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令和元年 福祉保健委員会(6月7日)

1.開会日時

令和元年6月7日(金)

午後1時30分 開会

午後3時00分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長  田 中 耕太郎

副委員長  原 田 賢 一

委  員  木 村 克 一

委  員  竹 内 幸 美

委  員  田 中 広 一

委  員  高 橋 まきこ

委  員  小 坂 和 輝

委  員  し ら す  夏

議  長  押 田 まり子

4.出席説明員

(14人)

山本区長

齊藤副区長

田中福祉保健部長

春貴管理課長

溝口子育て支援課長

小林保育計画課長

小越保険年金課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

佐野介護保険課長

山本保健所長

竹内生活衛生課長

吉川健康推進課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

酒井書記

秋山書記

6.議題

  • 福祉及び保健の調査について

(午後1時30分 開会)

○田中(耕)委員長 ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。

 冒頭、私のほうから御挨拶をさせていただきます。

 (挨拶)

 それでは、議長より御挨拶をお願いします。

○押田議長 (挨拶)

○田中(耕)委員長 続きまして、区長より御挨拶をお願いします。

○山本区長 (挨拶)

○田中(耕)委員長 ありがとうございます。

 続きまして、理事者紹介をお願いいたします。

○齊藤副区長 (理事者紹介)

○田中(耕)委員長 ありがとうございます。

 常時出席以外の理事者の方は、御退室をお願いいたします。

 なお、理事者報告の関係で保険年金課長、子ども家庭支援センター所長及び健康推進課長が出席いたしますので、御了承を願います。

 続いて、理事者報告をお願いいたします。

○田中福祉保健部長

 1 プレミアム付商品券の発行について(資料1)

 2 災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴う災害援護資金の貸付利率の変更等について(資料2)

 3 私立認可保育所の開設支援について(資料3)

 4 保険年金課窓口業務の一部委託について(資料4)

 5 令和元年度学童クラブの利用状況について(資料5)

○吉田高齢者施策推進室長

 6 敬老大会の実施について(資料6)

 7 中央区立特別養護老人ホーム「マイホーム新川」等の指定管理者候補事業者の公募及び選定について(資料7)

○山本保健所長

 8 地域ねずみ防除促進事業の実施について(資料8)

 9 晴海四丁目施設整備について(資料9)

以上9件報告

○田中(耕)委員長 御報告ありがとうございます。

 発言時間について申し上げます。発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて、各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間については、10分となりますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時53分です。自由民主党71分、公明党37分、新風会37分、子どもを守る会10分、新青会10分、維新の会10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 順次発言を願います。

○木村委員 それでは、私のほうから質問をさせていただきます。

 まず、今年度選挙が終わって初めての委員会ということで、福祉保健委員会委員に選ばれた8名がここにいるわけでございます。区民の代表として、区民の声を皆様に質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 本日の福祉保健委員会の中の質問としては、資料1、プレミアム付商品券の発行についてと、資料8、地域ねずみ防除促進事業の実施についての2点について、私から質問させていただきます。

中央区では、ハッピー買物券が、消費税率引上げに伴う区民負担を軽減し、区内中小小売店などの振興を図るため、今までの予算5億5千万円に対して1億1千万円を上乗せして、6億6千万円という形で、今月の6月16日交付します。さらに、今回、この福祉保健委員会では、ここに書かれているとおり、消費税・地方消費税の10%への引き上げが区内にお住まいの低所得者並びに子育てで大変である子育て世帯のふだんの生活に与える影響を緩和するということで、区内に住所を有している、特別区民税が非課税の低所得者並びに、平成28年4月2日から令和元年9月30日までに生まれた零歳から3歳までの子が属する世帯という限定した形で、プレミアム付商品券が発行されるということです。普通のハッピー買物券は10%のプレミアムがついていますが、今回のプレミアム付商品券に関しては25%のプレミアムという形で、かなり高額な負担というか、区が助成を出しているのが見受けられることに対しては、大いに評価するところであります。

 そこに対して1点質問させていただきたいのは、まず子育て世帯についてなんですが、平成28年4月2日、これは、年度初めが4月2日ということなので4月2日になっていると思うんですが、なぜ令和元年9月30日までに絞られたのかという点についてお答えを願います。

○春貴管理課長 プレミアム付商品券の子育て世帯の対象者をなぜ絞ったかというところでございます。

 こちらの対象者の選定については、国の補助事業の中で国制度として実施しているところでございます。子育て世帯の対象者で3歳以上の方々については、幼児教育無償化の対象になっていくというところがございまして、その恩恵を受けられない方々を対象に、プレミアム付商品券を発行していくというふうに決まったと考えております。

 以上でございます。

○木村委員 ありがとうございます。

 3歳以上に関しては、国のほうで面倒を見てもらえるという今の管理課長の御答弁なんですけれども、間違いなく、本区内で今年度生まれると予想されている子供たちは約2,000人ということで、過去3年間、連続して2,000人の新生児が生まれています。特に、3歳以上は国に面倒を見てもらえるけれども、零歳から3歳までということで考えたときに、販売期間を見ますと3月31日までで、購入申請は年末の12月27日までという形になっています。この期間で、9月30日から12月31日あるいは年度が変わった3月31日に生まれた、3月31日は申し込みもできませんが、そういうことを考えると、この期間に新たに生まれたお子様に関しては、同じ零歳児なのに、助成が受けられるというか、この商品券が買える子供たち、9月31日以降に関しては買えない子供たちに分かれてしまうと思います。その点について、本区のお考えをお尋ねいたします。

