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令和元年 福祉保健委員会(11月13日)

1.開会日時

令和元年11月13日(水)

午後1時30分 開会

午後2時37分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 田中 耕太郎

副委員長 原田 賢一

委員 木村 克一

委員 竹内 幸美

委員 田中 広一

委員 高橋 まきこ

委員 小坂 和輝

委員 しらす 夏

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(14人)

山本区長

齊藤副区長

田中福祉保健部長

春貴管理課長

溝口子育て支援課長

小林保育計画課長

遠藤障害者福祉課長

小越保険年金課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

佐野介護保険課長

山本保健所長

竹内生活衛生課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

酒井書記

秋山書記

6.議題

  • (1)福祉及び保健の調査について
  • (2)旅館業法に関連する条例等についての請願

(午後1時30分 開会)

○田中(耕)委員長
 ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で障害者福祉課長、保険年金課長及び子ども家庭支援センター所長が出席いたしますので、御了承願います。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えております。

 なお、内容につきましては、第四回定例会での委員長報告で報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○田中福祉保健部長

 1 災害弔慰金の支給等に関する法律等の一部改正に伴う償還免除事由の追加等について(資料1)

 2 福祉施設の指定管理者の評価結果について(資料2)

 3 障害基礎年金手続の誤教示による不要支出に対する損害賠償について(資料3)

 4 要保護児童の早期発見と児童虐待の未然防止に向けた情報共有等に関する協定の締結について(資料4)

以上4件報告

○田中(耕)委員長
 ありがとうございます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時39分です。自由民主党80分、公明党40分、新風会40分、子どもを守る会10分、新青会10分、維新の会10分となります。

 なお、持ち時間につきましては、この後の議題である請願審査の時間も含まれてございます。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 順次発言を願います。

○竹内委員
 それでは、私は、資料2から2点質問をさせていただきたいと思います。

 1点は個別評価の部分で日本橋高齢者在宅サービスセンターについて、そして、もう一点は総合評価の結果の部分についての質問をさせていただきます。

 この指定管理者の評価というのは、過去数年さかのぼって見せていただきましたが、年々、前年度の評価からほぼ下がることなく、皆さん、取り組んでいただいている高い評価の結果に対して、次年度の取り組みをしていただいているという様子がうかがえます。また、評価の点においても、行政側の評価、そして第三者からの評価、そして利用者の満足度など、多数の意見が反映された評価の結果と受け取っております。

 そこで、日本橋高齢者在宅サービスセンターについて、評価の配点等を拝見しておりましたら、ページ数でいいますと61ページの安全対策について、また、その次のページ、62ページの危機管理体制の評価のポイントだけが、どうも数年間3という評価で数値の推移に変化がないという部分と、危機管理体制においては、4と3を行き来しているような状況です。その内容は前年度の評価に対してマイナス点だった部分を解消しているような様子も見られて、改善されている部分もあるんですけれども、高齢者の住宅という点においては、安全対策と危機管理という重要だなと思われる部分に対しての評価の推移がずっと変わっていないということに対して、どのような捉え方をなさって、また御指導等をされているのか、お考えを伺えたらと思います。

 一方で、総合的な評価結果に対してですが、得点が、先ほど説明がありました80点以上がA+として評価をされているという中で、一番下の点数で82点、そこから一番上の点数で92点という10点ほどの幅がある中で、全てがA+という評価がついております。このあたりの考え方について、10点の幅がある中で、全てが結果としてA+となっている評価の方法についての御見解をお示しください。

○清水高齢者福祉課長
 私からは、日本橋高齢者在宅サービスセンター、いわゆるデイサービスの事業所についてでございます。こちらの安全対策と危機管理体制の評価が3でございまして、要因は何かというお尋ねでございます。

 まず、安全対策のほうでございますが、こちらは、委員のおっしゃるとおり、改善点も見られるというところを前段に記述してございます。一方で、ここにあるひやりはっとの事例を共有して意識を高める努力を行っているということはあるんですけれども、例えばひやりはっとでも、重要度が高いもの、それから緊急性があるものとか、そういった区分を、通常、こういった施設ではやっているはずで、ここも、やってはいるんですけれども、まずひやりはっとの事例は何でも挙げるというような姿勢で取り組んでいるところです。

 ただ、そういったところを一歩進めて、類型ごとの対応をもうちょっと体系化できないかというのを、実は、昨年も指摘したところでございますが、やはりそこのところは、指定管理者としては一定の努力はしているんですけれども、明文化という点で、まだまだ進んでいないというところでございました。現在、私どもの区立施設で特養ホームにもデイサービスがあるんですが、そういったところとの勉強会を日本橋高齢者在宅サービスセンターも実施してございます。他の施設のノウハウをうまく活用して、そういうところに向けて進めるようにというところで、我々とともに、今、検討をしているところでございます。取り組みそのものは、一定程度、事故とかにつながらないようにしているところでございます。

