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平成30年 福祉保健委員会(9月28日)

1.開会日時

平成30年9月28日(金)

午後1時30分 開会

午後2時8分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 渡部 博年

副委員長 海老原 崇智

委員 木村 克一

委員 塚田 秀伸

委員 中島 賢治

委員 小栗 智恵子

委員 小坂 和輝

副議長 田中 広一

4.欠席者

(1人)

議長 礒野 忠

5.出席説明員

(10人)

齊藤副区長

黒川福祉保健部長

春貴管理課長

溝口子育て支援課長

瀧澤保育計画課長

古田島高齢者施策推進室長

吉田高齢者福祉課長(参事)

佐野介護保険課長

中橋保健所長

竹内生活衛生課長

6.議会局職員

一瀬議事係長

黒須書記

酒井書記

7.議題

  • (1)議案第83号 中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例
  • (2)議案第84号 中央区介護保険条例の一部を改正する条例
  • (3)議案第92号 指定管理者の指定について(区立介護老人保健施設)

(午後1時30分 開会)

○渡部(博)委員長
 ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。皆さん、御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 本日、議長並びに区長は欠席いたします。

 昨日の本会議におきまして本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

 審査方法についてでございますが、付託された各議案について一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○渡部(博)委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、理事者の説明をお願いいたします。

○黒川福祉保健部長

 1 議案第83号 中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例(資料1)

○古田島高齢者施策推進室長

 2 議案第84号 中央区介護保険条例の一部を改正する条例(資料2)

 3 議案第92号 指定管理者の指定について(区立介護老人保健施設)

 以上3件報告

○渡部(博)委員長
 御苦労さまです。

 発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますけれども、採決に係る時間10分を考慮いたしまして、各会派の持ち時間を算出することといたします。現在の時刻は午後1時34分でございます。自民党さん68分、公明党さん36分、日本共産党さん36分、中央区民クラブ36分、子どもを守る会さん10分でございます。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言をお願いいたします。

○小栗委員
 それでは、議案第92号、指定管理者の指定(区立介護老人保健施設)を中央区医師会に指定するという議案について質問します。

 9月5日の委員会での説明資料で評価結果などをいただいておりますけれども、この施設は今も医師会が運営しているということで、評価について、昨年11月の福祉保健委員会に出された福祉施設の指定管理者の評価結果の内容で運営状況を確認させていただきましたが、これを見ますと、去年の11月に出された報告では、利用率が入所で80.6%、短期入所で39.8%、通所リハでは71.0%という報告になっています。コメントのところでも、もう少し高い目標を出していたんだけれども、実際には届かなかったというような内容も示されているんですが、この辺の利用率については、区としてはどのように把握されているのか。以前から利用率が低いのではないかという話もあったと思うんですけれども、その辺について、利用率を上げるような方策として、どのように取り組まれているのか伺いたいというふうに思います。

○吉田高齢者福祉課長(参事)
 リハポート明石の利用率についてでございます。

 現在、利用率が横ばいで推移しておりまして、区としても、その向上が大変課題であると考えております。リハポート明石は本区で唯一の老人保健施設でございまして、区立施設であるということから、開設以来、利用基準、受け入れ基準というのがございますが、利用者は原則区民の方、中央区在住の高齢者としております。

 その中で、どうしても利用率が特養などと比べて下がってしまう理由といたしましては、在宅復帰に向けた施設といたしまして、3カ月間という入所期間を原則として、必要に応じて6カ月間まで延長を認めておりまして、できるだけ多くの区民の方に利用していただけるよう公平性を図っているということがございます。そのため、特養と比べ、出入りが多くなりまして、利用率が下がる傾向があると考えております。

 また、特養と同じように、待機者といいますか、そういう方がおりますが、やはり声かけをしてもすぐ入らないというような傾向は同じでございます。辞退される方の断わる理由といたしましては、現在、別の老健に入所しており、状態が安定しているので、もうしばらく現在のところに入所していたいという理由と、また入所する段階になりまして、入院中で体調が変化して、病状が不安定になってしまったため、すぐに退院できなくなったというような理由で、すぐに入らないというような、そういったあたりで少し利用率が下がってきてしまうのかなと思っております。

