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平成24年 環境建設委員会(6月6日)

1.開会日時

平成24年6月6日(水)

午後1時30分 開会

午後4時4分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 今野 弘美

副委員長 中島 賢治

委員 中嶋 ひろあき

委員 瓜生 正高

委員 志村 孝美

委員 渡部 博年

委員 山本 理恵

議長 石田 英朗

4.出席説明員

(13人)

矢田区長

吉田副区長

宮本環境土木部長

田村環境政策課長(参事)

石田水とみどりの課長

中野道路課長

園田中央清掃事務所長

岸田都市整備部長

望月都市計画課長

平野地域整備課長

遠藤副参事(都市計画事業・特命担当)

竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)

江原住宅課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

長田書記

武藤書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○今野委員長
 それでは、ただいまから環境建設委員会を始めさせていただきます。

 実質的には、きょうが初めての委員会となりますので、私から一言ごあいさつを申し上げます。

 (あいさつ)

 続きまして、議長からごあいさつを願います。

○石田議長
 (あいさつ)

○今野委員長
 続きまして、区長、よろしくお願いします。

○矢田区長
 (あいさつ)

○今野委員長
 続きまして、理事者紹介を願います。

○吉田副区長
 (理事者紹介)

○今野委員長
 常時出席以外の理事者の方は御退室を願います。

 なお、区長は公務のため、途中退席をいたしますので、御了承を願います。

 また、理事者報告の関係で遠藤都市整備部副参事、竹内都市整備部副参事及び住宅課長が出席をしますので、御了承を願います。

 次に、前委員長からの引き継ぎでございます。前委員長、礒野忠議員より御報告願います。

○礒野前委員長
 前委員会は4月13日に開会し、4月1日付人事異動に伴う議会局職員及び関係理事者の紹介の後、理事者より、江戸バスルートの改善について、中央区総合交通計画(案)について、平成24年度中央区一般廃棄物処理実施計画の策定について、東京駅前地域及び月島地域のまちづくりの取組状況について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 なお、付託事件であります環境保全及び建設行政の調査については、継続審査となりました。

 以上であります。

○今野委員長
 ただいまの引き継ぎを了承することでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○今野委員長
 そのようにさせていただきます。

 それでは、理事者報告を願います。

○宮本環境土木部長

 1 平成23年度江戸バス乗車実績等について(資料1)

 2 都市高速道路晴海線の整備について(資料2)

 3 平成23年度大気汚染常時測定結果について(資料3)

 4 平成23年度自動車公害調査結果について(資料4)

 5 平成23年度河川水質調査結果について(資料5)

 6 少年スポーツ広場の新設について(資料6)

 7 西仲橋等の景観意匠整備について(資料7)

 8 中央清掃工場の操業状況等について(資料8)

 9 中央清掃工場の排ガス等調査結果について(資料9)

○岸田都市整備部長

 10 常盤橋地区の都市計画について(資料10)

 11 平成24年度再開発事業等の取組(資料11)

 12 晴海地区まちづくり協議会の報告(資料12)

 13 地域の森づくりに向けた環境調査について(資料13)

 14 銀座地区客待ちタクシー待機列解消対策の本格運用について(資料14)

 15 区民住宅の入居者募集について(資料15)

以上15件報告

○今野委員長
 ありがとうございました。

 発言の時間制についてでございます。発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と、1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて、各会派に割り振られる持ち時間といたしますので、よろしくお願いをいたします。ただいまの時刻は午後2時18分でございますので、自民党さん44分、公明党さん28分、日本共産党さん28分、民主党区民クラブさん28分、無所属さん20分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 よろしくお願いいたします。

○瓜生委員
 それでは、私のほうから、理事者報告にありましたとおり、資料1、6、7、12について質問をさせていただきます。

 まず、資料1にある平成23年江戸バスの乗車実績等について質問させていただきます。

 本区において、地域内・地域間を結ぶ公共交通機関を補完し、区内交通不便エリアの解消及び公共施設の利便性向上を図るため、平成21年12月1日からコミュニティバスを運行しています。本年3年目を迎えるに当たり、区民の方々からさまざまな要望及び率直な疑問をいただいています。

 まず、本資料を見せていただき、平成23年度は前年度より利用者の実績が年間5万人程度増加をしており、これは行政側のPRも一定の効果を示しており、評価したいと思います。今後は平日と比べて6割程度の乗客数にとどまる土・日・祝日の乗客人数の増加に本区がどのような戦略を持って臨むかということが一つの問題であると思いますが、そのところをいかにお考えしているでしょうか、教えていただけませんか。

 よろしくお願いいたします。

○田村環境政策課長(参事)
 ただいまの江戸バス利用者の増につなげる区としての戦略ということでございます。

 今回御報告をさせていただきましたように、土曜・日曜・祝日については、なかなか利用者の方が少ない。平日については、お勤めの方等を含めて比較的御利用いただいているところでございますが、なかなか難しいということで、今回、今年度でございますけれども、少しルートの見直し等もさせていただきながら、特に私どもは銀座という、まさに観光・商業地もございまして、利用者の方のアンケートの中でも、銀座に出かけるようなルートを少し整備してほしいというような御意見もこれまでいただいてきたものですから、今回新しく銀座の三原橋のところぐらいまでの距離延長をさせていただいたところでございます。

 実際的に、これ以上のルートということになりますと、今の事業収支上から言うと、なかなか難しいところもあって、今回はここの中でとどめさせていただいているところではございますが、利用者の方から多くいただいているお声の中に、やはり利便性ということの中でさまざまなルートということを御意見としていただいておりますので、これらについては、我々も引き続き検討させていただきたいというふうに考えてございます。

 特に、江戸バスについては、北循環、南循環ということで1方向のルートとして、今、運行してございますけれども、これについても、やはり目的地に行く所要時間等々が多くかかるというようなこともあって、それらについての改善を求める声もいただいておりますので、昨年度の調査の中で総合交通計画ということの取りまとめを、今、させていただいているところでございますけれども、こちらの中にも少しお示しをしてございますが、北循環、南循環というようなものを少し南北に貫くような新たなルートというようなものを少し考えさせていただきながら、月島・晴海エリアと日本橋エリアが近い距離で移動ができるような仕組みというものを具体的に取り組みながら、利用者の方の増加につなげていければというふうに思っております。

 実は、先日行いましたエコまつりのときにも、江戸バスの紹介と乗車券の販売とを少しさせていただいたんですけれども、その中では、日常使っていますよということで回数券を10冊分まとめ買いをしていただいたというようなこともございまして、徐々にではありますが、江戸バスについての利用というようなことが皆さんの中でお考えいただけてきている状況なのかなというふうに感じたものでございますので、こういったことがより多くの方々に、そういった感じを受けとめていただけるような取り組みを今後ともしていきたいというふうに考えているものでございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 御丁寧な御答弁ありがとうございました。

 今の話を聞いて、一歩も二歩も、銀座ルートの話もそうですけれども、進めていきたいという行政側、理事者側のお気持ちはよくわかりました。

 今おっしゃっていただいたように、私もまちで聞くさまざまな声の中に、コース変更も含めて弾力性に富んだ運用、運行を考えていってほしい、それが区民の皆様の生活の利便性の向上につながると私も信じてやまないわけでございますが、今後、今おっしゃっていただいたような戦術をまた深めながら、行政側としても一歩も二歩も進めた施策にしていただきたい、そのように考えております。

 それで、この中の(2)、平成23年度運行事業補助金交付確定額8,730万5,000円、これはいわゆる赤字ととらえるか、地域コミュニティの発展のための必要経費ととらえるか、さまざまな意見が分かれるところであると思います。

 当初見込み額より200万円近く減少していることや、運送収入が前年度より500万円近く増加している、収入が増加していることというのは、これはひとえに中央区、行政側の営業努力が功を奏している結果であると私は思っています。今回の支出額の主な要因は、軽油高騰に伴う燃料費の増及び車検時の部品交換費用とありますが、今後継続的にこの事業を前進させていくためには、本事業に関して長期的にはバスの新規購入、そういったものが発生すると思われますが、積み立て等新たな費用計上に対してどのような対策、どのような戦術を考えておられるのか、お示しいただきたいと思います。