 また、危機管理体制のところでございますが、こちらは、AEDとか消火器の設置、場所の共有につきましては、徹底されていた。昨年指摘されたところは徹底されたところでございますが、私どもがヒアリングで赴いたときにチェックをしたところ、私ども区もそうですが、緊急連絡先という一覧表みたいなものはちゃんと持っているんですけれども、それを職員がすぐ見られるところに置いていなかったというところを指摘いたしました。指摘した以上、私どもは点をあげるわけにはいかないというところで、もう改善はしているんですが、このような点にさせていただいたところでございます。こうしたことから、やはり我々が改善を求めたところは確実に改善をしていただくというのが加点の最低条件だろうというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○春貴管理課長
 私からは、一次評価における、いわゆる総合評価のランクについての現時点の考え方という御質問でございますので、そちらについてお答えさせていただければと思います。

 まず、一次評価につきましては、サービスの提供、事業運営、利用者の満足度の3つの分類に対して、20項目のそれぞれ評価項目が設定されているところでございます。その20項目の評価項目につきましては、適切であるの中位を3点とし、上位、優れているを4点、また最上位の特に優れているを5点という形で採点をしているところでございます。

 総合評価につきましては、そこでそれぞれ評価いたしました評価点の合計として、指定管理者の運営やサービス水準がどのような水準にあるのかというところを指標で示しているという考え方でございます。

 まず、中位であるB評価でございますけれども、これは適切であるということで、全て例えば3であった場合については、それに相当するようなものについてはB評価、また、A評価のすぐれているという上位の評価につきましては、半数以上で4のすぐれているというものがついているというところが求められているレベルにあるというところで、A評価というふうにしているところでございます。また、最上位の80点以上につきましては、A+と評価しまして、これは、それぞれの個別の評価で全てがすぐれている以上に相当するようなレベルということで、いわゆる5段階の合計から求めているという現時点の考え方は、そのような状況で評価をしているところでございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 日本橋高齢者在宅サービスセンターにおいては、この得点3の安全対策ですとか、危機管理体制に対しては、理事者からのアドバイス、御指導があって、なおかつ研修を受けていただくなど、ほかの施設のいい部分も取り入れた上での次年度へ向けた改善ということに心がけていただいていることを伺いまして、安心しております。

 福祉ですとか、高齢者にかかわる事業においては、本当に全てにおいて人員の確保ですとか、安全対策など、おろそかになりがちな部分というのもありますけれども、常にこのような評価の中で適切な運営がなされているというところを伺いまして、引き続き指定管理者への管理と評価等をよろしくお願いいたします。

 あと、総合評価についてですが、例えばA+の80点以上という評価になりますと、5が多数ある中、4がない状態で5と3だけで総合点数で80点を超えるというケースも出てくるかと思います。点数においては、もちろん、3の評価が出ているから不適切であるかというと、そういう評価ではないということは十分承知しておりますが、例えば90点台というところは非常に努力を重ねた上で90点という得点に至っていると思います。では、80点のところが手を抜いているかといったら、もちろん、そうではないです。施設の事情ですとか、そのときの状況に応じて違いは出てくると思いますが、結果的に非常にすぐれているという評価で出てくる部分に関しては、例えば一定基準の中で4と5が多いではなくて、3が含まれないことが条件であるですとか、頑張ったものが見えるといいますか、私たちは、この細かい評価も見た上で、そのような取り組みだというのが把握できますが、第三者の一般の方がこの評価の結果だけを見ますと、恐らくどこに差があるかが明確にならなくなってしまうという点では、評価の仕方に対して、もう少し検討がなされてもいいのかなと感じるところではございます。

 ですが、このような評価のもとに、適切な区の施設の運営がなされているということは大いに評価をして、今後の検討をお願いしたいと思います。ありがとうございました。

○高橋(ま)委員
 お願いいたします。

 私は、資料2と4から幾つか質問させていただきます。

 まず、資料2につきまして、細部になりまして恐縮ですが、お尋ねいたします。

 ページで申し上げますと20ページ、施設で申し上げますと、晴海こども園でございます。

 4の評価委員会評価の部分で、一番最後の項目、苦情対応のアンケート結果が気になるということで書かれておりました。ほかの施設においては、この委員会評価と評価のポイントとを対照して、わかる表現が多かったのですが、こちらについては、含みがございましたので、この点、具体的にどういったことか、お聞かせいただきたいと思います。

 こちらの施設においては、項目の上から2つ目で、人員配置が改善されというところで、こちらについては、所管課評価結果の項目で、年度途中で退職される方が多かった平成29年度に対して、30年度はそういったことが少なかったということで、その点については対照して、わかりましたが、総合的に気になるという点はどういったところかを聞きたいと思いました。

