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令和2年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(7月20日)

1.開会日時

令和2年7月20日(月)

午後1時30分 開会

午後2時37分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 山本 理恵

委員 礒野 忠

委員 太田 太

委員 高橋 まきこ

委員 墨谷 浩一

委員 二瓶 文徳

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(14人)

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

栗原副参事(計画・特命担当)

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)

望月環境土木部長

三留環境政策課長

落合道路課長

松岡都市整備部長

栗村地域整備課長

生島教育委員会事務局次長

中山指導室長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

桝谷書記

6.議題

  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を開会いたします。

 それでは、議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、理事者報告を願います。

○浅沼企画部長

 1 2021年開催に向けた大会の検討状況等について(資料1)

 2 公式練習会場及びファミリー&フレンズラウンジに係る区施設の貸出時期の変更等について(資料2)

以上2件報告

○中嶋委員長
 御苦労さまでございます。

 発言の持ち時間制につきましては既に御承知のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。

 ただいまの時刻は午後1時36分でございます。自由民主党さん71分、あたらしい中央さん37分、公明党さん37分、区民の風さん37分、未来会議さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○太田委員
 それでは、よろしくお願いいたします。

 まず、資料1の別紙2ページ目の点の3つ目辺りから始めさせていただきます。これまでにない形での協力をワンチームで進めていく必要がある、次に、私たちは、大会にとって最重要なもの、開催都市、開催国の人々にとって有益なものを、引き続き重視していく、こうありますが、東京都からこれはどんな動きがあったのか、本件に対してどんな動きがあったのかお聞きしたいと思います。

 そして、別紙6ページ目の2つ目、延期に伴う費用を最小化し、都民・国民から理解と共感を得られるものにすると、こうありますが、これはレガシーを含めて共感を得られる経済効果を期待していると思いますけれども、どういったことを区はお考えなのかお聞きいたします。

 それから、築地というか地元の方からの問合せがありまして、勝どき門の駐車場はオリパラで使用するであろう車両がかなり駐車している状況ですけれども、地元で一般の車両を開放しているんじゃないかとうわさも立っておりまして、そういったことからも、築地のデポ延期に伴う現状、今後の進捗状況をお伺いしたいと思います。

 あわせて、資料1の組織委員会オフィス計画については、先ほど晴海トリトンスクエアが一部利用できないため、別のところを使っているということをお聞きしたのですが、3番目の本区の対応では、組織委員会及び東京都からの情報収集を引き続き行い、緊密な連携を図っていくと、ありますけれども、協力団体、医師会を含めてどのくらい情報を伝達しているのか。医師会なんか今、物すごくコロナで忙しいところでもありますけれども、オリパラに対して協力すると思いますが、こうした協力団体に対して現状はしっかり報告していかなきゃいけないと思うんですよね。そういったことをしっかりしているのかどうかをお尋ねいたします。それでは、よろしくお願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 順次、御質問にお答えさせていただければと思います。

 まず1点目、この間ですけれども、東京都のほうからどのような動きが区のほうに対してあったのかという御質問だったかと思ってございます。

 これらにつきましては、前回の6月の委員会でも御報告させていただきました。現在の選手村をはじめとします区の施設についての在り方、それから管理の状況、こういったものについては中央区ならではの課題かとも思ってございまして、こちらについては個別の調整、連絡をさせていただいてきたところかと思ってございます。

 また、そうではない、これは中央区だけには限りませんけれども、例えば聖火リレーだったり、様々な部分で影響があるようなオリンピック・パラリンピックの事業、こういったものにつきましては、特別区の課長会等を通じて東京都あるいは組織委員会のほうから連絡があるところでございますけれども、この間、コロナ禍ということもあり、こういった会議自体も開催されることが難しい状況でありまして、書面での連絡、通知というものがあったところでございます。

 なお、具体的な検討については、今後行っていくという旨の連絡でございます。

 それから、2点目、先ほどの位置づけの中でもございました共感を得られる経済効果、こういったものを踏まえた大会の実施というところでございますけれども、本区といたしましても、まさに日本橋や銀座、こういったまちを抱える区でございます。また、とりわけ選手村を擁するということで、そういった意味での経済効果というものも非常に大きいものだという認識の下、これまで取り組んできたわけでございますけれども、今回のIOCあるいは組織委員会の発表の中でも、今大会の実施に当たっては参加者の削減要請を各大会関係者にしていくということ、またサービスレベルを見直していくということ、また大会関連イベントの再検討をするなど、シンプルにしていく、経費も最小化していくというような形での位置づけが示されたことでございまして、こういったことに伴いまして本区の経済効果、こういったものにも少なからずとも影響は出てくるものであろうと思ってございます。

