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平成28年 環境建設委員会(9月6日)

1.開会日時

平成28年9月6日(火)

午後1時30分 開会

午後3時29分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中島 賢治

副委員長 富永 一

委員 田中 耕太郎

委員 塚田 秀伸

委員 小栗 智恵子

委員 松川 たけゆき

委員 原田 賢一

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(15人)

矢田区長

吉田副区長

望月環境土木部長

遠藤環境政策課長

草場副参事(交通安全対策・特命担当)

中野環境推進課長

溝口水とみどりの課長

三留道路課長

竹内中央清掃事務所長

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

菅沼副参事(都市計画事業・特命担当)

平野住宅課長

暮田建築課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

黒須書記

鎌田書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中島委員長
 皆さん、こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日は、理事者報告の関係で草場環境土木部副参事、住宅課長及び建築課長が出席いたしますので、御了承のほど、よろしくお願いいたします。

 地下鉄建設促進五区協議会の活動について、8月22日に同協議会総会が葛飾区で開会され、私と富永副委員長が出席いたしました。議事内容は、前年度の活動状況等の報告を受け、了承し、今後の活動方針について協議を行うとともに、意見交換を行いました。

 では、続きまして、理事者報告に移ります。

○望月環境土木部長

1 温浴プラザの指定管理者の評価結果について(資料1)

2 都市計画案の中央区都市計画審議会への諮問について(資料2)

3 「第10次中央区交通安全計画」の策定について(資料3)

4 朝潮運河歩行者専用橋の橋名募集について(資料4)

5 平成27年度 ごみ量及び資源回収量について(資料5)

6 燃やすごみの収集体制の見直しについて(資料6)

○田村都市整備部長

7 中央区地下街防災推進事業の実施について(資料7)

8 月島地区及び勝どき・豊海地区まちづくりガイドラインの策定について(資料8)

9 築地魚河岸開業に向けた準備について(資料9)

10 まちづくり協議会の報告(資料10)

11 勝どき五丁目小規模多機能型居宅介護事業所(仮称)等複合施設の開設について(資料11)

12 地区計画の区域内における制限に関する事項の追加について(資料12)

13 住宅等耐震性総点検の結果と今後の計画について(資料13)

14 一般財団法人中央区都市整備公社の運営状況について(資料14)

以上14件報告

○中島委員長
 大変に御苦労さまでした。

 発言の時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後2時13分です。自民党さん53分、公明党31分、日本共産党さん31分、中央区民クラブさん31分、新青会さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○田中(耕)委員
 多くの御報告ありがとうございます。

 私のほうからは3点、資料4、6、9について、それぞれ質問をさせていただきます。

 まず、資料4、朝潮運河歩行者専用橋についてでございます。

 来年10月の供用開始に向けての名前の選定ということで、こちらのほうは、このスケジュールにのっとって適宜進めていただきたいと思うわけなんですが、こちらの朝潮運河歩行者専用橋、当初は月島四丁目側にももう一本かけるという話がございまして、当初、Y字形、円形等の計画もございまして、この地域の防災等の回遊性を高めるといったお話も、計画時にはお聞きしてございます。ですので、今後、月島四丁目側の計画等々について、現段階のところでお考えがあれば、お知らせをしていただきたいというふうに思います。

 続きまして、資料6、ごみの収集体制についてでございます。

 今回、新大型特殊車は現行の平日午前2回、午後2回から、変更後、午前3回、午後2回ということで1回増、また小型プレス車も、回数は現行と変わりませんけれども、午前中のほうに多くの回数を振り分けまして、収集体制の見直しを図っていくということというふうに思います。現行、区内では住民もふえてございまして、地域によっては、午後にならないとなかなか収集が進まないといった御意見もいただきまして、地域による偏在がかなりあるのかなというふうに思ってございます。今回の見直しで具体的にどのような問題解決が図られるのか、その効果について簡潔に御説明をしていただきたいというふうに思います。

 また、午前中中心の収集体制ということになると思いますけれども、清掃の担当職員の勤務体制等にどのような影響があるのかも簡潔にお知らせしていただければというふうに存じます。

 続きまして、資料9、築地魚河岸開業についてでございます。

 今御説明ございましたように、この資料が8月29日時点ということでございますが、この直後に都知事のほうから延期の発表、表明がございました。区の理事者の皆様はもとより、我々議会も、基本的に築地市場の移転反対という立場で地元区として活動してまいったわけですけれども、やはり豊洲への移転は避けられない状況という時流、流れがここずっと続いてまいりまして、本来は11月開業ということで、中の業者の皆様ももちろん、関係する本区の事業等についても準備を進めてこられたわけでございます。今回、残念ながら、都知事の決断ということでございまして、新都知事が民意を得た上での御決断ということで、尊重はしなければなりませんが、やはり関係者にとりましては、非常に重たい、また厳しい選択を今後迫られるだろうということを非常に苦慮せざるを得ないと思います。

 そこで、築地魚河岸についてでございますが、こちらも本区が直接にかかわりまして、都市整備公社等を通しましての開業に向けた準備を進めてこられたわけですけれども、現段階でまだ見通しが何も立たない部分も多いと思いますが、今般の影響、本市場の移転の延期を見越して、当然、開業日の変更等も考えざるを得ない状況かというふうに思います。ですので、全体的なお話になりますけれども、まず今後の見通しをお示ししていただいた上で、もしも変更しなければならないということであれば、具体的にどういった時期にその変更の発表や方法をとっていくのか、最新の状況について御説明をこの機会にぜひともお願いいたしたいと思います。

 また、今回入居予定の業者さんの中には移転を前提として築地魚河岸への入居を計画されていた方もいらっしゃいますので、残念ながら、損害やさまざまなリスクをこうむるケースが発生すると思います。また、万が一この築地魚河岸が開場延期ということになれば、本区としても、少なからずデメリットや損害をこうむるかとも思います。ですので、こういった損害やリスクについて、現段階でどのようにお考えなのか。

