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平成30年第一回定例会会議録(第5日 3月29日)

1.会期

三十日(第五日)

三月二十九日(木曜日)

2.開議並びに閉会

午後二時開議

午後三時三十四分閉会

3.出席議員

(二十七名)

一番 渡部 恵子議員

二番 山本 理恵議員

三番 海老原 崇智議員

四番 佐藤 敦子議員

五番 塚田 秀伸議員

六番 田中 耕太郎議員

七番 小坂 和輝議員

九番 加藤 博司議員

十番 奥村 暁子議員

十一番 原田 賢一議員

十二番 富永 一議員

十三番 瓜生 正高議員

十四番 染谷 眞人議員

十五番 青木 かの議員

十六番 堀田 弥生議員

十七番 松川 たけゆき議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 志村 孝美議員

二十一番 礒野 忠議員

二十二番 石田 英朗議員

二十三番 鈴木 久雄議員

二十四番 木村 克一議員

二十五番 中嶋 ひろあき議員

二十六番 押田 まり子議員

二十七番 墨谷 浩一議員

二十八番 田中 広一議員

三十番 渡部 博年議員

4.欠席議員

(一名)

二十九番 中島 賢治議員

5.出席説明員

区長 矢田 美英君

副区長 齊藤 進君

副区長 吉田 不曇君

企画部長 平林 治樹君

総務部長 田中武君

防災危機管理室長 林 秀哉君

区民部長 長嶋 育夫君

福祉保健部長 黒川眞君

高齢者施策推進室長 古田島 幹雄君

保健所長 中橋 猛君

環境土木部長 望月 秀彦君

都市整備部長 松岡 広亮君

会計管理者 坂田 直昭君

教育委員会事務局次長 浅沼 孝一郎君

監査事務局長 高橋 和義君

企画部参事(政策企画課長事務取扱) 濱田徹君

財政課長 大久保 稔君

広報課長 園田 典子君

総務課長 吉原 利明君

6.議会局出席職員

議会局長 田野 則雄君

庶務係長 荻原 雅彦君

議事係長 一瀬 知之君

調査係長 東 雅之君

書記 鎌田 智之君

7.議事日程

日程第一
諸般の報告

日程第二
議案第一号 平成三十年度中央区一般会計予算
議案第二号 平成三十年度中央区国民健康保険事業会計予算
議案第三号 平成三十年度中央区介護保険事業会計予算
議案第四号 平成三十年度中央区後期高齢者医療会計予算
議案第三十五号 平成三十年度中央区一般会計補正予算
議案第三十六号 平成三十年度中央区国民健康保険事業会計補正予算
          (三月八日 予算特別委員会付託に続いて)

日程第三
議案第五号 平成二十九年度中央区一般会計補正予算
議案第六号 平成二十九年度中央区国民健康保険事業会計補正予算
議案第七号 平成二十九年度中央区介護保険事業会計補正予算
議案第八号 平成二十九年度中央区後期高齢者医療会計補正予算
          (三月二日 企画総務委員会付託に続いて)

日程第四
議案第十二号 中央区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第十三号 中央区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
議案第十四号 中央区ふるさと応援基金条例
議案第三十号 中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(建築工事)請負契約
議案第三十一号 中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(機械設備工事)請負契約
議案第三十二号 中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(電気設備工事)請負契約
議案第三十三号 中央区立水谷橋公園及び水谷橋公園内保育所整備工事(建築工事)請負契約
議案第三十四号 新島橋架替工事(第四期)請負契約の一部変更について
議案第三十七号 中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第四十号 中央区立中央会館大規模改修工事(建築工事)請負契約
議案第四十一号 中央区立中央会館大規模改修工事(機械設備工事)請負契約
議案第四十二号 中央区立中央会館大規模改修工事(電気設備工事)請負契約
          (三月二日 企画総務委員会付託に続いて)

日程第五
議案第二十九号 中央区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
          (三月二日 区民文教委員会付託に続いて)

日程第六
議案第十五号 中央区立福祉センター条例の一部を改正する条例
議案第十六号 中央区立知的障害者グループホーム条例等の一部を改正する条例
議案第十七号 中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例
議案第十九号 中央区後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十号 中央区介護保険条例の一部を改正する条例
議案第三十八号 中央区介護保険条例の一部を改正する条例
議案第三十九号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
          (三月二日 福祉保健委員会付託に続いて)
議案第十八号 中央区立高齢者住宅条例等の一部を改正する条例
議案第二十二号 中央区立公園条例の一部を改正する条例
議案第二十三号 中央区立公衆便所条例の一部を改正する条例
議案第二十四号 中央区まちづくり基本条例の一部を改正する条例
議案第二十五号 中央区中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例
議案第二十六号 中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十七号 中央区営住宅条例の一部を改正する条例
議案第二十八号 中央区借上住宅条例の一部を改正する条例
議員提出議案第一号 中央区まちづくり基本条例の一部を改正する条例
          (三月二日 環境建設委員会付託に続いて)

日程第八
議案第九号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例

日程第九
議案第十号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例

日程第十
議案第十一号 中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例

日程第十一
人権擁護委員の候補者の推薦について

日程第十二
議会閉会中の継続審査


午後二時 開議

○議長(礒野 忠議員)
 ただいまより、本日の会議を開きます。

 なお、本日、中島賢治議員より欠席の申し出がありましたので、御報告いたします。

 また、教育長は欠席いたしますので、御了承願います。


○議長(礒野 忠議員)
 これより本日の日程に入ります。

 日程第一、「諸般の報告」を行います。

〔田野議会局長朗読〕


十二、委員会報告書(企画総務委員会)

十三、委員会報告書(企画総務委員会)

十四、委員会報告書(区民文教委員会)

十五、委員会報告書(福祉保健委員会)

十六、委員会報告書(環境建設委員会)

十七、委員会報告書(予算特別委員会)

十八、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(照会)

十九、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)


○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第二を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第二

 議案第一号 平成三十度中央区一般会計予算

 議案第二号 平成三十年度中央区国民健康保険事業会計予算

 議案第三号 平成三十年度中央区介護保険事業会計予算

 議案第四号 平成三十年度中央区後期高齢者医療会計予算

 議案第三十五号 平成三十年度中央区一般会計補正予算

 議案第三十六号 平成三十年度中央区国民健康保険事業会計補正予算

           (三月八日 予算特別委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、予算特別委員会の報告を押田委員長より願います。

〔二十六番 押田まり子議員登壇〕

○二十六番(押田まり子議員)
 ただいまより、予算特別委員会に付託を受けました議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号「平成三十年度中央区各会計予算」並びに、議案第三十五号及び議案第三十六号「平成三十年度中央区各会計補正予算」につきまして、その審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る三月八日の本会議において、委員十五名をもって設置され、本六議案の付託を受けたものであります。

