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平成30年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(6月12日)

1.開会日時

平成30年6月12日(火)

午後1時30分 開会

午後2時56分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 染谷 眞人

副委員長 押田 まり子

委員 瓜生 正高

委員 塚田 秀伸

委員 墨谷 浩一

委員 加藤 博司

委員 小坂 和輝

議長 礒野 忠

4.出席説明員

(15人)

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

松永副参事(計画・特命担当)

大久保財政課長

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長 

望月環境土木部長

三留環境政策課長

松岡都市整備部長

斎藤都市計画課長

栗村都市計画事業担当課長

長嶋教育委員会事務局次長

吉野指導室長

5.議会局職員

田野議会局長

一瀬議事係長

秋山書記

酒井書記

6.議題

  • 2020年東京オリンピック・パラリンピックに関すること

(午後1時30分 開会)

○染谷委員長
 ただいまから東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を開会いたします。

 (挨拶)

 では、議長、挨拶をよろしくお願いいたします。

○礒野議長
 (挨拶)

○染谷委員長
 ありがとうございます。

 副区長、御挨拶をお願いします。

○齊藤副区長
 (挨拶)

○染谷委員長
 ありがとうございます。

 それでは、理事者紹介をお願いいたします。

○齊藤副区長
 (理事者紹介~区長部局分)

○平林教育長
 (理事者紹介~教育委員会分)

○染谷委員長
 前委員会からの引き継ぎを、富永一前委員長よりよろしくお願いいたします。

○富永前委員長
 前委員会は4月24日に開会し、4月1日付人事異動に伴う出席理事者の紹介の後、理事者より、中央区オリンピック・パラリンピック教育の推進について、報告を聴取し、質疑を行いました。

 なお、付託事件であります「2020年東京オリンピック・パラリンピックに関すること」については、継続審査となりました。

 以上であります。

○染谷委員長
 ありがとうございます。

 ただいまの引き継ぎを了承することでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○染谷委員長
 そのように取り扱いをさせていただきます。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願いします。

 初めに、理事者報告をお願いいたします。

○浅沼企画部長 

 1 平成30年度中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会の実施状況等について(資料1)

 2 東京2020オリンピックマラソンコースの決定について(資料2)

 3 選手村地区エネルギー事業に係る東京2020大会時のプレゼンテーション事業について(資料3)

 以上3件報告

○染谷委員長
 御報告ありがとうございます。

 発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、1人会派の持ち時間につきましては、10分となりますので、よろしくお願いします。ただいまの時刻は午後1時43分、自民党96分、公明党さん39分、日本共産党さん39分、子どもを守る会さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○瓜生委員
 それでは、私のほうから東京オリンピック・パラリンピックの、今、口頭で説明ありました、きょうの新聞報道にも出ていた件について何点か質問をさせていただきたいと思います。

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催時における大会ボランティアと都市ボランティアの募集要項が東京都から発表されたというお話をいただきました。まず、その前に、都市ボランティア、大会ボランティアの概略というか、概念について、いま一度御説明をしていただきたいと思います。

 新聞等で見た中においては、大会ボランティアというのは計8万人程度募集をされて、組織委員会が募集要項を決められたと。そういった中で、私が新聞等の情報を見る限りにおいては、競技施設や選手村等に附帯する設備のボランティア、競技運営に附帯する部分のボランティアが大会ボランティア、都市ボランティアというのは、空港、駅、その他、観光地等で活躍をしていただくボランティア、このあたりの中身に関しては、両方ともおもてなしの概念というのは必要だとは思うんですけれども、ここはどのような認識を持っていたらいいのか、違いというものを明確に説明していただきたいのと、大会ボランティアと都市ボランティアの主体です。東京都が募集主体となるのか、要項はおのおのの組織で決めていると思うんですけれども、研修内容等、スケジュール等はほぼ同じにするというふうに書いているので、その違いというものをもう少しわかりやすく説明をしていただきたい。その上で、区としてボランティアというものをどのように周知をしていく方向性なのか、お示しをいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 両ボランティアについてでございます。

 今、委員のほうからも若干ございましたけれども、2つそれぞれですが、大会ボランティアについては、組織委員会が募集するボランティアで、全体で8万人、活動内容としましては、競技会場や選手村等における観客サービス、競技運営サポート、メディアサポートなどを主としてございます。一方、東京都が運営主体となります都市ボランティアにつきましては3万人、主な場所としましては、空港、主要駅、観光地、この観光地というのは銀座なども含まれているように記載がございました。また、競技会場の最寄駅周辺及びライブサイト、本区の近くでは日比谷公園等がライブサイトになることになってございます。こういった場所で交通案内、観客の案内などを行うボランティアでございます。

 このボランティアの大きな違いというところにつきましては、今申しましたとおり、大会ボランティアにつきましては、オリンピックのためのボランティアということで、大会運営に直接携わり、大会を成功に導くという目的でございます。また、一方、都市ボランティアにつきましては、開催都市として、東京の顔として選手や観光客に対してお迎えするボランティアという、大会ボランティアとは若干違う目的を持ってございます。

 これらの募集の要項、概要については、昨日発表されたものですから、まだ具体的な内容を細かく読み込んでいるわけではございませんけれども、活動日数等につきまして、大会ボランティアのほうが全体で10日を基本としているといったこと、一方、都市ボランティア、東京都のほうのボランティアについては5日を基本としてございます。数字でいえば、都市ボランティアのほうが若干短い期間でも参加ができるというような内容になってございます。また、それぞれのボランティアにつきましては、それぞれの日数を満たせば同一の人間が両方に応募することもできるというふうになってございます。

