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令和元年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(11月19日)

1.開会日時

令和元年11月19日(火)

午後1時30分 開会

午後3時3分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 塚田 秀伸

副委員長 山本 理恵

委員 瓜生 正高

委員 田中 耕太郎

委員 中島 賢治

委員 高橋 まきこ

委員 高橋 元気

委員 小坂 和輝

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(16人)

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

栗原副参事(計画・特命担当)

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) 

遠藤区民部長

田部井商工観光課長

望月環境土木部長

三留環境政策課長

落合道路課長

松岡都市整備部長

栗村地域整備課長

長嶋教育委員会事務局次長

中山指導室長

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

黒須書記

秋山書記

6.議題

  • 2020年東京オリンピック・パラリンピックに関すること

(午後1時30分 開会)

○塚田委員長
 ただいまより東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日、空調が不調ということで、上着の着脱を認めますので、暑い方はどうぞお脱ぎください。了承いたします。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告をお願いいたします。

○浅沼企画部長

 1 選手村及び選手村周辺の施設等の検討状況について(資料1)

 2 東京2020オリンピック聖火リレーの概要について(資料2)

 3 折り鶴ウェーブの進捗状況について(資料3)

 4 令和元年度第2回オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催について(資料4)

 5 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)開催に伴う区の対応について(資料5)

○長嶋教育委員会事務局次長

 6 令和元年度中央区オリンピック・パラリンピック教育の取組について(資料6)

以上6件報告

○塚田委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございます。どうぞよろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時42分でございます。自由民主党62分、公明党34分、新風会34分、あたらしい中央34分、無所属10分、子どもを守る会10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○田中(耕)委員
 私のほうから、報告を中心に何点か質問をさせていただきたいと思います。

 まず、資料1についてでございます。

 選手村の準備、建設等がいよいよ佳境に入ってきたというふうに存じます。先般、都のほうからも進捗状況やセキュリティについてのお話もあったわけですけれども、改めて日程的な確認です。選手村地域に一般の方が入れなくなる、セキュリティが厳格にかかる具体的な時期がいつなのかというのをお知らせしていただきたいと思います。

 また、今回御説明いただきました選手村の中でのバスの影響ということで、テスト走行をするということですけれども、このテスト走行は選手村の敷地内でございますので、それほど影響はないというふうに考えてはございますが、このテスト走行を行う上で、周辺住民への影響や説明をどのように行っていくのかという点についての見解をお知らせしていただきたいと思います。

 続いて、資料4についてでございますが、第2回オリンピック・パラリンピック講演会ということで、今回は河合先生をお呼びしてということでございます。河合先生は、私も直接一緒に仕事をさせていただいたこともございますが、実績も人柄も人格も申し分ない方でございまして、まさにオリンピック・パラリンピックを体験されている方なので、すばらしいことだと思うんです。今回は第2回で今後も検討すると、こちらに書いてございますが、これは全何回の予定であるのか、今後の計画、見通しについて、あわせてお知らせいただきたいと思います。

 まとめて申し上げます。資料5についてでございます。

 マラソングランドチャンピオンシップについて、区の協力体制等々について御説明いただきました。改めてお伺いしたいんですけれども、非常に答えにくい点ではありますが、今回、残念ながら、マラソンの会場は札幌へ移転ということとなりまして、私自身は、個人的には大変残念でございます。区の皆様もそうですし、組織委員会や都の関係者、子供たちも含めて、都民が大変期待していたにもかかわらず、また準備にかかわってきたにもかかわらず、急転直下というところだというふうに思います。ですので、その上で、答えにくいと思いますけれども、改めて札幌移転に対する区の公式な見解がもしもありましたらば、お知らせをしていただきたいと思います。

 その上で、詳細の点ですけれども、今回のMGCの開催に伴いまして、具体的な協力、対応内容の中に公衆便所の管理等々がございます。これは具体的にどういうことをしているということなのか、単に清掃というようなお話なのか、それとも不審物等がないというようなチェック等も含めて、もっとさまざまなことを行ったのか、お手洗いのところだけ少し気にかかりましたので、公衆便所の管理とは具体的にどのようなことを示しているのかについてお知らせしていただきたいと思います。

 まず、以上の点についてお願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 順次御質問にお答えさせていただきます。

 まず、資料1の大会期間中のセキュリティの時期でございます。

 恐れ入りますが、資料1-1で記載をしてございます。これは組織委員会がつくってきた資料でございますけれども、上から4段目のところ、セキュリティ対策ということで、進入禁止・通行規制(6月下旬~9月上旬)という記載がございます。この間に、先般から示されてございますセキュリティフェンス、メッシュのようなフェンス、高さ3メーター程度と聞いてございますが、そういったものが設置され、そこの中には入れないというような状況が予定されるというふうに聞いてございます。

 また、その次、バスのテスト走行での地域への影響、それから地元への周知というところでございますけれども、こちらにつきましては、来年の5月上旬から6月下旬にかけて、これは自動走行の車ということですので、当然、万が一があってはいけないということから、規制をかけた上で、公道でテスト走行をするということでございます。こちらについては、当然、所轄の警察等の許可を得ながら実施することが予定されているわけでございますけれども、間近になる前の段階では、当然、地域の方にも御案内をした上で、こちらのテスト走行を実施するということになってございます。

 それから、次に、資料4の講演会につきましては、これまでも年に2回の実施をしてございます。今回が今年度2回目になりますので、河合さんの講演をもって今年度は終了するわけでございますが、来年度、いよいよオリンピックの年でございますので、来年度も引き続きこの講演会をやってまいりたいというふうに考えてございます。

 それから、最後に、マラソンコースの件でございます。

 今、委員からも御案内ありましたとおり、本区としましても大変残念な結果ではございましたけれども、こちらにつきましては、東京都、それから組織委員会がIOCの方々と協議をし、結論に至ったものというふうに感じているところでございます。区としましても、それこそ日本橋や銀座、また江戸以来築き上げてきました歴史と文化の町並みを世界に披瀝する絶好の機会だというふうに認識していたところでございます。ただ、先ほども報告させていただきましたとおり、パラリンピックのほうは予定どおり行われるというふうに、今のところ聞いてございます。ですので、この機会にぜひともそういった部分を改めて世界に対してもPRをしてまいりたいというふうに思ってございます。

 以上でございます。

○三留環境政策課長
 私からは、公衆便所の管理についてでございます。

 東京マラソン等でも対応してございますが、沿道もしくは沿道付近の公衆便所につきまして、皆様に使っていただくように、トイレットペーパーであるとか、そういったものの不足がないようにする、もしくは事前に点検をするというような対応をさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございます。

 セキュリティの時期については、済みません、私の読み込みが不足していた点もありますが、以前から6月の下旬、大会の一月前程度からというお話は聞いてございまして、変わらず6月下旬という大体のところで、このあたりで厳しい規制がかかるということでよろしいんでしょうかね。わかりました。

