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平成30年 防災等安全対策特別委員会(6月13日)

1.開会日時

平成30年6月13日(水)

午後1時30分 開会

午後2時10分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 小栗 智恵子

副委員長 松川 たけゆき

委員 鈴木 久雄

委員 富永 一

委員 海老原 崇智

委員 中島 賢治

委員 渡部 恵子

議長 礒野 忠

4.出席説明員

(14人)

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

田中総務部長

濱田防災危機管理室長

俣野危機管理課長

早川防災課長

中橋保健所長

望月環境土木部長

畔上副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)

松岡都市整備部長

暮田建築課長

長嶋教育委員会事務局次長

星野学務課長

5.議会局職員

田野議会局長

一瀬議事係長

桝谷書記

秋山書記

6.議題

  • 防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること

(午後1時30分 開会)

○小栗委員長
 ただいまより防災等安全対策特別委員会を開会いたします。

 (挨拶)

 それでは、議長、挨拶をお願いいたします。

○礒野議長
 (挨拶)

○小栗委員長
 続きまして、副区長、御挨拶をお願いします。

○齊藤副区長
 (挨拶)

○小栗委員長
 それでは、理事者紹介をお願いいたします。

○齊藤副区長
 (理事者紹介~区長部局分)

○平林教育長
 (理事者紹介~教育委員会分)

○小栗委員長
 それでは、前委員長であります私より、前委員会からの引き継ぎをさせていただきます。

 前委員会は、4月26日に開会し、4月1日付人事異動に伴う出席理事者の紹介の後、理事者より、平成30年度全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達訓練の実施について、本区における地域危険度測定調査の結果について、平成30年度通学路防犯設備整備事業(防犯カメラ)設置予定校について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 なお、付託事件であります「防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること」については、継続審査となりました。

 以上であります。

 ただいまの引き継ぎを了承することでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 ありがとうございます。

 それでは、議題の審査に入ります。特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告をお願いします。

○濱田防災危機管理室長

 1 災害に際し応急措置の業務等に従事した者の損害賠償に係る補償基礎額について扶養親族がある場合における加算額等の改定について(資料1)

○望月環境土木部長

 2 区内主要交差点の現況調査について(資料2)

 以上2件報告

○小栗委員長
 報告が終わりました。

 発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間については10分となりますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時41分です。自民党さん68分、公明党さん36分、日本共産党36分、中央区民クラブさん36分、歩む会さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いします。

○富永委員
 議題について質問させていただきます。

 本区の人口が16万人を突破しまして、これからもどんどん人口がふえていきます。いわゆる商業地域というのはそんなには変わらないですけれども、住宅地としているところがこれからさらに大きく変わっていく中で、今後の区民の防犯についてどのように区として考えているのか、お聞かせ願えますでしょうか。

○俣野危機管理課長
 本区の防犯の関係でございます。

 まず、安全で安心なまちづくりを推進する条例に基づきまして防犯体制ということを検討しているのでございますが、犯罪率一つとってみましても、23区中、下から4番目といったところで、比較的安全・安心な中央区というようなところがございます。また、条例の趣旨からしましても、地域が自主的に防犯体制を構築していくんだ、また、そういった取り組みを区として支援していくんだというような考え方で取り組んでおりまして、地域団体、町会ですとかPTAですとか、皆様方がさまざまな防犯活動に取り組まれております。そういった活動を引き続き側面から支援していきながら、警察ですとか、そういったところとも連携を図りながら、安全・安心なまちづくりを引き続き目指していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○富永委員
 ありがとうございます。

 支援ということであれば、助成金とかということも入ってくると思うんです。何回も言っていますが、例えば環境浄化パトロールに対しての助成金をつけていただいたり、やっていただいていることはすごくありがたいとは思うんですけれども、助成金をつけるということは、言い方は悪いんですが、地域任せのところが多いように思うんです。お金を出すから、バックアップするから、地域の皆さん、やってくださいと。ただ、これから人口がもっとふえて、それから働く人ももちろん、今、再開発も進んで、ふえる。中央区全体の活気がふえていけば、当然もっともっと目を向けなければいけないようなところがふえてくる中で、助成をして、皆さん、よろしくお願いしますということになってきますと、どうしても実際、PTA、それから町会員さん、やっている人たちの負担というのが物すごくこれからまたふえてくると思うんです。中央区でも客引き等々の問題が出てきてから、いろいろな人たちが苦労しながらやってきている。それが何年にもわたってくる中で、やっている人たちにも疲れが見えてくる。また、やっていても、なかなか効果が出てこないというのが現状で、例えば路上弁当の問題もそうだと思うんですけれども、いっときは予算をつけて指導員を回していた。でも、それが少しずつ改善されているからということで、予算も減らして、パトロールの規模も縮小しているわけですけれども、それで本当になくなっているかといったら、なくなっていないんです。