 これらのボランティアにつきましては、本区としましても、今後、区のホームページからも東京都あるいは組織委員会のボランティアの募集要項のサイトに行けるように、連携を図ってまいりたいと思ってございます。また、区民協議会、そのもとにあります観光・文化検討部会、またボランティア検討部会、こういった部会員の方々にも広く周知を図って、本区としての応募の数をふやしてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○瓜生委員
 ありがとうございました。

 今、私はこうやって説明を丁寧に聞いていますから、わかりやすいですけれども、まず区民の方にこのボランティアの違いを明確に示していただきたい。今お話を聞いていると、どうしても大会ボランティアのほうが魅力あるものに映る方も多いのではないかという部分がありますので、そのあたりも、東京都が最終的にはしていただかなければいけないことでございますけれども、本区としてもかかわる以上、しっかりと大会ボランティアと都市ボランティアの差異を明確に区民の方に示して、両方とも有意義な形にできるような一助としていただきたいと思います。

 オリンピック・パラリンピックというのは、一生のうち何回も迎えられるイベントではないですけれども、運のいい人だと2回迎える方もいると思いますが、その中において、大会の中心となる選手村を抱えているというのは非常に光栄な部分が本区にはあると思います。区民の方も何かしら自分たちの力で大会を盛り上げていきたいという思いを持っている方も多いと思います。そういった方に区のほうで、例えばボランティアの推薦枠とか、そのあたりについてどのような考えを持たれているのか、お示しをいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 ボランティアについてでございますけれども、さきに申しました都市ボランティア、東京都のほうのボランティアの要項の中には、都内区市町村からの推薦等について、応募開始の時期、つまりこの9月になりますが、そこまでに検討をしていくという記載がございます。推薦枠につきましては、現在、今申しました23区だけではなくて、区市町村も含めて、どういった推薦枠がとれるのかということを東京都のほうとも検討を進めているところでございます。こちらにつきましては、今後の検討の状況等を踏まえ、情報がわかった段階で、またお示しをさせていただきたいと思いますとともに、本区としましても、一人でも多い推薦枠を確保できるように取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。

 また、大会時につきましては、大会ボランティア、都市ボランティアだけではなくて、本区としましても、登録ということに限らず、さまざまな段階、さまざまなレベルで、例えば清掃のおもてなしであったり、草花の植えつけであったり、いろいろな取り組みが地域の方々ともできるかと思ってございます。こういったところにつきましては、区民協議会、また、さきに申した部会でも、一人でも多くの区民の方が参加できるような仕組みを考えてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○瓜生委員
 ありがとうございました。

 これは東京都、組織委員会との交渉になると思いますけれども、しっかりと対応していただいて、本区の方が主体的にボランティアにかかわれる仕組みをつくっていただきたいと思います。

 そこで、先ほども多分おっしゃっていただいたと思うんですけれども、もう一度確認なんですが、大会ボランティアのほうはあくまでも組織委員会が募集主体で、都市ボランティアは東京都が主体になるという認識でよろしいんですよね。そういう中において、都市ボランティアのほうの方ともいろいろ検討を進め、今、部会等も通じて区民の方のボランティア機運を醸成していくという話ですから、たまたま私も所属していますけれども、消防団だとか自治会だとか町会だとかPTAだとか、さまざまな団体を踏まえて、盛り上げていかなければいけないものだと思います。その辺をいま一度お願いしたいと思います。

 そして、最後に、大会ボランティア、都市ボランティアを募集するということなんですけれども、区として、大会に向けたボランティアに対してどのように臨んでいくのか、重なる部分もあると思うんですけれども、改めて、その辺の意気込みを示していただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 本区としての取り組みといったところでございますけれども、今申しました大会ボランティア、都市ボランティアについては、こちらについて募集要項が発表になったとはいうものの、こういったボランティアがどのような場所で、どのような活動を具体的にするのか、例えば銀座といいましても、通りで歩いて案内をするのか、あるいはどこかにブースを設けるのか、そういった具体的な内容がまだ明らかになっていないところでございます。こういったところについては、引き続き都や組織委員会の情報をなるべく早い段階で収集して、周知を図ってまいりたい、情報提供をしてまいりたいと思ってございます。

 一方で、区としてのボランティアの取り組みにつきましては、さきに申しました区民協議会において、ボランティア検討部会を設置してございますので、この中で、先ほど委員のほうからもございました本区だからこそできるボランティアというものを進めてまいりたいと思ってございます。1つには、昨年、覚書を締結しました豊海小学校を大会期間中、ブラジルに貸し出すといったことは、ある意味、本区が優先して独占してできるエリアでございますので、こういったところについては、豊海小のPTAだったり、そこの児童・生徒さんはもちろんでございますけれども、そういった方々とも一体となったおもてなしができるかと思ってございます。また、先日、ブラジルのほうにも連絡をしたところでございますが、ぜひそういった取り組みをやっていただけると、ブラジルとしてもありがたいというような返事もいただいているところですので、こういったところで何ができるのか、さきに申した検討部会等でも検討してまいりたいと思ってございます。

 また、昨年度の区民協議会の中でも、折り鶴ウェーブというような案が委員の中から出されてございまして、折り鶴を来街者、来た方々にお配りして、一つのおもてなし、思い出としてお持ち帰りいただくというような案でございます。こういった取り組みにつきましては、各団体だけではなくて、一個人の方々も参加できる取り組みだと思ってございますので、こういったことをどのように展開すれば、一人でも多くの方が参加できるのか、あるいは思い出づくりができるのか、こういったところを、あと残された2年の中で検討して実現に結びつけてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○瓜生委員
 ありがとうございました。