 お願いします。

○田村環境政策課長(参事)
 運行に係る経費の部分でございます。

 こちらについては、今、委員のほうから資料をもとに御説明いただいたとおりの現状でございますけれども、確かに、バスを安全に運行していくためには、日常的な点検あるいは定期的な点検と含めて、バスの耐用年数等々も考えながら、しっかり更新をしていくということは必要だというふうに思ってございます。

 ただ、今、現状使ってございますバスについては、まだ新しい状況がございますので、現時点において、それらの更新時期、特にバスについては一般的に10年ぐらいで更新ということを業者のほうからは聞いているところがございまして、そういったことをしっかりと私どもとしても押さえながら、その更新に向けて計画的に運行というようなものを考えていきたいというふうに思っているところでございます。

 ただ、今、現時点において、具体的にどういった形で、どういう計画年次でそこを更新していくというようなところをまだ固めている状況ではございませんので、それらについては、今の御指摘も含めて私どもでしっかりと計画的に進めさせていただければというふうに思ってございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 今の踏み込んだ御答弁をいただいて、ありがとうございます。

 そういった意味で、御検討なさっていただくということを前向きに私どももとらえながら、地域の皆様に御説明をしていきたい、そのように考えています。

 コミュニティバスというのは武蔵野市が発祥だそうですが、中央区が一番こういった地域の足となっているというふうに、ほかの自治体に負けないように、一歩前進をした施策として成功させていただきたい、そのように思っています。

 続きまして、資料6、少年スポーツ広場の新設について質問させていただきます。

 本区は、立地条件から見ても、他区と比較して、スポーツをする、楽しむ環境に恵まれているとは言えません。そういう観点から見ても、本施策は行政及び地域の方々との連携が新たな創意工夫を生んだ最たる例であると思い、大いに評価をしたいと思います。

 まず最初に、整備内容にあるキャッチボール場及びスケートボード場の実際の稼働、これは7月上旬からなるというんですけれども、そうなった際の利用する想定人数をまず教えていただきたいと思います。

○石田水とみどりの課長
 現在、カルバートの中ということで、大きさがこちらに示してあるとおり、カルバートの大きさを最大限利用してそれぞれ294平米ということで600平米弱の面積を確保するのが現実的にやっとということで、この面積で利用できるということになりますと、2時間ずつ程度の交代で利用するということで、できるだけ利用していただくように考えているところでございます。スケートボードについては、現在把握しているところが1団体でございまして、少年野球連盟等に在籍している数、今具体的に押さえておりませんけれども、数十団体ありますけれども、なるべく広い団体に使っていただけるように、スポーツ課と連携をとりながら考えていきたいというふうに考えております。

○瓜生委員
 ありがとうございます。

 この資料の中に対象者が原則として中央区スポーツ少年団に加入している団体とありますが、これは個人利用の場合もあるかなと。個人利用に関しては、どのように想定をされているのか。例えば、団体がやっているところを見て、個人でもやりたいという人もいるかもしれないので、その辺はどのように区としてお考えかお聞かせください。

○石田水とみどりの課長
 資料のほうにもございますけれども、まず指導者が付き添うという条件をつけていることもございまして、それと、場所的にトンネル状になっておりまして非常に死角になるような状態で、現在のところは信用がおけると申しますか、登録しているしっかりした団体で指導者がついているという条件でオープンしたいというふうに考えておるところでございます。公園管理者としては、なるべく個人的といいますか、広く浅く利用していただけるのがベストだと思いますけれども、まずそういう利用条件の中で一番適切だと考えているのは、最初といたしましては、指導者がついて、スポーツ少年団などの登録をいただいている団体を対象に開始したいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○瓜生委員
 よくわかりました。

 かいつまんで言うと、行政としては安全・安心に運動ができることを担保できる団体に貸したいよというのが、多分一言で言うと、そういう形になると思いますので、その辺は理解できました。

 少年野球はスポーツ団体に入ってやられているのはよく存じ上げているところですけれども、スケートボードの団体というのがどのような活動状況なのか、また、今お話が来ている段階でも構わないので、教えていただけるかなというふうに思います。

○石田水とみどりの課長
 スケートボードの団体なんですけれども、平たく言うと、スケートボードとかストリートスポーツを愛好しているというか、やっている人が集まっている団体ということで、別にどこかの連盟に参加しているとか、そういう団体では現在ございません。また、活動としては、以前、浜町公園などを利用してやっていたんですけれども、非常にトラブルが発生しまして、現在、公園内で中止にしているということで、25名程度いた人数が、今、12名ぐらいに減少しているという状況を聞いているところでございます。活動としては、ストリートスポーツパークがある城南島とか足立区とか市川市とか、別の場所で週1から週2回ぐらい活動していると聞いているところでございます。そういうことで、今後ここを利用していただくに当たっては、スポーツ少年団に入っていただいて、それで利用していただきたいと考えているところでございます。

 以上です。

○瓜生委員
 今の課長のお答えを聞いて、非常に安心をしたというか、スポーツといっても、野球とかサッカーとか、従来皆さんがスポーツと認識されるもののほか、今、ストリートスポーツはいっぱいありますよね。

 最近、神宮外苑のところに行ったんですけれども、歩行者天国みたいにして空のペットボトルを何かホッケーみたいな形で、インラインスケートというんですか、ああいうのでやられている方々もいらっしゃいますから、そういった意味で、いろいろな考え方を持っている区の柔軟性というのは本当にありがたいなと。区民のスポーツを愛する方にとってはありがたいものだなと思います。

 思い返せば、二十数年前、月島地域に住む一人の少年がキャッチボールをする場所にも困っていた。大きな困難をきわめた。私が言うのも僣越なんですけれども、キャッチボールというのは、野球及びコミュニケーションの基本だと思います。生涯スポーツを推進するためにも、ぜひとも本施策を積極的に推進していただきたく、一人でも多く、長く野球を楽しめる、こういったスポーツも楽しめる環境をつくっていただけて、ありがたいと思いましたので、これでこの問題に関しては質問を終わらせていただきます。

 次に、資料7、西仲橋等の景観意匠整備についての質問でございます。

 現在建設中の西仲橋でありますが、私も毎日この橋を渡って地域を回ったり、いろいろしているわけでございますが、本資料にもあるとおり利便性とデザイン性を突き詰めた計画であって、完成したときが楽しみだなと思っている施策です。

 そこで、質問させていただきますと、この中の資料にあります取付道路の植栽計画にあるエンジュ、コブシ、ヤマボウシの3種類の樹木の選定を地元、町会、いろいろな関係者の方と決定するとありますが、この3種類に絞っている理由というのは、何か動植物の育成状況の問題なのか、それとも何かほかにあるのかお聞かせいただければなと思います。

○中野道路課長
 植樹の計画でございます。

 一般的に、道路植栽においては、公害に強い樹木の選定だとか、そういうものがございますけれども、この検討会に当たりまして、なぜこの検討を取りまとめたかというのは、資料でもお示ししております開設時の西仲橋(昭和31年)という写真がございます。実は、このほかの写真にも、開通当時、これがかなり大勢の方々が非常に橋の開通を大歓迎している様子がうかがえて、実際、今、この橋は撤去して、ございませんけれども、地域にとって西仲橋というのは大変思い入れがあって親しまれているということで認識しておりまして、そういう中で、ここで詳細な意匠検討をしたわけでございます。その中で、植栽に当たってどういうものがいいという話の中で、やはり余り唐突なものではなくて、一般的に好まれている樹種がおおむねこの3種類ではなかろうかと。余り多くを選んでしまいますと選び切れないという実情があるのかなというように思いまして、大体3種類に絞りまして、この樹種を選定しているという内容でございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 今、御説明でよくわかったんですが、朝潮橋の都立晴海総合高校と晴海中学校のところとかは桜だと思うんですよね。時期によれば大変きれいに咲くものであって、地域の方にも何があそこに植えられるのかね、桜だったらきれいだねと、世間話程度でなっていたので、そういったことも地域の人でおっしゃられる方がいるかなと思いまして、こういうふうに質問をさせていただいたわけなんです。

 今後、地元と協議の上、決定していただくということで何の心配もないんですが、そういった町場の意見もありましたので、それも含んだ上で、またお話をしていただければなと思います。