○春貴管理課長 このプレミアム付商品券の子育て世帯については、当初、国の中では、6月1日までの児童を対象と考えてきたところでございます。その後、国のほうで制度の見直しが行われまして、9月30日まで対象を広げてきたところでございます。これにつきましては、10月1日に消費税が上がる前までに生まれた方々を対象にしているというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○木村委員 失礼しました。笑ってしまったんですけれども、まさに、消費税が10月1日から上がっていくということは、それ以降に生まれた子たちに負担がかかってくるということが現状だと思うので、国のやり方自体もおかしいんだと思うんです。ですから、本区に対して、区民の平等性から考えると、国の方針はそうかもしれないけれども、例えば区のほうでも補正予算等々も考えながら、中央区で生まれた子供たちに対しては平等で考えるべきではないかと思うんですが、その点についてのお考えをお願いします。

○田中福祉保健部長 今回のこの取り組みは、今、委員がおっしゃいますように、消費税の増税に対してということでございますので、本来であれば、広く9月以降に生まれたお子さんも対象にするということは十分考えられるというふうに思ってございます。

 ただ、やはりこういった制度を組み立てる上で、どこかで一旦期日というか、締め切りをしなければならない。今申しましたように、最初は6月1日付、要は、最初の区民税非課税の方を選ぶ際に前年の所得で見ますので、それが確定するのが6月1日ということで、6月1日現在で確定をさせていただく。ですので、最初、お子さんも6月1日という基準を設けてやっていた。ただ、いろいろな皆さんの御意見がある中で、今、委員がおっしゃったように、不公平感といいますか、その後に生まれたお子さんはどうするんだという御意見があって、その中で9月30日までという形で延期をしたところでございます。そういった意味では、どこでというところはあると思うんですが、やはりこういった制度を組み立てる上で一定の期日が必要だということで、ここで設定をさせていただいているところでございますので、御理解いただきたいというふうに考えております。

○木村委員 今、福祉保健部長のほうからもお話がありましたので、ある程度のところは納得しなくてはいけない部分もあるとは思います。もう皆様方も当然のごとく、わかっていることだと思いますけれども、そういうことであれば、今後、消費税が上がって、それ以降に生まれた子供たちのことも考えるのであれば、次年度の予算に関しても、このような形の子育て支援、それもひとつ念頭に入れておいていただきたいということを要望させていただきます。まさに、前年度の低所得者に関しては、間違いなく前年度の所得ですから、期間が決まっていて、人数的にも1万4,000人というところが決まった形にはなると思いますけれども、新しく中央区の宝とも言うべき子供が生まれてきたことに対してのことを考えると、今後、このような形の、子供たちに対しても同様な助成ができるようなお考えをぜひ要望して、この質問は終わらせていただきます。

 次の質問は、資料8、地域ねずみ防除促進事業ということで、前回の選挙前の福祉保健委員会、私も委員だったので、そのときにもこの資料を見させていただきました。そのときには、対象経費としては駆除に要する経費という項目しかなかったと思うんですが、今回は防除に要する経費も新たに加わってきたというところについて、本区のお考えをお尋ねいたします。

○竹内生活衛生課長 まずは、駆除・防除の言葉でございますけれども、私どもで駆除というのは、今いるネズミを退治するといいますか、捕獲して処分するというところ、防除というのは、自分の家にすみつかれないことというふうに捉えてございます。そして、ネズミは、一旦家の中から駆除をしたとしても、ほかからやってくる可能性が非常に高いというところから、駆除した後にすみつかれないような防除策をセットで行わないと、清潔なまちは確保できないのではないかというふうに考えておりまして、駆除・防除はセットでやっていただこうかなというところでございます。

 以上です。

○木村委員 ありがとうございます。まさに、駆除と防除をセットで考えていかなくてはいけないのかなというところであります。

 昨年度の段階で築地場内市場が閉鎖されて、今、解体工事に入っていますけれども、そのときに築地場内で東京都が行うネズミ駆除対策に関しては、余りにもずさん過ぎると思っています。あそこで生活をしていたネズミたちが一斉に中央区内に逃げていったことによって、近隣地域に関するところでいえば、銀座のまち、築地の場外、隅田川を渡って勝どきや月島、佃といった地域にかなりネズミたちが逃亡しているところを見かけます。今回、選挙カーを走らせている間も、選挙カーの前をネズミが横断するということを何回も見かけているということで、まちの人からも、区内のネズミが大変ふえているというようなお話を聞きます。

 今回、駆除・防除に対する経費を補助していただけるということは、大いに評価するところであります。そのときに、今、生活衛生課長がおっしゃった駆除と防除をセットにするような形、あるいは町会・自治会、商店街がまとまった形で取り締まりというか、ネズミ駆除対策を行っていかないと、ここでやっていたら、ここにいたネズミはこっちへ移ってしまうというようなことが多々あると思います。

 ですから、そういうことを考えると、例えば銀座一丁目から八丁目、全体的な、中央区でいうとクリーンデーみたいな、ごみゼロの日で5月30日を基準とした近くの日曜日、中央区内で一斉にクリーンデーを行うということで、各まちごとがまちの全部のごみを拾うと、中央区内には一切ごみがないような状況ができ上がるということと同じように、銀座一丁目から八丁目までの飲食店街の皆さんに行政のほうからお声がけをして、各町会ごとにやるのではなく、大きな面として捉えた形で、銀座地区の一丁目から八丁目に関しては何月何日に一斉に駆除のネズミシートを置こう、あるいはごみ箱に関しても、巣穴を塞ぐ形で家の中に入らないようにするため、あるいはネズミのえさとなるようなごみが与えられないように、ふた付きのごみ箱を一斉に購入して持ってこようとか、そのような提案があってもいいのかなと思うんですが、本区の考えをお聞かせください。

