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平成29年 築地等地域活性化対策特別委員会(9月20日)

1.開会日時

平成29年9月20日(水)

午後1時30分 開会

午後1時52分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 木村 克一    

副委員長 志村 孝美    

委員 染谷 眞人    

委員 瓜生 正高

委員 田中 広一

委員 青木 かの

委員 渡部 博年

議長 礒野 忠

4.出席説明員

(18人)

齊藤副区長            

吉田副区長            

平林企画部長           

濱田政策企画課長(参事)     

松永副参事(都心再生・計画担当) 

長嶋区民部長           

石川区民生活課長         

眞下地域振興課長         

生島文化・生涯学習課長   

小林スポーツ課長

田中商工観光課長

来島日本橋特別出張所長

望月環境土木部長

遠藤環境政策課長(参事)

松岡都市整備部長

斎藤都市計画課長

菅沼地域整備課長

栗村副参事(都市計画事業・特命担当)

5.議会局職員

田野議会局長

一瀬議事係長

桝谷書記

鎌田書記

6.議題

  • 新しい築地等まちづくり及び観光・地域振興等に関すること

(午後1時30分 開会)

○木村委員長
 ただいまより築地等地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で区民生活課長、スポーツ課長及び日本橋特別出張所長が出席いたしますので、御了承願います。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分に果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えております。

 なお、内容につきましては、第三回定例会での委員長報告で報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願い申し上げます。

 初めに、理事者報告を願います。

○長嶋区民部長

 1 区民施設等の指定管理者の評価結果について(資料1)

○松岡都市整備部長

 2 市場移転及び東京2020大会にかかる要望書の提出について(資料2)

 3 地区計画の改定について(資料3)

 4 築地場外市場の火災における被災店舗への支援について(資料4)

以上4件報告

○木村委員長
 それでは、発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は午後1時51分です。自民党53分、公明党さん31分、日本共産党さん31分、改革2020さん31分、中央区民クラブさん31分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○青木委員
 それでは、私からは市場移転についての要望書についてと、議題といたしまして、ちょうどきのう発表されました選手村地区エネルギー事業についてお尋ねしてまいりたいと思います。

 まずは、要望書についてです。

 私も、とにかく区一体となって一日も早く移転という内容については賛成です。一日も早く東京都には実現していただきたい、そして時期についても明らかにしてほしいという思いを持っております。

 9月13日に、まず東京都は江東区議会において、直接東京都の職員の方が区議会に参加しまして、質疑応答しております。かなり突っ込んだ質疑もなされたようです。プラス、要望については直接小池都知事に伝えますということで、このようなことが9月13日に行われております。一方、中央区においても、今回このような要望書を出すわけですが、先日、新しい豊洲市場に行っての視察はありましたけれども、質疑応答はない。そのかわり、途中途中でどんどん質問してくださいということでしたので、新しい市場についてはいろいろと質問をし、中身の濃い視察であったと思いますが、全体的な市場移転ということについての意見をお聞きすることができませんでした。

 そこで、1つの理由として、今私が懸念していますことは、小島座長がきのう辞職なさったそうですが、小島座長がプライベートに、この点はこの前、都議会におきまして質問が出たときに、小池知事は、あれは小島座長のプライベートな、勝手にやった勉強会であるというふうに逃げていらっしゃいましたが、この勉強会において、中央区としては、かなりかき回されたと言ってはなんですが、やはり再整備が可能なのではないかという機運が一部の皆さんに出てきていることも事実だと思います。その中で、江東区は千客万来施設も含めて一日も早い市場の移転ということ、会派によって安全宣言の有無などの多少の違いはありますが、一丸となって、とにかく移転と千客万来施設ということに固まっているのに対し、中央区においては、本当にこの要望書のように一体となって進めていくことができるか。

 これは要望書を出すということが一つの結果にはなっておりますので、この要望書プラス、もっと強く東京都に訴えていく方法があるのでしたら、要望書とともに、そのことについてお尋ねしたいと思います。まずはその1点、お願いします。

○平林企画部長
 今回、昨年8月の築地市場の移転の休止から、6月20日に小池知事のもと、築地は守る、豊洲は生かすという方針が出されたわけでございます。ただ、これは、ある意味、何だか具体性がないということで、委員言われたように築地に関する移転の日付もいまだ詳細が示されていない。これを一つ一つ我々としては問題としながらも、すぐにこれを回答しなさいということも含めて、こういうところに問題がありますよ、それから、これをクリアしないと、こういった問題が起きてきます、また中央区にとっての生活動線である交通問題に重要な影響を与えるんですということを一つ一つ項目に出して言うことに意味があるんだろうというふうに考えてございます。

