令和元年 福祉保健委員会(9月9日)
1.開会日時
令和元年9月9日(月)
午後1時30分 開会
午後2時23分 閉会
2.開会場所
第一委員会室
3.出席者
(9人)
委員長 田 中 耕太郎
副委員長 原 田 賢 一
委 員 木 村 克 一
委 員 竹 内 幸 美
委 員 田 中 広 一
委 員 高 橋 まきこ
委 員 小 坂 和 輝
委 員 し ら す 夏
議 長 押 田 まり子
4.出席説明員
(10人)
齊藤副区長
田中福祉保健部長
春貴管理課長
溝口子育て支援課長
小林保育計画課長
吉田高齢者施策推進室長
清水高齢者福祉課長
山本保健所長
竹内生活衛生課長
吉川健康推進課長
5.議会局職員
伊藤議会局長
一瀬議事係長
酒井書記
秋山書記
6.議題
- (1)福祉及び保健の調査について
- (2)旅館業法に関連する条例等についての請願
(午後1時30分 開会)
○田中(耕)委員長
ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。
本日、区長並びに介護保険課長は欠席いたします。
また、本日、理事者報告の関係で健康推進課長が出席いたしますので、あわせて御了承を願います。
それでは、理事者報告を願います。
○田中福祉保健部長
1 社会福祉法人 中央区社会福祉協議会の運営状況について(資料1)
2 女性福祉資金貸付金限度額の改定について(資料2)
3 子ども・子育て支援施設等の利用給付に関する虚偽の報告等に対する過料の設定について(資料3)
○吉田高齢者施策推進室長
4 公益社団法人 中央区シルバー人材センターの運営状況について(資料4)
○山本保健所長
5 毒物及び劇物取締法の一部改正に伴う中央区事務手数料条例の規定整備について(資料5)
6 難病患者福祉手当の支給対象疾病の追加について(資料6)
以上6件報告
○田中(耕)委員長
報告ありがとうございます。
発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございます。ただいまの時刻は午後1時44分です。自由民主党77分、公明党39分、新風会39分、子どもを守る会10分、新青会10分、維新の会10分となります。なお、持ち時間には、この後の議題である請願審査の時間も含まれます。
それでは、理事者報告に対する質疑を順次願います。
○竹内委員
私からは、資料1の社会福祉法人中央区社会福祉協議会の運営状況の中から、事業内容にかかわることで質問をさせていただきます。
こちらの事業内容、ボランティア活動推進事業の部分でハンディキャブの貸し出し、そして、その次、コミュニケーション支援事業、手話通訳者の派遣事業というものがございます。数字上で見ますと、例えばハンディキャブは保有台数2台のところ、貸出件数273件ということで、1年間の日数等で割りますと充実しているように見えますが、実際、利用状況、例えば日にちで重なるですとか、予約の細則等でどのような状況になっていますか。
また、手話通訳者に関しても相当の派遣数がございますが、この需要と供給の状況は、現段階、もし把握していらっしゃれば、どのようなことになっていますか、お知らせください。
○春貴管理課長
まず、ハンディキャブの貸し出しでございます。
まず、ハンディキャブの貸し出せる条件として、社会福祉協議会の個人会員になっている方々が対象になってございます。保有台数については、ここ数年ずっと2台ということで、実際はずっと保有しております。また、利用登録の会員数も、ここ数年、例えば平成28年でいうと39名、29年でいうと46名、30年度でいうと43名ということで、大きな変化がないというような状況でございます。40名程度で推移しているのかなというふうに思ってございます。貸出件数につきましては、実は、30年度は少し減ってございまして、273件となってございますけれども、29年度は351件あったというような状況でございます。ハンディキャブは、個人会員で必要な方々が借りているというような状況については、皆さんの御希望のところに十分御利用いただけているというように社会福祉協議会から聞いているところでございます。
もう一つ、手話通訳者の派遣でございます。手話通訳者につきましては、まず区に利用登録した聴覚障害者団体からの依頼に基づき、手話通訳者、要約筆記者を派遣する事業でございます。この利用についても、登録者につきましては、まず登録手話通訳者がここ数年15名程度、30年度が15名で、29年度が16名ということで、その前の年度も16名ということで、大きな変化はございません。利用登録者につきましても、28年度が31名、29年度が31名、30年度が34名で実施されているというようなことでございます。このような方々は、派遣回数も大きな変化はございませんので、十分に利用いただいているかなというふうに考えてございます。
説明は以上でございます。
○竹内委員
丁寧な御説明をありがとうございました。