 また、この築地魚河岸は場外市場の本区が中心となって進めた一施設でございまして、場外の一施設という位置づけからいきますと、東京都に補償等を求めていくということは非常に難しいというふうには理解はしておりますが、やはり直接、間接の影響は東京都との話し合いや東京都の決断によってもたらされているというふうに考えますので、こういった本区の置かれている状況や事業者の置かれている状況について、東京都とどのように今後折衝や説明責任を果していかれるのかについて御説明をお願い申し上げたいと思います。

 以上の3点についてお願いいたします。

○吉田副区長
 築地に関連する事項は、私のほうから報告をさせていただきます。

 先週、そういった発表がございまして、それ以来、私どもはここに出てまいります事業者の方々と、この開業日をどうするかということを含めて、鋭意お話し合いをさせていただいております。

 現在の見通しでございますけれども、今週いっぱいいろいろ協議を進めさせていただいて、来週の段階にある程度開業日をどうするかというようなことについての基本的な整理が何とかできるのではないかと思っておりまして、そういった部分を含めて、総括的に区としてどうしていくかということについては、来週中に大体御報告できるのではないのかというふうな見通しでございます。その予定については、来週中、私どものほうから個々に議会にも御報告をさせていただくことになろうかと思いますので、御協力をお願いしたいと思います。

 この点について、実際に入居される方々とお話ししましたときに、東京で最大の物流基地の引っ越しでございますから、それなりに手配をしているということ、それから暮れを控えているということもございまして、それなりに皆さん準備をしていらっしゃいましたので、私どもの築地魚河岸の開業そのものについても、皆さん、それなりの準備をされていたところがございます。現実に今回の発表が、大変残念なことですけれども、いつに動かすという発表ではなかったものですから、逆に、築地魚河岸の開業をいつに延ばせばいいんだという指標が出てまいりませんところもございまして、ちょっと見合わせようという方が当然いらっしゃると同時に、やはり現実には暮れに築地魚河岸で御商売ができるという予定で、いろいろな商品の開発やら何やらをして準備をされていた方もいらっしゃいまして、現実には、いや、構わず開業してしまえばいいんじゃないのという方もいらっしゃらないわけではございません。

 そういった状況はございますが、ばらばら開業するということはぜひ避けたいと思っておりますし、今後、施設全体を繁栄させていく意味では、今、準備協議会とかで集まっている入居者の方が一定のまとまりをもって、一斉の活動をしながら、あの施設を盛り上げていくということが何より必要だと思っております。私どもとしては、入居者の方々の話し合いが、先ほど申し上げた見通しの中で、実は、きょうも、また全体会で地元で協議をしておりますけれども、そういったものを含めて、あるまとまった結論が出て、きちんと入居者全体が足並みをそろえて開業する状態になっていただけることが最善ではないかと考えておりますので、そういった方向での調整をさせていただきたいと思っております。

 そういう意味で、まだ現実の問題として、地元では、このままやりなさいという方と延期はやむを得ないんじゃないかという方が、いろいろな意味で議論されているという状態でございますので、それなりに現地としては混乱というものがやはり起きているということが現実でございます。そういったものを受けとめながら、我々としては、本来の目的である築地のにぎわいをずっと発展させていくんだという方向で考えていったときに、今回の東京都の決定というのは、やはりそれなりに重いものでございまして、私どもとしても、それなりに深刻ではございますが、ただ、きょうの報告でも御紹介をさせていただいておりますように、ある意味で、東京都から移転後すぐ用地を借り受けたりしますので、そういったところの交渉事もさまざま付随する事項がございます。そういった点もございますから、いわゆる賠償というような問題を一方的に東京都に求めていくということではなくて、総合的な交渉事を進めさせていただく方向で東京都に対しては対処しようかというふうに考えております。

 築地魚河岸の開業が地元の方々の合意の中で決まっていく中では、私ども区が、例えば賠償というようなことを地元に求められるというようなことはあり得ないというふうに考えておりまして、そういうことは私どもとしては予定をしておりません。ただし、これだけは理解していただきたいんですが、現実に一斉開業日までは正式な開業をしておりませんので、入居者の方々の御負担を考えましたときに、私ども区としては、基本的にはあそこの施設の中に、現にここに入りますと決まった方々の家賃とか共益費というものについては、一斉開業してから取りますよということになりますので、施設の家賃、共益費の問題を、20年ぐらいで何とか回収したいと思っておったんですが、そういった点については少しおくれることになるだろうというふうに思っております。

 それから、1つのお断りでございますが、ごらんいただいたかと思いますが、3階のイベント広場はかなり広々としておりますので、下のほうの開業とは関係なく、地域のにぎわいのためには、3階のイベント広場を総体で活用するということはあり得るだろうと思っておりまして、これは入居者の方々と、それから築地の場外の方々と協議をして、総体的な枠組みの中で築地を盛り上げるためのイベントというようなものについては、3階をプレオープンみたいな形で活用することは、むしろやっていかなきゃならんなというふうに思っております。引っ越しを含めて若干混乱、不安が起きているときでございますから、逆に築地の健在をアピールする意味でも、3階の活用というものは総括的に考えていく必要がある。これは一斉の開業とは別に考えていく必要があるかと思っておりまして、その点も含めて、今、事業者と誠意を持って協議をしていきたいというふうに考えておるところでございます。

 以上です。

○三留道路課長
 私のほうからは、歩行者専用橋についてでございます。

 委員御紹介のとおり、朝潮運河の歩行者専用橋につきましては、いろいろな形状等の検討がございまして、最終的には2本かけるという計画になってございます。御案内いただきました月島四丁目側の橋梁につきましては、東電の専用橋がございまして、これの移設補償等々で調整をしてきたところでございます。その移設補償に関しまして膨大な費用がかかるということと、2本の橋をかけるという決定がされた後にオリンピック等、晴海のまちづくりの状況等も変わってございます。現在かけている勝どき側の橋梁に新たに東電の橋梁に系統をのっけているんですけれども、それではまだ東電の容量が足らないということで、現状、今後の着手の見通しは立っていないところでございます。

 以上でございます。

○竹内中央清掃事務所長
 それでは、私から収集体制の見直しについてお答えをさせていただきます。

 まず、今回の見直しにつきましては、平成12年に現体制になり、以来15年実施してきているところでございます。この間、住民につきましては、およそ6万7,000人が増加し、大型再開発、共同住宅の建てかえが進んでまいりまして、区内の町並みも変わってきております。ごみ収集の現場においても変化があらわれてきたことから、見直しを行ったことでございます。

