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平成29年 環境建設委員会(4月19日)

1.開会日時

平成29年4月19日(水)

午後1時30分 開会

午後2時53分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中島 賢治    

副委員長 富永 一    

委員 田中 耕太郎    

委員 塚田 秀伸    

委員 小栗 智恵子

委員 松川 たけゆき

委員 原田 賢一

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(12人)

矢田区長             

吉田副区長            

望月環境土木部長         

遠藤環境政策課長(参事)     

中野環境推進課長         

溝口水とみどりの課長       

三留道路課長           

竹内中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

斎藤都市計画課長

菅沼地域整備課長

栗村副参事(都市計画事業・特命担当)

5.議会局職員

田野議会局長

一瀬議事係長

黒須書記

鎌田書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中島委員長
 皆さん、こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 4月1日付の人事異動により、議会局職員に異動がありましたので、議会局長より紹介していただきます。

○田野議会局長
 (4月1日付人事異動に伴う議会局職員紹介)

○中島委員長
 どうもありがとうございました。

 続きまして、4月1日付で幹部職員の異動がありましたので、理事者紹介を吉田副区長よりお願いいたします。

○吉田副区長
 (4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介)

○中島委員長
 常時出席者以外の理事者の方は退室をお願いいたします。

 では、理事者報告に移ります。

○望月環境土木部長

 1 水谷橋公園の再整備について(資料1)

 2 朝潮運河歩行者専用橋の名称決定について(資料2)

 3 平成29年度中央区一般廃棄物処理実施計画の策定について(資料3)

○松岡都市整備部長

 4 まちづくり協議会の報告(資料4)

以上4件報告

○中島委員長
 どうもありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いしたいと思います。ただいまの時刻は午後1時57分です。自民党さん59分、公明党33分、日本共産党さん33分、中央区民クラブさん33分、新青会さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○田中(耕)委員
 私のほうからは2点、資料2と3について簡潔に質問してまいりたいと思います。

 まず、資料2の朝潮運河歩行者専用橋についてでございます。

 本計画ができてから今年度の供用までかなり時間を経て、今回、本年度中に供用開始ということで大変喜ばしく思っております。先日の桜満開の時期、トリトン側の桜の散歩道が満開なのを見て、非常に美しいなと思ったところでございまして、名前も桜小橋ということで、ちょうど桜の時期のイメージにぴったりの場所なのかなというふうに個人的にも思っております。

 その上で、先ほどお話ししましたように、本専用橋は架橋まで紆余曲折ありまして、当初、地元の方から御意見が出たり、他の事業者との兼ね合いで、Y字型であったり2つの橋がかかったりですとか、いろいろな計画があって、今回、こういう形になったわけなんですけれども、供用開始に向けて、近隣の方からの御意見等が出ているのか否かについてお知らせしていただきたいということと、計画当時から通勤等での利用も見込まれるということで近隣の方の不安等が出ておりましたので、そこへの対策等が万全なものとなっているのかどうか。

 また、災害時に利用できることが重要な架橋の理由の一つというふうになっておりまして、その他の、いわゆる行きどまりの場所にも必要に応じて今後計画をしていくという従来からの姿勢に変更はないのか否かについて、御見解をお知らせしていただきたいというふうに思います。

 続けて、資料3、ごみについてでございます。

 全般として、人口も増大しておりますし、景気も非常によい方向に向かっているということもありまして、ごみの量が増加していること自体はやむを得ない点もあると思うんですけれども、その中で、今回、粗大ごみが3.8%増ということで、他のごみと比較して大きく増量しているかというふうに思いますので、このあたりの要因がおわかりになっているようでしたら、お知らせをしていただきたいと思います。

 また、こちらも以前から申し上げていますが、粗大ごみの場合、電話して引き取りをしていただくという方式をとっておりますけれども、電話してから実際に引き取っていただける日時までのタイムラグ、物やタイミングにもよると思いますけれども、相当な時間がかかるということで区民の方から御意見をいただくこともありますし、私自身も結構待つんだなというふうに思って出したこともございます。ですので、粗大ごみの抑制施策と、今後こういった引き取りのスピード化等について、お考えがありましたらば、あわせてお示しをしていただきたいと思います。

