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平成30年 防災等安全対策特別委員会(2月21日)

1.開会日時

平成30年2月21日(水)

午後1時30分 開会

午後1時49分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 小栗 智恵子    

副委員長 海老原 崇智    

委員 押田 まり子    

委員 石田 英朗    

委員 墨谷 浩一

委員 山本 理恵

委員 渡部 恵子

副議長 田中 広一

4.欠席者

(1人)

議長 礒野 忠    

5.出席説明員

(14人)

齊藤副区長           

吉田副区長           

島田教育長           

田中総務部長           

林防災危機管理室長       

俣野危機管理課長        

早川防災課長          

中橋保健所長          

望月環境土木部長

草場副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)

松岡都市整備部長

暮田建築課長

浅沼教育委員会事務局次長

森下学務課長

6.議会局職員

田野議会局長

一瀬議事係長

黒須書記

秋山書記

7.議題

  • 防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること

(午後1時30分 開会)

○小栗委員長
 ただいまより防災等安全対策特別委員会を開会いたします。

 本日、議長は欠席いたしますので、よろしくお願いします。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願いします。

 初めに、理事者報告をお願いします。

○林防災危機管理室長

 1 平成29年度第2回全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達訓練の実施について(資料1)

以上1件報告

○小栗委員長
 報告が終わりました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時32分です。自民党さん89分、公明党さん43分、日本共産党43分、無所属さん10分、歩む会さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いします。

○押田委員
 1点だけ伺わせていただきたいんですが、本区、また全体でもいいんですけれども、いわゆる振り込め詐欺とかオレオレ詐欺、そういったものの対策として電話を設置なさるとか、いろいろな工夫はしていらっしゃると思うんですけれども、そういうものの効果というか、特殊詐欺の数が減ってきているのか、それともまだまだふえてしまっているのか、その辺のところを把握していらっしゃるのかどうか、お尋ねをさせていただきます。

○俣野危機管理課長
 振り込め詐欺を含む特殊詐欺と呼ばれている分野の件数等でございます。

 これは警察の発表になりますが、平成28年は28件発生したところでございます。平成29年につきましては40件ということで、件数としては大変ふえていると。これは中央区に限らず、都内全域でこういった傾向が見られるところでございまして、非常に危惧しているところでございます。

 以上でございます。

○押田委員
 どうもありがとう。

 やはりすごくいろいろな工夫をしていても、詐欺の形も変わってきているんですよね。昔はオレオレ詐欺だったから、合い言葉を決めましょうとかありましたが、今の振り込め詐欺は、合い言葉なんか何の対策にもならない。いろいろな役割の人が出ていらっしゃるから。何で、きょう、こんなお話をしたかというと、私のところにも電話があったんですよ。というのは、月島警察の捜査二課のカミヤですと、名前までちゃんと名乗られて、振り込め詐欺を捕まえました、そうしたら、押田さんの個人情報が入っていたのでと。これは絶対間違いなく詐欺だと思ったから、折り返しお電話しますからと言って切って、月島警察署にかけたところ、そんな人は全然いません、典型的な手口ですねというお話だったんです。その日に、新川のあたり、何件かそういう電話がかかっているんです。

 もう一人は、もう少し前に、息子の名前を思わず言ってしまったら、振り込め詐欺の電話だったので、警察に連絡をしたら、捕まえるお手伝いをしてくださいと言われて、お金を持っていったり、非常にいろいろなことをやったんですが、結局、犯人は捕まらず、とても時間と精神的に大変な目に遭ったという方もいらしたんです。

 それから、ああいう人たちの情報がどこまでかと、すごいなと思ったのは、ことしとかではないですが、あるおばあちゃまが持っていらっしゃった小さい事務所というか、家作を売った。そのお金をほとんど盗られてしまった方が新川でもあるんです。詐欺を行う人たちはすごい情報を持っていますから、そういう被害に遭いやすい人たちにどういうふうに知らせたらいいかなと。あの電話はもちろん非常に有効なんですが、あと、メールみたいなものがありますよね。お年寄りは全然ああいうのは見ません。

 私が小さいころの思い出なんですが、警察や何かが広報車で、振り込め詐欺が多発しておりますから、注意してくださいみたいな広報車が走り回っていた記憶もあるんです。ここでもう一段階、何かの方法を考えていかないと、今もすごくふえているというお話だったんですが、向こうも非常にやり方が巧妙になってきているなら、捕まえるまではいかなくても、だまされる人を一人でも少なくするのは大事かなと思いますので、その辺のところのお考えをひとつ聞かせていただきたいです。まず、それだけ伺っていいですか。