 午前中の収集をふやす効果につきましては、現在、午前中の収集は区内ごみ量の45.5%で、午後に54.5%集めているところでございますけれども、この見直し後は60.7%を午前中、そして午後は40%弱というような収集がとれるところになります。あわせて、収集の曜日を変更するという地域が一部あります。具体的に言いますと入船地域、現在は新大橋通りを挟んだ新富と同じ月曜、木曜の可燃ごみ収集でございますけれども、これをバス通りを挟んだ隣の湊と同じ水曜、土曜に変更すると。同様の理由から、八丁堀一丁目、日本橋浜町三丁目、日本橋中洲なども変更してまいります。これは、住民にとってわかりやすい曜日設定になるのではないかなと思います。これらによりまして、これは京橋地域なんですけれども、これまで収集車が午後に延べ8回入っていたところを午前中4回、午後4回と午前中からまちの集積所を片づけることができるというような効果がございます。

 また、これに伴いまして、職員の勤務体制のお尋ねでございますけれども、現在、職員は午前7時10分から勤務を始めまして、昼休みを11時30分から1時間とってございますが、午前中、もう一回多く収集に出ていただくというところから、昼休みを12時に変更するようなことをして対応してみたいと思います。

 さらに、収集車でございますけれども、現在、大型4台、中型1台、それから小型11台の16台体制で回っておりますけれども、中型を廃止し、大型を1台ふやすというところにより、小型を10台に、つまり1台減車することが可能な計算でございます。これによりまして、そこに従事していた収集員を、ふれあい指導とか、そういったきめの細かいサービスの要員に回すということで考えているところでございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございました。

 資料4と6については、詳細な説明をいただきましたので、現状についてよく理解ができました。ありがとうございます。

 資料9、築地魚河岸につきましては、今後、流動的な決定等をせざるを得ないというふうに思いますので、臨機応変な対応を、吉田副区長はもう十二分に心得ていらっしゃるとは思いますけれども、ぜひとも本区並びに利用者、また入居予定者の方が困らないような形の最善の方法を尽くしていただきたいというふうに思います。

 私のほうでは終わります。

○塚田委員
 よろしくお願いいたします。

 私のほうからは、資料3の第10次中央区交通安全計画の策定につきましてお尋ねいたします。

 資料を見せていただきまして、大変わかりやすく、そして計画についても今後の施策がわかるようになっており、すばらしい計画だと思います。そして、何よりも内容につきまして、ここ10年で人口が3割ほどふえているにもかかわらず、逆に、事故の件数が3割ほど減少している。これは大変すばらしい成果で、皆様の御尽力の賜物だと大変感謝申し上げるところでございます。

 その中で、各種のデータを見せていただいて、幾つかお聞きしたい点がございますので、どうぞ教えてください。

 まず、10ページの形態別発生件数というところで、人対車、それから車対車、それぞれの項目にその他ということで書かれておるんですけれども、これは件数でいいますと、そこそこ大きいもので、例えばどんなものがあるのかについてお聞かせいただきたいというのがまず1点。

 そして、15ページにある交通安全施策の重点の1に、オリンピック・パラリンピックに向けた交通安全の確保、それからITSの活用とありますけれども、それぞれ具体的にどういったものであるかをお聞かせいただきたいと思います。

○草場副参事(交通安全対策・特命担当)
 順次答えさせていただきます。

 まず、10ページのその他の項目内容ですけれども、人対車で申し上げますと、一番左には対面・背面の通行中、その左側には横断歩道を横断中というところで順次書かれていますけれども、ここに記載のないものが全てその他ということで取りまとめをさせていただいているところでございます。ですので、済みません、どんなものが何件という細かいところはお答えできません。車対車で申し上げましても、正面衝突が4件、追突が215件等と、ずっと右折時まで項目がありますけれども、それ以外の車対車の事故について、その他としております。

 それと、15ページのオリンピック・パラリンピック東京2020大会に向けた交通安全の確保と高度道路交通システムというところは施策の中で触れさせていただいておりまして、お手元の計画の30ページをお開きいただきたいんですけれども、そこで交通需要のTDMとITSの推進ということで、ここに記載されているような取り組みを推進していくというところで考えてございます。

 済みません。その他の具体的な例が出てこなくて申しわけございません。

 以上でございます。

○塚田委員
 その他につきまして、済みません。

 それから、ITSにつきましては、具体的に高度道路交通システムというのは、大体こういうことを実現するということが書いてありますので、機械の内容ということではないんですが、オリンピック・パラリンピックにつきましても、何となく想像できる範囲だと思うんですが、混雑の緩和であるとか、そういったことの導入ということであるわけですね。わかりました。

 引き続き、こちらの質問なんですが、もう一つ気になった点としてありますのが、13ページにございます年齢層別発生状況です。こちらの年齢層別死傷者数の表を見ますと、大変注目すべきは、子供、それから高齢者以外の年齢層につきましては全て減少している中で、子供が、例えば平成18年の29人から27年では44人にふえている。それから、高齢者につきましても、92人から113人と、どちらも激増とまでは言わないまでも、全体では3割方減っているところを考えますと、ここは非常に大きくふえていて問題であるなと。そして、この後の施策におきましても、ここら辺の対応というのは書かれているんですけれども、10年前と比べて横ばいどころか、ふえていることにつきまして、どうお考えでしょうか。

○草場副参事(交通安全対策・特命担当)
 子供の事故の増加につきましては、委員御指摘のとおり具体的なところは記載させてもらっているんですけれども、幼児を見ますと、平成18年に7名が27年では19名と確かにかなりふえています。ここは警察とタイアップをとりながら、区としても確実に事故が減るような対策をとっていきたいというふうに考えてございます。高齢者につきましても同じなんですけれども、65歳以上の高齢者も平成18年の41名から27年では61名ということで、かなりふえてございます。これについても、警察とタイアップをしながら、確実に事故が減るように、キャンペーン等を含めまして、対策をとっていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○塚田委員
 御答弁ありがとうございます。