 ただ、そういったものもなるべく少なくなるような、また選手村がある本区だからこそできるような取組、こういったものを考えてまいりたいと思ってございます。

 組織委員会、東京都のほうも、資料1の別紙の一番最後のページにありますロードマップで示されておりますとおり、例えばコロナ対策等については、この秋から具体的に検討を進めていくと記載がございますので、こういったことを踏まえまして、本区としても、まさに秋から年末にかけてが正念場だと思ってございますので、引き続き区として働きかけてまいりたいと思ってございます。

 それから、3点目、築地のデポの勝どき門、とりわけ駐車の対応等についてでございます。委員からもお話がありましたとおり、勝どき門のほうから現在、大会関係車両を納品するといいますか、入れ込むような作業を行っているというふうに聞いてございます。

 なお、こちらについては組織委員会のほうが責任を持って管理をしている状況でございまして、一般の車両が出入りするというようなことはない、そういったものは聞いていないところでございます。

 また、そういう意味では、現在の状況ですけれども、大会のときに使います仮設の設備等、機器についてはもう既に準備ができているという段階かと思ってございますけれども、まだその運用等は当然していないわけでございまして、これから来年の開催に向けてはバスや車両の運行の訓練、こういったものもやっていくなど、まだ具体的ではございませんけれども、準備を引き続き進めていくというふうに聞いているところでございます。

 それから、最後の緊密な連携という課題でございます。本区としましても、今も申しましたとおり、選手村があるということから非常に影響が大きい部分でございまして、今閉鎖管理されている選手村の部分の在り方、こういったものについては引き続き共有をしていかなければならないと思ってございます。

 また、区のほうからも職員等を派遣してございますので、そういう意味では、緊密な連携というものが図っていけるものというふうに思ってございます。

 なお、コロナ対策等、医師会との協力、こういった部分につきましては、東京都医師会と、これは東京都の福祉保健局のほうが窓口となりながら連携がなされるものと思ってございます。

 いずれは、最終的にはトータル的な連携というものが図られるかと思いますけれども、それぞれの部署において現在、情報共有が図られているものと思ってございます。

 私からは以上です。

○太田委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。いろいろ今、この状況の中で大変やりづらい気持ちは分かるんですね。本区に情報がどうも逐一入ってきてないような状況に感じるんですよね。それであれば、先ほども言っていただいたとおり、築地のあそこの地域でやられている関係者とか、あとは今言った中央区の医師会、それぞれの医師会に、東京都から報告させるんじゃなくて、本区からしっかりと緊密な連携を持って報告を逐次していただきたい、こう思っております。

 そういったことからも、来年に向けて、大会をしっかり成功させるためにも、しっかり緊密な連携をお願いしたいと思っております。

 また次に、これは別件ですが、来年、オリンピック・パラリンピックが開催されれば選手が入ってくるわけですけれども、こういったコロナ禍で選手が晴海の選手村に入って、そこから大会の会場まで行って、またすぐ帰ってきておしまいと、それだと中央区でオリンピックをやる意味が果たしてあるのかどうか。経済効果もそうですが、全く動きの見えない大会になってしまうなと感じる次第でございます。そういったことから、コロナ禍という状況ではありますけれども、選手を縛り過ぎて地域の子供たちとの触れ合いの場が全くないとか、本来であれば選手がそれぞれまちに出て行って子供たちにサインするとか、そういったこともできるはずなんだろうなと思うんですけれども、何かそういった、ちょっとした交流を含めて何か本区で考える所感があればお聞かせください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 交流の機会等についてでございます。先ほど申しましたとおり、今回のコロナ対策、こういったものがこの秋から具体的な検討がされていくというところでございまして、現段階で具体的にこうしていきますということを述べるのがなかなか難しい状況でございます。これは既に約束をしているところでございますけれども、豊海小学校ではブラジルオリンピック委員会が、それから晴海中学校ではオーストラリアのパラリンピック委員会がやってくることになってございまして、これは資料2のほうにもつながるところでございますが、既に両国のほうからも様々な形での児童生徒との交流、こういったものができないかというような提案を頂いているところでございます。

 具体的には、前回の計画といいますか、もともとの計画では同じ空間の中でファミリー&フレンズラウンジ等を行うようなしつらえで考えていたところでございますが、これらについては部屋を分けて実施するような形ができないかといったようなこと、また大会に至る前の段階から既にウェブ上でのやり取りで学校と交流ができないかというような提案など、先方のほうからも具体的な案をお示しいただいているのが現状でございます。

 ただ、実際、今申したとおり、組織委員会、東京都のほうが来年どういう形での開催をするのかということがまだ見えてない状況でございますので、現段階でこういうふうにやっていくというものを固めていくにはまだ時期が早いかなというふうに思ってございます。ただ、いずれにしましても、そういった形での交流だとか触れ合う機会等はぜひとも区としては設けてまいりたいと思ってございますので、委員からの御指摘も含めまして検討をしてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○太田委員
 ありがとうございます。やはり子供たちはこういったこともすごく期待して、来年に向けて皆さんそれぞれお考えがあるんだなと、このようにも思っております。いつでも東京都、または国に要望を出せるようにしっかりと準備を行って、今後も引き続き大会の成功に向けて頑張っていただきたいと思います。

