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平成22年 地域活性化対策特別委員会(11月15日)

1.開会日時

平成22年11月15日(月)

午後1時30分 開会

午後2時11分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 小栗 智恵子

副委員長 神林 烈

委員 鈴木 久雄

委員 増渕 一孝

委員 鈴木 幸子

委員 青木 幸子

委員 田中 耕太郎

議長 中嶋 ひろあき

4.出席説明員

(9人)

矢田区長

髙橋副区長

斎藤企画部長

平林企画財政課長

齋藤区民部長

林地域振興課長

鈴木文化・生涯学習課長

高橋スポーツ課長

黒川商工観光課長

5.議会局職員

奥田議会局長

横山議事係長

長田書記

村上書記

6.議題

  • 地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○小栗委員長
 ただいまより、地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で文化・生涯学習課長及びスポーツ課長が出席しますので、御了承願います。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質問とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告をお願いします。

○齋藤区民部長

 1 中央区立中央会館等の指定管理者候補事業者の決定について(資料1)

 2 日本橋社会教育会館設備改修工事に伴うホールの利用休止について(資料2)

以上2件報告

○小栗委員長
 報告が終わりました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いします。ただいまの時刻は午後1時36分です。自民党65分、公明党35分、日本共産党35分、友愛中央35分、かけはし20分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いします。

○増渕委員
 それでは、資料1、2についてお伺いします。

 まず、資料1の銀座ブロッサムのほうです。

 お伺いしたいんですけれども、構成企業、株式会社シービーケーは、これは前に聞いて忘れちゃったかもわかりませんが、どのようなことを本体としてはおやりになっているのか。それから、代表企業が株式会社アターブル松屋さんで構成企業がシービーケーという、こういったグループは、ほかの指定管理者制度の中にあるのかどうかをまずはお伺いいたします。

 それから、資料2に関してでございますが、日本橋社会教育会館に関しては、私も長い間使わせてもらって、ホールのほうの利用も年1回、1日借りて使っているということで、大変興味がございまして、お伺いさせていただきます。

 まず1点目が、この改修工事に伴う金額、費用ですね。それから、もう入札が終わっているのかどうか、それをまずお伺いいたしまして、音響設備の改修工事ということになりますと、23年1月4日から23年1月24日まで工事が行われ、なおかつ専門的な調整が31日までと。何か相当休止の期間が長いかなと。通常、これに照明とかの関係、御存じのとおり日本橋社教のほうでも照明関係が結構充実していまして、あそこも手直しするとなると大変長くなっても仕方ないと思います。あと、舞台のほうも我々、使っていまして、あそこを足袋、はだしで歩きますと、大分ささくれが立つような状態で、きれいに舞台のほうも直すということであれば、これは大変な事業でわかるんですけれども、31日まで使用休止についての御見解をお伺いするのと、今までこのようなケースでお伺いしたことはなかったんですけれども、今、指定管理者制度になりまして、このような音響設備の改修を行うとき、日本橋社教でもホール専門の業者が、株式会社小学館集英社プロダクションと一緒にやっていらっしゃいます。そうしますと、専門性に関しましては、今現在でいうと中央区より指定管理者のほうが専門性、音響設備をかえるに当たって、こんなものがいいんじゃないかというような専門性はあるのではないかなと思ったときに、お伺いしましたところ、発注は区のほうでやると。入札がもう終わっているかどうか知りませんけれども、発注は区のほうでやるということに疑問を感じたんです。

 音響設備の改修を行うことに関して、一番重要なのは利用者の声。そこそこ大きな金額だと思うので。利用者の声を全部に聞く必要もないです。音響関係だけですから、邦楽とかいろいろありますよね、楽器を使う。あとはカラオケとか。その方たちのサークル団体もしくはそのほかの方々にお聞きになった経緯があるのかどうかお伺いしたい。

 何でそんなことを聞くかといいますと、あそこで一番困っているのが、カラオケの場合、あと踊りを踊るような場合、持ち込まれるのがほとんどカセットなんです。75、80歳ぐらいの御高齢になってきますと、カセットで録音するのをやっと覚えたと。これだったら自信を持って私も録音して持ってこられる。ところが、素人がやるものですから、カセットで入れると、もう音の調整が難しいんですね。そうかといって、CD、MDに録音してきてくださいって、これはなかなか無理ということで、そこら辺のこともお考えになって発注まで至っているのかなと。