 本会議散会後、議長招集による初の委員会が開会され、私が委員長に、副委員長には富永一委員が選任され、即日就任し、ここに本委員会の構成が行われました。

 続いて、三月九日に委員会を開会し、議長並びに区長挨拶の後、理事者より、各会計全般にわたり総括説明を受け、その後、補正予算を含む一般会計「歳入」から説明を求めて質疑を進めることと決し、審査を開始いたしました。

 平成三十年度の本区各会計歳入歳出当初予算の合計額は、一千百三十九億六千二百七十二万三千円であり、一般会計では、八百九十七億九千百二十一万九千円で、前年度当初予算と比較して五十五億三千四十九万四千円、率にして五・八%の減、国民健康保険事業会計では、百三十億八千三百八十一万一千円で、前年度当初予算と比較して十四億九千六百二十七万五千円、率にして一○・三%の減、介護保険事業会計では、八十三億八千六百四十三万円で、前年度当初予算と比較して四億四千八百九十万九千円、率にして五・七%の増、後期高齢者医療会計では、二十七億百二十六万三千円で、前年度当初予算と比較して一億三千三百七十五万七千円、率にして五・二%の増となっております。

 また、あわせて同時補正を行った結果、一般会計につきましては、一億五千二百十三万七千円を減額し、八百九十六億三千九百八万二千円、国民健康保険事業会計につきましては、五千五百十三万四千円を減額し、百三十億二千八百六十七万七千円に、それぞれするものであります。

 本委員会は、平成三十年度における本区行政運営の大綱をなし、その方針を決定する本予算案に対し、現下の社会経済情勢を踏まえつつ、区民の信託に応えるため、去る三月八日の本会議での付託以来、本日まで、延べ十二日間にわたり、慎重に審査を行ってまいりました。

 すなわち、三月九日には、補正予算を含む一般会計予算について、まず「歳入」より質疑を開始し、これを終了し、同日、「歳出」第一款「議会費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第二款「企画費」及び第三款「総務費」を一括して質疑に入り、十二日にこれを終了し、同日、第四款「区民費」の質疑に入り、十三日にこれを終了し、同日、第五款「福祉保健費」の質疑に入り、十四日にこれを終了し、同日、第六款「環境土木費」の質疑に入り、十五日にこれを終了し、同日、第七款「都市整備費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第八款「教育費」の質疑に入り、十六日にこれを終了し、同日、第九款「公債費」、第十款「諸支出金」、第十一款「予備費」、以上三款を一括して質疑に入り、これを終了し、二十日に補正予算を含む、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計予算の歳入歳出を一括して質疑に入り、これを終了し、二十三日に総括質疑に入り、二十六日にこれを終了しました。

 二十三日には、日本共産党委員二名より二十日付で提出された議案第一号、平成三十年度中央区一般会計予算に関する修正の動議について、審査方法を決定し、二十六日に提案者より修正案の説明を受けました。

 修正案は、一般会計予算案の歳入歳出をそれぞれ六十六万円減額し、予算総額を、八百九十七億九千五十五万九千円に修正するものであります。

 続いて、同修正案の審査終了後、起立により採決いたしましたところ、起立少数をもって否決されました。

 以上のとおり、平成三十年度本区各会計予算の審査が終了したことに伴い、二十七日に本六議案に対する各会派の態度表明を受けたものであります。

 まず、中央区議会自由民主党議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区議会自由民主党議員団の態度表明を行います。

 韓国・平昌での冬季オリンピック・パラリンピックが先日幕を閉じました。日本人選手を初めとする世界のオリンピアン・パラリンピアンの努力と才能の全てを発揮する姿は、我々に大きな勇気と感動をもたらしてくれました。次は、いよいよ二○二○東京大会です。平和の祭典の象徴である選手村を抱える本区としても、世界中の人々をお迎えするために万全の準備を進めるとともに、いやが上にも期待は膨らみ続けます。

 本区の新年度予算は二○二○東京大会後を見据え、「輝く未来へ さらなる飛躍!!―オリンピック・パラリンピックとその先を目指して―」と銘打たれており、一般会計の当初予算案は、新規事業二十八、充実事業五十二、前年度比五・八%減の八百九十七億九千百万円余りとなっています。

 本区の財政状況は、継続した人口増加による特別区民税の増加が見込まれるものの、国において、ふるさと納税や法人住民税の一部国税化や、平成三十年度税制改正による地方消費税の清算基準の見直しなどのため、約四十億円の減収を余儀なくされており、人口増加による各種行政需要の増大や、本年十月の築地市場の移転や、二○二○東京大会とその後のまちづくりへの負担が今後の大きな課題となってきます。

 こうした状況の中、本区は、昨年六月に、二十年後の将来像を掲げた基本構想、今般十カ年の総合計画である基本計画を策定し、新たなるステージを目指し始めました。新年度予算案は、この基本構想、基本計画に基づいた初めての予算編成であり、今後は基本構想・基本計画に掲げた将来像の実現と各施策の具体的な展開が期待されます。

 新年度予算における主要事業を概観すると、保育定員の拡大等、子ども発達支援センターの開設、重症心身障害児に対応した放課後等デイサービス事業所の誘致、介護予防プログラムの開発・普及、いきいき桜川の改築を初めとする、誰もがいきいきと笑顔で暮らせるまち、また、首都高速道路の日本橋上空部の地下化及び築地川区間の上部空間の活用調査等を初めとする魅力ある都市機能と、地域の文化を世界に発信するまちなどの区民から期待される各種事業に対して積極的に力を入れていくことを評価するとともに、その早期実現へ向けて、より一層の努力を求めるものです。

 我が会派各委員は、三月八日に設置された本予算特別委員会において、区民と区の将来を見据えた各種施策が行われるかを慎重に審議してまいりました。二○二○東京オリンピック・パラリンピックとその先へ向けて、本区を取り巻く環境は大きな変化が予見されます。掲げた施策の計画的な推進に取り組んでいただくとともに、時代や環境の変化へ即した柔軟な中央区政を要望します。区当局におかれましては、質疑や要望の意図するところを十分に御理解いただき、予算の執行に際しては細心の注意を払うことを願うものです。

 以上を申し上げまして、中央区議会自由民主党議員団は、平成三十年度各会計歳入歳出予算及び補正予算に賛成し、態度表明といたします。

 次に、中央区議会公明党委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成三十年度中央区各会計歳入歳出予算案及び補正予算案に対する中央区議会公明党の態度表明を行います。

 本区は、定住人口の回復を目標として策定した地区計画を近々改定し、定住型住宅に対する容積率緩和の廃止や、よりよい都心居住に向けた生活利便施設の整備・充実を図るなど、これまでの取り組みから大きくかじを切る転換期の渦中にあります。

 本区の平成三十年度予算案は、昨年六月に中央区基本構想を策定後編成した初めての予算案です。「輝く未来へ さらなる飛躍!!―オリンピック・パラリンピックとその先を目指して―」のテーマのもと、新たに策定した中央区基本計画二○一八に掲げる九つの基本政策に基づく取り組みを展開し、中長期スパンの事業を充実させ、さらなる区民福祉サービスを提供するものとなっております。

