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令和元年 企画総務委員会(7月22日)

1.開会日時

令和元年7月22日(月)

午前10時 開会

午後3時44分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長  礒 野   忠

副委員長  中 島 賢 治

委  員  塚 田 秀 伸

委  員  佐 藤 あつこ

委  員  渡 部 恵 子

委  員  青 木 か の

委  員  小 栗 智恵子

委  員  山 本 理 恵

議  長  押 田 まり子

4.出席説明員

(12人)

山本区長

齊藤副区長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

栗原副参事(計画・特命担当)

大久保財政課長

黒川総務部長

鈴木総務課長(参事)

生島職員課長

濱田防災危機管理室長

菅沼危機管理課長

岡田防災課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

黒須書記

桝谷書記

6.議題

  • (1)企画・総務及び財政の調査について
  • (2)「沖縄県民は先住民族」とする国連勧告の撤回を求める意見書の提出を求める請願
  • (3)辺野古新基地建設工事の中止と普天間基地の無条件撤去を求める意見書採択を求める請願

(午前10時 開会)

○礒野委員長 おはようございます。ただいまより企画総務委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日、区長は途中退席いたしますので、御了承願います。

 7月1日付で幹部職員の異動がありましたので、齊藤副区長より理事者紹介をお願いいたします。

○齊藤副区長 (7月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介)

○礒野委員長 ありがとうございます。

 それでは、常時出席者以外の理事者の方は退室を願います。

 本日の議事の進め方ですが、議題(2)及び議題(3)の新規請願の紹介議員及び請願者に対する質疑を先に行い、その後に、両新規請願について、理事者に対する質疑を行います。さらに、その後、理事者報告、議題(1)、企画・総務及び財政の調査について、理事者に対する質疑を行いたいと存じますが、よろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 それでは、まず議題(2)、請願第1号、「沖縄県民は先住民族」とする国連勧告の撤回を求める意見書の提出を求める請願について、審査に入ります。

 請願者は請願者席に着席願います。

     〔請願者移動〕

○礒野委員長 新規請願の審査の進め方についてですが、まず、紹介議員から趣旨説明を受け、次に紹介議員への質疑を行います。その後、休憩に入り、休憩中に請願者からの補足説明を受け、次に請願者への質疑を行います。

 紹介議員の趣旨説明時間及び質疑時間については、まず紹介議員からの請願の趣旨説明を10分以内で行い、次に紹介議員への質疑を趣旨説明と合わせて20分以内で行います。各会派の持ち時間は、合計時間20分から趣旨説明に要した時間を差し引いた残り時間を質疑のある会派数で除して得た時間数とすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 では、そのようにさせていただきます。

 それでは、紹介議員は席の移動をお願いいたします。

     〔紹介議員移動〕

○礒野委員長 紹介議員の趣旨説明を10分以内でお願いいたします。

○二瓶議員 沖縄県民に生まれ育った全ての人々は、日本人として生まれ、日本語で会話をし、日本語を勉強し、日本語で仕事をしてきました。ゆめゆめ日本の少数民族などと意識したことはございません。

 平成20年に自由権規約委員会で琉球・沖縄の人々を先住民族と認めて、その権利を保護するべきという勧告が国連で出て以来、その後3回も同様の趣旨の勧告が出され、これを放置していると、国連が認めている先住民族の土地の権利を根拠に、自衛隊や米軍基地の撤去を求める声が上がったり、中国が琉球の独立を支援するという大義を根拠に沖縄に軍隊を派遣したり、さらには海外の沖縄県人が日本人学校に通えなくなるなどの不要な紛争、差別を招くことになるからです。その後、5回目の勧告が出てしまい、それから去年の8月に同様の趣旨の勧告が出されてしまいました。つまり、国連の目には、日本政府の同化政策によりアイデンティティを失い、みずからを日本人だと勘違いしているかわいそうな琉球人と映ってしまっているのが現状であります。これは、国連にとって、単なる基地問題ではなく、国際的少数民族差別だという認識をされているからです。

 一方で、沖縄の地方議会では、先住民族について一度も議論されたことがなく、マスコミでは全く報道されていないので、多くの県民はその危険性どころか存在すら気づいていません。また、それは沖縄県民が何一つ関与していないところで、東京を拠点とする勢力が国連に訴えたりしていることが原因となっています。また、この勧告が出続け、さらに国際発信をされ続けてしまうと、この勧告が浸透し、従軍慰安婦のプロパガンダ同様に、誤解を招くことになってしまうことが明らかになっております。

