資料4、資料7、11、13について質問させていただきたいと思います。

 まず、資料1についてですが、各バス停ごとの利用者データを捉えているかどうか、また、実際にバスが混んでいるなどで利用を断念された方の声などが寄せられているかどうか、また、利用者がふえている傾向にありますので、今後、状況によりバスの増発や、また車両の改良等を行う計画があるかどうか。

 資料4についてですが、昭和通りの中で日本橋本町二丁目と京橋三丁目。京橋三丁目は交通量が多いにもかかわらず夜間の騒音が小さいのは、何か対策がされてのことなのでしょうか。それとも、天候などによるたまたまの結果なのでしょうか。

 続きまして、資料7についてですが、中間駅3駅程度とありますが、想定されている場所はまだ未定かとは思いますが、中間駅の設置基準についてどのようにお考えになっているかということ。

 資料11についてですが、駐輪場の整備が書かれておりますが、既に決まっている段階で具体的にどのような計画なのか、また、バイクの駐輪場の整備などについても行われるものかどうか。

 最後に、資料13についてですが、にぎわい・交流の空間の使い方について質問させていただきたいと思います。

 まず、資料1についてでございます。

 資料1についてですが、平成25年度と26年度を比較しまして2万8,710名もの方がふえていらっしゃる。そういう状況で、日々区民の皆様の足として利用していただき、大変うれしく思います。それだけ多くの方々が御利用されているわけですが、特に南循環のほうが多く利用されております。

 私自身、勝どき五丁目より日々利用させていただいておりますが、勝どきの人口増に伴いまして、豊海から勝どき駅前までの間でベビーカーを利用される方々を多くお見受けいたします。また、この周辺は車椅子で御通行、御利用される方も多くいらっしゃいますが、ベビーカーなどは、江戸バスの中ですと、大体2台ぐらいを載せるのが限界かなと。せめて3台かと思います。特に、ベビーカー利用の方、車椅子利用の方々は、実際断念される方が多いのではないかと思われます。また、ベビーカーをより多く載せるために、車両などの改造といったものをされる予定もしくは増発される予定があるのかどうか、その辺をお聞かせいただければと思います。

○望月環境政策課長
 江戸バスについてのお尋ねでございます。

 利用者の方の声というようなものも含めてのお話かとは思っておりますが、私のところに直接、ベビーカーでの利用ができなかったというようなお声をいただいているところではございませんが、こちらの江戸バスの路線につきましても、多分都バスとルートが重なっている部分があるかと思います。都バスさんのほうのルートというのが基本のルートのところでございまして、江戸バスのほうは、その部分を補完するような形で走っておりますので、そういった利用のされ方をされているんだろうなと思っております。

 そういった中で、バスの増発あるいは改良の予定ということでございますが、今のところ、バスのほうにつきましても、江戸バスのほうで増発ということは検討は今しておりません。また、改良についてということでございますが、今ある車体、中くらいの規模のバスでございますけれども、そういった中での車両という形になりますと、やはり2台くらいのベビーカーでの対応という形になってしまいます。その部分を大幅に改良ということは現時点では考えてはおりませんが、やはり基本となる都バスさんの路線の充実、こういったものは開発の需要に合わせた形でやっていただくというのは、これまでも都バスさんのほうにお願いしておりますし、今後もそういった点でのお願いはしていこうというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 御答弁いただき、ありがとうございます。

 あくまでも私の主観的な部分ではありますが、この地域、都バスさんのほうも常に乗車人数が多い傾向にあると思われます。また、日々乗っておりましても、ベビーカーを御利用される方、皆様、折り畳んでいらっしゃって、赤ちゃんを抱っこしながら、もしくは皆様が席を譲られてお乗りになる方々が多くいらっしゃいますが、これからまだまだお子様の数がふえていく中で、特にお子様を産みやすい環境、そういったものを心がけていただきたく思います。

 次に、資料4についてでございます。

 先ほど申し上げさせていただきました、交通量が多い中で、環境面をクリアされているというところの中では、ふだんからの努力の賜物かと思慮いたします。

 3ページの自動車騒音調査結果についてでございます。

 同じ通りでも、昭和通り、日本橋本町二丁目、京橋三丁目。京橋三丁目のほうが交通量が多くなっておりますが、こちらのほうの夜間騒音が小さいというのは、道路の状況や、何か改良されたり、日々の努力の結果なのでしょうか。そちらについてお聞かせいただければと思います。