 以上の点についてお願いいたします。

○三留道路課長
 歩行者専用橋についてでございます。

 委員のほうから御紹介ありましたとおり、歩行者専用橋につきましては、計画からかなりいろいろと御意見をいただき、やっと竣工を迎える段になったというところでございます。地元の皆様の御意見につきましては、橋梁の本体ができた段階で、日中もしくは昼間、近隣の皆様に仮の橋梁に上がっていただきまして、マンションの中が見えるのではないかといった御心配等が前々からありましたので、お声がけをさせていただいて、地元の皆さんに御確認をしていただきました。その中で、基本的に納得していただきまして、いろいろと御意見等もいただいておりますので、そういったものにつきましては、橋が完成してから、また私どもといろいろとお話し合いをしながら対応させていただくということで御納得をいただいているようなところでございます。また、地元の皆様のお声として、あそこに橋がかかる過程を見ながら、どうやって橋がかかるのか理解をしたであるとか、また、とても便利な位置にあるので、早くあの橋を渡りたいとか、そういったお声もいただきました。これは、私どもの成果かなと思っております。

 行きどまり道路につきましては、これは防災面として重要であるとは思っておりますけれども、費用の面であるとか、いろいろと課題がありますので、その必要性等々を検討いたしまして、基本的には行きどまり道路の解消というのは必要であると認識しておりますけれども、橋の架橋ということに関しましては、ケース・バイ・ケースということで判断をさせていただければと思っております。

 以上でございます。

○竹内中央清掃事務所長
 粗大ごみに関してでございます。

 まず、増の要因でございますが、排出の機会として考えられるところでは大掃除、それから家具の買いかえや引っ越しなどが考えられるところでございます。委員のおっしゃるとおり、住民の消費活動の活性化や、また建てかえによる住居の移動がこのところふえているのではないかなというところでございます。また、出されたごみの種類などを見ますと、衣装箱であるとか簡易な椅子、こういった比較的かさばっていて買いかえやすいようなものが多く出されているような傾向がございます。これを抑制するためには、簡単に捨てるのではなくて、リユースの方向を住民の方に考えていただけると、もっと減ってくるのかなとも思います。

 また、粗大ごみの収集は、地域によって曜日は違いますが、週に1回とさせていただいてございます。したがいまして、申し込みされた曜日によっては翌週になる、または状況によっては、さらにその次の週になるという状況でございます。これを解消するためには、収集の曜日をふやすであるとか、または収集車の増車をするということが考えられるところでございますけれども、現状におきましては、それにかかる経費であるとか、また、本区の清掃事務所の体制などを考えますと、今のところ難しいものがあるのかなとも思います。ただ、事務所の中では、いかに工夫してスピードアップを図れないか、担当の者が日々頭を悩ませているところでございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 朝潮運河の新しい桜小橋は、概要を理解いたしました。近隣の方々は、プライバシーの問題と事故等が起きないようにということを多分繰り返し区のほうにもおっしゃっておられたと思いますので、その点はくれぐれも供用開始に向けて事前の準備、また供用開始後の交通量ですとか利用状況の調査については、抜かりなくやっていただきたいというふうに思います。

 また、ごみにつきましては、粗大ごみなので、今おっしゃっていただきましたように、引っ越しの方が多いというのが多分要因なのかなと私も思ってはおるんですけれども、週に1回というお話だったんですが、日程の関係でいくと最大2週間ぐらい待つと思います。制度上やむを得ないのかなとは思いながらも、やはり2週間だと結構待つなというときもありますし、残念ながら、結構長い期間、路上等に結構大きなものが置かれてしまうようなケースというのも散見されます。それはごみを出す方のモラルの問題なんですけれども、こういったことも含めて、広く対応、スピード化と周知徹底等を進めていただきたいというふうに思います。

 質問を終わります。

○塚田委員
 私のほうから資料1、水谷橋公園の再整備につきましてお尋ねいたします。よろしくお願いします。

 私も、公園の前をよく通りまして、今の公園の状態ですと、なかなか入りにくいというか、入りたい感じに見えない。この30年の間に公園に求める機能も変わってまいりましたので、いたし方がなかったのですが、今回、再整備ということで、パースも、それから内容も明らかになってきて、だんだんいいイメージが湧いてきまして、大変楽しみというか、いいものになるようにお願いしたいと思っております。

 その点につきまして、2つほどお聞きいたします。

 1つは、資料1の別紙の整備方針に、新しい公園の項目に防災機能の充実とございますが、その中には帰宅困難者対策といった考えのスペースは含まれているのかということが1点。

 そして、もう1つ、三方を道路に囲まれた非常に特殊な場所であるということで、自動車及びその他の排気ガスなどで空気の余りよくない状態になるのかなということが想像されます。その点につきまして、何か対策等をお考えであれば、お聞かせください。