 前から何度か、パトロールカーをぜひ中央区でもということを言ってきてはいるんですけれども、今、23区の中で青色パトカーを区が回しているところが19区、逆に言えば、回していないところが4区、本区、それから新宿区、渋谷区、葛飾区の4区。民間では、例えば本区でも久松で回していますけれども、区が直接かかわっているものは、これらの4区にはまだないんです。やっているところの中では、何らかの根拠規定に基づいているところが文京区、それから品川区、目黒区、北区。その中の要綱に目を通すと、文京区は結構しっかりしたことが書いてあって、区が保有する青色回転灯を装備する自動車、これをパトロールカーといいますということなんですけれども、パトカーの巡回を実施するために、危機管理室に地域の安全パトロール隊を設置すると。その隊長は誰かというと危機管理室長になっているんですけれども、パトロール隊に関しては、警視総監から青色防犯パトロールカーを適正に運行することができる旨の証明を渡すということが書いてあるんです。となれば、警察のお墨つきの中で指導力の強い警備ができるということで、文京区はやっているんです。

 今、例えば八重洲でもそうです。銀座でもそうです。地域が町会、それから地域の環境浄化安全対策委員会等々で予算を捻出してパトロール員を雇っている。それに対して助成金、3万円の2分の1が補助されるようになっているんです。あと、保健所のほうでは弁当の指導員を巡回させている。いろいろなところで予算がかかっているんです。これからは、それをパトロールカー1台にまとめることによって、例えばわざわざ路上弁当の指導員を設けなくても、指導に回るときは区が回している青色パトカーに担当職員が乗り込んでパトロールする。それから、交通安全に関しては、朝の時間は交通量の多いところに、これからまた小学生たちの通学もふえてきますから、安全のため、そちらにパトロールを回す。夕方から夜になってくれば、今度は、客引きとか客待ちのところへ回す。1つのところで管理することによって、そこに教育の部局が乗り込んで子供の安全を守る、保健所が乗り込んで路上弁当の保健所的な指導をしながら、パトカーを回すことによって交通管理者としての強い指導力も出てくると思うんです。オリンピック・パラリンピックを目の前に控えて、今後、それを中央区でもそろそろやっていくような時期に来ているのではないかと思いますけれども、それに対しての見解をお聞かせください。

○俣野危機管理課長
 まず、青パト導入の件でございますが、基本的な認識としましては、防犯パトロールカーによる活動でございまして、そういったことにつきましては、犯罪を犯す者の心理的効果ですとか、パトロール活動の範囲が広域になるですとか、そういったメリットがあるというふうに認識しているところでございます。

 青パトの導入ということにつきましては、私どもも全く無関心ではございませんで、他区の事例などを研究しているところによりますと、直営でやっているところはなかなか見かけないんですが、大体警備会社等に委託した上でやっているところでございます。事の性質上、24時間365日対応となることもございまして、相当な経費がかかっているところでございます。知り得た範囲で申し上げますと、例えば港区ですと、青パト5台で1億5,000万円ぐらい、千代田区につきましても2台で6,000万円程度と、大変高額な人件費がかかるわけでございまして、導入については、費用的な面でなかなか難しいものがございます。

 もう一つ、犯罪抑止というような観点から、そもそも費用対効果がなかなか見えづらいというようなところから、これまで逡巡しておりまして、なかなか導入しようというようなところではございません。中央区は区域が狭いというようなところもございまして、どちらかというと、パトロールカーで移動して犯罪を見張るというようなことではなくて、現在、地域の方々が取り組まれる、人の目によるきめ細やかなパトロールが有効なのではないのかなというふうに考えているところでございます。

 御指摘の文京区の事例につきましては、私が承知していないところもございますので、持ち帰りまして、どういった対応ができるのかについて引き続き検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 地域による細やかなというところですけれども、先ほども言ったように、何年もやっているところがあるので、どうしても地域に大きな負担がかかっていたり、新たにつけていただいた助成金によって、新たなパトロール員をということもやってはいるんですけれども、なかなかそれがうまく連動していない。せっかくつけてもらった予算がうまく生かされていないというのが実態です。パトカーを幾つも持てということではなくて、狭い地域だからこそ、1台持つことによって、大体朝から夜まで、その地域ごと、例えば子供の見回り、住宅地の見回り、昼だったら路上弁当、それからまた子供たち、夜になったら客引きなどというふうに、1台あることによって、それを有効活用することで費用対効果の部分を上げていく。また、今まで分散しているところ、保健所だったり、ほかの安全に係るところをまとめることによって費用対効果が生まれるのではないかなと思います。地域からの声も随分出ていることですから、今後しっかりと検討していただいて、安心・安全の中央区ということを守っていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 終わります。

