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平成29年第二回定例会会議録(第4日 6月21日)

1.会期

九日(第四日)

六月二十一日(水曜日)

2.開議並びに閉会

午後二時開議

午後二時三十分閉会

3.出席議員

(二十九名)

一番 渡部 恵子議員

二番 山本 理恵議員

三番 海老原 崇智議員

四番 佐藤 敦子議員

五番 塚田 秀伸議員

六番 田中 耕太郎議員

七番 小坂 和輝議員

八番 松川 たけゆき議員

九番 加藤 博司議員

十番 奥村 暁子議員

十一番 原田 賢一議員

十二番 富永 一議員

十三番 瓜生 正高議員

十四番 染谷 眞人議員

十五番 石田 英朗議員

十六番 堀田 弥生議員

十七番 青木 かの議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 志村 孝美議員

二十一番 礒野 忠議員

二十二番 押田 まり子議員

二十三番 鈴木 久雄議員

二十四番 木村 克一議員

二十五番 中嶋 ひろあき議員

二十六番 石島 秀起議員

二十七番 墨谷 浩一議員

二十八番 田中 広一議員

二十九番 中島 賢治議員

三十番 渡部 博年議員

4.出席説明員

区長 矢田 美英君

副区長 齊藤 進君

副区長 吉田 不曇君

教育長 島田 勝敏君

企画部長 平林 治樹君

総務部長 田中武君

防災危機管理室長 林 秀哉君

区民部長 長嶋 育夫君

福祉保健部長 黒川眞君

高齢者施策推進室長 古田島 幹雄君

保健所長 中橋 猛君

環境土木部長 望月 秀彦君

都市整備部長 松岡 広亮君

会計管理者 坂田 直昭君

教育委員会事務局次長 浅沼 孝一郎君

監査事務局長 高橋 和義君

企画部参事(政策企画課長事務取扱) 濱田徹君

財政課長 大久保 稔君

広報課長 園田 典子君

総務課長 吉原 利明君

5.議会局出席職員

議会局長 田野 則雄君

庶務係長 荻原 雅彦君

議事係長 一瀬 知之君

調査係長 東 雅之君

書記 鎌田 智之君

6.議事日程

日程第一
諸般の報告

日程第二
請願第三号 「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」を中止したうえで、地域コミュニティーを守る月島再生の検討を求める請願

日程第三
議案第二十六号 中央区基本構想
議案第二十七号 平成二十九年度中央区一般会計補正予算
議案第二十九号 中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第三十号 災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例
議案第三十四号 中央区防災行政無線デジタル化工事請負契約
議案第三十五号 中央区立つくだ保育園大規模改修工事(建築工事)請負契約
議案第三十六号 中央区立つくだ保育園大規模改修工事(機械設備工事)請負契約
議案第三十七号 中央区立子ども発達支援センター(仮称)整備工事(建築工事)請負契約
議案第三十八号 中央区立特別養護老人ホームマイホーム新川大規模改修工事(建築工事)請負契約
議案第三十九号 中央区立特別養護老人ホームマイホーム新川大規模改修工事(機械設備工事)請負契約
議案第四十号 中央区立特別養護老人ホームマイホーム新川大規模改修工事(電気設備工事)請負契約
議案第四十一号 中央区立阪本小学校校舎等撤去工事請負契約
議案第四十二号 昭和通り銀座歩道橋昇降施設改修工事請負契約の一部変更について
議案第四十三号 歩行者専用橋取付護岸等整備工事請負契約の一部変更について(六月十五日 企画総務委員会付託に続いて)

日程第四
議案第二十八号 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
議案第三十一号 中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例
議案第三十二号 中央区子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例
議案第三十三号 中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例(六月十五日 福祉保健委員会付託に続いて)

日程第五
議案第四十四号 特別区道の路線の変更について(六月十五日 環境建設委員会付託に続いて)

日程第六
議会閉会中の継続審査


午後二時 開議

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまより、本日の会議を開きます。


○議長(礒野 忠議員)
 これより本日の日程に入ります。

 日程第一、「諸般の報告」を行います。

〔田野議会局長朗読〕


七、委員会報告書(企画総務委員会)