 歳入面においては、納税義務者数の増加や雇用・所得環境の改善などにより、特別区民税は九・七%の増が見込まれるほか、特別区交付金では、近年の本区への交付実績等を勘案し、前年度比一六・四%の増と見込んでいます。一方、市街地再開発事業助成の減や日本橋小学校・月島第三小学校の増築等が皆減となったことなどを受け、一般会計予算の財政規模は八年ぶりの減少となり、同時補正予算を合わせて、前年度比五十六億八千二百六十三万一千円の減の八百九十六億三千九百八万二千円となりました。歳入における取り組みで特筆すべきは、中央区版ふるさと納税を新たに設定したことでしょう。

 歳出面においては、子ども発達支援センターの開設や移動支援の対象範囲拡大、医療的ケア児を含む重症心身障害児に対応した放課後等デイサービス事業所の誘致などの障害者施策、保育定員の拡大や、いきいき桜川の改装などの子育て・高齢者施策、首都高速道路の覆蓋化に向けた課題と上部空間の活用策についての調査や、自転車走行空間の整備、本の森ちゅうおうの整備、小・中学校におけるICT環境の整備や子どもの読書活動の推進、健康ウォーキングマップの作成、また第一回東京国際合唱コンクールの共催など、多岐にわたる角度での充実した事業を策定しています。

 今後、ふるさと納税や法人住民税の一部国税化による減収が継続して見込まれるなど、区財政を取り巻く環境は予断を許さない状況の中、増加の一途をたどる扶助費の増加等の行政需要に対応するため、自主財源の確保とともに、より一層健全で持続可能な行財政運営に努めていくことが求められます。

 私たち中央区議会公明党は、平成三十年度中央区各会計歳入歳出予算案及び補正予算案の審査において、さまざまな行政課題に対し、区民目線から施策を検証し、また区民からの声として、図書館の貸出・返却場の拡大やまちづくりにおける風対策、学習読書スペースの拡大、ひきこもり対策やさらなるがん対策の向上、小型家電の回収場所拡大やスマートフォンなどの充電スポットの設置などを提案させていただきました。

 区行政当局におかれましては、今後、施策の実行に当たり、可能な限りこれらの意見を反映されますよう心より願うものであります。

 以上をもちまして、中央区議会公明党は、平成三十年度中央区各会計歳入歳出予算案及び補正予算案に賛成し、態度表明といたします。

 次に、日本共産党中央区議会議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成三十年度中央区各会計予算に対する日本共産党中央区議会議員団の態度表明を行います。

 国政では、安倍政権のもとで、防衛省による南スーダンPKO日報隠蔽、厚労省による裁量労働制データ捏造、財務省による森友公文書改ざん、そして文科省による中学校の授業介入と、主権者である国民を欺く歴史的犯罪行為が繰り返されています。こうした国民主権や議会制民主主義など憲法の基本原則の破壊が大問題となる中、安倍首相は憲法九条改憲に異常な執念を燃やしていますが、秘密保護法、安保法制、共謀罪の強行、森友公文書改ざんと、憲法を壊してきた安倍首相に憲法を変える資格はありません。安保法制の制定や改憲の策動と一体に、軍事費は六年連続増加し、大企業にも法人税の減税など大盤振る舞いする一方、生活扶助の引き下げなど生活保護改悪を初め、医療、年金、介護など社会保障費の自然増は削減され続けています。社会保障には冷たく、軍拡や大企業には手厚い、いびつな財政政策により、国民の貧困化は進み、格差は拡大しています。区民生活にも深刻な影響を及ぼしています。

 東京都では、小池知事が、食の安全と安心を守る、築地は守るとの公約をほごにし、ことし十月十一日の豊洲新市場開場を強行しようとしています。豊洲新市場では、施設の不備や食の安全・安心を脅かす深刻な土壌汚染問題などがいまだ山積しているにもかかわらず、築地市場の施設内に環状二号線を通すための用地取得費用や、築地市場の解体費用を来年度予算に盛り込みました。経費削減が厳しく求められている東京五輪大会準備や、一メートル一億円の外郭環状道路建設、特定整備路線などの大型道路建設が推進されるなど、石原都政以来の大型開発偏重の基本構造は変わっていません。

 中央区に求められるのは、こうした国や都の悪政から区民生活を守る防波堤の役割をしっかり果たすことです。

 日本共産党区議団が毎年取り組んでいる区民アンケートには、区民の方々からさまざまな意見や要求が寄せられています。水辺のまちで中央区のよさがあったと思うが、コンクリートの建物と人口増加に力を入れているようで、環境が次第に悪くなっている。年金で生活できるような安く入居できる老人ホームをつくってほしい。年をとるのが恐ろしいです。中には、生活保護より半分以下の収入、年金が少ないので、アルバイトをしています。最近、死について考えるようになりましたといった深刻な声も聞かれます。泰明小のアルマーニの標準服問題については、義務教育の無償化からさらに遠ざかるこの問題にきちっと対応すべき、平等に教育を受けられる機会がなくならないようにしてほしいという声も寄せられています。

 日本共産党区議団は、昨年二○一七年九月二十八日、区民アンケートなどに寄せられた切実な要求や政策的な要望を集約した五百四十二項目の二○一八年度中央区予算編成に関する重点要望書を区長に提出し、積極的に予算化するよう求めてきました。

 本予算特別委員会では、各款について詳細に質疑し、問題点を指摘するとともに、具体的な提案を行ってきました。さらに、区民の命と生活を守る施策を予算化するという基本に立って、無駄を省き、簡素で効率的な区民本位の行財政運営を図り、生活保護世帯への歳末見舞金・夏期見舞金の復活や小学校新入学児童標準服補助の増額などを計上した予算修正案を提案しましたが、我が党の修正案は否決されました。

 区長提案の予算案には、我が党が要求してきた旧中央警察署の都有地を活用した保育所整備に向けた調査の予算化や、病児・病後児保育の拡充、介護職員などへの借上住宅使用料の一部補助、中央区の森の間伐材活用の充実など、一定評価できる施策もありますが、各会計予算案は抜本的な見直しが求められると判断しました。

 よって、日本共産党中央区議会議員団は、議案第一号、議案第二号、議案第三号、議案第四号の各会計予算案と議案第三十五号及び議案第三十六号の補正予算に反対します。

 以下、その理由を述べます。

 まず、一般会計予算についてです。

 第一に、地方消費税の清算基準の変更により、消費税が増税された場合、三十億円の減収が見込まれるにもかかわらず、消費税増税を容認することは問題です。

 第二に、労働条件の向上を図ることで、事業者にとって優秀な人材確保と、良質な公共工事や委託業務を可能とする公契約条例制定に消極的です。制定に向けて、区内の関係業者や労働組合との積極的な協議を求めます。

 第三に、区内各地で行われているヘイトデモ、ヘイトスピーチは、人権が尊重され、年齢、性別、国籍等を問わず誰もが幸せを実感できるまちを目指すとする中央区基本構想の理念に反します。大阪市や川崎市を参考に、積極的な対策を講じることを求めます。