 もう一施設、37ページ、佃児童館について書かれております。

 今年度、台風の影響があったということで、今、いろいろと体制を整えていらっしゃるところだと思うんですが、現時点での今後の利用等のスケジュールについて、利用者の皆様や登録の方々に御案内されている情報もあるようですが、現時点での最新情報について、この場でお聞かせいただきたく、お願い申し上げます。

 続きまして、先に質問をさせていただきますが、資料4につきましてお尋ねいたします。

 こちらは、中央区要保護児童対策地域協議会を設置しというところを概要で御説明いただきました。こちらの設置要綱を拝見いたしましたところ、代表者会議と実務者会議、個別ケース検討会議の設置というものが書かれておりまして、要綱では、代表者会議が年に1回、実務者会議が原則は3カ月に1回、個別ケース検討会議は必要があると認めるときという表現がなされていました。具体的に、本年度の開催実績がございましたら、お聞かせいただきたく思います。

 また、資料4の別紙となっておりますが、協定書案が添えられていました。こちらの中から具体的に申し上げますと、例えば第3条の項目ですけれども、こちらの中で、甲及び乙はと続いておりまして、必要と認めた場合は、照会するといった内容になっております。これ以下の項目もこういった表現が多いんですけれども、やはり虐待の早期発見や未然防止というところで申し上げますと、及びというところで、どちらというところではないので、どちらも認めなかった場合もしくは気づけなかった場合というところが一番抜け落ちとして心配されるところです。両者ができるという含みを持たせた協定書もしくは条文だと思うんですけれども、この抜け落ちがないというところにおいて、どのような配慮をされているかというところを具体的に聞かせていただけたらと思います。

 資料4に関しまして、3点目、最後になりますが、児童相談所設置への現在の考え方や今後の方向性につきまして、もう一度お聞かせいただきたく思っております。

 以上、資料4に関しては3項目お願い申し上げます。

○溝口子育て支援課長
 私のほうから、資料2の晴海こども園の苦情対応についてでございます。

 評価委員のほうから苦情対応のアンケート結果が気になるというコメントをいただいておりますが、こちらは、その前ページ、19ページの3利用者の満足度の③苦情対応の項目についての評価をいただいているところでございます。

 こちらの苦情対応でございますけれども、アンケート調査で苦情対応に関する複数の設問項目について、61.4%が肯定的な意見であるが、相談窓口があることを知らなかったという意見も依然として多いという中で、苦情対応の窓口でございますけれども、入園のしおりの中にも記載してございまして、入るときには皆さんに園のほうで御説明しているんですが、やはり日常的に目につくところになかったりすると、それがアンケートでは知らなかったという御回答もいただいているというところで、そちらについては、今回、評価のほうでもいただいております。入り口のところにも第三者の問い合わせ先の電話番号も掲示しておりまして、また、園の中にも苦情対応の意見をいただくボックス等も設置して、今、対応しているところでございます。

 また、アンケート調査の自由意見で、1件でございましたが、苦情を言ったけれども、すぐに対応してもらえなかったというような御意見もいただいていたところから、私どもの一次評価でこのようなコメントを出させていただいて、委員から今御紹介ありました20ページの評価をいただいた次第です。

 以上です。

○阿部子ども家庭支援センター所長
 私からは、まず佃児童館の現在の利用状況ですとか、今後のスケジュールといったところをお答えさせていただきます。

 10月の台風19号の被害によりまして、現在3階と4階が利用不可能になっておりまして、一般来館の受け入れは行っていないところです。ただ、学童クラブにお子さんを預けている方に関しましては、すぐに対応しないといけないということで、10月12日に被害を受けましたけれども、10月15日から学童クラブの受け入れを始めました。ただ、まだ1階、2階の安全確認ができていなかったので、月島児童館と新川児童館それぞれに振り分けさせていただいて、それぞれで受け入れをしたところです。

 1階、2階については施設の安全確認がとれましたので、10月21日からは佃児童館の2階部分で学童クラブを再開いたしまして、天気のよい日であれば、外の公園を使ったりですとか、また、隣の佃島小学校のクラブハウスを年内貸していただけるというところで、そちらにつきましても、子供の希望をとって、そちらに行きたい子はクラブハウスの中で鬼ごっこですとか、運動系の遊びをしたりしているところです。また、学童クラブは午後からなので、午前中、週3回ですけれども、乳幼児クラブを10月下旬から再開しております。

 今後、児童館発表会という全児童館合同の発表会がありまして、そちらに出るダンスサークルは11月1日から練習を再開しています。こちらはクラブハウスをお借りしております。11月8日からはバンドサークルを再開していまして、バンドのスタジオにつきましては、2階部分ですので、そちらは使えるということで、バンドサークルも再開しております。

 今後ということですけれども、今のところ、工事を随時進めているところで、お隣の佃島小学校を改修していた業者にすぐに入ってもらい、比較的早急な対応ができたところですが、まだ具体的なスケジュールは出ていません。今後も、3階や4階部分の安全確認ができ次第、順次使える場所を広げていきたいと思っております。今のところは、年度内には工事等が全て完了する見込みでやっております。