○望月環境政策課長
 昭和通り内の日本橋本町と京橋のほうでの騒音のレベルの差ということでございます。

 交通量と比較してということでございますが、直接こちらの原因について報告を受けているわけではございませんが、調査日が違っている部分が1つ考えられるものと、あとは、こちらは状況を私もつかんでいない部分はありますが、道路の舗装の関係の種別等もどうなっているのか、それによっての差というのもあり得る。状況をつかんでおりませんので、そういった部分があり得るとしかお答えできないんですが、そういった状況の中での数値かなというふうには思っております。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。そちらのほう、できましたら、詳しい状況をお聞かせいただければと思います。

 続きまして、資料7についてでございます。

 晴海、勝どき、豊海の交通事情を考えますと、BRTの輸送力だけではなく、これからまだまだふえる人口増に耐え得る、そのよう地下鉄新線に期待を寄せるものでございます。その中で、まず昨年度1,000万円の調査費用が出されておりますが、今回の添付していただいている資料というのは、その1,000万円に対する中間報告という認識でよろしいのでしょうか。

 また、中間駅についてでございますが、3駅程度と想定をされております。こちらの具体的な場所はまだわからないかと思いますが、中間駅は大体人口に対してどれぐらいの割合につき設置するですとか、何か基準的なものは、区としてお考えはおありになるのでしょうか。そちらについてお聞かせいただければと思います。

○望月環境政策課長
 地下鉄の検討調査についてでございます。

 まず、昨年度のこの調査につきましては、1,000万円の予算で組ませていただいた部分の、中間といいますか、その報告でございます。実際に、検討は今年度も引き続き行ってまいりますが、調査そのものは年度で切れておりますので、昨年度の調査の報告というふうな捉えで結構でございます。

 また、中間駅の3駅についてということでございます。

 今回、4.8キロ、約5キロの区間となりますと、他の路線等から駅の間隔が約1キロから2キロという状況の中で考えますと、3駅という形のものが出てまいります。また、今回の路線が運河等によって分断されるというような部分もございまして、そういった中で、可能な場所として3駅程度という形で考えて検討しているものでございます。まだ、具体には今後という形になろうかと思いますが、そういった部分の制約のある路線であるということはあるかと思っております。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 今年度も地下鉄に関しましては2,000万円の予算が計上されているかと思いますが、昨年度に比べまして、今年度倍の予算になっておりますが、継続的にどのような報告を上げていただく予定になっているのでしょうか。

○望月環境政策課長
 地下鉄の調査についてでございます。

 今年度の調査報告の一番最後の部分に入れさせていただいておりますが、今年度につきましては、やはり東京圏の交通ネットワークの将来像を描いたときに、臨海部と都心部だけではなくて、もう少し広域的な視点での検討も必要であろうと。これがどこかということではなくて、そういった可能性についての検討が必要であろうというような御示唆もいただいておりますし、BRTにつきまして、昨年度はまだ状況が固まっておりませんでしたので、昨年度の検討においては、BRTについてはそれほど深く検討していたわけではありません。そういった部分での役割分担であるとか機能分担の整理をしながら、今回の新線の位置づけ等も再度検討していく。それと、昨年度1年間で検討しましたものは、あくまでまだ概略での検討でございますので、そういった点を深掘りしていく必要があろうかと思っております。交通政策審議会のほうに位置づけていただくためにも、やはり裏となる部分、基本となる部分を深掘りしながら、そういった対応をしていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。今後、BRTの開通も見えておりますので、開通後のBRTとの影響等も含めまして、より区民の皆様に対して、どのような便利な状況になるのかということをお示しいただければと思います。

 もう一点ありました。工期の見込み、ここ最近、築地大橋でございますとか、勝どき駅の改良等、この辺で工期が当初よりも長くなる傾向にあると思います。今回、地下鉄新線を実現する場合におきましては、こちらの工期の見込み等をきちんと地域の皆様に示していただけるような計画も同時に望みます。

