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平成29年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(2月22日)

1.開会日時

平成29年2月22日(水)

午後1時30分 開会

午後2時41分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 中嶋 ひろあき    

副委員長 木村 克一    

委員 富永 一    

委員 佐藤 敦子    

委員 中島 賢治

委員 加藤 博司

委員 松川 たけゆき

委員 山本 理恵

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(14人)

齊藤副区長            

吉田副区長            

島田教育長            

平林企画部長           

濱田企画財政課長         

御郷副参事(都心再生・計画担当) 

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長

望月環境土木部長

遠藤環境政策課長

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

高橋教育委員会事務局次長

吉野指導室長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

桝谷書記

鎌田書記

6.議題

  • 2020年東京オリンピック・パラリンピックに関すること

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 どうもお疲れさまでございます。ただいまより東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を開会いたします。よろしくお願いします。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。

 では、初めに、理事者報告をお願いいたします。

○平林企画部長

 1 中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会の実施状況等について(資料1)

 2 平成28年度第2回オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催について(資料2)

 3 選手村整備工事に係る進捗について(資料3)

以上3件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでございました。

 それでは、理事者報告が終わりましたので、発言の時間制について。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時40分です。自民党76分、公明党34分、日本共産党34分、中央区民クラブ34分、無所属10分となりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○富永委員
 それでは、資料1に若干関係するかなと思うんですけれども、今、区内には、おみこし関係のお祭りを盛んにされている地域も多くありますし、そういったものがあちらこちらの地域で、オリンピック開催に向けて、何か自分たちでもオリンピックの開催をお祝いしたいねという声が多く上がっているところではございますけれども、区としては、そのようなまちからの情報というのは、ある程度把握されている状態でしょうか、お知らせください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 地域のさまざまな取り組みについてでございますけれども、こちらにつきましては、さきの区民協議会のもとの観光・文化検討部会の中で、日本橋、銀座、また月島方面も含めまして、さまざまな地域の取り組みについて情報共有をしているところでございます。既に、今年度秋に行われたイベント等につきましては、イベント自体の情報を提供していただいたり、また2月8日に行われました検討部会では、来年度の取り組み、こういったものも情報共有をさせていただいているところでございます。区としましては、各地域を連携しながら中央区全体で盛り上げてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 そういったところなんですけれども、町場で話を聞いていると、その辺の区から配信されている情報というのが、なかなか細かいところまで行っていないのかなというのが気がかりなんです。そうこうしているうちに、あと3年少しでもって本番を迎えるわけで、各地域はそれぞれ力を持ってやっているんですけれども、中央区全体でもって盛り上げていこうとなると、それなりに準備もかかることでしょうし、やはり細かい町場ごと、それから皆さんの間での調整というのも、そんなにすぐにはできないような気もするんです。それをもうちょっと細部にまで情報を伝達しながら、また細部からの情報を吸い上げながら、これから3年半後のオリンピック開催に向けてやっていくのに、時間もないことで、早い段階でしっかりと連携をしていくということが必要ではないかなと思うんです。今後、もっと細やかに、より多くの方々の声を吸い上げていくのに対して、どのような方法でやられていくということを考えられているのか、お伝えください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 今後の取り組みでございますけれども、区民協議会、また観光・文化検討部会、もう一つ、1月に新たに立ち上げましたボランティア検討部会、これらの検討部会につきましては、来年度も4回程度を予定しておりまして、また、状況に応じては随時さらに開催をしてまいりたいと思ってございます。こういった部会を通じて、また区民協議会の情報につきましては、ホームページ等で即日提供してございますので、こういった場を通じて、それから、例えば商工観光の会議であったり、それぞれの部会とは違う区のいろいろな場を通じて情報については共有をしてまいりたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 とはいえ、もうちょっと密接なところを築くのに、こういう会議の場ではなくて、例えばアイデアを直接窓口等々に投げかけて、そこから情報を仕入れたりというようなことは今後できるんでしょうか。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 例えば今年度実施されました、東京都、それから組織委員会により銀座で行われましたパラリンピックのイベントNO LIMITS CHALLENGE、また日本橋の福徳の森で行われました文化プログラムの幕開きというイベント、こういったものにつきましては、東京都、組織委員会、それから中央区、また地元も含めてですけれども、連携をしながら進めてきたところでございます。こういったさまざまなイベントごとに、地域の中に入って直接団体の方々、また地域の方々にも周知を図ってきたところでございます。また、今後、3年後のオリンピックに向けては、こういった取り組みを加速するものと思ってございますので、区としても積極的にまちの中に入って、イベントごとの取り組みについても、説明も含めてしていきたいと思ってございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 本当に地元では活発な議論が交わされている中で、それらを聞いていると、どうも地元のその地域だけの話で進んでいるような気がするんです。やはりそれを、区役所を含めて区全部の地域でもって情報共有をすることによって、お互いを盛り上げながら、より多くの中央区が持っているポテンシャルというものでオリンピック・パラリンピックを迎えていくことが大事だと思いますので、もっともっと細かに、行政と直接地域がお話をする機会を設け、それを行政がほかの地域に流しながら、連携できるところは連携していくというようなシステムを構築してもらうのが大事かなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 以上で終わります。