 おっしゃるとおり、子供の中でも幼児ですよね。平成23年以前は必ず1桁台、10名に満たなかったんですが、ここ4年については、いずれも2桁になっている。大変問題であろうと思うのは、通常、未就学児ですから、幼児であれば、お父さん、お母さんと手をつないで歩く。ですから、なかなか事故に遭わないというイメージがあるんですが、未就学児がこのように事故に遭うということは、親御さんの問題といいますか、例えば手を離してしまうなど、ちょっとしたミスによることも多いと思うんですが、本区の特性として若い御夫婦が転入されてきて、そこにお子さんができるということを考えると、何かそういった、お父さん、お母さんを含めた安全教育ですね。これはもちろん施策の中にも書かれているんですが、これだけ件数がふえているのを考えますと、ぜひともここを強調していただいて、親子安全教室の実施や、あるいは親御さんに向けた安全教室の回数をふやしていただければと思います。

 それと、高齢者のほうもふえているわけでございます。ほかのデータを見ますと、やはり横断歩道を渡っている途中に事故に遭われているというのが多いわけです。そして、当然なんですけれども、歩行者で事故に遭う方は、違反なし。事故に遭われている方の85%が、普通に信号を守って横断歩道を何ら問題なく歩かれているところに、もらい事故というような形でぶつかってしまうということがございます。これは1つの例ですけれども、警察で以前から話には出ておりますが、交通のスムーズな流れを促す意味で、警察が主導になって横断歩道の時間を決めていると思うんですけれども、これは必ず固定されたものでないと思うんです。私の住んでいる生活圏でも、最近、また横断歩道の青信号の時間が大変短くなっているような感じがありまして、時間をはかってみると確実に短くなっているところもあります。お年寄りの事故が減らない現状に当たりまして、定期的に青信号の時間をはかるとか、何かそういった対策も織りまぜていただければいいのではないかなと思います。

 ちょっと長くなりますけれども、やはり幼児とお年寄りは交通弱者でございます。我々が守るといいますか、何か対策を講じないと、この後もなかなか簡単には減らないのかなと思うところでございますので、どうぞ対策を講じていただいて、残念ながら、昨年も1名の方が亡くなっておる現状を鑑みますと、事故のゼロ、もちろん死亡事故のゼロ、そして事故の件数がどんどん減っていくような方策を打っていただくようにお願いして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

○小栗委員
 それでは、何点か質問をさせていただきます。

 最初に、資料5です

 ごみ量の推移を見ますと、中央区のごみ量が増加しております。一方、23区のごみ量は減っているという状況なんですけれども、この辺はどのように分析しているのか、お示しをいただきたいと思います。

 次に、資料7です。

 地下街の防災推進事業ということで、新たにできる防災推進計画の策定などに対して助成をするというような内容です。区内に2つの地下街があるということで、八重洲と数寄屋橋の地下のところだというふうに伺っております。ここは防災推進計画自体は新しい制度なのかもしれませんけれども、策定の予定とか、最近も台風10号で甚大な被害が出ておりますが、都市形集中豪雨に備えて、地下街の対策というのはこれまでも強調されてきたわけですけれども、浸水の際の避難確保計画などはもう策定済みなのかどうか、その辺について伺いたいというふうに思います。

 それと、資料8ですけれども、月島地区と勝どき・豊海地区のまちづくりガイドラインが今回示されております。閲覧期間に2名の方からそれぞれ3件ずつ意見が寄せられたということだったんですけれども、この意見を出せるのが当該の地域に限っているということで、それ以外の地域から出た意見は排除されたのか、それとも地域外からは意見が全然寄せられなかったのか、その辺の状況について伺いたいということと、こういう意見やまちづくり協議会や分会などで協議して出された意見は、前にガイドラインが案の段階で示されましたけれども、どのように変更なり、反映して充実させているのか、その辺について御説明をいただきたいと思います。

 あと、資料11で、今回サービス付き高齢者向け住宅で家賃補助の制度も導入するということで、これは前から私たちは、大変家賃も高くなるということで、公的なものに家賃補助を求めてきましたので、その点では評価いたしますが、もう少し負担が軽くならないか。かなり重い負担になるので、その辺の工夫が必要ではないかというふうに思いますけれども、その点についての見解を伺いたいと思います。お願いします。

○竹内中央清掃事務所長
 まず、23区ではごみ量が減っているけれども、中央区はふえているというところでございます。

 今回お示しいたしました資料では、確かに23区全体ではほぼ横ばいですけれども、中央区については1%ほどふえております。収集量としてはふえておりますけれども、これは恐らく人口増によるものかと思われます。

 ちなみに、1人当たりの年間のごみの排出量を計算してみたんですけれども、これにつきましては、平成26年に行いましたごみ排出実態調査によりまして、区が収集する燃やすごみの46%は家庭のごみであるということが想定されます。それを年間の排出量から割り出し、人口で割ったところですけれども、平成26年度につきましては、1人当たりのごみ量は年間107キロ排出されたという計算です。これが27年度、総量といたしましては1.1%ふえてございますけれども、1人当たりの排出量は105キロで、2キロほど減っております。2.2%程度でしょうか、減っているというような計算ができております。これまで人口が増加していても、3Rの取り組みなどで各家庭から出るごみが減らされてきたところだったと思うんですが、人口増のほうが各家庭からの排出削減を追い越してしまったというのが本区の実態ではないかなと思われます。

 以上です。

○松岡都市計画課長
 私のほうから、地下街の防災推進事業についてお答え申し上げます。

 2つの地下街でございますが、今、委員のお話がありましたとおり、八重洲の地下街とEchika fit銀座という2件でございます。今回、これが立ち上がった段階で計画が策定されるのかということでございますが、今のところ、八重洲地下街のほうは計画を出していきたいという旨の御連絡をいただいております。Echika fit銀座につきましては、東京メトロさんのほうで地下鉄の構内は全て耐震化が済んでいるというふうに聞いておりまして、これからのことについても自分たちでやっていくという話を聞いておりますので、今回は策定には手が挙がってこないというふうに聞いておるところでございます。