 あとは、大変細かい話で申しわけないんですけれども、エコーです。高齢者の方、カラオケで何人かお歌いになったら、お上手な方もいらっしゃいますけれども、そこそこの方もいらっしゃるし、とんでもない方もいらっしゃるという中で、エコーが入ると入らないではえらい違う。お歌いになる方も気分よく歌っていただきたい。聞くほうも何とか気分よく聞きたいということで、私、ずっと思っていたんですけれども、このエコーがなかなか改善されなかった。これは多分余りにも細か過ぎるので、ここでお返事は結構なので、そんなところも今度直っていってくれればいいかななんて思いながら、大変期待しているところでございます。

 では、そこら辺のところを。

○林地域振興課長
 まず、1点目でございます。

 中央会館の今回選定されました業者の中のうち、シービーケーという会社がございます。これにつきましては、構成企業ということで、今回の代表企業同様、百貨店の系列会社でございます。シービーケーにつきましては、主にビル、建物の総合管理を行っているということで、清掃、警備、また設備の管理を含めまして建物関連の管理をしているという企業でございます。

 そして、このような形でのグループでの応募というのがほかの指定管理者であるのかというお尋ねでございます。

 今回、中央会館はグループということで、この松屋グループの応募がありますが、現在、建物としましては浜町にございます浜町集会施設、あちらの建物の指定管理者が、グループということではなくて共同事業体でございますが、日本メックス株式会社、そしてタフカ株式会社、この2社の共同事業体というのがございます。そのほかの区民部所管の施設につきましては、1社でということで御理解いただければと思います。

 以上です。

○鈴木文化・生涯学習課長
 日本橋社会教育会館のホールの改修設備についてでございます。

 まず、予算金額についてなんですが、約3,500万円でございます。入札については既に終わっておりまして、現在、工事実施事業者と工事の具体的な調整に入っているところでございます。

 工事期間1カ月という期間であります。確かに、利用者の方にそれだけ使えない期間が出てしまうということで、なるべく工事期間については短くということが望ましいわけではあるんですが、今回は平成6年以降の大規模な改修ということもありまして、この工事期間の設定に当たりましては、こちらの工事主管課ですとか、工事事業者、こういったところを通じて、どういう工程でやるのかというのを精査して、その結果としてこの期間としたところでございます。

 なお、指定管理者自体は小学館集英社プロダクショングループなんですが、ホールの音響については株式会社共立というところがグループに入ってございます。当然、そこでの音響効果というのも必要になってきますので、場所場所でどういう聞こえ方がするですとか、反響のぐあいですとか、こういったものを1週間かけて測定をしながら、利用についての支障がないようにしているところでございます。

 専門性というところであるんですが、今御説明をいたしましたように音響については共立という会社がやってございます。今回の改修に当たりましても、当然そこを通じて、どういった機材が必要であるですとか、今の課題を踏まえて、意見をもらいながら区で調整をして工事を設定したものでございます。

 利用者の声ということなんですが、また平成6年から、これまで大きな改修をしてございません。そうしますと、当然、中でのチャンネル数ですとか、そういったところの設備が当然古うございます。具体的に今回要望としてどういったものがあるかというのを把握してきたんですが、今も申し上げましたように、チャンネルが少ない、マイクの本数が6本までですとか、そういったところの、もうちょっと使いたいんだけれどもというような声もあったと。また、カセットデッキですとか、そういったところの音響の調整がしづらいですとか、そういった声を聞いております。また、いろいろ使い方も広がっておりますので、委員が今おっしゃいましたほかにも、例えば落語ですとか、そのほかいろいろな催し物があります。そういった多様な使い方にも対応できるようなマイクであったり音響設備、こういったものの要望が出ているところでございます。