 私からの質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。

○高橋(ま)委員
 よろしくお願いします。まず、私からは資料1からお伺いしたいと思いますが、1点目、別紙の位置づけのところでも御説明いただいているんですが、安全・安心な大会の実現というふうに明記されてきましたが、この件につきまして、中央区として捉えられている現在の課題についてお聞かせいただきたいと思います。

 また、2点目ですが、同じく資料1の別紙からなんですけれども、ロードマップの中で先ほども御答弁にございました9月以降、状況を踏まえたコロナ対策の検討というふうに書かれているんですけれども、現在、世界的に感染拡大にあるとも言われておりまして、大会中止という選択肢はゼロではないのではないかという区民や区にお勤めの方々のお声というのも聞かれてきております。もしそういったことの検討や決定があるとすると、この9月以降だというふうに捉えてらっしゃるのか、また備えていらっしゃるのか、現在の中央区のお考えと体制をお聞きしたいと思います。

 また、ちょっと戻りますが、位置づけの中で費用を最小化というふうに明記されているんですけれども、中央区における大会関連予算をつけていただいているんですけれども、こちらへの具体的な変更の予定が何かあるかという点についてもお伺いしたいと思います。

 まず、以上の点、お願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 順次、御質問にお答えさせていただければと思います。

 まず1点目の今回のIOC、それから組織委員会が発表しました位置づけについての中での安全・安心な環境を提供する、こういった取組についての本区の課題というところでございますけれども、そういう意味では、現在、まさにコロナウイルス感染症のために1年延期となったということからも、コロナ対策というものをどういうふうにしていくのか、これについては選手村を抱える本区としては非常に重要な、区民のための安全という意味でも重要な取組、対策になるであろうというふうに思ってございます。

 ただ、実はこれだけではなくて、本区においてはセキュリティの面であったり、あるいは大会期間中の選手や、それから観光客ともおっしゃってございましたけれども、勝どき駅からの移動、そういう意味では交通に係る課題であったり、様々な課題が地域においても生じるであろうというふうに思っているところでございます。

 つまり、こういったもの、区民の日常生活に影響があるようなところについても最小限化していく、そういったものが安全・安心な大会の実施につながるものであろうと思ってございます。こういったところについては、これまでもそうでしたけれども、引き続き東京都、組織委員会に対して、本区として申入れをしていく必要があるであろうと思ってございます。

 それから、2番目の御質問でございますけれども、ロードマップの中でのコロナ対策、こちらについては、この秋から実施をしていくということで記載がございまして、おおむねですけれども、年内に計画を固めていくという、それから、その計画について年明けになってからいよいよ実施をしていくというような大きなスケジュール感が示されたかと思ってございます。

 先日もそうですけれども、オリンピックの競技のスケジュールのほうが公表になりました。また、こういった今回の位置づけだとか方針が示されてございます。つまり、IOC、それから組織委員会、また東京都、いずれも来年の大会の実施に向けた検討をしていくというようなことから、現段階で中止の場合だとか、それから中止に係る準備だとか、こういったものを考えるような段階ではない、区としてもそういったものは検討していないところでございまして、いかにして来年の大会を安全・安心に実施をしていくのか、いけるのか、こういったことを検討する段階であるというふうに思ってございます。

 それから、最後の3点目でございます。費用の最小化についてでございますけれども、本区におきましても、前回の委員会で影響のある61事業について御報告させていただきました。今回の決定が3月30日であったということから、そういう意味では日本でいいますと年度をまたぐ前であったことから、被害といいますか、影響は最小限にとどめることができたものというふうに思ってございます。

 具体的に今個別の事業ごとに精査をしているところでございますけれども、今年度のうちに準備をしておいたほうがいいようなものについては、今年度実施しながら来年度も引き続き実施をしていく。また、当該年度実施すべきものにつきましては、今年度は予算のほうをかけずに、来年度改めて計上させていただく、こういった大きな方針の下、今個別の事業ごとに整理をしているところでございます。

 なお、来年度の事業につきましては、改めまして令和3年度の予算編成の中で御報告をさせていただきたいと思ってございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。まず1点目の安全・安心な大会の実現について、おっしゃるようにセキュリティや交通課題など、また今回の感染症以外にも様々な社会リスクというのは想定されていると思いますので、現時点での実施に向けた検討の中で、おっしゃるような区民の日常生活の影響を最小化していくというところ、皆様の御要望でもございましたので、お取組を引き続き要望したいと思います。