 今般、区議会との調整も含めますけれども、地元の皆様方からも御意見をいただき、関連のまちづくり協議会、3つの協議会にお諮りをし、御意見を聞きながら、中にはもっと強いトーンで言ったほうがいいのではないかといった御意見もいただきましたし、また要望書という形ではなくて直接知事とお話しされたらいかがですかというような御意見もいただきました。ただ、これは実務的にも進めなければいけない点もございますし、しっかりとした要望で、私どもは東京都に対し、申すことを申し上げていきたいというふうに考えているところでございます。

○青木委員
 ありがとうございました。特に、最後におっしゃったBRT、環状2号線などの交通問題の解決は本当に一日も早く実現できますよう、今後とも東京都との調整をよろしくお願いいたします。

 それでは、選手村地区エネルギー事業が昨日発表され、東京都のホームページでももう公表されているようですが、この事業自体は東京都の事業ですので、中央区に関することについて2つお聞きしたいと思います。

 まず、この事業は公募型プロポーザル方式をとっておりますが、きのう発表されたものを見ますと、東京ガス株式会社があくまでも代表者であり、JXTGエネルギー株式会社、パナソニック株式会社、株式会社東芝、この4社の、今回、JVという言い方はしていないようですが、1つのグループという言い方がされております。公募型であったにもかかわらず、提案書が出されたのがこの1つのグループだけであり、東京ガスを代表者とするグループに決まっております。

 この中で、審査の経緯が書いてありますが、審査委員会の中に中央区の望月環境土木部長が入っていらっしゃいますので、どういう過程でこの1つのグループに決まったのかということを簡単に教えていただければと思います。まずは1つ目、お願いします。

○望月環境土木部長
 審査の内容等については、明らかにできるお話ではございませんので、簡単に経緯ということで申しますと、東京都のほうでエネルギー事業者を公募されまして、応募されたのがこの1つのグループだけであったということでございます。また、応募されたグループが、今回の都の基準に適合するかどうか、要はそれだけのものができるかどうかということで審査のほうも行われたということでございます。グループがほかにあれば、そういった部分のお話もあるんでしょうが、今回はそういった中で、適格であるかどうかを含めて審査をしたということになっております。

 以上でございます。

○青木委員
 オリンピックに関しましては、公募型プロポーザル方式であっても、ジョイントベンチャーですとか、1つの者ということで決定することが多いように感じておりますが、これは、それだけこれが大変な事業であるという考え方でよろしいでしょうか。大変な事業であるので、これを出すのもなかなか難しいという考え方でよろしいですか。

○望月環境土木部長
 あくまでもプロポーザルということで、応募をするかどうかというのは相手の事業者のほうのお話ですので、その点でどうかというのはありますが、やはりそれぞれの分野というのがございますので、そういった中でグループを組まれて、今回応募されたというふうなところだろうかと思っております。

 以上です。

○青木委員
 わかりました。

 この場で質問したのも、タイトルは選手村エネルギー事業となっておりますが、定期借地権が終了するのが平成52年となっておりますので、当然、このエネルギー、例えば水素のパイプラインとかを、オリンピックが終わったから除外するわけではなく、そのまま再開発として中央区が利用し、晴海のまちづくりに利用されていくわけですので、そういった意味で、この委員会の中で質問させていただいております。

 それでは、もう一つ、今申し上げたように、この事業は、東京都の事業でありますが、その後、再開発されまして、この水素エネルギーを使うのは中央区民であります。きのう出されました地区エネルギー事業の資料を読み込んだんですが、先ほどの審査委員の中に中央区の環境土木部長が入っていらっしゃる以外には、中央区とか地元区という言葉が出てきません。

 そこで、この事業が始まってから、中央区として、まちづくりとして、どの程度関与できるのか。市場移転の二の舞にならないように、最初から中央区としての、あるいは未来の住民としての意見をどの程度関与させることができるのか、お聞かせください。

○望月環境土木部長
 オリンピックの際には、ショールームということで水素の活用等の普及啓発、PR等がされるということだと思っております。また、オリンピック後ということについても、エネルギー業者の提案の中では、協議会のようなものを設けて、そういった検討もされるというふうに御提案されていたところもございますので、そういった中で、区という形でのかかわりは出てくるかとは思っております。そういった中で御要望というお話は出てくるかと思っております。

 ただ、民間の事業者ですので、その後についても、事業として判断できるということで継続をされていくお話でございますので、そういった中でも、協議会で皆様の意見がどういう形になろうかと。当然、区も参加するお話はあろうかと思っていますので、そういった中で、いろいろお話をさせていただければと思っております。

 以上です。

○青木委員
 わかりました。水素エネルギー、そして燃料電池車の問題も含まれております。これからのまちづくりに大変大きな影響を与える内容ですので、協議会の中でしっかりと中央区の、そして区民の皆さんの意見も反映されるように希望いたします。

 以上です。

○渡部(博)委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 要望書の関係については、今、議会と調整中であるということで、議会と調整した後、議長、区長、連名で東京都の小池知事に出すのかどうか、直接渡すのかどうかは別にしても、渡すということで、中央区としての考え方をしっかり伝えてもらいたいなというふうに思っております。