 また、選手村の中のバスについては、自動運行のバスということで先進的な取り組みを示す機会なんだというふうにも思いますが、今、警察の協力等も仰ぎながらということでございました。現在住まわれている方もいらっしゃらないので、特別なことがなければ、このあたりに近寄る方は少ないわけですが、今お話を聞いた限りですと、少し新しい取り組みということになってくると思いますので、御案内や安全面に関しては、区も積極的に協力、関与していっていただければと思います。

 講演会やMGCへの対応については、おおむね了解をいたしました。

 最後に、資料6にも関連してまいりますが、オリンピック・パラリンピック教育について1点お伺いしてまいります。

 先般から御案内もいただいておりますが、本区の公立学校は夏休みを1週間程度前倒しして、8月の最終週にパラリンピックを中心に見学等々に行くという計画を伺ってございます。その取り組み自体は、オリンピック・パラリンピック教育という点で大変重要なことだというふうに思うんですけれども、一般の区民の方や保護者の方から問い合わせをいただく件といたしまして、まず子供たちの安全管理です。

 会場への移動、今回、オリンピック・パラリンピック各種競技ともに現地へのバスでの乗りつけは原則禁止というふうに聞いてございまして、会場等によっては、最寄りの駅や最寄りのバス停等々からかなり歩くことが予想されてございます。8月の下旬ということでございますので、まだまだ暑い日が続くと予想されておりまして、ふなれな、また、当然、人が多くいらっしゃる会場へ移動するので、小学生を中心にリスクが大変大きいのではないかというふうに懸念されてございます。その点について、安全管理、移動管理について御見解をお知らせしていただきたいと思います。特に、熱中症対策など、子供たちが体調を崩した場合に、非常に混み合った、教員も初めて行く会場等で、さらに限られた人員で、迅速な対応が果たして可能なのかどうか。

 また、さらにもっと大きな話になってしまいますが、リスクとしては、当然、見学に行っている際に、あってはならないですけれども、大規模な地震等の災害のリスクも、最悪の事態としては考えなければなりません。通常の遠足や修学旅行以上にリスクを伴う点もあると思いますので、まず万全を期していただきたいという意味も込めまして、そこの見解、考え方、また現段階での計画についてお知らせをしていただきたいと思います。

 また、具体的な概要として、これは区立学校全校で計画ということでよろしいのかどうか。また、その頻度です。各学年や各クラス1回程度なのか、また場合によっては2回以上に及ぶのか、また、どこの会場へ行くのかについても、現段階でわかっていることがあれば、お知らせをしていただきたいと思います。

 以上、お願いいたします。

○中山指導室長
 パラリンピックの観戦というところでございますが、まず移動手段については、以前にもお答えしておりますが、バス、それから公共の交通機関、そういったもので、各校でどのように行けるかというところで検討しているところでございます。バスも考えてございます。ただ、委員が先ほどおっしゃったように、どこまでバスが近づけるかというところについては、まだ詳細について都のほうから情報が来てございませんので、どこまで行けるかというところも配慮しながら、公共の交通機関なのか、バスなのか、考えていくところでございます。

 そして、熱中症対策につきましては、現在のところ、水筒を携帯して水分をしっかりとるであるとか、また保冷剤であるとか、そういったものについては、学校のほうに推奨してまいります。今のところは、運動会等と同じように、学校としてどのようにやっていくかという助言をしていこうというふうに考えてございます。万が一、とても暑くて観戦場所まで行けないとか、観戦場所で観戦するのが難しかったり、またはほかの災害、風水害等があった場合には、当日のチケットのキャンセルは可能でございますので、そこら辺は、とても危険な日だということであれば、朝の段階でキャンセルをして中止をする場合もございます。

 あと、それぞれの子供たちが何回行くかということでございますが、これについては、それぞれ1回ということになります。2学年ずつ、会場と日時を割り振られている案が東京都から来てございます。それで割り振られたところで各学年の子供が1回ずつ行くような形になります。

 会場等については、今、案としては来ているところですが、まだ決定してございませんので、答弁は差し控えさせていただきます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 私自身は、オリンピック・パラリンピック教育ということで、今回御案内ありましたように一校一国運動を初め、各国の選手たち、また国際理解のため、またスポーツ理解のために子供たちに観戦に行っていただくというのは非常によいことだというふうに思っておりますし、区として、夏休みを1週間前倒ししたという決断に対しては、評価したいというふうに考えております。

 一方で、やはりどうしても安全面の管理や、子供たちを連れていくということで、残念ながら、否定的な方からは強制的に動員しているのではないかというような批判的な御意見があるのも事実だというふうに思います。ですので、そういった御批判をしっかりと受けとめていくためにも、安全管理と今回の措置、見学、観戦に行くという意味を、子供たちはもちろん、保護者の方にも丁寧に伝えて、非常に価値のある教育活動の一環なんだということを周知徹底し、また、今の段階から安全面も万全の態勢を期していただきたいというふうに思います。脅かすわけではありませんが、保護者や世間で見ている方の中には、残念ながら、冷ややかもしくは冷たい目で見ている方もいらっしゃるというのが現実だと私は個人的に感じておりますので、くれぐれもその点に留意した上での万全の対応をお願いして、質問を終わります。

○中島委員
 私からは、議題からお聞きしたいと思います。

 以前から晴海通りを何とかアピールしたらどうですかという話をずっとさせていただいているんですが、今回、オリンピックのマラソン会場が札幌に移ってしまったということで、なかなか力が入りづらいものになってしまったなと。そんな中で、選手村を抱える中央区として、やはり何といってもメーン通りは晴海通りだろうというふうに思っているんです。晴海通りでいろいろ企画はお考えになっているんだと思うんですが、それとともに、晴海通りのデコレーションをどのように考えているか、お聞きいたします。

 以前、2016年のとき、檜原村の木でつくったプランターに花を飾ったり、事前に横断幕をつけたりとかして、少しでも機運を盛り立てようというような話があったと思っているんです。実際に、今回、オリンピックがスタートしたときに、晴海通りのデコレーションは重要なアピールになるだろうというふうに思っていますが、その辺のお考えもお聞かせいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 晴海通りについてでございます。

 これは、委員から前回もお話しいただいたところかと思ってございます。本区としましても、中央区のおもてなしの姿としまして、晴海通り、また中央通りにつきましては、おもてなしロードというような位置づけにしながら、選手村から選手や大会関係者の方々をまちの中に呼び込む路線、また観光客の方々も、おもてなしロードを伝って選手と触れ合える場、こういったものを提供していきたいというふうに考えており、力を入れていく道路であることは間違いないものというふうに考えてございます。

 晴海通りのシティドレッシング、飾りつけ等につきましては、晴海通りは都道でございますので、東京都のほうで、これまでも実施をしてきているようなフラッグであったり、また外壁の部分への装飾、こういったものも予定されているところでございます。ラグビーの飾りつけも一部あったかと思いますけれども、ラグビーのワールドカップが終わって、この後、順次、場所ごとにオリンピックの飾りつけに変更がなされていき、来年度にはオリンピック一色になるような形のシティドレッシングというのが、このおもてなしロードだけではなくて、中央区全域でそういった形のシティドレッシングがなされる予定になってございます。