 それから、雨の対策でございますけれども、八重洲地下街に聞いたところ、出入り口の防水板、また周辺のビルと浸水対策の勉強会等々を行っておるということ、それからバキュームポンプや土のうを常備しているということ、あと年に1回防災訓練を行っているということで、今回の計画の中には浸水対策については入れないというふうに聞いています。Echika fit銀座につきましても、同じように防水板の設置、それから防水扉の設置、あと駅の入り口につきましては歩道より少し高い位置に置くなどして浸水対策を行っていると聞いております。

 以上でございます。

○遠藤環境政策課長
 私のほうからは、避難確保計画についてでございます。

 大変申しわけありません。私の記憶の中では、八重洲については避難確保計画ができていたかというふうに理解をしております。銀座のほうは、私のほうは把握しておりません。ただ、両地下街におきましても、現在、東京都が中心になりまして、地下街に面した各店舗の方々を集めて会議体を持っておりまして、その中で、当該地下街の中でどういった避難対応をとっていくのかという、その地区ごとの特色を持った対応について検討しているところでございます。

 以上でございます。

○松村地域整備課長
 私のほうからは、月島地区及び勝どき・豊海地区まちづくりガイドラインの件についてお答えをさせていただきます。

 まず、地域外の方から意見等があったかということでございますけれども、こちらは月島地区も勝どき・豊海地区も地域外からの御意見はなかったところでございます。

 2つ目ですけれども、地元協議の過程の中で出された意見について、どのように反映してきたかというところでございます。当初のころ、検討方針の説明というところを昨年末からことし初めにかけて行ってきたところでございます。その中で、地域の方々は、おおむね全体としてはそういう方向はいいのではないかという御意見も頂戴しつつ、水辺の環境、それから橋の整備、歩行環境の改善といった個別具体の内容、それから勝どき・豊海地区のほうでは商業施設等の充実といったような御意見が寄せられたというところでございます。

 個別の話は別といたしまして、大きな考え方については、もともとの検討方針の中にも含まれてきておりましたので、そういった方向で素案、それから案のほうをまとめてきたところでございます。ただ、その時点で、将来像はいいんだけれども、誰が整備していくのか、よくイメージが湧かないといった御意見も頂戴いたしましたので、素案をまとめる段階におきまして、整備主体のイメージというところを最後のほうのページにつけさせていただいたところでございます。

 そして、ホームページ等を活用し、いただいた御意見につきまして、緑の充実等々のお話もあったかと思ってございます。こういった点につきましては、個別具体の細かい計画に反映すべきところがあったのかと思いますけれども、まちづくりガイドラインというところで考えますと、おおむね方向性は一致していたのかなというふうに捉えておりますので、大きく変更したということはございません。そういった経緯についても、まちづくり協議会の中で報告して了承されたものと認識してございます。

 以上でございます。

○平野住宅課長
 サービス付き高齢者向け住宅の家賃等をもうちょっと安くできないかという工夫についてでございます。

 今回の料金設定につきましては、事業者の選定委員会等を開きまして、商工会議所の方であるとか、経営の関係の方にも御参加をいただいて、選定委員会で決めているところでございます。その中で、家賃の設定等についても御判断をいただいているところでございます。

 現実的な話を申し上げますと、この家賃については、区内のサービス付き高齢者向け有料賃貸住宅の平均をとらせていただいて、平米当たり3,300円という数字で提供させていただく形になります。これでございますけれども、都内のサービス付き高齢者向け住宅をインターネットとかで検索をしてみますと、やはり平米当たりで3,500円から5,000円ぐらいというのがアベレージというふうに考えてございます。これから比べると7掛けであるとか、そういったところで抑えさせていただいているところでございます。それから、サービス費であるとか共益費についても、おおむね平均的なものと比べて1割程度は安くやっていただくという形で、事業者さんのほうでも工夫をしていただいているところでございますので、これを下げていくというのはなかなか難しいかなということで考えてございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 まず、ごみの量の件です。

 確かに人口がふえてきているというのはあるんですが、これまでの中央区のごみ量の推移を見ますと、人口がふえてきていたけれども、ごみの量としては減ってきていたということもあるので、人口がふえたからふえてしまったというだけでなくて、やはりごみの発生抑制、減量、リサイクルの徹底や大量生産・大量廃棄をなくす生産者責任を明確にして、ごみを減らしていこうというキャンペーン、アピールをもっともっと強くして、ごみ量全体を減らしていくということと、資源回収も行政による回収で紙類が7.4%ふえているという実績も上がっているので、リサイクルに使えるものは工夫していくようなことも含めて、ぜひごみ量を減らしていける取り組みを強めていただきたいというふうに思います。

 地下街の件は、いろいろな施設とか防災のものをつくるというのは、お金も要るし、なかなか大変ですけれども、避難計画自体はすぐにでも実践し、いざというときに使えるものとして、ふだんから訓練もしていくということは大変重要だと思いますので、その辺も含めて今後取り組んでいただきたいというふうに思います。

 そして、まちづくりガイドラインの件です。

 いろいろな意見も取り入れて、そういうものも含めてまとめたというお話がありましたけれども、広く地域の人たちがこの内容を理解して、合意して、これからのまちづくりの方向性として進めていけるのかという点では、これからの努力が求められていると思います。例えば月島のにぎわい軸として、月島の西仲通りの沿道は低中層建築物にしようというような話もありますけれども、実際には、西仲通りに面して新しく進んでいる再開発では高さが120メートルの地上32階の建物が既に計画されて進んでいるということを考えますと、どういうふうにこのガイドラインに沿ったまちづくりを進めていくかということで、先ほども誰がやるのかという主体がはっきりしないというお話もあったという話もありますけれども、この内容に沿って、どういうふうにまちづくりを進めていくかという点ではいろいろ工夫も必要だし、もう超高層はやめようじゃないかというような意見もいろいろ出たけれども、結局はそういうふうにどんどん進んでしまっているという今の現実を踏まえると、このガイドラインに沿ったまちづくりをどういうふうに現実のものにしていくのかという点で、区としてはどのように考えているのか、あわせて伺いたいというふうに思います。