 何とか利用率を向上するには、特養と違うこの施設の特徴、特にリハビリはPT、OTもそろっておりますので、機能訓練ができる施設といったことをもう少し区民にPRしていきまして、そういったあたりで区民、それからケアマネジャー、それから医療機関にPRをさらに図っていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 今、御答弁いただきましたが、中央区内には老健施設としてはここ1カ所ということで、入所のタイミングがいろいろあって、利用率が横ばいだというお話だったんですけれども、中央区には1つしかありませんが、ほかの老健施設も、今お話あったような状態なのか、そういうふうな分析というのはされているのかお伺いしたいというふうに思います。

 それと、私たちも、老健施設に入りたいんだけれども、なかなか入れなくて、いつごろだったら入れるんですかと聞いても、なかなか教えてもらえないという御相談があったりしたんです。先ほど待機者はいらっしゃるというお話だったんですけれども、どのくらいの待機者の方がいて、申し込んでも、なかなか入れないという状態がどうして生まれてしまうのか。さっき御説明がありましたけれども、いつだったら入れますよというお知らせも、なかなか答えがないという話も聞いているので、どうしてそういう状態になるのか、もしつかんでいる内容があれば、お示しいただきたいというふうに思います。

 それと、昨年のこの資料によりますと、適正な人員配置のところでは、職員の体制は国の基準以上に体制を確保しているということで、無理のないローテーション勤務となっているという表示がありますが、有休の取得率がおおむね2割ということで、このときの評価としても点数を1点減点したというような評価になっているんです。この辺の勤務体制、看護師や介護士、あと理学療法士の方とか、職員の種類や体制はいろいろあると思うんですけれども、適正な余裕がある勤務になっているのか、なぜ有休の取得率が低いのかという点で、つかんでおられることがあれば伺いたいというふうに思います。

○吉田高齢者福祉課長(参事)
 まず、ほかの老健施設の分析でございます。

 民間の施設などの老健を見ますと、やはりこちらのリハポート明石のように入所期間を3カ月、延長6カ月までというふうに決めていない施設がございます。そういった場合、入所期間が長いところでは1年とか1年以上になってしまっているところがあります。そういったところは人が変わりませんので、そのままずっと入所しているということで、やはり利用率は高目に出ております。そういったところは、特養の入所待ちのような状態になってしまっておりまして、老健の一番の目的である社会復帰といいますか、在宅復帰に向けた働きがちょっと弱まってしまって、そこは何とか改善するように、逆に国などから指摘を受けているようなところもございます。

 また、こちらの入所申込者といいますか、待機している状況でございますが、おおむね10人近くの方が入所申し込み中というような状況でございます。先ほど申し上げましたように、入所を希望しておりましても、病状が不安定になってしまったりですとか、今のところに入所していたいというような方がかなり多いということで、それがいつごろだったら病状が改善して、またリハポート明石に入所できるかですとか、そういった時期がなかなかはっきりしない方が多くいるというようなことから、いつごろ入所できますというのが言えない状況というようなことは聞いております。

 本当に緊急な方で入所したいという方の場合は、できるだけ調査訪問ですとか、病院の先生に診療情報提供書というものを書いていただいているんですが、そういったものを早目に記入していただいて、資料がそろいさえすれば、入所判定会議にかけまして、できるだけ早急に入っていただくようにということで努力しているというようなことを聞いてございますので、必要な方につきましては、できるだけ早目に入所できるように、区としても指導していきたいというふうに考えております。

 また、職員の人員配置でございます。

 こちらのリハポート明石につきましては、国の基準よりかなり手厚い人員配置をしております。また、有給休暇につきましては、まず職員の方の希望を聞きまして、その有休の希望に沿ってお休みを組んでいくということでございますが、この施設の特徴は、有休とは別に夏季休暇が3日間、それから冬季休暇が6日間、連続した休暇がとれるというようなところが他の施設と違って特徴的でございます。ほかの施設は連続休暇をなかなかとれないんですが、そういった面はいいかなと思いますが、有休がなかなかとれないというようなところは、やはり人員不足のところがあるのかなというふうに考えております。

