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意見書・要請書等

北朝鮮の核兵器開発問題を平和的に解決していくことを求める意見書

 北朝鮮の核兵器開発問題は、わが国の安全はもとより世界の平和にとって極めて重大な問題となっています。北朝鮮の核兵器開発の放棄は、国際社会の総意と言っても過言ではありません。今年一月のNPT(核不拡散条約)脱退宣言などの一連の行動を見れば、北朝鮮の核兵器開発の脅威は一層高まってきていると言えます。
 日本政府は、昨年九月の「日朝平壌宣言」に基づいて核兵器開発問題や拉致問題などを包括的に解決し、日朝国交正常化を実現するとの基本方針でありますが、そのためには関係国はじめ国際社会との連携により、外交努力を重ね平和的な解決を目指すべきことは言うまでもありません。
 特に、北朝鮮に核兵器開発の放棄を求めるうえでは、この国が拉致問題をはじめ国家主権の侵害や人権蹂躙の一連の国際的不法行為を重ね、国際的に孤立する中、軍事優先の国家体制にあることに留意する必要があります。この観点からは、あくまでも国際社会に参加させる方向での対話を重視した平和的な外交努力を基本とすべきであります。
 先のエビアン・サミットでも、その議長総括において、「核問題及び拉致など未解決の人道問題に対する包括的な解決を平和的な手段によって追求する関係者の努力を支持する」と明記されたところであります。
 本区は世界の恒久平和を願って、昭和六十三年三月に「中央区平和都市宣言」を行いました。その趣旨は、平和こそ人類繁栄の礎であり、区の施策に平和の理念を反映させることにより、世界の恒久平和の確立に本区が貢献することを内外に示したものであります。
 このような立場から、中央区議会は、北朝鮮の核兵器開発問題を平和的に解決していくことを求めるものであります。

 右、地方自治法第99条の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。

 平成15年6月30日

東京都中央区議会議長 石島 秀起

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
内閣官房長官
外務大臣

あて

お問い合わせ先:区議会議会局議事係 
電話:03-3546-5556

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