 また、区としましても、場所ごとにミストであったり、あるいはWi-Fi環境であったり、また、おもてなしロードには草花で憩いのスポットを設けたりしながら、人々が、ただ通過するだけではなくて、そこでちょっと休んだり、あるいは情報を収集したり、そういったことができるような仕掛けをしてまいりたいと思ってございます。

 また、この通りに面しましては、築地魚河岸であったり、あるいは銀座のまちであったり、こういったところも隣接しておりますので、まちの方々とも協力しながら、大会の時を迎え、地域の方々とも一緒に大いに盛り上げてまいりたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 やはり一番重要なのは、区が何をするか、どういった提案を出していくかということだというふうに思っているんです。ミストやWi-Fi環境というのは、別にデコレーションではないので、その中に花をというのは2016年のときと同じパターンで、それ以外にもっと考えられないのかなという話なんです。今回、中央区内を走るマラソンが競技としてなくなってしまった以上、それにかわるだけのエネルギーをどこか費やす部分も必要だろうというふうに思っております。

 そんな中で、できれば子供たちの応援のメッセージを添えた横断幕を掲げるとか、何か区として積極的に考えて提案をしていくことも必要なのではないかなと。今までのお話をなぞるお答えではなくて、ぜひ取り組みとして何か考えていただけないか、再度お聞きしますが、よろしくお願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 さらなる何かをというお話かと思いますけれども、区としましても、これから来年度予算に向けて、今、各部がそれぞれ力を合わせて、来年度にできること、区としてやっていくことを整理しているところでございます。委員御指摘の晴海通りにつきましては、区としましても重要な路線というふうに認識してございますので、何らかの形で区として取り組むものを打ち出してまいりたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 ぜひ希望の持てるデコレーション、さらに区民に訴えることのできる飾りつけをしていただきたいというふうに望みまして、質問を終わります。

○高橋(ま)委員
 よろしくお願いします。

 私からは、大きく3点伺いたいと思っております。

 まず、いただきました資料3の折り鶴ウェーブの進捗状況についてということで、およそ8万にも上る鶴が既に折られているということで、非常に大きな成果が上がってきているのではないかなというふうに思います。こちらは、当初の時点で目標達成数の設定をしていたのであれば伺いたいというところと、そうでなかった場合、今集まっている状況を捉えまして、残りの1カ月余り、年内までというところでいただいていますので、その間で何か目標の設定をするのかというところをお聞かせいただきたく思っております。

 全体に関して、次の質問となるのですが、今回、これまで東京都や組織委員会に向けて、交通計画であるとか、道路の交通量であるとか、そういったことを問うてきた場面が多いと思うのですが、今回、多分に資料が出まして、想定も少しずつ固まってきたかなというふうには拝見しております。こういった情報が出てきた中では、我々としては、やはり区内をいかに安全に歩けるかといったところをこれから考えていくことが重要だと思うのですが、それに対して、区として、これから都や組織委員会に働きかけるのか、もしくは区内での啓発とか、いろいろな働きかけ方があると思うんですが、区内の安全な歩行に関して、どういった取り組みをしていくかということ、現時点でやっていること、もしくはこれからやろうとしていること、そういった取り組みを教えていただきたいと思います。

 最後、3点目となりますが、教育についてです。

 これまでも一校一国運動を初め、今回の資料でもいただきましたが、たくさんの教育施策に取り組んできていただきました。ラグビーは、ちょうどワールドカップが終わったところでございまして、区内でもあかつき公園を初めとして、当日、会場に行ったお子様を中心に、買ってきたラグビーボールで遊ぶとか、そういったことで幾つものグループがラグビーボールを抱えている姿、これまで見たことがありませんでしたので、実際に目にした子供たちの表現が直接的に伝わってきていまして、これまでのラグビー教育も実を結んでいるのではないかなというところを拝見しております。

 間近に迫ってまいりましたので、残りの期間、どういった教育に注力するか、仕上げとして、どういったことを子供たちに伝えていくかということをいま一度、残りの期間の取り組みとして、教えていただけますでしょうか。

 まずは、大きく3点、お願い申し上げます。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 私からは、資料3、折り鶴ウェーブについてお答えさせていただきます。

 折り鶴の数についてでございますけれども、当初の目標といいますか、我々が折り紙等を発注する中においても、一定の数字として3万という数字は持っていたところでございます。また、目標数としましては、7月から実施しましたキックオフイベントでは、日本橋、京橋、月島それぞれで2,020羽を折ろうというような形で呼びかけをさせていただいて実施をしたところですが、それぞれの会場でも2,020を大きく上回る数字、結果的には3つの会場で8,686羽という多くの鶴を折っていただくことができました。今回御報告させていただいております10月31日時点でも、8万弱の折り鶴が集まってございます。これには、実は、区だけではなくて、現在、きょうもそうですけれども、全国から、ホームページ等々をごらんになって、大変多くの方から、郵送も含めて、折り鶴をお預かりさせていただいているところでございます。

 改めての数字的な目標というのは特に構えてございませんけれども、やはり一つ一つの鶴を願いを込めて折っていただくという取り組みが大事だということについては、発案者でもありますオリンピック・パラリンピック区民協議会の委員の方々の中でも再三話がされてきたところでございます。ですので、集まってきた折り鶴一羽一羽を無駄にすることなく、大会のときにはさまざまな形でお配り、お渡しできるようなことを今後しっかり考えてまいりたいというふうに思ってございます。

 私からは以上です。

○落合道路課長
 区内の安全な歩行環境についてでございます。

 今までも区内の安全な歩行環境の整備ということで進めてきたところでございますが、オリンピックに向けて、国内外から多くの方が来られるといったことで、ますます安全な歩行環境の整備が必要になっている状況でございます。そういった中で、歩道の拡幅とか平坦化、また目の不自由な方に対しては点字ブロックの設置といったことを整備することによって、誰もが安全で安心な歩行環境を整備していく、また、区内を巡ることができるといった体制をつくっていっているところでございます。

 今後についても、こういったことを進めるとともに、日常の管理、また定期的な点検を引き続き行いながら、危ない箇所がないように、しっかりと維持管理し、安全な歩行環境の整備に努めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○中山指導室長
 オリパラ教育の仕上げというところでございますが、中央区といたしましては、これまで4つの柱の中でやってきております。オリパラ教育の根本を考えたときに、共生社会を実現していく子供たちを育成していくというところが一番大きいのかなというふうに考えております。そうしますと、ことしも重点としてやっている一校一国運動による、いろいろな国の多様性を理解していくというところは、やはり来年度も大事にしていくべきところかなというふうに思っています。

