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平成30年第一回定例会会議録(第1日 2月28日)

1.会期

三十日(第一日)

二月二十八日(水曜日)

2.開会並びに散会

午後二時開会

午後三時八分散会

3.出席議員

(二十八名)

一番 渡部 恵子議員

二番 山本 理恵議員

三番 海老原 崇智議員

四番 佐藤 敦子議員

五番 塚田 秀伸議員

六番 田中 耕太郎議員

七番 小坂 和輝議員

九番 加藤 博司議員

十番 奥村 暁子議員

十一番 原田 賢一議員

十二番 富永  一議員

十三番 瓜生 正高議員

十四番 染谷 眞人議員

十五番 青木 かの議員

十六番 堀田 弥生議員

十七番 松川 たけゆき議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 志村 孝美議員

二十一番 礒野 忠議員

二十二番 石田 英朗議員

二十三番 鈴木 久雄議員

二十四番 木村 克一議員

二十五番 中嶋 ひろあき議員

二十六番 押田 まり子議員

二十七番 墨谷 浩一議員

二十八番 田中 広一議員

二十九番 中島 賢治議員

三十番 渡部 博年議員

4.出席説明員

区長 矢田 美英君

副区長 齊藤 進君

副区長 吉田 不曇君

教育長 島田 勝敏君

企画部長 平林 治樹君

総務部長 田中武君

防災危機管理室長 林 秀哉君

区民部長 長嶋 育夫君

福祉保健部長 黒川眞君

高齢者施策推進室長 古田島 幹雄君

保健所長 中橋 猛君

環境土木部長 望月 秀彦君

都市整備部長 松岡 広亮君

会計管理者 坂田 直昭君

教育委員会事務局次長 浅沼 孝一郎君

監査事務局長 高橋 和義君

企画部参事(政策企画課長事務取扱) 濱田徹君

財政課長 大久保 稔君

広報課長 園田 典子君

総務課長 吉原 利明君

5.議会局出席職員

議会局長 田野 則雄君

庶務係長 荻原 雅彦君

議事係長 一瀬 知之君

調査係長 東 雅之君

書記 鎌田 智之君

6.議事日程

日程第一
会議録署名議員の指名

日程第二
会期の決定

日程第三
諸般の報告

日程第四
区長所信表明

日程第五
委員会の中間報告


午後二時 開会

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまより、平成三十年第一回中央区議会定例会を開会いたします。

 ただいまの出席議員は二十八名であります。よって、今期定例会は成立いたしております。

 これより、本日の会議を開きます。


○議長(礒野 忠議員)
 日程第一、「会議録署名議員の指名」を行います。

 区議会会議規則第八十四条の規定に基づき、今期定例会の会議録署名議員を私より御指名いたします。

 一番渡部恵子議員並びに二十四番木村克一議員の両議員にお願いをいたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第二、「会期の決定」を行います。

 お諮りいたします。今期定例会の会期を、本日より来る三月二十九日までの三十日間とすることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期を三十日間とすることに決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第三、「諸般の報告」を行います。

〔田野議会局長朗読〕


一、区議会定例会の招集の通知について

二、議案の送付について

三、平成三十年中央区議会の議場出席者について(区長部局)

四、平成三十年中央区議会の議場出席者について(教育委員会)

五、平成三十年中央区議会の議場出席者について(監査事務局)

六、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(照会)

七、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)

八、人権擁護委員の候補者の推薦について

九、議案の送付について

十、議案の提出について


○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第四、「区長所信表明」について、矢田区長から発言の申し出がありますので、これを許します。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 本日、ここに平成三十年第一回区議会定例会の開会に当たり、区政を取り巻く諸情勢と区政運営に対する所信の一端を申し述べ、区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。