 続きまして、資料4の協定書です。

 要保護児童対策地域協議会の中の会議が3種類ございまして、代表者会につきましては年に1回、今年度につきましては5月に開催しております。実務者会議につきましては3カ月に1回ということで、年間に4回やる予定ですが、今のところ、今年度は11月までで3回行っております。個別ケース検討会議は個別のお子さんに関しての検討会議で、随時開くというところで、今年度の集計はまだしていないですけれども、昨年度につきましては、21回開催しているところです。

 次に、協定書の中の必要と認めた場合というところですが、虐待について、その発見がおくれるですとか、そういった抜け落ちがないような配慮というところです。

 協定を結ぶことで、より早い時点での虐待の未然防止ができるようにはなるんですけれども、従前から、私ども子ども家庭支援センターでは、学校や保育園ですとか、また近隣にお住まいの方などから相談や通告を受けましたら、すぐに、48時間ルールとよく言うんですけれども、48時間以内に、虐待が疑われるお子さんの安全確認を行っております。直接会えない場合は、実際、そのお子さんが通っている学校とか保育園とかを訪問したりして、そちらの職員の方に確認していただいたりなどして、必ず確認を48時間以内にやっております。今後も、そちらについては、引き続きやっていきたいと思っております。

 児童虐待の一義的窓口ということで子ども家庭支援センターでやっておりますけれども、重篤なケースと見なされます場合は、東京都の児童相談センターとも連携してやっておりますし、私どもは、児童相談センターですとか、警察ともふだんからしっかり連携しておりますので、すぐにこちらも動けるような体制を整えております。

 児童相談所の設置の考え方です。

 区としましては、以前、平成36年度に児相を開設予定ということでお話をしてきたところですけれども、今のところ、その予定です。平成36年度、令和6年度開設予定としておりますけれども、現在、設置場所は未定となっております。こちらでは、人材の育成ですとか、確保が大きな課題となっておりまして、今のところ、複数の区で人員の確保が困難ですとか、職員の育成に相応の時間を要するということから、開設時期を当初よりおくらせているような区もあります。本区での児童相談所の設置につきましては、まだ具体的なスケジュールはお示しできない状況になっております。

 ただ、だからといって人材育成とか確保を何もやらないということではなくて、平成29年度から子ども家庭支援センターの職員を順次増員していきまして、東京都の児童相談所へ区の職員を派遣するほか、東京都等が実施する専門研修を受講させるなど、人材育成に取り組んでおります。また、来年度には先行で3区が児相を開設する予定になっていますので、そういった施設規模ですとか、運営の状況等を参考にしながら、本区で開設する場合の課題整理を今後も進めていきたいと考えております。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 御丁寧に回答いただきまして、ありがとうございました。

 まず、先に教えていただきました晴海こども園の件ですけれども、苦情対応のアンケート1点に対応がややおそかったのではないかというようなところでして、私も晴海こども園の方々から、なかなか御相談が進まなかったというお話を何件か聞いたことがございまして、そういったところもあって、気になりました。現在、解決に向かって満足度が上がることを期待するということで御指導もいただいたようですので、引き続きお願いしたいと思います。

 また、この中にもありました、外部機関による相談窓口を知らなかったというもの、この冊子の中で多数書かれていまして、個別園というよりも、やはり全体的な取り組みが必要ではないかなというふうに感じた次第でございまして、改めて申し上げました。やはり園に伺っておりましても、前は割と入り口に、困ったときはとか、いろいろあったんですが、最近、いろいろ楽しい告知もふえた反面、そういった電話番号とか問い合わせ対応というところが見えにくくなっていたり、目立たなかったりというところがあるかと思うのです。新設園もふやしてきていただいている経緯もございますので、私立でなかなか地域と直接つながりがまだ薄いというふうに感じている園も含めまして、そういった全園的な対応または御指導をいただけたらというふうに思います。

 御説明にあったとおり、入園時点で拝見しましても、なかなか当事者感がないというか、困り事があったときに慌ててとかというところで問題が大きくなってしまうと非常に残念だなと思いますので、そういったところを教えていただくのを非常に期待したいと思っているところです。

 次の点ですけれども、佃児童館について御説明いただきました。やはり乳幼児クラブ、お出かけの定期的なところとして希望された方も多いですし、コミュニティもそちらで非常に温まっていますので、10月下旬からの再開というところは、非常に感謝しております。

 答弁で確認できなかったのですが、現在のあかちゃん天国の状況も伺えたらというふうに思います。私のほうで調べが足りないのですが、今伺える状況であるかというところを教えていただけたらというふうに思います。