 これは、日本全体の問題として私は捉えておりますので、ぜひとも前向きな御検討をお願いいたします。

○礒野委員長 それでは、紹介議員への質疑のある会派は挙手を願います。

 質疑のある会派は1会派です。残り時間は17分6秒です。したがいまして、1会派の持ち時間は17分となります。

 それでは、紹介議員への質疑に入ります。

 発言を願います。

○青木委員 この請願ですけれども、私も、何度も何度も、何度も何度も読み返しました。大変わかりづらい。私の中の結論としては、これは趣旨のすりかえではないかと。基地問題を直接取り上げるのではなくて、国連とか先住民族とか、今、従軍慰安婦の問題まで出てまいりましたが、それとの趣旨のすりかえをしているのではないかと私は感じるのです。ですから、単純に、沖縄の基地問題についてどう考えるか質問させていただきます。

○二瓶議員 私は、これは基地問題のすりかえというわけではなくて、単純に、沖縄県民が少数民族であるというようなことに変わってしまう。例えば、我々東京で生まれ育った人間でも、例えば、きょうから東京に住んでいる人は東京人なんだから少数民族だろうと言って日本と分断されてしまう、民族が分断されてしまうというようなことになるという考えでおります。

○礒野委員長 よろしいですか。

 それでは、紹介議員への質疑は終了いたしました。

 紹介議員の質疑が終わりましたので、ここで休憩に入りますが、休憩中に請願者から補足説明を受け、その後、請願者への質疑を行います。

(午前10時9分 休憩)


(午前10時21分 再開)

○礒野委員長 委員会を再開させていただきます。

 紹介議員は離席をお願いいたします。

 また、本委員会の傍聴手続をされている請願者は、傍聴席へ移動をお願いいたします。

 続きまして、議題(3)、請願第3号、辺野古新基地建設工事の中止と普天間基地の無条件撤去を求める意見書採択を求める請願について、審査に入ります。

 請願者は請願者席に着席願います。

     〔請願者移動〕

○礒野委員長 こちらの新規請願の審査の進め方についてですが、まず紹介議員から趣旨説明を受け、次に紹介議員への質疑を行います。その後、休憩に入り、休憩中に請願者からの補足説明を受け、次に請願者への質疑を行います。

 紹介議員の趣旨説明時間及び質疑時間について、まず、紹介議員からの請願の趣旨説明を10分以内で行い、次に紹介議員への質疑を趣旨説明と合わせて20分以内で行います。各会派の持ち時間は、合計時間20分から趣旨説明に要した時間を差し引いた残りの時間を質疑のある会派数で除して得た時間とすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 では、そのようにさせていただきます。

 紹介議員は席の移動を願いいたします。

     〔紹介議員移動〕

○礒野委員長 それでは、紹介議員の趣旨説明を10分以内でお願いいたします。

○奥村議員 それでは、請願第3号、辺野古新基地建設工事の中止と普天間基地の無条件撤去を求める意見書採択を求める請願の紹介議員を代表して、趣旨説明をさせていただきます。

 米軍基地が集中している沖縄県では、辺野古新基地建設の中止、普天間基地の閉鎖・撤去をめぐり、国に対し何度も県民の意思が示されてきました。辺野古移設の日米合意から17年目の2013年1月28日には、沖縄県の41全市町村長が署名し、安部首相に建白書が提出されました。建白書には、オスプレイの配備を直ちに撤回すること、米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念することが沖縄県民の総意として盛り込まれています。2014年11月には辺野古に新基地はつくらせないという公約を掲げた翁長雄志知事が誕生し、2018年9月には故翁長知事の遺志を受け継いだ玉城デニー氏が沖縄県知事史上最高の得票を得て知事となるなど、新基地建設について、県民はこれまで知事選や国政選挙などで重ねて反対の意思を表明してきました。昨日投開票された第25回参議院選挙でも、辺野古新基地建設ストップを目指すオール沖縄の高良鉄美氏が、1人区である沖縄県で当選したことも申し添えておきます。