ハンディキャブについては、2台保有している。その中で、大小、大きさが恐らくあるかと思います。現状、私が把握している点では、区の保有車というよりは、団体から寄贈されたものということで、大きいタイプと小さいタイプがあるということを聞いております。この利用率、大きいほうと小さいほうでどちらが利用しやすいかなど、予約状況がわかりましたら、お願いいたします。恐らく車椅子の方が利用しやすい形ということで、大きいほうが使用しやすいという話もあるかと思いますが、その点についてお願いいたします。
また、手話通訳者の件は、人数上は把握ができているということで、ハンディキャブと手話通訳に関して、予約はたしか5日前までというようなことを把握しておりますが、例えば緊急性が生じた場合はどのように対応しているか、もう一度お願いいたします。
○春貴管理課長
まず、ハンディキャブの車は、いわゆる大小ございます。その車ごとの利用状況でございます。申しわけございませんけれども、詳しいデータは持っておりませんが、やはり、車の運転ということもございますので、ふだんから大きい車になかなか乗りなれていないというようなところがあって、小さいほうを借りたいと言う方が多くいらっしゃるというふうには聞いてございます。
手話通訳者につきましても、緊急的に対応していただけるものはしていただくんですが、やはり手話通訳者自身と利用登録者をマッチングするということが必要になりますので、全てに必ずしも対応できるとは限らないというふうには聞いてございます。
以上でございます。
○竹内委員
御丁寧にありがとうございました。
実は、地域から、ハンディキャブにつきまして、寝たきりの重度の障害の方が、なかなか大きい車の予約がとれないというお話を耳にしたものですから、大きい車は、技術的な部分でドライバーさんの確保がなかなか難しいという部分なのだろうとお察しするところです。ですが、区内では、そういう方の利用についてもすごくニーズが高まっておりますので、今後、区で所有するものができるですとか、何かの機会がございましたら、ぜひ大型に関しても充実した提供ができるように御検討をお願いいたします。
また、手話通訳に関しても、マッチングという点で、なかなか現状と合わない部分があるということを把握いたしました。
今後とも、利用者の方への充実した支援が行われますよう、引き続きよろしくお願いいたします。
これで質問を終わらせていただきます。
○高橋(ま)委員
お願いいたします。
私も、同じ資料1、社会福祉協議会の運営状況についてから2点質問させていただきます。
12ページにございます社会福祉事業の中、まず11番のファミリー・サポート・センター事業についてお伺いいたします。
この数字上で、依頼会員が2,146名、提供会員が264名となっており、両方会員を除いた場合、依頼会員への提供が、提供会員お一人につき8名程度負担しなくてはならない、12%の充足ということで、厳しい数字ではないかなというふうに拝見しております。実際、提供会員の方からは、御自身の高齢化に伴い、負担を感じるというお声、また依頼会員からは、なかなかマッチングせずに、登録したきりであるというお声を広く聞いてまいりました。こちらの提供会員をふやす取り組み、今後のあり方についてお聞かせいただきたく思います。
続いて、もう一点質問させていただきます。下段、16番、地域福祉コーディネーター事業についてでございます。
地域ささえあい課が新設されまして、おとなりカフェ等の開催につきましては、来場者数が839名ということで、地域の方から、非常に助かるというお声、こういった場を広げてほしいといったお声を私も広く伺ってまいりました。中央区内全体への取り組みの拡大、また事業展開の可能性についてお聞かせいただきたいと思います。特に、勝どき以外の地域への活動を皆様が求めていらっしゃいますので、この点についてお願いいたします。
○春貴管理課長
まず、ファミリー・サポート・センターについてでございます。
確かに、いわゆる依頼会員に対して、提供会員が12%程度というような状況で、依頼会員のニーズの需給バランスといいますか、それがとれていないところが一部で出てきているのかなと思ってございます。特に、新規の送迎の関係の御要望が多いようですが、なかなかそこに応え切れていないというところは、社会福祉協議会のほうでも考えてございます。
そういう中で、やはり提供会員をふやしていく取り組みが必要なんだろうというふうに社会福祉協議会でも考えてございまして、例えば提供会員の募集については、区のおしらせやファミリー・サポート・センターだよりなどで周知をしている。また、依頼会員でサポートが終わった方に提供会員になりませんかというふうなお声がけもしてございます。また、休止になっていらっしゃる方も中にはいらっしゃいまして、登録はしているけれども、提供会員として御活躍いただいていない方々、一人一人への働きかけも行っているところでございます。また、依頼会員と提供会員、いわゆる両方会員というものがあるということも御案内をしているというような、非常に多くの取り組みをして、なるべく提供会員をふやしていこうというような努力をしているところでございます。今年度からは、特に送迎が非常に需要として多いもので、提供会員になるためには講習を受けていただくんですが、その講習を、送迎のみの提供会員というような枠組みを設けまして、講習を短縮するなど、登録しやすいものを新たに実施しているところでございますので、この辺も推移を見守っていきたいというふうに思っているところでございます。