 まず、先にそちらからのほうがよろしいですかね。では、そちらをお願いします。

○阿部子ども家庭支援センター所長
 済みません。あかちゃん天国の状況ということですけれども、ほとんどの児童館にはあかちゃん天国があるんですが、佃児童館は、実は、もともとあかちゃん天国がなかったので、そちらについては、あかちゃん天国ということであれば、他館、あるところを使っていただくという形になります。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 恐れ入ります。ありがとうございます。

 もともと設置要望を幾つか私もいただいていて、今はないということでしたけれども、新しくなるに当たって、どうかという期待のお声もありましたので、あわせて検討いただけたらというふうに思います。

 資料4の点です。

 大変細かく答弁をいただきまして、ありがとうございました。個別ケース会議が月に1回以上ということで、大変な業務を進めていただいているというふうに伺って、よくわかりました。

 また、児童相談所設置についての点ですけれども、やはり人材確保というのは東京都全体、また国としても大きな問題であるということと、スーパーバイザーとか、そういった特殊な資格については5年以上の研修ということですので、現在、平成36年度というところを受けて令和6年度内の設置ということでしたが、29年度からの取り組みを非常に心強く思っております。

 一方で、保育士も同様ですが、採用の計画とか、都で経験をされている方が異動で中央区に来るということではなくて、区内でどうするかというふうに、単一施設になると、その人材育成や情報というところで非常に心配されている点もあるということでしたので、今後、そういった研修に引き続き注力をお願いしたいということで要望をさせていただきます。

 また、今回伺いましたのは子ども家庭支援センターについてというところも含めてですけれども、現在、こちらで児童相談所設置までは引き続き一元的に扱っていただいているということで御答弁もいただいたんですけれども、相談所設置に際しまして、両方を生かしていく方向なのか、もしくは一体化するかとかいったところが、もし具体的に決まっているようでしたら、お聞かせいただきたいと思うのですが、現時点ではいかがでしょうか。

○田中福祉保健部長
 児童相談所の開設に伴いまして、子ども家庭支援センターをどうするか、これは23区の中でも対応はばらばらになっています。同一のものとして整備するところと、今までどおり虐待に関する相談は児童相談所で、子育てに関する相談については子ども家庭支援センターで役割分担を行うといったようなところがございます。本区におきましては、現状の規模の中で児童相談所と子ども家庭支援センターの2つを持つことが有効かどうかという部分も含めまして、検討しているところでございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。やはり面積的にもそうですし、立地が不便ですと、すぐの対応が難しいというところも含めて、悩ましいなと思っていましたので、引き続き進捗や考え方をお聞かせいただけたらと思います。ありがとうございました。

○小坂委員
 この部署におきましては、健康福祉まつりの成功や、また、今一生懸命やっていただいている中央区保健医療福祉計画、また子ども・子育て支援事業計画と、大変重要な計画の立案、大変お疲れさまでございます。審議におきましても、中央区保健医療福祉計画における地域福祉専門部会という重要な、地域でどうするかとか、そこら辺の難しいところから深めて審議されていて、大変感謝申し上げます。また、11月は児童虐待防止推進月間であり、それへの取り組みということで、もろもろの取り組みに感謝申し上げます。

 質問に入りますけれども、まず資料2において、これら施設の中で、福祉避難所になる施設もございます。そういうことからすると、その施設となるという観点からの評価も必要なのではないか。既に入っているなら、入っているでいいんですけれども、このあたりを評価の中に入れているかどうかを教えてください。

 2点目が、資料4のところで警察と子ども家庭支援センターとの情報共有でございます。

 もし警察が児童相談所に情報共有したら、子ども家庭支援センターには来ないとか、そういう事例は起こらないと考えていいのかどうかだけ教えてください。

○春貴管理課長
 指定管理者評価において福祉避難所としての評価を入れるべきかという御質問でございます。

 指定管理者の評価制度につきましては、もともと指定管理者の導入目的でございます、いわゆる民間のノウハウやアイデアを活用してサービス向上を図っていくこと、また効率的な施設運営ができていること、こういう目的で指定管理者を導入していることから、その目的が達成されているかを評価していくという内容でございます。また、現在の指定管理者の運営、サービス水準をさらに上げていくということで、評価委員会などの委員の皆様から御意見をいただいて、今後の運営に活用していくという観点から評価していくということで実施しているところでございます。福祉避難所の観点については、そういう意味合いからすると、少し外れるのかなということで、現時点では考えていないところでございます。

