ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の平成27年 環境建設委員会(9月8日)

平成27年 環境建設委員会(9月8日)

1.開会日時

平成27年9月8日(火)

午後1時30分 開会

午後3時43分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中島 賢治

副委員長 瓜生 正高

委員 押田 まり子

委員 鈴木 久雄

委員 志村 孝美

委員 松川 たけゆき

委員 塚田 秀伸

委員 富永 一

議長(鈴木 久雄)

4.出席説明員

(14人)

矢田区長      

吉田副区長     

宮本環境土木部長  

望月環境政策課長  

中野環境推進課長  

溝口水とみどりの課長

三留道路課長    

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)

平野住宅課長

暮田建築課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

笠井書記

秋山書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中島委員長
 皆さん、こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日は、理事者報告の関係で竹内都市整備部副参事、住宅課長及び建築課長が出席しますので、御了承をお願いいたします。

 先日の地下鉄建設促進五区協議会の活動について、8月25日に同協議会総会が葛飾区で開会され、私と瓜生副委員長及び田野議会局長が出席いたしました。議事内容は、前年度の活動状況等の報告を受け、了承し、今後の活動方針について協議を行うとともに、意見交換をさせていただきました。

 続きまして、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境土木部長

1 温浴プラザの指定管理者の評価結果について(資料1)

2 都市計画案の中央区都市計画審議会への諮問について(資料2)

3 区立駐輪場における一時利用の実施について(資料3)

4 平成26年度ごみ量及び資源回収量について(資料4)

○田村都市整備部長

5 臨港地区の変更について(資料5)

6 臨港消防署に係る都市計画について(資料6)

7 まちづくり協議会の報告(資料7)

8 築地場外市場地区先行営業施設(仮称「築地新市場」)の名称選定について(資料8)

9 社宅利用型借上住宅の申込資格の追加について(資料9)

10 中央区耐震改修促進計画の改定について(資料10)

11 一般財団法人中央区都市整備公社の運営状況について(資料11)

以上11件報告

○中島委員長
 どうも御苦労さまでした。

 ただいまの時刻は午後2時5分です。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。自民党さん50分、公明党30分、日本共産党さん30分、維新の党さん30分、止水さん10分、無所属クラブさん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を求めます。

○押田委員
 御説明をいただきましたけれども、本当に簡単に一、二質問させていただきます。

 まず最初に、区立駐輪場における一時利用の実施についてということで質問させていただきます。

 本当に中央区は土地柄で自転車がすごく多いし、放置自転車もさんざん問題になってまいりました。しかし、こうやって駐輪場を整備していただいているという御努力を評価するものなんですが、駐輪場を整備なさったということと、前と比べて、どのように駐輪場ができてきていると評価をなさっているか。また、一時利用を実施なさるに当たっては、見通しというか、希望というか、その辺のところもありましたら、御意見として聞かせていただきたいと思います。

 次に、社宅利用型借上住宅の申込資格についてということなんですが、これは私、一般質問でもやらせていただいたんですが、区立の住宅は選ばれた人たちが非常に入っているわけじゃないですか。それが借上住宅、家賃の問題もあって、とてもあいてしまっている。それに対して、こういうことをなさるというのは、とてもすばらしい施策だと思っております。ただ、これに限らず、今後何かまた具体的に、住宅課にとらわれず、いろんなことを考えていらっしゃるのであれば、それももう一つお知らせをいただきたいと思います。

 さらに、耐震改修促進計画の改定について、目標値を上げられた。安全なまちをつくるということはとても重要なことなんですが、進んでいかないところで、いろんな問題もあるのかなというふうにも捉えられるんですが、中央区において、もし耐震改修をやっていく上でいろいろな問題があって、それをこういうふうに直していって進めていくんだよということが具体的にあれば、お知らせをいただきたいと思います。

 まず、以上です。

○望月環境政策課長
 まず、私のほうから駐輪場に関する御質問にお答えいたします。

 駐輪場に関しましては、これまで駅周辺でということで19カ所、約4,000台の駐輪場が整備されてきているわけでございます。そういった中で、本年4月から有料化に踏み切ったわけでございますが、その踏み切る際にもいろいろ御質問、御要望いただいている中で、一時利用という形はどうなのかということで御質問等あったわけでございますが、その際にはなるべく混乱を来さない形で現状のまま、まず有料化をさせていただきたいということで御説明いたしました。ただ、当然、一時利用についての御希望も以前からあったというふうに認識しておりまして、その際も、なるべく早い時期に一時利用について検討して実施していきたいというふうに考えていたところでございます。また、4月からの有料化に伴いまして、受け付けを2月くらいからしているわけでございますが、その中でも一時利用については、一部お声もありましたので、そういった検討を続けてきて、今回一時利用という形で整理をさせていただいております。

 ただ、この一時利用につきましては、今回、収容可能台数に対しまして約1割程度の台数を一時利用というふうな形で整理をさせていただいています。

 現在、駐輪場のほうにつきましては、承認している定期利用の台数につきまして、約65%程度のお申し込みがされているという状況でございますので、残りが約35%ほどあいている状況の中で、今回、全体としては1割程度でございますが、実施していくものでございます。こちらにつきましては、また今後の状況、動向、一時利用がどの程度の利用になるのか、また今回、今までは定期利用だった方が一時利用に変更されるということも当然考えられます。そういったものも注視しながら、状況については今後も確認をさせていただき、検討を続けてまいりたいというふうに考えてございます。

 現状は以上でございます。

○平野住宅課長
 借上住宅の御質問でございます。

 借上住宅につきましては、今回、保育士、保育事業者に限った申込者の追加でございますけれども、この追加を行う際に、福祉保健部、介護であるとか、そういったところとお話をさせていただいております。現状の段階では、例えば介護士であるとか、医療系であるとか、そういった方々の宿舎利用みたいなものの需要があるかというのもお調べいただいて、今の段階では需要がないということで、今回は保育士に限った追加をさせていただいておりますが、当然、住宅でございますので、まずは住民の方に入っていただく努力を住宅課としてはしているのでございますけれども、それとあわせて、そういった需要が発生してきた場合、そういったものについても関係部局と調整をいたしまして活用していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○暮田建築課長
 私のほうからは耐震化に関する問題について答えさせていただきます。

 御指摘のとおり、私ども、いろいろ耐震について進めているところでございますが、権利関係のことなどで、なかなか進んでいないところがございます。特に、住宅関係につきまして、分譲マンションなどにつきましては、区分所有者の方という形で多くの方がいらっしゃる関係で、なかなか合意形成がうまくいかなくて、耐震化の必要性については御認識いただいておるところでございますが、なかなか進めない。また、マンションというのは専有部とか共有部、御自分の住戸に関する部分も、場合によっては補強しなければ耐震性を満たせない、そのような問題があることから進んでいないということで、今回の促進計画の中に改めて分譲マンションの段階的な改修というものを盛り込んでおります。耐震というのは、今の考え方からいくと、基準としてはIs0.6を満たすか満たさないかということなんですが、ただ、実際問題、耐震性の低いものが今よりも進んでいく。一遍に全て耐震化するのではなかったとしても、少しずつでも耐震化をするということは安全な居住にもつながるということで、今後、こういったことを進めていきたいと考えております。

 また、木造等の住宅につきましては、現在も建物の古さですとか、さまざまな御事情で、今申し上げたようにIs0.6というのが難しいものにつきましては、屋根を軽量化するとか、1部屋だけでも安全な場所をつくるというような形で、とにかく皆様方の生命が少しでも守られるような耐震化をお勧めしているところでございます。