 こちら2点目にも関わりますが、年内に計画をまとめ、年始から動いていくような予定であるというところ、確認させていただきました。ありがとうございます。

 また、区における予算につきましては、おもてなしの展開を中心に予算を組んでいただいておりまして、事業の見直し、選定等をしていただいており、予算特別委員会にて今後御報告いただける御予定であるということですので、そちらをもって詳細を確認したいと思うのですが、幾つか具体的にお問合せをいただいている項目がございまして、こちらを重ねて教えていただきたいと思います。

 まず、おもてなしロードの整備の点についてなんですが、Wi-Fiの整備やミストシャワー等は整備が完了しているように思えるが、現状、すぐにでも区民が活用したりということを考えていただくことはできないのでしょうかというお問合せをいただいております。こちらについても、現在の整備の状況であるとか活用、また来年の実施等について見通しをお聞かせいただきたく思います。

 また、区民協議会、区民参加の推進ということで年間およそ2回程度ということで当初予定されていましたが、昨年度、2月27日が直近で開催された会でございまして、本年度はいろいろな状況も踏まえ、実施がされていない状況ですが、本年度の開催等の予定がございましたら教えていただきたく思っております。

 もう1点、晴海ふ頭公園につきましてなんですが、こちらを地元の方々に開放していただけるとかいったようなところはまだ御説明いただいてないのですが、区民の方からも運動の機会とか密を避けるとかいった中で、なかなかそういうスペースに限りがあるというお声もございましたので、こちらの地元への開放という点についてお伺いしたく思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 御質問が3点ございました。まず1点目ですけれども、おもてなしロードにつきましては、晴海通り、それから中央通りを整備しているところでございます。これらについては既に、今年度だけではなくて以前から整備を進めているところでございまして、様々な形での観光協会であったりだとか、国であったりだとか、いろんな団体の中での整備をしているところでございます。

 既に、例えばミストだとか、それから日陰の場を造るような、そういった暑さ対策については実施をしているところもございます。また、Wi-Fiについても既に飛ばしているところ、観光案内板にWi-Fiを取り付ける整備は既に行われているところもございますので、段階を追ってそういったものを整備しながら、大会のときにはおもてなしロードとして提供するというような形でまとめさせていただいたところでございます。

 なお、銀座の三原橋の交差点、こういったところにつきましても、橋の落橋に併せて公園スペースを造りながら、そこをおもてなしのスポットとして造っていくというようなところもございまして、そういったものについては段階的に整備をしていく予定でございますので、可能な限り使えるものについては大会を待たずとも使えるような形で準備を進めていきたいと思ってございます。

 それから、2点目の区民協議会でございます。こちらにつきましては、委員御指摘のとおり、2月27日に前回実施をして以来でございますけれども、本来であれば本年の大会直前にもう一度開催して、中央区全体で情報共有をさせていただいた上で大会を迎える予定でございました。しかしながら、コロナ禍といった状況を踏まえ、次の開催の時期等については現在検討しているところでございます。この区民協議会におかれましても、人を集める会議体になってございますので、その開催の時期だとかやり方、こういったものについては改めて現在検討しているところでございます。

 いずれにしても、来年の開催に向けましては、この区民協議会なくしては中央区の情報共有はできていかないと思ってございますので、何らかの形での開催というものを実施してまいりたいと思ってございます。

 それから、最後の晴海ふ頭公園の開放についてでございます。こちらにつきましても、前回6月の委員会で、基本的に閉鎖管理ということで御報告させていただきました。晴海ふ頭公園自体を持っているのが東京都の港湾局でございまして、港湾局のほうに一部開放したり、そういったことができないかというような申入れをさせていただいたところでございますが、全体的には公園整備自体は終わってはいるものの、大会に向けた形での整備が今仕上がっているというような状況です。それから、例えばですけれども、水素エネルギーの普及啓発を図る仮設施設が公園の中に一部あったりなど、オリンピック・パラリンピックのときの公園開放というような形での整備が今できているということでございまして、実際はオリンピックをやって、その後にまたリニューアルというか改修を行って一般開放をするというような予定でございますので、現段階で開放するというのはなかなか難しいというような形での回答をいただいているところでございます。

 ただ、委員の御指摘のとおり、晴海地区はなかなか公園、緑の場が少ない場所でございますので、そのうちの一部でも開放することができないかというような申入れは区のほうも引き続き行っているところでございまして、こういった部分については継続的な協議を東京都のほうにもしてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 御丁寧にありがとうございました。3点について伺いました。おもてなしロードについては段階的な整備の途中であるという御答弁であったようにお聞きいたしました。やはり暑くなってまいりましたので、ミストシャワーを使えないのかとか、また中央区においてはフリーWi-Fiの脆弱性というところで期待の声も非常に多くございますので、段階の途中であっても整備と、また区を利用される皆様に還元していただければというところ、御要望がございました点で重ねてお願いを申し上げたいと思います。