 昨年10月31日には、地方自治法第74条による直接請求に基づき、辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票条例を制定し、ことし2月24日には投票も行われました。投票結果は、知事がその結果を尊重しなければならないとされている全有権者の4分の1に当たる28万8,400票を大きく超え、辺野古埋め立てに反対は43万4,273票に上りました。これは得票総数の72%を占めており、県内41市町村全てで反対が賛成を大差で上回りました。辺野古反対の民意について、選挙だけでは明らかではないとする政府に対し、この県民投票は新基地建設での埋め立ての是非という単独の論点で県民の民意が初めて問われ、辺野古ノーの結果が明確に示されました。しかし、請願理由でも述べられているように、こうして再三にわたり沖縄県民が辺野古新基地ノーという民意を示しているにもかかわらず、防衛省沖縄防衛局は辺野古での工事を進めています。

 この請願は、中央区議会として、第1に、辺野古新基地建設工事は中止すること、第2に、政府が約束した普天間基地の運用停止と撤去を行うための対米交渉を行うことという2点を日本政府に求めていただきたいという趣旨で提出されています。

 また、請願理由として、辺野古新基地予定地は深刻な地盤の問題を抱えている点や、周辺には米軍の基準をも上回る建築物が多く存在している点、環境破壊の問題にも触れ、いかに無謀な建設計画であるかが示されています。同時に、普天間基地周辺で住民の生命が危険にさらされている状況も示され、運用停止と撤去の必要性が述べられています。

 普天間基地は、戦争中、住民が強制的に収容所に入れられている間に米軍が村落を壊してつくった基地で、戦後、村に帰った住民は、やむを得ず基地の周りに住みました。そうした住民の安全を無視して、やりたい放題の米軍に対して、静かな夜を返せと爆音訴訟も続けられています。国は、普天間基地の危険性除去が原点と言い、2019年2月までの飛行場の運用停止を沖縄県と約束しましたが、その約束は果たされず、米軍機の運用は野放しにされているのが実態です。

 国は、普天間基地の危険性除去を口実に辺野古の工事を継続していますが、そう言いながら、23年間普天間は動いていません。辺野古移設を条件にしている限り、普天間が固定化されることは歴史が証明しており、戦争中であっても民有地を奪ってはならないとされた国際法規に違反してつくられた普天間基地は撤去すべきです。普天間基地の返還は県民の悲願であり、それを最も望んでいる宜野湾市民でも、66.7%が、同じ苦しみを味わわせたくないと、辺野古新基地建設に反対と言っています。辺野古が唯一との日米合意の固執は普天間飛行場の危険性を固定化することにほかならないからこそ、県民は一日でも早い普天間基地問題の解決を求める思いで、辺野古埋め立てに反対という意思を示しています。

 辺野古の美しい海を埋め立てる辺野古新基地建設中止や、住民の命を脅かす普天間基地撤去は、思想・信条や党派を超えた願いです。日本政府には、繰り返し示された沖縄県民の意思を尊重し、沖縄県民の生命と財産を守るため、辺野古でも普天間でも米軍基地をなくしていくための本気の対米交渉をすることが求められます。

 以上の理由から、中央区議会として、辺野古新基地建設工事の中止と普天間基地の無条件撤去を求める意見書採択を求める請願を本委員会で十分審議して、採択していただけますようお願いし、紹介議員を代表しての趣旨説明といたします。

 ありがとうございました。

○礒野委員長 それでは、紹介議員への質疑のある会派は挙手を願います。

 よろしいですか。紹介議員への質疑を終了させていただきます。

 紹介議員への質疑が終わりましたので、ここで休憩に入りますが、休憩中に請願者からの補足説明を受け、その後、請願者への質疑を行います。

(午前10時30分 休憩)


(午前10時40分 再開)

○礒野委員長 委員会を再開いたします。

 紹介議員は離席をお願いいたします。

 本委員会の傍聴手続をされている請願者は、傍聴席へ移動をお願いいたします。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですが、今回は、この後、理事者報告に係る時間を3分と設定し、算出させていただきます。ただいまの時刻は午前10時41分です。自由民主党16分、公明党12分、新風会12分、あたらしい中央12分、日本共産党12分、無所属10分となります。なお、持ち時間には、この後の理事者報告及び議題(1)に対する質疑の時間も含まれます。

 議題(2)、請願第1号、「沖縄県民は先住民族」とする国連勧告の撤回を求める意見書の提出を求める請願について、請願者は請願者席に着席願います。

     〔請願者移動〕

○礒野委員長 それでは、議題(2)に対する理事者への質疑に入ります。

 発言を願います。よろしいですか。

 本請願については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 本委員会の傍聴手続をされている請願者は、傍聴席へ移動をお願いいたします。

