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令和2年 福祉保健委員会(6月29日)

1.開会日時

令和2年6月29日(月)

午後1時30分 開会

午後1時51分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 原田 賢一

副委員長 佐藤 あつこ

委員 中嶋 ひろあき

委員 かみや 俊宏

委員 高橋 まきこ

委員 田中 広一

委員 梶谷 優香

委員 二瓶 文徳

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(13人)

山本区長

齊藤副区長

田中福祉保健部長

春貴管理課長(参事)

溝口子育て支援課長

石戸保育課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

平川介護保険課長

山本保健所長

小林生活衛生課長

武藤受動喫煙対策担当課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

秋山書記

6.議題

  • (1)議案第43号 中央区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
  • (2)議案第44号 中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
  • (3)議案第45号 中央区受動喫煙防止対策の推進に関する条例

(午後1時30分 開会)

○原田委員長
 それでは、これより福祉保健委員会を開会させていただきます。よろしくお願いいたします。

 本日、議案の関係で子ども家庭支援センター所長、受動喫煙対策担当課長が出席いたしますので、御了承願います。

 去る6月23日の本会議におきまして本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますように、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 審査の方法であります。付託された各議案について一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、これより理事者の説明を願います。

○田中福祉保健部長

 1 議案第43号 中央区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例(資料1)

 2 議案第44号 中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例(資料2)

○山本保健所長
 3 議案第45号 中央区受動喫煙防止対策の推進に関する条例

以上3件報告

○原田委員長
 それでは、発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮しまして、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいま午後1時34分でございます。自由民主党さん50分、あたらしい中央さん30分、公明党さん30分、区民の風30分、新風会さん30分、未来会議さん10分となります。

 それでは、これより理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○高橋(ま)委員
 お願いします。

 私からは、議案第45号 中央区受動喫煙防止対策の推進に関する条例について質問をさせていただきます。

 こちらの第1条に目的等が書かれているのですが、区民の健康を担ってくださっている保健所長より、医師のお立場から、国・都・中央区の喫煙率に触れながら、改めまして今回の条例の目的について御説明をお願いしたく思います。

○山本保健所長
 すみません。喫煙率のほうは、また後で受動喫煙対策担当課長のほうから報告させていただきますが、いずれにしても、受動喫煙防止条例、問題意識としては、今回4月から施行されている国及び都の条例で、屋内は原則禁煙ということですので、どうしてもだんだん屋外で喫煙する機会が増える。それにつきまして、今までは努力義務として様々やってきて、今回、区民あるいは事業者に対して、それぞれ、より具体的に受動喫煙防止に関して定めることによりまして、それと、この条例を支えるために様々に公衆喫煙所を整備していく、それらを両輪として屋外での受動喫煙を限りなく抑えていくという目的でつくった条例でございます。

○武藤受動喫煙対策担当課長
 喫煙率についてでございます。

 平成28年度の調査ですけれども、国のほうが平均で19.8%、中央区におきましては、男性が19.7%、女性が6.5%という結果になってございます。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。

 今教えていただいた点で1点確認をしたいのですが、中央区の喫煙率というところで、男女別ではなく、全体でもお聞かせいただきたいと思うのですが、こちらの数字について再度確認させていただけますでしょうか。お願いします。

○武藤受動喫煙対策担当課長
 中央区のほうでは、公表されているのが男性、女性別々に出しているということで、今、御紹介をさせていただきました。平均としますと、大体13%ぐらいになろうかと思います。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。

 すみません。重ねてお伺いさせていただいたんですが、13%、成人に対する割合というところですと、本年度、禁煙外来を積極的に推進するというところで、外来助成について、1万円掛ける60人分、60万円分を予算としていると御説明で伺ってまいりました。ここの部分については、より推進するという点では、この拡充も必要となると思いますので、御希望があった方に関しては、60人を超えた分に関しても助成を進めていくというところを、この条例と併せまして、並行して要望をしたいと思っております。そういった経緯を含めて確認をさせていただきました。

 私ども会派としましては、長年取り組んできました受動喫煙対策が、東京都の受動喫煙防止条例、また、この4月からは改正健康増進法として、国の施策として整備されました。こちらの点は、今教えていただいたとおりでございます。これらの施策はあくまでも屋外の受動喫煙防止策ですが、今回、中央区としては、屋外の受動喫煙対策、その防止策として喫煙所の整備等を定め、条例として出していただいたというところは、今御説明いただいたとおりであるかと思います。

 すみません。訂正いたします。屋外での受動喫煙防止対策として、喫煙所の整備等を定めたものと理解しております。恐れ入ります。中央区の条例については、屋外ですね。失礼いたしました。

 今後は、全ての喫煙による健康被害をなくすための取組が必要であると考えております。

 本区ですと、健康中央21に、煙草は古くから嗜好品と言われてきましたが、煙草に含まれるニコチンの薬物依存性が、喫煙を習慣化させ禁煙を困難にしている、煙草にはニコチン以外に各種発がん物質・発がん促進物質が含まれており、喫煙によって循環器系に急性影響がみられるほか、肺がんをはじめとする種々のがんなどのリスクが増大すると明記してあります。

 最近では、新型コロナウイルス感染症でも、喫煙者の方がたばこを吸わない方よりリスクが高いということが指摘されています。つまり、医学的視点に立てば、ニコチン依存に至った方が薬物摂取行為をやめられず、喫煙という行為を続けていると言うことができます。喫煙する方に、いかに卒煙、禁煙していただくかが根源的な受動喫煙対策ではないでしょうか。