○中島委員
 私からは、せっかく交差点についての報告が出ているので、交差点の質問をさせていただきたいと思います。

 晴海二丁目の春海橋西交差点のその西の交差点、月島運動場という交差点ですが、あそこから月島方面に真っ直ぐ行くと、フジマートあたりまでの、清澄通りへぶつかる道は、一般の生活道路として多くの方が利用されている。ただ、月島運動場交差点の部分は、横断歩道でしか直進ができないんです。現在、晴海二丁目のほうに2つの大きなマンション、今、3つ目もつくっていますけれども、基本的にはあのあたりのマンションから一直線で月島駅に向かっていく道ということで、さらに3つ目ができると、今、モデルルーム周辺にコミュニティサイクルのスタンド、ポートまで設置していただいているので、自転車の方はかなりあの交差点を横切るような形で通っているというふうに見受けられるんです。将来的に、そのマンションができたときにはもっと多くの人があの交差点を横切るような形になるかなと。そうなったときに、今の状況の交差点がいいのかということを地域の方からもいろいろ言われるんです。現状は自転車でも歩行者でも渡れないというふうになっているんですが、結構渡っている人が多い。それを将来的に抜本的に改善するお考えがあるかどうかを、まずお聞かせいただきたいと思います。

 それと、もう一つ、道路の件、交差点の件です。

 晴海三丁目の黎明橋公園からずっと2号線を交差して、ほっとプラザはるみまで大体1キロ近い道があるんですが、そこには一切信号がない。マルエツが24時間オープンしていて、道路に面しているので、車で買いに来る方も結構いらっしゃって、横断歩道のあたりに車をとめられると、4車線だから20メーターぐらいですかね、昔から住んでいた地域の高齢者の方は、渡るのに結構怖い思いをすると。怖い思いをさせる張本人はタクシーなんです。タクシーが一番奥まで送って戻ってくるときには、1キロ近いですから、かなりのスピードで、もとの道、晴海通りに戻ってこようとして、結構怖い思いをさせられるということで、地域の方が、何とかそれを抑制できないかと。例えば、せめて1キロの中に1カ所、真ん中あたり、要は月島警察のちょうど裏手になるんですが、ああいったところに信号を1つ設置して一回抑制できないかというようなお声もいただいているんです。そこの人口を調べたら、今、晴海五丁目で1,600人、三丁目のところでこの3年間で2,200人の人がふえているということで、やはりそれだけ車の量もふえているということだというふうに思っているんです。今後、そこの流れの交通規制に関してのお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 それと、防災に関してですが、防災計画で、災害時における石油類等の供給に関する協定書というのを見たんです。これはガソリンスタンドとの提携だというふうに思っているんです。その内容に関しては、非常電源のための燃料を供給していただくというような話を以前聞いているんですが、今、これだけガソリンスタンドが減っている中、その供給に関して、この協定があったとしても供給できる状況なのかどうかというのを確認させていただき、もしできないようであれば、それに対して代替をどのように考えているかもお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。

○畔上副参事(交通安全対策・特命担当)
 まず、晴海一丁目あたりの交通マナーの関係について回答したいと思います。

 交通マナーは、我々も警視庁等と連携しまして、安全教育を進めているところでございます。また、具体的に問題のある地点があるならば、個々、警察のほうに依頼しまして、注意等をしていく予定でございます。

 2つ目の黎明橋公園の裏の通りについてですけれども、信号がついていない。住民の増加が見込まれまして、交通の流れが大きく変わるということはあることでございます。これに伴う信号の設置等につきましては、交通管理者である警察の管轄になってきますので、住民の要望等を聞きながら、警察のほうに働きかけていきたいと思います。駐車等のマナーについては、こちらから警察に取り締まりも含めた対応を働きかけていきたいと考えております。