 区民協議会ですが、各種団体の情報を持ってきてくださる方で、毎回、闊達な意見交換もなされていますので、引き続きこちらの協議会の活動の継続と、また予定が立てられるようでしたらというところで、皆様のお声を聞く場、大事に続けていただきたいという点、要望いたします。

 最後の晴海ふ頭公園についてなんですが、申入れを行っていただいたという点、非常にありがたく思いますが、やはり一方で、客船ターミナルに皆様が今入れる状況がありまして、一体的に区民の方が利用してみたいというお声と、おっしゃるような場所が困難な、もっと広い場所をという運動機会を求めてらっしゃる方は非常に多くいらっしゃいますので、引き続き、おっしゃるような一部開放についても情報をいただけるような機会をお待ちしていますので、要望とさせていただきます。

 最後に、教育についてお伺いさせていただきます。こちら、関連の教育ということなんですけれども、現在、学校も厳しい状況の中、先生方にも尽力いただいて進めていただいてきていますけれども、レガシーを含む開催前後、この連続性という点で、いろいろな状況で途絶えている状況もあると思うんですが、本年度から来年度までのお取組の方向性、改めて夏休みを迎える前、この段階においてお聞かせいただきたいと思います。お願いします。

○中山指導室長
 基本的には、前回お話ししたことと重なるかと思いますが、本区におきましては独自に進めてきた4つの柱について、引き続き継続していくことが大きな流れの1つかなというふうに考えてございます。

 もっと具体的に言いますと、本区が進めてきた一校一国運動であるとか、オリパラ学習であるとか、ハートフルスポーツであるとか体力向上については引き続きやっていく。ただ、その中で、このコロナ禍という中でいろいろな制限があるものも当然ございます。特に外部講師等、また交流等を求められているもの、一校一国運動などについては9月までは原則として行わない。その後の状況を見ながら10月以降、始められるものはまた始めていくというところで、コロナの状況も見ながら、学校の教育の中でどんな交流ができるのかとか、どんな活動ができるのかということは継続的に今年度中考えていかなければいけないだろうし、来年度についてもその辺りの状況は見えませんので、継続して来年度もそうなっていくのではないかということが現時点での予想です。

 これと並行しまして、昨年度から申しております教育のレガシーというところで、オリンピック・パラリンピック大会が終了した時点で、今までやってきた4つの柱の中の教育活動、これを学校の地域や子供の実態であるとか、そういった学校の特色に応じてどういった形で残していくのか、どれを残していくのかということをしっかりと学校にはこの2年間で考えていただきながら、終了後のさらに次の年度に一部を取り入れていっていただくということで見通してございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 御丁寧にありがとうございました。4つの柱から各校でどれを残していくか引き続き検討いただけるというところで、現在、コロナの感染状況が世界と日本というところで、世界への扉が一時閉ざされたり、また開かれたりという、やや不安定な状況にあると思います。子供たちも各学校に通ったり、また御家庭や御自身の御事情で休んだりしながら、いろいろな不安を抱えている状況というのはあるというふうにお聞きしております。やはり子供たちも前向きに世界とか多様性といった文化等を捉えていけるというところを私どもとしましても教育の方向性として期待するところでございますので、引き続きそういった明るい教育が未来に続くようお願いしたいと思います。

 以上の要望を申し伝えまして終わらせていただきます。ありがとうございます。

○墨谷委員
 前委員から様々質問ありましたので、違う角度で私も質問してまいりたいなと思います。

 やはり私も安全・安心な環境を提供するということが最優先、課題ではないかなというふうに思います。また、幅広い都民の方、また国民の方の御理解が得られるということも必要ではないかというふうに思っております。費用の最小化というところなんですけれども、やはり安全かつ持続可能な大会にするということですので、ここは矛盾した形ではありますが、限りなく費用を最小限にしつつ、また安全第一というところが求められているのではないかと思っております。

 新聞によりますと、東京五輪日程決定ということが掲載されておりまして、17日、東京オリンピック競技大会組織委員会は、来年の7月23日に開催する五輪会場と競技日程を発表したとありました。本当に待ちに待っている人たちも中にはいらっしゃると思いますし、まちの中ではやめたほうがいいんじゃないかという人も中にはいらっしゃると思います。これはやはり安全で安心な取組をして、成功に導いていくということがすごく大切なのかなというふうに思います。

 先ほどもセキュリティ、交通課題を最小限度に持っていくという中で、様々御答弁がありました。私も今回のロードマップのお示しの中で、様々なことが皆様の中で進められていると思っております。今回のコロナ禍でございますが、ワクチンができれば方向性というのは少し変わってくるのかなというふうに思っております。ワクチンありきでまた進めるということもなかなかやりにくいところはあるんですけれども、ワクチンができれば海外から来る方も、日本に来て大会ができるのではないかなというふうに思います。