 そうしたところを加味しながら、既存の設備、どこまでやったらそれぞれの要望にこたえられるかを加味しながら、今回の工事内容を決定しているところでございます。

 以上でございます。

○林地域振興課長
 すみません。先ほどの答弁で1点訂正させていただければと思います。

 そのほかのグループでの応募ということでございますが、他の課の所管の部分、ちょっと訂正させていただきたいと思います。

 総合スポーツセンター、浜町運動場と月島スポーツプラザ、こちらがシンコースポーツ株式会社というところと大成サービス株式会社という2社で構成されております。あと、もう1点、申しわけございません。産業会館でございますが、アクティオ株式会社というところが代表でございますが、もう1社、野村ビルマネジメント株式会社との合同になってございます。

 以上でございます。

○増渕委員
 わかりました。

 最初のシービーケーの質問は、何が聞きたいかといいますと、その次の月島運動場と晴海運動場にかかってまいります。というのは、これはもう何回も言っているんですけれども、今から20年前、もっと前ですか、使い始めた当時はひどい状態でした、月島も晴海も。それから業務委託になり、それから指定管理になり、本当にすばらしくなりました。これは23区、ほかの区の方が来ても、月島運動場なんかに関して言うと、大変うらやましい、こういう状態をよく保っていられる、中央区さんってすごいんですねというお話を聞きました。

 何が言いたいかというと、浜町の総合スポーツセンターね。専門性のある企業を構成企業の中に組み込めないのかなと。あそこの人工芝のグラウンドというのは、やはり中央区が誇るべきものですね。本当に改善はされてきています。大変改善はされてきていますけれども、やはり専門分野というのがあると思うんですよ。浜町のほうはシンコースポーツさんでよろしかったですよね、総合スポーツセンターはね。総合スポーツセンターの屋内のほうに関しては、いつ行ったって利用頻度は最高にいいですし、よい状態に運営されていることはわかります。ただ、グラウンドに関しては、なかなかそうもいかないという中で、今、地域振興課長がおっしゃったように、変な話、分野分野で、例えば、シービーケーさんがアターブル松屋さんが持っていらっしゃらない百貨店とかのビル管理のすばらしいノウハウを持っているから、構成企業として入っていらっしゃるということであると、いろいろなところにも入っていらっしゃるとお伺いしましたけれども、専門性をもうちょっと考えて、メーン企業は結構ですけれども、構成企業として専門性のあるところに入っていただくと、すごくいいんじゃないのかななんていう思いから質問させていただきました。

 その次の資料2でございますが、3,500万円ということで、そこそこ大きな金額ですね。それで、一番言えるのが、平成6年ですか、あそこができたのが。ただ単に音響設備が老朽化してきたから、それをかえるんだ、部品交換をするんだということではなく、我々利用者側のニーズがよくおわかりになって音響設備の改修工事が行われていれば大変結構なんです。これは、先ほど文化・生涯学習課長からマイク6本のお話がありましたが、私ら利用者側から言わせますと、マイク6本で十分なんですよ。ところが、今はアマチュアの方も、正直言ってピンマイク、楽器なんかを弾く方に関しては、そういうような方がピンマイク1本欲しいなんていう時代なので、8本、10本なんていう御要望もあるので、ここら辺御苦労なさって。これはふえるんですよね。ふえるということで安心しました。

 あと、いつも不思議に思うんですけれども、年間の利用頻度というと、サークル発表会、それからつい先日行われました日本橋の高齢者クラブの団体の大江戸若竹会、あれなんか半分以上がカラオケです。サークル発表会は半分以上と言いませんけれども。そうしますと、敬老館には無線の通信カラオケがあるんですよね。あるんです。日本橋社教にもあれば、相当舞台関係者の方も、それから歌うほうも楽じゃないのかなと。これを買えなんて言いません。みんな、どこだってリースです。これは一回ぜひとも考えていただけないかなと。今は本当に、カラオケ人口というのは、いつか下火になるのかなと思ったら、なかなかそうじゃなくて、これは本当に高齢者の方にとっても、我々もそうですけれども、若い方にとってもそうですけれども、これはぜひとも必要じゃないのかな。買うことでなければ、もう今回の場合は入札が終わっちゃっているので結構なので、考えていただければなと思います。