 次に、議題(3)、請願第3号、辺野古新基地建設工事の中止と普天間基地の無条件撤去を求める意見書採択を求める請願について、請願者は請願者席に着席願います。

     〔請願者移動〕

○礒野委員長 それでは、議題(3)に対する理事者への質疑に入ります。

 発言を願います。よろしいですか。

 本請願について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 では、そのようにさせていただきます。

 本委員会の傍聴手続をされている請願者は、傍聴席へ移動をお願いいたします。

 それでは、次に、理事者報告をお願いいたします。

○浅沼企画部長

 1 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業に伴う資産の取得について(資料1)

以上1件報告

○礒野委員長 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○小栗委員 それでは、質問させていただきます。

 東京駅前地区の城東小学校があった地域でも、同じように余剰権利床を金銭で取得するという方法がとられました。その地域のときの平米数と総金額、平米単価と、今回の開発については、確定するのは後でということになっていますけれども、大体何平米の土地を権利床として80億円で取得するのか、平米単価としてはどのくらいになるのかという点を、まずお示しいただきたいというふうに思います。

○山﨑政策企画課長 まず、前回、八重洲二丁目北の124億円で金銭取得しているものの平米単価というところでございますけれども、八重洲北の平米単価は、760万円ぐらいということになってございます。

 今回のところでございますけれども、まずもともとの廃道する面積が1,700平米ございまして、そのうち、つけかえをするのが200平米でございますので、1,500平米が今回の宅地化において金銭取得の部分になるものでございます。ですので、81億円を1,500平米で割るというところでございまして、計算をさせていただきますと、およそ平米単価は540万円ぐらいというような形になってございます。

 以上です。

○小栗委員 八重洲二丁目北のほうは平米単価でいうと760万円、今回は540万円ということで、その差が結構あるように見えるんですが、どうしてそういうふうになるのか、説明をいただけたらと思います。

○山﨑政策企画課長 もちろん、評価のやり方というのは、基本的にはいずれの地区においても同じやり方でやってございます。ただ、評価時点、今回の八重洲一丁目B地区におきましては、平成31年2月10日の基準日で行ってございます。八重洲北のほうは2年ほど前というところになりますので、そういった個々の年数の環境の変化という部分かというふうに考えてございます。

 以上です。

○小栗委員 では、地価の評価が下がっているということでよろしいんでしょうか。

○山﨑政策企画課長 評価が下がっているというよりも、その土地のありようといいますか、当然、街区が違いますので、全く同じ単価というわけではございませんので、それぞれの評価の基礎額の違いだというふうに認識しております。そこは多少、街区が変われば、そういうところもあり得るのかなというふうに認識しております。

 以上です。

○小栗委員 具体的な手続はこれから進められるということですけれども、ここでは今後の人口増加に伴う学校の施設需要に対応するということで、前と同じように教育基金に積み立てる、そういうことで今考えているということでいいんでしょうか。

○山﨑政策企画課長 基本的には、これからの人口需要を見据えた対応ということで、当面、これからできる晴海五丁目の小・中学校、それから四丁目の公共施設、そういったものも踏まえてというところも当然ございますし、また、これから人口需要あるいは施設の更新などもございますので、そういったところを見据えながら、教育に積む部分、それから例えば橋ですとか、従前の公共施設の更新というものも考えていかなければいけませんので、そういった部分を見据えながら、基金の金額の積み方を検討してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○小栗委員 終わります。

○山本委員 私からも、資料1について少しお伺いしてまいります。

 この開発は東京駅八重洲駅前にあり、国際都市東京の玄関口として、交通結節機能の強化を図るものと認識しております。東京駅前の広場の再整備や地下、歩行者のネットワークの充実、バスターミナルや公共駐輪場の整備、さらには都市防災機能の強化を図るものです。資料では、区道の権利変換金81億円のうち、1億円分を公共の駐輪場に、残りの80億円を基金に積み立てるとのことです。

 まず、公共駐輪場の規模と利便性についてお伺いしたいと思います。

 まず、規模について、収容台数はどのぐらいを想定しているのか、1億円の内訳や妥当性について伺わせてください。

 2点目の利便性については、再開発準備組合が作成した資料によりますと、場所が中央の地下部分に掲載されておりました。中央の地下という利便性については、どのようにお考えでしょうか。