 続きまして、資料11でございます。

 駐輪場の整備の計画があることにつきましては、八重洲周辺も自転車の駐輪、バイクの駐輪が多くされておりますので、大変歓迎いたします。現在でも駐輪されていることが多く見られますが、実際に駐輪場につきましては、駐輪料金、利便性、そして駐輪場の場所がわかりやすいかどうか、そういったものが重要と考えております。駐輪場の計画につきましては、まだ詳細な計画等は出ていないように思えます。台数等は書いてありますが、どのような内容でお考えなのか。また、バイクの駐輪場につきましても、あるならば、どのような計画なのかをお聞かせいただければと思います。

○菅沼副参事(都市計画事業・特命担当)
  今回計画します2つの開発計画、八重洲一丁目6地区、八重洲二丁目1地区、それぞれ駐輪計画をしてございます。八重洲一丁目6地区につきましては、公共的駐輪場としまして300台、さらに八重洲二丁目1地区につきましては290台、合計いたしまして590台の駐輪計画をしているものでございます。こちらの部分につきましては、委員御指摘ございましたとおり、何といいましても東京駅前の放置自転車の対策として、この再開発敷地を使った形での運営を今後しっかりと検討していきたいといったものでございます。

 また、何といいましても、利用者形態がきちんと使われるべくの視点、すなわち運営形態であったり、料金形態であったり、そういったオペレーションをどのようにしていくかということの部分も御質問にございまして、それらは今後、再開発組合と区側とで十分な協議を持って、その運営を図っていきたいということで、今後の検討課題としてございます。

 また、最後、お尋ねにございましたバイク置き場は計画されているのかといったことでございます。

 バイク置き場につきましても、当然違法駐輪の中に含まれているものと認識してございまして、ただし、バイクにつきましては、自走式の形で敷地内のどこに取り込むべきかという視点が重要なものの、いわゆる動線というものがございまして、今後基本設計を踏む中で、この敷地の中に公共的バイク置き場もきちんと取り込めるかということについては今後の検討課題でございまして、今、明確に何台という決まったものではございません。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。この周辺は自転車で通勤される方も大変多い地域でございますので、その方々に対しての駐輪場に大変期待をしております。また、八重洲周辺もバイク駐輪場がなかなか足りない場所でございます。特に、現在も公共駐車場で駐輪ができない状況にあります。こちらのほうに多くの台数がとめられるようにできることを望みます。

 続きまして、資料13でございます。

 中央区は、大規模開発が行われることにより住民の方がふえ、区内に活気が出てくることは歓迎すべきことでございます。しかし、住民の方々、コミュニティやコミュニケーション形成を行う必要性がありますが、まだまだ足りないように思います。特に、中央区は下町のよさを継承しており、新しい住民の方々に対してもそれを継承していけるようなコミュニティを望んでおりますが、さまざまな世代の方々がコミュニケーションをとるためにも、公園は必要でございます。公園だけではなく、スポーツ教室、またバーベキュー場、そしてペットを飼われている方が多い中で、ドッグランなどのような特定の用途やペットオーナー同士の交流ができる場所が必要であると思っております。その辺のことについては、計画上、いかがお考えでしょうか。特に、私自身、ドッグランの話を周りの方々にしますと、ペット好きな方々だけでなく、ペットが苦手な方もペットと一緒に近くにいたくないので、できればそのような場所へペットを飼われている方々は行ってほしいというお声も聞きます。

 そして、駐車場です。今回、計画を見ますと、駐車場が住戸に対してやや過剰な感じがいたします。特に、ここ最近、若い方々、車を所有されない方々も出てきております。そして、いろいろな分譲マンションなどでも駐車場の空き問題、それを外部に貸すかどうか、そういったことを多く管理組合等で話し合われているかと思います。同時に、その場所をカーシェアなどにするような話なども出てきております。これから交通手段、特に晴海地域はBRTなどによりまして、より利便性が上がることにより、車の必要性が薄れてくるのではないかと思っておりますが、その辺についてもお考えをお聞かせいただければと思います。