 続けて、先ほど資料9の築地魚河岸の問題で御答弁もありましたが、小池都知事が移転延期の判断ということで表明がなされたわけですけれども、この問題で中央区に対しては何か、こういうことで延期ということになっているんだけれどもという説明みたいなものはあったのか、その点を伺いたいというふうに思います。

 それと、先ほど、残念ながら決断されたという御意見もありました。私は前から言っていますけれども、現在地再整備ということで、中央区自身もずっとその立場で、本来は移転反対だ、現在地で再整備ということでずっと進んできて、途中で、そうはいっても東京都はもう決定してしまったんだからということで断固反対の旗をおろして、違う組織にしたりとかやってきましたけれども、2012年2月に都と合意を結ぶまでは一応移転反対だったわけですよね。現在地再整備という立場だったわけですよね。

 そういう意味からいうと、今、小池都知事が立ちどまって考えると言ったのは、今までの流れからいうと突然な感じはありますけれども、本来、中央区としても現在地で再整備するのが最良なんだという立場で、特に豊洲は土壌汚染が深刻だったということも明らかになって、土壌汚染対策をしたといっても、建物の中から本来検出されてはならないベンゼンが検出されるというような事態で、土壌汚染問題も解決していないということが改めて問題になっており、いろいろ進んできたけれども、このままではいけないということで、安全性の問題、そして経費が総額でもう6,000億円近くなっているというような問題、そして今までの情報公開のあり方も含めて、きちんと検証するということを都知事が言っているわけなので、そういうものを好機として捉えて、移転の中止も含めた再検討を求めていくチャンスではないかというふうに私は考えますけれども、その点についての御見解を伺いたいと思います。

○吉田副区長
 築地の関係を私のほうからお答えさせていただきます。

 事前に話があったのかということでございますが、私ども地元区としては、実は11月に迫っている事項でございますから、選挙戦のさなかに、小池候補だった時代から、立ちどまって考えるというようなお話もございましたので、就任直後のところで、とにかく11月に引っ越しを予定しているので、立ちどまって考えるにしても、ある程度結論は早く表に出していただかないと地元に混乱が起きるぞということは、当然のことですけれども、事務当局を通じて東京都のほうに上げております。2カ月ぐらいしかないので、ある程度方向性は早く出してほしいということは、私どもから申し上げました。なかなか難しい状況にあるんだということは事務当局からは聞いておりましたけれども、正式に発表があるまで、私どもに事前に通知とか御相談というものが正式にあったわけではございません。発表があった後、事務当局のほうから、ごめんなさいという話はございましたけれども、特に事前に私どものほうにそういう話があったわけではないと思います。

 それと、今、小栗委員の立場でいろいろ御意見ございましたけれども、知事の発言も、いわゆる移転の延期でございまして、中止ということではございません。また、その中身については、東京都として分析した上でというお話でございまして、基本的には来年1月ということを言っておりますので、好機と捉えてという委員のお言葉ではございますが、その辺については、実際に東京都として移転という問題について取りやめたというふうに私どもは伺っているわけではございませんので、そこのところの調整については、東京都の事務方とも十分協議しながら、今、現に私ども地元がやらなければいけないのは、事業者、それから築地で働く多くの区民の方々に起きている不安とか混乱というものを地元区としてどういうふうに解消できるのか、そのことの出ている気持ちの中で、私ども地元区として東京都に代弁できることは何なのか、そういうことが先だと思っておりまして、そういう部分をきちんとやらせていただくことが私どもの務めなのかなというふうに考えているところでございます。

○松村地域整備課長
 私のほうから、まちづくりガイドラインの今後の指導等についてお話しさせていただきます。

 ガイドラインの中におきまして、委員御指摘のとおり、西仲通り商店街につきましては、基本的に中低層建築物、また商店街との連続性に配慮するため、低層部に商業施設を確保という将来像を指針のほうで述べているところでございます。

 一方で、西仲通り地区については、市街地再開発事業の中で高い建物が計画されているところでございます。西仲通りにつきましては、既に都市計画決定をされているということもございます。ただ、その中で、例えば路地に残されているような雰囲気をどうしたら生かせるのかとか、商店街に対する商業施設の表出の仕方とか、そういったところについて組合のほうからも相談を受けているところでございますので、そういった中でにぎわいに資する平面計画を調整しているところでございます。

 また、今後、月島の中において、現在、再開発を検討している地区もございます。にぎわい軸に面している地区もございます。そういった再開発の中で建物の配置に工夫をしていただいて、できれば、にぎわい軸沿いについては中低層の建物、少し後ろ側には別のような形、そういったことが工夫できないかどうか、今、そちらについては、区から準備組合のほうに指導して調整をしていただいているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 築地の問題ですけれども、東京都からは、知事の表明後、ごめんなさいという話があったということなんですけれども、知事の記者会見の最初の報告にはなかったけれども、記者から中止もあり得るんですかと問われて、それはないですということではなくて、中止も含めて考えるというような発言もあったので、本当に豊洲の新市場が安全なのか、今、耐震性の問題などもいろいろ指摘されているようですけれども、そういうことも含めて抜本的に検証し直した上で、やはりここはまずいということになって、移転が中止になるかもしれないじゃないですか。そういうことになっては困るという立場なのか、そういうことであれば、もともと中央区が望んでいた現在地再整備に向かって、きちんと検討を進めてもらう立場で考えているのか、その辺はぜひ御意見を伺いたいというふうに思います。

 環状2号線の問題では、都知事が決まる前のまちづくり協議会の中で、移転の延期を求める声もあるけれども、どうなのかという質問に対して、そういうことはあり得ないだろうということで答えている内容が記されていましたけれども、実際には延期の決定がされたわけじゃないですか。環2の問題もどういうふうになるか、これからいろいろな調整があるということなんですけれども、これも移転が中止にはならないという前提で中央区からも区長と議長と連名で要望は出していますけれども、その問題も一旦ちょっとストップじゃないですか。市場がまだ動いているのに、環2の工事はできないし、解体もできないという中で、具体的に対応していかなくてはいけないわけですよね。