八、委員会報告書(福祉保健委員会)

九、委員会報告書(環境建設委員会)


○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第二を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第二

 請願第三号 「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」を中止したうえで、地域コミュニティーを守る月島再生の検討を求める請願


○二十三番(鈴木久雄議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 ただいま上程されました請願第三号は、内容の朗読を省略し、環境建設委員会に付託されるよう、お諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 ただいま提出されました動議は、賛成者がありますので、成立いたしました。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、ただいまの動議のごとく決します。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第三を議題といたします。


日程第三

 議案第二十六号 中央区基本構想

 議案第二十七号 平成二十九年度中央区一般会計補正予算

 議案第二十九号 中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例

 議案第三十号 災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例

 議案第三十四号 中央区防災行政無線デジタル化工事請負契約

 議案第三十五号 中央区立つくだ保育園大規模改修工事(建築工事)請負契約

 議案第三十六号 中央区立つくだ保育園大規模改修工事(機械設備工事)請負契約

 議案第三十七号 中央区立子ども発達支援センター(仮称)整備工事(建築工事)請負契約

 議案第三十八号 中央区立特別養護老人ホームマイホーム新川大規模改修工事(建築工事)請負契約

 議案第三十九号 中央区立特別養護老人ホームマイホーム新川大規模改修工事(機械設備工事)請負契約

 議案第四十号 中央区立特別養護老人ホームマイホーム新川大規模改修工事(電気設備工事)請負契約

 議案第四十一号 中央区立阪本小学校校舎等撤去工事請負契約

 議案第四十二号 昭和通り銀座歩道橋昇降施設改修工事請負契約の一部変更について

 議案第四十三号 歩行者専用橋取付護岸等整備工事請負契約の一部変更について

         (六月十五日 企画総務委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を押田委員長より願います。

〔二十二番 押田まり子議員登壇〕

○二十二番(押田まり子議員)
 ただいまより、去る六月十五日の本会議において本委員会に付託を受けました議案第二十六号「中央区基本構想」、議案第二十七号「平成二十九年度中央区一般会計補正予算」、議案第二十九号「中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第三十号「災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例」、議案第三十四号「中央区防災行政無線デジタル化工事請負契約」、議案第三十五号及び議案第三十六号の「中央区立つくだ保育園大規模改修工事(建築工事)及び(機械設備工事)請負契約」、議案第三十七号「中央区立子ども発達支援センター(仮称)整備工事(建築工事)請負契約」、議案第三十八号から議案第四十号までの「中央区立特別養護老人ホームマイホーム新川大規模改修工事(建築工事)、(機械設備工事)及び(電気設備工事)請負契約」、議案第四十一号「中央区立阪本小学校校舎等撤去工事請負契約」、議案第四十二号「昭和通り銀座歩道橋昇降施設改修工事請負契約の一部変更について」、議案第四十三号「歩行者専用橋取付護岸等整備工事請負契約の一部変更について」につきまして、審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 今回の一般会計予算の補正につきましては、歩行者専用橋の整備において、運河から掘り出した土砂の処分方法の変更に要する経費の計上により、一億七千十二万三千円を追加し、予算総額を九百五十四億九千百八十三万六千円に補正するものであります。

 付託を受けました議案の審査に当たり、本委員会は六月十六日に開会し、初めに、理事者より一般会計補正予算について説明を受けるとともに、中央区基本構想を除く各議案についてもあわせて説明を受け、一括して質疑を行い、その後、理事者より中央区基本構想について説明を受け、質疑を行いました。

 審議終了後、全ての議案について、それぞれ起立により採決をいたしましたところ、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本委員会の決定のとおり御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第二十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第二十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第二十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第二十九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第三十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第三十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第三十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第三十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第三十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第三十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第三十九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第四十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第四十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第四十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第四十三号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第四を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第四