○松村地域整備課長
 晴海五丁目西地区の計画内容についてでございます。

 委員御指摘のとおり、晴海五丁目には約6,000戸、1万2,000人の新しい方々が、大会終了後に新しくお住まいになるということで、これまで約9,000人ほど既存の方がいらっしゃいますが、そうした方々とのコミュニティの形成も非常に大事なことかと思ってございます。実は、この東京都の案が出る前に、私ども、地域の方々を主体とする晴海将来ビジョン検討委員会を立ち上げておりまして、その中で、単に住宅施設だけをつくるものではなくて、商業などの生活利便施設であるとか、コミュニティに資する機能の導入ということの要望があったものでございます。今般、区のほうも晴海の中心軸と言われているところに商業施設を配置することによって人々がにぎわう空間をつくったらどうかということを東京都にも申し入れていたところでございますが、東京都からの提案について、その具体的な案が今回示されてきたものというふうに思ってございます。

 なお、具体的なしつらえでありますとか、用途、商業施設の中の中身については、これからということになってまいります。広場の中でどういったことでコミュニティを形成していくかとか、そういったことにつきまして、引き続き東京都、今回決まります事業協力者でありますとか、今後の特定建築者と、そういったものについて協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 また、ドッグランにつきましては、地域の方々とお話ししている中で、そういった御要望も一部の方にあるところもございますが、特に建物の敷地の中でそういったものをつくるかどうかにつきましては、民間事業者、事業協力者であるとか、特定建築者と、また議論をしていければと考えてございます。

 駐車場につきましては、この晴海のかいわいにつきましては、当初6割の駐車場設置率であったところでございますけれども、近年、委員御指摘のとおり、駐車場の設置について減少傾向もあること、及び既存の晴海地区におきましてはシャトルバスの運行でありますとか、カーシェアの導入などによりまして、設置率を45%ということで、これは晴海地区住民とも一緒に検討しましたまちづくりの考え方の中で、そういったルールを決めてございまして、現在、45%の数字が計画されているところでございます。ただ、今後ともカーシェアリングの導入等を含めまして、さらなる交通環境の改善等について、区としても検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 計画のほうはまだまだこれから進展していくものと思いますので、地域の皆様の声をしっかり反映させていただきながら、皆様が長く住みたいと思えるような中央区をしっかりつくっていっていただきたいと思います。

 また、車の問題につきましても、日々車の事情というのは変わってまいりますので、状況に応じまして柔軟な対応をしていただき、特に立体駐車場、埋まらなければ負債になってしまいますので、そのような状況にならないことを切に願いまして、質問を終わらせていただきます。

○富永委員
 資料に関しまして、資料1、それから資料13、資料14、3つで質問させていただきたいと思います。

 まず、資料1なんですけれども、バス停で今、屋根ができているという説明がありましたけれども、その中に区の広報等々を流す情報伝達板みたいな、デジタルサイネージみたいなものは、区民の利用者だけにとどまらず、やはり観光目的等々で江戸バスを利用される方々のためにも今後必要になっていくんじゃないかと思いますけれども、それに関して区としてはどのように考えているか、お答えいただきたいというのが、まず1つ。

 それから、資料13、オリンピック後の晴海地区の利用のことで、前委員からも質問が出ておりましたけれども、区民が今何を求めているかというと、運動施設、グラウンドですね。今、晴海地区にあったグラウンドが使えなくなっている等々で、今後区民がさらにふえる中で、中央区としてはグラウンドの確保、今後やはり区の中に整備していくということは非常に重要なことだと思いますけれども、それに関してはどのようにお考えかということ。

 それから、築地の施設、今、先行営業開始に向けて、工期は延びているけれども、余裕を持って進めているから大丈夫というお話が先ほどありましたけれども、いざオープンして、実際豊洲が開場するまで半年ちょっとの期間があるわけですけれども、その中で、いざつくって、それがどのように使われていくかというのは、もちろん中に入る業者さんもそうなんですけれども、そこを利用する人たち、要は業務筋、その人たちにとってどうすれば利用しやすいものになるかということをきちんとやっていかないと、せっかく中央区が新たな施設をつくっても、つくっただけで終わってしまうというようなことが十分に考えられると思うんです。オープンしたときに、そういった利用者の意見などを聞くような窓口というものは今後設置されるんでしょうか。