 今、るる答弁をいただいた中でも、オリンピック・パラリンピック調整担当課長自身もさまざまな課題を見つけて、オリンピック・パラリンピックに向けてこうしていこうという地域の思いも背負っておられると思います。課長にとってのオリンピック・パラリンピックはもう始まって真っただ中ですから、情報は23区、特別区に一斉におりてくる部分もあるかもしれないですけれども、やはり本区は選手村を抱えているという特別な地域事情もありますから、一つでも、少しでも、一日でも早く情報を他区に先駆けて得るということは、本区においての機運醸成と大会の成功につながると思いますので、いま一度そちらの方面に向かって努力をしていただきたいと思います。

 私の質問を終わります。

○塚田委員
 よろしくお願いいたします。

 私から、オリンピックマラソンコースの決定についてお尋ねいたします。

 先日、マラソンコースについて発表がございました。計画の上では、もう大会の直前と言えるような段階、この期に及んで、幸か不幸か、42.195キロの3分の1に当たる14キロ以上、本区を通過すると。そして、一番の目抜き通りである日本橋、そして銀座、新橋に至るまでの中央通りを完全にとめてしまうというようなことで、先ほどの御説明の中にもございましたけれども、幸か不幸か、不幸ではないですけれども、問題点としては、やはり区民の皆様の自由な往来が制限されるということ、そして日曜日の午前中ではありますけれども、やはり経済活動として問題もあろうかと思います。この辺は、当然、対策を立てて準備を進めていただけると思っております。

 一方で、やはりオリンピックの花形競技であります。特に、男子マラソンにおきましては、8月9日、最終日の閉会式、閉幕の前に行われる大会の一番大きな競技でございます。やはり過去のオリンピックマラソンを見ても、例えばコース上の地域名、場所の名前であるとか、そういったことが世界中に発信されるという大変大きな意味を持つ競技でございます。そういう意味では、きょうは観光については言いませんけれども、生涯学習の面であるとか、あるいは教育の面で、千載一遇のチャンスということではないんですが、何か発進する上で大変大きなチャンスであり、そして教育の面でも、ここから何か得るものがあるのではないかと思っております。

 そういう観点から見て、これまでまとめられていることがございましたら、教えていただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 マラソンコースについてでございます。

 委員の御質問の中でも幸か不幸かというようなお話がございましたけれども、区としましては、やはりこれだけの距離を本区の中で展開できるといったことを好機だと思ってございます。マラソンコースにつきましては、委員のほうからもお話がありましたとおり、まだ確定ではございませんけれども、日曜日の早朝に女子のマラソン、また別の日に男子のマラソン、また別の日に同様にパラリンピックのマラソンと、3回あろうかと思ってございます。こちらにつきましては、これまでも東京マラソンで一定の規制を強いられるような状況がありますけれども、そういう意味では、まちとしても経験を踏んでいるものでございまして、こういったものがいよいよ本当のオリンピックでも実現されるということになろうかと思ってございます。

 東京マラソンのときにも、地域の小学校であったり、地域の団体が太鼓をたたいたり、いろいろなおもてなしのイベント等々をやられていることかと思ってございます。オリンピックのときには、セキュリティの関係、そういったことがどこまでできるのかについては、具体的な検討はこれからかと思いますけれども、そういったことができる余地がもしあれば、東京都や組織委員会と検討しながら、可能性を見つけてまいりたいと思っているところでございます。ただ、聞くところによりますと、また過去の大会を見ましても、マラソンコースについては、柵等で相当な警備をしている形でこれまでも実施されてございますので、さきに申した東京マラソン等々のようには、なかなか難しい部分があるのかなというふうに思っているところも現状でございます。

 そういった意味では、本区としましても、交通規制のかかる期間の、例えば江戸バスの運行であったり、自転車のサイクルポートであったり、さまざまな対応をしていく、歓迎する一方、区民生活への配慮にもしっかり取り組んでいかなければならないというふうに思ってございます。

 以上です。

○塚田委員
 御答弁ありがとうございます。

 まだ決まってから日にちもたっておりませんので、なかなか具体的な話をしていただけていないかとは思うんですが、オリンピックが迫るにつれて直前に決まることも多いと思います。直接IOCとの話であるとか、現段階で進行している中で、なかなかお話ししていただけないことも多いかと思うので、その辺も今後少し期待をしているところでございます。

 先ほど前委員からもありましたけれども、ボランティアを含めて、多くの皆様がお越しになる。そして、マラソンという、日本でも大変人気のある競技がいきなり中央区を走るコースになったということもありますので、どうぞ教育面、そして観光、商業等にも有益になるように、ぜひとも計画を進めていただければと思います。そして、何よりも機運を高める意味でも、今回、中央区の皆様が大変興味を示していらっしゃるマラソンコースでありますので、どうぞこれに絡めた教育であるとか、イベント事をふやしていただければという思いでございます。どうぞよろしくお願いします。

 以上でございます。

○墨谷委員
 私のほうからは、資料3、選手村地区エネルギー事業に係る東京2020大会時のプレゼンテーション事業についての中からと、議題を質問してまいりたいと思います。

 まず、議題のほうから先にいきます。

 東京2020オリンピック・パラリンピック大会の中で、ほっとプラザはるみの改修が計画されていると思います。一時休止という形で、委員会の中でもお話をいただいているのもわかっております。ほっとプラザを使っている地域の方々から、いろいろなお問い合わせがあって、また、すごく評判がいいと。ほっとプラザはるみでは、大人もそうですけれども、子供の有料教室などが開かれております。例えば、ヒップホップを基礎から学んで、ダンスの楽しさ、リズム感を養っていくというような形で、勝どき五丁目の地域の方も近くですので、お母様方の中で、ここはいいよというお声を聞きます。そのたびに状況を伺って、まだ先のことなのでわからないということもあったと思います。