 第四に、いまだ問題山積の築地市場移転は、中央区全体の地域経済と区民生活に深刻な影響を与えます。区のもともとの立場である移転断固反対に立ち戻ることを求めます。

 第五に、都有地である十三ヘクタールの土地が一平方メートル十万円以下という激安価格で払い下げられた晴海選手村の後利用での、約六千戸となる過剰なマンション建設計画の見直しと、公共住宅整備を都に求めるべきです。

 第六に、供給過剰となっている大規模再開発事業による超高層オフィスビルやタワー型マンション建設により、CO2排出量が増加の一途をたどっていることは問題です。まちづくりの転換により、建物のボリュームを大幅に抑えていく以外に解決は図れません。

 第七に、区は、市街地再開発を今後も進行させる一方で、ホテル整備を促進するとしていることは問題です。国や東京都と一体に東京一極集中をさらに加速させる区の姿勢を改めるべきです。また、住民主体のまちづくり実現に向けて、中低層や個別建てかえが促進されるよう、さまざまな手法の研究と実践を求めます。

 第八に、日本橋上空の首都高速道路の地下化が、区の発案で周辺の再開発事業と連携し、取り組まれようとしていますが、工期や工費は多大なものになります。地元では地下化反対の声がある中で、撤去について十分な検討なしに、地下化ありきの姿勢は問題です。

 第九に、大規模開発に多額の税金が投入される一方で、既に削減された敬老祝い品を初め、生活保護世帯への夏期・歳末見舞金の廃止など、福祉分野で冷酷な切り下げを進めていることは問題です。福祉の増進を図るという地方自治体の本旨に立ち、福祉予算を抜本的に拡充することを求めます。

 第十に、持続可能なみんなの食堂運営のための支援策が不十分です。

 第十一に、貧困と格差が広がるもと、学校給食の無償化など保護者負担の軽減に努力すべきです。

 第十二に、保育士や教員がきちんと本来業務に当たり、働き続けられる環境にするため、タイムカード導入による正確な労働時間の把握など、多忙化解消策に取り組むべきです。

 第十三に、子供と教員を疲弊させ、過剰な競争を生む学習力サポートテストは中止すべきです。

 第十四に、泰明小学校のアルマーニ標準服問題は、格差の是正に逆行するものであり、学校長の責任のみならず、教育長、区長の責任も重大です。特認校に偏重している予算配分を是正し、公立校の役割とあり方を真剣に検討することが必要です。

 次は、特別会計予算についてです。

 国民健康保険料は、新年度も値上げが予定されています。高過ぎる保険料の滞納世帯が二三%に上り、六千世帯を超える中、差し押さえ件数が急増していることは問題です。国税徴収法違反に当たる差し押さえは直ちに中止し、生活再建を第一に、部署を超えたきめ細かい対応こそ徹底すべきです。

 介護保険では、訪問介護サービスなど利用者負担軽減のための助成を三年間で段階的に廃止するなど、区の支援策が後退していることは問題です。今後も助成を継続することを求めます。

 後期高齢者医療保険の新年度保険料は、所得割は減となるものの、均等割は増となり、値上がりします。七十五歳という年齢を重ねただけで、今まで入っていた国保や健保から追い出し、高い保険料と安上がりの差別医療を押しつける制度は、即刻廃止すべきです。

 以上、各会計予算案に対する反対理由を述べ、日本共産党区議団の態度表明を終わります。

 次に、改革2020委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区議会の改革2020の態度表明を行います。

 平成三十年度予算は、新たに策定される中央区基本計画二○一八に掲げる九つの政策に基づく初の予算となります。

 人口減少、少子化、税収減という難題を抱える多くの他自治体とは違い、インバウンド需要の恩恵で商業施設が更新され、オフィスの再開発、超高層マンションの新設がまだまだ続く中央区。これは、これまでにとられてきた人口増加策である用途別容積型地区計画や街並み誘導型地区計画等の成果であると評価いたします。

 そのような恵まれた環境ではありますが、と同時に、一、待機児童の増加、二、教育環境の悪化、三、運動施設の減少、四、高齢者福祉サービスの不足、五、公共交通機関の不足・混雑等、区民生活にとって重要な行政サービスが人口の急増に追いつかない現象もまた事実です。そこで、区では、地区計画を変更。その効果があらわれるのは十年後くらいからということも確認いたしました。

 さらに、中央区は、二十万人都市へと進む人口問題、築地市場移転問題、晴海地区における東京オリンピック・パラリンピック選手村整備とその後の住宅及び小・中学校、特別出張所等公共機関の整備、環状二号線の整備、日本橋首都高の地下化及び地下鉄新線構想など公共交通機関の整備、東京駅前や日本橋周辺の大規模再開発、本の森ちゅうおうの新設や新庁舎建てかえなど都市基盤整備及び国の税制改正の影響による減収の中での健全財政の確保などを長期的視野で取り組んでいかなければなりません。

 改革2020は、長期的ビジョンから平成三十年度予算案を検証し、疑問点を質問してまいりました。

 平成三十年度予算において、子ども発達支援センター開設、病児・病後児保育施設の新設、医療的ケア児を含めた重症心身障害児・障害者の放課後デイサービス事業所の誘致、バリアフリーマップの更新、都有地を有効活用した保育所整備、阪本小学校への幼保連携型認定こども園開設、胃がん検診への内視鏡検査の導入、タブレット端末の小・中学校三校への導入、ブックスタート事業や子ども読書通帳配布による読書環境の充実、ふるさと中央区応援寄附制度の新設など、区民福祉の向上に向けた新たな取り組みを高く評価いたします。

 しかし、要保護児童増加に対する児童相談所開設に向けた取り組み、認知症の方が地域で安心して暮らしていけることや、希望する誰もが在宅死を選択することができる地域包括ケアシステムの構築と、一人一人の状況に寄り添った高齢者支援、いじめ・不登校、ひきこもり、障害児・障害者の教育・就労・生活における各機関の緊密な連携、地域で学校を支えるコミュニティスクールの構築、高齢化に伴う町会・自治会の活性化や地域コミュニティ再生のための基盤整備、区民誰もがまちづくりに参加できる協議型まちづくりに向けたまちづくり協議会の改革・活性化、区民ボランティアが積極的に参加できる環境整備などレガシーも見据えた東京オリンピック・パラリンピック対応の強化など、さらなる充実を図るべき喫緊の課題がまだまだたくさん存在しております。

 今後とも、中央区におかれましては、一、これまでの例にとらわれることのない将来を見据えた行政サービスの提供に努めること、二、行政情報の適切な公開・開示と区民参加による行政サービスの構築を行うこと、三、変化し続ける区民・地域のニーズを的確に把握すること、四、新公会計制度を有効活用した行政評価を実施すること、五、必要に応じて計画内容の改善を図ること、六、将来を見越した簡素で効率的な行財政の確保と、七、その手法としての官民協働や民間活力の導入、また、適正な受益者負担を進めていくことを改めて要望いたしまして、中央区議会の改革2020は、平成三十年度中央区各会計予算案に賛成の態度を表明いたします。