○竹内生活衛生課長 広い地域での一体的な取り組みについてでございますが、ただいま木村委員は銀座を例に挙げておりますけれども、実を言いますと、私ども、銀座の方々とは早くからこのお話を進めておりまして、全銀座会という銀座の全ての町会をカバーする組織がございます。そちらと連携をしながら、より広い地域で効率的に実施をするというようなプランを、情報交換をしながら練っているというのが現状でございます。今年度につきましては、やはり銀座は一丁目から八丁目まで非常に広いエリアであります。また、地域によっては実態も違うというところから、難しいというか、簡単ではないとは思いますけれども、全銀座会といたしましても、ネズミの問題は、銀座のイメージというのもありますので、かなり意欲を持って取り組んでいるところでございます。

 以上です。

○木村委員 生活衛生課長の大変前向きな御答弁をいただいて、少しは安心しているんですけれども、銀座に住んでいる方、銀座で働いている方、ともに中央区で生活をされている方々がよく思うのは、やはりそこなんですよ。まちにネズミがふえてきたというところで、駆除する場合には、今言った銀座だけではなくて、例えば月島地域の飲食店のところとか、地域ごとに一斉に駆除する方向を今後考えていただけるよう要望していきたいと思いますので、お願いします。

 あと、実施期間に関しては、令和元年から令和3年度までの3年間ということなんですが、毎年毎年この予算がつくのかどうか、確認のため、そこをお尋ねいたします。

○竹内生活衛生課長 今年度につきましては、確かに5千万円の予算を計上してございます。来年度の予算につきましては、これははっきりとお話をする場面ではないとは思いますけれども、今、176の町会・自治会がございます。その全てがこの事業を利用したとすると、2億円を超えるというような金額になるわけでございます。そういうところから、来年度の金額が幾らになるかはわかりにくいところはございますけれども、これは3年間継続をしていきたいと考えているところでございます。

 以上です。

○木村委員 ありがとうございます。

 こういうものは、一度やったら終わりということではなくて、長い目で見ていって、最終的にはゼロに持っていくという形であるべきだと思っております。ぜひともそのような長い目で区内のネズミ対策、安心・安全に住み続けられるような衛生、かつ国内外のお客様が中央区に来たときに、中央区はいいまちだなと思えるようなまちであるべきだと思っておりますので、そのような対策を要望いたしまして、私の質問を終わります。

○竹内委員 自民党の竹内でございます。今期初の、当選後初の質問となります。どうぞよろしくお願いいたします。

 私からは、資料5、学童クラブの利用状況について質問をさせていただきます。

 最近、人口増加とともに、それに伴う施設の整備が求められ、今期も新規開設の保育施設などが整備されて、子育て世代のニーズに取り組んでいただいております区の状況を大変評価しております。ありがとうございます。

 そこで、今回、学童クラブの利用状況について、プレディに登録する待機児童を含め、今期200名を超えております。昨年と比較しますと、また10名以上増加しておりまして、今後の待機児童数に対しての区のお考え、何か施策がございましたら、お教えください。

○阿部子ども家庭支援センター所長 学童クラブの待機児童に対する対策ということでございます。

 全8館の児童館全てで学童クラブを行っているところではございますけれども、今後、新しい児童館をつくるということまでは、場所の確保等がございますので、なかなか今の時点では難しいとは思っております。利用児童の決定につきましては、指数があるんですけれども、点数の高い方を優先して入れているところでございます。御両親ともフルタイムで仕事をされている小学校1年生のお子さんに関しては、今の時点でも皆さん入れている状態ではあります。1年生のお子さんも6人ほど待機となっておりますけれども、こちらの方たちは、例えばフルタイムではないですとか、点数の低い方たちということになりますので、せめて点数の高い方については入れていくようにやっていきたいと思います。

 また、こちらの定員につきましても、年々ふやしていっておりますので、今後も施設の改築等でふやして対応していきたいと思います。また、基本計画等にも記載されているように、プレディと連携しながら、今後も放課後の居場所づくりを推進していきたいと考えております。

 以上です。

○竹内委員 ありがとうございます。

 学童クラブの待機児童は、現在、月島地区で考えますと、合計で131名となっております。中でも晴海児童館の待機児童は46名と大変多くなっておりまして、今後、晴海四丁目の施設整備なども含めて、認定こども園ですとか、小中学校の整備が考えられておりますが、令和5年対策として、この待機児童の数字に対して、どのように取り組んでいく御予定があるか、何かお考えがあるか聞かせていただければ。現時点で何かございましたら、お願いいたします。

○阿部子ども家庭支援センター所長 現時点では、まだそういった施設の増築ですとか、児童館をふやすといったようなことは考えておりません。学童保育自体は、必ずしも児童館を使わなくても、できないものではないと考えておりますので、別の施設でもできるかどうかということも考えていかなければいけないかなとは思っております。ただ、やはり、校庭ですとか、児童館のような広い場所がないところで学童保育をやっていくというのは、子供たちにとっても余りいいことではないと考えておりますので、そのようなところも含めまして検討していく必要があると考えております。