○溝口水とみどりの課長
 水谷橋公園の再整備についてでございます。

 まず、御質問いただきました1点目の帰宅困難者対策ということでございます。

 今回、こちらの公園の再整備に当たりましては、1点として、防災機能の充実ということを大きく掲げているところでございます。その中で、防災広場の整備については資料1の別紙裏面の平面図の3階を見ていただきたいと思います。3階のフロアにつきましては、上のフロアが公園になる形になりますが、園庭として利用予定です。また、こちらのフロアに防災倉庫も設ける予定でございます。災害時には園庭部分を防災広場として活用できると考えておりますので、4階の屋上公園とあわせまして、このあたりの災害時の利用方法につきましては、これから防災課とも詰めていくところですけれども、立地する場所が銀座地区でございますので、やはり帰宅困難者対策は非常に重要だと考えております。そういった観点からも、この3階の園庭、防災広場は活用できるものと考えております。

 また、2点目の自動車等の騒音、公害の問題でございますけれども、どうしても銀座というエリアで、高速道路もございますので、そういう部分はあるかと思いますが、その点は屋上公園に樹木を植えたりとかいうことで、緑地の力をかりて、できるだけ安らぎのある、環境のよい公園に整備してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○塚田委員
 御答弁ありがとうございます。

 防災の面につきましては、スペースがいろいろとある中で、今後、非常に課題となるのが、避難される方と帰宅困難者を明確に分けるということが大変大事なことであるというように認識をしております。そういう意味では、まず帰宅困難者が滞在できるスペースの確保は物すごく大事だと思いますので、そういった使い方を想定したスペースの確保をどうぞよろしくお願いいたします。

 そして、もう1点、高速道路、そして高速道路のスロープ、それからその前に道路もございます。黒い粒子であるとか、車の排気ガスが中心になりますけれども、そういった空気の公害について、これは恐らくどなたも簡単にわかるところだと思います。例えば、家庭用の空気清浄機のようなものでなくて、建物全体でビルトインされているような空気清浄機であるとか、そういったものの導入をぜひとも御検討いただければと思います。主にお子さんが利用する施設ですので、やはり親御さんからすると、なるべく環境のいいところにというような思いもありますでしょうから、なるべく空気のケアをしているというようなことをぜひとも伝えられるように考えていただければと思います。

 以上でございます。ありがとうございます。

○小栗委員
 それでは、何点か質問します。

 最初に、資料1の水谷橋公園の再整備についてです。

 この再整備の中で、認可保育所を設置するということで御報告ありましたけれども、今、保育所整備は喫緊の課題になっていて、4月の認可保育所の入所の申し込みが1,763人あった中で、内定に至らなかった人が881人ということで、大変深刻な事態になっております。立体都市公園制度を利用して公園を整備するということですので、必要な都市計画の変更などはもちろんやらなくてはいけないということで理解はいたしますけれども、もう少し早く整備ができないものかというふうに思います。その点で、手続を早めて工事着手を早めるということができないものか、その辺のお考えについて伺いたいと思います。

 次に、資料3、平成29年度中央区一般廃棄物処理実施計画の策定についてなんですが、これを見ますと、目的のところで、区内の一般廃棄物の発生を抑制し、再利用を促進するとともに適正処理を確保するためということで実施計画を策定するとなっております。主な内容として、アのごみですけれども、年間の処理量見込みが平成28年度の計画では10万6,741トンだったものを、29年度の計画としては10万9,496トンということで、2.6%ふえるという見込みを立てております。

 昨年3月に中央区一般廃棄物処理基本計画2016が策定されておりますけれども、これは、人口増などがあっても、ごみの量を減らしていこうという目的で計画されているものです。その計画から見て、年間処理量がふえる実施計画でいいのかという点が大変疑問なので、その点の御説明をいただきたいということです。

 ごみ量は、28年度の計画が10万6,741トンということになっておりますが、これは計画の数字なので、実際には平成28年度のごみ量はどのくらいだったのか、その実績がわかれば、お示しいただきたいと思います。とりあえず、お願いします。