 まず、1点目に、ほっとプラザはるみは、オリンピックに伴い平成32年度に一時休止となり、改修完了まで全館休止となるというような報告をいただいていると思います。平成35年度リニューアルオープンということで、まず1点目の質問は、ほっとプラザはるみで行われているさまざまな教室の継続についてが1点と、もう一点が、区民や使用されている方への御案内というか、その辺のスケジュールの2点を教えていただきたいと思います。

○三留環境政策課長
 ほっとプラザはるみのイベントの今後ということだと思います。

 現在開催されていますイベントに関しましては、予定が組まれているものでございます。今後、消防庁への貸し出し等が予定されておりますので、その段になりましたら、一時休止という形になると思います。申しわけございませんが、その辺の具体的なスケジュール等はまだ決まっておりませんので、休館といいますか、使えなくなるスケジュールの詳細につきましては、まだ周知のほうはしてございません。

 いずれにしましても、お知らせする時期になりましたら丁寧にお知らせをしていきたいと思っております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 御答弁ありがとうございます。

 今、たくさんの教室があると思うんですけれども、施設が使用休止になることによって、この辺の教室は同じく中止になってしまうんでしょうか。例えば、その教室が違うところで行われるとか、何かそういったことはないのかも含めて、わかる範囲でお願いします。

○吉田副区長
 ほっとプラザにつきましては、現在、オリンピックの開催年の3月まで一応使用することになっておりますから、その部分において、講座等は今までどおり指定管理者によって行われると思いますが、その先については、実際的には、先ほど環境政策課長から申し述べましたとおり、オリンピック警備の流れの中で、消防庁等へ貸し付けを予定しております。

 実は、オリンピック時点において、ほっとプラザの周囲の環境が劇的に変わります。現在のほっとプラザの前には空き地があるわけですが、その部分について、基本的には選手村で使う予定でございますけれども、商業施設の棟が目の前に建ってしまうというような環境から、ほっとプラザを継続できないのではないかというのが今の考え方でございます。ですから、ほっとプラザという状態ではなくて、その用途を変更させていただいて、中身をどういう形でつくるかということを、今現在、検討しております。現実の講座の問題につきましては、オリンピックが開催されます平成32年3月までということでございまして、それ以降のありようについては、地元の方々と御相談をさせていただいて、基本的にはあの施設の内部を改修して、ほっとプラザという状態ではなく、どういうふうに使うかということを、いろいろ地域の方々とも御相談をしながら確定をしていきたいというのが現在の状況でございます。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 2020年3月までは教室が継続されるということで、その辺の詳しい状況がまだ出ていないということが確認できました。その辺がわかるようになったら、また教えていただきたいというふうに思います。また、教室については、どういった形になるかわからないですけれども、継続を要望させていただいて、次の質問に移ります。

 資料3の選手村地区エネルギー事業に係る東京2020大会時のプレゼンテーション事業の中から質問をさせていただきたいと思います。

 私も、水素ステーションを委員会視察で見に行ったことがあります。百聞は一見にしかずではないですけれども、やはり見ることによって、こういうものなんだなというようなことがわかるというか、意外とガソリンスタンドとほぼ変わらないような状況ということを確認したことを思い出します。また、水素情報館というのがお隣の江東区にあるというようなこともチラシの中で見たことがあります。この中で、今回の環境先進都市のモデルとなるということで、今までにないモデルだと思います。いろいろな方がいらっしゃって、水素ステーション施設とか水素パイプラインとか、いろいろわからないことなど、また安全性がどうなのかなど、疑問に思っている方もいらっしゃるのではないかなというふうに思います。このステーション、また水素パイプラインについては、しっかりとした形で設置がされるのではないか、そのように私は思っております。

 そういった中で、今回、オリンピック大会期間中、インフォメーション施設がオープンするというふうに書いてありますけれども、これは東京都の問題になってくるかもしれませんので、要望としてお願いしたいと思うのは、区民の皆様への正確な情報の発信と、安全などに対して理解できるような、施設というか、しっかりと説明できる場が必要ではないかというふうに思っております。

 ちなみに、環状2号線についても、勝どき六丁目に常設でインフォメーションの施設がございました。そこに行くと、どういう感じで橋ができるとか、道ができるとかということが書いてあったり、模型などもあって、示されているんですけれども、そういった意味で、私が今回要望させていただきたいというふうに思ったのは、インフォメーション施設を、大会の期間中と書いてあるんですけれども、その辺をちょっと広げていただくというような、理解を深める場として、大会の期間中だけではなく、その前後も少しふやしていただくといったお願いはできないのかということを要望したいと思っております。その点について、どうぞお願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 水素のインフォメーション施設についてでございます。

 資料中の大会中及びその前後というところで場所を示してございますけれども、大会期間中に設置をするのは環状2号線の脇、地図でいいますとホテルマリナーズコート東京の横の東京都港湾局用地かと思ってございます。ここに一時的、大会期間中でございますけれども、設置するということになってございまして、大会後もここの場所に設置できるかどうかということについては、現在、明らかになってございません。恐らくここには違う形で、また別なものがということを考えますと、インフォメーション施設の場所についても、また改めて検討が必要になろうかと思ってございます。

 大会後につきましては、清掃工場の横に新たに水素ステーションというものがつくられる予定になってございますので、例えばこういったスペースに、今おっしゃったような区民の方にもわかりやすいものが置けるかどうかについても検討がされているかと思ってございますし、本区としましても、今、委員御指摘のような区民の方々が水素のシステムの安全性などを理解できるような、わかりやすい施設というものが設置できるように、都のほうにも働きかけてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 新しい住民の方がどんどんふえてきていると思います。今お住まいの方はわかっていても、新しい方が転居されるということもあると思いますので、できたら常設で、ある一定の期間、皆さんが水素について学べる場の提供を要望して、私の質問を終了いたします。