 議案第二十八号 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例

 議案第三十一号 中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例

 議案第三十二号 中央区子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例

 議案第三十三号 中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例

         (六月十五日 福祉保健委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、福祉保健委員会の報告を瓜生委員長より願います。

〔十三番 瓜生正高議員登壇〕

○十三番(瓜生正高議員)
 ただいまより、去る六月十五日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、六月二十日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。

 まず、議案第二十八号「中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、小栗委員から、次のような意見がありました。

 議案第二十八号「中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」について反対意見を述べます。

 本条例案は、精神通院医療費の助成に関する事務及び結核患者の医療費助成に関する事務が都条例の施行により個人番号を利用する事務とされたことに伴い、区において庁内連携により申請に必要な課税証明書の提出を省略することで、区民の負担軽減を図るとしています。

 これによって、精神通院医療費や結核患者の医療費助成にかかわって、本人や扶養義務者の所得など地方税の情報や、生活保護に関する情報、中国残留邦人等支援給付の支給に関する特定個人情報が一元的に管理されることになります。

 行政手続における特定の個人を識別するための番号、いわゆるマイナンバー制度は、徴税強化と社会保障給付抑制を目的に、国が国民の情報を厳格に掌握することを狙った仕組みです。個人情報がマイナンバー制度によって一元的に管理され利用されることは、行政事務にとっては効率性が高まりますが、憲法の人権保障にかかわる個人情報が集積され、一たび流出したり悪用されたりすれば、甚大なプライバシー侵害やなりすましなどの犯罪の危険性を飛躍的に高めることになります。

 マイナンバー制度が本格的に始まってから一年以上経過しているのに、圧倒的多数の国民に制度が認知されず、普及は立ちおくれています。通知カードを受け取っていない人は全国で百万人以上いると見られ、中央区でも届いていない通知カードが四千弱あるとのことです。また、全国で一千件単位でマイナンバー情報が漏れた自治体があったと言われています。

 本年五月、全国の自治体がマイナンバーカードの発行業務・データ保存を委託している地方公共団体情報システム機構から、マイナンバーカードの申し込みに使う個人情報と顔写真データが、警察の求めに応じ提供され、捜査に利用されていることが明らかになりました。マイナンバーカード情報と警察捜査がリンクすると、恐ろしい監視社会になる危険性があります。

 マイナンバーカードの申請も頭打ちで、五月時点のカード保持者は全国で対象者の九%、中央区では一一・八%とのことです。国民が、政府の言う利便性を感じるどころか、情報の漏えいや国による個人情報の管理強化に根強い不信と危険を抱くのも当然です。

 マイナンバーカードを交付する際のシステム障害も相次いでいます。個人情報を守るために、制度の検証と見直しを行い、不要で危ういマイナンバー制度の仕組みをやめるべきです。

 日本共産党中央区議会議員団は、マイナンバー制度の法律に基づく条例制定に反対し、その適用を拡大する条例改正にも反対してきました。本議案も、精神通院医療費助成や結核患者の医療費助成を利用する本人や扶養義務者に適用を拡大するものであり、賛成できません。

 以上の理由により、日本共産党中央区議会議員団は議案第二十八号に反対します。

 小栗委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第三十一号「中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例」、議案第三十二号「中央区子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例」、議案第三十三号「中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例」、以上三議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第二十八号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第四、議案第二十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十三号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第五を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第五

 議案第四十四号 特別区道の路線の変更について

         (六月十五日 環境建設委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、環境建設委員会の報告を染谷委員長より願います。

〔十四番 染谷眞人議員登壇〕

○十四番(染谷眞人議員)
 ただいまより、去る六月十五日の本会議において本委員会に付託を受けました議案第四十四号「特別区道の路線の変更について」につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、六月十九日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 本議案につきましては、志村委員から、次のような意見がありました。

 議案第四十四号「特別区道の路線の変更について」に対する反対意見を述べます。

 本議案は、八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴い、特別区道の路線を変更する必要があるために提出されたものです。