 最後に、また、この中で、新しく橋をかけかえるときはいろいろな問題があると思うんですけれども、滑りにくい歩道舗装をするとあります。この中でいろいろ材質について書かれているんですが、区内の既存の橋梁でいうと、どの橋をイメージすると、滑らない、どこの橋と歩道が大体同じ材質だよというのがあれば、教えていただければなと思います。

○中野道路課長
 歩道の材質でございます。

 滑りにくくというのはもっともな話でございまして、歩道舗装に当たりまして基準がございまして、BPNという数値がございます。それは、イメージとしては、一般のアスファルトであれば66という数字がありまして、例えば本御影、つるつるの素材ですね。あれがおおむね7という数字でございます。一般的に歩道に用いるのは40以上の数値をつくりなさいという基準がございます。

 今回、この中でも40をかなり超えるような材質は何かということで、こちらの300角のコンクリート平板であるだとか、橋梁の部分については脱色系のアスファルト舗装、こういうものを想定してございます。橋梁の部分については、一般の黒のアスファルトと同じような感じでとらえていただければよろしいかと思います。そういった中で、先ほど申しましたBPNの数字もかなり上のほうにいくのかなというふうに思っております。

 以上でございます。

○瓜生委員
 何でこんな質問をしたかというと、歩行者はもちろん滑りにくくしていただく、雨のときなんていうのは至極当たり前の話なんですけれども、最近、月島地域も自転車に乗って活動されている方々も、今でいうとマウンテンバイクというんですか、まちを走る、僕が乗っているママチャリみたいなものではなくて高級な自転車に乗られている方もいらっしゃいますので、自転車の交通事故というのは結構、月島地域でふえているんです。そういった意味でも、そういった方々に配慮をしてというか、本当は橋の上はおりて歩くというのが基本だと。今現在、工事している段階は、おりて渡す形になっていると思うんですけれども、その辺も御配慮を、そういったこともあるよというふうに含んでいただいて、この質問を終わらせていただきます。

 最後に、資料12、晴海地区のまちづくり協議会の報告についてお伺いします。

 2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会についてという議題で議論があったと思いますが、先般、マスメディアでの報道もありましたとおり、東京が開催都市になれば晴海地区に選手村を持ってくることを想定されておりますが、そのとき、現在進行中の再開発中の晴海地区の今後のあり方について、本区としてどのようにお考えかお聞かせください。

 また、当日、議題だけではなくて、さっき都市整備部長からも御説明ありましたけれども、まちの方がまちづくり全体のあり方だとか交通アクセスのこと、そして建物の規制のようなお話とかもされたようですが、議事の要旨は今後送っていただけるという話なんですが、現在つかんでいるところで、簡単なお話でも教えていただけるかなと思いまして、質問させていただきます。

 お願いいたします。

○岸田都市整備部長
 晴海地区の今後のまちづくりのあり方ということで、非常に大きい御質問でございますけれども、やはり本区といたしましては、晴海地区、今回はオリンピックの選手村ということでメーンの施設が計画されているということで、地域にとっては非常に大きな影響のある話だと考えております。

 ただし、一方で、オリンピックという一つの機会を通じまして晴海地区のまちづくりの課題を解決する、もしくは一歩も二歩も前進させる機会でもあると考えてございます。

 先ほど申しましたとおり、まちづくり協議会の中で御意見も出ておりましたけれども、まず現在私ども晴海地区で課題だと考えておりますのが交通アクセスの問題でございます。さきの委員会で御報告もさせていただいたところなんですけれども、晴海地区もしくは月島・勝どき地区のあたりから都心、銀座方面に向かって交通アクセスを検討していくということで、BRT、LRTといった名前は出ておりますけれども、調査を今年度、環境土木部のほうで進めているところでございまして、まちづくりの観点からも、大変そういったことは重要であると考えてございます。

 オリンピックの選手村をつくるに当たって、BRTにせよ、LRTにせよ、車回しのための用地なども非常に必要でございまして、さまざま必要でございます。オリンピックビレッジの開発を契機に、そうした必要なものを必要だときちっと東京都に対して物を申していくということも重要ではないか、また、そういった動く機会を使って、そうしたエリアを確保していくということなども念頭に置いていかねばならないというふうに考えて、今後調整が必要だと考えております。

 さらに、非常に大枠な話でございますけれども、都のほうで作成しております豊晴計画、こちらは人口フレームなどが現時点で破綻をいたしておりまして、現在の晴海地区もしくは臨海地区全体の現況と合っていないという認識を持っております。こうした中で、オリンピックの選手村の話を機会に、選手村はそれだけでなくなってしまうものではなくて、その後も住宅に転用されていくということが目に見えてございますし、民間活力を利用してと都が申しておりますことを考えあわせますと、民間ベースで採算の合うプロジェクトにしていくためには、場合によっては民間が、さらに終わった後、建てるというような話も恐らく出てくるのではないかと想定されますので、フレームの見直しといったものが根本的に必要ではないかと申しておりまして、そうしたものからしっかりと、目先のオリンピックの立候補ファイルに何を書くというところだけの話ではないと。まちづくりの話をきちっと解決していかねばならないということで、都に対して申し入れをし、ぜひそうした形で調整を今後も進めてまいりたいと考えておるところでございます。

 大枠については、以上でございます。

 当日のまちづくり協議会のほうでの意見につきましては、先ほど御紹介しましたそうした地域課題をしっかり解決してほしいというお話のほかには、大きく1点出てございまして、特にそれはオリンピック選手村のエリアに想定されているあたりの皆様から、自分の土地なのにすごく不安がある、どういうふうに進めるのか、もう少し丁寧にきちっと説明をしてほしい、また必要なものをいついつまでにどのような形で必要なのかというあたりをきちっと説明してほしいと、そういった御意見が出ておりました。

 以上でございます。

○瓜生委員
 るる御丁寧な御説明ありがとうございました。

 今の御説明を聞いていると、明快でわかりやすいかなというふうな感じはするんですが、当日も地元の方がいろいろと、中央区は東京都の出先機関ではないんだ、下請け会社ではないんだぞと、いつもこの地区のまちづくり協議会に行くと、まずこういった意見から始まるというふうに率直に感じているんですが、まちづくりについて丁寧に説明をして、し過ぎることはないというふうに私も感じていますので、今の話をもうちょっと、今でも十分わかりやすいんですけれども、町場の人にお伝えしていく努力を今後とも続けていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上で私の質問を終わります。

○志村委員
 久々の環境建設委員会ですので、よろしくお願いいたします。

 江戸バスにつきましては、大変、区の方も努力しておりますし、区民、利用者の声を聞きながら改善も進めているということで評価させていただくということで、質問は特にありません。

 次に高速道路晴海線の整備についてです。

 資料の一番後ろに図面がありますけれども、この図面にある晴海三丁目交差点付近、このあたりの交通渋滞や騒音、排気ガス汚染等の環境悪化というのをどう考えているのか、まずお聞かせください。

○田村環境政策課長(参事)
 今回、首都高速道路のほうから私どもの区のほうが伺っている内容でございますけれども、基本的には今の交通渋滞の関係でございますとか、環境悪化等々の関係については、大きく損なうような状況は見られないということでございます。

 例えば、今回、往復2車線ということでございますけれども、今後、臨海部の開発の増加が見込まれている中で、車量そのものは増加傾向だというところでございますが、それを現状の晴海通り34号線支線1のこのルートとは別に、同様のルートをここに設けるといった考え方のようでございまして、御質問でいただいた環境等への影響については、首都高からの報告、説明では、大きく損なうような状況にはならないというものでございました。

 以上でございます。

○志村委員
 都の報告はそういう状況ですけれども、ここに住んでいらっしゃる方もいると。こういう中で、今後こういう問題が起きた場合、区としてはどのような対策をとろうと考えているのかお聞かせください。

○田村環境政策課長(参事)
 私ども、このお話が首都高のほうから来た際には、少なくともこういったお話、手続的には都市計画も定められ、事業等の許可等もおりているという状況ではございますけれども、やはり晴海地域の方々への影響ということは当然起こり得るだろうということから、しっかりと地域の方々に御説明をし、理解をいただけるような形で進めていただかなければ困るということで、首都高側にはその旨を申し伝えてございます。