○中島委員
 私からも、前委員と重なるところがあるんですが、資料1のボランティア検討部会というところでお聞きしたいというふうに思っております。

 ボランティア検討部会は重要な取り組みだというふうに思っているんですが、競技運営に関してのボランティア等は東京都のほうの扱いになるかなと思っているんです。では、中央区として、ボランティアをどのような形で考えているかというのを、もしお考えがありましたら教えていただきたい。結局、運営以外のボランティアというのは、今、何を想定されているのかもお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 ボランティア検討部会についてでございます。

 今、委員御指摘のとおり、2020年のオリンピックにつきましては、この後、東京都あるいは組織委員会のほうがボランティアを募集して、大会時にはそのボランティアを活用するというふうに定められているところでございます。東京都と組織委員会のボランティアにつきましては、合計で9万人以上を募集して行うというふうに聞いているところでございまして、具体的な募集については、2018年、平成30年の夏ごろから実施するというふうに聞いてございます。現在、このボランティアが、どういうところで、どういう内容のボランティアをするというような具体的な内容が定まっていない中で、本区におきましても、東京駅前であったり、あるいは銀座であったり、こういった重点地区のボランティアが、どのような形でまちに入ってくるのか、このあたりについては、まだ明らかになっていない状況でございます。

 そうした中で、本区のボランティア検討部会でございますけれども、我々中央区のボランティアがどういう形で活動できるのか、こういったところを、今回新たに立ち上げさせていただいたボランティア検討部会の中で議論を進めてまいりたいと思ってございます。都のボランティア等がなされる前に、区のほうでも組織として立ち上げておいて、やがて明らかになったときには、そのボランティアとも連携をしながら進められるようなことを考えてまいりたいと思ってございます。

 また、部会自体はボランティア検討部会という名前をつけてございますけれども、登録制というよりは、むしろ地域の中でどういったおもてなしができるのか、町会・自治会等の取り組みについても、このボランティア検討部会の中で地域として何ができるのか、こういったことも検討したい、そういった声も第1回の中で上がったところでございます。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 2020年のオリンピック、1年前にプレオリンピックがあるというふうになると、今から2年半ぐらいの期間しかないというふうに思っているんです。そうなったときに、このボランティア組織のタイムスケジュール的なものはどのようにお考えになっているか。先ほど2018年にボランティアを募集するというふうに言われておりましたが、以前、ボランティアの扱いに関しては、皆さんにボランティアを事前に取り組んでいただいて、2020年のオリンピックの意識を高めていただくというようなお答えをいただいたことがあるんですが、そういう意味では、もう少しボランティアの取り組みも拡大、さらにスタートも早くすべきだろうというふうに思っているんです。そうやって考えたときに、本当に2018年、プレオリンピックの1年前でいいのかどうかということもお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 今申しました東京都あるいは組織委員会のボランティアの募集等については、現在のスケジュールのようなことで聞いているところでございます。これに対しまして、本区のボランティア検討部会でございますけれども、同じタイミングで立ち上げるのではとても遅いだろうということで、今年度のうちには立ち上げをして、すぐに対応ができるような体制をつくっておきたいということで今回つくらせていただいたところでございます。

 このボランティアにつきましては、既に区の中でもいろいろなボランティアに登録をされている方、区のボランティア等に登録されている方がございます。既存のボランティアでどういう活動ができるのか、集まったボランティア検討部会の中で共有をしていこうというようなお話が出たところでございます。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 先ほどの質問の中に、意識を高めるというお話をさせていただきました。以前、覚えていらっしゃるかどうかわからないんですが、ボランティアの取り組みで区民の意識を高めていくというような返事をいただいたというふうに思っているんですが、そう思ったときに、やはり区としても独自に、もう少し早くスケジュール化して、多くの人をボランティアとして参加させていく、それが意識の高まりにつながっていくというような思いで私はいるんですが、その辺の取り組みについてはどのようにお考えになっているか、お聞かせいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 済みません。意識を高めていくというようなところでございますけれども、これにつきましては、本年も行ってございますが、オリンピック・パラリンピックの講演会を開催させていただいてございます。この講演会では、さまざまな講師を呼ばせていただいて、広く区民の在住・在勤の方々にお越しいただいて、オリンピックの魅力、またオリンピックに参加することの魅力を伝えているところでございまして、機運醸成、ひいてはボランティア参加意識の高揚を図っていく目的で行っているところでございます。また、一昨年になりますけれども、区民スポーツの日、こういったイベントの中でも、実際に以前ボランティアをオリンピックの中でやったことがある方々の講演などもいただきながら、組織としてというよりは、ボランティアに対する取り組みの意識を醸成してきているというようなところでございます。