○加藤委員
 それでは、資料1の中から幾つか質問します。

 まず、気運醸成事業補助金(案)について、東京2020参画プログラム及びbeyond2020プログラムの認証取得を努力義務とした理由です。なぜ必須ではないのか、これについてお答えいただきたいと思います。

 また、2020年を見据えた新規事業または充実事業であることが補助対象の主な要件の一つに挙げられておりますけれども、なぜ2020年を見据えたなのか。2020年以降を見据えたではないかと思うんです。この問題については、2020年以降を見据えたと国は言っているわけです。beyond2020という言葉を使うのであれば、2020年以降を見据えたとなるのではないかと思うんですけれども、それについての御見解をお答えいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 気運醸成事業補助金についてでございます。

 まず、1点目の参画プログラム及びbeyondの認証取得ですけれども、こちらにつきましては、基本的には取得をしてもらいたい。区としても、そういった働きかけをこれまでも区民協議会等々を通じて申し入れているところでございます。ただ、実は、この認証につきましても、スポンサーの関係であったり、ポスターに同一名で別のスポンサーが入ると取得ができないとか、マークが使えないとか、こういったさまざまな制約が非常に多くかかるという実態がございます。今回、この補助事業につきましては、スポンサー等々の制約がかかってできなくなってしまうような事業につきましても、広く区としてオリンピック・パラリンピックの機運醸成のために取り組まれる事業であれば、これまで認証されなかった事業についても組み入れた形で、区として、オール中央区としてオリンピック・パラリンピックを盛り上げてまいりたいといった趣旨から、これを必須としていないところでございます。

 それから、2点目の2020年を見据えたというような記載がいかがかというところでございますけれども、こちらについては、今回の助成事業については、オリンピック・パラリンピックの気運醸成事業の新たな補助事業というものを当課で創設したわけでございますので、オリンピックを見据えた、オリンピックに向けた取り組みを地域で新たに創設していただきたいといった趣旨から、2020年を見据えたということで示してございます。

 ただ、もちろん、2020年に向けた取り組みが、その後も非常にいい展開であれば、大会後にもぜひとも本区で引き続き実施されることが望ましいと考えているところでございます。ただ、要綱上は、今申したとおり、あくまで大会に向けた取り組みというところで、このような記載にしているところでございます。

 以上です。

○加藤委員
 今、オリンピック・パラリンピック調整担当課長から答弁がありましたけれども、これは私の考えですが、区民協議会は一過性にすることなく、五輪終了後も継続性を持った協議会に発展させていくことが必要ではないかと考えます。実際、地域活動の一層の促進を図り、大会後の地域レガシー創出につなげていくためにも、ぜひ御検討をいただきたいと思います。そのことを述べて、次の質問に入ります。

 資料2の東京2020オリンピックマラソンコースの決定についてですけれども、説明の中で、地元対応として、大会開催時の影響が大きいと考えられる連合町会及び地域団体へ順次説明を行うということであります。前委員からも質問がありましたように、マラソン競技開催時には、3回にわたって行われるわけですけれども、交通規制など、区内全域が何らかの影響を受けると私は思うんです。ですから、大会開催時の影響が大きいと考えられる連合町会、地域団体だけではなく、まちづくり協議会などを通じて中央区全団体に、簡単でもいいですけれども、説明を行うべきではないかと考えるんですが、その点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 区民等への周知でございますけれども、マラソンコースにつきましては、先ほども答弁させていただいたとおり、基本的に、本区においては、現在行われております東京マラソンのコースがベースにあると思ってございます。東京マラソンにつきましても、関係する町会・自治会の方々に丁寧に説明をした上で、これまでも実施してきているところでございまして、今回のオリンピックのマラソンコースにつきましても同様に、関係する連合町会、また町会、また自治会の方々に丁寧に説明を、ある意味、区のほうから組織委員会あるいは東京都に働きかけて、しっかり説明をするようにということで、このコース上のところに周知を図っているところでございます。

 なお、具体的な実際の規制等々につきましては、これからになろうかと思いますので、その規制等の状況によっては、また違った形での区民の方全体への説明、周知も必要になるかとも思いますので、そのあたりにつきましては、都や組織委員会がどのように考えるのか、こういったところとしっかり連携をとりながら、漏れのないような周知を図ってまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○加藤委員
 さきの委員の質問に対してオリンピック・パラリンピック調整担当課長から、江戸バスの運行ルートあるいは自転車のサイクルポートなどについて影響が出るということが想定されるというお答えがあったかと思います。ですから、簡単に言いますと、影響が大きいと考えられるということだと、では私のところは大丈夫なのかということになりかねないので、今答弁がありましたように、区民に対しては丁寧な説明を今後ともお願いしたいと思います。ぜひ求めたいと思います。

 次に、資料3、選手村地区エネルギー事業に係る東京2020大会時のプレゼンテーション事業についてです。

 まず、1つ目、街区供給として住宅棟(共用部)、商業棟とあるが、住宅全体への供用は検討されていないのか。

 2つ目として、大会後における各街区への車両や各街区の純水素型燃料電池への水素供給によって、選手村全体の消費のおおよそ何%をこれによって占めることになるのか。また、大会後の予測についても、もしわかれば、お答えいただきたいと思います。

 3つ目については、現在の事業計画では、学校予定地への供給が示されていないけれども、学校予定地への供給の可能性は検討されているのか、それぞれお答えいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 水素の供給についてでございます。

 こちらの図面でも記載しておりますとおり、各街区にそれぞれパイプラインを通じて持っていきまして、その街区の中で各住戸に供給するというふうに聞いてございますので、そういう意味では、全住宅棟が対象になろうかと思ってございます。

 それから、純水素型のこれらのパーセンテージ等につきましては、申しわけございませんけれども、そういった資料を都のほうから入手してございませんので、区のほうでは把握していない状況でございます。