 今回の資料の中でも、今後のスケジュールということの中で、首都高のほうもそういったことについては十分理解をし、まちづくり協議会、住民説明というようなことをしっかりと行いながら、住民の方々の理解を求めて、この事業に取り組んでいきたいという状況でございますので、そこのところがしっかり果たせるように私どもはかかわっていきたいというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 住民からいろいろな意見が出た場合、首都高への責任をちゃんと果たさせるという意味では、区も積極的に今おっしゃったような対応を進めていただきたいと思います。

 ただ、この計画は、そもそも豊洲の出入り口から晴海の出入り口までわずか1.2キロです。下の晴海通りの延伸されている晴海大橋を渡れば、豊洲と晴海間、すぐのところを、この距離で高速道路を通すと。こういうのは本当に必要ないのではないかと思うんですけれども、その点、区の考えをお聞かせいただきたいのと、この1.2キロで工事が98億円なんですよね。98億円以上なんです。1メーター8,000万円かけて使うと。首都高とはいいながら、都の財政もかかわる事業でもありますので、本当に無駄な公共事業だと私は考えるんですけれども、区の見解をお聞かせください。

○田村環境政策課長(参事)
 首都高速道路、今回の整備に対する区の考え方ということでございます。

 まず、基本的には、先ほどお答えをさせていただきましたように、まず地域の方々の理解ということが一番であろうというふうに思ってございます。そういった中で、交通のアクセスという部分を確保していくということでございますけれども、今後の都市部における自動車利用あるいは内環状線の、現状、構造耐力的にもさまざま問題だとされているところ、そういったところの改善も含めて、今後の都市部における首都高速道路というものがどういうふうになっていくのかというところがなかなか見えない。むしろ廃止方向に動くことも十分考えられるといった中で、中央区として湾岸線等へのアクセス路を確保していくということは、長期的に見れば一定のメリットというものもあろうかなというふうには思っているところでございます。

 そういった中で、ここのお話ということになってくるかというふうに思いますけれども、今、いろいろ事業費等々のお話もございましたけれども、私どもはそういった一定の費用がかかることでございますので、それを実施していくに当たっては、繰り返しになりますけれども、やはり地域の方々の理解というものが最も重要になろうというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 地域の方々の理解、それをメーンにしながらも、やはり行政としても、こういう工事、公共事業についてのしっかりした見方も持って対策をしていただきたいと思います。

 豊洲出入り口と晴海出入り口間は、本当は今年度、平成24年度の供用開始を目指して整備されてきているんですけれども、これがおくれた理由をどう考えているのかお聞かせください。

○田村環境政策課長(参事)
 おくれた理由といいますか、首都高のほうは、基本的に事業の許可、認可等を取得しながら都市計画で決められた首都高速道路の整備に順次取り組んでいた状況かというふうに思ってございますが、当然、首都高がこれを整備するに当たりましては、まずは1期の有明から豊洲までの整備をする際にも、そこから先の部分については、実際の臨海部の開発状況等々を見据えながら、そこらの工事について取り組んでいくというような状況で、首都高速道路を取り巻く課題等とか状況等を見ながら、この計画づくりといいますか、取り組み方を定めてきたのではないかというふうに思っているところでございます。

 加えまして、議会を初めとして、この計画についてのいろいろな御意見をいただいていることも、私ども区としても当然承知しておりますので、機会あるごとに首都高に対してはその旨を伝えてきたというところもございます。そういったことも踏まえて、このあたりのスケジュール、事業の進捗というところに何らかの形で影響が出てきているのかなというふうに推測しているところでございますけれども、なぜこれまで延びてきたのかという具体的なところについては、申しわけございませんが、私自身、首都高のほうから確認をしている状況ではございません。

 以上でございます。

○志村委員
 私も、今、課長がおっしゃったようなあたりを考えております。晴海までが1期の整備で、次、2期整備というのが場外市場に大変かかわる問題です。

 平成21年3月に、東京都が調査委託して平成20年度都市高速道路晴海線に関する調査委託、そういう報告書が出されています。これが2期工事、つまり築地のここまでの調査、御存じだと思うんですけれども、なぜ東京都がこういう調査を行ったのか。どういうふうに考えているのかお聞かせください。

○田村環境政策課長(参事)
 申しわけございません。その調査、どういった趣旨で東京都が行ったかについては、私、存じ上げておりません。

○志村委員
 ここでは、晴海から築地の間を暫定整備すると。平成27年度末に工事が完了となるような工程表が書かれているんです。ですから、出されたのが21年ですから、5年間で2期の整備ができるんだという調査が出されているんですけれども、これは御存じだったでしょうか。

○田村環境政策課長(参事)
 私、その調査書、報告書そのものについては、申しわけございませんが、知っておりません。

○志村委員
 報告書は情報開示で入手したものです。

 これですと、暫定整備ということで、全体計画は、工期は5年間で整備可能なんです。この暫定整備がもし実施された場合は、場外市場とか先行営業施設、鮮魚マーケット構想に及ぼす影響があると私は思うんですけれども、その点のお考えはいかがでしょうか。

○田村環境政策課長(参事)
 晴海から築地、銀座に至る経路、まさに市場の部分で首都高速道路、都市計画線が引かれている状況でございますので、こちらのほうが実施されていくということになれば、当然、地上部の土地利用については一定の影響を及ぼしてくるということについては、そのとおりかというふうに思ってございます。

 そういった状況がございますので、そこの部分について私どもも東京都に対しては、やるならやる、やらないならやらないというようなことも含めて、明確にしてほしいということは、これまでも機会をとらえて伝えてきたというふうに考えてございますが、計画線のまま引かれている状況というのが、具体的には土地利用に大きな影響を及ぼすところから、我々としては望ましいものではないというふうに考えているものでございます。

○志村委員
 今、先行営業施設をはじめ、中央区は計画を立てていますけれども、東京都はこういうものの調査を既にして、5年でできるんだというようなことを調査しているということもちゃんとしっかり踏まえた上でやらないと、本当に砂上の楼閣になってしまうというふうに、私はこの間指摘していますけれども、思います。

 この中で、高速道路をつくるときにカルバート、ここの表現では、中央区から既設ボックス買い取りというのがあるんですよ。この数字は32億7,000万円で中央区からカルバートを買い取るということもあるんですけれども、これは中央区もかかわって出した数値なんでしょうか。

○田村環境政策課長(参事)
 築地の晴海通りにかかわるカルバートというのは、多分今回のスポーツの広場のところで活用を考えている、あの箇所の部分かなというふうに思うんですけれども、現実にその試算をするに当たって、私ども区がかかわっての試算かどうかということについては、私はその内容については承知をしてございません。

 以上でございます。

○志村委員
 かかわっていないということを確認しました。

 そういうことで、大変この問題は場外に関しても大きな影響を与えると思いますので、以前は議会としての意見書なども出しました。この首都高速晴海線の問題について、改めて反対の態度を示したり、行動もいろいろ起こす必要があるかなというふうに私は思いました。

 関連するんですけれども、資料6のほうで少年スポーツ広場、今お話ししましたカルバートを活用するということなんですけれども、このカルバートのボックスの中の耐震性とか避難路、これについてどうお考えなんでしょうか。

○石田水とみどりの課長
 まず、避難路なんですけれども、この場所が切り羽の部分に位置しておりますので、多目的広場のほうに位置しているので、避難路として問題はないというふうに思っているところでございます。

 また、耐震性についてでありますけれども、路下掘りが浅いなど、大きな地震が発生したときにおいても、トンネル自体が崩壊して利用者に被害を与えるような耐震構造にはなっていないというふうに考えているところでございます。

○志村委員
 それは、測定した結果なんでしょうか。先ほどの報告書がありますけれども、ここには写真つきでカルバートが出ているんです。ここには、耐震補強と改築が必要だと書いてあるんですよ。この調査では、中央区既設ボックスは、耐震上の課題を有していると。要求耐震性能や耐震補強レベルについては、他の首都高速との調整が必要であると。これは、もちろん車のあれですけれども、有していると。それから、中央区既設ボックスは、避難空間が確保できていないと。合理的な避難方針の計画が必要である。これは車の関係ですから、あるんですけれども、耐震性という点でも、子供たちの本当に重要な命を守らなければいけない場所になると思うんですけれども、今、耐震性は確保しているというような判断というのは、どのような根拠で発言したんでしょうか。