 次に、地区計画の関係です。

 この計画で、第Ⅲゾーンですか、路地の関係で言われておりましたが、月島地域全体で路地文化をどうやって残していくのかという考え方を取り入れたやり方を、これからまちづくりの方向性を改定していく中でも、生んでいくということであるわけですけれども、そういった中でいくと、再開発の中において路地文化を残すという考え方をお示しいただければありがたいというふうに思います。

 それと、前委員から選手村の水素の関係で質問がありました。この間、東京都は地域で説明に入っていたらしいですけれども、これが決まったのはつい最近だということでありますが、何ら説明になっていない説明をずっと繰り返してきて、不安をあおっているだけだという状況だったというふうに感じている次第です。これが決まった後、どういう形で、どういう計画を進めていくのかというのもはっきりしていくし、その道筋もわかってくる話だというふうに思いますけれども、どの程度地域の方々に納得していただける説明ができるのかということを、まず教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。

○菅沼地域整備課長
 私のほうから、第Ⅲゾーン、月島エリアの路地文化を生かしたまちづくりの考え方についてお答えいたします。

 さきの委員会等でも御答弁した部分がございますが、今回、我々が示す地区計画の改定と言いますのは、資料でお示ししているとおり3点の視点がございます。1つは、今後、住宅の容積率緩和については原則廃止するという話、2つ目は生活関連施設、商業施設の誘導をきちんと図っていく、3つ目はインバウンド対応、その3点でございます。その3点は、基本的な着目点として持ちますが、現況定めている地区計画を大幅に見直すといった話とか、骨格そのものを変えるという概念は一切ございません。したがいまして、第Ⅲゾーン、月島で今導入してございます地区計画について、委員御指摘の部分の路地文化を生かすとか、路地文化の生活のなりわいそのものというところの骨格は、基本的にそのままの考え方でございます。

 一方で、今後、都市整備部あるいは東京都等ともきちんと具体的な枠組みを議論していかなければいけない、検討していかなければいけない着目点は、実際上、路地という空間、月島の町並みを捉えたときに、そこにホテルという導入用途が、どこまで、どういった形で創出されるのかといった話も、現時点で庁内的に整理をかけていこうというところでございます。現時点での考え方につきましては、幹線道路、つまり清澄通りとか晴海通り沿いの部分についてはホテルの立地の導入をするというところで、路地そのものにまとまったホテルを建て得る環境にしようという考え方は、現時点では持っていないところでございます。したがいまして、今後とも路地文化を基本的に骨格として守っていくという地区計画の枠組みを変える考えはございません。

 私のほうからは以上でございます。

○望月環境土木部長
 選手村のエネルギーの関係での地域への説明ということでございます。

 これまでの間、東京都として地域のほうに、水素の部分も含めて説明をさせていただいていたという報告は受けてございます。ただ、エネルギー事業者を公募されていて、決まりましたら、エネルギー事業者と一緒に、技術的な部分を含めて、説明をしていきたいというふうに聞いてございますので、今後、東京都のほうとして、そういった部分の説明に入っていただけるというふうには考えてございます。

 以上でございます。

○渡部(博)委員
 それぞれありがとうございました。

 路地文化という形で、佃一丁目の小橋の先のところは景観保全区域という形で残してあるということは理解して、そこを基本としながらも、路地文化、路地があったということも含めて、月島地域全体、そこの地域のものをどう生かしていくのかという方向性が、一つ一つの開発、個別の再開発の中でしか見えてきていないのが現状だと思うんです。一つの建物をAという再開発の中でどう生かすか、次のBというところはどうやって生かすのかということにしかなっていないというふうに感じているんです。ですから、月島地域全体の中で路地文化を残す地域を指定していかなければいけないのではないのかなというふうに思うんです。ただ単に、再開発します、大きいビルを建てました、そこに路地文化をどうやって残すのかというのは、基本的には路地文化にならないわけですよね。中をどういうふうにしていくのか、最初のときに、路地文化を残す方法をどういうふうな形で示していくのか、区として、この地域はこういう方向でやってもらわなければいけないよということを指定していかないと、結局、そういうものは残っていかないんだろうというふうに思うんですけれども、その辺の見解をお聞かせください。

 水素ステーション、エネルギーの関係で言いますが、正直言って、いろいろな方から苦情を言われました。何を言われたかというと、何も決まっていなくて、不安をあおるようなことしか言わないというようなお話でした。隣接する住居の人たちは、水素は爆発するものだろうというふうに感じてしまっているわけです。ですから、明確な説明がないまま、どういった説明をしていたのかということも、中央区にも説明がないのかどうか、中央区はそれを知っていて参加していたのかということも含めて、お知らせいただければと思います。