もう一つ、地域福祉コーディネーター勝どきデイルームを使った今後の展開というところでございます。
地域福祉コーディネーターと生活支援コーディネーターにつきましては、これまでも、制度のはざまに陥ってなかなか支援につながらない方々、また地域の支え合いの仕組みづくりを推進するために、地域住民の支え合いの活動を活発化させていくということを目的に、平成29年度から実施しているところでございます。勝どきデイルームを拠点として開催していまして、例えば相談会をそこで開催する、またいろいろな地域の方々が活動する場として利用されているというところは、私どもも十分承知をしているところでございます。今年度は、この地域福祉コーディネーター、生活支援コーディネーターをそれぞれ増員しまして、京橋地域で活動の場の拠点を整備していくところでございます。
また、今後につきましては、日本橋地域で現在建設中のマンションの1階にそういう拠点を整備していくというようなことで、その拠点を確保しているところでございます。このような、それぞれの地域の支援の場を、区と社会福祉協議会が連携しながら進めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○高橋(ま)委員
御答弁ありがとうございました。
特に、ファミリー・サポートに関しては、私も提供会員となるために、今、まだ講習を終えていないんですけれども、自分自身の子育てを振り返る意味でも、学び深く感じております。また、同じような保護者におきましても、地域で短時間でそのように働けるのであれば、受講してみたいというお声も広く私のもとには届いておりまして、例えば学校PTAとか地域の集まりの場とか、そういったところでも実際に対面で告知をしていただける機会があると、皆様、保険制度等も含めて安心して働けるかと思いますので、そういった取り組みをしていただけたらと思いますし、私自身も協力できたらというふうに思っております。特に、送迎については、希望時間帯の集中というのが非常に大きな課題となるかと思いますので、お一人でも多くの方に1時間でも働いていただけたらというふうに私自身も思います。
また、地域ささえあい課については、おっしゃっていただいたとおりで、今後の京橋、日本橋地区の拠点が決まっているところであるということで、非常に期待しておるところでありますので、引き続き拠点拡大もしくは充実に御尽力をお願いしたく思います。
続きまして、最後の質問となるのですが、資料2につきまして質問をさせていただきます。
こちらの女性福祉資金貸付金の限度額ということで、全体的に引き上げということで拝見いたしました。もし数字等、お持ち合わせがございましたら、貸付実績や近年の推移についてお聞かせいただきたく思っております。お願いいたします。
○溝口子育て支援課長
女性貸付資金の近年の実績でございます。
こちらにつきましては、現在、資料のほうで事業開始資金や事業継続資金等、御案内させていただいているところですが、主に一番利用が多いのは、やはり就学援助、また就学支援資金、いわゆる入学金ですとか、また授業料等の貸し付けになってございます。就学が、昨年は4件お貸しをしているところでございます。ここ5年を見ましても、いずれにしましても就学資金、また就学支援資金の貸し付けという形になってございます。
以上でございます。
○高橋(ま)委員
ありがとうございます。
ただいまの4件につきまして、小・中学校、各種学校の別がもしおわかりになるようでしたら、教えてください。お願いいたします。
○溝口子育て支援課長
女性福祉資金の貸し付けでございますが、こちらは配偶者がいらっしゃらない方の、扶養されるお子様が二十歳以上の方が対象となっております。二十歳以下のお子様につきましては、東京都のほうの母子・父子福祉資金の貸し付けがございまして、そちらのほうが対象になってございます。貸付金額等は一緒でございますが、こちらの女性福祉のほうにつきましては、二十歳以上、大学に行っていらっしゃるお子さんがいる方への貸し付けとなってございます。
以上でございます。
○高橋(ま)委員
ありがとうございました。
以上で終わります。
○小坂委員
9月に入って総合防災訓練で福祉避難所の充実なりをしていただいたり、また10月に入ると幼児教育・保育の無償化、大変な事業かと思いますが、その円滑なる運営、よろしくお願い申し上げます。また、保健医療福祉計画2020が充実したものになるようにお願いするところであります。