 また、もう一つ、ビルなどの形でテナント関係とかの権利が複雑なものについても、やはりテナントさんのことですとか、さまざま解決しなければならないということで難しい点はございますが、これにつきましても、私どものほうでも関連する法律相談ですとか、東京都やいろいろなところと連携しながら、少しでも前に進めるような形で進めていきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○押田委員
 いろいろとお答えをいただきまして、ありがとうございます。

 後ろからいきますけれども、耐震改修の件なんですけれども、これは一生懸命やっていただいているし、経済的な問題も、中央区でそういうのは聞かないんですが、よその地域に行くと、高齢者だったり、経済的な問題でできないということもかなり聞くんですよね。今おっしゃったように、テナントさんの問題、マンションの問題、難しい問題はたくさんあると思うんですが、私が所属している防災等安全対策特別委員会で減災館を見せていただきに行ったんです。やはり今、防災というよりも、少しでも耐震改修をして減災ということにすごく力を入れなければならない。経済的に困っていらっしゃる方に無理にお金を出せというのもなかなか難しいんですが、いろいろと知恵を出していただいて、住民の方たちが少しでも安全に、減災になるようにというところで、これからも御努力をお願いしたいなというふうに思っていますので、これについてはよろしくお願いいたします。

 それから、今、住宅課長のほうにお話をいただいたグリーンホームズ、社宅型ということなんですけれども、やはり借り上げという性質上、全く何もなくてもお金は払わなきゃならないというシステムがあって、ずっとマイナスが続くということで、非常に区立住宅の中でも大変だなというのがあったんです。だったら、補助金が出ても、少しでも入れていただくということは、うちも痛まないし、いいことだなというふうに思います。ですから、区民の方はともかく、そのほかに、例えば中小企業とか何とか、具体的ではないところがあるので、例えば地域振興、まちを知っているところとコラボして、どんなものが必要なのかとか、いろいろ知恵を出していただいて、これから先もやっていくことが可能なのかどうか、わかったら教えてください。

 それから、駐輪場なんですが、これは非常に難しいなと思った。一時利用はとてもいいことだし、買い物とか食事と書いてあるけれども、やはり物すごく駅周辺じゃないですか。これを見ると、築地なんかは買い物や何かもいいかもしれないけれども、自転車はそこの近くまで行けることが一番の利点だから、駐輪場があっても、ちょっと離れたところだったら、近くまで行ってとめちゃおうかなんて。車だと、少し離れていても、とめないと高い罰金を取られるし、駐車違反になっちゃうんだけれども、自転車は意外にその心配がないので、一時利用のところがあったとしても、不便なところだとやはりもっと利便のあるところにとめちゃうということが、駐輪場が何にもなければしようがないんですよ。でも、あっても、どこかその辺にとめちゃうということも起こるのかなという心配もあるものですから、そうなったときに、今度は違法駐輪、放置自転車に対する取り締まりを駐輪場のそばだけでもやっていかないと、余り一時利用の駐輪場というのは機能してこない。すごく嫌な言い方で、とめる方には非常に問題ありだと思うんですが、お金を払ってとめる方と、ただでとめちゃう方とのバランスが悪くなっては、せっかくつくったものもよくないと思うので、その辺のところの心構えというか、あったら、お聞かせいただけますか。

 以上です。

○平野住宅課長
 借上住宅の活用についての、例えば民間さんであるとか、そういった方々との協議についてでございます。

 実は、私ども区役所の中の福祉保健部だとか、そういったセクションとしか協議を行っていなかったところでございます。今後、御指摘のとおり、例えば商工観光課を通じて民間の団体さんであるとか、例えば中小企業であっても、周知の問題などもあって、そういったことを御存じない企業さんも現にあるかもしれませんので、そういったところについて、関係部局と調整をとりながらフォローしていければというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○望月環境政策課長
 自転車の撤去等に関しましてのお話でございますが、区のほうでは、実は昨年の1月から放置禁止区域内の即日撤去を開始しまして、放置の禁止ということで強化を図ったところでございます。データとしては、ことしの4月から8月という形で今年度のこれまでのところでの状況でございますが、昨年度の同時期と比較しますと、実は即日撤去分も減っております。また、通常の撤去といいますか、放置禁止区域外での撤去の台数も減っている状況がございます。撤去につきましては、強化を図った部分、それから保管手数料として3,000円という形で、これは4月からでございますが、有料化に伴って、同じような形で御負担という形をとっておりますので、区のほうとしては、これが抑止効果になって、そういった部分での放置がなるべく少なくなるようにと。それと、放置禁止区域等も含めて、パトロールなりを実施した上での撤去という形で取り組んでまいりたいと思っております。

 ただ、一度だけでは完全になくなるという状況はなかなか難しいと思っていますので、これはやはり引き続き繰り返してやっていくことで、そういった周知が図られる、また一度そういった形で撤去されますと、その次はそのほかの場所で、きちんとしたところに置くというような意識づけになれば、そういった形で進んでいけたらと思っております。今後も引き続き、撤去の強化を含めて、普及啓発も図りながら取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○押田委員
 今の自転車の件、本当にいろいろ努力なさっているのもわかるし、ただ、こうやって一時利用のところを見ると、余り買い物にも便利じゃないかな、それから食事に行くのにも、ここにとめてどうかなと思う場所がある。駐輪場をつくるにしたって、やはり中央区は限りがあるじゃないですか。そうすると、私たちとか、いろんな人が何をしたいかといったら、スーパーに買い物に行きますよね。重いから、自転車に持っていきたいんだけれども、それが遠く離れたところだったら、自転車の役目をしない。

 それから、もう一つ、私の住んでいるところは非常にオフィスが多いんですよ。大会社はおかしいですよね。自分の敷地内、自転車通勤はだめということで、とめさせないんですよ。すると、近隣の公園にとめたり、道路にとめたり、会社の人たちが帰って夜になると、ほとんどなくなって、昼間はいっぱいとまっているという状況があります。

 中央区がつくるのは限りがあるのであれば、例えばスーパーですよね。スーパーのところに、そんな1時間も2時間もスーパーにはとめませんよ、買い物に行って。そういうところにもっと、あなたのところに来る人のための駐輪場をつくりなさいとか、会社の公開空地がいっぱいあるようなところでも、自分のところにとめないで中央区の公園にとめるなんて、とんでもないことだと私は思っているんですよ。ですから、そういうところに、自分がつくる努力と同時に、区内の状況をよく考えて、これから先のそういう指導をもっと強化してもらって、自転車の人たちがきちんととめられるような方法を、一時利用にかこつけてお願いするわけではありませんけれども、その辺の御努力をよろしくお願いしたいと思います。

 終わります。

○志村委員
 まず、資料2のほうの西銀座駐車場についてです。

 先ほど、この変更に当たっては、位置が違っていたというような報告がありました。2ページですか、吸気口付近の詳細な状況が明らかになったという表現が理由書のところにあるんですけれども、詳細な状況というのを説明していただきたいというふうに思います。

 参考図のところで色分けしてありますけれども、この形状ですね。どういう予定だったのが、今後どういうふうに変わらざるを得ないのか、この2点について、まずお聞かせください。

○望月環境政策課長
 西銀座駐車場の都市計画変更についてでございます。

 こちらにつきましては、現在、建てかえ工事が行われているところの箇所でございます。そこの部分の地下のほうに都市計画駐車場が一体となってあるというような状況でございまして、実は、こちらの施設の解体工事を進めていく中で、取り壊さないとわからなかった部分がこちらの位置でございまして、これがわかったのは、実は昨年の夏、8月ごろでございます。わかりましたところで、こちらの事業が東京都の認可を受けている事業でございまして、東京都と事業者と区で協議をしてまいりました。その中で協議が今回調いまして、来年の春ごろ竣工する予定だそうでございますが、事業の完了までには都市計画との整合も必要であるということの中で、今回整理をする形になってございます。