 「輝く未来へ橋をかける ―― 人が集まる粋なまち」

 昨年六月、全ての人々が幸せを実感し誇りを持てる都心「中央区」を目指すべく、二十年後の新たな将来像を描いた基本構想を策定いたしました。かつての著しい人口減少といった危機的状況を乗り越え、活力みなぎる成長都市へと再生を果たした今、本区のさらなる飛躍・発展に向けての新たな歩みをスタートさせたところであります。

 その歩みを確かなものとするため、このたび、各施策を総合的かつ計画的に展開していくための「基本計画二○一八」を策定しました。今回の基本計画は、新たな基本構想のもとでの最初の総合計画であることを踏まえ、将来像の「輝く未来」と「粋なまち」の実現に向けて、本区ならではの魅力を存分に生かし、新たな価値を創造する「中央区スタイル」と、地域の課題解決に向けてみずから率先して行動し、快適な暮らしを実現する「プロアクティブ・コミュニティ」からなる二つの戦略を掲げました。区の総力を挙げてこの戦略に基づく各施策を着実に推進し、誰もが憧れ、住みたい・働きたい都心としての「まち」の輝きと、人々の深いきずなとぬくもりのある都心コミュニティによる「ひと」の輝きがともに増すことにより、将来像を実現してまいります。

 さて、東京二○二○オリンピック・パラリンピック競技大会が、いよいよ二年後に迫ってまいりました。大会の中心となる選手村を擁する本区としては、さらなる飛躍に向けた大きな一歩を踏み出すためにも、この絶好のチャンスを逃すことなく、文化・スポーツの振興や都市観光の推進、スマートシティの実現など、区全体の良好なまちづくりをより一層加速してまいります。

 韓国・平昌での第二十三回冬季オリンピック競技大会が幕を閉じました。世界のトップアスリートがたゆまぬ練習の成果を発揮し、全力で競い合う姿は、人々に夢と希望を与えてくれました。日本選手の活躍も目覚ましく、とりわけ、直前のアクシデントを乗り越え不屈の精神で金メダルを獲得した羽生選手の勇姿には、大いに感銘いたしました。パラリンピックにおいても、数多くの日本選手が感動をもたらし、次なる「東京」に向けて大きな弾みとなることを期待しているところであります。

 こうして「スポーツと平和の祭典」が盛大に開催されている一方で、北朝鮮による核・ミサイル開発は世界に深刻な脅威を与えています。また、世界各地でもテロや紛争が絶えず、平和が踏みにじられていることはまことに残念でなりません。恒久平和の実現に向け、人類繁栄の礎「平和」を基本理念とする新たな基本構想のもと、わがまち中央区を世界中の人々が安全・安心に集い交流できるまちとして築き上げ、平和のメッセージを力強くアピールしてまいります。

 本年は築地市場の移転の年であります。十月十一日の移転後もなお、長い歴史の中で育まれた食文化の拠点、「築地ブランド」は不滅であることを強く発信してまいります。そのため、核となる築地魚河岸をプレオープンからグランドオープンへと進め、場外市場とも連携を図りながら、必ずや築地の活気とにぎわいを継承・発展させてまいります。

 また、二十三ヘクタール、約七万坪を有し、隅田川に面する市場跡地は都心に残された貴重な公有地であり、その活用は築地地区はもとより、本区のまちづくりを大きく左右することは申すまでもありません。速やかな環状第二号線やBRTの整備のみならず、舟運の活性化を含め、立地特性を生かした交通結節点としての機能を持たせるなど、本区や東京、ひいては日本の将来につながる開発となるよう、あらゆる機会を通じて積極的に働きかけてまいります。

 次に、予算の概要について申し上げます。

 新年度予算は、新たな基本構想策定後の初年度であることを踏まえ、「輝く未来へ さらなる飛躍!! ―オリンピック・パラリンピックとその先を目指して―」をテーマに掲げました。