 また、講演会につきましては、来年度も引き続き予定をしてございまして、こういった中で、区民の方々のボランティア意識の高揚を図ってまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 今までもいろいろな報道もされていましたけれども、2020年のオリンピックの成功は日本の方々の大きな力で、ボランティア等の力で大成功していくんだというふうに思っているんです。そうなったときに、やはり本区としても、多くの人がボランティアに参加できるように、ぜひ取り組んでいただきたいというのを要望しまして、私の質問を終わります。

○加藤委員
 それでは、資料3を中心にして質問させていただきます。先ほどの説明で、工事基本協定については、1月27日、地元町会等と結ばれたということが報告されましたけれども、それを受けて、何点かについて質問をいたします。

 まず、今回の工事かわら版等によりますと、道路をつくる工事の手順について、盛り土を最大2.5メートル行い、かさ上げをするという計画であります。盛り土を行う土砂の量について、どのぐらいの量になるのか、具体的に、例えばダンプカーで何台ぐらいになると想定しているのか教えていただきたいと思います。また、盛り土する土砂はどこから運んでくるのか、それがわかればと思います。

 あわせて、今回は道路の盛り土についての説明だけですけれども、住宅棟についても盛り土を行うことが考えられるんですけれども、盛り土を行うとすれば、その点についてどういう状況になっているのか、あわせてお答えいただければと思います。

○松村地域整備課長
 工事に関して御質問がありました。順次御説明をさせていただければと思います。

 まず、道路工事の中の盛り土に関するダンプの台数についてでございますけれども、各工事の交通量に関する詳細は、私どもは把握しておりませんので、現時点ではどの程度かというのは存じ上げていないところでございます。

 それから、この道路工事に関する盛り土の土ということでございますけれども、例えば周辺の工事で出る残土も活用しているというふうには聞いておりますけれども、個々の中において具体的にどこからという形では聞いているものではございません。

 それから、建築工事についてでございますけれども、若干盛り土はあるのかもしれませんが、逆に、今のところ、駐車場等ということで、土を掘るというところのほうが結果的には多くなる。そうしたことから、先般、地元にも説明されましたけれども、土を外に運び出すのが多いということで、晴海四丁目に設けられますところから海上運搬で土を運び出すというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 最後のほうに説明がありましたけれども、30万立方の建設発生土については、台船2そうを活用して、海上輸送により搬出する計画になっているということは承知をしております。

 搬入する盛り土については、海上輸送を行わないのか、その点についても、わかればお答えいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 現時点では、搬出は行うというふうに聞いておりますので、搬入のほうは地上のダンプ等で搬入するというふうに認識しております。

 以上です。

○加藤委員
 それと関連するんですけれども、まちづくり協議会において、建設資機材についても積極的に海上輸送を活用すべきではないかとの意見があったと思います。その点について、東京都の考え方は、陸揚げする場所と施設が必要だとして、そういう提案については拒否の回答だったかと思います。私は、住民の方の意見は至極もっともだと考えるんです。選手村など22棟の建設に2年近くかかると。こういう時間的な問題も考えると、検討するよう求めるべきではないかと考えますけれども、御見解をお示しいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 東京都からの建設資機材に関する検討状況については、区のほうでも聞いているところでございますが、とりわけ海上輸送でそうした搬入をする際には、岸壁が構造的にある程度しっかりしていかなければいけないというところがあると聞いてございます。そうした中では、例えば晴海五丁目に既存の埠頭がございますので、そちらからの搬入ということができないわけではございませんが、こちらについては、今も港湾施設として活用していることから、工事専用として、いろいろなものの搬入ができないというところがあります。今回、選手村の工事、時間が限られている中では、工事スケジュールを綿密に組み立てて運用していかないといけないということで、やはりそういったものの搬入については、専用的なところを設けないと支障が生じるということを聞いてございます。そうしたことから、今回、船が着く場所を晴海四丁目のほうに設ける。こちらであれば、選手村の工事専用として使えるということで設けたというふうに聞いてございます。そうした中で、晴海四丁目のほうは、護岸が緩傾斜堤防といいますか、スーパー堤防のようになっているところの中で、そういった機材を搬入するための構造的な条件を満たしていなかったというふうに聞いておりまして、なかなかこれ以上の検討は難しいのかなというふうに思っているところでございます。

 また、東京都のほうは、例えば工場でつくった建築の部材などの搬入についても検討したと聞いておりますけれども、こういったものについては、国内の内陸部のほうの工場でつくるケースが多うございますので、それをわざわざ海に運び出して運ぶということは、効率性のことも含めて、経済環境からもなかなか難しいという説明も聞いております。そうしたことから、これ以上のことを求めるのはなかなか難しいかなと認識してございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 晴海五丁目全体は周辺が運河ということで、それぞれ船が着くような岸壁も整備されていると私は理解をしていたものですから、そういう意味で、資器材の搬入についても、やはり海上輸送を活用すべきではないかと見たわけですけれども、今のお話ですと、部材については、内陸でつくるために船の活用は難しいという説明であったかと思います。それは理解しましたので、次の質問に移ります。