 ちょっとイントロダクションが長かったんですけれども、資料2にある区施設の貸出しに当たって、区民が選手と関わる機会を創出できるようにということですが、最大限にできるような形で、なおかつ安全・安心の取組というところで、るるお話がありましたけれども、再度、本区としての取組について、子供たちとの関わりというか、そういったレガシーについてお伺いしたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 今委員御指摘のとおり、資料2の本区の対応のところでも引き続き区民、とりわけ子供たちになるべく選手だとか大会関係者と接する機会を設けてまいりたいというふうに思っているところでございます。

 こちらにつきましても、先ほども申しましたとおり、具体的な議論を進めていくにはまだ時期が難しい部分もございますけれども、我々区としましてもこういった機会というものを引き続き設けてまいりたい、増やしてまいりたいという思いについては変わりございません。

 ただ一方、まだ整理がついていないのが各学校等へのオリンピック・パラリンピックのチケットの配付、こういったものについては現段階では全く未定の状況でございます。今年度も予定をしてございましたが、幼稚園、小学校、中学校の児童・生徒、それから5歳のお子様方、こういった方々に対してオリンピック・パラリンピックを生で見ていただく機会を設けて、お子様方一人一人のレガシー、心のレガシーとしてぜひとも提供できればというふうに思ってございますけれども、こういったお一人お一人に対する思いを実施できるようなことがまだ見えてございませんので、こういったものについても引き続きこの後、東京都あるいは組織委員会のほうから具体的な議論がされてくるものと思ってございます。

 また、先ほども一部答弁の中で御説明させていただきましたが、聖火リレー等についても具体的な検討、つまり縮小も含めた検討がなされていくというふうに聞いてございます。聖火リレーというのはお子様方が関われる絶好の機会だというふうに思っていたところでございますけれども、なるべくこういったものについても関われる機会というものを減らさない形での開催、簡素化ができないか区としても検討してまいりたいと思いますし、東京都や組織委員会にも働きかけはしてまいりたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○墨谷委員
 御答弁ありがとうございます。東京2020オリンピックまで368日、パラリンピックまで400日という中で、組織委員会また東京都の連携を密にして大成功にできる用意をこれからもお願いして、私の質問を終了いたします。

○二瓶委員
 よろしくお願いいたします。前回質問させていただいた内容が、1年延期になって、1年間の時間の猶予ができた場合に課題が残っていたら教えてくださいという質問に対して、交通問題などが残っているという御答弁をいただきました。今回、もし開催ができなかった場合、それからまた、もし開催されたとしても、選手があまり来なかったりだとか、観客の方も間引いて数が少なくなったというような、一種の負の遺産になってしまうような形、区として負の遺産にさせないような施策が何かあるのかどうかをお教えいただけたらと思います。

 1940年に幻の万博と幻の東京大会ということで、当時、東京市でしたが、玄関口として、開閉式の勝鬨橋を造った。そこら辺の資料等は、今、タイムドーム明石(郷土天文館)に展示されていますが、そういった面で過去を踏まえた中で、今回の中央区の1つのシンボルになるのは選手村であって、それがHARUMI FLAGになり、そこが今後の中央区のレガシーになっていくと私は思っていますが、そこを本当に負の遺産とさせないために何か施策があるのかどうかをお教えいただけたらと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 今回の大会自体を負のレガシーとしないような区の取組があるかというところでございますけれども、まず大会自体につきましては、現在、来年の7月に開催すると、その開催の実施に向けてどういうことができるのかを検討しているということ、これはIOC、それから組織委員会、また東京都、もちろん中央区もそうですけれども、全てが来年の開催に向けて検討を進めていくということについては変わりがございません。

 したがいまして、中止になった場合については現在検討をするような段階でもございませんし、そういったものを具体的に検討していく必要はないという段階かと思ってございます。

 そうした中で、今委員の御指摘のありました人数が非常に制限されるような場合、また選手がある意味、選手村の中から出てこられないような状況になるのかどうか、こういった辺りについては、さきにもロードマップで示されていますとおり、この秋口から具体的な検討をしていくというふうにされてございますので、そこの中でどのような方策が取られるのか、こういったものに非常に大きく関わってくるものであろうと思ってございます。

 コロナ対策といいましても、マスクだとか手洗いだとか、それから3密を避けるだとか、こういったものはある意味、当たり前のようにやっていく中で、さらなる方策としてどういった対応を取っていくのか、そういった部分での具体的な検討というのがなされていくものと思ってございます。