 だから、環2の問題も含めて、中央区として、環2を早く通すために移転をしてもらわなくては困りますという立場はとらないんですよねということを確認したいんですけれども、その点はいかがでしょうか。

○吉田副区長
 現実問題、やはり中央区のいろいろな社会生活全体を含めてみても、実は築地や築地に関連して働いている方が区民の中に相当数いらっしゃって、私どもの区の精神的な土性骨の中に築地の市場というのは腰を据えているんじゃないかと思っております。

 今、実は大変まずいなと思っておりますのは、あの決定以降、仲卸さんとか、あそこで働いている方々の中でも内部に亀裂が起きて、相当深刻化して、本当に、あの野郎、殴ってやるとか何かというようなことも含めて、いろいろ議論が深刻化している部分があります。私どもはそういうものを、まあまあ、そういうことではなくて、ひとまず1月の決定を受けとめて、それからきちんと物を考えていこうよというのが今の立場ではないだろうかというふうに考えておりまして、その部分について、区民と私ども地元区と一丸となってまとまって整然とこれを受けとめて、不安と混乱を解消していくというのが、まず最初の立場ではないだろうかというふうに考えております。

 それから、これはもう逆に腹立たしいんですが、申しわけないですけれども、環状2号線というのは平成5年にもう都市計画決定しているんです。全体に、有明だとかお台場だとか、豊洲もそこの中に入っていたわけですけれども、そういった地域を含めて、臨海部と都心部を結ぶ主要な幹線道路として、もう平成5年には都市計画決定している。それで、環状2号線もできるからという前提で、豊洲に市場を移転しても、東京最大の物流基地を移動しても大丈夫なんだということでもって、豊洲の移転も、これは現実の問題として、東京都としての意思決定を平成13年にしているわけです。その間に、今度は環状2号線の形状について、地上化か地下化かというような議論があって流れている。やはり都市の骨格でございますから、環状2号線という道路が、基本的には私どもは必要だと思っております。

 それと、申しわけありませんが、オリンピックの計画の中で臨海部にあれだけ屋内競技施設がありまして、もしオリンピックが普通に進めば、実は臨海部の1日当たりの観客動員数は10万人と言われております。関係者も入れますと、もっとふえるわけでございますから、そのときに本当に都心部と臨海部の競技施設あるいはプレスセンターのある施設と選手村との間の交通の中で、晴海通りだけでつながるかといったら、もう大パンクでございますし、そこにまた市場の輸送が入ってくるわけですから、これは相当深刻でございます。

 この部分について、ある意味で、オリンピックというような大イベントであればあるほど、やはり環状2号線は整備しなければいけない問題だと思っています。それについて、テレビなんかでは隅田川沿いに仮設道路をつくって、晴海通りに仮設で流せばいいんだとか言っているのを見ましたが、実態的に環状2号線を整備しないと私どもも困るし、区民も本当にひどい状態に陥るので、この辺の善後策については、地元区として、きちんと整理をしなきゃいけない問題だと思っておりますので、その部分については、東京都にきちんと申し入れながら、混雑解消に向かって、私どもとしても努力していきたいと思っています。

○小栗委員
 終わります。

○松川委員
 よろしくお願いいたします。

 私のほうからは、資料3、資料5、資料7について、それぞれ質問及び要望をさせていただきたいと思います。

 まず、資料3についてでございます。

 前回、こちらは本委員会のほうにも同様のものが提出されたものと思います。その中で、パブリックコメントがなかったことについては、残念なことであるとは思います。本区の場合でございますと、交通需要がどんどんふえて、場合によっては交通事情が悪化していく中で、区民の方の意識がもう少し高ければ、もう少し前向きな区民の方の意見が出て、活発な議論ができるのになというところではあります。

 その中でお伺いしたいのは、38ページの高齢者に対する交通安全教育という部分のアの警察署の取り組みの部分にヒヤリ地図の作成というものがあるのですが、これにつきましては、作成された後にどのような形で高齢者の方々に配られるのか、この辺、方針等があれば教えていただきたいと思います。

 次に、39ページですが、(2)の学校等における交通安全教育という部分で、前回も要望させていただきましたが、運転免許証をお持ちでない女性の方が多いようですので、親子での交通安全教育というものにつきましては、今回こちらにも書かれておりますが、ぜひ行っていただきたいというふうに思うのです。この辺につきまして、本区の交通安全教育についての考え方について教えていただければと思います。

○草場副参事(交通安全対策・特命担当)
 ヒヤリ地図ですけれども、済みません、どういう形で活用するのかというところは、警察のほうに確認して、改めて回答させていただきたいと思います。

 次の子供や保護者に対する交通安全教育というところは、当然、警察とタイアップをしながらやるんですけれども、区としてというところでは、交通安全対策係でそれぞれキャンペーンですとか、歩行者とか自転車運転者に対してポケットティッシュとかを配りながらの啓発活動をこれまでもやってきていますけれども、これからもそういうところを通じて事故防止に貢献したいなというふうに思います。

 以上でございます。

○松川委員
 今回こちらにある内容、アからオまでございますが、幼稚園とか小学校のお子様方に教育するときを好機として、ぜひ親御さん方に対しても教育をしていっていただいて、交通安全に対する意識を少しでも高めていっていただきたいというふうに要望いたします。

 続きまして、資料5、これは要望です。

 今回、前委員からもお話がありましたが、本区の場合でございますと、人口がふえていることによって、ごみの収集量自体がふえていると。これは仕方ないものと思うのですが、これから約8年の間に本区の人口が約3割ふえるという計画の中で、この資料でいきますと、どんどん右肩上がりにごみの収集量がふえてくると思うのです。先ほどの御答弁にもありましたように、区民1人当たりの収集量、そして事業所数ですとか、ある程度推定がつく部分であれば、事業所の従業員当たりという部分でのごみの収集量を出していっていただくほうが、これから先、比較検討していく中でわかりやすいのではないかなと思いますので、これはこれからの本区の置かれる事情の中ではやっていっていただきたいというふうに要望いたします。