 工事車両の通行ルートに関して、東京都の説明では、1日双方向で最大約2,500台を超える工事車両が晴海地区内を通行することになります。選手村に関しては、最大2,500台ですが、その他の工事として、臨港消防署の工事も見なければならないと私は見ております。選手村建設の特定建築者は、搬出入のルートを分け、発生土の海上輸送を行うことにより、過度の負担を軽減する考えです。計画内容について、まちづくり協議会などを通じて、地元町会・自治会への説明はわかりますが、その他、晴海地区、近隣住民及び事業者などへの説明はどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。というのは、晴海にある事業者の方とお話をする機会がありまして、そんな話は何も聞いていないよというお話があったものですから、ぜひそういう方々へも周知徹底するようにお願いをしたいと思うんですけれども、お答えいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 工事車両等の住民等への周知でございます。

 こちらにつきましては、今、委員御指摘のありました2,500台の往復というような形が、これは環境アセス上の数字として記載しているところでございますけれども、実際は、現在のところでございますが、今月に入って、おおむね1日当たり200台程度の車が出入りしているというような状況だというふうに聞いているところでございます。この車につきましても、現在、地元からの要望もございました港湾局の晴海四丁目の埠頭内通路を活用して、なるべく晴海三丁目の交差点の負荷を軽減するというような形で実施をしているところでございます。

 地元の方々への周知についてでございますけれども、こちらにつきましては、連合町会への説明、また事業者の方々にも個別に説明等に入っているところでございます。また、さきに申しました工事かわら版、こういったものにつきまして、本日から、工事事務所の周り、また駅周辺だったり、さまざまな場所に設置をしているところでございます。また、もう間もなくだとは思いますけれども、この工事かわら版につきましては、東京都のほうでもホームページ等で広く公開をすると。区としましても、そちらのホームページのほうのリンクを張って、情報を提供してまいりたいというふうに思っているところでございます。また、もう一つ、さっきの資料の別紙4でつけてございます工事情報報告会議という場を持ちまして、今後、工事の状況につきまして、地元の方々と情報を密にしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○加藤委員
 今、るる説明がありましたけれども、1つには、先ほど企画部長のほうからも資料の説明の中で、公営掲示板等を使うというお話もありました。残念ながら、公営掲示板は雨風に弱いんです。そして、晴海地域というのは、それなりにビル風もある地域でありますから、公営掲示板についてはいかがなものかなと私自身は疑問を持っております。

 そのかわりという形ではないんですけれども、工事に関する問い合わせの窓口は、夜間・休日を含め、代表窓口として前田建設が行うことになっております。いつでも連絡がとれるよう、連絡先などを掲載したものを各住宅の掲示板にも掲示することが必要ではないかと思うんです。そういうことを特定建築者にもきちんと申し入れて、それぞれの住宅の中でもきちんと住民が見ることができるように対応していただきたいと思います。

 それと、ホームページ等と話がありましたけれども、残念ながら、本当に必要とする方というのは、子供さんであったり、高齢者の方が多いわけです。ですから、ホームページに掲載したから、それでいいのだということではなく、まちの中には少なからず高齢者の方もいらっしゃる。パソコンを持っていない方もいらっしゃるわけですから、そういう方へも配慮を持った周知徹底をしていく必要があるのではないか、そのように考えます。私の意見について、どのような御見解なのか、お話をいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 工事かわら版の掲示についてでございますけれども、先ほど申しましたとおり、現場の周辺には4カ所、また委員御指摘のありましたマンション内については、晴海五丁目のマンションの方々にはマンション内の掲示板のほうにかわら版を掲載させていただくというようなところも合意をとっているところでございます。今後、それ以外の場所等につきましても、東京都の担当のほうから随時、掲示ができるのかどうか聞きながら進めていくというふうに聞いているところでございます。

 また、工事かわら版については、2カ月に一遍の更新で、今後、2年間以上かかる工事でございますけれども、随時更新していくということでございますので、さきにございました高齢者等の方々につきましても、なるべくわかりやすい場所、目につきやすい場所を捉えまして、そういったところにも掲示をしてまいりたいと思ってございます。1つに、本区のほっとプラザはるみの入り口、区道沿いの一番わかりやすいところにも掲示を予定してございます。高齢者の方々の利用も多いというふうに認識してございますので、こういったところで、その状況を把握していただければと思っているところでございます。