 もう一つは、オリンピックだからこそというところもあると思うんですが、ボランティアマインドというところでいうと、ハートフルスポーツなども今後はしっかりと見ていく必要があるのかなということを考えてございます。中央区といたしましては、都に先んじて、オリパラ教育として、4つの柱の中でやってきてございますので、それぞれを充実させていくこと、その中で来年度何を重点にしていくかは、学校の教育課程も鑑みまして検討していきながら、学校のほうには示していきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 それぞれ御丁寧にありがとうございました。

 折り鶴ですけれども、既におおよその目標数を達成したということで伺っています。全国からも集まっているということで、まさに機運醸成だなと実感いたしました。

 11月2日に日本橋小学校で行われました育フェスCHUOの会場でも、折り鶴を折るスペースがあったのですが、知らない方同士もしくはおばあ様ぐらいの年齢の方が小学生に折り方を教えるとか、そういった場面も多分に見られまして、知らない方同士が折り鶴を介してコミュニケーションをとれるという非常にいい内容であったなというところと、そうしたツールとして機能したというところも、たくさんの数が集まることにつながったなというふうに実感しております。健康福祉まつりを含めた会場でも、皆様が何かで参加したいと思っていたという声がとても多くありました。そういったところが区に届けられている鶴一羽一羽の思いだなというふうに思っておりますので、最終的な数もそうですし、いろいろな折り方をしていらっしゃる方も見受けましたので、どういった鶴が集まるかというところを引き続き楽しみにしております。

 続きまして、歩行環境ということで、道路を平坦にするとか、これまでの取り組みがよくわかりました。

 一方で、オリンピック関係の資料を拝見しますと、UACに行かれる方が、勝どき駅を中心に、晴海通りのほうで朝8時台に1,300名であるとか、環状2号線ルートで朝8時台に300名ということで、歩行とはいえ、かなり多い人数が勝どき駅周辺から流れ出てくるという状況を想定いたします。平日の朝8時の勝どき駅といいますと、日常的にも晴海方面から押し寄せる方と豊海方面から歩いてくる方で、今、どの橋も非常に混雑しておりまして、また、少し離れますが、勝鬨橋も、今、工事を行っていることもありまして、非常に人があふれています。

 こうしたところでいかに安全に歩けるかということを考えますと、例えば一案ですけれども、UACのスタッフに関しては、もちろん全体の道路交通量を減らすという視点は必要ですが、例えば清澄白河駅からのピストンはできないのかとか、中央区として歩行を守るという意味では、一定の働きかけも必要ではないかと思います。そういったところを、全体の交通量がどのぐらいかというのを見込んで働きかけることが必要だと思いますので、その視点についてどう思われるか、1点伺いたいと思います。

 あわせまして、やはり自転車の量を調整するということも、歩行に関しては非常に重要だと思われます。この地域にお住まいの皆様は、自転車をとても多用されています。区としても、せんだっての決算特別委員会も含めまして、これまでいろいろな会議の中で、保育所については、自転車でアクセスしてはどうかという御提案、また、今改修中の月島スポーツプラザに関して、利用できない時期は浜町のスポーツセンターまで自転車で行かれてはどうかという御提案もありました。今、区内の施設の、行き届かないところと言っては恐縮ですが、難しい点に関して、自転車を介して皆様に御移動いただくことをお願いしている部分も、これまでの御答弁でありましたので、自転車の量に関して調整していくのか、もしくは安全な走行を呼びかけるのか、もしくは車道、今、ラインも引いていただいて、きれいにしていただいてきているとは思うんですけれども、工事のトラックも多い中で、怖くて走れないというお声は引き続きありますので、車道をどう走っていただくかというところもあるかと思います。自転車の量もしくは自転車走行について、どう取り組まれているか、もしくは取り組むかというところを2点目で重ねて伺いたいと思います。

 もう一つは、京橋地域を中心に、やはり中央区は企業がとても多くあります。在勤者の歩行も非常に多い地域でございます。国や都の働きかけもあるというところは存じておりますけれども、例えば時差出勤を働きかけるとか、テレワークの働きかけ、もしくはこの期間ですので、夏季休暇の取得を呼びかけていただく。大会を観覧する方は難しいと思うんですけれども、そうしたことで、例えばお正月、元旦の、京橋地域を想定するとわかると思うんですが、あのぐらい減らせるんだというところもあると思うんです。区内の企業に関して、何か中央区として働きかけを考えているか。もしくは経済産業省とか、働き方改革ですと内閣府とか、あると思うんですけれども、国や都への働きかけの予定があるか。こちらは企業向けの活動として、3点目、お伺いしたいと思います。

 最後に、教育について、御答弁いただきまして、まさに私も思っておりましたのが多様性の理解というところが非常に、今回、有意義でもありますし、皆様も楽しみにしていらっしゃること、そして私どもとしても必要だと思っています。

 その中で1つ事例を挙げたいのですが、先日行われました区内の小学校の演劇発表会にて、男の国と女の国というタイトルで始まった劇がございました。この劇はどのように終わるのかなと思ったのですが、最後まで男性と女性といった性差についてのステレオタイプを誇張する内容でございました。セリフの一つに、男は乱暴だ、そうだとか、女はおしゃべりがうるさい、そうだとかいった表現から始まるんですけれども、最後に、女性に料理をしてもらえれば、これで安心だねと言って終わるといったストーリーでございまして、その内容に終始したところから、保護者の方々から、今、多様性の教育はどうなっているんだ、中央区のオリンピック・パラリンピックの教育はどこに向かっているんだというところ、現在の達成度としての不安と疑問のお声も多分にございました。今、教育に関して御答弁いただいた中で、多様性の理解に注力されているというお話もございましたので、こうした現場との乖離についてどのように取り組まれるか、御意見をお聞かせいただきたいと思います。重ねて、お願いします。

○落合道路課長
 勝どき駅等の混雑緩和についてでございます。

 こちらにつきましては、6月24日から10月ぐらいにかけて、まちづくり協議会等でも、東京都のほうに7項目の要望ということを掲げさせていただきまして、それについての回答をいただいたところでございます。その中で、先ほど委員のお話がありましたとおり、UACへの分散通勤など、そういった提案がされたところでございます。しかしながら、まちづくり協議会の中でも、それだけでは足りないのではないか、しっかりと勝どき駅の混雑緩和対策をとるべきではないか、築地デポから、また主要駅からのバス輸送なども考えたらどうかといったお話をいただいたところでございます。

 こういったところにつきましては、まちづくり協議会のほうにも東京都、また組織委員会も出ておりまして、検討を続けていきますといった言葉も出ています。区といたしましても、引き続きそういった点について検討を進めてもらいたいということで、要望をしっかり伝えていきたいと思っております。また、機会を捉えながら、しっかり検討内容を説明してもらっていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○三留環境政策課長
 私からは、大会期間中もしくはそれ以外の自転車の活用ということについてでございます。