 それから、同様に、大会後の供給予測もあわせ持っていないところでございます。

 それから、3点目の学校への供給についてです。

 パイプラインでの供給については、ほかの街区との兼ね合いであったり、あるいは費用対効果も含めまして検討したところではございますけれども、現在、パイプラインは引かないというような形で整理がされてございます。ただ、災害時の活用等々、可能性があろうかと思ってございます。パイプラインではない形の、例えば水素のバスを災害時に活用できないか、現在、こういった検討が進められているところでございまして、これらにつきましても、また検討の熟度が上がってきた際には御説明、御報告をさせていただきたいと思ってございます。

 以上です。

○加藤委員
 1番目の質問に対して、私の説明が足りなくて大変申しわけなかったんですけれども、街区供給として、別紙の一番下に住宅棟(共用部)となっているんです。私が聞いたのは、共用部だけではなくて、住宅棟全体に、占用部分も含めて、こういうエネルギーの供給が検討されていないのかということを質問させていただいたんです。それについて、わかる範囲でお答えいただければと思います。

 また、学校については、検討したけれども、なかなか難しいという御答弁があったことを確認したいと思います。

 では、最初の質問についてだけ、お答えいただければと思います。

○栗村都市計画事業担当課長
 住宅棟に供給される水素によるエネルギーですが、ここに記載のとおり、今回の水素ガスによる燃料電池の供給の範囲は、共用部の施設、照明ですとか、玄関の部分、それから廊下の部分を対象にしていると。あとは、共用部も含めてですが、空調関係、あと外構部分の照明、こういったところに使われる予定だというふうに聞いております。

 以上です。

○加藤委員
 せっかく環境先進都市のモデルとなるまちづくりを目指して頑張るというんですから、宝の持ち腐れといったら表現が余りよくありませんけれども、空調とか街灯部分、それから照明、共用部分など、使えるのであれば、ぜひ検討することも必要なのではないかなと思います。

 その上で、水素パイプラインの安全性についてですけれども、今、選手村は盛り土をしながら建設されております。パイプラインの素材、また盛り土による時間の経過に伴う地盤沈下が当然考えられると思うんですけれども、素材と地盤沈下の影響についてどのように考えているのか。

 それと、水素搬入に関して、CO2フリーの水素ということでありますけれども、水素搬入に関して、フル稼働した場合の1日の搬入量ないしは、特殊車両になるかと思いますけれども、車両の台数について、わかる範囲でお答えいただければと思います。

○三留環境政策課長
 まず、パイプラインの安全性についてということでございます。

 まず、盛り土に関しまして、申しわけございません。地盤高で何メータープラスというのが、今、手元の資料にございませんが、地盤面はしっかりしているところに対しての盛り土でございます。ただ、委員おっしゃるように、経年による圧密沈下は必ず発生するものと考えてございます。その辺も踏まえまして、安全対策はとっているということだと思います。

 それから、パイプラインの安全性ですが、昨年、平成29年12月に経済産業省のほうで、こちらの安全性について、ガス事業者のほうから整備計画が出されたものに対して検討を行って、それに関して技術的に問題はないという報告書が取りまとめられております。これに基づきまして、必要な対応をとった上での事業計画ということで、これは東京都、それから本区の区道部分もありますので、東京都のほうに関しましては、もう占用許可がおりているということでございます。区のほうに関しましては、近々占用許可をおろす予定でございます。

 それから、将来的な特殊車両の量ということでございますが、そちらのほうに関しましては、現在、確認してございません。

 以上でございます。

○加藤委員
 水素爆発という言葉を聞いたら、福島第一原発事故のことを思い起こすわけです。水素というのは、釈迦に説法かもしれませんけれども、水素と酸素が急激に反応して爆発的な燃焼を起こすことが言われております。水素濃度が4%から75%の範囲で爆発を起こす可能性があるということも言われております。安全性の問題、当然、安全なものが施行されるわけですから、別に事故を想定してというわけではないんですけれども、晴海のまちづくり協議会等において地域住民の方が不安を持っているということも言われております。声も聞いております。区は地元への正確な情報提供と丁寧な説明を行うよう都や事業者に働きかけるとの姿勢ですけれども、区としても地域住民の声に耳を傾け、ぜひ積極的に地元に説明を行うよう求めたいと思います。

 最後に、ボランティアの活動について幾つか質問させていただきます。

 1つは、小学生、中学生が行うボランティアとは具体的にどういうことなのか。今後、どのようなことを考えているのか、また、意思表示が困難ではないかと思われる幼稚園児が行うボランティアとはどのような内容なのか、お答えいただきたいと思います。

 また、ボランティア活動は自由参加が基本ではないかと私は思うんですけれども、2020年東京五輪競技大会は7月24日から大会が始まります。大会期間中は、ちょうど夏休みの期間と重なることになるのではないかなと。もし大会期間中にボランティアとして参加する園児・児童・生徒は、学校や園の行事の一環として参加することになるのかどうなのか、あわせてお答えいただきたいと思います。

○吉野指導室長
 まず、幼児、小学生、中学生を含めたボランティア活動のあり方でございます。

 東京2020オリンピック大会を迎えることで、直接そこに携わるボランティア活動ができるかどうかということでございますが、本区は選手村を抱えていますので、当然ながら、例えば中学生などは直接ボランティア活動ができれば、それは彼らの人生経験上大きなことですし、そういうことが可能ならば、望んでいるところでございます。ただ、まだまだ大会時での直接的なボランティアということは今後検討していくことでありまして、教育だけで検討できることでもありませんので、ここはオリンピック・パラリンピック調整担当課と一緒に考えていきたいところでございます。当然、組織委員会や東京都の教育委員会とも連携していかなくてはいけないことだと思っております。