○林防災危機管理室長
 今、委員のそういったお話も伺いました。私も区民の方から、実は下の名前まできっちりと話をされて、そういう電話がかかってきて、やはり警察に問い合わせをしたら、それは詐欺ですねといったところで、被害には遭われなかったんですけれども、そのようなことがあったと伺いました。非常に集中的に、現在、全国でもあるんですけれども、警視庁管内でも相当な件数が上がっているということで、先日も警察の方とちょっとお話をしましたら、警視庁としても、やはり特殊詐欺については、今、大きな課題になっているといったところで、さまざまな取り組みは区としても進めている部分はございますが、警察のお話ですと、やはり高齢者の方々、また70歳を超える女性の方が一番多く被害を受けているといったところでございます。これは一般的な話でございまして、そうした中で、警察のほうでは、区の施設にビラを配布したり、また高齢者の方がよく御利用されるスーパーですとか、病院ですとか、そうしたところにも御協力をいただいて、できる限り認識していただくということでの啓発を行っているところでございます。区といたしましても、江戸バスでつり革広告を出させていただいたり、また、警察とタイアップをしましてティッシュを配ったりだとかということをスポット的にも危機管理課のほうで取り組んだりしたんですけれども、足がつく前に、次のまちに移ってしまうといったところで、なかなか行政の対応が、警察も含めて、後手に回っているのが実態なのかなと感じております。季節的なものでいいますと、大体年末にかけて被害件数が伸びてくるとか、そうした傾向もございますので、警察と綿密に議論していきながら、先手を打つようなことができれば、季節的なものも、例えば秋口からそうした周知、施設のほうでパンフレットを配ったり、また、そういう啓発を図ったりだとかというようなところも含めて、今後も検討していかなければならないというふうに認識しているところでございます。

○押田委員
 ありがとうございます。

 うん十歳以上の女性がだまされると言われたとき、思わず下を向いてしまったんですけれども、だまされるって、自分のところに来る前は人ごとだと思うんですよ。今のお話を伺っていると、江戸バスとか区民館にチラシ等を張るというのは、行かなければ見られないですね。そうではなくて、家にいてもわかるような、さっきは広報車の話をしたんですけれども、江戸バスに乗った人はそれを見るかもしれない、区民館へ行った人は見るかもしれないけれども、そうではない一般の人たちにももっと知らせるような方法があるといいなというふうに思います。

 私は、これで2回目なんですよね、うん十歳以上なので。1回目は、電話がかかってきて、押田さんですか、あなたは訴えられていますと言うの。何を訴えられているんですかと聞くと、お金を支払っていないと言うんですよ。何か通販みたいなもので、お金を払っていないと。私は通販で買ったことはないからと言ったら、何とかという業者でと。どこの業者さんですかと言ったら、業者と話をなさいますかと、急に言われて、いや、いいですと切ってしまったんですけれども、そういうので次から次へと畳みかけてきて、お年寄りなんかだと、すごく怖くてしようがないと思う。

 今の防災危機管理室長のお話も非常に大事なんですけれども、これからもう一歩先の、家にいても、それがもっと自分の身にしみてわかるような方法、一人でも区民の方がそういう目に遭わないような方法を考えてほしいなということをお願いして、質問を終わります。ありがとうございました。

○渡部(恵)委員
 それでは、私から防災拠点についてお伺いさせていただきます。

 先日の木曜日の区主催の防災の講座は、大変評判がよかったというお声をたくさんいただいております。私も最後のほうを傍聴したくて伺ったんですが、町会の方々、婦人部長の方々、防火防災女性の会の方々も、大変いい講座だったと。お医者様から直接お話を聞くこともすごくまれなことながら、トリアージの大切さですとか、自助・共助が大切だということを新たに認識したというお話を伺っております。

 その中で、以前も私はお伺いしたと思うんですが、所管が福祉保健部になりますが、災害時要援護者名簿がせっかくあるんだけれども、それを生かし切れていないんだよねと。この方を誰が助けに行くかという、そこのひもづけがちゃんとできていないんだということも、町会の中で新たな課題として出ています。そこのところを防災課としてはどのようにお考えなのかということと、防災拠点に大変力を入れていらっしゃるということは重々わかった上で、1点質問させていただきたいんですが、発災時刻によっては、なかなか参集し切れなかったり、それから全員が被災者になる中で防災拠点を開くということが、実際、発災後に起こることです。その間、時間的な問題もありますが、迅速に防災拠点を開くに当たりまして、どのような工夫をされているのかということを教えていただければと思います。お願いいたします。