 力強い人口増加に伴い、基幹的な歳入である特別区民税に一定の伸びが見込めるものの、特別区交付金については法人住民税の一部国税化、また、地方消費税交付金については清算基準の見直しにより、それぞれマイナス影響を受けるとともに、歳出面においても、人口増に伴う行政需要が確実に増加しており、本区財政は依然として楽観できる状況にありません。このため、既存事業の不断の見直しなど健全財政を堅持しつつも、基本計画に掲げた各施策の積極的な展開を図る予算といたしました。

 その結果、新規事業は二十八、充実事業は五十二で、一般会計当初予算の総額は、小学校二校の増築完了や市街地再開発事業助成の減などもあり、前年度比五・八%減の八百九十七億九千百万円余となりました。

 主な施策について、基本構想で掲げた三つの「施策のみちすじ」に沿って申し上げます。

 第一は、「一人一人の生き方が大切にされた安心できるまちを目指して」であります。

 まず、「子どもを産みやすく、育てやすい自治体ナンバーワン」を目指す取り組みです。保育所待機児童の解消に向け、私立認可保育所の開設を支援し保育定員の拡大を図るとともに、旧中央警察署跡地の都有地を活用した保育所整備に着手します。また、新たに晴海地区に病児・病後児保育室を開設します。

 ひとり親家庭への支援では、子供の学習習慣の定着や精神的ケアを図る学習支援事業の定員を拡大します。

 「命と健康を守る自治体ナンバーワン」に向けては、胃がん検診の検査方法に内視鏡検査を導入し、従来のエックス線検査といずれかを選択できるよう充実を図ります。また、本区ならではの町並みを生かしたウォーキングマップを作成し、主体的な健康づくりをサポートします。

 衛生的で快適な居住環境を確保するため、築地市場の移転に伴うネズミ対策として、隣接地域での駆除作業を重点的に実施します。

 次に、高齢者施策についてであります。全ての高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生活できるよう、地域包括ケアシステムの取り組みを着実に進めてまいります。転倒予防や認知機能の向上が見込める介護予防プログラムを新たに作成し、より多くの高齢者が健康づくりに取り組めるよう、広く普及を図ります。また、退職後の生き方を考え、地域活動に参加するきっかけを提供するための講座「生き方塾」を開催するほか、シルバー人材センターなどとも連携し、高齢者の社会参加を促進する多様な事業を展開してまいります。

 介護サービス事業者の安定的な事業展開を支えるため、介護職員等の宿舎の提供や借り上げ経費の助成など、人材確保に向けた雇用支援を行います。

 障害のある方への施策では、現在整備を進めている地域の療育拠点「子ども発達支援センター」を四月に開設し、定員拡大や送迎サービスの開始など事業の拡充を図ります。また、医療的ケアを含む重症心身障害児にとって、身近な地域で必要な訓練や交流の場となる放課後等デイサービス事業所の開設に向け事業者を誘致するとともに、障害者に対する移動支援を充実します。

 第二は、「快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまちを目指して」であります。

 深刻化する地球温暖化の防止に寄与するため、「中央区の森」を拡大し、森林保全活動のさらなる推進を図ります。また、省資源・省エネルギーの取り組みとして、区道や区立公園などの照明灯のLED化を順次進めます。

 水とみどりあふれる豊かな環境づくりでは、「緑の基本計画」を改定し、緑化対策を一層推進してまいります。また、周辺の景観や自然環境と調和した親水性のある水辺空間として、月島川や朝潮運河護岸の整備を進めます。

 次に、防災対策であります。この東京において、今後三十年以内にマグニチュード七クラスの大地震が七○%の確率で発生するとされる中、阪神・淡路大震災や東日本大震災の貴重な教訓を踏まえ、防災対策の一層の強化を図っていかなければなりません。「自助」「共助」「公助」が一体となった総合的な防災力の向上を目指し、防災拠点運営委員会や防災対策優良マンションの活動を引き続き支援するほか、災害時において重要な情報伝達手段となる防災行政無線のデジタル化を着実に進めてまいります。また、区内の被災状況を迅速に把握できる防災用ネットワークカメラを民間高層ビル三カ所に追加配置し、災害情報収集体制のさらなる強化を図ります。