 それから、先ほどの話に若干戻るんですけれども、私も共立さん、何回か利用させていただきまして、専門分野にたけています。それ以前といいますと、舞台関係の業者が大体2年に1回かわられちゃうんですよ。すると、舞台業者となかなか意思の疎通が、一回うまくいったなと思って、次に行ったらかわっちゃったというようなことで、そんな意味合いからいったらば、先ほどの構成企業ですか、協力企業の話の中で、共立さんを何か舞台に関してもうちょっと、格上げと言ったらおかしいですけれども、意見の中で区のほうに何か言うときに、多分、今度は共立さんと区のほうと音響設備の話はされたんだと、そういうふうに理解しているんですけれども、そこら辺のところを含めて、我々利用者は、これで共立さんがかわらなければ、あのホールに関しては結構これからもいい関係が生まれていくのではないかと思います。

 そこら辺のところも含めまして、カラオケに関してはぜひともお考えを。常時入れておくことはないんです。あれは一回一回のリースもできるんです。それは、苦労するのは共立さんだけですけれども、そこら辺のところはやってもらえると思うのでね。この前の大江戸若竹会なんて、区長さんもお出になって、カラオケまでは聞いていかれなかったでしょうけれども、本当に楽しそうにやっていらっしゃいます。ただ、聞いているほうは苦しい方が何人かいらっしゃる。でも、その方たちは本当に、エコーがつくとすばらしく聞こえるんですよ。そこら辺のところも含めまして、カラオケの設備とエコーのほうだけは何とかお考えいただきたいというようなことをお話ししまして、質問を終わります。

○鈴木(幸)委員
 私からは1点お伺いいたします。

 ヴィラ本栖ですけれども、ペット同伴利用可能ということで、数カ月それからたっておりますけれども、利用状況についてお聞かせください。

○林地域振興課長
 ヴィラ本栖のペットの利用状況でございます。

 6月1日からペットの宿泊ということで、利用者の方々のニーズの中でおこたえさせていただく設備を設けさせていただきました。9月末現在の数字で恐縮でございますが、16組の方々に御利用いただきまして、犬の数ということでは23匹という状況でございます。

 以上です。

○鈴木(幸)委員
 ありがとうございました。

 以上で終わります。

○田中(耕)委員
 それでは、私から、まず資料1の指定管理者についてお伺いしますが、応募事業者が1事業者ということで、特殊な施設という御説明はありましたが、1事業者ですと比較ができませんので、当然、これですと随意契約と余り変わらないという形に結果的にはなってしまうかと思いますので、この施設は特殊性が高いというのは十分承知した上でお聞きしますが、今後といいますか、この応募事業者の募集が何とか複数になるような考えですとか工夫、方法といったものがないのかどうか、その辺についての御見解をお知らせしていただきたいなと思ってございます。

 それから、日本橋の十思スクエアに改修というか、新築といいますか、予定されている小規模介護施設と公共浴場を整備するという計画の進捗状況と、一度、地域の方と懇談会等をしまして、さまざまな御意見と問題点を挙げていただいているという御報告をいただいてございますが、その後の対応とスケジュールについて、現在の状況についてお知らせしていただきたいと思います。お願いします。

○林地域振興課長
 2点の御質問がございました。

 まず、1点目の中央会館におけます指定管理者の応募事業者が複数となるような工夫が何か考えられないかというお尋ねでございます。

 まず、今回、中央会館の指定管理者を募集するに当たりまして、昨年、個別監査ということで外部の方々からの御指摘を踏まえまして、募集に当たりましては40日以上の期間を設けてもらいたいということについては改善をさせていただきまして、今回取り組んだところでございます。また、1次審査におきましても、区幹部職員の採点ということだけではなく外部の方々も入れた形での採点ということで、この2点につきまして大きく改善を図らせていただいたところでございます。

 今回、12事業者の方々が説明会、また現場での見学ということで御参加いただいたところでございますが、冒頭、区民部長のほうからも御説明させていただいたとおり、運営できる会社が結婚式場、またホール、レストラン、それぞれの多方面にわたりますサービス内容から、なかなかグループというような形での協力いただける企業が見つからなかったというのは確認をさせていただいているところでございます。また、あわせてこの指定管理者に当たりましては、上限額を提示させていただきまして提案をいただくわけでございますが、これらの事業を提案するに当たりましては、コスト的に厳しかったという御指摘を複数社からいただいたところでございます。