 次に、中央区民クラブ委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区民クラブの平成三十年度歳入歳出予算に対する態度表明を行います。

 今後二十年の本区の方針を決める基本構想が策定されました。

 計画の中では、本区の人口は今後も伸び続け、二十万人を突破するのは確実視されている中で、過去最高の予算額を更新した平成二十九年度予算から一転し、法人住民税一部国税化の流れの中で、本区の予算額は八年ぶりの減少となり、人口が力強く回復する中で、大変厳しい予算編成をすることとなりました。

 今後もさらなる人口増、そして、本庁舎の建てかえや晴海地区の小・中学校の建設、住民向け施設などの新設など、本区の取り巻く環境はますます厳しくなるものと予想されます。

 現在、本区の住民は三十代後半から四十代前半が中心ですが、世代交代がきちんとされなかった場合は、本区でも少子高齢化の流れをとめることができません。本区で生まれているお子様が引き続き住みたいと思えるまちづくり、安心して老後を過ごせる施策をしっかりと進め、誰もが憧れるまち中央区となれるよう努力が必要です。

 今後は、第四次産業革命によりAI時代が訪れ、本区を取り巻く環境は大きく変化をする中、AI時代に対応した中央区に変化を求められています。

 今後の二十年をしっかりと見据えた行政を行っていくことを改めて要望いたしまして、平成三十年度各会計歳入歳出予算に賛成いたします。

 次に、新青会委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区議会の新青会の態度表明を行います。

 「輝く未来へ さらなる飛躍!!―オリンピック・パラリンピックとその先を目指して―」をテーマにした新年度予算は、新たな基本構想のもとでの総合計画である十年後の都心中央区に向けた二つの戦略、九つの基本政策に基づく基本構想による三つの施策のみちすじ、一、一人一人の生き方が大切にされた安心できるまち、二、快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまち、三、輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまち、この三つを目指すための、その着実な進展のため構成をされて、特に子育て・教育環境の充実と東京二○二○大会を契機とした取り組みに重点を置いたものであります。

 一般会計は約八百九十八億円、総予算は約一千百四十億円となり、本日に至る審査において、基本構想の掲げる将来像に向けて走り出す列車、基本計画二○一八のスタートとなる本年度を迎えた今、この列車が区民の皆さんを乗せて、安全にして快適に輝く未来へ到着するよう、各施策のさらなる進展に向けて質疑をさせていただきました。

 各施策を実行するには、何よりも確実な財政基盤が必要であり、今後も健全なる持続可能な財政運営に努めていただくようお願いするとともに、三十年度新予算がよりよく区民の皆さんのために反映され、実行されるよう願うものです。

 以上申し上げまして、新青会は、本予算特別委員会に付託をされました平成三十年度中央区各会計歳入歳出予算及び補正予算に賛成をし、態度表明といたします。

 次に、区民と共に歩む会委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成三十年度、予算特別委員会に付託された中央区各会計予算案及び各会計補正予算案につき、区民と共に歩む会の態度表明を行います。

 昨年六月、二十年後の中央区の新たな将来像を描いた基本構想「輝く未来へ橋をかける ― 人が集まる粋なまち」を策定し、ここに掲げた各施策の総合的な実現のため、このたび新たに基本計画二○一八を策定なさいました。

 折しも、江戸が東京となって百五十年目の節目である平成三十年度予算案は、基本計画二○一八の初年度に当たり、「輝く未来へ さらなる飛躍!!―オリンピック・パラリンピックとその先を目指して―」と題し、九つの基本政策に基づく取り組みの着実な展開を図るため、従来どおりの子供から高齢者まで全ての区民福祉の向上に向けた施策の中から、一層の充実を図る五十二事業に、新たに二十八事業を立ち上げ、子育て・教育環境の充実と東京二○二○大会を契機とした取り組みを特に優先すべき重点施策として位置づけた予算編成となっております。

 この認識をもって、本委員会では、歩む会は、新規事業及び充実事業を中心に質問してまいりました。

 充実事業の地域のつながりづくり担い手養成プログラムは、本区の人口増加に伴うさまざまな行政ニーズに対応するため、参加する区民の、役に立ちたいという意気込みである地域自治力をかりながら、地域課題解決に向けたプロアクティブ・コミュニティの一層の実現に向けた取り組みをお願いします。

 新規の健康事業として、健康ウォーキングマップ作成では、若年層から高齢者まで幅広い区民が運動習慣をつけることでもたらされる病気予防、介護予防、健康寿命延伸の結果、増額傾向にある保険料と医療費抑制にも効果が高いことが報告されているため、ウォーキングマップの作成が、今後、区民の健康増進へと一層の展開が図れるよう、お取り組みいただきたいと思います。

 国が指針を出す以前の二○一三年から、子ども発達支援センターゆりのきの始動に向け、より先進的な支援及びその充実を図れるよう準備を重ねていらしたことは、支援を必要とする人たちの大きな一助となり、発達支援の拠点として一層発展していくことと思います。

 また、重症心身障害児に対応した放課後等デイサービスの誘致に向けた取り組みも、国より先んじた事業であり、家族の負担軽減のため、推進していただけるようお願いいたします。

 移動支援の対象範囲を拡大したことは、子供たちの安全を守る対策として、福祉と教育の連携の成果であります。

 オリンピック・パラリンピック教育においては、先進的な国際理解教育を行う中で、子供たちがこの大会を通し、日本を、地域を、世界の多種多様な国々、文化、人を理解し、興味を深くすることで、みずから心を耕し、国際人として大きく成長していけるよう望んでいます。

 観光振興、環境土木及び都市整備事業においては、東京二○二○大会と親和性が高く、それぞれの部局が連携し、国際観光都市として福祉が行き届いた環境整備、またスマートシティの実現に向け、より一層魅力ある都心中央区のまちづくりを期待しております。

 本区は、都心部に住みたいと考えるビジネスパーソン、経営者が増加する中、これまで住みなれた家の老朽化から発生する暮らしの安全が担保できない事情をあわせ、再開発を通し、新しいまちの息吹をつくりながら、今、人口回復を実現いたしました。

 区長が変わらずに願う恒久平和の実現と、人類繁栄の礎である平和を基本理念とする新たな基本計画を基本構想の実現に向けた道しるべとし、区民の潤いと質の高い暮らしの充実のために、今後取り組む施策は、速やかな実行という時間軸の要素をもって、また、地方財源を取り巻く不合理な環境の影響が大きい中にあっても、健全財政の中で力強く推進していただけるよう願います。

 区民と共に歩む会は、本委員会に付託された平成三十年度中央区各会計予算案及び各会計補正予算案に賛成いたします。

 以上のとおり、各会派の態度表明が終わりましたので、議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号「平成三十年度中央区各会計予算」並びに議案第三十五号及び議案第三十六号「平成三十年度中央区各会計補正予算」について、それぞれ起立により採決いたしましたところ、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本特別委員会の決定どおり、御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました六議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十五号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第三十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十六号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第三十六号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第三を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第三