○菅沼地域整備課長
 今、委員御指摘のあった部分については、これまで我々区としましても、相当難しい問題があるという話は、吉田副区長を含めて、答弁している部分がございます。実際、難しい問題は、月島の路地というのは、約50メーター掛ける100メーターの1ブロックの中に四、五本の路地が入っているところでございます。その路地に直接面する居住地といいますか、生活のなりわいそのものについて、実態として本当に難しいなという問題に直面しているのは、空き家の問題の話でございます。古き路地文化のにぎわいというところもさることながら、実際上、そこが適切な資産の継承であったり、あるいは御商売の関係の職住近接の文化であったりというところが、我々区の行政的な限界のところも含めまして、今、実際上、空き家という話がどういう形でうまく、そこの路地に面する宅地を、暮らしとして、にぎわいとして継続していくのかといった話もございます。

 したがいまして、今、委員御指摘の、月島のある特定の部分については、今後指定していく考えもあるのではないかといったことでございますけれども、そこの部分について、ここは路地文化として残していくべき、指定していくべきエリアですよと、私ども区のほうから一方的な形で捉まえ切れ得る問題かどうか、課題としては、なかなか難しいというところが今の現実の見解だというふうに考えているところでございます。

 一方で、委員御指摘の部分の話、月島エリア全体とか、あるいは再開発の方向性という御指摘もございました。実際上、一つの面的な開発が生まれる際に、路地文化の考え方とか月島の町並みの低層部の捉え方、あるいはまちにとって本当に必要な施設、これは公共財にとどまらず、地域にとって使われ得る施設は一体どんなことがあるんだというところについても、さまざまな場面を含めて地元の方々と意見交換をし、協議型のまちづくりを含めて、まちづくりを進めていかなきゃいけない、かように考えているところでございます。

 以上です。

○望月環境土木部長
 これまでの説明についてということでございます。

 これまでの説明につきましては、まちづくり協議会を初めとしまして、ビジョン推進会議等、さまざまな会議体があるかと考えております。また、個別にマンション等への説明というものも開催されたというふうには聞いてございます。例えば、まちづくり協議会では東京都が説明しておりますが、当然、区が主催しておりますので、かかわる部分、あるいはビジョン推進会議等も区も参加しているというような状況がございます。ただ、個別の説明のところで、オリンピック関連のものがかかわって一緒に行っているというような状況があるのかもしれませんが、そこのところについては承知をしていない部分がございますので、申しわけございません。

 ただ、先ほども申しましたように、これまで具体的な技術の説明については、事業者がまだ決まっておらず、詳しく説明できる段階ではなかったということで、10月以降に、事業者が決まったら、なるべく早い時期に、もちろんまた区と連携しまして、改めて丁寧に説明する予定だということでは報告を受けておりますので、今後、その部分は東京都として進めていただけるというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○渡部(博)委員
 それぞれありがとうございました。

 これから各地域のまちづくりの考え方の中で、定住性の高い住居機能や観光拠点を支援する機能を確保しというところが、そういうものの中になっていくのかというふうに感じたところでありますし、まちづくりの全体、面的に一つの再開発だけではなくて、全体的な流れの中で、どういうふうな形をとっていくのかというのは、その地域の特性を残していくということがやはり必要なんだろうなというふうに思います。だから、区が個別の再開発のときにちゃんとした指導ができるということであるなら、また別な話ですけれども、中央区の中で、月島地域は特に、路地を生かしたコミュニケーションも含めて、路地文化があったというものをどうやって残していくのかということを、ある意味、どこかにしっかり残しておかなければいけないというところで対応していただきたい。

 Aという敷地でこういう路地文化的なものを残しましたといっても、Bのところでは全然違ったものになる可能性もあるんですよね。区の指導と再開発をする組合の人たちの中で違う可能性は高いわけですけれども、路地文化という定義も含めて、ある一定の基準をしっかりつくるというか、感じてやっていただかなければいけない部分があるんだろうというふうに思いますので、その辺はしっかりやっていただきたいなというふうに思っております。

 水素エネルギーの関係でいえば、議会にも余り明確な説明もないということもある。まちのほうには東京都は積極的に行かれているみたいですけれども、議会のほうにはまるっきり来ないということも含めて、オリンピック関連も、築地の関連についても、正直言って、区役所の行政のほうも説明なり何なり、情報も余りないというようなところもあるんだというふうに思いますが、やはり関係している区、地元の住民の意見を聞いているところは議会であり、行政でありますので、そういったところも含めて、しっかり今回の要望書で対応しなければならないよということは、都知事なり担当のオリンピック・パラリンピック、築地の移転も含めた関係部局にしっかり伝えていただかなければいけないなというふうに思っております。

 議会として、江東区には行っているというお話もありました。私も聞いておりますが、中央区は議会としてどういうふうにするのかということもありますけれども、そういうことも含めて、これから行政と一体となって進めていかなければいけない部分があると思いますので、その辺もこれから、情報共有も含めて、していきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 終わります。