 防犯面では、全小学校の通学路における防犯カメラの設置を完了させるとともに、公園・児童遊園への設置も進め、安全対策を強化します。

 次に、都心にふさわしい魅力ある都市基盤づくりであります。月島地域を中心とする人口増加が今後も見込まれる中、交通インフラの充実は喫緊の課題となっております。そのため、都バス路線の充実やBRTの早期運行開始とともに、都心部・臨海部地下鉄構想の早期着工・開通に向け、東京都などの関係機関に積極的に働きかけを行い、着実に交通環境の改善を図ってまいります。また、インバウンドの増加や東京二○二○大会を見据え、総合案内板の多言語化を進めるとともに、自転車利用者の利便性の向上と放置自転車の解消に向けて、日本橋二丁目と勝どき駅に地下駐輪場を整備・拡張します。さらに、よりよい都心居住環境の構築や良質なホテルの整備促進など、今後のまちづくりを見据えた各地域にふさわしい土地利用を推進するため、住宅等の容積率の緩和を原則として廃止することとし、地区計画を改定します。市街地再開発事業については、八重洲二丁目北地区など六事業に対する助成を実施し、地域特性に合わせたにぎわいの形成や都市機能の更新を図るほか、本区を取り巻く住環境や社会情勢等の変化を踏まえ、「住宅マスタープラン」を改定します。

 第三は、「輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまちを目指して」であります。

 「商工業のまち中央区」のさらなる発展を図るため、本区の地域経済を担う中小企業や商店街を積極的に支援してまいります。商工業融資では、新年度も百二十億円の融資枠を確保し、さまざまな資金需要に応える多様な融資メニューをそろえるとともに、融資限度額を引き上げ、活発な企業活動をさらに後押しします。商店街振興では、複数の商店街などの連携による活性化事業の実現に向けて、新年度は月島・勝どき・晴海地区をモデル地区に設定し支援を行います。また、伝統的工芸品産業の維持・発展を図るため、東根市と連携した産業支援を新たに展開してまいります。

 都市観光の推進に向けては、観光情報センターが中心となって地域の観光案内施設と連携し、本区のさまざまな魅力を効果的にアピールしてまいります。観光客に区内の魅力を紹介し、安心・快適に楽しんでもらうため、まち歩きツアーや観光案内所でガイド・通訳などを行う観光ボランティアの登録制度を創設します。また、外国人観光客にモバイルWi‐Fiルーターを無料で貸し出すことにより、外国人目線からの本区の魅力を広く発信してまいります。

 東京二○二○大会に向けては、気運醸成につながる地域の取り組みを支援する新たな補助制度を創設するほか、世界から訪れる多くの方々に対し、地域一体となった本区ならではの「おもてなし」を展開していくため、事業の企画立案や地域との交流機会の創出、効果的な観光情報の発信などの検討を行います。

 本区の魅力をさらに高める上では、文化振興も欠かせません。この夏、第一回目の東京国際合唱コンクールを晴海で開催し、区民が世界レベルの音楽に親しむ機会を創出するとともに、参加団体との交流などを通じて文化振興及び国際交流をより一層推進してまいります。また、まちかど展示館の認定を再開し、地域の文化資源のさらなる発掘・活用を促進します。

 次に、教育についてであります。泰明小学校の標準服をめぐる問題では、保護者を初め区民の皆様に多大な御心配・御迷惑をおかけしましたこと、まことに申しわけなく存じております。学校の独自性・自主性は尊重されるべきものではありますが、今回に関しては学校と教育委員会、そして区におけるそれぞれの役割認識に加え、相互の連携が不十分であったと痛感いたしております。今後は一層の緊張感を持って、教育の取り組みを推進してまいる所存であります。