 八重洲二丁目北地区については、二○一五年七月二十七日の中央区都市計画審議会において、八重洲一丁目六地区とともに審議され、私は、二十八項目にわたって質問しました。この質疑応答を受けて、区計審の会長を務める陣内氏は、丸の内側と違って、やっぱり八重洲側は歴史があるまちなわけで、営みがあり、コミュニティがあると。だから、そことの関係をうまく調整しながら進める必要があるだろうし、とりわけ小学校が入っているということもありまして、従来にない大きな問題も抱えている中で、よりよい方向に進んでいければと思うと感想を述べました。

 二○一五年六月に開かれた築地等まちづくり及び地域活性化対策特別委員会で、私は、これまでの八重洲の歴史とか、また城東小学校の歴史とか文化を継承するまちづくりが破壊されてしまう。地域の資源を壊してしまえば、歴史はもうやり直せない。そういうことを今やろうとしていると批判しました。

 城東小学校敷地は、八重洲二丁目北地区A1街区の三割を占めます。区は、区民共有の財産であるこの学校敷地を提供するとともに、今回、やはり区民の財産である区道の変更を行うなどして、二百四十五メートルの超高層オフィスビル実現のために力を注いでいます。

 また、この事業は、学校敷地の民間提供及び学校施設と教育環境の大きな変化を伴う重大な問題があるにもかかわらず、事業検討の当初から参加すべき教育委員会が軽視されていることが、区計審の質疑で明らかになりました。国際競争力を高める都市機能の導入としての国際水準のホテルや、ビジネス拠点と連携した交流施設のために、学校施設や子供たちを犠牲にしていいのかが問われる事態です。国家戦略特区のもとで、教育よりもビジネスを優先するまちづくり先行の中でつくられたこの計画を認めるわけにはいきません。

 本事業によって、城東小学校及び八重洲のまちの歴史と文化が破壊されるとともに、省エネシステムを導入するとはいえ、膨大な地球温暖化ガスを排出し続け、周辺に悪影響を及ぼす風害、ヒートアイランド、日影被害などの環境問題を深刻化させるのは必至です。

 このような問題がある八重洲二丁目北地区開発計画は、次のことを裏づけています。

 それは、中央区が中央区基本構想で示した先進的なスマートシティの実現など最先端都市モデルの構築という中身が、都のスマートシティ構想で示された日本経済を牽引する国際金融・経済都市を目指すことであること。さらに、国家戦略特区制度を徹底的に活用し、国際ビジネス環境や外国人の生活環境の整備を進めることや公有地を活用した拠点づくりを進めることなどで、アジア・ナンバーワンの国際金融都市を実現させるという都の構想と歩調を合わせたものであること。そして、これらは東京一極集中のまちづくり、大企業に奉仕するまちづくりであり、国や都の上位計画に忠実に従うまちづくりであることという点です。

 今回提案されている特別区道の路線の変更は、このような八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業を進めるためのものであり、認めるわけにはいきません。

 以上の理由により、日本共産党区議団は、議案第四十四号「特別区道の路線の変更について」に反対します。

 志村委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 議案第四十四号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第四十四号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第六、「議会閉会中の継続審査」について。

 ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件及び請願について、議会閉会中の継続審査の申し出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。

〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕

○議長(礒野 忠議員)
 お諮りいたします。本件の申し出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、本件の申し出をそれぞれ承認することに決しました。


○二十三番(鈴木久雄議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 今期定例会に提出されました案件は、全て終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。


○議長(礒野 忠議員)
 ここで矢田区長より挨拶があります。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 区議会終了に当たり、一言御挨拶申し上げます。

 去る六月十三日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定をいただき、まことにありがとうございます。

 この間、基本構想のほか、条例等の案件につきましては、各所管の常任委員会にその審査を付託され、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。

 今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、御挨拶といたします。

 まことにありがとうございました。

○議長(礒野 忠議員)
 挨拶を終わります。


○議長(礒野 忠議員)
 これをもって、平成二十九年第二回中央区議会定例会を閉会いたします。

     午後二時三十分 閉会


署名議員
議長 礒野 忠
議員 小坂 和輝
議員 中嶋 ひろあき

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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