○木村委員長
 それでは、副委員長は委員席へお移りください。

○志村委員
 それでは、都知事宛ての要望書についてお聞きします。

 今回は、いろいろなまちの中、また委員会等を経て、議長との連名で出したいと。私も、行政と区議会が一緒になって動くというのは大事だと思います。そういう意味では、この文書の文言整理なども含めた調整を経て進めていただきたいというふうに思っております。

 今度出す相手は小池都知事ですけれども、小池都知事が一旦立ちどまると言って1年ちょっとたちました。今、市場問題だけではなくて、小池都知事の評価が上がるという話は聞いていなくて、いろいろなところで評価が下がっている状況ではないかなと思います。特に、市場の問題でも、まず不誠実さ、それと情報提供がほとんどされないという問題を抱える都知事に、今度は要望書を提出するということになります。

 小池都知事の不誠実さということですけれども、一つの例が、9月16日に第21回新市場建設協議会が開かれました。私は傍聴しました。ここで、例えば築地市場協会、まさに築地の中の核となる築地市場協会の伊藤会長がどんな発言をしたか。

昨年12月に、築地市場協会4団体が4項目の要望書を出したが、何の検討の跡もない。補正予算にも反映されていない。憤慨にたえない。我々は私利私欲で言っているのではない。そうしなければ市場運営が難しいので、お願いしているのだ。

次なんです。

誠意ある返事がなければ、いよいよとなれば、豊洲に移転することもできかねることになるかもしれない。

つまり、築地市場協会、築地市場の豊洲移転を進める立場でやってきた伊藤会長が、豊洲に移転することもできかねることになるかもしれないということを発言しました。また、その言い方がすごく落ち着いたというか、静かな言い方で、本当にその迫力は、私と違って、がっと言わないで、じっくり言っているところに重みが感じられました。

 それから、東卸の早山理事長は、今、22日までに回答をという要望書を出しているそうです。それには真摯に答えてほしいという発言がありました。そして、東卸の中に女将さん会がありますけれども、早山理事長が女将さん会から要請書を預かっていると。この要請書は都にも出してプレスリリースもしているというようなことを紹介しました。さらには、地下水汚染が改めて示された。多くの人が環境問題に不安を持っている。都の丁寧な対応をお願いしたい。このように早山理事長は発言いたしました。

 また、要請書を出したという女将さん会は、ここでは発言の機会がないんですけれども、8月23日に築地市場移転問題に関する公開質問状を都知事宛てに提出しています。回答期限が8月31日とお願いしたんですけれども、いまだ何の連絡もないということで、早山理事長に、新市場建設協議会で私たちは発言する権利がないので、ぜひこの要請書の中身で発言してほしいということで、お渡ししたということになっております。

 こういうことで、このような不誠実な都知事の姿勢を区としてどのように思うのか、お聞かせいただきたいこととあわせて、そのような都知事にこのたび要望書を提出するということになるんですけれども、この要望書の中身の都知事からの回答を求めるのかどうか、また、どのような対応を想定しているのか、この点をお聞かせいただきたいと思います。

○吉田副区長
 具体的には、築地問題に関して私どもが感じるところは、実は、昨年8月の段階で立ちどまって以降、築地市場移転に関するもろもろの事項について、具体的な進捗がない。さまざまな情報の錯綜はございましたけれども、具体的な進捗がないということでございまして、そういうことで、実はそれぞれ、環状2号線の整備やオリンピックの開催まで含めて、築地市場の移転という問題が連続して起きる3つの事項、そして、それから派生する私どもの極めて深刻な交通問題というような問題が現実にはより深刻の度を加えつつ、かつ時間が切迫しているという状況がございます。いろいろ都知事の評価はあるようでございますけれども、私どももこういった質問を区としてさせていただきますよということを、公式に、公に住民の皆さんを巻き込みながら要望書を出すことによって、具体的に要望書の回答というものを都知事の一つ一つの行動の中でかち取っていければいいなというふうに考えているところでございます。

 私どもは、当然、この部分につきまして、一つ一つの投げかけについて、文書で具体的に回答が欲しいところでございますけれども、なかなか文書で回答というふうにいかないところもあろうかと思います。とりわけ、例えば5番目に申し上げています交通問題等については、逆に、それぞれの方向性だけでも具体的にはっきりしながら、いついつというような問題については、ある程度蓄積的な協議の中で回答が出てくる問題もございます。そういった点から、一つにまとまった文書の回答というのはなかなか難しかろうと思っておりますが、要望書提出以降の都の協議において、これら要望した事項についての進捗については、当然、議会を初め、地域、地元の区民の皆様に対して、私どもは協議の経過を逐一報告をさせていただきながら、さらに協議を重ねるというような形で今後対応していきたいというふうに考えているところでございます。