 その3つを教えてください。

○望月環境政策課長
 江戸バスの広告つき上屋についてお答えいたします。

 委員のほうから御意見としてございますデジタルサイネージという分野の新しいものでございますけれども、こういったものが、例えば今やっております江戸バスの停留所のところで設置しておりますが、そういった動きのあるものに変化していくということの中で、そういった部分が基準として明確になるかどうかというのが1点ございます。あくまでも道路上でございますので、なかなかそういった規制というのが厳しい状況になっておりまして、今回のバス停も一つの基準が定められた形でのみの設置となっております。ただ、将来的な部分でいきますと、そういった可能性を否定されるものではございませんので、今後そういった部分の検討も、引き続き事業者さんともしていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松村地域整備課長
 晴海運動場等を含む運動施設の件でございます。

 晴海運動場につきましては、所管のほうで代替機能について野球場のほうの手配をしているというふうに聞いているところでございます。区内への設置についてですけれども、本区の中では、なかなか広い土地がなくて、新しい設置はなかなか難しいところがあるのかなと認識しているところではありますが、例えば晴海におきましては、選手村の中で予定されておりますトラックなどをレガシーとして残してもらえるよう、東京都等に要望しているところでございます。そういったものを残していくことでありますとか、今後、大規模な開発等々の中において、例えば室内も含めて運動施設ができないかどうかについては、今後ともいろいろ研究をしてまいりたいなというふうに考えております。

 以上でございます。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
  築地新市場開業後の使い勝手の利用者の声というところでございます。

 築地新市場の利用につきましては、利用者サイドからの目といたしまして、交通のアクセス、それから利用できる時間帯、さらに買い回りのルートにおいて歩きやすさ、もう一つ考えられるところといたしまして、業務筋が安心をして、ゆとりを持って買い回れるような仕組み、こういったものに今後配慮するようなことになろうかと思います。委員御提案のように、利用者の声を聴取しながら改善していくというところにつきましては、施設運営上、重要なことと思います。この施設の入居者の団体ができておりますので、そちらのほうと相談をしながら、どのような形で聴取をするか、それをどのように解決していくか、今後検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 なかなか時間がなくて、あれなんですけれども、もちろん道路上につくるというのは、いろいろな規制の中でやっていかなければいけないということもわかります。とはいえ、今、グラウンドのことも含め、それから築地のことも含め、オリンピックのことも含め、間近に迫った、本当に本区が抱える物すごく重要なところ、その中を、オリンピックの中心の選手村を迎える本区ということで、そういう規制や何かを、むしろこっちから変えるような提案をして、それが中央区らしさ、強さというようなところで、本当に間近にやらなければいけないことがいっぱいあるんですよね。時間がない中で、どれ一つ優先順位をつけられないぐらいに全てが重要だと思います。中央区の力の見せどころとして、やはり前向きに前向きに進みながら、中央区の強さというものを示しながら、中央区民の皆さんが納得して、これならいいねと言えるようなところでやっていってもらえたらなと思います。よろしくお願いします。

○中島委員長
 ほかに、理事者報告に対する質疑のある方はよろしいですか。

 では、理事者報告に対する質疑を終了いたします。

 次に、議題、環境保全及び建設行政の調査について、発言のある方は挙手をお願いいたします。

○押田委員
 議題で1つだけ、道路環境ということで質問させていただきたいんですが、過日、新川二丁目、ちょうど中央大橋から八重洲口に向かう八重洲通りのバス停の前の横断歩道で小学校1年生の事故があったんですよね。そのほかにも、あそこは結構急ブレーキを踏む音とか、とても危ない横断歩道で、信号がないところで、昔から危ないなと思っているところに今回の事故が起きてしまった。

 中央区内でも、そのほかにも結構、横断歩道はあるけれども信号がなくて危ないところが、例を挙げてみると、築地社会教育会館の前とか、いろいろ信号のないところがあるんですよね。そういう状況で、区のほうは道路の中の危ない横断歩道や何かのことをきちんと把握していらっしゃるのかどうか、まずお尋ねをしたいと思います。

○三留道路課長
 道路上の危ない箇所、横断歩道手前の危ない箇所についてでございます。

 横断歩道の手前で狭柵であるとか薄層舗装であるとか、そういった対応策をとっている交差点等は多数ございます。申しわけございません。それが今、幾つあるのかというのは把握しておりません。