 今、具体的に図面のほうでというお話がございましたが、一番最後の資料にございます。こちらの追加とされている赤い部分と、都市計画変更による廃止という黄色の部分でございます。実は、この手前に建物側の壁がございまして、そこを壊して、今回、この形状がはっきりしたということでございまして、要は都市計画駐車場に入れておくべき部分と外すべき部分という整理の中で、今回この黄色の部分を廃止する。もともと都市計画駐車場に関係のない部分でございましたので、こちらの部分は廃止しますが、必要である部分については追加として区域の中に入れますと。面積的には、こちらにも書いてございますが、追加が10平米、廃止が30平米という大きさでございますが、都市計画としては、こちらの部分の図面もあわせて添付されますので、そこの部分で整合を図らなくてはいけないということで、今回変更という手続きを踏ませていただくものでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 イメージだと、ダクトというんですか、排気のダクトで、今までの何かを利用してやるが、その形状がわかったので、変えるんだということなのか。建物なりを、駐車場も含めて変えるときに、設計図なり計画があって、そのとおりやれば別に変更しなくてもいいんだけれども、変更せざるを得ないというのは、さっき壁を壊したときにわかったということですが、どうしても変更しなければならない理由というのがわからないので、そこをお願いします。

○望月環境政策課長
 済みません。説明が足りませんで、申し訳ございませんでした。

 今回、建物を壊した中でわかったということですけれども、駐車場の施設内の換気に必要な換気口と、フード部分、特にその部分の解体工事の進捗に伴って、吸気口付近の詳細な状況が明らかになったと。要は、これまで定めていた都市計画の中でも、図面で位置が記されておったんですが、実際に壊してみたところ、その部分の形状が一部図面上そごがあったと。それを事業として都市計画とは別に、事業認可を東京都から受けて工事を行っておりますので、その部分で差が生ずるのは好ましくなく整合を図っておくべきということで、来年竣工になりますので、その前に事業としても都市計画としても整合を図るというのが今回でございます。ですから、当然、図面上のその部分と現場が違っていたという部分があるわけでございますが、現場の形状は解体をするまでは見えなかったところでございますので、建物を解体している中で、その向こう側が初めてわかったという状況であり、今回整理をさせていただくものでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 吸気口から外部につながるルートというんですか、それがもう固定されちゃっていて、それを利用せざるを得ないからということなのかなという理解なので、そこら辺の再度確認と、これは中央区都市計画審議会にかかるわけですね。私も区計審の委員なんですけれども、そういうことで区計審にかけるようになるんですけれども、かからないような、回避できる可能性というのがなかったのか、そこら辺もお聞かせください。

○望月環境政策課長
 委員がおっしゃいますように、形状という形の部分が都市計画で図面上位置として落とされていたというような、位置が違っておりますので、今回廃止する分は入っていなかったという部分でございますので、その部分の整合を図らなくてはならないというのが大きな点でございます。

 それと、確かに、都市計画として審議会に諮らなければならないという部分でございますが、こちらの部分は確かに軽微なものでございますが、この部分の変更をする際には、都市計画上、審議会に諮らなくてはならないということがございます。名称等が変わるようなお話であれば、確かに軽微ということになるんですが、都市計画の図面としての部分で整合を図る必要がございますので、こちらについては都市計画審議会に諮っていく必要があるというものでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 わかりました。廃止するということですね。利用するというよりも、廃止するということで、参考図の絵だけでは、なかなか様子がわからなかったので、今時間がかかっちゃいましたけれども、説明していただきました。

 次が、資料3です。

 ここで一時利用の利用方法等というところで、電磁ラックと精算機等を設置するとあります。これの設置費、この整備費というのは幾らかかるのか。

 また、一時利用での使用料の収入は幾らを予測しているのか。

 さらに、これは確認なんですけれども、2時間を超えたときは以後8時間ごとにということで、確認ですけれども、これは2時間も含めて8時間なのか、それとも、とめたときから10時間までの以後8時間なのか、ここを確認させてください。

 それから、72時間を超過すると撤去することになっていますけれども、72時間を超えたということを確認するシステムといいますか、ラックでわかるんですけれども、すぐ撤去するのか、それとも、ある程度、何かのシステムによって、システムというか、もちろん人の動きも含めてですけれども、72時間を超えた自転車の撤去というあたりの流れといいますか、そこら辺を教えていただきたいと思います。

 それから、この使用料ですけれども、条例では150円という限度額です。実額は100円ということなんですけれども、限度額の150円というのは、将来規則を変えて150円にすることも想定しているのかどうか、そのあたりもお聞かせください。

○望月環境政策課長
 何点か御質問をいただいております。

 まず、最後に質問がございましたけれども、使用料について150円を想定しているかというところでございますが、上限は条例で定めますが、今の時点では規則で100円ということですので、これを定める際に、もう既にそれを想定しているのかということでございますが、それは今のところ想定はしておりません。まず、そういった形で運用を始めていきたいというのが今の段階でございます。

 それから、72時間超過したものに対応するシステムですが、人もいる駐輪場でございますし、そうでない部分もありますので、人によって72時間経過したことについては対応をしていきたいというふうに考えています。まだ、細かな点で詳細には詰め切れていない部分もございますが、当然、人という形での対応になってくるかと思っております。

 駐輪場の一時利用をする際に、長期にわたるということをなかなか想定しづらいというふうに我々は考えておるんですが、一定の時間を超過したものは、そういった形で対応してまいりたいと思っております。

 また、2時間は無料で、その後8時間ごとということで、最初の2時間は無料でございます。ここの2時間無料から8時間、ですから、委員がおっしゃいました10時間という形のもので、それ以降、また8時間ごとに100円ずつがかかるというような形でございます。今現在、定期利用が1,500円という月額の金額があるわけでございますが、1日お使いになられたときに100円だといたしまして、何日使うかになりますが、そういったバランス、それと他区での状況も含めて、今回こういった形で判断をさせていただいたところでございます。

 それから、歳入の関係でございますが、歳入の見込み額ということで1,740万円ほどは見込めるであろうというふうに考えてございます。

 それと、ラックのほうの整備費ということでございますが、機器自体として2,000万円ほど、それから当然、置く作業等を含めての形で約5,000万円ほどが備品等といいますか、機器の関係にかかる金額になるかと思っております。こちらにつきましては、今回の議会のほうでの補正予算という形になろうかと思っておりますが、そういう形での御説明もさせていただければと思っております。

 以上でございます。

○志村委員
 今の使用料について、今のところ150円に上げることは想定していない、まず運用したいということで、150円という限度額が今後どうなるかということはありますけれども、私としては、もちろん一時にしろ何にしろ、駐輪場は無料でやっていくべきだというふうに思っています。これも経費と収入のあたりが、有料化することによって支出も多くなるという現状もここに生まれていますし、自転車自体が利用者のモラル、そして行政も含めて、地域も含めての合意等、そういう中でつくっていくものだと思いますので、そこら辺がなかなか今、進められてきていない、不十分だというふうに思っています。

 次ページの別紙のところですけれども、ここに11の駐輪場があります。それぞれの駐輪場の収納可能台数と登録数、現在有料の登録台数というのがわかれば、今、報告してください。そういう中で、もちろんこれだけ、50台とめられる余裕があると判断しているわけですから、あきがあると思うんですけれども、そこの数字の確認もさせていただきたいと思います。

 そして、先ほど65%の登録率というような形で言われております。これは収納可能台数の65%なのか、それとも登録台数、収納可能台数よりも多く登録は今までもしてきたと思うんですけれども、それの65%なのかの確認と、65%という中で、収支の差ですね。有料化するときに想定していた収支の差、その金額が想定内なのか、それとも65%という数字で、その差が大きく開いていると。想定よりも赤字、赤字と言ったら語弊がありますけれども、区が負担するお金がふえているのかどうか、そのあたりも確認させてください。