 議案第五号 平成二十九年度中央区一般会計補正予算

 議案第六号 平成二十九年度中央区国民健康保険事業会計補正予算

 議案第七号 平成二十九年度中央区介護保険事業会計補正予算

 議案第八号 平成二十九年度中央区後期高齢者医療会計補正予算

           (三月二日 企画総務委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を押田委員長より願います。

〔二十六番 押田まり子議員登壇〕

○二十六番(押田まり子議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案第五号、議案第六号、議案第七号及び議案第八号「平成二十九年度中央区各会計補正予算」につきまして、審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 今回の補正は、一般会計におきましては、「職員の給与費」の減額、「佃公園の改修」、「交通環境改善支援事業」、「市街地再開発事業助成」、「まちづくり支援事業」及び「住宅・建築物耐震改修等支援事業」の実績減等に伴う減額及び「特別会計への繰出金」の減額があるものの、「基金積立金」の計上により、百九億五千二百四万六千円を追加し、予算総額を一千六十七億九千二百八十二万二千円に補正するものであります。

 また、繰越明許費として、「佃公園の改修」ほか一項目の金額を変更し、債務負担行為として、「新島橋の架替」を追加するとともに、「佃公園の改修」の限度額を変更するものであります。

 国民健康保険事業会計におきましては、「諸支出金」の追加があるものの、「総務費」、「介護納付金」及び「共同事業拠出金」の減額により、二億三千三百十万五千円を減額し、予算総額を百四十三億四千六百九十八万一千円に補正するものであります。

 介護保険事業会計におきましては、「総務費」及び「基金積立金」の減額があるものの、「保険給付費」の計上により、二億一千八百五十四万二千円を追加し、予算総額を八十三億一千二百五十万四千円に補正するものであります。

 後期高齢者医療会計におきましては、「総務費」の減額があるものの、「広域連合納付金」及び「諸支出金」の計上により、九千六百五十四万三千円を追加し、予算総額を二十六億六千四百四万九千円に補正するものであります。

 付託を受けました議案の審査に当たり、本委員会は三月五日に開会し、理事者より各会計一括して款別に説明を受け、一括して質疑を行いました。

 審査終了後、議案第五号、議案第六号、議案第七号及び議案第八号について、それぞれ起立により採決したところ、いずれも全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本委員会の決定のとおり御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第八号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第四を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第四

 議案第十二号 中央区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十三号 中央区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十四号 中央区ふるさと応援基金条例

 議案第三十号 中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(建築工事)請負契約

 議案第三十一号 中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(機械設備工事)請負契約

 議案第三十二号 中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(電気設備工事)請負契約

 議案第三十三号 中央区立水谷橋公園及び水谷橋公園内保育所整備工事(建築工事)請負契約

 議案第三十四号 新島橋架替工事(第四期)請負契約の一部変更について

 議案第三十七号 中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例

 議案第四十号 中央区立中央会館大規模改修工事(建築工事)請負契約

 議案第四十一号 中央区立中央会館大規模改修工事(機械設備工事)請負契約

 議案第四十二号 中央区立中央会館大規模改修工事(電気設備工事)請負契約

           (三月二日 企画総務委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を押田委員長より願います。

〔二十六番 押田まり子議員登壇〕

○二十六番(押田まり子議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月六日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第十二号「中央区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十三号「中央区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十四号「中央区ふるさと応援基金条例」、議案第三十号から議案第三十二号までの「中央区立阪本小学校改築及び阪本こども園(仮称)整備工事(建築工事)、(機械設備工事)及び(電気設備工事)請負契約」、議案第三十三号「中央区立水谷橋公園及び水谷橋公園内保育所整備工事(建築工事)請負契約」、議案第三十四号「新島橋架替工事(第四期)請負契約の一部変更について」、議案第三十七号「中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第四十号から議案第四十二号までの「中央区立中央会館大規模改修工事(建築工事)、(機械設備工事)及び(電気設備工事)請負契約」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第四十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第四十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第四十二号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第五を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第五

 議案第二十九号 中央区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

           (三月二日 区民文教委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、区民文教委員会の報告を渡部委員長より願います。

〔三十番 渡部博年議員登壇〕

○三十番(渡部博年議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月六日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第二十九号「中央区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 議案第二十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十九号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第六を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第六

 議案第十五号 中央区立福祉センター条例の一部を改正する条例

 議案第十六号 中央区立知的障害者グループホーム条例等の一部を改正する条例

 議案第十七号 中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例

 議案第十九号 中央区後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十号 中央区介護保険条例の一部を改正する条例

 議案第三十八号 中央区介護保険条例の一部を改正する条例

 議案第三十九号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例

           (三月二日 福祉保健委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、福祉保健委員会の報告を瓜生委員長より願います。

〔十三番 瓜生正高議員登壇〕

○十三番(瓜生正高議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月七日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。

 まず、議案第十五号「中央区立福祉センター条例の一部を改正する条例」、議案第十六号「中央区立知的障害者グループホーム条例等の一部を改正する条例」、議案第十七号「中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例」、議案第十九号「中央区後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十号「中央区介護保険条例の一部を改正する条例」、議案第三十八号「中央区介護保険条例の一部を改正する条例」、以上六議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第三十九号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、小栗委員から、次のような意見がありました。

 議案第三十九号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」に対する反対意見を述べます。

 本議案は、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令の施行などに伴う、保険料率、賦課限度額及び均等割額から減額する額の改定を主な内容としています。

 本年四月から、国民健康保険事業は都道府県単位で運営する大きな制度改革が始まります。

 中央区は、都から示された納付金、保険料率をもとに、二十三区の保険料の一体的水準を確保するため、統一保険料方式による調整を行い、さらに区における軽減対策を講じた上で、平成三十年度の保険料率の改定等を行うとしています。

 保険料の均等割軽減制度の判定所得の見直しについては、所得金額の引き上げによって五割軽減と二割軽減の対象者を広げることになるので、評価するものです。

 保険料率の改定では、保険料の基礎分及び後期支援費分で、所得に応じて支払う所得割を○・一一%引き上げ九・五四%に、所得に関係なく加入者全員が同額を支払う均等割額を一千五百円引き上げ五万一千円にするものです。その結果、中央区での一人当たりの保険料は、四千十三円の引き上げとなり、十四万二千九百二十六円になります。四十歳以上六十五歳未満の人は、介護納付金も合わせて一人当たり十七万五千四百三十五円となります。