 以上です。

○押田委員
 本当に、結構、あると思うんです。数は私もわかりませんけれどもね。先日の事故というのは、あの交差点は信号と信号の間なんですけれども、前の信号が青だと、急いで行こうと思って、手前の横断歩道を見落とすんですよ。小学校1年生がタクシーとぶつかって、1年生ですから、ちょうどバンパーの高さではねられて、肺が両方潰れてしまったのね。それを風船で膨らませて、動かないように、しばらく入院先で眠らされて、だけれども、小学生ですから、非常に回復が速くて、今ではもう車椅子で学校に通っています。本当に不幸中の幸いだと思うんですよ。

 あのときに、警察、中央区、都道ですから東京都、それから学校のPTAの皆さん、20人ぐらいで調査に行ったんです。何とか信号機をつけられないかという話が、当然ですが、出ますよね。そのときに、信号と信号の間が短いから、信号をつけられませんという話なんですよ。だけれども、同じ新川一丁目の、永代通りから曲がってくる道なんですが、これも都道なんですけれども、信号と信号の間はもっと短いと思うのに、信号がついたんですよ。どうしてかというと、朝、あそこの横断歩道を企業の人たちがすごくいっぱい通るの。そのために信号をつけたんですよ。ということは、危なくて、区民が通るところより企業優先じゃないかと私たちは思ってしまうのね。確かに、本当にだっと人の波で通ってくるんです。となると、やはり区民の安全を守るということから考えたら、信号機が何とかつかないのかなという問題が1つと、父兄の中から、それが無理であれば横断歩道をとってくれと。あるから渡ってしまうから、とってくださいと言ったら、それもできませんと警察は言うんです。では、どうしたらいいんだろうという話になりますよね。何とか、これは危ないから、してくれませんかと言ったら、上申しますという答えしか返ってこない。これは警察も東京都もです。

 都道だから、中央区のことでないのはわかります。警察の問題ですよね、信号とか。だけれども、やはり中央区内にある横断歩道で子供が現実に事故を起こしているんだから、何とか中央区で警察にもっと働きかけるとか、そういうことはできないんでしょうかね。考えをお答えいただけますか。

○宮本環境土木部長
 都道であっても、区内での道路でございますので、私ども、区道、都道に関係なく、必要なところについては、警察ないしは道路管理者などと要請とか協議をしております。当然ながら、事故が起きなくても、私ども、日常の管理の中で危ない道路とか、そういうところは把握しているところでございまして、できる限り早目早目の対応をするように心がけております。

 今回、新川のほうの現場についても、私どもも警察のほうと協議をしておりまして、中央警察のほうは警視庁に上申するということでございますけれども、私どものほうも地元の意向を受けて、しっかりと信号機の設置等について検討していただくようにお願いはしております。永代通りのお話もございましたけれども、それぞれ交差点といっても、信号と信号の間の距離というところももちろんありますし、一方通行があったりとか、丁字路であったりとか、条件が多少違うところがありますので、一つ一つの現場において、しっかりと検討をしていくことが重要と考えておりまして、委員おっしゃいます現場については、そういう対応をさせていただいているところでございます。

 以上です。

○押田委員
 本当によろしくお願いします。

 信号機と信号機の間と言うけれども、はかっていただければわかるんですけれども、新川一丁目の交差点と次の信号までの間は、二丁目より短いくらいですよ。実測していただければ、わかるから。ただ、通る人は多い。企業の人が朝晩通るんだから。そういうのを考えたときに、事故が起きているのに、考えますとか上申しますだったら、やはり子供さんを抱えている親御さんは、しようがないから、まちの人が交代でそこで旗を振ろうかとかという話をして、一生懸命考えているんですよ。

 事故が起きる前から、危ないところは見ておりますって、気持ちはわかるんだけれども、なかなか事故が起きないと対応していただけないところもあるし、今回みたいに事故が起きても、上申しますなんていうことがあってはいけないと思うのね。実際、あの事故があったから、私はここで声を大きくして言っているわけではありませんが、やはり区民の、しかも子供さんのことですから、そういうものの命をきちんと守るような道路行政をこれからも積極的にお願いして、警察ときちんと話をしてくださいね。

 お願いいたしまして、質問を終わります。よろしくお願いします。

○松川委員
 4月1日より、区内の駐輪場が有料化されましたが、実際に有料化される前と後とで区民の皆様からの反応というのはあるのでしょうか。また、私が見ている限りでまいりますと、勝どき駅前、以前に比べまして、ますます違法駐輪される方々が多くなったように見られます。それに対する対策等、何かお考えになっているか、お聞かせいただければと思います。