○望月環境政策課長
 現在の駐輪場の収納可能台数と登録台数というようなお尋ねでございます。

 収納可能台数について65%という形で、先ほども現在の登録数みたいな話でさせていただいていますので、実質の、例えば4,000台弱の駐輪台数というふうに区政年鑑等でお知らせしているものよりは多い。台数に対しての登録という形になってございます。収支の差というところでございますが、まだ今年4月から始めている状況でございまして、手持ちにその辺の資料がございませんが、当然、収支という形でいけば、そういった部分がある程度埋まる形で想定をする部分がございますので、そこの部分でいけば、そこまでいっていないという状況であり、差はやはりあるのかとは思っておりますが、その部分で細かい数字は今、手持ちではございません。

 それと、収納可能台数と登録台数ということでございますが、先ほど全体でのお話をさせていただいたところでございます。個々になりますと、ちょっとまだ一部資料等が十分でない点がございますので、それは別にお示しさせていただければと思っております。ただ、お話ししましたように、まだ全体の中であきがあるという話が当然ありますし、台数については、先ほど申しましたところの16台というような場所もございます。こういったものについては、当然登録の関係あるいは利用の実態も踏まえました上で設定をさせていただいているところでございます。これが今後も引き続き変わらないかどうかということについては、当然、状況を先ほど申しましたように見ていかなくてはならないと思っております。それは、今の定期利用の登録の方が一時利用のほうにかわられる方もいらっしゃるというようなことも想定されますし、今回始めてみたところで、これが十分に足りるのかどうか、これはちょっと様子を見させていただき、また検討してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○志村委員
 概略はわかりました。また別の機会に取り上げることもできますので、次に移ります。

 次、資料4です。

 ここでピックアップ回収がありますけれども、3品ということで、これは実際どのように行われているのか。さらに、中央区は3品ということですけれども、23区のピックアップ回収と比較すると、23区の量の0.07%なんですね。これが大きく違う理由は何なのか。また、区としては、ピックアップ回収の目標を持っているのかということで、今後の方針とか計画についてお知らせください。

○遠藤中央清掃事務所長
 ことしから、こちらのほうで統計をとっておりますピックアップ回収でございます。

 こちらにつきましては、粗大ごみあるいは不燃ごみということで、回収した中で資源化が可能なものをピックアップするという回収でございます。本区においては、先ほどの小型家電でございます。実は、それぞれの区、ピックアップする場所の確保というのが非常に重要になってございまして、特に大きな区においては、そうした場所がたくさんあるもので、そうした中継所等で資源のピックアップ回収をしてございます。本区においては、粗大ごみの中継所というのが月島にございまして、そこを利用してございます。

 ただし、やはり日々粗大ごみが持ち込まれまして、それを今度積みかえて、中継所から中央防波堤のほうの処理施設に持ってきます。その過程でピックアップ可能なもの、場所に置けるものということで、先ほどの3品、特に四角い形状のもので、そこに積むことが可能なものということでやってございます。できるだけ資源を有効に利用してまいりたいと思っておりますので、ふやしていきたいという思いはあります。

 ただし、やはり場所の確保ということで、この辺について検討する必要があるだろうと思っております。現時点では、本区においてはできる限りのピックアップをしているというところでございます。ほかの区につきましては、小型家電あるいは金属のもの、それ以外の金属製のもの、また不燃の中からさまざま、ガラスであるとか陶器であるとか、こういったものもピックアップをしているということを聞いております。

 以上でございます。

○志村委員
 中央区の課題としては、場所の確保だということ。ということは、回収の目標とか今後の計画については持っていないという理解でよろしいんでしょうか。

○遠藤中央清掃事務所長
 先ほど申し上げたように、今後、できる限り粗大あるいは不燃の中からも資源となるものは回収していきたいと思ってございますが、場所の問題、また場所がないということは、そこを確保するための費用等もかかわってきますので、そうしたものを見きわめながら検討を進めてまいりたいと思っております。今のところ、明確な、こうした形あるいはこうしたものをということの計画はございません。

 以上です。

○志村委員
 やはりピックアップ回収の品目をふやすこととか、量をふやすという、ある程度の目標値を持たなければ、場所といったって、どれだけのスペースが必要なのかということもありますよね。だから、今後の計画なり、平成26年度から始めたということもあるんですけれども、ある程度目標なり計画を持たないと、事は進まないと思います。場所については、もちろん苦労はあると思うんですけれども、そこら辺も、私も実態がわからないので、区内だけに必要なのかとか、そういうものも含めて、ほかの自治体にも協力してもらうとかいうのもあるのかもしれませんけれども、ぜひ目標を持ちながら進めていただきたいと思います。

 それから、資料9です。

 借上住宅ですけれども、先ほど需要はないというようなことで、理解がよく……。それはいいんです。需要がないはいいんですけれども、今回のことでの想定の戸数というか、部屋数といいますか、それを何部屋持っているのか。

 それから、一部助成ですけれども、この助成の金額というのはどのように算出されるのか。固定の金額なのか。それから、これは都の支援事業の活用ということなので、その助成金というのは都の支援事業の助成金をそのまま充てるのかというあたり。これを社宅として貸すわけで、事業者にその助成金が行くんですけれども、社宅として入居者の家賃が低減しているというようなことの確認について、どうなのかということ。性格としては、都の事業の性格として、借上支援事業の中央区の具体化というような性格として見ていいのか、そのあたりをお聞かせください。

○平野住宅課長
 まず、想定戸数でございます。

 これにつきましては、私ども、借上住宅の中であきが現状6戸ございまして、その範囲の中でやっていこうと思っているわけですけれども、昨年度から事業者さんとヒアリングをしてございまして、その中で2者から3者の事業者さんのほうで検討していただいているところでございます。

 それから、助成金額及び都の制度についてでございます。

 これは福祉保健部のほうから私どもが聞いている範囲でございますけれども、今回の助成につきましては、国費及び都費を入れた区のほうの間接補助という形でやっていくということでございます。補助に対しては、区のほうでは8分の7の助成をしていくというふうに聞いてございまして、その中に都費なり国費の補助上限額があって、その国費と都費が入ってくるというふうに聞いておるところでございます。

 それから、家賃の確認でございますが、これにつきましては、家賃の支払いを子育て支援の部局のほうに支払いましたよというのを提出して、その上で補助金を交付するというような形で扱うというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 済みません。都の事業としての流れなのか、そこら辺を。区の条例はもちろん変えなくてはいけないんですけれども、そのあたりの確認です。区独自で考えた施策じゃなくて、都が実施する支援事業に基づいて、こういうことを始めたんですよというあたり、これについてもう一度確認させてください。

 それから、資料10の耐震改修です。

 現状93%のところ、95%以上を目指すということですけれども、2%ふやすという中身は、最初にマンションの話が出ましたけれども、マンションの耐震化を進めることがメーンになるか、木造がメーンなのか。2%引き上げるという中身を、どこがぐっと大きく動けばアップするのかというあたりと、耐震化を促進させるために、例えば耐震補強とリフォームとを同時にやれば、リフォームに対しても助成しますよという制度も、促進させるためには有効じゃないかと思うんです。いろいろ耐震補強や何かで相談に来るときに、耐震の部分は補助が出るんだけれども、一緒に直すんだけれども、それは自己負担が大きくなってしまって、なかなか耐震化できないというようなお話、相談なんかがありまして、よく窓口で、どうにかならないかというお話もさせていただいておりますけれども、促進するためにリフォームへの助成というのも考えていいんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○平野住宅課長
 助成の都のかかわりでございます。

 保育所については、認証保育所と認可保育所というのがございまして、認可保育所というのは国の制度でございます。認証保育所というのは東京都の制度でございまして、都は認証保育所について都の制度を既に持ってございますので、それを活用しながらやっていくという形でございます。