 以上です。

○早川防災課長
 私からは、災害時の燃料の供給についての御質問にお答えさせていただきたいと思います。

 本区は、現在、中央区の石油商協同組合と協定を結んでおりまして、昨年度も何度かお会いして、具体的な中身についての協議を進めたところでございます。その中で、今、委員から御指摘があったように、中央区内のガソリンスタンドも大分減っている。商売がなかなか成り立たずにお店を畳んでいるという実態があるということで、中央区支部という単位から、城南支部、さらには東京都全体の組織という形で組織体系が大分変わるというようなお話がございました。こうした中でも、商業組合のスタンドは、まだ実際、日本橋蛎殻町のほうにあるんですけれども、そちらは存在していて、災害時にはある程度、ガソリンですとか軽油の供給はできるという約束をいただいてございます。

 さらには、月島のほうにありますスタンドと個別にお話しさせていただいて、こちらはタンクローリーも持ち合わせているので、灯油と軽油につきましては供給が可能というふうに伺っております。本区の本庁舎の非常電源用の燃料等については、こちらから供給いただけるものというふうに確認してございます。

 以上でございます。

○俣野危機管理課長
 私のほうから補足説明をさせていただきます。今、防災課長のほうからは燃料の中で石油ですとか、そういったものの話ですが、私のほうからはA重油の関係です。

 こちらにつきましては、なかなか市販されていないというようなこともございまして、災害が発生した場合には国のオペレーションで、庁舎ですとか病院ですとか、災害対策の拠点となる設備には国が優先的に供給するようなことになっております。そちらの対応にお任せしたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 以前、A重油に関しては、区内に排水用のポンプ場が8カ所あって、そのうちの7カ所、地下20メーター、25メーターぐらいに3万リットルぐらい貯蔵されているという話をしたことがあるんです。できたら東京都と話して、そういった重油も、全部とは言わないですから、2割程度、6,000リットルぐらい供給してもらうような約束、協定を結んでいただければと思ったんです。せっかくガソリンスタンドとの協定を結んでいるので、今、スタンド自体がどんどんなくなっていて、A重油の入手が難しいというふうに言われているのであれば、ぜひその辺も進めていただきたいというふうに思っています。

 もう一つ、A重油に関しては、銚子市と災害時相互援助協定を結んでいるということで、向こうの漁港には何十万リットルというほどのA重油がある。江戸城をつくるときに、利根川の上流をずっと上って、隅田川を下って資材を運んだという歴史がありますので、タンカーでも通れないわけはないかなというふうに思っています。そういう意味では、ぜひ防災協定を結んでいる銚子市との燃料供給の協定もさらに進めていただきたいというふうに思っておりますので、それをお願いさせていただいて質問を終わります。

 どうもありがとうございました。

○渡部(恵)委員
 資料2についてお伺いいたします。

 今回のこの調査は、車両に対する青現示時間の減少が、交通容量にどのような影響を及ぼしているかということを確認するためというふうに書かれているんですけれども、まず青現示時間の減少というのは、以前よりも既に減少させているのか、それとも、この調査のために減少させたのかということを1つお伺いしたいと思います。

 それから、今回のこの調査をすることの趣旨といいますか、例えばこれから私たちのまちにはオリンピック・パラリンピックで大勢のお客様を初め、選手用でたくさんのバス、7,000台のバスが来ることによって交通環境が随分変わってくるのではないかということを想定することができますが、そういうことを想定しているのか。

 また、車両に対する青信号を減少させることというのは、すなわち歩行者の青信号が長くなると捉えていいのか。なぜこれを伺うかといいますと、区内の高齢者の方々が、晴海通りですとか幹線道路を1回の信号で渡り切れない様子をよく目にします。ですから、歩行者のことも考えた上での調査を今回行ったのか。

 まずは、その点についてお伺いいたします。

○畔上副参事(交通安全対策・特命担当)
 まず、1つ目の質問でございます。

 調査のために青現示の時間を変えたかということなんですけれども、これは通常どおりやっておりまして、今回の調査に備えて変えたということはございません。

 2つ目の質問でございます。オリンピック・パラリンピックに向けての調査かということでございますけれども、こちらは、もとは交通事故抑止のための交通環境の調査ということで行っております。

 3つ目の質問でございます。歩行者の青信号についてですけれども、歩行者分離式信号にしますと、やはり歩行者が渡る時間が長くなりますので、一サイクルごとの信号表示が長くなっております。よって、渋滞等の発生が懸念されますので、今後、慎重に設置を協議していきたいと考えております。