○宮本環境土木部長
 このカルバートにつきましては、中央区が、道路橋示方書というものがございますけれども、そういう橋の基準を決めているものですけれども、その中のカルバートの基準に基づいて設計したものでございまして、基本的に、道路としての耐震の機能については、満たしているというふうに考えております。カルバートにつきましては、鉄筋の構造物になっておりまして、上の荷重も少ないところがございますし、なおかつ側面のほうも土で押さえられている、基礎もついているというようなところで、大きな地震が来ても大きな損傷に及ぶことはないと考えています。

 ただ、東京都が調べたものについては、私ども存じておりませんけれども、あくまで首都高としての機能を果たしていくための避難口がないとか、そういったものも含めてチェックをしたものと考えております。首都高については、例えば地震時におきましては、第1次緊急輸送道路ということで最大級の緊急輸送道路としての機能を果たしていかなくてはいけないというふうな役割がございまして、そういった機能を果たしていくための基準で評価をしているのかなと思います。そのあたりは、私どもも見ておりませんので何とも言えませんけれども、今後東京都のほうにそういうものについては聞いていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○志村委員
 理事者の方が資料を持っていないということですので、なかなかあれですけれども、今の点でぜひ、もしあれでしたら、後でお渡ししますけれども、東京都のほうと、どうしてこうなるかというあたりを御報告いただければと思います。

 次は、資料4のほうに戻りますけれども、ここでは大気汚染、自動車公害があります。

 私、ここで自動車の排出ガスについてお聞きしたいんですけれども、ここではいろいろ測定されている中で、浮遊粒子状物質というのがあります。これについては、資料3のほうの後ろの用語解説で、10マイクロメートル以下の浮遊粒子で、肺や気管等に沈着するなど呼吸器への影響があるというふうに書かれてあります。

 もちろん御承知だと思うんですけれども、この中で、ここで言っているSPMというのは、ほとんどすべての都内の測定局では環境基準を達成しているんですけれども、一番重要なのはPM2.5ということで、2.5マイクロメートル以下の粒子がぜんそくとか気管支炎を引き起こす要因になっていると。粒子が小さいので、気管を通過しやすいということです。それで、とりわけ0.1から0.3マイクロメートルというのがディーゼルの排気ガスの中にあるそうですけれども、これで発がん性とか気管支ぜんそく、花粉症など、こういう影響があるということです。ですから、ここで言われている呼吸器系に影響があるというのは、PM2.5が正体でもあります。

 その点で、今回、公害調査結果という形で出されているんですけれども、PM2.5についての見解をお聞かせいただきたいと思います。

○田村環境政策課長(参事)
 PM2.5についてのお尋ねでございます。

 このPM2.5につきましては、これまで環境基準というものがなかったという状況の中で、平成21年9月告示によって環境基準が示されたというふうに認識してございます。それらを受けまして、東京都においては、本区におきますと晴海と新川の測定局において、23年度からですけれども、測定を開始しているという状況でございます。この物質については、車の排気ガスとのかかわりが非常に強いということで、これまでもこういった課題に対する改善への取り組みというのは、東京都に限らずですけれども、基本的には原因を明らかにし、それについて対策ということで直接的に何らかの規制等々で対策を講じてきたと。その一つの例としてディーゼル車の規制というようなことで、先ほどございましたSPMのほうの関係については、緩やかではございますけれども、改善方向に向かっているということになってございます。

 東京都においては、今回このPM2.5の調査を開始したということの中で、それらについての状況をしっかり見て、今後具体的な対策というようなことに取り組まれていくことになろうというふうに思ってございますので、そういった際には区としてできることということの中で東京都としっかりと連携をとりながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 今のお話を聞きまして、2009年なんですけれども、東京都が発表した10年後の東京への実行プログラム2009というのがありまして、そこには2011年度、平成23年度にPM2.5の発生源対策を開始するというふうに書かれております。そういう意味で、今、晴海と新川から測定したというふうに思っていますけれども、現在、このプログラム2009の今私が読んだあたりで晴海と新川に設置する以外に、例えば区としてはこういうあたりをとか、都としてはこういうことをしますとか、そういうものが出されていれば教えていただきたいと思います。

○田村環境政策課長(参事)
 測定局でございますけれども、測定局につきましては、大気汚染の常時測定の考え方の中で、人口と、それから区域という形の中で一定の考え方が示されておりまして、25平方キロ、5キロメートル四方で1局という状況でございます。そういった中で、本区において2カ所設けられているという状況の中で、これらの調査については適正に行えるものというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 ちょっと質問のあれが、測定以外に、例えば対策として出ているのかなと。予算措置も含めて対策をとろうというのだと思ったので、そのあたりを、時間もないので、短く教えていただきたいのと、やはりぜんそく患者も中央区でふえているということもあって、PM2.5のデータも、今回は出ていないんですけれども、やはり都がやっているデータをここに参考という形で出すと。今、こういう形でSPMと、その中でPM2.5がどこであるかと。六、七割、SPMの中にPM2.5は六、七割あるんです。あと、季節によって違ったりしますから、こういうものがデータであれば、他の数値を見れば大体把握もできるということで、都のデータも活用するということも今後必要じゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○田村環境政策課長(参事)
 まず、具体的な対策でございますけれども、東京都のほうから現時点において、そういったことが示されているという状況はございません。

 それから、PM2.5のデータでございますが、こちらについても東京都の測定局の中で上がっているデータという状況がございまして、なかなか区としてそれを直接的に資料としてまとめてというのは難しいところもあろうかと思ってございます。そういった中では、今回私どもが調査した内容についても、ホームページ等にアップをしていくということになりますので、そういった関係において、リンクをして東京都のそういったところをすぐに開いて御確認がいただけるようなことは、今、対応していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 それもぜひやっていただきたいんですけれども、例えばこういう委員会に出せる資料はリンクできないので、こういうところに参考みたいな形であればいいんじゃないかというふうなことで、資料についてもそういう形で検討していただきたいと思います。

 次ですけれども、河川水質調査結果ですけれども、放射性物質です。

 今、河川に流れて堆積もするとあるんですけれども、この位置づけをどうするのかお聞かせください。

 あと、清掃工場の排ガス等の調査ですけれども、出てはいないとは思うんですけれども、放射性物質の測定値、安全性を議会に示すという意味でも必要かなと思うんです。この扱いをどう考えているのかお聞かせください。

○田村環境政策課長(参事)
 河川における放射能の関係でございますけれども、今、私どもは水質調査ということで一定の項目を定めて調査をしてございまして、現時点において放射能の部分について何らかの考え方を持っているという状況ではございません。

 以上でございます。

○園田中央清掃事務所長
 中央清掃工場の放射性物質については、焼却中についてはホームページ等でお知らせしたり、区のおしらせのほうで影響がないということをお知らせしており、また東京都のホームページ、それから清掃一部事務組合のホームページにおいても継続的に測定したデータを掲載しております。

 以上です。

○志村委員
 それはわかっているんですけれども、こういうデータのときに、そういう項目、これは昨年度ということなので、新しいものではないんですけれども、こういうものも必要かなというふうに思ったので、位置づけのお考えを聞いたわけなんです。見解はわかりました。

 あと、最後ですけれども、常盤橋地区の都市計画で中央区の部分がありますけれども、駐輪場が大変なんです。それも要求みたいなものができるのかどうか、端的にお答えください。

○望月都市計画課長
 今回の都市計画の中身については、具体な、詳細な中身がまだ示されない状況の中でございますので、また、大部分が千代田区という形になります。そういった中で、そういった部分のお話をして、千代田区さんのほうの施設計画の中での検討みたいなものはお話はできるかと思いますけれども、区が直接かかわるというのはなかなか難しいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○志村委員
 終わります。

○今野委員長
 それでは、ここで休憩をとらせていただきます。再開を午後3時25分といたしますので、よろしくお願いいたします。

 暫時休憩いたします。

(午後3時13分 休憩)


(午後3時25分 再開)