 以上です。

○竹内委員 ありがとうございます。

 私も中央区に長く住んでおりますが、中央区の特に勝どきエリアは、大江戸線開通後、20年で人口が倍以上になっているエリアでございます。施設整備に対して、地域から多くのお声があるエリアでございます。いざその時点になってから考えるのでは、やはり施設整備は遅くなってまいります。現時点で先を見て、考えられる施設整備等をぜひぜひお考えいただきたく、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○高橋(ま)委員 高橋まきこです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 委員会にての初めての質問となります。不行き届き等ございましたら、どなたからでも御指摘いただければと思っております。

 私からは、まず資料3に関しまして、お伺いをさせていただきたいと思っております。私立認可保育所の開設支援について、こちらの資料でございます。

 今回、あい・あい保育園浜町園ということで新規の開設が決定したということ、これまで継続的に長年にわたり新規園をどんどんふやしていただいていること、区民といたしまして、まことにありがたく思うとともに、大変な御苦労を続けていただいていることに感謝いたしております。同時期に、さくらさくみらい東日本橋の開園もございますことから、この地域の待機児童の解消に対して大きな意義ある開園となることと思っております。

 しかしながら、今回50名規模園の開設ということで、この定員について、質問をさせていただこうと思っております。

 全体で50名、また3・4・5歳児各10名定員であるということから、新規園が近隣にあるということも踏まえまして、4歳・5歳児クラス、年中・長に関しては、各10名の定員が生まれることとなります。この新たに生まれる20名の枠、今一番多く困っている1歳児の待機の解消に向けた期間限定型保育の実施を強く希望させていただきます。

 また、この定員を拝見したところ、注目すべき点は2歳から3歳への定員増の部分でございます。今回、8名から10名とプラス2名の枠が設けられています。この枠につきましては、この近隣、水天宮周辺は、認可外保育園が非常に多い地域でございます。企業主導型、また認証といった保育園が、水天宮から人形町周辺には多く点在しております。こちらの御家族からは、3歳児の転園に関して非常に不安である、また待機とならないだろうかといった御心配が寄せられている状況が続いておりますので、中央区としまして、3歳児の待機児童を生まない、それに足りる数字がこの園のプラス2名であるかというところ、こちらで質問させていただきたいと思います。お願いいたします。

○小林保育計画課長 定員設定でございます。

 こちらのあい・あい保育園浜町園でございますけれども、定員設定に関しては、認可保育所を開設するに当たりまして、事業者のほうといろいろ協議・調整をしながら定員の設定をしているところでございます。物理的なスペース、383平米の中で、どういった保育ができるのかといったところを事業者のほうと調整をする。区のほうとすると、第一優先がやはり1歳児、こちらが今回も一番厳しいところになってございますので、まず1歳児の枠を第一優先で設定していただきたいというような要望をさせていただきます。

 その次に、今、委員がおっしゃいました3歳児の枠も、ここで見ると、1年目の新規開設では10名全員が新規で入れることになるんですけれども、来年度以降は、2歳児の8名が持ち上がりで3歳児にいきますので、新規で入れる枠は2名ということになりますので、それを目指してやっているところでございます。事業者のほうとしても、いろいろ事業の運営上の問題はありますけれども、我々のほうとしても要望をしてまいりたいというところでございます。

 また、3歳から5歳のほうは、今のところ、定員があいている状態です。ただ、先ほども言ったように、持ち上がりのところで通常では埋まってくるんですけれども、新設園の開設に取り組んでございますので、今のところはカバーができているといった状況でございます。

 もう一つ、期間限定型保育でございますけれども、こちらのほうは、おっしゃるとおり、今後、事業者のほうと調整をいたしまして、今も申し上げましたように、あいている枠が3歳・4歳・5歳で出てくることも想定されますので、そういったときに、あいている枠を使って、1年間の期間限定になりますけれども、1歳児の期間限定型保育も取り組めるように調整してまいりたいと考えてございます。

 以上です。

○高橋(ま)委員 ありがとうございます。地域の方の不安の解消に一歩近づくということを非常に期待しております。

 また、同資料について、もう一点質問をさせていただきたいと思います。1点ではございますが、質問を2項目に分けて、させていただきます。

 今回、この保育園の構造・規模の部分で地上7階建ての2階部分の利用というふうに明記されております。子供たちの健やかな育ちのために、言うまでもなく、園外活動が非常に重要でありまして、お散歩の場所に皆様が関心を高めていらっしゃいます。この園から具体的にどちらか保育園でお散歩の計画を立てていらっしゃる、このあたりに散歩に行ってはというところ、子育て支援課として計画していらっしゃるところがありましたら、そちらをお伺いしたいと思います。具体的な運用部分につきましては、事業者の保育計画によるところかとは思いますが、地域に詳しい行政側からのアドバイスも、今、区民からは求められている状況でございます。1点、まずお散歩の具体的な場所、案につきまして。

 また、昨今、お散歩へのアクセス、子供たちの安全確保が非常に重要なこととして課題とされています。お散歩の実現に伴い、アクセス、また安全確保について、今、どのようにお考えでいらっしゃるか。この2階施設について、そこからのアクセスというところを2点目としてお伺いしたいと思います。特に、日本橋地域は歩道の整備が不行き届きであるのではないかといったお声を地元から多くいただいておりまして、地域活動団体では、そのお声を集め、今、不安を解消しようということで取り組みも始まっております。

 この2点です。もう一度確認させていただきますと、散歩箇所として、具体的にどちらか考えていらっしゃるか、また、ここへの安全確保について、2点お伺いさせていただきます。