 以上でございます。

○阿部子ども家庭支援センター所長
 私から、資料4の警察と子ども家庭支援センターとの今後の連絡というか、情報共有についてです。

 基本的には、児童相談所のほうが権限を持っているといいますか、立入調査とか一時保護ですとか、そういった行政処分は児相でないと行えませんので、警察から直接児相に連絡が行って、私どものところに来ないという場合もあり得る話です。どちらかというと、私どもが想定しているのは、例えば中央区は高層マンションが多いので、泣き声が聞こえるといった110番通報がありましても、発生場所が特定できない。そういったときに、児相のほうでは、住民票の情報ですとか、すぐそばにいませんので、地域のことがわからないというところから、子ども家庭支援センターに通報場所付近の子供の居住実態の有無などを照会したりして発生場所を特定するといったようなことで、情報共有によってということになります。児相に行った場合でも、そんなに重篤なものではなくて、こちらの子ども家庭支援センターで動いたほうが早いとか、すぐ対応できるものであれば、児相から連絡が来る場合もありますけれども、児相のみでできてしまうというか、一時保護ですとか、処分のようなことは児相で直接やってしまって、こちらに必ずしも連絡が来るとは限らないこととなっています。

 以上です。

○小坂委員
 今後、福祉避難所の観点も危機管理の評価項目の中に入れたりとか、可能かもしれませんので、また御検討をお願いします。

 また、児相と子家センと警察は3者で情報を共有しておいたほうがいいのではないかというところで、また御検討いただければと思います。

 終わります。

○田中(耕)委員長
 それでは、報告事項に対する質疑を終了いたします。

 次に、議題1、福祉及び保健の調査について御質問のある方は挙手を願います。

○高橋(ま)委員
 たびたび恐れ入ります。お願いします。

 11月8日にホームページで公開されました本年、2019年8月の区長への手紙を拝見いたしました。8月15日のところで2件ございましたのが、一時預かり保育の予約は並ばなくてはならないんですかという項目が続いております。

 こちらを一部読み上げさせていただきますが、順番待ちをする親子に熱中症が心配されます。自宅のパソコンなどから操作できる予約システムの導入を検討してください。次の方について、猛暑の中、並ぶのは熱中症の危険もあります。最新の情報が必要なら、ネット予約システムを導入して入力すればいいのではないでしょうかと上げられております。私も9月の一般質問にて、こちらの項目については細かく問わせていただいたのですが、現在もこのお問い合わせは続いているという状況が確認されました。そして、15日の受付日であったようですので、並ばれた方々からの直接的なお声ではないかなというところで、非常に重要な問題だと思っております。

 この返答の中で、暑い中で順番待ちをされている状況は、今後対応を検討しますとありますが、この8月から二月弱たっているところで、現在の検討された状況について、まず御報告いただきたく思っております。よろしいでしょうか。お願いします。

○阿部子ども家庭支援センター所長
 一時預かり保育の区長への手紙に対する対応ということですけれども、確かに、8月については本当に気温が高く、早い時間から並んでいる方、施設の中はまだ冷房とかがついていないようなときから並んでいらっしゃるというところで、熱中症の危険などは確かに心配で、おっしゃるとおりというところで、何とか私どもも考えなければいけないとは思っております。その後はそこまで気温が高くならなかったので、今年度については特に熱中症の対応というのは行っていないんですけれども、来年、また夏の期間に関しましては、まだ検討中ではあるんですけれども、もう少し早い時間に施設の中に入れるようにするですとか、もう少し涼しいところでお待ちいただけるようなことは考えていきたいと思っております。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。

 その後、熱中症の心配はないということだったのですが、私も一般質問の際に申し上げたんですけれども、毎月、今、100名近くの方が並び、整理券を受け取っている状況というのは変わっていないというのを、子ども家庭支援センター所長からいただきました実績にて確認をしております。利用者の方々からは、寒いと、朝、暗い中からずっと外で待つのもつらいというお声も同様にいただいてまいりましたので、暑さだけではなく、お子様を抱えて長時間並び、3度か4度子ども家庭支援センターに行き、自宅に帰るとか、あかちゃん天国で長い時間待つとかいった状況への対応を区民の皆様は期待されておりますし、必要ですし、ここでは危険性も問われておりますので、熱中症に対応すればいいということではなく、やはり全体的なところで、もう一度検討を進めていただきたいというところで質問させていただきました。

 具体的には、例えば業者を選定しているとか、見積もりをとったとか、そのためのインフラ環境の確認をしたとか、そういった具体的な御答弁をこの場ではお聞きしたかったというのが本当のところです。8月のお手紙でございまして、私も9月に問わせていただいた経緯もございます。この11月の時点で、熱中症の心配はないという御答弁に関しては、残念だなというふうに感じますので、引き続き具体的な検討をお願いしたいと思います。

 続きまして、同じ区長への手紙の中で、人形町保育園のプールが複数回利用できなかったということで、お子様の環境に関する不安のお声が数件ございました。ことし、かなり猛暑で、実際にできなかったという園は、人形町保育園のみならず、私も多くお聞きしてまいりました。こちらの回答についてですが、10月10日に関係者の会議、意見交換の場を設けたというふうにあるのですが、プールの時期、やはり皆様、7、8月ですので、その間ではなく10月になってしまうというところでいうと、どういったお話の流れがあったのかなと思うんです。お子様が日々成長されている中で、この半月もしくは1カ月といったことに不安や不満を抱えていらっしゃる方々と、先ほどもありましたけれども、どのように即時に対応していくかというところが、ここでも問われていますし、10月10日に意見交換がされたというところで、やはり心配に思っております。