 あと、リハポート明石の介護職員でございますが、常勤職員の割合が大変高く、入所の場合は8割、通所施設は100%常勤ということで、また常勤の3分の1が開設以来勤務している方ということで、かなりベテランの中間層が厚いというのが強みでございます。そうしたことから、有給休暇を取得しやすい環境づくりを今後目指していきたいということで、中央区がことしから始めました介護人材確保支援事業というものに参加いたしまして、介護職を目指す就職希望者の採用や育成に取り組んでいただいているのと同時に、また10月23日にも行います中央区の介護職合同就職相談・面接会にも申し込みをしていただいております。そういった新しいツールも使いまして、職員採用にこれまで以上に取り組みまして、少しでも有給休暇を取得しやすい環境づくりを目指してまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 有休もとりやすく、いろいろ考えているというお話もありましたけれども、やはり人員不足があるという御答弁もありましたし、定着率としてはかなり高いというふうなことでよろしいんでしょうか。夜間の勤務体制も、これは多分基準はクリアしていると思うんですけれども、看護師は1名ということで、前この施設で働いていた方にお話を聞いたことがあるんですが、入所者が定員100名の施設で、国の基準がそういうふうになっているんでしょうけれども、看護師が1名で、何か緊急の事態などにそなえて、ずっと1人で対応しなくてはいけないというのは、すごく責任が重くて大変だったというお話も伺ったことがあるんです。夜間の体制とか、そういうところで職員に無理がないのかとか、勤務体制が十分なものになっているのかという点では、やはり問題があるのではないかというふうに考えるんですけれども、その辺のお考えをもう一度伺いたいと思います。

 それと、5年前もそうでしたけれども、選定方法としては非公募による随意選定ということで、今回も中央区医師会を指定するという内容になっているんですけれども、なぜこの施設だけ非公募による随意選定というやり方を選んでいるのかについて、改めて御説明をいただきたいと思います。

○吉田高齢者福祉課長(参事)
 施設の夜間の勤務体制でございます。

 委員おっしゃいましたように、看護師さんにつきましては、夜間1名体制ということでございますが、介護職員につきましては、各階に2名から、多いときは3名程度、複数名おりますので、1人の方に何かあったときに、もう1人の方が別の入所者に対応するということはできております。看護師だけ、夜間はどうしても1名という体制になっております。

 それから、随意選定でございます。

 こちら、介護老人保健施設は医学的管理のもとにリハビリなどを通じまして社会復帰や在宅生活支援を目的としている施設でございますが、地域の主治医の方と連携が図れるようにということで、中央区医師会を運営者として開設した経過があります。現在も、この施設の主目的でございます在宅復帰につきましては65%ということで、国が30%台でございますので、かなり良好な成績を示しているということで、引き続き医師会に運営を行わせることが適当というふうに考え、随意選定というものを行っております。利用前、それから利用後に向けまして、地域の医療を担う医師会の運営だからこそ、現状の在宅復帰率が維持可能になっているというようなことが考えられますので、今回も非公募というふうにさせていただいたところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 今回も非公募ということで、在宅復帰率も高いというお話もありましたけれども、やはりいろいろ利用率の向上の面でも、なかなか十分な改善が図られていない点や、職員の配置についても、いろいろ工夫はされていて定着率も高いというお話もありましたが、勤務の内容についても責任の重い状況もなかなか改善されていないというようなことも感じます。私たちは、指定管理者制度そのものは問題だというふうに思いますけれども、その制度を取り入れることで、プロポーザルで切磋琢磨して、よい管理運営を目指すというような機会も失われているというふうに考えられるので、そこも問題ではないかというふうに考えます。

 以上で質問としては終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 まず、女性福祉資金の貸し付けに関して、念のための確認です。

 1点目は、寡婦控除みなし適用の方も適用になるような考え方があるのかどうか。

 2点目は、法科大学院も適用なのかどうか。

 3点目は、この大学院制度を利用した場合に、例えば高等職業訓練促進給付金の支給とか、併給も可能なのかどうか、それぞれ念のため、制度を知りたいがために、教えてください。