○溝口子育て支援課長 お散歩の場所ということでございますが、まず、こちらは園庭がない保育園でございますので、事業者のほうで代替の園庭ということで、公園を必ず定めていただくようになってございます。実際に、こちらは浜町ということで、近隣では区立浜町公園がございます。あそこは芝生広場もございますし、遊具等も整ってございますので、まず、そちらが遊び場所の1カ所になるのではないかと考えております。また、隅田川テラスも車の交通からは遮断されておりますので、中央区の場合、隅田川テラスがどこの保育園でも、やはりお散歩、歩くということも、子供の育成・保育内容としましては非常に重要でございますので、隅田川テラス等も利用ができる場所かと考えてございます。

 次に、安全対策でございますけれども、その場所に行くまでのコースは、事業者のほうで責任を持って確認をしていただいているところでございます。昨今の大津市の事故ですとかを受けまして、区のほうにおきましても、関連部署、道路課のほうでは道路の点検をしており、私ども子育て支援課からは、各園で再度見直しを図るように、また保護者の方にも丁寧に説明をするようにということで取り組んでおります。

 きのうでございますけれども、児童安全対策連絡会議というものを庁内で開催いたしまして、区の危機管理室、また子育て支援課、子ども家庭支援センター、また教育委員会、あと道路課、また区内の4警察署の生活安全・交通課の関係の部署の方と連絡会を持たせていただきました。その中で、警察のほうでも点検をしていただく。また、子供たちの散歩、通学路の安全確保を、関係各所でそれぞれの分野で取り組んでいこうというところで確認をしたところでございます。引き続き、庁内関係部署とも連携を図りながら、安全確保を各園でも図っていくという体制で取り組んでまいります。

 以上です。

○高橋(ま)委員 ありがとうございました。では、資料3につきましての質問は以上とさせていただきます。

 続きまして、資料5、学童クラブの利用状況について、1点質問させていただきます。

 現在、待機がある中、中央区の方向性としては、プレディで何とか解消していくということを続けていただきまして、プレディの拡大は年々、非常に目覚ましいものと拝見しております。しかしながら、今回の数字でもわかりますとおり、プレディを選ばれていない御家族がいらっしゃる状況です。プレディを選ばない場合、どういった活動の場を代替施設として選ばれているかということに関しまして、ヒアリングをされている実績があるかどうかを、こちらで質問させていただきたいと思います。

 また、その御家族がプレディを利用できない実績があった場合、この件につきまして、かなり高額な負担を強いられる状況になる御家族に関して、何かケアとか、そういったものの対策があるかというところ、本日御出席の方でお答えいただけることがあれば、その点のみ、お伺いいたします。

○阿部子ども家庭支援センター所長 まず、1点目の学童クラブに入れなかった方等のヒアリングをされているかということですけれども、具体的に、こちらから例えば調査をしたりですとか、そういったようなことは行ってはおりません。

 1年生とはいえ、待機が出ている状況で、プレディに行かれるお子さんはたくさんいらっしゃるんですけれども、実際、学童クラブとプレディとを比較されると、学童クラブのほうが児童館全体で遊べて楽しいというようなお声もあるんですけれども、プレディは学校の中にあって、学童の場合は児童館のほうに行かなくてはいけないというようなこともございますし、またプレディであれば、同じ学校のお友だちと遊べるというようなよさもありますので、実際プレディに入られますと、学童のほうのあきが出ても、そのまま残られるというようなお子さんも結構いらっしゃるというふうには聞いております。

 また、こちらに入れなくて、高額な費用を払われて民間等の学童に行かれている方への助成等ということですが、現状では、そのようなことは検討しておりませんけれども、高額なというか、民間の学童ですと、例えば学習塾のような要素が強かったり、送迎等もやっていただけるようなことを聞いておりますので、それぞれよさがあるというところで、親御さんやお子様が一番いいところを選んでいただければと思っております。

 学童につきましては、今のところ、済みません。児童館をふやすというような計画はないんですけれども、現状の児童館の中で、できる限り定員をふやしていくような努力はしていきたいと思っております。

 以上です。

○田中福祉保健部長 若干私のほうから補足をさせていただきます。

 残念ながら学童クラブに入れずに、また選択肢の一つであるプレディを選ばないというお子さんも、実際、正直言って、いらっしゃる。ここについて、現状、どうしていらっしゃるかという部分についてのヒアリングはなかなか難しくて、そこはできていない状況です。

 ただ、各児童館のほうで、御紹介といたしまして、学童クラブには入れないですけれども、当然、児童館にはお越しいただけます。一旦自宅に帰った後にはなるんですけれども、同じように過ごすことはできますので、ぜひ児童館のほうにお越しくださいと。そういった形で、児童館のほうとすれば、学童クラブとは別ですけれども、児童館内でお子さんの安全確保に努めていきたいというふうに考えておりまして、そういうお声がけをさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員 大変参考になりました。ありがとうございます。

 この場では最後の質問とさせていただきますが、もう一件質問させていただきたいと思います。資料9の晴海四丁目の施設の中の別紙4を拝見いたしまして、青で色づけされています5階の保健センター部分について、1点質問をさせてください。

 こちらの部分、料理講習室、栄養相談室、母乳相談室といった乳幼児や離乳食等で心配、御負担を抱えていらっしゃる御家族に非常に期待されるスペースだと思い、拝見しております。1点、母乳相談室の機能について教えていただきたく思っております。

 こちらに関しては、具体的に伺いたい点は2点なんですが、まず1点目は、行政主体としまして、中央区のどちらかの施設でマッサージや施術といったことまで実施していらっしゃる、もしくは業務提携していらっしゃる例があるのかということを1つお伺いしたいと思っております。