 大会期間中、UACの通勤等も含めまして、自動車の交通量を抑制するために、自転車の活用は有用だと思いますけれども、自転車の活用の方法については、これまで議論されてはございません。とはいいながら、先ほど言いましたように、自転車の活用と、それから自転車の対策という2つの側面があると考えてございます。これまでも対応してきてございますように、自転車の走行マナーについて、区としては働きかけをしていくということが大事なことかと思ってございます。

 走行空間についてどのようにという御質問があったと思いますけれども、自転車の走行空間に関しましては、これまで答弁させていただいているとおり、原則車道、ただし安全が確保できない場合には歩道可、または歩道に通行可と表示されているところに関しましては、自転車が通っていいという歩道ですので、そういったものの通行は認められているところです。これは大気期間中に限らず、期間後も継続していくものでございますので、マナーについて今後も徹底して呼びかけをしていきたいと思ってございます。

 以上でございます。

○山﨑政策企画課長
 私のほうからは、企業への働きかけということで、働き方等々を含めて、オリンピック・パラリンピックの期間中の対策についてでございます。

 現在も、夏の期間、東京都を含めて、時差ビズですとか、スマートビズ、いろいろやられて広報されていますけれども、当然、そういった動きは、来年度、東京都を中心として、企業等にもさまざまな形で働きかけが行われることだと思います。本区としましても、そういった観点から、当然、広報に協力をしていくとともに、区でも職員向けに時差ビズ等も行ってございますので、そういった観点から、都の動きへの協力、また区としても、そういう対応を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○中山指導室長
 先ほど御指摘のあった現場との乖離というところでございますが、まずは人権教育が一番大事なのかなというふうに考えてございます。

 具体的な例としていただきました男女の性差に関しては、人権課題の一つとして、当然取り上げてございますので、そのあたりで、まず教員のほうの人権感覚をしっかり磨いていくということが必要なのかなというふうに考えております。人権上のそういった問題が出てくるところで、やはり劇もそうですけれども、いろいろな作品であるとか、教師の言動であるとか、教師と子供の会話であるとか、そういったところに如実にあらわれてきますので、そこら辺は、情報をいただいたところで確認をしていきながら、学校のほうにも指導をしていきたいというふうに考えております。

 人権教育に関しましては、教員に対して研修等を行っておりますので、そことは別に、また個別に学校、また教員の指導は私たちのほうでやっていかなければいけないかなというふうに考えてございます。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございました。

 歩行について、引き続き都に働きかけるという点と、自転車マナーの働きかけを引き続きお願いしたいと思います。

 自転車に関しましては、先ほども例に挙げましたが、やはり車道は、今、工事のトラックが多くて、走行が難しいよねというところがある中、一例で何度も挙げて恐縮ですが、今、勝どき橋が非常に狭くなっている中、皆様が戸惑いながら通っていらっしゃいますし、日常的に使っている方から、自転車がなくなっては家にもたどり着けず、子供の送迎も難しく、どうしたらいいのかなという御相談が引き続きありますので、マナーをお願いする部分もあるかとは思うのですが、あわせて、どうしたらよりよくなるか、生活環境の改善というところも引き続き考えていっていただけたらというところを、お願いとしてお伝えしたいと思います。

 また、スムーズビズ等の今の事例についても、非常に流れとしてある点、また国や都でもそういったところを奨励する、また、企業としましても、来年に向けて、こういった新しい会社内の制度を変えましたというところで、テレワークを始めましたとか、テレワークを拡大したとか、そういったところも、企業アピールとしても、今、機運が高まってきていると思います。中央区としましても、区内の企業団体とのおつき合いも多分にありますので、そういったところを使い、そういったツールからも区内の企業に呼びかけるというところを視点として、何かお取り組みいただければというところを要望として挙げさせていただきます。

 最後に、教育についてですが、おっしゃるとおり、先日の中央区教育振興基本計画検討委員会の資料でもございましたが、次回の計画の中で、人権教育の中に、人権尊重精神のもとに、多様性を認め合う教育を推進するということで書かれておりまして、まさに、今、そういった方向に向かっていると思います。今年度行われました文科省の審議会におきましても、多様性を受容する体制の整備が、初等・中等教育の段階において必要になっているというやりとりもされております。こうした流れを中央区も捉えていらっしゃると思いますので、引き続き、個別の現場についても目を届けていただけたら安心だと思っております。引き続きお願い申し上げます。

 質問は以上です。

○高橋(元)委員
 よろしくお願いいたします。

 まずは、資料1に関連した質問をさせていただければと思います。

 先般開催されましたまちづくり協議会、東京都、そして組織委員会との調整や区民の方の意見の酌み上げ、そして御説明、まことにありがとうございました。

 そこで、私は、特に勝どき、豊海、そして晴海の地元の方々からいただいている御要望として、改めて委員会の場でも要望を差し上げたいんですけれども、やはり勝どき駅の混雑です。

 期間中、大会関係者約2万5,000人が勝どき駅を通勤手段として利用する。約25%アップで混雑するという状況は、日ごろから勝どき駅を利用している方々からすると、到底受け入れられる状態ではないと思っております。東京都からの説明でも、通勤ラッシュの時間帯は避けて利用するようにするというふうにおっしゃっていましたが、まずは勝どき駅を利用しないでほしいというか、築地デポの発着場を利用して、バスやほかの代替手段をぜひ検討していただきたいと、地元からの御要望としても、そして中央区からも東京都に対して強くおっしゃっていただければと思っております。

 また、第2点目としては、晴海の選手村付近のセキュリティ対策についても大変懸念をしております。

 外国人観光客も含めて、大会関係者、そして国内の観光客も、オリンピックの期間中は、まず銀座に行って、築地に行って、そのまま、では晴海の選手村を眺めにいこうとなるかと思っております。組織委員会の方々からの御説明では、晴海の選手村に行っても、選手を見ることができないから大丈夫というふうにおっしゃっていましたけれども、それでは甘いと私は思っております。万が一にでも今住んでいる住民の方々の平穏な生活、暮らしが阻害されることのないよう、黎明橋公園沿いの通りにおけるセキュリティについては、万全の状態にしていくことをぜひ東京都と組織委員会に要望していただきたいと思っております。