○志村委員
 進捗状況については逐一報告していただくということですけれども、この要望書を提出した後、どのような動きにつなげていくのかというようなあたり、考えていらっしゃれば、お聞かせいただきたいと思います。

○吉田副区長
 まず、基本的に、これらの問題について、私どもとしては、具体的に東京都、これはいろいろな局にまたがる問題がございますので、それぞれの局に対して、正直言って、こういったことを区として考えているんだよということを要望書の提出でぶつけるわけでございますが、その上で、例えば各局と協議を具体的に開始をしていきたいというふうに思っております。それは事務ベースで、当然、東京都に総括的に要望書を出すわけですから、総括的な要望書について、関係する各局に東京都の内部で調整がいくはずでございますので、その上で、各局と逐一協議をしていきたいというふうに考えております。

○志村委員
 ということは、各局との協議を逐一しながら、それも進捗状況を議会などに報告していただくというふうに、今、文脈がつながりました。その点はよろしくお願いします。

 それから、中身について幾つか理事者の皆様からのイメージを聞きたいと思うんです。

 議会としては、先日の全員協議会で豊洲の新市場に行って視察したと。建物を体感しただけでも相当いろいろ考える参考にはなるんですけれども、しかし、報道も含めて、具体的に余り中身や計画とかがわからないのです。今回、区がこういういろいろ具体的内容も示しているということは、私たちよりも、非公式も含めた、いろいろな情報がある中で、このような要望の具体的な中身も出してきていると思いますので、ぜひその点で考えなどをお聞かせいただきたいと思います。

 まず、要望書の中で交通の点ですけれども、東京駅からの利便性というのがあります。地図も、東京駅から築地市場の場所までの利便性と、ここでいう築地市場跡地と大型バス等の交通広場、この関係を説明していただきたい。東京駅から皆さんが大型バスで来るわけではないので、そうすると、東京駅からの利便性という問題と、跡地活用の関係とか、大型バス等の交通広場、このあたりのイメージをお聞かせいただきたいのと、交通広場にはどのような車種で、どの程度の台数を区としては想定して、このように要望しようとしているのか、お聞かせいただきたいと思います。

○吉田副区長
 ここで申し上げている東京駅というのは、公共交通の主要な玄関口になるだろうということで東京駅を例示しているわけですが、実態的にオリンピックの観客は、やはり国内から動員される数が極めて大きかろうと思っておりますし、オリンピックの競技を見ましょうということで上京されてくる方のかなりの部分は、飛行機という交通手段もあるんでしょうけれども、新幹線を使って来られる方が非常に多いのではないかと。そういう方々がそれぞれに臨海部に出かけるという形をとってしまうと、実際のところ、そのとき、東京駅側から考えますと、主要な臨海部に渡る道路というのは晴海通りだけになってしまう。そういう点で、私どもとしては、交通の渋滞ということを非常に懸念をしております。

 そういう中で、実際のところ、オリンピックの運営の中で選手、役員の運搬手段として多量のバスを使うはずでございますので、そういったバスが一般に晴海通りにあふれるようなことがあっては困るということがございまして、できれば環状2号線と選手村を活用し、環状2号線と選手村のところは本区にとって大変都合がいいところでございますが、少なくとも地上で交錯をしないで選手村との間で交通できる問題ですから、そういったところで、ある意味で一般交通とは遮断的に活用するということを念頭に置いて、築地を活用できないかというのが私どもの想定でございます。

 そういう中で、車両でございますが、大型バスでどのぐらい入るかということは、実はある種のシミュレーションはしてみたんですが、23ヘクタールの中で、全体を使ってみましても、実態的には、実は1,000台入るかどうかというところだと思います。むしろ1,000台を切るのかなと。私どもとしてシミュレーションをしてみると、そんな状態なので、これらの運行については相当厳密なオペレーティングが必要で、事前に相当訓練をしておかないといけない。例えば、1,000台近くのバスが入ったとして、それらの給油だとか洗車とかというような問題は、これもまた地域の外に出るのではなくて、例えば市場の跡地を使うのであれば、そこの中で完結していただかないと、交通の問題はかなり深刻になりますので、そういうことを完結してほしいというのが、この3番目の要望事項の基本的な流れでございます。

○志村委員
 東京駅からの利便性も考慮しながらというところですね。そこが今、吉田副区長が説明していただいたところだと思うんですけれども、小池都知事が言っているから、今、その場合はという形で言っているので、私が築地市場跡地を前提で議論しているわけではなくて、この文書の中身のお話なんですが、選手村、バスが移動するとき、時間的に集中するのかなと思うんです。1,000台というのは、実際にオリンピックで使う台数がわからないので、想定ですけれども、逆に、集中するから、分散したほうが、いろいろな運営上いいかなと。築地周辺、環2だけだという話ですけれども、そこら辺のイメージというんですか、やはり分散したほうが集中よりいいのではないかな、効率が上がるんじゃないかなというふうに思いますが、その点についての考えをお願いします。