 保険料限度額の改定は、医療分二万円増で五十八万円に引き上げる内容となっています。

 これまでも高過ぎて払えないと悲鳴が上がっている国民健康保険料ですが、制度改革でさらに保険料が引き上げられることは問題です。

 第一に、制度改革に伴う公費財政支援策として、国が毎年三千四百億円、都独自に三十年度は十四億円、特別区の激変緩和措置で納付金額を九四%で算定するとしています。

 しかし、六%分を翌年度から一%ずつ減らし、法定外繰り入れを六年でなくしてしまう予定です。激変緩和などの措置がなされたものの、それでも保険料が引き上げとなり、さらに今後六年間で法定外繰り入れをなくして、保険料をさらに引き上げることを前提とした制度設計になっていることは容認できません。

 第二に、中央区独自の激変緩和措置として、各区で算定できる介護納付金分の所得割率を、標準保険料率で示された二・一%にせず、一・○六%のままで据え置くことを評価しますが、新年度予算を見ると、制度改革により区が一般会計から国保会計に投入する法定外金額は、前年度四億九千万円から二億七千万円に激減しています。

 国民皆保険制度の柱であり、高齢者や非正規雇用の労働者が加入する国民健康保険に対し、区の財政を投入して支えることは当然のことです。法定外繰り入れもふやして、保険料を引き下げるようにすべきです。

 第三に、制度改革に伴い、千代田区・江戸川区は二十三区統一保険料方式から離脱し、来年度から独自に保険料率を設定するとしています。千代田区は、一億七千七百万円の法定外繰り入れを行い、保険料の所得割を標準保険料率よりも引き下げ、所得割額も引き下げることによって、保険料が増額となるのは被保険者の一割に当たる年収一千万円以上の世帯のみで、九割の世帯は、介護納付金を含め、六百二十四円から九千八十四円の値下げとなるとのことです。

 中央区も、こうした独自の保険料率などを採用するなど、保険料の負担軽減に踏み出すことを求めます。

 以上の理由で、日本共産党中央区議会議員団は議案第三十九号に反対します。

 小栗委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第三十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十九号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第三十九号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第七を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第七

 議案第十八号 中央区立高齢者住宅条例等の一部を改正する条例

 議案第二十二号 中央区立公園条例の一部を改正する条例

 議案第二十三号 中央区立公衆便所条例の一部を改正する条例

 議案第二十四号 中央区まちづくり基本条例の一部を改正する条例

 議案第二十五号 中央区中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例

 議案第二十六号 中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十七号 中央区営住宅条例の一部を改正する条例

 議案第二十八号 中央区借上住宅条例の一部を改正する条例

 議員提出議案第一号 中央区まちづくり基本条例の一部を改正する条例

           (三月二日 環境建設委員会付託に続いて)


○議長(礒野 忠議員)
 本案について、環境建設委員会の報告を染谷委員長より願います。

〔十四番 染谷眞人議員登壇〕

○十四番(染谷眞人議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月七日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。

 まず、議案第十八号「中央区立高齢者住宅条例等の一部を改正する条例」、議案第二十二号「中央区立公園条例の一部を改正する条例」、議案第二十三号「中央区立公衆便所条例の一部を改正する条例」、議案第二十四号「中央区まちづくり基本条例の一部を改正する条例」、議案第二十五号「中央区中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例」、以上五議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第二十六号「中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、志村委員から、次のような意見がありました。

 議案第二十六号「中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」に対する反対意見を述べます。

 本議案は、東京都市計画豊海地区地区計画の決定に伴い、当該地区の地区整備計画の区域を定めるとともに、建築物の用途、構造及び敷地に関する制限を定めるため、提出されたものです。

 二○一一年五月十五日に開かれた東卸住宅建替推進委員会で、東卸住宅の建てかえを市街地再開発事業で行うことが提案されました。民間マンションだけの建てかえを市街地再開発事業で行うのは、中央区で初めてです。

 区域面積二ヘクタールに、高さ百八十九メートル、五十六階のタワーマンションを二棟建設することは、事業説明の資料にある豊海地区のまちの特性を生かし、まちの課題を解決するものになっていないと考えます。すぐ近くにあるザ・トウキョウ・タワーズは、豊海地区の倍の四・三ヘクタールの区域面積に二棟建っています。つまり、豊海地区では、ザ・トウキョウ・タワーズ一棟分の区域に二棟建てる窮屈な計画となっています。

 豊海地区のまちの特性として挙げられている緑と水辺の二つの自然環境に恵まれた地区の魅力を生かしたものとは言えません。区道八百五十八号に接する補助三百十四号の道路部分となる二千百八十平米のオープンスペースはあるものの、広場は敷地面積の二六%しかありません。豊海地区の自然環境を生かした計画へと見直すことが必要と考えます。

 まちの課題として、居住人口増加、高齢化に対応した公共公益施設の充実が挙げられていますが、居住人口増加に対応というのであれば、その要因となる人口増加を抑制することが求められます。

 勝どき五丁目・六丁目を初め、勝どき地区では居住人口の増加が進んでいます。その奥にある豊海地区において、権利者四百四十三名、四棟のマンションを五倍の戸数に当たる二千百五十戸のタワーマンションへの建てかえによる人口増加や、約六百三十台の駐車場設置による交通量の増加は、まちの課題をさらに深刻にさせることでしょう。

 首都直下地震、メガクライシス巨大地震が注目され、超高層ビル内での避難生活への疑問が指摘される中、狭い敷地に二千百五十戸のタワーマンションを建てる計画は、まちの課題である堤内化による防災性の向上にも逆行するものです。

 一方、防潮堤内にあった豊海小学校を防潮堤外に移設してから、小学校や東卸住宅が防潮堤内になるように防潮堤を新設しますが、市街地再開発事業を進めるために整備される防潮堤に多額の公的資金が投入されることにも疑問を持ちます。

 マンションの老朽化対策の悩みは、多くのマンションが抱えているものですが、豊海地区のまちの課題である快適に暮らせる生活空間を実現させ、住環境の向上や防災性の向上及びまちの特性である自然環境を守り、生かすためには、計画を抜本的に見直すべきだと指摘し、昨年七月三十一日に行われた中央区都市計画審議会でも反対しました。

 本議案は、抜本的な見直しが求められる豊海地区地区計画の決定に伴うものであり、日本共産党区議団は議案第二十六号に反対します。

 志村委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第二十七号「中央区営住宅条例の一部を改正する条例」、議案第二十八号「中央区借上住宅条例の一部を改正する条例」、以上二議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議員提出議案第一号「中央区まちづくり基本条例の一部を改正する条例」につきましては、否決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十六号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第七、議案第二十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議員提出議案第一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立少数と認めます。──御着席願います。よって、日程第七、議員提出議案第一号は否決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第八から日程第十までを一括して上程いたします。これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第八から日程第十までを一括して議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第八

 議案第九号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例

日程第九

 議案第十号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例

日程第十

 議案第十一号 中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例


○議長(礒野 忠議員)
 提案者の説明を願います。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 ただいま一括上程されました各議案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。

 これら三件の議案につきましては、いずれも本区特別職報酬等審議会答申を尊重いたしまして、議案第九号「中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては区議会議員の報酬月額等を、議案第十号「中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては区長及び副区長の給料月額等を、議案第十一号「中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例」につきましては教育長の給料月額を、それぞれ答申のとおり改定するものであります。