まず、この部分での質問は1点ですけれども、資料3の子ども・子育て支援施設等のことであります。幼児教育、また保育の無償化に関連してということでありますけれども、この制度の中で言われている保育の必要性の要件に関しては、どこに規定があるのか、その点を教えていただけますか。
○溝口子育て支援課長
こちらは、子ども・子育て支援法に保育の必要性という内容がございまして、そちらで規定されているところでございます。
以上です。
○小坂委員
端的に言って、どのような規定ですか。
○溝口子育て支援課長
内容につきましては、保護者の方が就業しているですとか、また疾病、介護、そのほかというような内容になってございます。
以上です。
○小坂委員
今後もこの規定が大事になってくると思いますので、わかりました。終わります。
○しらす委員
私からは、資料1についてお伺いしたいと思います。
12ページですが、高齢者食事サービスの中で協力員配食数が603食とあります。この協力員といいますのは、3つのボランティア団体のことだと思うんですけれども、高齢者サービスを頼んでいて、協力員の方がつくってくださるお弁当がとても評判がよくて、それを私もとりたいという声がありまして、その方が社会福祉協議会に、どうしたらとれるんですかとか、私も希望者がいますということをお伺いしたところ、社会福祉協議会の方から、高齢者サービスをお願いしている中で協力員の弁当を食べるにふさわしいと思われる方にお声がけしているということだったんですが、具体的にどのような選定方法、また、その選定方法は公開されていますか。もし可能であれば、教えていただけますでしょうか。
○清水高齢者福祉課長
食事サービスの件でございます。
虹のサービスの会員の方とか、そういった方の選定でございますので、済みません。どのような選定方法というのは、社会福祉協議会のほうでやっておりますので。
基本的には、ボランティアの登録を受けてやっていただいている。一番多いのは、やはりふだんから障害者団体の保護者の方とか、高齢者の団体とか、社会福祉協議会に日常的にいろいろ協力されている方々がやられているというふうに聞いてございます。
詳細がわかりませんで、申しわけございません。
○しらす委員
ありがとうございます。余り外に出られない方が高齢者サービスでお弁当をお願いして食べていらっしゃる。とても便利だと伺っておりまして、その中で、業者さんでなくて、中央区で志願したボランティアの方が月に2回つくっている手づくりのお弁当をいただきたいという方がいらっしゃるので、またそういう声がありましたら、聞いていただいて、ぜひ食べたいという方に回してくださいますように、よろしくお願い申し上げます。
次の質問に移らせていただきます。
社協のまちひとサイトというのがあると思うんですが、1人の方がよく撮っていらっしゃるのを見るんですけれども、ちょっとマンネリということも聞きますし、閲覧数も上がってきていないようなんです。撮影する場所の選定は、どなたが、どういう形でやっているのか。そして、撮影してくださいという依頼がありましたら、お応えいただけるのかどうか、教えていただけますか。よろしくお願いいたします。
○春貴管理課長
社会福祉協議会でやっておりますまちひとサイトの運営についてでございます。
区のほうからも、たくさんの情報をまちひとサイトのほうに依頼、また情報提供いたしまして、また地域のボランティアの方々の情報などを社会福祉協議会へ提供しまして、その中で運営をお願いしている方とで選定をしているというような状況でございます。マンネリになっているという御意見はあるかとは思いますが、そのような状況で実施しております。
以上でございます。
○しらす委員
ありがとうございます。
お出かけできない方がユーチューブなどで中央区の様子を見られるなど、大変有意義だと思いますので、今後ともいろいろな情報をよろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。ありがとうございました。
○田中(耕)委員長
それでは、報告事項に対する質疑を終了いたします。
続いて、議題、福祉及び保健の調査について質問のある方は順次挙手を願います。
○高橋(ま)委員
お願いいたします。
このタイミングですので、幼児教育・保育無償化を10月に迎えるに当たりまして、変更が現場で伴う点について質問させていただきます。
7月24日の福祉保健委員会の資料にございましたように、認可保育園のうち多数を占める私立保育所の副食費についてでございます。月額4,500円を目途に、実費相当額というふうに7月の資料では報告されておりましたが、その後、各園の金額設定状況が寄せられて、もし把握されているようでしたら、その状況についてお聞かせいただきたく思います。
また、この請求業務を園の先生方が担うということに、私自身も特に懸念を抱いております。業務量の負担増大はもちろんのこと、保護者の皆様との関係悪化につながらないかという点を非常に心配しております。その点について、区のお考えをお聞かせくださいますようお願いいたします。