○望月環境政策課長
 駐輪場の利用等に関してでございますけれども、この4月から有料化をいたしました。まず、これまでの区民の方の利用状況でございますが、たしか、まだ半分を超えた6割弱の数字が直近の数字だったかと思います。ですから、まだあきがある状況であると。一部、台数が少ないようなところは埋まってしまっている状況もございますが、全体の数でいけば、その程度の状況になっていると。今、勝どきあたりで違法駐輪がふえたというようなお話でございますが、直接私どものところに違法駐輪がふえたというような苦情等が入っているわけではございませんが、これまで駐輪場についてお答えをさせていただいておりますが、駐輪場のあきの状況を踏まえて、一時利用について検討していくという状況で、今、検討を続けております。こちらについても、なるべく早くにそういった状況をつくっていきたいということで検討しておりますので、駐輪場を有料化した、それから一時利用をそういった部分で検討していく、それと、ことしの秋からはコミュニティサイクルの実証実験を実施していくというような状況でございますので、そういった状況、総合的に対策を講じる中で、先ほどの違法駐輪の部分についても対応してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 実際、私のところに寄せられてくるお話でございますと、有料化してお金を払っている人が違法駐輪する人より不便な場所にとめて、より時間がかかる。そして、お金を払っていない違法駐輪している人たちが、いい場所といいますか、地上にどんどん置いていく。そこにやはり不公平感がある、これをどうにかしてくれないかと、そのような声が実際寄せられております。その中で、実際に商業施設等の専用の駐輪場、これは違法駐輪とは呼べないかもしれませんが、そういう場所に大勢の方が、商業施設が開いていないにもかかわらず、おとめになっているのも事実としてございます。そういう中で、正直者がばかを見ないような行政を期待しております。

 以上で質問を終わります。

○富永委員
 それでは、簡単にいきます。

 6月1日から自転車に対する取り締まりが厳しくなったのは、マスコミ等々で皆さんもよく御存じだと思うんですけれども、自転車の走り方というか、特に本区は幹線道路も多い中で、原則車道を走らなければいけないということで、広い歩道はもちろん自転車通行可という看板が出ているんですけれども、やはり通勤時間帯等は歩道が歩行者でいっぱいで、自転車は車道を走らざるを得ない状況です。そうすると、今度は大きなトラックとかバスがとまっていたり、自転車の通行の場合は車線変更をしながら前の車を追い越さなければいけないとか、自転車を追い越さなければいけないというルールがあるんですけれども、それは実際の利用には即していない状況がありまして、前委員からも小さなお子さんが交通事故に遭われたというようなお話もあった中で、今後、自転車の走行空間というものをきちんと整備していかないと、本当に大きな重大事故が近い将来起こるのではないかと。自分も自転車で走行しながら、そのことばかり、特に後ろから来る車にいつひかれてしまうんじゃないかというようなのが物すごく心配で、よその行政区ではレーンを設ける、設けられないところはナビラインみたいなところを設けて、そこを自転車が走りなさいよというのをやっているところもあるんです。

 本区も、なかなか自転車だけの走行空間を整備できないという状況があるのであれば、ここは歩道に上がって歩道を走りましょう、ここからは車道を走行しましょうというようなナビラインでも、何か簡単にできたら、危険等々は少しでも減らせるのではないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。

○望月環境政策課長
 自転車の走行空間についてでございますが、こちらにつきましては、東京都がオリンピックに向けて自転車の推薦レーンという形での整備を打ち出しております。これにつきましては、都道も区道も含まれておりまして、区も連携しながらネットワーク化を図っていきたいと思っております。その中に示されております道路の空間の整備でございますが、これまでと同様、広い、例えば歩道のところというよりも、むしろ基本的な考え方は車道だということが、その中で示されております。ただ、これは区の状況によりましても、いろいろ組み合わせがあると思いますので、交通管理者さんとも今後協議しながら進めていきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○富永委員
 終わります。

○中島委員長
 ほかに、議題に関する発言を求める方はいらっしゃいますか。よろしいですか。

 では、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 以上で環境建設委員会を閉会いたします。

 どうもありがとうございました。

(午後3時57分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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