 その上で、質問としてお伺いしたいのが、このような住民の方々からの御要望、まちづくり協議会、そして4地区まち協の合同会議でもお話、御要望があったかと思いますけれども、それを受けて、東京都は7項目全て答えた、そして住民からの意見も聞いたということで満足をしてしまっている可能性があると思っています。今後、6月まで何のアクションもないのかとなった場合、やはり住民の方々は、せっかくここまでまちづくり協議会を開いていただいたのに、次の要望はどこに行ってしまうんだという事態になってしまいかねないと思っております。現時点で、中央区として認識をしている、もしくは現段階で予定をしているもので構いませんので、今後、12月から6月に向けて、東京都と組織委員会の方々とどういう詰めをして、要望についても、できる、できないも含めて整理をして、まちづくり協議会については、もしくはほかの場所でも構いませんけれども、いつごろまでに説明をしていただくというようなスケジュールが決まっていれば、教えていただいてもよろしいでしょうか。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 今、委員からるる御説明がありました勝どき駅の混雑、また選手村周辺のセキュリティ対策等への取り組みについて、今、委員からお話がありましたとおり、4地区合同協議会を経たまちづくり協議会を、4地区でそれぞれ10月下旬にかけて行ったわけでございます。その際には、東京都、また組織委員会のほうから直接説明をして、また地域の方々からも直接それに対して質問、さらには、さらなる要望をしてきたかと思ってございます。その場には、当然、我々も事務局として、あるいは区の立場としているわけで、いずれの項目も、先ほど委員のお話がありました、区としては満足できる状態ではないという認識を持ってございます。勝どき駅の話であったり、黎明橋公園通り、これも生活道路でございますので、今の組織委員会の計画のままでいいというふうには決して思ってございません。ですので、引き続き、この後、来年のオリンピックまでの間に、さらなる要望なり追及をしていかなければならないというふうに思ってございます。

 ただ、組織委員会のほうも、選手村の運営であったり、こういったものも日進月歩、進捗が変わっていく状況もあり、また内容によっては、その事業者が決まらないと、どういう車両がどういうふうに通るんだとか、あるいはその車両が夜間対応できるのかどうかとか、こういったところが具体的に煮詰まらないというような実情もあろうかというところも聞いてございます。これらの区からの要望あるいは地域からの要望につきましては、都、組織委員会も十分認識をしている上で、今、計画を再検討していると思ってございますので、また、しかるべきときに、まちづくり協議会あるいはまた違う場でも、しっかりした説明をしていただきたい、改善をしていっていただきたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 御答弁ありがとうございます。

 やはり区としても満足していないので、積極的に東京都、組織委員会に働きかけを行っていただけるという力強い御答弁、本当にありがとうございます。東京都も組織委員会も、恐らくいろいろな方面の調整で忙しいかと思いますので、できれば、しかるべきタイミングで、あれはどうなっているんだろうと、リマインドといいますか、東京都、そして組織委員会に対しても、新しい要望に対してのリマインドの働きかけを行っていただければと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 続きまして、資料6について質問をさせていただきます。

 資料6、オリンピック・パラリンピック教育の取組についてでございますけれども、まずは一校一国運動について、何回も取り上げさせていただいているとおり、とてもすばらしい取り組みであると思います。交流の様子も資料内に写真つきでわかりやすく御説明をいただいているんですけれども、この部分について、もう少し詳細をお伺いさせていただければと思います。

 例えば、晴海幼稚園であれば中華人民共和国の児童との交流を実施、常盤小学校であればサザランド市の生徒との英語を中心とした交流を実施というふうに記載がございますけれども、これは1回何時間ぐらい行ったのかとか、1日で終わってしまったのか、もしくは二、三日にわたってやっていらっしゃったのか。どれぐらい交流をされたのかというところを、まずはお伺いしたいのと、そのときの様子について、例えばオーストラリアのサザランド市の生徒との英語の交流の部分については、一緒に英語で話をしていたのかとか、交流といいますけれども、例えば一緒に英語の授業を受けたりとか、そういうような勉強と絡めたことをやっていたのかというところもあわせて、まずはお伺いをさせていただいてもよろしいでしょうか。

○中山指導室長
 まず、量というところでございますが、これは学校と相手方のそれぞれの打ち合わせの中で決まってきているところです。ですので、年に1回2時間とかの交流である場合もあれば、日本橋中学校の例が出ていますけれども、短期留学でこちらに来ていて、その中で1週間ほど、運動会も含めて、子供たちが交流をするような場面もございますし、こちら側のニーズだけではなくて、相手方の希望も踏まえて、その辺をやっているところで、現状としては、各校さまざまでございます。

 それから、詳細についてでございますが、常盤小学校については、全学年での交流をしておりますが、単元としては、中学生と交流しようというところで、もちろん、この中で学年に応じて英語を使っているところはございますけれども、全てが英語というわけではないです。ただ、通訳がいるわけではないので、ボディアクションとかも使いながら、その中で交流できるようなゲームをやってきているというところです。常盤小については、英語についてかなり力を入れてきているところがあるので、中学年以降については、英語でのコミュニケーションも当然とれると思うんですけれども、学年、発達段階に応じて、いろいろなコミュニケーション方法を使っているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 詳細な御説明ありがとうございます。

 やはり常盤小学校についても、もしくは晴海幼稚園も含めて、個別に先方との打ち合わせをした上で、いろいろな形で調整をされているとのことで理解をさせていただきました。

 現時点でわかればというか、学校から聞いていればで構わないんですけれども、交流の中で、やはりいろいろな文化の違いを生徒の方々も、そして先生方も含めて、認識をされたと思います。実際にこういうところが文化として全然違うよねとか、こういうところは本当に学びになるよねというような声がもし届いていれば、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

○中山指導室長
 一般的な話になってしまうかもしれないですが、学校から上がってきている報告書でいうと、例えばカタールとの交流をしている有馬小学校の子供たちの感想としては、暑い気候に合わせた生活の仕方であるとか、衣装の工夫であるとか、そういったものがやはり日本とは違っているという認識であり、そういったものを工夫していて、そこら辺がすごいなと思ったというような感想等を有馬小の子供たちは感じているようでございます。個々の学校により、いろいろな感じ方があると思うんですが、一例を挙げれば、そのようなことが出ておりました。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。大変わかりやすい例えをありがとうございます。気候も含めて、文化というのは、やはりいろいろな国と違うところが本当に多いと思いますので、ぜひそのような学びを体験していただきたいと思っています。

 最後にもう一つ、その関連から質問ですけれども、今回、一校一国運動は基本的におもてなしになりますので、外国の方々がこちらに来ていただけるということがほぼ全てだと思っております。逆に言うと、そのような文化の違いを感じるためには、逆に本区から先方にお伺いするということがあってもいいのかなとは思っております。もちろん、予算の都合であったり、今後の教育方針だったり、あとは先方の都合というのはあるかと思いますけれども、オリンピックが終わった後に、お返しに、逆に向こうへ行くというようなことがあり得るのか、もしくは想定をされているのか。今、この時点で各公立の小学校、中学校のほうから要望があったりするのか、お伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。

○中山指導室長
 オリパラ教育での一校一国運動としてというところでは、なかなか、都内の施設、例えば大使館であるとか、そういったところに伺うことができるような機会があれば、そういったことも可能かとは思うんですが、そちらの国まで行く、またはそういう団体まで行くというところでいえば、なかなか難しいところがやはりあると思います。中央区の場合は、それとは別に、オーストラリアのサザランド市と姉妹都市というところで、中学生の交流の中で、相互に訪問したりということをやっておりますので、一部にはなるかもしれないですが、中学生においては、可能なところはあるのかなというふうに感じております。