○今野委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

 次の質問者の発言を願います。

○渡部(博)委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 資料1の江戸バスの関係については、今、現状でこのルートを見てもらうと、晴海地域の関係については、まだまだ一方通行であるということであれば、逆に相当な時間がかかるということで、先ほどバスだけではなく総合交通計画の中で検討されているという話でありますし、あと南北を貫くルートということもお話の中にありましたので、検討していただいていることはありがたいんですけれども、これはこの前の晴海の清掃工場ができたときの都営バス東12系統という線の関係もあるわけで、そういったところでいくと、高齢者の方たちが、今まで石川島病院だとか、そういうところに行くときに、なかなか便利なルートであったということは確かなんですが、そういったところで、晴海地域では大きな苦情になっている。ましてや、このルートが配られて、ルートで見ると、ただ通っているだけだということもあるわけで、正直な話、検討されて、再開発だとか、いろいろな話が出てきているわけですけれども、今、企業で走っているバスも含めて、いろいろな形で協力をしていただきながら、晴海地域というのは、基本、バスしかないわけです。そういうところでいくと、どういうふうな対応をとっていくのかということは、今後早急に対策されるべきことだというふうに思っておるわけなんですが、南北に貫くルートというのは、一体どのぐらいの考え方でやられるのかというのをお知らせいただければありがたいと思います。

 次に、高速晴海線の関係でありますけれども、議会としても、計画が遂行される第2期ルートも含めてやられない限り、整備する必要はないんじゃないかという話も出ておりますし、地元の晴海の方にお話を聞きますと、必要ないんじゃないかという話もあります。まして、上は新富の出口から、先ほども出ておりましたけれども、暫定的ではあるかもしれませんが、公園、多目的広場、カルバートの下の野球、スケートボードも含めてですけれども、そういうところでやるということであれば、実質的にこのルートというのはないという話も先ほどありました。ということであれば、別段、晴海地域に九十何億円もかけて延ばす必要というのはあるのかどうかということなんです。

 これは中央区の考えではなくて、東京都、首都高速の考え方であるわけですから、なかなかストレートな答えというのは出てこないと思いますけれども、やはり九十何億円というお金については、ほかのところにつぎ込む必要が逆にあるんじゃないのかなというふうに私は思っているところであります。

 その後の話もありますが、オリンピックの関係で、晴海のまちづくりの話もありましたけれども、決まれば選手村になるという話もありますが、だけれども、これも先ほど来も言われていましたけれども、豊晴整備計画がもう破綻しているという話もあります。東京都は中央区の晴海に対して2回もそういうことで全然違うことをやろうとしてきている。もともと、それは国際交流ゾーンであるかもしれません。それで、オリンピックという形でやってきたのかもしれませんが、その後は民間活力を利用し、住宅で販売するという話もなきにしもあらずといったところでいくと、何の根拠もなくなる。その前に、しっかりちゃんとつくっておくべきことなんじゃないのかなというふうに思うわけなんですが、その辺のところの考え方をあわせ持って、どうなのかということです。築地市場が移転をするということで、豊洲が込むから持ってくるという話なんでしょう、きっと。だから、そういうことであれば、私たちは別にわざわざ首都高速を持ってきてもらう必要はないんだというふうに今でも思っていますし、晴海に住んでいる方たちは、そういうことは余り望んでいないという話でお聞きしているところでありますので、その辺の考え方をお知らせいただければと思います。

 公害調査、自動車公害も大気汚染もあるんですが、大気汚染の常時測定というのは区役所の2階でやられているというのが1つあるのと、あと晴海三丁目にもありますよね。環境局がやっている。あそこのは、ここには出てきていないんですよね。できれば、先ほども出ていましたけれども、そういうところも一緒に併記していただければありがたいなというふうに思います。

 それと、いろいろこの間も言ってきましたけれども、豊洲の市場の関係のところで言えば、ベンゼンだとか、いろいろなものが出ているという話もありますから、そういうことも含めて、そういう測定ができるような体制をとっていただきたい。晴海地域に飛んできているかどうかもわからないということですから。現時点で中央区に対して、そういうところを東京都はやってくれていないわけでしょう。だから、こういうところで東京都にしっかり晴海三丁目のところでお願いしていくということも至極当たり前のことなんじゃないのかなと思うんですけれども、その辺の見解をお知らせください。

 先ほども出ていました河川の水質調査の結果については、今年度とか23年度のお話は出ていましたが、今、本当にしきりに東京湾の中で放射能の関係で堆積物に蓄積しているということで、いろいろ言われておりますけれども、そういったことに対して、東京都の調査でもあるのかもしれませんけれども、東京都、また中央区の中の考え方というのは、調査をすることを考えているのかどうかということをお知らせいただければありがたいと思います。

 スポーツ施設については、さっき高速晴海線と若干絡むところでお話ししましたけれども、ここをこういうふうに暫定利用させるということは、高速晴海線の新富町から築地を通って晴海のところがつながる可能性は100%ないという考え方でいいんでしょうかね。どうなんでしょう。だったら、晴海線がこっちまで延びてくる必要もないんだろうというふうに思います。

 それと、先ほども前質問者の方も言っておりましたとおり、場外、築地のマーケットの関係でいけば、首都高速の延長があれば、逆に言えば、そういったところで築地というところのマーケットも含めて全体で活性化する話にもなるのではないかなというふうに思うんですが、もう一度その辺のところをお知らせいただければありがたいと思います。

 それと、西仲橋なんですが、橋の景観はいいんですけれども、これの周り、これも樹木の整備をするという話ですけれども、緑の散歩道の整備計画というのは連動してやっているのかということをお知らせいただければありがたいと思います。

 それと、1つ、資料13の地域の森づくりに向けた環境調査で、これも前に聞いたかもしれませんが、もう一度確認の意味も含めて教えていただきたいんですが、ここの中で高層ビルでトウキョウタワーズのところの風が強いということであるんですが、これは都市計画審議会の中で風環境という調査をしていると思うんです。そこのところでいくと、現状の環境と都市計画審議会の中の環境影響評価のものとでどう違っているのかということ、また一緒なのかということをもう一度お知らせいただければありがたいと思います。

 とりあえず、よろしくお願いいたします。

○田村環境政策課長(参事)
 ただいまいただきました御質問にお答えをさせていただきます。

 最初に、江戸バスの関係でございます。

 江戸バスについては、先ほど、さきの委員から御質問いただく中で、南北を貫くようなルートというようなことも検討してまいりますということでお答えをさせていただいております。この検討については、当然、利用者の方の利用状況ということを踏まえながら、どういった施設間をつないでいくのかということも検討項目の中では重要なことだと思ってございますし、また乗り継ぎというようなことをしていただきながらも、南循環、北循環のそれぞれの利用時間の短縮につながるようなことも考えていかなければならないというふうに思ってございますので、これについては、できるだけ早くそういった回答が得られるように検討については努めてまいりたいというふうに考えてございます。

 さらに、企業で走っているバス等の利用も含めてというお話もございまして、実は、今、江戸バスの運行事業者であります日立自動車交通でございますけれども、こちらが晴海から東京駅までの運行ということを、7月を目指して手続等を進めている状況がございますので、こういった民間の動き等々によって多少なりとも便数の増というような形の中で御利用いただけるような機会というのも出てくるのではないかというふうに考えてございまして、今後ともこういったような取り組みをさせていただければというふうに思ってございます。

 それから、高速晴海線の関係でございます。

 こちらにつきましても、必要がないといった御指摘でございます。この件については、先ほどもお答えをさせていただきましたけれども、やはりそういった整備をするに当たっては、その目的も含めて、あるいは地域の方々に一定の、整備してよかったなというふうに感じられるようなものがしっかりと示されていくということも1つ必要な部分かなというふうにも思ってございます。今いただきました意見については、首都高速道路のほうにしっかりと伝え、今後の住民の方々への説明の中にそういった答えが盛り込まれるように働きかけていきたいというふうに思ってございます。

 それから、選手村等との関係でございますけれども、こちらについても、やはり選手村で一定の土地利用というのが具体化してくるというような状況になってきますと、大会がもし誘致されて、大会が終わった後の晴海の状況ということをしっかりと考えた上で、こういった関係について整理をいただくことが必要だというふうに思っています。特に、私どものBRT、LRTというような基幹的交通システムも喫緊の課題として取り組まなければならないというふうに考えている、この部分につきましても、当然ながら発着所あるいは駐車場、操車場といったようなものについては、本区の中においてはやはり晴海というところが、そういった部分でいうと対象候補地としては考えられるというところもございますので、そういったこともしっかりと、私どもは私どもなりにそのあたりの考え方を整理し、東京都としっかり協議をして、むしろオリンピックを利用するといった考え方の中でまちづくりに取り組んでいければというふうに思ってございます。