 また、もう一点につきましては、この施設でそういった計画があるかというところを、こちらでお伺いしたいと思っております。

 母乳相談というのは、言うはやすしという部分もございまして、お話で聞いたり、本で読んだり、物を見たりということだけでなかなか解決しない、非常に難しい問題でございます。私自身も、母乳で子供を育てていたときは何度も40度近い熱を出して、全く手が上がらなくなったりですとか、非常に厳しい、苦しい思いを何度もいたしました。そうしたお母様方に寄り添い、個別の状況を判断する、また、その方に必要なサポートの方法、抱き方であるとか、具体的な支援をするためには、施術やマッサージといったものなどを具体的に受けられる、個別に対応できるものが晴海に求められているのではないかと思います。昨日の企画総務委員会でも、多数の若い世代、子育てをする世代がこの地区を利用するということを見込んでいらっしゃるというお話がございましたので、より緊急性の高い、そして求められるものがここの拠点にあればということを願いつつ、質問させていただきます。

 以上です。

○吉川健康推進課長 まず、行政において母乳のマッサージ及び施術ができる施設があるかという御質問でありますが、行政の施設はないんですけれども、産後ケアということで、聖路加の助産院のほうに最大7泊8日、産後10週までの乳児を持つお母さんにお入りいただいてというものがございまして、当然、聖路加の助産院でございますので、助産師の方がいらっしゃいまして、その中で母乳の相談に乗ったり、あるいはマッサージをしたり、施術を受けたりということはあると思います。

 もう一点ですけれども、今後、こちらにそういったサービスを行う場所を設ける予定があるかということなんですが、現時点では、ほかの3カ所、日本橋保健センターと月島保健センターと保健所になるんですけれども、そちらの3カ所と同様の機能ということで、現時点では計画していないというのが現状でございます。

 以上になります。

○高橋(ま)委員 終わります。

○小坂委員 この委員会にまた属せて、大変うれしく思っているところであります。全ての人々が健康に育ち、学び、働き、住み、そしてまた、どのような状況に置かれても、病気であっても、がんになっても、この中央区で暮らし続けられるというところを私自身も目指していきたいと考えております。では、よろしくお願い申し上げます。

 資料5、学童クラブに関して、確認ですけれども、中央区の学童クラブは、厚労省の2015年放課後児童クラブ運営指針に出ておりますけれども、障害がある子供たちも当然利用できる施設であると考えてよいのかどうか、念のための確認をさせてください。

 それと、もう一つ、学童クラブで見守りの人が不足しているとかいう場合に、地域のボランティアの方が一緒に加わって見守るということで安全をさらに確保するとか、そのような取り組み、地域との連携で学童クラブの安全性を高めているとか、そういうことがあるのかどうか教えてください。

○阿部子ども家庭支援センター所長 1つ目の障害のあるお子様も受け入れるかということなんですけれども、余り重い方は難しいと思いますし、医療的ケアが必要とか、そのような形になると難しいですが、軽度の障害があるようなお子様もお預かりしているところでございます。そのような場合には、実際、職員のほうも少し手厚くして見るようにしております。

 また、地域の方のボランティアということです。

 特に学童に関して募集というのはしてはいないんですけれども、児童館のいろいろなイベントですとか、運営に関しては、例えば地域の地区委員会の皆様ですとか、町会の皆様、民生委員さんなどに御協力をいただいて、やっているところでございますので、日ごろから、そういった連携については強化しているところでございます。

 以上です。

○小坂委員 終わります。

○しらす委員 維新の会のしらす夏と申します。初の質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 資料7についてでございます。

 中央区立特別養護老人ホームの指定期間が令和3年3月31日をもって終了ということで、指定管理者候補事業者を公募いたしますとあります。マイホーム新川についてなんですが、傾聴ボランティアをしておりまして、以前伺っていたことがあるんですけれども、そのときにお話し相手をさせていただいていまして、毎回毎回伺ったのが、外に出たい、お散歩に出してほしいと、多くの声を居住者の皆さんから伺っておりました。新たに選定するに当たりまして、居住者の皆様、家族の皆様の声を反映させて選定していただくことは可能でございますかという質問でございます。よろしくお願いいたします。

○清水高齢者福祉課長 指定管理者選定に当たっての、特別養護老人ホームの外出とか、そういった対応、利用者の声はという点でございます。

 選定に当たりまして、指定管理の事業者として応募いただくところからは、さまざまな項目について提案書を提出いただきます。そうした中に、利用者に対する対応とか、そういったことも提案としてございますし、評価としてございます。ただ、既存の指定管理の事業者であれば、今の利用者の声は聞けますが、新たな事業者ということになりますと、中に割って入るというのは、現実にはできない。ただ、ここにも応募資格がございますように、実際に、1年以上運営実績があるというところでございます。しかも、社会福祉法人ということでございますので、当然、そうした視点での提案というのはあろうかと思います。

 以上でございます。

○しらす委員 ありがとうございました。これからも人生の大先輩がより快適に過ごせますよう、空間の確保に尽力してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○田中(耕)委員長 報告事項に対する質疑を終了いたします。

 続きまして、議題、福祉及び保健の調査について御質問のある方は、順次挙手を願います。

○竹内委員 竹内でございます。

 高齢者対策について質問をさせていただきます。

 先ほどは子育てに対して質問をさせていただきましたが、中央区の人口の約15%ほどが高齢者と言われておりますが、世の中は少子高齢化と言われ、65歳以上の方が20%を超えているというところでございます。中央区は、生産年齢が70%を超えるために、高齢者はパーセンテージ上15%と言われておりますが、高齢者に対する施設整備についても、今後大きな課題を残すところだと考えております。現在、中央区の人口は16万人台でございますが、現在整備されておりますHARUMI FLAG、これは令和5年に入居が始まります。ここには6,000戸、約1万2,000人の入居が想定されております。また、現在、月島地区で考えますと、勝どき東地区、豊海地区、月島三丁目地区の再開発が進んでおります。これが全部完成いたしますと、中央区の人口は約20万人を超えると現在想定されております。この中で半数を超える方が月島地区に住むと言われております。