○吉田副区長
 実は、選手、役員の移動に必要なバスというのは、全体で本当にきちんとしたオペレーティングにして、それでも最低2,000台と言われております。先ほど申し上げましたように、築地で集中的に活用できるのは1,000台を切るようなところだと思います。ただし、実は2,000台という台数はとてつもない数でございまして、基本的には、日本全国の観光バス協会にお願いをして、地方からも相当集めなければならない数だと思っております。

 今、志村委員から集中と分散というお話がございましたけれども、率直に申し上げると、今の容量からする限り、東京圏に駐車場を持っているバス会社の方々にはそこで駐車をしていただくようなスタイルをとりながら、地方から集めてきたバスについては、正直に言うと、もしここにデポを設けるのであるとすれば、ここに集中されることになるのかなというふうに思います。そういう意味での集中と分散の使い分けがあるんだろうと思います。

 私は主催者ではございませんから、こんなことは東京都がきちんと計画して説明すべきことですから、憶測で申し上げて恐縮でございますけれども、ただ、こういうことをちゃんと計画して、周辺の住民にも説明していただかないと、我々の日常生活、区民の日常生活に大きな支障が生じると思っておりますので、そういうイメージを持ちながら協議をさせていただいているということでございます。

○志村委員
 とにかく都のほうで具体的に何も示さないので、そうせざるを得ないというふうに思います。そのあたりは理解できます。

 それから、4番目の、築地の再開発という部分ですけれども、築地を食文化の拠点として継承していこうということを求めて指摘しております。場外市場と競合しないイメージですね。食文化の拠点としてということと、場外市場と競合しないイメージというのはどういうものなのか。小池知事は食のテーマパークとしてやるということと、場外市場、築地魚河岸との競合についてどう考えるのか、お聞かせください。

○吉田副区長
 実は、小池都知事が言っている5年で戻れるテーマパークとは一体どういうものなのか、私どもも実際イメージがつかめていません。それと、市場についてどう考えていらっしゃるのかというのがまだ明確ではございません。基本的に、中央卸売市場として、豊洲も築地も使うというようなことなのかどうなのか全くわかりません。

 そこについて、市場開設者の東京都がその責任においてきちんとすべきことでしょうから、私どもとしては、そこの部分については直接触れずに、本区にとって大事なことは、築地のにぎわいと活力というものをいっときたりともなくさないし、発展させていきたいと考えておりますし、小池都知事も築地は生かすというふうに言っているんですから、そういう意味で、場外市場を引き続き繁栄させるような意味で、荷さばき場の協定を平成28年にもうやっているわけですけれども、その約束は忘れていないだろうし、築地は生かすと言っているんだから、もっとたくさんいろいろ協力していただいていいよねというのが、この文書のまず冒頭の趣旨でございまして、そのイメージについては、これは東京都の仲卸さんと東京都の中できちんと話し合いをすべきことだと思っています。

 ただ、今の状況であれば、私ども築地魚河岸については、今のやり方と豊洲市場のあり方である限り、築地魚河岸については今後とも失敗することはない、かなり大きな成功をおさめるだろうと確信を深めているところでございます。

○志村委員
 行政側の考えは大体わかりました。

 豊洲の新市場について、話題は変わりますけれども、今、安全問題で、先ほどの早山さんの発言もありましたが、96店舗にかびが生えていたという問題、さらには8月の地下水の調査で環境基準の120倍のベンゼンが検出されたということもあります。昨年12月までに実施した9回の地下水モニタリング調査で高い濃度が検出された箇所などで、地下水調査を月1回、その後も行っています。

 8月14日から21日にかけて行った調査で、ベンゼンは24カ所中18カ所で環境基準を上回ったと。最も高い濃度が検出されたのは、青果売場棟がある5街区と。こう言うと、実際その場所へ行っているから、ああ、あのあたりかとわかります。井戸ものぞきましたけれども、そこの井戸で基準の120倍に当たるベンゼンが検出されたということです。この地点は、ことしの1月に公表した第9回モニタリング調査では基準の79倍だったんです。79倍だったのが、今回、120倍に数値が上がってきたということで、2014年から地下水調査をやっているんですけれども、その中では最高の数値になったということです。

 それから、検出されてはいけないことになっている猛毒のシアンが、23カ所中17カ所で検出されたと。最も濃度が高かったのは水産仲卸売場棟のある6街区で、これは検出されてはいけないというものですけれども、検出下限値の15倍のシアンが検出されたということです。

 都はいろいろ言いわけみたいなものを言っているんですけれども、実際、安全対策の効果が上がっていないということの証明だと思います。この点の区の見解をお聞きしたいのと、また、これから補正予算もかけて地下水管理システムを増設する、そして地下水を目標水位まで下げるということを言っておりますけれども、都の環境影響評価審議会でも、それが本当にできるのかと疑問視する声も上がっています。このような状況の中で、本当に食の安全が確保できるのかということが重要だと思います。