○山﨑政策企画課長 まず、規模でございますけれども、もともと八重洲一丁目東地区のみならず、北地区、それから中地区、この3地域で東京都駅周辺の違法駐輪をなくしていくということで、840台分を確保していこうというのが当初の目標数でございます。今回の八重洲一丁目の部分については、おおむね300台程度を考えてございます。場所的な利便性というところで申し上げると、当然、駐輪場ですので、1階部分にあるというのが理想的な形だろうと思いますけれども、やはり有効活用といいますか、東京駅前という部分ではやむを得ないのかなと。ただ、そちらのほうに誘導していく形というのは、当然、考えていかなければいけないだろうというふうに考えてございます。

 また、平米数として大体450から500平米ぐらいになる予定でございますけれども、おおむねそういった枠組みの中で大体1億円程度という金額を考えているところでございます。その辺については、前回の八重洲二丁目北も、大体それぐらいの規模でございますので、そういったところから妥当性というのはあるだろうというふうに考えてございます。

 以上です。

○山本委員 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 八重洲地区というのは、放置自転車禁止区域に指定されていましたが、駐輪場がなかったエリアであります。そのため、今回、3地区の再開発に伴い、駐輪場が整備されることは大変重要なことであると考えております。また、その規模についてなんですけれども、一丁目東B地区に関しては300台収容できる計画であるということで、東京駅というのは本当にさまざまな方たちが利用する駅であり、潜在的な需要もしっかりと計算していただいて、踏まえた上の規模の整備を要望します。

 そして、もう一点だけ、コミュニティサイクルのポートについては、どのようにお考えでしょうか。

○山﨑政策企画課長 やはりコミュニティサイクルの需要もかなり上がっておりますので、当然、再開発組合のほうの公共貢献だとか、そういったところを、まちづくり条例等も踏まえて、積極的に働きかけて、ポートの設置も取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○山本委員 ありがとうございます。

 現状では、まだ決定していないということで、今後しっかりと働きかけていくという理解でよろしいでしょうか。期待してもよいのでしょうか。

○山﨑政策企画課長 その辺は環境土木部のほうで所管しているというところもありまして、済みません、詳細についてはつかんでいないんですけれども、基本的に、今ある再開発の計画の中では、当然、ポートのありようというのも視野に入れておりますので、そういった観点から検討されていることであろうというふうに申し上げさせていただきたいと思います。

 以上です。

○山本委員 ありがとうございます。

 コミュニティサイクルのポートも、実は東京駅前にはないんです。一番近いところで日本橋駅または京橋駅になってしまうという現状がございまして、ぜひとも駐輪場とあわせてコミュニティサイクルのポートも整備していけるよう働きかけを続けていただきたいと思います。

 以上です。

○礒野委員長 理事者報告に対する質疑が終了いたしましたので、次に、議題(1)、企画・総務及び財政の調査について、質問のある方。

○渡部(恵)委員 あと2日、7月24日が来ますと、東京オリンピックのちょうど1年前になります。東京都からの情報が余りにも不足しているなという印象がございます。さまざまな問題、中央区は晴海の選手村を抱え、そして築地市場跡地にバスポートもできていることから、周辺地域にさまざまな規制がかかるという問題、また環状2号線を通って晴海地域、交通不便地域から各マンションが出しているシャトルバスなども新橋や銀座方面に向かって走っている現状がありまして、区民の方々にいつの段階できちんと周知ができるのかということについて、次の委員会が9月になりますので、現段階で東京都から出ている情報があるのであれば、教えていただきたいと思います。

 また、区民にさまざまな周知をこれからしていかなければならないというふうに考えております。今お話しいたしましたような各地域に規制がかかってくるという問題のほか、東京駅は玄関口でございますので、江東区などの会場に向かって、どのような足回りで中央区を通って江東区に渡っていくのか。

 そして、豊洲市場からの物流の問題もございます。豊洲市場の水産仲卸組合から、土曜日に私はお話を聞いてきましたけれども、具体的な説明は一切ないために、物流に対してどのような対応をしていけばいいのかということが全くわからないと。私たちが既に幾つかいただいている中の情報もございますけれども、仮に、佃大橋あるいは晴海通りを通って銀座方面、そして都心に向かって、たくさんの物流のトラック等、また、環状2号線が通れなくなることにより、バス等が集中していくとなれば、月島・晴海地域から京橋地域に向かってくる交通量が非常に多くなる。そうなれば、周辺の区民の方々に相当前からきちんと情報をお伝えしながら、また交通事故等々の予防も考えた対応をとっていかなければならないのではないかというふうに考えているんです。