○松岡都市整備部長
 都市整備部のほうで都市計画の手続及び設計のほうを担当しますので、私のほうからお答えをさせていただきます。

 まず、今、ここまでの段階で基本計画というものをまとめてまいりまして、ボリュームだとか都市計画の手続、どういうものが必要なのか、立体都市公園自体が初めてなものですから、いろいろなことで、そういったものを検討してまいりました。4月以降、これからですけれども、基本設計を始めていきまして、内容を精査して、その内容が固まった段階でないと都市計画手続に入れませんので、実際、この都市計画手続が7月の都市計画審議会になってしまうというところは詰まりづらいのかなというふうに思っております。それが終わらないと、建築確認だとか、そういった手続に入っていけないということがございまして、我々も課題は認識しておりますので、一生懸命考えて、一番短いものがこれだったというふうに御理解いただければと思っております。極力それ以上に努力いたしますが、ちょっと厳しい状況かと思っております。

 以上でございます。

○竹内中央清掃事務所長
 それでは、ごみの件についてお答えいたします。

 まず、一般廃棄物処理基本計画2016と今回の実施計画の関係でございますけれども、基本計画につきましては、一般廃棄物の処理に関する基本的な事項について定めるものとされております。一方、今回御報告いたしました実施計画につきましては、基本計画の実施のために必要な各年度の事業について定めるものでございまして、当然、リンクはしているところでございます。

 近年の人口増によりまして、確かにごみの量は増加しております。あくまで参考値としてお聞きいただきたいところなんですけれども、平成28年度の計画量なんですが、可燃ごみに関してお話しさせていただきますと、3万2,218トンとなっております。これは平成26年度に行いました排出実態調査によりまして、集積所に出されるごみの46%が家庭系という結果が出ておりますので、推計いたしますと、家庭系のごみが年間1万4,820トンと推定できます。それを平成28年3月1日現在の人口は14万3,757人ですので、これで除しますと、年間103キロが区民1人当たりの可燃ごみの排出量となります。一方、29年度の計画でも同様の計算をいたしますと、年間100キロになります。そういったことから、意図したわけではございませんけれども、可燃ごみに限ったものですが、結果として、28年度と29年度、区民1人当たりのごみ排出量としては約3%減という計画になってございます。基本計画では10年間で区民1人当たり19.2%削減するという目標を掲げてございます。これは不燃ごみ、粗大ごみを含めてのものでございますので、一概には言えませんけれども、今回、可燃ごみで区民1人当たり年間3%減、これは進捗としては悪くない値かというふうに認識してございます。

 それと、平成28年度のごみ排出量実績でございますけれども、こちらにつきましては、夏ごろに東京二十三区清掃一部事務組合から数値をいただけることになってございます。したがいまして、確定値として9月の委員会で報告する予定となってございます。

 以上です。

○小栗委員
 水谷橋公園については、最短の見込みで、この予定だというお話だったんですけれども、そうしますと、保育所の開設自体も平成31年10月というふうに考えればいいのか。公園の供用開始しか書いていないので、建物が供用開始になる、保育園として開設できる見込みとしてはいつごろなのかをお知らせいただきたいと思います。

 そして、一般廃棄物の関係ですけれども、家庭ごみは区民1人当たりでいえば削減になっているという説明をいただきましたけれども、人口がふえているわけですから、1人当たりが減っても全体量はふえてしまうという計算になるかもしれませんけれども、全体として排出量を抑制していこうということで基本計画がつくられており、それに基づいて各年度でどういうふうに減量していくのかということも計画的に進めながら処理量を見込んでいくということが必要だと思いますので、家庭ごみ全体も減らしていかなくてはいけないと思いますし、中央区の場合は家庭ごみに比べて事業系のごみが大変多いわけなので、事業系のごみをどういうふうに減らしていくかということも含めて、きちんと基本計画が実施できる目標を持って取り組んでいくことが必要ではないかというふうに思います。

 平成28年度の数字はまだ出ないということだったんですけれども、平成27年度でいうと、10万トンぐらいになっている数字というのは出ているんでしょうか。その点がわかれば、教えていただきたいというふうに思います。

○溝口水とみどりの課長
 水谷橋公園にできます保育園の開設時期についてでございます。

 こちらは、スケジュールのほうにも記載させていただいているとおり、平成31年10月に施設開設ということで保育所も含めての開設を予定してございます。

 以上でございます。

○竹内中央清掃事務所長
 平成27年度のごみ排出量の確定値でございます。

 こちらは、まず燃やすごみが3万2,382トン、燃やさないごみにつきましては1,470トン、そして粗大ごみについては1,322トンでございます。そして、持込ごみでございますけれども、申しわけございません、後ほどお答えさせていただきたいと思います。