 中央区は、都と合意を結び、豊洲新市場が安全だということも合意の大前提だと言っております。それが崩されるような事態ではないかと私は認識しているんですけれども、そのあたりの見解もお聞かせいただきたいと思います。

○吉田副区長
 入居の方、仲卸の方、そして青果の方々を含めて、基本的に中に入る方々は、これまでの議論の中で大きな風評被害をこうむっていることから、当然、東京都がしっかりした対策を施した上で安全宣言をしてほしいんだということをずっと、この間の協議の中で冒頭申し上げているところであって、その部分について東京都が誠意を持って答えて、都知事がみずから安全宣言をすることが、この問題を進捗させる中では一番大事なことかなというふうに私ども区としては考えておりまして、その部分については、東京都の責任においてきちんとやるべきだという従来の態度と変わっておりません。

○志村委員
 都知事は無害化すると言っていたのを撤回しましたよね。そのことは、何か責任を投げ捨てたと、区とすれば、大前提を投げ捨てられて、裏切られたんじゃないかというふうに思うんですが、そのあたりの受けとめというのはいかがなんでしょう。

○吉田副区長
 この築地問題に関しては、実は土壌の問題もそうでございますけれども、さまざまに波及する大きな問題があると思っているんです。実際のところ、その辺を知事あるいは東京都のほうは十分注意して考えていただきたいと思います。実態的に、変な話ですけれども、豊洲のああいった問題がいろいろ喧伝される中で、例えば、豊洲の住民の方、江東区の住民の方は、自分のお持ちになっているマンションの資産価値が下がってしまうとかという問題も派生的には出てきているわけでございます。

 今、何度も強調しておりますように、築地問題は環状2号線問題であり、オリンピック問題であり、そして私どもの区にとって深刻な交通問題でございます。こういった一連の流れ、そして波及するところは意外と広いんだということを東京都に十分認識してもらいたいと私どもは思っております。その部分についての認識が不十分ではないかと私どもは思っております。そういうことを含めて、私どもは最低限言わざるを得ないことだけはきちんと言うということで、この要望書をまとめていきたいというふうに考えているところでございます。

○志村委員
 この要望書は要望書、小池都知事が発言していることに対してでいいんですけれども、やはり大前提が安全の確保だということで合意を結んでいるんですから、区は都知事、都に対して厳しく迫る権利があるんですよね。東京都がちゃんと責任を持ってやると言ったから、行政の皆さん、理事者の皆さんは委員会で、都が責任を持ってやることですということで言ってきたことだから、やはり安全をしっかりしろ、安全対策をちゃんとやれということで厳しく都に迫ることもできますので、その点をやっていただきたいというふうに思います。

 時間がないんですけれども、資料4の場外市場の火災についてです。

 一般論になってしまうかもしれないんですけれども、場外市場、これは本当にレトロでいいんですけれども、今のように災害に弱い状態の中で、都市整備公社などを含めて区がバックアップして、税金も投入するという意味で、安全・安心の確立ができない場外市場の状態のまま、支援とか税金投入を続けていくということが、厳しい言い方ですが、許されるのかというか、そのあたりの理論的といいますか、できるんだというあたりの説明をしていただきたいと思うんですが。

○吉田副区長
 おっしゃるとおり、実は、民間で火事が起きて、区がそこを支援するというものについて、当然、日常の生活支援というものは私どもはやらなければいけませんけれども、こういった営業支援まで入るというのは、かなり異例の事項でございます。

 ただし、これは大変申しわけありませんけれども、基本的には、例えば今焼け出されているのは17店舗かもしれないけれども、そのことが、実は場外の400店舗、あるいは関連するさまざまな事業所に影響するんだということも含めて、そして、あそこの土地が極めて貴重な土地であって、代替地がなかなか望めないんだということがあって、緊急避難として区として対応しているわけでございます。私どもも防災の促進、不燃化の促進ということについては、当然、一緒にやらなければいけませんけれども、こういう事態について、私どもとしてはあくまで緊急避難として対応しているということで御理解を願えればと思っています。

○志村委員
 今回の対応はすごくいいなと思うんですけれども、木密地域とか、よく一般でいうまちの中でも、安全性、防災性が不十分だというところに、区としていろいろな形で、場外市場の場合はバックアップしていると。これはやめろとか、そういう意味ではなくて、ちょっと表現が難しくて、なかなかあれですけれども、安全で区民の利益になるものにしっかり税金を投入するというような立場での区の見解を聞きたかったんですが、時間もないので、またの機会にしたいと思います。

 以上で質問を終わります。

○木村委員長
 志村委員は副委員長席へお戻りください。

 議題、新しい築地等まちづくり及び観光、地域振興等に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 ありがとうございます。

 では、以上をもちまして閉会といたします。

(午後2時52分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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