 そうした中で、具体的な策というものが見えないと、本区としてもどのような対策を取れるのかということがまだまだ見えかねる部分もございます。具体的に申しますと、今年度、この夏に予定しておりました晴海トリトンスクエアでの中央区のおもてなしセンター、こちらにつきましても、そこにお越しになる選手だとか大会関係者に対して折り鶴ウェーブの鶴を渡すおもてなしの取組であったりだとか、こういったものについて具体的にどのようにできるのか、現段階ではなかなか検討も難しい段階かと思ってございますけれども、そういったものについても何らかの形での実施の仕方、こういったものを今後検討してまいりたいと思ってございます。

 また、委員の御指摘のありましたとおり、選手村につきましては中央区の晴海にあるわけでございまして、大会だけではなくて、大会後のまちづくりという部分でも非常に影響の大きい区だというふうに認識してございますので、大会後にもそういった負のレガシーとならないような、将来的にもにぎわいと活気のある晴海のまちづくりというものを大会、それから大会にかかわらず、こういったまちづくりというものを進めていく必要があるであろうというふうに思ってございます。

 以上でございます。

○二瓶委員
 御答弁ありがとうございます。現時点では開催されることを前提として全て動いているということですけれども、もともとコロナも暑くなったら収まるんじゃないかなんて言われていましたが、暑くなっても収まらないという事態になっていまして、今後どうなっていくか分からない中で、そういう面である程度、具体的には考える必要はまだないかもしれませんが、こうなってしまった場合はこういう方向に進めようというような形でざっくりと、中央区に負の遺産を残さないという面でそういう施策をある程度準備しておいていただきたいなというのが私の考えであります。

 そういった中で、過去にも1940年の東京大会が幻となってしまったときのように、過去から学べることも何かしらあるのではないかなと思っていますので、ぜひその辺り検討していただきたいと思いまして質問を終わらせていただきます。

○中嶋委員長
 ほかにございますか。

 では、副委員長は委員席へお移りください。

○山本委員
 よろしくお願いいたします。これまでの質疑や他委員の発言と重複する部分もございますが、確認の意味も含めて質問をさせていただきます。

 7月24日は、コロナの世界的流行がなければ東京オリンピックの開会式の予定でした。今年3月24日に東京2020大会は1年延期となり、2021年夏に開催できるか否かについては、今年の10月に決断されることとなっております。

 皆さんも御存じのように、過去に中止は冬と夏の大会、合わせて5回、延期は過去に例がなし、史上初となっております。広く利用可能な有効なワクチンが開発、製造されなければ、再延期という判断はなく中止となります。先月6月10日にIOC理事会、7月8日までにIPC理事会が開催され、2021年東京五輪の開催に向けた検討がなされました。その後、7月18日にIOC委員会のトーマス・バッハ会長は、前代未聞の衛生危機に際し、東京五輪の開催方式を計画する上で様々なシナリオを検討中とした上で、問題解決策は今は何もないとしています。コロナ危機に際しクリアすべきハードルは多く、考えられ得る全てのシナリオを想定すべき旨の発言をしています。

 また、無観客は望まず、観客数削減を検討しています。既に販売済みのチケットは約450万枚、観客数の削減となれば大混乱が予想されるからです。東京大会の開催について様々な憶測が流れていますが、私は選手村を抱える中央区の議員として、またチケットを購入した一国民として開催を望んでいます。

 今日は3つの観点から質問をしてまいりたいと思います。まず1つが地域経済について、2つ目が公衆衛生について、3点目に安全衛生対策についてお伺いしてまいります。

 まず1点目、現段階で組織委員会は東京大会は華美なものとせず、簡素化や小規模化することを言明しています。簡素化とは、飾り気がなく質素なことを指します。つまり、シンプル、地味な大会になると明言しています。

 まずそこで、中央区における延期に伴う費用と負担について伺います。例えば追加費用に関しては感染対策に必要となる経費が考えられます。逆に、削減経費に関しては、中央区が計画していたオリンピック関連の61事業の見直しや縮小などが考えられます。こういったプラスマイナスの要素をどのように考えてらっしゃるのか、今年度予算についてはどのぐらいのずれが見込まれているのかお聞かせください。

 そして、東京大会の簡素化による社会的、経済的損失について伺います。コロナで落ち込んだ景気に加えて、地域経済のさらなる打撃となると考えております。そこで、当初の経済効果の見込みと簡素化による経済効果について、その開きについてどのようにお考えかお聞かせください。まずこの2点、お願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 まず、今回のオリンピックの延期に伴います地域経済への影響というところでございますけれども、具体的な費用の金額的な算出、こういったものは現在、精査をしているところでございまして、今年度に予定していた、先ほど委員がおっしゃいました61事業については、個別の精査をした上で改めて御説明をさせていただく機会を頂ければと思ってございます。

 また、来年度に実施される予定になりますオリンピックの安全策、こういったものの経費につきましては、令和3年度予算の中で計上させていただく予定でございますので、予算編成の中で御報告をさせていただければと思ってございます。