 まず、児童数の増加への対応とともに、新しい時代に即した教育環境の整備や良好な学習空間の確保を図るため、城東小学校・阪本小学校の改築や晴海地区への小・中学校の整備を着実に進めます。

 学習指導の充実に向けては、次期学習指導要領における小学校の英語の教科化や授業時数の増加の取り組みを新年度から先行実施し、英語講師の巡回指導により教員の指導力向上を図ります。また、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、小学校二校及び中学校一校に試行的にICT環境を整備します。さらに、「学習力サポートテスト」を新たに中学校第二学年においても実施し、生徒の学習状況をきめ細かく把握・分析することで数学を初めとする各教科の学力向上につなげてまいります。

 子供たちが読書活動を通して豊かな感性や思いやりの心を育んでいけるよう、読書のきっかけづくりや読書意欲の向上を図るため、「子ども読書通帳」の配布やブックスタート事業を開始します。

 以上、施策の基本認識と主要事業について申し述べましたが、今後ともますます増大し、かつ、多様化する区民ニーズに的確に応えていくためには、環境変化を見据えた施策の展開を図るとともに、より一層効率的・効果的な行財政運営に努めていかなければなりません。

 まず、築四十八年が経過した本庁舎については、区民の生命と財産を守る防災危機管理の中枢拠点として万全を期することはもとより、時代の変化や多様化するニーズを捉えた区民に親しまれる庁舎を目指し、外部委員を含めた検討組織を設置の上、整備に係る基本的な方針を策定します。また、晴海地区における今後の行政需要の増大に対応するため、晴海四丁目への特別出張所を初めとする複合施設整備に着手します。さらに、特別区民税等におけるクレジットカード払いサービスの導入や、「ふるさと中央区応援寄附」を活用した地域活動の活性化の促進など、区民の利便性のさらなる向上や新たな財源の有効活用を進めるとともに、新公会計制度を生かした効果的な行財政マネジメントを構築します。あわせて、一層清潔で開かれた区政を推進するため、「政治倫理の確立」と「綱紀粛正」に努め、皆様の信頼に応えてまいります。

 一九六四年の東京大会は、戦後の目覚ましい復興と、平和で明るい希望の光を示した大会でありました。この大会を機に、東京は世界都市として急成長を遂げましたが、その一方で、効率性や経済性を優先する余り、「負の遺産」を残すことにもなりました。半世紀以上の長きにわたり太陽を奪われている名橋「日本橋」は、まさにその象徴であります。

 その名橋「日本橋」に再び青空を取り戻す動きがいよいよ本格化いたします。精力的な活動を展開する地元の皆様と一体となって、首都高速道路の地下化と再開発事業等を連結し、国及び東京都に対し働きかけ続けてきたことが実を結んだものであります。今後とも、まちづくり活動への支援を積極的に行うとともに、国などの関係機関と緊密な連携を図り、長年の悲願の早期達成に向けて全力を注いでまいります。

 川面に光を取り戻すとともに、緑の都市空間づくりにも挑戦します。銀座・築地間の首都高速道路の上部を人工地盤で覆い、まちを一体的につなぐことにより、にぎわいの連続性を確保しつつ、緑豊かな環境の中で人々が憩い、安らぎ、交流できる場となる「アメニティ空間」を創出し、都心「中央区」のさらなる魅力向上を目指してまいります。

 本年は、「江戸」が「東京」となって百五十年の節目となります。本区が江戸以来、日本の文化・商業・情報の中心として繁栄してまいりましたのも、幾多の困難を乗り越えてきた先人の知恵とたゆまぬ努力のたまものであります。この節目の年とともに、新たな区政の幕開けを迎えた今、改めて初心に立ち返り、区民福祉の向上に邁進することはもとより、歴史と伝統あるわがまちを、個性豊かで人間味あふれるまちとして、そして、国際都市「東京」をリードし続ける未来都市として、さらに発展させていかなければなりません。