 以前、別のところですが、区内の保育園で年長児が、この半年間の中で8回しかお散歩に行けなかったという実績を伺ってもございます。それぞれの個別の事情はあると思うのですが、今悩んでいることとか困っていることで、しかしながら、園の先生方は非常に頑張っていらっしゃるので、とても園の先生には言えませんというお声も聞いているんです。お子様は日々育っているものを、どのぐらい見て、守れるかというところもあるんですが、なるべく抱え込まずに、あす、もしくは来週どうしたらよくできるかということを一緒に話し合っていけたらとも思うのです。こうした話し合いの場をどのように持っていったらよいというふうに考えていらっしゃるかということと、御提案がございましたら、お聞かせいただきたく思います。お願いします。

○溝口子育て支援課長
 区長への手紙を初め、保護者の方とどのような意見交換、また情報共有をしていくかという点でございます。

 まず、一義的には園で、やはり担任の保育士もおりますし、副園長もおりますので、やはり一番現場をよく知っていて、またお子さんの状況、また園によりまして定員も全然違いますし、同じ歳児クラスでも、その年度の園児の構成で男女比、また子供の発達状況もさまざまなお子様をお預かりしていますので、やはりそのときそのときの対応でやっていくものかなと。また、保護者の方もいろいろなお考えの方がございますので、そういう中で一つ一つ解決を図って、お互いに信頼、理解をしていくというやり方が重要だと考えております。

 人形町保育園のケースでございますが、こちらは8月の終わりから、また9月に入りまして、もうほとんどプールの時間が運動会の練習に切りかわってというところで、結果的に余り入れていなかったということで、複数の方から区長への手紙、多分園のほうにも言ってはいたようですけれども、区のほうにも直接何件かの保護者の方からいただきました。いただいた皆様には、事前にこういう日程でということで、夕方になりますけれども、お仕事を皆さんされていますので、急に来週というと都合がつかないですから、御意見をいただいた方にできるだけ御参加いただけるようにということで、ちょっと先に、保護者の方も、もうことしのプールというのではなくて、来年に向けて、ぜひということで、意見交換会を、そのときは私と係長と園の園長と職員で、園に掲示もした上で、御出席いただける方はという形で開催させていただきました。ちょっと時間を置いておりますが、御意見をいただいた方にも連絡をさせていただいての日にちの設定でございます。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。

 人形町保育園については、来年度に対応するための前向きな話し合いだったということで、非常に意義深い場となったと思います。御対応ありがとうございます。

 意見の中でもあったのですが、園庭での水遊びもできず、外出も、熱中症の懸念があり困難というところで、運動不足になりますというところで、やはり御家族やお子様は2カ月間くらい、7月から8月までの実施期間、きょうもできなかった、きょうも遊びが足りなかったとか、運動量が足りないので、十分な睡眠になかなか至らないとか、そういったことを2カ月間抱えていらっしゃったことを声にしていただいたと思います。対応については、10月で知った時点から十分速やかであったと思うんですが、その2カ月にどうしたら寄り添っていけるかというところは、私も課題だなというふうに思っております。

 おっしゃるように、個別に対応できればいいのですけれども、先生にこれ以上言いづらいというところもありまして、どのようにそのお話を聞いて、先ほども申し上げましたが、すぐ来週どうよくしていくかというところを考えられたらというところで、今後、お知恵を拝借してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。

 以上です。

○小坂委員
 まず、児童虐待関連です。

 子ども家庭支援センターの皆さんが児童虐待等で接する場合、問題となる法的な事柄が多数出るところからすると、法的事項に関しての相談体制があったほうがいいと思いますけれども、その場合、子ども家庭支援センターの方々がたやすく法的相談サポート支援を弁護士さんから得られる状態にあるのかどうか、教えてください。

 それと、子供の権利が守られているかに関して、第三者機関が子供の立場に立って、その保護が適切であったとか、分析する必要性があると言われております。親は闘う手段もあるし、保護する側の児童相談所もそのような保護をしていくということがありますけれども、子供の視点に立った第三者機関の設置も大事であると、厚労省あたりからも言われておりますけれども、そのあたりの第三者的な機関の設置とか、子ども家庭支援センターの視点として考えられているのかどうか、教えていただければと思います。

 それと、2点目が、親亡き後の支援ということで、群馬県においては、親しか知らないような内容も書き込んで、親亡き後にそれらの情報が引き継いでいけるように、ぐんまちゃんあんしんノートと言われるノートがあります。そのような、親亡き後を考えた支援ノートの作成をしていく考え方はあるかと思うんですけれども、そのあたりの対応がとれているかどうか、教えていただければと思います。