 以上です。

○加藤委員
 私は、朝ウォーキングしたり、散歩したり、例えばほっとプラザに行ったり、さまざまな活動ができる元気な高齢者に対してはそういう対応でも許されるのかなと考えるところではありますけれども、そういう方ばかりでないということです。今のお話ですと、晴海五丁目のマンションについては掲示板に掲示する了解がとれているというお話ですけれども、その他の住宅についても、要望すれば掲示することは可能なのかどうか、もう一度その点だけ確認をしておきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 晴海五丁目のそれぞれマンションにつきましては、ある意味、同じ丁目でもあり、直接の影響を受けるということから、既に設置のほうをお話しさせていただいているというふうに聞いているところでございます。そのほかのマンション等々につきましては、さきに申しました工事情報報告会議の中で、地域の代表の方々がお越しになりますので、御要望をいただきながら、東京都とも情報交換、意見、要望等を受けながら進めていくというふうに思っているところでございます。情報報告会議につきましては、現段階では、第1回目はいつというところはまだ定まってございませんけれども、今後の工事の進捗状況を見据えながら、この報告会議の中で、そういったところが定められていくと思っているところでございます。

 以上です。

○加藤委員
 多くの方に注目をされているし、また、いろいろな意味で、晴海地域を含めた近隣に対しての影響が大きい選手村工事ですので、ぜひさまざまなツールを使って周知徹底をしていただきたい。そして、今のお話ですと、要望すれば可能だということかと認識をさせていただきました。

 次に、都営地下鉄勝どき駅の朝夕の混雑を緩和するために、選手村にかかわる作業員の出退勤の時間を調整し、影響を抑えるとの説明があったかと思います。ピーク時には約3,000人を超えると予想しています。地元では、8時ごろになると、歩道が通勤客であふれる状況です。選手村の作業員が6時半から7時半までの通勤となると、晴海通りや黎明橋は6時半から9時近くまで混雑が延々と続くことになるのではないかと危惧しております。実際、朝早くから散歩やウォーキングをされている方もおります。地域住民への影響を少しでも抑えるために、作業員の出退勤に当たって、豊洲駅やその他の近隣の駅と接続するシャトルバスの運行についても意見が出されていたかと思います。東京都は、状況を見ながら対策をしていくというお答えでしたけれども、対策が後手後手になるのではないかと考えます。作業員の通勤の分散化を事前にとっていくべきと考えますけれども、御見解をお答えいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 勝どき駅の混雑につきましては、私どもも課題であるというふうに認識してございます。これまでの間、東京都及び特定建築者のほうに、委員と同じようなことについては要望しているところでございます。現時点では、まだ作業員の方の数が少ないというところの中で、今後、そういった課題を認識しながら、どのような取り組みがあるのか、都及び事業者のほうでも検討することになっておりますので、私どもはそのあたりを注意深く見守りたいと思っております。

 以上です。

○加藤委員
 今の8時ごろから9時ごろというのは、歩道を歩くのも大変なくらい、通勤客であふれている状況が続いているわけです。これがまた前倒しの形で、選手村の作業員の方が通勤をするとなると、さらに混乱は長時間にわたる可能性があると思いますので、ぜひ今から一定の想定もしながら分散化を図る、そういう取り組みをしていただきたいと思うんです。先ほど述べましたように、状況を見ながら対策をしていくというのであれば、やはり対策が後手後手になる。何かが起きてから対応するということになりかねない。そういうことを想定しながら、事前の対策をとっていく、それが必要ではないかと考えます。

 次に、選手村と関連して、地域交通の改善のために、BRTの導入について質問をします。

 運行の予定では、走行可能な範囲で2019年に運行を開始し、2020年度についても可能な範囲で運行を行うと説明があります。中間報告ですね。その計画に変更はないのか、お答えいただきたいと思います。

○遠藤環境政策課長
 BRTについてでございます。

 御案内のとおり、BRTにつきましては、現在、東京都のほうが主体になって進めているわけでございます。ただ、区におきましても、当初、区のほうからこういった計画を考えたこともございますので、現在、東京都、中央区、それから京成バスあるいはデザインの設計会社あるいはコンサル等々で定期的な会合を持っているところでございます。そうした中で、BRTの運行につきましては、現段階でその時期を変更するといったような考えは聞いていないところでございます。ただ、御案内のとおり、環状2号線が今後どういうふうになっていくのかといったところが大きな課題になっているわけでございます。築地市場の問題も含めまして、都の担当者のほうも現段階ではっきり、いつ、どうというような形ではお話がなかなかできない状況かというふうに思っておりまして、若干先行きが不透明な点はあろうかと思います。ただ、現段階では、2019年運行開始という当初の計画というものを目標に、BRTにかかわるいろいろなデザインも含めまして、検討しているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 BRTというのは、選手村をつなぐ非常に主要な交通機関ということで私は理解をしています。BRTの運行ルートは、環状2号線を走行ルートとして、幹線ルート、シャトルルート、フィーダー輸送の3つが実際に計画されているんですけれども、そのいずれも、現在の築地市場内を通る計画になっているんです。築地市場の移転の日程が決まらず、また移転そのものが極めて難しくなってきている状況下で、BRTの運行開始及び運行ルートについて見ていく必要があるのではないかと思います。抜本的な見直しになるのかどうか。環状2号線の全線開通が全く見えなくなってきた中で、このまま計画を進めていいのかどうか、非常に疑問を感じます。そういうことを含めて、もう一度その点を詳しく御説明いただければと思います。