 ただ、現在、ボランティア活動ということで教育として大事にしていることは、やはりボランティアマインドを醸成するということ、子供たちにボランティアの大切さをしっかり伝え、まずボランティア活動に1個取り組んでいくというような心構えから身につけさせていくということは大切にしているところでございます。当然ながら、これまでの学校教育では、オリンピック・パラリンピック教育に限らず、ボランティアマインドを醸成してきたところでございますが、オリンピック・パラリンピック教育を契機に、よりオリンピック・パラリンピックを活用しながら醸成していきたいと思っております。では、どういうことができるかというと、今はその気持ちを醸成するために、まずは環境教育を兼ねながら、まちをきれいにしましょうとか、また外国の人が多く来るので、その人たちと出会ったときにはどのようなことができるか考えましょう、英語等で道案内ができるか考えましょう、また高齢者等のボランティア等々、学校教育では、現在もう既に推進しているところでございます。これにつきましては、オリンピックまでの期間、もちろんその後を含めまして、しっかり充実させていきたいと思っております。

 ボランティアが自由参加かどうかというようなことでございますが、学校教育では、自由にやりましょうというようなことではなく、全ての子供たちのボランティアマインドを醸成するということからも、やはり全員で参加するということが原則になってきます。それとともに、御質問のありました大会期間中が夏休みだからというようなことはあるんですが、ここは、冒頭に答弁させていただきましたが、直接大会で何ができるかということもあわせて、今後検討していきたいと思っております。

 何にしても、このオリンピック・パラリンピック東京大会を活用したボランティア活動を行うというのは、学校教育における大きな価値と考えておりますので、前向きに推進していきたいと思っております。

 以上です。

○加藤委員
 4月にいただいた東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会での資料に中央区オリンピック・パラリンピック教育の推進について、今年度、平成30年度の取り組みについて、ハートフルスポーツ、共生社会に貢献する態度とボランティア精神の育成ということが、4つの主要事業の一つとして挙げられております。そういう中で、地域のスポーツ関連行事などのボランティア活動を行い、さらなるボランティアマインドの醸成を図るという意味では、これについてはぜひ行っていただきたいと私は考えるんです。

 ただ、教育振興基本計画の取組の方向性の中に、主体的にボランティア活動を実施し、積極的に社会に貢献する幼児・児童・生徒を育成するという表現があるんです。先ほど私が申しましたが、自分の意思表示もまだままならないというか、困難ではないかと思われる幼稚園児にも、そういうことをボランティアマインドとして指導していくのかどうなのか。否定するわけではないんですけれども、やはりその辺は慎重に行うべきではないかなと思うんです。小学生、中学生とは違う幼稚園児の活動について、もうちょっと御説明をいただきたいと思います。

○吉野指導室長
 学校教育という観点で考えますと、幼稚園、小学校、中学校というところ、もちろん、子供たちの発達段階は当然ありますけれども、ボランティア精神を醸成していくというところは、どの発達段階でも必要なことだと考えております。では、幼稚園児が直接何をするのかということ、幼稚園児の発達段階だから、なかなか理解できないのではというような意味が御質問に含まれているのかどうかわからないですけれども、先ほどの答弁の繰り返しになりますが、例えば、まちをきれいにしましょう、ごみを拾いましょう、お客様が来たときにはしっかりお迎えしましょうというような気持ちを育てていくということは、幼稚園児の発達段階でも十分必要なことであり、理解できることでございますので、教育委員会としても、ボランティア教育という視点は幼稚園でも行っていきたいと思っております。

 今お話にありましたように、今年度はオリンピック・パラリンピック教育の中でボランティア精神を醸成していくというようなところを重点として取り上げております。中学校、小学校、幼稚園、それぞれでボランティア活動を行っていきますので、ぜひ実際の活動をごらんいただきたいというようなところもあります。幼稚園児からボランティア精神を醸成するということは必要であり、推進していくというところを考えております。

 以上です。

○加藤委員
 人が誰でも持っている優しさとか思いやり、周辺の人や生き物、自然や環境のために役に立つことをすれば、自分自身のことになるのではないかなと。それぞれ年齢が違っても、幼稚園児も小学生も中学生もそのように思うのではないかと思います。何事も行動を実行する初めの第一歩が大切ではないかなと思うんです。そういう意味では、今回のこういう提案は非常に大事だと私は見ております。ですから、自主性、自発性、社会性、連帯性、例えば無償無給性、創造性、開拓性、先駆性がボランティアの主な性格だという指摘もあります。そこで、ぜひボランティアマインドの醸成ということで、幼稚園児も含めて児童・生徒の自主性を重んじて、決して強制にならないような十分な配慮をして、取り組んでいただきたいということを述べて、質問を終わります。

○小坂委員
 この委員会におきましても、ボランティアの精神の醸成なり、バリアフリーのまちづくりなり、区の皆様の取り組みに敬意を表したいと思います。その上で質問させていただきます。

 まず、選手村のまちづくりに関してですけれども、2点。

 1つは、5-6、5-5街区のところに高い建物を建てられます。180メートルの超高層、50階建てというところでありますけれども、どうしても日影の問題が生じてくるというところであります。選手村における日影の考え方、受忍限度4時間。4時間以内なら許容範囲ということで環境影響評価にも出ているんですけれども、受忍限度の考え方としては、この4時間という考え方でよいのかどうか、念のための確認です。

 バリアフリーのまちに関して、選手村に関して、念のために教えていただきたいんですけれども、A.Pでいうと6.5メートルのところに地盤が来ていて、T.Pでいくと5.4メートルとなっております。そうすると、現在、補助314号線の高さがそのままその高さになっているのか、それよりも高いところに選手村のまちができるのか。今、盛り土をしているというふうにおっしゃったので、端的に、高いところにできるのか。そのあたり、平面的な上からの緑のイメージは多々目にするんですけれども、立体状どうなっているのか、その辺を教えていただければと思います。