 次に、公害調査のほうの関係でございます。

 今、晴海のほうでデータを示してほしいということ、さきの委員からもそういったお話がございましたので、これについては、まずはできることとして、先ほどもお答えいたしましたように、皆さんに東京都の調査結果が容易に見ていただけるような本区のホームページとのリンクというようなものをさせていただくということ、それから、それらについて議会等の場に出すに当たりましては、東京都のほうの調査の取りまとめ等の関係もございますので、今の御意見等、さきの委員からもいただいておりますので、そのあたりを踏まえて東京都と少し、このあたりについては協議をさせていただければというふうに思ってございます。

 それから、水質調査の関係でございます。

 放射能ということでございますけれども、現在の私どもの行っている調査の項目の中には放射能ということの測定項目は含まれておらないわけでございます。先ほどの委員からの御質問にもお答えをさせていただいたところではございますけれども、現時点においては、それを項目として取り上げるといったことについては、まだ考えとしてまとまっていないところでございますので、その点御理解をいただければというふうに思います。

 以上でございます。

○中野道路課長
 西仲橋と緑の散歩道の連動ということでございます。

 今回、検討に当たりまして、晴海通りから西仲通り商店街までを検討対象といたしまして、検討したものでございます。緑の散歩道の具体的な検討はしておりませんで、今後、緑の散歩道の整備計画が具体的になる中ですり合わせしていきたいというふうに考えてございまして、今回はそこについては具体的な検討はしていないという状況でございます。

 以上でございます。

○平野地域整備課長
 地域の森づくりの風環境の調査の中での風の測定点である勝どき、トウキョウタワーズの風の問題と、都市計画の段階で行った風のシミュレーションの関係についてでございますけれども、トウキョウタワーズにつきましては、平成20年に竣工してございまして、建設時に持ってきました木がまだ十分に育っていない部分もございます。そういった点で、若干想定していたものと違う風が吹いているという状況でございまして、これにつきまして、今回、環境土木部のほうと連携をとりまして風対策を道路のほうでやっていくと。地区の内部については、木が育っていくとシミュレーションのとおりになっていくであろうというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○吉田副区長
 首都高速晴海線についてでございます。首都高速晴海線については、今回、晴海まで出入り口をつくるということでございますが、その先の地下部分の勝どきを経由し、築地を経由し、新富町へという部分について申し上げますと、それらが着工されることが築地の私どもの計画にとってもよいことだというようなことは、現実にあり得ない。現実に、あそこの部分を浅掘りされますと、実際のところ相当問題が出てまいりますから、私どもの鮮魚マーケットを含めて整備しづらくなりますし、そういうことはあり得ないわけでございます

 実態的には、首都高速道路の晴海線の晴海から新富町に至る部分についての工事については、前委員からも、東京都が検討したと言っておるわけでございますが、そういった部分も含めて、基本的には建設経費と事業収支の関係において検討が進められていることは知っております。私ども区が協力しているわけではないですが。その中で、基本的には、事業収支上、これは到底つくっても採算がとれないというようなところから、実質的に私どもとしては放棄をされた都市計画だというふうに考えておりまして、率直に申し上げますと、晴海から新富町部分について高速道路が整備されることなどあり得ないというように思っております。

 私どもが一貫して東京都に働きかけておりますのは、もう死文化している都市計画について、逆に都市計画であることがおかしいのだから、この都市計画を撤廃しろという要請をしているところでございます。ところが、東京都は、都市計画で決定したものをなかなか、決定すること自体が大変なので、撤廃はちょっと勘弁してくださいみたいな、わけのわからないことを言っておりますので、そういう流れになっている。今回においても、そういう流れでございますから、私どもが少年スポーツの広場をつくったり、それから私どもが築地のマーケットの整備をその上で計画したりしていることは、現実にここに首都高速道路の整備などを行うことはあり得ないと自治体として確信しているからでございます。

○渡部(博)委員
 わかりました。

 江戸バスについては、早急に対応してくれるということなので、早目にやっていただいて、地域の利便性を向上するという主たる目的があるわけですから、それはしっかり対応していただかないと、地域の中で偏在があるということ自体もおかしな話ですから、しっかり対応していただきたいというふうに思います。

 それと、日立自動車交通さんが晴海と東京駅とを結ぶルートを考えて、7月からやるということであるわけですけれども、そういうことも含めて、それも住民に少し話をしていただきながら、対応できるのかどうかも調整していただきたいというふうに思います。それは、ある意味、区が南北を貫くルートをやるまでの間の補完も含めて対応できれば、利便性は向上していくんだろうというふうに思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。

 高速晴海線は、今のところ、話の中では晴海までしかつくらないよというふうにしか聞こえないわけでございますけれども、九十何億円だったら、本当の話、首都高の内側の環状線の耐震だとか、いろいろなことも含めて、そっちへ使ったほうがいいんじゃないのかなと。もう橋げたができているのかどうか、私は知りません。だけれども、本当に必要なところをしっかり対応していくほうが先なのではないのかなというふうに考えています。その辺のところも含めて、お金の使い方というのはどういうところが一番大切なのかということを首都高速にもしっかり考えてもらわなきゃいけないというふうに思っておりますので、それも意見としてお伝えいただければありがたい。

 晴海から先についてはないだろうという話については、理解しましたが、都市計画を撤廃しろと言っても、都市計画は豊晴計画も含めて撤廃しないわけでしょう。変わっている、破綻していると思っていても、撤廃しない。直そうともしない。清掃工場もつくった。後から全部つけ足し。そういう都市計画というのは本当に中央区のためにいいのか悪いのかということを判断すれば、悪いに決まっているわけでしょう。そこもしっかり東京都に言ってもらわなければ、本当のまちづくりなんかできないんじゃないの。だって、上からかぶせられているものを逸脱すれば、文句を言われるんでしょう。だったら、もっと早く対応するべきなんだと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか、お知らせください。

 河川の水質の関係で、今現在は放射線の項目はないという話ですけれども、今騒がれている部分もあって、区民の安全だとか安心だとか、いろいろな部分を本当にやっていくのであれば、東京都も含めて、そういう対策、調査をしていただくということはあり得るんじゃないの。今、騒がれているでしょう。そういうことを要望していくということは、あり得るじゃないの。どうなの。その辺をお知らせいただければ、ありがたいと思います。

 時間がなくなってきましたので、とりあえずそこまで答弁いただければ。

○吉田副区長
 都市計画についてでございますが、私どもとしては、いずれにしても、現実の問題として、都市計画が現実に有効な規制であり、誘導であるようにするべきだというふうな考え方を持っておりますので、今回のさまざまな計画の動きの中で、豊晴計画、それから豊晴計画を実態的に支える都市計画、そういったものについては、環状2号線の整備、それから今回のオリンピック計画等々、もろもろ地域に起きている動きをとらえながら、私どもとしては、この部分について、なるべく早く見直しがされるよう東京都に働きかけていきたいというふうに考えております。

 放射能物質の測定についてでございますが、これにつきましては、基本的に御案内のとおり東京湾というものはさまざまな河川がここに入ってきておるわけでございますので、その対策も非常に広域的な話でございます。本来的に、この部分については、国及び都において、ある種の連携を行いながら、都道府県レベル以上の自治体において検証されるべき課題であろうというふうに考えておりますので、委員の御要望を含めて国・都にそういったものをどういうふうに要請できるか検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○渡部(博)委員
 余り多く質問すると、あれなんですが、要望しておきます。

 風環境についても、申しわけないんですが、木が育っていないという話になっているところがありますけれども、あそこは実際、風で飛ばされてけが人が出たりしている現実があるということは御存じだと思います。そういうことも含めて、しっかりその場で、木が育っていないという話ではなくて、やはりしっかりそういうことを想定した中でやっていかなきゃいけない部分があるんだろうというふうに思いますので、それは今後も含めて対応をしっかりしていただきたいというふうに思います。

 それと、西仲橋の関係。

 だって、どうせそういうふうに晴海通りから西仲通りまでの間を考えているんだったら、河川に沿ったところも一緒に考えていくというのが本当じゃないの。一緒に計画していったほうが、よりよいものになるんじゃないのかなと思うんだけれども、その辺は私の考え方が間違っているんでしょうかね。それはこれから計画をするという話でもありますので、どういう形になるかわかりませんけれども、やはり一連の連続性というものがそういうところで見られなければ、本来の計画ではないというふうに感じてしまうところがあるので、どういうことで、年次別にこうあるんですよとかいうことも含めて、しっかり明示してもらわないと、私たちとしては理解するのがなかなか難しい部分があるので、そういうところも追々出していただければありがたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 とりあえず、質問は終わります。