 資料7に移ります。

 資料7ですが、今回の検査というのは、壁面などに埋めてあるパイプ等につきましては、検査の対象になるのかどうかお知らせください。

○松岡都市計画課長
 今回の調査の対象でございますが、壁に入っているパイプというのは、今、私は把握していないんですけれども、躯体そのものの耐震性、それから非構造部材、天井だとか、天井裏に入っている配管、また空調の機械、そういったものも対象になるというふうに考えております。

 以上でございます。

○松川委員
 お尋ねしたのは、たしか昨年、茅場町の駅の中で、そしてことし、新宿の地下街でもありましたが、汚水がパイプから漏れてきてしまって、特に新宿の場合ですと、床一面が茶色い水で覆われてしまったというようなことがございました。なかなかこの辺も想定しづらい部分ではあったのかなと思うのですが、震災などがあって、いざ地下にいる方が避難しようと思っても、汚水が漏れてくるという状況の中では、避難していた方のお話などをテレビ等で聞きますと、手で口や鼻を覆わないと我慢できないような状況であったというようなことがありました。そういったときに、皆さんが避難する場所及び避難経路が、想定していたとおりの経路が確保できないということが想定できるのかなというのもありましたので、その辺も含めまして、お伺いさせていただきました。

 以上で質問を終わります。

○中島委員長
 ほかによろしいでしょうか。

 では、理事者報告に関する質疑は、これで終了いたします。

 続きまして、議題、環境保全及び建設行政の調査について質問のある方。

○松川委員
 環状2号線についてお伺いいたします。

 環状2号線ですが、今回、築地市場の移転が延期になったことによりまして、環状2号線の開通も延期になったという中で、これから年末に勝どき五丁目西地区の再開発の竣工がありまして、人口が恐らくそこで数千人単位でふえることは間違いないと思うのですが、2号線ができることによりまして、晴海通り、勝どきの交差点を通過せずに人々が移動できる経路がある程度確保できるものと思っていたものが、環状2号線が延期されたことに伴いまして、難しい状況になってしまったという中で、非常に回答として難しいのかもしれないんですが、何か本区としての対策を考えている部分があるのかどうかということです。

 これは可能性なんですが、都バス、そしてコミュニティバスで移動する方、混んでいるからということで、自転車等での移動がますますふえるんじゃないかというふうに推定されるのですが、この辺、例えば東京都に対して都バスの増便を一時的に求めるですとか、コミュニティバスの間隔を少し短くして1便増便するとか、そういう何か一時的な対応というのは考えている部分があるのか、お答えいただければと思います。

○吉田副区長
 交通の問題については、市場移転ということを境目として大きな環境変化が起きるということで、私どもも東京都と折衝しておりまして、その時点におけるダイヤの変更とか新路線とか、実は新橋と市場の間をつなぐ直行便が築地に入っていますけれども、それを豊洲に行かせる過程で、便の運行の形態をどうするかというような問題について、今まで東京都と話し合っておりまして、ダイヤの変更について御報告する直前に市場移転が今回とまってしまいましたので、もう一度東京都交通局を含めた部局との調整を再開しなければならないという状態でございます。今、松川委員のほうからお話しいただいたような部分を含めて、基本的に、東京都と私どもで調整を再開し、そういう再開の状況を見ながら、本区としてどういうふうにするか、交通局の動きを整理させていただいて、その上で、さらに区として何かすることがあるのかどうかというような検討をこれから再度立ち上げさせていただきたいと思っております。

 ただ、日程が明示されていないので、交通局側も交渉に戸惑っているところがございまして、この辺については少々時間がかかると思っておりますので、その点は御理解をいただきたいと思います。

○松川委員
 ありがとうございます。

 これから人口が爆発的にふえていく予定の本区としましては、今回、環状2号線の延期というのは、先ほど吉田副区長もおっしゃっていましたけれども、非常にダメージが大きいのかなと。そうはいっても、そういう中で、新たな環境に希望を膨らませて新住民の方々がやってまいります。その方々は、延期という部分で多少仕方ないというふうな御理解もいただけるとは思うのですが、そういう中で一番肝心な通勤等におくれが生じるとか、そういったものがないような形で調整等、大変だと思いますが、何とか行っていただければと思います。

 次に、今回、築地市場の移転が延期になったことによりまして、以前、ネズミの対策等を本区でも行うという報告があったかと思うのですが、これも同じくおくれるという解釈でよろしいのでしょうか。

○吉田副区長
 実はネズミとりについては、今年度の分として、いわゆるプレとしてやってしまっている部分もございますので、そういった部分と、引っ越しが延期になった部分で大規模に行わせる部分のスケジュールのずれが生じてきております。この部分については、つまり恒常的に9月ぐらいまで組んでいた毎月のプレの部分については、もう御通知したとおりやらざるを得ないと思っておりますが、その後の部分については、今から調整をさせていただいているところでございまして、その部分についても東京都と調整を開始しているところでございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 ネズミとりの材質といいますか、その辺でお伺いしたいんですけれども、聞いたところによりますと、かなり強力なものであるというところで伺ったんですが、万が一お子様とかが、中に何かあるぞということで手を出してくっついてしまったとか、猫ですとか犬などの動物等が、今、対策をしているところについてしまって、何か事故等があったりしたことがあるのかどうかということと、万が一ついてしまったときに、それは人体に対して有害であるのかどうかというところを教えていただければと思います。

○吉田副区長
 今のところ、そういう事故があったと聞いておりません。

 それから、有害の部分について、大変恐縮でございますけれども、これは保健所のほうで所管をしておりまして、私どものほうで、今これだけ人数がおりますけれども、答えられる人間はいないと思いますので、調整をさせていただいて、後日御報告させていただきます。

○中島委員長
 では、環境保全及び建設行政の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 ありがとうございます。

 では、以上で環境建設委員会を閉会いたします。

 どうも御苦労さまでした。

 なお、委員の方と担当部長はお残りいただくよう、よろしくお願いいたします。

(午後3時29分 閉会)


-委員会を閉じた後-

 環境建設委員会行政視察は10月17日から19日で、視察目的として、福岡県北九州市では城野ゼロ・カーボン先進街区形成事業について、熊本県水俣市では環境モデル都市づくりについて、それぞれ実施することを協議し、決定した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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