 今回、募集に当たりましては、1事業者という形になりましたが、審査に当たりましては、1事業者でもって決めなければならないということではなく、当然、募集要項にも、決定しない場合もあるということで、再度の募集をかけるということも区側としては考えていた次第でございますが、1次採点におきましても満点のうち85%の比率で1次採点があったということと、また理由の部分でございますが、企業としての経営実態、そんなところも含めまして選定をさせていただいたところでございます。今後は複数事業者での、より多くの方々が応募できるような形で、例えば期間の設定をもう少し工夫するだとか、その点につきましては研究していきたいと思っております。

 十思スクエアにおけます小規模特養等の施設を現在検討しているところでございますが、地元の方々との会合につきましては、協議会というものを設けまして、先般、第1回の協議会を持たせていただいたところでございます。現在、地元の方々との、まずは公衆浴場の設置に当たりましての御理解、我々としましてはミニスーパー銭湯といいますか、スーパー銭湯のような形でのミニ版といいますか、そのような形での設置を現在考えさせていただいているところでございますが、地元の方々の意見も踏まえながら、今後研究しながら話し合いを進めて、整備に向けて進めていきたいと思っております。

 以上です。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございます。

 まず、中央会館についてでございますが、私も銀座ブロッサム、さまざまな機会に利用させていただいたことがございまして、松屋グループさん、アターブル松屋さんを中心として、運営はしっかりとされているというふうな感想は持っております。ですので、現在の事業者さんに大きな不満があるわけではございませんが、やはり1事業者となってしまうような募集の仕方等が改善できないかという形で今お伺いしたわけですけれども、例えばでございますが、ホール、レストラン、結婚式場というものをそれぞれ別に募集するとかは考えられないのかどうか。もちろん一体施設でございますから、同じ業者にやっていただいたほうが効率性等ですぐれているというのはわかるんですけれども、ただ、そもそも複数であることが応募事業者にとって非常に応募しにくい理由であれば、確かに専門性、例えばホール、レストラン、結婚式場というのはそれぞれ単独でプロフェッショナルとなるような企業さんがあるわけでございますから、必ずしもすべてを1事業者に任せなければいけないという理由もないのではないかと思うんですけれども、それについての御見解をお知らせしていただきたいというふうに思います。

 それから、十思スクエア内の新規予定施設ですけれども、そこまでは御報告いただいておりまして、その後のスケジュールですとか、話が進んでいるのかいないのかも含めまして、今後の予定、見通しについての概要をお知らせしていただきたいというふうに思ってございますので、もう少し期日的な部分も含めてお願いいたします。

○林地域振興課長
 まず、中央会館の複数応募に向けて、それぞれのサービスごとに募集ができないかというお尋ねでございます。

 この施設につきましては、区民館だとかの指定管理者制度とはまた違いまして、利用料金制ということで、民間としてのサービスのより効率的な執行、そしてそこで得られた部分につきましては、民間のほうにも、指定管理者のほうにも当然利益が上がる。また、あわせて区民サービスの向上並びに区のほうへ返還というような部分での協力をいただく。よりサービスの向上を図るために、施設のそれぞれのサービスの全体を任せて、それらを利用料金制という形の中で工夫をしていただけるような募集をかけているところでございます。

 委員お話しのとおり、幾つかの企業でというところでは、そういった意見も確かにあろうかと思いますが、まずはこの施設、さまざまなサービスがございますので、何とか利用料金制というとらえ方の中で多くの企業の方々の御応募がいただけないか、先ほども申したような、募集期間をもう少し長くしてみるだとか、そのような工夫については今後研究していきたいと思っております。