○遠藤環境政策課長
 今、委員のお話があったように、それぞれのルートにつきましても、全部最終的にといいますか、コースとしては環状2号線の本線を通過していくことになるわけでございます。築地市場の移転がどういうふうになるかによって、環状2号線の、今つながっていないところがどういう形でつながっていくか。例えば、地下を通らない場合に側道を通して行くとか、いろいろな話があろうかと思います。そういった際に、そのルートを、例えば連節あるいは単車ででもいいんですが、BRTが通る場合に、その道の状況によっては、交通混雑も当然考えられてくるかと思います。そういった意味で、交通管理者である警察とも協議しながら、どういった運行ができるのかといった状況が実際には起きてくるかと思っております。

 いずれにしましても、現段階では、当初の予定のとおりに、東京都も含めまして、区も連携しながら、その実現に向けて努力してまいりたいというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 実際に、築地市場の移転がいつになるのかということが全く不透明になってきた。こういう状況の中で、BRTというのは、選手の移動にも使われる、環状2号線を使って選手の移動をするということが当初言われていたかと思うんです。そうすると、移転が延び延びになった場合、環状2号線が暫定開通することも想定されますけれども、選手の移動について、その他のルートへの影響というのは考えられるのではないかと思います。そういうことも想定しながら、今から検討していくべきではないかと考えます。そのことを述べておきたいと思います。

 それと同時に、関連して、BRT開業当初から燃料電池バスと水素ステーションの導入を図り、水素社会のショーケースとしてアピールしていくとありますけれども、水素ステーションの工事計画について、議会や住民への説明は大体いつごろになると考えているのか、お答えいただきたいと思います。

○望月環境土木部長
 燃料電池バスと水素ステーションということでございます。

 燃料電池バスについては、東京都のほうで事業者を通じて用意されるお話ですので、開発によってでございましょうけれども、これは用意をされていくお話かと思っております。

 それから、水素ステーションにつきましても、東京都を含めて、今後、そういった具体的なお話も出てきましょうし、晴海の中でもし設けるとすれば、都市計画の手続が当然伴いますので、そういった際の説明も今後されていくものと考えております。

 以上でございます。

○加藤委員
 今、手元に資料がないんですが、水素ステーションについては、今の中央清掃工場の横の空き地を活用して、そこに設置するという青写真があったかと記憶をしているんですけれども、実際に、都市計画の問題とか、これからさまざまな手続をしていくとなると、時間の問題を心配するところであります。もう一度確認しますけれども、今、協議をしているということですが、説明は大体いつごろになるのか。逆に言うと、2019年にはBRTを開業させ、当初から燃料電池バスを稼働させるという話になっているわけですから、それから後ろを決めて、前倒しで考えるといつごろになるのかお答えいただきたいと思います。

○望月環境土木部長
 場所的には委員から今御指摘ありましたような場所でという形で今まで発表されておりますが、水素ステーションの設置そのものは、具体に、いつ、何をというのは、今の時点では未定でございます。また、オリンピックの際、どういう形で水素ステーションができて活用していくのか、現在、東京都が主体となって、選手村のエネルギーの活用についての検討もされている状況でございますので、それを注視しながら、今後、その予定も含めて確認をしていきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○加藤委員
 東京都がやることだからということで、なかなかお答えしづらいテーマなのかと思いましたけれども、地域の住民にとっても、水素ステーション等々については、関心事でもありますので、できるだけ早い段階で議会ないしは住民への説明を行っていただきたいと思います。

 最後になりますけれども、晴海地区の大型マンションなどではシャトルバスを自主運行しております。BRTの運行開始に伴うシャトルバスへの影響について、マンション管理組合などとの協議を行う必要があるのではないかと考えるんですけれども、この点についての中央区の御見解をお答えいただきたいと思います。

○望月環境土木部長
 今現在、そういった高層マンションができた際に、シャトルバス等については、多分管理組合のほうで継承されて、やられているかと思います。実際に、BRTが今の段階で予定をしている部分で、なるべく区としてもそういうふうにやっていければと思っておりますが、いつ、どういう形で走るのかは未定でございます。そういった中で、BRTが走った際に、今管理組合がやられているバスがどうなるのか。本来でいけば、管理組合のほうで御検討いただくお話だと思いますので、BRTについては、情報の提供に努めてまいりたいと思います。それ以降のお話になりますと、区のほうで何かをしてくださいという形にはならないかと思います。ただ、そういった状況を見きわめて、管理組合のほうで御検討いただく中身かと思っております。