○望月環境土木部長
 少し私のほうで補足させていただきますが、今お答えしたとおり、調査の趣旨といいますのは、一件でも交通事故を減らしたいと。それに向けて、交通管理者あるいは道路管理者のほうで何か工夫できる点あるいは改善できる点がないか、それを一堂に会して検討するのは、それぞれの分野、所管がございますので、なかなか垣根を越えてというのは難しいことでございますけれども、情報の共有なり、今回我々が調査したところに重ね合わせていただいて、課題がもし見つかれば、その改善等も含めて協議を進めてまいりたいというところでございます。趣旨は、一件でも事故の減少をというものでございます。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 趣旨は交通事故の減少のための調査であることをよく理解させていただきました。

 それでは、それを踏まえてお伺いいたします。

 まず、調査の5ページを見ますと、築地四丁目の交差点は特筆する考察はないということでございますけれども、ここは横断歩道の信号機に目盛りがついていません。また、赤信号で堂々と渡ってこられる方々が非常に多い交差点でもあります。また、歩行者と自転車の部分がしっかりと分かれていないので、歩行者と自転車が一緒になって渡ってくる交差点でもあるということをお伝えしたいと思います。ここは、今のところ、歩行者が渡ってくる間、車両が待ってくれてはいますけれども、非常に交通量が多いところでございますので、この点を気にかけていただければというふうに思っております。

 それから、7ページに詳細がありますが、小舟町一丁目のところです。書かれてはいませんが、実は、首都高から江戸橋ランプでおりてきますよね。ちょうどそこのところで、江戸橋ランプからおりてくる車両が、青信号の場合、小舟町一丁目方面から渡ってきた車と合流して、そこで渋滞が発生するという信号機でもあります。私自身、朝、近隣に仕事で配達するために、ここを左折するんですけれども、これはよく目にする光景です。江戸橋ランプからおりてくるときに、ちょうど交通ラッシュ時ですと、既に首都高のほうからかなり渋滞してからおりてくるので、黄色で要注意という信号機のところを割とスピードを出して突っ込んでくるタクシーに、私も、実は真横からぶつけられて、左側のドアから後ろのドアまで全部切られたことがあります。なので、ここは江戸橋ランプをすごく気にかけていただければというふうに思っております。

 この点について、今2つお話しさせていただきましたが、今後どのように対策をとっていただけるかということが今もしわかれば、教えていただきたいと思います。

○畔上副参事(交通安全対策・特命担当)
 1つ目の築地四丁目の交差点の関係でございます。

 確かに、今、観光客もふえておりまして、この交差点はかなり通行量がふえているところでございますが、おっしゃるとおり、歩行者用信号機に時間現示、いわゆるゆとりシグナルなどと呼ばれておりますけれども、こちらがついていない状況となります。こちらにつきましては、信号設置者、交通管理者、警察のほうに働きかけ、協議などを行っていきたいと考えております。

 2つ目の質問でございます。首都高速の出口からの渋滞の関係でございます。

 今回、現況調査の結果を受けまして、小舟町一丁目について、交通管理者、道路管理者とともに協議を進めているところではありますけれども、今回起こった渋滞は、やはり道路が連続しておりますので、そちらのほうも視野に入れて協議を進めていきたいと考えております。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 一件でも多く交通事故を起こさないためには、やはり歩行者に対する視点もすごく大切ですので、さまざまな角度からも調査をされていると思いますけれども、交通管理者の方々と協議をしていっていただければというふうに思います。

 本区は商業地でございますので、たくさんの車両が本区を通過、通行しておりまして、また、たくさんの幹線道路のすぐ近くに子供たちの通う学校も多くございます。今回考察ありということで指摘されている交差点の近くにも学校があるということが書かれておりますが、何しろ運転手にとっては短い青の信号で、急いでいるときは無理な運転がどうしても発生してしまうということは私自身も経験していることですけれども、子供たちの安心・安全が一番であるというふうに思っております。区内では、ほかにも子供たちが交通事故に遭っている箇所もございます。また新たな交通事故の多い信号等々、あと信号がない横断歩道もございますので、その点も含めて今後調査をしていっていただければと思います。

 以上でございます。

○小栗委員長
 それでは、発言はよろしいでしょうか。

 議題、防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 では、そのようにさせていただきます。

 それでは、これをもちまして本日の防災等安全対策特別委員会は閉会といたします。

 お疲れさまでした。

 なお、委員の方と担当部長はお残り願います。

(午後2時10分 閉会)

-委員会を閉じた後-

 防災等安全対策特別委員会行政視察は、7月11日から12日で、新潟県糸魚川市において、糸魚川市駅北大火並びに地域防災体制の充実と住民防災力の向上について、石川県金沢市において金沢市自転車条例並びに金沢市まちなか自転車利用環境向上計画について、それぞれ実施することを協議し、決定した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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