 そして、十思スクエアにおけます浴場の質問でございます。

 地元の方々との協議会につきましては、年内に第2回目の会合を持ちたいということで、今、調整をしているところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 しつこく聞いて申しわけないところもありますが、利用料金制のシステムということで理解をさせていただきたいと思うところもあるんですが、ただ、12事業者説明会にいらして、やはりコスト的、運営的に厳しいという御意見が出ているわけですよね。12事業者のうち1事業者が現行の業者の応募ということになりますから、12分の11にとっては応募することさえ厳しいというような御意見が出ているわけですから、それを改善する方法というのは、私は考えてしかるべきなのではないかと。そもそも12事業者のうち11事業者が手を上げることさえためらうような条件なのかというお話になってきますし、先ほどの一体的運営ということもありますし、利用料金制についてもわかるんですけれども、別々にしたら大きな問題が必ず起こるというふうなことでも私はないと思いますので、仮になんですけれども、別々に、例えばレストランだけ切り離すですとか、ホールの運営だけ違う業者にするとかということは、方法としては絶対に不可能ということでよろしいのかどうか、御見解をお知らせしていただきたいというふうに思います。

 それから、十思スクエアの件につきましても、年内に2回目ということで、今後の見通しというのは、来年度以降も含めて、当初、建設竣工時期も一応はお伺いしておりますので、その予定どおりと考えてよろしいのかどうかという点でお伺いをしたいと思います。お願いします。

○齋藤区民部長
 まず、中央会館の指定管理事業者を分野別に募集したらどうかという御提案でございます。

 絶対不可能ということはないというふうに考えてございますけれども、指定管理者制度の仕組みの趣旨からいって、例えば自分のところではレストラン部門が不得手である、そういったところにつきましては、先ほど他の委員からも御質問あったように、グループ化をしていただいて、それぞれの専門分野を生かした形で参入していただくというのが指定管理者制度の一つのねらいでもございますので、そういった形で、先ほど地域振興課長からも参入しない理由を幾つか答弁させていただきましたけれども、その中にもグループ申し込みを視野に入れていないために、今回は応募申請しなかったというような会社も数社ございますので、今後は例えば複合施設であることを事業者に理解していただいたという前提の中でグループ化で応募していただける企業が出てくるのではないかという期待をしているところでございます。

 また、分割して中を細かく細分化して委託すると、どうしても事業運営上、今まで一体的にやってきた部分がございますので、なかなか難しい部分が相当出てくるかなというふうに考えてございます。

 それから、十思スクエアにつきましては、先ほども答弁しましたように、年内に第2回目の検討協議会を予定しているところでございます。第1回目につきましては、地元の皆様に対して区の構想というものをお話しさせていただいて、ある程度それで方向性を出していただいた中で、具体的な議論のたたき台というものがこれから進めていくためには必要となりますので、そういったものを庁内で議論してございまして、それがまとまった段階で、またその協議会の中でお示しをして、御意見などをいただく予定でございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 了解はいたしました。ただ、グループ申し込みを前提というお話が今ございましたので、グループ申し込みを前提ということに仮にしますと、ある程度の企業規模と実績がないと応募すること自体が難しいのではないかというふうに思います。

 さまざまな視点からの得点制にして評価しておりますので、結果や評価方法については構わないと思うんですけれども、今のお話ですとグループ化を前提という言葉がありましたので、そうすると、かなり参入障壁は高いですし、ある程度の実績を持つ企業、わかりやすく言えば、ある程度の規模の企業、大企業が有利になるというふうにもとれますので、細かく分けると一体性が失われるというのは先ほど来、御説明もいただいていますし、私も重々認識はしてございますが、ただ、応募企業にとっても強み、弱みというのは当然ございますので、必要性があるならば、ましてや1事業者しか応募がないのであれば、場合によっては分割して、複数社でいいとこどりをむしろ目指していただいたほうが、結果としては施設の運用効率や区民の満足度、利用者の満足度は高まると考えてございますので、今後私のほうも勉強をさせていただきたいと思いますけれども、不可能ではないということでございますので、それであれば御検討の余地はあるのかなというふうに思います。

 十思スクエアについては、まだ未定の部分が大きいということで理解をいたしました。私も近隣に住んでございまして、近隣の方からさまざまな御意見をちょうだいしている点もございますので、こちらに関しましても理解を深めまして、いいもの、前向きな施設ができればというふうに考えてございます。

 終わります。

○小栗委員長
 そのほか、発言はございませんでしょうか。

 それでは、地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関することについては継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについてですが、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 それでは、本日の地域活性化対策特別委員会をこれで閉会といたします。

 どうも御苦労さまでした。

(午後2時11分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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