○吉田副区長
 まず、これは借上住宅の空き家ありということで区が考えた施策でございます。この施策を実行するに当たって都の補助、国の補助が使えるなということで、そういう組み立てをしたということでございます。

○暮田建築課長
 ただいま御指摘されました耐震化率の2%の引き上げの件でございます。

 確かに、中高層ということで、私どもは住宅一般については力を入れているところでございますが、今お話のありましたように、マンションはなかなか耐震化が進まないんですけれども、これが進むと、かなりの中高層がいくので、進めていきたいと思います。ただ、段階的な改修ですと、耐震化率がIs0.6にいかないので、耐震化率には含まれないというところがございますので、今後これについては進めていきたい、いろいろ普及啓発に努めていきたいと思います。

 また、リフォームにつきましては、現在、私どもがやっているのは耐震化の補強ということで、いろんな都や国等の補助金も入っておりますし、やはり耐震化ということでもって個人の資産に対しての助成をしているものですので、リフォームについては、補助ですと、ほかのものも含めて他の部署とも一緒に考えていきたいと考えております。

 以上でございます。

○志村委員
 限られた時間でいろいろ質問しましたけれども、以上で質問を終わります。

○中島委員長
 今、質疑の半ばですが、10分間休憩いたしますので、次は午後3時再開ということで、よろしくお願いいたします。

 では、休憩に入ります。

(午後2時51分 休憩)


(午後3時 再開)

○中島委員長
 では、休憩前に引き続き、審議を再開したいと思います。

 質問者の方。

○松川委員
 私からは、資料3について質問させていただきたいと思います。

 今回、一時利用が開始されるということで、自転車の駐輪の問題を解決する一つの施策として大変歓迎したいと思っております。その中でお伺いさせていただきます。

 今回、こちらのほうですと電磁ラック、精算機等を設置するということです。ラックについてなんですが、どのようなラックになるのか、今と同等のものがつくのか、それとも少し形状ですとか、その辺が変わるのか。

 そして、精算機についてなんですが、精算機は大体どの辺の場所につくのかということと精算方法について、まずお聞かせください。

○望月環境政策課長
 まず、ラックについてということでございますが、特に製品で何か新しくなるというようなものではなくて、今までは駐輪場のほうに実はラックが置いていなかった、平置きで全て平面駐輪ができる、あるいは一部についてはラック等があったという状況はございますが、今回新しく設けますものは、そういった部分でいきますと、特に何かが変わるということではなく、通常の電磁ラックがついて精算が可能になるというものでございます。

 位置等につきましては、今、詳細を詰めている部分でございますが、そういった中でいきますと、一定の駐輪場の限られた範囲のところを一時利用の場所として決めまして、そちらの部分の出入りのところで精算できるような形で考えております。ただ、場所によっては一部区画を設けなくてはいけないとかいったところもございます。そういったことを踏まえました上で、位置等が確定した上で、精算機もそういった場所に設置をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 精算方法についてお答えがなかったので、後で答弁をお願いをしたいと思います。

 ラックのことをお伺いしたのは、現在、道路ですとか公園内に駐輪されている方の声を聞いてみたところ、お子様を含めて3人乗れる電動自転車などですと、タイヤがかなり太いんです。その太いタイヤが、今のラックだと入らない、もしくはかなりぎりぎりであるというようなことがあって、いたし方なくおとめになっているという声がありました。私も勝どきの駅前の駐輪場を見てみますと、確かに幅が少し狭くて、公園等にとめてある自転車を見ますと、確かにタイヤが太いんですよ。昔のロードバイクみたいな感じのかなり太いものが、今、一般的に使われている部分がありますので、その辺を考慮していただきまして、ラックの選定等につきましては御考慮いただければというのが、まず1つあります。

 そして、今現在、そういう自転車等が地下にとまっている場合は、地下で整理されている係員の方にお伺いしたところ、ラックからずらしておとめになっていると。その場合ですと、結果的に2台分の駐輪スペースを占有していることになりますので、特に今回有料ということになりますので、横にずらしますと、最初の2時間というのが、整理される方が30分後にきちんとしたラックにはめるという形になりますと、ちょっとごまかすこともできるようになりますので、その辺等も含めまして、運用についてはお考えいただきたいと思っております。

 そして、質問なんですが、先ほど前委員のほうからも質問がございました収支の部分の収入なんですが、こちらは1,740万円を見込んでいるということですが、今回の台数で割りますと、およそ1ラック当たり、年間の収入であれば、30回ぐらいが有料課金されるというふうな計算なのかなと思っているのですが、この辺の周知、有料でとめる、一時利用できるようになりましたよという周知がある程度なされるであろうというふうに推察できるんですが、この辺、どのような形で啓発活動、地下にとめられますよ、ここでとめられますよというふうなことを行っていくのか。また、きのう、月島第二児童公園でチラシの配布をされていたというふうに伺いまして、そのように日々努力いただいているということで、ぜひ継続していっていただきながら、一時利用のほうの促進に努めていただきたいと思っておりますので、どのような形で啓発していくのか、そして、その結果、駐輪がどれぐらいふえていくのか。例えば、1駐輪場当たり大体50台ということが書いてありますが、その50台のうち何台ぐらいが埋まるのか、また回転がどれぐらいされるのか、その辺についてのお考えをお聞かせいただければと思います。

○望月環境政策課長
 今回始めます駐輪場の一時利用ということでございます。

 電磁ラック方式でやりますけれども、電磁ラックに駐輪をしていただいて、利用終了後に精算機のほうに利用料金を納付して、ロックが解除されて出ていかれるというような仕組みで考えているところでございます。

 委員からいろいろございました、例えば自転車の対応、いろんな種類の自転車がございますので、その辺、多分機械のほうはそういった種類に対応していない形になってしまうかと思います。一番多い利用の中で考えますと、なかなかそういった幅の広い部分に対応するというのは難しいかと思いますが、一度事業者のほうとも確認はしてみたいと思っております。

 それと、公園でのチラシの配布ということで、多分昨日から月島第二児童公園のほうで駐輪場の利用の誘導という形で案内をさせていただいております。これは公園管理者のほうとも連携しながら、適正に駐輪場を利用していただく環境はございますので、そちらのほうに誘導していくということは継続して続けていきたいというふうに思っております。

 そういった中で、例えば今、回転率みたいなお話があったかと思うんですが、こちらについては、例えば50台でどの程度の回転になるか、予想しているわけではございませんが、一時利用によっては回転の率が上がるのではないかというふうには考えております。ただ、どの程度というのは、やっていく中で検証を重ねてまいりたいと思っております。例えば、その中で台数が不足するようなお話もあり得ますし、これで十分だというようなお話もあるかと思っていますが、その辺は、これをやった上で注視しながら検証してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。今回のこちらの稼働率等によりましては、フレキシブルに、ある程度増、場合によっては減というのをしていっていただきたいというのが要望としてございます。

 先ほど前委員のほうからの質問でありました御回答の中で、撤去に関することなんですが、今現在、見ておりますと、割とローテーションといいますか、定期的に大体同じ曜日に撤去がなされているように思えます。結果、今現在、その日に置かれている方を見ますと、明らかにガードレールにチェーン等で結んで、持っていかれないようにされている方ですとか、もしくは本当に御存じない一部の方のみではないかなと。そういった日に限って、公園内におとめになる方がふえているように見受けられます。そういったところもありますので、毎日おとめになっている方からすると、その日だけどかせばいい、無料駐輪場と化しているような部分がございます。その辺もございますので、抑止力として、ある一定の効果というのはもちろんあると思うのですが、もう少しローテーションを変えて不規則にしていただくなど、していただかないと、毎日おとめになっている方からすると、抑止力に実際つながっていない部分があるように思えます。