 次に、リハポート明石に関してです。

 大きなものとして、我々に提出されている選定委員会がありますけれども、この選定委員会は公開だったのかどうか。また、評価結果が我々に対しては、評価点数しか出されていないんですけれども、評価に点数をつけるにはそれなりの理由があるんですが、理由も書いたような文書は作成された上での評価結果なのかどうか、教えてください。

○溝口子育て支援課長
 私からは、女性福祉資金についてお答えいたします。

 まず、寡婦ということですけれども、婚姻歴がない方でも対象にはなっております。

 また、法科大学院もという点につきましては、こちらは学校教育法に基づく大学院というところで規定をしておりますので、それに合致している大学院であれば、こちらの対象にはなります。

 あと、ほかの資金との併給ということでございますけれども、それぞれの内容を見て審査をさせていただいております。特に、こちらは貸付資金ですので、当然、返済できるというところも、貸し付けるに当たりましては重要視させていただいておりますので、そのあたりも見てという形で、それぞれ合致すれば、もちろん併用はできますけれども、そこら辺の返済能力も見ながら、それぞれの貸し付けをさせていただいているところでございます。

 以上です。

○吉田高齢者福祉課長(参事)
 リハポート明石の指定管理者の評価委員会でございますが、こちらは公正を期すため、公開としてはおりません。

 それから、評価結果でございますが、こちらにつきましては、各項目ごと、評価基準というものを設けまして、それぞれの項目につきまして配点をしていただき、そこの合計得点で評価しております。こちらの評価をいただいた委員の先生方には、改善意見というようなものもいただいておりまして、先ほどありました介護老人保健施設のサービスの特色等を積極的に区民や地域に発信するなど、区と連携を図りながら利用率の向上に努めることというような幾つか改善意見をいただいて、まとめているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 女性福祉資金に関しては、理解いたしました。ありがとうございます。

 リハポート明石に関してですけれども、選定委員会は、公正を期すため、公開で評価されるべきだったんじゃないかなと思いますが、深入りすると、また外れるかもしれませんので、そう感じました。

 評価結果に関しては、それぞれに意見がついているということで、我々に対しては評価結果しか出されていないけれども、意見があったということですね。であれば、その意見に関してとか、実情をお聞きしますけれども、今、在宅復帰率の割合はどれぐらいになっているのか、そこを教えてください。

 それと、もし6カ月でだめな人というのは、この施設はどうしているのか、そのあたりを教えてください。

 また、リハビリを待っている順番待ちの待ち数はどれぐらいなのか、教えてください。

○吉田高齢者福祉課長(参事)
 在宅復帰率につきまして、こちらの施設につきましては、65%でございます。全国平均が30%台でございますので、かなり高い復帰率でございます。

 それから、6カ月を超えてしまった場合は、一番いいのは自宅に帰っていただいて、在宅介護を受けていただくということでございますが、在宅はなかなか難しいという方もいらっしゃいます。そうした場合につきましては、施設に相談員がおりますので、そちらの相談員を通じまして、おとしより相談センターと連携いたしまして、療養型の病院ですとか、有料老人ホーム等、そういった別の施設を御紹介しているところでございます。

 リハビリにつきましては、先ほど申し上げましたが、できるだけ急いでいる方の入所につきましては、早目に入所判定会議にかけられるというような状況に持っていきまして、判定会議が1カ月に2回ありますので、早ければ2週間以内には入れるというように聞いております。

 また、デイケアといいまして、通所リハ、それから訪問リハといいまして、御自宅に理学療法士等が訪問するというようなサービスもあります。そちらは特にお待ちいただいている状況ではございませんので、申し込みいただければ、すぐに利用できるという状況でございます。

 以上です。

○小坂委員
 であれば、デイ通所のリハとか訪問リハに関しては、もうちょっと延ばしていこうとかいう施設の取り組みの考え方はあるのかどうか。

 また、この施設に対しての利用者の苦情はあったのかどうか。大きな苦情があって、評価委員会で問題になったとか、その辺はあるのかどうか教えてください。

○吉田高齢者福祉課長(参事)
 入所につきましては、6カ月というような期限はございますが、通所リハにつきましては、特に期限等は設けてございません。続けて御利用はできる状況となっております。入所以外にも、高齢者の老人保健施設につきましては、自宅から通所リハビリに通ったり、自宅で老健の訪問リハビリを受ける、また介護する家族が介護に疲れた際にショートステイを利用するというような、そういったさまざまなサービスを行っている施設でございますので、いろいろなサービスを御紹介して、引き続き在宅介護を継続できるように支援していこうというふうに考えております。