 今わかる範囲で結構です。企画部として、どのようなスケジュール感を持って、そして東京都に対し、どのような情報をとって区民に対して周知していくのか、その方向性についてお伺いしたいと思います。

○山﨑政策企画課長 オリンピックの交通問題でございますけれども、今、委員おっしゃったように、なかなか大変な問題ということで、区としても、把握している情報については、6月下旬から7月の頭にかけて、まちづくり協議会で、築地を初め、勝どき、月島、豊海、それから晴海という形で順次説明をさせていただいたところでございます。ただし、そこの説明も、当然、かなり足りないものでございまして、各地区の協議会において、地域から、これではどうなんだという厳しい御意見がかなり出ていたところでございます。特に、晴海においても、今おっしゃったように交通の部分、要はどれだけ車が入ってくるのか、どういうやり方があるのか、それから常時選手村の中で働かれる方、ホテル機能的な要素を持ちますので、物流の面、それから、もちろん豊洲市場との交通のあり方、そこでの環状2号線の活用のあり方、そういったところも含めて、また築地市場跡地については、バスや乗用車のプールになりますので、今の東京都の説明のルートでは、そこの部分も築地の場外市場の営業の死活問題になると。そういった観点もさまざま出てございました。

 それについては、やはりこのままではだめだということを、区としても7つの要望ということで上げさせていただいておりますし、それをもって東京都のほうにも再考してほしいという部分も申し上げてございます。当然、住民の方々からそういった意見も出ているところでございます。

 今、区としましては、各地域から代表者を出していただいて、4地区の懇談会といいますか、協議会を立ち上げて、東京都から来る情報を速やかにお出しして、その代表者の方から問題点、課題点などを上げていただきながら、より密度の濃いやり取りをしていかないと、なかなか区民の現場感覚といいますか、実際に生活をしていく中での困難をダイレクトに伝えていかないと、修正といいますか、改善できない。時間的な制約もありますので、そういったところを今やっていこうという形で動き始めているというところでございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員 まちづくり協議会が定期的に開催されているのは私も存じておりますけれども、やはり大きな大会で、そしてさまざまな規制がかかってきて、どのような具体的なシミュレーションができるのかということは、かなり前から、もちろん、まちづくり協議会、そして区報等々を通して、また区のホームページも通しながら、区民の方々に情報をお伝えしていくしかないなというふうには思っているんです。とにかく一時期に相当集中して交通量がふえていくこと、また規制がかかってくることによりまして、おのずと区民生活への支障が出てくるといいますか、それは簡単に想定できることなので、皆様も東京都に対して7つの要望等々を寄せていただいていることは重々理解しております。今、船も走らせて、どのような利便性があるかという実験を始められておりますけれども、できるだけ早く情報を区民に的確に伝えていくすべを、まちづくり協議会という窓口を通し、また区のさまざまなやり方で区民に周知徹底していただく必要は本当にあるというふうに考えております。

 再度お伺いしたいんですけれども、具体的なスケジュール感といたしまして、詳細はどんどん煮詰まってくるにせよ、どの程度のボリュームの情報に対して、区民に対して的確に伝えていくのか、さまざまなやり方をとらなければならないのではないかなというふうに考えているんですが、現段階では、まち協を通してというようなやり方をお考えなのか、最後にお聞かせいただきたいと思います。

○浅沼企画部長 委員御指摘のように、オリパラの開催に伴っての交通ですとか、セキュリティとか、非常に御不安があるというのは、我々も同様でございます。そういうことで、政策企画課長のほうからお話をさせていただきましたように、4地区のまちづくり協議会を通じて、東京都と組織委員会の情報を流させていただいたところでございますけれども、今後、4地区の代表の方にお集まりいただいて、さらに課題点ですとか、こういうところをきちんと対応してくれというようなお話を東京都、それから組織委員会のほうに直接ぶつけていくということになろうかと思います。

 10月の下旬に、組織委員会は交通計画のバージョン2というものを策定する予定になってございます。それには、きちんと地元の皆さんの御要望だとか、お困りのことだとかに対応した案となるように、4つの協議会の代表者の方とのお話し合いを進めていきたいというふうに考えてございます。当然、その中で明らかになりました新しい情報というのは、まちづくり協議会でございますとか、それから区のほうからホームページ等を通じて区民の皆様にお知らせをする、あるいは東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会等がございますので、その中でも、きちんと議会のほうに報告をさせていただきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員 具体的な情報がない中、御答弁をさまざまいただきまして、ありがとうございました。