 以上、よろしく御審議の上、御決定のほどお願いいたします。

○議長(礒野 忠議員)
 本案については、委員会付託を省略いたします。

 まず、議案第九号について、意見開陳の申し出がありますので、これを許します。

 十番奥村暁子議員。

〔十番 奥村暁子議員登壇〕

○十番(奥村暁子議員)
 議案第九号「中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」に対する反対意見を述べます。

 本議案は、区議会議員の報酬の額を改定するとともに、期末手当の額の算定に用いる支給率を改定するものです。

 ことし一月十七日の中央区特別職報酬等審議会の答申の内容は適切であったとしても、議員報酬の引き上げに対し、日々の生活に苦しんでいる区民の理解を得ることは、たやすいことではありません。

 そんな中、ことし二月、区立泰明小学校の新一年生からの標準服を、イタリアの高級ブランド、アルマーニにデザインを依頼し、一セット約八万円という高額な標準服が導入される問題が大々的に報道されました。本来の義務教育とかけ離れた格差と差別を公教育の現場に持ち込んだことに、学校関係者や区民のみならず、全国から大きな批判の声が上がりました。

 銀座のまちの学校として発展していくために、海外のブランドの力をかりるのも一つの方法、泰明らしさの中に含まれてもいいのかなと発想したと述べたと報道されている学校長は、三年前から導入に向けて検討してきたと言われています。今回の標準服変更問題は、区民に多大な心配や教育行政に対する不信感を広げることになりましたが、なぜこういう事態を招いたのか疑問を持ち、解明してほしいと願う区民の声に応え切れてはいません。

 この問題の背景には、教育を受ける権利は平等であるという教育基本法の精神を逸脱し、特認校制度で特徴を持たせ、教育内容に差をつけ、学校間の競争を推し進めてきた中央区の教育行政のひずみがあると考えます。そのひずみに思いが至らず、保護者の経済的負担に配慮を欠き、公立校のあり方をゆがめた学校長の責任は重いものがありますが、事前に報告を受けていたにもかかわらず、中止させる機会を逃し、結果的に学校長の暴走を許してしまった教育長と教育委員会の責任も重大です。また、所信表明でこの問題について、それぞれの役割認識に加え、相互の連携が不十分であったと謝罪した区長は、教育長を任命した立場にあることからも、責任を免れません。

 このような事態の中で、教育委員会教育長の給与と区長、副区長の給料を引き上げると同時に、区議会議員の報酬を引き上げることは、区民の理解を得られないと考えます。

 以上の理由で、日本共産党中央区議会議員団は、議案第九号「中央区議会議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」に反対します。

 以上で反対の意見開陳を終わります。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 意見開陳を終わります。

 議案第九号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第八、議案第九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第九、議案第十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(礒野 忠議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第十、議案第十一号は原案のとおり可決されました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第十一を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第十一 人権擁護委員の候補者の推薦について


○議長(礒野 忠議員)
 お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第十一は同意することと決しました。


○議長(礒野 忠議員)
 次に、日程第十二、「議会閉会中の継続審査」について。

 ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件について、議会閉会中の継続審査の申し出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。

〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕

○議長(礒野 忠議員)
 お諮りいたします。本件の申し出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、本件の申し出をそれぞれ承認することに決しました。


○二十三番(鈴木久雄議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 今期定例会に提出されました案件は、全て終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(礒野 忠議員)
 御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。


○議長(礒野 忠議員)
 ここで矢田区長より挨拶があります。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 区議会終了に当たり、一言御挨拶申し上げます。

 去る二月二十八日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定をいただき、まことにありがとうございます。

 この間、平成三十年度本区各会計予算及び補正予算につきましては、予算特別委員会を設置し、その審査を付託され、条例等の案件につきましては、各所管の常任委員会にその審査を付託され、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。

 今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、御挨拶といたします。

 まことにありがとうございました。

○議長(礒野 忠議員)
 挨拶を終わります。


○議長(礒野 忠議員)
 さらに、ここで、本年三月三十一日付をもって退職されます区民部長長嶋育夫さん、総務課長吉原利明さん、区民生活課長石川英利さん、日本橋特別出張所長来島雅彦さん、管理課長井上一雄さんに対し、長年にわたり本区行政に尽力されました功績に報いるため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。

〔長嶋育夫君、吉原利明君、石川英利君、来島雅彦君、

     井上一雄君、議会局職員に導かれて議場に入る〕

〔礒野議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕

  感  謝  状

                  長 嶋 育 夫 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成三十年三月二十九日

                  中 央 区 議 会

〔礒野議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕

  感  謝  状

                  吉 原 利 明 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成三十年三月二十九日

                  中 央 区 議 会

〔礒野議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕

  感  謝  状

                  石 川 英 利 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成三十年三月二十九日

                  中 央 区 議 会

〔礒野議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕

  感  謝  状

                  来 島 雅 彦 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成三十年三月二十九日

                  中 央 区 議 会

〔礒野議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕

  感  謝  状

                  井 上 一 雄 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成三十年三月二十九日

                  中 央 区 議 会

〔礒野議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


○議長(礒野 忠議員)
 ここで、ただいま感謝状を受けられました五名を代表いたしまして、長嶋育夫さんより挨拶があります。

〔区民部長 長嶋育夫君登壇〕

○区民部長(長嶋育夫君)
 貴重なお時間を拝借いたしまして、一言お礼の御挨拶を申し上げたいと存じます。

 ただいま、御丁重な感謝状に加え、記念品までいただきました。退職者一同を代表し、厚くお礼を申し上げます。

 私たちがこうして退職の日を迎えることができたのも、区議会の皆様の御指導、御鞭撻があったからこそと存じます。ありがとうございました。

 今、振り返りますと、中央区の職員として採用されて以来、きょうまで、あっと言う間の出来事であったような気がいたします。

 私ごととなりますが、私は、五歳から二十歳まで、ちょうど学生時代を中央区で過ごさせていただきました。まちを歩いていると、今でも子供のころや中学生、高校生のころを思い出すことができます。そんな中央区に奉職できたことは、私にとって大きな幸せだったと、今、改めて感じております。

 中央区が、いつまでも活気とにぎわいに満ち、人々の心に残るまちであること、そして何よりもいつも笑顔にあふれるまちであることを願っております。

 結びに当たりまして、中央区議会のますますの御発展と皆様方の御健勝、御多幸、御活躍を心からお祈り申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。

 本日はありがとうございました。(拍手)

○議長(礒野 忠議員)
 挨拶を終わります。

〔長嶋育夫君、吉原利明君、石川英利君、来島雅彦君井上一雄君、議会局職員に導かれて退場〕


○議長(礒野 忠議員)
 これをもって、平成三十年第一回中央区議会定例会を閉会いたします。

     午後三時三十四分 閉会


署名議員
議長 礒野 忠
議員 渡部 恵子
議員 木村 克一

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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