○山本委員
 環境建設委員会に初めて所属させていただきましたので、今回重なる部分も多いかと思いますけれども、わかりやすい御答弁のほど、どうぞよろしくお願いします。

 私のほうからは、まず資料6、少年スポーツ広場の新設についてです。

 先ほどの委員からも質問ありましたが、カルバートなんですけれども、再度確認という形なんですけれども、いつごろにつくられたもので、もともと何の目的で、今までどのような活用をしていたのかということを確認させてください。

○宮本環境土木部長
 カルバートにつきましては、昭和59年から昭和63年にかけまして整備してございます。もともとは佃大橋から来ている道路でございますけれども、それのバイパスとして計画されたところがございますけれども、それが変更になりまして、中央区が整備をしてきたというところでございます。

 利用につきましては、ある意味トンネル構造というふうなところがございまして、電気も全くないというふうなところでございますので、現在までは土木の資材置き場といいますか、いろいろと土木の事業の中で看板を撤去したりとか、あるいはホームレスの荷物なんかを撤去してきたり、あるいは作業員が剪定などの作業をしたときに一時的にそういうものを置いて、あるいは土砂なんかも置く場所として活用してきたところでございます。

 以上でございます。

○山本委員
 どうもありがとうございます。

 昭和59年ごろということで、やはり耐震性とか、例えば地盤の強度とか心配になるところなんですけれども、今までの活用ということで資材置き場に使っていたということですが、今回それをスポーツの場所として使うということで、衛生面的には大丈夫なんでしょうか。廃材とかを置かれていたということなので、今、どのような状態になっているのかということが少し心配であります。

 あと、このカルバートなんですけれども、そこに通っているのは1本だけでしょうか。何本か通っているんでしょうか。そちらのほうをお願いします。

○石田水とみどりの課長
 衛生面の話でございますけれども、開設前に一度粉じん等、ほこりと申しますか、そういうものが一番問題ではないかということで調査をしたところでございます。屋外においては基準がないと聞いているところでございますけれども、多目的広場等々をはかって比較したところ、余り差がないということで、利用者が水をまいたりして管理していただければ問題のない数値が出ているというふうに考えているところでございます。

 また、構造のことについてですけれども、横から見るとめがね状になっていまして、2つ穴があいているというか、トンネル状のものがある。そのうちの1つの部分を今回利用してスポーツ広場として活用して使っていきたいというふうに考えているところでございます。

○山本委員
 どうもありがとうございます。

 衛生面は問題ないということで、2本あって、その1本は多分今までどおり使っていくという認識でよろしいでしょうか。

 次に、スポーツ少年団についてなんですけれども、登録している、または加入している方々を対象とするということなんですけれども、スポーツ少年団の加入、登録についての規定というのは、こちらの委員会だとわからないと思いますが、今、心配だなと思ったのは、指導者が付き添うということなので、指導者というのがどのような人になるのかというのが、例えば年齢等あるのかないのかとか、何か問題が起こったときにきちんと対処できる人なのかというのが私の心配なところなんですけれども、これから利用の規定とかマニュアルとかを作成して利用していただくということになると思いますので、閉鎖された空間ですので、管理をしっかりとしていただいて、事故のないように安全な指導を行っていただきたいと思います。

 次に、資料13の地域の森づくりに向けた環境調査について聞かせていただきます。

 先ほども御答弁があったんですけれども、勝どきのトウキョウタワーズ周辺の木が育っていないということで、確かに木というのは植えてから何年かしないと大きくならないというのはそのとおりだと思います。今回の計画もそうなんですけれども、何年計画で考えていらっしゃるのかということと、これからまた勝どき五丁目のほうも再開発されたり、いろいろな地域で開発され、変わっていくと思うんですけれども、その際に風向きが思っていた風向き変わってしまうということはあり得ないのか。計画上、こういう風向きにしたいと木を植えるんですけれども、その後に近くが開発されて、風向きが変更してしまう可能性等は考えていらっしゃるのかということをお聞きしたいと思います。

○平野地域整備課長
 地域の森の調査についての御質問、2ついただきました。

 1つ目、そういった風対策を行うときに、大体何年ぐらいのもので考えているのかということでございまして、これは何年ぐらいのものということではなくて、やはりある程度の高さの木で葉が茂っているものを前提にして、コンピューター等でシミュレーションをかけていきます。そのときに、やはり業者が植木のポットなんかに入れるために木を持ってまいりますが、その十分な大きさのものがちゃんと持ってこられるときばかりではありませんので、勝どきの件につきましては、そういった形になってしまった。

 また、臨海部でございますので、もともと非常に風が強いところでございます。風の強いところですと、通常の場所よりも生育が若干おくれることがございまして、そういったことが今回の都市計画と実態ではかったものの差という部分に出てしまっているのかなというふうに考えているところでございます。

 それから、風の向きのことでございます。

 委員おっしゃるように、方々にビルがいっぱい建つと、その影響というのが出てくることは考えられます。風の向きが変わってしまうこともあるかもしれません。今回、この地域の森の調査の中で、そういった地域の風の流れみたいなものをつくっていって、夏の暑いときであれば風をまちの中に引き込んでいこうとか、そういったものをこれからの開発であるとか街路樹の配置であるとか、そういったものでつくっていこうという発想でございます。

 以上でございます。

○山本委員
 どうもありがとうございます。

 長期的なスパンで柔軟に行っていくということなので、今後、好環境の構築を図っていただきたく思います。また、最近、猛暑が続いていますので、例えば日陰になったりとか熱中症とか日射病対策にもなるかと思いますので、進めていっていただきたいと思います。

 最後に、資料14の銀座地区の客待ちタクシー待機列解消対策についてお尋ねいたします。

 こちらは銀座の一角がタクシー待ちで込んでしまうものを解消するということで、築地川第一駐車場を利用しての解消対策ということなんですけれども、今度、逆に築地のほうが込み合ってしまうということが想定されるんですけれども、その際の対応策というのはある程度考えていらっしゃるということでよろしいでしょうか。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 逆に、築地のほうが車がふえて込むのではないかというお尋ねなんですけれども、築地というところは夜の交通量というのは極めて少ない場所でございます。大型車が幹線道路を通るということはありますけれども、タクシーの動線については差し支えなく、前回の2回の実験の際にも、車が通ってうるさいであるとか、そういった苦情は寄せられていないところでございます。

 以上です。

○山本委員
 どうもありがとうございます。

 一番近くて、特にこの駐車場というのが夜間余り利用されていないからということのほか、この駐車場が選ばれた理由というものが何かあるのでしょうか。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 このショットガン方式というのは後ろから弾を込めて前から出すという、それには縦に長い駐車場、しかも車が使っていないものが最適であります。

 乗り場が土橋なんですけれども、東京都はなるべく近いところからいろいろ考えてきたんですが、どれも夜10時から1時までの時間帯は使われていたり、それから形的に適さないということがありまして、だんだん離れてまいりましたところ、築地川第一駐車場、今、24時間営業をしておりますけれども、実態は、夜間については1階のみ、2階、3階については使っていない状況でありました。そういうところから、東京都は中央区のほうに相談を持ちかけてきた、こういうところでございます。

 以上です。

○山本委員
 どうもありがとうございます。理解できました。

 私も銀座のほうに、たまに食事に行ったりしまして、いつも気になっていたところなので、これから中央区も外国人観光客を誘致するとか人がふえることを予想して、バス停、ターミナルをつくるとか予想して、スムーズな道路環境がつくれるよう努力していただきたく思います。

 終わります。

○今野委員長
 それでは、理事者報告に対する質疑を終了させていただきまして、次に、議題、環境保全及び建設行政の調査について、御質問のある方はよろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○今野委員長
 それでは、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○今野委員長
 そのように決しさせていただきます。

 次に、第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについてでございますが、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○今野委員長
 そのように決させていただきます。

 それでは、環境建設委員会をこれにて終了させていただきます。

 ありがとうございました。

(午後4時4分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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