 わがまち中央区の、夢と希望に満ちた輝かしい未来への道のりを、区民の皆様とともに力強く歩み続けてまいる決意であります。

 重ねて区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げ、所信表明といたします。

○議長(礒野 忠議員)
 所信表明を終わります。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第五、「委員会の中間報告」を受けます。

 まず、押田企画総務委員会委員長。

〔二十六番 押田まり子議員登壇〕

○二十六番(押田まり子議員)
 ただいまより、企画総務委員会に付託を受けました「企画・総務及び財政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十一日及び二月十三日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十一日開会の委員会におきましては、理事者より、「(仮称)中央区基本計画二○一八」中間のまとめについて、平成二十九年度「中央区行政評価」について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十三日開会の委員会におきましては、理事者より、中央区基本計画二○一八の策定について、平成三十年度都区財政調整方針等について、人権擁護委員の増員について、平成三十年第一回区議会定例会提出予定議案(件名・説明)について、区議会議員、区長、副区長及び教育委員会教育長の報酬等の改定について、職員の人事・給与制度の改正等について、平成二十九年度第二回全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達訓練の実施について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの押田企画総務委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、渡部区民文教委員会委員長。

〔三十番 渡部博年議員登壇〕

○三十番(渡部博年議員)
 ただいまより、区民文教委員会に付託を受けました「区民生活及び教育行政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十二日及び二月十四日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十二日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十九年度協働事業の決定について、「(仮称)中央区基本計画二○一八」中間のまとめについて、平成二十九年度中央区行政評価(区民部・教育委員会)について、区立小学校特認校制度の申込み状況について、区立中学校自由選択制の申込み状況について、第三次中央区子ども読書活動推進計画(中間報告)について、重要無形文化財の指定について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十四日開会の委員会におきましては、理事者より、住民基本台帳による世帯と人口の動きについて、未交付のマイナンバーカードの廃棄について、大規模改修工事に伴う中央会館「銀座ブロッサム」の休館及び事務所の仮移転について、改修工事に伴う勝どき区民館の休館について、学校体育施設のスポーツ開放の拡大について、観光ボランティア登録制度の実施について、小学校給食における単独校方式の実施等について、幼稚園教育職員の給与改定について、中央区いじめ防止基本方針の改定について、平成二十九年度児童・生徒の学力向上を図るための調査結果について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの渡部区民文教委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、瓜生福祉保健委員会委員長。

〔十三番 瓜生正高議員登壇〕

○十三番(瓜生正高議員)
 ただいまより、福祉保健委員会に付託を受けました「福祉及び保健の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十三日及び二月十六日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十三日開会の委員会におきましては、理事者より、「(仮称)中央区基本計画二○一八」中間のまとめについて、平成二十九年度中央区行政評価(福祉保健部)について、「第五期中央区障害福祉計画・第一期中央区障害児福祉計画」中間のまとめについて、中央区立子ども発達支援センターの愛称名について、「中央区高齢者保健福祉計画・第七期介護保険事業計画」中間のまとめについて、第七期介護保険料(仮算定値)について、(仮称)いきいき桜川地域密着型特別養護老人ホーム等の運営事業者の公募について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十六日開会の委員会におきましては、理事者より、日本橋三丁目都有地における私立認可保育所整備・運営事業者の公募について、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一部改正に伴う関連条例の規定整備について、後期高齢者医療制度保険料率の改定等について、後期高齢者医療制度保険料軽減措置の延長について、後期高齢者医療制度加入時における住所地特例の見直しについて、中央区立福祉センターの事業の充実等について、中央区立桜川敬老館等複合施設の改築計画について、平成三十年度の介護保険関連施策について、介護保険法の改正に伴う所得指標の見直し及び過料の対象者の拡大について、社宅利用型借上住宅の申込資格の追加について、中央区における住宅宿泊事業の実施について、難病患者福祉手当の支給対象疾病名の変更について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの瓜生福祉保健委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、染谷環境建設委員会委員長。