 先ほど御答弁いただきましたように、平成28年度の調査によりますと、中央区民の喫煙率は13%、これに対して国が、先ほど教えていただきました19.8%ということで、こちらと比較し、格段に低くなっていることが分かります。スモークフリーを提唱するオリンピック・パラリンピックの開催や受動喫煙防止対策の進展により、現在は喫煙率が、平成28年度と比較し、さらに低くなっていると推測もされております。このような環境の中、喫煙率の低下を掲げる区が喫煙所を造ることは、健康対策と相反するものと考えます。それよりも、今後は禁煙外来を積極的に推進し、やめたくてもやめられない方の支援をするということも大事だと考えております。もし経過措置としての屋外喫煙所が必要であれば、行政が設置するのではなく、たばこ製造会社、販売業者等が責任を持って設置すべきではないでしょうか。

 以上、これらの条件を要望します。

 最後になりますが、区民の方からも、日本橋地区の公園や勝どき駅を中心としました在勤の方が多い場所について、コロナの影響もありまして、喫煙所の閉鎖や職場の中での屋内の吸える環境がなかなか整わなくなったという状況も踏まえて、受動喫煙の機会が増えているというお声も聞いておりますし、中央区にもそういったお声が寄せられているという点も踏まえまして、引き続き、こうした総合的な推進をしていただきますよう要望しまして、終わります。

○原田委員長
 続いて、質疑のある方はどうぞ。

 それでは、副委員長は委員席のほうへお願いいたします。

 質疑を終了いたしましたので、この後、採決に入りますが、小栗議員より、委員外議員として発言したい旨の申出がありましたので、区議会会議規則第89条第2項に基づいて、お諮りいたします。

 委員外議員発言を許可することについて、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長
 それでは、御異議なしと認めます。

 よって、小栗議員からの委員外議員発言を許可いたします。

 発言につきましては、御存じのとおり5分以内で簡潔にお願いしたいと思います。

○小栗議員
 意見表明のお時間をいただき、ありがとうございます。

 本委員会に付託されました議案第44号、中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例及び議案第45号、中央区受動喫煙防止対策の推進に関する条例について意見表明させていただきます。

 まず、議案第44号についてですが、これは、厚生労働省の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴う、居宅訪問型保育の提供の対象を明確化するための改定とのことです。

 具体的には、当該条例の第37条の4号、母子家庭等の乳幼児の保護者が夜間及び深夜の勤務に従事する場合の下に、保護者の疾病、疲労その他の身体上、精神上若しくは環境上の理由により家庭において乳幼児を養育することが困難な場合を加え、居宅訪問型保育を提供する対象として明確化するものです。これまでも、条文上、保護者の疾病などによる保育の提供は可能だったということですが、省令改正に伴って明確化するという今回の条例改正、議案第44号には賛成するものです。

 しかし、居宅訪問型の保育は、保育者が自宅を訪問し、一対一を基本とする保育を実施する事業です。認可保育所での集団的な保育に比べ、安全面などで大きなリスクがあると考えます。中央区では、2011年と16年、18年に、家庭的保育事業者、いわゆる保育ママによる保育中に乳児が亡くなるという痛ましい事故が起きています。日本共産党区議団は、こうした事故を教訓に、安全管理面でリスクの高い1人での保育は中止することを求めてきました。一定の保育環境を整えた家庭的保育事業者、保育ママ宅でさえ事故が起きていることを考えれば、訪問型のほうが安全面でさらにリスクが高くなるのではないでしょうか。

 現在、中央区では、居宅訪問型保育が、障害児対応として4名、待機児対応で20名実施されています。利用者の多くは、認可保育所を希望して入所できなかった待機児童だというのが実態です。認可保育園の整備を急ぎ、待機児童を一日も早く解消し、居宅訪問型保育に頼らない保育体制を整えることを強く求めます。

 次に、議案第45号 中央区受動喫煙防止対策の推進に関する条例についてです。

 この条例は、受動喫煙による区民等への健康被害を未然に防止するための措置を推進するため、受動喫煙防止対策に関する必要な事項を定める新規条例です。

 今年4月22日から5月13日までのパブリックコメントが実施され、63人、124件の意見が寄せられるなど、受動喫煙防止は関心の高い問題です。これまで中央区では、歩きたばこ及びポイ捨てをなくす条例がありましたが、ポイ捨てがなくならない、たばこ販売機の私有地内に置かれた灰皿の周辺での喫煙による煙害に困っている、受動喫煙をなくす対策を強化してほしいという声が多数寄せられてきました。

 今回の新規条例によって、公共の場所にいる区民等に受動喫煙が生ずることがないよう必要な措置を講ずることが定められたことは重要です。区・区民等・事業者がそれぞれの責務を果たし、守るべき喫煙ルールを徹底して、指定喫煙所の整備を急ぎ、見回りを増やすなどして、実効性のある受動喫煙防止策が取られるよう期待し、議案第45号に賛成します。

 以上で意見表明を終わります。ありがとうございました。

○原田委員長
 それでは、これより採決に入ります。

 まず、議案第43号、中央区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○原田委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第44号、中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○原田委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第45号、中央区受動喫煙防止対策の推進に関する条例について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○原田委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 副委員長は元の席にお戻りください。

 それでは、以上、採決が終わりましたので、本会議における委員長報告の取扱いについてでありますが、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長
 ありがとうございます。さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、本日の福祉保健委員会は、これにて閉会といたします。

 皆様、御苦労さまでございました。

(午後1時51分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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