 そして、公園内の駐輪についてです。

 先日から、前回の委員会でも御要望させていただいております月島第二児童公園についてなんですが、お祭りのときに駐輪禁止ですよという看板を3つ出していただいて、それを今現在もそのまま継続していただいておりますので、お祭りの後から定点観測しておりますと、台数としては減っています。7月、常時200台前後ぐらい公園内外でとまっていたものが100台程度まで落ちておりますので、ある一定の効果があるのかとも思えるんですが、ちょうどお盆と、9月に入りますと天候が余りよくないという状況の中で、それによって台数が減っているだけの可能性もあるのかなというふうに思える面もあります。

 砂場のほうの駐輪なんですが、前回の委員会の質問で、公園内のどこに駐輪していいのかがわからないという質問をさせていただきました。今、ちょうどマルシェの告知の看板が出ているんですが、そこにきっちりと書いてあり、いろいろと見ていますと、利用者の方が駐輪していい場所というのが出ている唯一の看板なのかなというふうに思うのですが、そこの場所などを見ますと、お子様の動線上に駐輪するような形になっているように思います。実際、その場所を見ていますと、砂場のあたりですとか、きのう撤去されましたが、ジャブジャブ池のあった場所、この周辺になっていて、お子様が走り回る場所、その動線上に駐輪されるような形になっている。

 まず、ここについてですが、お子様がけがをしてはいけないというのもありますので、そこを柵などで、駐輪場にするならば駐輪場にするということで、砂場から歩道上に行けなくする、ちゃんと駐輪場のスペースとして誰もがわかるような形にする必要性があるのではないかと私は思うんですが、その辺についてはいかがお考えかということと、台数的にも、明らかに一時利用、公園を利用されている方じゃない方の駐輪というのがずっと目立った状態でありますので、そちらにつきましても、一時利用の地下のほうにぜひ誘導するようなこともやっていっていただきたいと思っていますが、その辺についてお考えをお聞かせいただければと思います。

○溝口水とみどりの課長
 公園における自転車の駐輪についてでございます。

 委員おっしゃるとおり、ジャブジャブ池の周りに8月も駐輪の台数が結構あったところでございます。7月、8月につきましては、ジャブジャブ池が月島地域に1カ所ということもございますので、私どももジャブジャブ池を御利用の方も多くいらっしゃるかと想定していたところでございます。

 また、朝の通勤・通学の方の駐輪なんですが、私どもも6月、7月、朝見ていたところ、やはり公園利用者以外の利用もあったというのを認識しているところでございます。9月に入りまして、先ほど委員からもお話がありましたとおり、通勤・通学の方には駐輪場のほうを御案内するということで、朝、職員等が立ちまして周知活動に努めているところでございます。まずは、この活動を引き続き行って、公園利用者以外の方の駐輪がないような形で整備をしてまいりたいと思います。

 また、公園利用者の方の駐輪場所の確保ということでございますけれども、その台数が減ることによって、また状況も変わってくるかと考えておりますので、まずは公園利用者以外の自転車がとまらないようにというところに努めてまいりたいと考えております。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。しっかり告知を続けていただきまして、ここ最近いろいろと活動いただいているということを私も重々承知しておりますので、ぜひ皆様がとめやすい、そして利用者の方々も安心して、そしてお子様も安心して遊べるような環境を両立できるようにしていただきたいということを要望いたします。

 そして、周辺というところで見ますと、自動二輪車の駐輪も周辺に多くありまして、特に勝鬨橋の勝どき側なんですが、ちょうどプラザタワー勝どきの横などに自動二輪車などもとまっている状況であります。こういったところから見ますと、月島第二児童公園内にもたまに自動二輪車ですとか原付自転車がとまっていることも見ます。この辺についてですが、例えば今現在歩道になっている場所の一部を自動二輪車用の駐輪場等にできないのか。その辺、御検討されたことがあるのか、その辺の区としての考え方をお聞かせいただければと思います。

○望月環境政策課長
 自動二輪車の駐輪場といいますか、駐車場といいますか、そういった関係のお話でございますが、区のほうとしても、これまでも自動二輪車の駐車場を設けてきてはおります。例えば、一部、自動車であった部分を自動二輪車というような形での設置もしてまいったところでございますが、まだまだ数は十分ではないというふうな認識も持っております。そういうものが可能な道路等を使うという形になりますと、広い道路になりますので、道路管理者が東京都である道路という例が多いところでございます。当然、そういったところとの話というのは出てくるかと思っております。道路上でそういった部分を設けますのは、我々駐輪場も設けておるんですが、非常に苦慮しているところもございますので、お話としては、そういった可能性については引き続き検討はしてまいりたいと思っておりますが、なかなかその部分は厳しい、ハードルが高い部分もございます。

 以上です。

○松川委員
 見ていますと、恐らく周辺の企業にお勤めの方ですとか、場合によって築地方面にお買い物に行かれている方、築地警察署のほうが取り締まりが厳しいように思えますので、厳しい築地側のほうでなくて、月島警察署側の管内におとめになっているのではないかなというふうにも推察できる部分がございますので、その辺、取り締まりをすればいいということではなく、しっかりとした必要な台数の整備を行うということが、まずは必要なのではないかなと、そのようにも私自身は思っております。

 また、前回の委員会でも質問させていただきましたが、今回の一時利用ですとかコミュニティサイクルがこれから始まりまして、それによって台数が大幅に減ることを私も期待はしているんですが、それでもこれからの人口増を考えますと、まだまだ足りない状況ですので、やはり新しい住民の方にもしっかり告知をしていかなくてはいけませんし、現在の駐輪場というのも、やはりある一定の距離が離れていないと利用できないといったところも考えますと、ある程度一時利用は皆様に御利用いただけるというふうに期待をしております。

 これから自転車のこと、特に人口がふえております月島地区というのは大変問題になってくるかと思いますので、その辺、ぜひこれからもしっかり整備をしていただきたいと思いますので、そのことを要望して質問を終わります。

○塚田委員
 よろしくお願いいたします。

 まずは、一番最初、温浴プラザの指定管理者の評価結果につきまして、資料1の別紙2のほうにございますが、2行目に利用者数が1,580名増加したと書いてございます。これは総数でいいますと、どれぐらいの昨年の数に対し、本年どれぐらいふえたか、その総数をぜひとも教えていただきたい。そうしないと概要がつかみにくいかなという思いでございます。

 それと、(4)利用実績・収支の改善ということで、評価Aが並ぶ中で、ここだけBになっておりまして、過去2年間資料を見ても、ここだけやはりBであり、書かれた文言もほぼ一緒であるので、これは施設で何も収支を上げなきゃいけないというものでもないとは思うんですが、B評価についていかがお考えか、あるいは今後それを修正していくかどうか、その辺のお考えをぜひとも聞かせていただければと思います。

○望月環境政策課長
 まず最初の利用者の人数の関係でございます。

 温浴施設の利用者という形になりますが、平成26年度は7万2,774人という温浴施設の利用者の数になってございます。これは年々伸びてきているという状況にはございます。それは、先ほどの表の中でも御説明したように御利用の方がふえている状況がございますが、収入としてはふえていないと。

 実は、今お尋ねがありましたBという評価につきましても、収入としての部分がふえていないという部分でB評価という形にさせていただき、ちょっと厳し目なのかもしれませんが、その部分でも、できれば利用者の数だけということではなくて実際に収入としても当然ふえるような形で考えていただきたいと。これについては、いろいろ事業者さんともお話をしておりますし、そういった努力もしていただいている状況でございますが、これも両方ともアップできるような状況になれば、まさにAというような形にも考えられると思っておりますが、今の時点では、そういう形での評価をさせていただいているところでございます。