○栗村都市計画事業担当課長
 選手村地区の住宅、特に超高層棟のことだと思いますが、これについての日影の受忍限度についてということでございます。

 選手村地区に建設された建物によって、周囲に影響する日影の時間については、通常の中央区の中におけるまちづくり事業、まちづくり基本条例等で周辺に説明している内容と同じような形で考えておりまして、きちんと時間、日時でどのぐらいの影響が出るのかといったところを明示して説明をしているところでございます。晴海地区においても、日影規制は都市計画上の規定はございません。受忍限度はどうなのかというお話よりも、中央区の中でのまちづくりの規制で通常求められている日影の規制については、きちんと調査をした上で、そこの影響を示した上で周辺にも説明をし、理解をいただいているというふうに考えております。

 以上です。

○三留環境政策課長
 私のほうからは、高さの関係についてでございます。

 委員がお示しされました補助314号線につきまして、基本的に、314号線だけでなく、今、ほぼインフラを整備してございますので、道路の高さは6.5でほぼ整備されているような状況でございます。一番イメージがつくのが清掃工場前の314号線については、規定の6.5があるというふうに認識していただければと思います。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれありがとうございます。

 日影規制がないのはわかりますけれども、ただ、不法行為の、どれだけ住民が耐えられるかという限度というのがありまして、それに関して、4時間以上の日影を生じる範囲は、その2つの超高層においては計画地北側約120メートルの限られた範囲であり、その範囲内に住宅は存在しないため、日影の影響は低いものと考えるということが書かれており、中央区もしくは東京都の考え方全体かもしれませんけれども、受忍限度、日影規制を守っていても、それでも人々から光を奪ってはならないと。その限度がここで明らかにされていて、選手村においては受忍限度4時間を守っているというようなことを理解させていただきます。

 次に、高さに関しては、大体フラットに補助314号線の高さに沿ってまちづくりができるので、そこから盛り土になって、さらに上がって住宅にいくという感じのものではないということで安心しました。もしそうであった場合に、バリアフリーの傾斜とかを考えていただきたかったんですけれども、そこはオーケーということで、わかりました。

 次に、大会輸送の関係で築地市場のところが駐車場になりますけれども、この駐車場は大体いつからできて、いつからいつまで使用の駐車場になるのか、一応教えてください。また、このような大きな工事をしていくわけなので、住民説明会はいつごろにされるのか教えてください。

 また、水素パイプラインに関しまして、一つ一つの出力がどれぐらいのものを各街区に置くようなことになっているのか。規模とか、ちょっとイメージが、水素を使うというのはわかるんだけれども、どれぐらいのものが使われるのか、そのあたりを教えていただければと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 私からは、大会時の築地のデポについてお伝えさせていただきます。

 大会時の輸送の検討につきましては、東京都、また組織委員会のほうで検討が進められているところでございまして、今、委員御指摘の築地市場の部分、具体的には築地五丁目、六丁目になりますけれども、約15.0ヘクタールの部分で、バス、それからフリートと言っていますが、乗用車、これら合計で約2,700台弱の駐車場として活用することになってございます。これらにつきましては、現在、当然市場があるわけでございますが、この市場の移転後、そこの部分の解体がされる。また、解体と並行してといいますか、引き続きデポ工事が進められるという運びになるわけでございますけれども、まだいつから具体的なデポ工事にかかるのか、こういったところにつきましては、今後、市場局、またデポをつくる部隊との調整の中で明らかになってくるものと思ってございます。

 これら一連の、築地デポだけではなくて、環状2号線の大会時の活用等もあわせまして、これまでもそうですけれども、まちづくり協議会の機会を通じて説明の場を設けているところでございます。これは晴海だけではなくて、当然、勝どき、豊海、また築地や銀座、こういったところでもアナウンスをしていかなければならないものと思ってございますので、計画が明らかになってくる段階で、区としても、そういった説明の場を設けるよう働きかけてまいりたいと思ってございます。

 私からは以上です。

○栗村都市計画事業担当課長
 純水素型燃料電池の今回想定している出力ということでございます。

 今回5カ所に設置しますが、それぞれ30から40キロワット、そんなに大きくない規模のものでございますが、これが5カ所にありますので、全体で150から200キロワットの出力が出るものを設置するということでございます。

 以上です。

○小坂委員
 築地のほうでは、工事に当たっての住民説明会等、よろしくお願い申し上げます。

 また、駐車場が2,700台と。前から指摘しておりますけれども、排ガスが本当に大丈夫なのかどうか、そのあたりの評価もしていると思いますので、もしそのような資料があれば、この委員会に資料請求させていただきたいと思います。

 また、水素パイプラインに関しましては、区道部分が一番危険だと思います。工事の掘削によってパイプラインを傷つけるというところが一番危険な部分だと思いますので、そのあたりの配慮をパイプラインのところでやっていただきたい。都道においては、鉄板を上に敷いて安全性を保つということなので、そのあたり、区道での配慮の仕方をまた教えていただければと思います。

 では質問を終わります。ありがとうございました。

○染谷委員長
 それでは、質疑を終了いたします。

 議題、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関することにつきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○染谷委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○染谷委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を閉会いたします。

 お疲れさまでございました。

 なお、委員の方と担当部長はお残り願います。

(午後2時56分 閉会)

-委員会を閉じた後-

 特別委員会の行政視察について、7月上旬に管内視察に変えて行政視察を実施することができることになっているが、日程に暇がないことから、実施の有無、日時、視察先、日程等について、正副委員長に一任することの了承をとった。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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