○小栗委員
 水谷橋公園の保育所の件は、公園供用開始と一緒だということで理解をいたしました。

 ちょっと細かい点なんですが、資料1の別紙を見ますと、先ほど御説明があった園庭が3階に整備されると。その中に防災倉庫というのが点線で記載されていますけれども、これは園庭の中に何か建物的な、園庭としてはふだん使えないスペースになってしまうハード的なものができるのか、その点の御説明をいただきたいと思います。また、公園部分なんですけれども、私は、公園もぜひ全面禁煙にしてほしいなというふうに思っております。今、水谷橋公園などは、サラリーマンの方が昼間とか使っている状況を見ると、全面禁煙でいく予定なのか、それとも喫煙スペースみたいなものも考えていくのか、その辺のお考えについて、あわせてお伺いしたいというふうに思います。

 それと一般廃棄物の関係ですけれども、持込ごみの状況がわからないので、平成28年度に計画した数量に対して、実績としては多いのか少ないのか判断できませんが、一般廃棄物処理基本計画2016によりますと、平成26年度をこの基本計画の基準の年にしているわけですけれども、平成26年度が10万7,427トンだったという実績が数字として出ております。それが、27年度はふえたのか減ったのかわからないんですけれども、予定としては10万6,741トンと。新年度では、それをさらに上回る10万9,000トンに上げてしまうということです。そうすると、平成17年から表が出ていますけれども、せっかくごみの減量が進んできたのに、それが平成22年、5年前ぐらいの状況に逆戻りしてしまうというふうに数字としては読み取れることになってしまっています。基本計画としては、平成26年度を基準年として、平成32年、2020年には10万3,480トンに減らそうというのを目標にしております。ですから、これに向けて、全体として、人口がふえたり、事業所の活動が活発になったとしてもごみを減らしていこうというのが基本計画の目標だったはずです。

 基本計画の中では、紙類の利用率は高いものの、その他の紙類の再利用率が低いためになかなかごみが減らないとか、そういう分析も細かくして、どうやって減量を進めていくのかということも詳しく述べられております。ですから、そういうものを着実に進めていくという観点で、ごみ排出量を減らしていく計画にすべきだというふうに考えますけれども、もう一度御見解をお示しいただきたいと思います。

○溝口水とみどりの課長
 水谷橋公園の防災倉庫の件でございます。

 先ほどの資料の裏面を見ていただきまして、3階の平面図で園庭の真ん中に防災倉庫ということで記載しているんですが、防災倉庫の位置がまだ決まっていないことから、このような形で真ん中に点線で記載させていただいております。実際は、端のほうに設けるというような形で、共用設備スペースとあわせて、園庭とはまた別の区画というところで防災倉庫の配置等は考えてございます。ただ、一方で、こちらは災害時には防災広場として活用する場所でもございますので、そこら辺の動線等も考えて、配置はこれから考えるということになっております。

 なお、左下の表に3階園庭というところで約200平米と書かせていただいておりますが、この200平米というのは防災倉庫を含まない面積となっております。

 2点目の喫煙所についてでございます。

 現在、水谷橋公園は、先ほど説明させていただいたとおり、利用者層が近隣の就業者ということで喫煙所も設けさせていただいております。昨年度も2週間公園を閉じまして地質調査を実施しました。その際には喫煙所は中央通りをこのまま渡っていただいたところの京橋緑地帯、また、そのさらに先、外堀通りに向かう途中、直線で約300メーター以内に2カ所ございますので、そちらのほうを御利用いただいておりました。

 今後、建物が保育所になりますので、室内はもちろん喫煙できないというところで、公園も屋上になりますので、火の管理の問題、また、もちろん保育所のお子さんも園庭で遊ぶこともあるでしょうし、太陽の光ということになると屋上で遊ぶこともあるかと思います。また、近隣でお買い物に来たお子さんですとか、これからそういう利用も当然見込まれると考えておりますので、屋上のほうに遊具の設置も考えております。そのようなところで、現在、完全に分煙ができるスペースを設けるのが非常に難しいのではないかと考えているところでございます。このあたりにつきましては、また設計のほうで詳しく検討はしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○竹内中央清掃事務所長
 先ほどお答えできませんでした平成27年度の持込ごみの量ですけれども、申しわけございません。ただいま手元に資料がございませんので、また別の機会とさせていただきます。