○溝口子育て支援課長
まず、副食費の私立園での徴収金額でございます。
こちらは、国からの通知、副食費の取扱いという中では、今までの経緯から、月額4,500円を目安にするということも出ておりますので、私ども、園長会等でも、それもお配りした上で、プラス、区立園は4,500円にするということで御説明させていただいております。現在、各園での状況をこちらでも調査しているところでございまして、ほとんどの園は4,500円ということで回答いただいておりますが、まだ全園からの回答は集計できていない状況でございます。
あわせて、私立園での業務でございますが、今回、国のほうから、地方自治法の関係で自治体で代理徴収ができないということで明確に出されておりますので、これは全国的に各私立園でやっていただく業務になります。その中で、事務負担増ということで、中央区では独自に、その事務量の一部経費の軽減ということで、補助金をつくるような形で、現在、進めております。あわせまして、保護者の方から、特に副食費で区のほうには意見は寄せられておりません。園長会等で聞いても、今のところ、皆さん、保護者の方にも御理解いただけているのではないかと感じておるところでございます。
これからも引き続き、園のほうから丁寧に保護者の方への説明、また、疑問を持たれた際には区のほうにもお問い合わせいただくような形で、私立園と区、両方で連携を図りながら、副食費については、10月からスムーズに導入をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○高橋(ま)委員
よくわかりました。ありがとうございます。
やはり園が負担を負って孤立してしまう状況というのも、保護者としても希望しない状況でありまして、地域と保護者、また区と連携しながら、今、4者とも言われていますけれども、スムーズに移行ができるようにお願い申し上げます。
最後に、要望となるんですけれども、また10月末を迎えるに当たって、来年度の4月の募集案内がこれから開始されてまいるかと思います。利用者の皆様から相談窓口の対応が担当者により異なる説明があり、困惑したといった御意見、これに基づいた改善の御要望がございました。また、この案内が非常に複雑化しており、難しいという点から、外国語の対応や、その説明会の予定はないのかといったお声もいただいておりましたので、以上を要望としてお伝えしまして、終わらせていただきます。ありがとうございました。
○小坂委員
何点かお願いします。
まず、中央区保健医療福祉計画2020をつくるに当たって、地域福祉専門部会が行われております。その中で、包括的な相談支援体制をつくっていくという大変重要な話し合いがなされておりますが、委員の中からも声が出ている点は、支援、サービスをする側の声は聞いているんだけれども、サービスを受ける側の声をもう少し聞いてはどうかというような意見も出ているところであります。そのようなところの意見聴取をしていくことについての考え方を教えていただければと思います。
2点目が、病児保育・病後児保育におきまして、兄弟の一方が病気になった際に、もう一方の子を保育園で預かってくれないということが起きております。そこで、先ほど保育の必要性の要件をお伺いしましたけれども、保育の必要性の要件というのは、常態として仕事をしていることであって、1日や2日、病児の子を預かるために休んだとしても、それによって保育の必要性の要件は欠けるわけではないので、兄弟の一方が休んでいて、そのために仕事を休んだといっても、それによって保育園が断るという理由は生じないと思うんですけれども、そのあたりのことに関して、保育の要件が欠けていないにもかかわらず、保育園が預かってくれないというふうな状況に対して、どのようにお考えか、教えてください。
○春貴管理課長
地域福祉専門部会における、今後のサービスを受ける側の御意見というようなことでございます。
地域福祉専門部会の中で議論があった内容ではあるんですけれども、やはり包括的な支援体制を進めていくためにも、まず最初は、サービスを提供する側が今どんなことを考えているんだろうかというところを出発点として考えて、中で部会長の発言にもあったように、今後、将来的には、受ける側の視点も取り入れていくということも必要なのだろうけれども、今の時点では支援者側がどのような考えで進めていくかというところで専門部会は進めているところでございます。
以上でございます。
○溝口子育て支援課長
兄弟で保育園に通われていて、お一人のお子さんが病気のときの対応ということでございます。