〔十四番 染谷眞人議員登壇〕

○十四番(染谷眞人議員)
 ただいまより、環境建設委員会に付託を受けました「環境保全及び建設行政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十五日及び二月十五日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十五日開会の委員会におきましては、理事者より、「(仮称)中央区基本計画二○一八」中間のまとめについて、平成二十九年度中央区行政評価(環境土木部・都市整備部)について、(仮称)中央区環境行動計画二○一八中間のまとめについて、水谷橋公園整備の概要について、中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果(平成二十九年度上半期)について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十五日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十九年度大気中のアスベスト濃度調査結果について、鉄道駅におけるエレベーター設置状況について、区立公園の占用許可物件の追加及び運動施設の敷地面積の制限について、区立出雲橋際公衆便所の位置変更について、日本橋室町西地区地域冷暖房施設の都市計画変更について、まちづくり協議会の報告について、地区計画の改定について、月島三丁目北地区の都市計画について、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の改正に伴う中央区まちづくり基本条例の規定整備について、区営住宅等の収入報告義務の緩和について、社宅利用型借上住宅の申込資格の追加について、建築基準法の一部改正に伴う中央区中高層階住居専用地区建築条例の規定整備について、地区計画の区域内における制限に関する事項の追加について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの染谷環境建設委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、木村築地等地域活性化対策特別委員会委員長。

〔二十四番 木村克一議員登壇〕

○二十四番(木村克一議員)
 ただいまより、築地等地域活性化対策特別委員会に付託を受けました「新しい築地等まちづくり及び観光・地域振興等に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十三日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、観光ボランティア登録制度の実施について、日本橋室町西地区地域冷暖房施設の都市計画変更について、まちづくり協議会の報告について、地区計画の改定について、月島三丁目北地区の都市計画について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの木村築地等地域活性化対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、中嶋子ども子育て・高齢者対策特別委員会委員長。

〔二十五番 中嶋ひろあき議員登壇〕

○二十五番(中嶋ひろあき議員)
 ただいまより、子ども子育て・高齢者対策特別委員会に付託を受けました「子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、日本橋三丁目都有地における私立認可保育所整備・運営事業者の公募について、後期高齢者医療制度保険料率の改定等について、後期高齢者医療制度保険料軽減措置の延長について、後期高齢者医療制度加入時における住所地特例の見直しについて、中央区立桜川敬老館等複合施設の改築計画について、平成三十年度の介護保険関連施策について、介護保険法の改正に伴う所得指標の見直し及び過料の対象者の拡大について、社宅利用型借上住宅の申込資格の追加について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの中嶋子ども子育て・高齢者対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、小栗防災等安全対策特別委員会委員長。

〔十九番 小栗智恵子議員登壇〕

○十九番(小栗智恵子議員)
 ただいまより、防災等安全対策特別委員会に付託を受けました「防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十一日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、平成二十九年度第二回全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達訓練の実施について、報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの小栗防災等安全対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、富永東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会委員長。

〔十二番 富永 一議員登壇〕

○十二番(富永 一議員)
 ただいまより、東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会に付託を受けました「二○二○年東京オリンピック・パラリンピックに関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十二日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会の実施状況について、平成二十九年度第二回オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催結果について、平成二十九年度中央区オリンピック・パラリンピック教育の取組について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまの富永東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。

 以上をもって報告を終わります。


○二十三番(鈴木久雄議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 本日の会議はこの程度とし、明三月一日定刻に本会議を開かれるよう、お諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれにて打ち切り、明三月一日本会議を開きますから、定刻に御参集願います。

 本日は、これをもって散会いたします。

     午後三時八分 散会


署名議員
議長 礒野 忠
議員 渡部 恵子
議員 木村 克一

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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