 以上です。

○加藤委員
 今、何とかしろということではなくて、そういう影響が出る可能性があるので、今お話がありましたように、該当するマンションの管理組合などと情報を共有して対応していく必要があるのではないかと考えます。

 そのことを述べて、私の質問を終わります。

○松川委員
 私のほうからも、資料3についてお尋ねをいたします。前委員などとも内容が重複する部分もございますが、違った視点でお尋ねしたいと思います。

 まず、別紙4にございます(仮称)晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業工事情報報告会議についてですが、こちらの構成員の中に地元住民代表者とございます。こちらの構成員については、決まっているのでしょうか。

 そして、この会議自体というのは公開されるものなのか、非公開のものなのかについて教えてください。よろしくお願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 この工事情報報告会議についてでございます。

 こちらにつきましては、東京都のほうが設置する会議体といいますか、会議をする場でございまして、この構成員でも書かれておりますとおり、主には東京都の都市整備局が、選手村の本体工事の発注者側という形で入るのと、それから建築を請け負ってございます特定建築者、それと本区と地元住民代表者という構成で、協議をする場として開かれるものでございます。

 地元住民代表者につきましては、現在、地元の方々にどういったメンバーで御参加いただけるのか、こういったところを協議しているところでございます。具体的には、このメンバーでということの御連絡は、まだ現段階ではいただいていないところでございますけれども、広く晴海の方々に情報が行き渡るような構成を考えているところでございます。

 この会議体の公開、非公開というよりは、そういった協議ができる場ということで聞いているところでございまして、具体的には設置者である東京都のほうの管轄になるところかなと思っているところでございます。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。

 先日のまちづくり協議会のほうでは、地元の方からも、異例とも言えるような、次々と反対、見直しなどの意見等も出てきたところでございますが、今回、晴海にとって、別に反対しているわけではないかと思うのですが、非常に多くの方々がこの工事につきましては関心があるところではないかと思います。その中で、最近でございますと、晴海でどんどん新しいマンションが竣工しているところでございますけれども、そこにお住まいの方々など、引っ越してきたばかりで、晴海でこういう工事を行うということを知ってはいるけれども、どういう内容なのかというところまでは恐らく御存じない方が多いのではないのかなというところであります。そういう中で、この会議体に選ばれなかった方々などですとか、一般の住民の方々が、工事について質問ですとか要望等を集約するような窓口というのは、工事かわら版などにございます問い合わせ窓口のほうになるのでしょうか、教えてください。お願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 まず、情報等についてでございますけれども、基本的には、この報告会議という場をもって地元からの意見なり要望なりを東京都側あるいは工事を行っている側が聞く場になるのかなというふうに思ってございます。また、さきに説明いたしましたとおり、工事かわら版等につきましては、広く一般の地域の方々も見られる場に設置をしていくということを考えているように聞いているところでございます。かわら版には、委員からも御指摘のありました問い合わせ先ということで東京都の担当の連絡先が書いてございます。一元的には、こちらのほうで集約をしながら、情報については共有をして、改善ができるところはしていくというような形で進められると思ってございます。

 また、工事報告会議につきましても、これから立ち上げる場でございまして、工事自体はオリンピックが終わってからの高層棟も含めれば、まだまだ3年、4年かかる工事でございますので、そういった情報の行き渡る部分につきましては、今後の検討の余地もあろうというふうに思っているところでございます。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。

 今回、選手村の建設という中で、非常に多くの方々が影響を受ける部分でもございますので、これまでと同様、広く住民の方に広報していただきたいと思います。

 以上で終わります。

○山本委員
 私からは、資料1のボランティア検討部会に関連して、ボランティア関係についてお伺いしてまいりたいと思います。

 まず、ボランティアと一言で言っても、非常に幅広く多様であると思いますが、区としては、具体的にどのような行動や活動を想定されているのか、お聞かせください。

 また、ボランティア自体は、運営が都や組織委員会であるとのお話でした。東京都と組織委員会が平成30年夏からボランティアを9万人以上募集するというお話を先ほどされておりましたが、このボランティアと外国人おもてなし語学ボランティア育成講座の登録者というのは一緒なのでしょうか、別に考えればいいのか、お伺いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 まず、大会組織委員会、東京都のボランティアについてでございます。

 今、委員お話のございました大会ボランティアと都市ボランティアについては、合わせて9万人以上ということで、これは委員から話のありました平成30年夏から募集をすると。もう一つの外国人おもてなし語学ボランティアにつきましては、これはもう既に実施がなされているものでございまして、こちらについても、当初3万5,000人をオリンピックまでに、登録も含めて実施していくというふうな話でしたけれども、こちらについては非常に好評で、上限修正をして、現在、5万人の方のおもてなし語学ボランティアを養成していくと聞いているところでございます。