 なお、そういった意味からも、ずれという部分につきましては、現段階で具体的に申すことが難しいわけでございますけれども、費用的な面でのずれ、あるいはそういう意味では経済波及効果としてのずれといいますか、乖離、こういったものについてはトータル的な形での判断というものをしていただけるようになるかなというふうに思ってございます。

 そういう意味では、2点目にもなりますけれども、経済効果、これはさきの答弁でも申しましたとおり、選手村があることから、観光客の方も含めて非常に多くの方がお越しになるものであろうというふうに考えていたわけでございますけれども、こういったものが現段階ではなかなか難しい状況でございます。ただ、この状態のまま来年のオリンピックの時期を迎えるのか、また委員のほうからもありましたとおり、どういうような観客の入れ方でやっていくのか、こういったものが今まだ見えない中でございまして、そういった状況のほうが見えてくる中で具体的な経済効果というものも明らかになるであろうと思われますので、現段階でそれを想定するというのもなかなか難しいという現状かと思ってございます。

 以上です。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。今年度予算のずれやまた経済波及効果の乖離、こちらについては算出でき次第、改めて説明なりしていただければと思います。

 次に、平和とスポーツの祭典であるオリンピック・パラリンピックは、開催国の文化やおもてなしを披露するよい機会であります。しかし、今回の東京五輪は前代未聞の衛生危機に直面しています。そこで、中央区としてどのような感染症対策、公衆衛生策を今後検討していくのか、東京大会の開催に向けた考えられ得るオリパラ安全策について、現時点での見解を伺いたいと思います。

 また、資料1の別紙8ページでは、9月頃からコロナ対策等の追加施策が検討される予定です。先ほどの答弁、他委員との質疑の中で年内に計画をまとめる、来年の大会の形が現在見えない中で、まだ具体的な検討がしづらいといったような御答弁もございました。しかし、組織委員会や東京都からの指示を待つのではなく、中央区として何ができるのか探っていく、可能性が考えられ得る複数のシナリオや様々な対策を準備していく必要があると考えております。

 ウィズコロナ時代の到来とともに、コロナありきの大会を見据えて事業の見直し、新しい企画を立案すべきと考えております。例えば東京大会の保健衛生の観点から、おもてなしのTシャツをマスクに変更する、オリパラボランティアのフェースシールドやフェースガードを検討する、外国人観光客に手渡すおもてなしの折り鶴についても接近、接触を避けるために壁紙などのオブジェに制作を変更する、晴海トリトンスクエアで実施予定であるパブリックビューイングやコミュニティライブサイト、聖火リレー時のセレブレーション会場などについても再検討の余地があると考えますが、見解を伺います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 現段階での本区としての様々な取組についての考え方でございます。現段階におきましては、これはオリンピックに限らない話でございます。各部が抱えております通常のイベントも含めまして、コロナ対策をしながら規模を縮小しながら実施していくようなイベントがあったり、またやむなく中止せざるを得ないようなお祭り、イベントだったり、こういったものが現段階にもあろうかと思ってございます。基本的には、来年のオリンピックのイベント等々につきましても、こういった区の施策の延長線上にあるものであろうというふうに思ってございます。

 また、資料2でも御報告させていただいていますとおり、学校施設の各オリンピック・パラリンピック委員会への貸出し、こういった取組につきましては、本区独自の取組でございますので、区の安全策等の中での対応を図らなければならない施設、取組だと思ってございます。したがいまして、そういう意味ではコロナ対策をどこまでやるのか、こういったところにつきましては、この秋からの組織委員会の検討状況を踏まえまして、本区としても同様の対策等を取っていく必要があるであろうというふうに思ってございます。

 また、今委員のほうから幾つか具体的な御提案もいただきました。様々な施策の転換を考えてはというところでございますけれども、これらにつきましても、接触型だけではなくて、非接触型のイベントであったり事業に転換するだとか、折り鶴についてもそうです。どのような形での新たなやり方というものがあるのか、こういったところについては区だけではなくて、さきの区民協議会であったり、その下のボランティア部会あるいは観光・文化検討部会、こういった地域の方々の声も踏まえまして検討を進めてまいりたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。これまではオリパラに関しては交通インフラに関する区民の安全・安心な環境を確保するための議論を重ねてきたと感じております。しかし、今後は公衆衛生、保健衛生に関する安全・安心な環境を提供することを議論していかなければならないと感じています。

 今年の秋からコロナ対策の追加施策が具体的になっていくかと思います。これは委員長に対して要望ですが、本委員会においても、今後、保健所長の出席等も検討していただきたいと要望し、質問を終わります。

○中嶋委員長
 山本委員は副委員長席へお戻りください。

 それでは、議題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。それでは、そのように取り扱わせていただきます。

 以上をもちまして東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を閉会させていただきます。

 どうもお疲れさまでございました。

(午後2時37分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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