○林防災危機管理室長
 私から、1点目の災害時地域たすけあい名簿のお尋ねについてお答えいたします。

 実は、今週の月曜日に防災拠点運営委員会のそれぞれの代表者の方々にお集まりいただきまして、区のほうで連絡会議を開かせていただいたところでございます。その中で、各拠点の皆様方に、たすけあい名簿の御説明を所管のほうでさせていただいたところでございます。

 現在登録している対象者の方々が8,200名ほど区内にはいらっしゃいまして、所管のほうでアンケートも行っております。今、お話もございましたが、そうした名簿の取り扱いについて、所管のほうでアンケートをとった結果としましては、区内に157の防災区民組織がございますが、87の組織から回答をいただいて、約半分の回答率になってございます。その中で35組織、全体の約2割の組織の方々は、要支援者の支援の取り組みを行っているといった御回答をいただいたところでございまして、まだまだ取り組みが十分行き渡っていないといったところは、そのアンケートからも認識されたところでございます。また、回答をいただいた中で、取り組みを行っていないという回答をされました52組織のうち、37組織は今後取り組みを始めていく予定があるですとか、また、予定はないけれども、関心があるといった御回答をいただいたところでございます。

 たすけあい名簿につきましては、名簿に基づいて、発災直後の自助・共助の取り組みの部分で、地域の皆様が名簿に掲載されている方々の安否確認を行っていただくという目的でお配りをしているところでございますが、まだまだそうした体制が十分ではないということは、所管、また我々防災課のほうも、そのような認識に立っているところでございます。この連絡会議の中でも御説明をさせていただき、それぞれの拠点にお戻りいただいて、代表者の方々から、防災区民組織の方々に紹介ですとか、自治会の方々も含め、そうした課題を認識、共有していただいて、新たな取り組みを進めていくような機運ができるようにとったところで、防災課のほうでも、そうした会議の中で、議題として今回も取り上げさせていただいたところでございます。

 まだまだ十分でない部分はあるんですが、そうした機会を捉え、また、それぞれの防災拠点の会議も毎年数回やっておりますので、その中でも議題として取り上げながら、地域の方々にそうした形の重要性、また、どう取り組んだらいいのかという率直な疑問も含めて、防災課、また所管のほうとあわせて会議の中で御説明をしていきたいというふうに思っているところでございます。

○早川防災課長
 私のほうからは、発災時刻による防災拠点の工夫といった部分について答弁させていただきます。

 防災拠点運営委員会は、休日ですとか、夜間、区役所の機能が休止しているときにも、地域の方々が協力して防災拠点の開設・運営ができるように支援を行っているところでございます。工夫といたしましては、実際の町会の役員の方等に鍵を複数お預けして、玄関の鍵を開けて、しっかりと開設ができるようにマニュアルを作成していまして、そこに鍵の開け方、機械警備の外し方を記載するなどの工夫をしてございます。こういったマニュアルを使った訓練を実施しながら、不都合があればマニュアルを改正して、よりよいものにしていくというような取り組みをしております。

 また、それぞれの防災拠点ごとに区の職員を8名から9名ぐらい、臨時非常配備職員ということで指定しておりまして、これは中央区を含む隣接5区に住んでいる職員が、発災時、自分の身が大丈夫なときに、30分程度以内に参集できるようにということで指定してございます。訓練では、当然、こうした職員も協力しながら行っておりますので、こういった訓練を通じて、より実効性のあるものにしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 まず、1点目の御回答ありがとうございます。

 名簿に登録をした方が随分多くなったなという印象を持ちました。現在、8,200名という方々の命が載ったリストであるということの重要性を認識する中で、所管と一緒に取り組んでいらっしゃるということで、引き続きよろしくお願いしたいと思います。

 また、防災拠点のほうですが、臨時非常配備職員が30分以内に参集できるということを割と区民の方々は知らないかなと思うんですけれども、二重、三重に安全性を担保していただいているということを今知れて、ほっとしております。実際は、本当に起きてみないとわからないのが災害ですので、これからも実地訓練をしながら、マニュアルを手入れしながら、皆さんと少しでも助け合っていける人たちの裾野を広げていっていただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

 終わります。

○小栗委員長
 議題、防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 そのようにさせていただきます。

 第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 それでは、そのようにさせていただきます。

 これをもちまして本日の防災等安全対策特別委員会を閉会といたします。

(午後1時49分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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