 以上です。

○高橋(元)委員
 たくさんの御答弁ありがとうございます。

 一校一国運動ですので、基本的には、海外の交流は現状でつながりがあるサザランド市がメーンになってくるのかなとは思いますが、ぜひ今後検討していただきたいと思っています。そのような環境の違いというのは、文化の違いだったり、空気の違いそのものを感じられる機会にもなるかと思いますので、もしそのような諸条件を整えることができるのであれば、今後の教育方針として、海外の今まで築いてきた人脈とか、国とのつながりを生かすような教育をぜひ実施していただきたいと要望を申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○小坂委員
 まず、資料請求できれば、お願いしたいと考えるところでありますけれども、まず1点目が、決算特別委員会の資料288で出していただいているように、今回、資料6で出していただいているような各校の一校一国運動の取り組みを令和元年版として、幼稚園・小学校の各校別に見た一校一国運動、メーン交流国と取組状況という形で資料を出していただけないかどうか。全ての学校でそれができているかどうかを見たいがために、お願いしています。1点目がそれです。

 2点目は、これも今回の議論で出ていますけれども、五輪観戦の各校の予定としての日時、競技、場所、学年がどのように行くか、東京都からも情報がおりてきているので、その一覧を出していただけないかどうか。

 3点目は、晴海通りの五輪最中における混雑のシミュレーションを出していただけないかどうか。

 4点目は、築地デポの上物の配置図面を出していただけないかどうか。

 これらを今後の研究課題のために出していただけないかどうか。

○塚田委員長
 こちらで検討して、判断させていただきます。

○小坂委員
 よろしく御検討をお願い申し上げます。

 では、質問に入ります。

 まず、昨年の11月15日に、この東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会で都市計画事業担当課長が、板状棟から開発協力金を取れるというふうなことをおっしゃっていたんです。これは個人的な誤りでよいのかどうか、念のための確認です。

 2点目が、臨港消防署が選手村内に入ります。緊急出動車両の動線は、黎明橋公園通りのみということでよいのかどうか。また、オリンピック時に人口が1万8,000人ふえますから、臨港消防署の配置人員は何名増員予定であるか、教えてください。

 3点目が、大会期間中の一校一国運動のさらなる発展形の最終形としては、やはり選手村の選手が各校に表敬訪問してくださるというのが一番よい形だと思うんですけれども、このようなことが実現可能なのかどうか。

 4点目が、交通問題において、もし区民の苦情があった場合、苦情対応の窓口の電話番号等が1つあったほうがいいと思うんですけれども、そのあたりの開設をしていただけるものかどうか教えてください。

○栗村地域整備課長
 これまでの答弁の中で、晴海五丁目西地区における開発協力金についての誤りということでございまして、先日の決算特別委員会のときに答弁しましたとおり、今回、晴海五丁目西地区で開発協力金の対象として、事業協力者と結んでいる内容については、超高層棟について開発協力金を徴収するという内容でございます。違った答弁をかつてしていたことについては、申しわけありませんでした。

 以上です。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 私から何点かお答えします。

 臨港消防署の体制等についてでございます。

 臨港消防署自体が選手村のセキュリティの中に入るということから、臨港消防署の業務の一部はほっとプラザはるみを使って運営するということを聞いてございます。

 なお、人数等の増をするのかどうか、こういったところは聞き及んでいないところでございます。

 また、車両につきましても、黎明橋公園通りは、そのまま行きますと環状2号線の高さ制限がございますので、消防車が通れない高さでございます。そういった際には、前面となります314号線を利用して消防活動に当たるというふうに聞いてございます。

 それから、一校一国運動等の表敬訪問についても、各国の選手は確かに来るわけでございますけれども、区の施策の中で、各校にそういったものを充当していくということは、組織委員会等の関係で、現実的にはなかなか難しい部分もあるかなと思ってございます。ただ、区の中でも、一校一国の取り組みをやっているということは組織委員会のほうにも申し入れをしてございますので、機会だとかタイミングが合うような国がもしあれば、そういったところも実現できる可能性というものも、少なからずあるかと思ってございます。

 最後の、交通問題の対応の窓口の一本化につきましては、大会組織委員会のほうで交通の一元的な管理をしていくということで聞いてございます。ただ、その窓口がどういった形で一本化されるのか、問い合わせ先、これは東京全体での開催になりますので、そういった形で果たして対応ができるのかどうか、こういったところは今後、組織委員会等の発表を待ちたいと思ってございます。

 ただ、本区としましても、選手村を抱える区でございますので、区におきます交通等の事象につきましては、しっかり対応できるような体制をとってまいりたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございます。

 対応の窓口の一本化をよろしくお願い申し上げます。また、表敬訪問等も、子供たちもきっと心に残るだろうから、ぜひ実現できる国があれば、例えばトルコとかカタールとかチュニジアとかコロンビアとかサモアとか、それらはできそうな感じもするし、一個一個実現できればありがたいかなと考えるところです。

 次に進みますが、環状2号線の晴海から勝どき間は、東側、西側ともに歩行者を通行可能にすべきだと考えるんです。西側はちょっと難しいようだけれども、晴海五丁目の人も通行するから、その辺、通行できるように求めていくべきではないかなと考えますが、このあたりの考え方を教えてください。

 もう一つは、健康問題におきまして、マスギャザリング、多くの人が集まった場合、感染症等もはやります。そこからすると、選手村に1万8,000人が来ますので、そういったところで働く人々の予防接種等ができる体制なども必要かと思うんですけれども、予防接種をしていく、また急な発症、髄膜炎菌が発症したときに緊急予防接種をする体制とか、そのあたりができているか、教えていただければと思います。

○落合道路課長
 環状2号線の晴海・勝どき間の歩行者通路に関してでございます。

 組織委員会及び都から説明を受けておりますのは、現在、東側、上流側の歩道を通行できるように確保しますといったところでございます。これにつきましては、西側については、おりた先がセキュリティエリア内に入ってしまうといったことから、東側を利用するといったことで聞いているところでございます。

 以上でございます。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 感染症等、こういった予防に対する取り組みにつきましても、大会自体を運営する組織委員会がしっかり対応するというふうに聞いてございます。さまざまな、テロ対策であったり、そういったものも含めて、それぞれ検討部会を設けながら検討が進められていると聞いているところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 環状2号線の晴海・勝どき間の海側のほう、西側は、歩道の監視は、一回向こう側に行きますけれども、折り返しして来ていますので、セキュリティエリア内に入らないで歩くことも可能かと思います。晴海五丁目の子供たちも通学で使ったりしているし、ここは通行をさせるべきではないか。このあたり、検討をお願い申し上げます。

 また、輸送運営計画V2案の策定は12月にされるというふうに都は予定として組んでおりますので、そうなれば、前委員の議論にもありましたように、その前にまちづくり協議会をやったり、我々の再要望を伝えたり、その回答をもらったりということは絶対マストだと思いますので、V2案の策定前にまちづくり協議会なり再要望の回答をもらうなりしていただければと思います。