 以上です。

○塚田委員
 ありがとうございます。

 ちょうど3年ほど前の資料から出ておりましたので、それを確認しましたところ、3年前ですと地震がありましたので、そのときの利用数は大分違ったようですけれども、昨年、一昨年と、やはりここに書かれた評価の理由が同じように書かれておりましたので、ぜひとも今後は収益も改善されるような形で努力をしていただければいいのかなという思いでございます。

 続きまして、もう一点でございます。

 資料7、まちづくり協議会の報告についてです。

 御承知のとおり、2020年のオリンピックに向けまして、晴海五丁目西地区の開発の概要決定が来年の春ということで、今、大詰めを迎えていると思うんですが、これにつきまして私も大変注目しておりますが、今後の晴海地区の開発の最重要にして一番最初の開発であるにもかかわらず、まだまだ住民、そして我々区からの要請がなかなか届きにくい状況であるんですが、これにつきまして、今後の協議会も含めて何か予定等ございましたら、ぜひとも教えていただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 晴海地区のまちづくりについてでございます。

 まちづくり協議会のほうでも、これまで御報告させていただいておりますけれども、昨年度、晴海地区将来ビジョン検討会を立ち上げまして、区民の皆様の意見を集約して、昨年末に東京都のほうに提示しているところでございます。昨年度以来、建物のモデルプラン、それから計画概要はこの春に出てきているところでございます。モデルプランの後にビジョンを報告して、その後、東京都から計画概要が出されている中では、ビジョンの中の広場、緑地について、一部そのところが反映されているのかなというふうに認識もしているところでございます。

 しかしながら、ビジョンで述べております交通でありますとか、公益施設のあり方でありますとか、そういったところについて、まだまだ不十分な点があろうかと思っております。そういった点に加えまして、またビジョンの中では水辺の散策路、プロムナードでありますとか、広場、公園といったところも求めているところでございます。こういったところは、選手村の晴海五丁目西地区だけではなくて、港湾施設用地のところもどう扱っていくかということになってございます。

 東京都から、先般、豊晴計画、今年度の改定について具体的に検討を開始したいという旨の連絡もいただいているところでございますので、そういった中で協議のほうはしてまいりたいと思っております。また、今、地元の方々のビジョン推進会議のほうで地元の方々の意見も集約しつつありますので、そういったことを踏まえて、東京都、選手村部隊であるとか港湾局のほうに強く働きかけていきたいと思っております。

 以上でございます。

○塚田委員
 ありがとうございます。

 晴海地区におきましては、今後の開発の成功、不成功を左右する大変大きな懸案であり、また、ここをしくじると、この後取り返しがつかないようなものになるかと思います。そういう意味では、私もぜひとも参加させていただいて、いろいろと考えさせていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

○中島委員長
 ほかによろしいでしょうか。

 では、理事者報告に対する質疑を終了いたします。

 次に、議題、環境保全及び建設行政の調査について質問のある方、よろしいですか。

○富永委員
 それでは、議題としまして、道路環境についてお尋ねします。

 ここ1週間ぐらいの間に、常盤橋地区の390メートル、それから東京駅前地区としまして城東小学校を含む再開発の話が世にぼんと大きく出て、テレビ等々で報道されているところではございますけれども、再開発を迎えるところは、早いところでは2年後ぐらいからの着工、全体的な竣工としまして20年ぐらい先なのかなというようなイメージでいます。今後、オリンピック等々を含めまして、多くの外来者が訪れるということで、まず東京駅を中心としたときに、歩行しながらいろいろ進んでいく中に、東京駅前地区の再開発を迎える地域を必ず通らなければいけない状況なんです。その中を通っている区道が、今、非常にでこぼこで通行しづらいというのは、皆さん、多分御認識の上だと思うんですけれども、東京駅を起点としたときに、八重洲を抜けて、それから日本橋もそうですし、京橋もそうですし、銀座、もっと多くのところを人々に歩いてもらわなきゃいけないときに、歩行者の通行の空間というのがきちんときれいに整備されていないと、全体的な中央区としての印象も悪いかなというところで、再開発を迎えるということが大前提なんですけれども、最低限歩行者空間を何とかそれに合わせて、歩道を含む車道をきれいにするような考えというのはあるんでしょうか。お聞かせください。

○三留道路課長
 道路整備に関しての御質問だと思います。

 八重洲地区に限らず、再開発がありますと、なかなか道路を直さない。将来的に道路がまた工事をされるということで先送りにされてしまうような現状もございますが、道路のでこぼこは、多分埋設企業者の施設更新であるとか、事業所への供給工事などによる道路の掘り返し等による道路のでこぼこというのが多分、委員御指摘のでこぼこではないのかなと思っております。そういったものに関しましては、企業者のほうから掘削復旧費というものを徴収しておりますので、再開発で10年後に道路が直るかもしれない、5年後に直るかもしれない、そういったものとは別物として、復旧をしておるところでございます。

 ただ、状況といたしまして、優先順位等、こちらが悪い、こちらが悪い、状況を全体的に把握して考えておりますので、どの地区を後回しにしているとか、そういったことはございません。悪いところ、それから他企業者が乗らないところ、それから本区のほうで計画しています人にやさしい歩行環境の整備ですとか、にぎわいのある道路の整備ですとか、各事業メニューがございますが、そういったものの予定路線が重なっていないところに関しましては、順次復旧していきたいと思います。また、そういったメニューがあるものに関しましては、優先順位等をつけまして、各年度、順番に整備をしていきたいと思っております。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 東京駅前地区、道路だけでなく、いろんな環境が悪くなってしまっているのは全く自分としては恥ずかしいところなんですけれども、今、お答えの中にありました歩行者の空間と、それからにぎわいということで、今後多くの方を迎えるに当たり、これからオリンピック委員会等々もそうですし、まちづくり等、いろんなところで、今、中央区全体を歩行者が回遊できるような形にするのであれば、歩行空間の整備と同時に、歩行者用の標示みたいなものをぜひまちの中につくっていただけたらと思うんです。例えば、東京駅を起点にして、ここから日本橋だったら何百メートル、銀座だったら何百メートル、築地何百メートルということがあれば、例えば全然土地勘のない歩行者がそれを見たときでも、外国人を含めて、これだったら歩いてみようかと。歩いていく中に、今まで自分がガイドブックで見たところとの位置関係などが1つになってということも、やはり歩行空間をつくっていくということで非常に大事ではないかなと思います。

 今、東京駅前地区としては、再開発を迎える中で、道路がそのときに合わせてきれいになるということは、地元の人たちは重々承知しているんですけれども、やはり中央区全体として考えたときに、来る人にとって、東京駅におりた瞬間に、きれいじゃないというのは、今後、中央区全体に普及していくことが大事だと考えられる中で、割と早目のところで歩行空間だけでも整備してもらえれば、まち全体の雰囲気も変わって、再開発を迎える前でも中央区として東京駅の前がきれいになるのがいいかなと思うので、その辺は強目に要望をしたいと思います。よろしくお願いします。

 これで終わります。

○塚田委員
 よろしくお願いします。

 来月より導入されますコミュニティサイクルについてお聞きいたします。

 現在、コミュニティサイクルをとめる、ポートのようなものですが、これはどういった場所を中心に、何カ所ぐらい予定されているか、それについてお聞かせ願いたいと思います。

○望月環境政策課長
 コミュニティサイクルについてでございます。

 来月から始める予定でして、ポートの数としては約20カ所、自転車の数を約200台で開始をしたいと思っております。ポートの場所については、もちろん区の施設、区有地、本庁舎を初めとした区の施設、そういったところを、まず考えております。そのほかにでございますが、民間の大規模開発での公開空地あるいは一部は公園といったところも想定しております。それと、道路の歩道が相当広い場所がございまして、そちらのほうでも設置という形で考えまして、合わせて約20カ所という形で考えているところでございます。