 以上です。

○阿部子ども家庭支援センター所長
 まず1点が、法的事項の相談体制ということで、弁護士さんということではないですけれども、先ほどの要保護児童対策地域協議会のメンバーの中に東京家庭裁判所の方が含まれているので、法的な機関としましては、そういったところからアドバイスをいただくということもできるかと思っております。

 また、第三者機関の設置ということですけれども、特にそういった機関を設置するということの検討はしておりませんけれども、私ども、定期的に虐待に関して、本区で起きたいろいろなケースについて、ほかの区のスーパーバイザーといいますか、児童相談所で仕事をされている方からアドバイスをいただいたり、実際、児相の方にも来ていただいたりして、こういった場合はどう対応するのが正しいかとか、実際、私どもの対応がこれでよかったかどうかとか、そういったことは確認していただいておりますので、そのようなところで対応ができるかと思います。

○遠藤障害者福祉課長
 親亡き後の支援ということで、障害者に関することかと思いますが、基本的に、今、障害者へのさまざまなサービスの提供に当たっては、個別の計画を立ててございます。相談支援といいまして、これは介護のケアプランに当たるようなものでございます。こうしたところに、その方の置かれているようなさまざまな状況あるいは関係者の状況も書かれてございまして、もしそうした関係者あるいは介護者の方、家族の方に何かあったときには、どんな方に御相談をしながら支援を続けていくかというようなことが書かれてございますので、基本的にはこれをもとに、親亡き後の支援もしていくようになるかと思っております。

 引き継ぎノートというお話がございましたが、私どもとしては、それに当たるものとして、相談の計画をもとに支援をしていきたいと思っております。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれに充実を求め、終わります。

○しらす委員
 よろしくお願いいたします。

 10月27日の中央区健康福祉まつりは、晴天の中、多くの来場者が見られまして、実行委員会やボランティアの皆様、その他関係者の方々に改めて感謝を申し上げたいと思います。

 子供も大人も楽しみながら学べる有意義な催し物で、私も毎年、多くのことを学ばせていただいております。

 そこで、確認させていただきたいのですが、多くの団体が出展していらっしゃいますが、調理をした上で食べ物を提供する団体に対する検食というのは行われているのでしょうか。よろしくお願いいたします。

○竹内生活衛生課長
 確かに、幾つか飲食物を提供されているブースがございました。ただ、保健所といたしましては、それを検食するというわけではなくて、食品衛生監視員が2名で衛生状態について検査をしてきているという状況でございます。

 以上です。

○しらす委員
 以前、千代田区で健康福祉まつりの手伝いをしましたときに、数十店の調理した飲食物を提供する団体が出ていまして、その団体全てを、50グラムですか、検食していると聞いたので、中央区内においてはどうなのかと思って確認いたしました。以前、健康福祉まつりの実行委員会のときに、数年前ですが、その年もしていないという保健所の方のお答えでしたので、どうしてしていないんですかと言ったときに、中央区内では絶対に食中毒は出ないという力強いお言葉でした。中央区では食中毒が出ないというのは本当にすばらしいことだと思うんですが、どうしてそういうことになるのか、その根拠といいますか、裏づけみたいなものがあれば教えていただけますでしょうか。

○竹内生活衛生課長
 区内で食中毒が出ないという言い切りはできないところでございますけれども、昨年度、平成30年度のことでございますが、区内では食中毒が7件発生いたしました。しかしながら、その7件のうち6件がアニサキス食中毒、つまり調理の過程における衛生管理の悪さというものではなく、食材そのものに寄生虫が潜んでいたもので、残る1件につきましては、鶏肉料理において加熱が不十分であるがために、中にいるカンピロバクターという菌による食中毒が起こったという件数でございます。

 調理過程における衛生管理というのは、かなり徹底してきているところはございますけれども、残念なことに、今年度に入りまして1件、ノロウィルスによる食中毒事件が起こり、これにつきましては、以後の衛生管理を監視員が厳重に徹底するというようなことで注意しているところでございます。

 以上です。

○しらす委員
 ありがとうございました。中央区健康福祉まつりでは、調理済みの飲食物を提供する団体には検食の義務はないということで、わかりました。ありがとうございます。

 監視員の方がしっかり管理していらっしゃるということで、今後とも食中毒が絶対出ない中央区ということで、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○田中(耕)委員長
 それでは、議題1、福祉及び保健の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長
 そのように取り扱わせていただきます。

 次に、議題(2)、請願第2号、旅館業法に関連する条例等についての請願の審査について、質疑のある方は挙手を願います。

 よろしいでしょうか。それでは、本件は継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長
 そのように扱わせていただきます。

 第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長
 そのように扱わせていただきます。

 以上をもちまして福祉保健委員会を閉会といたします。

 ありがとうございました。

(午後2時37分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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