 それと、ごみの減量の件ですけれども、家庭の燃えるごみに関しましては、先ほどの計算方法でいきますと、平成23年度は1人当たり124キロであったものが、24年度118キロ、25年度113キロと、大体前年度比4%ずつ減らしてきているものが、平成27年度あたりになりますと、2%ぐらいに鈍化している。この間、私どもが行ったことですと、例えばリサイクル、資源としての収集の品目をふやしてございます。例えば、スプレー缶であるとか、カセットコンロのガスボンベ、また小型家電など、以前でしたら燃えないごみとして出していただいたものを資源物として収集するというような取り組みを行ってきているところでございます。家庭ごみにつきましては、そういった取り組みがかなり進んでいると。今後さらに減らすためには、新たな資源物、燃やさないものの資源物としての回収品目をふやしていくというのが有効な方法と思われます。

 また、区全体のごみ量で考えますと、確かに中央区のごみは90%が事業所から排出されるものというふうに言われてございます。各企業には、床面積1,000平米以上を超える建築物では、区のほうでたびたび立入検査を行いまして、再利用率を高めるための指導をしてございます。新聞とか雑誌につきましては、再利用できるというのがかなり皆さんに浸透しているんですけれども、例えばたばこのパッケージであるとか、ちょっとしたメモに使った後のごみ、こういったものもある程度の大きさがあれば立派に雑紙として再利用することができるものですので、そういったものの周知を図っていきたいと考えています。また、もう一つ大事なのは、雑紙を再利用にストックして集積所に持ち込むというのは煩わしいものでございますので、そういったところの意識啓発をもっとしていくのが今後のごみの減量に必要なものではないのかなと考えているところでございます。

 以上です。

○小栗委員
 今御説明あったように、いろいろ立入調査もして再利用を促す努力もされているということはわかりますけれども、そういう中で、特に資料3の裏面にも書いてあるように、一般廃棄物の発生抑制の方策に関する事項をいろいろ進めていくということも含めて、やはりごみはふえますという見込みにならざるを得ないのか、これをもっと強力に進めて、ごみの発生処理量を減らしていく見込みを立てて、そういう減量の方向でやっていくという目標にならないのか、その点について、もう一度御答弁をいただきたいと思います。

 それと、資料4の関係で、3カ所で行われたまちづくり協議会の内容です。

 詳しい議事要旨は勝どき・豊海地区のものしか出ていないということで御説明を先ほどいただきましたけれども、これを見ますと、豊海地区の市街地再開発計画については、3月下旬に説明会を開催するという記述があります。これにはどのくらいの方が見えたのか、その点を確認させていただきたいと思います。

○竹内中央清掃事務所長
 ただいま、一定の御理解をいただきながらも、この計画ではもっとごみの排出量を減らせるものにならないかとのことでございますけれども、本日御報告させていただきました実施計画につきましては、平成29年度単年度のものでございます。長期的には、10年計画で5年ごとに見直しをする一般廃棄物処理基本計画のほうで長期的なごみ減量についての方策をまとめるというところでございますので、次回改定のときにはもっと強力にこの計画の目標値を定めるとともに、それまでの間、例えば事業所への指導を強化するであるとか、我々としてもできることを進めてまいりたいと思います。

○栗村副参事(都市計画事業・特命担当)
 勝どき・豊海地区のまちづくり協議会の中でありました都市計画説明会の人数でございますが、27名の参加がありました。

 以上でございます。

○小栗委員
 一般廃棄物処理実施計画自体については、やはり基本計画に基づいて、その目標値に近づけるために毎年の実施計画でごみを減量する方向で計画を立てていくということが必要だと私は思いますので、10年スパンでそのうち減るけれども、ことしはふえますみたいな計画では、やはりまずいと思いますので、その点はもう一度きちんと減量の目標を立てたものに見直すべきではないかという点を指摘させていただきたいと思います。

 それと、まちづくり協議会の関係で、説明会には27名が参加されたということでしたが、まちづくり協議会の中で議論されている問題というのは大変重要な問題ですし、地域全体にもかかわる、また、その地域だけでなくて周り全体のまちづくりにも関連する内容がいろいろ含まれているわけです。まちづくり協議会の構成員の方は限られているし、オブザーバーで参加はできますけれども、やはり地域全体、そこにかかわる方の意見を集めたり、まちづくり協議会で審議されている内容をどういうふうに地域全体にお知らせしていくかということがとても重要だというふうに考えます。この内容を地域全体のものにしていく、意見などもどんどん寄せてもらうことについては、どういうふうにされているのかお伺いしたいと思います。