 こちらのポートについては、実験を始めた後も当然ふやしていきたいというふうに考えておりますし、ことしの3月に4区と東京都で協定も結んで、広域連携というお話もございます。そちらもにらみながら、ポートの数はふやしていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○塚田委員
 ありがとうございます。

 千代田区では、自転車のシステムをやってくださっているドコモの駐車場であるとか、そういったところで、小さい千代田区で50カ所設営していらっしゃる。そして、世界的に大変有名な、パリのレンタル自転車が一番成功例とされていますが、パリの市内で2,000カ所ということです。やはりレンタル自転車の成功の鍵を握るのは、とめられるポートがすぐそばにある。例えば、観光施設のすぐそばに行くと必ずあると。そのような利便性、先ほど前委員もおっしゃっていましたけれども、とめて、そこから歩くというのは自転車のよさをスポイルしてしまいます。ポートの数というのが大変重要なところであると思いますので、今後も、先ほどおっしゃったようなところとさらにどんどん、駅前であるとか、そういったところに少しの台数でもいいと思うんですが、まずはポートの数をふやすというような形で考えていただければと思います。

 以上でございます。どうもありがとうございました。

○松川委員
 私からは、現在、各地で行われております工事の騒音についてお伺いいたします。

 現在、中央区は大変多くの数の再開発地域を抱えております。特に、夜間工事についてなんですが、勝どき駅前交差点で地下鉄の工事が夜間もずっと行われている関係で、近隣のマンションの住人の方からは、夜間の工事でかなり音がうるさいと。特に、工事の音ではなく、あそこの場合ですと、車線が随時変わっていくと。車線が、私も毎日通っていて思うんですが、どこが右折ラインなのか、そういったものがわかりづらい状況になっています。それに伴って、恐らく築地などに出入りされている冷凍トラックの車などが、右折ラインにいるはずなのに、右折のレーンが進まないので、クラクションを鳴らすなどし、周辺のマンション、特にことしの夏は暑かったものですから、窓を開けっ放しにして夜お休みになっている方などから、音がうるさいんじゃないかということで相談等を受けたこともございます。

 そういったところで、中央区としまして、これからまだまだオリンピックまでかなりの再開発が進んできますので、そういったところ、何かガイドラインですとか、少しでも騒音を減らせるような、特に皆様もある程度、あと3カ月だから、あと半年だからということであれば我慢できる部分もあるかもしれませんが、一つの工事が終わっても、次、またちょっと向こうで始まってしまうと。そうすると、オリンピックまで5年も我慢しなくてはいけないのかということで、やはり我慢の限界を超えてしまう方々も多くあります。そうすると、せっかく中央区が気に入ってお住まいになっていただいている方も、もうちょっと静かな環境で子育てがしたいということで中央区外に転出される方も出てくるのではないかと危惧している部分がございますので、そういったところを中央区としてどのようにお考えかということをお聞かせいただければと思います。

○松岡都市計画課長
 工事の騒音というところで、私のほうからお答えをさせていただきたいというふうに思っております。

 工事に関する騒音等につきましては、どうしても工事ですので、騒音は出ないというわけにはいかないと思います。やはりまめに説明会を開くなり、ずっと工事の音が出るわけではないので、いつからいつまで工事の音が出ますというような、まめな周知が大切かなというふうに思っておりまして、私どもの部署ではそういったものをきちんとしていきなさいという形で事業者のほうの指導をさせていただいているところでございます。

 ただ、クラクション等につきましては、私のほうではまだ把握できていない状況であります。

 以上でございます。

○中野環境推進課長
 私のほうから、騒音についてということでございますけれども、区内で行われる工事に際しまして、音が出るような機械を使う場合には事前に届け出をするという制度がございます。その制度の中で届け出をいただきまして、現場確認するなり、内容を見て、適切な防音装置が施されているかどうかというのを確認させていただいております。委員御指摘の工事がいろいろふくそうしてというお話でございますけれども、この工事が終わったら、しばらく工事はだめよという話もなかなかできないということでございます。今、我々としてできることは、そういう届け出があったときに、周辺の工事もあるだろうから、騒音に十分注意してやってくださいという要請をするということ、それから、先ほど車線が変わるということ、これはなかなか想定できないものがありますけれども、そういう機会を通じて、届け出があったときには車線が規制で変わるような内容があるのであれば、その都度窓口で、そういう状況もあるので配慮していただきたいという旨を要請していきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○松川委員
 実際に、いろいろ告知していただいている部分があるかと思います。私の家にも実際、こういう工事がありますよということは定期的に入っていますので、そういったことを見て、恐らくほとんどの区民の皆様は、そういったものがあっても我慢しようということで大変忍耐強く耐えていただいているんだろうというふうに思います。

 ただ、実際、今回、勝どきの交差点そばの騒音というところで相談を受けた方などですと、子育て支援住宅にお住まいの方ということで、小さなお子様を一生懸命育てておられる方になりますので、お子様の環境という部分を考えましても、長期にわたって騒音等があるということに関しましては、区としても実際相談等に応じていただいて、例えばそういうお申し出があった場合、騒音計の貸し出しなどをするなどして、本当に騒音がどれぐらいあるのか、やはり環境基準を超えるような騒音があるようであれば、何かもう少し対策がとれる部分、もちろん工事が間に合う、実現できるというのが第一というのもありますが、やはり区民の方々が平穏な暮らしを行えるような環境づくりというのもぜひ継続して行っていただきたいと思います。

○吉田副区長
 課題を整理しなきゃいけないと思うんですが、現実には建築系の個別の建築については、正直言いますと、工事協定等を含めて、開始時間、それから終了時間というのを決めておりますので、今、松川委員が御指摘のような騒音というものは、基本的に出てこない。しかしながら、道路占用事業者の工事ですと、これは昼間の交通混雑を避けて工事をすることになりますので、問題であると。勝どきの場合は、それに加えて、実は地下鉄の駅ホームの増設という工事が入って、大規模な掘り返しが行われておりますから、道路も一応仮復旧みたいな状態で行われておりますので、ある意味で車線の変更やら何やらというところが頻繁に行われたり、あるいは走行そのもので、ある種の騒音があるというようなことはあろうかと思います。こういった道路占用事業者であるとか、例えば今回の地下鉄の工事について、とりわけ注意を払わなきゃいけないということは御指摘のとおりかと思いますので、その部分については、また特に交通局の部分について、基本的に交通局ときちんとした協議をさせていただいて、なるべく事前の周知等を含めて、これは道路を運行している者、あるいは市場利用者というようなことを含めて、きちんとしたPR、告知の体制をとりながら、スムーズな通行が保障されるということが、まず第一の騒音対策だと思いますので、そういうことを含めて事業者指導を行っていきたいというふうに思っております。

○松川委員
 今の吉田副区長の答弁のとおりでございます。地下鉄も大変大事な事業でございますので、これを行いつつも、やはり環境というものも両方進めなきゃいけない部分であるかと思いますので、ぜひ協議をしっかり進めていただければと思います。

 質問を終わります。

○中島委員長
 どうも御苦労さまでした。ほかに、議題についての質問はございますか。

 よろしいですか。では、議題に関しては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 ありがとうございます。

 本日は大変御苦労さまでした。

 以上をもちまして環境建設委員会を終了いたします。

 ここで、担当の各部長さんと委員の方は、視察の説明がございますので、そのままお待ちください。

(午後3時43分 閉会)


-委員会を閉じた後-

 環境建設委員会行政視察は10月28日から30日で、視察目的として、福岡県福岡市では福岡アイランドシティについて、香川県高松市では自転車利用促進事業について、それぞれ実施することを協議し、決定した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