 現在、中央区では、桜川の施設改築について、敬老館、グループホーム、特養、保育園の複合施設が整備されておりますことは、大変評価が高いものでございますが、今後、人口の増加が考えられる晴海を含んだ月島地区に対して、高齢者の施設整備等、どのような見解がございますか、お教えください。

○清水高齢者福祉課長 高齢者の人口もふえる中での高齢者施設の今後の整備というところでございます。

 晴海四丁目施設整備につきましては、おとしより相談センターを増設するということでございます。また、晴海でございますけれども、先ほどHARUMI FLAGの話が出ましたが、そういったところでは高齢者向け住宅も、今後整備をしていくという予定がございます。それ以外にも公共施設、例えば敬老館とか、そういうお話もあろうかと思いますけれども、これから2025年、団塊の世代の方が後期高齢を迎えるような時代に当たりまして、やはり介護保険制度を中心とした地域包括ケアを充実していくという視点で、施設整備というのは考えていかなければいけない。そうしたことから、平成30年度から、高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画に基づきまして、先ほどありました桜川などの整備を進めたり、今後、施設の利用を高めたり、そういった計画を個々にしているところでございます。

 さらに、2040年になりますと、今度、高齢者の人口がふえるというよりは、生産年齢人口が国全体では減ってまいりまして、高齢化率が上がるという状況がございますので、今、国はそれに向けて検討を始めているところでございます。そうしたところも私どもは捉えながら、今は令和2年までの計画期間でございますが、その先を見据えて、今後、検討を進めてまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○竹内委員 お答えありがとうございます。

 先ほど子育てのときも申し上げましたが、やはり施設整備は非常に時間がかかるものでございます。私にも、地域のほうからは、敬老館に対して、晴海地域にはないのかというお声もあるのが現状でございます。元気な高齢者の活躍の場をふやしていくというのは、今後の中央区にとっても大きな課題となってまいります。

 まず、介護保険制度に関して、今の晴海には、どこにどのような施設を整備していくかなどの検討はなされていますでしょうか。

○清水高齢者福祉課長 私どもは、介護保険法に基づきまして、日常生活圏域というものを定めてございます。晴海については、今現在、月島地域という一つの考え方の中で、介護保険施設ですとかの整備を考えているところでございます。また、今回、晴海四丁目とか開発の動向はございますが、今後の再開発動向というのは、地域のバランスということを考えますと、なかなか難しい状況はございます。そうしたことから、やはり生活圏域というのを基本といたしましても、区全体でそうした需要に応えていくというところを基本として、再開発ですとか、誘致ですとか、そういったところを検討して施設整備の充実を図ってまいりたいと考えてございます。

○竹内委員 ありがとうございます。

 中央区に対しては、多子高齢という、この時代には非常に珍しい地区となっております。今後、未来を担う子供たちの施設に対する整備、そして今まで中央区を支えてきていただいた、貢献してきていただいた高齢者のためにも、さまざまな視点から取り組んでいただけますよう要望をして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○高橋(ま)委員 高橋より、1点質問させていただきたいと思います。

 この時期ですので、この4月を終えました認可保育園に対する入園待機・保留通知を受け取られた方の実績、細かいところは、これから資料で報告が出てくると思いますが、現時点でお話しいただける人数に関してお伺いしたいと思います。

 今回も晴海の計画が出てまいりましたけれども、これまでの間、残念ながら月島地区での1歳児、今待っている、一番困っている勝どきと晴海の1歳児の対応というものをどうしていくかというお考えを、あわせてお伺いしたいと思っております。

 こども園に関しまして、ことし、1園、晴海で認可化が予定されていますが、これは1歳に対応するものではないという中で、今、そちらをどうするかというところ、この2点、教えてください。

○溝口子育て支援課長 まず、4月の状況でございます。

 申し込みを4月で1,830人の方にいただきまして、その中で待機児童が197人になってございます。また、全体で保留通知を出させていただいた方が736人、この736人のうち、認証保育所ですとか、企業主導型、また育児休業期間を延長された方等を除きまして、197人が現在待機児童という数で出てございます。

○小林保育計画課長 勝どき、晴海の1歳児への対応についてでございます。

 今の待機児童の早期解消に向けた区の基本的な対応は、民間事業者の提案による私立認可保育所の開設を中心に、継続をしていくというような定員の拡大を図っているところであります。今現在、ビルテナントですとか、そういったところのあきが出たところで私立認可保育所の案件が出てくるといったところが中心になってきておりまして、今回の日本橋ですとか、京橋、それから月島なども、なかなか難しいところなんですけれども、数が少ない中でやっているところでございます。

 ただ、民間事業者の提案を待っているだけではございませんでして、やはり開発のときに、そういった機会を捉えまして、誘致の協議、まちづくり基本条例に基づく協議がございますので、そういったときを活用いたしまして、事業者のほうと協議・調整しながら、やはりタワーマンションなどが入ると、子育て・働き世代のほうが中心になってまいりますので、強く保育ニーズを、当然必要性があるというところを強く訴えかけて、私立認可保育所の整備に努めてまいりたい。また、公有地、区有地の活用みたいなものも、区みずから物件を用意するということで取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。