 こちらの2つのそれぞれのボランティアにつきましては、いずれも重複して申し込むことも可能かというふうに思ってございます。これらのボランティアと、それから我々どもが立ち上げさせていただいたボランティア検討部会のボランティアは、直接リンクするものではございませんけれども、さっきも申したとおり、東京都のボランティアが、まちのどこの場で、どういうボランティアをするのかというのが、現段階では明らかになってございませんので、そういったものが明らかになってきたときに、区のボランティアとしても連携ができるのか、あるいは東京都のボランティアが行われない場所について区のほうでボランティアが活躍する場をつくっていけるのか、そういったところをボランティア検討部会の12名の方々とも議論をしてまいりたいというふうに考えているところでございまして、それが同時進行では、なかなかすぐに動くことが難しいといったことから、今年度、組織については立ち上げさせていただいたところでございます。

 以上です。

○山本委員
 今の御答弁ですと、組織委員会や東京都が募集する9万人以上のボランティアと、外国人おもてなし語学ボランティア育成講座のボランティアと、区がこれから検討部会で考えるボランティアの方々とは、それぞれ別々の組織である、別々のボランティア団体であるという理解をしましたが、よろしいでしょうか。

 今回、外国人おもてなし語学ボランティア育成講座について少しお伺いしたいと思っておりまして、この講座は、東京都と区の双方で実施しております。講座は、同一の内容となっております。そして、その目的としては、大会を支えるボランティアの裾野を拡大するとともに、ボランティア文化の定着を目指すものとされております。

 そこで、非常に好評であったというお話なんですが、中央区が開催した育成講座について、カリキュラムが2つございますが、こちらの実績についてお聞かせください。

 そして、大会まで継続的に開催することに意義があると考えますが、御見解をお聞かせください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 済みません。現段階で、本区の実績については、手元に具体的な数字の資料がないところでございますけれども、本区においても非常に好評であるというふうな話は聞いているところでございます。また、外国人おもてなし語学ボランティアにつきましては、東京都が講師等を派遣しながら、区のほうでその場を提供する、また募集等の広報をPRするというような役割で、連携をとりながら進めているところでございまして、こちらについては、委員御指摘のとおり、オリンピックに向けて、今後も引き続きやっていくというようなことになっているところでございます。

 また、一番初めに申されましたボランティアのそれぞれの区分けでございますけれども、それぞれのシステムというか、ものは違うので、ひとりの人がそれぞれに登録することは当然可能でございます。今現在進めております外国人おもてなし語学ボランティアにつきましても、受講をされた方は、受講者証というようなものがもらえることになってございまして、今後、大会ボランティアが募集される際に、外国人おもてなし語学ボランティアの受講者であるというようなことも、資格というんでしょうか、そういったことが一つには記載ができるようになるのかなというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 ボランティアといっても、さまざまな機関でさまざまなボランティアを育成するもの、また募集するものがあって、非常にわかりづらいなと思っております。区民の方も、どのような形で参加していけばいいのか、どこに参加したらいいのか、多分わかりづらいのではないかと感じております。

 また、外国人おもてなし語学ボランティア育成講座においては、東京都または区の育成講座、どちらかしか受講できない、またお1人1回限りという制限がございます。ボランティアの活動というのは、継続性の観点から、例えばカリキュラムの拡大であったり、ボランティアスキルのアップ講座、またステップアップ講座等を区として独自につくっていくべきなのではないかと考えております。ボランティア登録は、確かに1回、例えばカリキュラムのセットコースですと、5日間受講すれば、もう登録ができてしまうんです。そこで、もう終わりという形になっておりますので、今後も継続性という観点から、さまざまな取り組みを行うべきであると考えております。

 また、ボランティア登録に関しては、登録が目的ではなく、育成という観点が目的であると考えますが、いかがお考えでしょうか。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 今申されております語学ボランティアにつきましては、第一の目的が裾野拡大というようなことから、広く一般の方々にボランティアという機運を醸成するというような目的を大きく掲げてつくられたものと考えているところでございます。オリンピックに向けては、委員御指摘のとおり、さらなるステップアップができるような講座も必要になってくるかというようなことも考えているところでございますが、一方で、英語だけではなくて、ほかの言語、こういったことも今後、語学ボランティアの中でも必要ではないかというような議論もされているところでございます。こういったさまざまなボランティアの活動、取り組みにつきましても、東京都だけではなくて、国のほうでも取り組みが進んでいるように聞いているところでございまして、本区としましても、引き続き東京都、組織委員会、また国の動向を見ながら、ボランティアについて区としても進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○山本委員
 御答弁ありがとうございます。

 もう時間がないので、これで終わります。またの機会に。

○中嶋委員長
 ほかに発言はございませんか。

 それでは、質疑を終了いたします。

 次に、議題、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 次に、第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいですか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 長時間ありがとうございました。

 以上をもちまして終了とさせていただきます。

 ありがとうございました。

(午後2時41分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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