 終わります。

○塚田委員長
 副委員長は委員席にお移りください。

○山本委員
 私からも議題についてお伺いしてまいりたいと思います。

 10月に開催されたまちづくり協議会4地区のうち、3地区に出席させていただきました。主に東京2020大会時に関する7つの要望項目に対する検討結果が報告されておりました。そして、それぞれの構成員からさまざまな懸念や意見が上がっていました。その後、令和元年7月に実施した中央区世論調査の報告書が上がってきております。この報告書の中で、東京2020大会の開催に伴い懸念していることとして、治安や防犯、交通混雑、交通規制や選手村の警備による日常生活への影響が上がっております。日常生活への影響は、本当にどの地域でも非常に心配されていることであると感じております。

 そこで、私から、まず2点お伺いしたいと思います。

 まず、UACについてです。

 今もUACに関しては、さまざまな意見がなされておりました。私としましては、UACを晴海に設置する必要性があるのかどうか、そこを疑問に思っております。私たちは勝どき駅の混雑を非常に懸念していて、分散する等々、さまざまな提案が上がっておりますが、そもそもUACを晴海に設置する必要があるのかどうか、区の見解をお伺いいたします。

 そして、2点目に、築地デポのフリート運行ルートの件です。

 築地デポのフリートは、勝鬨橋西交差点から築地六・七丁目を通って、明石町、湊を通って、そして高速の京橋の入り口のほうまで進んでまいります。そうしますと、現在、まちづくり協議会に入っていない明石や湊にお住まいの方々にもきちんと説明する必要があると考えております。この説明は、いつごろなす予定なのか、協力をどのように得ていくのか、お考えをお聞かせください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 私からは1点目のUACについてお答えさせていただきたいと思います。

 ユニフォーム・アンド・アクレディテーションの施設でございますけれども、こちらは組織委員会の運営上、選手村があるということ、また組織委員会の事務所自体が晴海トリトンスクエアにあるといったこと、またボランティア等に配布するユニフォームの在庫、相当な数を確保しなければならないということで、倉庫的な建物が不可欠であるといったこと、こういった条件のもとに、組織委員会がこちらの場所を決定して設置をするということになってございます。

 区としての見解というのは、先方が決めてきているものでございますので、そういったものを、先ほど委員のほうからもありましたとおり、地域、区民への影響というものが少なくなるような形で運営していただくことが最優先であると思ってございます。答弁が繰り返しになるかもしれませんけれども、これらの運営に当たる勝どき駅からの通行量の増加は、区民への影響が多大であるというふうに我々も思ってございますので、そういったところの支障がないような運営をしっかりしていただくように、今後とも引き続き働きかけてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○三留環境政策課長
 築地デポからのルートに接する各町会等についての対応についてでございます。

 4地区合同協議会でさまざま御議論させていただきながら、こういった方向性が出たというところでございます。それから、ルート上の各町会に個々に説明するかということになりますと、これは恐らく組織委員会のほうでは説明がないというふうに認識してございます。また、新たにそういったまち協での御説明ということも今後ないとは思いますけれども、問題があるということであれば、今後、4地区合同協議会のほかに、引き続き検討事項がまだ残ってございますので、そういったときに、組織委員会にきちんと対応を求めていきたいと思っているところでございます。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 まず、1点目に関してです。

 UACに関しては、倉庫的な建物が必要であったということで、箱物はできているというのは認識しております。しかし、この場所に本当に必要なのかということは検討されていないのではないかと考えております。中央区から組織委員会のほうに、この場所である必要性について伺ったことはあるのでしょうか、お聞かせください。

 そして、2点目に関してです。

 2点目のフリートの運行ルートに関してですが、明石、湊の方々は今、全く知らない状況だと思います。その後、決定ありきでお話ししたときに、どういった反応があるのか心配しております。事前に少しでも、機会をつくって説明していく、もしくはまちづくり協議会の資料を見ていただく機会をこちらからつくっていく必要があるのではないかと感じております。こちらについての見解をもう一度お聞かせください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 UACについてでございますけれども、今、委員がお話しされたような、この施設が必要なのかどうなのかというダイレクトな形での問いは、した記憶はございません。ただ、そういったものを設置するに当たっても、その設置趣旨だとか目的をしっかり聞いた上で、また、その運営等についてはどういうふうに考えるのか、そこに対する課題はないのか、区として、こういったところは懸念だよというようなところについてはしっかり申し入れをした上で、そういった施設運営をされているものと思ってございます。

 これは、この施設に限った話ではなくて、例えば水素ステーションのモデル的なプランを、これも晴海四丁目でやったり、さまざまな取り組みが都や組織委員会のほうでもこのエリアで行われることが予定されてございますので、区としても一つ一つ確認をしながら、そういったことを地域の方にも丁寧に説明するよう申し入れをしているところでございます。

 私からは以上です。

○吉田副区長
 交通計画についてのやりとりの中で、いろいろお話がございました。実は、V2というものが12月に決まると言っておりますけれども、実際にそこの中では非常に広域的な計画しか出ておりませんで、区の、いわゆる切実な要望の部分がどういうふうに出るのかというのは、私どもとしては、この年度末まで東京都あるいは組織委員会と交渉をした上で、いろいろな調整をしていこうと思っています。

 そういったものの様子を見ながらでございますけれども、やはりオリンピックの問題について、区として、全体としてどう対応していくのかというのは、区民の参加を含めて、来年度予算の一つの柱でもあろうと思います。そういったものを含めて、一通り整理がある程度見えてきた段階で、私は、今までは交通問題の主軸が4地区でしたから、4地区にお話ししていましたけれども、やはりこの部分については、総括的に、全区的に説明しなければならないところはあるんだろうと思っております。そういったけじめについては、年度末から新年度にかけて、やはり地元にお話を総括的にさせていただく必要があると思っておりますので、そういった時点で整理をさせていただいて説明させていただければと思っております。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 2点目については、わかりました。ぜひ各地区の方々にも説明していただきたいと思います。

 そして、1点目に関してですけれども、私が考えているのは、UACに関しては晴海である必要があるのかということです。私たちが懸念することは、みんな一致して勝どき駅の混雑なんです。勝どき駅の混雑をどうやって緩和していこうかというのが確かに課題なんですけれども、そもそも論です。そもそも晴海に必要性があるのか、ほかのところで代替できないのかといった質問をさせていただきました。今後、UACに関しては、まだまだ課題があるかと思いますので、しっかり東京都のほうに働きかけを行っていただきたいと思います。何よりも区民の皆さんの生活への影響が最小限に抑えられるよう要望して、質問を終わります。

○塚田委員長
 それでは、副委員長席にお戻りください。

 議題、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関することにつきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○塚田委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○塚田委員長
 それでは、これにて東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を閉会いたします。

 どうもありがとうございました。

(午後3時3分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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