 それから、期間限定型でございますけれども、厳しい1歳児について、そういった形で期間限定であっても、当然、預かっていただきたいというニーズはございますので、事業者のほうと調整はしていくところではあるんですけれども、保育室自体はあいていたとしても、保育士の確保が非常に厳しい状況になっているといったところもございますので、人の手当てというものも、ついたときには、当然、そういったところをできるように取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員 終わります。

○小坂委員 まず1点目は、自立支援協議会の議事録が、昨年度9月と3月分がまだアップされていないんですけれども、わかればアップしてくださいというのが1つ。

 2点目は、医療的ケア児のコーディネーターの配置は、この4月から始まったのかどうか教えてください。

 3点目は、緊急一時保育に関して、緊急に利用できる人は1日に何人おられるのか教えてください。

○田中福祉保健部長 自立支援協議会の議事録につきましては、確認しまして、早急にアップしたいというふうに考えてございます。

 また、医療的ケア児のコーディネーターでございますけれども、こちらにつきましては、本年の4月1日から、区の保健師が1名という形で配置になっているところでございます。

 以上でございます。

○阿部子ども家庭支援センター所長 一時預かりの緊急保育についてでございます。

 こちらの定員ということでよろしかったかと思うんですが、定員は子ども家庭支援センターが2名、日本橋分室が1名、十思分室が1名となっております。あと、京橋こども園のほうも2名という形で受け入れております。

 以上です。

○小坂委員 緊急一時保育に関しては、稼働というか、大体どんな感じの利用があるのか教えてください。

 次の質問ですけれども、この5月28日に、仙台地裁で旧優生保護法による強制不妊裁判の判決が出たところであります。それはそれで、性と生殖に関する権利、リプロダクティブ・ライツが認められたという画期的な裁判なんですけれども、これの前に、救済法として強制不妊された障害者の方々に関して国からは一時金320万円を出すというふうになっております。申請があれば320万円を出すというふうな姿勢かもしれませんが、違憲な法律によってなされたことなので、このあたりの数です。区において適用になる方々の数の把握の仕方とか、このあたりの状況を、漠然とですが、どのように捉えておられるか、わかる範囲でお願いします。

○阿部子ども家庭支援センター所長 先ほどの緊急一時保育の利用者の方ということです。

 今、細かい実績等は持っていないんですけれども、保護者の方の出産ですとか入院といった理由で保育が必要になった場合に、乳幼児を預かるというふうにやっております。

 以上です。

○春貴管理課長 優生保護法の対象となった障害者の数でございますけれども、今、手元に資料がございませんので、後日、また確認させていただければというふうに考えてございます。よろしくお願いいたします。

○小坂委員 また後日、確認をさせていただければと思います。若くして手術を受けているので、御高齢になられて、親もいないということであれば、申請できないのではないかなというところもありますので、積極的に、そういう方々を把握していくという姿勢も必要かなと思って質問させていただきました。

 最後の質問ですけれども、薬物依存に関してであります。

 中央区の自殺対策計画がリニューアルされるという中におきまして、特に向精神薬に関して、睡眠薬とか抗不安薬の乱用とかも含めて、薬物依存から自殺に至るというふうなケースもあります。

 そこで、薬物依存の啓蒙に関しては、どのような取り組みを保健所としてされているか教えていただければと思います。

○吉川健康推進課長 薬物依存に関してということですけれども、保健所としましては、精神科医による専門相談という機会を設けてございまして、そちらのほうで精神科の医師をお呼びして精神相談を行っているところではございますが、統合失調症の方の御相談ですとか、そういったものが多くて、依存症全般、薬物に限らず、アルコールですとか、そういったものも広く受けてはいるんですけれども、依存症の相談自体は余りケースが多くないところでございます。

 特に、依存症の中で薬物に関して何か取り上げて普及啓発をしているかというところでございますが、今のところ、保健所のほうで薬物だけを取り上げて何かを啓発しているという機会は、国や都から何か普及の啓発物が来たときに冊子を配架したりとか、そういったことはやってはいるんですけれども、中央区独自に薬物を特に取り上げているということは、現在、行っていないということで、今後そういったことができるかどうか検討してまいります。

○小坂委員 中央区の自殺未遂者の実態調査では、平成27年2月の報告で39名中の27名が医薬品の過量摂取で、その27名中の23名、85%が向精神薬ということで、本来、医者が過量に睡眠薬を出してしまうというところも悪いんですけれども、そのような薬に関して、いかに接していくかということを、医者も気をつけなくてはならないけれども、そのあたりの啓蒙は大事かなというふうに思いまして、質問させていただきました。

 特に、薬物、覚醒剤、危険ドラッグ、そして向精神薬、睡眠薬とか抗不安薬とか、そのことに関して、特に早い段階から、薬物依存に関して子供たちにも教育の場がつくれればいいかなというふうに思っております。ここは教育の場ではありませんけれども、うまく保健所と学校とかが連携しながら、薬物全般、覚醒剤を含め、また向精神薬を含めた薬物依存に関しての知識を、早い段階から与えられるような形をつくっていければというふうに考えております。このあたりは、また教育の方も含めてディスカッションしながら、つくっていければと思います。

 以上で終わります。

○田中(耕)委員長 それでは、議題、福祉及び保健の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長 第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長 そのように扱わせていただきます。

 以上をもちまして、福祉保健委員会を閉会いたします。

 ありがとうございました。

(午後3時00分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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