 オリンピックまで、もうすぐ1年になりますけれども、晴海地区だけでなく、勝どき地区の方々も、まちのドレッシング、おもてなしの状態を整えたいというようなお声も、さまざま私にも届いております。区民の皆様にとって、いい大会となっていくためにも、情報を的確にお伝えしながら、そして他方で盛り上げていくという機運上昇に向けての窓口となっていらっしゃる企画部でございますので、区民生活のために、これからも情報を東京都からとって、そして、できるだけ速やかな情報開示をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

○小栗委員 それでは、1点だけ伺いたいと思います。

 議会に中央区公契約条例制定に関する要請という陳情が出されております。この問題も、前から大きな課題だったと思います。今でも大規模な公共事業の現場では、深刻な人手不足の中で、下請業者の単価、契約条件、労働条件の改善が大きな課題になっているということが陳情の中でも述べられております。そうした中で、今、全国的にも公契約条例を定める自治体も広がっているということで、東京では千代田、世田谷、渋谷、足立、目黒で制定しており、港区も、条例ではありませんけれども、同じ効力を持つ要綱がつくられてきているということです。

 中央区では、公契約条例の制定に向けた検討というのは、どのように進められているのか伺いたいと思います。

○黒川総務部長 公契約条例についてでございますけれども、公契約条例についてはほかの自治体でさまざま取り組んでいるところでございますが、その一部とはいえ、本区の契約のシステムの中でも、そういった要素も取り入れながら契約事務を進めているところでございます。

 これを直ちに条例化していくかという部分につきましては、区といたしましては、他の自治体の取り組みにおける条例制定の効果でありますとか、条例の運用上の課題はどのようなものがあるのかといった部分を慎重に検証した上で、区としての考え方をこれから検討していきたいというふうに考えているところでございます。したがいまして、今、区といたしまして、さまざまな情報収集に努めているというふうに御理解いただければと存じます。

○小栗委員 何年前か忘れましたけれども、いつもそういう、慎重に検討されているという答弁なので、他の自治体の効果、課題ということもお話がありましたが、制定して何年かたっているところもあり、そういうところを検討して、どういう課題があるというふうに今の時点ではお考えなのか、お示しいただきたいと思います。

○黒川総務部長 例えば、労働条件の確保という部分につきましては、単価の設定をどのような考え方で行っていくのかという部分、それから実際の契約の中での検証といいますか、事後チェック、そういったシステムをどのようにすれば円滑に契約事務が進めていけるのか、また条例の求める効果が出されるのかといった部分につきましては、自治体によって考え方が違う部分もあるというふうに認識しておりますので、そういった中で、区といたしましては、幅広く情報を集めながら検討を進めていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○小栗委員 ぜひ公共事業などで働く皆さんの生活不安をなくして、安心して仕事をしてもらえるような環境をつくるためにも、公契約条例の早期制定を要望したいと思います。

 以上で終わります。

○礒野委員長 ほかに発言はございますでしょうか。よろしいですか。

 企画・総務及び財政の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 午後は東京都中央卸売市場豊洲市場の管内視察を実施いたしますので、午後1時30分、正面玄関前のマイクロバスに集合をお願いいたします。

 午後1時30分まで休憩といたします。

 なお、委員の方と担当部長はお残り願います。

(午前11時14分 休憩)


-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬からの2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。


(午後1時27分 再開)

○礒野委員長 再開(車中)

     〔視察等日程は別紙のとおり〕

○礒野委員長 閉会(車中)

(午後3時44分 閉会)


「別 紙」

企画総務委員会視察等日程

○日  程

    委 員 会 開 会           10:00

         ↓

       [休  憩]

         ↓

    区 役 所 出 発           13:25

    委 員 会 再 開

         ↓

    東京都中央卸売市場 豊洲市場      13:38~15:39

    (説明・視察)

         ↓

    委員会閉会(車中)           15:44

    区 役 所 到 着           15:54

○視察概要

 ・東京都中央卸売市場豊洲市場について

  到着後、豊洲市場について説明を受けた。

  その後、説明を受けながら、つぶさに市場内の視察を行った。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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