こちらにつきましては、病気の場合だけに限らず、保育園というところは、保護者の方がお二人ともお仕事に行かれて保育をすることができないという場合にお預かりをしておるところでございます。なので、保護者の方のお一人が会社を休まれて、お子さんを看病するということで、お休みの場合には、下のお子さんも、親御さんがお家にいて、一人だけ保育園というところもありますし、また、そのような保育園としての役割というところからも、一般に御家庭でお子さんを育てていらっしゃる場合におかれましては、お子さんのお一人が病気になっても、もう一人のお子さんも当然お家で生活されているわけですので、そういうところからも、そのように御案内をさせていただいているところでございます。
なお、病気といっても、各御家庭のいろいろな状況もあるかと思いますので、あとは運用上の中では、各園で保護者の方と園長等で御相談をいただいて、個別の対応というのは、とっているところかと存じますが、保育園という中では、そのような考えで運営されているところでございます。
以上です。
○小坂委員
両者の御回答ありがとうございます。
要望ですが、やはりサービスを受ける側の声を、この計画をつくる中でも反映していただければというふうに要望いたします。
また、病児・病後児保育においては、保育の必要性の要件というのは欠けていないわけなので、積極的にその子の保育、また幼児教育という、その子の受ける教育の連続性、一貫性、友だちと次の日も会えるという、教育という面からも、お預かりがまず原則というふうにしていただければと、これも要望させていただきます。
次に、第二回定例会の一般質問で御回答いただいている中で、障害者の方の親亡き後の自立等の相談、緊急時の受け入れ機能を集約した施設整備をする、また検討するということですけれども、これは基本計画2018で見るところの知的障害者グループホームの改築、月島地域、これと関連しているのかどうか、教えていただければと思います。
また、災害時の個別避難計画を、ケアプランの中で、災害時にどうするかという災害時対策を書いているということですが、これに関しては、ケアプランにおいて大体どれぐらい、そのようなことが書かれているのか、何割ぐらいか、教えていただければと思います。
○田中福祉保健部長
まず、親亡き後の対応も含めましてということでございますが、非常に大きな問題だというふうに捉えておりまして、今、既存の組織も含めまして、どういったことができるのかということをやっているところでございます。その中で、常時検討、研究しながら、実現に向けて取り組んでまいりたいというふうに思っております。
ケアプランの災害時における具体的な部分につきましては、高齢者福祉課長のほうからお答えいたします。
○清水高齢者福祉課長
ケアプランというか、個別支援計画のかわりというわけではございませんが、災害時の記載ということで、災害時地域たすけあい名簿の中で、要介護度3以上という方が432名いらっしゃいます。本人の同意ありという方ですね。そういった方については、基本的には、たすけあい名簿に記載というような記述がされている。それから、家具転倒防止器具類とか、そういった給付を受けているというようなことは、なるべくその中の数は聞き取りながら、ケアマネジャーさんが記載をしていますので、実態は押さえておりませんが、ここの432名という同意ありの方が基本になるかと思います。
以上でございます。
○小坂委員
それぞれに、また決算特別委員会で議論させていただければと思います。
最後に、9月1日に子供の自殺が一番ピークになるんですけれども、そのような自殺があったのか、ないのか、そのあたりの把握はどうでしょう。
○吉川健康推進課長
子供の自殺についての御質問ですが、そのような件数は、現時点では聞いておりません。
以上になります。
○小坂委員
終わります。
○田中(耕)委員長
その他、議題に対する質疑はございますか。よろしいですか。
それでは、議題1、福祉及び保健の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(耕)委員長
そのように扱わせていただきます。
次に、議題2、請願第2号、旅館業法に関連する条例等についての請願の審査について御質疑のある方は挙手を願います。よろしゅうございますか。
それでは、本件についても継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(耕)委員長
そのように扱わせていただきます。
第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(耕)委員長
そのように扱わせていただきます。
以上をもちまして、本日の福祉保健委員会を閉会といたします。
ありがとうございました。
なお、委員の方と担当部長の方はお残り願います。
(午後2時23分 閉会)
-委員会を閉じた後-
福祉保健委員会行政視察は10月23日から25日で、視察目的として、宮崎県宮崎市では宮崎市コミュニケーションボード及び障がい者施策全般について、熊本県熊本市では福祉避難所及び動物愛護センターについて、それぞれ実施することを協議し、決定した。
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559