○菅沼地域整備課長
 まちづくり協議会の運営等についてのお尋ねでございます。

 実際、晴海であったり、月島であったり、開発が動向している中で、委員御指摘の部分につきましての、区民の声を幅広くとか、より効果的な運営という視点につきましては、我々も日々検討しているところでございます。実態的には、例えば晴海を例に申し上げますと、実際、構成員等の拡充をこれまでもしてきた部分につきましては、晴海のまちづくり協議会そのもので、きちんと委員皆様方の意思を御確認しながら、御承認をしていただき、その人数の拡充といったところの取り組みもしてございます。また、ここ最近ではございますけれども、我々はホームページ等の活用によって、まちづくり協議会の議題そのものも、ホームページ上にアップする取り組みをしてございます。

 ただ、いずれにしましても、そういった取り組みにとどまらず、実態的な協議型のまちづくりを我々区のまちづくり部隊はやっているところでございますけれども、それがより効果的に区民の皆様方に広く知れ渡ったり、浸透するといった取り組みを今後検討していきたいと考えているところでございます。

 以上です。

○小栗委員
 協議型のまちづくりというお話がありましたけれども、ぜひいろいろな意見を反映させてまちづくりに生かしていく、そういう中で、まちづくり協議会の内容も生かしていける取り組みをさらに進めていただきたいということを要望して、質問を終わります。ありがとうございました。

○松川委員
 私のほうからは、資料1についてお尋ねいたします。

 今回、水谷橋公園を使った保育所をつくるということは非常に画期的なことではないかと思いますし、今回出てまいりましたイメージパースを見ますと、緑に囲まれた大変人の目を引く建物ではないかと思います。実際、私もこの辺を通っていますと、ここは高速道路の横といっても、ここの利用者の方々はきちんととめられて無謀に飛び出ることもないので、交通の面に関しましては、ここは高速道路に近いながらも、安全性の確保が一定程度できるのではないかというふうに思います。

 1点、確認になるんですけれども、今回、この計画でございますと、資料1の別紙裏面を見ますと、高速道路の車の目線のところが3階部分になるかと思います。先ほど前委員への御答弁で、防災倉庫ですとかの配置はまだきちんと決まっていないということでございました。ここの場所を園庭に利用するということですと、あそこの高速道路は交通量もそんなに多くはないかと思うのですが、実際に園児の方々がそこで遊んでいる姿などがちょうど同じ目線にあると、そちらのほうに目がいってしまって、事故を誘発したりですとか、園児の方々も珍しい車などが通ると手を振ったり、こっちに気づいてほしいというような行動をする可能性があるのではないかというふうに思われるところがあります。そういったところで、高速道路の自動車に対する目線の対策などについてお考えになっているところはありますでしょうか。お願いいたします。

○溝口水とみどりの課長
 委員おっしゃるとおり、お子さんたちと自動車を運転されている方たちの目線がという点でございますけれども、こちらは3階に園庭がありますので、北側が高速道路とちょうど同じラインになるような形になっております。裏面の平面図の3階部分を見ていただきますと、上のほうが北側、高速道路に面する位置になりますが、今のところはそちらのほうに共用設備スペースを配置する予定で、そこで目隠しはされますので、現在の基本計画の段階では、そのようなことがないように検討しております。今後、設計を詰めていく中でも、そのような点に配慮しながら、全施設につきましても適正な配置をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 共用設備スペースの部分は、ほぼこのまま確定ということで、これであれば、確かに御答弁いただいたとおり問題ないかと思いますので、安心いたしました。

 また、高速道路ということでございますので、屋上公園などから、例えば心ない一部の方々がごみですとか何かをいたずらで投げるといったことが起こる可能性もございますので、北側のほうに高いフェンスですとか、そういったものにつきましても、きちんとした対策をとって、非常に珍しい設備でございますので、やはり皆様からも注目されやすいところであり、本区の保育の施設、そして公園の施設としてのシンボルにもなるものだと思いますので、しっかりとした形で計画を実行していっていただきたいということを要望して、質問を終わります。

○中島委員長
 では、理事者報告に対しての質疑を終了いたします。

 続きまして、議題、環境保全及び建設行政の調査について質問のある方は発言を願います。

○塚田委員
 それでは、私から1点お尋ねいたします。

 江東区清澄になりますが、先週末に、隅田川の清洲橋の下流といいますか、下側に、LYURO東京清澄という宿泊施設がオープンしました。この施設は、社会実験であります川テラス、いわゆるかみそり堤防の上に川床をつくって、川を眺めながら飲食をしたりというような施設でございます。これにつきまして、どのようなお考えをお持ちでしょうか。