 また、苦情につきましては、昨年度2件ございまして、入所に関してのものが1件、それからショートステイに関してのものが1件ございました。両方とも、施設職員の態度というようなことでございまして、例えば食後の口腔ケアをしている時間帯に、利用者さんが同時にいらっしゃって混んでしまったので、もう少し後にしてというふうに、ちょっと強く言ってしまったことに対する苦情、それから職員の言葉遣いが、高齢者に対して赤ちゃん言葉というか、そういった適さない言葉を使ってしまったことに対する苦情、その2件がございました。

 以上でございます。

○小坂委員
 苦情は、利用者さんから受けやすいような体制はとられていますか。

○吉田高齢者福祉課長(参事)
 利用者さんから直接職員や施設の管理者のほうに出していただくというような形、あとは意見箱というようなものを各階に設置しておりまして、苦情を受ける体制は整っているかと思います。

 以上でございます。

○小坂委員
 リハポート明石の現状がよくわかりました。通所のほうのリハのところとか、もう少し延ばしていく必要があるんじゃないかなとは感じました。理解いたしました。ありがとうございます。

○渡部(博)委員長
 それでは、発言が終了したと思われますので、副委員長は委員席へお移りいただければと思います。

 それでは、質疑が終了いたしましたので、これより採決に入りたいと思います。

 まず、議案第83号、中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立願います。

〔賛成者起立〕

○渡部(博)委員長
 全員起立と認めます。――御着席ください。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第84号、中央区介護保険条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立願います。

〔賛成者起立〕

○渡部(博)委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第92号、指定管理者の指定について(区立介護老人保健施設)について、起立により採決いたします。

○小栗委員
 日本共産党区議団は、議案第92号、指定管理者の指定について(区立介護老人保健施設)に反対します。

 以下、その理由を述べます。

 本議案は中央区立介護老人保健施設リハポート明石の指定管理者に、これまでと同様、公益社団法人中央区医師会を指定するというものです。

 昨年11月の福祉保健委員会に提出された福祉施設の指定管理者の評価結果で、リハポート明石の報告では、利用率が入所80.6%、短期入所39.8%、通所リハ71%となっています。事業計画で利用率を入所85%、通所75%と設定していたが、届かなかったということです。

 5年前、指定管理者の再指定の際の委員会の記録を見ると、その前年の評価結果報告で、利用率は短期入所を含んで77.8%、通所リハが72.6%となっています。5年間の状況を見ても、残念ながら利用率の向上が図られているとは言いがたい状況です。中央区内にある唯一の老健施設であり、待機者がいる状況から見て、なぜあきが出てしまうのか分析して、利用しやすく、ニーズに合った施設にする一層の努力が求められていると考えます。

 適正な人員配置の点では、職員の有休の取得率はおおむね2割とあり、人員に余裕がなく、有休がとれない実態があることは問題だと考えます。国の基準以上に職員体制を維持していることは評価しますが、100名の入所定員の施設で夜間の勤務体制は看護師は1名ということで、基準をクリアしているとはいえ、責任の重い勤務となっており、人員不足の要因の一つになっていると考えられます。

 運営にはさまざまな改善が求められる中、5年前も今回も非公募による随意選定という特別な選定方法がとられています。指定管理者の選定時にプロポーザルで切磋琢磨する機会もなく、選定される方法に問題があると考えます。通常の公募型で選定をやり直すことが必要だと考え、議案第92号に反対します。

 以上です。

○渡部(博)委員長
 それでは、本案を可決することに賛成の皆さんは御起立願います。

〔賛成者起立〕

○渡部(博)委員長
 起立多数と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 それでは、副委員長は副委員長席にお戻りください。

 続きまして、本会議における委員長報告の取り扱いでございますけれども、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○渡部(博)委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 以上で福祉保健委員会を閉会させていただきます。

 御協力ありがとうございました。

(午後2時8分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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