○溝口水とみどりの課長
 こちらの川テラスにつきましては、河川の敷地の使用に関する規制を限定緩和しまして、特例占用でやっているものでございます。こちらは、東京都のほうでも水辺がさらに魅力向上と地域の活性化に生きるようにということで、社会実験として出店事業者を募集しまして、このたび、事業者が開設した事業になっておりますが、隅田川に近づけ、水辺を憩いの場としてさらに活用できるという点では非常に評価をしているところでございます。

 以上でございます。

○塚田委員
 御答弁ありがとうございます。

 日本橋川ですと、3年前に某飲食施設として川テラスを利用した第1号ですかね。それが昨年夏以降、台東区でも幾つかオープンしております。そして、古くは6年前ですか、両国橋のたもと、両国橋桟敷でしたか、あれもありましたけれども、やはり川に向かって、かみそり堤防の上に滞在できるスペースができると、すごく視界が開けて、ほかでは味わえない物すごい解放感、そして夏でも川を渡る風というのは非常に涼しくて、これにしかない機能というか、癒やし効果であるとか、非常に水辺の楽しみ方としては今までにないものだなという実感を抱いております。

 そういう意味では、今まで東京都の実験としては、飲食スペースであるとか、そういったものでの規制緩和というところにかなり特化しているわけですけれども、例えばこれを、公園というとまた言い方が違うんですが、例えば今回つくられたホテルが非常に参考になるのは、時間は限定されますけれども、一般の方が飲み食いしなくてもそこに出入りできる。つまり、川テラスだけとってみますと、堤防の上に小さなスペースがある。本区におきましては、新しい公園をつくるようなスペースもなかなかない中で、区民の皆様が水辺で過ごしていただけるスペースが何かできるのではないかと。これはまだまだいろいろクリアしなければならないことも多いと思うんですが、そのような考えについて、いかがお考えでしょうか。

○溝口水とみどりの課長
 川テラスについてでございますけれども、委員から先ほど御紹介ありましたとおり、東京都のほうで、浅草と深川の2カ所につきまして事業者を募集したところでございます。東京都のほうも、非常に場所を限定するといいますか、やはり川テラスをつくるためには、それなりに堤防から河川の、ちょうど管理用通路があるんですが、その上を覆ってテラスにするというような形になりますので、川に面している建物と一体的というか、そこの方たちの御理解と地域の御理解が必要になるというところで、非常に場所が限定されてしまうものなのかなと考えております。

 中央区側の隅田川で考えた場合、ちょうど2階になりますので、どうしても1階が暗く囲われてしまうようになるものですから、そのようなテラスをつくるということは、ある一定のエリアの皆さん、地権者の方たちがそういうものをつくろうということでないと、なかなか難しいのかなと思っております。

 片や、水辺というのは非常に貴重なものでございますので、今、私どもも東京都といろいろ協力、連携を図りまして、隅田川テラス、再開発の際にはスーパー堤防化もしておりまして、ことしの3月に、湊二丁目の再開発にあわせまして、スーパー堤防化をして、湊公園からスロープでテラス、川のすぐそばまでおりられるような形に整備をしたところでございます。私どもは、水辺に近づけるということで、隅田川のテラスの連続性ですとか、そういったところにまずは力を入れていきたいと考えております。

 以上でございます。

○塚田委員
 御答弁ありがとうございます。

 隅田川につきましては、スーパー堤防化がどんどん進んで、災害があったとき、津波の問題などもクリアされるので、あれは本区の中の河川としましては大変大きな幅のある川でございます。一方で、日本橋川、それから朝潮運河、亀島川等におきましては、かみそり堤防ともまた少し違いますけれども、非常に無味乾燥な外観の、おもしろみのない堤防が続いている部分もございます。当然、地域の皆様の御理解があっての上で成り立つものですけれども、やはり水の都中央区を標榜する本区としましては、スーパー堤防とまた違うアプローチでの遊水施設というか、川を眺められる、非常に心が安らぐような施設になるかと思いますので、ぜひとも飲食のスペースに限らずに、皆様がいつでも遊びに行ける憩いのスペースになるようなものを検討していただければという思いでございます。

 これをお願いしまして、質問を終わらせていただきます。

○中島委員長
  では、議題、環境保全及び建設行政の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 以上をもちまして、環境建設委員会を閉会いたします。

 大変御苦労さまでした。

(午後2時53分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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